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技術 蓄電装置の充電方法および充電装置

出願人 株式会社ジェイエムネット
発明者 玉ノ井和之奥山哲朗小野元見小原木佳孝虫明直文松原朗
出願日 2003年3月31日 (17年8ヶ月経過) 出願番号 2003-095395
公開日 2004年10月28日 (16年1ヶ月経過) 公開番号 2004-304931
状態 拒絶査定
技術分野 電池等の充放電回路 電池の充放電回路
主要キーワード 放電電流制御回路 電圧モニター回路 充電用電流源 本体重量 リファレンス電圧生成回路 充電電流源 放電ブロック 同期スイッチ
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2004年10月28日)のものです。
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図面 (8)

課題

複数個直列接続された蓄電装置のそれぞれが満充電されないところで充電が終了したり、過充電になってしまわないようにすることのできる充電方法および充電装置を提供する。

解決手段

複数個直列接続した電気二重層コンデンサEDLCに対して充電電流源11を直列に接続し、各EDLCに並列放電ブロック13,14を接続し、あるEDLCの電圧が満充電電圧に達したときに、当該EDLCに並列に接続されている放電ブロック13または14を導通状態として他のEDLCに充電電流を流す。これにより、EDLCを直列に接続したまま、各EDLCを満充電まで充電することができる。

概要

背景

従来より、充電可能な直流電源として、鉛蓄電池ニッケルカドミウム電池ニッケル水素電池リチウムイオン電池などの2次電池が利用されている。しかし、これらの電池寿命は、充放電回数が200〜1,000回程度と短く、充電時間も長い。また、本体重量が重く、公害物質廃棄問題も発生する。さらに、リチウムイオン電池においては、安全機構コストがかかる。

概要

複数個直列接続された蓄電装置のそれぞれが満充電されないところで充電が終了したり、過充電になってしまわないようにすることのできる充電方法および充電装置を提供する。複数個直列接続した電気二重層コンデンサEDLCに対して充電電流源11を直列に接続し、各EDLCに並列放電ブロック13,14を接続し、あるEDLCの電圧が満充電電圧に達したときに、当該EDLCに並列に接続されている放電ブロック13または14を導通状態として他のEDLCに充電電流を流す。これにより、EDLCを直列に接続したまま、各EDLCを満充電まで充電することができる。

目的

本発明は、複数個直列接続された蓄電装置のそれぞれが満充電されないところで充電が終了したり、過充電になってしまわないようにすることのできる充電方法および充電装置を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
2件
牽制数
3件

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請求項1

複数個直列接続した蓄電装置充電用電流源を接続し、個々の蓄電装置の充電電圧監視しながら各蓄電装置満充電になるように充電を行うことを特徴とする蓄電装置の充電方法

請求項2

複数個直列接続した蓄電装置に対して充電用電流源を直列に接続し、各蓄電装置に並列放電ブロックを接続し、ある蓄電装置の電圧が満充電電圧に達したときに、当該蓄電装置に並列に接続されている前記放電ブロックを導通状態として他の蓄電装置に充電電流を流すことを特徴とする請求項1記載の蓄電装置の充電方法。

請求項3

充電を、各蓄電装置に対して時分割で行い、その前記充電電圧に応じて前記時分割のデューティー比を制御するようにした請求項1記載の蓄電装置の充電方法。

請求項4

前記蓄電装置は、電気二重層コンデンサ電気化学キャパシタ等の大容量キャパシタである請求項1から3のいずれかの項に記載の蓄電装置の充電方法。

請求項5

複数個直列接続した蓄電装置の充電装置であって、前記複数個直列接続した蓄電装置に直列に接続した充電用電流源と、各蓄電装置に並列に接続された放電ブロックと、各蓄電装置の充電電圧を検出する電圧検出手段と、この電圧検出手段により検出された充電電圧が予め定められた満充電電圧に達したときに当該蓄電装置に接続されている放電ブロックを導通状態にする放電制御手段とを備えたことを特徴とする蓄電装置の充電装置。

請求項6

複数個直列接続した蓄電装置の充電装置であって、前記各蓄電装置にスイッチを介して接続した充電用電流源と、各蓄電装置の充電電圧を検出する電圧検出手段と、前記スイッチを交互にオンオフして各蓄電装置に時分割で充電電流を流し、前記電圧検出手段で検出された各蓄電装置の充電電圧に応じて前記スイッチのオン時間を制御するオン時間制御手段とを備えたことを特徴とする蓄電装置の充電装置。

