図面 (/)

技術 車載用入力装置

出願人 パナソニック株式会社
発明者 小野貴敏井上雄文
出願日 2003年3月31日 (17年2ヶ月経過) 出願番号 2003-094936
公開日 2004年10月28日 (15年8ヶ月経過) 公開番号 2004-299539
状態 未査定
技術分野 車両用電気・流体回路 表示による位置入力 押釦スイッチ 押釦スイッチ
主要キーワード 接球体 上辺位置 下方周囲 フロント座席 プッシュ型スイッチ 垂下方向 イコライザー設定 見当違い
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2004年10月28日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (13)

課題

従来の車載用入力装置は、前後左右可動するノブに対して入力操作を行うものであったため、操作時に指先や手のひらだけでは自由な方向に自在に操作し難いという課題があり、をついたリラックスした姿勢でも良好に操作可能な車載用入力装置を提供することを目的とする。

解決手段

車載用入力装置1として、トラックボールを構成する球体21と、この球体21の周辺に配置されたプッシュ型スイッチ22および検出スイッチ23からなる構成としたため、指先もしくは手のひらのみで一連の入力操作が可能となり、車載された各種電子機器に対して、肘をついたリラックスした姿勢でも良好に操作できるようになり、しかも操作に応じたフィードバック機能を付加して補助情報も得られる構成であるため、操作性に優れたものとなる。

概要

背景

近年、自動車に各種電子機器が搭載されるようになり、その車載された各種電子機器を操作する基本的な形態として、車室内前方インスツルメントパネル(以下、インパネと記載する。)中央付近に、各種電子機器毎に領域分けされて対応する操作パネルが設けられ、その操作パネルに操作内容に適したスイッチなどを並べて配置することが一般的になっている。

概要

従来の車載用入力装置は、前後左右可動するノブに対して入力操作を行うものであったため、操作時に指先や手のひらだけでは自由な方向に自在に操作し難いという課題があり、をついたリラックスした姿勢でも良好に操作可能な車載用入力装置を提供することを目的とする。車載用入力装置1として、トラックボールを構成する球体21と、この球体21の周辺に配置されたプッシュ型スイッチ22および検出スイッチ23からなる構成としたため、指先もしくは手のひらのみで一連の入力操作が可能となり、車載された各種電子機器に対して、肘をついたリラックスした姿勢でも良好に操作できるようになり、しかも操作に応じたフィードバック機能を付加して補助情報も得られる構成であるため、操作性に優れたものとなる。

目的

本発明は、このような従来の課題を解決するものであり、自由な方向に向けて指先や手のひらだけで所定操作が可能で、しかもその際はリラックスした姿勢でも良好に操作可能な車載用入力装置を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
1件
牽制数
2件

この技術が所属する分野

ライセンス契約や譲渡などの可能性がある特許掲載中! 開放特許随時追加・更新中 詳しくはこちら

請求項1

車室内に配された入力装置と、前記入力装置への操作に応じて、制御部が、車載された各種電子機器を制御するとともに、前記電子機器動作状態報知部に報知される自動車に搭載された電子機器システムにおける車載用入力装置であって、前記入力装置がトラックボールと、このトラックボールの周辺に配置されたスイッチからなる車載用入力装置。

請求項2

トラックボールが、車室内全幅の中央位置に配された請求項1記載の車載用入力装置。

請求項3

トラックボールが、左右のフロント座席の間に配された請求項2記載の車載用入力装置。

請求項4

トラックボールへの操作状況に応じて、操作者に状況のフィードバックを行う機能を有する請求項1記載の車載用入力装置。

技術分野

0001

本発明は、車載用の各種電子機器への入力操作をするための車載用入力装置に関し、特にポインタのような二次元的な移動操作を必要とする場合などに適するものである。

0002

近年、自動車に各種電子機器が搭載されるようになり、その車載された各種電子機器を操作する基本的な形態として、車室内前方インスツルメントパネル(以下、インパネと記載する。)中央付近に、各種電子機器毎に領域分けされて対応する操作パネルが設けられ、その操作パネルに操作内容に適したスイッチなどを並べて配置することが一般的になっている。

