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技術 温水暖房システム及び温水暖房システムの空気抜き運転制御方法

出願人 株式会社ノーリツ
発明者 岸尾浩次玉田晴彦青木剛司
出願日 2003年8月19日 (17年4ヶ月経過) 出願番号 2003-295722
公開日 2005年3月10日 (15年9ヶ月経過) 公開番号 2005-061783
状態 特許登録済
技術分野 蒸気又は温水中央暖房方式
主要キーワード 狭小面 増減比率 設定時間範囲 各分岐口 設定時間値 運転初期段階 延長側 接続ヘッド
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2005年3月10日)のものです。
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課題

空気抜き運転現実暖房端末設置状況に応じて最適化し得る温水暖房システム及びその空気抜き運転方法を提供する。

解決手段

熱源機コントローラ6に、端末コントローラ43a-43d,53a-53fと接続することにより通信可能とする接続端子601〜610を設け、各接続端子空気抜き運転制御の実行・非実行の別、実行時間間隔として複数種類時間値割り振る。接続端子601〜603,607,608に非実行を割り振り空気侵入のない1階床暖房側コントローラ53a〜53eを接続し、接続端子604,609に1440時間を割り振り、2階床暖房側コントローラ43a,53fを接続し、接続端子605,610に720時間を割り振り、2階床暖房側コントローラ43b,43dを接続し、接続端子606に360時間を割り振り、2階床暖房側コントローラ43cを接続する。

概要

背景

従来、温水暖房システムとして、開放型温水タンク及び循環ポンプを内蔵した熱源機と、各部屋等に設置した暖房端末(例えば床暖房端末)とを循環配管により接続し、上記循環ポンプを作動することにより温水タンクから取り出した温水を加熱した上で各暖房端末に供給し、各暖房端末から上記温水タンクに戻される放熱後の温水を再度加熱して各暖房端末に供給するという温水循環式のものが一般に知られている。上記温水タンクには通常は低水位高水位を検出する電極棒が設けられ、蒸発等により温水タンク内水位が低水位を下回ると外部から高水位まで自動補水されるようになっている。

このような温水暖房システムにおいては、上記循環配管が例えばPE(ポリエチレン)管のように酸素透過性合成樹脂管により構成されているため、上記暖房端末が2階もしくは3階に設置(いわゆる階上設置)というように1階に設置された熱源機よりも高い位置に設置されていると、暖房運転停止(循環ポンプ停止)状態では階上に延びる循環配管内の温水が負圧傾向になる結果、循環配管の壁を通して外部から酸素を吸収し、循環配管の内部に空気が侵入して空気溜まりが発生する場合がある。このような侵入空気を除去するために、従来、空気抜き運転を行うようにしている。

すなわち、特許文献1には、暖房運転停止時間が所定時間以上経過する毎に循環ポンプだけを作動させて非加熱状態の温水を循環させることにより上記空気を温水タンクに導き、この温水タンクから外部空間に逃す空気抜き運転制御を行うことが記載されている。また、特許文献2には、所定時間(例えば720時間)が経過する毎に循環ポンプを作動させて上記と同様に空気抜きするようにしている。

特開平6−109265号公報
特開平11−108378号公報

概要

空気抜き運転を現実の暖房端末の設置状況に応じて最適化し得る温水暖房システム及びその空気抜き運転方法を提供する。熱源機コントローラ6に、端末コントローラ43a-43d,53a-53fと接続することにより通信可能とする接続端子601〜610を設け、各接続端子に空気抜き運転制御の実行・非実行の別、実行時間間隔として複数種類時間値割り振る。接続端子601〜603,607,608に非実行を割り振り空気侵入のない1階床暖房側コントローラ53a〜53eを接続し、接続端子604,609に1440時間を割り振り、2階床暖房側コントローラ43a,53fを接続し、接続端子605,610に720時間を割り振り、2階床暖房側コントローラ43b,43dを接続し、接続端子606に360時間を割り振り、2階床暖房側コントローラ43cを接続する。

目的

本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、空気抜き運転を現実の暖房端末の設置状況に応じて最適化し得る温水暖房システム及びその空気抜き運転制御方法を提供することにある。

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

循環用温水貯留する温水タンクを備えた熱源機と、少なくとも1の暖房端末とを循環回路により接続し、循環ポンプの作動によりこの循環回路を通して上記熱源機から加熱した温水を上記暖房端末に循環供給させて暖房運転を行うように構成された温水暖房システムを対象として、暖房運転停止状態において設定時間間隔毎に上記循環ポンプを作動して上記循環回路に非加熱の温水を循環させることによりその循環回路内の空気を上記温水タンクから排出させる空気抜き運転制御を実行する温水暖房システムの空気抜き運転制御方法であって、上記温水タンクにその温水タンク内水位を検出する水位検出手段を設け、上記空気抜き運転制御が開始されたとき上記温水タンク内の水位低下変動を上記水位検出手段からの水位検出情報に基づき監視し、上記空気抜き運転制御の開始から運転初期段階時間経過範囲において水位低下変動が有れば次回の上記空気抜き運転制御を実行するための上記設定時間間隔をより短く、水位低下変動が無ければ次回の上記空気抜き運転制御を実行するための上記設定時間間隔をより長く変更設定するようにすることを特徴とする温水暖房システムの空気抜き運転制御方法。

請求項2

請求項1に記載の温水暖房システムの空気抜き運転制御方法であって、上記時間経過範囲において水位低下変動があったとき、上記設定時間間隔をその水位低下変動が大きい程より短く変更設定するようにする、温水暖房システムの空気抜き運転制御方法。

請求項3

循環用温水を貯留する温水タンクを備えた熱源機と、少なくとも1の暖房端末とを循環回路により接続し、循環ポンプの作動によりこの循環回路を通して上記熱源機から加熱した温水を上記暖房端末に循環供給させて暖房運転を行うように構成された温水暖房システムを対象として、暖房運転停止状態において設定時間間隔毎に上記循環ポンプを作動して上記循環回路に非加熱の温水を循環させることによりその循環回路内の空気を上記温水タンクから排出させる空気抜き運転制御を実行する温水暖房システムの空気抜き運転制御方法であって、上記温水タンクにその温水タンク内の水位を検出する水位検出手段を設け、上記空気抜き運転制御が開始されたとき上記温水タンク内の水位変動を上記水位検出手段からの水位検出情報に基づき監視し、上記空気抜き運転制御の開始から運転初期段階の時間経過範囲において設定水位差以上の水位低下を検知したとき次回の空気抜き運転制御を実行するための上記設定時間間隔をより短く変更設定するようにすることを特徴とする温水暖房システムの空気抜き運転制御方法。

請求項4

循環用温水を貯留する温水タンクを備えた熱源機と、2以上の暖房端末とを個別の循環回路により接続し、循環ポンプの作動により循環回路を通して上記熱源機から加熱した温水を上記暖房端末に循環供給させて暖房運転を行うように構成された温水暖房システムを対象として、暖房運転停止状態において設定時間間隔毎に上記循環ポンプを作動して上記循環回路に非加熱の温水を循環させることによりその循環回路内の空気を上記温水タンクから排出させる空気抜き運転制御を実行する温水暖房システムの空気抜き運転制御方法であって、上記空気抜き運転制御を上記2以上の暖房端末毎に個別に実行するようにし、上記温水タンクにその温水タンク内の水位を検出する水位検出手段を設け、個々の暖房端末について上記空気抜き運転制御が開始されたときその空気抜き運転制御の開始から運転初期段階の時間経過範囲における上記温水タンク内の水位低下に関する水位低下情報を上記水位検出手段からの水位検出情報に基づき収集し、個々の暖房端末毎に収集した水位低下情報に基づいて次回の空気抜き運転制御を実行するための上記設定時間間隔を暖房端末毎に個別に変更設定し、変更設定後の設定時間間隔毎に上記空気抜き運転制御を個々の暖房端末毎に実行するようにすることを特徴とする温水暖房システムの空気抜き運転制御方法。

