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技術 ポインティングデバイス

出願人 ヤマハ株式会社
発明者 多田幸生
出願日 2003年8月26日 (15年8ヶ月経過) 出願番号 2003-301521
公開日 2005年3月17日 (14年1ヶ月経過) 公開番号 2005-071157
状態 特許登録済
技術分野 表示による位置入力 デジタル計算機のユーザインターフェイス デジタル計算機のユーザインターフェイス
主要キーワード 連設部材 移動直後 振動管 標準感度 特定位 特定ポイント 動作抵抗 触感制御
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2005年3月17日)のものです。
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図面 (14)

課題

ポインティング操作による目への負担を大幅に軽減することができるポインティングデバイスを提供する。

解決手段

ジョグダイアル132等に取り付けられたセンシング用のエンコーダ132cは、ダイアル132aの回転方向及び回転量等を検出し、検出結果を操作情報としてコントローラ111に供給する。ポインタ移動手段111aは、操作情報を受け取ると、該操作情報に基づきポインタPの位置を決定し、表示装置120に移動指示を送る。と同時に、ポインタ移動手段111aは、ハードディスク112から移動後のポインタが指示するデータの値を読み出し、これを振動制御手段111bに供給する。振動制御手段111bは、ポインタ移動手段111aから受け取ったデータの値に応じて、振動生成用アクチュエータ132bから発生される振動を制御する。

概要

背景

ディスプレイ等の表示装置に表示されているポインタの位置を移動させる操作子として、マウススライダジョグダイヤルタッチパネルなど様々な操作子が用いられている。例えば、操作子としてマウスが用いられているコンピュータを利用する場合、ユーザは、表示装置に表示されるポインタを注視しながらマウスを操作することで、該ポインタの位置を所望の位置に移動する。
このように、マウス等を利用して表示装置に表示されるポインタの位置を所望の位置に移動させるためには、ユーザは表示画面を注視してマウスを操作(以下、ポインタを移動させるための操作をポインティング操作という)する必要があるが、かかるポインティング操作を長時間継続して行うと、目を酷使するあまりに吐き気めまいといった症状が現れてしまうという問題があった。

このような背景のもと、上記各操作子振動を与えることで振動をフィードバックする技術が提案されている。例えば特許文献1には、画面に表示されるポインタが特定位置に到達した際、該ポインタを移動させるための操作子に一定の振動を与える技術が開示され、特許文献2には、操作中のポインタが目標とする位置までどれくらい離れているのかを、振動によってユーザにフィードバックする技術が開示されている。これら各技術によれば、ユーザは視覚のみならず、触覚を通じてポインタの位置を確認することができるため、ポインティング操作による目への負担を軽減することができる。

特開平11−338629号公報(第4−5頁)
特開2001−222379号公報(第4頁)

概要

ポインティング操作による目への負担を大幅に軽減することができるポインティングデバイスを提供する。ジョグダイアル132等に取り付けられたセンシング用のエンコーダ132cは、ダイアル132aの回転方向及び回転量等を検出し、検出結果を操作情報としてコントローラ111に供給する。ポインタ移動手段111aは、操作情報を受け取ると、該操作情報に基づきポインタPの位置を決定し、表示装置120に移動指示を送る。と同時に、ポインタ移動手段111aは、ハードディスク112から移動後のポインタが指示するデータの値を読み出し、これを振動制御手段111bに供給する。振動制御手段111bは、ポインタ移動手段111aから受け取ったデータの値に応じて、振動生成用アクチュエータ132bから発生される振動を制御する。

目的

本発明は、以上説明した事情を鑑みてなされたものであり、ポインティング操作による目への負担を大幅に軽減することができるポインティングデバイスを提供することを目的とする。

