図面 (/)

技術 筆記具用金属光沢調樹脂成形部材

出願人 パイロットインキ株式会社
発明者 石村直哉蟹江孝司
出願日 2003年8月8日 (17年4ヶ月経過) 出願番号 2003-290015
公開日 2005年3月10日 (15年9ヶ月経過) 公開番号 2005-059278
状態 特許登録済
技術分野 高分子組成物 顔料、カーボンブラック、木材ステイン ペン軸
主要キーワード 筆記具用部材 筆記具部材 薄片状酸化アルミニウム RBE ナブラ 金属光沢調 RBD 特定粒子
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2005年3月10日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (0)

図面はありません

課題

コスト面、環境面に優れ、部材の形状を選ぶことなく成形できる、鮮明な色彩輝度の高い金属光沢を併せ持つ筆記具用金属光沢調樹脂成形部材を提供する。

解決手段

熱可塑性樹脂中に、少なくとも雲母又はアルミナ酸化鉄被覆した、又は、酸化チタンで被覆した後、酸化鉄で被覆したパール顔料を0.01〜5.0重量%、光透過性を有する着色材を0.01〜5.0重量%配合する樹脂組成物を成形してなる。前記樹脂組成物に、雲母、アルミナ、ガラス片の何れかを酸化チタンで被覆したパール顔料を0.01〜5.0重量%配合してなる。

概要

背景

従来より、金属光沢調外観を有する筆記具部材は、成形された部材への金属粉パール顔料を配合したインキの塗装、金属の蒸着メッキ金属蒸着フィルムからの転写や、金属粉やパール顔料を直接樹脂練り込んだ後に成形することで製造されている。
特開2001−158196号公報

しかしながら、塗装、金属蒸着、メッキ等により金属光沢を施した場合、製造工程が複雑となると共に、摩擦により金属光沢が剥がれてしまい商品価値が下がることがある。また、金属蒸着フィルムから転写する場合、種々の金属光沢色を施すことができるが、表面形状が凹凸を有するものには転写できないため、特定形状の部材でしか使用できない。
これに対して金属粉やパール顔料を直接樹脂に練り込んだ後に成形する方法においては、製造工程を複雑にすることなく、部材の形状を選ばずに安価に金属光沢を付与できるが、着色材を併用して鮮明な色彩を有する金属光沢色の成形物を得るために、金属粉のみを配合した場合、黒ずんだ色調になってしまい、鮮明な色彩を有する金属光沢色の成形物を得ることができなかった。また、着色材と共に酸化チタン被覆したガラス片天然雲母等の干渉色のパール顔料を用いた場合、鮮明な色彩は得られるものの、十分な金属光沢を得ることができないと共に、成形物の薄肉部において光透過性を有してしまい、商品価値を下げることがあった。
更に、前記着色材として隠蔽性を有するものを用いた場合、着色材による色彩は得られるものの、前記金属粉やパール顔料を樹脂中に添加しても金属光沢は得られ難く、特に赤色系の着色材を用いた場合において顕著であった。

概要

コスト面、環境面に優れ、部材の形状を選ぶことなく成形できる、鮮明な色彩と輝度の高い金属光沢を併せ持つ筆記具用金属光沢調樹脂成形部材を提供する。熱可塑性樹脂中に、少なくとも雲母又はアルミナ酸化鉄で被覆した、又は、酸化チタンで被覆した後、酸化鉄で被覆したパール顔料を0.01〜5.0重量%、光透過性を有する着色材を0.01〜5.0重量%配合する樹脂組成物を成形してなる。前記樹脂組成物に、雲母、アルミナ、ガラス片の何れかを酸化チタンで被覆したパール顔料を0.01〜5.0重量%配合してなる。 なし

目的

本発明は、前記従来の問題を解決するものであって、熱可塑性樹脂中に特定のパール顔料と着色材を配合することにより、コスト面、環境面に優れ、部材の形状を選ぶことなく成形できる、鮮明な色彩と輝度の高い金属光沢を併せ持つ筆記具用金属光沢調樹脂成形部材を提供するものである。更に、特定粒子径のアルミニウム粉を添加することにより、薄肉部においても高い隠蔽性を有する筆記具用金属光沢調樹脂成形部材を提供するものである。

