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技術 回転検出装置、媒体搬送装置及び記録装置

出願人 セイコーエプソン株式会社
発明者 石井隆幸
出願日 2003年9月2日 (16年6ヶ月経過) 出願番号 2003-309828
公開日 2005年3月24日 (14年11ヶ月経過) 公開番号 2005-077307
状態 未査定
技術分野 用紙の取扱い 光学的手段による測長装置 感知要素の出力の伝達及び変換 光学的変換 シート,ウェブの制御
主要キーワード セッティング位置 周期的誤差 セッティング作業 一定箇所 JIS規格 用紙搬送エラー 解除作業 位置エラー
関連する未来課題
重要な関連分野

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図面 (14)

課題

特定の回転位置を検出することが可能な回転検出装置及びその回転検出装置を備えた媒体搬送装置記録装置を提供すること。

解決手段

複数の領域211が円周上に間隙212を空けて形成された回転体210と、前記領域及び前記間隙の回転移動に対して位相差を持つ2つの信号を出力する出力部220、230とを有する回転検出装置200は、何れか一方の前記信号を出力する前記領域211Aもしくは前記間隙212Aの分解能が大きくなるように形成されている。これにより、高分解能部分での検出信号に基づいて特定の回転位置を検出することが可能となる。

概要

背景

記録装置の1つであるプリンタは、記録媒体である用紙を搬送する紙送りローラと紙送りローラの回転を検出するロータリーエンコーダを備えた用紙搬送装置が配設されている。この用紙搬送装置は、ロータリーエンコーダからの回転検出信号により紙送りローラの回転を制御している。

特開平10−245140号公報

概要

特定の回転位置を検出することが可能な回転検出装置及びその回転検出装置を備えた媒体搬送装置と記録装置を提供すること。 複数の領域211が円周上に間隙212を空けて形成された回転体210と、前記領域及び前記間隙の回転移動に対して位相差を持つ2つの信号を出力する出力部220、230とを有する回転検出装置200は、何れか一方の前記信号を出力する前記領域211Aもしくは前記間隙212Aの分解能が大きくなるように形成されている。これにより、高分解能部分での検出信号に基づいて特定の回転位置を検出することが可能となる。

目的

本発明は、上記のような課題に鑑みなされたものであり、その目的は、特定の回転位置を検出することが可能な回転検出装置及びその回転検出装置を備えた媒体搬送装置と記録装置を提供することにある。

効果

実績

技術文献被引用数
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牽制数
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請求項1

複数の領域が円周上に間隙を空けて形成された回転体と、前記領域及び前記間隙の回転移動に対して位相差を持つ2つの信号を出力する出力部とを有する回転検出装置であって、何れか一方の前記信号を出力する前記領域もしくは前記間隙で分解能を大きくしたことを特徴とする回転検出装置。

請求項2

1つの前記領域に新たな間隙が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の回転検出装置。

請求項3

前記領域は等間隔に形成されており、前記新たな間隙は前記1つの領域の中央部に形成されていることを特徴とする請求項2に記載の回転検出装置。

請求項4

1つの前記間隙に新たな領域が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の回転検出装置。

請求項5

前記領域は等間隔に形成されており、前記新たな領域は前記1つの間隙の中央部に形成されていることを特徴とする請求項4に記載の回転検出装置。

請求項6

媒体を搬送する媒体搬送装置であって、請求項1〜5の何れか一項に記載の回転検出装置を有する媒体搬送ローラを備え、前記媒体搬送ローラは、前記回転検出装置からの回転検出信号により制御されることを特徴とする媒体搬送装置。

請求項7

記録媒体を搬送して記録する記録装置であって、請求項6に記載の媒体搬送装置を備えたことを特徴とする記録装置。

技術分野

0001

本発明は、回転検出信号を出力する回転検出装置及びその回転検出装置を備えた媒体搬送装置記録装置に関する。

背景技術

0002

記録装置の1つであるプリンタは、記録媒体である用紙を搬送する紙送りローラと紙送りローラの回転を検出するロータリーエンコーダを備えた用紙搬送装置が配設されている。この用紙搬送装置は、ロータリーエンコーダからの回転検出信号により紙送りローラの回転を制御している。