効果

実績

技術文献被引用数
2件
牽制数
7件

この技術が所属する分野

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請求項1

表示装置に表示されるデータの各値を記憶する記憶手段と、前記データの値を指示するポインタを移動させるための操作子と、前記操作子の操作状態を検出する操作状態検出手段と、前記操作状態に応じて前記ポインタを移動させるポインタ移動手段と、前記操作子を操作するユーザの指先に接触する接触部と、前記ユーザが指先を通じて受容する前記接触部の触感が前記データの値により異なったものとなるように、前記接触部と前記ユーザの指先との接触状態を前記データの値に基づいて制御する触感制御手段とを具備することを特徴とするポインティングデバイス

請求項2

表示装置に表示されるデータの各値を記憶する記憶手段と、前記データの値を指示するポインタを移動させるための操作子と、前記操作子の操作状態を検出する操作状態検出手段と、前記操作状態に応じて前記ポインタを移動させるポインタ移動手段と、前記操作子に振動を加える振動付加手段と、前記ポインタが指示する前記データの値に応じて前記振動付加手段が前記操作子に加える振動を制御する振動制御手段とを具備することを特徴とするポインティングデバイス。

請求項3

前記振動制御手段は、前記データの値に応じて前記振動付加手段が前記操作子に加える振動のパターン、大きさの少なくともいずれか一方のパラメータを変えることを特徴とする請求項2に記載のポインティングデバイス。

請求項4

表示装置に表示されるデータの各値を記憶する記憶手段と、前記データの値を指示するポインタを移動させるための操作子と、前記操作子の操作量に応じて前記ポインタを移動させるポインタ移動手段と、前記操作子に動作抵抗を加える抵抗付加手段と、前記ポインタが指示する前記データの値に応じて前記抵抗付加手段が前記操作子に加える動作抵抗を制御する動作抵抗制御手段とを具備することを特徴とするポインティングデバイス。

請求項5

前記操作子の単位操作量当たりの前記ポインタの移動量を切り換えるための切り換えスイッチをさらに備え、前記ポインタ移動手段は、前記操作子の操作量及び前記切り換えスイッチの操作によって指示される前記操作子の単位操作量当たりの前記ポインタの移動量に応じて前記ポインタを移動させることを特徴とする請求項2〜4に記載のポインティングデバイス。

請求項6

表示装置に表示されるデータの各値を記憶する記憶手段と、マーカの設定指示に従って前記データの値にマーカを付与するマーカ付与手段と、前記データの値を指示するポインタを移動させるための操作子と、前記操作子の操作状態を検出する操作状態検出手段と、前記操作状態に応じて前記ポインタを移動させるポインタ移動手段と、前記ポインタが前記マーカ付与手段によってマーカの付与された前記データの値を指示するとき、前記操作子に振動を加える振動付加手段とを具備することを特徴とするポインティングデバイス。

請求項7

表示装置に表示されるデータの各値を記憶する記憶手段と、マーカの設定指示に従って前記データの値にマーカを付与するマーカ付与手段と、前記データの値を指示するポインタを移動させるための操作子と、前記操作子の操作状態を検出する操作状態検出手段と、前記操作状態に応じて前記ポインタを移動させるポインタ移動手段と、前記ポインタが前記マーカ付与手段によってマーカの付与された前記データの値を指示するとき、前記操作子に動作抵抗を加える動作抵抗付加手段とを具備することを特徴とするポインティングデバイス。

技術分野

0001

本発明は、表示装置に表示されるポインタを移動させるためのポインティングデバイスに関する。

背景技術

0002

ディスプレイ等の表示装置に表示されているポインタの位置を移動させる操作子として、マウススライダジョグダイヤルタッチパネルなど様々な操作子が用いられている。例えば、操作子としてマウスが用いられているコンピュータを利用する場合、ユーザは、表示装置に表示されるポインタを注視しながらマウスを操作することで、該ポインタの位置を所望の位置に移動する。
このように、マウス等を利用して表示装置に表示されるポインタの位置を所望の位置に移動させるためには、ユーザは表示画面を注視してマウスを操作(以下、ポインタを移動させるための操作をポインティング操作という)する必要があるが、かかるポインティング操作を長時間継続して行うと、目を酷使するあまりに吐き気めまいといった症状が現れてしまうという問題があった。

