図面 (/)

技術 給紙装置および画像形成装置

出願人 シャープ株式会社
発明者 長田甚一扇田利樹難波豊明時重聖岡田直文
出願日 2003年7月7日 (17年5ヶ月経過) 出願番号 2003-271620
公開日 2005年2月3日 (15年11ヶ月経過) 公開番号 2005-029351
状態 特許登録済
技術分野 シート,ウェブの制御 シート、マガジン及び分離
主要キーワード リフトモータ 大容量給紙ユニット レベル検出器 用紙検出器 蓋然性 給紙ミス 積載状態 用紙トレイ内
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2005年2月3日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (7)

課題

給送ミスが連続して発生することを防止することが可能な給紙装置および画像形成装置を提供する。

解決手段

給送検出器36によって用紙の給送処理において給送ミスの発生が検出されると、制御部50は、給送処理を再度実行させる前にリフトモータ39によって用紙積載板51を上昇させて最上位の用紙の位置を上昇させる。このとき、給送処理の再実行は、最上位の用紙が上限位置(第2の給送位置)に到達するまで行われ、最上位の用紙が上限位置(第2の給送位置)に位置するときに給送ミスが発生した場合には給送処理を中止する。

概要

背景

画像形成装置において画像形成処理がされる用紙は、給紙ユニット部の用紙トレイに収容され、用紙トレイに積載されている用紙のうちの最上位の用紙または最下位の用紙から順次画像形成部に給送される。

近年、大量の用紙を積載できる用紙トレイを搭載した画像形成装置が増えているが、用紙トレイが大容量化すると最下位の用紙から順に給送を行うのが困難になることもあり、用紙トレイにおける最上位の用紙から順次用紙を給送する画像形成装置が増加している。このような画像形成装置においては、用紙を積載した状態で最上位の用紙の位置を上下に移動させる昇降装置や最上位の用紙の位置を検出する検出装置等を用いて、用紙トレイにおける最上位の用紙を所定の基準位置に配置し用紙の給送が行われる。

また、最上位の用紙から順に給送する給送機構が増加するにつれ、このような給送機構に適用可能な技術が開発されているが、その中にはユーザの利便性優先させるために、大容量用紙トレイトレイ規定量以上の用紙が積載されている場合でも、可能な限り給送処理を実行するようにするための技術や(例えば、特許文献1参照。)、画像形成装置に用紙トレイをセットする際にピックアップローラを上方に退避させることにより、用紙トレイに大量の用紙を積載している場合や用紙トレイ内に収容されている用紙にカールが生じている場合にも用紙トレイのセットが適正に行えるようにした技術がある(例えば、特許文献2参照。)。

特開平7−239639号公報
特開昭63−212623号公報

概要

給送ミスが連続して発生することを防止することが可能な給紙装置および画像形成装置を提供する。給送検出器36によって用紙の給送処理において給送ミスの発生が検出されると、制御部50は、給送処理を再度実行させる前にリフトモータ39によって用紙積載板51を上昇させて最上位の用紙の位置を上昇させる。このとき、給送処理の再実行は、最上位の用紙が上限位置(第2の給送位置)に到達するまで行われ、最上位の用紙が上限位置(第2の給送位置)に位置するときに給送ミスが発生した場合には給送処理を中止する。

目的

この発明の目的は、給送ミスが連続して発生することを防止可能な給紙装置および画像形成装置を提供することである。

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

この技術が所属する分野

(分野番号表示ON)※整理標準化データをもとに当社作成

ライセンス契約や譲渡などの可能性がある特許掲載中! 開放特許随時追加・更新中 詳しくはこちら

請求項1

用紙トレイ積載される複数の用紙における最上位の用紙の位置を検出する位置検出装置と、前記最上位の用紙の上下方向の位置を変化させる昇降装置と、前記昇降装置の動作に同期して、前記最上位の用紙を1枚ずつ用紙トレイから取り出して用紙搬送路送り出す給送処理を実行する給送機構と、前記給送機構による給送処理が適正に実行されたか否かを検出する給送検出装置と、前記位置検出装置および前記給送検出装置の検出結果に基づいて前記昇降装置および前記給送機構の動作を制御する制御部とを備え、前記制御部は、前記給送検出装置が給送ミスを検出した場合には、前記給送装置に給送処理を再度実行させる前に前記昇降装置を駆動して前記用紙トレイの高さを変更することを特徴とする給紙装置