請求項5

循環用温水を貯留する温水タンクを備えた熱源機と、少なくとも1の暖房端末とが循環回路により接続され、循環ポンプの作動によりこの循環回路を通して上記熱源機から加熱した温水を上記暖房端末に循環供給させて暖房運転を行うように構成され、かつ、暖房運転停止状態において設定時間間隔毎に上記循環ポンプを作動して上記循環回路に非加熱の温水を循環させることによりその循環回路内の空気を上記温水タンクから排出させる空気抜き運転制御を実行する空気抜き運転制御手段を備えた温水暖房システムであって、上記空気抜き運転制御が実行される設定時間間隔を変更可能に設定する時間間隔変更手段を備えていることを特徴とする温水暖房システム。

請求項6

請求項5に記載の温水暖房システムであって、上記熱源機は上記空気抜き運転制御手段を含んで構成されたコントローラを備え、上記時間間隔変更手段は、上記コントローラに設けられて上記空気抜き運転制御手段による空気抜き運転制御の設定時間間隔を変更可能に設定するディップスイッチにより構成されている、温水暖房システム。

請求項7

請求項5に記載の温水暖房システムであって、上記熱源機は上記空気抜き運転制御手段を含んで構成されたコントローラを備え、上記時間間隔変更手段は、上記暖房端末に付設された操作手段により構成され、上記操作手段は、上記空気抜き運転制御手段による空気抜き運転制御の設定時間間隔を変更可能に設定する操作信号を送出可能に上記コントローラと接続されている、温水暖房システム。

請求項8

請求項5に記載の温水暖房システムであって、上記熱源機は上記空気抜き運転制御手段を含んで構成されたコントローラを備え、上記時間間隔変更手段は、上記コントローラに設けられて上記暖房端末との間で制御信号入出力する複数個接続端子により構成され、上記複数個の接続端子は、上記空気抜き運転制御手段による空気抜き運転制御の設定時間間隔として互いに異なる複数種類時間値が予め設定され、上記暖房端末が接続されることによりその暖房端末についての上記設定時間間隔を上記空気抜き運転制御手段に対し付与するように構成されている、温水暖房システム。

技術分野

0001

本発明は、熱源機と各暖房端末との間に循環配管を通して温水循環させるようにした温水暖房システムにおいて、上記循環配管から侵入するおそれのある空気を除去するための空抜き運転制御方法及び温水暖房システムに関し、特に、その空気抜き運転の最適化を図り得る技術に係る。

背景技術

0002

従来、温水暖房システムとして、開放型温水タンク及び循環ポンプを内蔵した熱源機と、各部屋等に設置した暖房端末(例えば床暖房端末)とを循環配管により接続し、上記循環ポンプを作動することにより温水タンクから取り出した温水を加熱した上で各暖房端末に供給し、各暖房端末から上記温水タンクに戻される放熱後の温水を再度加熱して各暖房端末に供給するという温水循環式のものが一般に知られている。上記温水タンクには通常は低水位高水位を検出する電極棒が設けられ、蒸発等により温水タンク内水位が低水位を下回ると外部から高水位まで自動補水されるようになっている。

0003

このような温水暖房システムにおいては、上記循環配管が例えばPE(ポリエチレン)管のように酸素透過性合成樹脂管により構成されているため、上記暖房端末が2階もしくは3階に設置(いわゆる階上設置)というように1階に設置された熱源機よりも高い位置に設置されていると、暖房運転停止(循環ポンプ停止)状態では階上に延びる循環配管内の温水が負圧傾向になる結果、循環配管の壁を通して外部から酸素を吸収し、循環配管の内部に空気が侵入して空気溜まりが発生する場合がある。このような侵入空気を除去するために、従来、空気抜き運転を行うようにしている。

0004

すなわち、特許文献1には、暖房運転停止時間が所定時間以上経過する毎に循環ポンプだけを作動させて非加熱状態の温水を循環させることにより上記空気を温水タンクに導き、この温水タンクから外部空間に逃す空気抜き運転制御を行うことが記載されている。また、特許文献2には、所定時間(例えば720時間)が経過する毎に循環ポンプを作動させて上記と同様に空気抜きするようにしている。

0005

特開平6−109265号公報
特開平11−108378号公報

発明が解決しようとする課題

0006

ところが、上記従来の温水暖房システムにおける空気抜き運転においては、空気抜き運転のために無駄なエネルギー消費を招くことになる。

0007

すなわち、従来の技術では、空気侵入の発生の有無に拘わらず、所定時間が経過すれば空気侵入が発生しているおそれがあると仮定して、上記の所定時間が経過する毎に循環ポンプの作動による循環運転(空気抜き運転)を画一的に行っているため、現実に空気侵入が生じていれば有効にはなるものの、空気侵入が現実には生じていなければその空気抜き運転に要するエネルギーが無駄に消費されることになる。

0008

また、上記の暖房端末の設置場所は温水暖房システムが設置される現場建物)毎に変わり均一ではないため、階上設置の暖房端末の数が多くてそれらに接続するための循環回路(循環配管)の数も対応して多くなる場合には空気侵入のおそれが増大する一方、上記階上設置の暖房端末の数が少ない(例えば1つ)もしくは階上設置の暖房端末がなくて熱源機と同一階にのみ暖房端末が設置される場合には空気侵入のおそれも低くなる。このような暖房端末の設置状況に違いがあるにも拘わらず、上記の空気抜き運転を画一的に行うと、上記と同様に空気抜き運転に要するエネルギーが無駄に消費される結果を招くことになる。

0009

その一方、現実には空気侵入が発生しているにも拘わらず空気抜き運転を行う時間間隔余りに長いと、大量のオーバーフロー暖房運転開始に続く大幅な水位低下を招くことになる上に、空気抜き運転を行わないと、空気溜まりの発生に起因して、漏水が生じていないにも拘わらず、漏水が発生したと誤判定されるおそれもある。すなわち、自然蒸発等により温水タンクの水位が所定量以下に低下すると、自動的に補水するための補水制御が開始されるようになっており、この自動補水機能を利用して自動補水が度重なれば、循環回路のいずれかで漏水が発生しているものと自動判定して暖房運転を停止させる制御を行うことも考えられる。しかるに、空気侵入が生じると、その侵入空気量に対応して温水タンクの水位上昇が生じてオーバーフローする場合もある反面、暖房運転の開始により侵入空気が温水タンクまで到達すると、その侵入空気が温水タンクから開放されて温水タンク内の水位が低下し、上記の自動補水が開始されることにもなる。このため、漏水発生ではなくて空気侵入に起因した水位低下であるにも拘わらず、漏水発生との誤判定を招くことにもなりかねない。