請求項7

前記蓄電装置は、電気二重層コンデンサ、電気化学キャパシタ等の大容量キャパシタである請求項5または6記載の蓄電装置の充電装置。

技術分野

0001

本発明は、蓄電装置、特に、電気二重層コンデンサ電気化学キャパシタ等の大容量キャパシタ充放電可能な直流電源として使用するときの、充電方法および充電装置に関する。

0002

従来より、充電可能な直流電源として、鉛蓄電池ニッケルカドミウム電池ニッケル水素電池リチウムイオン電池などの2次電池が利用されている。しかし、これらの電池寿命は、充放電回数が200〜1,000回程度と短く、充電時間も長い。また、本体重量が重く、公害物質廃棄問題も発生する。さらに、リチウムイオン電池においては、安全機構コストがかかる。

0003

近年、上記電池とともに、電気二重層コンデンサ(EDLC:Electric Double Layer Capacitor)や電気化学キャパシタ(Electro−Chemical Capacitor)を蓄電部分に使用するケースが増えてきている。電気二重層コンデンサは、活性炭等の多孔質炭素電解液の界面に発生する電気二重層動作原理として利用したコンデンサである。また、電気化学キャパシタは、金属酸化物導電性高分子の表面の酸化還元反応を利用するキャパシタ(コンデンサ)である。

0004

前記の電気二重層コンデンサは、理論上20万回以上、また、電気化学キャパシタは、理論上2万回以上の充放電が可能で、電池では充電できない微弱電流大電流でも充電可能である。特に、電気二重層コンデンサの構成材料は、無公害物質で、廃棄時の問題がないという利点がある。

0005

電気二重層コンデンサや電気化学キャパシタを蓄電部分に使用する課題としては、第1に、電気二重層コンデンサや電気化学キャパシタの放電電圧特性が定電圧でなく、ほぼ直線的に降下する点、第2に、直列接続された電気二重層コンデンサや電気化学キャパシタの充電時にすべてが同時に満充電にならない点、第3に、電気二重層コンデンサや電気化学キャパシタのコストが電池に比べて高い点などが挙げられる。

0006

2次電池のうち鉛蓄電池、ニッケルカドミウム電池、ニッケル水素電池などは、満充電状態から電気消費放電)していく場合、電気がなくなるまで、ほぼ一定の電圧を保つ放電特性を持っている。電池電圧が一定の場合、負荷へ供給する電圧のコントロールは比較的簡単である。

0007

一方、電気二重層コンデンサや電気化学キャパシタ等の大容量コンデンサは、満充電状態から電気を消費(放電)していく場合、電気がなくなるに従って、徐々に(ほぼ直線的に)電圧が下がっていく放電特性を持っている。電池電圧が直線的に下がっていく場合、通常、負荷に合わせた一定の電圧が供給できるように電圧を昇降圧変換する必要が出てくる。たとえば定格2.3VのEDLCを使用し2.0V出力する場合は、2.3Vから2.0Vまでは、2.0Vに降圧し、2.0V以下は、そのままの電圧を出力する方式、あるいは、2.3Vから2.0Vまでは、そのままの電圧を出力し、2.0V以下は、2.0Vに昇圧する方法は比較的簡単にディスクリート回路で実現できている。しかし、2.3Vから0.6Vまでの全ての電圧にわたって、2.0Vを出力するのは、現状では簡単ではない。

0008

特許文献1(特開2002−118974号公報)においては、二次電池の出力を昇圧する昇圧回路と、この昇圧回路に並列に接続され、昇圧した出力により充電される電気二重層コンデンサと、この電気二重層コンデンサの放電出力定電圧化する定電圧レギュレータと、定電圧レギュレータの出力を二次電池の出力側に結合する逆流防止ダイオードとを備え、二次電圧の急激な出力低下を逆流防止ダイオードを介して定電圧レギュレータで補うようにした電池パックが開示されている。

0009

また、直列接続された電気二重層コンデンサや電気化学キャパシタの充電は、これらを直列接続したまま充電される。しかし、これは、電気二重層コンデンサや電気化学キャパシタの各々のばらつきを考えると必ずしも有効ではない。その理由は、電気二重層コンデンサや電気化学キャパシタの各々の充電電圧監視していないために、すべての電気二重層コンデンサや電気化学キャパシタが満充電されないところで、充電が終了したり、逆に過充電になってしまうことがあるためである。

