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技術 自動化された自動車伝動装置のためのパークロック

出願人 シェフラーテクノロジーズアクチエンゲゼルシャフトウントコンパニーコマンディートゲゼルシャフト
発明者 クリストフリンデンシュミットラインハルトベルガー
出願日 2004年3月25日 (16年9ヶ月経過) 出願番号 2004-089568
公開日 2004年11月25日 (16年1ヶ月経過) 公開番号 2004-332925
状態 特許登録済
技術分野 変速操作機構
主要キーワード 液圧機構 ロックホイール 自動車伝動装置 パワー消費量 復帰運動 リリース装置 両フランク 蓄え器
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2004年11月25日)のものです。
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図面 (5)

課題

簡単にパークロックを確実にロックおよびロック解除できるようにする。

解決手段

リリース装置伝動装置アクチュエータにより操作可能であるようにした。

概要

背景

自動車のための、自動化された変速伝動装置は一般に機械的に作用するパークロック装置を有しており、パークロック装置では、ロック位置の達成のために、伝動装置の被動側、ひいては車両の軸に結合されているパークロックホイール歯部内に係合する係止装置、例えばロックラチェットが操作される。パークロックすることは一般に蓄力ばねにより行われ、蓄力ばねのばね力は係止装置の操作エレメントスライドさせ、それにより、ロックラチェットがその運動方向に関してロックされていて、パークロックホイールの歯部内に咬合、つまり噛み込むことができるようになっている。パークロックを開放するために、パークロックの係止解除できるリリース装置が必要である。リリース装置は一般に、このために付加的に設けられている例えば液圧式の駆動部により運転される。パークロックは開放された状態で保持装置、例えば保持機構を備えた電磁石を介して保持されることができる。その際、保持装置は蓄力ばねのばね力に抗して作用する保持力を加えなければならない。保持装置は、保持装置の保持力が蓄力ばねのばね力よりも大きいように構成されていなければならない。保持力を加えるために、例えば電磁石の、大きなパワー消費量が必要である。保持装置が電磁石を介して操作されると、パークロックは開放された状態に、電磁石が電気的に通電される限りにおいて維持される。電磁石を保持装置に使用することにより、電気的な電流失陥時に、保持装置が係合から外れて、パークロックが閉鎖され得ることが保証されることができる。その際、パークロックが、伝動装置の損傷を招きかねない車両速度でかけられてしまうという問題が発生し得る。それゆえ、車両速度が所定の車両制限速度よりも大きい場合に、パークロックすることは回避されなければならない。

概要

簡単にパークロックを確実にロックおよびロック解除できるようにする。リリース装置が伝動装置アクチュエータにより操作可能であるようにした。

目的

本発明の課題は、冒頭で述べた形式の、自動化された自動車伝動装置のためのパークロックを改良して、簡単にパークロックを確実にロックおよびロック解除できるようにすることである。

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

自動化された自動車伝動装置のためのパークロックであって、パークロックするための少なくとも1つの蓄力ばねと、パークロックを開放するための1つのリリース装置と、パークロックを開放状態に保持するための、少なくとも1つの蓄力ばねからのばね力に抗して作用するように配置された1つの保持装置とが設けられている形式のものにおいて、リリース装置が伝動装置アクチュエータにより操作可能であることを特徴とする、自動化された自動車伝動装置のためのパークロック。

請求項2

リリース装置が、少なくとも1つの蓄力ばねと作用結合して配置されている、請求項1記載のパークロック。

請求項3

リリース装置を閉鎖するためのばね力を有した第1の蓄力ばねと、パークロックするために係止装置を操作するためのばね力を有した第2の蓄力ばねとが設けられている、請求項1または2記載のパークロック。

請求項4

リリース装置が、第1の蓄力ばねと作用結合して配置されており、それにより、パークロックの開放時にリリース装置により第1の蓄力ばねがばね力で予負荷されている、請求項3記載のパークロック。

請求項5

第1の蓄力ばねがばね力を有しており、それにより、リリース装置がパークロックの開放後に上記ばね力の作用によって所定の位置へと走行できる、請求項4記載のパークロック。

請求項6

リリース装置が、係止装置と作用結合して配置されており、それにより、パークロックの開放時にリリース装置によって係止装置が開放されていて、かつ伝動装置ロック解除されている、請求項3から5までのいずれか1項記載のパークロック。

