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技術 保冷運搬車用中仕切り及び保冷運搬車

出願人 株式会社矢野特殊自動車
発明者 藤木武三宅邦宏
出願日 2003年3月24日 (17年9ヶ月経過) 出願番号 2003-081193
公開日 2004年10月14日 (16年2ヶ月経過) 公開番号 2004-284661
状態 特許登録済
技術分野 大型容器 冷凍機械と関連した装置 冷蔵庫の箱体(壁体)2 特殊荷物運搬車両
主要キーワード ラジアルローラ スラストローラ 板状シート 両切り 両側内面 部分平面 ゴム引き布 適宜寸法
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2004年10月14日)のものです。
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図面 (10)

課題

部品コストの増大を可及的に抑制して、荷積み作業に支障を来たさず、更に容易に収納し得る保冷運搬車中仕切り、及び該保冷運搬車用中仕切りを備える保冷運搬車を提供する。

解決手段

第1ヒンジ部41は、側面視が略U字形をなし、ローラフレーム30の所定部分に外嵌固着させた固着部41aと、該固着部41aの略中央部分から垂下してあり、その中途部から、先端部分が前記第2ヒンジ部42の凹部42bに内嵌し得るように略L字状に屈曲させてなる板状の嵌合部41bとを備えており、嵌合部41bの先端近傍にはピン43を挿通させる孔が開設してある。そして、第1ヒンジ部41の嵌合部41bの先端部を第2ヒンジ部42の凹部42b内に遊嵌させ、嵌合部41bの先端部に開設した孔に挿通させたピン43の両端を第2ヒンジ部42の凹部42bに固着させてある。

概要

背景

被保冷物保冷しつつ運搬する保冷運搬車にあっては、被保冷物の種類に応じて、例えばマイナス25℃程度の冷凍温度、又はプラス5℃程度の冷蔵温度というように、適切な温度で保冷することが要求されるが、運搬効率を向上させるため、保冷運搬車に備えられた保冷室内中仕切りで複数の領域に仕切って、各領域を異なる温度で保冷することによって、保冷温度が異なる複数種類の被保冷物を同時に運搬できるようにしたものが開発されている。

概要

部品コストの増大を可及的に抑制して、荷積み作業に支障を来たさず、更に容易に収納し得る保冷運搬車用中仕切り、及び該保冷運搬車用中仕切りを備える保冷運搬車を提供する。第1ヒンジ部41は、側面視が略U字形をなし、ローラフレーム30の所定部分に外嵌固着させた固着部41aと、該固着部41aの略中央部分から垂下してあり、その中途部から、先端部分が前記第2ヒンジ部42の凹部42bに内嵌し得るように略L字状に屈曲させてなる板状の嵌合部41bとを備えており、嵌合部41bの先端近傍にはピン43を挿通させる孔が開設してある。そして、第1ヒンジ部41の嵌合部41bの先端部を第2ヒンジ部42の凹部42b内に遊嵌させ、嵌合部41bの先端部に開設した孔に挿通させたピン43の両端を第2ヒンジ部42の凹部42bに固着させてある。

目的

本発明は、斯かる事情に鑑みてなされたものであって、その目的とするところは、部品コストの増大を可及的に抑制して、荷積み作業に支障を来たさず、更に容易に収納し得る保冷運搬車用中仕切り、及び該保冷運搬車用中仕切りを備える保冷運搬車を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
1件

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請求項1

保冷運搬車保冷室内架設したレールによって移動自在に支持されたフレームと、該フレームに垂下してあり、前記保冷室内を仕切る板状の中仕切り本体と、該中仕切り本体と前記フレームとを連結しており、鉛直方向と交わる方向に配した回動軸回りに前記中仕切り本体を回動自在に支持するヒンジと、前記中仕切り本体とフレームとの間に架設してあり、中仕切り本体に対して前記回動軸軸長方向と交わる方向へ付勢する付勢部材とを備え、前記中仕切り本体は、前記付勢部材の付勢によって前記回動軸回りに回動して、中仕切り本体の一面が保冷室天井と対向するようにしてある保冷運搬車用中仕切りにおいて、前記ヒンジの回動軸は、前記中仕切り本体の厚さ領域内、又は前記中仕切り本体の他面側に配してあることを特徴とする保冷運搬車用中仕切り。

