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技術 医用イメージングにおける作業フローの設定および実行

出願人 シーメンスメディカルソリューションズユーエスエーインコーポレイテッド株式会社東芝
発明者 ダグラスイーベッカースレニヴァサンナラヤナンゴーヴィンドパイロバートダブリューマッキンジュニアキースエムアンドレスウィリアムビープラットケヴィンピーオドネルクリスダルスキー羽原淳田中隆松井進
出願日 2001年11月14日 (19年1ヶ月経過) 出願番号 2002-542276
公開日 2004年5月13日 (16年7ヶ月経過) 公開番号 2004-513699
状態 特許登録済
技術分野 特定用途計算機 脈拍・心拍・血圧・血流の測定 放射線診断機器 診断用測定記録装置 放射線の測定 超音波診断装置 マイクロ波、NMR等による材料の調査 磁気共鳴イメージング装置 超音波診断装置 医療・福祉事務
主要キーワード 体積体 幾何学的空間 ユーティリティメニュー 処理ソフトウェアプログラム コマンドモジュール システムパラメタ 検査レベル 対話プロトコル
関連する未来課題
重要な関連分野

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図面 (9)

課題・解決手段

ここで提供されるのは、コンピュータで実現される、医用イメージングにおける作業フローの設定および実行の方法および装置である。本発明の方法の1実施形態には、作業フローテンプレートを作成して記憶するステップ(この作業フローテンプレートはデータおよびアクティビティの入力に対して標準形式を有する)と、この作業フローテンプレートにデータおよび一連のアクティビティを書き込むステップと、この作業フローテンプレートにしたがって一連のアクティビティを実行するステップとを含む。

概要

背景

概要

ここで提供されるのは、コンピュータで実現される、医用イメージングにおける作業フローの設定および実行の方法および装置である。本発明の方法の1実施形態には、作業フローテンプレートを作成して記憶するステップ(この作業フローテンプレートはデータおよびアクティビティの入力に対して標準形式を有する)と、この作業フローテンプレートにデータおよび一連のアクティビティを書き込むステップと、この作業フローテンプレートにしたがって一連のアクティビティを実行するステップとを含む。

目的

コンピュータ画像処理に一般的に必要なのは、画像データが何らかのプロトコル適合することである

効果

実績

技術文献被引用数
3件
牽制数
2件

この技術が所属する分野

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請求項1

コンピュータで実現される、患者医用イメージングプロシージャを実行する方法において、作業フローテンプレートを作成して記憶するステップを含み、ここで該作業フローテンプレートには所定の所望の一連の医用イメージングアクティビティが含まれ、各医用イメージングアクティビティには、画像データ収集画像データ処理画像描画または画像データ記憶プロシージャが含まれており、また前記医用イメージングプロシージャを実行する患者に対する固有患者データを前記作業フローテンプレートに入力するステップを含み、さらに医用イメージング収集および処理装置連携して前記作業フロー呼び出すことによって前記所望の一連のアクティビティを実行することを特徴とする、コンピュータで実現される、患者に医用イメージングプロシージャを実行する方法。

請求項2

さらに第1アクティビティの出力コネクタを第2アクティビティの入力コネクタに接続するステップを含み、ここで前記の入力コネクタおよび出力コネクタにより、前記の第1アクティビティと第2アクティビティとの間のデータ転送を決定する、請求項1に記載の方法。

請求項3

前記の一連のアクティビティには、データを選択するステップと、少なくとも1つの画像を収集するステップと、当該少なくとも1つの画像を処理するステップと、処理した画像出力を供給するステップとを含む、請求項1に記載の方法。

請求項4

さらに前記実行ステップ中にアクティビティに変更が生じた場合に前記作業フロー処理における変更を検出するステップと、アクティビティに変更が生じた場合に前記の一連のアクティビティの1つまたはそれ以上のアクティビティを再実行するステップとを含む、請求項1に記載の方法。

請求項5

第1アクティビティは少なくとも1つのコネクタを含んでおり、該少なくとも1つのコネクタによって、第2アクティビティのコネクタとのデータのリンクを行う、請求項1に記載の方法。

請求項6

外部アプリケーションインタフェースを作業フローテンプレートに作成して、該外部アプリケーションインタフェースにより、外部アプリケーションをアクティビティとして実行する、請求項1に記載の方法。

請求項7

外部アプリケーションインタフェースを作業フローテンプレートに作成して、該外部アプリケーションインタフェースによって、外部アプリケーションをアクティビティとして実行し、前記外部アプリケーションインタフェースによって、少なくとも1つの外部アプリケーション入力コネクタから外部アプリケーション入力データを読み出すステップと、必要であれば外部アプリケーション入力データを外部アプリケーション形式に変換するステップと、外部アプリケーション入力データを外部アプリケーションデータファイルに記憶するステップと、外部アプリケーションを起動するステップと、外部アプリケーション入力データの位置を外部アプリケーションに渡すステップと、外部アプリケーションの終了を待機するステップと、外部アプリケーションによって作成された、外部アプリケーション出力ファイルの外部アプリケーション出力データを読み出すステップと、必要であれば外部アプリケーション出力データを逆変換するステップと、外部アプリケーション出力データを少なくとも1つの外部アプリケーション出力コネクタに送出するステップとを実行する、請求項1に記載の方法。

請求項8

記憶された作業フロー処理を含むシステム通信媒体を介して通信する任意の装置によって、該記憶された作業フローテンプレートを起動する、請求項1に記載の方法。

請求項9

前記の一連のアクティビティのすでに実行されたアクティビティが変更または無効にされる場合、当該のすでに実行されたアクティビティに実行を逆戻りさせる、請求項1に記載の方法。

請求項10

コンピュータに表示されるアイコンによってアクティビティを表す、請求項1に記載の方法。

請求項11

前記のコンピュータに表示されるアイコンを選択することによってアクティビティを選択して前記の一連のアクティビティに含める、請求項10に記載の方法。

請求項12

コンピュータで実現される、患者に医用イメージングプロシージャを実行する方法において、記憶される作業フロー処理の一部として一連の画像捕捉を設定するステップを含んでおり、ここで該作業フロー処理は、コンピュータのメモリに記憶され、実行可能な所定の一連のアクティビティを含み、また作業フロー処理の一部として一連の画像処理を設定するステップと、該作業フロー処理を実行することによって前記の一連の画像捕捉を実行するステップと、該作業フロー処理を実行することによって前記の一連の画像処理を実行するステップと、作業フロー処理の実行インスタンスの実行中にリアルタイムに、記憶された作業フロー処理における変更を検出するステップと、記憶された作業フロー処理が変更されている場合、実行中の作業フロー処理の無効になった部分を再実行するステップとを含むことを特徴とする、コンピュータで実現される、患者に医用イメージングプロシージャを実行する方法。

請求項13

前記作業フロー処理の実行には、当該処理で使用するためにデータを選択するステップと、少なくとも1つの画像を収集するステップと、当該少なくとも1つの画像を処理するステップと、処理した画像出力を供給するステップとを含む、請求項12に記載の方法。