効果

実績

技術文献被引用数
1件
牽制数
2件

この技術が所属する分野

ライセンス契約や譲渡などの可能性がある特許掲載中! 開放特許随時追加・更新中 詳しくはこちら

請求項1

熱可塑性樹脂中に、少なくとも雲母又はアルミナ酸化鉄被覆したパール顔料、又は、酸化チタンで被覆した後、酸化鉄で被覆したパール顔料を0.01〜5.0重量%、光透過性を有する着色材を0.01〜5.0重量%配合する樹脂組成物成形してなる筆記具用金属光沢調樹脂成形部材

請求項2

前記樹脂組成物に、雲母、アルミナ、ガラス片のいずれかを酸化チタンで被覆したパール顔料を0.01〜5.0重量%配合してなる請求項1記載の筆記具用金属光沢調樹脂成形部材。

請求項3

前記樹脂組成物に、平均粒子径1〜30μmのアルミニウム粉を0.01〜1.0重量%配合してなる請求項1又は2に記載の筆記具用金属光沢調樹脂成形部材。

請求項4

前記着色材が、1種又は2種以上の赤色系顔料である請求項1乃至3のいずれかに記載の筆記具用金属光沢調樹脂成形部材。

技術分野

0001

本発明は筆記具用金属光沢調樹脂成形部材に関する。更に詳細には、鮮明な色彩輝度の高い金属光沢を呈する筆記具用金属光沢調樹脂成形部材に関する。

背景技術

0002

従来より、金属光沢調外観を有する筆記具部材は、成形された部材への金属粉パール顔料を配合したインキの塗装、金属の蒸着メッキ金属蒸着フィルムからの転写や、金属粉やパール顔料を直接樹脂練り込んだ後に成形することで製造されている。
特開2001−158196号公報

0003

しかしながら、塗装、金属蒸着、メッキ等により金属光沢を施した場合、製造工程が複雑となると共に、摩擦により金属光沢が剥がれてしまい商品価値が下がることがある。また、金属蒸着フィルムから転写する場合、種々の金属光沢色を施すことができるが、表面形状が凹凸を有するものには転写できないため、特定形状の部材でしか使用できない。
これに対して金属粉やパール顔料を直接樹脂に練り込んだ後に成形する方法においては、製造工程を複雑にすることなく、部材の形状を選ばずに安価に金属光沢を付与できるが、着色材を併用して鮮明な色彩を有する金属光沢色の成形物を得るために、金属粉のみを配合した場合、黒ずんだ色調になってしまい、鮮明な色彩を有する金属光沢色の成形物を得ることができなかった。また、着色材と共に酸化チタン被覆したガラス片天然雲母等の干渉色のパール顔料を用いた場合、鮮明な色彩は得られるものの、十分な金属光沢を得ることができないと共に、成形物の薄肉部において光透過性を有してしまい、商品価値を下げることがあった。
更に、前記着色材として隠蔽性を有するものを用いた場合、着色材による色彩は得られるものの、前記金属粉やパール顔料を樹脂中に添加しても金属光沢は得られ難く、特に赤色系の着色材を用いた場合において顕著であった。

発明が解決しようとする課題

0004

本発明は、前記従来の問題を解決するものであって、熱可塑性樹脂中に特定のパール顔料と着色材を配合することにより、コスト面、環境面に優れ、部材の形状を選ぶことなく成形できる、鮮明な色彩と輝度の高い金属光沢を併せ持つ筆記具用金属光沢調樹脂成形部材を提供するものである。更に、特定粒子径のアルミニウム粉を添加することにより、薄肉部においても高い隠蔽性を有する筆記具用金属光沢調樹脂成形部材を提供するものである。

課題を解決するための手段

0005

本発明の筆記具用金属光沢調樹脂成形部材は、熱可塑性樹脂中に、少なくとも雲母又はアルミナ酸化鉄で被覆した、又は、酸化チタンで被覆した後、酸化鉄で被覆したパール顔料を0.01〜5.0重量%、光透過性を有する着色材を0.01〜5.0重量%配合する樹脂組成物を成形してなることを要件とする。更に、前記樹脂組成物に、雲母、アルミナ、ガラス片の何れかを酸化チタンで被覆したパール顔料を0.01〜5.0重量%配合してなること、前記樹脂組成物に、平均粒子径1〜30μmのアルミニウム粉を0.01〜1.0重量%配合してなること、前記着色材が、1種又は2種以上の赤色系顔料であることを要件とする。

