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技術 雨量計

出願人 株式会社総合防災システム研究所
発明者 瀬尾克美
出願日 2004年6月30日 (14年3ヶ月経過) 出願番号 2004-192608
公開日 2005年2月24日 (13年8ヶ月経過) 公開番号 2005-049339
状態 特許登録済
技術分野 気象学
主要キーワード 横向き開口 測候所 雨量計測 受水口 導水パイプ 遮蔽面積 土砂災害 計測方式
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2005年2月24日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (6)

課題

、鉛直方向から降り注ぐ雨滴受け入れる上向き受水口に加えて、鉛直方向以外から飛来する雨滴を確実かつ効率よく受け入れ、また、斜面等の浸潤に寄与する雨滴のみを観測することができる雨量計を提供する。

解決手段

鉛直方向から降り注ぐ雨滴を受け入れる上向き受水部1と、鉛直方向以外の方向から飛来する雨滴を受け入れる横向き受水部2と、これらの受水部1、2により受け入れた雨量計測する計測器4、5から成り、上記横向き受水部2が、円周面に沿った横向き開口部2aと、該開口部2aから内部に入ってきた雨滴を受け止める受水板2bと、該受水板2bにより受け止められて落下または流下する雨滴を集水する受水漏斗2cと、該受水漏斗2cにより集水された雨水を上記計測器5に排出する排出手段2dから構成される。

概要

背景

一般の雨量計は、鉛直方向に降り注ぐ雨量計測するように構成されている。
しかし、標高が高い山岳等においては、降雨時に強い風を伴う場合が多く、鉛直方向に降り注ぐ雨滴だけでなく、斜め方向や横方向から飛来したり、極端な場合には下方から吹き上げる雨滴も無視できない。このような鉛直方向以外からの雨滴は、山岳稜線や斜面を浸潤させて土砂災害に少なからぬ影響を与える。そこで、鉛直方向からの雨滴に加えて、鉛直方向以外からの雨滴も計測して、土砂災害の予測に役立てる必要がある。

従来、図5に示すように、鉛直方向から降り注ぐ雨滴を受け入れる上向き受水部Rに加えて、円筒周囲に横向きの開口部Hを開設し、鉛直方向以外から飛来する雨滴を受け入れる横向き受水部を設けた雨量計が、富士山測候所長を30年間勤めた郁雄氏により開発されている。(例えば、非特許文献1参照)

しかし、上記従来の雨量計は、周囲の横向き開口部Hに複数の細い棒Sを簾状に配列した構造となっているため、この棒Sに衝突した雨滴が跳ね返って確実に捕捉できない恐れがあった。
また、山側方向から飛来して斜面の浸潤に寄与しない雨滴をも捕捉してしまう場合もあって、正確な観測ができない等の問題点があった。

1992年8月15日 読売新聞編集発行「富士山大いなる自然の検証」第245頁

概要

、鉛直方向から降り注ぐ雨滴を受け入れる上向き受水口に加えて、鉛直方向以外から飛来する雨滴を確実かつ効率よく受け入れ、また、斜面等の浸潤に寄与する雨滴のみを観測することができる雨量計を提供する。鉛直方向から降り注ぐ雨滴を受け入れる上向き受水部1と、鉛直方向以外の方向から飛来する雨滴を受け入れる横向き受水部2と、これらの受水部1、2により受け入れた雨量を計測する計測器4、5から成り、上記横向き受水部2が、円周面に沿った横向き開口部2aと、該開口部2aから内部に入ってきた雨滴を受け止める受水板2bと、該受水板2bにより受け止められて落下または流下する雨滴を集水する受水漏斗2cと、該受水漏斗2cにより集水された雨水を上記計測器5に排出する排出手段2dから構成される。

目的

本発明が解決しようとする課題は、上記従来の雨量計の問題点を解決することを目的とし、鉛直方向から降り注ぐ雨滴を受け入れる上向き受水口に加えて、鉛直方向以外から飛来する雨滴を確実かつ効率よく受け入れ、また、斜面等の浸潤に寄与する雨滴のみを観測することができる雨量計を提供することにある。

効果

実績

技術文献被引用数
1件
牽制数
0件

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請求項1

鉛直方向から降り注ぐ雨滴受け入れる上向き受水部と、鉛直方向以外の方向から飛来する雨滴を受け入れる横向き受水部と、これらの受水部により受け入れた雨量計測する計測器から成り、上記横向き受水部が、円周面に沿った横向き開口部と、該開口部から内部に入ってきた雨滴を受け止める受水板と、該受水板により受け止められて落下または流下する雨滴を集水する受水漏斗と、該受水漏斗により集水された雨水を上記計測器に排出する排出手段から構成されることを特徴とする雨量計