0003

このような背景のもと、上記各操作子振動を与えることで振動をフィードバックする技術が提案されている。例えば特許文献1には、画面に表示されるポインタが特定位置に到達した際、該ポインタを移動させるための操作子に一定の振動を与える技術が開示され、特許文献2には、操作中のポインタが目標とする位置までどれくらい離れているのかを、振動によってユーザにフィードバックする技術が開示されている。これら各技術によれば、ユーザは視覚のみならず、触覚を通じてポインタの位置を確認することができるため、ポインティング操作による目への負担を軽減することができる。

0004

特開平11−338629号公報(第4−5頁)
特開2001−222379号公報(第4頁)

発明が解決しようとする課題

0005

確かに、上記従来技術によれば、さほどポインタを注視せずとも当該ポインタを特定位置に移動させることはできるが、その位置においてどのような操作をなすべきかは、そのポインタが指示するデータの内容等に応じて異なる。つまり、特定位置にポインタを移動させることはできても、当該位置においてどのような操作をなすべきかは、そのポインタが差すデータの内容を注視して判断しなければならず、結局、ポインティング操作による目への負担を大幅に軽減することにはならないという問題があった。

0006

本発明は、以上説明した事情を鑑みてなされたものであり、ポインティング操作による目への負担を大幅に軽減することができるポインティングデバイスを提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

0007

上述した問題を解決するため、本発明に係るポインティングデバイスは、表示装置に表示されるデータの各値を記憶する記憶手段と、前記データの値を指示するポインタを移動させるための操作子と、前記操作子の操作状態を検出する操作状態検出手段と、前記操作状態に応じて前記ポインタを移動させるポインタ移動手段と、前記操作子を操作するユーザの指先に接触する接触部と、前記ユーザが指先を通じて受容する前記接触部の触感が前記データの値により異なったものとなるように、前記接触部と前記ユーザの指先との接触状態を前記データの値に基づいて制御する触感制御手段とを具備することを特徴とする。

0008

かかる構成によれば、ユーザが指先を通じて受容する触感は、上記触感付与制御手段によってポインタが指示するデータの値(図8参照)に応じて異なるように制御される。これにより、操作子を操作するユーザは、触覚を通じてデータの値を認識することができる。この結果、ユーザは、ポインタが指示するデータの内容を注視せずとも、次にどのような操作をなすべきかを判断することができ、ポインティング操作による目への負担を軽減することが可能となる。

0009

なお、上記構成にあっては、触感付与手段及び触感付与制御手段の代わりに、前記操作子に振動を加える振動付加手段と、前記ポインタが指示する前記データの値に応じて前記振動付加手段が前記操作子に加える振動を制御する振動制御手段とを備える態様が望ましい(図6参照)。かかる構成にあっては、前記振動制御手段は、前記データの値に応じて前記振動付加手段が前記操作子に加える振動のパターン、大きさの少なくともいずれか一方のパラメータを変える態様がさらに望ましい(図9参照)。

0010

また、触感付与手段及び触感付与制御手段の代わりに、前記操作子に動作抵抗を加える抵抗付加手段と、前記ポインタが指示する前記データの値に応じて前記抵抗付加手段が前記操作子に加える動作抵抗を制御する動作抵抗制御手段とを備える態様も望ましい(図12参照)。

0011

以上説明した構成にあっては、前記操作子の単位操作量当たりの前記ポインタの移動量を切り換えるための切り換えスイッチをさらに備え、前記ポインタ移動手段は、前記操作子の操作量及び前記切り換えスイッチの操作によって指示される前記操作子の単位操作量当たりの前記ポインタの移動量に応じて前記ポインタを移動させるようにしても良い(図10参照)。

