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技術 Xa因子阻害剤としてのオキシベンズアミド誘導体

出願人 サノフィ−アベンティス・ドイチュラント・ゲゼルシャフト・ミット・ベシュレンクテル・ハフツング
発明者 マルク・ナザーレダーフィト・ヴィリアム・ヴィルアヌーシルヴァーン・パイマンハンス・マターゲーアハルト・ツォラーウーヴェ・ゲルラッハ
出願日 2001年12月15日 (17年10ヶ月経過) 出願番号 2002-552926
公開日 2004年6月3日 (15年5ヶ月経過) 公開番号 2004-516320
状態 特許登録済
技術分野 ジアゼピン系化合物 5員環以上窒素含有飽和複素環式化合物 1,3-ジアジン系化合物 2個以上の酸素原子を含む複素環式化合物 他の環と縮合した1,3ージアゾール環 1,4-ジアジン系化合物 窒素含有縮合複素環(3) 水添ピリジン系化合物 ピリジン系化合物 複数複素環系化合物 その他のN系縮合複素環2 他の有機化合物及び無機化合物含有医薬 化合物または医薬の治療活性 非環式または炭素環式化合物含有医薬 有機低分子化合物及びその製造
主要キーワード bar圧力 ロッド材 掛け錠 ミリモル溶液 ツイスタ クロロギ酸メチルエステル カイネティックアッセイ 相対速
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2004年6月3日)のものです。
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課題・解決手段

本発明は式中R0;Q;X;Q′;W;U;V;GおよびMが請求項に記載の通り定義される式I、即ち、R0−Q−X−Q′−W−U−V−G−M (I) の化合物に関する。式Iの化合物は価値ある薬理活性化合物である。これらは強力な抗血栓作用を示し、例えば血栓塞栓症または再狭窄のような心臓血管障害治療および予防に適している。これらは血液凝固酵素因子Xa(FXa)および/または因子VIIa(FVIIa)の可逆阻害剤であり、一般的に因子Xaおよび/または因子VIIaの望ましくない活性が存在するか、または、その治癒または防止のためには因子Xaおよび/または因子VIIaが意図される症状に適用することができる。本発明は更に、式Iの化合物の調製方法、特に医薬中の活性成分としてのその使用、および、それらを含有する医薬調製物にも関する。

概要

背景

概要

本発明は式中R0;Q;X;Q′;W;U;V;GおよびMが請求項に記載の通り定義される式I、即ち、R0−Q−X−Q′−W−U−V−G−M (I) の化合物に関する。式Iの化合物は価値ある薬理活性化合物である。これらは強力な抗血栓作用を示し、例えば血栓塞栓症または再狭窄のような心臓血管障害治療および予防に適している。これらは血液凝固酵素因子Xa(FXa)および/または因子VIIa(FVIIa)の可逆阻害剤であり、一般的に因子Xaおよび/または因子VIIaの望ましくない活性が存在するか、または、その治癒または防止のためには因子Xaおよび/または因子VIIaが意される症状に適用することができる。本発明は更に、式Iの化合物の調製方法、特に医薬中の活性成分としてのその使用、および、それらを含有する医薬調製物にも関する。

目的

本発明はXa因子および/またはVIIa因子阻害活性を示し、望ましくない血液凝固および血栓の形成を抑制するための良好な薬剤である式Iの新しい化合物を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
3件
牽制数
1件

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請求項1

下記式I:R0−Q−X−Q′−W−U−V−G−M(I)[式中、R0は1.単環または2環の5〜14員のアリールであり、ここでアリールは未置換であるか、R2により相互に独立して一、二また三置換されているか、または、2.窒素イオウまたは酸素から選択されるヘテロ原子0、1、2、3または4個を含む単環または2環の5〜14員のヘテロアリールであり、ここで、ヘテロアリールは未置換であるか、または、R2により相互に独立して一、二または三置換されており、R2はハロゲン、−NO2、−CN、−C(O)−NH2、−OH、−NH2、−NH−C(O)、−NH−C(O)−(C1−C8)−アルキル、−NH−C(O)−(C1−C8)−アルキル、−(C1−C8)−アルキル、ただしここでアルキルは各々の場合、未置換であるか、ハロゲン、NH2、−OHまたはメトキシ残基により相互に独立して一、二または三置換されているもの、または、−(C1−C8)−アルキルオキシ、ただしここでアルキルオキシは未置換であるか、ハロゲン、NH2、−OHまたはメトキシ残基により相互に独立して一、二または三置換されているものであり、QおよびQ′は相互に独立して同じかまたは異なっていて、直接結合、−(CH2)r−O−CH2)s−、ただしここでrおよびsは相互に独立して0、1、2または3の整数であるもの、−C(O)−;−O−、−NR10−、−C(O)−NR10−、−NR10−C(O)−、−S−、−S(O)−、−SO2−、NR10−SO2−、−SO2−NR10−、−(C1−C6)−アルキレン、ただしここでアルキレンは未置換であるか、ハロゲン、NH2または−OHにより相互に独立して一、二または三置換されているもの;または、−(C3−C6)−シクロアルキレン、ただしここでシクロアルキレンは未置換であるか、またはハロゲン、NH2または−OHにより相互に独立して一、二または三置換されているものであり;Xは直接結合、3〜7員のヘテロアリール、−(C1−C6)−アルキレン、ただしここでアルキレンは未置換であるか、ハロゲン、−NH2または−OHにより相互に独立して一、二または三置換されているもの;または、−(C3−C6)−シクロアルキレン、ただしここでシクロアルキレンは未置換であるか、またはハロゲン、−NH2または−OHにより相互に独立して一、二または三置換されているものであるが;ただし、QまたはQ′が−(C1−C6)−アルキレンである場合は、Xは−O−、−S−、−NR10、−C(O)−、−C(O)−NR10−、−NR10−C(O)−、−S(O)−、−SO2−、−NR10−SO2−または−SO2−NR10−であるが;ただし、Xが直接結合である場合は、フラグメント−Q−X−Q′はO−O、O−S、S−O、S−S、SO2−SO2、SO−SO、SO−SO2、SO2−SO、SO2−S、S−SO2、SO−S、S−SOではないが;ただし、Xが酸素原子またはイオウ原子である場合は、QおよびQ′は酸素原子またはイオウ原子ではなく;さらに、XがS(O)またはSO2である場合は、QおよびQ′は酸素原子またはイオウ原子ではなく;Wは1.5〜14員のアリールであり、ただしここでアリールは未置換であるか、または、R1により相互に独立して一、二または三置換されており、2.5〜14員のヘテロアリールであり、ただしここでヘテロアリールは未置換であるか、または、R1により相互に独立して一、二または三置換されており、3.4〜15員の単環または多環の基であり、ただしここで該単環または多環の基は未置換であるか、または、R1により相互に独立して一、二または三置換されており、或いは、4.窒素、イオウまたは酸素のようなヘテロ原子1、2、3または4個を含む4〜15員の単環または多環の基であり、ただしここで該単環または多環の基は未置換であるか、または、R1により相互に独立して一、二または三置換されているが、ただし、Wが6員のアリールまたはヘテロアリール基である場合は、Q′およびUは相互にオルト位ではなく;R1は1.ハロゲン、2.−NO2、3.−CN、4.−NR4R5、ただしR4およびR5は後に定義するもの、5.−O−(C1−C8)−アルキル、ただし、アルキルは未置換であるか、または、R13により相互に独立して一、二または三置換されているもの、6.−OH、7.−SO2NH2、8.(C1−C8)−アルキルオキシ−、ただしここでアルキルは未置換であるか、または、R13により相互に独立して一、二または三置換されているもの、9.(C6−C14)−アリール、ただしここでアリールは未置換であるか、または、R13により相互に独立して一、二または三置換されているもの、10.(C1−C8)−アルキル−、ただしここでアルキルは未置換であるか、または、R13により相互に独立して一、二または三置換されているもの、11.ヒドロキシカルボニル−(C1−C8)−アルキルウレイド−、ただしここでアルキルは未置換であるか、または、R13により相互に独立して一、二または三置換されているもの、12.(C1−C8)−アルキルカルボニル−(C1−C8)−アルキルウレイド−、ただしここでアルキルは未置換であるか、または、R13により相互に独立して一、二または三置換されているもの、13.(C1−C8)−アルキルスルホニル−、ただしここでアルキルは未置換であるか、または、R13により相互に独立して一、二または三置換されているもの、14.−NH−C(O)、15.−NH−C(O)−(C1−C8)−アルキル、16.−NH−C(O)−(C1−C8)−アルキル、17.−C(O)−NR4R5、ただしR4およびR5は後に定義するもの、18.−COOH;19.−C(O)−(C1−C6)−アルキル、ただしここでアルキルは未置換であるか、または、R13により相互に独立して一、二または三置換されているもの、20.−C(O)−(C1−C4)−アルキル、ただしここでアルキルは未置換であるか、または、R13により相互に独立して一、二または三置換されているもの、21.−C(O)−NR11R12、22.−C(NH)−NH2、23.−NH−C(O)−NH2、24.−S−(C1−C8)−アルキル、ただしここでアルキルは未置換であるか、または、R13により相互に独立して一、二または三置換されているもの、25.−(C1−C8)−アルキルチオ、ただしここでアルキルは未置換であるか、または、R13により相互に独立して一、二または三置換されているものであるか、または、26.R11R12N−であるか、または、R1残基2個はそれらが結合する炭素原子一緒になって隣接する環の炭素原子に結合してWに縮合したジオキサラン環または芳香族環を形成し、その場合、R1残基2個により形成された環は未置換であるか、または、R13により相互に独立して一、二または三置換されているものであり、R11およびR12はそれらが結合している窒素原子といっしょになって、飽和または不飽和の5〜6員の単環の複素環を形成し、これはR11およびR12を担持している窒素原子のほかに、酸素、イオウおよび窒素から選択される同じかまたは異なっている環ヘテロ原子1または2個を含むことができ、そして、ここで環炭素原子の1個または2個はオキソにより置換されて−C(O)−残基を形成することができ、R13はハロゲン、−NO2、−CN、−OH、−(C1−C8)−アルキル、−(C1−C8)−アルキルオキシ、−CF3、−C(O)−NH2、−NH2または残基V−G−Mであり、ただしここでV、GおよびMは後に定義するものであり、R10は水素原子または−(C1−C4)−アルキルであり、UおよびGは相互に独立して同じかまたは異なっていて、直接結合、−(CH2)m−、−(CH2)m−O−(CH2)n−、−(CH2)m−C(O)−NR10−(CH2)n−、−(CH2)−SO2−(CH2)n−、−(CH2)m−NR10−C(O)−NR10−(CH2)n−、−(CH2)m−NR10−C(O)−(CH2)n−、−(CH2)−S−(CH2)n−、−(CH2)m−C(O)−(CH2)n−、−(CH2)m−SO2−NR10−(CH2)n−、−(CH2)m−NR10−SO2−(CH2)n−、−(CH2)m−NR10−SO2−NR10−(CH2)n−、−(CH2)m−CH(OH)−(CH2)n−、−(CH2)m−O−C(O)−NR10−(CH2)n−または−(CH2)m−NR10−C(O)−O−(CH2)n−であり、nおよびmは相互に独立して同じかまたは異なっていて、0、1、2、3、4、5または6の整数であり、ここで−(CH2)m−または−(CH2)n−により形成されるアルキレン残基は未置換であるか、−(C1−C4)−アルキル;−C(O)−OH、−C(O)−O−(C1−C4)−アルキル、−C(O)−NR4R5、−SO2、−NR4R5または−(C1−C8)−アルキルスルホニルにより相互に独立して一、二または三置換されており、R4およびR5は相互に独立して同じかまたは異なっていて、水素原子、−(C1−C8)−アルキル、ただしここでアルキルは未置換であるか、または、R13により相互に独立して一、二または三置換されているもの、−(C6−C14)−アリール−(C1−C4)−アルキル−、ただしここでアルキルおよびアリールは相互に独立して未置換であるか、または、R13により一、二または三置換されているもの、−(C6−C14)−アリール、ただしここでアリールは未置換であるか、または、R13により相互に独立して一、二または三置換されているもの、−(C6−C14)−ヘテロアリール、ただしここでへテロアリールは未置換であるか、または、R13により相互に独立して一、二または三置換されているもの、または、−(C6−14)−ヘテロアリール−(C1−C4)−アルキル−、ただしアルキルおよびヘテロアリールは相互に独立して未置換であるか、または、R13により一、二または三置換されているものであるか、または、R4およびR5はそれらが結合している窒素原子と一緒になって、飽和の5〜7員の単環の複素環を形成し、これはR4およびR5を担持している窒素原子のほかに、酸素、イオウおよび窒素から選択される同じかまたは異なっている環ヘテロ原子1または2個を含むことができ;そして、該複素環は未置換であるか、R13により相互に独立して一、二または三置換されており、Vは1.直接結合、2.−(C1−C6)−アルキレン、ただしこれは分枝鎖または未分枝鎖であり未置換であるか、または、ハロゲン、=O、−CN、−OH、−NR4R5、−C(O)−OH、−C(O)−O−(C1−C4)−アルキル、−SO2−NR4R5、−C(O)−NR4R5または−(C1−C8)−アルキルスルホニルにより相互に独立して一、二または三置換されているもの、3.窒素、イオウまたは酸素から選択されるヘテロ原子1、2、3または4個を含む3〜7員の環状の基、ただし該環状の基は未置換であるか、R14により相互に独立して一、二または三置換されているもの、4.6〜14員のアリール、ただしアリールは未置換であるか、または、R14により相互に独立して一、二または三置換されているものであるか、または、5.ヘテロアリール、ただしヘテロアリールは未置換であるか、または、R14により相互に独立して一、二または三置換されているものであり、R14はR1、ハロゲン、−OH、−NR4R5、=O、−(C1−C4)−アルキル、−(C1−C4)−アルコキシ、−NO2、−C(O)−OH、−CN、−C(O)−O−(C1−C4)−アルキル、−C(O)−NR4R5、−(C1−C8)−アルキルスルホニル、−O−ヘテロアリール、−NR10−C(O)−NH−(C1−C8)−アルキル、−NR10−C(O)−NH−[(C1−C8)−アルキル]2、−SO2−NR4R5、−SR4または−SO2であり、ここでR4、R5およびR10は上述の通り定義され、そして、Mは1.水素原子、2.−(C1−C8)−アルキル、ただしここでアルキルは未置換であるか、または、R14により相互に独立して一、二または三置換されており、3.−C(O)−NR4R5、4.−(C6−C14)−アリール、ただしここでアリールは未置換であるか、または、R14により相互に独立して一、二または三置換されているもの、5.−(C6−C14)−ヘテロアリール、ただしここでヘテロアリールは未置換であるか、または、R14により相互に独立して一、二または三置換されているもの、6.3〜7員の環状の基、ただし該環状の基は未置換であるか、または、R14により相互に独立して一、二または三置換されているもの、7.窒素、イオウまたは酸素から選択されるヘテロ原子1、2、3または4個を含む3〜7員の環状の基、ただし該環状の基は未置換であるか、R14により相互に独立して一、二または三置換されているものであり、ここでR14は前述の通り定義されるもの、8.−NH−CH(NA1)(NA2)、ただしここでA1およびA2は相互に独立して同じかまたは異なっていて、水素原子または−(C1−C8)−アルキルであるか、またはA1とA2はそれら各々が結合している窒素原子と一緒になって、飽和の5または6員の単環の複素環を形成し、これは飽和しているか芳香族であるもの、或いは、9.−CH(NA1)(NA2)、ただしここでA1およびA2は相互に独立して同じかまたは異なっていて、水素原子または−(C1−C8)−アルキルであるか、またはA2はそれが結合している窒素原子と一緒になって、飽和の5または6員の単環の複素環を形成し、これは窒素原子2個を含み、飽和しているか芳香族であるものである]の化合物、その全ての立体異性型、および何れかの比率におけるその混合物多形型、および何れかの比率におけるその混合物、および生理学的に許容性のあるその塩。

請求項2

請求項1に記載の式Iの化合物であって、R0がフェニル、ただしここでフェニルは未置換であるか、または、R2により相互に独立して一、二または三置換されているもの、ピリジル、ただしここでピリジルは未置換であるか、または、R2により相互に独立して一、二または三置換されているもの、ピリミジル、ただしここでピリミジルは未置換であるか、または、R2により相互に独立して一、二または三置換されているもの、または、ナフチル、ただしここでナフチルは未置換であるか、または、R2により相互に独立して一、二または三置換されているものであり、R2は前述の通り定義され、ここでアルキル−またはアルキルオキシ残基は未置換であるか、または、アミノ残基またはメトキシ残基により相互に独立して一、二または三置換されているものであり、QおよびQ′は前述の通り定義され、そしてここでアルキレン−またはシクロアルキレン残基は未置換であるか、または、−NH2または−OHにより相互に独立して一、二または三置換されており、Xは請求項1の通り定義され、Wはフェニル、ピリジル、ピリミジル、ベンゾキサゾールベンズチアゾールインドールベンゾ[1,3]ジオキソールまたはナフチルであり、ここでWは未置換であるか、または、R1により相互に独立して一、二または三置換されているものであるが、ただし、Wが6員のアリールまたはヘテロアリール基である場合は、Q′およびUは相互にオルト位ではなく;R1、R10、R11、R12およびR13は請求項1の通り定義され、UおよびGは相互に独立して同じかまたは異なっていて、直接結合、−(CH2)m−、−(CH2)m−O−(CH2)n−、−(CH2)m−C(O)−NR10−(CH2)n−、−(CH2)m−NR10−C(O)−NR10−(CH2)n−、−(CH2)m−NR10−C(O)−(CH2)n−、−(CH2)−S−(CH2)n−、−(CH2)m−C(O)−(CH2)n−、−(CH2)m−SO2−NR10−(CH2)n−、−(CH2)m−NR10−SO2−(CH2)n−、−(CH2)m−NR10−SO2−NR10−(CH2)n−または−(CH2)m−CH(OH)−(CH2)n−であり、ここでn、m、R4およびR5は請求項1の通り定義され、VおよびMは請求項1の通り定義される上記化合物。

請求項3

請求項1または2に記載の式Iの化合物であって、R0がフェニル、ただしここでフェニルは未置換であるか、または、R2により相互に独立して一、二または三置換されているもの、ピリジル、ただしここでピリジルは未置換であるか、または、R2により相互に独立して一、二または三置換されているもの、ピリミジル、ただしここでピリミジルは未置換であるか、または、R2により相互に独立して一、二または三置換されているもの、または、ナフチル、ただしここでナフチルは未置換であるか、または、R2により相互に独立して一、二または三置換されているものであり、R2はハロゲン、−CN、−NH2、−C(O)−NH2、−(C1−C4)−アルキルまたは−(C1−C4)−アルキルオキシであり、ここでアルキル−またはアルキルオキシ残基は未置換であるか、または、アミノ残基またはメトキシ残基により相互に独立して一、二または三置換されているものであり、QおよびQ′は相互に独立して同じかまたは異なっていて、直接結合、−C(O)−;−O−、−NR10−、−C(O)−NR10−、−NR10−C(O)−、−SO2−、−NR10−SO2−、−SO2−NR10−、−(C1−C4)−アルキレン、ただしここでアルキレンは未置換であるか、ハロゲンより相互に独立して一、二または三置換されているもの;または、−(C3−C6)−シクロアルキレン、ただしここでシクロアルキレンは未置換であるか、またはハロゲンにより相互に独立して一、二または三置換されているものであり;Xは直接結合、−(C1−C3)−アルキレン、ただしここでアルキレンは未置換であるか、ハロゲンにより相互に独立して一、二または三置換されているもの;または、−(C3−C6)−シクロアルキレン、ただしここでシクロアルキレンは未置換であるか、またはハロゲンにより相互に独立して一、二または三置換されているものであるが;ただし、QまたはQ′が−(C1−C3)−アルキレンである場合は、Xは−O−、−NR10、−C(O)−、−C(O)−NR10−、−NR10−C(O)−、−SO2−、−NR10−SO2−または−SO2−NR10−であるが;ただし、Xが直接結合である場合は、フラグメント−Q−X−Q′はO−O、SO2−SO2またはSO−SO2ではなく;そして、Xが酸素原子である場合は、QおよびQ′は酸素原子またはイオウ原子ではなく;そして、さらに、XがSO2である場合は、QおよびQ′は酸素原子またはイオウ原子ではなく;Wはフェニル、ピリジル、ピリミジル、ベンゾキサゾール、ベンズチアゾール、インドール、ベンゾ[1,3]ジオキソールまたはナフチルであり、ここでWは未置換であるか、または、R1により相互に独立して一、二または三置換されているものであるが、ただし、Wが6員のアリールまたはヘテロアリール基である場合は、Q′およびUは相互にオルト位ではなく;R1は1.ハロゲン、2.−NO2、3.−CN、4.−NH2、5.−(C1−C6)−アルキルアミノ、ただし、アルキルは未置換であるか、または、R13により相互に独立して一、二または三置換されているもの、6.−OH、7.−SO2NH2、8.(C1−C6)−アルキルオキシ−、ただしここでアルキルは未置換であるか、または、R13により相互に独立して一、二または三置換されているもの、9.(C6−C14)−アリール、ただしここでアリールは未置換であるか、または、R13により相互に独立して一、二または三置換されているもの、10.(C1−C6)−アルキル−、ただしここでアルキルは未置換であるか、または、R13により相互に独立して一、二または三置換されているもの、11.ヒドロキシカルボニル−(C1−C6)−アルキルウレイド−、ただしここでアルキルは未置換であるか、または、R13により相互に独立して一、二または三置換されているもの、12.(C1−C6)−アルキルオキシカルボニル−(C1−C6)−アルキルウレイド−、ただしここでアルキルは未置換であるか、または、R13により相互に独立して一、二または三置換されているもの、13.(C1−C6)−アルキルスルホニル−、ただしここでアルキルは未置換であるか、または、R13により相互に独立して一、二または三置換されているもの、14.ビス[(C1−C6)−アルキル]アミノ、ただしここでアルキルは未置換であるか、または、R13により相互に独立して一、二または三置換されているもの、15.−C(O)−NH2、16.−C(O)−OH、17.−C(O)−(C1−C6)−アルキル、ただしここでアルキルは未置換であるか、または、R13により相互に独立して一、二または三置換されているもの、18.−C(O)−NH−(C1−C6)−アルキル、ただしここでアルキルは未置換であるか、または、R13により相互に独立して一、二または三置換されているもの、19.−C(O)−NH−[(C1−C6)−アルキル]2、ただしここでアルキルは未置換であるか、または、R13により相互に独立して一、二または三置換されているもの、20.−C(NH)−NH2、21.ウレイド、22.−(C1−C6)−アルキルチオ、ただしここでアルキルは未置換であるか、または、R13により相互に独立して一、二または三置換されているものであるか、または、23.R11R12N−であるか、または、R1残基2個はそれらが結合する炭素原子と一緒になって隣接する環の炭素原子に結合してWに縮合した芳香族環を形成し、その場合、R1残基2個により形成された環は未置換であるか、または、R13により相互に独立して一、二または三置換されているものであり、R11およびR12はそれらが結合している窒素原子と一緒になって、飽和または不飽和の5〜6員の単環の複素環を形成し、これはR11およびR12を担持している窒素原子のほかに、酸素、イオウおよび窒素から選択される同じかまたは異なっている環ヘテロ原子1または2個を含むことができ、そして、ここで環炭素原子の1個または2個はオキソにより置換されて−C(O)−残基を形成することができ、R13はハロゲン、−CN、−(C1−C6)−アルキル、−(C1−C6)−アルキルオキシ、−CF3、−C(O)−NH2または−NH2であり、R10は水素原子または−(C1−C4)−アルキルであり、UおよびGは相互に独立して同じかまたは異なっていて、直接結合、−(CH2)m−、−(CH2)m−O−(CH2)n−、−(CH2)m−C(O)−NR10−(CH2)n−、−(CH2)m−NR10−C(O)−NR10−(CH2)n−、−(CH2)m−NR10−C(O)−(CH2)n−、−(CH2)−S−(CH2)n−、−(CH2)m−C(O)−(CH2)n−、−(CH2)m−SO2−NR10−(CH2)n−、−(CH2)m−NR10−SO2−(CH2)n−または−(CH2)m−NR10−SO2−NR10−(CH2)n−であり、nおよびmは相互に独立して同じかまたは異なっていて、0、1、2または3の整数であり、ここでアルキレン残基は未置換であるか、−(C1−C4)−アルキル;−C(O)−OH、−C(O)−O−(C1−C4)−アルキル、−C(O)−NR4R5、−SO2、−NR4R5または−(C1−C8)−アルキルスルホニルにより相互に独立して一、二または三置換されており、R4およびR5は相互に独立して同じかまたは異なっていて、水素原子、−(C1−C6)−アルキル、ただしここでアルキルは未置換であるか、または、R13により相互に独立して一、二または三置換されているもの、−(C6−C14)−アリール−(C1−C4)−アルキル−、ただしここでアルキルおよびアリールは相互に独立して未置換であるか、または、R13により一、二または三置換されているもの、−(C6−C14)−アリール、ただしここでアリールは未置換であるか、または、R13により相互に独立して一、二または三置換されているもの、−(C6−C14)−ヘテロアリール、ただしここでへテロアリールは未置換であるか、または、R13により相互に独立して一、二または三置換されているもの、または、−(C6−14)−ヘテロアリール−(C1−C4)−アルキル−、ただしアルキルおよびヘテロアリールは相互に独立して未置換であるか、または、R13により一、二または三置換されているものであるか、または、R4およびR5はそれらが結合している窒素原子と一緒になって、飽和の5〜7員の単環の複素環を形成し、これはR4およびR5を担持している窒素原子のほかに、酸素、イオウおよび窒素から選択される同じかまたは異なっている環ヘテロ原子1または2個を含むことができ;そして、該複素環は未置換であるか、R13により相互に独立して一、二または三置換されており、Vは1.直接結合、2.−(C1−C4)−アルキレン、ただしこれは分枝鎖または未分枝鎖であり未置換であるか、または、ハロゲン、=O、−CN、−OH、−NR4R5、−C(O)−OH、−C(O)−O−(C1−C4)−アルキル、−SO2、−NR4R5、−C(O)−NR4R5または−(C1−C8)−アルキルスルホニルにより相互に独立して一、二または三置換されているもの、3.窒素、イオウまたは酸素から選択されるヘテロ原子1、2、3または4個を含む5〜7員の環状の基、ただし該環状の基は未置換であるか、R14により相互に独立して一、二または三置換されているもの、4.6〜14員のアリール、ただしアリールは未置換であるか、または、R14により相互に独立して一、二または三置換されているものであるか、または、5.ヘテロアリール、ただしヘテロアリールは未置換であるか、または、R14により相互に独立して一、二または三置換されているものであり、R14はハロゲン、−OH、−NR4R5、=O、−(C1−C4)−アルキル、−(C1−C4)−アルコキシ、−NO2、−C(O)−OH、−CN、−C(O)−O−(C1−C4)−アルキル、−C(O)−NR4R5、−(C1−C8)−アルキルスルホニル、−C(O)−NR4R5、−SO2−NR4R5、−C(O)−NH−(C1−C8)−アルキル、−C(O)−NH−[(C1−C8)−アルキル]2、−NR10−C(O)−NH−(C1−C8)−アルキル、−C(O)−NH2または−NR10−C(O)−NH−[(C1−C8)−アルキル]2であり、ここでR4、R5およびR10は上述の通り定義され、そして、Mは1.水素原子、2.−(C1−C8)−アルキル、ただしここでアルキルは未置換であるか、または、R14により相互に独立して一、二または三置換されており、3.−C(O)−NR4R5、4.−(C6−C14)−アリール、ただしここでアリールは未置換であるか、または、R14により相互に独立して一、二または三置換されているもの、5.−(C6−C14)−ヘテロアリール、ただしここでヘテロアリールは未置換であるか、または、R14により相互に独立して一、二または三置換されているもの、6.3〜7員の環状の基、ただし該環状の基は未置換であるか、または、R14により相互に独立して一、二または三置換されているもの、7.窒素、イオウまたは酸素から選択されるヘテロ原子1、2、3または4個を含む5〜7員の環状の基、ただし該環状の基は未置換であるか、R14により相互に独立して一、二または三置換されているものであり、ここでR14は前述の通り定義されるもの、である上記化合物。