発明の効果

0006

本発明により、コスト面、環境面に優れ、部材の形状を選ぶことなく成形できる、鮮明な色彩と輝度の高い金属光沢を有する筆記具用金属光沢調樹脂成形部材を得ることができる。更に、薄肉部においても高い隠蔽性を有する筆記具用金属光沢調樹脂成形部材を得ることができる。

発明を実施するための最良の形態

0007

本発明に用いられるパール顔料としては、天然雲母、合成雲母等の雲母又はアルミナの表面に酸化鉄によるコーティングを施したもの、或いは酸化チタン及び酸化鉄によるコーティングを施した金属光沢を有するものが用いられる。
前記パール顔料は、粒子径が5〜150μm、好ましくは5〜60μmのものが用いられる。粒子径が150μmより大きいと筆記具部材の表面に粒子の粗さやざらつきが感じられ、5μmより小さいと筆記具部材に輝度の高い金属光沢色を与え難くなる。
更に、前記パール顔料は、樹脂組成物全量中、0.01〜5.0重量%の範囲で配合される。0.01重量%より少ないと輝度の高い金属光沢が筆記具部材の全面で得られ難く、5.0重量%を越えて添加すると樹脂量の減少により筆記具部材としての強度が得られ難くなり、嵌合部での破断クラックが生じ易くなる。

0008

前記天然雲母の表面を酸化鉄で被覆、又は、酸化チタン及び酸化鉄で被覆した金属光沢を有するパール顔料としては、具体的には、メルク社製の商品名「イリオジン品番:500(粒度分布10〜60μm:ブロンズ)、502(粒度分布10〜60μm:赤色)、504(粒度分布10〜60μm:ワインレッド)、505(粒度分布10〜60μm:紫色)、522(粒度分布5〜25μm:赤茶色)、524(粒度分布5〜25μm:赤色)、532(粒度分布5〜25μm:赤茶色)、534(粒度分布5〜25μm:赤色)、300(粒度分布10〜60μm:赤金色)、302(粒度分布5〜25μm:赤金色)、303(粒度分布10〜60μm:赤金色)、309(粒度分布10〜60μm:青金色)、エンゲルハード社製の商品名「ルミナブラス」等を例示できる。

0009

前記アルミナの表面を酸化鉄で被覆したパール顔料としては、具体的には、薄片状酸化アルミニウム芯物質とした、メルク社製の商品名「シラリック」品番:T60−50WNT(10〜30μm:銅色)、T60−51WNT(10〜30μm:赤色)等を例示できる。

0010

前記着色材としては、樹脂組成物中に分散した状態で光透過性を有するものであれば着色顔料着色染料等の汎用のものが使用でき、1種又は2種以上を併用して使用できる。隠蔽性を有する着色材を用いた場合には、筆記具部材に鮮明な色彩を与えることはできるが、輝度の高い金属光沢は付与し難いのに対して、光透過性を有する着色材を用いた場合、筆記具部材に鮮明な色彩と共に、輝度の高い金属光沢を付与することができる。
特に、前記着色材として、1種又は2種以上の赤色系顔料を用いた場合、一般的な隠蔽性を有する赤色着色材では得られ難い赤色金属光沢色の筆記具用部材が、光透過性を有する赤色顔料を用いることにより、鮮明な赤色且つ輝度の高い金属光沢を有する筆記具部材として得られる。
前記着色材は、樹脂組成物中0.01〜5.0重量%の範囲で添加される。0.01重量%より少ないと着色効果が小さく、5.0重量%を越えて添加すると樹脂量の減少により成形性が悪化すると共に、筆記具部材としての強度が得られ難くなり、嵌合部において破断やクラックが生じ易くなる。
また、着色材として顔料を用いる場合、粒子径が1μm以下のものが好ましく用いられる。顔料の粒子径が1μmより大きいと可視光波長より大きくなることから光透過性が悪くなり、金属光沢が発現し難くなる。
尚、本発明における光透過性を有する着色材とは、光透過性を有する樹脂(例えばPPランダムコポリマー、GPPS、透明ABS等)中に着色材を0.1%濃度で均一に分散し、1mm厚のプレート状に成形した成形物により、透過像視認できるものである。

