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技術 後処理装置及び画像形成装置ならびに用紙の取り出し方法

出願人 コニカミノルタビジネステクノロジーズ株式会社
発明者 服部真人志田寿夫若林裕之内山正明川津憲治
出願日 2003年9月11日 (16年6ヶ月経過) 出願番号 2003-319510
公開日 2005年3月31日 (14年11ヶ月経過) 公開番号 2005-082385
状態 特許登録済
技術分野 綴じ具、製本 薄板状材料の折畳み、特殊排送装置、その他
主要キーワード 長辺方向中央 リンク回転軸 受け取りコンベア 二分割構造 折り目方向 切り換え板 リンク板 挟持圧
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2005年3月31日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (8)

課題

中折りされた用紙を積載手段に積載し、積載枚数所定枚数に達したとき、用紙に損傷を与えることなく確実に取り出すように構成した後処理装置を提供する。

解決手段

画像形成された用紙に折り目を付ける中折り手段と、折り目が付けられた用紙の谷側面を支持し、積載する積載手段310とを有する後処理装置において、積載された用紙の谷側の折り目部近傍を支持する支持手段420と、当該支持手段を取り出し開始位置から取り出し終了位置に動作させる駆動手段430とを有する。

概要

背景

従来、複写機等の画像形成装置に、画像記録後の用紙を折り処理、或いは、綴じ処理する機能を有する後処理機を装着可能とする後処理装置、及び、当該後処理装置を備えた画像形成装置が開発され、折り処理、或いは、綴じ止め処理された用紙束を閉じた状態で排出する技術が開示されている(例えば、特許文献1及び特許文献2参照。)。

特許文献1における用紙束排出の構成は、中折り(2つ折り)処理された用紙の谷側折り目部が用紙支持体の先端部に当接し積載され、積載された用紙枚数所定枚数に達したとき、前記用紙支持体が移動して上方に配設したローラ対に用紙束を受け渡し排出するものである。前記ローラ対は逆転することにより、紙折り部にて中折り処理された用紙を前記用紙支持体に積載する機能も兼ねており、装置の小型化、簡略化が可能となっている。

特許文献2においては、多数枚の用紙から成る分厚い用紙束を中折り処理する際に、中綴じ処理された前記用紙束の搬送方向中央部を、中折り板部材により押圧しつつ第1折りローラ対の挟持位置に押し込み折り目部を形成し、用紙搬送方向に直交する方向に移動可能な第2折りローラにより前記折り目部を加圧しながら走行して、前記折り目部を強化している。

また、生産速度を大幅にアップさせるために、丁合された用紙束を掴む1つ以上のクランプを走行させる無端チェーンを備えた製本機が知られている(例えば、特許文献3参照)。
特開2001−151406号公報(第4頁、第5図)
特開2003−182928号公報
特開平10−35135号公報

概要

中折りされた用紙を積載手段に積載し、積載枚数が所定枚数に達したとき、用紙に損傷を与えることなく確実に取り出すように構成した後処理装置を提供する。画像形成された用紙に折り目を付ける中折り手段と、折り目が付けられた用紙の谷側面を支持し、積載する積載手段310とを有する後処理装置において、積載された用紙の谷側の折り目部近傍を支持する支持手段420と、当該支持手段を取り出し開始位置から取り出し終了位置に動作させる駆動手段430とを有する。

目的

近年、後処理装置への顧客の要望ベルも高くなり、少数枚から多数枚に亘る用紙束に対する折り処理、或いは、綴じ止め処理が望まれている。しかしながら、多数枚の用紙束になると、特許文献1や特許文献2に記載された構成では、ローラ対で閉じた状態の用紙束を排出するために、ローラと当接する用紙束の外側の用紙に搬送力が付与され、用紙間摩擦により伝達されるはずの搬送力が用紙束全体には十分に伝わらず、搬送不良やしわの発生という問題が起きやすい。同様に、特許文献3に記載された構成でも、クランプと当接した用紙束の外側の用紙にしわが発生しやすい。

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

画像形成された用紙に折り目を付ける中折り手段と、前記中折り手段で折り目が付けられた用紙の谷側面を支持し、積載する積載手段とを有する後処理装置において、前記積載手段に積載された用紙の谷側の折り目部又はその近傍を支持する支持手段と、当該支持手段を、前記積載手段に積載された用紙を支持する取り出し開始位置から、前記積載手段から用紙が取り出された取り出し終了位置に移動させる駆動手段とを有し、前記積載手段に積載された用紙が所定枚数に達したときに、前記駆動手段の作動により前記支持手段を前記取り出し開始位置から前記取り出し終了位置に移動させることを特徴とする後処理装置。