請求項2

前記付勢部材は、前記中仕切り本体の上端部分に押力を付勢するようにしてあり、前記中仕切り本体の一面に凹部が設けてあり、又は前記中仕切り本体の一面から他面に貫通する孔が開設してあり、該凹部内又は孔内に前記ヒンジの回動軸が配してある請求項1記載の保冷運搬車用中仕切り。

請求項3

前記付勢部材は、前記中仕切り本体の上端部分に押力を付勢するようにしてあり、前記中仕切り本体の一面から他面に貫通する孔が開設してあり、前記ヒンジの回動軸は、前記中仕切り本体の他面側の前記孔の近傍に配してあり、前記ヒンジの一部は前記孔内を挿通させてある請求項1記載の保冷運搬車用中仕切り。

請求項4

被保冷物保冷する保冷室と、該保冷室内を複数の領域に仕切る保冷運搬車用中仕切りとを備える保冷運搬車において、請求項1から3のいずれかに記載の保冷運搬車用中仕切りを備えることを特徴とする保冷運搬車。

技術分野

0001

本発明は、保冷運搬車に備えられた保冷室内を複数の領域に仕切る保冷運搬車用中仕切り、及び該保冷運搬車用中仕切りを備える保冷運搬車に関する。

0002

被保冷物保冷しつつ運搬する保冷運搬車にあっては、被保冷物の種類に応じて、例えばマイナス25℃程度の冷凍温度、又はプラス5℃程度の冷蔵温度というように、適切な温度で保冷することが要求されるが、運搬効率を向上させるため、保冷運搬車に備えられた保冷室内を中仕切りで複数の領域に仕切って、各領域を異なる温度で保冷することによって、保冷温度が異なる複数種類の被保冷物を同時に運搬できるようにしたものが開発されている。

0003

そのような保冷運搬車に配設される中仕切りとして、例えば特許文献1に開示されたものがある。かかる中仕切りは、中央部で垂直方向に2分割されて折たたみ収納可能とする板状シートを備え、その折り曲げ部にゴム引き布が貼着してあり、上下に距離を隔てて2列設けた複数のベルト通しに2本のベルトをそれぞれ挿通させてある。そして、保冷室適宜位置に中仕切りを配置して板状シートを開き、両ベルトの両端部を保冷室内の両側内面にそれぞれ設けてあるラッシングレール掛止させることによって固定することによって、任意の位置で保冷室内を前後に仕切る。一方、配送後の空荷状態のときは、ラッシングレールから両ベルトの両端部を解いた後、板状シートの折り曲げ部で二つ折して中仕切りを収納し、保冷室の床に倒置していた。

0004

【特許文献1】
特開2001−304736号公報(図1

0005

しかし、かかる中仕切りでは、数十kgの重量を有するにも拘わらず、中仕切りを起立・倒置させ、板状シートの折り曲げ部で開閉させなければならいため、中仕切りの設置・収納・移動作業が重労働であるという問題があった。

0006

そこで、本出願人は、次のような中仕切りを開発していた。

0007

図9は、保冷室に配設した従来の中仕切りを示す側面図であり、図中、100aは略横長直方体形の保冷室の天井である。保冷室内の天井100a近傍には、保冷室の幅寸法と略同じ幅寸法を有する枠状のローラフレーム130が配してあり、ローラフレーム130は保冷室の両側内面にそれぞれ保冷室の長手方向へ設けたレールによって、該レール上を移動自在に支持されている。