0012

前記熱可塑性樹脂は、樹脂組成物全量中、80〜99.5重量%の割合で配合される。80重量%より少ないと筆記具部材としての強度が得られ難く、嵌合部での破断やクラックが生じ易くなり、また、99.5重量%より多いと着色材及びパール顔料の添加量が減少し、着色材による色彩及び金属光沢が得られ難くなる。

0013

更に、前記筆記具部材を形成する樹脂組成物中には、合成雲母、天然雲母等の雲母、アルミナ、ガラス片等の表面を酸化チタンで被覆した干渉色のパール顔料を添加するすることにより、筆記具部材全体を明るい色調にすることができる。
前記干渉色のパール顔料は、粒子径が5〜150μm、好ましくは5〜60μmのものが用いられる。粒子径が150μmより大きいと筆記具部材の表面に粒子の粗さやざらつきが感じられ、5μmより小さいと筆記具部材全体に明るい色調を与え難くなる。
更に、前記パール顔料は、樹脂組成物全量中、0.01〜5.0重量%の範囲で配合される。0.01重量%より少ないと明るい色調が筆記具部材の全面で得られ難く、5.0重量%を越えて添加すると樹脂量の減少により成形性が悪化すると共に、筆記具部材としての強度が得られ難くなり、嵌合部において破断やクラックが生じ易くなる。

0014

前記干渉色のパール顔料において、天然雲母の表面を酸化チタンで被覆したパール顔料としては、具体的には、メルク社製の商品名「イリオジン」品番:100(粒度分布10〜60μm:シルバー)、205(粒度分布10〜60μm:プラチナゴールド)、225(粒度分布10〜60μm:パールブルー)、235(粒度分布10〜60μm:パールグリーン)、エンゲルハード社製の商品名「ルミナカラーズ」品番:ルミナゴールド(粒度分布10〜48μm:金色)、ルミナレッド(粒度分布10〜48μm:メタリックレッド)、ルミナレッドブルー(粒度分布10〜48μm:メタリックブルー)、ルミナアクアブルー(粒度分布10〜48μm:メタリックブルー)、ルミナグリーン(粒度分布10〜48μm:メタリックグリーン)、ルミナタコイズ(粒度分布10〜48μm:メタリックグリーン)等を例示できる。

0015

前記合成雲母の表面を酸化チタンで被覆したパール顔料としては、具体的には、日本光研工業(株)製の商品名「アルティミカ」品番:SB−100(5〜30μm:銀色)、SD−100(10〜60μm:銀色)、SE−100(15〜100μm:銀色)、YB−100(5〜30μm:金色)、YD−100(10〜60μm:金色)、YE−100(15〜100μm:金色)、RD−100(10〜60μm:メタリックレッド)、RE−100(15〜100μm:メタリックレッド)、RBB−100(5〜30μm:メタリックパープル)、RBD−100(10〜60μm:メタリックパープル)、RBE−100(15〜100μm:メタリックパープル)、VB−100(5〜30μm:メタリックバイオレット)、VD−100(10〜60μm:メタリックバイオレット)、VE−100(15〜100μm:メタリックバイオレット)、BB−100(5〜30μm:メタリックブルー)、BD−100(10〜60μm:メタリックブルー)、BE−100(15〜100μm:メタリックブルー)、GB−100(5〜30μm:メタリックグリーン)、GD−100(10〜60μm:メタリックグリーン)、GE−100(15〜100μm:メタリックグリーン)等を例示できる。

0016

前記アルミナの表面を酸化チタンで被覆したパール顔料としては、具体的には、薄片状酸化アルミニウムを芯物質とした、メルク社製の商品名「シラリック」品番:T50−10(10〜30μm:銀色)、T60−10WNT(10〜30μm:銀色)、T60−20WNT(10〜30μm:金色)、T60−24WNT(10〜30μm:メタリックグリーン)、T60−23WNT(10〜30μm:メタリックブルー)、T60−21WNT(10〜30μm:メタリックレッド)、T60−25WNT(10〜30μm:メタリックターコイズ)等を例示できる。