請求項2

前記支持手段は前記積載手段に積載された用紙の折り目方向の両端部に配設され、かつ、前記積載手段に積載された用紙を支持する先端部から離れた位置に回転中心を有し、前記駆動手段が前記回転中心を中心として前記支持手段を回転させることを特徴とする請求項1に記載の後処理装置。

請求項3

前記支持手段は支持部と長手部とが略L字形状をなす一対の棒状部材であり、前記支持部は、前記積載手段に積載された用紙の折り目に対して略平行な状態で前記積載手段に積載された用紙の谷側の折り目部を支持することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の後処理装置。

請求項4

前記駆動手段は、取り出し待機位置にある前記支持手段を、前記取り出し開始位置に移動させ、前記取り出し終了位置にある前記支持手段を取り出し終了退避位置に移動させることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の後処理装置。

請求項5

前記支持手段を、前記積載手段に積載された用紙の幅に基づいて移動可能にしたことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の後処理装置。

請求項6

前記積載手段で積載された用紙の折り目部にステープル針を打つ打針手段と前記ステープル針を受ける受針手段とを備え、前記受針手段を前記積載手段に積載された用紙の折り目の下方に配設したことを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の後処理装置。

請求項7

請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の後処理装置を備えたことを特徴とする画像形成装置

請求項8

用紙に折り目を付ける中折り手段により折り目が付けられ、積層された用紙束を、取り出し開始位置から取り出し終了位置まで移動させる用紙の取り出し方法において、積層された用紙束の谷側の折り目部又はその近傍を支持手段で支持し、前記支持手段を、駆動手段により前記取り出し開始位置から前記取り出し終了位置に移動させることを特徴とする用紙の取り出し方法。

技術分野

0001

本発明は、画像形成された用紙の後処理を行う後処理装置及び用紙の搬送方法に関し、特に、中折り処理した用紙束を排出しうる後処理装置に関する。

背景技術

0002

従来、複写機等の画像形成装置に、画像記録後の用紙を折り処理、或いは、綴じ処理する機能を有する後処理機を装着可能とする後処理装置、及び、当該後処理装置を備えた画像形成装置が開発され、折り処理、或いは、綴じ止め処理された用紙束を閉じた状態で排出する技術が開示されている(例えば、特許文献1及び特許文献2参照。)。

0003

特許文献1における用紙束排出の構成は、中折り(2つ折り)処理された用紙の谷側折り目部が用紙支持体の先端部に当接し積載され、積載された用紙枚数所定枚数に達したとき、前記用紙支持体が移動して上方に配設したローラ対に用紙束を受け渡し排出するものである。前記ローラ対は逆転することにより、紙折り部にて中折り処理された用紙を前記用紙支持体に積載する機能も兼ねており、装置の小型化、簡略化が可能となっている。

0004

特許文献2においては、多数枚の用紙から成る分厚い用紙束を中折り処理する際に、中綴じ処理された前記用紙束の搬送方向中央部を、中折り板部材により押圧しつつ第1折りローラ対の挟持位置に押し込み折り目部を形成し、用紙搬送方向に直交する方向に移動可能な第2折りローラにより前記折り目部を加圧しながら走行して、前記折り目部を強化している。

0005

また、生産速度を大幅にアップさせるために、丁合された用紙束を掴む1つ以上のクランプを走行させる無端チェーンを備えた製本機が知られている(例えば、特許文献3参照)。
特開2001−151406号公報(第4頁、第5図)
特開2003−182928号公報
特開平10−35135号公報

発明が解決しようとする課題

0006

近年、後処理装置への顧客の要望ベルも高くなり、少数枚から多数枚に亘る用紙束に対する折り処理、或いは、綴じ止め処理が望まれている。しかしながら、多数枚の用紙束になると、特許文献1や特許文献2に記載された構成では、ローラ対で閉じた状態の用紙束を排出するために、ローラと当接する用紙束の外側の用紙に搬送力が付与され、用紙間摩擦により伝達されるはずの搬送力が用紙束全体には十分に伝わらず、搬送不良やしわの発生という問題が起きやすい。同様に、特許文献3に記載された構成でも、クランプと当接した用紙束の外側の用紙にしわが発生しやすい。

0007

また、用紙束をローラやクランプで挟持して用紙束を搬送する場合、多数枚の用紙束に搬送力を伝えられるようにローラ対やクランプの挟持圧を設定していると、少数枚の用紙束においては用紙束に十分な搬送力を伝えられず、用紙束が搬送途中脱落したり、用紙束が傾くなどの搬送不良が発生する一方、少数枚から多数枚に亘る用紙束に対応して挟持圧を制御するためには挟持圧調整装置などが必要となり、装置が大掛かりなものとなる。