0008

ローラフレーム130の一端近傍には、断熱性板部材を保冷室の正断面より少し小さい面積四角形状に整形してなる中仕切り本体150が、該中仕切り本体150の上端近傍であって両側縁近傍の位置にそれぞれ配設したヒンジ140(140)を介して揺動自在に垂下してある。ヒンジ140は、ローラフレーム130に固定した第1ヒンジ部141と中仕切り本体150に固定した第2ヒンジ部142とをピン143で連結してある。

0009

第1ヒンジ部141は、側面視が略長円斜断形をなし、正面視が略倒立字形をなす外嵌部の上面に2枚の切り板部が、外嵌部の溝長方向へ所定距離を隔てて互いに平行に立設してあり、外嵌部の両側部にそれぞれ貫通孔が開設してある。そして、両切り板部間にローラフレーム130の一部を内嵌させて、第1ヒンジ部141がローラフレーム130にボルト止めしてある。

0010

一方、第2ヒンジ部142は、端寸円筒状の管部を矩形の板部に固定してなり、管部の中心軸が天井100aと平行になるように板部を中仕切り本体150の上端近傍に配置してボルト止めすることによって、中仕切り本体150の表面から管部が突出すした態様で第2ヒンジ部142が中仕切り本体150に固定してある。そして、第1ヒンジ部141の外嵌部を第2ヒンジ部142の管部の両端に、外嵌部の両側部の貫通孔と管部の穴とが一致するように外嵌させ、それらの中にピン143を貫通させてある。

0011

中仕切り本体150の両側縁近傍及び中央であって、上端近傍の位置には、後述するガスシリンダ160を連結する複数の連結部166(図9では1つのみ表示している)がそれぞれ突設してあり、各連結部166に対応して、ガスシリンダ160がそれぞれ3つずつ配してある。各ガスシリンダ160の一端は対応する連結部166に回動自在に固定してあり、ガスシリンダ160の他端は、前述したローラフレーム130の中途部分に回動自在に固定してある。

0012

このような中仕切りにあっては、ローラフレーム130をレールに沿って保冷室内の適宜位置に移動させ、対をなすラッシングバーで中仕切り本体150を挟持し、各ラッシングバーの両端を、保冷室の両内側面にそれぞれ設けたラッシングレール(共に図示せず)に固定することによって、中仕切り本体150を任意の位置に配置して、保冷室内を前後2つの領域に仕切る。従って、中仕切り本体150の移動・設置作業を容易に行うことができる。

背景技術

0013

一方、空荷時又は荷積み時にあっては、各ラッシングバーを除去した後、中仕切り本体150をヒンジ140のピン143を中心に図中の矢符方向へ跳ね上げ、中仕切り本体150が天井100aと平行をなす姿勢で、中仕切り本体150に設けたストッパによって保冷室の側面に固定する。このとき、中仕切り本体150の上端部分には、各ガスシリンダ160の押力付勢されているため、重い中仕切り本体150であっても、これを比較的容易に跳ね上げて収納することができる。

0014

しかしながら、このような従来の中仕切りにあっては、中仕切り本体150に突設した連結部166へのガスシリンダ160の連結位置、即ちガスシリンダ160の作用点と、ヒンジ140のピン143、即ち中仕切り本体150の回動中心と間の距離(以後、トルクアーム距離という)が短いため、中仕切り本体150に作用するトルクが小さく、中仕切り本体150を天井100aと平行をなす姿勢で固定する際に労力を要していた。

0015

これを解決すべく、ガスシリンダ160の取付け数を増加した場合、それによって部品コストが増大するという問題があった。一方、中仕切り本体150の回動中心の位置を中仕切り本体150の下端側へ移動させてトルクアーム距離を長くした場合、中仕切り本体150の収納時において、中仕切り本体150が保冷室の天井100aから距離のある低位に位置することとなるため、荷積み作業に支障を来たすという問題があった。