請求項14

前記データには患者データが含まれる、請求項13に記載の方法。

請求項15

さらに第1アクティビティの出力コネクタを第2アクティビティの入力コネクタに接続するステップを含み、ここで前記の入力コネクタおよび出力コネクタにより、前記の第1アクティビティと第2アクティビティとの間のデータ転送を決定する、請求項12に記載の方法。

請求項16

外部アプリケーションインタフェースを作業フローテンプレートに作成して、該外部アプリケーションインタフェースにより、外部アプリケーションをアクティビティとして実行する、請求項12に記載の方法。

請求項17

記憶された作業フロー処理を含むシステムと通信する任意の装置によって、該記憶された作業フローテンプレートを起動する、請求項12に記載の方法。

請求項18

前記の作業フロー処理の実行インスタンスの実行中に作業フロー処理のすでに実行されたアクティビティが変更または無効にされる場合、該作業フロー処理の実行を当該のすでに実行されたアクティビティに逆戻りさせる、請求項12に記載の方法。

請求項19

患者に医用イメージングプロシージャを実行する作業フローマネージャ装置において、少なくとも1つのI/O装置を含んでおり、該少なくとも1つのI/O装置はオペレータによって使用されて前記作業フローマネージャ装置と通信し、また分散形電子ネットワークを介して通信するネットワークインタフェースと、作業フローテンプレートおよびDICOM医用イメージングプロトコルを記憶するメモリと、前記の少なくとも1つのI/O装置と、ネットワークインタフェースと、メモリとに通信するCPUとを含んでおり、該CPUにより、作業フローテンプレートが作成されて記憶され、前記の少なくとも1つのI/O装置からの入力に応じて該作業フローテンプレートに患者データおよび一連のアクティビティが書き込まれ、該作業フローテンプレートにしたがって当該の一連のアクティビティが実行されることを特徴とする、患者に医用イメージングプロシージャを実行する作業フローマネージャ装置。

請求項20

前記メモリはさらにデータオブジェクトインタフェースを含み、該データオブジェクトインタフェースによって患者データベースにインタフェースする、請求項19に記載の装置。

請求項21

前記メモリはさらに外部アプリケーションインタフェースを含み、該外部アプリケーションインタフェースにより、前記の作業フローテンプレートが外部アプリケーションにリンクされて該外部アプリケーションが実行される、請求項19に記載の装置。

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0001

発明の背景
1.発明の属する技術の分野
本発明は、一般的には医用イメージングに関し、殊に医用イメージングにおける作業フローの設定および実行に関する。

0002

2.背景技術の説明
医用イメージングは近代医学において利用可能で最も有益な診断ツールの1つである。医用イメージングにより、医療従事者非破壊的生体内を観察して数多くのタイプの傷害、疾患、状態その他を検出して評価することが可能である。医用イメージングによって、医者および技術者はより簡単かつ精確に診断を行い、治療を決定し、薬を処方し、手術または別の治療を行うことなどが可能である。

0003

数多くのタイプの医用イメージング処理が存在し、また相異なる多くの目的、状況または使用に対して医用イメージング処理が存在する。これらが一般に共有するのは、患者身体部位の画像を作成する能力であり、しかもそれを非観血的に行うことが可能である。一般的な医用イメージングのタイプの例は、核イメージング(nuclear imaging)、磁気共鳴イメージングMRI)、超音波X線、様々なタイプのトモグラフィなどである。これらのタイプまたは別のイメージングタイプおよび関連するマシンを使用することによって、画像または一連の画像を捕捉することが可能である。つぎに別の装置を使用してこの画像を何らかの形で処理することができる。最後に医者または技術者がこの画像を見て診断を行うことができるのである。

0004

この画像により、被検体の様々な詳細を捕捉することができ、これには骨、器官組織管路、血管、神経、インプラントまたは瘢痕組織などの以前の手術によるアーチファクトを含めることが可能である。1つまたは複数の画像は、2次元(すなわち平坦状でも)でも3次元でもよい。付加的にはこの画像捕捉によって一連の画像またはビデオが作成され、この一連の画像またはビデオにより、例えば機能している器官などの生の動作を表示することできる。イメージングマシンにより、画像が捕捉され、それが操作され、何らか形で処理され、これによって画像が改善され、それが医者または技術者に表示され、さらに後で使用するために記憶されるのである。

0005

コンピュータ画像処理に一般的に必要なのは、画像データが何らかのプロトコル適合することである。ここでプロトコルとは、規則および規格集まりのことであり、これらにより、別個の装置間で情報を効率的に通信しかつ操作できることが保証されるのである。DICOM(=Dgital Imaging and Communications in Medicine)規格によって提供されるのは、明瞭に定められかつ認められたデータ形式と、処理する医用画像データを通信するための対話プロトコルとであり、ここでこれを文献として援用する。DICOM規格は、北米放射線学会(Radiological Society of North America), Oak Brook,IL60523−2251から入手可能である。

0006

このDICOM規格が医用イメージングに対して広まったのは、この規格により、適合するマシンが、適合する別のマシンから通信された画像データを操作できることが保証されるからである。DICOM規格を使用できるマシンは、ワークステーションCTスキャナMRイメージャフィルムデジタイザ、共有アーカイブ記憶装置)、プリンタおよび画像および患者データを処理および記憶するために使用可能な別の装置とすることができる。

0007

図1には典型的な医用イメージングシステム100が示されている。医用イメージングシステム100は、イメージャ107と、イメージャコントローラ106(これらは統合された装置でもよい)と、患者データベース110と、出力装置115と、スキャナ117と、1つまたはそれ以上のワークステーション122とを含むことが可能である。イメージャ107およびイメージャコントローラ106によって、患者の1つまたは複数の画像が捕捉される。イメージャ107は、例えば、ガンマ線カメラX線イメージャ磁気共鳴イメージャ(MRI)、超音波イメージャなどとすることが可能である。患者データベース110は、患者情報(すなわち氏名、生体パラメタ医師、医学的に見た状態その他を含む複数のレコード)およびイメージングデータを記憶することが可能である。出力装置115は、例えば、プリンタ、コンピュータモニタまたは他のディスプレイ画面、フィルム現像器(film developer)などとすることが可能である。スキャナ117は、画像をディジタル化するスキャニング装置とすることが可能である。ワークステーション122は、患者データベース110にアクセスしてデータを追加または取り出すために使用可能である。様々なコンポーネントを、分散形電子ネットワーク103によって接続することができ、ここでこれは例えば、ローカルエリアネットワーク(LAN)、ワイドエリアネットワークWAN)、仮想私設網(VPN=virtual private network)、またはインターネットである。したがって個々のコンポーネントは、別の部屋、別の階、別の建物または別の病院または診療所に配置することが可能である。