発明の効果

0012

以上説明したように、本発明によれば、ポインティング操作による目への負担を大幅に軽減することが可能となる。

発明を実施するための最良の形態

0013

以下、本発明に係る実施形態について図面を参照しながら説明する。
A.本実施形態
図1は、本実施形態に係るオーディオ編集装置100の構成を示す図である。オーディオ編集装置100は、オーディオ編集装置100の各部を統括制御するメインユニット110と、メインユニット110から供給される各データ等に従って楽音波形WやポインタP等を表示する表示装置120(図2参照)と、表示装置120に表示されるポインタPを移動するためのポインティングデバイス130(図3参照)と、楽音波形Wに対応する楽音波形データに基づき楽音を発生する楽音発生装置(図示略)とを備えている。
周知の通り、楽音波形を編集する際には、波形切り出し等を行うために楽音波形の特定ポイントを指定(いわゆる「頭出し」)する必要がある。この頭出しをするために、ユーザはポインティングデバイスを用いてポインティング操作する必要があるが、かかる操作による目への負担を軽減するのが本実施形態に係るオーディオ編集装置100である。

0014

<メインユニット110>
コントローラ111は、CPU、ROM、RAM等により構成され、ROMに格納された各種制御プログラムに基づいてオーディオ編集装置100の各部を制御するほか、ポインティングデバイス130から供給される操作情報に応じてジョグダイアル132、スライダ133に与える振動を制御する(詳細は後述)。ハードディスク(記憶手段)112には、楽音波形Wを表示装置120に表示するための楽音波形データや、ポインタPを表示装置120に表示するためのポインタ画像情報等が格納されている。画像インタフェース部113は、コントローラ111によって読み出される楽音波形データやポインタ画像情報等を表示装置120に送信するためのインタフェースである。デバイスインタフェース部114は、ポインティングデバイス130との間でジョグダイアル132やスライダ133の操作情報等を授受するためのインタフェースである。

0015

<表示装置120>
表示装置120は、液晶パネル122を備え、コントローラ111から送信される楽音波形データやポインタ画像情報を受信し、これら各情報等に基づいて対応する楽音波形WやポインタPを液晶パネル122に表示する。

0016

<ポインティングデバイス130>
ポインティングデバイス130は、種々の操作スイッチや操作ボタン(図示略)を備えるほか、ポインタPの位置を変更等するためのジョグダイアル(操作子)132や、スライダ(操作子)133、感度切り換えスイッチ134等を備えている。感度切り換えスイッチ134は、ジョグダイアル132及びスライダ133の単位操作量あたりのポインタPの移動量(すなわち感度)を切り換えるためのスイッチである。ユーザは、この感度切り換えスイッチ134を適宜操作することにより、例えばジョグダイアル132を1回転させたとき、或いはスライダ133を1cm移動させたときのポインタPの移動量(ポインタPを1秒分進ませるか、10秒分進ませるか等)の切り換えを行う。ユーザは、このようにジョグダイアル132及びスライダ133の感度を切り換えることで、同一の操作量でおおまかにポインタPを移動させるか、少しずつポインタPを移動させるかを切り換えることが可能となる。

0017

ここで、図4はジョグダイアル132の構造を示す図であり、図5は、スライダ133の構造を示す図である。ジョグダイアル132は、図4に示すようにダイアル132aとダイアル132aの略中心から延びる支柱とを備え、この支柱の中央部には振動生成用アクチュエータ(振動付加与手段)132bが取り付けられる一方、該支柱の端部にはダイアル132aの操作状態(回転方向、回転量等)を検出するためのセンシング用のエンコーダ132cが取り付けられている。 一方、スライダ133は、図5に示すように操作つまみ133aと、操作つまみ133aの略中心から延びる支柱とを備え、この支柱の端部には振動生成用のアクチュエータ(振動付加与手段)133bが取り付けられる一方、該支柱に取り付けられた連設部材には操作つまみ133aの操作状態(操作方向、操作量)を検出するためのセンシング用のエンコーダ(操作状態検出手段)133cが取り付けられている。