発明が解決しようとする課題

0016

本発明は、斯かる事情に鑑みてなされたものであって、その目的とするところは、部品コストの増大を可及的に抑制して、荷積み作業に支障を来たさず、更に容易に収納し得る保冷運搬車用中仕切り、及び該保冷運搬車用中仕切りを備える保冷運搬車を提供することにある。

0017

請求項1記載の本発明は、保冷運搬車の保冷室内に架設したレールによって移動自在に支持されたフレームと、該フレームに垂下してあり、前記保冷室内を仕切る板状の中仕切り本体と、該中仕切り本体と前記フレームとを連結しており、鉛直方向と交わる方向に配した回動軸回りに前記中仕切り本体を回動自在に支持するヒンジと、前記中仕切り本体とフレームとの間に架設してあり、中仕切り本体に対して前記回動軸軸長方向と交わる方向へ付勢する付勢部材とを備え、前記中仕切り本体は、前記付勢部材の付勢によって前記回動軸回りに回動して、中仕切り本体の一面が保冷室の天井と対向するようにしてある保冷運搬車用中仕切りにおいて、前記ヒンジの回動軸は、前記中仕切り本体の厚さ領域内、又は前記中仕切り本体の他面側に配してあることを特徴とする。

0018

請求項2記載の本発明は、前記付勢部材は、前記中仕切り本体の上端部分に押力を付勢するようにしてあり、前記中仕切り本体の一面に凹部が設けてあり、又は前記中仕切り本体の一面から他面に貫通する孔が開設してあり、該凹部内又は孔内に前記ヒンジの回動軸が配してあることを特徴とする。

0019

請求項3記載の本発明は、前記付勢部材は、前記中仕切り本体の上端部分に押力を付勢するようにしてあり、前記中仕切り本体の一面から他面に貫通する孔が開設してあり、前記ヒンジの回動軸は、前記中仕切り本体の他面側の前記孔の近傍に配してあり、前記ヒンジの一部は前記孔内を挿通させてあることを特徴とする。

課題を解決するための手段

0020

請求項4記載の本発明は、被保冷物を保冷する保冷室と、該保冷室内を複数の領域に仕切る保冷運搬車用中仕切りとを備える保冷運搬車において、請求項1から3のいずれかに記載の保冷運搬車用中仕切りを備えることを特徴とする。

0021

本発明に係る保冷運搬車用中仕切りは、保冷運搬車の保冷室内に架設したレールによって移動自在に支持されたフレームと、前記保冷室内を仕切る板状の中仕切り本体とをヒンジによって連結しており、中仕切り本体は、ヒンジの鉛直方向と交わる方向に配した回動軸回りに回動自在に支持されている。また、中仕切り本体とフレームとの間には、中仕切り本体に対して前記回動軸の軸長方向と交わる方向へ付勢する付勢部材が架設してあり、中仕切り本体は、付勢部材の付勢によって前記回動軸回りに回動して、中仕切り本体の一面が保冷室の天井と対向するようにしてある。そして、ヒンジの回動軸は、前記中仕切り本体の厚さ領域内、又は前記中仕切り本体の他面側に配してある。

0022

これによって、中仕切り本体をヒンジの回動軸回りに回動させて、中仕切り本体の一面が保冷室の天井と対向するように跳ね上げ収納した場合、保冷室の天井から中仕切り本体の一面までの寸法は、保冷室の天井からヒンジの回動軸までの寸法より短く、従って、保冷室の天井から跳ね上げ収納時の中仕切り本体までの寸法を長くすることなく、トルクアーム距離を長くすることができ、中仕切り本体に作用するトルクを増大させることができる。

0023

このようなヒンジの構造にすることによって、保冷室の天井から跳ね上げ収納時の中仕切り本体までの寸法を長くすることなく、トルクアーム距離を長くすることができるため、本発明に係る保冷運搬車用中仕切りは、部品コストの増大を可及的に抑制して、荷積み作業に支障を来たさず、更に容易に収納することができる。

