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技術 玉払出し装置の払出し制御方法、パチンコ玉ホッパーの払出し制御方法およびその装置

出願人 オムロン株式会社
発明者 中田健太郎鷲見昌昭森俊二堀了生
出願日 2003年9月11日 (17年2ヶ月経過) 出願番号 2003-319836
公開日 2004年11月11日 (16年0ヶ月経過) 公開番号 2004-313744
状態 拒絶査定
技術分野 弾球遊技機(パチンコ等)
主要キーワード 一片面 一時駆動 字形通路 止めストッパ 未検知状態 保守点検員 折り返し通路 着脱許容
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2004年11月11日)のものです。
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図面 (19)

課題

この発明は、玉の払出し開始時にどのような状態で最初の玉が払出し待機されていても、その最初の玉にスプロケットによる送出し力を確実に与えることにより、全ての玉について払出し速度が遅れることなく払出し時間を短縮する。

解決手段

この発明は、傾斜面上に玉を整列させて玉払出し装置に導き、この導かれた玉を該玉払出し装置のモータに連結されたスプロケットで1個ずつ回転送りするとき、該スプロケットの回転が停止している回転待機状態から回転始動させるときのモータを、一旦、払出し方向とは逆向きの回転方向一時駆動させてから払出し方向に回転駆動させる。

概要

背景

以下、パチンコ遊技機を例にとって説明する。
一般に、特許文献1、特許文献2および特許文献3に開示されるようなパチンコ遊技機は、パチンコ玉(以下、玉と称す)を遊技媒体として、パチンコ台の背面側からパチンコ台の前面側に玉を供給している。この玉の供給に際しては、パチンコ遊技機の背面上部に多数個の玉を貯留する貯留タンク(景品玉タンク)を設置し、この貯留タンクへは上方の図示しない補給機構から玉を補給させて貯留し、これより貯留した玉を下方に払出すようにしている。この玉の払出し時に、貯留タンクから玉を整列する玉整列装置を介して、下方の玉払出し装置(入賞玉処理装置)に導き、ここで指定された玉数を払出して、パチンコ遊技機の前面下部に位置する上皿または下皿に払出している。

このように、上流側の貯留タンクから供給された玉が玉整列装置を介して下流側の玉払出し装置へと導かれるが、この間の通路()は玉が玉詰まりすることなくスムーズに下流へ転動していくように比較的緩やかな傾斜をしている。また、玉整列装置は不規則に貯留された集合状態の玉を2列に整列させて玉払出し装置へと供給していくため、整列する通路の距離を長く必要としていた。

このため、貯留タンク、玉整列装置および玉払出し装置をパチンコ台の背面側に設けようとすると、貯留タンクから玉払出し装置までの一連の通路がS字状やL字状などの折り返し通路になってしまう。このため、貯留タンク、玉整列装置および玉払出し装置のそれぞれを高さ方向に積み重ねる形で配置しなければならず、それゆえ高さ方向の寸法が大きくなってしまい遊技台背面側の多くのスペース占有してしまっていた。この結果、パチンコ遊技機毎に備えられる多くの取付け部品取付け位置や大きさが制限されていた。

特に、上述の玉払出し装置では玉の自重を利用して上方から下方へと真下に降下させて導いた玉を回転円盤で1個ずつ受止めながら回転送りして下方に払出す縦方向に長い払出し構造を有している。このような払出し構造のために玉払出し装置が大型化し、パチンコ台背面側に搭載するときの縦方向の配設スペースが大きくなり、該遊技機の他部品を搭載制限させる一因になっていた。

特開平5−208064号公報。
特開平6−233865号公報。
特開平8−71212号公報。

概要

この発明は、玉の払出し開始時にどのような状態で最初の玉が払出し待機されていても、その最初の玉にスプロケットによる送出し力を確実に与えることにより、全ての玉について払出し速度が遅れることなく払出し時間を短縮する。 この発明は、傾斜面上に玉を整列させて玉払出し装置に導き、この導かれた玉を該玉払出し装置のモータに連結されたスプロケットで1個ずつ回転送りするとき、該スプロケットの回転が停止している回転待機状態から回転始動させるときのモータを、一旦、払出し方向とは逆向きの回転方向一時駆動させてから払出し方向に回転駆動させる。

目的

そこでこの発明は、玉の払出し開始時にどのような状態で最初の玉が払出し待機されていても、その最初の玉にスプロケットによる送出し力を確実に与えることにより、全ての玉について払出し速度が遅れることなく払出し時間を短縮することができる玉払出し装置の払出し制御方法、パチンコ玉ホッパーの払出し制御方法およびパチンコ玉ホッパーの払出し制御装置を提供することを目的とする。

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
1件

この技術が所属する分野

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請求項1

傾斜面上に玉を整列させて玉払出し装置に導き、この導かれた玉を該玉払出し装置のモータに連結されたスプロケットで1個ずつ回転送りするとき、該スプロケットの回転が停止している回転待機状態から回転始動させるときのモータを、一旦、払出し方向とは逆向きの回転方向一時駆動させてから払出し方向に回転駆動させる玉払出し装置の払出し制御方法。

請求項2

1つの傾斜面上の上流側に設置された貯留タンクから玉を整列させて同傾斜面上の下流側に設置された玉払出し装置に導き、この導かれた玉を該玉払出し装置のモータに連結されたスプロケットで1個ずつ回転送りしたときの該スプロケットの回転量を検知する回転検知センサセンサ値と、前記スプロケットの回転送りにより払出された玉を計数する計数検知センサのセンサ値との双方に異常が認められたとき、前記モータの回転駆動を、一旦、払出し方向とは逆向きの回転方向に一時駆動させてから払出し方向に回転駆動させるパチンコ玉ホッパーの払出し制御方法。

請求項3

1つの傾斜面上の上流側に設置された貯留タンクから玉を整列させて同傾斜面上の下流側に設置された玉払出し装置に導き、この導かれた玉を該玉払出し装置のモータに連結されたスプロケットで1個ずつ回転送りしたときの該スプロケットの回転量を検知する回転検知センサのセンサ値と、前記スプロケットの回転送りにより払出された玉を計数する計数検知センサのセンサ値のうち、前記回転検知センサのセンサ値のみに検知異常が認められたとき、前記モータの回転駆動を直ちに停止制御するパチンコ玉ホッパーの払出し制御方法。

