図面 (/)

技術 記録装置、記録予約処理方法

出願人 ソニー株式会社
発明者 石田真樹木村仁史
出願日 2003年9月1日 (16年9ヶ月経過) 出願番号 2003-308499
公開日 2005年3月24日 (15年3ヶ月経過) 公開番号 2005-079955
状態 特許登録済
技術分野 TV信号の記録 記録再生装置と他の装置との組合せ
主要キーワード 登録操作画面 重複時間帯 系統変更 不揮発性RAM 赤外線出力 実現態様 空き時間帯 ライブ視聴
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2005年3月24日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (18)

課題

ユーザーの操作性の簡易化及び適切な予約登録及び管理の実現。

解決手段

入力される放送コンテンツについて記録媒体に記録するための処理を行う記録系手段として、第1〜第nの記録系手段を備えた記録装置において、ユーザーが指示する録画予約について、複数の記録系手段のどれに対応させて登録するかを自動的に選択する。自動選択ができない場合のみ、即ち新たに記録予約しようとする時間帯重複した時間帯で、全ての記録系手段に対応して記録予約が既になされていた場合は、ユーザーの選択を求める。また、或る記録系手段に対応して登録された記録予約を、他の記録系手段に対応する記録予約の登録に自動変更する。即ち、記録予約登録後から記録実行開始まで、適宜その記録予約に割り当てる記録系手段を変更することによって、予約登録時以降の他の記録予約の状況を反映させて記録系手段の割り当てを変更する。

概要

背景

近年、HDD(Hard Disc Drive)やDVD(Digital Versatile Disc)等の記録媒体を用いたビデオレコーダのように、放送コンテンツ番組等)を記録する記録装置が開発されている。
そしてこれらの機器にも適用できる技術として、例えば下記特許文献のように、テレビジョン放送等の予約録画に関する処理が各種提案され、ユーザーの操作性、利便性の向上などが図られている。
特開2002−152639号公報
特開平10−341381号公報

概要

ユーザーの操作性の簡易化及び適切な予約登録及び管理の実現。 入力される放送コンテンツについて記録媒体に記録するための処理を行う記録系手段として、第1〜第nの記録系手段を備えた記録装置において、ユーザーが指示する録画予約について、複数の記録系手段のどれに対応させて登録するかを自動的に選択する。自動選択ができない場合のみ、即ち新たに記録予約しようとする時間帯重複した時間帯で、全ての記録系手段に対応して記録予約が既になされていた場合は、ユーザーの選択を求める。また、或る記録系手段に対応して登録された記録予約を、他の記録系手段に対応する記録予約の登録に自動変更する。即ち、記録予約登録後から記録実行開始まで、適宜その記録予約に割り当てる記録系手段を変更することによって、予約登録時以降の他の記録予約の状況を反映させて記録系手段の割り当てを変更する。

目的

本発明は、複数の録画機能系統(記録系手段)を備えたビデオレコーダのような記録装置において、ユーザーの録画予約(記録予約)の登録の際の操作性を良好とし、その上で的確な予約登録及びその管理が実現されるようにすることを目的とする

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
5件

この技術が所属する分野

ライセンス契約や譲渡などの可能性がある特許掲載中! 開放特許随時追加・更新中 詳しくはこちら

請求項1

入力される放送コンテンツについて記録媒体に記録するための処理を行う第1〜第nの記録系手段と、放送コンテンツの記録予約の指示を入力できるユーザーインターフェース手段と、上記第1〜第nの各記録系手段にそれぞれ対応させて、放送コンテンツの記録予約の管理を行うとともに、上記ユーザーインターフェース手段により入力された記録予約の指示に応じて放送コンテンツの記録予約の登録を行う際には、上記第1〜第nの各記録系手段のうちで、当該記録予約にかかる時間帯使用可能な1つの記録系手段を自動選択し、選択した記録系手段に対応させて記録予約の登録を行う予約管理手段と、を備えたことを特徴とする記録装置

請求項2

上記予約管理手段において、上記ユーザーインターフェース手段により入力された記録予約の指示に応じて放送コンテンツの記録予約の登録を行う際に、上記第1〜第nの各記録系手段のうちで、当該記録予約にかかる時間帯に使用可能な記録系手段がなく、上記自動選択ができない場合、上記ユーザーインターフェース手段は、記録予約を行う記録系手段をユーザーに選択させる選択要求処理を行うことを特徴とする請求項1に記載の記録装置。

請求項3

上記ユーザーインターフェース手段は、上記選択要求処理の際に、記録予約の登録を行おうとする放送コンテンツの時間帯と、時間帯の全部又は一部が重複する既登録の記録予約を提示する処理も実行することを特徴とする請求項2に記載の記録装置。

請求項4

上記ユーザーインターフェース手段による選択要求処理に応じて、記録予約を行う記録系手段を選択する入力が行われた場合、上記予約管理手段は、選択された記録系手段に対応させて、記録予約の登録を行うことを特徴とする請求項2に記載の記録装置。

請求項5

上記予約管理手段は、或る記録系手段に対応して登録された記録予約を、他の記録系手段に対応する記録予約の登録に自動変更する変更処理を行うことを特徴とする請求項1に記載の記録装置。

請求項6

上記予約管理手段は、上記第1〜第nの記録系手段のうちで、特定の記録系手段に対応して登録された記録予約がキャンセルされた場合に、他の記録系手段に対応して登録されていた記録予約を、上記特定の記録系手段に対応させるように、上記変更処理を行うことを特徴とする請求項5に記載の記録装置。

請求項7

入力される放送コンテンツについて記録媒体に記録するための処理を行う記録系手段として、第1〜第nの記録系手段を備えた記録装置における記録予約処理方法として、ユーザー操作に基づく放送コンテンツの記録予約の指示を入力する入力ステップと、上記第1〜第nの記録系手段のうちで、上記入力ステップで入力された指示による記録予約の時間帯に使用可能な記録系手段を自動選択する自動選択ステップと、上記自動選択ステップで選択された記録系手段に対応させて、上記入力ステップで入力された指示による記録予約の登録を行う登録ステップと、を備えたことを特徴とする記録予約処理方法。

請求項8

上記自動選択ステップの際に、上記第1〜第nの記録系手段のうちで、上記入力ステップで入力された指示による記録予約の時間帯に使用可能な記録系手段がなく、上記自動選択ができない場合に、記録予約を行う記録系手段をユーザーに選択させる選択要求ステップと、上記選択要求ステップの処理に応じて、記録予約を行う記録系手段を選択する入力が行われた場合に、選択された記録系手段に対応させて、記録予約の登録を行う第2の登録ステップと、をさらに備えることを特徴とする請求項7に記載の記録予約処理方法。

請求項9

上記選択要求ステップでは、記録予約の登録を行おうとする放送コンテンツの時間帯と、時間帯の全部又は一部が重複する既登録の記録予約を提示する処理も実行することを特徴とする請求項8に記載の記録予約処理方法。