0017

前記ガラス片の表面を酸化チタンで被覆したパール顔料としては、具体的には、鱗片状のガラス片を酸化チタンで被覆した日本板硝子(株)製の商品名「メタシャイン」品番:MC1040RS〔平均厚さ1μm、平均粒度40μm、銀色〕、MC1040RY〔平均厚さ1μm、平均粒度40μm、金色〕、MC1040RR〔平均厚さ1μm、平均粒度40μm、メタリックレッド〕、MC1040RB〔平均厚さ1μm、平均粒度40μm 、メタリックブルー〕、MC1040RG〔平均厚さ1μm、平均粒度40μm、メタリックグリーン〕、MC1020RS〔平均厚さ1μm、平均粒度20μm、銀色〕、MC1020RY〔平均厚さ1μm、平均粒度20μm、金色〕、MC1020RR〔平均厚さ1μm、平均粒度20μm、メタリックレッド〕、MC1020RB〔平均厚さ1μm、平均粒度20μm、メタリックブルー〕、ME2015PS〔平均厚さ2μm、平均粒度15μm、銀色〕、ME2025PS〔平均厚さ2μm、平均粒度25μm、銀色〕等を例示できる。

0018

また、前記筆記具部材を形成する樹脂組成物中に、アルミニウム粉を添加することにより、筆記具部材全体の輝度を高めると共に、薄肉部における隠蔽性を高めることができるので、筆記具としての商品価値を向上させることができる。
前記アルミニウム粉は、平均粒子径が1〜30μmのものが用いられる。粒子径が1μmより小さいと輝度を高め難くなり、30μmより大きいと筆記具部材の表面に粒子の粗さやざらつきが目視により感じられる。特に、製品寸法が小さく、平面をほとんど有さない筆記具部材においては粒子の粗さが目立ってしまうため好ましくない。
更に、前記アルミニウム粉は、樹脂組成物全量中、0.01〜1.0重量%の範囲で配合される。0.01重量%より少ないと輝度や隠蔽性を高める効果が得られ難く、1.0重量%を越えて添加すると彩度が著しく低下し、着色材による鮮明な色彩が得られ難くなり、黒ずんだものとなる。

0019

また、必要に応じて前記熱可塑性樹脂に分散剤紫外線吸収剤酸化防止剤、安定剤、ワックス類老化防止剤等の各種添加剤を適宜配合することができる。

0020

前記パール顔料及び着色材を配合した樹脂組成物を、ペレット粉末等の形態として、射出成形押出成形ブロー成形注型成形等により成形することで、鮮明な色彩と輝度の高い金属光沢を有する筆記具用金属光沢調樹脂成形部材が得られる。
前記筆記具用金属光沢調樹脂成形部材として、キャップ軸筒ペン芯ペン先ホルダーグリップ頭冠尾栓クリップ等の形態で使用できる。

0021

以下に実施例を示す。尚、実施例中の部は重量部である。

0022

実施例1
天然雲母を酸化鉄で被覆してなる、粒子径10〜60μmのパール顔料(商品名:イリオジン500、メルク社製)1.0部、光透過性を有する有機赤色顔料0.5部、PPランダムコポリマー樹脂98.0部及び分散剤0.5部とを混合し、エクストルーダーにて200℃で溶融混練し、着色ペレットとした。
このペレットを筆記具のキャップ用の射出成形機にて、180〜200℃で成形し、直径12mmのキャップ用部材とした後、頭冠及びクリップを嵌め込み筆記具用キャップを得た。
得られた筆記具用キャップは鮮明な赤色を呈すると共に、良好な金属光沢を呈した。

0023

実施例2
天然雲母を酸化鉄で被覆してなる、粒子径5〜25μmのパール顔料(商品名:イリオジン522、メルク社製)0.5部、光透過性を有する有機赤色顔料1.0部、PPホモポリマー樹脂98.0部及び分散剤0.5部とを混合し、エクストルーダーにて220℃で溶融混練し、着色ペレットとした。
このペレットを筆記具のキャップ用の射出成形機にて、200〜220℃で成形し、直径12mmのキャップ用部材とした後、頭冠及びクリップを嵌め込み、筆記具のキャップを得た。
得られた筆記具用キャップは鮮明な赤色を呈すると共に、良好な金属光沢を呈した。