請求項4

請求項1〜3のいずれか1項に記載の式Iの化合物であって、R0がフェニル、ただしここでフェニルは未置換であるか、または、R2により相互に独立して一、二または三置換されているもの、ピリジル、ただしここでピリジルは未置換であるか、または、R2により相互に独立して一、二または三置換されているものであり、R2はハロゲン、−CN、−C(O)−NH2、−(C1−C4)−アルキルまたは−(C1−C4)−アルキルオキシであり、ここでアルキル−またはアルキルオキシ残基は未置換であるか、または、アミノ残基またはメトキシ残基により相互に独立して一、二または三置換されているものであり、QおよびQ′は相互に独立して同じかまたは異なっていて、直接結合、−C(O)−;−O−、−NR10−、−C(O)−NR10−、−NR10−C(O)−、−SO2−、NR10−SO2−、−SO2−NR10−または−(C1−C4)−アルキレンであり、Xは直接結合または−(C1−C3)−アルキレンであるが;ただし、QまたはQ′が−(C1−C3)−アルキレンである場合は、Xは−O−、−NR10、−C(O)−、−C(O)−NR10−、−NR10−C(O)−、−SO2−、−NR10−SO2−または−SO2−NR10−であるが;ただし、Xが直接結合である場合は、フラグメント−Q−X−Q′はO−OまたはSO2−SO2ではなく;そして、Xが酸素原子である場合は、QおよびQ′は酸素原子またはイオウ原子ではなく;そして、さらに、XがSO2である場合は、QおよびQ′は酸素原子またはイオウ原子ではなく;Wはフェニル、ピリジルまたはピリミジルであり、ここでWは未置換であるか、または、R1により相互に独立して一、二または三置換されているものであるが、ただし、Q′およびUは相互にオルト位ではなく;R1は1.ハロゲン、2.−NO2、3.−CN、4.−NH2、5.−(C1−C4)−アルキルアミノ−、ただし、アルキルは未置換であるか、または、R13により相互に独立して一、二または三置換されているもの、6.−OH、7.−SO2NH2、8.(C1−C4)−アルキルオキシ−、ただしここでアルキルは未置換であるか、または、R13により相互に独立して一、二または三置換されているもの、9.(C6−C14)−アリール、ただしここでアリールは未置換であるか、または、R13により相互に独立して一、二または三置換されているもの、10.(C1−C4)−アルキル−、ただしここでアルキルは未置換であるか、または、R13により相互に独立して一、二または三置換されているもの、11.ヒドロキシカルボニル−(C1−C4)−アルキルウレイド−、ただしここでアルキルは未置換であるか、または、R13により相互に独立して一、二または三置換されているもの、12.(C1−C4)−アルキルカルボニル−(C1−C4)−アルキルウレイド−、ただしここでアルキルは未置換であるか、または、R13により相互に独立して一、二または三置換されているもの、13.(C1−C4)−アルキルスルホニル−、ただしここでアルキルは未置換であるか、または、R13により相互に独立して一、二または三置換されているもの、14.ビス[(C1−C4)−アルキル]アミノ、ただしここでアルキルは未置換であるか、または、R13により相互に独立して一、二または三置換されているもの、15.−C(O)−NH2、16.−C(O)−OH、17.−C(O)−(C1−C4)−アルキル、ただしここでアルキルは未置換であるか、または、R13により相互に独立して一、二または三置換されているもの、18.−C(O)−NH−(C1−C4)−アルキル、ただしここでアルキルは未置換であるか、または、R13により相互に独立して一、二または三置換されているもの、19.−C(O)−NH−[(C1−C4)−アルキル]2、ただしここでアルキルは未置換であるか、または、R13により相互に独立して一、二または三置換されているもの、20.−C(NH)−NH2、21.ウレイド、22.−(C1−C4)−アルキルチオ、ただしここでアルキルは未置換であるか、または、R13により相互に独立して一、二または三置換されているものであるか、または、23.R11R12N−であるか、または、R1残基2個はそれらが結合する炭素原子と一緒になって隣接する環の炭素原子に結合してWに縮合した芳香族環を形成し、その場合、R1残基2個により形成された環は未置換であるか、または、R13により相互に独立して一、二または三置換されているものであり、R11およびR12はそれらが結合している窒素原子と一緒になって、飽和または不飽和の5〜6員の単環の複素環を形成し、これはR11およびR12を担持している窒素原子のほかに、酸素、イオウおよび窒素から選択される同じかまたは異なっている環ヘテロ原子1または2個を含むことができ、R13はハロゲン、−CN、−(C1−C4)−アルキル、−(C1−C4)−アルキルオキシ、−CF3、−C(O)−NH2または−NH2であり、R10は水素原子または−(C1−C4)−アルキルであり、UおよびGは相互に独立して同じかまたは異なっていて、直接結合、−(CH2)m−、−(CH2)m−C(O)−NR10−(CH2)n−、−(CH2)m−NR10−C(O)−NR10−(CH2)n−、−(CH2)m−NR10−C(O)−(CH2)n−、−(CH2)m−C(O)−(CH2)n−、−(CH2)m−SO2−NR10−(CH2)n−または−(CH2)m−NR10−SO2−(CH2)n−であり、nおよびmは相互に独立して同じかまたは異なっていて、0、1、2または3の整数であり、ここでアルキレン残基は未置換であるか、−(C1−C4)−アルキル;−C(O)−OH、−C(O)−O−(C1−C4)−アルキルまたは−C(O)−NR4R5により相互に独立して一、二または三置換されており、R4およびR5は相互に独立して同じかまたは異なっていて、水素原子、−(C1−C6)−アルキル、ただしここでアルキルは未置換であるか、または、R13により相互に独立して一、二または三置換されているもの、−(C6−C14)−アリール−(C1−C4)−アルキル−、ただしここでアルキルおよびアリールは相互に独立して未置換であるか、または、R13により一、二または三置換されているもの、−(C6−C14)−アリール、ただしここでアリールは未置換であるか、または、R13により相互に独立して一、二または三置換されているもの、−(C6−C14)−ヘテロアリール、ただしここでへテロアリールは未置換であるか、または、R13により相互に独立して一、二または三置換されているもの、または、−(C6−14)−ヘテロアリール−(C1−C4)−アルキル−、ただしアルキルおよびヘテロアリールは相互に独立して未置換であるか、または、R13により一、二または三置換されているものであるか、または、R4およびR5はそれらが結合している窒素原子と一緒になって、飽和の5〜7員の単環の複素環を形成し、これはR4およびR5を担持している窒素原子のほかに、酸素、イオウおよび窒素から選択される同じかまたは異なっている環ヘテロ原子1または2個を含むことができ;そして、該複素環は未置換であるか、R13により相互に独立して一、二または三置換されており、Vは1.直接結合、2.−(C1−C4)−アルキレン、ただしこれは分枝鎖または未分枝鎖であり未置換であるか、または、ハロゲン、=O、−CN、−OH、−NR4R5、−C(O)−OH、−C(O)−O−(C1−C4)−アルキル、−SO2−NR4R5、−C(O)−NR4R5または−(C1−C4)−アルキルスルホニルにより相互に独立して一、二または三置換されているもの、3.窒素、イオウまたは酸素から選択されるヘテロ原子1、2、3または4個を含む5〜7員の環状の基、ただし該環状の基は未置換であるか、R14により相互に独立して一、二または三置換されているもの、4.6〜14員のアリール、ただしアリールは未置換であるか、または、R14により相互に独立して一、二または三置換されているものであるか、または、5.6〜14員のヘテロアリール、ただしヘテロアリールは未置換であるか、または、R14により相互に独立して一、二または三置換されているものであり、R14はハロゲン、−OH、−NR4R5、=O、−(C1−C4)−アルキル、−(C1−C4)−アルコキシ、−NO2、−C(O)−OH、−CN、−C(O)−O−(C1−C4)−アルキル、−C(O)−NR4R5、−(C1−C8)−アルキルスルホニル、−C(O)−NR4R5、−SO2−NR4R5、−C(O)−NH−(C1−C8)−アルキル、−C(O)−NH−[(C1−C8)−アルキル]2、−NR10−C(O)−NH−(C1−C8)−アルキル、−C(O)−NH2または−NR10−C(O)−NH−[(C1−C8)−アルキル]2であり、ここでR4、R5およびR10は上述の通り定義され、そして、Mは1.水素原子、2.−(C1−C8)−アルキル、ただしここでアルキルは未置換であるか、または、R14により相互に独立して一、二または三置換されており、3.−C(O)−NR4R5、4.−(C6−C14)−アリール、ただしここでアリールは未置換であるか、または、R14により相互に独立して一、二または三置換されているもの、5.−(C6−C14)−ヘテロアリール、ただしここでヘテロアリールは未置換であるか、または、R14により相互に独立して一、二または三置換されているもの、6.5〜7員の環状の基、ただし該環状の基は未置換であるか、または、R14により相互に独立して一、二または三置換されているもの、7.窒素、イオウまたは酸素から選択されるヘテロ原子1、2、3または4個を含む5〜7員の環状の基、ただし該環状の基は未置換であるか、R14により相互に独立して一、二または三置換されているものであり、ここでR14は前述の通り定義されるもの、である上記化合物。

請求項5

請求項1〜4のいずれか1項に記載の式Iの化合物であって、R0がフェニル、ただしここでフェニルは未置換であるか、または、R2により相互に独立して一または二置換されているもの、ピリジル、ただしここでピリジルは未置換であるか、または、R2により相互に独立して一または二置換されているものであり、R2はハロゲン、−CN、−C(O)−NH2、−(C1−C3)−アルキルまたは−(C1−C3)−アルキルオキシであり、ここでアルキル−またはアルキルオキシ残基は未置換であるか、または、アミノ残基またはメトキシ残基により相互に独立して一、二または三置換されているものであり、QおよびQ′は相互に独立して同じかまたは異なっていて、直接結合、−C(O)−;−O−、−NR10−、−C(O)−NR10−、−NR10−C(O)−、−SO2−、NR10−SO2−、−SO2−NR10−または−(C1−C4)−アルキレンであり、Xは直接結合または−(C1−C3)−アルキレンであるが;ただし、QまたはQ′が−(C1−C3)−アルキレンである場合は、Xは−O−、−NR10、−C(O)−、−C(O)−NR10−、−NR10−C(O)−、−SO2−、−NR10−SO2−または−SO2−NR10であるが;ただし、Xが直接結合である場合は、フラグメント−Q−X−Q′はO−O、SO2−SO2ではなく;そして、Xが酸素原子である場合は、QおよびQ′は酸素原子またはイオウ原子ではなく;そして、さらに、XがSO2である場合は、QおよびQ′は酸素原子またはイオウ原子ではなく;Wはフェニル、ピリジルまたはピリミジルであり、ここでWは未置換であるか、または、R1により相互に独立して一、二または三置換されているものであるが、ただし、Q′およびUは相互にオルト位ではなく;R1は1.ハロゲン、2.−NO2、3.−CN、4.−NH2、5.−(C1−C4)−アルキルアミノ、ただし、アルキルは未置換であるか、または、R13により相互に独立して一、二または三置換されているもの、6.−OH、7.−SO2−NH2、8.(C1−C4)−アルキルオキシ−、ただしここでアルキルは未置換であるか、または、R13により相互に独立して一、二または三置換されているもの、9.(C6−C14)−アリール、ただしここでアリールは未置換であるか、または、R13により相互に独立して一、二または三置換されているもの、10.(C1−C4)−アルキル−、ただしここでアルキルは未置換であるか、または、R13により相互に独立して一、二または三置換されているもの、11.(C1−C4)−アルキルスルホニル−、ただしここでアルキルは未置換であるか、または、R13により相互に独立して一、二または三置換されているもの、12.ビス[(C1−C4)−アルキル]アミノ、ただしここでアルキルは未置換であるか、または、R13により相互に独立して一、二または三置換されているもの、13.−C(O)−NH2、14.−C(O)−OH、15.−C(O)−(C1−C4)−アルキル、ただしここでアルキルは未置換であるか、または、R13により相互に独立して一、二または三置換されているもの、16.−C(O)−NH−(C1−C4)−アルキル、ただしここでアルキルは未置換であるか、または、R13により相互に独立して一、二または三置換されているもの、17.−C(O)−NH−[(C1−C4)−アルキル]2、ただしここでアルキルは未置換であるか、または、R13により相互に独立して一、二または三置換されているもの、18.−C(NH)−NH2、19.ウレイド、20.−(C1−C4)−アルキルチオ、ただしここでアルキルチオは未置換であるか、または、R13により相互に独立して一、二または三置換されているものであるか、または、21.R11R12N−であるか、または、R1残基2個はそれらが結合する炭素原子と一緒になって隣接する環の炭素原子に結合してWに縮合した芳香族環を形成し、その場合、R1残基2個により形成された環は未置換であるか、または、R13により相互に独立して一、二または三置換されているものであり、R11およびR12はそれらが結合している窒素原子といっしょになって、飽和または不飽和の5〜6員の単環の複素環を形成し、これはR11およびR12を担持している窒素原子のほかに、酸素または窒素から選択される同じかまたは異なっている環ヘテロ原子1または2個を含むことができ、R13はハロゲン、−CN、−(C1−C4)−アルキル、−(C1−C4)−アルキルオキシ、−CF3、−C(O)−NH2または−NH2であり、R10は水素原子または−(C1−C4)−アルキルであり、Uは直接結合、−(CH2)m−、−(CH2)m−C(O)−NR10−(CH2)n−、−(CH2)m−NR10−C(O)−(CH2)n−、−(CH2)m−C(O)−(CH2)n−、−(CH2)m−SO2−NR10−(CH2)n−または−(CH2)m−NR10−SO2−(CH2)n−であり、nおよびmは相互に独立して同じかまたは異なっていて、0、1、2または3の整数であり、ここでアルキレン残基は未置換であるか、−(C1−C4)−アルキル;−C(O)−OH、−C(O)−O−(C1−C4)−アルキルまたは−C(O)−NR4R5により相互に独立して一、二または三置換されており、R4およびR5は相互に独立して同じかまたは異なっていて、水素原子、−(C1−C6)−アルキル、ただしここでアルキルは未置換であるか、または、R13により相互に独立して一、二または三置換されているもの、−(C6−C14)−アリール−(C1−C4)−アルキル−、ただしここでアルキルおよびアリールは相互に独立して未置換であるか、または、R13により一、二または三置換されているもの、−(C6−C14)−アリール、ただしここでアリールは未置換であるか、または、R13により相互に独立して一、二または三置換されているもの、−(C6−C14)−ヘテロアリール、ただしここでへテロアリールは未置換であるか、または、R13により相互に独立して一、二または三置換されているもの、または、−(C6−14)−ヘテロアリール−(C1−C4)−アルキル−、ただしアルキルおよびヘテロアリールは相互に独立して未置換であるか、または、R13により一、二または三置換されているものであるか、または、R4およびR5はそれらが結合している窒素原子と一緒になって、飽和の5〜7員の単環の複素環を形成し、これはR4およびR5を担持している窒素原子のほかに、酸素、イオウおよび窒素から選択される同じかまたは異なっている環ヘテロ原子1または2個を含むことができ;そして、該複素環は未置換であるか、R13により相互に独立して一、二または三置換されており、Gは直接結合、−(CH2)m−、−(CH2)m−O−(CH2)n−、−(CH2)m−C(O)−NR10−(CH2)n−、−(CH2)m−NR10−C(O)−NR10−(CH2)n−、−(CH2)m−NR10−C(O)−(CH2)n−、−(CH2)−S−(CH2)n−、−(CH2)m−C(O)−(CH2)n−、−(CH2)m−SO2−NR10−(CH2)n−、−(CH2)m−NR10−SO2−(CH2)n−、−(CH2)m−NR10−SO2−NR10−(CH2)n−または−(CH2)m−SO2−(CH2)n−であり、ここでn、mおよびR10は前述の通り定義され、Vは1.直接結合、2.−(C1−C4)−アルキレン、ただしこれは分枝鎖または未分枝鎖であり未置換であるか、または、ハロゲン、=O、−CN、−NR4R5、−C(O)−OH、−C(O)−O−(C1−C4)−アルキル、−SO2−NR4R5、−C(O)−NR4R5または−(C1−C4)−アルキルスルホニルにより相互に独立して一、二または三置換されているもの、3.窒素、イオウまたは酸素から選択されるヘテロ原子1、2、3または4個を含む5〜7員の環状の基、ただし該環状の基は未置換であるか、R14により相互に独立して一、二または三置換されているもの、4.6〜14員のアリール、ただしアリールは未置換であるか、または、R14により相互に独立して一、二または三置換されているものであるか、または、5.6〜14員のヘテロアリール、ただしヘテロアリールは未置換であるか、または、R14により相互に独立して一、二または三置換されているものであり、R14はハロゲン、−OH、−NR4R5、=O、−(C1−C4)−アルキル、−(C1−C4)−アルコキシ、−NO2、−C(O)−OH、−CN、−C(O)−O−(C1−C4)−アルキル、−C(O)−NR4R5、−(C1−C8)−アルキルスルホニル、−C(O)−NR4R5、−SO2−NR4R5、−C(O)−NH−(C1−C8)−アルキル、−C(O)−NH−[(C1−C8)−アルキル]2、−NR10−C(O)−NH−(C1−C8)−アルキル、−C(O)−NH2または−NR10−C(O)−NH−[(C1−C8)−アルキル]2であり、ここでR4、R5およびR10は上述の通り定義され、そして、Mは1.水素原子、2.−(C1−C4)−アルキル、ただしここでアルキルは未置換であるか、または、R14により相互に独立して一、二または三置換されており、3.−C(O)−NR4R5、4.−(C6−C14)−アリール、ただしここでアリールは未置換であるか、または、R14により相互に独立して一、二または三置換されているもの、5.−(C6−C14)−ヘテロアリール、ただしここでヘテロアリールは未置換であるか、または、R14により相互に独立して一、二または三置換されているもの、6.5〜7員の環状の基、ただし該環状の基は未置換であるか、または、R14により相互に独立して一、二または三置換されているもの、7.窒素、イオウまたは酸素から選択されるヘテロ原子1、2、3または4個を含む5〜7員の環状の基、ただし該環状の基は未置換であるか、R14により相互に独立して一、二または三置換されているものであり、ここでR14は前述の通り定義されるもの、である上記化合物。

請求項6

請求項1〜5のいずれか1項に記載の式Iの化合物であって、R0がフェニル、ただしここでフェニルは未置換であるか、または、R2により相互に独立して一または二置換されているもの、ピリジル、ただしここでピリジルは未置換であるか、または、R2により相互に独立して一または二置換されているものであり、R2はハロゲン、−CN、−C(O)−NH2、−(C1−C3)−アルキルまたは−(C1−C3)−アルキルオキシであり、ここでアルキル−またはアルキルオキシ残基は未置換であるか、または、アミノ残基またはメトキシ残基により相互に独立して一、二または三置換されているものであり、QおよびQ′は相互に独立して同じかまたは異なっていて、直接結合、−C(O)−;−O−、−NR10−、−C(O)−NR10−、−NR10−C(O)−、−SO2−、NR10−SO2−、−SO2−NR10−または−(C1−C4)−アルキレンであり、Xは直接結合または−(C1−C3)−アルキレンであるが;ただし、QまたはQ′が−(C1−C3)−アルキレンである場合は、Xは−O−、−NR10、−C(O)−、−C(O)−NR10−、−NR10−C(O)−、−SO2−、−NR10−SO2−または−SO2−NR10であるが;ただし、Xが直接結合である場合は、フラグメント−Q−X−Q′はO−OまたはSO2−SO2ではなく;そして、Xが酸素原子である場合は、QおよびQ′は酸素原子またはイオウ原子ではなく;そして、さらに、XがSO2である場合は、QおよびQ′は酸素原子またはイオウ原子ではなく;Wはフェニルまたはピリジルであり、ここでWは未置換であるか、または、R1により相互に独立して一、二または三置換されているものであるが、ただし、Q′およびUは相互にオルト位ではなく;R1は1.ハロゲン、2.−NO2、3.−CN、4.−NH2、5.−(C1−C4)−アルキルアミノ、ただしここでアルキルは未置換であるか、または、R13により相互に独立して一、二または三置換されているもの、6.−OH、7.−SO2−NH2、8.(C1−C4)−アルキルオキシ、ただしここでアルキルは未置換であるか、または、R13により相互に独立して一、二または三置換されているもの、9.(C6−C14)−アリール、ただしここでアリールは未置換であるか、または、R13により相互に独立して一、二または三置換されているもの、10.(C1−C4)−アルキル−、ただしここでアルキルは未置換であるか、または、R13により相互に独立して一、二または三置換されているもの、11.(C1−C4)−アルキルスルホニル−、ただしここでアルキルは未置換であるか、または、R13により相互に独立して一、二または三置換されているもの、12.ビス[(C1−C6)−アルキル]アミノ、ただしここでアルキルは未置換であるか、または、R13により相互に独立して一、二または三置換されているもの、13.−C(O)−NH2、14.−C(O)−OH、15.−C(O)−(C1−C4)−アルキル、ただしここでアルキルは未置換であるか、または、R13により相互に独立して一、二または三置換されているもの、16.−C(O)−NH−(C1−C4)−アルキル、ただしここでアルキルは未置換であるか、または、R13により相互に独立して一、二または三置換されているもの、17.−C(O)−NH−[(C1−C4)−アルキル]2、ただしここでアルキルは未置換であるか、または、R13により相互に独立して一、二または三置換されているもの、18.−C(NH)−NH2、19.ウレイド、20.−(C1−C4)−アルキルチオ、ただしここでアルキルは未置換であるか、または、R13により相互に独立して一、二または三置換されているものであるか、または、21.R11R12N−であるか、または、R1残基2個はそれらが結合する炭素原子と一緒になって隣接する環の炭素原子に結合してWに縮合した芳香族環を形成し、その場合、R1残基2個により形成された環は未置換であるか、または、R13により相互に独立して一、二または三置換されているものであり、R11およびR12はそれらが結合している窒素原子といっしょになって、飽和または不飽和の5〜6員の単環の複素環を形成し、これはR11およびR12を担持している窒素原子のほかに、酸素または窒素から選択される同じかまたは異なっている環ヘテロ原子1または2個を含むことができ、R13はハロゲン、−CN、−(C1−C4)−アルキル、−(C1−C4)−アルキルオキシ、−CF3、−C(O)−NH2または−NH2であり、R10は水素原子または−(C1−C4)−アルキルであり、Uは直接結合、−(CH2)m−、−(CH2)m−C(O)−NR10−(CH2)n−、−(CH2)m−NR10−C(O)−(CH2)n−、−(CH2)m−C(O)−(CH2)n−、−(CH2)m−SO2−NR10−(CH2)n−または−(CH2)m−NR10−SO2−(CH2)n−であり、nおよびmは相互に独立して同じかまたは異なっていて、0、1、2または3の整数であり、ここでアルキレン残基は未置換であるか、−(C1−C4)−アルキル;−C(O)−OH、−C(O)−O−(C1−C4)−アルキルまたは−C(O)−NR4R5により相互に独立して一、二または三置換されており、R4およびR5は相互に独立して同じかまたは異なっていて、水素原子、−(C1−C6)−アルキル、ただしここでアルキルは未置換であるか、または、R13により相互に独立して一、二または三置換されているもの、−(C6−C14)−アリール−(C1−C4)−アルキル−、ただしここでアルキルおよびアリールは相互に独立して未置換であるか、または、R13により一、二または三置換されているもの、−(C6−C14)−アリール、ただしここでアリールは未置換であるか、または、R13により相互に独立して一、二または三置換されているもの、−(C6−C14)−ヘテロアリール、ただしここでへテロアリールは未置換であるか、または、R13により相互に独立して一、二または三置換されているもの、または、−(C6−14)−ヘテロアリール−(C1−C4)−アルキル−、ただしアルキルおよびヘテロアリールは相互に独立して未置換であるか、または、R13により一、二または三置換されているものであるか、または、R4およびR5はそれらが結合している窒素原子と一緒になって、飽和の5〜7員の単環の複素環を形成し、これはR4およびR5を担持している窒素原子のほかに、酸素、イオウおよび窒素から選択される同じかまたは異なっている環ヘテロ原子1または2個を含むことができ;そして、該複素環は未置換であるか、R13により相互に独立して一、二または三置換されており、Gは直接結合、−(CH2)m−、−(CH2)m−O−(CH2)n−、−(CH2)m−C(O)−NR10−(CH2)n−、−(CH2)m−NR10−C(O)−NR10−(CH2)n−、−(CH2)m−NR10−C(O)−(CH2)n−、−(CH2)−S−(CH2)n−、−(CH2)m−C(O)−(CH2)n−、−(CH2)m−SO2−NR10−(CH2)n−、−(CH2)m−NR10−SO2−(CH2)n−、−(CH2)m−NR10−SO2−NR10−(CH2)n−または−(CH2)m−SO2−(CH2)n−であり、ここでn、mおよびR10は前述の通り定義され、Vは1.直接結合、2.−(C1−C4)−アルキレン、ただしこれは分枝鎖または未分枝鎖であり未置換であるか、または、ハロゲン、=O、−CN、−NR4R5、−C(O)−OH、−C(O)−O−(C1−C4)−アルキル、−SO2−NR4R5、−C(O)−NR4R5または−(C1−C4)−アルキルスルホニルにより相互に独立して一、二または三置換されているもの、3.窒素、イオウまたは酸素から選択されるヘテロ原子1、2、3または4個を含む5〜7員の環状の基、ただし該環状の基は未置換であるか、R14により相互に独立して一、二または三置換されているもの、4.6〜14員のアリール、ただしアリールは未置換であるか、または、R14により相互に独立して一、二または三置換されているものであるか、または、5.6〜14員のヘテロアリール、ただしヘテロアリールは未置換であるか、または、R14により相互に独立して一、二または三置換されているものであり、R14はハロゲン、−OH、−NR4R5、=O、−(C1−C4)−アルキル、−(C1−C4)−アルコキシ、−NO2、−C(O)−OH、−CN、−C(O)−O−(C1−C4)−アルキル、−C(O)−NR4R5、−(C1−C8)−アルキルスルホニル、−C(O)−NR4R5、−SO2−NR4R5、−C(O)−NH−(C1−C8)−アルキル、−C(O)−NH−[(C1−C8)−アルキル]2、−NR10−C(O)−NH−(C1−C8)−アルキル、−C(O)−NH2または−NR10−C(O)−NH−[(C1−C8)−アルキル]2であり、ここでR4、R5およびR10は上述の通り定義され、そして、Mは1.水素原子、2.−(C1−C4)−アルキル、ただしここでアルキルは未置換であるか、または、R14により相互に独立して一、二または三置換されており、3.−C(O)−NR4R5、4.−(C6−C14)−アリール、ただしここでアリールは未置換であるか、または、R14により相互に独立して一、二または三置換されているもの、5.−(C6−C14)−ヘテロアリール、ただしここでヘテロアリールは未置換であるか、または、R14により相互に独立して一、二または三置換されているもの、6.5〜7員の環状の基、ただし該環状の基は未置換であるか、または、R14により相互に独立して一、二または三置換されているもの、または7.窒素、イオウまたは酸素から選択されるヘテロ原子1、2、3または4個を含む5〜7員の環状の基、ただし該環状の基は未置換であるか、R14により相互に独立して一、二または三置換されているものであり、ここでR14は前述の通り定義されるもの、である上記化合物。