0008

従来技術の医用イメージングで問題であるのは、イメージング処理を処理する断片的なやり方である。従来技術の医用イメージングでは通例、イメージング処理は互いに依存しない複数のセグメントで処理される。ここでは複数のマシンまたはコンピュータが使用され、各マシンまたはコンピュータによって全体的なイメージング処理の一部が実行される。これにより、複数の独立した操作を設定して制御するために人間によるさらなる監視が必要になってしまうのである。

0009

従来技術では技術者は、患者データにアクセスし、患者データを入力し、スキャンを設定して、得られたスキャンに画像処理を行い、この画像データおよび患者データを記憶しまた取り出すために複数のマシンにアクセスしてこれを操作しなければならないこともある。

0010

従来技術では、先行する処理ステップまたはパラメタが変わった場合に後続の処理ステップが必然的に再実行されることはなく、そのために画像の精度は妥協になってしまうこともある。

0011

従来技術では、イメージングマシンまたは処理について包括的な制御がオペレータに提供されることはない。したがってオペレータは医用イメージング処理を統合して制御できないのである。さらに従来技術ではオペレータは、包括的な処理スケジュールを作成することができない。

0012

従来技術における上記の欠点に対処するため、医用イメージングにおける作業フローの設定および実行の改善が必要である。

0013

発明の要約
本発明により、コンピュータで実現される、医用イメージングにおける作業フローの設定および実行の第1の方法が提供される。この方法には、作業フローテンプレート(この作業フローテンプレートにはデータおよびアクティビティを入力するための標準フォームが含まれる)を作成して記憶するステップと、この作業フローテンプレートにデータおよび一連のアクティビティを書き込むことによってイメージングの作業フロールーチンを作成するステップと、上記の作業フローテンプレートにしたがって一連のアクティビティを実行するステップとが含まれる。

0014

本発明により、コンピュータで実現される、医用イメージングにおける作業フローの設定および実行の第2の方法が提供される。この方法には、作業フローテンプレートの一部として一連の画像捕捉を設定するステップと、作業フローテンプレートの一部として一連の画像処理を設定するステップとが含まれる。この方法にはさらにコントローラを使用して、上記の一連の画像捕捉および一連の画像処理の実行を制御するステップとが含まれ、ここではこのコントローラによって上記の作業フローテンプレートのステップが実行される。さらにこの方法には、作業フローテンプレートに対して行われた任意の変更を検出するステップと、作業フローテンプレートが変更されていた場合にはすでに実行した、作業フローテンプレートの影響を受ける部分を再実行するステップとが含まれる。

0015

本発明により、コンピュータで実現される、医用イメージングにおける作業フローの設定および実行の第3の方法が提供される。この方法には、空の作業フローテンプレートを呼び出すステップと、患者データをこの作業フローテンプレートに追加するステップと、この作業フローテンプレートに一連のアクティビティを作成するステップとからなる。ここでこの作業フローテンプレートにより、実行時に医用イメージング処理が制御される。

0016

本発明により、医用イメージングにおける作業フローの設定および実行のための作業フローマネージャ装置が提供される。この作業フローマネージャ装置には、オペレータによって使用されて複数の装置と通信することのできる少なくとも1つのI/O装置が含まれる。さらにこの作業フロー管理装置には、分散形電子ネットワークにわたって通信することのできるネットワークインタフェースが含まれる。作業フローマネージャ装置はさらに作業フローテンプレートおよびDICOM医用イメージングプロトコルを記憶することに可能なメモリを有する。作業フローマネージャ装置にはさらに、上記のI/O装置と、ネットワークインタフェースと、メモリと通信するCPUが含まれる。このCPUは、作業フローテンプレートを作成して記憶し、I/O装置からの入力応じてこの作業フローテンプレートにデータおよび一連のアクティビティを書き込み、作業フローテンプレートにしたがってこの一連のアクティビティを実行することが可能である。

0017

本発明の上記および別の機能および利点は、添付の図面に関連して選択された、有利な実施形態についての説明からさらに理解することができる。

0018

図面の簡単な説明
図1には典型的な医用イメージングシステムが示されており、
図2には本発明にしたがった作業フロー実行の起動についてのフローチャートが示されており、
図3には作業フロー処理の代表的な例が示されており、
図4には画像の捕捉および処理の制御についてのフローチャートが示されており、
図5には図2の択一的なフローチャートが示されており、
図6には医用イメージングにおける作業フローの設定および実行のための作業フローマネージャ装置が示されており、
図7にはデータオブジェクトインタフェースが示されており、
図8には代表的なコマンドモジュール画面コピーが示されており、
図9には代表的な作業画面の画面コピーが示されており、
図10外部アプリケーションのインタフェースの仕方についてのフローチャートである。

0019

有利な実施形態の詳細な説明
図2には本発明による作業フロー実行の起動についてのフローチャート200が示されている。この方法は、作業フローマネージャ装置上で動作するコンピュータソフトウェアによって実現可能である。この作業フローマネージャ装置は、イメージャ、ワークステーション、入力および出力装置などを含む、医用イメージングシステムの様々な装置と通信する。上記のコンピュータソフトウェアは、他のイメージングシステムと通信可能でありまた他の装置を制御可能な任意のイメージングシステム装置上で動作することができる。

0020

ステップ204では、ユーザによって作業フローテンプレートが作成されて記憶される。このステップで形成される作業フローテンプレートは空のテンプレートであり、これは固有の処理を実行するために使用することができ、一般的には患者データを含まず、むしろ患者データに対して実行される処理を含んでいる。したがって作業フローテンプレートは、作業フローを指定するリンクされたアクティビティおよびアクティビティプロパティの集まりである。これに対して作業フローは、患者データに結合されたまたは関連づけられた作業フローテンプレートのことであり、すなわちこれは、実行、中断、または完了の準備が整っている作業フローテンプレートである。

0021

作業フローテンプレートは、相互に結合されるアクティビティおよびそのプロパティ(アクティビティとは、医用イメージング処理において行われる典型的な作業の単位である)の集まりを定める。したがって一連のアクティビティは、医用イメージングタスク全体を実行するために使用可能である。例えば、アクティビティは、患者データの収集、患者データの編成、核またはMRI画像などの画像の収集、フィルタリングまたは他の画像改善法を介する画像の処理、および画像データまたは患者データの出力を含むことができる。

0022

アクティビティは可変個数の入力および出力を有することが可能である。しかしながらほとんどの場合、1アクティビティの入力および出力の個数は固定である。作業フローアクティビティはコネクタを有しており、これは、データを交換するために別のアクティビティのコネクタとリンクさせることができる。入力コネクタは、別のアクティビティからのデータを入力するために使用され、出力コネクタは別のアクティビティに対してデータを供給するために使用される。アクティビティの入力コネクタは、一連の作業フローにおいて先行するアクティビティの出力コネクタだけに接続可能である。各出力コネクタは、それに関連付けられたデータ型を有しており、したがって入力コネクタは、互換性のあるデータ型を有する出力コネクタだけに接続可能である(このことは同じ型の出力コネクタを必ずしも意味しないことに注意されたい)。入力および出力コネクタに加えて、アクティビティは1つまたはそれ以上のプリントエリアを含むことができ、ここでこのプリントエリアには、プリントエリアディスプレイオブジェクトによる表示のためのデータ処理結果が含まれる。