請求項2

前記制御部は、前記給送検出装置が給送ミスを検出した場合に、前記用紙トレイを上昇させることを特徴とする請求項1に記載の給紙装置。

請求項3

前記制御部は、前記位置検出装置の検出結果にかかわらず、前記給送検出装置が給送ミスを検出した場合に、前記用紙トレイを上昇させることを特徴とする請求項2に記載の給紙装置。

請求項4

前記給送機構は、最上位の用紙について給送可能な下限位置である第1の給送位置と、最上位の用紙について給送可能な上限位置である第2の給送位置と、の間から前記最上位の用紙の給送を実行することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の給紙装置。

請求項5

前記最上位の用紙が上限位置に達したことを検出する上限検出装置をさらに備え、前記制御部は、前記給送検出装置が給送ミスを検出した場合であって、前記上限検出装置が前記最上位の用紙を検出しているときには、前記給送機構を停止させることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の給紙装置。

請求項6

給紙装置から供給される用紙に対して、入力される画像データに基づいた画像形成処理を行う画像形成装置において、請求項1〜5のいずれかに記載の給紙装置を備えたことを特徴とする画像形成装置。

請求項7

用紙トレイに積載される複数の用紙における最上位の用紙の位置を検出する位置検出装置と、前記最上位の用紙の上下方向の位置を変化させる昇降装置と、前記昇降装置の動作に同期して、前記最上位の用紙を1枚ずつ用紙トレイから取り出して用紙搬送路に送り出す給送処理を実行する給送機構と、を備え、前記給送機構は、最上位の用紙について給送可能な下限位置である第1の給送位置と、最上位の用紙について給送可能な上限位置である第2の給送位置と、の間から前記最上位の用紙の給送を実行することを特徴とする給紙装置。

技術分野

0001

この発明は、画像形成部に1枚ずつ用紙を供給する給紙装置および当該給紙装置を備えた画像形成装置に関する。

背景技術

0002

画像形成装置において画像形成処理がされる用紙は、給紙ユニット部の用紙トレイに収容され、用紙トレイに積載されている用紙のうちの最上位の用紙または最下位の用紙から順次画像形成部に給送される。

0003

近年、大量の用紙を積載できる用紙トレイを搭載した画像形成装置が増えているが、用紙トレイが大容量化すると最下位の用紙から順に給送を行うのが困難になることもあり、用紙トレイにおける最上位の用紙から順次用紙を給送する画像形成装置が増加している。このような画像形成装置においては、用紙を積載した状態で最上位の用紙の位置を上下に移動させる昇降装置や最上位の用紙の位置を検出する検出装置等を用いて、用紙トレイにおける最上位の用紙を所定の基準位置に配置し用紙の給送が行われる。

0004

また、最上位の用紙から順に給送する給送機構が増加するにつれ、このような給送機構に適用可能な技術が開発されているが、その中にはユーザの利便性優先させるために、大容量用紙トレイトレイ規定量以上の用紙が積載されている場合でも、可能な限り給送処理を実行するようにするための技術や(例えば、特許文献1参照。)、画像形成装置に用紙トレイをセットする際にピックアップローラを上方に退避させることにより、用紙トレイに大量の用紙を積載している場合や用紙トレイ内に収容されている用紙にカールが生じている場合にも用紙トレイのセットが適正に行えるようにした技術がある(例えば、特許文献2参照。)。

0005

特開平7−239639号公報
特開昭63−212623号公報

発明が解決しようとする課題

0006

しかしながら、上述の特許文献1および特許文献2を含む従来技術において、給送機構を構成するピックアップローラを最上位の用紙に当接させることにより最上位の用紙の位置を検出している構成上、用紙にカールが生じている場合には用紙の給送処理上において不都合が生じることがあった。すなわち、用紙がカールしている場合には用紙の中央部の高さと用紙の両端部の高さとが異なるが、ピックアップローラによって用紙の中央部の高さを検出している場合には、たとえ用紙の両端部の高さが給送処理を行う上で不適切な高さであっても、そのことを検出することができなかった。