請求項7

請求項1〜6のいずれか1項に記載の式Iの化合物であって、R0は−(C6−C14)−アリール、ただしここでアリールはフェニル、ナフチル、ビフェニリルフルオレニルおよびアントラニルよりなる群から選択され、そして未置換であるか、または、R2により相互に独立して一または二置換されているもの、または、−(C6−C14)−ヘテロアリール、ただしここでヘテロアリールはアジリジンオキシランアゼチジンピロールフランチオフェン、ジオキソール、イミダゾールピラゾールオキサゾールイソキサゾール、チアゾール、イソチアゾール、1,2,3−トリアゾール、1,2,4−トリアゾール、テトラゾールピリジンピランチオピランピリダジンピリミジンピラジン、1,2−オキサジン、1,3−オキサジン、1,4−オキサジン、1,2−チアジン、1,3−チアジン、1,4−チアジン、1,2,3−トリアジン、1,2,4−トリアジン、1,3,5−トリアジン、アゼピン、1,2−ジアゼピン、1,3−ジアゼピン、1,4−ジアゼピン、インドール、イソインドールベンゾフランベンゾチオフェン、1,3−ベンゾジオキソールインダゾールクロマンベンズイミダゾール、ベンゾキサゾール、ベンゾチアゾールキノリンイソキノリンイソクロマンシンノリンキナゾリンキノキサリンフタラジンプテリジン、ピリジル、ピリドピリジン、ピリドイミダゾール、ピリドピリミジンおよびプリンよりなる群から選択され、そして未置換であるか、または、R2により相互に独立して一または二置換されているものであり、R2はハロゲン、−CN、−C(O)−NH2、−(C1−C3)−アルキルまたは−(C1−C3)−アルキルオキシであり、ここでアルキル−またはアルキルオキシ残基は未置換であるか、または、アミノ残基またはメトキシ残基により相互に独立して一、二または三置換されているものであり、Qは直接結合であり、Q′は−O−であり、Xは−(C1−C3)−アルキレンであり、Wは−(C6−C14)−アリール、ただしここでアリールはフェニル、ナフチル、ビフェニリル、フルオレニルおよびアントラセニルよりなる群から選択されるものであるか、または、−(C6−C14)−ヘテロアリール、ただしここでヘテロアリールはアジリジン、オキシラン、アゼチジン、ピロール、フラン、チオフェン、ジオキソール、イミダゾール、ピラゾール、オキサゾール、イソキサゾール、チアゾール、イソチアゾール、1,2,3−トリアゾール、1,2,4−トリアゾール、テトラゾール、ピリジン、ピラン、チオピラン、ピリダジン、ピリミジン、ピラジン、1,2−オキサジン、1,3−オキサジン、1,4−オキサジン、1,2−チアジン、1,3−チアジン、1,4−チアジン、1,2,3−トリアジン、1,2,4−トリアジン、1,3,5−トリアジン、アゼピン、1,2−ジアゼピン、1,3−ジアゼピン、1,4−ジアゼピン、インドール、イソインドール、ベンゾフラン、ベンゾチオフェン、1,3−ベンゾジオキソール、インダゾール、クロマン、ベンズイミダゾール、ベンゾキサゾール、ベンゾチアゾール、キノリン、イソキノリン、イソクロマン、シンノリン、キナゾリン、キノキサリン、フタラジン、プテリジン、ピリジル、ピリドピリジン、ピリドイミダゾール、ピリドピリミジンおよびプリンよりなる群から選択され、ここでWは未置換であるか、または、R1により相互に独立して一、二または三置換されているものであり、ただし、Q′およびUは相互に1,2−または1,3−置換の関係にあり;そして更に、Q′およびUが1,3−置換の関係にある場合は、2位は未置換であり、R1は1.ハロゲン、2.−NO2、3.−CN、4.−NH2、5.−(C1−C4)−アルキルアミノ、ただし、アルキルは未置換であるか、または、R13により相互に独立して一、二または三置換されているもの、6.−OH、7.−SO2NH2、8.(C1−C4)−アルキルオキシ−、ただしここでアルキルは未置換であるか、または、R13により相互に独立して一、二または三置換されているもの、9.(C6−C14)−アリール、ただしここでアリールはフェニル、ナフチル、ビフェニリル、フルオレニルおよびアントラセニルよりなる群から選択され、そして、未置換であるか、または、R13により相互に独立して一、二または三置換されているもの、10.(C1−C4)−アルキル−、ただしここでアルキルは未置換であるか、または、R13により相互に独立して一、二または三置換されているもの、11.(C1−C4)−アルキルスルホニル−、ただしここでアルキルは未置換であるか、または、R13により相互に独立して一、二または三置換されているもの、12.ビス[(C1−C6)−アルキル]アミノ、ただしここでアルキルは未置換であるか、または、R13により相互に独立して一、二または三置換されているもの、13.−C(O)−NH2、14.−C(O)−OH、15.−C(O)−(C1−C4)−アルキル、ただしここでアルキルは未置換であるか、または、R13により相互に独立して一、二または三置換されているもの、16.−C(O)−NH−(C1−C4)−アルキル、ただしここでアルキルは未置換であるか、または、R13により相互に独立して一、二または三置換されているもの、17.−C(O)−NH−[(C1−C4)−アルキル]2、ただしここでアルキルは未置換であるか、または、R13により相互に独立して一、二または三置換されているもの、18.−C(NH)−NH2、19.ウレイド、20.−(C1−C4)−アルキルチオ、ただしここでアルキルチオは未置換であるか、または、R13により相互に独立して一、二または三置換されているものであるか、または、21.R11R12N−であるか、または、R11およびR12はそれらが結合している窒素原子と一緒になって、ピペリジンモルホリンピペラジンチオモルホリンピロリジンピロリジノンおよびケトピペラジンよりなる群から選択される残基を形成し、R13はハロゲン、−CN、−(C1−C4)−アルキル、−(C1−C4)−アルキルオキシ、−CF3、−C(O)−NH2または−NH2であり、R10は水素原子または−(C1−C4)−アルキルであり、Uは−(CH2)m−C(O)−NR10−(CH2)n−であり、ここでnおよびmは相互に独立して同じかまたは異なっていて0、1または2の整数であり、R4およびR5は相互に独立して同じかまたは異なっていて、水素原子、−(C1−C6)−アルキル、ただしここでアルキルは未置換であるか、または、R13により相互に独立して一、二または三置換されているもの、−(C6−C14)−アリール−(C1−C4)−アルキル−、ただしここでアリールはWの場合と同様に定義され、そして、アルキルおよびアリールは相互に独立して未置換であるか、または、R13により一、二または三置換されているもの、−(C6−C14)−アリール、ただしここでアリールはWの場合と同様に定義され、そして、アリールは未置換であるか、または、R13により相互に独立して一、二または三置換されているもの、−(C6−C14)−ヘテロアリール、ただしここでへテロアリールはWの場合と同様に定義され、そして、未置換であるか、または、R13により相互に独立して一、二または三置換されているもの、または、−(C6−14)−ヘテロアリール−(C1−C4)−アルキル−、ただしヘテロアリールはWの場合と同様に定義され、そして、アルキルおよびヘテロアリールは相互に独立して未置換であるか、または、R13により一、二または三置換されているものであるか、または、R4およびR5はそれらが結合している窒素原子と一緒になって、アジリジン、オキシラン、アゼチジン、ピロール、フラン、チオフェン、ジオキソール、イミダゾール、ピラゾール、オキサゾール、イソキサゾール、チアゾール、イソチアゾール、1,2,3−トリアゾール、1,2,4−トリアゾール、テトラゾール、ピリジン、ピラン、チオピラン、ピリダジン、ピリミジン、ピラジン、1,2−オキサジン、1,3−オキサジン、1,4−オキサジン、1,2−チアジン、1,3−チアジン、1,4−チアジン、1,2,3−トリアジン、1,2,4−トリアジン、1,3,5−トリアジン、アゼピン、1,2−ジアゼピン、1,3−ジアゼピンおよび1,4−ジアゼピンよりなる群から選択される残基を形成し;ここで該残基は未置換であるか、R13により相互に独立して一、二または三置換されており、Gは直接結合、−(CH2)m−、−(CH2)m−O−(CH2)n−、−(CH2)m−C(O)−NR10−(CH2)n−、−(CH2)m−NR10−C(O)−NR10−(CH2)n−、−(CH2)m−NR10−C(O)−(CH2)n−、−(CH2)m−C(O)−(CH2)n−、−(CH2)m−SO2−NR10−(CH2)n−、−(CH2)m−NR10−SO2−(CH2)n−、−(CH2)m−SO2−(CH2)n−または−(CH2)m−NR10−SO2−NR10−(CH2)n−であり、ここでn、mおよびR10は前述の通り定義され、Vは1.5〜7員の環状の基であって、ピロリン、ピロリジン、テトラヒドロフランテトラヒドロチオフェンジヒドロピリジンテトラヒドロピリジン、ピペリジン、1,3−ジオキソラン、2−イミダゾリンイミダゾリジン、4,5−ジヒドロ−1,3−オキサゾール、1,3−オキサゾリジン、4,5−ジヒドロ−1,3−チアゾール、1,3−チアゾリジンペルヒドロ−1,4−ジオキサン、ピペラジン、ペルヒドロ−1,4−オキサジン、ペルヒドロ−1,4−チアジン、ペルヒドロアゼピン、インドリンイソインドリン、1,2,3,4−テトラヒドロキノリンおよび1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリンよりなる群から選択されるものであり、ここで該環状の基は未置換であるか、またはR14により相互に独立して一、二または三置換されているもの、2.−(C6−C14)−アリール、ただしここでアリールはフェニル、ナフチル、ビフェニリル、フルオレニルおよびアントラセニルよりなる群から選択され、そして未置換であるか、または、R14により相互に独立して一、二または三置換されているもの、または、3.−(C6−C14)−ヘテロアリール、ただしここでヘテロアリールはアジリジン、オキシラン、アゼチジン、ピロール、フラン、チオフェン、ジオキソール、イミダゾール、ピラゾール、オキサゾール、イソキサゾール、チアゾール、イソチアゾール、1,2,3−トリアゾール、1,2,4−トリアゾール、テトラゾール、ピリジン、ピラン、チオピラン、ピリダジン、ピリミジン、ピラジン、1,2−オキサジン、1,3−オキサジン、1,4−オキサジン、1,2−チアジン、1,3−チアジン、1,4−チアジン、1,2,3−トリアジン、1,2,4−トリアジン、1,3,5−トリアジン、アゼピン、1,2−ジアゼピン、1,3−ジアゼピン、1,4−ジアゼピン、インドール、イソインドール、ベンゾフラン、ベンゾチオフェン、1,3−ベンゾジオキソール、インダゾール、クロマン、ベンズイミダゾール、ベンゾキサゾール、ベンゾチアゾール、キノリン、イソキノリン、イソクロマン、シンノリン、キナゾリン、キノキサリン、フタラジン、プテリジン、ピリジル、ピリドピリジン、ピリドイミダゾール、ピリドピリミジンおよびプリンよりなる群から選択され、ここで該ヘテロアリールは未置換であるか、または、R14により相互に独立して一、二または三置換されているものであり、R14はハロゲン、−OH、−NR4R5、=O、−(C1−C4)−アルキル、−(C1−C4)−アルコキシ、−NO2、−C(O)−OH、−CN、−C(O)−O−(C1−C4)−アルキル、−C(O)−NR4R5、−(C1−C8)−アルキルスルホニル、−C(O)−NH2、−SO2−NR4R5、−C(O)−NH−(C1−C8)−アルキル、−C(O)−NH−[(C1−C8)−アルキル]2、−NR10−C(O)−NH−(C1−C8)−アルキル、−C(O)−NH2または−NR10−C(O)−NH−[(C1−C8)−アルキル]2であり、ここでR4、R5およびR10は上述の通り定義され、そして、Mは1.水素原子、2.−(C1−C4)−アルキル、ただしここでアルキルは未置換であるか、または、R14により相互に独立して一、二または三置換されており、3.−C(O)−NR4R5、4.5〜7員の環状の基であって、ピロリン、ピロリジン、テトラヒドロフラン、テトラヒドロチオフェン、ジヒドロピリジン、テトラヒドロピリジン、ピペリジン、1,3−ジオキソラン、2−イミダゾリン、イミダゾリジン、4,5−ジヒドロ−1,3−オキサゾール、1,3−オキサゾリジン、4,5−ジヒドロ−1,3−チアゾール、1,3−チアゾリジン、ペルヒドロ−1,4−ジオキサン、ピペラジン、ペルヒドロ−1,4−オキサジン、ペルヒドロ−1,4−チアジン、ペルヒドロアゼピン、インドリン、イソインドリン、1,2,3,4−テトラヒドロキノリンおよび1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリンよりなる群から選択されるものであり、ここで該環状の基は未置換であるか、またはR14により相互に独立して一、二または三置換されているもの、5.−(C6−C14)−アリール、ただしここでアリールはフェニル、ナフチル、ビフェニリル、フルオレニルおよびアントラセニルよりなる群から選択され、そして未置換であるか、または、R14により相互に独立して一、二または三置換されているもの、または、6.−(C6−C14)−ヘテロアリール、ただしここでヘテロアリールはアジリジン、オキシラン、アゼチジン、ピロール、フラン、チオフェン、ジオキソール、イミダゾール、ピラゾール、オキサゾール、イソキサゾール、チアゾール、イソチアゾール、1,2,3−トリアゾール、1,2,4−トリアゾール、テトラゾール、ピリジン、ピラン、チオピラン、ピリダジン、ピリミジン、ピラジン、1,2−オキサジン、1,3−オキサジン、1,4−オキサジン、1,2−チアジン、1,3−チアジン、1,4−チアジン、1,2,3−トリアジン、1,2,4−トリアジン、1,3,5−トリアジン、アゼピン、1,2−ジアゼピン、1,3−ジアゼピン、1,4−ジアゼピン、インドール、イソインドール、ベンゾフラン、ベンゾチオフェン、1,3−ベンゾジオキソール、インダゾール、クロマン、ベンズイミダゾール、ベンゾキサゾール、ベンゾチアゾール、キノリン、イソキノリン、イソクロマン、シンノリン、キナゾリン、キノキサリン、フタラジン、プテリジン、ピリジル、ピリドピリジン、ピリドイミダゾール、ピリドピリミジンおよびプリンよりなる群から選択され、ここで該ヘテロアリールは未置換であるか、または、R14により相互に独立して一、二または三置換されているものである上記化合物、その全ての立体異性型、および何れかの比率におけるその混合物、および生理学的に許容性のあるその塩。

請求項8

請求項1〜7のいずれか1項に記載の式Iの化合物であって、R0がフェニル、ただしここでフェニルは未置換であるか、または、R2により相互に独立して一または二置換されているもの、ピリジル、ただしここでピリジルは未置換であるか、または、R2により相互に独立して一または二置換されているものであり、R2はハロゲンまたは−CNであり、Qは直接結合であり、Q′は−O−であり、Xはエチレンであり、Wはフェニルまたはピリジルであり、ここでWは未置換であるか、または、R1により相互に独立して一、二または三置換されているものであるが、ただし、Q′およびUは相互に1,2−または1,3−置換の関係にあり、そして2位は未置換であり、R1はハロゲン、−NO2、−CN、−NH2、−(C1−C4)−アルキルアミノ、ただし、アルキルは未置換であるか、または、R13により相互に独立して一、二または三置換されているもの、−OH、−SO2NH2、(C1−C4)−アルキルオキシ−、ただしここでアルキルは未置換であるか、または、R13により相互に独立して一、二または三置換されているもの、(C6−C14)−アリール、ただしここでアリールはフェニル、ナフチル、ビフェニリル、フルオレニルおよびアントラセニルよりなる群から選択され、そして、未置換であるか、または、R13により相互に独立して一、二または三置換されているもの、(C1−C4)−アルキル−、ただしここでアルキルは未置換であるか、または、R13により相互に独立して一、二または三置換されているもの、(C1−C4)−アルキルスルホニル−、ただしここでアルキルは未置換であるか、または、R13により相互に独立して一、二または三置換されているもの、ビス[(C1−C6)−アルキル]アミノ、ただしここでアルキルは未置換であるか、または、R13により相互に独立して一、二または三置換されているもの、−C(O)−NH2、−C(O)−OH、−C(O)−(C1−C4)−アルキル、ただしここでアルキルは未置換であるか、または、R13により相互に独立して一、二または三置換されているもの、−C(O)−NH−(C1−C4)−アルキル、ただしここでアルキルは未置換であるか、または、R13により相互に独立して一、二または三置換されているもの、−C(O)−NH−[(C1−C4)−アルキル]2、ただしここでアルキルは未置換であるか、または、R13により相互に独立して一、二または三置換されているもの、−C(NH)−NH2、ウレイド、−(C1−C4)−アルキルチオ、ただしここでアルキルチオは未置換であるか、または、R13により相互に独立して一、二または三置換されているものであるか、または、R11R12N−であり、R11およびR12はそれらが結合している窒素原子といっしょになって、ピペリジン、モルホリン、ピペラジン、チオモルホリン、ピロリジン、ピロリジノンおよびケトピペラジンよりなる群から選択される残基を形成し、R13はハロゲン、−CN、−(C1−C4)−アルキル、−(C1−C4)−アルキルオキシ、−CF3、−C(O)−NH2または−NH2であり、R10は水素原子またはメチルであり、Uは−(CH2)m−C(O)−NR10−(CH2)n−であり、ここでnは0、1または2であり、mは0または1であり、R4およびR5は相互に独立して同じかまたは異なっていて、水素原子、−(C1−C6)−アルキル、ただしここでアルキルは未置換であるか、または、R13により相互に独立して一、二または三置換されているもの、−(C6−C14)−フェニル−(C1−C4)−アルキル−、ただしここでアルキルおよびフェニルは相互に独立して未置換であるか、または、R13により一、二または三置換されているもの、−(C6−C14)−フェニル、ただしここでフェニルは未置換であるか、または、R13により相互に独立して一、二または三置換されているもの、−(C6−C14)−ヘテロアリール、ただしここでへテロアリールはアジリジン、オキシラン、アゼチジン、ピロール、フラン、チオフェン、ジオキソール、イミダゾール、ピラゾール、オキサゾール、イソキサゾール、チアゾール、イソチアゾール、1,2,3−トリアゾール、1,2,4−トリアゾール、テトラゾール、ピリジン、ピラン、チオピラン、ピリダジン、ピリミジン、ピラジン、1,2−オキサジン、1,3−オキサジン、1,4−オキサジン、1,2−チアジン、1,3−チアジン、1,4−チアジン、1,2,3−トリアジン、1,2,4−トリアジン、1,3,5−トリアジン、アゼピン、1,2−ジアゼピン、1,3−ジアゼピンおよび1,4−ジアゼピンよりなる群から選択され、そして未置換であるか、または、R13により相互に独立して一、二または三置換されているもの、または、−(C6−C14)−ヘテロアリール−(C1−C4)−アルキル−、ただしアルキルおよびヘテロアリールは前述したものであり、そして相互に独立して未置換であるか、または、R13により一、二または三置換されているものであるか、または、R4およびR5はそれらが結合している窒素原子と一緒になって、アジリジン、オキシラン、アゼチジン、ピロール、フラン、チオフェン、ジオキソール、イミダゾール、ピラゾール、オキサゾール、イソキサゾール、チアゾール、イソチアゾール、1,2,3−トリアゾール、1,2,4−トリアゾール、テトラゾール、ピリジン、ピラン、チオピラン、ピリダジン、ピリミジン、ピラジン、1,2−オキサジン、1,3−オキサジン、1,4−オキサジン、1,2−チアジン、1,3−チアジン、1,4−チアジン、1,2,3−トリアジン、1,2,4−トリアジン、1,3,5−トリアジン、アゼピン、1,2−ジアゼピン、1,3−ジアゼピンおよび1,4−ジアゼピンよりなる群から選択される残基を形成し;ここで該残基は未置換であるか、または、R13により相互に独立して一、二または三置換されているものであり、Gは直接結合、−(CH2)m−、−(CH2)m−C(O)−NR10−(CH2)n−、−(CH2)m−C(O)−(CH2)n−、−(CH2)m−NR10−C(O)−NR10−(CH2)n−、−(CH2)m−NR10−C(O)−(CH2)n−、−(CH2)m−SO2−NR10−(CH2)nまたは−(CH2)m−NR10−SO2−(CH2)n−であり、ここでn、mおよびR10は前述の通り定義され、Vは1.5〜7員の環状の基であって、ピロリン、ピロリジン、テトラヒドロフラン、テトラヒドロチオフェン、ジヒドロピリジン、テトラヒドロピリジン、ピペリジン、1,3−ジオキソラン、2−イミダゾリン、イミダゾリジン、4,5−ジヒドロ−1,3−オキサゾール、1,3−オキサゾリジン、4,5−ジヒドロ−1,3−チアゾール、1,3−チアゾリジン、ペルヒドロ−1,4−ジオキサン、ピペラジン、ペルヒドロ−1,4−オキサジン、ペルヒドロ−1,4−チアジン、ペルヒドロアゼピン、インドリン、イソインドリン、1,2,3,4−テトラヒドロキノリンおよび1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリンよりなる群から選択されるものであり、ここで該環状の基は未置換であるか、またはR14により相互に独立して一、二または三置換されているもの、2.−(C6−C14)−アリール、ただしここでアリールはフェニル、ナフチル、ビフェニリル、フルオレニルおよびアントラセニルよりなる群から選択され、そして未置換であるか、または、R14により相互に独立して一、二または三置換されているもの、または、3.−(C6−C14)−ヘテロアリール、ただしここでヘテロアリールはアジリジン、オキシラン、アゼチジン、ピロール、フラン、チオフェン、ジオキソール、イミダゾール、ピラゾール、オキサゾール、イソキサゾール、チアゾール、イソチアゾール、1,2,3−トリアゾール、1,2,4−トリアゾール、テトラゾール、ピリジン、ピラン、チオピラン、ピリダジン、ピリミジン、ピラジン、1,2−オキサジン、1,3−オキサジン、1,4−オキサジン、1,2−チアジン、1,3−チアジン、1,4−チアジン、1,2,3−トリアジン、1,2,4−トリアジン、1,3,5−トリアジン、アゼピン、1,2−ジアゼピン、1,3−ジアゼピン、1,4−ジアゼピン、インドール、イソインドール、ベンゾフラン、ベンゾチオフェン、1,3−ベンゾジオキソール、インダゾール、クロマン、ベンズイミダゾール、ベンゾキサゾール、ベンゾチアゾール、キノリン、イソキノリン、イソクロマン、シンノリン、キナゾリン、キノキサリン、フタラジン、プテリジン、ピリジル、ピリドピリジン、ピリドイミダゾール、ピリドピリミジンおよびプリンよりなる群から選択され、ここで該ヘテロアリールは未置換であるか、または、R14により相互に独立して一、二または三置換されているものであり、R14はハロゲン、−OH、−NR4R5、=O、−(C1−C4)−アルキル、−(C1−C4)−アルコキシ、−C(O)−OH、−CN、−C(O)−O−(C1−C4)−アルキル、−C(O)−NR4R5、−(C1−C8)−アルキルスルホニル、−C(O)−NH2、−SO2−NR4R5、−C(O)−NH−(C1−C8)−アルキル、−C(O)−NH−[(C1−C8)−アルキル]2であり、ここでR4またはR5は前述の通り定義され、そして、Mは1.水素原子、2.−(C1−C4)−アルキル、ただしここでアルキルは未置換であるか、または、R14により相互に独立して一、二または三置換されており、3.−C(O)−NR4R5、4.5〜7員の環状の基であって、ピロリン、ピロリジン、テトラヒドロフラン、テトラヒドロチオフェン、ジヒドロピリジン、テトラヒドロピリジン、ピペリジン、1,3−ジオキソラン、2−イミダゾリン、イミダゾリジン、4,5−ジヒドロ−1,3−オキサゾール、1,3−オキサゾリジン、4,5−ジヒドロ−1,3−チアゾール、1,3−チアゾリジン、ペルヒドロ−1,4−ジオキサン、ピペラジン、ペルヒドロ−1,4−オキサジン、ペルヒドロ−1,4−チアジン、ペルヒドロアゼピン、インドリン、イソインドリン、1,2,3,4−テトラヒドロキノリンおよび1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリンよりなる群から選択されるものであり、ここで該環状の基は未置換であるか、またはR14により相互に独立して一、二または三置換されているもの、5.−(C6−C14)−アリール、ただしここでアリールはフェニル、ナフチル、ビフェニリル、フルオレニルおよびアントラセニルよりなる群から選択され、そして未置換であるか、または、R14により相互に独立して一、二または三置換されているもの、または、6.−(C6−C14)−ヘテロアリール、ただしここでヘテロアリールはアジリジン、オキシラン、アゼチジン、ピロール、フラン、チオフェン、ジオキソール、イミダゾール、ピラゾール、オキサゾール、イソキサゾール、チアゾール、イソチアゾール、1,2,3−トリアゾール、1,2,4−トリアゾール、テトラゾール、ピリジン、ピラン、チオピラン、ピリダジン、ピリミジン、ピラジン、1,2−オキサジン、1,3−オキサジン、1,4−オキサジン、1,2−チアジン、1,3−チアジン、1,4−チアジン、1,2,3−トリアジン、1,2,4−トリアジン、1,3,5−トリアジン、アゼピン、1,2−ジアゼピン、1,3−ジアゼピン、1,4−ジアゼピン、インドール、イソインドール、ベンゾフラン、ベンゾチオフェン、1,3−ベンゾジオキソール、インダゾール、クロマン、ベンズイミダゾール、ベンゾキサゾール、ベンゾチアゾール、キノリン、イソキノリン、イソクロマン、シンノリン、キナゾリン、キノキサリン、フタラジン、プテリジン、ピリジル、ピリドピリジン、ピリドイミダゾール、ピリドピリミジンおよびプリンよりなる群から選択され、ここで該ヘテロアリールは未置換であるか、または、R14により相互に独立して一、二または三置換されているものである上記化合物、その全ての立体異性型、および何れかの比率におけるその混合物、および生理学的に許容性のあるその塩。

請求項9

請求項1〜8のいずれか1項に記載の式Iの化合物であって、R0はフェニル、ただしここでフェニルは未置換であるか、または、R2により相互に独立して一または二置換されているもの、または、ピリジル、ただしここでピリジルは未置換であるか、または、R2により相互に独立して一または二置換されているものであり、R2は塩素であり、Qは直接結合であり、Q′は−O−であり、Xはエチレンであり、Wはフェニルまたはピリジルであり、ここでWは未置換であるか、または、R1により相互に独立して一、二または三置換されているものであるが、ただし、Q′およびUは相互に1,2−または1,3−置換の関係にあり、そして2位は未置換であり、R1はハロゲン、−NO2、−CN、−NH2、−(C1−C4)−アルキルアミノ、ただし、アルキルは未置換であるか、または、R13により相互に独立して一、二または三置換されているもの、−OH、−SO2−NH2、(C1−C4)−アルキルオキシ、ただしここでアルキルは未置換であるか、または、R13により相互に独立して一、二または三置換されているもの、フェニル、ただしここでフェニルは未置換であるか、または、R13により相互に独立して一、二または三置換されているもの、(C1−C4)−アルキル−、ただしここでアルキルは未置換であるか、または、R13により相互に独立して一、二または三置換されているもの、(C1−C4)−アルキルスルホニル−、ただしここでアルキルは未置換であるか、または、R13により相互に独立して一、二または三置換されているもの、ビス[(C1−C6)−アルキル]アミノ、ただしここでアルキルは未置換であるか、または、R13により相互に独立して一、二または三置換されているもの、−C(O)−NH2、−C(O)−OH、−C(O)−(C1−C4)−アルキル、ただしここでアルキルは未置換であるか、または、R13により相互に独立して一、二または三置換されているもの、−C(O)−NH−(C1−C4)−アルキル、ただしここでアルキルは未置換であるか、または、R13により相互に独立して一、二または三置換されているもの、−C(O)−NH−[(C1−C4)−アルキル]2、ただしここでアルキルは未置換であるか、または、R13により相互に独立して一、二または三置換されているもの、−C(NH)−NH2、ウレイド、−(C1−C4)−アルキルチオ、ただしここでアルキルは未置換であるか、または、R13により相互に独立して一、二または三置換されているものであるか、または、R11R12N−であり、R11およびR12はそれらが結合している窒素原子と一緒になって、ピリジン、フェニル、ピラジン、ピリミジン、ピラン、トリアゾール、テトラヒドロピリジン、ピロリジン、テトラゾール、イミダゾール、イミダゾリン、フロピリジン、環状グアニジンピロロピリジンおよびオキサジアゾールよりなる群から選択される残基を形成し、R13はハロゲン、−CN、−(C1−C4)−アルキル、−(C1−C4)−アルキルオキシ、−CF3、−C(O)−NH2または−NH2であり、R10は水素原子またはメチルであり、Uは−(CH2)m−C(O)−NR10−(CH2)n−であり、ここでnは0、1または2であり、mは0または1であり、R4およびR5は相互に独立して同じかまたは異なっていて、水素原子、−(C1−C6)−アルキル、ただしここでアルキルは未置換であるか、または、R13により相互に独立して一、二または三置換されているもの、−(C6−C14)−フェニル−(C1−C4)−アルキル−、ただしここでアルキルおよびフェニルは相互に独立して未置換であるか、または、R13により一、二または三置換されているもの、−(C6−C14)−フェニル、ただしここでフェニルは未置換であるか、または、R13により相互に独立して一、二または三置換されているもの、ピリジン、ピラジン、ピリミジン、ピラン、トリアゾール、テトラヒドロピリジン、ピロリジン、テトラゾール、イミダゾール、イミダゾリン、フロピリジン、環状グアニジン、ピロロピリジンおよびオキサジアゾールよりなる群から選択されるヘテロアリール、ただしここでヘテロアリールは未置換であるか、またはR13により相互に独立して一、二または三置換されているものであり、R4およびR5はそれらが結合している窒素原子と一緒になって、アジリジン、オキシラン、アゼチジン、ピロール、フラン、チオフェン、ジオキソール、イミダゾール、ピラゾール、オキサゾール、イソキサゾール、チアゾール、イソチアゾール、1,2,3−トリアゾール、1,2,4−トリアゾール、テトラゾール、ピリジン、ピラン、チオピラン、ピリダジン、ピリミジン、ピラジン、1,2−オキサジン、1,3−オキサジン、1,4−オキサジン、1,2−チアジン、1,3−チアジン、1,4−チアジン、1,2,3−トリアジン、1,2,4−トリアジン、1,3,5−トリアジン、アゼピン、1,2−ジアゼピン、1,3−ジアゼピンおよび1,4−ジアゼピンよりなる群から選択される残基を形成し;ここで該残基は未置換であるか、または、R13により相互に独立して一、二または三置換されているものであり、Gは直接結合、−(CH2)m−、−(CH2)m−C(O)−NR10−(CH2)n−、−(CH2)m−C(O)−(CH2)n−、−(CH2)m−NR10−C(O)−NR10−(CH2)n−、−(CH2)m−NR10−C(O)−(CH2)n−、−(CH2)m−SO2−NR10−(CH2)nまたは−(CH2)m−NR10−SO2−(CH2)n−であり、ここでn、mおよびR10は前述の通り定義され、Vはテトラヒドロピリジン、ピペリジン、フェニル、ピペラジンであるか、または、該基は未置換であるか、または、R14により相互に独立して一、二または三置換されているものであり、R14はハロゲン、−OH、−NR4R5、=O、−(C1−C4)−アルキル、−(C1−C4)−アルコキシ、−C(O)−OH、−CN、−C(O)−O−(C1−C4)−アルキル、−C(O)−NR4R5、−(C1−C8)−アルキルスルホニル、−C(O)−NH2、−SO2−NR4R5、−C(O)−NH−(C1−C8)−アルキル、−C(O)−NH−[(C1−C8)−アルキル]2であり、ここでR4またはR5は前述の通り定義され、そして、Mは水素原子、−(C1−C4)−アルキル、ただしここでアルキルは未置換であるか、または、R14により相互に独立して一、二または三置換されており、−C(O)−NR4R5またはピリジン、フェニル、ピラジン、ピリミジン、ピラン、トリアゾール、シクロヘキシル、テトラヒドロピリジン、ピロリジン、テトラゾール、イミダゾール、イミダゾリン、フロピリジン、環状グアニジン、ピロロピリジンおよびオキサジアゾールよりなる群から選択される残基をである上記化合物、その全ての立体異性型、および何れかの比率におけるその混合物、多形型、および何れかの比率におけるその混合物、および生理学的に許容性のあるその塩。

請求項10

請求項1〜9のいずれか1項に記載の式II:[式中、Aは炭素原子または窒素原子であり、ここで炭素原子は未置換であるか、またはCl、FまたはBrで置換されており、R1、R2およびR3は相互に独立して水素原子、F、Cl、−O−CH3、−CH3、−C(O)−N(CH2−CH3)2−、−C(O)−NH2または−C(O)−NH−CH2−ピペリジン−ピリジンである]の化合物、その全ての立体異性型、および何れかの比率におけるその混合物、多形型、および何れかの比率におけるその混合物、および生理学的に許容性のあるその塩。

請求項11

請求項1〜10のいずれか1項に記載の式Iの化合物の調製方法であって、下記工程:a) Wがフェニルであり、Uが−(CH2)O−C(O)NR10−(CH2)1−である場合は、下記式XI:[式中、R0、Q、Q′およびXは請求項1〜9の通り定義されるか、または、式XIの官能基前駆体基であるか、保護基により保護されており、R1′、R1”、R1′”およびR1””は相互に独立して水素原子、式Iで定義したR1、前駆体基であるか、または、保護基により保護されていることができ、そして、Yは親核置換可能な脱離基またはヒドロキシル基であり、これはポリスチレン樹脂に結合していてもよい]の化合物を下記式XII:H−NR10−V−G−M(XII)[式中、R10、V、GおよびMは請求項1〜9の通り定義されるか、または式XIIの官能基は前駆体基であるか、保護基により保護されている]の化合物と連結すること、または、b) 式XIIの化合物を下記式XIII:R0−Q−X−Q′−W−C(O)−Y(XIII)[式中、R0、Q、Q′、X、WおよびYは請求項1〜9の通り定義されるか、または式XIIIの官能基は前駆体基であるか、保護基により保護されており、Yは親核脱離基であるか、または、ヒドロキシル基であり、これはまたポリスチレン樹脂に結合していてもよい]の化合物と反応させること、を包含する上記方法。

請求項12

請求項1〜10のいずれか1項に記載の式Iの化合物少なくとも1種および/または生理学的に許容性のあるその塩および製薬上許容しうる担体を含有する医薬調製物

請求項13

Xa因子および/またはVIIa因子阻害のため、または、血液凝固またはフィブリン溶解に影響を与えるための医薬の製造のための請求項1〜10のいずれか1項に記載の式Iの化合物および/または生理学的に許容性のあるその塩および/またはそのプロドラッグの使用。

請求項14

血液凝固、炎症性応答、フィブリン溶解、心臓血管障害血栓塞栓疾患、再狭窄、異常血栓形成急性心筋梗塞不安定狭心症血栓溶解療法に伴う急性血管閉塞、血栓塞栓、腹部膝部および臀部手術や経管冠動脈血管形成術の後の下肢静脈に生じる経皮病理学的な血栓の形成、一過性虚血発作、卒中、敗血症性ショックの間に血管系に生じる播種性全身性血管内凝固症、肺血栓塞栓症の危険性、特定のウィルス感染症または癌、敗血症性ショックの間に血管系に生じる血管内凝固症、冠動脈心疾患心筋梗塞狭心症血管再狭窄、例えばPTCAのような血管形成術の後の再狭窄、成人呼吸窮迫症候群多臓器不全、卒中および播種性血管内凝固障害、手術後に生じる深静脈および近位静脈の血栓のような血栓症に影響を与えるための請求項13記載の使用。

0001

本発明は式中R0;Q;X;Q′;W;U;V;GおよびMが後に記載する意味を有する式I、即ち、R0−Q−X−Q′−W−U−V−G−M (I)の化合物に関する。式Iの化合物は価値ある薬理活性化合物である。これらは強力な抗血栓作用を示し、例えば血栓塞栓症または再狭窄のような心臓血管障害治療および予防に適している。これらは血液凝固酵素因子Xa(FXa)および/または因子VIIa(FVIIa)の可逆阻害剤であり、一般的に因子Xaおよび/または因子VIIaの望ましくない活性が存在するか、または、その治癒または防止のためには因子Xaおよび/または因子VIIaが意図される症状に適用することができる。本発明は更に、式Iの化合物の調製方法、特に医薬中の活性成分としてのその使用、および、それらを含有する医薬調製物にも関する。

0002

正常な止血過程血塊の開始、形成および血塊の溶解の過程の間の複雑な均衡の結果である。血球、特定の血漿蛋白および血管表面の間の複雑な相互作用傷害や血液の損失が生じる以前は血液の流動性を維持している(EP−A−987274)。多くの重大な疾患状態は異常な止血に関わっている。例えば、アテローム性動脈硬化症プラーク破壊による局所的な血栓の形成は急性心筋梗塞および不安定狭心症の主要な原因である。血栓溶解剤療法または経皮血管形成術による閉塞性冠動脈血栓の治療は罹患血管の急性血栓溶解性再閉塞を伴う場合がある。