0003

特開平10−245140号公報

発明が解決しようとする課題

0004

上述したロータリーエンコーダは、円周上に等間隔に複数のスリットが形成されたロータリーエンコーダスケールと、回転するスリットを検出する光学センサを備えている。したがって、光学センサで検出される回転検出信号は、ロータリーエンコーダスケール一周にわたり均一であるため、ロータリーエンコーダは、特定の回転位置を検出することは不可能である。

0005

本発明は、上記のような課題に鑑みなされたものであり、その目的は、特定の回転位置を検出することが可能な回転検出装置及びその回転検出装置を備えた媒体搬送装置と記録装置を提供することにある。

課題を解決するための手段

0006

上記目的達成のため、本発明の回転検出装置では、複数の領域が円周上に間隙を空けて形成された回転体と、前記領域及び前記間隙の回転移動に対して位相差を持つ2つの信号を出力する出力部とを有する回転検出装置であって、何れか一方の前記信号を出力する前記領域もしくは前記間隙で分解能を大きくしたことを特徴としている。これにより、高分解能部分での検出信号に基づいて特定の回転位置を検出することが可能となる。

0007

また、1つの前記領域に新たな間隙が形成されていることを特徴としている。これにより、回転体における所定の領域の分解能を容易に大きくすることができる。また、前記領域は等間隔に形成されており、前記新たな間隙は前記1つの領域の中央部に形成されていることを特徴としている。これにより、回転体の1回転に一度の基準信号を生成させることができる。また、1つの前記間隙に新たな領域が形成されていることを特徴としている。これにより、回転体における所定の間隙の分解能を容易に大きくすることができる。また、前記領域は等間隔に形成されており、前記新たな領域は前記1つの間隙の中央部に形成されていることを特徴としている。これにより、回転体の1回転に一度の基準信号を生成させることができる。

0008

上記目的達成のため、本発明の媒体搬送装置では、媒体を搬送する媒体搬送装置であって、上記各回転検出装置を有する媒体搬送ローラを備え、前記媒体搬送ローラは、前記回転検出装置からの回転検出信号により制御されることを特徴としている。これにより、上記各回転検出装置の作用を奏する媒体搬送装置を提供することができる。また、上記目的達成のため、本発明の記録装置では、記録媒体を搬送して記録する記録装置であって、上記媒体搬送装置を備えたことを特徴としている。これにより、上記媒体搬送装置の作用を奏する記録装置を提供することができる。

発明を実施するための最良の形態

0009

図1は、本発明の実施の形態に係る回転検出装置を有する媒体搬送装置が適用された記録装置の1つであるインクジェット式プリンタの構成例を示す斜視図であり、図2は、そのインクジェット式プリンタの主要部の内部構成例を示す斜視図、図3は、その断面図である。図1図3に示すインクジェット式プリンタ100は、例えばJIS規格のA1判やJIS規格のB1判といった比較的大型のサイズの用紙幅を有するロール紙やカット紙に記録できる大型のプリンタである。このインクジェット式プリンタ100は、本体部110内に記録部120と本実施形態に係る回転検出装置200を有する媒体搬送装置130が配設され、本体部110を支える脚部140の間に給紙部150が配設された構成となっている。

0010

本体部110は、図1図3に示すように、記録部120と媒体搬送装置130を覆うプラスチックあるいは板金でなるハウジング111を備えている。そして、このハウジング111は、図1図3に示すように、上面及び前面が開放可能なように半透明もしくは透明のプラスチックあるいは板金でなる上蓋112及び前蓋113が配設されている。

0011

上蓋112は、図1図3に示すように、後部が回動可能に支持されており、ユーザが前部を持って押し上げ、あるいは押し下げることにより開閉するようになっている。ユーザは、上蓋112を開けることにより記録部120及び媒体搬送装置130の上方を大きく開放することができるので、記録ヘッド121やキャリッジ122等のメンテナンス作業及びロール紙やカット紙のセット位置エラー修正作業、記録中や排紙中における紙ジャム等の用紙搬送エラー解除作業等を容易に行うことができる。