0010

この問題に対し、例えば特許文献2(特開2001−251777号公報)では、二次電池や電気二重層コンデンサ等の蓄電体複数個直列に接続して充電する場合に、前記直列接続された複数の蓄電体のそれぞれに共通の電力を供給する電力供給源を接続し、各蓄電体に並列に負荷回路を接続し、前記電力供給源を電力供給源より電力を供給し、蓄電体に対して個別に充電電力の制御を行う必要のある場合は前記負荷回路に調整分の電力を消費及び/又は回生させることにより、電池製造工場における充放電回路を減少させるようにしている。

背景技術

0011

【特許文献1】
特開2002−118974号公報
【特許文献2】
特開2001−251777号公報

0012

しかしながら、前記の特許文献1記載の電池パックでは、二次電池の急激な出力低下を電気二重層コンデンサによって補うようにしたものであり、電気二重層コンデンサ自体を電源として用いる構成ではない。

0013

また、特許文献2に記載された充放電回路では、各蓄電体に並列に接続した負荷回路に、調整分の電力を消費及び/又は回生させるようにしているが、消費した電力は熱として放出されるため、エネルギーの無駄となっていた。また、特許文献2の充電方法は、蓄電体の製造工場において、製造された蓄電体の初期の充放電を行うためのものであり、複数個直列に接続された蓄電体で構成された直流電源を構成する各蓄電体をそれぞれ満充電するためのものではなかった。

発明が解決しようとする課題

0014

そこで本発明は、複数個直列接続された蓄電装置のそれぞれが満充電されないところで充電が終了したり、過充電になってしまわないようにすることのできる充電方法および充電装置を提供することを目的とする。

0015

前記課題を解決するため、本発明の第1の構成に係る蓄電装置の充電方法は、複数個直列接続した蓄電装置に充電用電流源を接続し、個々の蓄電装置の充電電圧を監視しながら各蓄電装置が満充電になるように充電を行うことを特徴とする。
この第1の構成においては、複数個直列接続された蓄電装置のそれぞれの充電電圧を監視するので、蓄電装置のそれぞれが満充電されないところで充電が終了したり、過充電になってしまわないように充電ができる。

0016

本発明の第2の構成に係る蓄電装置の充電方法は、複数個直列接続した蓄電装置に対して充電用電流源を直列に接続し、各蓄電装置に並列に放電ブロックを接続し、ある蓄電装置の電圧が満充電電圧に達したときに、当該蓄電装置に並列に接続されている前記放電ブロックを導通状態として他の蓄電装置に充電電流を流すことを特徴とする。
この第2の構成においては、充電用電流源から充電するときに、個々の蓄電装置の充電電圧を監視し、満充電電圧に達するとその蓄電装置に充電電流が流れないように放電ブロックを導通状態とすることで、過充電となることがない。

0017

本発明の第3の構成に係る蓄電装置の充電方法は、充電を、各蓄電装置に対して時分割で行い、その前記充電電圧に応じて前記時分割のデューティー比を制御するようにしたことを特徴とする。
この第3の構成においては、各蓄電装置に対する充電を時分割で行うので、充電電力を抑制することができる。

0018

本発明の第4の構成に係る蓄電装置の充電方法は、前記蓄電装置は、電気二重層コンデンサ、電気化学キャパシタ等の大容量キャパシタであることを特徴とする。
この第4の構成においては、蓄電装置を大容量キャパシタとすることで、充電電流を小電流から大電流まで任意に設定でき、充電時間も短縮することができる。

0019

本発明の第5の構成に係る蓄電装置の充電装置は、複数個直列接続した蓄電装置の充電装置であって、前記複数個直列接続した蓄電装置に直列に接続した充電用電流源と、各蓄電装置に並列に接続された放電ブロックと、各蓄電装置の充電電圧を検出する電圧検出手段と、この電圧検出手段により検出された充電電圧が予め定められた満充電電圧に達したときに当該蓄電装置に接続されている放電ブロックを導通状態にする放電制御手段とを備えたことを特徴とする。
この第5の構成においては、1個の充電用電流源から充電するときに、個々の蓄電装置の充電電圧を監視し、満充電電圧に達するとその蓄電装置に充電電流が流れないように放電ブロックを導通状態とすることで、過充電となることがない。