請求項2

上記受水板の表面に跳ね返り防止手段を施すことを特徴とする請求項1に記載の雨量計。

請求項3

上記円周面に沿った横向き開口部の一部を遮蔽する遮蔽板を設けたことを特徴とする請求項1または2に記載の雨量計。

請求項4

上記遮蔽板を円周に沿って移動可能としたことを特徴とする請求項3に記載の雨量計。

請求項5

上記計測器が、上向き受水部と横向き受水部からの雨量をそれぞれ別々に計測する計測器であることを特徴とする請求項1、2、3または4に記載の雨量計。

技術分野

0001

本発明は、特に標高が高い場所における雨量計測するための、雨量計に関するものである。

背景技術

0002

一般の雨量計は、鉛直方向に降り注ぐ雨量を計測するように構成されている。
しかし、標高が高い山岳等においては、降雨時に強い風を伴う場合が多く、鉛直方向に降り注ぐ雨滴だけでなく、斜め方向や横方向から飛来したり、極端な場合には下方から吹き上げる雨滴も無視できない。このような鉛直方向以外からの雨滴は、山岳稜線や斜面を浸潤させて土砂災害に少なからぬ影響を与える。そこで、鉛直方向からの雨滴に加えて、鉛直方向以外からの雨滴も計測して、土砂災害の予測に役立てる必要がある。

0003

従来、図5に示すように、鉛直方向から降り注ぐ雨滴を受け入れる上向き受水部Rに加えて、円筒周囲に横向きの開口部Hを開設し、鉛直方向以外から飛来する雨滴を受け入れる横向き受水部を設けた雨量計が、富士山測候所長を30年間勤めた郁雄氏により開発されている。(例えば、非特許文献1参照)

0004

しかし、上記従来の雨量計は、周囲の横向き開口部Hに複数の細い棒Sを簾状に配列した構造となっているため、この棒Sに衝突した雨滴が跳ね返って確実に捕捉できない恐れがあった。
また、山側方向から飛来して斜面の浸潤に寄与しない雨滴をも捕捉してしまう場合もあって、正確な観測ができない等の問題点があった。

0005

1992年8月15日 読売新聞編集発行「富士山大いなる自然の検証」第245頁

発明が解決しようとする課題

0006

本発明が解決しようとする課題は、上記従来の雨量計の問題点を解決することを目的とし、鉛直方向から降り注ぐ雨滴を受け入れる上向き受水口に加えて、鉛直方向以外から飛来する雨滴を確実かつ効率よく受け入れ、また、斜面等の浸潤に寄与する雨滴のみを観測することができる雨量計を提供することにある。

課題を解決するための手段

0007

本発明の雨量計は、鉛直方向から降り注ぐ雨滴を受け入れる上向き受水部と、鉛直方向以外の方向から飛来する雨滴を受け入れる横向き受水部と、これらの受水部により受け入れた雨量を計測する計測器から成り、上記横向き受水部が、円周面に沿った横向き開口部と、該開口部から内部に入ってきた雨滴を受け止める受水板と、該受水板により受け止められて落下または流下する雨滴を集水する受水漏斗と、該受水漏斗により集水された雨水を上記計測器に排出する排出手段から構成されることを特徴とする。また、上記受水板の表面に跳ね返り防止手段を施すことを特徴とする。さらに、上記円周面に沿った横向き開口部の一部を遮蔽する遮蔽板を設けたことを特徴とする。又更に、上記遮蔽板を円周に沿って移動可能としたことを特徴とする。更にまた、上記計測器が、上向き受水部と横向き受水部からの雨量をそれぞれ別々に計測する計測器であることを特徴とするものである。

発明の効果

0008

本発明の雨量計は、鉛直方向から降り注ぐ雨滴を受け入れる上向き受水口に加えて、任意の方向に限定して鉛直方向以外から飛来する雨滴を確実かつ効率よく受け入れ、また、斜面等の浸潤に寄与する雨滴のみを観測することができる、という利点がある。