請求項10

入力される放送コンテンツについて記録媒体に記録するための処理を行う記録系手段として、第1〜第nの記録系手段を備えた記録装置における記録予約管理方法として、放送コンテンツの記録予約を行う際に、上記第1〜第nの各記録系手段のいずれかに対応させて、記録予約の登録を行う登録ステップと、或る記録系手段に対応して登録された記録予約を、他の記録系手段に対応する記録予約の登録に自動変更する変更ステップと、を備えたことを特徴とする記録予約処理方法。

請求項11

上記変更ステップは、上記第1〜第nの記録系手段のうちで、特定の記録系手段に対応して登録された記録予約がキャンセルされた場合に、他の記録系手段に対応して登録されていた記録予約を、上記特定の記録系手段に対応させるように自動変更を行うことを特徴とする請求項10に記載の記録予約処理方法。

技術分野

0001

本発明は、放送コンテンツを記録(録画)するための処理を行う記録系手段を複数備えた記録装置、及びその記録予約管理方法に関するものである。

背景技術

0002

近年、HDD(Hard Disc Drive)やDVD(Digital Versatile Disc)等の記録媒体を用いたビデオレコーダのように、放送コンテンツ(番組等)を記録する記録装置が開発されている。
そしてこれらの機器にも適用できる技術として、例えば下記特許文献のように、テレビジョン放送等の予約録画に関する処理が各種提案され、ユーザーの操作性、利便性の向上などが図られている。
特開2002−152639号公報
特開平10−341381号公報

発明が解決しようとする課題

0003

これらの放送受信録画用途の機器では、例えばテレビジョン放送の受信チューナを複数搭載することなどで、同時に2つ以上の録画処理を行うことができる機器も開発されている。
例えばHDDを記録媒体として利用する機器では、チューナ及び記録用エンコードを行う回路系が2系統あれば、1つのHDDを用いて、時分割処理などで複数の放送コンテンツの録画を同時に実行できる。もちろん複数のHDDを備えていたり、HDDとDVDドライブ部を備える機器などでも同様である。
換言すれば、搭載する記録媒体の数や種別などは各種多様なものが考えられるが、放送コンテンツを同時に複数受信可能で、また受信した各放送コンテンツの信号の記録用エンコードを同時に実行できるのであれば、複数の放送コンテンツを同時に録画できる。

0004

ところで一般に、複数のチューナを備えた従来の録画機器では、一方がリアルタイムライブ視聴する放送コンテンツ用のチューナとして使用され、他方が裏番組の録画のために他の放送コンテンツを受信するチューナとして使用されていた。その場合、複数の放送コンテンツを同時に録画するということは想定されていない。
また、複数の記録媒体、例えばVHSテープと8mmビデオテープなどに対して録画が可能な従来の録画機器においては、それぞれの記録媒体に対応したエンコード系回路が搭載される。そしてユーザーは録画操作(予約録画の操作の場合も含む)の際に、どちらの記録媒体に録画するかをユーザーが指定する。つまりユーザは、録画先メディアを選択することによって、録画の機能系統を選択しているものとなる。

0005

ところが上記のように例えば1つのHDDを記録媒体として、複数の放送コンテンツを同時に録画できる機器を考えた場合、これら従来の録画機器とは事情が異なるものとなる。
チューナ及び録画のためのエンコード回路(以下、これらを「録画機能系統」又は「録画系統」と呼ぶ)を複数備えた場合、上記のように複数の放送コンテンツを同時に録画することができるが、例えば1つのHDDを用いる場合は、ユーザーは録画先のメディアを意識することはしなくなる。もちろん各録画機能系統が複数の記録媒体(例えば複数のHDD等)のそれぞれに対応する場合でも、ユーザーが録画先のメディアを意識しない環境となる場合がある。
ユーザーがメディアの選択を意識しないということは、複数搭載された録画機能系統の別も、ユーザーは意識しないことにつながる。

0006

ここで、このように複数の録画機能系統を備えた機器で録画予約を行うことを考え、また或る録画機能系統に含まれるチューナは、リアルタイムの視聴にも用いられるような事情を考える。
同時録画可能であることは、同じ時間帯の異なる放送コンテンツを録画予約できることにもなる。これは、録画予約の情報の管理面からみれば、各録画系統毎に予約録画の登録を行うことが必要になることにつながる。
また、一方の録画機能系統に含まれるチューナをリアルタイム視聴に用いることを考えれば、なるべく録画予約の登録は、他方の録画機能系統に対応させて登録することが好適である。
このようなことから、録画予約を行う際には、その録画予約をどちらの録画機能系統に対応させて登録するかが選択されなければならないものとなる。
ところが、このような機器において、録画予約の操作の際などに、ユーザーに録画機能系統を選択させる操作を要求することは、ユーザーの操作性の低下や混乱まねいてしまうという問題がある。
また、リアルタイム視聴に用いる録画機能系統をなるべく避けるような予約録画の登録操作をユーザーに要求することも、元々録画機能系統を意識していないユーザーに対して操作上の混乱を引き起こす。

課題を解決するための手段

0007

そこで本発明は、複数の録画機能系統(記録系手段)を備えたビデオレコーダのような記録装置において、ユーザーの録画予約(記録予約)の登録の際の操作性を良好とし、その上で的確な予約登録及びその管理が実現されるようにすることを目的とする。

0008

本発明の記録装置は、入力される放送コンテンツについて記録媒体に記録するための処理を行う第1〜第nの記録系手段と、放送コンテンツの記録予約の指示を入力できるユーザーインターフェース手段と、上記第1〜第nの各記録系手段にそれぞれ対応させて、放送コンテンツの記録予約の管理を行うとともに、上記ユーザーインターフェース手段により入力された記録予約の指示に応じて放送コンテンツの記録予約の登録を行う際には、上記第1〜第nの各記録系手段のうちで、当該記録予約にかかる時間帯に使用可能な1つの記録系手段を自動選択し、選択した記録系手段に対応させて記録予約の登録を行う予約管理手段とを備える。
また、上記予約管理手段において、上記ユーザーインターフェース手段により入力された記録予約の指示に応じて放送コンテンツの記録予約の登録を行う際に、上記第1〜第nの各記録系手段のうちで、当該記録予約にかかる時間帯に使用可能な記録系手段がなく、上記自動選択ができない場合、上記ユーザーインターフェース手段は、記録予約を行う記録系手段をユーザーに選択させる選択要求処理を行う。そして上記ユーザーインターフェース手段による選択要求処理に応じて、記録予約を行う記録系手段を選択する入力が行われた場合、上記予約管理手段は、選択された記録系手段に対応させて、記録予約の登録を行う。
また、上記ユーザーインターフェース手段は、上記選択要求処理の際に、記録予約の登録を行おうとする放送コンテンツの時間帯と、時間帯の全部又は一部が重複する既登録の記録予約を提示する処理も実行する。

0009

また上記予約管理手段は、或る記録系手段に対応して登録された記録予約を、他の記録系手段に対応する記録予約の登録に自動変更する変更処理を行う。
特に上記予約管理手段は、上記第1〜第nの記録系手段のうちで、特定の記録系手段に対応して登録された記録予約がキャンセルされた場合に、他の記録系手段に対応して登録されていた記録予約を、上記特定の記録系手段に対応させるように、上記変更処理を行う。