0003

また、手動操作していたものを電子化による半自動操作に切り換えたり、快適性を高めるための電子機器も増加している。

0004

さらに前記のものに加え、ナビゲーション装置に代表されるような地図や交通情報を取り扱う電子機器では、情報の取捨選択、決定等の操作をする必要があり、これら各種電子機器の入力部をなすスイッチ機能の数は一車両あたり百以上にのぼることもある。

0005

このとき、操作のし易い位置にあたるインパネ中央付近は、スイッチ類が集中するので、車両を設計するメーカー側立場では、車両情報を表示する計器類配置設計等の自由度が損なわれ、一方、車を使用するユーザー側からは、使いたい機能に応じたスイッチ等を探す手間なども増加している。

0006

この改善策として、車載された各種電子機器を集中的に操作するための多機能型入力装置の提案もなされており、例えば、前後左右可動するノブ連動したスイッチを各々設け、また当該ノブ内にもスイッチを設ける構成等として、操作者が、複数の電子機器を一つの入力装置への操作で作動させる構成が提案されつつある。

0007

なお、この出願の発明に関連する先行技術文献情報としては、例えば、特許文献1が知られている。

背景技術

0008

【特許文献1】
特開平11−339601号公報

0009

しかしながら、前記従来のノブ方式による車載用入力装置は、前後左右に可動するノブを操作する構成のものであったため、指先や手のひらだけで自由な方向に向けて操作し難く、をついたリラックスした状態での操作性に劣るものであった。

発明が解決しようとする課題

0010

本発明は、このような従来の課題を解決するものであり、自由な方向に向けて指先や手のひらだけで所定操作が可能で、しかもその際はリラックスした姿勢でも良好に操作可能な車載用入力装置を提供することを目的とする。

0011

前記目的を達成するために本発明は、以下の構成を有するものである。

0012

本発明の請求項1に記載の発明は、車室内に配された入力装置と、前記入力装置への操作に応じて、制御部が、車載された各種電子機器を制御するとともに、前記電子機器の動作状態報知部に報知される自動車に搭載された電子機器システムにおける車載用入力装置であって、前記入力装置がトラックボールと、このトラックボールの周辺に配置されたスイッチからなる車載用入力装置としたものであり、トラックボールを構成している球体は、指先もしくは手のひらのみで回転操作でき、この操作状況に応じて、報知部である表示部上の画面を方向自在にスクロールさせたり、同表示部に表示されたポインタを自在に移動させてメニュ項目の選択等をすることができ、かつ、スイッチもトラックボール近辺に配したものであるため、球体操作からスイッチ操作移行する際にも大きな動き無しでスイッチを操作することが可能であり、このスイッチへの所定操作によって、前記選択されたメニューの決定なども指先移動や手のひらなどの操作だけで行えるものにできるという作用を有する。

0013

請求項2に記載の発明は、請求項1記載の発明において、トラックボールが、車室内全幅の中央位置に配されたものであり、この配置状態とすると、当該車載用入力装置の近接位置に座った人が、共用的に当該車載用入力装置を使用して各種電子機器を自在に操作できるという作用を有する。

0014

請求項3に記載の発明は、請求項2記載の発明において、トラックボールが、左右のフロント座席の間に配されたものであり、前記請求項2に記載の発明による作用に加え、トラックボールの球体を操作する際に、肘掛けなどに肘をついたようなリラックスした状態で、指先もしくは手のひらを使う操作だけで、車載された電子機器の操作を容易に行えるという作用を有する。

課題を解決するための手段

0015

請求項4に記載の発明は、請求項1記載の発明において、トラックボールへの操作状況に応じて、操作者に状況のフィードバックを行う機能を有するものであり、操作者は、トラックボールを所定操作した際などに、報知部からの情報に加え、フィードバック機能による補助情報が得られる、例えばトラックボールを介して指先や手のひらに感触的に振動クリック感触が得られる、または聴覚などを介して音などの補助情報が得られるようにできるため、さらに操作性を向上させることができるという作用を有する。