0010

さらに、熱源機に接続される暖房端末の数は設置現場によって異なるにも拘わらず、従来の空気抜き運転は全暖房端末を対象として全ての循環回路に循環させるものであるため、空気抜き運転のための自動循環に要する時間が長きに亘りユーザに不信感や不安感を抱かせたり、あるいは、全ての循環回路からの配管抵抗(循環時の通路抵抗)が一時にかかり暖房端末の設置場所によっては循環流による侵入空気の流動促進が図られずに空気抜き運転を実行したとしてもその空気の排出促進がなかなか図られないという不都合が生じることにもなる。

0011

本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、空気抜き運転を現実の暖房端末の設置状況に応じて最適化し得る温水暖房システム及びその空気抜き運転制御方法を提供することにある。

課題を解決するための手段

0012

上記目的を達成するために、循環用温水を貯留する温水タンクを備えた熱源機と、少なくとも1の暖房端末とを循環回路により接続し、循環ポンプの作動によりこの循環回路を通して上記熱源機から加熱した温水を上記暖房端末に循環供給させて暖房運転を行うように構成された温水暖房システムを対象として、暖房運転停止状態において設定時間間隔毎に上記循環ポンプを作動して上記循環回路に非加熱の温水を循環させることによりその循環回路内の空気を上記温水タンクから排出させる空気抜き運転制御を実行する温水暖房システムの空気抜き運転制御方法を対象として、次の種々の発明を完成させた。

0013

第1の発明では、上記温水タンクにその温水タンク内の水位を検出する水位検出手段を設け、上記空気抜き運転制御が開始されたとき上記温水タンク内の水位低下変動を上記水位検出手段からの水位検出情報に基づき監視し、上記空気抜き運転制御の開始から運転初期段階時間経過範囲において水位低下変動が有れば次回の上記空気抜き運転制御を実行するための上記設定時間間隔をより短く、水位低下変動が無ければ次回の上記空気抜き運転制御を実行するための上記設定時間間隔をより長く変更設定するようにした(請求項1)。

0014

この第1の発明の場合、上記運転初期段階の時間経過範囲において水位低下変動が有れば空気侵入の発生のおそれがあると判断して次回からは上記設定時間間隔がより短く変更され、これにより、当初設定の標準の設定時間間隔よりも短期の間隔で空気抜き運転制御が実行されて早期に侵入空気の排出が図られることになる。その一方、水位低下変動が無ければ空気侵入は発生していないと判断して次回からの設定時間間隔がより長く変更され、より長期の間隔で空気抜き運転制御が実行されることになる。これにより、空気侵入が発生し易い状況にあればより短い周期で空気抜き運転制御を実行させる一方、空気侵入が発生し難い状況にあればより長い周期で空気抜き運転制御を実行させるというように、設置現場の状況に応じた時間間隔(周期)で空気抜き運転を実行させることが可能になる。このため、空気抜き運転制御による空気抜きを定期的に行いつつも、空気抜き運転のための無駄なエネルギー消費が回避されることになる。従って、当初設定の標準の設定時間間隔が温水暖房システムの設置現場の状況に応じて長短変更され、その設置現場の状況に応じた最適な空気抜き運転制御の実行が実現される。

0015

ここで、上記の「空気抜き運転制御の開始から運転初期段階の時間経過範囲」とは、空気侵入が発生したか否かの判定用の時間経過範囲のことであり、例えば所定の設定時間間隔の到来により循環ポンプが作動されて温水が循環回路内に循環開始されるまでに要する時間、あるいは、熱源機から暖房端末までの循環回路に熱動弁介装されている場合にはその熱動弁の開作動に要する時間を加えた時間に対し、熱源機に接続された各暖房端末との間の循環回路内を通して侵入空気の全てが流動し温水タンクから開放されるまでに要する時間を加えた合計時間が経過するまでの範囲を意味する。上記の侵入空気が循環回路内を循環温水と共に流動して温水タンクまで到達するのに要する時間は、暖房端末までの循環回路の延長長さや、暖房端末数等に基づいて温水暖房システムの個々の設置状況に応じて設定するようにすればよい。以上の解釈は以下の他の発明においても同様である。

0016

また、上記の第1の発明の場合には、上記時間経過範囲において水位低下変動があったとき、上記設定時間間隔をその水位低下変動が大きい程より短く変更設定するようにすることもできる(請求項2)。水位低下変動が大きい程、空気侵入の発生量が大きい又は発生度合が高いため、このようにすることにより、空気侵入の発生量が大きい程又は発生度合が高い程、設定時間間隔がより短く変更され、より早期に空気抜き運転制御が実行されて、侵入した空気をより早期に排出させることが可能になる。これにより、その設置現場の状況に応じてより最適な空気抜き運転制御の実現が図られることになる。

0017

第2の発明では、上記温水タンクにその温水タンク内の水位を検出する水位検出手段を設け、空気抜き運転制御が開始されたとき上記温水タンク内の水位変動を上記水位検出手段からの水位検出情報に基づき監視し、上記空気抜き運転制御の開始から運転初期段階の時間経過範囲において設定水位差以上の水位低下を検知したとき次回の空気抜き運転制御を実行するための上記設定時間間隔をより短く変更設定するようにした(請求項3)。

0018

この第2の発明の場合、上記運転初期段階の時間経過範囲において設定水位差以上の水位低下が検知されれば、確実に空気侵入が発生していると判断され、設定時間間隔がそれまでに設定されているものよりも短く変更されて空気抜き運転制御がより短い周期で実行されることになる。このため、設置現場の状況に応じて空気侵入が発生し易ければ、その空気侵入を確実に検知して空気抜き運転制御を実行する設定時間間隔をより短く変更することが可能になる。これにより、設置現場の状況に対応してより最適な空気抜き運転制御を実現させることが可能になり、より確実な侵入空気の排出を行うことが可能になる。なお、上記の「設定水位差」は、温水タンクのサイズや、循環回路のいわゆる階上設置部分の延長長さや表面積等から想定される侵入空気量等に基づいて定めればよい。

0019

第3の発明は、2以上の暖房端末を備えた温水暖房システムの空気抜き運転制御方法に係り、循環用温水を貯留する温水タンクを備えた熱源機と、2以上の暖房端末とを個別の循環回路により接続し、循環ポンプの作動により循環回路を通して上記熱源機から加熱した温水を上記暖房端末に循環供給させて暖房運転を行うように構成された温水暖房システムを対象として、暖房運転停止状態において設定時間間隔毎に上記循環ポンプを作動して上記循環回路に非加熱の温水を循環させることによりその循環回路内の空気を上記温水タンクから排出させる空気抜き運転制御を実行する温水暖房システムの空気抜き運転制御方法を対象として、次の特定事項を備えることとした。すなわち、上記空気抜き運転制御を上記2以上の暖房端末毎に個別に実行するようにし、上記温水タンクにその温水タンク内の水位を検出する水位検出手段を設け、個々の暖房端末について上記空気抜き運転制御がが開始されたときその空気抜き運転制御の開始から運転初期段階の時間経過範囲における上記温水タンク内の水位低下に関する水位低下情報を上記水位検出手段からの水位検出情報に基づき収集し、個々の暖房端末毎に収集した水位低下情報に基づいて次回の空気抜き運転制御を実行するための上記設定時間間隔を暖房端末毎に個別に変更設定し、変更設定後の設定時間間隔毎に上記空気抜き運転制御を個々の暖房端末毎に実行するようにした(請求項4)。