0007

このため、用紙の両端部の高さが不適切なために給送ミスが発生した場合、そのままの状態で給送処理をやり直すと、給送ミスの根本的な原因が解消されていないため、連続して給送ミスが発生する可能性が高い。

0008

この発明の目的は、給送ミスが連続して発生することを防止可能な給紙装置および画像形成装置を提供することである。

課題を解決するための手段

0009

この発明は以下の構成を備えている。

0010

(1)用紙トレイに積載される複数の用紙における最上位の用紙の位置を検出する位置検出装置と、
前記最上位の用紙の上下方向の位置を変化させる昇降装置と、
前記昇降装置の動作に同期して、前記最上位の用紙を1枚ずつ用紙トレイから取り出して用紙搬送路送り出す給送処理を実行する給送機構と、
前記給送機構による給送処理が適正に実行されたか否かを検出する給送検出装置と、
前記位置検出装置および前記給送検出装置の検出結果に基づいて前記昇降装置および前記給送機構の動作を制御する制御部とを備え、
前記制御部は、前記給送検出装置が給送ミスを検出した場合には、前記給送装置に給送処理を再度実行させる前に前記昇降装置を駆動して前記用紙トレイの高さを変更することを特徴とする。

0011

この構成においては、給送機構による給送処理において給送ミスが発生して、用紙トレイにおける最上位の用紙の取り出し等が適正に実行されない場合には、まず、制御部によって昇降装置が駆動され最上位の用紙の上下方向の位置が変化した後に、給送機構によって給送処理が再度実行される。

0012

(2)前記制御部は、前記給送検出装置が給送ミスを検出した場合に、前記用紙トレイを上昇させることを特徴とする。

0013

この構成においては、給送機構による給送処理において給送ミスが発生した場合において、再び給送機構による給送処理が実行される前に最上位の用紙の位置が上昇する。

0014

(3)前記制御部は、前記位置検出装置の検出結果にかかわらず、前記給送検出装置が給送ミスを検出した場合に、前記用紙トレイを上昇させることを特徴とする。

0015

この構成においては、給送処理において給送ミスが生じた場合に、たとえ最上位の用紙の位置が適正である旨を位置検出装置が示すときでも、給送処理が再度実行される前に最上位の用紙の位置が上昇する。

0016

(4)前記給送機構は、最上位の用紙について給送可能な下限位置である第1の給送位置と、最上位の用紙について給送可能な上限位置である第2の給送位置と、の間から前記最上位の用紙の給送を実行することを特徴とする。

0017

この構成においては、所定の基準位置からのみ用紙の給送を実行するのではなく、最上位の用紙について給送可能な下限位置である第1の給送位置と最上位の用紙について給送可能な上限位置である第2の給送位置とに挟まれる所定の範囲から用紙の給送が適正に実行される。

0018

(5)前記最上位の用紙が上限位置に達したことを検出する上限検出装置をさらに備え、
前記制御部は、前記給送検出装置が給送ミスを検出した場合であって、前記上限検出装置が前記最上位の用紙を検出しているときには、前記給送機構を停止させることを特徴とする。

0019

この構成においては、最上位の用紙が上限位置に達している場合であっても給送ミスが発生しない限りにおいて給送処理が続行されるとともに、給送ミスが生じた場合には給送機構の動作が停止される。

0020

(6)給紙装置から供給される用紙に対して、入力される画像データに基づいた画像形成処理を行う画像形成装置において、
(1)〜(5)のいずれかに記載の給紙装置を備えたことを特徴とする。

0021

この構成においては、連続して給送ミスが発生することを防止可能な給紙装置が画像形成装置に搭載されている。

0022

(7)用紙トレイに積載される複数の用紙における最上位の用紙の位置を検出する位置検出装置と、
前記最上位の用紙の上下方向の位置を変化させる昇降装置と、
前記昇降装置の動作に同期して、前記最上位の用紙を1枚ずつ用紙トレイから取り出して用紙搬送路に送り出す給送処理を実行する給送機構と、を備え、
前記給送機構は、最上位の用紙について給送可能な下限位置である第1の給送位置と、最上位の用紙について給送可能な上限位置である第2の給送位置と、の間から前記最上位の用紙の給送を実行することを特徴とする。