0016

以下、本発明の実施の形態について、図1図12を用いて説明する。

0017

(実施の形態)
図1は本発明の一実施の形態による車載用入力装置を車内に組み込んだ車室内の要部斜視図、図2同入力装置における入力部を示す斜視図、図3は同入力装置の入力部の上面図、図4は同入力装置を含む全体の電子機器システムの構成を示すブロック図である。

0018

これらの図は、本発明による車載用入力装置1を所定の搭載車に搭載した状態などを模式的に示すものである。

0019

そして、本発明による車載用入力装置1は、図1に示すように、運転席助手席の間の位置に配設されている。

0020

通常、運転席と助手席の間の部分には、変速装置ギア比を切り換えるフロア型のシフトレバー2や、小物等を入れるためのコンソールボックス3が配設されているが、それらの近辺位置をコンソール部と以後称することとする。

0021

なお、本実施の形態においては、コンソール部を構成するシフトレバー2とコンソールボックス3との間に車載用入力装置1を配置しているものを説明する。

0022

そして、この搭載車には、前方のインスツルメントパネル4(以下、インパネ4と記載する)の中央部分に、ディスプレイ11が配設されている。

0023

このディスプレイ11が、報知部として機能しているものであり、ディスプレイ11以外に視覚・聴覚などで各種状況が確認できるものであればよい。

0024

なお、このディスプレイ11は、音楽選局等を行うオーディオ装置12以外に、図4のブロック図で示す道路情報等を入手するためのナビゲーション装置13、空調を制御するエアコン装置14、電話や電子メールを制御する情報端末装置15等の動作状況を示したり、また、図示していないテレビカメラ等から得られる画像も表示可能となっている。

0025

そして、本発明による車載用入力装置1は、以上のような車載された各種電子機器、すなわちオーディオ装置12やナビゲーション装置13、エアコン装置14、情報端末装置15等の動作状態を切り換えたり、内容表示を指示する入力操作部分として配設されている。

0026

そして、この車載用入力装置1の構成は、図2および図3に示すように、指や手のひらで全方位に向けて回転自在に操作可能な球体21と、球体21の表出部分の周囲に配置された四つのプッシュ型スイッチ22(22A〜22D)とを備える。

0027

また、この球体21は押し込み操作も可能に構成されており、上面側からは見えない球体21下方には、球体21が押し込まれた際に、その押し込み操作を検出するための検出スイッチ23(図4参照)を有している。

0028

さらに、この球体21は、いわゆるトラックボールの一部を構成しており、球体21の回転状態を検出する回転検出部24(図4参照)も、球体21の下方近傍位置に構成されている。

0029

これに加えて、球体21の下方周囲部分には、当該球体21の回転力に変化を与えるためのアクチュエータ25(図4参照)も配されている。

0030

以上のプッシュ型スイッチ22、検出スイッチ23、回転検出部24、アクチュエータ25は、各々制御部26に接続されて制御されるようになっている。

0031

また、この制御部26には、前述したディスプレイ11、オーディオ装置12、ナビゲーション装置13、エアコン装置14、情報端末装置15などが接続されており、制御部26で、これらの車載された各種電子機器の制御が行われる構成となっている。

0032

前記構成の電子機器システムにおける車載用入力装置1への操作事例は後述するが、その操作時には球体21への回転操作が主となり、かつ球体21は全方位に向かって操作可能な部材であるため、運転席側から、また助手席側からも、その中央位置に配置されている車載用入力装置1に対する所定の入力操作ができ、オーディオ装置12、ナビゲーション装置13、エアコン装置14、情報端末装置15等に代表される各種電子機器の所望の操作がスムーズに行えるものである。

0033

そして、その操作状態としても、肘を動かさずに、指先もしくは手のひらで、球体21の各方向に向けて自在に回転操作できるものであるため、楽な姿勢のままリラックスした状態で操作可能なものである。