0012

前蓋113は、図1図3に示すように、下部が回動可能に支持されており、ユーザが上部を持って押し下げ、あるいは押し上げることにより開閉するようになっている。ユーザは、前蓋113を開けることにより記録部120及び媒体搬送装置130の下方を大きく開放することができるので、給紙中における紙ジャム等の用紙搬送エラーの解除作業等を容易に行うことができる。

0013

また、本体110の前面側から見て右側下部には、図1及び図2に示すように、各色のインクカートリッジ10を収納保持するホルダ本体161とその前面を覆うカバー162を有するインクカートリッジホルダ160が配設されている。このカバー162は、下部がホルダ本体161に対し回動可能に支持されており、ユーザが上部を持って押し下げ、あるいは押し上げることにより開閉するようになっている。ユーザは、カバー162を開けることによりホルダ本体161を大きく開放することができるので、インクカートリッジ10の交換作業等を容易に行うことができる。

0014

さらに、本体110の前面側から見て右側上部には、図1及び図2に示すように、ユーザが記録制御等の操作等を行うための操作パネル170が配設されている。この操作パネル170は、液晶画面と各種ボタンが配設されており、ユーザが液晶画面を見て確認しながらボタン操作やロール紙やカット紙のセット位置エラーの修正作業をできるようになっている。ユーザは、視認による確実な操作や作業を行うことができるので、動作エラーや動作ミス等を無くすことができる。

0015

記録部120は、図2及び図3に示すように、記録ヘッド121を搭載したキャリッジ122、記録ヘッド121と制御部180の中の記録実行部とを電気的に接続するフレキシブルフラットケーブル(以下、FFCという)123、記録ヘッド121とインクが入ったインクカートリッジ10とをつなぐインクチューブ124等を備えている。

0016

記録ヘッド121は、ブラックインク吐出するブラックインク用記録ヘッドと、ダークイエローイエローライトシアンシアンライトマゼンタマゼンタ等の各色のインクを吐出する複数のカラーインク用記録ヘッドとを備えている。そして、記録ヘッド121は、圧力発生室とそれに繋がるノズル開口が設けられており、圧力発生室内にインクを貯留して所定圧加圧することにより、ノズル開口からロール紙に向けてコントロールされた大きさのインク滴を吐出するようになっている。

0017

キャリッジ122は、図2に示すように、主走査方向に設けられているレール127にベアリングを介して載置され、キャリッジベルト128に連結されており、図示しないキャリッジ駆動装置によってキャリッジベルト128が作動すると、キャリッジベルト128の動き連行され、レール127に案内されて往復移動するようになっている。FFC123は、一端が制御部180のコネクタに接続され、他端が記録ヘッド121のコネクタに接続されており、記録信号を制御部180から記録ヘッド121に送るようになっている。

0018

インクチューブ124は、上記各色のインク用が配設されており、図示しないインク加圧供給手段を介して各一端が対応する各色のインクカートリッジ10に繋がれ、各他端が対応する各色の記録ヘッド121に繋がれている。そして、インクチューブ124は、インク加圧供給手段によって加圧された各色のインクをインクカートリッジ10から記録ヘッド121に送るようになっている。

0019

媒体搬送装置130は、図2及び図3に示すように、ロール紙やカット紙を副走査方向に搬送する紙送りローラ131とその従動ローラ132、ロール紙やカット紙を副走査方向に搬送して排紙する排紙ローラ133とその従動ローラ134、記録完了したロール紙をカッティングするカッタ135、ロール紙やカット紙の浮き上がりを防止する図示しない紙吸引手段、そして図3に示す紙送りローラ131の回転位置を検出する回転検出装置200等を備えている。

0020

紙送りローラ131は、図示しないモータから伝達される駆動力により正逆回転駆動するようになっている。従動ローラ132は、バネ等の付勢部材により紙送りローラ131に押圧されており、紙送りローラ131の正逆回転駆動に追従して正逆回転するようになっている。そして、紙送りローラ131とその従動ローラ132は、給紙されるロール紙やカット紙を挟持して送り出すようになっている。