0003

血栓の形成を制限ないしは防止する安全で有効な治療用抗凝固剤がなお求められている。トロンビンを直接阻害しないがXa因子および/またはVIIa因子の活性のような凝固カスケードの他の段階を阻害することにより凝固を抑制する薬剤の開発が最も望まれている。現在ではXa因子の阻害剤トロンビン阻害剤よりも低い出血の危険性を有すると考えられている(A.E.P.Adang & J.B.M.Rewinkel,Drugs of THEFuture 2000,25,369−383)。

0004

有効であるが望ましくない副作用を起こさない低分子量のXa因子特異的血液凝固阻害剤は例えばWO−A−95/29189に記載されている。しかしながら、有効なXa因子特異的血液凝固阻害剤であるほかに、このような阻害剤は別の好都合な特性、例えば血漿中および肝での安定性、および、阻害を意図しない他のセリンプロテアーゼ、例えばトロンビンと比較した場合の選択性を有することが望ましい。有効であり上記した好都合な点を有する更に低い分子量のXa因子特異的血液凝固阻害剤がなお望まれている。

0005

VIIa因子/組織因子触媒複合体モノクローナル抗体(WO−A−92/06711)またはクロロメチルケトン不活性化VIIa因子のような蛋白(WO−A−96/12800、WO−A−97/47651)を用いた特異的阻害は急性動脈傷害または細菌性敗血症に関わる血栓性合併症により生じる血栓の形成を抑制する極めて有効な手段である。VIIa因子/組織因子活性を阻害することで、バルーン血管形成術の後の再狭窄を抑制できることを示す実験証拠も存在する。ヒヒにおいて出血試験が行なわれた結果、VIIa因子/組織因子複合体の抑制は、トロンビン、血小板およびXa因子の阻害を含む試験した何れの抗凝固剤使用法のうちでも、治療有効性および出血の危険性に関してもっとも安全範囲が広いことがわかった。VIIa因子の特定の阻害剤は既に報告されている、例えばEP−A−987274号はVIIa因子を阻害するトリペプチド単位を含む化合物を開示している。しかしながら、これらの化合物の特性はまだ理想的ではなく、更に低分子量のVIIa因子阻害性血液凝固阻害剤がなお望まれている。

0006

本発明はXa因子および/またはVIIa因子の阻害活性を示し、望ましくない血液凝固および血栓の形成を抑制するための良好な薬剤である式Iの新しい化合物を提供することにより上記した必要性を満足する。

0007

I) 即ち、本発明は下記式I:
R0−Q−X−Q′−W−U−V−G−M (I)
[式中、
R0は
1.単環または2環の5〜14員のアリールであり、ここでアリールは未置換であるか、R2により相互に独立して一、二また三置換されているか、または、
2.窒素イオウまたは酸素から選択されるヘテロ原子0、1、2、3または4個を含む単環または2環の5〜14員のヘテロアリールであり、ここで、ヘテロアリールは未置換であるか、または、R2により相互に独立して一、二または三置換されており、
R2はハロゲン、−NO2、−CN、−C(O)−NH2、−OH、−NH2、−NH−C(O)、−NH−C(O)−(C1−C8)−アルキル、−NH−C(O)−(C1−C8)−アルキル、−(C1−C8)−アルキル、ただしここでアルキルは各々の場合、未置換であるか、ハロゲン、NH2、−OHまたはメトキシ残基により相互に独立して一、二または三置換されているもの、または、−(C1−C8)−アルキルオキシ、ただしここであるキルオキシは未置換であるか、ハロゲン、NH2、−OHまたはメトキシ残基により相互に独立して一、二または三置換されているものであり、

0008

QおよびQ′は相互に独立して同じかまたは異なっていて、直接結合、−(CH2)r−O−CH2)s−、ただしここでrおよびsは相互に独立して0、1、2または3の整数であるもの、−C(O)−;−O−、−NR10−、−C(O)−NR10−、−NR10−C(O)−、−S−、−S(O)−、−SO2−、NR10−SO2−、−SO2−NR10−、−(C1−C6)−アルキレン、ただしここでアルキレンは未置換であるか、ハロゲン、NH2または−OHにより相互に独立して一、二または三置換されているもの;または、−(C3−C6)−シクロアルキレン、ただしここでシクロアルキレンは未置換であるか、またはハロゲン、NH2または−OHにより相互に独立して一、二または三置換されているものであり;
Xは直接結合、3〜7員のヘテロアリール、−(C1−C6)−アルキレン、ただしここでアルキレンは未置換であるか、ハロゲン、−NH2または−OHにより相互に独立して一、二または三置換されているもの;または、−(C3−C6)−シクロアルキレン、ただしここでシクロアルキレンは未置換であるか、またはハロゲン、−NH2または−OHにより相互に独立して一、二または三置換されているものであるが;
ただし、QまたはQ′が−(C1−C6)−アルキレンである場合は、Xは−O−、−S−、−NR10、−C(O)−、−C(O)−NR10−、−NR10−C(O)−、−S(O)−、−SO2−、−NR10−SO2−または−SO2−NR10−であるが;ただし、Xが直接結合である場合は、フラグメント−Q−X−Q′はO−O、O−S、S−O、S−S、SO2−SO2、SO−SO、SO−SO2、SO2−SO、SO2−S、S−SO2、SO−S、S−SOではないが;ただし、Xが酸素原子またはイオウ原子である場合は、QおよびQ′は酸素原子またはイオウ原子ではなく;さらに、XがS(O)またはSO2である場合は、QおよびQ′は酸素原子またはイオウ原子ではなく;

0009

Wは
1.5〜14員のアリールであり、ただしここでアリールは未置換であるか、または、R1により相互に独立して一、二または三置換されており、
2.5〜14員のヘテロアリールであり、ただしここでアリールは未置換であるか、または、R1により相互に独立して一、二または三置換されており、
3. 4〜15員の単環または多環の基であり、ただしここで該単環または多環の基は未置換であるか、または、R1により相互に独立して一、二または三置換されており、或いは、
4.窒素、イオウまたは酸素のようなヘテロ原子1、2、3または4個を含む4〜15員の単環または多環の基であり、ただしここで該単環または多環の基は未置換であるか、または、R1により相互に独立して一、二または三置換されているが、
ただし、Wが6員のアリールまたはヘテロアリール基である場合は、Q′およびUは相互にオルト位ではなく;

0010

R1は
1.ハロゲン、
2. −NO2、
3. −CN、
4. −NR4R5、ただしR4およびR5は後に定義するもの、
5. −O−(C1−C8)−アルキル、ただし、アルキルは未置換であるか、または、R13により相互に独立して一、二または三置換されているもの、
6. −OH、
7. −SO2NH2、
8. (C1−C8)−アルキルオキシ、ただしここでアルキルは未置換であるか、または、R13により相互に独立して一、二または三置換されているもの、
9. (C6−C14)−アリール、ただしここでアリールは未置換であるか、または、R13により相互に独立して一、二または三置換されているもの、

0011

10. (C1−C8)−アルキル−、ただしここでアルキルは未置換であるか、または、R13により相互に独立して一、二または三置換されているもの、
11.ヒドロキシカルボニル−(C1−C8)−アルキルウレイド−、ただしここでアルキルは未置換であるか、または、R13により相互に独立して一、二または三置換されているもの、
12. (C1−C8)−アルキルカルボニル−(C1−C8)−アルキルウレイド−、ただしここでアルキルは未置換であるか、または、R13により相互に独立して一、二または三置換されているもの、
13. (C1−C8)−アルキルスルホニル−、ただしここでアルキルは未置換であるか、または、R13により相互に独立して一、二または三置換されているもの、
14. −NH−C(O)、
15. −NH−C(O)−(C1−C8)−アルキル、
16. −NH−C(O)−(C1−C8)−アルキル、
17. −C(O)−NR4R5、ただしR4およびR5は後に定義するもの、
18. −COOOH;
19. −C(O)−(C1−C6)−アルキル、ただしここでアルキルは未置換であるか、または、R13により相互に独立して一、二または三置換されているもの、

0012

20. −C(O)−(C1−C4)−アルキル、ただしここでアルキルは未置換であるか、または、R13により相互に独立して一、二または三置換されているもの、
21. −C(O)−NR11R12、
22. −C(NH)−NH2、
23. −NH−C(O)−NH2、
24. −S−(C1−C8)−アルキル、ただしここでアルキルは未置換であるか、または、R13により相互に独立して一、二または三置換されているもの、
25. −(C1−C8)−アルキルチオ、ただしここでアルキルは未置換であるか、または、R13により相互に独立して一、二または三置換されているものであるか、または、
26. R11R12N−であるか、または、
R1残基2個はそれらが結合する炭素原子一緒になって隣接する環の炭素原子に結合してWに縮合したジオキサラン環または芳香族環を形成し、その場合、R1残基2個により形成された環は未置換であるか、または、R13により相互に独立して一、二または三置換されているものであり、

0013

R11およびR12はそれらが結合している窒素原子といっしょになって、飽和または不飽和の5〜6員の単環の複素環を形成し、これはR11およびR12を担持している窒素原子のほかに、酸素、イオウおよび窒素から選択される同じかまたは異なっている環ヘテロ原子1または2個を含むことができ、そして、ここで環炭素原子の1個または2個はオキソにより置換されて−C(O)−残基を形成することができ、
R13はハロゲン、−NO2、−CN、−OH、−(C1−C8)−アルキル、−(C1−C8)−アルコキシ、−CF3、−C(O)−NH2、−NH2または残基V−G−Mであり、ただしここでV、GおよびMは後に定義するものであり、
R10は水素原子または−(C1−C4)−アルキルであり、
UおよびGは相互に独立して同じかまたは異なっていて、直接結合、
−(CH2)m−、−(CH2)m−O−(CH2)n−、−(CH2)m−C(O)−NR10−(CH2)n−、−(CH2)−SO2−(CH2)n−、−(CH2)m−NR10−C(O)−NR10−(CH2)n−、−(CH2)m−NR10−C(O)−(CH2)n−、−(CH2)−S−(CH2)n−、−(CH2)m−C(O)−(CH2)n−、−(CH2)m−SO2−NR10−(CH2)n−、−(CH2)m−NR10−SO2−(CH2)n−、−(CH2)m−NR10−SO2−NR10−(CH2)n−、−(CH2)m−CH(OH)−(CH2)n−、−(CH2)m−O−C(O)−NR10−(CH2)n−または−(CH2)m−NR10−C(O)−O−(CH2)n−であり、
nおよびmは相互に独立して同じかまたは異なっていて、0、1、2、3、4、5または6の整数であり、ここで−(CH2)m−または−(CH2)n−により形成されるアルキレン残基は未置換であるか、−(C1−C4)−アルキル;−C(O)−OH、−C(O)−O−(C1−C4)−アルキル、−C(O)−NR4R5、−SO2、−NR4R5または−(C1−C8)−アルキルスルホニルにより相互に独立して一、二または三置換されており、

0014

R4およびR5は相互に独立して同じかまたは異なっていて、水素原子、−(C1−C8)−アルキル、ただしここでアルキルは未置換であるか、または、R13により相互に独立して一、二または三置換されているもの、−(C6−C14)−アリール−(C1−C4)−アルキル−、ただしここでアルキルおよびアリールは相互に独立して未置換であるか、または、R13により一、二または三置換されているもの、−(C6−C14)−アリール、ただしここでアリールは未置換であるか、または、R13により相互に独立して一、二または三置換されているもの、−(C6−C14)−ヘテロアリール、ただしここでへテロアリールは未置換であるか、または、R13により相互に独立して一、二または三置換されているもの、または、−(C6−14)−ヘテロアリール−(C1−C4)−アルキル−、ただしアルキルおよびヘテロアリールは相互に独立して未置換であるか、または、R13により一、二または三置換されているものであるか、または、
R4およびR5はそれらが結合している窒素原子と一緒になって、飽和の5〜7員の単環の複素環を形成し、これはR4およびR5を担持している窒素原子のほかに、酸素、イオウおよび窒素から選択される同じかまたは異なっている環ヘテロ原子1または2個を含むことができ;そして、該複素環は未置換であるか、R13により相互に独立して一、二または三置換されており、

0015

Vは
1.直接結合、
2. −(C1−C6)−アルキレン、ただしこれは分枝鎖または未分枝鎖であり未置換であるか、または、ハロゲン、=O、−CN、−OH、−NR4R5、−C(O)−OH、−C(O)−O−(C1−C4)−アルキル、−SO2−NR4R5、−C(O)−NR4R5または−(C1−C6)−アルキルスルホニルにより相互に独立して一、二または三置換されているもの、
3.窒素、イオウまたは酸素から選択されるヘテロ原子1、2、3または4個を含む3〜7員の環状の基、ただし該環状の基は未置換であるか、R14により相互に独立して一、二または三置換されているもの、
4. 6〜14員のアリール、ただしアリールは未置換であるか、または、R14により相互に独立して一、二または三置換されているものであるか、または、
5.ヘテロアリール、ただしヘテロアリールは未置換であるか、または、R14により相互に独立して一、二または三置換されているものであり、R14はR1、ハロゲン、−OH、−NR4R5、=O、−(C1−C4)−アルキル、−(C1−C4)−アルコキシ、−NO2、−C(O)−OH、−CN、−C(O)−O−(C1−C4)−アルキル、−C(O)−NR4R5、−(C1−C8)−アルキルスルホニル、−O−ヘテロアリール、−NR10−C(O)−NH−(C1−C8)−アルキル、−NR10−C(O)−NH−[(C1−C8)−アルキル]2、−SO2−NR4R5、−SR4または−SO2であり、ここでR4、R5およびR10は上述の通り定義され、そして、

0016

Mは
1.水素原子、
2. −(C1−C8)−アルキル、ただしここでアルキルは未置換であるか、または、R14により相互に独立して一、二または三置換されており、
3. −C(O)−NR4R5、
4. −(C6−C14)−アリール、ただしここでアリールは未置換であるか、または、R14により相互に独立して一、二または三置換されているもの、
5. −(C6−C14)−アリール、ただしここでアリールは未置換であるか、または、R14により相互に独立して一、二または三置換されているもの、
6. 3〜7員の環状の基、ただし該環状の基は未置換であるか、または、R14により相互に独立して一、二または三置換されているもの、
7.窒素、イオウまたは酸素から選択されるヘテロ原子1、2、3または4個を含む3〜7員の環状の基、ただし該環状の基は未置換であるか、R14により相互に独立して一、二または三置換されているものであり、ここでR14は前述の通り定義されるもの、
8. −NH−CH(NA1)(NA2)、ただしここでA1およびA2は相互に独立して同じかまたは異なっていて、水素原子または−(C1−C8)−アルキルであるか、またはA1とA2はそれら各々が結合している窒素原子と一緒になって、飽和の5または6員の単環の複素環を形成し、これは飽和しているか芳香族であるもの、或いは、
9. −NH−CH(NA1)(NA2)、ただしここでA1およびA2は相互に独立して同じかまたは異なっていて、水素原子または−(C1−C8)−アルキルであるか、またはA2はそれが結合している窒素原子と一緒になって、飽和の5または6員の単環の複素環を形成し、これは窒素原子2個を含み、飽和しているか芳香族であるものである]の化合物、その全ての立体異性型、および何れかの比率におけるその混合物多形型、および何れかの比率におけるその混合物、および生理学的に忍容性のあるその塩に関する。

0017

II) 好ましいものは、式Iの化合物であって、
R0がフェニル、ただしここでフェニルは未置換であるか、または、R2により相互に独立して一、二または三置換されているもの、
ピリジル、ただしここでピリジルは未置換であるか、または、R2により相互に独立して一、二または三置換されているもの、
ピリミジル、ただしここでピリミジルは未置換であるか、または、R2により相互に独立して一、二または三置換されているもの、または、
ナフチル、ただしここでナフチルは未置換であるか、または、R2により相互に独立して一、二または三置換されているものであり、
R2は前述の通り定義され、ここでアルキルまたはあるキルオキシ残基は未置換であるか、または、アミノ残基またはメトキシ残基により相互に独立して一、二または三置換されているものであり、
QおよびQ′は前述の通り定義され、そしてここでアルキレンまたはシクロアルキレン残基は未置換であるか、または、−NH2または−OHにより相互に独立して一、二または三置換されており、
Xは前述の通り定義され、
Wはフェニル、ピリジル、ピリミジル、ベンゾキサゾールベンズチアゾールインドールベンゾ[1,3]ジオキソールまたはナフチルであり、ここでWは未置換であるか、または、R1により相互に独立して一、二または三置換されているものであるが、
ただし、Wが6員のアリールまたはヘテロアリール基である場合は、Q′およびUは相互にオルト位ではなく;
R1、R10、R11、R12およびR13は前述の通り定義され、
UおよびGは相互に独立して同じかまたは異なっていて、直接結合、−(CH2)m−、−(CH2)m−O−(CH2)n−、−(CH2)m−C(O)−NR10−(CH2)n−、−(CH2)m−NR10−C(O)−NR10−(CH2)n−、−(CH2)m−NR10−C(O)−(CH2)n−、−(CH2)−S−(CH2)n−、−(CH2)m−C(O)−(CH2)n−、−(CH2)m−SO2−NR10−(CH2)n−、−(CH2)m−NR10−SO2−(CH2)n−、−(CH2)m−NR10−SO2−NR10−(CH2)n−または−(CH2)m−CH(OH)−(CH2)n−であり、
ここでn、m、R4およびR5は前述の通り定義され、
VおよびMは前述の通り定義される上記化合物、
その全ての立体異性型、および何れかの比率におけるその混合物、および生理学的に忍容性のあるその塩である。

0018

III) 特に好ましいものは、式Iの化合物であって、
R0がフェニル、ただしここでフェニルは未置換であるか、または、R2により相互に独立して一、二または三置換されているもの、
ピリジル、ただしここでピリジルは未置換であるか、または、R2により相互に独立して一、二または三置換されているもの、
ピリミジル、ただしここでピリミジルは未置換であるか、または、R2により相互に独立して一、二または三置換されているもの、または、
ナフチル、ただしここでナフチルは未置換であるか、または、R2により相互に独立して一、二または三置換されているものであり、
R2はハロゲン、−CN、−NH2、−C(O)−NH2、−(C1−C4)−アルキルまたは−(C1−C4)−アルキルオキシであり、ここでアルキルまたはあるキルオキシ残基は未置換であるか、または、アミノ残基またはメトキシ残基により相互に独立して一、二または三置換されているものであり、
QおよびQ′は相互に独立して同じかまたは異なっていて、直接結合、−C(O)−;−O−、−NR10−、−C(O)−NR10−、−NR10−C(O)−、−SO2−、NR10−SO2−、−SO2−NR10−、−(C1−C4)−アルキレン、ただしここでアルキレンは未置換であるか、ハロゲンより相互に独立して一、二または三置換されているもの;または、−(C3−C6)−シクロアルキレン、ただしここでシクロアルキレンは未置換であるか、またはハロゲンにより相互に独立して一、二または三置換されているものであり;

0019

Xは直接結合、−(C1−C3)−アルキレン、ただしここでアルキレンは未置換であるか、ハロゲンにより相互に独立して一、二または三置換されているもの;または、−(C3−C6)−シクロアルキレン、ただしここでシクロアルキレンは未置換であるか、またはハロゲンにより相互に独立して一、二または三置換されているものであるが;
ただし、QまたはQ′が−(C1−C3)−アルキレンである場合は、Xは−O−、−NR10、−C(O)−、−C(O)−NR10−、−NR10−C(O)−、−SO2−、−NR10−SO2−または−SO2−NR10−であるが;ただし、Xが直接結合である場合は、フラグメント−Q−X−Q′はO−O、SO2−SO2またはSO−SO2ではなく;そして、
Xが酸素原子である場合は、QおよびQ′は酸素原子またはイオウ原子ではなく;そして、
さらに、XがSO2である場合は、QおよびQ′は酸素原子またはイオウ原子ではなく;
Wはフェニル、ピリジル、ピリミジル、ベンゾキサゾール、ベンズチアゾール、インドール、ベンゾ[1,3]ジオキソールまたはナフチルであり、ここでWは未置換であるか、または、R1により相互に独立して一、二または三置換されているものであるが、

0020

ただし、Wが6員のアリールまたはヘテロアリール基である場合は、Q′およびUは相互にオルト位ではなく;
R1は
1.ハロゲン、
2. −NO2、
3. −CN、
4. −NH2、
5. −(C1−C6)−アルキルアミノ、ただし、アルキルは未置換であるか、または、R13により相互に独立して一、二または三置換されているもの、
6. −OH、
7. −SO2NH2、
8. (C1−C6)−アルキルオキシ、ただしここでアルキルは未置換であるか、または、R13により相互に独立して一、二または三置換されているもの、
9. (C6−C14)−アリール、ただしここでアリールは未置換であるか、または、R13により相互に独立して一、二または三置換されているもの、
10. (C1−C6)−アルキル−、ただしここでアルキルは未置換であるか、または、R13により相互に独立して一、二または三置換されているもの、

0021

11.ヒドロキシカルボニル−(C1−C6)−アルキルウレイド−、ただしここでアルキルは未置換であるか、または、R13により相互に独立して一、二または三置換されているもの、
12. (C1−C6)−アルキルカルボニル−(C1−C6)−アルキルウレイド−、ただしここでアルキルは未置換であるか、または、R13により相互に独立して一、二または三置換されているもの、
13. (C1−C6)−アルキルスルホニル−、ただしここでアルキルは未置換であるか、または、R13により相互に独立して一、二または三置換されているもの、
14.ビス[(C1−C6)−アルキル]アミノ、ただしここでアルキルは未置換であるか、または、R13により相互に独立して一、二または三置換されているもの、
15. −C(O)−NH2、
16. −C(O)−OH、
17. −C(O)−(C1−C6)−アルキル、ただしここでアルキルは未置換であるか、または、R13により相互に独立して一、二または三置換されているもの、
18. −C(O)−NH−(C1−C6)−アルキル、ただしここでアルキルは未置換であるか、または、R13により相互に独立して一、二または三置換されているもの、
19. −C(O)−NH−[(C1−C6)−アルキル]2、ただしここでアルキルは未置換であるか、または、R13により相互に独立して一、二または三置換されているもの、

0022

20. −C(NH)−NH2、
21.ウレイド、
22. −(C1−C6)−アルキルチオ、ただしここでアルキルは未置換であるか、または、R13により相互に独立して一、二または三置換されているものであるか、または、
23. R11R12N−であるか、または、
R1残基2個はそれらが結合する炭素原子と一緒になって隣接する環の炭素原子に結合してWに縮合した芳香族環を形成し、その場合、R1残基2個により形成された環は未置換であるか、または、R13により相互に独立して一、二または三置換されているものであり、
R11およびR12はそれらが結合している窒素原子といっしょになって、飽和または不飽和の5〜6員の単環の複素環を形成し、これはR11およびR12を担持している窒素原子のほかに、酸素、イオウおよび窒素から選択される同じかまたは異なっている環ヘテロ原子1または2個を含むことができ、そして、ここで環炭素原子の1個または2個はオキソにより置換されて−C(O)−残基を形成することができ、
R13はハロゲン、−CN、−(C1−C6)−アルキル、−(C1−C6)−アルキルオキシ、−CF3、−C(O)−NH2または−NH2であり、

0023

R10は水素原子または−(C1−C4)−アルキルであり、
UおよびGは相互に独立して同じかまたは異なっていて、直接結合、−(CH2)m−、−(CH2)m−O−(CH2)n−、−(CH2)m−C(O)−NR10−(CH2)n−、−(CH2)m−NR10−C(O)−NR10−(CH2)n−、−(CH2)m−NR10−C(O)−(CH2)n−、−(CH2)m−C(O)−(CH2)n−、−(CH2)−S−(CH2)n−、−(CH2)m−SO2−NR10−(CH2)n−、−(CH2)m−NR10−SO2−(CH2)n−または−(CH2)m−NR10−SO2−NR10−(CH2)n−であり、
nおよびmは相互に独立して同じかまたは異なっていて、0、1、2または3の整数であり、ここでアルキレン残基は未置換であるか、−(C1−C4)−アルキル;−C(O)−OH、−C(O)−O−(C1−C4)−アルキル、−C(O)−NR4R5、−SO2、−NR4R5または−(C1−C8)−アルキルスルホニルにより相互に独立して一、二または三置換されており、

0024

R4およびR5は相互に独立して同じかまたは異なっていて、水素原子、−(C1−C6)−アルキル、ただしここでアルキルは未置換であるか、または、R13により相互に独立して一、二または三置換されているもの、−(C6−C14)−アリール−(C1−C4)−アルキル−、ただしここでアルキルおよびアリールは相互に独立して未置換であるか、または、R13により一、二または三置換されているもの、−(C6−C14)−アリール、ただしここでアリールは未置換であるか、または、R13により相互に独立して一、二または三置換されているもの、−(C6−C14)−ヘテロアリール、ただしここでへテロアリールは未置換であるか、または、R13により相互に独立して一、二または三置換されているもの、または、−(C6−14)−ヘテロアリール−(C1−C4)−アルキル−、ただしアルキルおよびヘテロアリールは相互に独立して未置換であるか、または、R13により一、二または三置換されているものであるか、または、
R4およびR5はそれらが結合している窒素原子と一緒になって、飽和の5〜7員の単環の複素環を形成し、これはR4およびR5を担持している窒素原子のほかに、酸素、イオウおよび窒素から選択される同じかまたは異なっている環ヘテロ原子1または2個を含むことができ;そして、該複素環は未置換であるか、R13により相互に独立して一、二または三置換されており、

0025

Vは
1.直接結合、
2. −(C1−C4)−アルキレン、ただしこれは分枝鎖または未分枝鎖であり未置換であるか、または、ハロゲン、=O、−CN、−OH、−NR4R5、−C(O)−OH、−C(O)−O−(C1−C4)−アルキル、−SO2−NR4R5、−C(O)−NR4R5または−(C1−C6)−アルキルスルホニルにより相互に独立して一、二または三置換されているもの、
3.窒素、イオウまたは酸素から選択されるヘテロ原子1、2、3または4個を含む5〜7員の環状の基、ただし該環状の基は未置換であるか、R14により相互に独立して一、二または三置換されているもの、
4. 6〜14員のアリール、ただしアリールは未置換であるか、または、R14により相互に独立して一、二または三置換されているものであるか、または、
5.ヘテロアリール、ただしヘテロアリールは未置換であるか、または、R14により相互に独立して一、二または三置換されているものであり、
R14はハロゲン、−OH、−NR4R5、=O、−(C1−C4)−アルキル、−(C1−C4)−アルコキシ、−NO2、−C(O)−OH、−CN、−C(O)−O−(C1−C4)−アルキル、−C(O)−NR4R5、−(C1−C8)−アルキルスルホニル、−C(O)−NR4R5、−SO2−NR4R5、−C(O)−NH−(C1−C8)−アルキル、−C(O)−NH−[(C1−C8)−アルキル]2、−NR10−C(O)−NH−(C1−C8)−アルキル、−C(O)−NH2または−NR10−C(O)−NH−[(C1−C8)−アルキル]2であり、ここでR4、R5およびR10は上述の通り定義され、そして、

0026

Mは
1.水素原子、
2. −(C1−C8)−アルキル、ただしここでアルキルは未置換であるか、または、R14により相互に独立して一、二または三置換されており、
3. −C(O)−NR4R5、
4. −(C6−C14)−アリール、ただしここでアリールは未置換であるか、または、R14により相互に独立して一、二または三置換されているもの、
5. −(C6−C14)−アリール、ただしここでアリールは未置換であるか、または、R14により相互に独立して一、二または三置換されているもの、
6. 3〜7員の環状の基、ただし該環状の基は未置換であるか、または、R14により相互に独立して一、二または三置換されているもの、
7.窒素、イオウまたは酸素から選択されるヘテロ原子1、2、3または4個を含む5〜7員の環状の基、ただし該環状の基は未置換であるか、R14により相互に独立して一、二または三置換されているものであり、ここでR14は前述の通り定義されるもの、
である上記化合物、
その全ての立体異性型、および何れかの比率におけるその混合物、および生理学的に忍容性のあるその塩である。

0027

IV) 更に好ましいものは、式Iの化合物であって、
R0がフェニル、ただしここでフェニルは未置換であるか、または、R2により相互に独立して一、二または三置換されているもの、
ピリジル、ただしここでピリジルは未置換であるか、または、R2により相互に独立して一、二または三置換されているものであり、
R2はハロゲン、−CN、−NH2、−C(O)−NH2、−(C1−C4)−アルキルまたは−(C1−C4)−アルキルオキシであり、ここでアルキルまたはあるキルオキシ残基は未置換であるか、または、アミノ残基またはメトキシ残基により相互に独立して一、二または三置換されているものであり、
QおよびQ′は相互に独立して同じかまたは異なっていて、直接結合、−C(O)−;−O−、−NR10−、−C(O)−NR10−、−NR10−C(O)−、−SO2−、NR10−SO2−、−SO2−NR10−または−(C1−C4)−アルキレンであり、
Xは直接結合または−(C1−C3)−アルキレンであるが;
ただし、QまたはQ′が−(C1−C3)−アルキレンである場合は、Xは−O−、−NR10、−C(O)−、−C(O)−NR10−、−NR10−C(O)−、−SO2−、−NR10−SO2−または−SO2−NR10−であるが;ただし、Xが直接結合である場合は、フラグメント−Q−X−Q′はO−OまたはSO2−SO2ではなく;そして、Xが酸素原子である場合は、QおよびQ′は酸素原子またはイオウ原子ではなく;そして、
さらに、XがSO2である場合は、QおよびQ′は酸素原子またはイオウ原子ではなく;
Wはフェニル、ピリジルまたはピリミジルであり、ここでWは未置換であるか、または、R1により相互に独立して一、二または三置換されているものであるが、
ただし、Q′およびUは相互にオルト位ではなく;

0028

R1は
1.ハロゲン、
2. −NO2、
3. −CN、
4. −NH2、
5. −(C1−C4)−アルキルアミノ、ただし、アルキルは未置換であるか、または、R13により相互に独立して一、二または三置換されているもの、
6. −OH、
7. −SO2NH2、
8. (C1−C4)−アルキルオキシ、ただしここでアルキルは未置換であるか、または、R13により相互に独立して一、二または三置換されているもの、
9. (C6−C14)−アリール、ただしここでアリールは未置換であるか、または、R13により相互に独立して一、二または三置換されているもの、
10. (C1−C4)−アルキル−、ただしここでアルキルは未置換であるか、または、R13により相互に独立して一、二または三置換されているもの、