0034

ここで、この車載用入力装置1を用いて、それら電子機器を操作して当該システムを操作する概要について説明する。

0035

図5図11は、その操作時において、ディスプレイ11に表示される各画面の表示事例を示す図であり、以下これらを用いて順次説明していく。

0036

まず、球体21の周囲に配したプッシュ型スイッチ22の内、メニュー用スイッチ22Aに割り当てられた一つを押圧操作すると、図5に示すように、メニュー見出し31および、予め設定されている各種選択機能がディスプレイ11に表示される。

0037

その各種機能としては、同図に示すように、“ナビゲーション”、“情報サービス”、“オーディオ”、“エアコン”の四つの機能の選択メニュー32が表示される。

0038

なお、図5に示した前記表示状態を以後トップメニュー画面30と記載する。

0039

そして、このトップメニュー画面30は、上辺位置に、メニュー見出し31が表示され、残りの表示エリアが十字に概ね四等分され、各配分された領域のほぼ中央付近に、前記それぞれの選択メニュー32が表示されている。

0040

そして、同図に示すように、当該画面30には、ポインタ33も同時に表示され、図5に示すように、ポインタ33の先端位置に応じて所定の選択メニュー32が選択候補状態(図中では、当該状態を右上がりハッチングで示す。)に切り換わるように構成されている。

0041

なお、同図では、ポインタ33の先端位置が“オーディオ”の領域内に位置しているため、“オーディオ”が選択候補状態となっている状態を示している。

0042

以下の図面においても、ポインタ33先端で指示された、選択候補状態である選択メニューを右上がりハッチングで示すとともに、この選択メニューを他の選択メニューと区別するために選択候補メニューと記載する。

0043

前記図5の状態から、操作者が、球体21の上方突出部分を指先や手のひらで回転操作すると、その操作状態に応じてポインタ33が移動し、選択候補メニューを他のものに切り換えることができる。例えば、前記回転操作でポインタ33先端が、図6に示すように、“エアコン”領域内に移動すると、選択候補メニューは、“エアコン”に切り換わる。

0044

このとき、球体21の回転検出部24からの情報により制御部26が球体21への操作方向や量などを特定し、当該操作方向や操作量操作速度などに応じてディスプレイ11内に表示されたポインタ33の移動を行う。

0045

そして、ポインタ33位置が、図5に示す選択メニュー32の“オーディオ”の領域から離れると、制御部26の制御部で“オーディオ”の選択候補状態が解除され、次に、ポインタ33先端位置が、所定の選択メニュー領域内に入る、例えば図6に示す“エアコン”領域内に入ると、制御部26の制御で当該領域の機能が選択候補状態となる。

0046

なお、球体21の周囲に配置した四つのプッシュ型スイッチ22の内、前記メニュー用スイッチ22Aとは別のスイッチであるキャンセル用スイッチ22Bを操作すると、トップメニュー画面30もしくは、それ以前の表示状態に戻るように制御されている。

0047

一方、以上のように球体21の回転操作に応じてポインタ33が移動し、選択候補メニューが切り換わるとき、制御部26はアクチュエータ25にも信号を出力し、アクチュエータ25が球体21の操作に必要な回転力の変化を所定時間与えるようになっており、球体21の操作中に、ディスプレイ11を注視せずとも操作者は選択候補メニューが変化したことが知覚できる。

0048

このアクチュエータ25として、球体21にゴムパッド等を、直接、機械的に接触させることにより球体21の回転操作力を変化させるようなメカニズムのものであれば、概ね30ms〜200ms間、球体21の操作力変化を持続できるようにしておくと、選択候補メニューが切り換わったということが判る良好な触覚を操作者にフィードバックできる。

0049

また、アクチュエータ25が磁力の影響により球体21の回転操作力を変化させたようなメカニズムを有するもの、例えば、磁性材料を含む球体21を回転可能に支持している部材を介して当該球体21を吸引し、回転中の球体21と支持部材間摩擦力を増大させて回転操作力を変化させるもの等であれば、概ね500ms〜2000ms間、球体21の操作力変化を持続させれば、同様に良好な触覚を操作者にフィードバックできる。