0020

この第3の発明の場合、各暖房端末の空気抜き運転制御の開始毎にその運転初期段階の時間経過範囲での水位低下情報が収集され、収集された各暖房端末毎の水位低下情報に基づき設定時間間隔が各暖房端末毎に変更され、各暖房端末毎に個別に変更設定された設定時間間隔毎に空気抜き運転制御が2以上の暖房端末について個別に実行されることになる。このため、設置現場毎に暖房端末の数、種類や設置場所が異なっていても、各暖房端末毎に空気侵入の発生し易さ・発生し難さが上記水位低下情報に基づき判定され、これに基づいて各暖房端末毎の設定時間間隔が変更される結果、各暖房端末毎の状況に応じて最適な空気抜き運転が実行されることになる。

0021

次に、以上の温水暖房システムの空気抜き運転制御方法とは異なる手段により、上記目的を達成する手段として、第4の発明では、循環用温水を貯留する温水タンクを備えた熱源機と、少なくとも1の暖房端末とが循環回路により接続され、循環ポンプの作動によりこの循環回路を通して上記熱源機から加熱した温水を上記暖房端末に循環供給させて暖房運転を行うように構成され、かつ、暖房運転停止状態において設定時間間隔毎に上記循環ポンプを作動して上記循環回路に非加熱の温水を循環させることによりその循環回路内の空気を上記温水タンクから排出させる空気抜き運転制御を実行する空気抜き運転制御手段を備えた温水暖房システムを対象として、上記空気抜き運転制御が実行される設定時間間隔を変更可能に設定する時間間隔変更手段を備えることとした(請求項5)。

0022

この第4の発明の場合、上記時間間隔変更手段を自動制御系により構成すれば上記の第1〜第3の各発明における水位検出手段からの検出信号に基づいて設定時間間隔を予め定めた連続的もしくは段階的変更値に変更することが可能になり、あるいは、上記時間間隔変更手段を手動操作により変更可能なハード的な構成とすれば設置業者又は使用前の試験運転を行うサービスマンが設置現場の状況に応じて空気抜き運転制御を実行させる設定時間間隔を変更設定することが可能になり、いずれの場合も設置現場の状況に応じて空気抜き運転制御を最適化し得ることになる。

0023

第4の発明における時間間隔変更手段をハード的に構成する場合には、次のいずれか又は組み合わせを採用することができる。すなわち、第1としては、上記熱源機として上記空気抜き運転制御手段を含んで構成されたコントローラを備えたものとし、上記時間間隔変更手段として、上記コントローラに設けられて上記空気抜き運転制御手段による空気抜き運転制御の設定時間間隔を変更可能に設定するディップスイッチにより構成する(請求項6)。この場合には、ディップスイッチの切換操作により空気抜き運転制御を実行する設定時間間隔が変更されることになる。このようなディップスイッチは、1又は2以上、好ましくは暖房端末を接続し得る数だけ上記コントローラに設けておけばよい。これにより、設置現場毎に熱源機に接続する暖房端末の数が異なっていても、いずれの場合にも上記ディップスイッチの切換操作による設定時間間隔の変更設定が可能となる。

0024

第2としては、上記熱源機として上記空気抜き運転制御手段を含んで構成されたコントローラを備えたものとし、上記時間間隔変更手段を上記暖房端末に付設された操作手段により構成し、この操作手段として、上記空気抜き運転制御手段による空気抜き運転制御の設定時間間隔を変更可能に設定する操作信号を送出可能に上記コントローラと接続したものとする(請求項7)。この場合には、操作手段の設定操作によりその操作手段が付設された暖房端末に対する空気抜き運転制御の設定時間間隔を変更し得ることになる。このため、設置現場での暖房端末の現実の設置場所に応じて設置時、試験運転時、あるいは、使用開始後においても設定時間間隔の変更設定が可能になる。

0025

第3としては、上記熱源機として上記空気抜き運転制御手段を含んで構成されたコントローラを備えたものとし、上記時間間隔変更手段を、上記コントローラに設けられて上記暖房端末との間で制御信号入出力する複数個接続端子により構成する。そして、上記複数個の接続端子として、上記空気抜き運転制御手段による空気抜き運転制御の設定時間間隔として互いに異なる複数種類時間値が予め設定されたものとし、上記暖房端末が接続されることによりその暖房端末についての上記設定時間間隔を上記空気抜き運転制御手段に対し付与する構成とする(請求項8)。この場合には、設置現場で暖房端末の現実の設置場所に応じて接続する接続端子を選択することにより、その暖房端末について実行される空気抜き運転制御の設定時間間隔を変更設定し得ることになる。これにより、暖房端末を設置する際にその暖房端末の設置場所等に応じて、例えば短い時間間隔が設定された接続端子に、あるいは、長い時間間隔が設定された接続端子にと選択して接続するだけで、その暖房端末に適した時間間隔を変更設定することが可能になる。

発明の効果

0026

以上、説明したように、請求項1又は請求項2の温水暖房システムの空気抜き運転制御方法によれば、空気侵入が発生し易い状況にあればより短い周期で空気抜き運転制御を実行させる一方、空気侵入が発生し難い状況にあればより長い周期で空気抜き運転制御を実行させるというように、設置現場の状況に応じた最適な時間間隔で空気抜き運転を実行させることができる。このため、空気抜き運転制御が実行される設定時間間隔を設置現場の状況に応じて最適化することができる一方、空気抜き運転のための無駄なエネルギー消費を回避することができるようになる。

0027

特に、請求項2によれば、空気侵入の発生量が大きい程又は発生度合が高い程、設定時間間隔をより短く変更することができ、より早期に空気抜き運転制御を実行させて、侵入した空気をより早期に排出させることができるようになる。これにより、その設置現場の状況に応じてより最適な空気抜き運転制御の実現を図ることができる。

0028

請求項3の温水暖房システムの空気抜き運転制御方法によれば、運転初期段階に設定水位差以上の水位低下を検知すると、確実に空気侵入が発生していると判断して、設定時間間隔をより短く変更して空気抜き運転制御をより短い周期で実行させるようにしているため、設置現場の状況に応じて空気侵入が発生し易ければ、その空気侵入を確実に検知して空気抜き運転制御を実行する設定時間間隔をより短く変更することができる。これにより、設置現場の状況に対応してより最適な空気抜き運転制御を実現させることができ、より確実な侵入空気の排出を行うことができるようになる。

0029

請求項4の温水暖房システムの空気抜き運転制御方法によれば、運転初期段階に収集された水位低下情報に基づき設定時間間隔を各暖房端末毎に個別に変更して、変更設定した設定時間間隔毎に空気抜き運転制御を2以上の暖房端末について個別に実行させるようにしているため、設置現場毎に暖房端末の数、種類や設置場所が異なっていても、各暖房端末毎に空気侵入の発生し易さ・発生し難さを水位低下情報に基づき判定し、これに基づいて各暖房端末毎の設定時間間隔を変更設定することができる結果、各暖房端末毎の状況に応じて最適な空気抜き運転を実行させることができるようになる。

0030

請求項5〜請求項8のいずれかの温水暖房システムによれば、空気抜き運転制御を実行させる設定時間間隔を自動制御により、あるいは、設置業者等の手動操作により設置現場の状況に応じて変更設定することができるようになり、これにより、空気抜き運転制御を設置現場の状況に応じて最適化させることができる。

0031

特に、請求項6によれば、ディップスイッチの切換操作により空気抜き運転制御を実行する設定時間間隔を設置現場の状況に応じて最適なものに変更設定することができる。

0032

また請求項7によれば、操作手段の設定操作によりその操作手段が付設された暖房端末に対する空気抜き運転制御の設定時間間隔を変更設定することができ、設置現場での暖房端末の現実の設置場所に応じて設置時、試験運転時、あるいは、使用開始後においても設定時間間隔を変更設定することができるようになる。