0029

11.ヒドロキシカルボニル−(C1−C4)−アルキルウレイド−、ただしここでアルキルは未置換であるか、または、R13により相互に独立して一、二または三置換されているもの、
12. (C1−C4)−アルキルカルボニル−(C1−C4)−アルキルウレイド−、ただしここでアルキルは未置換であるか、または、R13により相互に独立して一、二または三置換されているもの、
13. (C1−C4)−アルキルスルホニル−、ただしここでアルキルは未置換であるか、または、R13により相互に独立して一、二または三置換されているもの、
14.ビス[(C1−C6)−アルキル]アミノ、ただしここでアルキルは未置換であるか、または、R13により相互に独立して一、二または三置換されているもの、
15. −C(O)−NH2、
16. −C(O)−OH、
17. −C(O)−(C1−C4)−アルキル、ただしここでアルキルは未置換であるか、または、R13により相互に独立して一、二または三置換されているもの、
18. −C(O)−NH−(C1−C4)−アルキル、ただしここでアルキルは未置換であるか、または、R13により相互に独立して一、二または三置換されているもの、
19. −C(O)−NH−[(C1−C4)−アルキル]2、ただしここでアルキルは未置換であるか、または、R13により相互に独立して一、二または三置換されているもの、
20. −C(NH)−NH2、
21. ウレイド、
22. −(C1−C4)−アルキルチオ、ただしここでアルキルは未置換であるか、または、R13により相互に独立して一、二または三置換されているものであるか、または、

0030

23. R11R12N−であるか、または、
R1残基2個はそれらが結合する炭素原子と一緒になって隣接する環の炭素原子に結合してWに縮合した芳香族環を形成し、その場合、R1残基2個により形成された環は未置換であるか、または、R13により相互に独立して一、二または三置換されているものであり、
R11およびR12はそれらが結合している窒素原子といっしょになって、飽和または不飽和の5〜6員の単環の複素環を形成し、これはR11およびR12を担持している窒素原子のほかに、酸素、イオウおよび窒素から選択される同じかまたは異なっている環ヘテロ原子1または2個を含むことができ、
R13はハロゲン、−CN、−(C1−C4)−アルキル、−(C1−C4)−アルキルオキシ、−CF3、−C(O)−NH2または−NH2であり、
R10は水素原子または−(C1−C4)−アルキルであり、
UおよびGは相互に独立して同じかまたは異なっていて、直接結合、−(CH2)m−、−(CH2)m−C(O)−NR10−(CH2)n−、−(CH2)m−NR10−C(O)−NR10−(CH2)n−、−(CH2)m−NR10−C(O)−(CH2)n−、−(CH2)m−C(O)−(CH2)n−、−(CH2)m−SO2−NR10−(CH2)n−または−(CH2)m−NR10−SO2−(CH2)n−であり、

0031

nおよびmは相互に独立して同じかまたは異なっていて、0、1、2または3の整数であり、ここでアルキレン残基は未置換であるか、−(C1−C4)−アルキル;−C(O)−OH、−C(O)−O−(C1−C4)−アルキルまたは−C(O)−NR4R5により相互に独立して一、二または三置換されており、
R4およびR5は相互に独立して同じかまたは異なっていて、水素原子、−(C1−C6)−アルキル、ただしここでアルキルは未置換であるか、または、R13により相互に独立して一、二または三置換されているもの、−(C6−C14)−アリール−(C1−C4)−アルキル−、ただしここでアルキルおよびアリールは相互に独立して未置換であるか、または、R13により一、二または三置換されているもの、−(C6−C14)−アリール、ただしここでアリールは未置換であるか、または、R13により相互に独立して一、二または三置換されているもの、−(C6−C14)−ヘテロアリール、ただしここでへテロアリールは未置換であるか、または、R13により相互に独立して一、二または三置換されているもの、または、−(C6−14)−ヘテロアリール−(C1−C4)−アルキル−、ただしアルキルおよびヘテロアリールは相互に独立して未置換であるか、または、R13により一、二または三置換されているものであるか、または、
R4およびR5はそれらが結合している窒素原子と一緒になって、飽和の5〜7員の単環の複素環を形成し、これはR4およびR5を担持している窒素原子のほかに、酸素、イオウおよび窒素から選択される同じかまたは異なっている環ヘテロ原子1または2個を含むことができ;そして、該複素環は未置換であるか、R13により相互に独立して一、二または三置換されており、

0032

Vは
1.直接結合、
2. −(C1−C4)−アルキレン、ただしこれは分枝鎖または未分枝鎖であり未置換であるか、または、ハロゲン、=O、−CN、−OH、−NR4R5、−C(O)−OH、−C(O)−O−(C1−C4)−アルキル、−SO2−NR4R5、−C(O)−NR4R5または−(C1−C4)−アルキルスルホニルにより相互に独立して一、二または三置換されているもの、
3.窒素、イオウまたは酸素から選択されるヘテロ原子1、2、3または4個を含む5〜7員の環状の基、ただし該環状の基は未置換であるか、R14により相互に独立して一、二または三置換されているもの、
4. 6〜14員のアリール、ただしアリールは未置換であるか、または、R14により相互に独立して一、二または三置換されているものであるか、または、
5. 6〜14員のヘテロアリール、ただしヘテロアリールは未置換であるか、または、R14により相互に独立して一、二または三置換されているものであり、
R14はハロゲン、−OH、−NR4R5、=O、−(C1−C4)−アルキル、−(C1−C4)−アルコキシ、−NO2、−C(O)−OH、−CN、−C(O)−O−(C1−C4)−アルキル、−C(O)−NR4R5、−(C1−C8)−アルキルスルホニル、−C(O)−NR4R5、−SO2−NR4R5、−C(O)−NH−(C1−C8)−アルキル、−C(O)−NH−[(C1−C8)−アルキル]2、−NR10−C(O)−NH−(C1−C8)−アルキル、−C(O)−NH2または−NR10−C(O)−NH−[(C1−C8)−アルキル]2であり、ここでR4、R5およびR10は上述の通り定義され、そして、

0033

Mは
1.水素原子、
2. −(C1−C8)−アルキル、ただしここでアルキルは未置換であるか、または、R14により相互に独立して一、二または三置換されており、
3. −C(O)−NR4R5、
4. −(C6−C14)−アリール、ただしここでアリールは未置換であるか、または、R14により相互に独立して一、二または三置換されているもの、
5. −(C6−C14)−アリール、ただしここでアリールは未置換であるか、または、R14により相互に独立して一、二または三置換されているもの、
6. 3〜7員の環状の基、ただし該環状の基は未置換であるか、または、R14により相互に独立して一、二または三置換されているもの、
7.窒素、イオウまたは酸素から選択されるヘテロ原子1、2、3または4個を含む5〜7員の環状の基、ただし該環状の基は未置換であるか、R14により相互に独立して一、二または三置換されているものであり、ここでR14は前述の通り定義されるもの、
である上記化合物、
その全ての立体異性型、および何れかの比率におけるその混合物、および生理学的に忍容性のあるその塩である。

0034

V) 更に特に好ましいものは、式Iの化合物であって、
R0がフェニル、ただしここでフェニルは未置換であるか、または、R2により相互に独立して一または二置換されているもの、
ピリジル、ただしここでピリジルは未置換であるか、または、R2により相互に独立して一または二置換されているものであり、
R2はハロゲン、−CN、−C(O)−NH2、−(C1−C3)−アルキルまたは−(C1−C3)−アルキルオキシであり、ここでアルキルまたはあるキルオキシ残基は未置換であるか、または、アミノ残基またはメトキシ残基により相互に独立して一、二または三置換されているものであり、
QおよびQ′は相互に独立して同じかまたは異なっていて、直接結合、−C(O)−;−O−、−NR10−、−C(O)−NR10−、−NR10−C(O)−、−SO2−、NR10−SO2−、−SO2−NR10−または−(C1−C4)−アルキレンであり、
Xは直接結合または−(C1−C3)−アルキレンであるが;
ただし、QまたはQ′が−(C1−C3)−アルキレンである場合は、Xは−O−、−NR10、−C(O)−、−C(O)−NR10−、−NR10−C(O)−、−SO2−、−NR10−SO2−または−SO2−NR10であるが;ただし、Xが直接結合である場合は、フラグメント−Q−X−Q′はO−O、SO2−SO2ではなく;そして、Xが酸素原子である場合は、QおよびQ′は酸素原子またはイオウ原子ではなく;そして、
さらに、XがSO2である場合は、QおよびQ′は酸素原子またはイオウ原子ではなく;
Wはフェニル、ピリジルまたはピリミジルであり、ここでWは未置換であるか、または、R1により相互に独立して一、二または三置換されているものであるが、
ただし、Q′およびUは相互にオルト位ではなく;

0035

R1は
1.ハロゲン、
2. −NO2、
3. −CN、
4. −NH2、
5. −(C1−C4)−アルキルアミノ、ただし、アルキルは未置換であるか、または、R13により相互に独立して一、二または三置換されているもの、
6. −OH、
7. −SO2NH2、
8. (C1−C4)−アルキルオキシ、ただしここでアルキルは未置換であるか、または、R13により相互に独立して一、二または三置換されているもの、
9. (C6−C14)−アリール、ただしここでアリールは未置換であるか、または、R13により相互に独立して一、二または三置換されているもの、
10. (C1−C4)−アルキル−、ただしここでアルキルは未置換であるか、または、R13により相互に独立して一、二または三置換されているもの、

0036

11. (C1−C4)−アルキルスルホニル−、ただしここでアルキルは未置換であるか、または、R13により相互に独立して一、二または三置換されているもの、
12.ビス[(C1−C6)−アルキル]アミノ、ただしここでアルキルは未置換であるか、または、R13により相互に独立して一、二または三置換されているもの、
13. −C(O)−NH2、
14. −C(O)−OH、
15. −C(O)−(C1−C4)−アルキル、ただしここでアルキルは未置換であるか、または、R13により相互に独立して一、二または三置換されているもの、
16. −C(O)−NH−(C1−C4)−アルキル、ただしここでアルキルは未置換であるか、または、R13により相互に独立して一、二または三置換されているもの、
17. −C(O)−NH−[(C1−C4)−アルキル]2、ただしここでアルキルは未置換であるか、または、R13により相互に独立して一、二または三置換されているもの、
18. −C(NH)−NH2、
19.ウレイド、
20. −(C1−C4)−アルキルチオ、ただしここでアルキルは未置換であるか、または、R13により相互に独立して一、二または三置換されているものであるか、または、
21. R11R12N−であるか、または、
R1残基2個はそれらが結合する炭素原子と一緒になって隣接する環の炭素原子に結合してWに縮合した芳香族環を形成し、その場合、R1残基2個により形成された環は未置換であるか、または、R13により相互に独立して一、二または三置換されているものであり、

0037

R11およびR12はそれらが結合している窒素原子といっしょになって、飽和または不飽和の5〜6員の単環の複素環を形成し、これはR11およびR12を担持している窒素原子のほかに、酸素または窒素から選択される同じかまたは異なっている環ヘテロ原子1または2個を含むことができ、
R13はハロゲン、−CN、−(C1−C4)−アルキル、−(C1−C4)−アルキルオキシ、−CF3、−C(O)−NH2または−NH2であり、
R10は水素原子または−(C1−C4)−アルキルであり、
Uは直接結合、−(CH2)m−、−(CH2)m−C(O)−NR10−(CH2)n−、−(CH2)m−NR10−C(O)−(CH2)n−、−(CH2)m−C(O)−(CH2)n−、−(CH2)m−SO2−NR10−(CH2)n−または−(CH2)m−NR10−SO2−(CH2)n−であり、
nおよびmは相互に独立して同じかまたは異なっていて、0、1、2または3の整数であり、ここでアルキレン残基は未置換であるか、−(C1−C4)−アルキル;−C(O)−OH、−C(O)−O−(C1−C4)−アルキルまたは−C(O)−NR4R5により相互に独立して一、二または三置換されており、

0038

R4およびR5は相互に独立して同じかまたは異なっていて、水素原子、−(C1−C6)−アルキル、ただしここでアルキルは未置換であるか、または、R13により相互に独立して一、二または三置換されているもの、−(C6−C14)−アリール−(C1−C4)−アルキル−、ただしここでアルキルおよびアリールは相互に独立して未置換であるか、または、R13により一、二または三置換されているもの、−(C6−C14)−アリール、ただしここでアリールは未置換であるか、または、R13により相互に独立して一、二または三置換されているもの、−(C6−C14)−ヘテロアリール、ただしここでへテロアリールは未置換であるか、または、R13により相互に独立して一、二または三置換されているもの、または、−(C6−14)−ヘテロアリール−(C1−C4)−アルキル−、ただしアルキルおよびヘテロアリールは相互に独立して未置換であるか、または、R13により一、二または三置換されているものであるか、または、
R4およびR5はそれらが結合している窒素原子と一緒になって、飽和の5〜7員の単環の複素環を形成し、これはR4およびR5を担持している窒素原子のほかに、酸素、イオウおよび窒素から選択される同じかまたは異なっている環ヘテロ原子1または2個を含むことができ;そして、該複素環は未置換であるか、R13により相互に独立して一、二または三置換されており、
Gは直接結合、−(CH2)m−、−(CH2)m−O−(CH2)n−、−(CH2)m−C(O)−NR10−(CH2)n−、−(CH2)m−NR10−C(O)−NR10−(CH2)n−、−(CH2)m−NR10−C(O)−(CH2)n−、−(CH2)m−C(O)−(CH2)n−、−(CH2)−S−(CH2)n−、−(CH2)m−SO2−NR10−(CH2)n−、−(CH2)m−NR10−SO2−(CH2)n−、−(CH2)m−NR10−SO2−NR10−(CH2)n−または−(CH2)m−SO2−(CH2)n−であり、
ここでn、mおよびR10は前述の通り定義され、

0039

Vは
1.直接結合、
2. −(C1−C4)−アルキレン、ただしこれは分枝鎖または未分枝鎖であり未置換であるか、または、ハロゲン、=O、−CN、−NR4R5、−C(O)−OH、−C(O)−O−(C1−C4)−アルキル、−SO2−NR4R5、−C(O)−NR4R5または−(C1−C4)−アルキルスルホニルにより相互に独立して一、二または三置換されているもの、
3.窒素、イオウまたは酸素から選択されるヘテロ原子1、2、3または4個を含む5〜7員の環状の基、ただし該環状の基は未置換であるか、R14により相互に独立して一、二または三置換されているもの、
4. 6〜14員のアリール、ただしアリールは未置換であるか、または、R14により相互に独立して一、二または三置換されているものであるか、または、
5. 6〜14員のヘテロアリール、ただしヘテロアリールは未置換であるか、または、R14により相互に独立して一、二または三置換されているものであり、
R14はハロゲン、−OH、−NR4R5、=O、−(C1−C4)−アルキル、−(C1−C4)−アルコキシ、−NO2、−C(O)−OH、−CN、−C(O)−O−(C1−C4)−アルキル、−C(O)−NR4R5、−(C1−C8)−アルキルスルホニル、−C(O)−NR4R5、−SO2−NR4R5、−C(O)−NH−(C1−C8)−アルキル、−C(O)−NH−[(C1−C8)−アルキル]2、−NR10−C(O)−NH−(C1−C8)−アルキル、−C(O)−NH2または−NR10−C(O)−NH−[(C1−C8)−アルキル]2であり、ここでR4、R5およびR10は上述の通り定義され、そして、

0040

Mは
1.水素原子、
2. −(C1−C4)−アルキル、ただしここでアルキルは未置換であるか、または、R14により相互に独立して一、二または三置換されており、
3. −C(O)−NR4R5、
4. −(C6−C14)−アリール、ただしここでアリールは未置換であるか、または、R14により相互に独立して一、二または三置換されているもの、
5. −(C6−C14)−アリール、ただしここでアリールは未置換であるか、または、R14により相互に独立して一、二または三置換されているもの、
6. 3〜7員の環状の基、ただし該環状の基は未置換であるか、または、R14により相互に独立して一、二または三置換されているもの、
7.窒素、イオウまたは酸素から選択されるヘテロ原子1、2、3または4個を含む5〜7員の環状の基、ただし該環状の基は未置換であるか、R14により相互に独立して一、二または三置換されているものであり、ここでR14は前述の通り定義されるもの、
である上記化合物、
その全ての立体異性型、および何れかの比率におけるその混合物、および生理学的に忍容性のあるその塩である。

0041

VI) 更に特に好ましいものは、式Iの化合物であって、
R0がフェニル、ただしここでフェニルは未置換であるか、または、R2により相互に独立して一または二置換されているもの、
ピリジル、ただしここでピリジルは未置換であるか、または、R2により相互に独立して一または二置換されているものであり、
R2はハロゲン、−CN、−C(O)−NH2、−(C1−C3)−アルキルまたは−(C1−C3)−アルキルオキシであり、ここでアルキルまたはあるキルオキシ残基は未置換であるか、または、アミノ残基またはメトキシ残基により相互に独立して一、二または三置換されているものであり、
QおよびQ′は相互に独立して同じかまたは異なっていて、直接結合、−C(O)−;−O−、−NR10−、−C(O)−NR10−、−NR10−C(O)−、−SO2−、NR10−SO2−、−SO2−NR10−または−(C1−C4)−アルキレンであり、
Xは直接結合または−(C1−C3)−アルキレンであるが;
ただし、QまたはQ′が−(C1−C3)−アルキレンである場合は、Xは−O−、−NR10、−C(O)−、−C(O)−NR10−、−NR10−C(O)−、−SO2−、−NR10−SO2−または−SO2−NR10であるが;ただし、Xが直接結合である場合は、フラグメント−Q−X−Q′はO−O、SO2−SO2ではなく;そして、Xが酸素原子である場合は、QおよびQ′は酸素原子またはイオウ原子ではなく;そして、
さらに、XがSO2である場合は、QおよびQ′は酸素原子またはイオウ原子ではなく;
Wはフェニルまたはピリジルであり、ここでWは未置換であるか、または、R1により相互に独立して一、二または三置換されているものであるが、
ただし、Q′およびUは相互にオルト位ではなく;

0042

R1は
1.ハロゲン、
2. −NO2、
3. −CN、
4. −NH2、
5. −(C1−C4)−アルキルアミノ、ただし、アルキルは未置換であるか、または、R13により相互に独立して一、二または三置換されているもの、
6. −OH、
7. −SO2NH2、
8. (C1−C4)−アルキルオキシ、ただしここでアルキルは未置換であるか、または、R13により相互に独立して一、二または三置換されているもの、
9. (C6−C14)−アリール、ただしここでアリールは未置換であるか、または、R13により相互に独立して一、二または三置換されているもの、
10. (C1−C4)−アルキル−、ただしここでアルキルは未置換であるか、または、R13により相互に独立して一、二または三置換されているもの、

0043

11. (C1−C4)−アルキルスルホニル−、ただしここでアルキルは未置換であるか、または、R13により相互に独立して一、二または三置換されているもの、
12.ビス[(C1−C6)−アルキル]アミノ、ただしここでアルキルは未置換であるか、または、R13により相互に独立して一、二または三置換されているもの、
13. −C(O)−NH2、
14. −C(O)−OH、
15. −C(O)−(C1−C4)−アルキル、ただしここでアルキルは未置換であるか、または、R13により相互に独立して一、二または三置換されているもの、
16. −C(O)−NH−(C1−C4)−アルキル、ただしここでアルキルは未置換であるか、または、R13により相互に独立して一、二または三置換されているもの、
17. −C(O)−NH−[(C1−C4)−アルキル]2、ただしここでアルキルは未置換であるか、または、R13により相互に独立して一、二または三置換されているもの、
18. −C(NH)−NH2、
19.ウレイド、
20. −(C1−C4)−アルキルチオ、ただしここでアルキルは未置換であるか、または、R13により相互に独立して一、二または三置換されているものであるか、または、
21. R11R12N−であるか、または、
R1残基2個はそれらが結合する炭素原子と一緒になって隣接する環の炭素原子に結合してWに縮合した芳香族環を形成し、その場合、R1残基2個により形成された環は未置換であるか、または、R13により相互に独立して一、二または三置換されているものであり、

0044

R11およびR12はそれらが結合している窒素原子といっしょになって、飽和または不飽和の5〜6員の単環の複素環を形成し、これはR11およびR12を担持している窒素原子のほかに、酸素または窒素から選択される同じかまたは異なっている環ヘテロ原子1または2個を含むことができ、
R13はハロゲン、−CN、−(C1−C4)−アルキル、−(C1−C4)−アルキルオキシ、−CF3、−C(O)−NH2または−NH2であり、
R10は水素原子または−(C1−C4)−アルキルであり、
Uは直接結合、−(CH2)m−、−(CH2)m−C(O)−NR10−(CH2)n−、−(CH2)m−NR10−C(O)−(CH2)n−、−(CH2)m−C(O)−(CH2)n−、−(CH2)m−SO2−NR10−(CH2)n−または−(CH2)m−NR10−SO2−(CH2)n−であり、
nおよびmは相互に独立して同じかまたは異なっていて、0、1、2または3の整数であり、ここでアルキレン残基は未置換であるか、−(C1−C4)−アルキル;−C(O)−OH、−C(O)−O−(C1−C4)−アルキルまたは−C(O)−NR4R5により相互に独立して一、二または三置換されており、

0045

R4およびR5は相互に独立して同じかまたは異なっていて、水素原子、−(C1−C6)−アルキル、ただしここでアルキルは未置換であるか、または、R13により相互に独立して一、二または三置換されているもの、−(C6−C14)−アリール−(C1−C4)−アルキル−、ただしここでアルキルおよびアリールは相互に独立して未置換であるか、または、R13により一、二または三置換されているもの、−(C6−C14)−アリール、ただしここでアリールは未置換であるか、または、R13により相互に独立して一、二または三置換されているもの、−(C6−C14)−ヘテロアリール、ただしここでへテロアリールは未置換であるか、または、R13により相互に独立して一、二または三置換されているもの、または、−(C6−14)−ヘテロアリール−(C1−C4)−アルキル−、ただしアルキルおよびヘテロアリールは相互に独立して未置換であるか、または、R13により一、二または三置換されているものであるか、または、
R4およびR5はそれらが結合している窒素原子と一緒になって、飽和の5〜7員の単環の複素環を形成し、これはR4およびR5を担持している窒素原子のほかに、酸素、イオウおよび窒素から選択される同じかまたは異なっている環ヘテロ原子1または2個を含むことができ;そして、該複素環は未置換であるか、R13により相互に独立して一、二または三置換されており、
Gは直接結合、−(CH2)m−、−(CH2)m−O−(CH2)n−、−(CH2)m−C(O)−NR10−(CH2)n−、−(CH2)m−NR10−C(O)−NR10−(CH2)n−、−(CH2)m−NR10−C(O)−(CH2)n−、−(CH2)m−C(O)−(CH2)n−、−(CH2)−S−(CH2)n−、−(CH2)m−SO2−NR10−(CH2)n−、−(CH2)m−NR10−SO2−(CH2)n−、−(CH2)m−NR10−SO2−NR10−(CH2)n−または−(CH2)m−SO2−(CH2)n−であり、
ここでn、mおよびR10は前述の通り定義され、

0046

Vは
1.直接結合、
2. −(C1−C4)−アルキレン、ただしこれは分枝鎖または未分枝鎖であり未置換であるか、または、ハロゲン、=O、−CN、−NR4R5、−C(O)−OH、−C(O)−O−(C1−C4)−アルキル、−SO2−NR4R5、−C(O)−NR4R5または−(C1−C4)−アルキルスルホニルにより相互に独立して一、二または三置換されているもの、
3.窒素、イオウまたは酸素から選択されるヘテロ原子1、2、3または4個を含む5〜7員の環状の基、ただし該環状の基は未置換であるか、R14により相互に独立して一、二または三置換されているもの、
4. 6〜14員のアリール、ただしアリールは未置換であるか、または、R14により相互に独立して一、二または三置換されているものであるか、または、
5. 6〜14員のヘテロアリール、ただしヘテロアリールは未置換であるか、または、R14により相互に独立して一、二または三置換されているものであり、
R14はハロゲン、−OH、−NR4R5、=O、−(C1−C4)−アルキル、−(C1−C4)−アルコキシ、−NO2、−C(O)−OH、−CN、−C(O)−O−(C1−C4)−アルキル、−C(O)−NR4R5、−(C1−C8)−アルキルスルホニル、−C(O)−NR4R5、−SO2−NR4R5、−C(O)−NH−(C1−C8)−アルキル、−C(O)−NH−[(C1−C8)−アルキル]2、−NR10−C(O)−NH−(C1−C8)−アルキル、−C(O)−NH2または−NR10−C(O)−NH−[(C1−C8)−アルキル]2であり、ここでR4、R5およびR10は上述の通り定義され、そして、

0047

Mは
1.水素原子、
2. −(C1−C4)−アルキル、ただしここでアルキルは未置換であるか、または、R14により相互に独立して一、二または三置換されており、
3. −C(O)−NR4R5、
4. −(C6−C14)−アリール、ただしここでアリールは未置換であるか、または、R14により相互に独立して一、二または三置換されているもの、
5. −(C6−C14)−アリール、ただしここでアリールは未置換であるか、または、R14により相互に独立して一、二または三置換されているもの、
6. 3〜7員の環状の基、ただし該環状の基は未置換であるか、または、R14により相互に独立して一、二または三置換されているもの、
7.窒素、イオウまたは酸素から選択されるヘテロ原子1、2、3または4個を含む5〜7員の環状の基、ただし該環状の基は未置換であるか、R14により相互に独立して一、二または三置換されているものであり、ここでR14は前述の通り定義されるもの、
である上記化合物、
その全ての立体異性型、および何れかの比率におけるその混合物、および生理学的に忍容性のあるその塩である。

0048

VII) 更に特に好ましいものは、式Iの化合物であって、
R0は−(C6−C14)−アリール、ただしここでアリールはフェニル、ナフチル、ビフェニリルフルオレニルおよびアントラニルよりなる群から選択され、そして未置換であるか、または、R2により相互に独立して一または二置換されているもの、または、
−(C6−C14)−ヘテロアリール、ただしここでヘテロアリールはアジリジンオキシランアゼチジンピロールフランチオフェン、ジオキソール、イミダゾールピラゾールオキサゾールイソキサゾール、チアゾール、イソチアゾール、1,2,3−トリアゾール、1,2,4−トリアゾール、テトラゾールピリジンピラン、チオフェン、ピリダジンピリミジンピラジン、1,2−オキサジン、1,3−オキサジン、1,4−オキサジン、1,2−チアジン、1,3−チアジン、1,4−チアジン、1,2,3−トリアジン、1,2,4−トリアジン、1,3,5−トリアジン、アゼピン、1,2−ジアゼピン、1,3−ジアゼピン、1,4−ジアゼピン、インドール、イソインドールベンゾフランベンゾチオフェン、1,3−ベンゾジオキソールインダゾールクロマンベンズイミダゾール、ベンゾキサゾール、ベンゾチアゾールキノリンイソキノリンイソクロマンシンノリンキナゾリンキノキサリンフタラジンプテリジン、ピリジル、ピリドピリジン、ピリドイミダゾール、ピリドピリミジンおよびプリンよりなる群から選択され、そして未置換であるか、または、R2により相互に独立して一または二置換されているものであり、

0049

R2はハロゲン、−CN、−C(O)−NH2、−(C1−C3)−アルキルまたは−(C1−C3)−アルキルオキシであり、ここでアルキルまたはあるキルオキシ残基は未置換であるか、または、アミノ残基またはメトキシ残基により相互に独立して一、二または三置換されているものであり、
Qは直接結合であり、
Q′は−O−であり、
Xは−(C1−C3)−アルキレンであり、
Wは−(C6−C14)−アリール、ただしここでアリールはフェニル、ナフチル、ビフェニリル、フルオレニルおよびアントラセニルよりなる群から選択されるものであるか、または、
−(C6−C14)−ヘテロアリール、ただしここでヘテロアリールはアジリジン、オキシラン、アゼチジン、ピロール、フラン、チオフェン、ジオキソール、イミダゾール、ピラゾール、オキサゾール、イソキサゾール、チアゾール、イソチアゾール、1,2,3−トリアゾール、1,2,4−トリアゾール、テトラゾール、ピリジン、ピラン、チオフェン、ピリダジン、ピリミジン、ピラジン、1,2−オキサジン、1,3−オキサジン、1,4−オキサジン、1,2−チアジン、1,3−チアジン、1,4−チアジン、1,2,3−トリアジン、1,2,4−トリアジン、1,3,5−トリアジン、アゼピン、1,2−ジアゼピン、1,3−ジアゼピン、1,4−ジアゼピン、インドール、イソインドール、ベンゾフラン、ベンゾチオフェン、1,3−ベンゾジオキソール、インダゾール、クロマン、ベンズイミダゾール、ベンゾキサゾール、ベンゾチアゾール、キノリン、イソキノリン、イソクロマン、シンノリン、キナゾリン、キノキサリン、フタラジン、プテリジン、ピリジル、ピリドピリジン、ピリドイミダゾール、ピリドピリミジンおよびプリンよりなる群から選択され、ここでWは未置換であるか、または、R1により相互に独立して一、二または三置換されているものであり、
ただし、Q′およびUは相互に1,2−または1,3−置換の関係にあり;そして更に、Q′およびUが1,3−置換の関係にある場合は、2位は未置換であり、

0050

R1は
1.ハロゲン、
2. −NO2、
3. −CN、
4. −NH2、
5. −(C1−C4)−アルキルアミノ、ただし、アルキルは未置換であるか、または、R13により相互に独立して一、二または三置換されているもの、
6. −OH、
7. −SO2NH2、
8. (C1−C4)−アルキルオキシ、ただしここでアルキルは未置換であるか、または、R13により相互に独立して一、二または三置換されているもの、
9. (C6−C14)−アリール、ただしここでアリールはフェニル、ナフチル、ビフェニリル、フルオレニルおよびアントラセニルよりなる群から選択され、そして、未置換であるか、または、R13により相互に独立して一、二または三置換されているもの、
10. (C1−C4)−アルキル−、ただしここでアルキルは未置換であるか、または、R13により相互に独立して一、二または三置換されているもの、

0051

11. (C1−C4)−アルキルスルホニル−、ただしここでアルキルは未置換であるか、または、R13により相互に独立して一、二または三置換されているもの、
12.ビス[(C1−C6)−アルキル]アミノ、ただしここでアルキルは未置換であるか、または、R13により相互に独立して一、二または三置換されているもの、
13. −C(O)−NH2、
14. −C(O)−OH、
15. −C(O)−(C1−C4)−アルキル、ただしここでアルキルは未置換であるか、または、R13により相互に独立して一、二または三置換されているもの、
16. −C(O)−NH−(C1−C4)−アルキル、ただしここでアルキルは未置換であるか、または、R13により相互に独立して一、二または三置換されているもの、
17. −C(O)−NH−[(C1−C4)−アルキル]2、ただしここでアルキルは未置換であるか、または、R13により相互に独立して一、二または三置換されているもの、
18. −C(NH)−NH2、
19.ウレイド、
20. −(C1−C4)−アルキルチオ、ただしここでアルキルは未置換であるか、または、R13により相互に独立して一、二または三置換されているものであるか、または、
21. R11R12N−であるか、または、
R11およびR12はそれらが結合している窒素原子といっしょになって、ピペリジンモルホリンピペラジンチオモルホリンピロリジンピロリジノンおよびケトピペラジンよりなる群から選択される残基を形成し、