0050

この磁力によるものは、回転中の球体21に対し、間接的に回転状態の変化を促すものであるため、前記の機械的に直接球体21の回転規制を行う場合よりも、その操作力の変化時間は長く設定しておくことが肝要である。

0051

なお、アクチュエータ25の作動による球体21の回転操作力変化、すなわち触覚によるフィードバック以外に、アクチュエータ25の作動タイミングに応じて、図示していないが音を吹鳴させ、聴覚によるフィードバック機能などを有するようにしても使い勝手が向上する。

0052

以上述べたアクチュエータ25による操作者へのフィードバック機能は、選択候補メニューが切り換わる毎に行われる。

0053

そして、図6に示す“エアコン”が選択候補メニューとなった状態で、球体21を垂下方向に押し込むと、球体21下方に配置した押し込み操作を検出するための検出スイッチ23が作動し、その信号が制御部26で検出される。

0054

このとき制御部26は、選択候補状態の“エアコン”機能が選択決定されたとして、次の階層の画面をディスプレイ11内に表示させる。

0055

その表示状態を示したものが図7であり、ここでも上辺にはメニュー見出し34が表示され、残りの表示エリアは十字に概ね四等分されて、各領域の各上辺には、それぞれの個別メニュー名が選択メニュー35として表示されていると共に、ポインタ33も表示されるようになっている。

0056

さらに、各選択メニュー35における残りの領域内には、それぞれの選択メニュー35の中で設定可能なアイコンバーグラフ等が各々表示されており、これらのうち、現在設定されている状態が、図中において右下がりハッチングで示すように、識別可能なように表示されている。

0057

なお、以下の図面を含め、現在設定されている状態を、図中において右下がりハッチングで示す。

0058

当該画面でも、操作者による球体21への回転操作でポインタ33位置を移動させて選択候補メニューの切り換え操作が可能となっていると共に、その選択候補メニューの切り換わりの際には、制御部26の制御でフィードバック機能が働くようになっていることは前述の場合と同じである。

0059

以下には、操作者による球体21への回転操作で選択候補メニューを、“モード”である図7に示す状態から“温度”に切り換えた状態(図8参照)で、車内の設定温度可変させる操作事例について説明する。

0060

そして、図8に示すように、“温度”の領域内には、“温度”という個別の選択メニュー名が表示された下方位置に、車内の設定温度を可変させるための温度バーグラフ36が表示されている。

0061

この温度バーグラフ36は、各温度毎に対応する略方形のバーが、互いに所定間隔を空けて、横に並べて配列されて構成されている。

0062

そして、操作者が、当該“温度”領域内で球体21を押し込み操作することにより、車室内のエアコン設定温度が設定可能な状態に移行される。

0063

つまり、球体21への押し込み操作で、図8中に破線で囲って示した部分の内部がアクティブ状態になると共に、ポインタ33は、先端位置が現在の設定温度を示すバーに合わされるように移動される。

0064

このとき、温度バーグラフ36は、選択候補メニューの位置付けと同等となり、最も低温を示すバーから現在の設定温度を示すバーまでの各バーは、図8に示すように選択候補メニューとしての表示状態(同図に示す右上がりハッチング状態)に移行する。

0065

この状態において、操作者は、球体21への回転操作を行って前記破線領域内でポインタ33を左右に移動させ、ポインタ33先端位置を所望の設定温度に合わせ込む。

0066

例えば予め設定されていた温度が24℃で、所望の温度が27℃にある場合には、ポインタ33の指し示す先端位置を27℃に応じたバーの位置に合わせる。

0067

このとき、25℃・26℃・27℃の各バーは、ポインタ33先端位置に応じて選択候補メニューとしての表示状態に、順次移行していく。

0068

そして、所望の設定温度にポインタ33先端位置を合わせ込んだ操作者は、その一連の動作の続きで指先や手のひらなどで球体21を押し込み操作することによって、設定温度変更を確定させる。

0069

また、この球体21への押し込み操作によって、設定温度確定が完了すると同時に同破線領域内のアクティブ状態の解除が行われ、図9に示す選択候補メニューが選択メニュー35の“温度”のみの状態に戻る。