請求項4

1つの傾斜面上の上流側に設置された貯留タンクから玉を整列させて同傾斜面上の下流側に設置された玉払出し装置に導き、この導かれた玉を該玉払出し装置のモータに連結されたスプロケットで1個ずつ回転送りしたときの該スプロケットの回転量を検知する回転検知センサのセンサ値と、前記スプロケットの回転送りにより払出された玉を計数する計数検知センサのセンサ値のうち、前記計数検知センサのセンサ値のみに検知異常が認められたとき、前記スプロケットの上流側に設置されている玉を崩して整列する整列ローラ逆転駆動するパチンコ玉ホッパーの払出し制御方法。

請求項5

数個の玉をパチンコ台の上流側で貯留する貯留タンクと、前記貯留タンクに貯留されている玉を自重により傾斜面上を転動させながら下流側に導いて整列する整列部と、前記整列部の傾斜下流側に、傾斜面上を転動してきた玉を1個ずつスプロケットで回転送りして定められた玉数を払出す玉払出し装置とを1つの傾斜面上に連設してなるパチンコ玉ホッパーであって、前記スプロケットの回転方向を正逆転自在に切換えて回転駆動させる駆動手段と、前記駆動手段の駆動初期時に、一旦、前記スプロケットを払出し方向とは逆向きの回転方向に一時逆転駆動させてから正転駆動する制御手段と、を備えたパチンコ玉ホッパーの払出し制御装置

請求項6

多数個の玉をパチンコ台の上流側で貯留する貯留タンクと、前記貯留タンクに貯留されている玉を自重により傾斜面上を転動させながら下流側に導いて整列する整列部と、前記整列部の傾斜下流側に、傾斜面上を転動してきた玉を1個ずつスプロケットで回転送りして定められた玉数を払出す玉払出し装置とを1つの傾斜面上に連設してなるパチンコ玉ホッパーであって、前記スプロケットの回転量を検知する回転検知センサと、前記スプロケットの回転送りにより払出された玉を計数する計数検知センサと、前記両検知センサの検知異常の有無を判定する判定手段と、前記判定手段が両検知異常有りと判定したとき、前記スプロケットの回転方向を、一旦、払出し方向とは逆向きの回転方向に一時逆転駆動させてから該スプロケットを払出し方向に回転させる自己復帰制御手段とを備えたパチンコ玉ホッパーの払出し制御装置。

請求項7

多数個の玉をパチンコ台の上流側で貯留する貯留タンクと、前記貯留タンクに貯留されている玉を自重により傾斜面上を転動させながら下流側に導いて整列する整列部と、前記整列部の傾斜下流側に、傾斜面上を転動してきた玉を1個ずつスプロケットで回転送りして定められた玉数を払出す玉払出し装置とを1つの傾斜面上に連設してなるパチンコ玉ホッパーであって、前記スプロケットの回転量を検知する回転検知センサと、前記スプロケットの回転送りにより払出された玉を計数する計数検知センサと、前記両検知センサの検知異常の有無をそれぞれ判定する判定手段と、前記判定手段が回転検知センサの検知異常有りと判定したとき、前記スプロケットを回転駆動するモータの回転駆動を直ちに停止制御する即停止制御手段とを備えたパチンコ玉ホッパーの払出し制御装置。

請求項8

多数個の玉をパチンコ台の上流側で貯留する貯留タンクと、前記貯留タンクに貯留されている玉を自重により傾斜面上を転動させながら下流側に導いて整列する整列部と、前記整列部の傾斜下流側に、傾斜面上を転動してきた玉を1個ずつスプロケットで回転送りして定められた玉数を払出す玉払出し装置とを1つの傾斜面上に連設してなるパチンコ玉ホッパーであって、前記スプロケットの回転量を検知する回転検知センサと、前記スプロケットの回転送りにより払出された玉を計数する計数検知センサと、前記両検知センサの検知信号の検知異常をそれぞれ判定する判定手段と、前記判定手段が計数検知センサの検知異常有りと判定したとき、前記スプロケットの上流側に配設されている玉崩し用の整列ローラを逆転駆動する逆転制御手段とを備えたパチンコ玉ホッパーの払出し制御装置。

技術分野

0001

この発明は、例えばパチンコ遊技機入賞玉払出しや貸玉装置の貸玉の払出し動作を制御する玉払出し装置払出し制御方法に関し、さらに詳しくは傾斜面上での玉払出し性能を高めた玉払出し装置の払出し制御方法、パチンコ玉ホッパーの払出し制御方法およびパチンコ玉ホッパーの払出し制御装置に関する。

背景技術

0002

以下、パチンコ遊技機を例にとって説明する。
一般に、特許文献1、特許文献2および特許文献3に開示されるようなパチンコ遊技機は、パチンコ玉(以下、玉と称す)を遊技媒体として、パチンコ台の背面側からパチンコ台の前面側に玉を供給している。この玉の供給に際しては、パチンコ遊技機の背面上部に多数個の玉を貯留する貯留タンク(景品玉タンク)を設置し、この貯留タンクへは上方の図示しない補給機構から玉を補給させて貯留し、これより貯留した玉を下方に払出すようにしている。この玉の払出し時に、貯留タンクから玉を整列する玉整列装置を介して、下方の玉払出し装置(入賞玉処理装置)に導き、ここで指定された玉数を払出して、パチンコ遊技機の前面下部に位置する上皿または下皿に払出している。

0003

このように、上流側の貯留タンクから供給された玉が玉整列装置を介して下流側の玉払出し装置へと導かれるが、この間の通路()は玉が玉詰まりすることなくスムーズに下流へ転動していくように比較的緩やかな傾斜をしている。また、玉整列装置は不規則に貯留された集合状態の玉を2列に整列させて玉払出し装置へと供給していくため、整列する通路の距離を長く必要としていた。