0052

R13はハロゲン、−CN、−(C1−C4)−アルキル、−(C1−C4)−アルキルオキシ、−CF3、−C(O)−NH2または−NH2であり、
R10は水素原子または−(C1−C4)−アルキルであり、
Uは−(CH2)m−C(O)−NR10−(CH2)n−であり、ここでnおよびmは相互に独立して同じかまたは異なっていて0、1または2の整数であり、
R4およびR5は相互に独立して同じかまたは異なっていて、水素原子、−(C1−C6)−アルキル、ただしここでアルキルは未置換であるか、または、R13により相互に独立して一、二または三置換されているもの、−(C6−C14)−アリール−(C1−C4)−アルキル−、ただしここでアリールはWの場合と同様に定義され、そして、アルキルおよびアリールは相互に独立して未置換であるか、または、R13により一、二または三置換されているもの、−(C6−C14)−アリール、ただしここでアリールはWの場合と同様に定義され、そして、アリールは未置換であるか、または、R13により相互に独立して一、二または三置換されているもの、−(C6−C14)−ヘテロアリール、ただしここでへテロアリールはWの場合と同様に定義され、そして、未置換であるか、または、R13により相互に独立して一、二または三置換されているもの、または、−(C6−14)−ヘテロアリール−(C1−C4)−アルキル−、ただしヘテロアリールはWの場合と同様に定義され、そして、アルキルおよびヘテロアリールは相互に独立して未置換であるか、または、R13により一、二または三置換されているものであるか、または、

0053

R4およびR5はそれらが結合している窒素原子と一緒になって、アジリジン、オキシラン、アゼチジン、ピロール、フラン、チオフェン、ジオキソール、イミダゾール、ピラゾール、オキサゾール、イソキサゾール、チアゾール、イソチアゾール、1,2,3−トリアゾール、1,2,4−トリアゾール、テトラゾール、ピリジン、ピラン、チオフェン、ピリダジン、ピリミジン、ピラジン、1,2−オキサジン、1,3−オキサジン、1,4−オキサジン、1,2−チアジン、1,3−チアジン、1,4−チアジン、1,2,3−トリアジン、1,2,4−トリアジン、1,3,5−トリアジン、アゼピン、1,2−ジアゼピン、1,3−ジアゼピンおよび1,4−ジアゼピンよりなる群から選択される残基を形成し;ここで該残基は未置換であるか、R13により相互に独立して一、二または三置換されており、
Gは直接結合、−(CH2)m−、−(CH2)m−O−(CH2)n−、−(CH2)m−C(O)−NR10−(CH2)n−、−(CH2)m−NR10−C(O)−NR10−(CH2)n−、−(CH2)m−NR10−C(O)−(CH2)n−、−(CH2)m−C(O)−(CH2)n−、−(CH2)m−SO2−NR10−(CH2)n−、−(CH2)m−NR10−SO2−(CH2)n−、−(CH2)m−SO2−(CH2)n−または−(CH2)m−NR10−SO2−NR10−(CH2)n−であり、
ここでn、mおよびR10は前述の通り定義され、

0054

Vは
1. 5〜7員の環状の基であって、ピロリン、ピロリジン、テトラヒドロフランテトラヒドロチオフェンジヒドロピリジンテトラヒドロピリジン、ピペリジン、1,3−ジオキソラン、2−イミダゾリンイミダゾリジン、4,5−ジヒドロ−1,3−オキサゾール、1,3−オキサゾリジン、4,5−ジヒドロ−1,3−チアゾール、1,3−チアゾリジンペルヒドロ−1,4−ジオキサン、ピペラジン、ペルヒドロ−1,4−オキサジン(=モルホリン)、ペルヒドロ−1,4−チアジン(=チオモルホリン)、ペルヒドロアゼピン、インドリンイソインドリン、1,2,3,4−テトラヒドロキノリンおよび1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリンよりなる群から選択されるものであり、ここで該環状の基は未置換であるか、またはR14により相互に独立して一、二または三置換されているもの、
2. −(C6−C14)−アリール、ただしここでアリールはフェニル、ナフチル、ビフェニリル、フルオレニルおよびアントラセニルよりなる群から選択され、そして未置換であるか、または、R14により相互に独立して一、二または三置換されているもの、または、

0055

3. −(C6−C14)−ヘテロアリール、ただしここでヘテロアリールはアジリジン、オキシラン、アゼチジン、ピロール、フラン、チオフェン、ジオキソール、イミダゾール、ピラゾール、オキサゾール、イソキサゾール、チアゾール、イソチアゾール、1,2,3−トリアゾール、1,2,4−トリアゾール、テトラゾール、ピリジン、ピラン、チオフェン、ピリダジン、ピリミジン、ピラジン、1,2−オキサジン、1,3−オキサジン、1,4−オキサジン、1,2−チアジン、1,3−チアジン、1,4−チアジン、1,2,3−トリアジン、1,2,4−トリアジン、1,3,5−トリアジン、アゼピン、1,2−ジアゼピン、1,3−ジアゼピン、1,4−ジアゼピン、インドール、イソインドール、ベンゾフラン、ベンゾチオフェン、1,3−ベンゾジオキソール、インダゾール、クロマン、ベンズイミダゾール、ベンゾキサゾール、ベンゾチアゾール、キノリン、イソキノリン、イソクロマン、シンノリン、キナゾリン、キノキサリン、フタラジン、プテリジン、ピリジル、ピリドピリジン、ピリドイミダゾール、ピリドピリミジンおよびプリンよりなる群から選択され、ここで該ヘテロアリールは未置換であるか、または、R14により相互に独立して一、二または三置換されているものであり、

0056

R14はハロゲン、−OH、−NR4R5、=O、−(C1−C4)−アルキル、−(C1−C4)−アルコキシ、−NO2、−C(O)−OH、−CN、−C(O)−O−(C1−C4)−アルキル、−C(O)−NR4R5、−(C1−C8)−アルキルスルホニル、−C(O)−NH2、−SO2−NR4R5、−C(O)−NH−(C1−C8)−アルキル、−C(O)−NH−[(C1−C8)−アルキル]2、−NR10−C(O)−NH−(C1−C8)−アルキル、−C(O)−NH2または−NR10−C(O)−NH−[(C1−C8)−アルキル]2であり、ここでR4、R5およびR10は上述の通り定義され、そして、

0057

Mは
1.水素原子、
2. −(C1−C4)−アルキル、ただしここでアルキルは未置換であるか、または、R14により相互に独立して一、二または三置換されており、
3. −C(O)−NR4R5、
4. 5〜7員の環状の基であって、ピロリン、ピロリジン、テトラヒドロフラン、テトラヒドロチオフェン、ジヒドロピリジン、テトラヒドロピリジン、ピペリジン、1,3−ジオキソラン、2−イミダゾリン、イミダゾリジン、4,5−ジヒドロ−1,3−オキサゾール、1,3−オキサゾリジン、4,5−ジヒドロ−1,3−チアゾール、1,3−チアゾリジン、ペルヒドロ−1,4−ジオキサン、ピペラジン、ペルヒドロ−1,4−オキサジン、ペルヒドロ−1,4−チアジン、ペルヒドロアゼピン、インドリン、イソインドリン、1,2,3,4−テトラヒドロキノリンおよび1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリンよりなる群から選択されるものであり、ここで該環状の基は未置換であるか、またはR14により相互に独立して一、二または三置換されているもの、

0058

5. −(C6−C14)−アリール、ただしここでアリールはフェニル、ナフチル、ビフェニリル、フルオレニルおよびアントラセニルよりなる群から選択され、そして未置換であるか、または、R14により相互に独立して一、二または三置換されているもの、または、
6. −(C6−C14)−ヘテロアリール、ただしここでヘテロアリールはアジリジン、オキシラン、アゼチジン、ピロール、フラン、チオフェン、ジオキソール、イミダゾール、ピラゾール、オキサゾール、イソキサゾール、チアゾール、イソチアゾール、1,2,3−トリアゾール、1,2,4−トリアゾール、テトラゾール、ピリジン、ピラン、チオフェン、ピリダジン、ピリミジン、ピラジン、1,2−オキサジン、1,3−オキサジン、1,4−オキサジン、1,2−チアジン、1,3−チアジン、1,4−チアジン、1,2,3−トリアジン、1,2,4−トリアジン、1,3,5−トリアジン、アゼピン、1,2−ジアゼピン、1,3−ジアゼピン、1,4−ジアゼピン、インドール、イソインドール、ベンゾフラン、ベンゾチオフェン、1,3−ベンゾジオキソール、インダゾール、クロマン、ベンズイミダゾール、ベンゾキサゾール、ベンゾチアゾール、キノリン、イソキノリン、イソクロマン、シンノリン、キナゾリン、キノキサリン、フタラジン、プテリジン、ピリジル、ピリドピリジン、ピリドイミダゾール、ピリドピリミジンおよびプリンよりなる群から選択され、ここで該ヘテロアリールは未置換であるか、または、R14により相互に独立して一、二または三置換されているものである上記化合物、その全ての立体異性型、および何れかの比率におけるその混合物、および生理学的に忍容性のあるその塩である。

0059

VIII) より特に好ましいものは、式Iの化合物であって、
R0がフェニル、ただしここでフェニルは未置換であるか、または、R2により相互に独立して一または二置換されているもの、
ピリジル、ただしここでピリジルは未置換であるか、または、R2により相互に独立して一または二置換されているものであり、
R2はハロゲンまたは−CNであり、
Qは直接結合であり、
Q′は−O−であり、
Xはエチレンであり、
Wはフェニルまたはピリジルであり、ここでWは未置換であるか、または、R1により相互に独立して一、二または三置換されているものであるが、
ただし、Q′およびUは相互に1,2−または1,3−置換の関係にあり、そして2位は未置換であり、

0060

R1はハロゲン、−NO2、−CN、−NH2、−(C1−C4)−アルキルアミノ、ただし、アルキルは未置換であるか、または、R13により相互に独立して一、二または三置換されているもの、−OH、−SO2NH2、(C1−C4)−アルキルオキシ、ただしここでアルキルは未置換であるか、または、R13により相互に独立して一、二または三置換されているもの、(C6−C14)−アリール、ただしここでアリールはフェニル、ナフチル、ビフェニリル、フルオレニルおよびアントラセニルよりなる群から選択され、そして、未置換であるか、または、R13により相互に独立して一、二または三置換されているもの、(C1−C4)−アルキル−、ただしここでアルキルは未置換であるか、または、R13により相互に独立して一、二または三置換されているもの、(C1−C4)−アルキルスルホニル−、ただしここでアルキルは未置換であるか、または、R13により相互に独立して一、二または三置換されているもの、ビス[(C1−C6)−アルキル]アミノ、ただしここでアルキルは未置換であるか、または、R13により相互に独立して一、二または三置換されているもの、−C(O)−NH2、−C(O)−OH、−C(O)−(C1−C4)−アルキル、ただしここでアルキルは未置換であるか、または、R13により相互に独立して一、二または三置換されているもの、−C(O)−NH−(C1−C4)−アルキル、ただしここでアルキルは未置換であるか、または、R13により相互に独立して一、二または三置換されているもの、

0061

−C(O)−NH−[(C1−C4)−アルキル]2、ただしここでアルキルは未置換であるか、または、R13により相互に独立して一、二または三置換されているもの、−C(NH)−NH2、ウレイド、−(C1−C4)−アルキルチオ、ただしここでアルキルは未置換であるか、または、R13により相互に独立して一、二または三置換されているものであるか、または、R11R12N−であり、
R11およびR12はそれらが結合している窒素原子といっしょになって、ピペリジン、モルホリン、ピペラジン、チオモルホリン、ピロリジン、ピロリジノンおよびケトピペラジンよりなる群から選択される残基を形成し、
R13はハロゲン、−CN、−(C1−C4)−アルキル、−(C1−C4)−アルキルオキシ、−CF3、−C(O)−NH2または−NH2であり、
R10は水素原子またはメチルであり、
Uは−(CH2)m−C(O)−NR10−(CH2)n−であり、ここでnは0、1または2であり、mは0または1であり、

0062

R4およびR5は相互に独立して同じかまたは異なっていて、水素原子、−(C1−C6)−アルキル、ただしここでアルキルは未置換であるか、または、R13により相互に独立して一、二または三置換されているもの、−(C6−C14)−フェニル−(C1−C4)−アルキル−、ただしここでアルキルおよびフェニルは相互に独立して未置換であるか、または、R13により一、二または三置換されているもの、−(C6−C14)−フェニル、ただしここでフェニルは未置換であるか、または、R13により相互に独立して一、二または三置換されているもの、−(C6−C14)−ヘテロアリール、ただしここでへテロアリールはアジリジン、オキシラン、アゼチジン、ピロール、フラン、チオフェン、ジオキソール、イミダゾール、ピラゾール、オキサゾール、イソキサゾール、チアゾール、イソチアゾール、1,2,3−トリアゾール、1,2,4−トリアゾール、テトラゾール、ピリジン、ピラン、チオフェン、ピリダジン、ピリミジン、ピラジン、1,2−オキサジン、1,3−オキサジン、1,4−オキサジン、1,2−チアジン、1,3−チアジン、1,4−チアジン、1,2,3−トリアジン、1,2,4−トリアジン、1,3,5−トリアジン、アゼピン、1,2−ジアゼピン、1,3−ジアゼピンおよび1,4−ジアゼピンよりなる群から選択され、そして未置換であるか、または、R13により相互に独立して一、二または三置換されているもの、または、−(C6−C14)−ヘテロアリール−(C1−C4)−アルキル−、ただしアルキルおよびヘテロアリールは前述したものであり、そして相互に独立して未置換であるか、または、R13により一、二または三置換されているものであるか、または、

0063

R4およびR5はそれらが結合している窒素原子と一緒になって、アジリジン、オキシラン、アゼチジン、ピロール、フラン、チオフェン、ジオキソール、イミダゾール、ピラゾール、オキサゾール、イソキサゾール、チアゾール、イソチアゾール、1,2,3−トリアゾール、1,2,4−トリアゾール、テトラゾール、ピリジン、ピラン、チオフェン、ピリダジン、ピリミジン、ピラジン、1,2−オキサジン、1,3−オキサジン、1,4−オキサジン、1,2−チアジン、1,3−チアジン、1,4−チアジン、1,2,3−トリアジン、1,2,4−トリアジン、1,3,5−トリアジン、アゼピン、1,2−ジアゼピン、1,3−ジアゼピンおよび1,4−ジアゼピンよりなる群から選択される残基を形成し;ここで該残基は未置換であるか、または、R13により相互に独立して一、二または三置換されているものであり、
Gは直接結合、−(CH2)m−、−(CH2)m−C(O)−NR10−(CH2)n−、−(CH2)m−C(O)−(CH2)n−、−(CH2)m−NR10−C(O)−NR10−(CH2)n−、−(CH2)m−NR10−C(O)−(CH2)n−、−(CH2)m−SO2−NR10−(CH2)nまたは−(CH2)m−NR10−SO2−(CH2)n−であり、
ここでn、mおよびR10は前述の通り定義され、

0064

Vは
1. 5〜7員の環状の基であって、ピロリン、ピロリジン、テトラヒドロフラン、テトラヒドロチオフェン、ジヒドロピリジン、テトラヒドロピリジン、ピペリジン、1,3−ジオキソラン、2−イミダゾリン、イミダゾリジン、4,5−ジヒドロ−1,3−オキサゾール、1,3−オキサゾリジン、4,5−ジヒドロ−1,3−チアゾール、1,3−チアゾリジン、ペルヒドロ−1,4−ジオキサン、ピペラジン、ペルヒドロ−1,4−オキサジン(=モルホリン)、ペルヒドロ−1,4−チアジン(=チオモルホリン)、ペルヒドロアゼピン、インドリン、イソインドリン、1,2,3,4−テトラヒドロキノリンおよび1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリンよりなる群から選択されるものであり、ここで該環状の基は未置換であるか、またはR14により相互に独立して一、二または三置換されているもの、
2. −(C6−C14)−アリール、ただしここでアリールはフェニル、ナフチル、ビフェニリル、フルオレニルおよびアントラセニルよりなる群から選択され、そして未置換であるか、または、R14により相互に独立して一、二または三置換されているもの、または、

0065

3. −(C6−C14)−ヘテロアリール、ただしここでヘテロアリールはアジリジン、オキシラン、アゼチジン、ピロール、フラン、チオフェン、ジオキソール、イミダゾール、ピラゾール、オキサゾール、イソキサゾール、チアゾール、イソチアゾール、1,2,3−トリアゾール、1,2,4−トリアゾール、テトラゾール、ピリジン、ピラン、チオフェン、ピリダジン、ピリミジン、ピラジン、1,2−オキサジン、1,3−オキサジン、1,4−オキサジン、1,2−チアジン、1,3−チアジン、1,4−チアジン、1,2,3−トリアジン、1,2,4−トリアジン、1,3,5−トリアジン、アゼピン、1,2−ジアゼピン、1,3−ジアゼピン、1,4−ジアゼピン、インドール、イソインドール、ベンゾフラン、ベンゾチオフェン、1,3−ベンゾジオキソール、インダゾール、クロマン、ベンズイミダゾール、ベンゾキサゾール、ベンゾチアゾール、キノリン、イソキノリン、イソクロマン、シンノリン、キナゾリン、キノキサリン、フタラジン、プテリジン、ピリジル、ピリドピリジン、ピリドイミダゾール、ピリドピリミジンおよびプリンよりなる群から選択され、ここで該ヘテロアリールは未置換であるか、または、R14により相互に独立して一、二または三置換されているものであり、
R14はハロゲン、−OH、−NR4R5、=O、−(C1−C4)−アルキル、−(C1−C4)−アルコキシ、−C(O)−OH、−CN、−C(O)−O−(C1−C4)−アルキル、−C(O)−NR4R5、−(C1−C8)−アルキルスルホニル、−C(O)−NH2、−SO2−NR4R5、−C(O)−NH−(C1−C8)−アルキル、−C(O)−NH−[(C1−C8)−アルキル]2であり、ここでR4またはR5は前述の通り定義され、そして、

0066

Mは
1.水素原子、
2. −(C1−C4)−アルキル、ただしここでアルキルは未置換であるか、または、R14により相互に独立して一、二または三置換されており、
3. −C(O)−NR4R5、
4. 5〜7員の環状の基であって、ピロリン、ピロリジン、テトラヒドロフラン、テトラヒドロチオフェン、ジヒドロピリジン、テトラヒドロピリジン、ピペリジン、1,3−ジオキソラン、2−イミダゾリン、イミダゾリジン、4,5−ジヒドロ−1,3−オキサゾール、1,3−オキサゾリジン、4,5−ジヒドロ−1,3−チアゾール、1,3−チアゾリジン、ペルヒドロ−1,4−ジオキサン、ピペラジン、ペルヒドロ−1,4−オキサジン、ペルヒドロ−1,4−チアジン、ペルヒドロアゼピン、インドリン、イソインドリン、1,2,3,4−テトラヒドロキノリンおよび1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリンよりなる群から選択されるものであり、ここで該環状の基は未置換であるか、またはR14により相互に独立して一、二または三置換されているもの、

0067

5. −(C6−C14)−アリール、ただしここでアリールはフェニル、ナフチル、ビフェニリル、フルオレニルおよびアントラセニルよりなる群から選択され、そして未置換であるか、または、R14により相互に独立して一、二または三置換されているもの、または、
6. −(C6−C14)−ヘテロアリール、ただしここでヘテロアリールはアジリジン、オキシラン、アゼチジン、ピロール、フラン、チオフェン、ジオキソール、イミダゾール、ピラゾール、オキサゾール、イソキサゾール、チアゾール、イソチアゾール、1,2,3−トリアゾール、1,2,4−トリアゾール、テトラゾール、ピリジン、ピラン、チオフェン、ピリダジン、ピリミジン、ピラジン、1,2−オキサジン、1,3−オキサジン、1,4−オキサジン、1,2−チアジン、1,3−チアジン、1,4−チアジン、1,2,3−トリアジン、1,2,4−トリアジン、1,3,5−トリアジン、アゼピン、1,2−ジアゼピン、1,3−ジアゼピン、1,4−ジアゼピン、インドール、イソインドール、ベンゾフラン、ベンゾチオフェン、1,3−ベンゾジオキソール、インダゾール、クロマン、ベンズイミダゾール、ベンゾキサゾール、ベンゾチアゾール、キノリン、イソキノリン、イソクロマン、シンノリン、キナゾリン、キノキサリン、フタラジン、プテリジン、ピリジル、ピリドピリジン、ピリドイミダゾール、ピリドピリミジンおよびプリンよりなる群から選択され、ここで該ヘテロアリールは未置換であるか、または、R14により相互に独立して一、二または三置換されているものである上記化合物、
その全ての立体異性型、および何れかの比率におけるその混合物、および生理学的に忍容性のあるその塩である。

0068

IX) 本発明の更に別の目的は、式Iの化合物であって、
R0はフェニル、ただしここでフェニルは未置換であるか、または、R2により相互に独立して一または二置換されているもの、または、
ピリジル、ただしここでピリジルは未置換であるか、または、R2により相互に独立して一または二置換されているものであり、
R2は塩素であり、
Qは直接結合であり、
Q′は−O−であり、
Xはエチレンであり、
Wはフェニルまたはピリジルであり、ここでWは未置換であるか、または、R1により相互に独立して一、二または三置換されているものであるが、
ただし、Q′およびUは相互に1,2−または1,3−置換の関係にあり、そして2位は未置換であり、

0069

R1はハロゲン、−NO2、−CN、−NH2、−(C1−C4)−アルキルアミノ、ただし、アルキルは未置換であるか、または、R13により相互に独立して一、二または三置換されているもの、−OH、−SO2NH2、(C1−C4)−アルキルオキシ、ただしここでアルキルは未置換であるか、または、R13により相互に独立して一、二または三置換されているもの、フェニル、ただしここでフェニルは未置換であるか、または、R13により相互に独立して一、二または三置換されているもの、
(C1−C4)−アルキル−、ただしここでアルキルは未置換であるか、または、R13により相互に独立して一、二または三置換されているもの、(C1−C4)−アルキルスルホニル−、ただしここでアルキルは未置換であるか、または、R13により相互に独立して一、二または三置換されているもの、
ビス[(C1−C6)−アルキル]アミノ、ただしここでアルキルは未置換であるか、または、R13により相互に独立して一、二または三置換されているもの、−C(O)−NH2、−C(O)−OH、−C(O)−(C1−C4)−アルキル、ただしここでアルキルは未置換であるか、または、R13により相互に独立して一、二または三置換されているもの、−C(O)−NH−(C1−C4)−アルキル、ただしここでアルキルは未置換であるか、または、R13により相互に独立して一、二または三置換されているもの、

0070

−C(O)−NH−[(C1−C4)−アルキル]2、ただしここでアルキルは未置換であるか、または、R13により相互に独立して一、二または三置換されているもの、−C(NH)−NH2、ウレイド、−(C1−C4)−アルキルチオ、ただしここでアルキルは未置換であるか、または、R13により相互に独立して一、二または三置換されているものであるか、または、R11R12N−であり、
R11およびR12はそれらが結合している窒素原子といっしょになって、ピリジン、フェニル、ピラジン、ピリミジン、ピラン、トリアゾール、テトラヒドロピリジン、ピロリジン、テトラゾール、イミダゾール、イミダゾリン、フロピリジン、環状グアニジンピロロピリジンおよびオキサジアゾールよりなる群から選択される残基を形成し、
R13はハロゲン、−CN、−(C1−C4)−アルキル、−(C1−C4)−アルキルオキシ、−CF3、−C(O)−NH2または−NH2であり、
R10は水素原子またはメチルであり、
Uは−(CH2)m−C(O)−NR10−(CH2)n−であり、ここでnは0、1または2であり、mは0または1であり、

0071

R4およびR5は相互に独立して同じかまたは異なっていて、水素原子、−(C1−C6)−アルキル、ただしここでアルキルは未置換であるか、または、R13により相互に独立して一、二または三置換されているもの、−(C6−C14)−フェニル−(C1−C4)−アルキル−、ただしここでアルキルおよびフェニルは相互に独立して未置換であるか、または、R13により一、二または三置換されているもの、−(C6−C14)−フェニル、ただしここでフェニルは未置換であるか、または、R13により相互に独立して一、二または三置換されているもの、ピリジン、ピラジン、ピリミジン、ピラン、トリアゾール、テトラヒドロピリジン、ピロリジン、テトラゾール、イミダゾール、イミダゾリン、フロピリジン、環状グアニジン、ピロロピリジンおよびオキサジアゾールよりなる群から選択されるヘテロアリール、ただしここでヘテロアリールは未置換であるか、またはR13により相互に独立して一、二または三置換されているものであり、
R4およびR5はそれらが結合している窒素原子と一緒になって、アジリジン、オキシラン、アゼチジン、ピロール、フラン、チオフェン、ジオキソール、イミダゾール、ピラゾール、オキサゾール、イソキサゾール、チアゾール、イソチアゾール、1,2,3−トリアゾール、1,2,4−トリアゾール、テトラゾール、ピリジン、ピラン、チオフェン、ピリダジン、ピリミジン、ピラジン、1,2−オキサジン、1,3−オキサジン、1,4−オキサジン、1,2−チアジン、1,3−チアジン、1,4−チアジン、1,2,3−トリアジン、1,2,4−トリアジン、1,3,5−トリアジン、アゼピン、1,2−ジアゼピン、1,3−ジアゼピンおよび1,4−ジアゼピンよりなる群から選択される残基を形成し;ここで該残基は未置換であるか、または、R13により相互に独立して一、二または三置換されているものであり、

0072

Gは直接結合、−(CH2)m−、−(CH2)m−C(O)−NR10−(CH2)n−、−(CH2)m−C(O)−(CH2)n−、−(CH2)m−NR10−C(O)−NR10−(CH2)n−、−(CH2)m−NR10−C(O)−(CH2)n−、−(CH2)m−SO2−NR10−(CH2)nまたは−(CH2)m−NR10−SO2−(CH2)n−であり、
ここでn、mおよびR10は前述の通り定義され、
Vはテトラヒドロピリジン、ピペリジン、フェニル、ピペラジンであるか、または、該基は未置換であるか、または、R14により相互に独立して一、二または三置換されているものであり、
R14はハロゲン、−OH、−NR4R5、=O、−(C1−C4)−アルキル、−(C1−C4)−アルコキシ、−C(O)−OH、−CN、−C(O)−O−(C1−C4)−アルキル、−C(O)−NR4R5、−(C1−C8)−アルキルスルホニル、−C(O)−NH2、−SO2−NR4R5、−C(O)−NH−(C1−C8)−アルキル、−C(O)−NH−[(C1−C8)−アルキル]2であり、ここでR4またはR5は前述の通り定義され、そして、
Mは水素原子、−(C1−C4)−アルキル、ただしここでアルキルは未置換であるか、または、R14により相互に独立して一、二または三置換されており、−C(O)−NR4R5またはピリジン、フェニル、ピラジン、ピリミジン、ピラン、トリアゾール、シクロヘキシル、テトラヒドロピリジン、ピロリジン、テトラゾール、イミダゾール、イミダゾリン、フロピリジン、環状グアニジン、ピロロピリジンおよびオキサジアゾールよりなる群から選択される残基である上記化合物、その全ての立体異性型、および何れかの比率におけるその混合物、多形型、および何れかの比率におけるその混合物、および生理学的に忍容性のあるその塩である。

0073

X) 本発明の更に別の目的は、下記式II:
【化3】
[式中、Aは炭素原子または窒素原子であり、ここで炭素原子は未置換であるか、またはCl、FまたはBrで置換されており、
R1、R2およびR3は相互に独立して水素原子、F、Cl、−O−CH3、−CH3、−C(O)−N(CH2−CH3)−、−C(O)−NH2または−C(O)−NH−CH2−ピペリジン−ピリジンである]の化合物、その全ての立体異性型、および何れかの比率におけるその混合物、多形型、および何れかの比率におけるその混合物、および生理学的に忍容性のあるその塩である。

0074

一般的に、式Iの化合物において1つより多く存在する何れかの基、残基、ヘテロ原子、数等の意味は、何れかの別の存在におけるその基、残基、ヘテロ原子、数等の意味とは独立している。式Iの化合物において1つより多く存在する全ての基、残基、ヘテロ原子、数等は同じかまたは異なることができる。

0075

本明細書においては、アルキルという用語は、線状、即ち直鎖、または分枝鎖であることができ、非環状または環状の残基であることができ、または、非環状および環状のサブユニットの組み合わせであることができる炭化水素残基を意味するものとして広範な意味において理解するべきである。更にまた、アルキルという用語は本明細書においては、飽和の基並びに不飽和の基を包含するものであり、後者の基は1個以上、例えば1、2または3個の二重結合および/または三重結合を含むが、ただし、二重結合は芳香族系が生じるような状態で環状アルキル基内に位置することは無い。全てのこれらの説明は、アルキル基置換基として他の残基上、例えばアルキルオキシ残基、アルキルオキシカルボニル残基またはアリールアルキル基中に存在する場合にも適用する。炭素原子1、2、3、4、5、6または8個を含むアルキル残基の例は、メチル、エチルプロピルブチルペンチル、ヘキシルヘプチルまたはオクチル、これら全ての残基のn−異性体、イソプロピルイソブチル、1−メチルブチルイソペンチルネオペンチル、2,2−ジメチルブチル、2−メチルペンチル、3−メチルペンチル、イソヘキシル、s−ブチル、tBu、t−ペンチル、s−ブチル、t−ブチルまたはt−ペンチルである。

0076

不飽和のアルキル残基は例えば、アルケニル残基、例えばビニル、2−プロペニル、2−プロペニル(=アリル)、2−ブテニル、3−ブテニル、2−メチル−2−ブテニル、3−メチル−2−ブテニル、5−ヘキセニルまたは1,3−ペンタジエニル、またはアルキニル残基、例えばエチニル、1−プロピニル、2−プロピニル(=プロパルギル)または2−ブチニルである。アルキル残基はまたそれらが置換されている場合は不飽和であることもできる。

0077

環状アルキル残基の例は、環炭素原子3、4、5または6個を含むシクロアルキル残基、例えば、シクロプロピルシクロブチルシクロペンチルまたはシクロヘキシルであり、これらはまた置換および/または未置換であることができる。不飽和の環状アルキル基および不飽和のシクロアルキル基、例えばシクロペンチルまたはシクロヘキシルは何れかの炭素原子を介して結合されることができる。