0070

以上のようにして、球体21に対し指先や手のひらを使う連続的な入力操作のみで、車内の温度設定の変更など、所定機能を操作性よく作動させることができる。

0071

なお、前記ポインタ33の移動制御・その先端位置の座標位置検出、および前記設定温度に車内の温度が変わるまでのエアコン装置14の作動または停止の制御などは、制御部26の制御によって行われる。

0072

また、前記車内における設定温度変更をする際の一連の入力操作において、アクティブ領域となっている図8に示す破線枠領域内からポインタ33の先端位置が越え難くするように、アクチュエータ25によるフィードバック機能を球体21に加えるようにすると、さらに使い易いものとなる。

0073

すなわち、球体21は自由な方向に向けて自在に回転操作できるものであるため、誤ってポインタ33先端が同破線枠外に出る方向に回転操作されることもあるが、このような場合に、制御部26でアクチュエータ25を制御して、球体21の回転操作に必要な回転操作力を増大させ、一種ブレーキ機能を継続的に働かせるようにすればよい。

0074

この構成であれば、見当違いの方向への操作を触覚的に防止することが可能な構成にできる。

0075

さらに、温度バーグラフ36の各バーにポインタ33先端位置が移動していくたびに、例えばアクチュエータ25を間欠的に働かしてクリック感触が得られるものであれば、正確で、より使い易いものになり、操作者にとっても、このクリック感触と前記のブレーキ機能は、触感などで容易に区分できるので、これらの機能を組み合わせることも可能である。

0076

また、以上の温度バーグラフ36における設定温度の変更時等では、球体21の周囲に配置した四つのプッシュ型スイッチ22のメニュー用スイッチ22Aやキャンセル用スイッチ22Bではない残り二つを、選択するバー等を一つずつ増加させるためのプラス側スイッチ22Cと、減少させるマイナス側スイッチ22Dとして機能するように割り当てておくと、操作の選択肢が増え、操作者は好みに応じた入力形態で操作できるようになる。

0077

なお、前述の図8および図9に示したように、エアコンに関連するメニューとしては、前記車内の設定温度を変更する“温度”以外に、エアコンの作動を自動と手動に切り換える“モード”、風量を変更する“風量”、風の吹出し口を変更する“吹出し口”が準備されているが、これらの設定変更等についても同様な操作、つまり球体21の回転および押し込み操作を主として、アクティブ領域内でポインタ33を移動させつつ選択候補メニューから選択〜確定を行い、各詳細機能を作動させることが可能となっている。

0078

なお、その際の基本的な操作手順やフィードバック機能の作動状態などは、“温度”の場合と殆ど同じであるため、説明を省略する。

0079

そして、前記エアコンに関連する四つのメニューは、隣り合う位置に配置してあるため、“温度”の設定をした後、ポインタ33を“吹出し口”に移動させて“吹出し口”の設定などを連続して行うことができる。

0080

この際にも、球体21は全方位に向けて回転操作可能なものであるため、操作者は、指先や手のひらで球体21を回転操作するのみで、各機能間の切り換え操作を行うようにできる。

0081

次に、トップメニュー画面30(図5および図6参照)におけるエアコン以外の各メニューの操作概要について簡単に説明する。

0082

図10は、図5に示すトップメニュー画面30から、球体21の回転および押し込み操作をして、“ナビゲーション”を選択・決定し、さらに図示を省略する途中の階層を経て、自車の現在地37(同図に示す三角形マーク表示)を中心とした道路地図38が表示部11に表示されている状態を示すものである。

0083

そして、前記表示状態で、球体21周囲のプッシュ型スイッチ22のプラス側スイッチ22Cを押せば、道路地図38がズームアップされ、マイナス側スイッチ22Dを押せば、道路地図38がズームアウトされるように制御部26で制御されている。

0084

そして、同図に示す状態で球体21を回転操作させると、道路地図38がその回転方向に応じて360度の自由な方向に、かつ回転量に応じた分だけスクロールされ、例えば図11に示すように、自車の現在地37から目的地方向に向けてすばやく正確に道路形態渋滞情報ほかをディスプレイ11内に表示させることが可能になる。