0033

更に請求項8によれば、設置現場で暖房端末の現実の設置場所に応じて接続する接続端子を選択することにより、その暖房端末について実行される空気抜き運転制御の設定時間間隔を変更設定することができ、これにより、暖房端末を設置する際に暖房端末の設置場所等に応じてその暖房端末に適した時間間隔を変更設定することができるようになる。

発明を実施するための最良の形態

0034

以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。

0035

<第1実施形態>
図1は、本発明の実施形態が実施される温水暖房システムを示し、2は建物の例えば1階部分に設置された熱源機、4は熱源機2よりも上の例えば2階又は3階に設置されたいわゆる階上設置の暖房端末、5は熱源機2と同じ階に設置された暖房端末、6はコントローラである。なお、この第1実施形態では、階上設置の暖房端末が1つ設置された基本構成の温水暖房システムを例示しているが、階上設置の暖房端末が2以上設置され、これら2以上の暖房端末を個別の循環回路によって熱源機2に接続して温水暖房システムを構成するようにしてもよい。

0036

上記熱源機2は、底部に戻り路20が連通され循環用の湯水(以下「温水」という)が貯留される開放型の温水タンク21と、この温水タンク21内の温水を取り出し路22を通して圧送する循環ポンプ23と、この循環ポンプ23により圧送される温水が通過する間に燃焼バーナ24の燃焼熱により熱交換加熱する熱交換器25と、この熱交換器25により加熱された温水を供給する往き路26と、上記温水タンク21に外部から補水電磁弁27を介して補水する補水路28とを備えている。この補水路28の上流端は外部からの水道水供給管等に接続され、上記補水電磁弁27が開作動されることにより水道圧等に基づき温水タンク21に補水するようになっている。

0037

上記温水タンク21には設定高水位を検知する棒状電極(H電極)29と、設定低水位を検知する棒状電極(L電極)30とが設けられている。これらH電極29又はL電極30は温水が接触していればON信号を上記コントローラ6に出力し、その温水が非接触になればOFF信号を出力するようになっており、ON信号が出力されていればそれぞれ所定の水位まである一方、ONからOFFに変化すれば温水タンク21内の水位がそれぞれ所定の水位より低下したことが検知されるようになっている。これらH電極29とL電極30とによって水位検出手段が構成されている。そして、温水暖房システムの使用開始時には上記補水電磁弁27が開かれて後述の各循環回路や温水タンク21内に水が充満され、温水タンク21に対し上記H電極29がOFFからONに変わるまで、つまり設定高水位まで水が充填された状態で使用が開始される。

0038

また、上記熱源機2の往き路26の下流端には所定数分岐口を有する往き接続ヘッド31が連結され、上記戻り路20の上流端には所定数の分岐口を有する戻り用接続ヘッド32が連結されている。上記暖房端末4に対する往き配管41や、暖房端末5に対する往き配管51の上流端が個別に上記往き用接続ヘッド31に接続され、これら暖房端末4又は5からの戻り配管42,52が個別に上記戻り接続ヘッド32に接続されている。上記往き接続ヘッド31の各分岐口には開閉用の熱動弁(図示省略)が設けられ、例えば階上設置の暖房端末4の暖房運転を開始する際には上記コントローラ6からの指令信号により対応する熱動弁が開作動されて上記往き路26から往き配管41に加熱された温水が循環供給されるようになっている。そして、暖房端末4において放熱された後の温水が戻り配管42、接続ヘッド32及び戻り路20を通して温水タンク21に戻されるようになっている。従って、戻り用接続ヘッド32、戻り路20、取り出し路22、往き路26及び往き用接続ヘッド31を共通として、往き配管41及び戻り配管42により暖房端末4の循環回路が構成され、往き配管51及び戻り配管52により暖房端末5の循環回路が構成されている。つまり、暖房端末4,5毎に独立した系統の循環回路が形成されており、上記往き配管41,51及び戻り配管42,52が酸素透過性を有して外部から空気侵入のおそれのあるPE(ポリエチレン)配管等の合成樹脂配管により構成されている。

0039

上記暖房端末4,5としては、床暖房端末、ファンコンベクタもしくは浴室乾燥機等の種々のものにより構成されるが、本実施形態では共に床暖房端末により構成されているものとする。

0040

上記コントローラ6はMPU等を備えたマイコンにより構成され、各暖房端末4,5に付随して付設されたリモコン40,50にユーザが入力した運転指令等に基づいて暖房運転制御、補水制御や空気抜き運転制御等の種々の制御を行うものである。具体的には、上記コントローラ6は図2に示すように暖房運転制御部61と、補水制御部62と、異常判定処理部63と、空気抜き運転制御を実行する空気抜き運転制御手段としての空気抜き運転制御部64と、時間間隔変更手段としての時間間隔変更処理部65とを備えている。

0041

上記暖房運転制御部61は、ユーザが例えばリモコン40の暖房スイッチをONすると、そのON指令信号の出力を受けて暖房端末4の暖房運転を開始し、まず循環ポンプ23を作動させた後に燃焼バーナ24を燃焼作動させる。そして、往き用接続ヘッド31の対応する熱動弁を開作動させる。なお、この熱動弁が開くまでは図示省略のバイパス路を通して往き路26から戻り路20に熱源機2内で循環されるようになる。そして、熱動弁が開くと、温水タンク21内の温水が取り出し路22を通して熱交換器25に送られ、ここで加熱された温水が往き路26、往き用接続ヘッド31及び往き配管41を通して暖房端末4に送られ、この暖房端末4で放熱された後の温水が戻り配管42、戻り用接続ヘッド32及び戻り路20を通して温水タンク21に戻され、このような温水循環が繰り返されることになる。

0042

上記補水制御部62は、温水タンク21からの自然蒸発等による温水量減少に対処するために、温水タンク21内の水位が低下すれば補水制御により補水しようとするものである。具体的には、上記のL電極30がONからOFFに変化すれば、つまり温水タンク21内の水位が設定低水位を下回る位に低下すれば、その検知信号を受けて補水電磁弁27を開作動制御し補水路28から温水タンク内に補水し、この補水をH電極29がOFFからONに変化するまで、つまり温水タンク21内の水位が設定高水位以上になるまで継続し、上記H電極29のON信号出力により上記補水電磁弁27を閉作動制御して補水を終了する。

0043

上記異常判定処理部63は、空気侵入が発生したか否かの判定用のカウンタLと、漏水(少量漏れ)が発生したか否かの判定用のカウンタNと、空気抜き運転開始によりスタートして空気抜き運転制御の開始からの経過時間を計るタイマと、前回の補水制御の実行後にスタートして前回補水からの経過時間を計るタイマとを備え、上記のL電極30のON・OFF変化やH電極29のOFF・ON変化による水位変動情報に基づいて空気侵入が発生したか否かの判定(空気侵入判定)と、漏水が発生したか否かの判定(漏水判定)とを行い、判定結果に基づいて各種の対応処理を行うようになっている。なお、上記の漏水判定は、じわじわと少量ずつの漏水が生じているか否かの少量漏れ判定と、一度に多量の漏水が生じているか否かの多量漏れ判定との2種類に分けて行われるようになっている。