請求項7

作用結合が解離可能である、請求項6記載のパークロック。

請求項8

第2の蓄力ばねが、第1の蓄力ばねのばね力よりも僅かなばね力を有している、請求項3から7までのいずれか1項記載のパークロック。

請求項9

保持装置が、より僅かなばね力を有した蓄力ばねからのばね力に抗して作用するように配置されている、請求項8記載のパークロック。

請求項10

操作エレメントを備えた係止装置を有する、自動車伝動装置のためのパークロックであって、パークロックするために、操作エレメントが操作されることができ、それにより、伝動装置をブロックするためにパークロックホイール歯部内に係合するロックラチェットがその運動に関してロックされる形式のものにおいて、ロックラチェットとパークロックホイールの歯部との間の作用結合が以下のように構成されている、すなわち、パークロックする際に、車両速度が所定の車両制限速度よりも大きい場合には、ロックラチェットがパークロックホイールの歯部内に咬合することが阻止されていることを特徴とする、車両伝動装置のためのパークロック。

請求項11

ロックラチェットのベースが所定の輪郭を有しており、それにより、ロックラチェットがパークロックホイールの歯部内に咬合することが阻止されている際に、ロックラチェットの、係合している部分およびパークロックホイールの歯部の負荷が僅かであるようになっている、請求項10記載のパークロック。

請求項12

輪郭が、ロックラチェットのフランクに設けられた1つの面取り部から形成される、請求項11記載のパークロック。

請求項13

輪郭がロックラチェットの両フランクにその都度1つの面取り部を有している、請求項12記載のパークロック。

技術分野

0001

本発明は、自動化された自動車伝動装置のためのパークロックであって、パークロックするための少なくとも1つの蓄力ばねと、パークロックを開放するための1つのリリース装置と、パークロックを開放状態に保持するための、少なくとも1つの蓄力ばねからのばね力に抗して作用するように配置された1つの保持装置とが設けられている形式のものに関する。さらに本発明は、操作エレメントを備えた係止装置を有する、自動車伝動装置のためのパークロックであって、パークロックするために、操作エレメントが操作されることができ、それにより、伝動装置ブロックするためにパークロックホイール歯部内に係合するロックラチェットがその運動に関してロックされる形式のものに関する。

背景技術

0002

自動車のための、自動化された変速伝動装置は一般に機械的に作用するパークロック装置を有しており、パークロック装置では、ロック位置の達成のために、伝動装置の被動側、ひいては車両の軸に結合されているパークロックホイールの歯部内に係合する係止装置、例えばロックラチェットが操作される。パークロックすることは一般に蓄力ばねにより行われ、蓄力ばねのばね力は係止装置の操作エレメントをスライドさせ、それにより、ロックラチェットがその運動方向に関してロックされていて、パークロックホイールの歯部内に咬合、つまり噛み込むことができるようになっている。パークロックを開放するために、パークロックの係止解除できるリリース装置が必要である。リリース装置は一般に、このために付加的に設けられている例えば液圧式の駆動部により運転される。パークロックは開放された状態で保持装置、例えば保持機構を備えた電磁石を介して保持されることができる。その際、保持装置は蓄力ばねのばね力に抗して作用する保持力を加えなければならない。保持装置は、保持装置の保持力が蓄力ばねのばね力よりも大きいように構成されていなければならない。保持力を加えるために、例えば電磁石の、大きなパワー消費量が必要である。保持装置が電磁石を介して操作されると、パークロックは開放された状態に、電磁石が電気的に通電される限りにおいて維持される。電磁石を保持装置に使用することにより、電気的な電流失陥時に、保持装置が係合から外れて、パークロックが閉鎖され得ることが保証されることができる。その際、パークロックが、伝動装置の損傷を招きかねない車両速度でかけられてしまうという問題が発生し得る。それゆえ、車両速度が所定の車両制限速度よりも大きい場合に、パークロックすることは回避されなければならない。

発明が解決しようとする課題

0003

本発明の課題は、冒頭で述べた形式の、自動化された自動車伝動装置のためのパークロックを改良して、簡単にパークロックを確実にロックおよびロック解除できるようにすることである。