0021

排紙ローラ133は、モータから紙送りローラ131を介して伝達される駆動力により正逆回転駆動するようになっている。従動ローラ134は、バネ等の付勢部材により排紙ローラ133に押圧されており、排紙ローラ133の正逆回転駆動に追従して正逆回転するようになっている。排紙ローラ133とその従動ローラ134は、搬送されるロール紙やカット紙を挟持して送り出すようになっている。カッタ135は、図3に示すように、刃先が下方を向いた状態で、上下方向及び主走査方向に移動自在に配設されている。

0022

回転検出装置200は、紙送りローラ131に配設されて制御部180に接続されており、紙送りローラ131の特定の回転位置を検出してロール紙やカット紙の搬送位置の信号を制御部180に出力し、ロール紙やカット紙の搬送をフィードバック制御するようになっている。このような構成の回転検出装置200の詳細について、さらに図4図6を参照して以下説明する。

0023

図4(A)、(B)は、上記回転検出装置200の詳細を示す平面図及び断面側面図である。この回転検出装置200は、紙送りローラ131の軸と同軸に装着された円盤状のプラスチック板で成るロータリーエンコーダスケール(回転体)210、このロータリーエンコーダスケール210の周縁を挟み込むように配設された受発光素子で成る光学センサ(出力部)220、この光学センサ220と接続された回路基板(出力部)230等を備えている。

0024

ロータリーエンコーダスケール210は、矩形状の複数の領域211が周縁に沿って一定の間隙212を空けて形成されている。領域211は光を遮蔽し、間隙212は光を透過するようになっている。さらに、ロータリーエンコーダスケール210は、複数の領域211のうちの1つの領域211または複数の間隙212のうちの1つの間隙212が高分解能に形成されており、後で図5及び図6を参照して詳述する。

0025

光学センサ220は、発光素子221と、この発光素子221からの光を受光する2つの受光素子222、223を備えている。発光素子221は、1つの領域211の径方向全体及び1つの間隙212の径方向全体を照射可能なように配設されている。受光素子222は、1つの領域211の外周側半分及び1つの間隙212の外周側半分をカバーするように配設され、発光素子221からの光が領域211の外周側半分で遮蔽されたことを検知し、あるいは間隙212の外周側半分で透過されたことを検知するようになっている。

0026

受光素子223は、1つの領域211の内周側半分の領域及び1つの間隙212の内周側半分の間隙をカバーするように配設され、発光素子221からの光が領域211の内周側半分の領域で遮蔽されたことを検知し、あるいは間隙212の内周側半分の間隙で透過されたことを検知するようになっている。回路基板230は、発光素子221へ発光指令を出力し、各受光素子222、223から入力する各検知信号を位相差を付けた回転検出信号として制御部180へ出力するようになっている。

0027

図5(A)、(B)は、上記ロータリーエンコーダスケール210の周縁部の一部を示す拡大図及び上記回路基板230から出力される回転検出信号を示す波形図である。図5(A)に示すように、このロータリーエンコーダスケール210の周縁部に形成されている複数の領域211のうちの1つの領域211Aは、内周側半分の領域211aの中央部に新たな間隙212aが形成されている。すなわち、この領域211Aの内周側半分の領域211aは、新たな間隙212aの両側に2つの領域211b、211cが配設されたものとなっている。

0028

このようなロータリーエンコーダスケール210によれば、図5(B)に示すように、受光素子222が領域211に位置したとき、回路基板230は受光素子222のLOWレベルの回転検出信号を出力し、受光素子223が領域211に位置したとき、回路基板230は上記受光素子222のLOWレベルの回転検出信号より4分の1波長遅れた受光素子223のLOWレベルの回転検出信号を出力する。

0029

一方、受光素子222が間隙212に位置したとき、回路基板230は受光素子222のHIGHレベルの回転検出信号を出力し、受光素子223が間隙212に位置したとき、回路基板230は上記受光素子222のHIGHレベルの回転検出信号より4分の1波長遅れた受光素子223のHIGHレベルの回転検出信号を出力する。