0020

本発明の第6の構成に係る蓄電装置の充電装置は、複数個直列接続した蓄電装置の充電装置であって、前記各蓄電装置にスイッチを介して接続した充電用電流源と、各蓄電装置の充電電圧を検出する電圧検出手段と、前記スイッチを交互にオンオフして各蓄電装置に時分割で充電電流を流し、前記電圧検出手段で検出された各蓄電装置の充電電圧に応じて前記スイッチのオン時間を制御するオン時間制御手段とを備えたことを特徴とする。
この第6の構成においては、各蓄電装置に対する充電を時分割で行うので、充電電力を抑制することができる。

課題を解決するための手段

0021

本発明の第7の構成に係る蓄電装置の充電装置は、前記蓄電装置は、電気二重層コンデンサ、電気化学キャパシタ等の大容量キャパシタであることを特徴とする。
この第7の構成においては、蓄電装置を大容量キャパシタとすることで、充電電流を小電流から大電流まで任意に設定でき、充電時間も短縮することができる。

0022

以下、本発明の実施の形態を図面を用いて説明する。
まず、蓄電装置として電気二重層コンデンサを例にあげて説明する。
電気二重層コンデンサを蓄電装置として用いる場合の概念図は、図1のとおりである。図中、1は電気二重層コンデンサ、2は出力電圧定電圧化回路、3は負荷を示す。

0023

通常、電気二重層コンデンサ1は、満充電時の1/4の電圧まで使用すれば、蓄電容量の94%が使用される。電気二重層コンデンサ1は、負荷電流が一定の場合、図2(a)に示すように、時間と共に直線的に出力電圧が低下する。したがって出力電圧を一定にするために、出力電圧定電圧化回路2が必要となる。

0024

例として、2.3V定格の電気二重層コンデンサを0.6Vまで使用する場合、仮に2.0Vの定電圧を出力する場合は、2.3Vから2.0Vまでは降圧、2.0Vから0.6Vまでは昇圧を必要とする。

0025

このように、降圧と昇圧を行うための出力電圧定電圧化回路2の構成例を図3に示す。図中4は降圧DC−DCコンバータ、5は昇圧DC−DCコンバータ、6はリファレンス電圧生成回路7で生成されたリファレンス電圧と電気二重層コンデンサ1の出力電圧とを比較するコンパレータ、8は降圧DC−DCコンバータ4と昇圧DC−DCコンバータ5とを切り替えるスイッチ、9はコンパレータ6の比較出力によりスイッチ8を切り替える切り替え制御回路、10は降圧DC−DCコンバータ4と昇圧DC−DCコンバータ5の出力電圧を監視し、一致したら切り替え制御回路9に切り替え信号を出力してスイッチ8を切り替える電圧モニター回路である。

0026

この出力電圧定電圧化回路2の動作により、図2(b)に示すように定格の2.3Vから0.6Vまでの電気二重層コンデンサ1の端子電圧に対し、2.0Vの定電圧出力が可能となる。

0027

ところで、例えば3.4Vの定電圧出力が必要な場合は、2.3V定格の電気二重層コンデンサを2個直列した形で使用するのが効率的である。2.3V定格の電気二重層コンデンサを1個で昇圧DC−DCコンバータのみを使用すると、DC−DCコンバータの電力ロスが大きくなるため、不適当である。したがって、直流電源として、2個または電圧に応じた複数の電気二重層コンデンサを直列接続して使用することが望ましい。

0028

このような電気二重層コンデンサを2個以上、直列接続して直流電源装置を構成する場合の充電方法は、従来は、直列接続のまま電気二重層コンデンサに電圧を加える方法をとっている。しかし、2個以上の直列の電気二重層コンデンサを満充電する場合、実際には容量がばらついているため、どちらかが先に満充電になり、他方は未充電の状態となる。残りの電気二重層コンデンサも満充電にしようとすると、先の電気二重層コンデンサは過充電となる。

0029

そこで、もう一方の電気二重層コンデンサも満充電にするためには各々の電気二重層コンデンサの電圧をモニターし並列で充電することが有効である。このことにより2つの電気二重層コンデンサをフルに充電することが可能となる。