0004

このため、貯留タンク、玉整列装置および玉払出し装置をパチンコ台の背面側に設けようとすると、貯留タンクから玉払出し装置までの一連の通路がS字状やL字状などの折り返し通路になってしまう。このため、貯留タンク、玉整列装置および玉払出し装置のそれぞれを高さ方向に積み重ねる形で配置しなければならず、それゆえ高さ方向の寸法が大きくなってしまい遊技台背面側の多くのスペース占有してしまっていた。この結果、パチンコ遊技機毎に備えられる多くの取付け部品取付け位置や大きさが制限されていた。

0005

特に、上述の玉払出し装置では玉の自重を利用して上方から下方へと真下に降下させて導いた玉を回転円盤で1個ずつ受止めながら回転送りして下方に払出す縦方向に長い払出し構造を有している。このような払出し構造のために玉払出し装置が大型化し、パチンコ台背面側に搭載するときの縦方向の配設スペースが大きくなり、該遊技機の他部品を搭載制限させる一因になっていた。

0006

特開平5−208064号公報。
特開平6−233865号公報。
特開平8−71212号公報。

発明が解決しようとする課題

0007

このため、玉払出し装置を小型化して組込むことが考えられる。例えば、玉払出し装置を直線的で緩やかな傾斜面上に組込めば、傾斜面上で払出し動作が完了するため高さ方向の寸法を短縮でき、玉払出し装置を小型化できる。

0008

このような傾斜面上で玉払出し装置を組込む場合は、図17に示すように、傾斜面171上に配設した玉払出し装置172のスプロケット173が回転して該スプロケット173の爪部174が、ここに転動して導かれた玉175に回転接触して送出し力を与えることにより1個ずつ払出すことができる。

0009

このときのスプロケット173の回転制御は、パチンコ台を制御する制御部から、例えば7個、15個、25個などの定められた玉数の払出し信号を受けてその払出し設定数に応じて回転・停止する。このとき、モータ正転により玉を払出し、停止後に一定時間待機し、一定時間経過後に制御部からの払出し命令数と、スプロケット近くに配置された図示しない計数検知センサが検知した実際の払出し数とが等しいか否かを確認し、等しければ払出しを完了するが、不足している場合は不足分の払出しを行うように制御している。

0010

しかし、スプロケット173の回転を停止させた位置にあっては、払出し直前に玉止めされて待機されることがある。例えば、図18に示すように、スプロケット173の外周面上に等ピッチに形成された玉送り用の半円状の凹部176と、払出し直前で玉止めされた玉175との接触状態を考察すると、該玉175に上流側から接して押圧力を付与するための送出し円弧面176aには接触せず、玉175をスプロケット173の中心よりも下流側および凹部176の下流側で受止める受止め円弧面176bに接して玉止めされることがある。

0011

このような玉止め状態の玉175は、次に払出しが再開されたとき、スプロケット173の回転に伴って、払出し直前で玉止めされていた玉175はスプロケット173の回転と略同時に自重により転動し、スプロケット173の送出し円弧面176aに接触しないまま払出されてしまう。

0012

このため、スプロケットによる送出し力を受けない最初の1玉目は正常な払出し速度で払出されず、払出された玉を検知する計数検知センサは1玉目を検知するまでの時間が長くなっていた。それゆえ、払出し処理速度の向上が図れず、払出し命令された所定個数の玉を払出すまでの合計払出し時間を短縮することができなかった。

0013

そこでこの発明は、玉の払出し開始時にどのような状態で最初の玉が払出し待機されていても、その最初の玉にスプロケットによる送出し力を確実に与えることにより、全ての玉について払出し速度が遅れることなく払出し時間を短縮することができる玉払出し装置の払出し制御方法、パチンコ玉ホッパーの払出し制御方法およびパチンコ玉ホッパーの払出し制御装置を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

0014

この発明は、傾斜面上に玉を整列させて玉払出し装置に導き、この導かれた玉を該玉払出し装置のモータに連結されたスプロケットで1個ずつ回転送りするとき、該スプロケットの回転が停止している回転待機状態から回転始動させるときのモータを、一旦、払出し方向とは逆向きの回転方向一時駆動させてから払出し方向に回転駆動させる玉払出し装置の払出し制御方法であることを特徴とする。

0015

この発明によれば、回転始同時のスプロケットを、一旦、逆転させてから正転して払出し動作に移るため、払出し待機状態の最初の玉は必ず上流側に戻されてスプロケットによる払出し動作を受ける。このため、最初の玉の払出し待機位置がどのような位置であってもスプロケットによる送出し力を与えて払出すことができる。このため、全ての玉を遅滞なく一定速度で払出すことができる。

0016

具体的には、スプロケットを数パルス逆転させて玉を上流側に戻したときの玉の上流側の球面を、スプロケットの半円状の凹部内の上流側に相当する送出し円弧面に接触させることができる。このため、最初の玉は送出し円弧面による送出し力を直接受けて、後続の玉と同様の速度で払出される。従って、一定速度の払出しができることに伴って、スプロケットの回転速度に対応した終始安定したタイミングで玉を正確に検知できる。

0017

別の発明では、1つの傾斜面上の上流側に設置された貯留タンクから玉を整列させて同傾斜面上の下流側に設置された玉払出し装置に導き、この導かれた玉を該玉払出し装置のモータに連結されたスプロケットで1個ずつ回転送りしたときの該スプロケットの回転量を検知する回転検知センサセンサ値と、前記スプロケットの回転送りにより払出された玉を計数する計数検知センサのセンサ値との双方に異常が認められたとき、前記モータの回転駆動を、一旦、払出し方向とは逆向きの回転方向に一時駆動させてから払出し方向に回転駆動させるパチンコ玉ホッパーの払出し制御方法であることを特徴とする。

0018

この発明によれば、玉の払出し動作を実行しても、回転検知センサと計数検知センサとの両検知センサが検知しない場合は、玉噛みや玉詰りの異常が発生していると考えられるので、このときはスプロケットを一時的に逆転させてから正転させる。このようにすれば、異常が生じている部分への力の加わる方向が、一旦逆向きになるので異常が発生している玉を開放することができる。このため、異常発生時には瞬時に異常を解消して復旧させることができる自己復帰制御ができる。