0030

そして、受光素子222が領域211Aに位置したとき、回路基板230は受光素子222のLOWレベルの回転検出信号を出力する。ところが、受光素子223が領域211Aに位置したときは、内周側半分の領域211aは領域211b、間隙212a、領域211cが順に配設されたものとなっている。したがって、回路基板230は、上記受光素子222のLOWレベルの回転検出信号の出力時間、すなわち2分の1波長内で上記受光素子222のLOWレベルの回転検出信号より4分の1波長遅れた受光素子223のLOWレベルの回転検出信号とHIGHレベルの回転検出信号とLOWレベルの回転検出信号を順に出力する。

0031

これにより、受光素子222が領域211Aから次の間隙212へ移動するとき、回路基板230から出力される受光素子222の回転検出信号はLOWレベルからHIGHレベルへ立ち上がるが、この時の受光素子223の回転検出信号はLOWレベルからHIGHレベルに反転している。したがって、これらの回転検出信号を検出することにより、ロータリーエンコーダスケール210の1回転に一度の特定信号とすることができる。

0032

すなわち、受光素子222が領域211Aから次の領域211へ移動した後に次の間隙212へ移動するとき、回路基板230から出力される受光素子222の回転検出信号はLOWレベルからHIGHレベルへ立ち上がるが、これを基準信号Pとすることにより、1回転周期で現れる回転検出装置200の周期的誤差補正することが可能となる。

0033

図6(A)、(B)は、上記ロータリーエンコーダスケール210の別の周縁部の一部を示す拡大図及び上記回路基板230から出力される回転検出信号を示す波形図である。図6(A)に示すように、このロータリーエンコーダスケール210の周縁部に形成されている複数の間隙212のうちの1つの間隙212Aは、内周側半分の間隙212bの中央部に新たな領域211dが形成されている。すなわち、この間隙212Aの内周側半分の間隙212bは、新たな領域211dの両側に2つの間隙212c、212dが配設されたものとなっている。

0034

このようなロータリーエンコーダスケール210によれば、図6(B)に示すように、受光素子222が間隙212に位置したとき、回路基板230は受光素子222のHIGHレベルの回転検出信号を出力し、受光素子223が間隙212に位置したとき、回路基板230は上記受光素子222のHIGHレベルの回転検出信号より4分の1波長遅れた受光素子223のHIGHレベルの回転検出信号を出力する。

0035

一方、受光素子222が領域211に位置したとき、回路基板230は受光素子222のLOWレベルの回転検出信号を出力し、受光素子223が領域211に位置したとき、回路基板230は上記受光素子222のLOWレベルの回転検出信号より4分の1波長遅れた受光素子223のLOWレベルの回転検出信号を出力する。

0036

そして、受光素子222が間隙212Aに位置したとき、回路基板230は受光素子222のHIGHレベルの回転検出信号を出力する。ところが、受光素子223が間隙212Aに位置したときは、内周側半分の間隙212bは間隙212c、領域211d、間隙212dが順に配設されたものとなっている。したがって、回路基板230は、上記受光素子222のHIGHレベルの回転検出信号の出力時間、すなわち2分の1波長内で上記受光素子222のHIGHレベルの回転検出信号より4分の1波長遅れた受光素子223のHIGHレベルの回転検出信号とLOWレベルの回転検出信号とHIGHレベルの回転検出信号を順に出力する。

0037

これにより、受光素子222が間隙212Aから次の領域211へ移動するとき、回路基板230から出力される受光素子222の回転検出信号はHIGHレベルからLOWレベルへ立ち下がるが、この時の受光素子223の回転検出信号はHIGHレベルからLOWレベルに反転している。したがって、これらの回転検出信号を検出することにより、ロータリーエンコーダスケール210の1回転に一度の特定信号とすることができる。