0010

本発明の記録予約処理方法は、入力される放送コンテンツについて記録媒体に記録するための処理を行う記録系手段として、第1〜第nの記録系手段を備えた記録装置における記録予約処理方法である。そして、ユーザー操作に基づく放送コンテンツの記録予約の指示を入力する入力ステップと、上記第1〜第nの記録系手段のうちで、上記入力ステップで入力された指示による記録予約の時間帯に使用可能な記録系手段を自動選択する自動選択ステップと、上記自動選択ステップで選択された記録系手段に対応させて、上記入力ステップで入力された指示による記録予約の登録を行う登録ステップとを備える。
またさらに、上記自動選択ステップの際に、上記第1〜第nの記録系手段のうちで、上記入力ステップで入力された指示による記録予約の時間帯に使用可能な記録系手段がなく、上記自動選択ができない場合に、記録予約を行う記録系手段をユーザーに選択させる選択要求ステップと、上記選択要求ステップの処理に応じて、記録予約を行う記録系手段を選択する入力が行われた場合に、選択された記録系手段に対応させて、記録予約の登録を行う第2の登録ステップと備える。
また上記選択要求ステップでは、記録予約の登録を行おうとする放送コンテンツの時間帯と、時間帯の全部又は一部が重複する既登録の記録予約を提示する処理も実行する。

0011

また本発明の記録予約処理方法は、入力される放送コンテンツについて記録媒体に記録するための処理を行う記録系手段として、第1〜第nの記録系手段を備えた記録装置における記録予約管理方法として、放送コンテンツの記録予約を行う際に、上記第1〜第nの各記録系手段のいずれかに対応させて、記録予約の登録を行う登録ステップと、或る記録系手段に対応して登録された記録予約を、他の記録系手段に対応する記録予約の登録に自動変更する変更ステップとを備える。
特に上記変更ステップは、上記第1〜第nの記録系手段のうちで、特定の記録系手段に対応して登録された記録予約がキャンセルされた場合に、他の記録系手段に対応して登録されていた記録予約を、上記特定の記録系手段に対応させるように自動変更を行う。

0012

このような本発明では、ユーザーが指示する記録予約(録画予約)について、複数の記録系手段のどれに対応させて登録するかが、自動的に選択されることになる。そして自動選択ができない場合のみ、即ち新たに記録予約しようとする時間帯に重複した時間帯で、全ての記録系手段に対応して記録予約が既になされていた場合は、ユーザーの選択を求める。即ち或る記録系手段に対応された過去の記録予約をキャンセルして今回の記録予約を登録させるか、或いは今回の記録予約を実行しないかというように、ユーザーの意志による判断が必要な場合のみ、ユーザーの選択に基づく処理が行われる。
また、上記本発明では或る記録系手段に対応して登録された記録予約を、他の記録系手段に対応する記録予約の登録に自動変更する。
即ち、記録予約登録後から記録実行開始まで、適宜その記録予約に割り当てる記録系手段を変更することによって、予約登録時以降の他の記録予約の状況を反映させて記録系手段の割り当てを変更する。
特に、第1〜第nの記録系手段のうちで、1又は複数の特定の記録系手段に対応して登録された記録予約がキャンセルされた場合に、他の記録系手段に対応して登録されていた記録予約を、上記特定の記録系手段に対応させるように自動変更を行うことは、上記他の記録系手段に対応した記録予約の登録をなるべく少なくするものとなる。

発明の効果

0013

本発明によれば、複数の放送コンテンツを同時に記録できる記録装置に対して、ユーザーは記録予約(録画予約)の操作を行う際に、機器内部の複数の記録系手段について意識することなく、簡易な操作で記録予約を指示できる。またこれは、同時間帯番組予約についても、ユーザーは記録系統を気にしないで操作できることにもなる。
また、各記録系手段に対応させることになる記録予約については、同じ時間帯における予約登録状況に応じて適切に設定される。
また、新たに記録予約しようとする時間帯に重複した時間帯で、全ての記録系手段に対応して記録予約が既になされていた場合には、或る記録系手段に対応された過去の記録予約をキャンセルして今回の記録予約を登録させるか、或いは今回の記録予約を実行しないかというようなユーザーの意志による判断に応じた登録が行われることになるため、ユーザーの望まない予約登録が行われることはない。
これらのことによって、ユーザーの操作性は簡易であり、また操作に混乱することもなく、しかも適切に記録系手段毎の予約登録が実現され、機器の記録機能を良好に発揮できる。

0014

また、記録予約登録後から記録実行開始まで、適宜その記録予約に割り当てる記録系手段を変更することによって、記録予約の登録時以降の他の記録予約の状況を反映させて記録系手段を割り当てなおすことができるので、より適切な記録系手段を割り当てることが出来る。
これを、特定の記録系手段に対応して登録された記録予約がキャンセルされた場合に、他の記録系手段に対応して登録されていた記録予約を、上記特定の記録系手段に対応させるように自動変更を行うとすれば、上記他の記録系手段に対応した記録予約の登録をなるべく少なくするものとなる。この場合、他の記録系手段が例えば通常リアルタイムのライブ視聴に使用されるチューナを含む系統であるとすれば、なるべくライブ視聴に使用するチューナを空けることが自動的に実現され、ユーザーの利便性を向上できる。しかもライブ視聴を意識した記録予約操作をユーザーに要求しないということにもなり、記録予約操作の簡易化を促進できる。

発明を実施するための最良の形態

0015

以下、本発明の実施の形態として、アナログテレビジョン放送の番組をデジタル録画することのできる録画装置デジタルビデオレコーダ)を例に挙げ、次の順序で説明する。
1.録画装置のハードウエア構成
2.録画装置のソフトウエア構成
3.録画予約登録処理例
4.録画予約の系統変更処理例I
5.録画予約の系統変更処理例II
6.変形例

0016

1.録画装置のハードウエア構成

図1は、本実施の形態の、アナログ放送を受信し、デジタル録画できるる録画装置(デジタルビデオレコーダ)のハードウェア構成例を示すブロック図である。

0017

チューナ1,2は、それぞれアナログテレビジョン放送に対応するチューナである。なお、実施の形態ではアナログテレビジョン放送に対応する装置として説明するが、もちろん地上波衛星放送等としてのデジタル放送に対応するものとされてもよい。
チューナ1、2は、図示せぬアンテナにより受信された複数の番組(放送コンテンツ)の信号から、CPU15の制御に基づいて、ユーザが所望した番組の信号を抽出し、それぞれMPEG(Moving Picture Experts Group )エンコーダ3,4に出力する。
通常に受信し、リアルタイムで視聴する場合を考えると、チューナ1又は2は、受信した番組の音声信号および映像信号を、音声信号処理回路9および映像信号処理回路11に、それぞれ出力する。

0018

MPEGエンコーダ3,4は、それぞれチューナ1、2より供給された番組の信号、または、外部装置から外部入力部21により入力されたビデオ信号に対して、MPEG 方式に基づいて圧縮処理するなどしてエンコードする。すなわち映像記録(録画)のためのエンコードを行う。
圧縮等のエンコードが施されたデータは、バス20を介してストレージ18に供給され記録される。例えば1つの番組が1つのビデオコンテンツとして記憶される。

