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技術 家畜のストレス軽減方法

出願人 株式会社科学飼料研究所
発明者 津田和宏川田雅彦楠真由美
出願日 2003年6月30日 (16年10ヶ月経過) 出願番号 2003-188617
公開日 2005年1月27日 (15年3ヶ月経過) 公開番号 2005-021054
状態 拒絶査定
技術分野 飼料(2)(一般)
主要キーワード 家畜肉 事前検査 荒引き 圧ぺん 早期離乳 協同組合 試験用飼料 ダッタンソバ
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2005年1月27日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

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課題

ストレスを受け、乳房炎下痢症状など家畜特有病気罹患したり、抗病性が低下して食欲不振成長停滞内臓に異常があるなどの症状のある家畜のストレス性の病気の昂進を抑えたり、治療して家畜の生産性向上及び家畜の抗病性の低下を防止する方法を提供する。

解決手段

ストレスなどにより家畜特有の病気に罹患したり、抗病性の低下した家畜にダッタンソバを0.01〜2.5重量%含む飼料給与することによって、家畜のストレス性の病気の昂進を抑えたり、治療して、家畜の抗病性の低下が効果的に防止され、家畜の生産性が顕著に向上する。薬剤耐性菌生起の恐れもなく、薬剤残留する恐れもない安全な家畜肉が提供され得る。

概要

背景

商業生産場における家畜家禽は急激な環境変化病原体の感染、各種ワクチン頻回接種早期離乳飼料変更、畜舎の移動や出荷など常々様々なストレスにさらされている。このストレスのために、抗病性生産性の低下が引き起こされ、家畜飼育農家にとって大きな経済的損失となっている。例えば、乳牛の場合、非常に高い生産性を要求しているために生じる出産泌乳のストレスに加え、各種の環境要因により様々なストレスを受けている。そのため、特に強くストレスを受けたような場合、外見乳房炎発症見かけられないときにも、既に乳汁中体細胞数が上昇、搾乳した牛乳破棄せざるを得ない事態が屡発生する。この事態を放置すると、症状が悪化し、何らかの治療を行うことによる経済的損失は膨大である。

概要

ストレスを受け、乳房炎、下痢症状など家畜特有病気罹患したり、抗病性が低下して食欲不振成長停滞内臓に異常があるなどの症状のある家畜のストレス性の病気の昂進を抑えたり、治療して家畜の生産性向上及び家畜の抗病性の低下を防止する方法を提供する。ストレスなどにより家畜特有の病気に罹患したり、抗病性の低下した家畜にダッタンソバを0.01〜2.5重量%含む飼料を給与することによって、家畜のストレス性の病気の昂進を抑えたり、治療して、家畜の抗病性の低下が効果的に防止され、家畜の生産性が顕著に向上する。薬剤耐性菌生起の恐れもなく、薬剤残留する恐れもない安全な家畜肉が提供され得る。なし

目的

現にストレスを受け、乳房炎、下痢症状など家畜特有の病気に罹患したり、抗病性が低下して食欲不振、成長の停滞、内臓に異常があるなどの症状のある家畜のストレス性の病気の昂進を抑えたり、治療して家畜の生産性向上及び家畜の抗病性の低下を防止する方法を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

ストレスを受けた家畜ダッタンソバを含有する飼料給与することを特徴とするストレスを受けた家畜のストレス軽減方法

請求項2

ダッタンソバ含有量が飼料重量当り0.001〜7.5%である請求項1記載のストレスを受けた家畜のストレス軽減方法。

請求項3

ダッタンソバ含有量が飼料重量当り0.01〜2.5%である請求項1記載のストレスを受けた家畜のストレス軽減方法。

技術分野

0001

この発明は、ストレスを受けた家畜のストレスを軽減し、家畜の病気の昂進を抑え、家畜の生産性向上及び家畜の抗病性の低下を防止する方法に関する。

0002

商業生産場における家畜、家禽は急激な環境変化病原体の感染、各種ワクチン頻回接種早期離乳飼料変更、畜舎の移動や出荷など常々様々なストレスにさらされている。このストレスのために、抗病性や生産性の低下が引き起こされ、家畜飼育農家にとって大きな経済的損失となっている。例えば、乳牛の場合、非常に高い生産性を要求しているために生じる出産泌乳のストレスに加え、各種の環境要因により様々なストレスを受けている。そのため、特に強くストレスを受けたような場合、外見乳房炎発症見かけられないときにも、既に乳汁中体細胞数が上昇、搾乳した牛乳破棄せざるを得ない事態が屡発生する。この事態を放置すると、症状が悪化し、何らかの治療を行うことによる経済的損失は膨大である。