0024

実施例3
天然雲母を酸化鉄で被覆してなる、粒子径10〜60μmのパール顔料(商品名:イリオジン504、メルク社製)0.25部、光透過性を有する有機赤色顔料1.0部、天然雲母を酸化チタンで被覆してなる、粒子径が6〜48μmのパール顔料(商品名:ハイライトスーパーレッド、エンゲルハード社製)0.25部、PPランダムコポリマー樹脂98.0部及び分散剤0.5部とを混合し、エクストルーダーにて200℃で溶融混練し、着色ペレットとした。
このペレットを筆記具のキャップ用の射出成形機にて、180〜200℃で成形し、直径12mmのキャップ用部材とした後、頭冠及びクリップを嵌め込み、筆記具のキャップを得た。
得られた筆記具用キャップは鮮明な赤色を呈すると共に、良好な金属光沢を呈した。

0025

実施例4
天然雲母を酸化鉄で被覆してなる、粒子径10〜60μmのパール顔料(商品名:イリオジン500、メルク社製)1.0部、光透過性を有する有機赤色顔料0.5部、平均粒子径が25μmのアルミニウム粉0.1部、PPランダムコポリマー樹脂97.9部及び分散剤0.5部とを混合し、エクストルーダーにて200℃で溶融混練し、着色ペレットとした。
このペレットを筆記具のキャップ用の射出成形機にて、180〜200℃で成形し、直径12mmのキャップ用部材とした後、頭冠及びクリップを嵌め込み、筆記具用キャップを得た。
得られた筆記具用キャップは鮮明な赤色及び輝度の高い金属光沢を呈すると共に、隠蔽性の高いものであった。

0026

比較例1
平均粒子径が25μmのアルミニウム粉1.0部、光透過性を有する有機赤色顔料0.5部、PPランダムコポリマー樹脂98.0部及び分散剤0.5部とを混合し、エクストルーダーにて200℃で溶融混練し、着色ペレットとした。
このペレットを筆記具のキャップ用の射出成形機にて、180〜200℃で成形し、直径12mmのキャップ用部材とした後、頭冠及びクリップを嵌め込み、筆記具用キャップを得た。
得られた筆記具用キャップは良好な金属光沢を呈するものの、黒ずんだ薄い赤褐色となり、鮮明な赤色は呈することがなかった。

0027

比較例2
光透過性を有する有機赤色顔料0.5部、天然雲母を酸化チタンで被覆してなる、粒子径が6〜48μmのパール顔料(商品名:ハイライトスーパーレッド、エンゲルハード社製)1.0部、PPランダムコポリマー樹脂98.0部及び分散剤0.5部とを混合し、エクストルーダーにて200℃で溶融混練し、着色ペレットとした。
このペレットを筆記具のキャップ用の射出成形機にて、180〜200℃で成形し、直径12mmのキャップ用部材とした後、頭冠及びクリップを嵌め込み、筆記具のキャップを得た。
得られた筆記具用キャップは鮮明な赤色を呈するものの、十分な金属光沢は得られなかった。また、前記キャップの薄肉部は光透過性を有し、内部が透け見えるものとなり、商品価値の低いものとなった。

ページトップへ

この技術を出願した法人

この技術を発明した人物

ページトップへ

関連する挑戦したい社会課題

関連する公募課題

該当するデータがありません

ページトップへ

おススメ サービス

おススメ astavisionコンテンツ

新着 最近 公開された関連が強い技術

この 技術と関連性が強い人物

関連性が強い人物一覧

この 技術と関連する社会課題

関連する挑戦したい社会課題一覧

この 技術と関連する公募課題

該当するデータがありません

astavision 新着記事

サイト情報について

本サービスは、国が公開している情報(公開特許公報、特許整理標準化データ等)を元に構成されています。出典元のデータには一部間違いやノイズがあり、情報の正確さについては保証致しかねます。また一時的に、各データの収録範囲や更新周期によって、一部の情報が正しく表示されないことがございます。当サイトの情報を元にした諸問題、不利益等について当方は何ら責任を負いかねることを予めご承知おきのほど宜しくお願い申し上げます。

主たる情報の出典

特許情報…特許整理標準化データ(XML編)、公開特許公報、特許公報、審決公報、Patent Map Guidance System データ