0019

MPEGデコーダ5は、ストレージ18に記憶されているMPEG 方式で圧縮されたビデオコンテンツのデータストリームを、バス20を介して読み出し、そのデータストリームをデコードする。デコードされた音声信号および映像信号は、音声信号処理回路9および映像信号処理回路11に、それぞれ出力される。
付加音発生回路6は、ユーザによりリモートコマンダ14が操作された場合、その操作音や付加音を生成し、音声信号処理回路9に出力する。
映像デコーダ8は、VRAM(Video RAM )7に蓄積されている表示用イメージデータを読み出し、それを映像信号に変換する。変換された映像信号は、映像信号処理回路11に供給される。

0020

音声信号処理回路9は、チューナ1、2またはMPEGデコーダ5より供給された音声データをD/A (Digital to Analog )変換し、音響処理増幅処理等を行った後、接続されたスピーカ10に出力する。ただし、付加音発生回路6より付加音が供給されている場合、音声信号処理回路9は、チューナ1、2またはMPEGデコーダ5より供給された音声データをD/A変換した後、その音声信号と付加音を合成し、スピーカ10に出力する。
映像信号処理回路11は、テレビチューナ1、2またはMPEG デコーダ7より供給された映像データをD/A 変換し、接続されたディスプレイ12に出力する。ただし、映像デコーダ8より表示用のイメージデータが供給されている場合、映像信号処理回路11は、テレビチューナ1、2またはMPEG デコーダ5より供給された映像データと表示用のイメージデータを合成した後、D/A 変換し、ディスプレイ12に出力する。
スピーカ10は、音声信号処理回路9より供給された音声信号を出力する。ディスプレイ12は、映像信号処理回路11より供給された映像信号を表示(再生)する。
スピーカ10,ディスプレイ12は、当該録画装置としての機器内に一体的に設けられていても良いし、別機器として接続されるものでもよい。

0021

リモコン受光部13は、ユーザにより例えば赤外線出力リモートコマンダー14が操作されると、その操作信号を受光し、電気信号による操作コマンド信号に変換してCPU15に出力する。もちろんリモートコマンダー14は赤外線方式のみでなく、例えば電波を用いたものでもよい。
このリモートコマンダー14およびリモコン受光部が、ユーザーが各種の操作入力を行う部位となる。例えば後述する録画予約に関する各種ユーザー操作はリモートコマンダー14を用いて行われる。
また、リモートコマンダー14を用いた操作の際には、ディスプレイ12を用いたGUIとしてメニュー画面等が表示される。そのようなGUI表示のための映像信号は、上記VRAM7,映像デコーダ8によって発生される。
なお、図示していないが、リモートコマンダー14だけでなく、機器筐体パネル上に操作子を形成し、各種操作入力を行うことができるようにしてもよい。

0022

CPU(Central Processing Unit )15は、リモコン受光部13より操作信号(コマンド)が入力されると、ROM(Read Only Memory )17またはストレージ18に記憶されているプログラムに従って、各種の処理を実行する。
RAM16は、ROM17またはストレージ18に記憶されている起動モジュールやOS等のプラットフォームソフトウェアプログラムアプリケーションプログラム、または、その実行において適宜変化するパラメータを一時格納する。
ROM17には、CPU15を動作させるプラットフォームソフトウェアモジュール、および、起動モジュールが記憶されている。
不揮発性RAM19は、例えば、メモリカードまたはフラッシュメモリで構成されており、ユーザの認証情報課金情報、および嗜好情報を記憶する。

0023

ストレージ18は、例えば、磁気ハードディスクまたは記録可能なDVDディスクで構成されており、ビデオコンテンツ、ビデオコンテンツに関連するデータ(メタデータ)、EPG情報等が記憶されている。
また上記のようにMPEGエンコーダ3,4によってエンコードされたデータが記録されるものであり、すなわち当該録画装置において受信した放送コンテンツを録画する先のメディアとなる。

0024

本例の録画装置(デジタルビデオレコーダ)には、この図1に示したように、チューナ1およびMPEGエンコーダ3による系統と、チューナ2およびMPEGエンコーダ4の系統により、同時に2つの地上波放送番組を受信、エンコードし、それをストレージ18に記録することができる。
以降、本明細書では、チューナ1、MPEGエンコーダ3を用いた録画処理を録画系統Aとし、チューナ2、MPEGエンコーダ4を用いた録画処理を録画系統Bとする。
また、通常のライブ視聴(リアルタイムの視聴)は、チューナ2を用いて行うこととする。したがって、ライブ視聴は、録画系統Bを使用することになる。

0025

2.録画装置のソフトウエア構成

図2に本例のデジタルビデオレコーダのソフトウェア構成を示す。
ソフトウェアは、ドライバ層、OS層、ミドルウェア層アプリケーション層の4層で構成されている。本例には、OSにLinuxを採用し、一ソフトウェアモジュールは、実行時、一つのLinuxプロセスとなる。

0026

ドライバ層は、ハードウェアを制御するソフトウェアモジュール群で構成されている。
ミドルウェア層は、OS上で動作し、アプリケーション層のソフトウェアモジュールに対して、OSやドライバよりも高度で具体的な機能を提供する、あるいは複数のアプリケーション協調して動作するために必要な機構を用意する役割をもつプラットフォームソフトウェアモジュール群(M1,M2・・・)で構成されている。
本例において録画予約の管理を行う録画予約管理モジュールM1はミドルウェア層のモジュールの一つである。
この録画予約管理モジュールM1は、登録された録画予約の管理や、ユーザー操作によって入力された録画予約依頼に応じた新規登録処理を行う。また、録画予約登録については、録画系統A,Bのそれぞれに対応して管理する。即ち、録画系統Aに対するものとしての録画予約と、録画系統Bに対するものとしての録画予約を、区分して管理する。
アプリケーション層は、下位のOS層やミドルウェア層のソフトウェアモジュールが提供する機能を利用して、デジタルビデオレコーダが具備すべきサービスを実現するソフトウェアモジュールAP1、AP2・・・で構成される。本例で録画予約に関連する録画予約アプリケーションAP1は、アプリケーション層のモジュールの一つであり、ユーザに対して、時刻放送局あるいはチャンネル番号を指定して録画予約を行うユーザインタフェースを提供するアプリケーションである。

0027

なお、これらのソフトウエア構成は、CPU15におけるプログラムに基づいた処理及び、RAM16,ROM17、ストレージ18,不揮発性RAM19の各記憶領域を利用して実現される。
録画予約管理モジュールM1によって管理される録画予約の情報は、例えば不揮発性RAM19或いはストレージ18を用いて記憶される。

0028

3.録画予約登録処理例

本例のデジタルビデオレコーダにおいて、ユーザが録画予約操作を実行した際の処理手順を、ユーザとソフトウェアコンポーネント協調動作シーケンスとして図3に示す。
図3ではユーザによる操作入力、録画予約アプリケーションAP1による処理、及び録画予約管理モジュールM1による処理を示している。
各処理を処理S1〜S18として示す。