0023

必要であれば、1作業フローに複数回同じアクティビティを含むことできることに注意されたい。例えば、同じ収集を2回実行することが作業フローによって要求される場合、この収集を実現するアクティビティは、作業フローに2回含むことができるのである。

0024

作業フローテンプレートには作業フローの定義が記憶されているため、後でこれを実行することが可能である。これによって同じ一連のステップを複数の患者に適用することができ、固定の診断プロトコルが実現される。1作業フローテンプレートにはつぎの情報が含まれる。第1に作業フローテンプレートにアクティビティの順序づけられたリストが構成される。各アクティビティには、パラメタをおよびアクティビティの接続が記憶されている。第2に作業フローテンプレートには、オペレータが作業フローを完了した場合に、取るべき任意のアクションが含まれている。第3に作業フローテンプレートには、このテンプレートが最初に起動された場合に、拡大されるアクティビティが含まれている。ここで拡大されるアクティビティとは、患者ディスプレイまたは例えばコンピュータモニタなどの出力装置に極めて詳細に示されるアクティビティのことである。拡大されるアクティビティは以下で図9に関連して説明する。

0025

作業フローテンプレートは、名前カテゴリアイコンおよび説明の語句によって識別可能である。作業フローブラウザに表示される上記の説明の語句によって、この作業フローテンプレートがさらに詳細に説明される。上記のアイコンにより、特定の作業フローテンプレートの目的またはカテゴリが視覚的に示される。カテゴリとは、例えばMRIスキャンアクティビティのようなアクティビティのタイプのことである。これらのカテゴリは、作業フローブラウザにおいて作業フローテンプレートをグルーピングするために使用される。オペレータは、新たなカテゴリを定義して、これらのカテゴリに作業フローテンプレートを割り当てることができる。オペレータが作業フローテンプレートを選択する場合、このオペレータはすべての作業フローテンプレートを見るか、または特定のカテゴリの作業フローテンプレートだけを見ることができる。

0026

オペレータは、既存の作業フローテンプレートから新たな作業フローテンプレートを作成することができ、ここでこれはアクティビティを追加または削除する、および/または1つまたはそれ以上のアクティビティのプロパティを変更して、変更したこの作業フローテンプレートファイルを新たなファイルとして保存することによって行われる。ネットワーク上の1システムに記憶された作業フローテンプレートは、このネットワーク上の別のマシンによって起動することができる。これによって同じ臨床プロトコル(clinical protocol)をネットワーク上の全システムにおいて使用可能である。

0027

ステップ206では、適用可能な患者データを加えることによって作業フローテンプレートに書き込みが行われる。この作業フローテンプレートに含まれるアクティビティを選択的に変更することも可能である。作業フローテンプレートは、以前に記憶されたテンプレートでも、または新たに作成したテンプレートでもよい。

0028

患者データは、患者データベース110から、病院情報システム(HIS=Hospital information system)や放射線情報システムRIS=radiological information system)から得ることができ、またはオペレータが手で入力することも可能である。患者データベース110から得られる患者データは、データ選択アクティビティ(Data Selection activity。通例、作業フローテンプレートの一連のアクティビティの最初のアクティビティである)に自動的に転送することが可能であり、または患者データベース110からユーザにが対話的に選択することができる。

0029

有利には患者データは、DICOM規格に整合した形態で(すなわち患者、検査シリーズおよび画像で)患者データベース110に配置される。患者ブラウザによって、オペレータは患者データベース110を対話的に見ることができ、しかも有利には患者データベースを相異なる詳細レベルで見ることができる。例えば、患者ブラウザにより、オペレータは、患者データベース110を患者レベルで調べることができる。この患者レベルでは、患者データベース110の各患者を見ることができる。患者に対する検査および画像シリーズの詳細は、このレベルでは見えないこともある。検査レベルでは、各患者に対するそれぞれの検査を個別に見ることできる。各患者に対するシリーズの詳細はこのレベルでは見えないこともある。シリーズレベルでは、各患者に対するそれぞれのシリーズを個別に見ることができる。

0030

ステップ211では、作業フローテンプレートが実行されて、医用イメージングプロシージャの作業フローが行われる。この実行は一般的に慣用のように順次に行われる。1実施形態では、実行は処理トークン(processing token)によって制御され、ここでこの処理トークンは、一連のアクティビティのうちの目下実行中のアクティビティに渡される。この一連のアクティビティは、外部アプリケーションを含むことができるため、上記の処理トークンは、外部アプリケーションインタフェースに渡されることがある。ここでこのインタフェースにより、外部アプリケーションとの通信が行われ、データが転送され、また外部アプリケーションの実行が制御される。

0031

書き込み済みの作業フローテンプレートの実行は一般的に連続しているが、オペレータが休止(pause)することも可能である。さらに、作業フローパラメタが変更された場合には、この実行を前のアクティビティに再設定してリスタートすることができる。1実施形態ではこのような任意の変更が自動的に検出され、作業フローの実行は、これらの変更を再処理する作業フローテンプレート位置およびアクティビティに自動的に再設定される。択一的には影響を受けたアクティビティの再実行を、オペレータまたは技術者によるコマンドまたは入力に基づいてのみ開始することも可能である。

0032

作業フローは様々な状態、例えば保留中(pending)、動作中(running)、中断(suspend)、完了の準備が整っているなどの状態をとることが可能である。保留中の作業フロー状態では、この作業フローはまだ動作しておらず、記憶されており、実行の準備が整っている。動作中の作業フロー状態では、この作業フローはコンピュータシステムシステムメモリにロードされており、目下患者データを収集中であるか処理中である。休止された作業フロー状態ではこの作業フローはメモリにロードされてはいるが、アクティブではない。この休止された作業フロー状態おいてのみ、作業フローの構造を変更することが可能である。中断された作業フロー状態では、部分的に動作した作業フローはメモリに常駐してはいないが、その部分的な結果と共に記憶されている。オペレータはこれを動作状態に再設定することができる。動作状態に再設定されると直ちに上記の部分データ復元され、作業フローは、中断された個所において実行が再開される。完了の準備が整った作業フローの状態では、すべてのアクティビティおよび作業フローは処理が終了している。

0033

作業フローは、処理の完了の間に多くのアクションを実行することができる。これは任意の出力コネクタの内容を患者データベース110または別のアーカイブ装置に保存することができる。これは指定されたすべてのハードコピー印刷することができる。これは分散形電子ネットワーク103を介して作業フローの結果を別のシステムに送信することができる。またこれはウェブでみることのできる情報を作成することができる。最後にこれは保留状態において別の作業フローを作成することができ、この結果、目下の作業フローは、新しい作業フローの入力データになる。作業フローの存在および状態は、この作業が実行されているシステムに接続されているすべてのシステムに表示することができる。さらに1システムにおいて保留または中断中の作業フローは、このネットワーク上の別の任意のシステム上で起動可能である。