0085

その後、自車の現在地37を中心にした図10に戻すには、球体21の押し込み操作と連動させるようにすれば、球体21の回転と押し込みという一連の操作で目的地方向の状況が簡単に把握でき、かつその一連の操作は、前述したものの操作状態と同じで、指先や手のひらで容易かつリラックスした状態で操作可能なものとなる。

0086

そして、図5のトップメニュー画面30に示す“オーディオ”および“情報サービス”の項目に対する操作状態なども、以上に説明した操作事例と殆ど同様であるため、詳細な説明やその際の画面事例などは省略するが、オーディオ装置12を機能させる“オーディオ”からは、音量イコライザー設定リピート曲の設定等が利用でき、情報端末装置15を機能させる“情報サービス”からは、インターネットや電子メール閲覧等を同様の操作状態で利用することができる。

0087

いずれの場合にも、車載用入力装置1は、球体21に対する回転操作を基本とし、さらに球体21の押し込み操作を検出するための検出スイッチ23を含む球体21の周辺に配置したプッシュ型スイッチ22などのスイッチ操作により、各種機器の所望の操作ができるため、入力操作する際に大きな動作を必要とせず、指先や手のひらのみで容易に入力操作ができるものが得られる。

0088

なお、その入力操作は、車室内の全幅の中央位置に車載用入力装置1を設置してあるので、その近接位置に座ったいずれかの人が共用化しつつ操作可能であり、その操作は球体21への回転操作や押し込み操作が主であるため、いずれの人でも利き腕などに殆ど関係なく、使い勝手のよいものとなる。

0089

また、当該車載用入力装置1は、コンソール部以外への配置場所に配置されてあっても同様な操作性のものとなるため、例えば図12に示すように、インパネ4の中央付近などや、その他の箇所に配置してあってもよい。

0090

特に、運転席や助手席の肘掛部の先端部分、すなわち肘掛部に肘を付いた状態で手のひらが当る部分に当該入力装置1を取付けると、非常にリラックスした状態で操作可能なものとなる。

0091

さらに、以上には各種電子機器として、オーディオ装置12、ナビゲーション装置13、エアコン装置14、情報端末装置15の事例を説明したが、メニュー階層を介して、その他車載用の電子機器を当該車載用入力装置1で操作するように構成してもよい。

0092

例えば、当該車載用入力装置1による操作で、シート姿勢調整ミラー角度調整、バックモニターカメラ撮影方向調整室内照明輝度調整等を行うようにすることも可能である。

発明を実施するための最良の形態

0093

また、前述の図4およびその説明部分では、制御部26に各種電子機器(オーディオ装置12、ナビゲーション装置13、エアコン装置14、情報端末装置15など)を直結させた事例を図示して説明したが、各種電子機器において、それぞれ個別に制御部を設けたものとし、それらの制御部を、制御部26に接続されているバスラインネットワークに接続する構成とすると、機器取り付け性増しメンテナンス性にも優れたものとなる。

0094

以上のように本発明による車載用入力装置は、球体への操作およびその周辺に配したスイッチを操作する構成であるため、利き腕などに殆ど関係無く、かつ大きな動作も必要とせずに指先もしくは手のひらだけによる一連の回転・押し込み操作などで、車に搭載された各種電子機器を良好に操作できるという効果が得られる。

0095

そして、球体への回転操作は方向自在に行えるものであるため、報知部である表示部上の画面を方向自在にスクロールさせたり、同表示部に表示されたポインタを自在に移動させてメニュー項目の選択なども容易にでき、非常に利便性は大きいものである。

発明の効果

0096

また、当該車載用入力装置を車室内の全幅の中央に配置すると、操作性よく共用して使用可能となり、特に左右のフロント座席の間に配すると、肘をついたようなリラックスした姿勢で容易に各種電子機器に対して所望の入力操作が行えるものとなる。