0029

処理S1は、ユーザによる録画予約登録を指示するための操作情報の入力を示している。
この操作入力のためには、録画予約アプリケーションAP1は、ディスプレイ12において図4のような画面表示を実行させる。ユーザーは画面上の項目として、録画開始時間、録画終了時間、放送局名あるいはチャンネルを入力する。ユーザが入力を終えて「確定」を選択すると、図3の処理S1として、録画予約登録操作結果が録画予約アプリケーションAP1に通知される。
このような操作入力に応じて録画予約アプリケーションAP1は、録画予約管理モジュールM1に対して、録画予約登録依頼を行う(処理S2)。

0030

録画予約依頼を受けた録画予約管理モジュールM1は、録画系統選択アルゴリズムによって、利用可能な録画系統を自動選択し、録画予約登録を行う(処理S3)。
この場合の録画予約管理モジュールM1の選択処理図6に示す。
まず録画予約管理モジュールM1は、ステップF101でその時点の録画系統Aに対する録画予約登録状況を確認し、今回の録画予約依頼と時間帯が重複する録画予約が存在するか否かを確認する。
既に録画系統Aに対応して登録されている録画予約として、今回の録画予約依頼と時間帯が重複する録画予約が存在しなければ、ステップF102に進み、今回の録画予約依頼について、録画系統Aを割り当てて登録を行う。即ちユーザー操作に基づく録画予約を、自動的に録画系統Aに対応させて登録する。
一方、録画系統Aに対応して登録されている録画予約として、今回の録画予約依頼と時間帯が重複する録画予約が存在した場合は、ステップF103に進み、次に録画系統Bに対する録画予約登録状況を確認し、今回の録画予約依頼と時間帯が重複する録画予約が存在するか否かを確認する。
そして録画系統Bに対応して登録されている録画予約として、今回の録画予約依頼と時間帯が重複する録画予約が存在しなければ、ステップF104に進み、今回の録画予約依頼について、録画系統Bを割り当てて登録を行う。即ちユーザー操作に基づく録画予約を、自動的に録画系統Bに対応させて登録する。
また、もし録画系統Bにおいても時間帯が重複する録画予約が存在した場合は、ステップF105に進み、利用可能な録画系統なしと判断して、この時点では登録を行わずに処理を終える。

0031

図3の処理S3では、この図6の処理によって、自動的に録画系統A又はBに対応されて録画予約の登録が行われる。なお、図6の処理からわかるように、録画予約の登録は、録画系統Aが優先される。つまり録画系統Aにおいて時間帯が重複する録画予約が存在する場合に録画系統Bに対応した登録が行われる。これは、上述のように録画系統Bのチューナ2が、通常ライブ視聴に用いられるチューナとされることに応じた処理である。

0032

図3の処理S3において、上記図6のステップF102又はF104において録画予約の登録が行われた場合、録画予約管理モジュールM1は、図3の処理S4として、録画予約アプリケーションAP1に対して録画予約登録成功の通知を行う。
録画予約登録の成功を通知された録画予約アプリケーションAP1は、処理S5として、ディスプレイ12においてユーザに登録成功の旨を伝えるための表示を実行させる。これによりユーザ操作に基づく一連録画予約処理を終了する。

0033

ところが上記図6のステップF105として、録画系統A、Bの両方に、時間帯が重複する録画予約が存在し、今回の録画予約に利用可能な録画系統がないとされた場合、録画予約管理モジュールM1は、図3の処理S6を行う。即ち録画予約管理モジュールM1は録画予約アプリケーションAP1に録画予約登録失敗を通知する。
この場合、録画予約登録失敗通知を受けた録画予約アプリケーションAP1は、処理S7として、録画管理モジュールM1に対して、重複する録画予約情報取得要求を行う。
録画予約管理モジュールM1は、当該取得要求に応じて、録画系統A、Bのそれぞれに対応する登録済の録画予約のうちで、今回の録画予約依頼と時間帯が重複する録画予約の情報をそれぞれ抽出し、録画予約アプリケーションAP1に通知する(処理S8)。
録画予約アプリケーションAP1は、今回の録画予約と重複する録画予約情報を取得したら、処理S9として、ディスプレイ12において録画系統毎に分けて登録済の録画予約の情報をユーザに掲示する。
例えば図5のような画面表示を実行させる。この場合、録画系統A、Bのそれぞれにおいて時間帯が重複する録画予約内容を表示させる。例えば今回の録画予約依頼にかかる時間帯が8月10日の午後9時〜12時までであったとすると、図示するように、その時間帯と全部又は一部が重複する時間帯で登録されている、録画系統Aでの既登録の録画予約と、録画系統Bでの既登録の録画予約を表示させる。
またこの画面では、今回実行しようとする録画予約が、これらの番組と重複しているため、どのように扱えばよいかの指示をユーザーに求めるものとしている。
即ちユーザーに、今回の登録をやめるか、録画系統Aの既登録の録画予約を削除して今回の登録を行うか、或いは録画系統Bの既登録の録画予約を削除して今回の登録を行うか、の選択を求めるものとする。

0034

ユーザは、図5のように提示された内容に対して選択操作を行う。もし今回の登録をあきらめるのであれば、「戻る」或いは図示していないキャンセル操作を行う。その場合は図3には示していないが、今回の録画予約操作にかかる処理はキャンセルで終了される。
ユーザーは、録画系統A又はBのいずれかを取り消して今回の登録を行うように選択操作した場合(処理S10)は、録画予約アプリケーションAP1は、処理S11として、ユーザーが取り消しを選択した録画系統における重複予約取り消すべく、録画予約管理モジュールM1に依頼する。
例えばユーザーが図5の画面において「Aを取り消して登録」を選択する操作を行った場合、録画予約アプリケーションAP1は、録画系統Aにおいて時間帯が重複するとされた3つの番組の録画予約の取り消しを依頼することになる。
録画予約管理モジュールM1は処理S12として、取り消し依頼に応じて、録画予約の削除を行う。
続いて録画予約アプリケーションAP1は、処理S13として、再度録画予約登録依頼を行う。つまり処理S1での操作入力に応じた依頼である。
録画予約管理モジュールM1は、処理S14として、録画予約登録依頼に応じて上記図6の処理を行い、録画系統の選択及び登録を行う。この場合、一方の録画系統において重複する録画予約が取り消されているため、その録画系統に割り当てられて今回の録画予約が登録されることになる。
処理S14において、上記図6の処理で録画予約の登録を行ったら、録画予約管理モジュールM1は、処理S15として、録画予約アプリケーションAP1に対して録画予約登録成功の通知を行う。
録画予約登録の成功を通知された録画予約アプリケーションAP1は、処理S16として、ディスプレイ12においてユーザに登録成功の旨を伝えるための表示を実行させる。これによりユーザ操作に基づく一連の録画予約処理を終了する。