0034

作業フローにおいてつねにただ1つのアクティビティだけがアクティブである。このアクティビティは、処理トークン(processing token)を有すると称される。作業フローが起動され、実行が開始されると、この作業フローに含まれる第1アクティビティには処理トークンが与えられて実行が開始される。このアクティビティが終了すると、処理トークンはつぎのアクティビティに渡され、以下同様に続く。実行中の作業フローにおける各アクティビティは、レディ、実行中または終了の3つの状態のうちの1つの状態にある。レディ状態においてアクティビティは処理トークンを受け取る必要がある。ここでは処理トークンがこのアクティビティに到着していないか、タスクを終了する前にこのアクティビティが休止されたか、またはこのアクティビティの再処理を必要とする何らかのアクションをオペレータが実行したかのいずれかである。実行状態ではアクティビティは処理トークンを有しており、オペレータの入力を待っているか、または目下患者データを収集中または処理中のいずれかである。終了状態では、アクティビティはそのタスクを終了している。例えば、データ収集が完了しているか、またこの作業フローが完了しているのである。

0035

オペレータは、作業フローの実行中にパラメタおよびアクティビティを変更することができる。実行中に変更されたアクティビティの処理が終了すると、処理トークンは、変更されたこのアクティビティに再設定される。続いてこの処理は、変更されたこのアクティビティにおいて再開され、後続のアクティビティを順次に移動する。これは、すべてのアクティビティが、更新されたパラメタの処理を終了するまで続けられる。

0036

図3には作業フロー処理300の代表的な例が示されている。エリア303では、データ選択が行われる。これには例えば患者データベース100からの患者データの収集が含まれ得る。

0037

エリア308では、画像収集が実行される。これにはMRIイメージング、x線、超音波、トモグラフィ、核(すなわちガンマ線)イメージングなどの、医用イメージング処理の任意のタイプを含むことができる。

0038

エリア312では画像が何らかの形で処理される。この処理は様々なタイプのフィルタリングおよび画像改善アルゴリズムを含むことができる。例えば、単光子放射コンピューター断層撮影法SPECT=single photon emission computer tomography)再構成を使用して、有利な1つまたは複数の画像を得ることができ、ここでこれには関心対象の身体部位または器官の3次元画像およびリアルタイム画像が含まれる。

0039

しかしながらSPECTスキャンは、結果としての画像を作成して改善するためにコンピュータ処理を多用してしなければ、通常は読むことも使用することもできない。SPECTスキャン中放射される光子は、通過時に患者の外に散乱されることがある。散乱して検出装置から遠ざかった光子が検出されず、また散乱してこの検出装置に入射した光子が検出されるにより、画像が劣化してしまうことになる。したがってSPECT画像の収集および処理には、物理的およびシステムパラメタ補償および調整を含めなければならないのである。この物理的およびシステムパラメタには、検出器応答線形性一様性減衰および散乱、コリメータ幾何学的空間分解能および感度、検出装置の内在的空間分解能および感度、電子装置エネルギー分解能、システムの感度、画像の丸め、カメラまたはカメラ支持構造体の機械的な偏移電子的な偏移、回転軸較正画像ノイズ画像スライスの厚さ、再構成マトリクスのサイズおよびフィルタ、角度および直線サンプリング間隔、検出されるカウントの統計的な変動、線源からの距離による視野の変化、およびシステムむだ時間などを含めることができる。これらのパラメタのうちの多くのパラメタの較正および監視は、一般的な品質管理部類に入る。

0040

別のタイプの様々なツールを使用して身体の器官をイメージングすることができ、これには心臓イメージングソフトウェアアプリケーションなどがある。このようなソフトウェアの1つがEmory Cardiac ToolboxTMであり、これは市販されており入手可能である。Emory Cardiac ToolboxTMによって、心臓ポジトロンエミッショントモグラフィ(PET=positron emission tomography)およびSPECTスキャンの、統合ソフトウェアシステムへの読み込みが容易になる。Emory Cardiac ToolboxTMは、心臓の潅流および機能の高速かつ効率的な評価に使用可能である。

0041

エリア314では医師または技術者が使用する形態で画像およびデータの結果が出力される。これには紙へのプリントアウト、画面への表示、作成されたフィルムまたはネガその他を含むことができる。この出力機能にはフレキシブルディスプレイアクティビティ(Flexible Display activity)を含むことができ、これによりディスプレイをカスタマイズするためのメカニズムがオペレータに対して提供される。このフレキシブルディスプレイアクティビティにより、オペレータは、出力画面において任意の個数のディスプレイオブジェクトを設定して位置決めすることができる(ディスプレイオブジェクトはオペレータに情報を表示するために使用される)。ディスプレイオブジェクトは、サイズおよび位置が変更可能な画面エリアとすることが可能である。ディスプレイオブジェクトタイプは数多く存在し、ここでは各タイプは、別個のタイプの情報を表示するために指定される。イメージディスプレイオブジェクト(Image Display object)により、所定の時間における単一の画像または画像のシリーズからなる動画またはスライドショーを表示することができる。シリーズディスプレイオブジェクト(Series Display object)により、ラスタの形態で構成される画像のグループを表示することができる。スライスディスプレイオブジェクト(Slice Display object)により、関心領域の直交方向の複数のスライスを表示することができ、ここでこれらのスライスは体積体の3つの軸に沿って並べられる。曲線ディスプレイオブジェクト(Curve Display object)により、データの1次元または2次元ベクトルグラフを表示することができる。テキストディスプレイオブジェクト(Text Display object)により、任意のテキスト、テキストの患者データ(例えば患者名など)、または検査から得られた別のテキストの注釈表示可能である。ビットマップディスプレイオブジェクト(Bitmap Display object)により、診断画像でない画像または図形(例えば機関ロゴなど)を表示可能である。プリントエリアディスプレイオブジェクト(Print Area Display object)により、この作業フローの前のアクティビティからのプリントエリアを表示することができる。これによって別のアクティビティからの出力を単一の表示ページに組み込むことが可能である。

0042

上記のフレキシブルディスプレイアクティビティにより、オペレータは、複数の表示ページを作成することができ、また各ページを別個に設定することができる。フレキシブルディスプレイアクティビティにはページレイアウトおよびディスプレイモードを含むことができる。ページレイアウトモード(Page Layout mode)は、ページに表示する情報を設定するために使用可能である。このモードでは、ディスプレイオブジェクトの位置およびサイズを決定することができ、また各ディスプレイオブジェクトの個別のプロパティを設定することができる。各ディスプレイオブジェクトは、ゼロまたはそれ以上の入力コネクトを有する。上記のディスプレイモード(Display mode)は、操作の通常のモードであり、このモードではディスプレイオブジェクトの位置またはサイズを決定することはできない。例えば、ディスプレイモードでは、オペレータは表示コントラストを調整したり、動画または画像のシリーズを再生することなどが可能である。