課題を解決するための手段

0004

上記課題を解決した本発明の構成によれば、自動化された自動車伝動装置のためのパークロックであって、パークロックするための少なくとも1つの蓄力ばねと、パークロックを開放するための1つのリリース装置と、パークロックを開放状態に保持するための、少なくとも1つの蓄力ばねからのばね力に抗して作用するように配置された1つの保持装置とが設けられている形式のものにおいて、リリース装置が伝動装置アクチュエータにより操作可能であるようにした。さらに上記課題を解決した本発明の別の構成によれば、操作エレメントを備えた係止装置を有する、自動車伝動装置のためのパークロックであって、パークロックするために、操作エレメントが操作されることができ、それにより、伝動装置をブロックするためにパークロックホイールの歯部内に係合するロックラチェットがその運動に関してロックされる形式のものにおいて、ロックラチェットとパークロックホイールの歯部との間の作用結合が以下のように構成されている、すなわち、パークロックする際に、車両速度が所定の車両制限速度よりも大きい場合には、ロックラチェットがパークロックホイールの歯部内に咬合することが阻止されているようにした。

発明の効果

0005

上記課題を解決した本発明の構成によれば、自動化された自動車伝動装置のためのパークロックであって、パークロックするための少なくとも1つの蓄力ばねと、パークロックを開放するための1つのリリース装置と、パークロックを開放状態に保持するための、少なくとも1つの蓄力ばねからのばね力に抗して作用するように配置された1つの保持装置とが設けられている形式のものにおいて、リリース装置が伝動装置アクチュエータにより操作可能であるようにした。閉鎖されたパークロックを開放するためには、伝動装置のロックを再度解除できるリリース装置が必要である。有利には、本発明によるパークロックのリリース装置は伝動装置アクチュエータにより操作可能である。この場合、例えばリリース装置は、伝動装置アクチュエータのシフトフィンガにより操作可能であって、シフトフィンガと係合できるパークロックシフトレールを有していることができる。このようにして、パークロックは、自動化された変速伝動装置の、既存の伝動装置アクチュエータの助けを借りて、リリース装置を操作するための付加的な駆動部を必要とせずに開放されることができる。このことにより、公知のパークロック装置では一般に必要であるような付加的な駆動部、例えばリリース装置を操作するための、圧力蓄え器を備えた液圧機構は省略される。

0006

有利には、本発明によるパークロックのリリース装置が、少なくとも1つの蓄力ばねと作用結合して配置されている。リリース装置の操作によるパークロックの開放後、改めてパークロックする際に、リリース装置は閉鎖されなければならない。本発明により、このことは、少なくとも1つの蓄力ばねとの作用結合を介して達成され得る。作用結合は例えば、パークロックの開放時にリリース装置により上記蓄力ばねがばね力で予負荷され、パークロックが開放されるやいなや、ばね力の作用によりリリース装置が再度閉鎖されることができるように構成されていることができる。このことが有する利点は、蓄力ばねの適当な寸法設定時に、リリース装置が第1の蓄力ばねのばね力の単独の作用で閉鎖されることができる点にある。このことにより、リリース装置を閉鎖するための付加的な駆動部は省略されることができる。

0007

本発明によるパークロックの別の有利な構成では、リリース装置を閉鎖するためのばね力を有した第1の蓄力ばねと、パークロックするために係止装置を操作するためのばね力を有した第2の蓄力ばねとが設けられている。本発明により、パークロックを操作するために、2つの蓄力ばねが設けられることができ、そのばね力は互いに無関係に作用することができる。これにより、リリース装置および係止装置を互いに無関係に操作することが可能である。例えば、リリース装置は、パークロックの開放時に、リリース装置と作用結合して配置された第1の蓄力ばねがばね力で予負荷されるように配置されていることができ、その作用によりリリース装置はパークロックの開放後すぐに再度閉鎖されることができる。同時に、例えば第2の蓄力ばねと作用結合して配置された係止装置は第2の蓄力ばねからのばね力に抗して開放状態で保持装置により保持されることができ、パークロックするために係止装置は第2の蓄力ばねのばね力により操作されることができる。このことにより、第2の蓄力ばねはパークロックするために、係止装置を操作するためのばね力さえ加えられればよい。このようにして、パークロックを操作するために、異なるばね力を有する蓄力ばねが使用されることができる。例えば、リリース装置を閉鎖するための第1の蓄力ばねは、パークロックする際に係止装置を操作するための第2の蓄力ばねよりもかなり大きなばね力を有していることができる。