0035

なお、録画予約管理モジュールM1は、登録された録画予約について、録画開始時間となったことが検出されたら(処理S17)、その録画予約の実行、つまりその録画予約が対応されている録画系統による録画処理を開始させる(S18)。これにより予約録画にかかる録画が実行される。

0036

以上の処理による録画予約登録の状況の遷移を、具体例を挙げて説明する。
図7(a)は、例えば8月10日の午後8時以降の録画予約として、録画系統Aに対しては番組P1、P2、P3の録画予約が、それぞれ9時〜10時、10時〜11時、11時〜12時の時間帯として登録され、また録画系統Bに対しては9時〜10時の時間帯の番組P4の録画予約が登録されている状況を示している。
ここで、図3の処理S1として、8時〜9時の時間帯の番組P5の録画予約登録操作が行われたとする。
この場合、8時〜9時の時間帯は、録画系統A、Bの両方とも、重複する既登録の録画予約はない。従って処理S3において図6の処理が行われ、ステップF101→F102で録画系統Aが自動的に選択されて登録される。これにより、図7(b)に示すように、録画系統Aの録画予約として番組P5が追加されて管理されることになる。

0037

また図8(a)は、図7(a)と同様の録画予約登録状況を示している。
ここで図3の処理S1として、10時〜11時の時間帯の番組P6の録画予約登録操作が行われたとする。
10時〜11時の時間帯は、録画系統Aにおいて重複する既登録の録画予約(番組P2)が存在するが、録画系統Bには重複する既登録の録画予約はない。従って処理S3において図6の処理が行われ、ステップF101→F103→F104で、録画系統Bが自動的に選択されて登録される。これにより、図8(b)に示すように、録画系統Bの録画予約として番組P6が追加されて管理されることになる。

0038

図9(a)も、図7(a)と同様の録画予約登録状況を示している。
ここで図3の処理S1として、9時〜11時30分の時間帯の番組P7の録画予約登録操作が行われたとする。
この9時〜11時30分の時間帯は、録画系統Aにおいて既登録の録画予約である番組P1,P2,P3の時間帯と重複する。また、録画系統Bにおいて既登録の録画予約である番組P4の時間帯とも重複する。
従ってこの場合、図3の処理S6、S7,S8,S9が行われ、図5で説明したような画面表示が行われてユーザーが選択するものとなる。
ここでユーザーが録画系統Aの既登録の番組を取り消して今回の録画予約を行うことを選択したとすると、処理S10,S11,S12によって、録画系統Aに登録されていた番組P1,P2,P3の録画予約が削除される。そして処理S13,S14によって、9時〜11時30分の時間帯の番組P7の録画予約登録が録画系統Aに対して行われる。
このため録画予約状況図9(b)に示すようなる。

0039

本例のデジタルビデオレコーダでは、以上の処理が行われるため、ユーザーは録画予約の操作を行う際に、機器内部の複数の記録系手段である録画系統A、Bについて意識することなく録画予約を指示できる。そして、どちらの録画系統に対して予約登録されるかは、そのときの予約登録状況に応じて自動選択される。
従ってユーザーの操作は簡易であり、録画系統に関して混乱することもない。つまり録画系統が複数存在することを理解していなくても、装置を的確に使用できる。
また、新たに録画予約しようとする時間帯に、既登録の録画予約が重複して存在した場合は、ユーザーの意志に基づいて処理が行われるため、ユーザーにとって適切な処理となると共に、ユーザーは単に予約してある番組を確認して、一方を取り消すかどうかの選択を行うのみでよい。

0040

ところで、上記例では、重複時間帯の録画予約を行う場合、処理S12として既登録の録画予約を削除するものとした。
しかしながら、削除せずに、例えば優先順位を設定して、登録としてはそのまま保持するようにしておく例も考えられる。
例えば上記図9の例の場合、番組P7の録画予約のために、図9(b)の段階で番組P1,P2,P3の録画予約は削除されている。
もし、その後ユーザーの気が変わって、番組P7の録画予約が不要であり、番組P1,P2,P3の録画予約を登録しておきたいと思った場合、再度番組P1,P2,P3の録画予約登録操作を行う必要がある。
これに対して、例えば図10(b)に示すように、番組P7の録画予約の際に、番組P1,P2,P3の録画予約の削除は行わず、優先順位として下位の順位が付けられるようにする管理方式が行われるようにしても良いものである。
このように録画予約管理上で削除せずに、優先順位を付して管理しておけば、ユーザーにとって、より都合の良いものとできる。例えば、図10(b)の状態のまま、録画開始時刻となった場合は、録画系統Aにおいては、優先順位が高い番組P7の録画のための処理が行われる。一方、もし録画開始時刻に達する前に、ユーザーの気が変わって番組P7の録画予約が取り消された場合、優先順位の低い番組P1,P2,P3の録画予約を昇格させる。そして録画開始時刻となったら、録画系統Aにおいては、番組P1,P2,P3の録画のための処理が行われるようにする。
このようにしておけば、番組P7の録画予約を取り消した後、ユーザーが再度番組P1,P2,P3の録画予約登録操作を行うことは不要となる。

0041

なお、図10(b)の状態から番組P7の録画予約が取り消された場合、その番組P7については、登録から削除してしまっても良いし、削除せずに優先順序を下位に下げるという処理を行うようにしてもよい。

0042

4.録画予約の系統変更処理例I

本例のデジタルビデオレコーダでは、先に述べたように、ライブ視聴には、通常録画系統Bを用いるとした。
従って、可能ならば、ユーザのライブ視聴を妨げないよう、なるべく録画系統Aで、予約録画の実行を行うことが望まれる。このため、図6の処理では録画系統Aが録画予約の登録に優先的に割り当てられるものである。
しかしながら、録画予約登録時に録画系統Aが利用可能でない場合は録画系統Bが割り当てられてしまう。そこで本例では、できるだけ録画系統Bについて録画予約が割り当てられた状況にならないように、予約登録後にも自動的に割り当ての変更が行われるようにする。
即ち、録画予約登録時に録画系統Aが利用できないとされ、録画系統Bに割り当てられた録画予約も、その録画実行時刻までに録画系統Aが利用可能になれば、録画系統Aに割り当てを変更する。
より具体的には、録画系統Aに対して登録された或る録画予約が取り消された場合に、録画予約管理モジュールM1が図11の処理を行うことで、割り当ての変更が行われる。

0043

図11の処理のアルゴリズムは、録画系統Aに割り当てられた録画予約が取り消された時に呼び出される。
録画系統Aに割り当てられた録画予約が取り消された際においては、まずステップF201で、録画系統Bに割り当てられて登録されている録画予約であって、且つ取り消された録画予約と録画時間が重複する録画予約があるか調べる。
該当する録画予約がない場合は、この図11の処理は終了する。
該当する録画予約が存在する場合は、その該当する録画予約について、次のステップF202以降の処理を行う。