0018

ユーザは、このジョグダイアル132のダイアル132aを時計回り若しくは反時計回りに回転させ(図4に示す矢印参照)、またはスライダ133の操作つまみ133aを左方向若しくは右方向に移動させることにより(図5に示す矢印参照)、ポインタPを所望の位置まで移動させる。ここで、図6は、ポインタPを移動させるときの動作を説明するための図である。なお、以下の説明では、ユーザがジョグダイアル132のダイアル132aを回転させてポインタPを移動させる場合を想定する。ユーザは、まず、感度切り換えスイッチ134を操作することにより、例えばジョグダイアル132を1回転させたときにポインタPを1秒分進ませるといった感度切り換えを行う。かかる操作がなされると、感度切り換えスイッチ134からコントローラ111のポインタ移動手段111aにジョグダイアル132を1回転させたときにポインタPを1秒分進ませるべき旨の感度情報が供給される。なお、ユーザによって感度切り換えスイッチ134が操作されていない場合には、図示せぬメモリに格納されている標準感度情報(例えば、ジョグダイアル132を1回転させたときにポインタPを10秒分進ませるべき旨の情報等)がポインタ移動手段111aに供給され、若しくは前回以前にポインタ移動手段111aに供給された感度情報がそのまま承継される。

0019

その後、ユーザは、ジョグダイアル132のダイアル132aを所定方向に所定量だけ回転させる。センシング用のエンコーダ132cは、ダイアル132aの回転方向及び回転量等を検出し、検出結果を操作情報としてコントローラ111に供給する。コントローラ111のポインタ移動手段111aは、上述した感度情報及び操作情報を受け取ると、ハードディスク112に格納されている楽音波形データを参照し、ポインタPをいずれの楽音波形データの位置まで移動させるべきかを決定する。図7は、ハードディスク112に格納されている楽音波形データmfk(1≦k≦n)を例示した図である。同図に示すように、ハードディスク112には、発音位置tkと振幅値Akとを表す楽音波形データmfkが時系列順に格納されている。ここで、例えば当該時点におけるポインタPが楽音波形データmf3を指示している場合(図7に示す位置PP参照)、ポインタ移動手段111aは、受け取った操作情報及び感度情報からポインタPを楽音波形データmf5の位置まで移動すべきと判断すると、ポインタPの位置を楽音波形データmf5の位置まで移動すべき指示を表示装置120に送る。この結果、表示装置120の液晶パネル122には、図8に示すようにポインタPが楽音波形データmf5を指示する画面が表示される。

0020

また、ポインタ移動手段111aは、上記の如くポインタPの位置を楽音波形データmf5の位置まで移動すべき指示を表示装置120に送ると同時に、ハードディスク112から移動後のポインタPが指示するデータの値、すなわち楽音波形データmfk(ここでは楽音波形データmf5)を読み出し、これを振動制御手段111bに供給する。なお、移動直後のポインタPが指示する楽音波形データmf5を読み出す代わりに、1つ先若しくは複数先の楽音波形データ(例えば、1つ先の楽音波形データmf6等)を読み出すようにしても良い。振動制御手段111bは、ポインタ移動手段111aから楽音波形データmf5を受け取ると、記憶手段111cに格納されている振動管理テーブルTA1を参照し、振動レベル振動パターン等を決定する。図9は、振動管理テーブルTA1を例示した図である。振動管理テーブルTA1には、振幅値Akと、振動の大きさを表す振動レベルVと、振動パターンとが対応づけて登録されている。なお、本実施形態においては、同図に示すように振幅値Akの大きさに比例して振動レベルVが高くなる(つまり振動が大きくなる)態様を例示するが、振幅値Akと振動レベルVの関係及び振幅値Akと振動パターンの関係をどのように規定するかは適宜変更可能である。また、振動レベル、振動パターンの両方のパラメータを特定するほか、いずれか一方のパラメータ(例えば振動レベルのみ)を特定するようにしても良い。さて、振動制御手段111bは、受け取った楽音波形データmf5の振幅値A5から振動レベル(例えばV5)、振動パターン(例えば第5パターン)を特定すると、特定した振動レベル、振動パターンを振動制御情報として振動生成用のアクチュエータ132bに送る。