0008

本発明は、上述のような問題点を解決し、多数枚の用紙束であっても、積載された用紙束を搬送するときに搬送不良やしわの発生のない、簡単な構成で信頼性の高い後処理装置及び後処理装置を備えた画像形成装置を提供することにある。

課題を解決するための手段

0009

本発明の目的は、下記の構成により達成することが出来る。
(請求項1)
画像形成された用紙に折り目を付ける中折り手段と、
前記中折り手段で折り目が付けられた用紙の谷側面を支持し、積載する積載手段とを有する後処理装置において、
前記積載手段に積載された用紙の谷側の折り目部又はその近傍を支持する支持手段と、当該支持手段を、前記積載手段に積載された用紙を支持する取り出し開始位置から、前記積載手段から用紙が取り出された取り出し終了位置に移動させる駆動手段とを有し、前記積載手段に積載された用紙が所定枚数に達したときに、前記駆動手段の作動により前記支持手段を前記取り出し開始位置から前記取り出し終了位置に移動させることを特徴とする後処理装置。
(請求項2)
前記支持手段は前記積載手段に積載された用紙の折り目方向の両端部に配設され、かつ、前記積載手段に積載された用紙を支持する先端部から離れた位置に回転中心を有し、前記駆動手段が前記回転中心を中心として前記支持手段を回転させることを特徴とする請求項1に記載の後処理装置。
(請求項3)
前記支持手段は支持部と長手部とが略L字形状をなす一対の棒状部材であり、前記支持部は、前記積載手段に積載された用紙の折り目に対して略平行な状態で前記積載手段に積載された用紙の谷側の折り目部を支持することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の後処理装置。
(請求項4)
前記駆動手段は、取り出し待機位置にある前記支持手段を、前記取り出し開始位置に移動させ、前記取り出し終了位置にある前記支持手段を取り出し終了退避位置に移動させることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の後処理装置。
(請求項5)
前記支持手段を、前記積載手段に積載された用紙の幅に基づいて移動可能にしたことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の後処理装置。
(請求項6)
前記積載手段で積載された用紙の折り目部にステープル針を打つ打針手段と前記ステープル針を受ける受針手段とを備え、
前記受針手段を前記積載手段に積載された用紙の折り目の下方に配設したことを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の後処理装置。
(請求項7)
請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の後処理装置を備えたことを特徴とする画像形成装置。
(請求項8)
用紙に折り目を付ける中折り手段により折り目が付けられ、積層された用紙束を、取り出し開始位置から取り出し終了位置まで移動させる用紙の取り出し方法において、
積層された用紙束の谷側の折り目部又はその近傍を支持手段で支持し、
前記支持手段を、駆動手段により前記取り出し開始位置から前記取り出し終了位置に移動させることを特徴とする用紙の取り出し方法。

発明の効果

0010

請求項1又は請求項7の発明によれば、簡単な構成により、中折りされた用紙を積載手段に積載し、積載枚数が所定枚数に達したとき、支持手段により用紙の谷側の折り目部又はその近傍を支持して取り出すことにより、用紙束を構成する一部の用紙に局部的な力が加わらないため、用紙束に損傷を与えることなく取り出すことが出来る。

0011

請求項2の発明によれば、積載手段に積載された用紙を支持する先端部から離れた位置に回転中心を有するように支持手段を構成し、当該回転中心を中心として支持手段を回転させることにより、支持手段の回転に合わせて用紙束をすくい上げるように取り出すことが出来、用紙束を滑らかに取り出すことが出来る。

0012

請求項3の発明によれば、支持手段を略L字形状の棒状部材とすることにより、構造が簡単になり、コストダウンを図ることが出来る。

0013

請求項4の発明によれば、駆動手段により支持手段を用紙の折り目方向に沿って所定量往復移動させることにより、確実に用紙束を取り出すことが出来る。即ち、支持手段の取り出し待機位置から取り出し開始位置への移動により、支持手段が確実に用紙束を支持でき、取り出し終了位置から取り出し待避位置への移動により、取り出した用紙束を確実に開放できる。

0014

請求項5の発明によれば、支持手段を用紙幅に基づいて移動可能にすることにより、用紙のサイズ交換を迅速に行うことが出来る。多様な用紙幅を有する用紙に対しても、確実な取り出しが可能となる。