0044

ステップF202では、上記該当する録画予約(録画系統Bに対する或る録画予約)の時間帯が、上記取り消された録画予約以外の、録画系統Aに割り当てられている録画予約の時間帯と重複しているか否かを調べる。即ち、録画系統Bに割り当てられている或る録画予約を、録画系統Aに割り当てるように変更する場合、その録画系統Bに割り当てられている録画予約の時間帯の全体が、録画系統Aにおいて空いていなければならないためである。
ステップF202で重複する録画予約が存在するとされた場合は、ステップF204に進み、録画系統の変更は行わない。これは上記該当する録画予約を、録画系統Aへの割り当てに変更することができないためである。
一方、ステップF202で重複する録画予約が存在しないとされた場合は、ステップF203に進み、録画系統の変更を行う。つまり上記該当する録画予約を、録画系統Aに対応する録画予約に変更する。

0045

ステップF203又はF204の処理を終えたら、ステップF201に戻り、さらに他に、録画系統Bに割り当てられている録画予約であって、且つ録画系統Aにおいて取り消された録画予約と録画時間が重複する録画予約があるか調べる。
そして該当する録画予約があれば同様にステップF202以降の処理を行い、該当する録画予約が無ければ処理を終了する。

0046

このような処理によって実行される録画予約登録の変更を具体例に沿って説明する。
図12(a)は、例えば8月10日の午後8時以降の録画予約として、録画系統Aに対して番組P10の録画予約が9時〜12時の時間帯として登録され、また録画系統Bに対しては9時〜10時の時間帯の番組P11と、11時〜12時の時間帯の番組P12の録画予約が登録されている状況を示している。
ここで、番組P10の録画予約が取り消されたとする。その場合、上記図11の処理においては、まず番組P11がステップF201で該当する録画予約となる。そして番組P10の録画予約が取り消されることで、録画系統Aには番組P11と重複する録画予約は無いものとなるため、ステップF203で、番組P11が録画系統Aに対応する録画予約に変更される。
また続いて、番組P12もステップF201で該当する録画予約となる。そして番組P10の録画予約が取り消されることで、録画系統Aには番組P12と重複する録画予約も無いものとなるため、ステップF203で、番組P12が録画系統Aに対応する録画予約に変更される。
即ち、図12(a)の状態から図12(b)の状態に、録画予約内容が変更され、この場合、録画系統Bは空き状態とされる。

0047

図13(a)は、例えば8月10日の午後8時以降の録画予約として、録画系統Aに対して番組P20の録画予約が9時〜9時30分の時間帯として登録され、また番組P21の録画予約が9時30分〜12時の時間帯として登録されている例としている。録画系統Bに対しては、9時〜10時の時間帯の番組P11と、11時〜12時の時間帯の番組P12の録画予約が登録されている。
ここで、番組P20の録画予約が取り消されたとする。その場合、上記図11の処理においては、番組P11がステップF201で該当する録画予約となる。
ところが番組P11の時間帯の内の後半30分は、取り消されていない番組P21と重複する。従ってステップF202→F204と進むことになり、番組P11の割り当てを録画系統Aに変更することは行われない。
従って、図13(a)の状態から図13(b)の状態になり、つまり番組P20の録画予約が取り消されただけで、録画系統Bの録画予約についての割り当て変更は行われない。

0048

以上のように本例では、例えば特定の録画系統として録画系統Aについての録画予約が取り消された場合、可能であれば、他方の録画系統Bの登録が録画系統Aに対応する状態に変更される。これにより、通常ライブ視聴に使用される録画系統Bについて、なるべく空き状態となる(ライブ視聴に使用可能となる)ようにすることができる。

0049

5.録画予約の系統変更処理例II

ところで上記図10で説明したように、或る録画予約を取り消す場合に、登録情報を削除してしまうのではなく、優先順位を下位にして保持しておく処理例もある。
その場合に録画系統Bの録画予約を録画系統Aに対応する状態に変更する系統変更処理を考えると、上記図11の処理ではなく、図14の処理が行われることが好適である。
即ち、単に録画系統Aについての録画予約が取り消されても、下位の優先順位の録画予約が昇格される可能性もあるため、それを考慮した上で系統変更を行うようにするものである。

0050

図14の処理は、上記図11と同じく、録画系統Aについての録画予約が取り消された場合に実行される。
まずステップF301では、取り消された録画予約より優先順位が低位とされた録画予約が存在するか否かを確認する。即ち、取り消された録画予約の時間帯が空くことによって優先順位昇格が可能となる録画予約の有無である。
もし低位の優先順位の録画予約が存在しなければステップF304に進む。ステップF304〜F307は、上記図11のステップF201〜F204と同様の処理であり、可能であれば系統変更処理が行われる。

0051

一方、取り消された録画予約より優先順位が低位とされた録画予約が存在する場合は、ステップF302に進み、低優先順位の録画予約を昇格させる。
なお、今回取り消された録画予約については、実際には録画予約としての情報の削除を行わず、ステップF302の段階で優先順位を低位に下げるような処理を行っても良い。
ステップF302により、録画系統Aについての録画予約状況が変化する。従って、録画系統Aにおいて、空きの時間帯が発生する可能性がある。
もし空きの時間帯が発生しなければ、系統変更処理はできないため、処理を終了する。一方、空きの時間帯が発生したら、ステップF304以降に進み、その空きの時間帯を利用して系統変更が可能であれば、録画系統Bについての或る録画予約を録画系統Aに対応するものに変更することになる。この処理は上記図11と基本的に同じである。

0052

具体例を示す。
図15(a)は、上記図10(b)と同様の録画予約登録状況を示している。即ち録画系統Aに対しては、番組P7の録画予約が9時〜11時30分の時間帯として登録されている。但し、低位の優先順位の登録として、番組P1,P2,P3の録画予約が存在する。また録画系統Bには9時〜10時の時間帯の番組P4の録画予約が登録されている。
ここで、番組P7の録画予約が取り消されたとする。その場合、上記図14の処理においては、ステップF302で番組P1,P2,P3の録画予約が昇格される。そしてこの場合、録画系統Aにおいて、今回の番組P7の録画予約の取り消し(又は優先順位の下降)に応じた空き時間帯は発生しない。従ってステップF303から処理を終えることになるため、例えば番組P4の録画予約を録画系統Aに変更する処理は行われない。
即ち、図15(a)の状態から図15(b)の状態になり、つまりこの場合は録画系統Aにおいて低優先順位の番組の録画予約が昇格されるのみとなる。
なお図15(b)では、番組P7は、優先順位が下げられるものとして示しているが、削除されるものとしてもよい。

0053

図16(a)の例は、録画系統Aに対しては、番組P7の録画予約が9時〜11時30分の時間帯として登録され、また、低位の優先順位の登録として、9時〜10時の番組P1と、11時〜12時の番組P3の録画予約が存在するとしている。また録画系統Bには10時〜11時の時間帯の番組P30の録画予約が登録されている。
ここで、番組P7の録画予約が取り消されたとする。その場合、上記図14の処理においては、ステップF302で番組P1,P3の録画予約が昇格される。そしてこの場合、録画系統Aにおいて、今回の番組P7の録画予約の取り消し(又は優先順位の下降)に応じて、10時〜11時が空き時間帯として発生することになる。
そのためステップF304以降では、空き時間帯である10時〜11時を利用して録画系統の変更が可能であるか否かが判断され、その結果、ステップF306で、番組P30の録画予約が、録画系統Aに対応するものに変更される。
即ち、図16(a)の状態から図16(b)の状態に、録画予約内容が変更され、この場合、録画系統Bは空き状態とされる。