0023

この構成においては、所定の基準位置からのみ用紙の給送を実行するのではなく、最上位の用紙について給送可能な下限位置である第1の給送位置と最上位の用紙について給送可能な上限位置である第2の給送位置とに挟まれる所定の範囲から用紙の給送が適正に実行される。

発明の効果

0024

以上のように、この発明によれば、以下の効果を奏することができる。

0025

(1)給送ミスが発生がした場合には再度給送処理を実行する前に必ず最上位の用紙の位置が変化するため、最上位の用紙の位置が不適切であることが原因で給送ミスが発生している場合に、給送ミスが連続して発生することを防止することが可能になる。

0026

(2)給送機構において給送ミスが発生すると最上位の用紙の位置を上昇させた後に再度給送処理を実行するため、用紙トレイに積載されている用紙が上に凸の状態でカールしている場合に、用紙の両端が用紙トレイに引っ掛かることにより連続して給送ミスが発生することを防止可能になる。

0027

(3)用紙が上に凸の状態でカールしており、用紙の両端部の位置が給送処理を行う上で不適切であることを位置検出装置で検出できない場合でも、強制的に最上位の用紙を上昇させるため、用紙が上に凸の状態でカールしていることが原因で連続して給送ミスが生じることを防止することが可能になる。

0028

(4)給送ミスが生じて最上位の用紙の高さをある程度変化させた場合でも、第1の給送位置と第2の給送位置との間に最上位の用紙が位置するかぎり適正に給送処理を実行できるため、用紙の給送を実行する位置が固定されている場合に比較して、より円滑に給送処理を実行することが可能になる。

0029

(5)最上位の用紙が上限に達しても可能であれば給送処理を実行できるため、ユーザにとっての利便性を向上させることが可能である。また、最上位の用紙が上限位置に達している場合に給送ミスが生じた場合には、その後に連続して給送ミスが発生する蓋然性が高いため、給送機構の動作を中断して不必要に給送ミスが発生することを防止できる。

0030

(6)画像形成装置において連続して給送ミスが発生することを防止できるため、画像形成処理における作業効率の低下を防止することが可能になる。

0031

よって、給送ミスが連続して発生することを防止可能な給紙装置および画像形成装置を提供することができる。

0032

(7)最上位の用紙の高さを広範囲に制御しながら用紙の給送を行うことができるため、用紙にカールが生じていることにより給紙ミスが生じた場合には、用紙の給送を行う位置を適宜調整して安定した給紙を行うことが可能になる。

発明を実施するための最良の形態

0033

以下、図を用いて本発明の給紙装置および画像形成装置の実施形態を説明する。

0034

図1は、本実施形態にかかる画像形成装置1の構成を示す図である。同図に示すように、画像形成装置1は、入力される画像データに応じた画像形成処理を実行する画像形成部2と、画像形成部2に対して用紙を供給する給紙ユニット部3と、給紙ユニット部3と同様に画像形成部2に対する用紙の供給を行い、かつ、大量の用紙を収容することが可能な大容量給紙ユニット20と、後述する制御部50と、を備えている。

0035

画像形成部2の略中央部には、像担持体としての感光体4を中心とする電子写真プロセス部が配設されている。この電子写真プロセス部において、感光体4の周囲に、帯電ユニット5、光走査ユニット6、現像ユニット7、転写ユニット8、およびクリーニングユニット9が配設されている。

0036

帯電ユニット5は、感光体4の表面を均一に帯電させる。光走査ユニット6は感光体4の表面を露光して静電潜像を形成する。現像ユニット7は、現像剤供給部10を備えており光走査ユニット6によって形成された静電潜像に現像剤を供給して現像剤像を形成する。転写ユニット8は、感光体4の表面に形成された現像剤像を用紙に転写する。クリーニングユニット9は、感光体4の表面に残留した現像剤を除去して、感光体4の表面に次の画像形成ができるようにする。