0078

当然ながら、環状アルキル基は炭素原子少なくとも3個を含まなければならず、そして、不飽和のアルキル基は炭素原子少なくとも2個を含まなければならない。即ち、(C1−C8)−アルキルのような基は特に飽和非環状(C1−C8)−アルキル、(C3−C8)−シクロアルキルおよび不飽和の(C2−C8)アルキル、例えば(C2−C8)アルケニルまたは(C2−C8)アルキニルを包含するものとする。同様に、(C1−C4)−アルキルのような基は特に、飽和非環状(C1−C4)−アルキル、および不飽和の(C2−C4)−アルキル、例えば(C2−C4)−アルケニルまたは(C2−C4)−アルキニルを包含するものとする。

0079

特段の記載が無い限りアルキルという用語は好ましくは、炭素原子1〜6個を有し直鎖または分枝鎖であることができる非環状の飽和炭化水素残基を包含する。飽和非環状アルキル残基の特定の基は(C1−C4)−アルキル残基、例えばメチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、イソブチル、s−ブチルおよびtBuにより形成される。

0080

特段の記載が無い限り、そして、式Iの化合物の定義において示されたアルキル基に結合した如何なる特定の置換基とも無関係に、アルキル基は一般的に未置換であるか、または、例えば同じかまたは異なる置換基1、2または3個により置換されていることができる。置換されたアルキル残基中に存在する置換基の如何なる種類のものも、置換により不安定な分子が形成されない限り、如何なる所望の位置に存在することもできる。置換されたアルキル残基の例は、水素原子1個以上、例えば1、2または3個がハロゲン原子、特にフッ素原子で置き換えられたアルキル残基である。

0081

単環または2環の5〜14員のアリール基という用語は、例えばフェニル、ビフェニルまたはナフチルを指す。
単環または2環の5〜14員のヘテロアリール基という用語は、炭素原子5〜10個の1個以上が窒素、酸素またはイオウのようなヘテロ原子で置き換えられている(C5−C14)−アリールを指す。例としては、ピリジル;例えば2−ピリジル、3−ピリジルまたは4−ピリジル;ピロリル;例えば2−ピロリルおよび3−ピロリル;フリル;例えば2−フリルおよび3−フリル;チエニル;例えば2−チエニルおよび3−チエニル;イミダゾリルピラゾリルオキサゾリルイソキサゾリルチアゾリルイソチアゾリルテトラゾリルピリダジニルピラジニルピリミジニルインドリル、イソインドリル、インダゾリルフタラジニル、キノリルイソキノリルまたはキノキサリニルまたはフェニルピリジルが挙げられる。

0082

R11およびR12がそれらが結合している窒素原子と一緒になって飽和または不飽和の5〜6員の単環の複素環を形成するという表現は、ピロール、ピペリジン、ピロリジン、モルホリン、ピペラジン、ピリジン、ピリミジン、イミダゾールまたはチオモルホリンを指す。
アリールという用語は共役パイ電子系を有する炭素環少なくとも1つが存在する単環または多環の炭化水素残基を指す。(C6−C14)−アリール残基においては、炭素原子6〜14個が存在する。(C6−C14)−アリール残基の例は、フェニル、ナフチル、ビフェニリル、フルオレニルまたはアントラセニルである。特段の記載が無い限り、そして、式Iの化合物の定義において示されたアリール基に結合した如何なる特定の置換基とも無関係に、アリール残基、例えばフェニル、ナフチルまたはフルオレニルは一般的に未置換であるか、または、1つ以上、例えば1、2または3個の同じかまたは異なる置換基で置換されていることができる。アリール残基は何れかの所望の位置を介して結合することができ、そして、置換されたアリール残基においては、置換基は如何なる所望の位置にあることもできる。

0083

特段の記載が無い限り、そして、式Iの化合物の定義において示されたアリール基に結合した如何なる特定の置換基とも無関係に、置換されたアリール基内に存在することができる置換基は例えば、(C1−C8)−アルキル、特に(C1−C4)−アルキル、例えば、メチル、エチルまたはtBu、ヒドロキシル、(C1−C8)−アルキルオキシ、特に(C1−C4)−アルキルオキシ、例えばメトキシ、エトキシまたはt−ブトキシメチレンジオキシエチレンジオキシ、F、Cl、Br、I、シアノ、ニトロ、トリフルオロメチルトリフルオロメトキシヒドロキシメチルホルミルアセチル、アミノ、モノまたはジ−(C1−C4)−アルキルアミノ、((C1−C4)−アルキル)カルボニルアミノ、例えばアセチルアミノ、ヒドロキシカルボニル、((C1−C4)−アルキルオキシ)カルボニルカルバモイルフェニル基において場合により置換されたベンジル、場合により置換されたフェニル、場合により置換されたフェノキシまたはフェニル基において場合により置換されたベンジルオキシである。式Iの化合物の特定の位置に存在する置換されたアリール基は他のアリール基とは独立して、前述の置換基の何れかの所望のサブグループから選択される、および/または、その基の特定の定義における置換基により置換されていることができる。例えば、置換されたアリール基は(C1−C4)−アルキル、ヒドロキシル、(C1−C4)−アルキルオキシ、F、Cl、Br、I、シアノ、ニトロ、トリフルオロメチル、アミノ、フェニル、ベンジル、フェノキシおよびベンジルオキシから選択される同じかまたは異なる1つ以上の基により置換されていてよい。一般的に、好ましくはニトロ基2個以下が式Iの化合物内に存在する。

0084

一置換されたフェニル残基において、置換基は2位、3位または4位に位置することができ、3位および4位が好ましい。フェニル基が置換基2個を有する場合は、それらは2,3−位、2,4−位、2,5−位、2,6−位、3,4−位または3,5−位に存在することができる。置換基3個を有するフェニル残基においては、置換基は2,3,4−位、2,3,5−位、2,3,6−位、2,4,5−位、2,4,6−位、または3,4,5−位に位置することができる。ナフチル残基は1−ナフチルおよび2−ナフチルであることができる。置換されたナフチル残基において、置換基は如何なる位置にあることもでき、例えば、一置換された1−ナフチル残基においては2−、3−、4−、5−、6−、7−または8位に、そして、一置換された2−ナフチル残基においては1−、3−、4−、5−、6−、7−または8位にあることができる。ビフェニリル残基は2−ビフェニリル、3−ビフェニリルおよび4−ビフェニリルであることができる。フルオレニル残基は1−、2−、3−、4−または9−フルオレニルであることができる。9位を介して結合した一置換されたフルオレニル残基に置いては、置換基は好ましくは1−、2−、3−または4位に存在する。

0085

窒素、イオウまたは酸素のようなヘテロ原子、0、1、2、3または4個を含有することができる4〜5員の単環または多環の基は、親の単環または2環の炭素環または複素環系内に環原子4〜15個を含む基を有する。単環の基においては、炭素環または複素環は好ましくは5員、6員または7員の環、特に好ましくは5員または6員の環である。2環の基においては、好ましくは縮合環2個が存在し、そのうち1個は5員環または6員環の炭素環または複素環であり、もう1個は5員または6員の複素環または炭素環であり、即ち、2環は好ましくは環原子8、9または10個を含み、特に好ましくは環原子9または10子を含む。これは環内に2重結合を含まない飽和の炭素環または複素環系、並びに、環内に2重結合1個以上、例えば1、2、3、4または5個を含むモノ不飽和およびポリ不飽和の炭素環または複素環系を有するが、ただし、形成される環系が安定なものでなければならない。不飽和の環は非芳香族または芳香族のものであることができ、即ち、この基の環内の2重結合は共役パイ電子系が生じるような状態で配列することができる。基内芳香環は5員または6員環であってよく、即ち、基の芳香環は環原子5〜10個を含む。即ちこの基の芳香環は5員および6員の単環の炭素環またはヘテロ環、および、5員環2個、5員環1個と6員環1個、または、6員環2個を有する2環の炭素環またはヘテロ環を含む。2環の芳香族基において、一方または両方の環がヘテロ原子を含んでいてよい。芳香族基はまた慣用的な用語によりアリールまたはヘテロアリールとも呼称してよく、その場合、上記および後述する定義および説明の全てを相応に適用するものとする。

0086

炭素環基の例はシクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチルおよびシクロオクチル、デカヒドロナフタリンツイスタン(=トリシクロ[4.4.0.03,8]デカン)、アダマンタン(=トリシクロ[3.3.1.13,7]デカン)、ノルアダマンタン(=トリシクロ[3.3.1.03,7]ノナン)、トリシクロ[2.2.1.02,6]ヘプタン、トリシクロ[5.3.2.04,9]ドデカン、トリシクロ[5.4.0.02,9]ウンデカンまたはトリシクロ[5.5.1.03,11]トリデカンである。

0087

複素環基においては、好ましくは窒素、酸素およびイオウから選択される同じかまたは異なる環ヘテロ原子1、2、3または4個が存在する。特に好ましくは、これらの基において、窒素、酸素およびイオウから選択される同じかまたは異なるヘテロ原子1個または2個が存在する。環ヘテロ原子は形成される複素環が当該分野で知られており薬剤中のサブグループとして安定で適当である限り、如何なる所望の個数で、そして、如何なる相互の位置関係において存在することもできる。4〜15員の単環または多環の基を誘導することができる複素環の親構造の例は、アジリジン、オキシラン、アゼチジン、ピロール、フラン、チオフェン、ジオキソール、イミダゾール、ピラゾール、オキサゾール、イソキサゾール、チアゾール、イソチアゾール、1,2,3−トリアゾール、1,2,4−トリアゾール、テトラゾール、ピリジン、ピラン、チオフェン、ピリダジン、ピリミジン、ピラジン、1,2−オキサジン、1,3−オキサジン、1,4−オキサジン、1,2−チアジン、1,3−チアジン、1,4−チアジン、1,2,3−トリアジン、1,2,4−トリアジン、1,3,5−トリアジン、アゼピン、1,2−ジアゼピン、1,3−ジアゼピン、1,4−ジアゼピン、インドール、イソインドール、ベンゾフラン、ベンゾチオフェン、1,3−ベンゾジオキソール、インダゾール、ベンズイミダゾール、ベンゾキサゾール、ベンゾチアゾール、キノリン、イソキノリン、クロマン、イソクロマン、シンノリン、キナゾリン、キノキサリン、フタラジン、ピリドイミダゾール、ピリドピリジン、ピリドピリミジン、プリン、プテリジン等、並びに炭素環の縮合により上記した複素環から生じる環系、例えばこれらの複素環のベンゾ縮合シクロペンタ縮合、シクロヘキサ縮合またはシクロヘプタ縮合誘導体である。

0088

上記した複素環名の多くは不飽和または芳香族環系化学名であるという事実は、4〜15員の単環または多環の基が対応する不飽和の環系から誘導されるのみであるという事を意味するわけではない。本明細書に記載した名称は環の大きさおよびヘテロ原子の数およびそれぞれの位置に関して環系を説明する事のみを目的としている。前述した通り、4〜15員の単環または多環の基は飽和または部分不飽和または芳香族であることができ、そしてすなわち、前記した複素環自体から誘導できるのみならず、その部分または完全水素類縁体から、そして、あり得る場合は更に高度に不飽和なその類縁体からも誘導できる。この基を誘導してよい前記複素環の完全または部分水素化類縁体の例は、ピロリン、ピロリジン、テトラヒドロフラン、テトラヒドロチオフェン、ジヒドロピリジン、テトラヒドロピリジン、ピペリジン、1,3−ジオキソラン、2−イミダゾリン、イミダゾリジン、4,5−ジヒドロ−1,3−オキサゾール、1,3−オキサゾリジン、4,5−ジヒドロ−1,3−チアゾール、1,3−チアゾリジン、ペルドロ−1,4−ジオキソラン、ピペラジン、ペルヒドロ−1,4−オキサジン(=モルホリン)、ペルヒドロ−1,4−チアジン(=チオモリホリン)、ペルヒドロアゼピン、インドリン、イソインドリン、1,2,3,4−テトラヒドロキノリン、1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン等である。4〜5員の単環または多環の基は何れかの環炭素原子を介して結合していてよく、窒素複素環の場合は何れかの適当な環窒素原子を介してよい。即ち、例えば、ピロリル残基は1−ピロリル、2−ピロリルまたは3−ピロリルであることができ、ピロリジニル残基はピロリジン−1−イル(=ピロリジノ)、ピロリジン−2−イルまたはピロリジン−3−イルであることができ、ピリジニル残基はピリジン−2−イル、ピリジン−3−イルまたはピリジン−4−イルであることができ、ピペリジニル残基はピペリジン−1−イル(=ピペリジノ)、ピペリジン−2−イル、ピペリジン−3−イルまたはピペリジン−4−イルであることができる。フリルは2−フリルまたは3−フリルであることができ、チエニルは2−チエニルまたは3−チエニルであることができ、イミダゾリルはイミダゾール−1−イル、イミダゾール−2−イル、イミダゾール−4−イルまたはイミダゾールー5−イルであることができ、1,3−オキサゾリルは1,3−オキサゾール−2−イル、1,3−オキサゾール−4−イルまたは1,3−オキサゾール−5−イルであることができ、1,3−チアゾリルは1,3−チアゾール−2−イル、1,3−チアゾール−4−イルまたは1,3−チアゾール−5−イルであることができ、ピリミジニルはピリミジン−2−イル、ピリミジン−4−イル(=6−ピリミジニル)または5−ピリミジニルであることができ、ピペラジニルはピペラジン−1−イル(=ピペラジン−4−イル=ピペラジノ)またはピペラジン−2−イルであることができる。インドリルはインドール−1−イル、インドール−2−イル、インドール−3−イル、インドール−4−イル、インドール−5−イル、インドール−6−イルまたはインドール−7−イルであることができる。同様に、ベンズイミダゾリル、ベンゾキサゾリルおよびベンゾチアゾール残基は2位および4、5、6および7位の何れかを介して結合できる。キノリニルはキノリン−2−イル、キノリン−3−イル、キノリン−4−イル、キノリン−5−イル、キノリン−6−イル、キノリン−7−イルまたはキノリン−8−イルであることができ、イソキノリニルはイソキノリン−1−イル、イソキノリン−3−イル、イソキノリン−4−イル、イソキノリン−5−イル、イソキノリン−6−イル、イソキノリン−7−イルまたはイソキノリン−8−イルであることができる。キノリニルおよびイソキノリニルに関して示した位置の何れかを介して結合することのほかに、1,2,3,4−テトラヒドロキノリニルおよび1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリニルもまたそれぞれ1位および2位における窒素原子を介して結合することもできる。

0089

特段の記載が無い限り、そして、式Iの化合物の定義において示された4〜5員の単環または多環の基または他のいずれかの複素環基に結合した如何なる特定の置換基とも無関係に、4〜5員の単環または多環系は未置換であるか、または、(C1−C8)−アルキル、特に(C1−C4)−アルキル、(C1−C8)−アルキルオキシ、特に(C1−C4)−アルキルオキシ、(C1−C4)−アルキルチオ、ハロゲン、ニトロ、アミノ、((C1−C4)−アルキル)カルボニルアミノ、例えばアセチルアミノ、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、ヒドロキシ、オキソ、ヒドロキシ−(C1−C4)−アルキル、例えばヒドロキシメチルまたは1−ヒドロキシエチルまたは2−ヒドロキシエチル、メチレンジオキシ、エチレンジオキシ、ホルミル、アセチル、シアノ、アミノスルホニルメチルスルホニル、ヒドロキシカルボニル、アミノカルボニル、(C1−C4)−アルキルオキシカルボニル、場合により置換されたフェニル、場合により置換されたフェノキシ、フェニル基において場合により置換されたベンジル、フェニル基において場合により置換されたベンジルオキシ等のような同じかまたは異なる置換基1個以上、例えば1、2、3、4または5個で環炭素原子上で置換されていることができる。置換基は安定な分子が形成される限り、如何なる所望の位置に存在することもできる。当然ながら、オキソ基は芳香族環内に存在し得ない。4〜15員の単環または多環の基内の各々の適当な環窒素原子は相互に独立して未置換、即ち、水素原子を担持するか、または置換、即ち(C1−C8)−アルキル、例えば(C1−C4)−アルキル、例えばメチルまたはエチル、場合により置換されたフェニル、フェニル−(C1−C4)−アルキル、例えばフェニル基において場合により置換されたベンジル、ヒドロキシ−(C2−C4)−アルキル、例えば2−ヒドロキシエチル、アセチルまたは他のアシル基、メチルスルホニルまたは他のスルホニル基、アミノカルボニル、(C1−C4)−アルキルオキシカルボニル等のような置換基を担持することができる。一般的に式Iの化合物において、式Iの化合物において、窒素複素環はまたNオキシドまたは第四級塩としても存在できる。環イオウ原子は酸化されてスルホキシドまたはスルホンとなることもできる。即ち、例えば、テトラヒドロチエニル残基はS,S−ジオキソテトラヒドロチエニル残基として存在してもよく、或いは、チオモルホリニル残基、例えばチオモルホリン−4−イルは1−オキソ−チオモルホリン−4−イルまたは1,1−ジオキソ−チオモルホリン−4−イルとして存在してもよい。式Iの化合物の特定の位置に存在できる置換された4〜15員の単環または多環の基は相互に独立して前述の置換基の何れかの所望のサブグループから選択される、および/または、その基の特定の定義における置換基により置換されていることができる。

0090

窒素原子少なくとも1個を含み、そして場合によりオキソで置換されている5〜7員の単環の複素環の例はピペリジン、モルホリン、ピペラジン、チオモルホリン、ピロリジン、ピロリジノンおよびケトピペラジンである。

0091

窒素、イオウまたは酸素のようなヘテロ原子1、2、3または4個を含むことができる3〜7員の単環の基は親の単環の炭素環または複素環系内に環原子3〜7個を含む基を有する。炭素環または複素環は好ましくは5員または6員の環である。

0092

これは、結果として生じる系が安定である限り、環内に2重結合を含まない飽和の炭素環または複素環系、並びに、環内に2重結合1個以上、例えば1、2または3個を含むモノ不飽和またはポリ不飽和の炭素環または複素環系を包含する。不飽和の環は非芳香族または芳香族であってよく、即ち、この基内の環内部の2重結合は共役パイ電子系が形成されるような状態で配列していてよい。即ち、この基内の芳香族環は5員および6員の単環の炭素環またはヘテロ環を包含する。芳香族基はまた慣用的な用語によりアリールまたはヘテロアリールとも呼称してよく、その場合、上記および後述する定義および説明の全てを相応に適用するものとする。

0093

炭素環の例はシクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチルおよびシクロオクチルである。
複素環基においては、好ましくは窒素、酸素およびイオウから選択される同じかまたは異なるヘテロ原子1、2、3または4個が存在する。特に好ましくは、これらの基には窒素、酸素およびイオウから選択される同じかまたは異なるヘテロ原子1または2個が存在する。環ヘテロ原子は形成される複素環が当該分野で知られており薬剤中のサブグループとして安定で適当である限り、如何なる所望の個数で、そして、如何なる相互の位置関係において存在することもできる。3〜7員の単環の基を誘導することのできる複素環の親構造の例は、アジリジン、オキシラン、アゼチジン、ピロール、フラン、チオフェン、ジオキソール、イミダゾール、ピラゾール、オキサゾール、イソキサゾール、チアゾール、イソチアゾール、1,2,3−トリアゾール、1,2,4−トリアゾール、テトラゾール、ピリジン、ピラン、チオピラン、ピリダジン、ピリミジン、、ピラジん、1,2−オキサジン、1,3−オキサジン、1,4−オキサジン、1,2−チアジン、1,3−チアジン、1,4−チアジン、1,2,3−トリアジン、1,2,4−トリアジン、1,3,5−トリアジン、アゼピン、1,2−ジアゼピン、1,3−ジアゼピン、1,4−ジアゼピン等である。

0094

上記した複素環名の多くは不飽和または芳香族環系の化学名であるという事実は、3〜7員の単環の基が対応する不飽和の環系から誘導されるのみであるという事を意味するわけではない。本明細書に記載した名称は環の大きさおよびヘテロ原子の数およびそれぞれの位置に関して環系を説明する事のみを目的としている。前述した通り、3〜7員の単環の基は、飽和または部分不飽和または芳香族であることができ、そしてすなわち、前記した複素環自体から誘導できるのみならず、その部分または完全水素化類縁体から、そして、あり得る場合は更に高度に不飽和なその類縁体からも誘導できる。この基を誘導してよい前記複素環の完全または部分水素化類縁体の例は、ピロリン、ピロリジン、テトラヒドロフラン、テトラヒドロチオフェン、ジヒドロピリジン、テトラヒドロピリジン、ピペリジン、1,3−ジオキソラン、2−イミダゾリン、イミダゾリジン、4,5−ジヒドロ−1,3−オキサゾール、1,3−オキサゾリジン、4,5−ジヒドロ−1,3−チアゾール、1,3−チアゾリジン、ペルヒドロ−1,4−ジオキソラン、ピペラジン、ペルヒドロ−1,4−オキサジン(=モルホリン)、ペルヒドロ−1,4−チアジン(=チオモリホリン)、ペルヒドロアゼピン等が挙げられる。

0095

3〜7員の単環の基は何れかの環炭素原子を介して結合していてよく、窒素複素環の場合は何れかの適当な環窒素原子を介してよい。即ち、例えば、ピロリル残基は1−ピロリル、2−ピロリルまたは3−ピロリルであることができ、ピロリジニル残基はピロリジン−1−イル(=ピロリジノ)、ピロリジン−2−イルまたはピロリジン−3−イルであることができ、ピリジニル残基はピリジン−2−イル、ピリジン−3−イルまたはピリジン−4−イルであることができ、ピペリジニル残基はピペリジン−1−イル(=ピペリジノ)、ピペリジン−2−イル、ピペリジン−3−イルまたはピペリジン−4−イルであることができる。フリルは2−フリルまたは3−フリルであることができ、チエニルは2−チエニルまたは3−チエニルであることができ、イミダゾリルはイミダゾール−1−イル、イミダゾール−2−イル、イミダゾール−4−イルまたはイミダゾール−5−イルであることができ、1,3−オキサゾリルは1,3−オキサゾール−2−イル、1,3−オキサゾール−4−イルまたは1,3−オキサゾール−5−イルであることができ、1,3−チアゾリルは1,3−チアゾール−2−イル、1,3−チアゾール−4−イルまたは1,3−チアゾール−5−イルであることができ、ピリミジニルはピリミジン−2−イル、ピリミジン−4−イル(=6−ピリミジニル)または5−ピリミジニルであることができ、ピペラジニルはピペラジン−1−イル(=ピペラジン−4−イル=ピペラジノ)またはピペラジン−2−イルであることができる。特段の記載が無い限り、そして、式Iの化合物の定義において示された3〜7員の単環の基または他のいずれかの複素環基に結合した如何なる特定の置換基とも無関係に、未置換であるか、または、(C1−C8)−アルキル、特に(C1−C4)−アルキル、(C1−C8)−アルキルオキシ、特に(C1−C4)−アルキルオキシ、(C1−C4)−アルキルチオ、ハロゲン、ニトロ、アミノ、((C1−C4)−アルキル)カルボニルアミノ、例えばアセチルアミノ、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、ヒドロキシ、オキソ、ヒドロキシ−(C1−C4)−アルキル、例えばヒドロキシメチルまたは1−ヒドロキシエチルまたは2−ヒドロキシエチル、メチレンジオキシ、エチレンジオキシ、ホルミル、アセチル、シアノ、アミノスルホニル、メチルスルホニル、ヒドロキシカルボニル、アミノカルボニル、(C1−C4)−アルキルオキシカルボニル、場合により置換されたフェニル、場合により置換されたフェノキシ、フェニル基において場合により置換されたベンジル、フェニル基において場合により置換されたベンジルオキシ等のような同じかまたは異なる置換基1個以上、例えば1、2、3、4または5個で環炭素原子上で置換されていることができる。置換基は安定な分子が形成される限り、如何なる所望の位置に存在することもできる。当然ながら、オキソ基は芳香族環内に存在し得ない。3〜7員の単環の基内の各々の適当な環窒素原子は相互に独立して未置換、即ち、水素原子を担持するか、または置換、即ち(C1−C8)−アルキル、例えば(C1−C4)−アルキル、例えばメチルまたはエチル、場合により置換されたフェニル、フェニル−(C1−C4)−アルキル、例えばフェニル基において場合により置換されたベンジル、ヒドロキシ−(C2−C4)−アルキル、例えば2−ヒドロキシエチル、アセチルまたは他のアシル基、メチルスルホニルまたは他のスルホニル基、アミノカルボニル、(C1−C4)−アルキルオキシカルボニル等のような置換基を担持することができる。一般的に式Iの化合物において、式Iの化合物において、窒素複素環はまたNオキシドまたは第四級塩としても存在できる。環イオウ原子は酸化されてスルホキシドまたはスルホンとなることもできる。即ち、例えば、テトラヒドロチエニル残基はS,S−ジオキソテトラヒドロチエニル残基として存在してもよく、或いは、チオモルホリニル残基、例えばチオモルホリン−4−イルは1−オキソ−チオモルホリン−4−イルまたは1,1−ジオキソ−チオモルホリン−4−イルとして存在してもよい。式Iの化合物の特定の位置に存在できる置換された3〜7員の単環の基は相互に独立して前述の置換基の何れかの所望のサブグループから選択される、および/または、その基の特定の定義における置換基により置換されていることができる。

0096

ハロゲンはフッ素、塩素、臭素またはヨウ素、好ましくはフッ素、塩素または臭素、特に好ましくは塩素または臭素である。

0097

式Iの化合物中に存在する光学活性炭素原子は相互に独立してR配置またはS配置を有することができる。式Iの化合物は、純粋なエナンチオマーまたは純粋なジアステレオマーの形態、または、エナンチオマーおよび/またはジアステレオマーの混合物の形態、例えばラセミ混合物の形態で存在することができる。本発明は純粋なエナンチオマーおよびエナンチオマーの混合物並びに純粋なジアステレオマーおよびジアステレオマーの混合物に関する。本発明は式Iの立体異性体2種または2種以上の混合物を包含し、そして、これは、混合物における立体異性体の全ての比率を包含する。式Iの化合物がE型異性体またはZ型異性体(またはシス異性体またはトランス異性体)として存在することができる場合は、本発明は純粋なE型異性体および純粋なZ型異性体、および、全ての比率におけるE/Z混合物の双方に関する。本発明はまた式Iの化合物の全ての互変異体を包含する。

0098

E/Z異性体を含むジアステレオマーは例えばクロマトグラフィーにより個々の異性体に分離できる。ラセミ混合物は、慣用的な方法、例えばキラル相上のクロマトグラフィーにより、または、光学活性の酸または塩基を用いて得られたジアステレオマー塩結晶化等による分割により2種のエナンチオマーに分離することができる。式Iの立体化学的に均一な化合物はまた、立体化学的に均一な出発物質を用いることにより、または、立体選択的な反応を用いることにより得ることもできる。

0099

R配置またはS配置の構成単位の式Iの化合物への取り込み、または、式Iの化合物中に存在するアミノ酸単位の場合はDアミノ酸またはLアミノ酸として示される構成単位の取り込みの選択は、例えば式Iの化合物の所望の特性により異なる。例えばDアミノ酸構成単位の取り込みはインビトロまたはインビボの安定性を増大させる。Dアミノ酸構成単位の取り込みはまた、化合物の薬理学的活性の所望の増大または低減を達成することができる。場合により化合物を短時間のみ活性状態のままとすることが望ましい場合がある。そのような場合は、Lアミノ酸構成単位の化合物への取り込みにより、個体内内因性ペプチダーゼが化合物をインビボで消化し、これにより活性化合物への個体の曝露が制限される場合がある。同様の作用は、S配置からR配置へ、またはその逆に、別の構成単位中の配置を変えることによっても、本発明の化合物において観察される。医療上の必要性を考慮しながら、当業者は所望の本発明の化合物の望ましい特性、例えば良好な立体化学を決定することができる。

0100

式Iの化合物の生理学的に忍容性のある塩は生理学的に許容される、特に薬学的に利用可能な塩である非毒性の塩である。酸性の基、例えばカルボキシル基COOHを含む式Iの化合物のこのような塩は、例えば、アルカリ金属塩、またはアルカリ土類金属塩、例えばナトリウム塩カリウム塩マグネシウム塩およびカルシウム塩、および、テトラメチルアンモニウムまたはテトラエチルアンモニウムのような生理学的に忍容性のある第四級アンモニウムイオンとの塩、および、アンモニアメチルアミンジメチルアミントリメチルアミンエチルアミントリエチルアミンエタノールアミンまたはトリス−(2−ヒドロキシエチル)アミンのような生理学的に忍容性のある有機アミンとの酸付加塩である。式Iの化合物中に含まれる塩基性の基、例えばアミノ基またはグアニジノ基は、例えば無機塩、例えば塩酸臭化水素酸硫酸硝酸またはリン酸と、または、有機カルボン酸およびスルホン酸、例えばギ酸酢酸シュウ酸クエン酸乳酸リンゴ酸コハク酸マロン酸安息香酸マレイン酸フマル酸酒石酸メタンスルホン酸またはp−トルエンスルホン酸と酸付加塩を形成する。塩基性の基および酸性の基、例えばグアニジノ基およびカルボキシル基を同時に含んでいる式Iの化合物はまた両性イオンベタイン)としても存在でき、これも本発明に包含される。

0101

式Iの化合物の塩は当業者の知る慣用的な方法、例えば式Iの化合物を無機または有機の酸と溶媒または分散体中で混合することにより、または、他の塩から陽イオン交換または陰イオン交換により得ることができる。本発明はまた生理学的忍容性が低いために直接は医薬中で用いるのに適さないが例えば式Iの化合物を更に化学修飾するための中間体として、または、生理学的に忍容性のある塩の調製のための出発物質として適する式Iの化合物の塩も包含する。本発明は更に、式Iの化合物の全ての溶媒和物、例えば水和物またはアルコール付加物も包含する。

0102

本発明はまた式Iの化合物の誘導体および修飾体、例えば、プロドラッグ、保護された形態および他の生理学的に忍容性のある誘導体、ならびに式Iの化合物の活性代謝産物も包含する。本発明は特に、生理学的条件下で式Iの化合物に変換される式Iの化合物のプロドラッグおよび保護された形態に関する。式Iの化合物の適当なプロドラッグ、即ち、溶解度、生体利用性または作用持続時間に関して所望の状態で改善された特性を有する式Iの化合物の化学的に修飾された誘導体は、当業者の知るとおりである。プロドラッグに関するより詳細な情報は、標準的な文献、例えば参考のために本明細書に組み込まれる、Design of Prodrugs, H.Bundgaad (ed.), Elsevier, 1985, Fleisher et al., Advanced Drug Delivary Reviews 19 (1996) 115−130; または H.Bundgaard, Drugs of the Future 16 (1991) 443 に記載されている。式Iの化合物の適当なプロドラッグは特に、アシル化可能な窒素含有基、例えばアミノ基およびグアニジノ基のアシルプロドラッグおよびカーバメートプロドラッグ、および、式Iの化合物に存在してよいカルボン酸基エステルプロドラッグおよびアミドプロドラッグである。アシルプロドラッグおよびカーバメートプロドラッグにおいて、このような基の窒素原子上の水素原子の1個以上、例えば1または2個はアシル基、またはカーバメート、好ましくは(C1−C6)−アルキルオキシカルボニル基により置き換えられる。アシルプロドラッグおよびカーバメートプロドラッグのための適当なアシル基およびカーバメート基は、例えば基Rp1−CO−およびRp2O−CO−、ただし式中Rp1は水素、(C1−C18)−アルキル、(C3−C8)−シクロアルキル、(C3−C8)−シクロアルキル−(C1−C4)−アルキル、(C6−C14)−アリール、Het−、(C6−C14)−アリール−(C1−C4)−アルキルまたはHet−(C1−C4)−アルキル−であり、そしてRp2は水素を除いてRp1に関して示した意味を有する。