0003

又、の場合、離乳は子豚にとって大きなストレスであり、母豚から離れる精神的ストレスおよび母乳から飼料へと切り替わるストレスがあり、病気にもかかりやすく、その結果、成長停滞下痢の発生が頻発し、食用生産の大きな障害となっている。

0004

この問題を解決する方法として、従来各種の抗菌性飼料添加物を使用することにより抗病性,生産性の向上を図る手段が講じられてきている。しかしながら、近年、薬剤耐性菌出現に対する警戒、あるいは消費者薬剤残留のない安全な畜産物への要求の高まりから、国内外ともに一部の抗菌性飼料添加物の使用が禁止され、今後もこれら抗菌性飼料添加物の使用の規制がさらに強化される傾向にある。
また、一部の家畜・家畜に対しては、生菌剤、多糖オリゴ糖生薬等の使用によって、抗病性、生産性の向上を図る試みもなされている。更に、加水した後自己消化させてケルセチン含有量を増加せしめたダッタンソバを飼料に添加して、ストレス、ウイルス、細菌による疾病を予防する方法が提案されている(特開2001−292706公報)。

0005

しかしながら、現にストレスを受けて抗病性が低下し、乳房炎に罹患したり、下痢症状を発したり、食欲不振、成長の停滞等の状態にある家畜の抗病性を改善する方法が提案されているが、各種の抗菌性飼料添加物を使用する程の顕著な効果としては未だ充分ではない。

背景技術

0006

【本発明が解決しようとする課題】
現にストレスを受け、乳房炎、下痢症状など家畜特有の病気に罹患したり、抗病性が低下して食欲不振、成長の停滞、内臓に異常があるなどの症状のある家畜のストレス性の病気の昂進を抑えたり、治療して家畜の生産性向上及び家畜の抗病性の低下を防止する方法を提供する。

課題を解決するための手段

0007

本発明者らは上記の問題点を解決する方法を鋭意検討した結果、ストレスなどにより家畜特有の病気に罹患したり、抗病性の低下した家畜にダッタンソバを飼料と共に給与することによって、家畜のストレス性の病気の昂進を抑えたり、治療して、家畜の抗病性の低下が効果的に防止され、家畜の生産性が顕著に向上することを見出し、この知見に基づいて本発明を完成した。
即ち、本発明は、家畜にダッタンソバを含有する飼料を給与することを特徴とする家畜の病気の昂進抑制・治療方法であり、またストレスなどにより家畜の抗病性の低下を防止する方法である。本発明の飼料は、薬剤耐性菌の生起の恐れもなく、薬剤が残留する恐れもない安全な家畜肉が提供され得る。

0008

本発明の方法を実施するに当たっては、何らかのストレスを受けて、乳房炎、下痢症状を発し、又、食欲不振、成長の停滞、内臓に異常、骨格筋分解の上昇などがある家畜の飼養に当たって、通常の飼料にダッタンソバを添加、給与して家畜の病気の昂進を抑制する方法である。また、ストレスなどにより各種病気に罹患した家畜にダッタンソバを含有する飼料を給与することによって、病気を効果的に治療する方法である。

0009

ダッタンソバの使用量は、通常飼料に対し0.001〜7.5重量%、更に好ましくは、0.01〜2.5%混和して給与する。
この際、混和剤としてとうもろこしや小麦等の通常粗飼料原料をダッタンソバ1重量に対して0.25〜4重量%混和したものの形で通常飼料に混和してもよい。或いはダッタンソバを通常飼料に添加されるビタミン合物、ビタミン・ミネラル混合物等と共に混和した、飼料添加物のような形で配合してもよい。

0010

使用するダッタンソバは、日本国内産、中国産、地方産等何れであってもよい。このとき、通常のソバを含んでいても良い。又、給与する形態は、乾燥したダッタンソバの実そのままでも良く、荒引きした顆粒状であっても良い。