図面の簡単な説明

0097

さらに、報知部からの情報に加え、主の操作部材となる球体等からフィードバック機能により所定操作に応じた補助情報が得られるようにすると、さらに操作性に優れたものにできる。

図1
本発明の一実施の形態による車載用入力装置を車内に組み込んだ車室内の要部斜視図
図2
同入力装置における入力部を示す斜視図
図3
同入力装置の入力部の上面図
図4
同入力装置を含む全体の電子機器システムの構成を示すブロック図
図5
同入力装置への操作で表示部に表示される画面の表示事例を示す図
図6
同入力装置への操作で表示部に表示される画面の表示事例を示す図
図7
同入力装置への操作で表示部に表示される画面の表示事例を示す図
図8
同入力装置への操作で表示部に表示される画面の表示事例を示す図
図9
同入力装置への操作で表示部に表示される画面の表示事例を示す図
図10
同入力装置への操作で表示部に表示される画面の表示事例を示す図
図11
同入力装置への操作で表示部に表示される画面の表示事例を示す図
図12
同入力装置をインスツルメントパネル中央付近に組み込んだ場合の車室内の要部斜視図
【符号の説明】
1 車載用入力装置
2シフトレバー
3コンソールボックス
4 インスツルメントパネル
11ディスプレイ
12オーディオ装置
13ナビゲーション装置
14エアコン装置
15情報端末装置
21 球体
22プッシュ型スイッチ
22Aメニュー用スイッチ
22Bキャンセル用スイッチ
22C プラス側スイッチ
22Dマイナス側スイッチ
23 検出スイッチ
24回転検出部
25アクチュエータ
26 制御部
30トップメニュー画面
31,34 メニュー見出し
32,35選択メニュー
33ポインタ
36 温度バーグラフ
37 自車の現在地
38 道路地図

ページトップへ

この技術を出願した法人

この技術を発明した人物

ページトップへ

関連する挑戦したい社会課題

関連する公募課題

ページトップへ

おススメ サービス

おススメ astavisionコンテンツ

新着 最近 公開された関連が強い技術

  • 本田技研工業株式会社の「 制御装置、制御方法及びプログラム」が 公開されました。( 2020/04/09)

    【課題】制動力の設定可能レベルを運転者が把握できるようにする技術を提供する。【解決手段】車両を制御するための制御装置は、車両に与える制動力の効き具合を設定する走行制御部と、効き具合の設定可能レベルの上... 詳細

  • 本田技研工業株式会社の「 操作入力装置」が 公開されました。( 2020/04/09)

    【課題】大画面のタッチパネルディスプレイであっても、操作性、美観性の高い操作入力装置を低コストで提供する。【解決手段】車両用の操作入力装置であって、車幅方向に延在するタッチパネルディスプレイと、前記タ... 詳細

  • 本田技研工業株式会社の「 制御装置、制御方法及びプログラム」が 公開されました。( 2020/04/09)

    【課題】ユーザの利便性を向上し、車両の状態を分かりやすく報知する。【解決手段】ブレーキペダルの操作量によらず車両の停止状態を保持するオートブレーキホールド機能と、アクセルペダルの操作量に応じて車両の駆... 詳細

この 技術と関連性が強い技術

関連性が強い 技術一覧

この 技術と関連性が強い人物

関連性が強い人物一覧

この 技術と関連する社会課題

関連する挑戦したい社会課題一覧

この 技術と関連する公募課題

関連する公募課題一覧

astavision 新着記事

サイト情報について

本サービスは、国が公開している情報(公開特許公報、特許整理標準化データ等)を元に構成されています。出典元のデータには一部間違いやノイズがあり、情報の正確さについては保証致しかねます。また一時的に、各データの収録範囲や更新周期によって、一部の情報が正しく表示されないことがございます。当サイトの情報を元にした諸問題、不利益等について当方は何ら責任を負いかねることを予めご承知おきのほど宜しくお願い申し上げます。

主たる情報の出典

特許情報…特許整理標準化データ(XML編)、公開特許公報、特許公報、審決公報、Patent Map Guidance System データ