0038

すなわち、受光素子222が間隙212Aから次の間隙212へ移動した後に次の領域211へ移動するとき、回路基板230から出力される受光素子222の回転検出信号はHIGHレベルからLOWレベルへ立ち下がるが、これを基準信号Pとすることにより、1回転周期で現れる回転検出装置200の周期的誤差を補正することが可能となる。

0039

上述した実施形態の回転検出装置200は、ロータリーエンコーダスケール210に形成した1つの領域211の内周側半分の領域または1つの間隙212の内周側半分の間隙のパターンを変化させるように構成したが、1つの領域211の外周側半分または1つの間隙212の外周側半分のパターンを変化させるようにしても良い。また、パターン形状は、上記実施形態の形状に限定されるものではなく、任意の形状でも同様の効果を奏する。

0040

さらに、ロータリーエンコーダスケール210、光学センサ220、回路基板230等の代わりに、紙送りローラ131に装着された磁気エンコーダ、この磁気エンコーダの磁気変化を検出する磁気センサ、この磁気センサと接続された回路基板等で構成しても良い。また、紙送りローラ131に直接配設したが、排紙ローラ133等に直接配設したり、ギア機構等を介して配設しても良い。

0041

脚部140は、図1及び図2に示すように、移動用コロ141を有する2本の支持柱142を備えている。そして、支持柱142の上部に本体部110が載置されネジ止め固定されるようになっている。支持柱142に移動用のコロ141が配設されていることにより、重量のある本体部110を所望の位置へスムーズに移動させて設置することができるようになっている。

0042

給紙部150は、図1及び図3に示すように、本体部110の下方であって脚部140の間に配設されており、ロール紙の両端を支持する一対の支持部151、ロール紙を給送する送り出しローラ152とピンチローラ153を備えている。さらに、支持部151が固定されているとともに、送り出しローラ152とピンチローラ153の各両端が軸支されている一対のアーム部154を備えている。このような構成の給紙部150の詳細について、さらに図7を参照して以下説明する。

0043

図7は、上記給紙部150の詳細を示す斜視図である。一対の支持部151は、対向配置される一対のアーム部154の対向面にそれぞれ固定して取り付けられている。そして、一対の支持部151は、軸受が内蔵されており、図10に示すロール紙Rの内周部に貫装されてロール紙Rを支持するスピンドル155の両端を回動自在に軸支持するようになっている。

0044

すなわち、スピンドル155は、中央にロール紙Rが嵌め込まれてロール紙Rの両側に一対のフランジ状のロール紙押さえ156が嵌め込まれ、一対の支持部151の間に架け渡されるようになっている。ユーザは、スピンドル155が取り付けられたロール紙を持ち上げて、スピンドル155の両端を一対の支持部151に嵌め込むのみでロール紙の装着を完了させることができるので、ロール紙のセッティング作業工数を大幅に減少させることができる。

0045

送り出しローラ152とピンチローラ153は、各両端が対向配置される一対のアーム部154の対向面にそれぞれ回動自在に軸支持されている。すなわち、送り出しローラ152とピンチローラ153は、一対のアーム部154の間に架け渡されるようにして配設されている。そして、送り出しローラ152の両端は一対のアーム部154の対向面の一定箇所に軸支持されているが、ピンチローラ153は送り出しローラ152に対して当接・離間可能なように、ピンチローラ153の両端軸は一対のアーム部154の対向面に設けられた例えば溝内を移動可能に軸支持されている。そして、ピンチローラ153は、送り出しローラ152に対して当接した位置及び離間した位置にて、例えばアーム部154の対向面に設けられた係止部材と付勢部材等を用いたロック機構によりロックされるようになっている。

0046

ユーザは、支持部151に内蔵されている軸受により、ロール紙の先端部を容易に引き出すことができるとともに、ピンチローラ153の移動機構により、ロール紙の先端部を送り出しローラ152とピンチローラ153の間に容易に挿入・挟持させることができるので、ロール紙のセッティング作業工数を大幅に減少させることができる。

0047

一対のアーム部154は、脚部140の2本の支持柱142の対向面にそれぞれ図示矢印方向に回動自在に取り付けられている。そして、一対のアーム部154の回動は、図9に示すロール紙のセッティング位置図7に示すロール紙の給紙位置にて、例えば支持柱142の対向面に設けられた係止部材と付勢部材等を用いたロック機構によりロックされて位置決めされるようになっている。