0019

別の発明では、1つの傾斜面上の上流側に設置された貯留タンクから玉を整列させて同傾斜面上の下流側に設置された玉払出し装置に導き、この導かれた玉を該玉払出し装置のモータに連結されたスプロケットで1個ずつ回転送りしたときの該スプロケットの回転量を検知する回転検知センサのセンサ値と、前記スプロケットの回転送りにより払出された玉を計数する計数検知センサのセンサ値のうち、前記回転検知センサのセンサ値のみに検知異常が認められたとき、前記モータの回転駆動を直ちに停止制御するパチンコ玉ホッパーの払出し制御方法であることを特徴とする。

0020

この発明によれば、玉の払出し動作を実行したとき、計数検知センサが、玉が払出されていることを検知しても、回転検知センサがスプロケットの回転を検知しない未検知状態の場合は、この回転検知センサに異常が発生していて払出し数を制御できない状態にあると考えられるので、直ちに払出しを停止させる。これにより、可及的に誤払出しを抑制することができる。

0021

別の発明では、1つの傾斜面上の上流側に設置された貯留タンクから玉を整列させて同傾斜面上の下流側に設置された玉払出し装置に導き、この導かれた玉を該玉払出し装置のモータに連結されたスプロケットで1個ずつ回転送りしたときの該スプロケットの回転量を検知する回転検知センサのセンサ値と、前記スプロケットの回転送りにより払出された玉を計数する計数検知センサのセンサ値のうち、前記計数検知センサのセンサ値のみに検知異常が認められたとき、前記スプロケットの上流側に設置されている玉を崩して整列する整列ローラ逆転駆動するパチンコ玉ホッパーの払出し制御方法であることを特徴とする。

0022

この発明によれば、玉の払出し動作を実行したとき、回転検知センサがスプロケットの回転を検知しているにもかかわらず、計数検知センサが一定時間玉を検知しない未検知状態の場合は、貯留タンクと玉払出し装置までの間に玉詰りが発生していると考えられる。この場合は、整列ローラを逆転駆動することにより、貯留タンクと玉払出し装置までの間の玉詰りを直ちに解消して玉を整列させることができる。

0023

別の発明では、多数個の玉をパチンコ台の上流側で貯留する貯留タンクと、前記貯留タンクに貯留されている玉を自重により傾斜面上を転動させながら下流側に導いて整列する整列部と、前記整列部の傾斜下流側に、傾斜面上を転動してきた玉をモータの駆動に基づいて回転するスプロケットで1個ずつ回転送りして定められた玉数を払出す玉払出し装置とを1つの傾斜面上に連設してなるパチンコ玉ホッパーであって、前記スプロケットの回転方向を正逆転自在に切換えて回転駆動させる駆動手段と、前記駆動手段の駆動初期時に、一旦、前記スプロケットを払出し方向とは逆向きの回転方向に一時逆転駆動させてから正転駆動する制御手段とを備えたパチンコ玉ホッパーの払出し制御装置を構成することができる。

0024

ここで貯留タンクとは、パチンコ遊技機に遊技利用される玉の多数個を貯留許容できる大きさの凹形状を有し、これより玉の自重を利用して下方に玉を少しずつ供給するものである。

0025

前記整列部とは、貯留タンクの下流側に接続され、前記貯留タンクより供給された玉を1列あるいは複数列に整列させて下流側の玉払出し装置に玉を安定供給できるように整列流下させるものである。

0026

前記玉払出し装置とは、整列部の下流側に接続され、ここに整列して導かれた玉をスプロケットの回転により払出し指定された数だけ下流側の受皿へと払出すものである。

0027

このように構成した場合は、回転始動時のスプロケットを、一旦、逆転させてから正転するため、払出し待機状態の最初の玉は必ず上流側に戻される。従って、最初の玉をスプロケットによる送出し動作を受けるのに適した位置に整列させることができ、全ての玉を遅滞なく一定速度で払出すことができる。また、これに加えて、1つの傾斜面上に貯留タンクと整列部と玉払出し装置との3要素を直列状態に組込むことができるため、これらを結ぶ通路を短縮して縦方向が短い小型のパチンコ玉ホッパーを構築できる。さらに、パチンコ台背面側に搭載する場合にも縦方向の配設スペースが小さくなり、他部品の搭載制限を緩和することができる。

0028

別の発明では、多数個の玉をパチンコ台の上流側で貯留する貯留タンクと、前記貯留タンクに貯留されている玉を自重により傾斜面上を転動させながら下流側に導いて整列する整列部と、前記整列部の傾斜下流側に、傾斜面上を転動してきた玉をモータの駆動に基づいて回転するスプロケットで1個ずつ回転送りして定められた玉数を払出す玉払出し装置とを1つの傾斜面上に連設してなるパチンコ玉ホッパーであって、前記スプロケットの回転量を検知する回転検知センサと、前記スプロケットの回転送りにより払出された玉を計数する計数検知センサと、前記両検知センサの検知異常の有無を判定する判定手段と、前記判定手段が両検知異常有りと判定したとき、前記スプロケットの回転方向を、一旦、払出し方向とは逆向きの回転方向に一時逆転駆動させてから該スプロケットを払出し方向に回転させる自己復帰制御手段とを備えたパチンコ玉ホッパーの払出し制御装置を構成することができる。

0029

このように構成した場合は、モータを駆動して玉の払出し動作を実行しても、回転検知センサと計数検知センサとの両検知センサが玉を検知していないと判定した場合は、玉噛みや玉詰りの異常が発生していると考えられるので、このときはスプロケットを一時的に逆転させてから正転させる。このようにすれば、異常が生じている部分への力の加わる方向が、一旦逆向きになるので異常が発生している玉を開放することができる。このため、異常発生時には瞬時に異常を解消して復旧させることができる。従って、異常発生に対する自己復帰能力を備えたパチンコ玉ホッパーとして利用でき、信頼性の高い払出しを実現できる。