0044

加えて、上記異常判定処理部63には、空気侵入判定用設定時間値と、漏水判定用の設定時間値との2種類の時間値が予め設定され、詳しくは漏水判定用の設定時間値は少量漏れ判定用の設定時間値(前回補水から例えば64時間)と、多量漏れ判定用の設定時間値(今回の補水開始から例えば2分間)とに分かれている。上記空気侵入判定用の設定時間値とは、後述の空気抜き運転制御の開始から空気侵入判定用に設定した運転初期段階の時間経過範囲を規定する時間値であり、空気抜き運転制御の開始のために循環ポンプ23等が作動開始され、空気抜き運転制御対象の暖房端末の循環回路から、もしも空気が侵入していたとすれば、その侵入空気の全てが温水循環流と共に温水タンク21到達するであろう時間値(例えば10分)が設定されている。

0045

上記空気抜き運転制御部64は、暖房運転が停止された状態が所定時間以上継続する場合に、設定時間間隔毎に循環ポンプ23のみを作動させ、つまり燃焼バーナ24は燃焼作動させずに温水循環のみ行わせるようにし、これにより、対象とする暖房端末4及び/又は5に対し非加熱状態の温水を循環させて循環回路(特に往き配管41,51及び戻り配管42,52)に侵入しているかもしれない空気を温水タンク21まで流動させて温水タンク21から外部に開放させて排出するようになっている。このような空気抜き運転制御は、各暖房端末4,5毎に個別に実行されるようになっている。上記設定時間間隔としては当初は各暖暖房端末4,5について共に標準の時間値(例えば720時間)が予め設定されている。

0046

上記時間間隔変更処理部65は、上記空気抜き運転制御が実行される設定時間間隔を上記異常判定処理部63による空気侵入判定結果に基づいて変更するようになっている。つまり、後述の如く空気抜き運転制御の開始から運転初期段階の時間経過範囲における温水タンク21内の水位低下情報に基づいて上記各暖房端末4,5の設定時間間隔を個別に変更設定するようになっている。この変更設定は、上記標準の時間値から短縮側及び延長側のものとして予め段階的に定めた時間値(短縮側として例えば360時間,240時間、延長側として例えば960時間,1200時間)に変更設定するようになっている。なお、これに限らず、所定の増減比率に基づいて上記の変更設定を行うようにしてもよい。

0047

次に、図3フローチャートを参照しつつ、上記のコントローラ6による各種制御・処理について説明する。

0048

まず、前回までに設定された今回用の設定時間間隔が時間経過により到来すると、空気抜き運転制御部64による空気抜き運転制御が開始され、まず循環ポンプ23の作動が開始されると同時にタイマの計時が開始される(ステップS1)。なお、この空気抜き運転開始段階では、前回の空気抜き運転制御の終了から上記設定時間間隔(例えば720時間)の間に、又は、前回の暖房運転使用の終了からよほどの長期間にわたり運転停止状態が継続して、温水タンク21内からの自然蒸発により水位自体が低下する程になっている場合を除き、前回の空気抜き運転制御又は暖房運転制御により温水タンク21内には設定高水位までの水位が保持されH電極29はON状態になっている。なお、例外的によほどの長期間にわたり運転停止状態に放置されていても少なくとも設定低水位以上の水位があり、L電極30がON状態になっていることが空気抜き運転制御の開始条件とされる。そして、L電極30がON状態を維持する限りそのまま空気抜き運転を所定時間に亘り継続した後に、空気抜き運転制御を終了する(ステップS2でNO、ステップS1を所定時間に亘り繰り返した後に終了)。

0049

しかし、上記空気抜き運転制御の開始後にL電極30がONからOFFに変化すれば(ステップS2でYES)、タイマの計時に基づき上記のL電極30の変化(設定低水位の上から下への水位変化)が空気抜き運転制御の開始から運転初期段階の空気侵入判定用の設定時間(例えば10分間)範囲内か否かを確認する(ステップS3)。この空気侵入判定用の設定時間範囲が、空気抜き運転制御の設定時間間隔が変更設定される水位低下変動を検知する運転初期段階の時間経過範囲である。

0050

上記のL電極30の変化が上記設定時間の時間経過範囲内に発生したときは(ステップS3でNO)、カウンタLにプラス1回をカウントし(ステップS8)、このカウンタLのカウントが2回以上であれば空気侵入による落水(水位低下)と判断して落水処理予約を行う一方(ステップS9でYES、ステップS10)、上記カウンタLのカウンタが2回未満であればステップS5の補水電磁弁27の開作動に進む。上記の落水処理とは、時間間隔変更処理部65に対し空気侵入が発生したことの判定結果を出力し、この時間間隔変更処理部65により空気抜き運転制御部64の設定時間間隔を現在設定されている時間値、すなわち前回までに設定変更がなければ標準設定された時間値又は前回の空気抜き運転制御時に変更設定された時間値から、より短い時間値に変更設定させるものである。この処理の結果、空気抜き運転制御部64は次回の空気抜き運転制御を変更設定後の設定時間間隔に基づいて前回よりも短い周期で実行開始するようになる。また、上記カウンタLのカウンタが2回未満、つまり1回の場合には、ステップS5以降の補水制御により補水した上で空気抜き運転を継続し、それでもなお、上記の空気侵入判定用の設定時間範囲内にL電極30のONからOFFへの変化が生じてカウンタLが2回になれば、上記の落水処理を行う。つまり、1回目許容するものの、2回生じればそれは確実に空気侵入が発生したものと判定して落水処理を行う。

0051

上記ステップS3で空気侵入判定用の設定時間範囲を既に過ぎていれば(ステップS3でYES)、前回補水から漏水判定用の設定時間(例えば64時間)が経過しているか否かを確認する(ステップS4)。既に経過していれば、ステップS5の補水制御に直ぐに移行する(ステップS4でYES)。未だ経過していなければカウンタNにプラス1回をカウントし(ステップS4でNO、ステップS11)、このカウンタNのカウントが2回以上であれば少量漏れが発生していることによる水位低下と判断して少量漏れ処理を行う一方(ステップS12でYES、ステップS13)、上記カウンタNのカウンタが2回未満であればステップS5の補水電磁弁27の開作動に進む(ステップS12でNO)。上記の少量漏れ処理では、空気抜き運転を終了し、少量漏れが発生している旨をユーザに報知する。この報知は、例えばリモコン40,50等に「少量漏れが発生しています。サービスマンに連絡して下さい。」と文字により表示したり、これを意味するエラーコード番号を表示したり、あるいは、これらと共に警告灯点灯もしくは点滅を付加したりするようにする。上記カウンタNのカウントが2回未満、つまり1回の場合には、ステップS5〜S7の補水制御により補水した上で空気抜き運転を再開し、それでもなお、上記の空気侵入判定用の設定時間範囲(10分)以上は経過しているものの漏水判定用の設定時間(64時間)が経過する前に再びL電極30のONからOFFへの変化が生じてカウンタNが2回になれば、上記の少量漏れ処理を行う。つまり、空気侵入判定用の設定時間範囲内に生じたL電極30のONからOFFへの水位低下はカウントせずに、空気侵入判定用の設定時間を経過しかつ漏水判定用の設定時間内に生じた上記L電極30のONからOFFへの水位低下が2回生じれば、それは少量漏れが発生しているものと判定する。