0048

すなわち、一対のアーム部154をロール紙のセッティング位置に回動させたときは、送り出しローラ152とピンチローラ153はインクジェット式プリンタ100の前面側に飛び出し、一対のアーム部154をロール紙の給紙位置に回動させたときは、送り出しローラ152とピンチローラ153はインクジェット式プリンタ100の背面側に回り込んで、ロール紙の搬送経路と接続されるようになっている。

0049

ユーザは、ロール紙の先端部を送り出しローラ152とピンチローラ153の間に挿入・挟持させる際、インクジェット式プリンタ100の背面側に潜り込まなくても、インクジェット式プリンタ100の前面側にて通常の立ち位置で作業を行うことができるので、ロール紙のセッティング作業工数を大幅に減少させることができる。

0050

なお、上述した実施形態では、一対の支持部151は、対向配置される一対のアーム部154の対向面にそれぞれ固定して取り付けられ、アーム部154とともに回動する構成としたが、脚部140の2本の支持柱142の対向面に取り付けられたアーム部154の回動軸と同芯の軸にそれぞれ固定して取り付けるように構成しても同様の効果を奏する。すなわち、アーム部154の回動とは無関係に常に一定位置に固定された支持部151としても良い。

0051

このような構成において、インクジェット式プリンタ100の使用手順を図8図13を参照して説明する。先ず、図8(A)に示すように、ユーザは、スピンドル155に嵌め込まれている一対のロール紙押さえ156の一方をスピンドル155の一端から引き抜く。そして、図8(B)に示すように、ユーザは、スピンドル155の一端をロール紙Rの軸穴Cの一端から挿入して貫通させる。

0052

さらに、ユーザは、図8(C)に示すように、ロール紙Rの軸穴Cの一端をスピンドル155の他端側に挿入固定されている他方のロール紙押さえ156に嵌め込んで当接させる。続いて、ユーザは、一方のロール紙押さえ156をスピンドル155の一端から挿入して、ロール紙Rの軸穴Cの他端に嵌め込む。これにより、ロール紙Rはスピンドル155と共に回転可能となる。

0053

次に、ユーザは、例えば送り出しローラ152を手前に引いてアーム部154を揺動させ、ロール紙の給紙位置に位置決めされている状態(図7参照)にあるアーム部154を図9(A)に示すロール紙のセッティング位置に位置決めしてロックする。そして、ユーザは、スピンドル155が挿入されたロール紙Rを支持部151の上方へ持ち上げ、図9(B)に示すように、スピンドル155の両端部を各支持部151の窪み151aにそれぞれ嵌め込む。このように、スピンドル155の両端を一対の支持部151に嵌め込むのみでロール紙の装着を完了させることができるので、ロール紙のセッティング作業工数を大幅に減少させることができる。

0054

次に、図10(A)に示すように、ユーザは、ピンチローラ153を持ち上げて送り出しローラ152に対して離間させてロックする。そして、ロール紙Rの先端部を前方に引き出してピンチローラ153と送り出しローラ152の間に通す。続いて、図10(B)に示すように、ユーザは、ピンチローラ153を押し下げて送り出しローラ152に対して当接させてロックし、ロール紙Rの先端部をピンチローラ153と送り出しローラ152の間に挟持させる。このように、インクジェット式プリンタ100の前面側にて通常の立ち位置でロール紙の先端部を引き出して送り出しローラ152とピンチローラ153に挟持させることができるので、ロール紙のセッティング作業工数を大幅に減少させることができる。

0055

次に、図11(A)に示すように、ユーザは、例えば送り出しローラ152を奥へ押してアーム部154を揺動させ、ロール紙のセッティング位置に位置決めされている状態にあるアーム部154をロール紙の給紙位置に位置決めする。これにより、ピンチローラ153と送り出しローラ152の間に挟持されているロール紙Rの先端部は、給紙案内157の入口に位置決めされる。