0103

X) 本発明はまた、それにより式Iの化合物が得られ、そして以下に記載する合成工程の1つ以上を実施することを包含する製造方法にも関する。式Iの化合物は一般的に有機合成分野の当業者の知る合成方法(例えば J. March, Advanced Organic Chemistry, Fourth Edition, John Wiley & Sons, 1992参照)と共に以下に記載する操作法を用いて、または、例えば集約合成の過程における当業者の知る変法により、式Iから逆合成で誘導できるフラグメント2種以上を連結することにより製造でき、そして、これらのフラグメントの合成は当業者の知るとおりである。式Iの化合物の製造の過程において、一般的に、後に所望の官能基に変換される前駆体基の形態で対応する合成工程における望ましくない反応または副反応をもたらす可能性のある官能基を導入すること、または、合成の問題に適する保護基の用法により一次的に官能基をブロックすることが好都合または必要な場合がある。このような用法は当業者の知るとおりである(例えばGreene and Wuts, Protective Groups in Organic Synthesis, Wiley, 1991またはP. Kocienski, Protecting Groups, Thieme 1994参照)。前駆体基の例としてはニトロ基およびシアノ基が例示され、これらは後に、還元、例えば接触還元により、それぞれアミノ基およびアミノメチル基に変換できる。保護基はまた、固相の意味を有することもでき、固相からの脱離は保護基の除去の意味を有する。このような方法の使用は当業者の知るとおりである(Burgess K(Ed.), Solid Phase Organic Synthesis, New York: Wiley, 2000)。例えば、フェノール性ヒドロキシル基トリチルポリスチレン樹脂に連結することができ、これが保護基として機能し、そして、分子は合成のより遅い段階においてTFAで処理することによりこの樹脂から脱離される。

0104

例えば、WがフェニルでありUが−(CH2)0C(O)NR10(CH2)1−である式Iの化合物の1つを製造するためには、下記式XI:
【化4】
[式中、R0、Q、Q′およびXは式Iの化合物に関して前述した通り定義されるが、式XIの官能基は場合により前駆体基として存在するか、または、当業者の知る保護基により保護されていることができ、例えば、アミノ基はt−ブチルオキシカルボニル基またはベンジルオキシカルボニル基で保護されることができ、R1’、R1”、R1’”およびR1””は水素原子として、または式Iの場合と同様の意味を有するR1として定義されるが、場合により前駆体基として存在でき、または、当業者の知る保護基により保護されていることができ、例えば、ヒドロキシル基ポリスチレン樹脂に連結されていてよく、そして、Yは親核置換可能な脱離基またはヒドロキシル基であり、これはポリスチレン樹脂に結合していてもよい]の構成単位を下記式XII:
H−NR10−V−G−M (XII)
[式中、R10、V、GおよびMは式Iの化合物に関して前述した通り定義されるが、式XIIの官能基は場合により前駆体基として存在できるか、または、保護基により保護されていることができる]のフラグメントと反応させる。

0105

式XIにおける基COYは好ましくは、カルボン酸基COOH、または活性化カルボン酸誘導体である。即ちYは例えばヒドロキシル、ハロゲン、特に塩素または臭素、アルコキシル、特にメトキシまたはエトキシ、アリールオキシ、例えばフェノキシまたはペンタフルオロフェノキシ、フェニルチオメチルチオ、2−ピリジルチオまたは窒素原子を介して結合した窒素複素環の残基、特に、アゾールの残基、例えば1−イミダゾリルであることができる。更にYは例えば、((C1−C4)−アルキル)−O−CO−O−またはトリルスルホニルオキシであることができ、そして、活性化酸誘導体はすなわち、混合無水物であることができる。

0106

Yがヒドロキシル基である場合は、カルボン酸は先ず例えば当業者のよく知るペプチドカップリングのために用いられる種々の方法の1つにより活性化するのが好都合である。適当な活性化剤の例は、O−((シアノ(エトキシカルボニルメチレン)アミノ)−1,1,3,3−テトラメチルウロニウムテトラフルオロボレート(TOTU);(Konig et al., Proc. 21st Europ. Peptide Symp. 1990 (Eds. Giralt, Andreu), Escom, Leiden 1991, p.143)、O−(ベンゾトリアゾール−1−イル)−1,1,4,4−テトラメチルウロニウムヘキサフルオロホスフェートHBTU)、O−(7−アザベンゾトリアゾール−1−イル)−1,1,3,3−テトラメチルウロニウムヘキサフルオロホスフェート(HATU)(L. A. Carpino, J. Am. Chem. Soc. 115 (1993) 4397),ジエチルホスホリルシアニド(DEPC);ビス−(2−オキソ−2−オキサゾリジニル)−ホスホリルクロリド(BOC−Cl)またはカルボジイミド、例えばジシクロヘキシルカルボジイミドまたはジイソプロピルカルボジイミドであるであるであるカルボン酸官能基の活性化はまた、例えば、ジシクロヘキシルカルボジイミドおよびペンタフルオロフェノールを用いたペンタフルオロフェニルエステルへのカルボン酸の変換により好都合に実施することができる。別の好都合な方法はN,N−カルボニルジイミダゾール(CDI)によるカルボニルイミダゾリドとしてのカルボン酸基の活性化である。活性化カルボン酸誘導体の製造のための適当な方法の多くがJ. March, Advanced Organic Chemistry, Fourth Edition, John Wiley & Sons, 1992の原典に詳細に記載されている。活性化およびその後の式IIIの化合物との反応は通常は不活性溶媒または希釈剤、例えばDCM、クロロホルム、THF、ジエチルエーテル、n−ヘプタン、n−ヘキサンn−ペンタンシクロヘキサンジイソプロピルエーテル、メチルtBuエーテルアセトニトリルDMFDMSO、ジオキサン、トルエンベンゼン酢酸エチルまたはこれらの溶媒の混合物の存在下、適宜、塩基、例えば、カリウムt−ブトキシドまたはトリブチルアミンまたはトリエチルアミノまたはジイソプロピルエチルアミンを添加しながら行なう。

0107

得られた生成物は官能基が前駆体の形態で存在することもでき、または、保護基により保護されていることができる式Iの化合物である。何れかの保護基または前駆体基がなお存在する場合は、次にそれらを、それぞれ、知られた方法(Green and Wuts, Protective Groups in Organic Synthesis, Wiley, 1991 または P. Kocienski, Protecting Groups, Thieme 1994)で除去するか、または、所望の最終的な基に変換する。例えば、カルボン酸がtBuエステルとして保護されており、そして遊離のカルボン酸を最終化合物として製造すべきである場合、保護基はトリフルオロ酢酸または塩酸との反応により除去することができ、そして、t−ブチルオキシカルボニル保護基はトリフルオロ酢酸または塩酸で処理することにより除去することができる。所望により、得られた化合物を用いて、その後更に標準的な方法、例えば、アシル化反応またはエステル化反応により反応を行なうことができ、或いは、化合物を当業者の知る標準的な方法で生理学的に忍容性のある塩またはプロドラッグに変換することができる。特に、式XIの化合物中に存在する基を種々の反応により修飾することができ、即ち、所望の残基R1’、R1”、R1’”およびR1””を得ることができる。例えば、ニトロ基をスルフィドジチオナイトおよび複合体水素化物のような種々の還元剤を用いるか、または接触還元により還元してアミノ基とすることができる。ニトロ基の還元はまた式Iの化合物の合成のより遅い段階において行なってもよく、そして、ニトロ基からアミノ基への還元はまた他の官能基上で行なわれる反応と同時に、例えば、シアノ基のような基を硫化水素と反応させる際に、または、基を水素化する際に行ってもよい。ベンゼン核内に存在するエステル基加水分解して相当するカルボン酸とし、これを活性化後にアミンまたはアルコールと標準的な条件下に反応させることができる。ベンゼン核に存在するエーテル基、例えばベンジルオキシ基または他の容易に脱離できるエーテル基を脱離させてヒドロキシル基とし、次にこれを種々の試薬、例えば、エーテル化剤または活性化剤と反応させることにより、ヒドロキシル基と他の基を置き換えることができる。イオウ含有基も相応に反応させることができる。式XIの化合物に結合した残基を導入するためには、次にアミノ基をアルキル化のための標準的な操作法に従って、例えば、(置換)アルキルハロゲニドとの反応により、または、カルボニル化合物還元的アミノ化により、アシル化のための標準的な操作法に従って、例えば活性化カルボン酸誘導体、例えば酸クロリド、無水物、活性化エステルその他との反応により、または活性化剤の存在下でのカルボン酸との反応により、あるいは、スルホニル化のための標準的な操作法に従って、例えばスルホニルクロリドとの反応により、修飾することができる。ハロゲンまたはヒドロキシル基はトリフレートまたはノナフレートを介し、または、第一級アミンはそのジアゾニウム塩を介して、または相当するスズ酸塩への変換後に、または、式Iの構造中に存在するボロン酸は、後に引用する文献に記載の通り遷移金属、例えばパラジウムまたはニッケル触媒または同塩および試薬を介して、種々の他の官能基、例えばCN、CF3、エーテル、酸、アミド、アミン、アルキルまたはアリール基に変換することができる(F. Diederich, P. Stang, Metal−catalyzed Cross−coupling Reactions, Wiley−VCH, 1998; or M. Beller, C. Bolm, Transition Metals for Organic Synthesis, Wiley−VCH, 1998; J. Tsuji, Palladium Reagents and Catalysts, Wiley, 1996; J. Hartwig, Angew. Chem. 110(1998) 2154; B. Yang, S. Buchwald, J. 0rganomet. Chem. 576(1999)125; S. Wagaw, S. Buchwald J. Org. Chem. 61(1996)7240; J. Wolfe, S. Buchwald J. Org. Chem. 65(2000)1144; D. Old, J. Wolfe, S. Buchwald J. Am. Chem. Soc. 120(1998)9722; J. Hartwig, M. Kawatsura, S. Hauck, K. Shaughnessy L. Alcazar−Roman, J. Org. Chem. 64(1999)5575, J. Wolfe, H. Tomori, J. Sadighi, J. Yin, S. Buchwald, J. Org. Chem. 65(2000)1158; T. Sakamoto, K. Ohsawa, J. Chem. Soc. Perkin Trans I, (1999)2323; D. Nichols, S. Frescas, D. Marona−Lewicka, X. Huang, B. Roth, G. Gudelsky, J. Nash, J. Med. Chem, 37(1994)4347; P. Lam, C. Clark, S. Saubern, J. Adams, M. Winters, D. Chan, A. Combs, Tetrahedron Lett., 39, (1998)2941; D. Chan, K. Monaco, R. Wang, M. Winters, Tetrahedron Lett., 39,(1998)2933; D. Su, J. Duan, Q. Chen, Tetrahedron Lett. 32(1991)7689; F. Qing, J. Fan, H. Sun, X. Yue, J. Chem. Perkin Trans. 1(1997)3053; V. Farina, V. Krishnamurthy, W. Scott, The Stille Reaction, Wiley, 1994)。

0108

式XI中のWに基R0−Q−X−Q′を結合させるためには、有機合成分野の当業者の知る数種類の標準的な方法が用いられる(例えば J. March, Advanced Organic Chemistry, Fourth Edition, John Wiley & Sons, 1992参照)。しかしながら、特にMitsunobu反応が有効な反応(O.Mitsunobu, Synthesis 1981, 1)であり、そして更に変法とした操作法が極めて有用である(A. Tunoori, D. Dutta, G. Gunda, Tetrahedron Lett. 39(1998)8751; J. Pelletier, S. Kincaid, Tetrahedron Lett. 41(2000)797; D. L. Hughes, R. A. Reamer, J. J. Bergan, E. J. J. Grabowski, J. Am. Chem. Soc. 110(1998)6487; D. J. Camp, I. D. Jenkins, J. Org. Chem. 54(1989)3045; D. Crich, H. Dyker, R. J. Harris, J. Org. Chem. 54(1989)257)。

0109

合成の過程において修飾するか、または、パラレル合成法の適用によりベンゼン核に結合したR0−Q−X−Q′またはYを製造するためには、種々の知られた反応のほかに、パラジウム触媒反応が極めて有用である。Suzukiカップリング、Stille反応、Heck反応、SonogashiraカップリングまたはBuchwald−Hartwigアミノ化のような上記反応は当業者の知るとおりである(F. Diederich, P. Stang, Metal−catalyzed Cross−coupling Reactions, Wiley−VCH, 1998;or M. Beller, C. Bolm, Transition Metals for Organic Synthesis, Wiley−VCH, 1998; J. Tsuji, Palladium Reagents and Catalysts, Wiley, 1996; J. Hartwig, Angew. Chem. 110(1998)2154; B. Yang, S. Buchwald, J. Organomet. Chem. 576(1999)125; J. Wolfe, S. Buchwald J. Org. Chem. 65(2000)1144; D. Old, J. Wolfe, S. Buchwald J. Am. Chem. Soc. 120(1998)9722; J. Hartwig, M. Kawatsura, S. Hauck, K. Shaughnessy L. Alcazar−Roman, J. Org. Chem. 64(1999)5575, J. Wolfe, H. Tomori, J. Sadighi, J. Yin, S. Buchwald, J. Org. Chem. 65(2000)1185; P. Lam, C. Clark, S. Saubern, J. Adams, M. Winters, D. Chan, A. Combs, Tetrahedron Lett. 39(1998)2941; D. Chan, K. Monaco, R. Wang, M. Winters, Tetrahedron Lett. 39(1998)2933; J. Wolfe, H. Tomori, J. Sadight, J. Yin, S. Buchwald, J. Org. Chem. 65(2000)1158; V. Farina, V. Krishnamurthy, W. Scott, The Stille Reaction, Wiley, 1994)。

0110

式Iの化合物中の残基Yが第1位または第2の窒素原子を含み、残基Y内の官能基が、保護された形態で、または前工程の間に既に導入されているものではない前駆体基の形態で存在する場合、これらの残基は例えば窒素原子のN−アルキル化、還元的アミノ化、N−アリール化、N−アシル化またはN−スルホニル化に関する当該分野でよく知られた従来の文献既知の操作法により窒素の位置に導入することができる。このような反応において用いられるべき原料化合物は窒素の位置に水素原子を担持している。窒素原子のN−アルキル化は、例えば標準的な条件下、好ましくは塩基の存在下、脱離基、例えば塩素、臭素またはヨウ素のようなハロゲン、または、トシルオキシ、メシルオキシまたはトリフルオロメチルスルホニルオキシのようなスルホニルオキシ基を含むアルキル化化合物を用いて行なうことができる。脱離基は例えば、アルキル化反応を達成するために従来の活性化剤で活性化されるヒドロキシル基であってもよい。Gが直接結合であり芳香族基がY内の窒素原子に直接結合している式Iの化合物の製造のためには、従来のアリール化操作法を使用することができる。例えば、フルオロ安息香酸アルキルまたは4−フルオロフェニルメチルスルホンのようなアリールフロリドアリール化剤として用いることができる。更にまた、式Iの化合物における複素環による窒素のアリール化は相当するヘテロアリールの塩素化物またはトリフレートのよく知られた標準的な置換反応により容易に達成される。或いは、広範な種類の置換されたアリールクロリド、アリールブロミド、アリールヨーダイドまたはアリールトリフレートをアリール化剤として作用させながら、銅塩および/またはパラジウムを介した反応を、R. Sarges, H. Howard, K. Koe, A. Weissmann, J. Med. Chem, 32(1989)437; P. Unangst, D. Connor, R. Stabler, R. Weikert, J. Heterocycl. Chem, 24(1987)811; G. Tokmakov, I. Grandberg, Tetrahedron, 51(1995)2091; D. Old, M. Harris, S. Buchwald, Org. Lett. 2(2000)1403, G. Mann, J. Hartwig, M. Driver, C. Fernandez−Rivas, J. Am. Chem. Soc. 120 (1998)827; J. Hartwig, M. Kawatsura, S. Hauk, K. Shaughnessy, L. J. Org. Chem. 64(1 999)5575. に従って行なうことができる。更にまた、このようなアリール化は広範な種類の置換されたアリールボロン酸の反応により、例えば W. Mederski, M. Lefort, M. Germann, D. Kux, Tetrahedron 55(1999)12757; P. Lam, C. Clark, S. Saubern, J. Adams, M. Winters, D. Chan, A. Combs, Tetrahedron Lett. 39(1998)2941; D. Chan, K. Monaco, R. Wang, M. Winters, Tetrahedron Lett. 39(1998)2933. に記載されるとおり行なうこともできる。

0111

式Iの他の化合物は、上記した方法と同様にして下記式XIII:
R0−Q−X−Q′−W−C(O)−Y (XIII)
[式中、R0、Q、Q′、X、WおよびYは式Iの化合物に関して前述した通り定義されるが、官能基は場合により前駆体基として存在するか、または、当業者の知る保護基により保護されていることができ、例えば、アミノ基はt−ブチルオキシカルボニル基またはベンジルオキシカルボニル基で保護されることができ、または、ヒドロキシル基はポリスチレン樹脂に結合していてよい]の化合物を式XIIの化合物とカップリングさせることにより製造することができる。

0112

官能基の変換のための前述した反応は更に、一般的には M. Smith, J. March, March’s Advanced Organic Chemistry, Wiley−VCH, 2001 and in treatises like Houben−Weyl,“Methoden der Organischen Chemie” (Methodsof Organic Chemistry), George Thieme Verlag, Stuttgart, Germany, or“Organic Reactions”, John Wiley & Sons, New York, or R. C. Larock,“Comprehensive Organic Transformations”, Wiley−VCH, 2nd ed(1999), B. Trost, I. Fleming(eds.) Comprehensive Organic Synthesis, Pergamon, 1991 のような有機化学テキストブックにより詳細に記載されており、これらには反応に関する詳細および主な引用原典文献が記載されている。実際、式XI、XIIおよびXIIIの化合物は、種々の標準的な操作法を適用することにより、当業者のよく知る方法で製造される。この場合官能基は高度に官能性を付与された系に連結しているという事実のため、特定の場合においては、特に反応条件を採用するか、または、変換反応で原則として使用できる種々の試薬から特定の試薬を選択するか、或いは、所望の変換を達成するために特定の手段をとる、例えば保護基技術を使用することが必要となる場合がある。しかしながら、このような場合の適当な反応パラメーターおよび反応条件の発見は当業者に何ら問題をもたらさない。
好ましい方法は実施例に記載した方法を包含するがこれらに限定されない。

0113

本発明の化合物はセリンプロテアーゼ阻害剤であり、これは血液凝固酵素であるXa因子および/またはVIIa因子の活性を阻害する。特に、これらはXa因子の高活性阻害剤である。これらは阻害を望まない他のプロテアーゼの活性を実質的に阻害しない、特定のセリンプロテアーゼの阻害剤である。式Iの化合物の活性は例えば以下に記載する試験法または当業者の知る他の試験法により測定することができる。Xa因子の阻害に関しては、本発明の好ましい実施態様は後に記載する試験法で測定した場合に、共存因子VIIaの存在下または非存在下でKi≦1のXa因子阻害を有し、そして、好ましくは、(同じ濃度の阻害剤を用いた場合に)阻害を望まない凝固およびフィブリン溶解関与する他のプロテアーゼの活性を実質的に阻害しない化合物を包含する。本発明の化合物はプロトロンビナーゼ複合体内で、または可溶性サブユニットとして、直接、または、Xa因子のプロトロンビナーゼ複合体への組込みを抑制することにより間接的にXa因子の触媒活性を阻害する。

0114

XI) 本発明はまた、医薬(または薬剤)としての使用のための式Iの化合物および/または生理学的に忍容性のあるその塩および/またはそのプロドラッグ、Xa因子および/またはVIIa因子の阻害のため、または、血液凝固、炎症性応答またはフィブリン溶解に影響するため、または、上記および後述する疾患の治療または予防のための医薬の製造のため、例えば、心臓血管障害、血栓塞栓疾患または再狭窄の治療および予防のための医薬の製造のための式Iの化合物および/または生理学的に忍容性のあるその塩および/またはそのプロドラッグの使用に関する。本発明はまた、Xa因子および/またはVIIa因子の阻害のため、または、血液凝固またはフィブリン溶解に影響するため、または、上記および後述する疾患の治療または予防のための医薬の製造のため、例えば、心臓血管障害、血栓塞栓疾患または再狭窄の治療および予防のために使用するための、式Iの化合物および/または生理学的に忍容性のあるその塩および/またはそのプロドラッグの使用、および、該治療および予防のための方法を包含する上記目的に添った治療方法に関する。本発明はまた、式Iの化合物および/または生理学的に忍容性のあるその塩および/またはそのプロドラッグ少なくとも1種の有効量と、慣用的な製薬上許容しうる担体、即ち、製薬上許容しうる担体物質または賦形剤および/または補助物質または添加剤とを含有する医薬調製物(または医薬組成物)に関する。

0115

XII) 好ましいものは、異常血栓形成、急性心筋梗塞、不安定狭心症、血栓塞栓症、血栓溶解療法または経皮経管冠動脈血管形成術に伴う急性血管閉塞一過性虚血発作、卒中、腹部膝部および臀部手術の後の下肢静脈に生じる病理学的な血栓の形成、肺塞栓の危険性、または、敗血症性ショック、特定のウィルス感染症または癌の過程で血管系に生じる播種性全身性血管内凝固症の治療である。

0116

式Iの化合物および生理学的に忍容性のあるその塩およびそのプロドラッグは動物、好ましくは哺乳類、特にヒトに対し、治療または予防のための医薬として投与することができる。これらはそのまま、または、相互に混合して、または、経腸または非経腸投与を可能にする医薬調製物の形態で投与することができる。

0117

医薬は経口で、例えば丸薬錠剤ラッカー掛け錠剤、コーティング錠剤顆粒ハードおよびソフトゼラチンカプセル溶液シロップ剤乳液、懸濁液またはエアロゾル混合物の形態で投与することができる。しかしながら投与は、例えば座剤の形態で直腸投与するか、または注射溶液または注入溶液マイクロカプセル移植片またはロッド材の形態で非経口、例えば静脈内、筋肉内または皮下投与するか、または、例えば軟膏、溶液またはチンキ剤の形態で経皮または局所投与するか、またはエアロゾルまたは鼻スプレーの形態で他の経路で投与することができる。

0118

本発明の医薬調製物は、自体公知の当業者の知る方法で調製され、式Iの化合物および/または生理学的に忍容性のあるその塩および/またはそのプロドラッグのほかに製薬上許容しうる不活性無機および/または有機の担体を用いる。丸薬、錠剤、コーティング錠剤、およびハードゼラチンカプセルの製造のためには、例えば乳糖コーンスターチまたはその誘導体、タルクステアリン酸またはその塩などを使用することができる。ソフトゼラチンカプセル用の担体は例えば、脂肪ワックス半固体および液体ポリオール類天然または硬化油等である。溶液、例えば注射用溶液または乳液またはシロップ剤の製造のための適当な担体は、例えば、水、食塩水、アルコール、グリセロールポリオールスクロース転化糖グルコース植物油等である。マイクロカプセル、移植片またはロッド材のための適当な担体は例えば、グリコール酸および乳酸の共重合体である。医薬調製物は通常は式Iの化合物および/または生理学的に忍容性のあるその塩および/またはそのプロドラッグ約0.5〜90重量%を含有する。医薬調製物中の式Iの活性成分および/または生理学的に忍容性のあるその塩および/またはそのプロドラッグの量は通常は約0.5mg〜約1000mg、好ましくは約1mg〜約500mgである。

0119

式Iの活性成分および/または生理学的に忍容性のあるその塩および/またはそのプロドラッグのほか、そして担体物質のほかに、医薬調製物は、添加剤、例えば充填剤、錠剤崩壊剤結合剤滑沢剤湿潤剤安定化剤乳化剤保存料甘味料着色料着香剤芳香剤濃厚化剤、希釈剤、緩衝物質、溶媒、可溶化剤デポ効果を得るための物質浸透圧を変えるための塩類コーティング剤または抗酸化剤を含有することができる。それらはまた式Iの化合物および/または生理学的に忍容性のあるその塩および/またはそのプロドラッグ2種以上を含有できる。医薬調製物が2種以上の式Iの化合物を含有する場合は、個々の化合物の選択は医薬調製物の特定の全体的な薬理学的特徴目標とすることができる。例えば、力価が高く作用持続時間が短い化合物を力価が低く長時間作用する化合物と組み合わせてよい。式Iの化合物における置換基の選択に関して柔軟性がある点は、化合物の生物学的および物理化学的な特徴全体の多大な調整を可能としており、従って、このような所望の化合物を選択することができるのである。更にまた、式Iの化合物および/または生理学的に忍容性のあるその塩および/またはそのプロドラッグ少なくとも1種のほかに、医薬調製物は他の治療または予防活性のある成分1種以上を含有することができる。

0120

Xa因子および/またはVIIa因子の阻害剤として、式Iの化合物および生理学的に忍容性のあるその塩およびそのプロドラッグは、一般的に、Xa因子および/またはVIIa因子の活性が関与しているかまたは望ましくない水準となっている、または、Xa因子および/またはVIIa因子の阻害またはその活性の低減により望ましい方向に影響することができるか、または、その防止、緩解または治癒のためにはXa因子および/またはVIIa因子の阻害またはその活性の低減が医師により望まれる症状の治療および予防に適している。Xa因子および/またはVIIa因子の阻害が、血液の凝固およびフィブリン溶解に影響するため、式Iの化合物および生理学的に忍容性のあるその塩およびそのプロドラッグは一般的に、血液の凝固の低減のため、または、血液凝固系の活性が関与するか、望ましくない水準となっているか、または、血液凝固を低減させる事により望ましい方向に影響することができるか、またはその防止、緩解または治癒のためには血液凝固系の活性低下が医師により望まれる症状の治療および予防に適している。即ち、本発明の特定の主題は、式Iの化合物または生理学的に忍容性のあるその塩またはそのプロドラッグの有効量、並びに、その医薬調製物を投与することにより、特に個体における望ましくない血液凝固を低減または抑制することである。

0121

式Iの化合物が望ましく使用される症状は、例えば、心臓血管障害、血栓塞栓疾患または例えば感染症または手術に伴う合併症を包含する。本発明の化合物はまた炎症性応答を低減するためにも使用できる。治療または予防のために式Iの化合物を使用できる特定の障害の例は冠動脈疾患心筋梗塞狭心症血管再狭窄、例えばPTCAのような血管形成術の後の再狭窄、成人呼吸窮迫症候群多臓器不全、卒中および播種性血管内凝固障害である。手術に伴う関連合併症の例は、手術後に起こり得る深静脈および末梢静脈の血栓のような血栓症である。その薬理学的活性に鑑み、本発明の化合物はヘパリンのような他の抗凝固剤を代替または補強することができる。本発明の化合物の使用は例えば他の抗凝固剤と比較して経費節減を可能とする。

0122

式Iの化合物を用いる場合、その用量は広範に変動し、そして、慣用的に、また医師の知るとおり、各々の症例において個体の症状に適合させなければならない。例えば使用する特定の化合物、治療すべき疾患の性質および重症度、投与の様式および日程、または、急性または慢性の症状を治療するのか、または、予防を行なうのかなどにより変動する。適切な用量は医療分野でよく知られている臨床的方法を用いて確立される。一般的に、体重75kgの成人において所望の結果を達成するための一日当たり用量は、0.01mg/kg〜100mg/kg、好ましくは0.1mg/kg〜50mg/kg、特に0.10mg/kg〜10mg/kgである(各々、kg体重当たりのmg数である)。一日当たり用量は特に比較的大量を投与する場合には数回、例えば2、3または4回の投与に分割することができる。通常どおり、個体の挙動に応じて、記載した一日当たり用量を上方または下方に変更する必要がある。

0123

式Iの化合物はまた個体の外部において抗凝固剤として好都合に使用することができる。例えば、本発明の化合物の有効量を新鮮採血された試料と接触させることにより血液試料の凝固を防止できる。更にまた、式Iの化合物およびその塩は診断目的、例えばインビトロの診断において、そして、生化学的研究における補助物質として使用することができる。例えば式Iの化合物はXa因子および/またはVIIa因子の存在を同定するための試験において、または実質的に純粋な形態でXa因子および/またはVIIa因子を単離するために使用することができる。本発明の化合物は、例えば放射性同位体で標識でき、そして、次にXa因子および/またはVIIa因子に結合した標識化合物を、特定の標識を検出するために使用される通常の方法を用いて検出する。即ち、式Iの化合物またはその塩はインビボ、インビトロまたはエクスビボでXa因子および/またはVIIa因子の局在または量を検出するためのプローブとして使用することができる。

0124

更にまた、式Iの化合物は、例えば置換基の導入または官能基の修飾により式Iの化合物から得られる他の化合物、特に他の薬学的に活性のある成分の製造のための合成中間体として使用することができる。

0125

本発明において有用な化合物を製造するための一般的な合成経路を以下に記載する実施例において概説する。本発明の種々の特徴の説明および実際の操作法の両方とも適宜記載する。以下の実施例は本発明を説明することのみを意図しており、本発明の範囲および精神を限定するものではない。当業者の知るとおり、実施例に記載した条件および方法の知られた変法は、本発明の化合物の合成のために使用できる。

0126

本発明の種々の実施態様の活性に実質的に影響しない変更は本明細書に開示した本発明に包含されるものとする。即ち以下の実施例は本発明を説明するものであり、これを限定する意図はない。

0127

【実施例】
使用略記法
tert−ブチル:tBu
2,2′−ビス(ジフェニルホスフィノ−1,1′−ビナフチル:Binap
ビス−(オキソ−3−オキサゾリジニル)−ホスホリルクロリド:BOP−Cl
ジベンジリデンアセトン:dba
ジクロロメタン:DCM
ジエチルアゾジカルボキシレート:DEAD
4−ジメチルアミノピリジンDMA
N,N−ジメチルルミアミド:DMF
ジメチルスルホキシド:DMSO
O−(7−アザベンゾトリアゾール−1−イル)−N,N,N′,N′−テトラメチルウロニウム−ヘキサフルオロホスフェート:HATU
N−エチルモルホリン:NEM
メタノール:MeOH
テトラヒドロフラン:THF
トリフルオロ酢酸:TFA
O−((エトキシカルボニル)シアノメチレンアミノ)−N,N,N′,N′−テトラメチルウロニウムテトラフルオロボレート:TOTU

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