0015

請求項6の発明によれば、打針手段と受針手段を有する構成にすることにより、ステープル処理を行うことが可能になり、多機能化を図ることが出来る。

0016

請求項8に記載の発明によれば、積層された用紙束の谷側の折り目部近傍を支持手段で支持し、前記支持手段を駆動手段により前記取り出し開始位置から前記取り出し終了位置に移動させることにより、支持手段から付与される搬送力が用紙束の折り目部を介して確実に用紙束全体に伝わるので、多数枚の用紙束であっても、用紙束に損傷を与えることなく確実に用紙束を取り出すことが出来る。また、用紙束を挟持していないので、少数枚から多数枚に亘る用紙束に対して、常に安定した搬送力を付与することができ、少数枚から多数枚に亘る用紙束に対する折り処理、或いは、綴じ止め処理が可能となる。

発明を実施するための最良の形態

0017

以下に本発明における後処理装置及び後処理装置を備えた画像形成装置の一例について図を参照しながら説明する。

0018

図1は後処理装置を備えた画像形成装置の全体構成図である。

0019

ここで、後処理装置を備えた画像形成装置とは、後処理装置を内蔵した構成、又は、図示のごとく外付けにより一体化した構成であって、かつ、画像形成装置から制御が可能な画像形成装置をいう。

0020

なお、後処理装置は単独で使用することが出来る構成とすることも可能である。

0021

Aは画像形成装置、DF自動原稿送り装置LT大容量給紙装置、Bは後処理装置である。

0022

画像形成装置Aは、画像読み取り部(画像入力装置)1、画像処理部2、
画像書き込み部3、画像形成部4、給紙カセット5A、5B、5C、手差し給紙トレイ5D、第1給紙部6A、6B、6C、6D、第2給紙部6F、定着装置7、排紙部8、自動両面コピー給紙部(ADU)8B等を備えている。

0023

画像形成装置Aの上部には、自動原稿送り装置DFが搭載されている。

0024

画像形成装置Aの図示の左側面の排紙部8側には、後処理装置Bが一体的に連結されている。

0025

自動原稿送り装置DFの原稿台の上に載置された原稿dは矢印方向に搬送され画像読み取り部1の光学系により原稿の片面又は両面の画像が読みとられ、イメージセンサCCDに読み込まれる。

0026

イメージセンサCCDにより光電変換されたアナログ信号は、画像処理部2において、アナログ処理,A/D変換、シェーディング補正画像圧縮処理等が行われた後、画像書き込み部3に画像情報信号として送られる。

0027

画像形成部4は、電子写真プロセスを用いて画像形成する部位であり、感光体ドラム4Aに対して帯電露光現像転写、分離、クリーニング等の処理が行われる。前記露光処理の工程では前記画像情報信号に基づく半導体レーザ(不図示)の出力光が感光体ドラム4Aに照射され静電潜像が形成される。更に、前記現像処理の工程では、前記静電潜像に対応したトナー像が形成される。

0028

給紙カセット5A〜5C、手差し給紙トレイ5D、大容量給紙装置LT、及び、それらに対応した第1給紙部6A〜6Eのうちいずれかが選択されると、用紙Sが転写手段4Bに向けて搬送され感光体ドラム4A上のトナー像が転写される。

0029

トナー像を担持した用紙Sは定着装置7により定着され、排紙部8から後処理装置Bに送り込まれる。

0030

両面画像形成の場合には、片面に画像形成された用紙Sは搬送路切り換え板8Aにより自動両面コピー給紙部8Bに送り込まれ、画像形成部4において反対側の面に画像形成及び定着が行われ排出部8から排出され、後処理装置Bに送り込まれる。

0031

次に、後処理装置Bの概要について、図2図3図4、及び、図5を用いて説明する。

0032

図2は本発明に係わる後処理装置の正面図、図3は右側面図、図4は左側面図、図5は後処理装置における用紙の流れの一部を示す模式図である。

0033

各図において、矢印X、Y、Zは方向を表す座標軸であり、図2においては、Xは水平方向、Yは垂直方向,Zは図2紙面に直角な方向を表し、水平方向、垂直方向、図2の紙面に直角な方向という替わりに、それぞれX方向,Y方向、Z方向ということとする。また、各座標正方向をX方向、Y方向、Z方向(図2の紙面の奥から手前方向)で表し、負方向は逆X方向、逆Y方向、逆Z方向で表すものとする。

0034

画像形成装置で画像形成された用紙Sは、後処理装置Bの入り口部で搬送路切り換え手段により、何も処理せずにそのまま排出する搬送路、或いは、中折り処理、及び、ステープル処理を行う搬送路のどちらかに搬送される。