発明を実施するための最良の形態

0009

図1および図2は、本発明の雨量計の一実施例を示すものであって、1は鉛直方向から降り注ぐ雨滴を受け入れる上向き受水部、2は鉛直方向以外から飛来する雨滴を受け入れる横向き受水部、4は鉛直方向からの雨量の計測器、5は鉛直方向以外からの雨量の計測器、および6は記録計である。なお、計測器4、5で計測された計測データを有線または無線手段により遠隔地伝送できる。

0010

上向き受水部1は、鉛直上方向を向いていて、鉛直方向から降り注ぐ雨滴を捕捉する円筒状の受水口1aと、該受水口1aの下端部に一体的に設けられていて、捕捉した雨滴を集水する受水漏斗1bと、該受水漏斗1bにより集水された雨水を下方の雨量計測器4に導水する導水パイプ1cから構成されている。本発明の受水部は、本実施例に限定するものではなく、鉛直方向から降り注ぐ雨滴を受け入れることができる構成であればいずれでもよい。

0011

上記横向き受水部材2は、鉛直方向以外から飛来する雨滴を受け入れることのできる円周面に沿った横向き開口部2aと、該開口部2aの内部において放射状に且つ鉛直に配向され、上記開口部2aから内部に入ってきた雨滴を受け止める受水板2bと、該受水板2bにより受け止められて落下または流下する雨滴を集水する受水漏斗2cと、該受水漏斗2cにより集水された雨水を下方の雨量計測器5に排出する排出パイプ2dから構成されている。

0012

上記受水板2bの表面には、網目突起など(図示せず)を施して、衝突した雨滴が飛散することなく落下もしくは流下し易いように工夫するのが好ましい。また、該受水板2bの枚数や形状、大きさ、取り付け方法は、この実施例に限定するものではなく、例えば、受水板2bの外縁は開口部2aから少し内方に位置させたり、内縁も隙間を持たせてもよく、少し湾曲させたり波形に形成してもよい。

0013

本実施例の雨量計は以上のように構成されているので、鉛直方向から降り注ぐ雨滴は、受水口1aで受けて受水漏斗1bにより集水し、導水パイプ1cを流下して、下方に配置された転倒型計測器等の雨量計測器4により計測される。

0014

一方、斜め方向や横方向からの鉛直方向以外から飛来する雨滴は、上記横向き開口部2aで受けて受水板2bにより受け止められ、落下または流下して受水漏斗2cにより集水されて排出パイプ2dから雨量計測器5により計測される。この雨量計測器5は外部に設けてもよい。

0015

以上のように、鉛直方向からの雨量と、鉛直方向以外からの雨量は、それぞれ雨量計測器4および5により別々に計測されるので、気象庁の地上気象観測指針(1993年)に則した計測方式(鉛直方向からの雨量)と斜面を直接浸潤させる降雨量を比較することができる。

0016

図3および図4は、本発明の雨量計の別の実施例を示すもので、上記実施例の雨量計の横向き受水部材2の山側外周に、円弧状の遮蔽板3を設けて、特に斜面の浸潤に寄与しない山側から吹き付ける雨滴を遮蔽するようになっている。該遮蔽板3のを変化させて遮蔽面積を変えたり、周囲方向に移動させて遮蔽方向を変えたり、或いは、該遮蔽板3を雨量計本体に固定して、本体を回転させて遮蔽方向を変えるようにすることができえる。

0017

このように、横向き受水部材2の山側に遮蔽板3を位置させることにより、斜面の浸潤に寄与しない山側からの雨滴は、この遮蔽板3により邪魔されて観測されないので、斜面の浸潤に影響を与える雨量のみを正確に把握することができる。

0018

本発明の雨量計は、斜面を直接浸潤させる降雨を計測できるので、流域の正確な水資源収支および土砂生産量に寄与する水文量が把握でき、水利用産業および防災分野の用途にも適用できる。

図面の簡単な説明

0019

本発明の雨量計の一実施例を示す要部の斜視図である。
図1の実施例の断面図(A)および(A)のイ−イ端面図(B)である。
本発明の雨量計の一実施例を示す要部の斜視図である。
図3の実施例の断面図(A)および(A)のロ−ロ端面図(B)である。
従来の雨量計の説明図である。

符号の説明

0020

1 上向き受水部
1a受水口
1b 受水漏斗
1c導水パイプ
2 横向き受水部
2a 開口部
2b 受水板
2c 受水漏斗
2d排出パイプ
3遮蔽板
4計測器
5 計測器
6記録計
H 開口部
R 受水部
S 棒

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