0011

ストレスによるある種の病気の症状のある家畜とは、乳房炎に罹患しており、乳汁中の体細胞数が異常に高くなっている乳牛、離乳と人工飼料の給与からくるストレス性の下痢症状を発している子豚等の他、食欲不振、成長の停滞、内臓に異常がある、骨格筋分解の上昇、活性酸素が関連する肉質劣化等の症状、などがあげられる。
以下実施例を用いて本発明を更に詳細に説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。

0012

実施例1
事前検査で既に体細胞数が高く、産が1又は2回の外見上健康な乳牛5頭を、コーンサイレージ5kg、大麦サイレージ5kg、わら2kg、フスマ1kg、圧ぺん大麦1kg、国府ミックス(榛名酪農協同組合連合会製)8kg、及び濃厚飼料「利根乳配」(ヤマコー山一飼料株式会社製)3kgからなる基礎飼料を調製し、これを1日1頭当り25kg宛給与し、つなぎ飼いで飼育した。
5頭のうちの3頭のには、ダッタンソバを500g/日/頭、7週間にわたり濃厚飼料の上から振りかけて給与した。
一方、残りの2頭(対象例)には上記の基礎飼料のみを同期間給与した。

0013

試験開始直前と、3、5、7週目に、乳房炎の指標となる乳汁中の体細胞数を固体毎に検査した
体細胞数の測定は一般的な乳質検査(群生乳検査協会)の方法に従い実施した。
検査結果を表1に示した。

0014

【表1】

0015

実施例の3頭の牛は何れも5週目までは体細胞数に大きな変化が無く、7週目には大幅に減少し、乳房炎は略完治の状態であり、この区の牛乳は全て健全なものであった。
一方、試験区の2頭は何れも体細胞数が大きく上昇したので、内1頭について「泌乳期ジクロキサジェット」(三鷹製薬株式会社製)を3日間乳房注入して乳房炎の治療を行った。治療を行なった乳牛から搾乳した牛乳は6日間全量廃棄せざるを得なかった。

0016

実施例2
ダッタンソバと株式会社科学飼料研究所製「強健えつけ」及び同「強健すこやか」を混合、ダッタンソバを0.05%含有する試験用飼料を調製した。

0017

分娩日及び産暦が近い6頭の母豚から出産した7日齢子豚54頭を2群に分けて、7日齢から20日齢まで「強健えつけ」を給与し、21日齢から39日齢間では「強健すこやか」を給与して飼育した。対照区においては7日齢から20日齢までは基礎飼料である「強健えつけ」を、21日齢から39日齢間では基礎飼料である「強健すこやか」を給与して飼育した。
飼育開始直後(7日齢時)、離乳時(25日齢時)、及び離乳2週間後(39日齢時)に、体重測定飼料摂取量を測定して、増体重、飼料要求率算定し、結果を表2に示した。
又、糞便スコアー・下痢陽転率を算定し、結果を表3に示した。糞便スコアーの基準はスコア0:正常便、スコア1:軟便、スコア2:下痢便、スコア3:血便、の4段階とし、糞便スコアが1以上を示した子豚の割合を下痢陽転率とした。
尚、統計処理は、スチューデント(Student’s)またはウエルチ(Welch’s)のt−検定を行なった。

0018

【表2】

0019

ダッタンソバ給与区では離乳後2週間の増体重が25%程度、全期間でも20%程度、有意に増加した。
ダッタンソバ給与区では離乳後2週間および全期間ともに、飼料要求率が10%程度改善した。

0020

【表3】

発明を実施するための最良の形態

0021

ダッタンソバ給与区では糞便スコアー、下痢陽転率が大きく低減し便性状の正常化が認められた。

発明の効果

0022

上記の如く、乳牛の乳房炎や子豚の下痢症状などに罹患した家畜に、ダッタンソバを含有する飼料を給与することによって、ストレスに起因すると思われる家畜の疾病が治癒され、又病気の昂進が効果的に抑制され、抗病性が効果的に増加し、家畜の生産性が大幅に向上する。本飼料は、薬剤耐性菌の生起の恐れもなく、家畜肉中に薬剤が残留する恐れもない。

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