0035

中折り処理、及び、ステープル処理を行う搬送路に送り込まれた用紙Sは複数枚重ねられた状態で中折り処理手段により中折りされ、逆V字形状をした積載手段に積載されて、積載枚数が所定枚数に達した後ステープル処理が行われた後、本発明に係わる支持手段により取り出されて小口断裁されて排出される。

0036

中綴じ処理を行う搬送路R2と、他の処理もしくは処理を行わない搬送路R1について、図2を用いて説明する。

0037

画像形成装置Aから排出され後処理装置Bの入り口部201に導入された用紙Sは、入り口ローラ202により挟持され、搬送路切り換え手段G1の上方の搬送路R1又は下方の搬送路R2のいずれかに搬送される。

0038

搬送路切り換え手段G1の作用により搬送路R1に分岐された用紙Sは、搬送ローラ203〜207に挟持されて搬送され、搬送路切り換え手段G2の上方の搬送路R3又は下方の搬送路R4のいずれかに搬送される。

0039

上方の搬送路R3に搬送された用紙Sは、排紙ローラ208によって排出され、後処理装置Bの上部に配置されたサブ排紙トレイトップトレイ)209に排紙される。

0040

下方の搬送路R4に搬送された用紙Sは、搬送ローラ210〜213に挟持されて搬送され、排紙ローラ214によって他の後処理装置等に送り込まれる。

0041

搬送路R2、R5、R6における用紙の方向変換について、図2及び図3を用いて説明する。

0042

入り口部201に戻って、搬送路切り換え手段G1の作用により搬送路R2に搬送された用紙Sは、逆Y方向に搬送され、所定位置(図に示す位置P1)に一時停止して収納される。

0043

位置P1において、後続の少数枚の用紙Sが重ね合わされて収納される。

0044

上記の収納枚数は本実施の形態では3枚であるが、収納枚数はこれに限定されることはなく適宜設定することが出来る。

0045

位置P1に収容された3枚の用紙Sは重ね合わされた状態で、搬送ローラ215、216、案内板(不図示)等により、Z方向に搬送された後、X方向に偏向され、位置P2に一時停止する(搬送路R5)。

0046

以下の説明において、特に断りのない限りは、3枚(又は複数枚)の用紙Sの替わりに単に用紙Sということとする。

0047

位置P2に一時停止した用紙Sは所定のタイミングで搬送ローラ217、218、案内板等によりY方向に搬送された後逆Z方向に偏向される(搬送路R6)。

0048

この後、逆Z方向に偏向された用紙Sは搬送整合ベルト220により中折り手段230に送られるが、中折り手段については図3を用いて説明する。

0049

なお、本実施の形態においては、用紙Sの長辺方向が搬送整合ベルト220の搬送方向と一致するように構成されている。

0050

図において、矢印X、Y、Zは図2と同一の座標軸であり、X方向は紙面の手前側から奥、Y方向は下から上方向、Z方向は右から左方向である。

0051

中折り手段230は、整合部材232、中折りローラ234、235、中折りナイフ236等から構成されている。

0052

整合板232は中折りローラ234と235との当接点から用紙Sの長辺方向の長さの半分の長さの位置に配設されている。

0053

逆Z方向に偏向された用紙Sは搬送整合ベルト220に設けられた整合爪221により押されて後述する中折り用紙搬送手段250を形成するガイド板251上を先端部が整合部材232に突き当たる位置まで搬送される。

0054

続いて、搬送整合ベルト220の正逆回転により整合爪221が後退前進動作を行い、用紙S(3枚)の後端が押圧され搬送方向の幅が揃えられる。

0055

上述した揃え動作完了後、中折りローラ234、235の当接点下方に設けられた中折りナイフ236がガイド板251上の用紙Sの長辺方向中央部を押し上げ、図に示す矢印方向に互いに逆回転する中折りローラ234、235に用紙Sを食い込ませる。

0056

食い込んだ用紙Sは中折りローラ234、235により長辺方向中央部に折り目が付けられた後、中折りローラ234、235の逆方向の回転によりガイド板251上に戻され、後述する中折り用紙搬送手段250によりX方向に搬送される。

0057

用紙サイズが変更された場合には、不図示の制御手段により整合板232の位置、搬送整合ベルト220の動作等は用紙サイズに応じて変更されるように構成されている。

0058

なお、用紙Sに対してZ折り(3つ折り)を行う場合には、ローラ237、折りナイフ238等を用いて行うことも可能である。

0059

図2図5に戻って、長辺方向中央部に折り目が付けられた用紙Sは中折り用紙搬送手段250の搬送ベルトに設けられた搬送爪252、及び、図示しない案内板等によりX方向に搬送され次工程の用紙綴じ工程300に送り込まれる(搬送路R7)。