0030

別の発明では、多数個の玉をパチンコ台の上流側で貯留する貯留タンクと、前記貯留タンクに貯留されている玉を自重により傾斜面上を転動させながら下流側に導いて整列する整列部と、前記整列部の傾斜下流側に、傾斜面上を転動してきた玉をモータの駆動に基づいて回転するスプロケットで1個ずつ回転送りして定められた玉数を払出す玉払出し装置とを1つの傾斜面上に連設してなるパチンコ玉ホッパーであって、前記スプロケットの回転量を検知する回転検知センサと、前記スプロケットの回転送りにより払出された玉を計数する計数検知センサと、前記両検知センサの検知異常の有無をそれぞれ判定する判定手段と、前記判定手段が回転検知センサの検知異常有りと判定したとき、前記スプロケットを駆動するモータの回転駆動を直ちに停止制御する即停止制御手段とを備えたパチンコ玉ホッパーの払出し制御装置を構成することができる。

0031

このように構成した場合は、モータを駆動して玉の払出し動作を実行したとき、計数検知センサが、玉が払出されていることを検知しても、回転検知センサがスプロケットの回転を検知していないと判定した場合は、この回転検知センサに異常が発生していて払出し数を制御できない状態にあると考えられるので、直ちに払出しを停止させる。このように制御すれば、可及的に誤払出しを抑制することができる信頼性の高いパチンコ玉ホッパーを構築できる。

0032

別の発明では、多数個の玉をパチンコ台の上流側で貯留する貯留タンクと、前記貯留タンクに貯留されている玉を自重により傾斜面上を転動させながら下流側に導いて整列する整列部と、前記整列部の傾斜下流側に、傾斜面上を転動してきた玉をモータの駆動に基づいて回転するスプロケットで1個ずつ回転送りして定められた玉数を払出す玉払出し装置とを1つの傾斜面上に連設してなるパチンコ玉ホッパーであって、前記スプロケットの回転量を検知する回転検知センサと、前記スプロケットの回転送りにより払出された玉を計数する計数検知センサと、前記両検知センサの検知信号の検知異常をそれぞれ判定する判定手段と、前記判定手段が計数検知センサの検知異常有りと判定したとき、前記スプロケットの上流側に配設されている玉崩し用の整列ローラを逆転駆動する逆転制御手段とを備えたパチンコ玉ホッパーの払出し制御装置を構成することができる。

0033

前記整列ローラは、傾斜面上を積層状態で流下してきた玉の重なりを回転接触して崩す役割を有し、前記スプロケットを駆動するモータの回転駆動に連動させて払出し時には正転させ、異常発生時には逆転させる。

0034

このように構成した場合は、モータを駆動して玉の払出し動作を実行したとき、回転検知センサがスプロケットの回転を検知しているにもかかわらず、計数検知センサが一定時間玉を検知していないと判定した場合は、貯留タンクと玉払出し装置までの間に玉詰りが発生していると考えられる。この場合は、整列ローラを逆転駆動することにより、貯留タンクと玉払出し装置までの間の玉詰りを直ちに解消して玉を整列させることができる。

0035

従って、パチンコ玉ホッパー自体に異常障害解除する自己復旧機能を持たせることができる。また、前記したスプロケットの回転始動時に実行する一時逆転動作と、この整列ローラの逆転駆動とを組合せれば、より一層、自己復帰性能を高めることができ、信頼性の高い払出しを実現できる。

発明の効果

0036

この発明によれば、傾斜面上に配置される玉払出し装置が抱える払出し開始時の1玉目の払出し時間が長くなるという問題を解決して、払出される玉を正常に検知確認できるようにした。 また、玉詰りなどの異常発生時においても、回転検知センサ、計数検知センサが検知している信号の変化を見ることにより、その時の状況を把握し、より適切な自己復帰動作が行える。

0037

この発明の一実施例を以下図面に基づいて説明する。

0038

図1はパチンコ遊技機のパチンコ台11Aの背面側上部に装備されるパチンコ玉ホッパー11を示す。このパチンコ玉ホッパー11は、図2にも示すように、上流側の貯留タンク12と下流側の玉払出し装置13とを一体化して構成され、これらは横長に設置した大きな貯留タンク12の台端側に小さな玉払出し装置13を連結して小型化した単体構成をとっている。

0039

上述の貯留タンク12は、図3に示すように、上面を開放した先細の凹形状を有し、この上面開放部に対して上方の図示しない補給機構から玉が補給され、ここで多数個の玉を貯留許容している。この貯留タンク12に貯留された玉は自重により転動して上流側から下流側の玉払出し装置13へと導くように構成している。

0040

この場合、玉を上流側から下流側に円滑に通過させるために玉払出し装置13の前段には整列通路14を形成している。この整列通路14は、図4に示すように、貯留タンク12と一体に構成され、この貯留タンク12の先端部に細長い整列通路14を突出させて備えている。

0041

ところで、上流側の貯留タンク12内のタンク底面から下流側の玉払出し装置13の玉を払出す底面にかけては、同一傾斜方向に緩やかに傾斜させて直進する長い同一傾斜通路Lを設けている。

0042

この同一傾斜通路Lは、貯留タンク12と整列通路14と玉払出し装置13との順に玉を転動させて通過させる各通路の底面を、同一傾斜方向の緩やかな傾斜角度に設定して接続した通路である。このため、玉が自重により上流側から下流側へと緩やかに転動する。またこの場合は、同一傾斜方向に直進する通路であるため、玉流下時の落差方向変換がなくなり、玉の流下に適した滑らかな直進移動によって流下する。

0043

この場合、傾斜角度が小さければ、その傾きが緩いので玉の転動速度が遅くなり、下流側への玉の供給が滞りやすくなる。これに対し、傾斜角度が大きいと、その傾きが急になるので連なって流下する玉への重力による負荷が増大する。この結果、例えば5〜8度程度の緩やかな傾斜角度にして転動させるのが適している。このため、ここを転動する玉は速度差が少なくなり安定して流下する。

0044

ことに、同一傾斜通路Lは、斜め下向きに長く直進する通路であるため縦(高さ)方向よりも横方向に長く延びることになる。このため、高さ方向の占有場所が少なくて済み、高さ方向の長さを短縮した通路となる。