0024

より詳細には、前記中仕切り本体の両側縁近傍はそれぞれヒンジで支持されており、両ヒンジの回動軸は、前記中仕切り本体の厚さ領域内、又は前記中仕切り本体の他面側に配してある。この場合、更に、中仕切り本体の中央部分は平坦であるので、中仕切り本体の跳ね上げ収納時に両ヒンジが邪魔にならず、荷積み作業を円滑に行うことができる。

0025

更に詳細には、付勢部材は、中仕切り本体の上端部分に押力を付勢するようにしてあり、中仕切り本体は該押力によって、その下端側が付勢部材と対向するように回動して、跳ね上げ収納される。中仕切り本体の一面、即ち中仕切り本体の跳ね上げ収納時に保冷室の天井と対向する面の適宜位置に凹部が設けてあり、又は、中仕切り本体の適宜位置に前記一面から他面に貫通する孔が開設してあり、この凹部内又は孔内に前述したヒンジの回動軸が配してある。これによって、前同様、保冷室の天井から跳ね上げ収納時の中仕切り本体までの寸法を長くすることなく、トルクアーム距離を長くすることができる。

0026

また、本発明に係る中仕切りは、次のように構成することもできる。即ち、付勢部材は、前記中仕切り本体の上端部分に押力を付勢するようにしてあり、中仕切り本体の一面から他面に貫通する孔が開設してある。この孔の近傍であって、前記中仕切り本体の他面側、つまり、中仕切り本体の跳ね上げ収納時に保冷室の天井と対向する面とは反対の面側に、前述したヒンジの回動軸は配してある。そして、ヒンジの一部は前記孔内を挿通させてある。これによって、保冷室の天井から跳ね上げ収納時の中仕切り本体までの寸法を長くすることなく、トルクアーム距離を更に長くすることができる。

0027

一方、本発明に係る保冷運搬車は、上述した保冷運搬車用中仕切りを備えており、従って、前同様、部品コストの増大を可及的に抑制して、荷積み作業に支障を来たさず、更に容易に中仕切り本体を収納することができる。

0028

【実施例】
以下、本発明の内容を図面に基づいて詳述する。

0029

図1は、本発明に係る保冷運搬車を示す一部破断側面図であり、図中、1は横長直方体形の保冷室である。保冷室1内の天井1a近傍には、中仕切り10を構成し、保冷室1の幅寸法と略同じ幅寸法を有する枠状のローラフレーム30が配してあり、ローラフレーム30は保冷室1の両側内面にそれぞれ保冷室1の長手方向へそれぞれ設けたレール20(20)によって、該レール20(20)上を移動自在に支持されている。

0030

ローラフレーム30の一端近傍には、断熱性板部材を保冷室1の正断面より少し小さい面積の四角形状に整形してなる中仕切り本体50が、該中仕切り本体50の上端近傍であって両側縁近傍の位置にそれぞれ配設したヒンジ40(40)を介して揺動自在に垂下してあり、これによって保冷室1の内部が前側領域4と後側領域5とに仕切られている。保冷室1の前側領域4には、第1エバポレータ2が取付けてあり、該第1エバポレータ2によって前側領域4がマイナス25℃程度の冷凍温度に保冷される。また、保冷室1の後側領域5には、第2エバポレータ3が取付けてあり、該第2エバポレータ3によって後側領域5がプラス5℃程度の冷蔵温度に保冷される。

0031

また、ローラフレーム30と中仕切り本体50の上端近傍部分との間には複数のガスシリンダ60,60,…が架設してあり、中仕切り本体50は、図中矢符方向へ跳ね上げられる際、ガスシリンダ60,60,…からの押力によって付勢されるようになっている。