0060

なお、用紙Sは中折り用紙搬送手段250から送り出されるが、搬送方向に折り目が付いているので用紙の剛性増し、安定して用紙綴じ工程300に受け渡すことが出来る。

0061

用紙綴じ工程300について、図4を用いて説明する。

0062

中折り手段230において中折り処理された用紙Sは、用紙搬送手段250によって搬送路R7方向(図示X方向)に進行し、続いて図示しない整合部材及び案内手段によって、用紙綴じ工程300内に配設された逆V字形状の積載手段310上に載置される。後続の中折り処理された用紙Sも引き続き搬送路R7を通過して積載手段310上に積載される。

0063

積載手段310は、逆V字形状をした折り目支持部材と、辺縁支持部材とからなり、折り目支持部材は、折り目が付けられた用紙Sの谷側面の折り目aを支持し、辺縁支持部材は、折り目が付けられた用紙Sの谷側面の辺縁部を支持する。ここで、折り目が付けられた用紙Sの谷側面とは、用紙に折り目に沿って折り曲げた時に、内側で互いに対向する用紙面のことをいい、外側の用紙面を山側面とする。

0064

積載手段310の上方には、打針手段350が固定されている。積載手段310の内部で、積載された用紙の折り目の下方には、受針手段370が上下方向に移動可能に支持されており、打針手段350と受針手段370とから成る二分割構造綴じ手段は、用紙折り目方向に2組配置されている。

0065

積載手段310上に載置された複数枚の用紙Sは、整合部材によって位置揃えされるとともに、押さえ手段330により各用紙の折り目が揃えられる。

0066

積載された用紙Sが所定枚数に達すると、押さえ手段330が下降し用紙Sを押さえた状態で、受針手段370が上昇し、打針手段350によるステープル針が用紙束の折り目部に打ち込まれる。即ち、2組の綴じ手段は積載手段310上の用紙束の折り目に沿って、中央振り分け2箇所にステープル針を打針する。

0067

中綴じされた用紙束の取り出し工程400と断裁処理について、図4を用いて説明する。

0068

用紙綴じ工程300において中綴じ処理された用紙束は、揺動可能な支持部材420に支持されて鎖線方向に揺動されて搬送ベルト500上に山側面で支持されるように載置され、さらに搬送ベルトに設置されたグリップ501で挟持され、折り目部の膨らみが押さえられる。搬送ベルト500の回動により用紙束は、グリップ501で挟持された状態で斜め下方に搬送されグリップ501に開放された後、更に、回動する搬送ベルト600により移送されて所定位置に停止される。

0069

その後、搬送ベルト600は揺動して水平状態になる。この水平状態になった搬送ベルト600上に載置された用紙束の小口(折り目の反対側の自由端部)は、用紙束の用紙枚数によって不揃いになっているから、断裁手段(トリマー)700により断裁して、小口を揃える。

0070

断裁処理されて作製された用紙束は、逆回転する搬送ベルト600に載置され、搬送ベルト600に固定された排紙爪(不図示)により用紙束の後端部が押圧された状態で搬送され、搬送ベルト600の先端部から矢示方向に落下する。落下した用紙束は、回動する搬送ベルト800により後処理装置Bの前面側の外方に配置された排紙トレイ900に排出される。

0071

以降、積載された用紙束が所定部数に達するまで上記動作を繰り返す。

0072

上述した動作は後処理装置の制御手段により実行されるが、画像形成装置の制御手段により実行しても良い。

0073

図6図7を用いて支持手段、駆動手段を含む取り出し工程400の詳細について説明する。

0074

図6図4の取り出し工程400の拡大正面図、図7は拡大平面図である。

0075

取り出し工程400は、積載された用紙Sが所定枚数(本実施の形態では50枚)に達したときに積載手段310から用紙Sを取り出す機能を有する支持手段420、及び、駆動手段430等で構成されている。

0076

駆動手段430は揺動手段440と移動手段460とで構成されている。

0077

なお、以下の説明において所定枚数に達し、中綴じされた用紙Sを用紙束Qという。

0078

先ず、支持手段420について説明する。

0079

支持手段420は略L字形状の支持部421と長手部422とからなる一対の棒状部材で構成されている。

0080

長手部422において、支持部421と反対側の端部423は後述する揺動手段440の揺動軸441に固定されている。

0081

図に示すように、支持手段420は揺動軸441の中心Kを回転中心として揺動手段440により揺動され、支持部421が用紙Sの谷側の折り目a近傍(以降、取り出し位置という)と用紙束Qを受け取りコンベア500に受け渡す位置(以降、受け渡し位置という)との間を移動するように構成されている。