0021

振動生成用のアクチュエータ132bは、振動制御手段111bから振動制御情報を受け取ると、この振動制御情報に従った振動レベル、振動パターンでジョグダイアル132を振動させる。このように、本実施形態においては、ポインタPが指示するデータの値に応じてジョグダイアル132に加えられる振動が制御される。よって、ユーザは、表示装置120に表示される画面を注視せずとも、触覚を通じて当該ポインタPが指示するデータの値を認識することができ、これにより、ポインティング操作による目への負担を大幅に軽減することができる。なお、上記例では、ユーザがジョグダイアル132を利用してポインタPを移動させる場合について説明したが、スライダ133を利用してポインタPを移動させる場合も同様に説明することができる。すなわち、上記例において、ダイアル132aを操作つまみ133aに置き換え、振動生成用のアクチュエータ132bを振動生成用のアクチュエータ133bに置き換え、センシング用のエンコーダ132cをセンシング用のエンコーダ133cに置き換えれば、スライダ133を利用してポインタPを移動させる場合についても同様に説明することができる。よって、これ以上の説明は割愛する。

0022

B.変形例
<変形例1>
以上説明した本実施形態では、ジョグダイアル132等の操作に応じてポインタPを移動させたときに、移動後のポインタPが指示するデータの値に応じた振動を発生させる場合について説明したが、例えばポインタPを移動させていないときにも、当該時点においてポインタPが指示するデータの値に応じた振動を発生させるようにしても良い。かかる態様によれば、ユーザは、ジョグダイアル132等に触れるだけで、すなわち表示画面を注視することなく、当該時点においてポインタPが指示するデータの値を認識することができる。なお、本実施形態では、楽音波形データmfkに示される振幅値Akにのみ基づいて振動レベル、振動パターン等を特定したが、該楽音波形データmfkに示される楽音発生位置tk及び振幅値Akに基づいて振動レベル、振動パターン等を決定しても良い。また、上述した振動管理テーブルTA1の代わりに、振動レベル、振動パターンを特定するための振動制御アルゴリズムを用いて振動レベル、振動パターンを決定しても良い。

0023

<変形例2>
図10は、変形例2に係るポインタPを移動させるときの動作を説明するための図であり、前掲図6に対応する図である。なお、図10において図6と対応する部分には同一符号を付し、詳細な説明を省略する。また、本変形例においても、本実施形態と同様、ユーザがジョグダイアル132のダイアル132aを回転させてポインタPを移動させる場合を想定する。コントローラ111に設けられたマーカ付与手段111dは、図示せぬ操作ボタン等を介して入力されるマーカの設定指示(あるいは予めメモリ等に格納されているマーカの設定指示)に従って、対応する楽音波形データmfkにマーカを付与する。ここで、マーカの設定指示としては、例えば10秒毎の楽音波形データmfkにマーカを付与する、フレーズ切れ目となる楽音波形データmfkにマーカを付与するといった指示が挙げられるが、いずれの楽音波形データmfkにマーカを付与するかは上記マーカの設定指示等に応じて適宜変更可能である。なお、フレーズの切れ目となる楽音波形データmfkであるか否かの判断は、例えば所定秒以上無音時間が続くか否かをもとに判断すれば良い。

0024

ここで、図11は、変形例2に係るハードディスク112に格納されている楽音波形データmfkを例示した図であり、前掲図7に対応する図である。図11に示すように特定の楽音波形データ(例えば、10秒毎の楽音波形データ)mfkにはマーカMが付与されている。かかるマーカMは、マーカ付与手段111dによって付与される。このような楽音波形データmfkがハードディスク112に格納された状態において、ポインタ移動手段111aがセンシング用のエンコーダ132cから当該時点におけるポインタPの位置(図11に示す位置PP参照)をマーカMが付与されている楽音波形データmfkの位置(図11では楽音波形データmf5の位置)まで移動すべき操作情報を受け取ると、ポインタ移動手段111aは、表示装置120に対してポインタPの位置を楽音波形データmf5の位置まで移動すべき指示を送る。と同時に、ポインタ移動手段111aは、振動制御手段111bに対して振動を発生すべき指示を送る。振動制御手段111bは、かかる指示に従って一定の振動を発生させるための振動制御情報を生成し、これを振動生成用のアクチュエータ132bに送る。