0037

上述の帯電ユニット5、光走査ユニット6、現像ユニット7、転写ユニット8、およびクリーニングユニット9によって、帯電工程、露光工程、現像工程、転写工程、および清掃工程が実行される。本実施形態では、クリーニングユニット9により除去された残留現像剤は、現像ユニット7の現像剤供給部10に回収されて再び現像工程において用いられる。なお、クリーニングユニット9によって除去された残留現像剤をリサイクルしない構成の画像形成装置に対しても本発明は適用可能である。

0038

給紙ユニット部3は、上述の画像形成部2の下方に配置される。給紙ユニット部3は、4つの給紙トレイ11〜14と、手差し給紙ユニット18とを備えている。なお、給紙ユニット部3における給紙トレイの数は4つに限定されることはなく、必要に応じて増減させることが可能である。

0039

給紙ユニット部3において、最下位に配置されている給紙トレイ14の上方に給紙トレイ13が配置されており、給紙トレイ13の上方において給紙トレイ11および給紙トレイ12が併設されている。4つの給紙トレイ11〜14の近傍には、給紙トレイ11〜14に収容された用紙を画像形成部2に搬送する第1の用紙搬送路15および第2の用紙搬送路16が形成されている。

0040

第1の用紙搬送路15は、給紙トレイ11〜13に収容された用紙を画像形成部2に搬送するためのものであり、第2の用紙搬送路16は、給紙トレイ12に収容された用紙を画像形成部2に搬送するためのものである。また、第1の用紙搬送路15は、給紙ユニット部3に形成されたフレーム17に沿って鉛直方向に延びており、第2の用紙搬送路16は、フレーム17に沿って水平方向に延びている。このため、給紙ユニット部3の内部において、給紙トレイ11〜14と第1の用紙搬送路15と第2の用紙搬送路16とが不要の空隙を生じることなく効果的に配置されているため、給紙ユニット部3の省スペース化が図られている。さらに、給紙ユニット部3において、第1の用紙搬送路15の一部を構成するガイド15aおよび第2の用紙搬送路16の一部を構成するガイド16aがフレーム17に対して回動自在にされている。このため、ガイド15aまたはガイド16aを回動させることにより第1の用紙搬送路15または第2の用紙搬送路16を外部に開放することができ、第1の用紙搬送路15または第2の用紙搬送路16上の用紙を取り除くことが可能になっている。

0041

大容量給紙ユニット20は、用紙が積載される用紙積載板51と、用紙積載板51の上下方向の位置を変化させて用紙積載板51に積載される用紙における最上位の用紙の位置を変化させる昇降装置と、用紙積載板51上に積載されている最上位の用紙を画像形成部2に給送するための給送機構を備えている。

0042

昇降装置は、リフトモータ39を備えている。リフトモータ39は、任意の方向に回転することが可能であり、リフトモータ39が正回転または逆回転することにより用紙積載板51が上昇または下降する。

0043

図2は、大容量給紙ユニット20における給送機構の構成を示している。給送機構は、用紙積載板51の上方に位置し、用紙積載板51上の最上位の用紙を取り出すピックアップローラ30と、ピックアップローラ30によって大容量給紙ユニット20から取り出される用紙を用紙搬送に導く給紙ローラ33と、給紙ローラ33に圧接するように配置されるとともに大容量給紙ユニット20に収容される用紙が1枚ずつ用紙搬送路16に導かれるように用紙の分離を行う分離ローラ34が配設されている。

0044

ピックアップローラ30は、給紙ローラ33の軸を支点に上下に回動するアーム37の先端部に取り付けられており、最上位の用紙を周面に当接させて大容量給紙ユニット20からピックアップする。給紙ローラ33は、用紙搬送方向の下流側に用紙を搬送する方向に図示しない駆動手段によって回転駆動されている。また、給紙ローラ33の軸とピックアップローラ30の軸には、図示しないベルト張架されており、給紙ローラ33の回転力がピックアップローラ30に伝達される。分離ローラ34は、用紙を用紙搬送方向の上流側に戻す方向にトルクリミッタを介して給紙ローラ33とは別の駆動手段によって回転駆動されており、一度に2枚以上の用紙が給送されることを防止している。