0043

図4は、本発明にしたがって画像の捕捉および処理を制御する1プロセスのフローチャート400である。ステップ402では画像捕捉が設定される。これには、画像捕捉タイプ、画像捕捉マシンなどの選択を含む、画像を捕捉するために必要な任意の変数の選択または設定を含むことが可能である。

0044

ステップ407では、画像処理が設定される。これには、画像の結合、画像操作、フィルタリングなどを含む、画像捕捉後処理の任意のタイプの選択および設定を含むことができる。したがってこの画像処理設定は、ソフトウェアパッケージまたはモジュールの指定または捕捉された1つまたは複数の画像を何らかの形態で処理するために使用可能な外部のアプリケーションの指定を含むことが可能である。

0045

ステップ411では作業フローマネージャによって画像捕捉の実行が制御される。これには作業フローテンプレートの命令にしたがったイメージング装置の操作が含まれ、これによって1つの画像または画像のシリーズが捕捉される。

0046

ステップ414では作業フローマネージャにより、作業フローテンプレートの命令にしたがって処理の実行が制御される。これには、外部の処理アプリケーションを含む作業フローアクティビティ間での処理トークンの転送を含むことができ、またアプリケーションのスタートおよびストップ、パラメタの転送、画像処理アプリケーションの完了のチェックなどを含むことができる。

0047

ステップ422では、作業フローマネージャにより、処理中に何らかの変更が行われたか否かが決定される。例えば、オペレータまたは技術者によって何らかの変更が一連の作業フローに行われると、この方法によって、このような変更が検出され、再処理を実行しなければならないか否かが決定される。つぎにすでに実行されており影響を受けるアクティビティを再実行することができ、これによって保証されるのは、オペレータまたは技術者の命令にしたがってこの作業フローが処理されることである。これに関して図4において点線の矢印で示したように、変更されたアクティビティだけが再実行されることに注意されたい。例えば、捕捉アクティビティにおける変更により、捕捉アクティビティおよびこの捕捉アクティビティに関連する処理が再実行されるが、すべての処理を再実行する必要はないのである。同様に処理アクティビティに対する変更により、この処理アクティビティと、この変更された処理アクティビティの結果に依存する後続のすべてのアクティビティとの再実行が行われるが、捕捉アクティビティは再実行されないのである。

0048

図5図2の択一的な実施形態のフローチャート500である。ステップ505ではオペレータによって作業フローテンプレートが呼び出される。有利には医用イメージングセッティングに、複数の空の作業フローテンプレート(これらは所定のタスクに対する一連のアクティビティを含んでいるが患者データは含んでいない)がすでに存在しかつ所定のタスクを実行するように設定されている。例えば、特定の身体部位または器官のゲートされたトモグラフィ検査の実行を希望するオペレータまたは技術者は、所望のイメージングおよび処理ステップを含むゲートされたトモグラフィ作業フローテンプレートをサーチするのである。これによってこのオペレータは、処理を行わなければならない場合につねに適切な作業フローテンプレートを作成しなければならないことから開放されるのである。

0049

ステップ510ではオペレータによって、選択された作業フローテンプレートに患者データが加えられる。例えば、オペレータまたは技術者は患者名を入力しなければならない。さらにいくつかの患者データは、患者データベース110またはHIS/RISから得ることができる。

0050

ステップ512ではオペレータは、作業フローの実行の起動および制御を(作業フローテンプレートに指定されたように)行うことができる。さらにこのオペレータは、既存の作業フローの一連のアクティビティを変更することができる。これはこの作業フローテンプレートが実行される前か、またはこの作業フローテンプレートの実行中または実行の中断中に行うことが可能である。例えば、画像の解像度または品質受け入れられないとオペレータが判断した場合、このオペレータは、別個の画像処理法試行して、完成した画像において所望の質を達成することができるのである。

0051

図6には医用イメージング処理における作業フローの制御に使用可能な作業フローマネージャ装置が示されている。装置600は、ネットワークインタフェース603,CPU606,少なくとも1つのI/O(input/output)装置610およびメモリ620を含むことが可能である。

0052

作業フローマネージャ装置600は、インタフェース603により、例えばLAN,WAN,VPN,インターネットなどの分散形電子ネットワーク103に接続可能である。インタフェース603は分散形電子ネットワークの任意のタイプとすることが可能であり、これは例えば、ネットワークカードモデム、ハブ、ルータゲートウェイなどである。

0053

CPU606は、任意のタイプの汎用CPUまたはコンピュータまたはコンピュータ装置を動作させ制御するために使用されるプロセッサとすることが可能である。

0054

I/O装置610は、任意のタイプの入力装置、例えばキーボードまたはキーパッドタッチスクリーンジョイスティックまたはマウスのようなポインティングデバイスなどを含むことができる。さらに、少なくとも1つのI/O装置610は、コンピュータモニタまたはディスプレイ、タッチスクリーン、プリンタ、フィルム現像器等の任意のタイプの出力装置を含むことが可能である。

0055

メモリ620は、例えばランダムアクセスメモリ(RAM=random access emory)、リードオンリメモリ(ROM=read−only memory)、磁気ディスクテープバブルメモリ光メモリなど任意のタイプのデジタルメモリとすることが可能である。メモリ620には、データと実行可能な命令とが記憶されており、これらは作業フローマネージャ装置600の操作に使用可能である。これにはオペレーティングシステムおよび作業フローマネージャプログラムを含むことができる。

0056

メモリ620は、少なくとも1つの作業フローテンプレート記憶領域626と、少なくとも1つの保留中の作業フローテンプレート記憶領域629と、少なくとも1つのDICOMプロトコル記憶領域631と、少なくとも1つのアクティビティシンボルセット記憶領域634と、少なくとも1つのデータオブジェクトインタフェース記憶領域638と、少なくとも1つの処理トークン記憶領域643と、少なくとも1つの外部アプリケーションインタフェース記憶領域646と、少なくとも1つの処理アプリケーション記憶領域649とを含むことができる。

0057

空のテンプレート記憶領域626は、以前に作成された1つまたはそれ以上の空の作業フローテンプレートを記憶することができ、これには一連のアクティビティが含まれているが、患者データは含まれていない。

0058

保留中の作業フロー記憶領域629は、実行の準備が整っている可能性のある1つまたはそれ以上の保留中の作業フローを記憶することができる。保留中の作業フローは、一連のアクティビティと、アクティビティの実行に必要なすべての患者データとを含むことが可能である。保留中の作業フローは択一的につぎのような程度の患者データを含むことが可能である。すなわちこれは、作業フローマネージャが患者データベース110の患者データにアクセスできるようにするのに十分な程度の患者データを含むことできる。