0045

上述の貯留タンク12と整列通路14と玉払出し装置13との順に連設される3要素については、これらを通路方向に直列して横長に一体に保持板15で保持してなる一体物水平払出しユニット16を設けている。

0046

この水平払出しユニット16の保持板15は、パチンコ台11Aの幅長さよりも短い横長で平板状を有し、この保持板15の一片面に整列通路14を備えた貯留タンク12と玉払出し装置13とを横長に一体に取付けた状態で、他片面をパチンコ台背面側に取付けて、該保持板15の両面を取付け面に有効に利用している。また、この場合は1枚の保持板15を介して取付けるため部品点数が少なくなり、取付けが簡単化する。さらに、パチンコ台11Aの背面側から見て、保持板15の背面側には貯留タンク12と玉払出し装置13とが露出しているため、これら3要素に対しては保守点検員による保守点検が容易になる。

0047

また、貯留タンク12と整列通路14と玉払出し装置13との3要素は横長の直列に連設された一体物の水平払出しユニット16として単品で扱うことができるため、パチンコ台への組付け作業が容易になる。

0048

さらに、この水平払出しユニット16は横方向に向けて長い緩やかな同一傾斜通路Lを有しているため、全長が横方向に長く、直方体状の一体物となり、該通路Lの高さ方向を短くできる。このため、縦型のパチンコ台背面側の上部位置に横長にして小さく組込むことができる。このため、パチンコ台背面側に取付けられた水平払出しユニット16の下方には他部品の取付けスペースが大きく取れる。また、3要素を直列させることにより、S字形通路のように通路を湾曲させたり、折り返させたりせずに済み、直線的に設けることができる。このため、全通路長さを短縮して小型化している。

0049

さらに、水平払出しユニット16からの玉の払出し口17を、該ユニット16の玉払出し装置13の通路終端側に位置する一端面に設けて、該払出し口17より玉を斜め下方に払出すように構成している。このため、該ユニットの側方のスペースを十分に活用できる。ここに、玉降下通路18(図1参照)を接続して、これより払出された玉を下方の図示しないパチンコ台前面の受皿へと払出す。

0050

上述の同一傾斜通路Lの上流側に位置する貯留タンク12の底面には、タンクスイッチSW1と、玉有無スイッチSW2を配設して、該タンク12内での玉の収容状態を検知している。

0051

この貯留タンク12の下流側の先端部には、該タンク12に貯留された山積み状態の玉を少しずつ整列させて流下させるように先端部の左右の両壁を八の字形の先細に絞り、その絞った細長い通路を前方に長く延設し、この延設部分を整列通路14に設けている。

0052

この整列通路14は、左右の壁面とその間の仕切板とで2列の凹溝を有する通路14a,14bを構成している。これらの2列の通路14a,14bと、その上方に対設される後述する整列ローラ19とで、ここに不規則に導かれた玉を2列に整列させる。

0053

上述の整列ローラ19は、整列通路14の上方に玉の重なりを崩して整列する整列部20として対設したものである。この整列部20は、通路方向に直交する上部の片持ち支持軸21を傾動支点に通路方向に回動許容し、該軸21の下部に回転自由な整列ローラ19を吊支している。この整列ローラ19を備えることにより、玉を貯留タンク12から下流側の整列通路14を介して玉払出し装置13へと受渡す場合の玉の重なりを崩して過負荷を抑制することができ、玉の受渡しに適した流下ガイド作用が得られる。上述した整列ローラ19は回転自由に軸支して設けるだけでもよく、崩し力を高めるために回転力を伝達して回転駆動するように構成することもできる。

0054

そして、整列された玉はその下流側に位置する玉払出し装置13へと2列に導かれる。この場合、図5に示すように、整列通路14の先端部14cは玉払出し装置13の位置まで延びており、上流側の貯留タンク12と下流側の玉払出し装置13とは整列通路14を介して直線的に同一傾斜通路Lにて接続されている。また、玉払出し装置13は水平払出しユニット16から着脱許容して設け、この玉払出し装置13の内部の保守点検を容易にしている。

0055

上述の貯留タンク12は、貯留した多数個の玉Pを、自重により転動させて下流側の玉流下口12aへと導くようにしており、この玉流下口12aに向けて側面の幅方向を次第に幅狭に絞ったハの字形の絞り部を設けている。

0056

また、この貯留タンク12の下流側上部には、図6および図7にも示すように、天板22を備えている。この天板22は、整列通路14と払出しユニット28の上面を覆う長さを有する平板で構成することができる。この天板22の上流側の端部には、貯留タンク12の下流側に対応し、該貯留タンク内の上方から臨んで、重なり移動する玉Pの上層部を受止める受止め片(図2参照) 23を垂設している。

0057

この受止め片23を設けることによって、山積み状態にある玉Pの上層部の流れを阻止する。このため、下部層の玉Pだけを流下させることができ、これ以降は玉数を十分に減らして下流側に供給することができる。これにより、下流側への玉圧を軽減できることになり、貯留タンク12から整列通路14側への玉Pの供給に適した円滑な流れを確保できる。

0058

また、天板22を設けたことにより、貯留タンク12に供給された玉Pが仮に勢いよく飛び跳ねて整列通路14や玉払出し装置13に至っても天板22で遮って、飛び込まなくなるので、玉詰りや誤動作誘起する恐れがなくなる。

0059

次に、玉を払出し動作する玉払出し装置13について説明する。
この玉払出し装置13は貯留タンク12の下流側の整列通路14に続く同一傾斜通路L沿って送り部24と検出部25とをこの順に有している。

0060

上述の送り部24は、同一傾斜通路Lの終端部上面にスプロケット26を対設し、このスプロケット26と同一傾斜通路Lとの間に導いた玉を払出し回転方向に1個ずつ連続的に送り出すものである。

0061

また、上述のスプロケット26と、その下方の同一傾斜通路Lとの上下間に導かれた玉はスプロケット26の回転に伴って1個ずつ送り動作される。このため、連続的に供給される複数個の玉は途切れることなく連続的に払出される。