0025

振動生成用のアクチュエータ132bは、振動制御手段111bから振動制御情報を受け取ると、この振動制御情報に従ってジョグダイアル132を振動させる。このように、本変形例においては、ポインタPの位置がマーカMが付与された特定位置に到達する度に一定の振動が発生される。ジョグダイアル132等を操作するユーザは、指先を通じてこの振動を検知することで、表示装置120に表示される画面を注視せずとも、触覚を通じてポインタPの位置を特定することができる。なお、本変形例では、ポインタPが特定位置に到達する度に一定の振動が発生される場合について説明したが、本実施形態と同様、特定位置の楽音波形データmfkの値に応じて振動レベル、振動パターン等を変えるようにしても良い。なお、かかる態様については、上記本実施形態と同様に説明することができるため、説明を割愛する。

0026

<変形例3>
図12は、変形例3に係るポインタPを移動させるときの動作を説明するための図であり、前掲図6に対応する図である。なお、図12において図6と対応する部分には同一符号を付し、詳細な説明を省略する。図6図12とを比較して明らかなように、ジョグダイアル132’、スライダ133’には、振動生成用のアクチュエータ132b、133bの代わりにそれぞれ駆動用のアクチュエータ(抵抗付加手段)132b’、133b’が設けられ、コントローラ111’には、振動制御手段111bの代わりに動作抵抗制御手段111b’が設けられている。動作抵抗制御手段111b’は、ポインタ移動手段111aから供給される楽音波形データmfkと動作抵抗管理テーブルTA2とに基づいて、駆動用のアクチュエータ132b’、133b’に付加する動作抵抗を制御する。ここで、図13は、動作抵抗管理テーブルTA2を例示した図である。動作抵抗管理テーブルTA2には、振幅値Akと動作抵抗値Rとが対応づけて登録されている。なお、変形例3においては、振幅値Akの大きさに比例して動作抵抗が大きくなる態様を例示するが、例えば振動値Akの大きさに反比例して動作抵抗が小さくなるようにしても良く、振幅値Akと動作抵抗値Rの関係をどのように規定するかは適宜変更可能である。

0027

動作抵抗制御手段111b’は、動作抵抗管理テーブルTA2を参照して動作抵抗値Rを決定すると、決定した動作抵抗値Rを動作抵抗制御情報として駆動用のアクチュエータ132b’、133b’に供給する。駆動用のアクチュエータ132b’、133b’は、動作抵抗制御手段111b’から供給される動作抵抗制御情報に従ってジョグダイアル132’、スライダ133’に動作抵抗を加え、これによりジョグダイアル132’、スライダ133’の機動性動きやすさ)を制御する。具体的には、加える動作抵抗が大きくなるところ(つまり、音が大きくなるところ)ではジョグダイアル132’、スライダ133’の動きが硬くなる一方、加える動作抵抗が小さくなるところ(つまり、音が小さくなるところ)ではジョグダイアル132’、スライダ133’の動きが滑らかになる。ユーザは、ジョグダイアル132’等に加わる動作抵抗の変化を感じとることで、ポインタPが指示するデータの値を認識することができ、これにより、ポインティング操作による目への負担を軽減することができる。以上説明したように、振動ではなく動作抵抗を変えることにより、ポインタPが指示するデータの値をユーザに認識させるようにしても良い。なお、本変形例に上述した変形例1や変形例2を適用しても良く、本変形例に変形例2を適用した場合には、特定位置に到達する毎に一定の動作抵抗を発生させ、ジョグダイアル132’等の動きを硬くする(若しくは滑らかにする)ことで、ユーザは、表示装置120に表示される画面を注視せずとも、触覚を通じてポインタPの位置を特定することができる。