0059

DICOMプロトコル領域631は、DICOMメッセージデータの復号化および符号化のための規則を含む任意の所要のDICOMプロトコルデータを記憶することができる。

0060

アクティビティシンボルセット記憶領域634には、ユーザのディスプレイ画面に所定のアクティビティを記すために作成または使用される任意のシンボルまたはアイコンが記憶される。例えばバタワースフィルタアクティビティは、それに関連づけられた一義的なシンボルまたはアイコンを有することできる。したがってアクティビティシンボルは所定のアクティビティを表すことができ、このアクティビティにより、選択および実行に応じて所定の処理アクティビティが実行されるのである。

0061

データオブジェクトインタフェース記憶領域638にはデータオブジェクトインタフェース703が記憶され、ここでこれは、アクティビティ間およびアクティビティと、例えばワークステーションのようなシステムノードとの間でデータを転送するために使用される(以下の図7付随する説明を参照されたい)。

0062

処理トークン記憶領域643には、目下実行中のアプリケーション(または動作が中断されている場合に実行が許容されるアプリケーション)をそれぞれ示すシンボルまたはアドレスのような1つまたは複数の処理トークンを記憶することができる。作業フロー毎に1つずつのトークンがあるため、複数のトークンを指定することにより、複数の作業フローを同時に動作させることができる。

0063

外部アプリケーションインタフェース記憶領域646には、作業フローテンプレートによって作成された少なくとも1つの外部アプリケーションインタフェースを記憶することができ、これによって作業フローマネージャ装置600と外部アプリケーションとの通信が可能になる。外部アプリケーションは作業フローマネージャと同じコンピュータに存在するか、または物理的には別個の、または分散形電子ネットワーク103に接続されたリモートのコンピュータ装置に存在することが可能である。例えば、別のワークステーションは画像またはデータ処理に使用されるソフトウェアアプリケーションを有することができ、外部アプリケーションは作業フローテンプレートにリンクされて所望の動作が実行されるようにすることも可能である。外部アプリケーションは、統合されていないまたはリモートであるという性質を有しているため、外部アプリケーションインタフェースを作成して記憶し、これによって装置600と外部アプリケーションとの間でデータが変換されるようにする。さらに、この外部アプリケーションインタフェースによって、外部アプリケーションの実行を制御することが可能である。したがってこの外部アプリケーションは、データを送信してもらわなければならず、何をすべきかを伝達されなければならず、スタートしてもらわなればならないのであり、またこの外部アプリケーションが完了して終了した際にはデータをこれから受信しなればならないのである。

0064

処理アプリケーション記憶領域649は、患者データまたは画像データを処理するために使用される1つまたは複数の外部アプリケーションを記憶することができる。例えば、処理アプリケーション記憶領域649は、心臓画像処理ソフトウェアプログラム画像フィルタリングまたは処理ソフトウェアビューイングソフトウェア、SPECT再構成ソフトウェアなどを記憶することができる。

0065

図7には本発明の1実施形態によるデータオブジェクトインタフェース(DOI=data object interface)703が示されている。DOI703には共有メモリ710と、クライアントサービスライブラリ713と、患者データベースサーバ716とが含まれている。DOI703は患者データベース110に対するシステムインタフェースであり、このインタフェースにより、患者データベース110に記憶されたデータへの、DOIオブジェクトを介するアクセスが提供される。このDOIオブジェクトは、患者データベース110に記憶されている情報をカプセル化し、またこのDOIオブジェクトにより、作業フローはその中の情報を読み出したり書き込んだりすることが可能である。

0066

アクティビティは、DOI703によって提供される機能を使用することができ、ここでこれはDOIクライアントサービスライブラリ713の関数を呼び出すことによって行われる。またDOI703は、この作業フローのアクティビティ間でデータを通信するためにも使用され、ここでこれは入力および出力コネクタ間でデータを転送することによって行われる。データを形成するアクティビティにより、そのデータがその出力コネクタからDOI703に記憶される。後続のアクティビティの入力コネクタは、このデータをDOI703から取り出すことができる。

0067

データおよび制御情報は、(クライアントサービスライブラリ713を使用して)アクティビティと、DOIサーバ716との間で、例えばマイクロソフトコンポーネントオブジェクトモジュール(COM)コールを使用して転送することができる。DOI703によって、このデータがCOMコールまたは共有メモリ710のどちらを介して転送されるのかが決定される。この選択が、オペレータに意識されることはない。

0068

例えば、患者データを目下の作業フローに書き込むため、アクティビティ720により、クライアントサービスライブラリ713にこのデータが要求され、このライブラリによって、この要求が患者データベースサーバ716に転送される。患者データベースサーバ716によって、要求されたデータが患者データベース110から取り出されて共有メモリ710に配置される。患者データベースサーバ716は、データの準備が整っていることをクライアントサービスライブラリ713に通知し、クライアントサービスライブラリ713によりこのデータが共有メモリ710から取り出され、要求を行ったアクティビティ720に転送される。

0069

DOIが個々のアクティビティ720に提供できる別のサービスには、DOIオブジェクトの新しいインスタンスの作成、DOIオブジェクトのインスタンスの削除、DOIオブジェクトの属性の取得または設定、既存のDOIオブジェクトの保存、新しいデータベースオブジェクトの保存、またはデータベースのオブジェクトを指定する識別子に基づくDOIの作成を含めることができる。

0070

図8には、本発明の1実施形態による代表的なコマンドモジュール(Command Module)のハードコピーが示されている。このコマンドモジュールはグラフィカルユーザインタフェースGUI=graphical user interface)であり、このグラフィカルユーザインタフェースによって、オペレータは作業フローテンプレートを作成および/または設定することが可能である。この実施形態では、エリア801は患者ブラウザであり、エリア802は作業フローテンプレートブラウザであり、エリア803は作業フローマネージャアクセスエリアであり、またエリア804はメニューバーである。

0071

エリア801の患者ブラウザにより、オペレータは患者データベース100の個々の患者データを見ることができ、作業フローテンプレートに含める患者データを選択することができる。コマンドモジュールの1実施形態では患者ブラウザの患者データをダブルクリックすることによって、選択したデータを表示するように設定された作業フローが起動される。

0072

エリア802の作業フローブラウザにより、オペレータは対話的に、すべての作業フローテンプレートか、または所定のカテゴリの作業フローテンプレートだけを見ることができる。コマンドモジュールの1実施形態では、作業フローテンプレートブラウザの作業フローテンプレートをダブルクリックすることによって新たな作業フローが起動され、ここでは選択された作業フローテンプレートと、患者ブラウザにおいて選択された患者データとが使用される。

0073

エリア803の作業フローマネージャアクセスエリアにより、オペレータは作業フローを見て制御することができる。この作業フローマネージャは、オペレータがコマンドモジュールから作業フローを起動する度に更新される。