0082

前記取り出し位置において、支持手段420の支持部421は折り目aに略平行になるように配設されている。

0083

次に、支持手段420を揺動させる揺動手段440について説明する。

0084

前述した一対の揺動軸441は後述する移動手段460を構成する一対の揺動保持部材461に回転可能に支持されている。

0085

一対の揺動軸441には一対の歯車H1が固定されており、当該歯車H1は、側板301及び側板302に固設された支持軸(不図示)に回転可能に支持されている一対の歯車H2と噛み合っている。

0086

一対の歯車H2は、側板301と側板302とに回転可能に支持された回転軸442に固定された一対の歯車H3と噛み合っている。

0087

一対の歯車H3のうち1つは側板310に固定された、例えば、ステッピングモータからなる揺動モータM1の出力軸に固定された歯車H4と噛み合っている。

0088

以上の様な構成の揺動手段440の動作について説明する。

0089

揺動モータM1の正逆回転により、歯車H1〜H4を介して揺動軸441が揺動し、支持手段420が揺動軸441の中心Kを回転中心として回転し、これにより支持手段420は前述した取り出し位置と受け取り位置との間を移動する。

0090

図7に示すように、揺動軸441は積載手段310の先端部、即ち、積載された用紙の折り目部から離れた位置にあり、この結果、支持手段420は積載手段310に積載された用紙束Qを右斜め上方にすくい上げるように回転するため、用紙束を構成する一部の用紙に局部的な力を加えずに、多数枚の用紙束でも損傷を与えることなく、かつ、確実に取り出すことが可能になる。

0091

次に、移動手段460について説明する。

0092

移動手段460は、用紙Sの折り目aの方向に沿って、支持手段420の支持部421を用紙束Qを支持する位置(以降、支持位置という)と用紙Sの端部から離間した位置(以降、離間位置という)とを移動させる機能を有する。

0093

一対の揺動保持部材461は一対のスライドブロック462に固定されており、当該スライドブロック462は一対のスライド軸463に摺動可能に保持され、用紙Sの折り目aと平行な方向に移動可能である。

0094

一対のスライド軸463は側板301、302に固定されている。

0095

一対のスライドブロック462には第1リンク板464、第2リンク板465が固定されている。

0096

第1リンク板464、第2リンク板465にはスライド軸463と平行な方向に長穴形状をなす溝穴MZ1がそれぞれ形成されており、当該溝穴MZ1はガイドピンGP1にスライド可能に係合している。

0097

ガイドピンGP1は側板310、302に連結した底板(不図示)に固定されている。

0098

更に、第1リンク板464、第2リンク板465にはスライド軸463に直角方向に長穴形状をなす溝穴MZ2がそれぞれ形成されており、当該溝穴MZ2に対してガイドピンGP2がスライド可能に係合している。

0099

2つのガイドピンGP2は駆動リンク466の両端部に固設されており、当該駆動リンク466には2つのガイドピンGP2の中間位置にリンク回転軸467が固設されている。

0100

リンク回転軸467には歯車H6が固定されており、リンク回転軸467は前記底板に回転可能に支持されている。

0101

歯車H6は側板301に固設された、例えば、ステッピングモータからなるスライドモータM2の出力軸に固定された歯車H7と噛み合っている。

0102

以上の様な構成の移動手段460の動作について説明する。

0103

スライドモータM2が正逆回転すると、リンク回転軸467及び駆動リンク466が回転し、これを受けて第1リンク板464及び第2リンク板465に固定された一対のスライドブロック462及び一対の揺動保持部材461が互いに反対方向にスライド動作を行い、揺動軸441に固定された一対の支持手段420が互いの間隔を広げたり狭めたりする。この結果、一対の支持手段420は、同時に、かつ、等距離だけ用紙Sの折り目aに平行な方向に移動可能となる。即ち、支持手段420は前述した支持位置と離間位置との間を移動する。

0104

なお、用紙サイズが変更された場合には、用紙の幅に基づいてスライドモータM2が回転し、揺動保持板461をスライドさせ支持手段420を移動するように構成されている。

0105

以上述べたように、支持手段420は、回転方向に見て、揺動手段440により前述した取り出し位置と受け渡し位置との間を揺動し、用紙Sの折り目方向に見て、移動手段460により前述した支持位置と離間位置との間を移動する。