0052

そして、ステップS5で補水電磁弁27を開作動し、補水路28から温水タンク21内に補水し、H電極29がOFFからONに変化すれば上記補水電磁弁27を閉作動させる(ステップS6でYES、ステップS9)。このステップS5〜S7が補水制御の内容である。この際に、ステップS5で補水電磁弁27を開作動して補水を開始したにも拘わらず、その補水を本来ならば設定高水位まで充填し得るであろう時間値として設定された設定時間(例えば2分間)継続しても、H電極29がなおもONに変化しないときには、多量漏れが発生していると判断して、補水電磁弁を閉作動した上で(ステップS6でNO、ステップS14)、多量漏れ処理を行う(ステップS15)。すなわち、上記の少量漏れ処理と同様にリモコン40,50を通してユーザにその旨報知する一方、循環ポンプ23の作動停止や熱動弁の閉作動等の遮断のための処理を即座に行う。

0053

一方、ステップS2での水位低下が発生せずに(ステップS2でNO)、ステップS1の空気抜き運転が継続されるには、図示を省略しているが、時間間隔変更処理部65にその旨の情報が出力され、これに基づき時間間隔変更処理部65は空気抜き運転制御部64の設定時間間隔を上記の現在設定されている時間値(標準設定時間値又は前回変更設定の時間値)からより長い時間値に変更設定させるようになっている。この処理の結果、空気抜き運転制御部64は次回の空気抜き運転制御を変更設定後の設定時間間隔に基づいて前回よりも長い周期で実行開始するようになる。さらに、水位低下は多少あるが(ステップS2でYES)、上記の落水処理(ステップS10)、少量漏れ処理(ステップS13)や、多量漏れ処理(ステップS15)に至らずに空気抜き運転が継続される場合には、上記時間間隔変更処理部65による設定時間間隔の変更設定処理は行われずに、空気抜き運転制御部64は上記の現在設定されている設定時間間隔に基づいて次回の空気抜き運転制御を実行する。

0054

以上の制御によれば、空気抜き運転制御の開始、つまり温水循環の開始により温水タンク21の水位が設定低水位を下回るまで低下したことがL電極30のONからOFFへの変化により検知された場合に、その水位低下検知という現象がどの時点に発生したかによって空気侵入判定用か漏水判定用かに区別しているため、空気侵入発生と漏水発生とを峻別して判定することができるようになる。すなわち、空気抜き運転制御の開始から運転初期段階の空気侵入判定用の設定時間経過範囲内であれば空気侵入判定用のカウンタLにカウントする一方、その設定時間経過後であって前回補水からの設定時間経過内であれば少量漏れ判定用のカウンタNにカウントするようにしているため、つまり空気侵入判定用の設定時間経過範囲内に発生した上記水位低下を漏水判定用としてはカウントしないようにしているため、上記現象の発生が空気侵入発生に起因するものか漏水発生に起因するものかを確実に区別して判定することができる。これにより、空気侵入の発生を確実に判定することができる一方、空気侵入の発生に起因する水位低下に基づき漏水発生との誤判定を招くことを確実に回避することができるようになる。

0055

また、上記の空気侵入判定用の設定時間経過範囲内に所定の水位低下が発生すれば、空気侵入が発生したと判定して空気抜き運転制御が実行される設定時間間隔を短縮し、次回の空気抜き運転制御を短縮した時間間隔で実行開始させる一方、水位低下が発生しなければ上記設定時間をより長く変更するようにしているため、例えば階上設置の暖房端末4については標準設定のものよりも短い時間間隔で、あるいは、熱源機2と同一階に設置された暖房端末5については標準設定のものよりも長い時間間隔でというように、暖房端末4,5の現実の設置状況に応じて最適な時間間隔で空気抜き運転制御を実行させることができる。

0056

<第2実施形態>
図4は、本発明の第2実施形態に係る温水暖房システムを示す。この温水暖房システムは、熱源機2aに対し、階上設置である2階の暖房端末4a,4b,4c,4dの4台と、1階の暖房端末5a,5b,5c,5d,5e,5fの6台との10台が接続されたものである。この内、暖房端末4a,4b,4cは2階の各部屋の床暖房端末、暖房端末4dは2階浴室の浴室乾燥機、暖房端末5a,5b,5cは1階の各部屋の床暖房端末、暖房端末5d,5eは1階のファンコンベクタ、暖房端末5fは1階浴室の浴室乾燥機によりそれぞれ構成されている。これらの暖房端末の内、床暖房端末には低温水が循環供給され、浴室乾燥機及びファンコンベクタには高温水が循環供給されるようになっている。また、同図には図示の関係上、往き配管と戻り配管とを1本線により図示しているが、同図中、符号41a,41b,41c,41d,51a,51b,51c,51d,51e,51fはそれぞれ往き配管を示し、符号42a,42b,42c,42d,52a,52b,52c,52d,52e,52fはそれぞれ往き配管を示している。そして、同図中、符号31aは低温用往き側接続ヘッド、32aは低温用の戻り側接続ヘッドを示し、また、符号31bは高温用の往き側接続ヘッド、32bは高温用の戻り側接続ヘッドを示している。さらに、符号43a,43b,43c,43d,53a,53b,53c,53d,53e,53fは各暖房端末4a,4b,4c,4d,5a,5b,5c,5d,5e,5fに付設された端末側コントローラを示している。

0057

上記熱源機2aは図5に示すように、第1実施形態の熱源機2(図1参照)に低温用の往き路33を追加したものであり、温水タンク21からの低温水を往き路33を通して低温用の往き側接続ヘッド31aに供給し、熱交換器25からの高温水を往き路26を通して高温用の往き側接続ヘッド31bに供給し、そして、低温用及び高温用の戻り側接続ヘッド32a,32bに戻された放熱後の温水を戻り路20を通して温水タンク21に戻すようにしている。なお、第1実施形態の熱源機2と同一構成要素には第1実施形態と同じ符号を付してその詳細な説明を省略する。

0058

この第2実施形態のコントローラ6は、第1実施形態のそれと同じ構成を備えている他、図6に示すように上記暖房端末4a〜4d,5a〜5fと同じ数(10個)の接続端子601〜610が設けられている。これらの接続端子601〜610の内、6個の接続端子601〜606は低温用の暖房端末4a〜4c,5a〜5cの6台分に対応して低温用に設定され、残る4個の接続端子607〜610は高温用の暖房端末4d,5d〜5fの4台分に対応して高温用に設定されている。各接続端子601〜610はコントローラ6の暖房運転制御部61(図2参照)、異常判定処理部63、空気抜き運転制御部64及び時間間隔変更処理部65と接続されてており、各接続端子601〜610に対し各端末側コントローラ43a〜43d,53a〜53fが接続されることにより両者間で双方向通信が可能となって、上記のコントローラ6による制御又は処理が暖房端末毎に行われるようになっている。

0059

加えて、各接続端子601〜610には、上記空気抜き運転制御部64による空気抜き運転制御が実行される設定時間間隔として初期設定の時間値について予め設定されたものが割り振られている。すなわち、低温用の第1〜第3接続端子601〜603には無限大(つまり空気抜き運転制御を非実行とする制御情報)が割り振られ、これら第1〜第3接続端子601〜603には空気侵入は発生し得ないと考えられる1階の床暖房端末である暖房端末5a〜5cの端末側コントローラ53a,53b,53cが接続されている。そして、低温用の第4接続端子604には最大時間値の時間間隔(例えば1440時間)が割り振られ、この第4接続端子604に対し2階の狭小面積の床暖房端末である暖房端末4aの端末側コントローラ43aが接続され、低温用の第5接続端子605には標準時間値の時間間隔(例えば720時間)が割り振られ、この第5接続端子605に対し2階の標準面積の床暖房端末である暖房端末4bの端末側コントローラ43bが接続され、低温用の第6接続端子606には最小時間値の時間間隔(例えば360時間)が割り振られ、この第6接続端子606に対し2階の大面積の床暖房端末である暖房端末4cの端末側コントローラ43cが接続されている。