0030

図4は、その充電装置の第1実施形態を示すブロック図である。この図において、11は充電電流源、12は電気二重層コンデンサ(以下「EDLC」という)1に並列に接続された第1演算部、13は第1放電ブロック、14はEDLC2に並列に接続された第2演算部、15は第2放電ブロック、16,17,18はスイッチ、19は補助電源である。
充電開始時には、第1放電ブロック13と第2放電ブロック15はともに開放状態、スイッチ16は充電電流源11側、スイッチ17および18は閉じた状態である。

0031

ここで、充電電流源11の出力である充電電流をIc、EDLC1の容量をC1、両端電圧をV1、電荷をQ1、EDLC2の容量をC2、両端電圧をV2、電荷をQ2とすると、EDLC1とEDLC2は直列接続されているため充電電流IcはEDLC1とEDLC2に等しく流れる。したがって、電荷Q1=Q2である。しかし、EDLC1とEDLC2の容量C1とC2にはばらつきがあるため、端子電圧V1とV2はばらつき、満充電までの時間が異なる。第1演算部12および第2演算部14では、電圧V1とV2を監視しており、例えばEDLC1が先に基準電圧E1に達して満充電になると、第1放電ブロック13を導通状態にして、充電電流Icがそれ以上EDLC1に流れないようにするとともに、第1放電ブロック13を経由してEDLC2に充電電流Icを流し続ける。次いで、EDLC2が基準電圧E2に達して満充電になると、第2演算部14がそれを検出し、スイッチ16を補助電源19側に切り替え、またスイッチ17および18を開放してEDLC1とEDLC2には補助電源19からの充電電流が流れるようにする。補助電源19の電圧は、満充電時のEDLC1とEDLC2の電圧とほぼ等しい電圧とすることで、満充電以後の自己放電による電圧低下を防ぐ。また、充電完了ランプ(図示せず)などにより、2つのEDLC1,2がともに充電完了したことを報知する。なお、EDLC2が先に満充電になったときは以上の逆の動作となる。
自己放電による電圧低下を防ぐ他の方法としては、スイッチ16〜18および補助電源19を設けずに、満充電後、充電電流源11の電流値を小さくして充電を継続するようにしてもよい。

0032

図5は充電装置の第2実施形態を示すブロック図である。この図において、21は電気二重層コンデンサEDLC1を充電するための第1充電電流源、22はEDLC2を充電するための第2充電電流源、23はEDLC3を充電するための第3充電電流源、24はEDLC1の負側端子接地ラインとを接続/開放するための第1放電ブロック、25はEDLC2の負側端子と接地ラインとを接続/開放するための第2放電ブロック、26はEDLC1の端子電圧を検出するための第1差電圧監視回路、27はEDLC2の端子電圧を検出するための第2差電圧監視回路、28はEDLC3の端子電圧を検出するための第3差電圧監視回路、29は各EDLCの端子電圧に基づいて第1放電ブロック24,第2放電ブロック25を接続/開放するための充電電流放電電流制御回路である。

0033

次に、この第2実施形態の動作について説明する。
充電開始時には、第1放電ブロック24と第2放電ブロック25はともに接続(短絡)状態であり、第1〜第3充電電流源21〜23から、各EDLC1〜3には充電電流が供給される。各EDLC1〜3の両端の電圧は、第1〜第3差電圧監視回路26〜28により監視されている。充電電流放電電流制御回路29では、各EDLCの端子電圧が同じになるように、第1充電電流源21と第1放電ブロック24の電流を追従させ、同じく第2充電電流源22と第2放電ブロック25を追従させて充電を行い、最終的に各EDLCの端子電圧を目標の電圧に保持するように制御を行う。

0034

なお、EDLC1〜EDLC3を直列接続して電源として使用する放電時は、充電電流放電電流制御回路29により第1放電ブロック24と第2放電ブロック25を開放することで、各EDLC1〜3は直列に接続される。

0035

図6は充電装置の第3実施形態を示すブロック図、図7はその第3実施形態における動作を示すタイムチャートである。この図において、31は充電電流源、32,33はEDLC1〜3へ時分割で充電電流を流す同期スイッチ、34は同期スイッチ33と接地ラインとの間に接続された放電ブロック、35はEDLC1の端子電圧を監視する第1差電圧監視回路、36はEDLC2の端子電圧を監視する第2差電圧監視回路、37はEDLC3の端子電圧を監視する第3差電圧監視回路、38は各EDLC1〜3で検出した電圧に基づいて同期スイッチ32,33のオン時間を制御するオン時間制御回路である。