0045

用紙搬送路における給紙ローラ33および分離ローラ34の下流側には、給紙ローラ33および分離ローラ34の間を通過した用紙をさらに用紙搬送方向の下流側に導く一対の搬送ローラ35と、搬送ローラ35の用紙搬送方向の下流側に位置しピックアップローラ30によって取り出されるべき最上位の用紙が適正に給送されたか否かを検出する給送検出器36と、が配設される。本実施形態では、ピックアップローラ30が動作を開始して所定時間内に給送検出器36が用紙を検出しない場合に給送ミスが発生ものとして取り扱う。なお、本実施形態では給送検出器36が、本発明の給送検出装置を構成する。

0046

さらに、大容量給紙ユニット20には、最上位の用紙の位置を検出する用紙レベル検出器32と、最上位の用紙が上限の位置に達したことを検出する上限検出器31とが配設されている。用紙レベル検出器32は、透過型光センサであり、互いに対向するように配置される発光部32Aおよび受光部32Bと、アーム37の所定位置に形成され発光部32Aおよび受光部32Bの間で発光部32Aが発した光を遮光する遮光板52と、によって構成される。ここでは、最上位の用紙に当接したときのピックアップローラ30の位置によって、受光部32Bに入射される光の状態に基づいて最上位の用紙の高さ(レベル)を検出している。

0047

上限検出器31は、アクチュエータを備えており、このアクチュエータにアーム37の一部が当接することにより、最上位の用紙が上限位置に達したことを検出する。なお、ここで上限位置とは適正な給送処理を実行できるとされる一応の目安であり、アーム37の可動範囲の上限を意味するものでない。このため、この上限位置を超えたことによりただちにアーム37が破損するわけではない。

0048

本実施形態では、大容量給紙ユニット20についてのみ上述の昇降装置および給送機構を配設しているが、他の用紙トレイ11〜14にも大容量給紙ユニット20と同様の昇降装置および給送機構を設けるようにしても良い。

0049

同図において斜線で表している範囲は、ピックアップローラ30によって適正に用紙のピックアップが可能であるとされている範囲である。図2(a)において、ピックアップローラ30は最上位の用紙について給送可能な上限位置である第2の給送位置に位置している。また、図2(b)において、ピックアップローラ30は最上位の用紙について給送可能な下限位置である第1の給送位置に位置している。図2(c)において、ピックアップローラ30は、最上位の用紙について給送可能な下限位置である第1の給送位置よりさらに下方に位置している。なお、図2(c)に示す状態においては、後述するようにリフトモータ39が正回転して用紙積載板51を上昇させ最上位の用紙が第1の給送位置まで上昇させる。 本実施形態では、ピックアップローラ30は、上述の第1の給送位置と第2の給送位置との範囲において、適正に最上位の用紙をピックアップできるように構成されている。ここでは、ピックアップローラ30を最上位の用紙に当接させる際に、ピックアップローラ30の自重によって最上位の用紙に当接させている。ただし、ピックアップローラ30の構成は本実施形態の構成に限定されるものではなく、最上位の用紙のピックアップする時および最上位の用紙の高さを検出する時にバネソレノイドによってローラ30ピックアップローラ30を最上位の用紙の方向に付勢するようにしてもよい。

0050

図3は、本発明の機能を説明する機能ブロック図である。同図に示すように、本発明において給送検出装置が給送ミスを検出すると、制御部50が昇降装置を駆動して最上位の用紙の位置を上昇または下降させる。その後、制御部50が給送機構を駆動して再度給送処理を実行させる。なお、本実施形態では、上に凸状に用紙がカールしていることを想定して給送ミスが検出されると最上位の用紙の位置を上昇させるようにしているが、用紙搬送路の近傍の形状によっては下に凸状の用紙がカールしていることを想定して最上位の用紙を下降させる構成にすることも有効である。

0051

図4は、上に凸の状態でカールしている用紙が用紙トレイに収容されている状態を示している。図4(a)は、用紙の長手方向の断面を示しており、図4(b)は用紙の短手方向の断面を示している。