0008

本発明によるパークロックが有するリリース装置は有利には、第1の蓄力ばねと作用結合して配置されており、それにより、パークロックの開放時にはリリース装置により第1の蓄力ばねがばね力で予負荷されることができる。本発明により、リリース装置は例えば、第1の蓄力ばねと作用結合して配置された可動なパークロックシフトレールを有していることができ、パークロックシフトレールは、パークロックを開放するためにリリース装置を操作する際に、第1の蓄力ばねのばね力に抗して運動することができ、その際に、第1の蓄力ばねを予負荷する、つまりこれにプレロードもしくは予荷重をかける。

0009

本発明によるパークロックの別の有利な構成では、第1の蓄力ばねがばね力を有しており、それにより、リリース装置がパークロックの開放後に上記ばね力の作用だけによって所定の位置へと走行できる。パークロックがリリース装置の操作により開放されると、本発明により第1の蓄力ばねは予負荷されている。本発明により、第1の蓄力ばねは、予負荷によるプレロードによって生ぜしめられたばね力が、リリース装置の操作エレメント、例えばリリース装置が有するパークロックシフトレールをその出発位置へと復帰運動させるのに十分であるように構成されていることができる。このことにより、リリース装置が、パークロックを開放するためにリリース装置を操作した後に、第1の蓄力ばねの、作用するばね力だけによって再度閉鎖され、改めて係止装置の操作により再度パークロックできるようになる。この場合、リリース装置の所定の位置はその出発位置、例えばリリース装置が伝動装置アクチュエータの、パークロックシフトレールに係合するシフトフィンガによって操作される際の出発位置、つまり自動化された変速伝動装置のシフトフィンガの、ニュートラルセレクトゲートの位置に相当することができる。このことは特に、パークロックの開放状態での伝動装置アクチュエータの失陥時、例えば電流失陥時に特に有意義である。その場合、リリース装置を閉鎖するために、リリース装置を操作するための、例えば伝動装置アクチュエータのシフトフィンガと係合しているパークロックシフトレールは、伝動装置アクチュエータからの力に抗して伝動装置アクチュエータの使用なしにその出発位置へと復帰運動できなければならない。それゆえ、第1の蓄力ばねは有利には、そのばね力が、リリース装置をアクチュエータの力に抗して伝動装置アクチュエータの失陥時に再度閉鎖するのに十分であるように寸法設定されている。このことが有する利点は、伝動装置アクチュエータの失陥時にリリース装置が第1の蓄力ばねのばね力により閉鎖され、再度パークロックすることができる点にある。

0010

有利には、本発明によるパークロックのリリース装置が、係止装置と作用結合して配置されており、それにより、パークロックの開放時にリリース装置によって係止装置が開放されていて、かつ伝動装置がロック解除されている。本発明により、リリース装置と係止装置との間の作用結合は例えば、リリース装置に含まれるパークロックシフトレールが、係止装置の操作エレメントとの力伝達経路内に、係止装置の係合を解除するために配置されているように構成されていることができる。この場合、リリース装置は例えばパークロックシフトレールに固く結合されたレバーを有していることができ、レバーは、パークロックを開放するためにリリース装置を操作する際に、係止装置の操作エレメント、例えば管に沿って摺動可能に配置された円錐体または可動なスライダに係合し、操作エレメントをパークロックシフトレールと共に、係止装置が係止解除されて伝動装置がロック解除されるまで連動させる。