0032

このような中仕切り10にあっては、ローラフレーム30をレール20に沿って保冷室1内の適宜位置に移動させ、対をなすラッシングバーで中仕切り本体50を挟持し、各ラッシングバーの両端を、保冷室1の両内側面にそれぞれ設けたラッシングレール(共に図示せず)に固定することによって、中仕切り本体50を任意の位置に配置して、保冷室1内を前側領域4及び後側領域5に仕切る。従って、中仕切り本体50の移動・設置作業を容易に行うことができる。

0033

図2は、図1に示した中仕切り本体50の一部省略正面図であり、図3は、図1に示した中仕切り本体50の背面図である。両図に示した如く、中仕切り本体50の上端の両角部は、前述したレール20(20)(図1参照)への接触を防止すべく斜めに切欠いてある。中仕切り本体50の下端近傍の両側縁には、中仕切り本体50を跳ね上げた姿勢で固定するストッパ51,51が進退自在に設けてあり、中仕切り本体50の正面には、紐輪52が取付けてある。

0034

中仕切り本体50の上端近傍であって両側縁近傍の位置には溝状の孔が貫通してあり、両孔にはヒンジ40(図1参照)を構成する矩形の第2ヒンジ部42,42の中央部分が嵌合してある。この第2ヒンジ部42については後述する。また、中仕切り本体50の周囲には、保冷室1の内面と中仕切り本体50との間の隙間を塞ぐべく、可撓性を有するスポンジ等を矩形環状に整形してなる塞止部55が取付けてある。

0035

図4は、図1に示した中仕切り10の一部省略部分側面図であり、使用状態を表している。また、図5は、図1に示した中仕切り10の一部省略部分平面図であり、跳ね上げ収納状態を表している。なお、両図中、図2及び図3に示した部分に対応する部分には同じ番号を付している。ローラフレーム30の両側縁部にはそれぞれ、前後一対スラストローラ31,31(31,31)及びラジアルローラ32,32(32,32)が取付けてあり、ローラフレーム30は、スラストローラ31,31(31,31)によって横揺れを防止すると共に、ラジアルローラ32,32(32,32)によってレール20(20)(図1参照)上を回転移動し得るようになっている。

0036

中仕切り本体50背面の上端近傍には、側面視が略凸形の支持バー65が中仕切り本体50の上端と平行に固定してあり、支持バー65の両端近傍連結部材66(66)がそれぞれ取付けてある。各連結部材66(66)にはそれぞれ、複数(図5では3つ)のガスシリンダ60,60,…(60,60,…)の出力軸が、連結部材66(66)に設けた連結軸回りに回動自在に連結してあり、ガスシリンダ60,60,…(60,60,…)の基端は、ローラフレーム30の前後方向の中途部に設けた固定部の固定軸回りに回動自在に固定してある。

0037

図6は本発明の要部構成を示す模式的側面図であり、図中、40はヒンジである。また、図7は、図6に示したヒンジ40の模式的側面図であり、図8は、図6に示したヒンジ40の平面図である。ヒンジ40は、ローラフレーム30に固定した第1ヒンジ部41と、中仕切り本体50に開設した溝状の孔に中央部分を内嵌させた第2ヒンジ部42とを、中仕切り本体50の厚さ領域内においてピン43で連結することによって構成してある。

0038

すなわち、第2ヒンジ部42は、矩形の板部42aの中央に溝状の凹部42bが設けてあり、該凹部42bの深さは、本実施例では中仕切り本体50の厚さ寸法と略同じにしてある。そして、この凹部42bを、中仕切り本体50に開設した溝状の孔に内嵌させて、板部42aを中仕切り本体50にボルト止めしてある。