0036

この第3実施形態において、あるタイミングでオン時間制御回路38が同期スイッチ32,33をオンにすると、充電電流源31からEDLC1に対して充電電流Ic1が流れる(図7(a)参照)。次のタイミングでは、EDLC2に対して充電電流Ic2が流れる(図7(b)参照)。また次のタイミングではEDLC3に対して充電電流Ic3が流れる。これを周期Tで順次繰り返して、EDLC1〜EDLC3に時分割で充電を行う。各EDLCのオン時間は、T/3周期以内である。

発明を実施するための最良の形態

0037

充電開始時は、各EDLCの充電電流のオン時間はT/3に近いが、充電電圧が基準電圧に近づくと、各差電圧監視回路35〜37がそれを検知し、オン時間制御回路38は、同期スイッチ32,33のオン時間のデューティー比を小さくする。このオン時間は、EDLC1〜3の両端の電圧と基準電圧との差に応じて決定される。いずれかのEDLCが満充電になると、同期スイッチのデューティー比は0になり、まだ満充電に達していないEDLCへの同期スイッチ32,33のオン時間のデューティー比は0ではなく、その差電圧に応じた値となる。このようにして、すべてのEDLCが満充電になるまで、オン時間制御回路38が働く。差電圧監視回路35〜37がすべて満充電電圧を検出すると、オン時間制御回路38を停止し、充電動作を終了する。

0038

上述したように、本発明の第1の構成によれば、電気二重層コンデンサや電気化学キャパシタを使用する時に、直列接続された電気二重層コンデンサや電気化学キャパシタを個々に監視しながらすべての電気二重層コンデンサや電気化学キャパシタの満充電が実現でき、かつ、電気二重層コンデンサや電気化学キャパシタの定電圧放電を実現できることにより、高効率充電と定電圧放電が両立でき、電気二重層コンデンサや電気化学キャパシタを蓄電装置として普及の促進を図ることができる。

0039

本発明の第2および第5の構成によれば、1個の充電用電流源から充電するときに、個々の蓄電装置の充電電圧を監視し、満充電電圧に達するとその蓄電装置に充電電流が流れないように放電ブロックを導通状態とすることで、過充電となることがない。

発明の効果

0040

本発明の第3および第6の構成によれば、各蓄電装置に対する充電を時分割で行うので、充電電力を抑制することができる。

図面の簡単な説明

0041

本発明の第4および第7の構成によれば、蓄電装置を大容量キャパシタとすることで、充電電流を小電流から大電流まで任意に設定でき、充電時間も短縮することができる。

図1
電気二重層コンデンサを蓄電装置として用いる場合の概念図である。
図2
電気二重層コンデンサの定電圧化のイメージグラフである。
図3
降圧と昇圧を行うための出力電圧定電圧化回路の構成例を示すブロック図である。
図4
本発明の充電装置の第1実施形態を示すブロック図である。
図5
本発明の充電装置の第2実施形態を示すブロック図である。
図6
本発明の充電装置の第3実施形態を示すブロック図である。
図7
第3実施形態における動作を示すタイムチャートである。
【符号の説明】
1,EDLC1,EDLC2 電気二重層コンデンサ
2 出力電圧定電圧化回路
3負荷
4 降圧DC−DCコンバータ
5 昇圧DC−DCコンバータ
6コンパレータ
7リファレンス電圧生成回路
8 スイッチ
9切り替え制御回路
10電圧モニター回路
11充電電流源
12 第1演算部
13 第1放電ブロック
14 第2演算部
15 第2放電ブロック
16,17,18,19 スイッチ
19補助電源
21 第1充電電流源
22 第2充電電流源
23 第3充電電流源
24 第1放電ブロック
25 第2放電ブロック
26 第1差電圧監視回路
27 第2差電圧監視回路
28 第3差電圧監視回路
29 充電電流放電電流制御回路
31 充電電流源
32,33同期スイッチ
34 放電ブロック
35 第1差電圧監視回路
36 第2差電圧監視回路
37 第3差電圧監視回路
38 オン時間制御回路

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