0011

本発明によるパークロックの別の有利な構成では、リリース装置と係止装置との間の作用結合が解離可能である。パークロックの開放後、本発明により、例えばリリース装置の、パークロックシフトレールに固く結合されたレバーが係止装置の操作エレメントに係合している。リリース装置を閉鎖するために、パークロックシフトレールに固く結合されたレバーが係止装置の操作エレメント対してリリース装置の閉鎖運動の方向で解離可能に配置されている。このようにして、レバーを備えたパークロックシフトレールをパークロックの開放後に例えば出発位置に復帰運動させ、同時にパークロックを、操作エレメントを介して保持装置により開放状態に保持することが可能である。このことにより、リリース装置がパークロックの開放後すぐに再度閉鎖され、それと同時にパークロックが開放状態に保持され、かつパークロックが、係止装置を操作するだけで再度ロックされ得るようになる。このことが有する利点は、第2の蓄力ばねが、パークロックを閉鎖するために、係止装置を操作するために必要なばね力さえ加えることができればよい点にある。これにより、第2の蓄力ばねの寸法設定時に、リリース装置の閉鎖時に場合によっては発生する上記の大きな抵抗力を無視することができる。このことが有する利点は、第2の蓄力ばねが、パークロックするために、僅かなばね力さえ有していればよい点にある。

0012

本発明によるパークロックの有利な構成では、第2の蓄力ばねが、第1の蓄力ばねのばね力よりも僅かなばね力を有している。本発明により、第1の蓄力ばねはリリース装置を閉鎖するために設けられている。それゆえ、第1の蓄力ばねは、そのばね力が緊張状態でパークロックの開放後に、リリース装置を再度閉鎖するのに十分であるように構成されていなければならない。このために、既に説明したように大きなばね力が必要である。これに対して本発明により、パークロックするためには、第2の蓄力ばねによって、係止装置を操作するための僅かなばね力が必要とされるに過ぎない。

0013

本発明によるパークロックの別の有利な構成では、保持装置が、より僅かなばね力を有した蓄力ばねからのばね力に抗して作用するように配置されている。パークロックを開放状態に保持するために本発明により、保持装置が必要である。その際、保持装置は、パークロックを閉鎖するための、予負荷された蓄力ばねからの、当該保持力に抗して作用するばね力よりも大きな保持力を加えなければならない。パークロックを閉鎖するために、保持装置は緩解され、係止装置を操作するための蓄力ばねからのばね力が解放されることができる。本発明により、保持装置を、リリース装置を閉鎖するための第1の蓄力ばねと作用結合して配置することが可能である。その場合、パークロックは第1の蓄力ばねからのばね力に抗して保持装置により開放状態に保持されなければならない。ただし、このことは保持装置の大きな保持力を必要とする。それというのも、既に説明したように、第1の蓄力ばねはリリース装置を閉鎖するための大きなばね力を有していなければならないからである。本発明により、保持装置は第2の蓄力ばねと作用結合するように配置されている。それというのも、係止装置を操作するための第2の蓄力ばねは、既に述べたように、第1の蓄力ばねよりも僅かなばね力を有しているからである。これにより得られる利点は、パークロックを開放状態で保持するための、保持装置によって加えなければならない保持力が、保持装置を第1の蓄力ばねと作用結合するように配置した場合に比べて僅かである点にある。これにより、保持装置により加えなければならない保持力はかなり減じられることができる。パークロックを開放状態で保持するために保持装置に例えば電磁石が使用されると、本発明による配置では、より僅かなパワー消費量を有した電磁石を使用することができる。このようにして、パークロックの開放状態における電磁石の電気的なパワー消費量は約30%減じられることができる。このことにより、パークロックを、ある時間にわたって、例えば30分間運転上の理由から内燃機関を停止した後にも、車両バッテリが電磁石の電気的なパワー消費量により過負荷され、放電されてしまう危険なしに開放したまま保持することが可能である。