0062

このスプロケット26は、外周面に玉送りに適した半円状の凹部と凸部(爪部)とを周方向に交互に有している。そして、図示しない払出しモータ駆動力により、スプロケット26を払出しに適した一定速度に回転させる。これにより、ここに導かれた玉Pを該スプロケット26の回転に伴って1個ずつ爪部で仕切り、凹部で保持しながら個別送りする。

0063

上述の検出部25は、払出された玉を計数する2列の通路に対応する2つの計数検知センサS1を有しており、例えば近接センサを同一傾斜通路Lの終端位置近くに配設して構成する。そして、玉が同一傾斜通路Lを通って払出されたとき、通過した払出し直後の玉を計数検知センサS1が計数する。

0064

図中、27は重なり防止カバーを示し、スプロケット26の直前の通路上に配設して玉の重なりを完全に防止する。また、28は玉止めストッパ片を示し、上動退避位置と下動ストッパ位置とに傾動して、玉の流れを開放または停止させるものである。

0065

図8はパチンコ玉ホッパー11の制御回路ブロック図を示し、主基板81の制御部によってパチンコ台11Aの全体を制御している。この主基板81の制御部は、例えば制御基板82側から入賞玉の信号があったとき、払出し信号を制御基板82に出力し、該制御基板82を介してパチンコ玉ホッパー11の払出しモータMに払出し信号を出力する。この払出しモータMは、正逆転自在のステッピングモータで構成し、払出し信号に応じて回転・停止する。

0066

そして、この払出しモータMの駆動力を図示しない減速機構を介してスプロケット26に伝達し、該スプロケット26を一定速度で回転させる。

0067

回転検知センサS2は、払出しモータMと連動して回転するエンコーダに周方向に等分して切欠き形成されたスリットフォトセンサにて検知し、これにより払出しモータMの回転角度および回転・停止状態を把握する。このスリットは、玉がスプロケットの爪部から外れ、玉の自重で転動できる角度毎に1個入っており、該回転検知センサS2が検知したスリットの数によって玉を払出した個数予測できる。

0068

次に、パチンコ玉ホッパー11の払出し制御について説明する。
主基板81の制御部は、スプロケット26を駆動して玉を払出すとき、該スプロケット26の回転が停止している回転待機状態から回転始動させるときの払出しモータMを、一旦、払出し方向とは逆向きの回転方向に一時駆動させてから払出し方向に回転駆動させる払出し動作を実行する。

0069

このような払出し制御方法によれば、払出しモータMを、一旦、逆転させてから正転にして払出し動作に移るため、払出し待機状態の最初の玉は、図9に示すように、必ずスプロケット26の中心より上流側に戻されてスプロケット26による払出し動作を確実に受けることになる。このため、最初の玉Pの払出し待機位置がどのような位置であってもスプロケットによる送出し力を与えて払出すことができる。このような払出し制御を行うため、玉払出し装置13では全ての玉を遅滞なく一定速度で払出すことができる。

0070

具体的には、スプロケット26を例えば3パルス程度逆転させる。これにより、スプロケット26は僅かに逆転し、玉はスプロケット26の中心より上流側に移動する。そして、玉Pを上流側に戻したときの玉の上流側球面Paを、スプロケットの半円状の凹部内の上流側に相当する送出し円弧面26aに接触させることができる。このため、最初の玉は送出し円弧面26aによる送出し力を直接受けて、後続の玉と同様の速度で払出される。従って、一定速度の払出しができることに伴って、スプロケット26の回転速度に対応した終始安定したタイミングで玉を正確に検知できる。

0071

また、主基板81の制御部は、計数検知センサS1と回転検知センサS2が正常に検知しているか、否かを判定する判定機能を有しており、払出しモータMを駆動して玉の払出し動作を実行しても、計数検知センサS1と回転検知センサS2との両検知センサS1,S2が検知しない場合は、正常なセンサ値が得られない。このときは、図10に示すように、玉噛みや玉詰りの異常が発生していると考えられるので、スプロケット26を一時的に逆転させてから正転させる。このようにすれば、異常が生じている部分への力の加わる方向が、一旦逆向きになるので異常が発生している玉を開放することができる。このため、異常発生時には瞬時に異常を解消して復旧させることができる自己復帰制御ができる。

0072

さらに、主基板81の制御部は、玉の払出し動作を実行したとき、計数検知センサS1が、玉が払出されていることを検知しても、回転検知センサS2がスプロケット26の回転を検知していないと判定した場合は、この回転検知センサS2に異常が発生していて、払出し数を制御できない状態にあると考えられる。従って、この場合は直ちに払出しを停止させて、可及的に誤払出しを抑制する。

0073

同じく、主基板81の制御部は、玉の払出し動作を実行したとき、回転検知センサS2がスプロケット26の回転を検知しているにもかかわらず、計数検知センサS1が一定時間玉を検知していないと判定した場合は、貯留タンク12と玉払出し装置13までの間に玉詰りが発生していると考えられる。この場合は、整列ローラ19を逆転駆動することにより、貯留タンク12と玉払出し装置13までの間の玉詰りを直ちに解消して玉を整列させることができる。

0074

このように構成されたパチンコ玉ホッパー11の払出し制御方法を図11フローチャートおよび図12タイムチャートを参照して説明する。
通常、パチンコ台11Aの背面側上部に設置されたパチンコ玉ホッパー11の貯留タンク12には、多数個の玉が払出し待機された状態で貯留されている。

0075

この待機状態から、今、パチンコ遊技機を制御する制御部から玉の払出し信号が入力されて払出しモータMが駆動されると、この駆動に基づいて上流側の貯留タンク12では玉Pの流下が許可されて自重により転動して、同一傾斜通路Lの上流側の高い位置から、その下流側の低い位置へと導かれる。

0076

その後、玉Pは同一傾斜通路Lを通って流下し、整列通路14へと至る。ここで不規則に貯留されている玉が整列された後、該整列通路14から下流側の玉払出し装置13へと導かれる。

0077

このとき、玉は同一傾斜通路Lを傾斜方向に直進して流下する。このとき、該通路Lが直進しているため玉は方向変換することがなく、上流側の貯留タンク12から下流側の玉払出し装置13までの短い直線距離を通過して払出し動作される。また、同一傾斜通路Lの中間位置に該当する整列通路14にあっては、払出し毎に玉は2列に順序よく整列された状態で流下し、これより玉払出し装置13へと導かれる。