0052

同図において、アーム37が給紙ローラ33の軸を中心に回動することによりピックアップローラ30が最上位の用紙に接近し、ピックアップローラ30が最上位の用紙に当接する位置でアーム37の回動が停止する。このとき、用紙レベル検出器32はピックアップローラ30の位置に基づいて図における二点鎖線で示す最上位の用紙の短手方向中央部の高さを検出する。ところが、用紙が上に凸の状態でカールしている場合には、用紙の長手方向の両端部および用紙の短手方向の両端部は共に二点鎖線で示す位置よりも低い位置に位置することになる。この状態で給送処理を実行すると、用紙トレイや用紙搬送路の一部を構成するガイド部材に用紙の端部が引っ掛かり給送ミスが発生し易い。このように用紙にカールが生じている場合には、用紙レベル検出器32が示す検出値が正常でも給送ミスが多発する虞がある。

0053

このため、本発明では、上述のように給送ミスが生じた場合には、たとえ用紙レベル検出器32において最上位の用紙の位置が適正な高さであると検出されている場合でも、最上位の用紙の位置を上昇させることにより連続して給送ミスが発生することを防止している。

0054

図5は、画像形成装置1の主要部構成を示すブロック図である。同図に示すように画像形成装置1は、画像形成部2、操作部60、給紙ユニット部3、大容量給紙ユニット20、および制御部50を備えている。

0055

操作部60は、ユーザからの操作の入力を受け付けて制御部50に伝達する。また、上述のように大容量給紙ユニット20は、リフトモータ39、用紙レベル検出器32、用紙検出器43、上限検出器31、給送検出器36、搬送モータ40、および給紙クラッチ42を備えている。なお、ピックアップローラ30を最上位の用紙の方向に付勢する際にソレノイドを用いる場合には、破線で示す給紙ソレノイド41を大容量給紙ユニット20の構成に追加することになる。

0056

用紙検出器43は、用紙積載板51上における用紙の有無を検出するセンサである。搬送モータ40は、用紙搬送方向の下流側に用紙を搬送するための回転力を給紙ローラ33および搬送ローラ35に伝達する。給紙クラッチ42は、搬送モータ40から給紙ローラ33への回転力の伝達のオンオフ切り換える。なお、ここでは、大容量給紙ユニット20の構成であって既に説明した構成については説明を省略している。

0057

図6は、画像形成装置1における制御部50の制御手順を示すフローチャートである。

0058

画像形成処理が実行される際には、まず、制御部50がピックアップローラ30によって最上位の用紙をピックアップさせる(S1)。このとき、制御部50は搬送検出器36からの検出信号に基づいて用紙の給送が適正に行われたか否かを判断する(S2)。

0059

S2の判断工程において、用紙の給送が適正に行われている場合には、制御部50は、画像データに応じた画像形成処理を画像形成部2に実行させる(S5)。この後、制御部50は、要求された枚数の画像形成処理が完了したか否かを判断し(S8)、すべての画像形成処理が完了している場合には処理を終了し、次の画像形成処理が開始されるまで待機する。

0060

S8の判断工程において、すべての画像形成処理が完了していない場合には、最上位の用紙の位置が図2(b)に示す第1の給送位置よりも低くなっていないかを判断し(S9)、最上位の用紙の位置が第1の給送位置よりも低い場合には、リフトモータ39によって用紙積載板51を上昇させる(S10)。このとき制御部50は、常時、最上位の用紙が第1の給送位置に達したか否かを検出しており、最上位の用紙が第1の給送位置に達するまで用紙積載板51の上昇を継続する(S11)。

0061

一方で、S2の判断工程において、給送ミスが生じて用紙の給送が適正に行えない場合には、制御部50は最上位の用紙の位置が上限の位置である第2の給送位置に達しているか否かを判断する(S3)。

0062

S3の判断工程において、すでに最上位の用紙の位置が上限の位置に達している場合には、制御部50は、操作部60に設けられた表示部に「給紙トレイを引き出して収納された用紙を確認・再設定して下さい。」等のメッセージを表示させるとともに(S4)、給送機構による給送動作および画像形成部2による画像形成動作を停止させる(S7)。