0014

上記課題を解決した本発明の別の構成によれば、操作エレメントを備えた係止装置を有する、自動車伝動装置のためのパークロックであって、パークロックするために、操作エレメントが操作されることができ、それにより、伝動装置をブロックするためにパークロックホイールの歯部内に係合するロックラチェットがその運動に関してロックされる形式のものにおいて、ロックラチェットとパークロックホイールの歯部との間の作用結合が以下のように構成されている、すなわち、パークロックする際に、車両速度が所定の車両制限速度よりも大きい場合には、ロックラチェットがパークロックホイールの歯部内に咬合することが阻止されているようにした。自動的に操作されるパークロックにおいて、自動的な操作が失陥した場合、例えば電流失陥時にパークロックできるという運転上の要求が存在する。このことは一般に保持装置に、パークロックを開放状態に保持する電磁石を使用することにより実現される。保持装置は例えば、電磁石の供給電圧の失陥時に、係止装置を操作するための、予負荷された蓄力ばねからのばね力が解放され、パークロックが閉鎖され得るように配置されていることができる。この場合、パークロックが故障事例に基づいて車両の高い速度時にロックするために操作される事態が起こり得る。伝動装置の損傷を回避するために、所定の車両制限速度、例えば約5km/hよりも大きな車両速度時にパークロックできないことが保証されなければならない。このことは、ロック位置で互いに係合するロックラチェットとパークロックホイールの歯部との幾何学形状が非自縛式に構成されていることにより達成され得る。より高い車両速度でロックホイールモーメントが加わった場合には、ロックラチェットは再度パークロックホイールの歯部から押し出されて、ロックラチェットは咬合できない。ロックラチェットをロック位置に咬合することは、ロックラチェットがパークロックホイールの歯部の十分な深さに進入することができて、係止装置の、自縛式に構成された操作エレメント、例えば円錐体または、設けられた傾斜輪郭を備えて配置された可動なスライダとの作用結合部においてパークロックホイールの歯部からの咬合解除を妨げる所定の時間が提供されている場合にのみ可能である。このようにして、パークロックすることは車両制限速度よりも小さな車両速度時にのみ可能である。車両制限速度より大きな車両速度時には、ロックラチェットははじかれて、パークロックすることは不可能である。

0015

本発明によるパークロックの別の有利な構成では、ロックラチェットのベースが所定の輪郭を有しており、それにより、ロックラチェットがパークロックホイールの歯部内に咬合することが阻止されている際に、ロックラチェットの、係合している部分およびパークロックホイールの歯部の負荷が僅かであるようになっている。車両制限速度よりも大きな車両速度時にパークロックしようと試みた場合にロックラチェットが退けられると、ロックラチェットは繰り返しパークロックホイールの歯部内に進入し、再度押し出される。この「ラチェン(Ratschen)」とも呼ばれる空転状態は、持続的に繰り返されるロックラチェットとパークロックホイールの歯部の歯溝壁との衝突により特徴付けられている。このことはロックラチェットと歯溝壁の衝突のたびに衝撃を結果的にもたらし、持続的な力学的な負荷へとつながり、結果的に上記構成部分寿命の短縮につながる。本発明により、ロックラチェットのベースに、例えば面取り部のような輪郭が設けられることができ、この輪郭はロックラチェットの撃退時の衝撃をかなり減じる。これにより、ロックラチェットおよびパークロックホイールの歯部の負荷を減じることができる。輪郭が例えば面取り部におけるように真っ直ぐに延びているだけではなく、所定の曲線形状により形成されてもよい。

0016

本発明によるパークロックの別の有利な構成では、輪郭が、ロックラチェットのフランクに設けられた1つの面取り部から形成される。本発明により、ロックラチェットが歯背壁とロックラチェットの撃退時に係合する、ロックラチェットのベースの面に面取り部が設けられている。これにより、ロックラチェットの撃退が、ロックラチェットのフランクの、設けられた面取り部によって平坦にされた部分を介して実施されるようになる。このことが有する利点は、ロックラチェットの撃退時に発生する衝撃が大幅に減じられることができ、かつ上記構成部分の寿命がかなり延長され得る点にある。

0017

本発明によるパークロックの別の有利な構成では、輪郭がその都度1つの面取り部をロックラチェットの両フランクに有している。これにより、ロックラチェットの撃退時の、ロックラチェットおよびパークロックホイールの歯部の負荷は前進時においても後進時においても減じられることができる。