0060

さらに、高温用の第7及び第8接続端子607,608には上記と同様に無限大(つまり空気抜き運転制御を非実行とする制御情報)が割り振られ、これら第7及び第8接続端子607,608には空気侵入は発生し得ないと考えられる1階のファンコンベクタである暖房端末5d,5eの端末側コントローラ53d,53eが接続され、第9接続端子609には最大時間値の時間間隔(例えば1440時間)が割り振られ、この第9接続端子609に対し1階浴室の浴室乾燥機である暖房端末5fの端末側リモコン53fが接続され、第10接続端子610には標準時間値の時間間隔(例えば720時間)が割り振られ、この第10接続端子610に対し2階浴室の浴室乾燥機である暖房端末4dの端末側リモコン43dが接続されている。

0061

以上の各接続端子601〜610が時間間隔変更手段を構成している。そして、このような接続端子601〜610と、端末側コントローラ43a〜43d,53a〜53fとの互いの接続は、設置工事の際に暖房端末の種類と設置場所に応じて行われ、これにより、空気抜き運転制御が実行される設定時間間隔として設置工事段階において既に暖房端末毎に互いに異なる時間値(無限大を含む)が初期設定(標準設定)されることになる。つまり、設置工事段階において、その設置現場の状況(暖房端末の種類、設置場所の状況)に応じて、空気抜き運転制御を実行させるか否かの切換や、空気抜き運転制御を実行させる場合には適切な設定時間間隔の切換設定(変更設定)を行うことができる。このような切換又は変更設定は該当する接続端子を選択して接続することにより初めて実現されることになるため、暖房端末側からコントローラ6に対し上記の切換又は変更設定の指令を付与するとも言える。

0062

<他の実施形態>
なお、本発明は上記第1及び第2実施形態に限定されるものではなく、その他種々の実施形態を包含するものである。すなわち、各暖房端末4,5に付設されたリモコン(端末側リモコン)40,50を、コントローラ6の空気抜き運転制御部64の設定時間間隔を変更設定し得る操作手段(時間間隔変更手段)として用いてもよい。この場合には、上記リモコン40,50に対し、時間間隔変更設定用のスイッチ手段等を設け、このスイッチ等の操作により時間間隔変更指令(操作信号)を上記コントローラ6に送出し得るようにすればよい。つまり、人為的な操作により上記設定時間間隔を変更設定し得るようにしてもよい。このような操作手段による人為的な変更設定は、上記実施形態の時間間隔変更処理部65と共に、あるいは、時間間隔変更処理部65に変えて付加するようにしてもよい。時間間隔変更処理部65と共に付加する場合には、上記操作信号による変更設定があればそれを優先させ、以後は時間間隔変更処理部65による制御に基づく変更設定を適用するようにすればよい。

0063

上記コントローラ6に設定時間間隔の設定用及びその変更設定用のディップスイッチ(時間間隔変更手段)を熱源機2に接続可能な暖房端末の数と同数だけ設け、各ディップスイッチを個々の暖房端末と対応付けて、その暖房端末毎の設定時間間隔をディップスイッチの切換操作により人為的に変更設定可能にしてもよい。

0064

上記の人為的な変更設定を可能とするハード的な時間間隔変更手段(第2実施形態の接続端子、操作手段又はディップスイッチの内の1又は2以上の組み合わせ)に対し、第1実施形態の自動制御により変更設定を可能とする時間間隔変更処理部65を組み合わせて、温水暖房システムを構成するようにしてもよい。

0065

上記実施形態では、水位検出手段としてH電極29とL電極30との組み合わせを用いたが、例えば水位の変動と共に移動して連続的に水位を検出するフロート付きの水位センサを水位検出手段として用いるようにしてもよい。

0066

上記実施形態では熱源機2が1階部分に設置されている場合を示したが、これに限らず、熱源機が上下方向に対し1つの暖房端末よりも低位に設置されている温水暖房システムに本発明を適用することができる。

0067

また、上記実施形態では空気抜き運転開始前に設定高水位以上の水位を検知(H電極がON状態)していた状態から空気抜き運転開始により設定低水位未満までの水位低下(設定水位差以上の水位低下)を検知(L電極がONからOFFに変化)したときに、空気侵入が発生したと判定して設定時間間隔の変更設定するようにしているが、これは上記の如き水位低下があれば確実に空気侵入が発生しているであろうと判定することができるものであり、これに限らず、空気抜き運転開始前の水位状態の如何に拘わらず設定低水位の上から下への水位低下の検知(L電極がONからOFFに変化)したとき、あるいは、設定高水位の上から下への水位低下の検知(H電極がONからOFFに変化)したときに、空気侵入判定用のカウンタLにプラス1したり、あるいは、空気侵入が発生したと判定して上記設定時間間隔の変更設定を行うようにしてもよい。また、図3のフローチャートにおいて、空気侵入判定用のカウンタLが1回で上記設定時間間隔の変更設定を行うようにしてもよい。

0068

さらに、上記実施形態では温水として補水路28により補水される水道水等の水を対象にしているが、これに限らず、水道水以外の液体熱媒体も「温水」に含まれる。

図面の簡単な説明

0069

本発明の第1実施形態が適用される温水暖房システムの模式図である。
コントローラの内容を示すブロック図である。
コントローラによる制御内容を示すフローチャートである。
第2実施形態の温水暖房システムの模式図である。
図4の熱源機を示す模式図である。
図4のコントローラと端末側コントローラとの接続関係を示すブロック図である。

符号の説明

0070

2,2a熱源機
4,5暖房端末
4a〜4d 暖房端末
5a〜5f 暖房端末
6コントローラ
20戻り路(循環回路)
21温水タンク
22取り出し路(循環回路)
26,33往き路(循環回路)
29 H電極(水位検出手段)
30 L電極(水位検出手段)
40,50端末側リモコン(操作手段、時間間隔変更手段)
41,51往き配管(循環回路)
41a〜41d,51a〜51f 往き配管(循環回路)
42,52戻り配管(循環回路)
42a〜42d,52a〜52f 戻り配管(循環回路)
64空気抜き運転制御部(空気抜き運転制御手段)
65 時間間隔変更処理部(時間間隔変更手段)
601〜610接続端子(時間間隔変更手段)

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    【課題】高温側の第1流体が流れる第1流路と低温側の第2流体が流れる第2流路とを有する熱交換器を備える熱源装置において、第2流路の流路詰まりを正確に判定する。【解決手段】熱源装置の作動中、液々熱交換器3... 詳細

  • 株式会社ノーリツの「 給湯装置」が 公開されました。( 2020/10/29)

    【課題】熱媒体の循環による浴室暖房機能を有する給湯装置において、入浴時のユーザの快適性を向上させる。【解決手段】給湯装置10は、浴室暖房機20に対して熱媒体を循環供給するための浴室暖房回路と、コントロ... 詳細

  • 三菱電機株式会社の「 冷凍サイクル装置」が 公開されました。( 2020/10/22)

    【課題・解決手段】冷凍サイクル装置は、筐体と、屋外に連通する第1の入口及び室内に連通する第1の出口を有する第1の風路と、室内に連通する第2の入口及び屋外に連通する第2の出口を有する第2の風路と、第1の... 詳細

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