0039

一方、第1ヒンジ部41は、側面視が略U字形をなし、ローラフレーム30の所定部分に外嵌固着させた固着部41aと、該固着部41aの略中央部分から垂下してあり、その中途部から、先端部分が前記第2ヒンジ部42の凹部42bに内嵌し得るように略L字状に屈曲させてなる板状の嵌合部41bとを備えており、嵌合部41bの先端近傍にはピン43を挿通させる孔が開設してある。そして、第1ヒンジ部41の嵌合部41bの先端部を第2ヒンジ部42の凹部42b内に遊嵌させ、嵌合部41bの先端部に開設した孔に挿通させたピン43の両端を第2ヒンジ部42の凹部42bに固着させてある。

0040

このピン43は、中仕切り本体50を跳ね上げて収納した場合の中仕切り本体50と保冷室1の天井1aとの間の距離を可及的に短くし得、且つ、トルクアーム距離が可及的に長くし得る位置に配設してある。

0041

このような中仕切り10にあっては、空荷時又は荷積み時において、図4に示した如く、中仕切り本体50をヒンジ40のピン43を中心に図中の矢符方向へ跳ね上げ、中仕切り本体50が天井1aと平行をなす姿勢で、前記ストッパ51(51)(図2参照)によって保冷室1の側面に固定する。このとき、従来より長いトルクアーム距離の位置にピン43を配設しても、跳ね上げ収納する際に、第1ヒンジ部41の嵌合部41bが第2ヒンジ部42の凹部42b内に進入するため、中仕切り本体50と保冷室1の天井1aとの間の距離は従来の場合と略同じである。このように本発明に係る中仕切り10はトルクアーム距離が長いため、中仕切り本体50の上端部分に各ガスシリンダ60の押力が付勢されて生じるトルクが大きく、比較的重い中仕切り本体50であっても、これを容易に跳ね上げることができると共に、中仕切り本体50を天井1aと平行をなす姿勢で容易に固定することができる。

0042

また、跳ね上げ収納時における中仕切り本体50と保冷室1の天井1aとの間の距離は可及的に短いため、荷積み時に、収納状態の中仕切り本体50が邪魔にならない。

0043

なお、本実施例では、第2ヒンジ部42の凹部42bの深さを中仕切り本体50の厚さ寸法と略同じにしてあるが、本発明はこれに限らず、中仕切り本体50の厚さ寸法より浅くしてもよく、また、中仕切り本体50の厚さ寸法より深くしてもよい。凹部42bの深さを、中仕切り本体50の厚さ寸法より深くした場合、該凹部42bの底部は中仕切り本体50から突出する態様で中仕切り本体50に装嵌される。この場合、跳ね上げ収納時における中仕切り本体50と保冷室1の天井1aとの間の距離を可及的に短くした状態で、トルクアーム距離を更に長くすることができるため、ガスシリンダ60の配設数を削減することができ、部品コストを低減することができる。一方、第2ヒンジ部42の凹部42bを中仕切り本体50から突出させた場合であっても、跳ね上げ収納時、中仕切り本体50の中央部分は平坦であり、中仕切り本体50の両側縁近傍にのみ他の部分より低い突出部が生じるだけであるので、荷積み作業にほとんど支障を来たすことはない。

0044

なお、本実施例では中仕切り本体50に第2ヒンジ部42を設けた場合について説明したが、本発明はこれに限らず、第2ヒンジ部42を設けることなく、中仕切り本体50に設けた溝状の孔内、又は、該孔の近傍であって、中仕切り本体50の跳ね上げ収納時における天井1aに対向する側面とは反対側に、ピン43を配設し、前記孔の周囲をカバー部材で覆うようにしてもよい。

発明を実施するための最良の形態

0045

一方、本実施例では、ガスシリンダ60は中仕切り本体50の上端部分に押力を付勢するようにしてあるが、本発明はこれに限らず、中仕切り本体50の上端部分に引力を付勢する付勢部材を、ローラフレーム30と中仕切り本体50との間に架設してもよいことはいうまでもない。この場合、ヒンジ40のピン43は、中仕切り本体50の厚さ領域内の位置、又は、中仕切り本体50から、中仕切り本体50の跳ね上げ収納時における天井1aに対向する側面とは反対側へ適宜寸法突出した位置に配設する。これによって、前同様、中仕切り本体50を跳ね上げて収納した場合の中仕切り本体50と保冷室1の天井1aとの間の距離を可及的に短くすることができると共に、トルクアーム距離を可及的に長くすることができる。