0054

図17(a)は、録画系統Aに対しては、番組P7の録画予約が9時〜11時30分の時間帯として登録され、また、低位の優先順位の登録として、9時〜10時の番組P1と、11時〜12時の番組P3の録画予約が存在するとしている。また録画系統Bには10時〜12時の時間帯の番組P40の録画予約が登録されている。
ここで、番組P7の録画予約が取り消されたとする。その場合、上記図14の処理においては、ステップF302で番組P1,P3の録画予約が昇格される。そしてこの場合、録画系統Aにおいて、今回の番組P7の録画予約の取り消し(又は優先順位の下降)に応じて、10時〜11時が空き時間帯として発生することになる。
そのためステップF304以降では、空き時間帯である10時〜11時を利用して録画系統の変更が可能であるか否かが判断されるが、この場合、発生した空き時間帯に対応する番組P40は、その空き時間帯を越えた時間帯(番組P3と重複する時間帯)を有している。従ってステップF307に進むことになり、番組P40の録画予約の系統変更は行われない。
即ち、図17(a)の状態から図17(b)の状態となり、つまりこの場合は録画系統Aにおいて低優先順位の番組の録画予約が昇格されるのみとなる。

0055

以上のように、録画予約の取り消しの際に、下位の優先順位の録画予約が昇格されるような処理が採用される場合は、系統変更処理の際には、その結果をも参照しながら、可能であれば系統変更が行われるものとなる。

0056

6.変形例

以上、実施の形態について説明してきたが、本発明の変形例、応用例は多様に考えられる。
実施の形態では例えば地上はアナログ放送の受信機能を備えたものを想定したが、もちろん録画装置として、BS放送やBS或いは地上波のデジタル放送を想定したチューナを備えた装置とされてもよい。もちろん、ケーブルテレビジョン放送その他の各種放送に対応するチューナの搭載も考えられる。
そして録画機器としてはそれらのチューナを用いる録画系統が複数搭載される。従って3系統以上の録画系統を有する機器として本発明を適用することも可能である。
また、3系統以上の録画系統を有する場合、上記図11図14のような処理は、例えばライブ視聴に通常割り当てられるチューナを有する録画系統以外の、複数の録画系統に割り当てられた録画予約が取り消された場合に実行されればよい。
さらに、実施の形態では放送コンテンツを記録するストレージを内蔵する録画装置の例を挙げたが、例えば外部のHDDやディスクドライブ装置等の記録装置を接続し、接続された記録装置における記録媒体に放送コンテンツを記録する記録装置としても、本発明は適用可能である。
また実施の形態では放送コンテンツを録画する録画装置としたが、オーディオ放送を録音する録音装置としても本発明は適用できる。即ち各種放送コンテンツを記録する記録装置として多様な実現態様が想定可能である。

図面の簡単な説明

0057

本発明の実施の形態の録画装置のハードウエア構成のブロック図である。
実施の形態の録画装置のソフトウエア構成のブロック図である。
実施の形態の録画予約登録処理の説明図である。
実施の形態の録画予約の登録操作画面の説明図である。
実施の形態の重複予約の確認及び選択画面の説明図である。
実施の形態の録画系統選択処理のフローチャートである。
実施の形態の録画系統自動選択による録画予約の登録例の説明図である。
実施の形態の録画系統自動選択による録画予約の登録例の説明図である。
実施の形態のユーザー選択を介した録画予約の登録例の説明図である。
実施の形態のユーザー選択を介した録画予約の登録の他の例の説明図である。
実施の形態の録画予約取り消しの際の系統変更処理のフローチャートである。
実施の形態の録画予約取り消しの際の系統変更の説明図である。
実施の形態の録画予約取り消しの際に系統変更しない場合の説明図である。
実施の形態の録画予約取り消しの際の優先順位及び系統変更処理のフローチャートである。
実施の形態の録画予約取り消しの際の優先順位変更の説明図である。
実施の形態の録画予約取り消しの際の優先順位変更及び系統変更の説明図である。
実施の形態の録画予約取り消しの際に優先順位を変更し系統変更をしない場合の説明図である。

符号の説明

0058

1,2チューナ、3,4MPEGエンコーダ、5MPEGデコーダ、9音声信号処理回路、11映像信号処理回路、12ディスプレイ、10スピーカ、13リモコン受光部、14リモートコマンダー、15 CPU、16 RAM、17 ROM、18ストレージ、19不揮発性RAM、AP1録画予約アプリケーション、M1録画予約管理モジュール

ページトップへ

この技術を出願した法人

この技術を発明した人物

ページトップへ

関連する挑戦したい社会課題

関連する公募課題

該当するデータがありません

ページトップへ

技術視点だけで見ていませんか?

この技術の活用可能性がある分野

分野別動向を把握したい方- 事業化視点で見る -

ページトップへ

おススメ サービス

おススメ astavisionコンテンツ

新着 最近 公開された関連が強い技術

  • 大日本印刷株式会社の「 撮影端末、解析装置、撮影システム、撮影方法、プログラム」が 公開されました。( 2020/04/09)

    【課題】被写体ごとの撮影枚数に偏りが出るのを防止できる撮影端末等を提供する。【解決手段】撮影端末5は、撮影手段10と、異なる被写体をそれぞれ含む複数の基本画像の登録を受付ける登録受付手段11と、基本画... 詳細

  • 株式会社ニコンの「 電子機器」が 公開されました。( 2020/04/09)

    【課題】他の機器に送信されるべき画像データを、撮像装置を用いてユーザが所望するタイミングで指定する技術を提供する。【解決手段】撮像装置(カメラ)のカメラMPU140は、画像データを指定する指示をユーザ... 詳細

  • 株式会社リコーの「 撮像装置および画像記録方法」が 公開されました。( 2020/04/02)

    【課題】技術的な前提知識がない撮影者であっても必要十分の画像群の撮影を行うことを可能にする。【解決手段】発明の一実施の形態の撮像装置は、撮像手段と、記録制御手段とを有する。撮像手段は、第1の画像、第2... 詳細

この 技術と関連性が強い人物

関連性が強い人物一覧

この 技術と関連する社会課題

関連する挑戦したい社会課題一覧

この 技術と関連する公募課題

該当するデータがありません

astavision 新着記事

サイト情報について

本サービスは、国が公開している情報(公開特許公報、特許整理標準化データ等)を元に構成されています。出典元のデータには一部間違いやノイズがあり、情報の正確さについては保証致しかねます。また一時的に、各データの収録範囲や更新周期によって、一部の情報が正しく表示されないことがございます。当サイトの情報を元にした諸問題、不利益等について当方は何ら責任を負いかねることを予めご承知おきのほど宜しくお願い申し上げます。

主たる情報の出典

特許情報…特許整理標準化データ(XML編)、公開特許公報、特許公報、審決公報、Patent Map Guidance System データ