0078

この玉払出し装置13に導かれた玉Pは、主基板81の制御部より払出し命令があった場合(ステップn1)、
制御基板82の制御部では玉有無スイッチSW2にて整列通路14に玉Pがあることを確認してから払出し動作に入る(ステップn2〜n3)。

0079

先ず、払出しモータMを一時的に逆転制御する動作を行う。この逆転制御する動作は、玉払出し装置13の払出しモータMに連結されたスプロケット26を3パルス程度逆転させることにより、1玉目の玉も、2玉目からの玉と同様にスプロケット26の半円状の凹部内に保持させている状態からスプロケットの送出し円弧面26aが玉Pを押すことになる。この結果、玉を転動させたときの速度を速め、計数検知センサS1が玉を検知する場所まで迅速に転動させることができる(ステップn4)。

0080

次に、払出しモータMを正転に切換えて払出しを行う(ステップn5)。
この正転による払出しを開始した後は、回転検知センサS2が払出し命令で設定したスリット数を検知するまで回転させる(ステップn6)。

0081

回転検知センサS2が払出し命令で設定したスリット数を検知した時点で払出しモータMを停止し、待機する。これは、払出しモータMが停止してから計数検知センサS1が玉を検知するまでに時間差があるためである(ステップn7)。

0082

待機後、並列する2つの計数検知センサS1の計数合計値が払出し命令数と等しい場合は、払出しが完了したことになり、次の払出し命令があるまで待機する(ステップn8〜n9)。

0083

2つの計数検知センサS1の計数合計値が一定時間経過しても払出し命令数に達していない場合は再度不足分の払出し動作を行う(ステップn10)。

0084

また、上述のステップn2で玉有無スイッチSW2による貯留タンク12内の貯留玉を残留確認し、このとき玉無し信号を検知したときは、玉が補給されるまで待機する(ステップn11)。

0085

また、上述のステップn3で計数検知センサS1が玉を検知したままであれば、通路下流側で玉詰りの発生か、あるいは2列の通路に応じて並列設置される第1計数検知センサか第2計数検知センサかのいずれかのセンサの検知異常と判定する(ステップn12)。

0086

このようにして、玉払出し装置13からはスプロケット26の逆転、正転または停止する払出し制御を受けて定められた玉数が払出され、払出された玉はパチンコ台前面側の上皿または下皿へと払出される。

0087

次に、払出し異常発生時の自己復帰制御方法図13のフローチャートおよび図14図16のタイムチャートを参照して説明する。
今、回転検知センサS2がスリットを検知せず(ステップn21)、
かつ計数検知センサS1も玉を検知しない場合は(ステップn22)、
玉払出し装置13のスプロケット26に玉が噛込み、払出しモータMが回転していないと考えられる。

0088

この場合は、図14の自己復帰動作制御のタイムチャートに示すように、スプロケット26が噛込んでいる玉を解除するために払出しモータMを逆転させる必要がある。このときは、スプロケット26を3パルス分逆転させる(ステップn23)。
その後、該スプロケット26を正転させて払出し動作に移る(ステップn24)。

0089

また、一定時間経過しても計数検知センサS1が玉を検知して回転検知センサS2がスリットを検知しない場合(ステップn25)、
回転検知センサS2に異常が生じていると考えられる。この場合は、図15のタイムチャートに示すように、払出し動作を即停止する。これはできる限り玉払出し装置13の誤払い出しをなくすためである(ステップn26)。

0090

そして、計数検知センサS1が一定時間玉を検知せず、回転検知センサS2がスリットを検知している場合は、貯留タンク12と整列通路14との間、もしくは整列通路14内で玉詰まりが起こっていると考えられる。この場合は、図16のタイムチャートに示すように、払出しモータMと連動して回転する整列ローラ19を逆転することにより、玉詰りを崩して整列させることができる。この回転の目的は玉の整列であるため、整列ローラ19を例えば1回転程度、逆転させればよい(ステップn27)。

0091

上述のように、スプロケットを一旦、逆転させてから払出し動作に移るという払出し制御を行うことにより、払出し待機状態の最初の玉は必ず上流側の払出しに適した位置に移動させることができ、最初の玉にスプロケットによる送出し力を確実に与えることができる。また、玉詰り等の異常発生時にも、このスプロケットを逆転させて復旧させる払出し制御を適用することができる。

0092

この発明の構成と、上述の一実施例の構成との対応において、この発明は請求項に記載される技術思想に基づいて応用することができ、上述の一実施例の構成のみに限定されるものではない。

図面の簡単な説明

0093

パチンコ玉ホッパーを備えたパチンコ台の要部背面図。
パチンコ玉ホッパーを示す縦断面図。
パチンコ玉ホッパーを示す斜視図。
貯留タンクを示す斜視図。
整列通路の玉整列状態を示す一部分解斜視図。
パチンコ玉ホッパーを示す一部分解斜視図。
玉払出し装置の使用状態を示す要部縦断面図。
パチンコ玉ホッパーの制御回路ブロック図。
スプロケットによる玉押し戻し状態を示す要部側面図。
スプロケットによる玉噛み状態を示す要部側面図。
パチンコ玉ホッパーの払出し制御動作を示すフローチャート。
パチンコ玉ホッパーの払出し制御動作を示すタイムチャート。
払出し異常発生時の自己復帰制御動作を示すフローチャート。
払出し異常発生時の自己復帰制御動作を示すタイムチャート。
払出し異常発生時の払出し停止制御動作を示すタイムチャート。
払出し異常発生時の自己復帰制御動作を示すタイムチャート。
スプロケットより上流側での玉止め状態を示す要部側面図。
スプロケットより下流側での玉止め状態を示す要部側面図。

符号の説明

0094

11…パチンコ玉ホッパー
12…貯留タンク
13…玉払出し装置
19…整列ローラ
26…スプロケット
81…主基板
S1…計数検知センサ
S2…回転検知センサ
L…同一傾斜通路
P…玉

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