0018

提案されたパークロックは自動化された自動車変速伝動装置および自動化されていない自動車変速伝動装置において使用されることができる。

0019

以下に図面を参照しながら本発明の実施例について詳説する。

発明を実施するための最良の形態

0020

図1には、伝動装置アクチュエータにより操作可能なリリース装置(10)を備えた、自動化された自動車伝動装置のための、本発明によるパークロックの概略図が示されており、その際、保持装置(4)は第1の蓄力ばね(3)と作用結合して配置されている。図面にはパークロックが開放された状態で示されている。伝動装置アクチュエータ(図示せず)のシフトフィンガ(1)はパークロックシフトレール(2)に係合することができる。パークロックを開放するために、シフトフィンガ(1)はパークロックシフトレール(2)を右方向に図示の位置へとスライドさせる。その際に、第1の蓄力ばね(3)は緊張させられ、電磁石(4)および保持機構(図示せず)により保持される。第1の蓄力ばね(3)のばね力により、伝動装置アクチュエータの失陥時に、シフトフィンガ(1)を、自動化された変速伝動装置のギヤ選択のためのセレクト装置の、ニュートラルなセレクトゲートへと戻すことが可能である。それゆえ、第1の蓄力ばね(3)は大きなばね力を有している。レール(2)の運動と同時に、レールに固く結合されたロッド(6)が連動する。これにより、ロッド(6)に配置された円錐体(7)も図示の位置へと運動する。その際、ウェッジとも呼ばれる円錐体に設けられた傾斜輪郭もしくはランプ輪郭に基づいて、ロックラチェット(8)は図面上方への運動が可能であるので、ロックラチェットは、モーメントがパークロックホイール(9)に加わると、パークロックホイール(9)の歯部から咬合解除することができ、パークロックは開放されている。パークロックを閉鎖するために、電磁石(4)は非通電に切り換えられる。これにより、第1の蓄力ばね(3)は弛緩し、そのばね力の作用下で、レール(2)はリリース装置(10)の閉鎖のために図面左方向に運動する。その際に、ロッド(6)は連動して、ロッド(6)に沿って摺動可能に配置された円錐体は、円錐体とロッド(6)の端部との間で作用結合して配置された第2の蓄力ばねを、咬合解除されたロックラチェット(8)に抗して作用するばね力でもって緊張させる。第2の蓄力ばね(5)は、パークロックを閉鎖するために円錐体(7)を図面左方向に、ロックラチェット(8)が再度ロック位置の達成のためにパークロックホイールの歯部に咬合する(噛み込む)まで運動させるために必要である。この配置の場合、保持装置(4)は、第1の蓄力ばね(3)からのばね力に抗してパークロックを開放状態に保持しなければならない。

0021

図2には、係止装置(25)を操作するための第2の蓄力ばね(20)と作用結合する保持装置(16,18,21)を配備した、本発明によるパークロックが概略的に示されている。図面にはパークロックが開放された位置で示されている。パークロックを開放するために、伝動装置アクチュエータ(図示せず)のシフトフィンガ(12)はパークロックシフトレール(13)を図面右方向にスライドさせなければならない。その際、第1の蓄力ばね(14)は予負荷される、つまりプレロードもしくは予荷重を与えられる。レール(13)がシフトフィンガ(12)の操作により右方向にスライドすると、レール(13)は、レール(13)に固く結合されたレバー(23)も連動させ、レバー(23)は、管(17)に沿って摺動可能に配置された円錐体を図面右方向にスライドさせる。その際、円錐体に設けられた傾斜輪郭に基づいて、ロックラチェット(22)の、図面上方への運動が可能であるので、ロックラチェット(22)はパークロックホイール(図示せず)の歯部から咬合解除することができ、パークロックは開放されている。円錐体(19)の、右方向への運動と同時に、第2の蓄力ばね(20)が予負荷される。パークロックの開放状態で、円錐体は第2の蓄力ばね(20)からのばね力に抗して電磁石(16)および保持機構(18,21)により保持される。このために、電磁石(16)は電気的に通電される。その際に生ぜしめられる電磁力により、ピン(21)は図面左方向に運動する。ただしこのことは、パークロックが開放されていて、かつ円錐体が図示の通りその右側の位置にある場合にのみ可能であって、その結果、ボール(18)はピン(21)の、管(17)を通る運動により外側に押圧されることができ、ピン(21)の運動は解放される。同時に、ボールは斜面を介して円錐体の、図面左方向への運動をブロックする。パークロックするためには、電磁石(16)が非通電に切り換えられる。そうすると、予負荷された第2の蓄力ばね(20)のばね力がボール(18)を、斜面を介して管(17)内に押し戻す。これにより、円錐体(19)は第2の蓄力ばねのばね力の作用下で再度図面左方向に、ロックラチェット(22)がロック位置の達成のためにパークロックホイールの歯部内に咬合するまでスライドすることができる。円錐体を、ロックラチェットが咬合するまでスライドさせるために、僅かな力が必要であるので、第2の蓄力ばねは僅かなばね力を有しているに過ぎない。このことが有する利点は、パークロックを開放状態に保持するために、電磁石(16)によって生ぜしめなければならない保持力が小さくて済むという点にある。このことにより、パークロックの開放状態における、電磁石の電気的なパワー消費量は相応に僅かである。伝動装置ハウジングの一部が符号(15)により概略的に示されている。