0063

これに対して、S3の判断工程において、最上位の用紙の位置がまだ上限の位置に達していない場合には、制御部50は、用紙積載板51を約1〜2mm上昇させた後に再度用紙のピックアップを実行する(S1)。本実施形態において、上述の第1の給送位置と第2の給送位置との距離は、約4mmに設定されているが、この限りでなく用紙の給送に支障を来さない範囲内でもっと広く設定しても良い。このため、第1の給送位置において給送ミスが生じた場合には、用紙積載板51の上昇を約3回行うと最上位の用紙が第2の給送位置に達することになる。このため、本実施形態では、給送処理のリトライは3回まで行うようにしている。もちろん、給送処理のリトライの回数は本実施形態に限定されるものではなく、第1の給送位置と第2の給送位置との相対的な位置関係を変更したり、S6の工程において用紙積載板51を上昇させる量を変更することにより、リトライ可能な回数を適宜変更することが可能である。

図面の簡単な説明

0064

本発明の画像形成装置の構成を示す図である。

0065

本発明における給送機構の構成を示す図である。

0066

本発明の概略を示す機能ブロック図である。

0067

カールした用紙の積載状態を示す図である。

0068

本発明の画像形成装置の主要部の構成を示すブロック図である。

0069

本発明の画像形成装置の動作手順を示すフローチャートである。

符号の説明

0070

1−画像形成装置
2−画像形成部
3−給紙ユニット部
20−大容量給紙ユニット
30−ピックアップローラ
31−上限検出器
32−用紙レベル検出器
36−給送検出器
39−リフトモータ
50−制御部
51−用紙積載板

ページトップへ

この技術を出願した法人

この技術を発明した人物

ページトップへ

関連する挑戦したい社会課題

該当するデータがありません

関連する公募課題

該当するデータがありません

ページトップへ

技術視点だけで見ていませんか?

この技術の活用可能性がある分野

分野別動向を把握したい方- 事業化視点で見る -

(分野番号表示ON)※整理標準化データをもとに当社作成

ページトップへ

おススメ サービス

おススメ astavisionコンテンツ

新着 最近 公開された関連が強い技術

  • コニカミノルタ株式会社の「 用紙積載装置及び画像形成システム」が 公開されました。( 2020/10/29)

    【課題】櫛歯状の積載トレイに積載された用紙の飛び出しを防止する。【解決手段】用紙の排出方向と垂直な方向に伸びた断面が矩形状の棒状部材を所定のピッチで水平に複数配列して、棒状部材がある櫛歯部と空隙部があ... 詳細

  • 株式会社リコーの「 穿孔装置、画像形成システム」が 公開されました。( 2020/10/29)

    【課題】穿孔処理の生産性を向上させる技術を提供する。【解決手段】シートを搬送するシート搬送手段と、シート搬送手段により搬送されるシートを穿孔する穿孔手段と、シート搬送手段により搬送されるシートの搬送方... 詳細

  • シャープ株式会社の「 画像形成装置」が 公開されました。( 2020/10/29)

    【課題】使用者の誤操作を抑制し、画像形成の不具合を抑制する画像形成装置を提供する。【解決手段】画像形成装置100は、用紙を保持するための給紙カセット111a〜111dと、給紙カセット111a〜111d... 詳細

この 技術と関連性が強い人物

関連性が強い人物一覧

この 技術と関連する社会課題

該当するデータがありません

この 技術と関連する公募課題

該当するデータがありません

astavision 新着記事

サイト情報について

本サービスは、国が公開している情報(公開特許公報、特許整理標準化データ等)を元に構成されています。出典元のデータには一部間違いやノイズがあり、情報の正確さについては保証致しかねます。また一時的に、各データの収録範囲や更新周期によって、一部の情報が正しく表示されないことがございます。当サイトの情報を元にした諸問題、不利益等について当方は何ら責任を負いかねることを予めご承知おきのほど宜しくお願い申し上げます。

主たる情報の出典

特許情報…特許整理標準化データ(XML編)、公開特許公報、特許公報、審決公報、Patent Map Guidance System データ