0074

エリア804のメニューバーは、オペレータに対するオプションメニューを含むことができる。患者メニューは、患者データを扱うコマンドを含むことができる。作業フローメニューは、作業フローを起動および休止するためのコマンドを含むことができる。ユーティリティメニューは、コマンドソフトウェアを設定したり、プリンタキューを調べるプログラムを起動するコマンドを含むことができる。オプションメニューによって、サービスのオプションが得られる。ヘルプメニューによって、使い方についてのヘルプが提供され、またはオペレータと、オンラインヘルプ機能とを接続することが可能である。

0075

図9には、本発明の1実施形態による動作中の代表的な作業フローディスプレイのハードコピーが示されている。この代表的なディスプレイはGUIであり、このGUIによってオペレータは、実行中の作業フローテンプレートにアクセスしてこれを制御することができる。

0076

エリア901では作業フローのアクティビティの目下の状況が示されている。この作業フローの第1アクティビティは、エリア901の最上部に示されており、続いてのアクティビティは降順に示されている。右側の列には、この作業フローにおけるアクティビティの名前およびアイコンが示されており、ここでアクティビティの各タイプはそれぞれ固有のアイコンおよび名前を有している。左側の列には上記のようにアクティビティのそれぞれの状態が示されている。この作業フローに沢山の作業フローがありすぎて一度に表示的ない場合、これらの列はスクロールアップまたはスクロールダウンできることに注意されたい。この作業フローのアクティビティ毎状態アイコンをディスプレイに設けることができる。この状態アイコンは、アクティビティの状態の状態をオペレータに示すために使用される。目下のシステムにおいてレディー状態は空で示され、実行状態は(黄色の)矢印であり、休止状態は停止の記号であり、終了状態は(緑の)チェックマークである。図示の例では、最初の2つのアクティビティは完了しており、第3アクティビティは実行中であり、第4および第5アクティビティは実行の準備が整っている。

0077

エリア902は、拡大される(実行中のアクティビティによって捕捉または処理されたいくつかまたはすべての画像をグラフィックに示すために拡大される)アクティビティを含むことができる。オペレータは、このシステムのGUIの作業フロー区画にある、アクティビティを表すアイコンをクリックすることによって、この拡大されるアクティビティを制御することができる。オペレータは、処理の順番に影響を及ぼすことなく、アクティビティを拡大および調べることができる。例えば、エリア902において1つのアクティビティが拡大されている間、他のアクティビティはバックグランドで動作し続けることができる。

0078

エリア903は、作業フローの状態を変更するために使用することのできるアイコンを含む。(緑の)矢印は、休止された作業フローを再開するためにクリックすることができる。(赤の)バーは動作中の作業フローを休止するためにクリックすることができる。中断(suspend)ボタンを選択することによってこの作業フローは中断される。完了ボタンを選択することによってこの作業フロー(ここではすべてのアクティビティの処理が終了している)が完了する。

0079

エリア904は、セットアップボタンを含むことができる。オペレータがこのボタンをクリックすると、画面を表示することができ、この画面ではオペレータは、完了の間に作業フローによって実行されるアクションを設定することができる。

0080

エリア905は、作業フローメニューバーである。これらのメニュー項目により、別の任意のエリアにおけるアイコンの選択と同様に、作業フローテンプレートを設定および制御することができる。このメニュー項目は、目下拡大されているアクティビティに基づいて変わり得ることに注意されたい。

0081

作業フローマネージャおよびコマンドモジュールによって使用される様々なアイコンは、その性質上何らかの情報をオペレータに伝える認知可能なアクティビティアイコンとすることができる。例えば、認知可能なアクティビティアイコンにより、イメージングすべき身体部位または器官を示すことができ、または存在する画像に実行される処理についての何らかの表示またはシンボルを付与することができる。

0082

図10は、外部アプリケーションインタフェース処理のフローチャートである。ステップ1002では、外部アプリケーションの入力データが、少なくとも1つの外部アプリケーション入力コネクタから読み出される。この入力データは、この外部アプリケーションによって処理されるデータである。

0083

ステップ1005では、必要であれば、データが外部アプリケーションのデータ形式に変換される。この選択的な変換により、相異なる多くの外部アプリケーションと、作業フローマネージャとがインタフェースすることができ、またこれらを作業フローマネージャから使用することができる。

0084

ステップ1011では、外部アプリケーション入力データが外部アプリケーションデータファイルに記憶される。この外部アプリケーションデータファイルにデータが保持され、また外部アプリケーションが実行される場合、この外部アプリケーションによってアクセスすることができる。

0085

ステップ1014では、外部アプリケーションが起動される。この外部アプリケーションは、上記の外部アプリケーションデータファイルを入力として使用して動作する。外部アプリケーションの実行は、外部アプリケーションインタフェースに転送される処理トークンによって制御可能である。

0086

ステップ1019では、外部アプリケーション入力データまたはデータファイルの位置が、この外部アプリケーションに渡される。これは、例えば、入力データの開始メモリ位置および入力データのサイズとすることができる。これにより、この外部アプリケーションは、外部アプリケーションデータにアクセスして、この外部アプリケーションデータを処理のために使用することができる。

0087

ステップ1026では、作業フローマネージャは、外部アプリケーションが処理を完了して終了するのを待機する。外部アプリケーション処理の一部として、外部アプリケーションはデータを変換または作成することができ、また外部アプリケーション出力ファイルを作成することができる。

0088

ステップ1036では、外部アプリケーション出力ファイルが読み込まれ、これによって外部アプリケーションによる任意のデータ出力にアクセスする。

0089

ステップ1041では、必要であればアプリケーションインタフェースによって出力データを逆変換することができる。この逆変換により、最初にこのアプリケーションインタフェースによって変換されたデータ形式が再現される。例えば、外部アプリケーションがDICOMプロトコルを実現していないか、または使用していない場合、これに転送される患者データは、何らかの形態で再構成または変換しなければならないこともある。

図面の簡単な説明

0090

ステップ1048では外部アプリケーション出力データを、少なくとも1つの外部アプリケーション出力コネクタに送出することができる。これにより、外部アプリケーションで操作されたまたは形成された任意のデータを作業フローの別のアクティビティに転送することができる。上では本発明を詳しく説明したが、本発明はここに記載した具体的な実施形態に制限されるものではない。いまや当業者は本発明の数多くの使用および変更を構成することができ、また上記の具体的な実施形態から出発することができるが、その際に本発明のコンセプトから逸脱しないことは明らかである。

図1
典型的な医用イメージングシステムを示す図である。
図2
本発明にしたがった作業フロー実行の起動についてのフローチャートである。
図3
作業フロー処理の代表的な例を示す図である。
図4
画像の捕捉および処理の制御についてのフローチャートである。
図5
図2の択一的なフローチャートである。
図6
医用イメージングにおける作業フローの設定および実行のための作業フローマネージャ装置を示す図である。
図7
データオブジェクトインタフェースを示す図である。
【図8】
代表的なコマンドモジュールの画面コピーを示す図である。
【図9】
代表的な作業画面の画面コピーを示す図である。
図10
外部アプリケーションのインタフェースの仕方についてフローチャートである。

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