0022

図3には、本発明によるパークロックの実施形態が開放された状態で示されている。円錐体(29)はパークロックの開放のため図面左方向に、傾斜輪郭がロックラチェット(26)の、パークロックホイールの歯部から咬合解除するための、図面上方への運動を許可するまでスライドさせられている。ロックラチェット(26)の、その旋回点(27)を中心とした旋回により、ロックラチェット(26)はパークロックホイール(28)内に、ロック位置の達成のために咬合できると共に、反対にロック位置を解くために再度咬合解除できる。パークロックホイール(28)の歯部とロックラチェット(26)との間の形状結合(Formschluss:形状による束縛)は非自縛式に構成されている。これにより、ロックラチェット(26)は、モーメントがパークロックホイール(28)に加わると、パークロックホイールの歯部から押し出されることができる。ロックされた状態では、この押し出しは円錐体(29)により阻止されるが、その際、円錐体(29)は図面右方向に、ロックラチェット(26)の、図面上方への運動がロックされるようになるまで運動することができる。パークロックするために、ロックラチェットはパークロックホイール(28)の歯部内に咬合しなければならない。このことは本発明により、所定の時間が提供されている場合にのみ可能であって、その結果、ロックラチェットはパークロックホイール(28)の歯溝の十分な深さに進入することができ、円錐体(29)の、自縛式に構成された部分がロックラチェットを咬合状態に保持する。ロックラチェットの、パークロックホイールの歯部内への咬合を可能にするための時間が十分でなければ、ロックラチェットは撃退され、パークロックすることは不可能である。このことは本発明により、所定の車両制限速度よりも大きな車両速度より該当する。車両速度が車両制限速度よりも小さい場合、パークロックは、伝動装置の損傷なしに安全にかけることができる。車両制限速度は約5km/hである。

0023

図4には概略的に、ロックラチェット(30)のベースの、本発明により変更された輪郭を備えたパークロックが示されている。図面には、ロックラチェット(30)およびパークロックホイール(31)の一部が示されている。ロックラチェット(30)のベースには本発明によりチャンファもしくは面取り部が設けられている。分かり易くするために、これまでの幾何学形状が破線暗示されている。これにより、約10km/hよりも大きな車両速度でのロックラチェットの撃退が、ロックラチェットのベースの、平坦化された面取り部を介して行われるようになる。このことが有する利点は、ロックラチェットベースとパークロックホイールの歯部との間で、ロックラチェットの撃退時に発生する衝撃が減じられる点にある。このことにより、上記構成部分の応力、つまり負荷が減じられ、寿命を延ばすことができる。

図面の簡単な説明

0024

伝動装置アクチュエータにより操作可能なリリース装置を備えた、自動化された自動車伝動装置のための、本発明によるパークロックの概略図である。

0025

係止装置を操作するための第2の蓄力ばねと作用結合する保持装置を配備した、本発明によるパークロックの概略図である。

0026

本発明によるパークロックの実施形態を、開放された状態で示す図である。

0027

ロックラチェットのベースの、本発明により変更された輪郭を備えたパークロックを示す図である。

符号の説明

0028

1シフトフィンガ、 2パークロックシフトレール、 3 第1の蓄力ばね、 4保持装置(電磁石)、 5 第2の蓄力ばね、 6ロッド、 7円錐体、 8ロックラチェット、 9パークロックホイール、 10リリース装置、 12 シフトフィンガ、 13 パークロックシフトレール、 14 第1の蓄力ばね、 15伝動装置ハウジング、 16 電磁石、 17 管、 18ボール、 19 円錐体、 20 第2の蓄力ばね、 21ピン、 22 ロックラチェット、 23レバー、 25係止装置、 26 ロックラチェット、 27旋回点、 28 パークロックホイール、 29 円錐体、 30 ロックラチェット、 31 パークロックホイール

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