0046

請求項1記載の本発明によれば、保冷運搬車の保冷室内に架設したレールによって移動自在に支持されたフレームと、該フレームに垂下してあり、前記保冷室内を仕切る板状の中仕切り本体と、該中仕切り本体と前記フレームとを連結しており、鉛直方向と交わる方向に配した回動軸回りに前記中仕切り本体を回動自在に支持するヒンジと、前記中仕切り本体とフレームとの間に架設してあり、中仕切り本体に対して前記回動軸の軸長方向と交わる方向へ付勢する付勢部材とを備え、前記中仕切り本体は、前記付勢部材の付勢によって前記回動軸回りに回動して、中仕切り本体の一面が保冷室の天井と対向するようにしてある保冷運搬車用中仕切りにおいて、前記ヒンジの回動軸は、前記中仕切り本体の厚さ領域内、又は前記中仕切り本体の他面側に配してあるため、保冷室の天井から跳ね上げ収納時の中仕切り本体までの寸法を長くすることなく、トルクアーム距離を長くすることができ、中仕切り本体に作用するトルクを増大させることができ、従って、部品コストの増大を可及的に抑制して、荷積み作業に支障を来たさず、更に容易に収納することができる。

0047

請求項2記載の本発明によれば、前記付勢部材は、前記中仕切り本体の上端部分に押力を付勢するようにしてあり、前記中仕切り本体の一面に凹部が設けてあり、又は前記中仕切り本体の一面から他面に貫通する孔が開設してあり、該凹部内又は孔内に前記ヒンジの回動軸が配してあるため、保冷室の天井から跳ね上げ収納時の中仕切り本体までの寸法を長くすることなく、トルクアーム距離を長くすることができる。

発明の効果

0048

請求項3記載の本発明によれば、前記付勢部材は、前記中仕切り本体の上端部分に押力を付勢するようにしてあり、前記中仕切り本体の一面から他面に貫通する孔が開設してあり、前記ヒンジの回動軸は、前記中仕切り本体の他面側の前記孔の近傍に配してあり、前記ヒンジの一部は前記孔内を挿通させてあるため、保冷室の天井から跳ね上げ収納時の中仕切り本体までの寸法を長くすることなく、トルクアーム距離を更に長くすることができる。

図面の簡単な説明

0049

請求項4記載の本発明によれば、被保冷物を保冷する保冷室と、該保冷室内を複数の領域に仕切る保冷運搬車用中仕切りとを備える保冷運搬車において、請求項1から3のいずれかに記載の保冷運搬車用中仕切りを備えるため、部品コストの増大を可及的に抑制して、荷積み作業に支障を来たさず、更に容易に中仕切り本体を収納することができる等、本発明は優れた効果を奏する。

図1
本発明に係る保冷運搬車を示す一部破断側面図である。
図2
図1に示した中仕切り本体の一部省略正面図である。
図3
図1に示した中仕切り本体の背面図である。
図4
図1に示した中仕切りの一部省略部分側面図である。
図5
図1に示した中仕切りの一部省略部分平面図である。
図6
本発明の要部構成を示す模式的側面図である。
図7
図6に示したヒンジの模式的側面図である。
図8
図6に示したヒンジの平面図である。
図9
保冷室に配設した従来の中仕切りを示す側面図である。
【符号の説明】
1 保冷室
10 中仕切り
20レール
30ローラフレーム
40 ヒンジ
41 第1ヒンジ部
41a固着部
41b 嵌合部
42 第2ヒンジ部
42a 板部
42b 凹部
43ピン
50 中仕切り本体
60 ガスシリンダ

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