0106

支持手段420は上述したような揺動手段440と移動手段460との作動の組み合わせにより以下に述べる4箇所の位置を順次移動するように構成されている。

0107

T1(取り出し退避位置);前記受け渡し位置と前記離間位置とにより決められる位置であり、支持手段460が用紙束Qを受け取りコンベア500に受け渡しが完了した位置。

0108

T2(取り出し待機位置);前記取り出し位置と前記離間位置により決められる位置であり、支持手段460の支持部421が用紙Sの谷側の折り目部近傍でかつ、用紙Sから離間している位置。

0109

T3(取り出し開始位置);前記取り出し位置と前記支持位置とにより決められる位置であり、支持手段460の支持部421が用紙Sの谷側の折り目部近傍に挿入され用紙束Qを支持する位置。

0110

T4(取り出し終了位置);前記受け渡し位置と前記支持位置とにより決められる位置であり、支持手段460が用紙束Qを受け取りコンベア500に受け渡す位置。

0111

なお、本発明において折り目部近傍とは、本発明の支持手段あるいはグリッパが、本発明の目的を達成できる範囲であって、折り目部から離間した領域であるが、折られた用紙の折り目と直交する全長の2分の1以下、用紙の折り目部から離間した領域、より好ましくは全長の4分の1以下離間した領域がその目安となる。

0112

以上述べた構成による積載手段310からの用紙束Qの取り出し動作について説明する。

0113

積載手段310に積載された用紙Sの枚数が所定枚数に達すると、支持手段460は揺動手段440の揺動モータM1の回転により各歯車を介して反時計方向に揺動されT1よりT2に移動し、続いて、移動手段460のスライドモータM2の回転により駆動リンク466等を介してT2からT3に移動して、積載手段310に積載された用紙束Qを支持する。その後、揺動手段440の揺動モータM1の回転により各歯車を介して時計方向に揺動されT3からT4に移動し取り出しが完了する。取り出し完了後、支持手段420は移動手段460のスライドモータM2の回転により駆動リンク466等を介してT4からT1に移動し用紙束Qの受け取りコンベア500への受け渡しが完了する。

0114

以上述べたように、積載手段に積載された用紙が所定枚数に達すると、支持手段は用紙の谷側の折り目部近傍を支持して、支持手段の回転中心を中心として回転することにより、用紙束を積載手段から斜め上方にすくい上げるため、従来のローラによる取り出しに比べて用紙束には圧力が加わらず、多数枚の用紙束でも用紙束に損傷を与えることなく、かつ、確実に取り出すことが可能になる。

0115

なお、本実施の形態においては、支持手段を略L型棒状部材としたが、用紙の谷側の折り目部近傍を支持するものであればこれに拘ることなく、例えば、円板に支持するための突起部を設けてたものでも良い。

0116

積載手段についても、逆V字形状としたが、折り目が付けられた用紙の谷側面を安定して支持、積載出来れば良く、例えば、山形形状を有するものでも良い。

0117

また、支持手段を回転させることにより用紙束を取り出したが、支持手段を積載手段から離れる方向に移動させる機構(例えば、スライド機構)を用いて用紙束を取り出しても良い。

0118

更に、移動手段の機構をリンク機構としたが、タイミングベルトワイヤープーリを用いた構成、或いは、ラックとピニオンを用いた構成でも良い。

0119

用紙サイズ変更の場合、スライド動作の途中にセンサを設けることにより、用紙の幅に応じて支持手段の動作位置を変化させることも可能である。

0120

本実施の形態においては、中折り手段により同時に中折りされる枚数を3枚としたが、これに限定されることはなく適宜設定することができ、1枚でも良い。

0121

又、用紙束に対してステープル処理を施したが、ステープル処理を行うことなく取り出しても良く、また、積載枚数を50枚としたが、積載枚数も自由に設定可能である。

図面の簡単な説明

0122

後処理装置を備えた画像形成装置の全体構成図。
後処理装置の概略正面図。
図2の後処理装置Bの右側面図。
図2の後処理装置Bの左側面図。
後処理装置における用紙の流れの一部を示す模式図。
図4の取り出し工程の拡大正面図。
図4の取り出し工程の拡大平面図。

符号の説明

0123

A画像形成装置
B後処理装置
K回転中心
230中折り手段
300 用紙綴じ工程
310積載手段
400 取り出し工程
420支持手段
430 駆動手段
440揺動手段
441揺動軸
460 移動手段
461 揺動軸保持部材
500 受け取りコンベア

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