0056

ここで、ユーザが操作パネル170を操作してインクジェット式プリンタ100を起動させると、図11(B)に示すように、送り出しローラ152が回転を開始する。そして、ピンチローラ153と送り出しローラ152の間に挟持されているロール紙Rは、給紙案内157に案内されて上方の記録部120へ送り出される。

0057

そして、図12に示すように、ロール紙Rは、紙送りローラ131とその従動ローラ132に挟持されて副走査方向に搬送されつつ主走査方向に移動する記録ヘッド121から吐出されるインク滴により所定の情報が記録される。このとき、ロール紙Rは、回転検出装置200により搬送が高精度に制御されるので、ロール紙Rの記録精度を高精度な状態で維持することができる。この記録完了後、図13に示すように、ロール紙Rは、カッタ135によりカッティングされて排紙ローラ133とその従動ローラ134に挟持されて排紙される。

0058

以上のように、本実施形態のインクジェット式プリンタ100の回転検出装置200によれば、ロータリーエンコーダスケール210は、複数の領域211のうちの1つの領域211Aまたは複数の間隙212のうちの1つの間隙212Aにおいて、何れか一方の回転検出信号を出力する領域211aもしくは間隙212bで分解能を大きくしている。すなわち、1つの領域211aに新たな間隙212aを形成し、あるいは1つの間隙212bに新たな領域211dを形成している。したがって、ロータリーエンコーダスケール210の1回転に一度の基準信号Pを生成させることができるので、高精度な搬送記録が可能となる。

0059

以上、本発明を種々の実施形態に関して述べたが、本発明は以上の実施形態に限られるものではなく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲内で、他の実施形態についても適用されるのは勿論である。例えば、上述した実施形態では、記録装置としてインクジェット式プリンタを例に説明したが、これに限定されるものではなく、搬送装置を使用する記録装置であれば、例えばファクシミリ装置コピー装置等であっても適用可能である。さらに、媒体を搬送する装置であれば記録装置に限定されるものではなく、記録装置以外の装置にも適用可能である。

0060

搬送装置を使用する記録装置であれば、例えばファクシミリ装置、コピー装置等であっても適用可能である。さらに、媒体を搬送する装置であれば記録装置に限定されるものではなく、記録装置以外の装置にも適用可能である。

図面の簡単な説明

0061

本発明の実施の形態に係る回転検出装置を有する媒体搬送装置が適用された記録装置の構成例を示す斜視図である。
図1のプリンタの主要部の内部構成例を示す斜視図である。
図1のプリンタの主要部の断面図である。
回転検出装置の実施形態を示す図である。
図4の回転検出装置の主要部及び信号波形を示す図である。
図4の回転検出装置の主要部及び信号波形の別例を示す図である。
図1のプリンタの給紙部の詳細を示す斜視図である。
図1のプリンタの使用手順を示す第1の図である。
図1のプリンタの使用手順を示す第2の図である。
図1のプリンタの使用手順を示す第3の図である。
図1のプリンタの使用手順を示す第4の図である。
図1のプリンタの使用手順を示す第5の図である。
図1のプリンタの使用手順を示す第6の図である。

符号の説明

0062

10インクカートリッジ、100インクジェット式プリンタ、110 本体部、111ハウジング、112上蓋、113 前蓋、120 記録部、121記録ヘッド、122キャリッジ、123FFC、124インクチューブ、127レール、128キャリッジベルト、130媒体搬送装置、131紙送りローラ、132従動ローラ、133排紙ローラ、134 従動ローラ、140 脚部、141コロ、142支持柱、150 給紙部、151 支持部、152送り出しローラ、153ピンチローラ、154アーム部、155スピンドル、156ロール紙押さえ、157 給紙案内、160インクカートリッジホルダ、161ホルダ本体、162カバー、170操作パネル、180 制御部、200回転検出装置、210ロータリーエンコーダスケール、211、211A、211a、211b、211c、211d 領域、212、212A、212a、212b、212c、212d間隙、220光学センサ、221発光素子、222、223受光素子、230 回路基板

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