0028

<変形例4>
また、上述した本実施形態及び各変形例では、1つの楽音波形W(図2参照)を対象に振動若しくは動作抵抗をフィードバックする場合について説明したが、複数の楽音波形を対象に振動若しくは動作抵抗をフィードバックしても良い。具体的には、第1ポインタが指示する第1楽音波形の楽音波形データの値と、第2ポインタが指示する第2楽音波形の楽音波形データの値と、・・・第nポインタが指示する第n楽音波形の楽音波形データの値とを合計し、この合計値等に基づいてフィードバックする振動若しくは動作抵抗を制御するようにしても良い。また、楽音波形のみならず、ビデオに同期しているオーディオ波形音声波形ビデオ信号から取り出した輝度信号等の時系列データに対しても同様に適用可能である。さらに、本発明は、時系列データに限る趣旨ではなく、ポインタPが指示するポイントデータ値が存在するあらゆるデータに適用可能である。

0029

<変形例5>
また、本実施形態及び各変形例では、ポインティングデバイス130を構成する操作子としてジョグダイアル132、スライダ133を例示したが、汎用的なマウスやタッチパネルなど、あらゆる操作子に適用可能である。なお、本実施形態及び各変形例では、オーディオ編集装置100に搭載されたポインティングデバイスを例に説明したが、ポインティングデバイスを備えるあらゆる機器に適用できるのはもちろんである。

0030

<変形例6>
また、本実施形態及び各変形例では、ユーザの指先に触感を与える手段として操作子に振動を加える振動生成用のアクチュエータ132b、133bや、該操作子に動作抵抗を加える駆動用のアクチュエータ132b’、133b’を例示したが、例えば該操作子に微弱電流を与える発電手段を設けても良い。このようにユーザの指先に触感を与える手段として発電手段を設けた場合には、ユーザが指先を通じて受容する接触部(操作子を操作するユーザの指先が接触する部分)の触感が、ポインタPが指示するデータの値により異なったものとなるように、該接触部とユーザの指先との接触状態をデータの値に基づいて制御する発電制御手段(触感制御手段)をコントローラ111に設ければ良い。

図面の簡単な説明

0031

本実施形態に係るオーディオ編集装置の構成を示す図である。
同実施形態に係る表示装置の画面を例示した図である。
同実施形態に係るポインティングデバイスの外観構成を示す図である。
同実施形態に係るジョグダイアルの構造を示す図である。
同実施形態に係るスライダの構造を示す図である。
同実施形態に係るポインタを移動させるときの動作を説明するための図である。
同実施形態に係るハードディスクに格納されている楽音波形データを例示した図である。
同実施形態に係る表示装置の画面を例示した図である。
同実施形態に係る振動管理テーブルを例示した図である。
変形例2に係るポインタを移動させるときの動作を説明するための図である。
同変形例に係るハードディスクに格納されている楽音波形データを例示した図である。
変形例3に係るポインタを移動させるときの動作を説明するための図である。
同変形例に係る動作抵抗管理テーブルを例示した図である。

符号の説明

0032

100・・・オーディオ編集装置、110・・・メインユニット、111・・・コントローラ、111a・・・ポインタ移動手段、111b・・・振動制御手段、111c・・・記憶手段、111d・・・マーカ付与手段、TA1・・・振動管理テーブル、TA2・・・動作抵抗管理テーブル、112・・・ハードディスク、113・・・画像インタフェース部、114・・・デバイスインタフェース部、120・・・表示装置、122・・・液晶パネル、130・・・ポインティングデバイス、132、132’・・・ジョグダイアル、132a・・・ダイアル、132b、133b・・・振動生成用のアクチュエータ、132b’、133b’・・・駆動用のアクチュエータ、132c、133c・・・センシング用のエンコーダ、133、133’・・・スライダ、133a・・・操作つまみ、134・・・感度切り換えスイッチ。

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