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技術 ハンズフリー装置評価装置およびハンズフリー装置の調整方法

出願人 クラリオン株式会社
発明者 橋本武志田崎伸洋芦澤正樹
出願日 2003年3月17日 (17年9ヶ月経過) 出願番号 2003-071308
公開日 2004年10月7日 (16年2ヶ月経過) 公開番号 2004-282419
状態 特許登録済
技術分野 電話機の回路等 電話機の機能
主要キーワード ライン出力信号 取付位置データ M系列 車両ノイズ 測定条件データ 車両空間 送風レベル 製品型番
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2004年10月7日)のものです。
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図面 (9)

目的

ハンズフリー装置チューニングによるする労力と時間を低減するとともに、チューニング精度の向上と通信コストの低減を実現する。

解決手段

ハンズフリー装置評価システム10は、マイクロフォン入力端子TMおよびスピーカ出力端子TSに接続され、マイクロフォン入力音声およびスピーカ出力音声シミュレートする音声信号シミュレート部と、携帯電話端末接続端子に接続され、携帯電話端末を含む電話回線網側の信号伝達状態をシミュレートする電話回線網側シミュレート部と、音声信号シミュレート部のシミュレーション結果および電話回線網側シミュレート部のシミュレーション結果を収集し、解析するデータ収集部14と、を備える。

概要

背景

運転者走行中の自動車内で携帯電話を利用する場合、ハンズフリーな通話を行うために、ハンズフリー装置が用いられている。このハンズフリー装置においては、遠端側の話者音声が近端側のスピーカおよびマイクロフォンを介して遠端側にフィードバックされることにより、音響エコーが発生することとなるが、この音響エコーを除去するために音響エコーキャンセラが用いられている。

概要

ハンズフリー装置のチューニングによるする労力と時間を低減するとともに、チューニング精度の向上と通信コストの低減を実現する。ハンズフリー装置評価システム10は、マイクロフォン入力端子TMおよびスピーカ出力端子TSに接続され、マイクロフォンの入力音声およびスピーカの出力音声シミュレートする音声信号シミュレート部と、携帯電話端末接続端子に接続され、携帯電話端末を含む電話回線網側の信号伝達状態をシミュレートする電話回線網側シミュレート部と、音声信号シミュレート部のシミュレーション結果および電話回線網側シミュレート部のシミュレーション結果を収集し、解析するデータ収集部14と、を備える。

目的

本発明の目的は、ハンズフリー装置のチューニングを行う際の労力と時間を低減するとともに、チューニング精度の向上と通信コストの低減を実現することにある

効果

実績

技術文献被引用数
1件
牽制数
1件

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請求項1

マイクロフォンが接続されるマイクロフォン入力端子及びスピーカが接続されるスピーカ出力端子を有し、携帯電話端末接続端子を介して携帯電話端末に接続されてハンズフリーで通話が可能なハンズフリー装置を評価するためのハンズフリー装置評価装置であって、前記マイクロフォン入力端子および前記スピーカ出力端子に接続され、前記マイクロフォンの入力音声および前記スピーカの出力音声シミュレートする音声信号シミュレート部と、前記携帯電話端末接続端子に接続され、前記携帯電話端末を含む電話回線網側の信号伝達状態をシミュレートする電話回線網側シミュレート部と、前記音声信号シミュレート部のシミュレーション結果および前記電話回線網側シミュレート部のシミュレーション結果を収集し、解析するデータ収集部と、を備えたことを特徴とするハンズフリー装置評価装置。

請求項2

請求項1記載のハンズフリー装置評価装置において、前記音声信号シミュレート部は、前記マイクロフォン入力端子に入力されるであろう音声信号を生成する近端音源部と、前記ハンズフリー装置が設置されるであろう車両空間における音響エコーおよびノイズをシミュレートする音響エコー/ノイズシミュレート部と、前記近端音源部が生成した音声信号および前記音響エコー/ノイズシミュレート部がシミュレートした音響エコーおよびノイズを加算した音声に相当する信号を前記マイクロフォン入力端子に出力する音声加算部と、を備えたことを特徴とするハンズフリー装置評価装置。

請求項3

請求項2記載のハンズフリー装置評価装置において、音響エコー/ノイズシミュレート部は、所定の第1の測定条件下における音響エコーのインパルス応答データおよび前記スピーカ出力端子からの出力音声信号に基づいて前記車両空間における音響エコーを生成する車両エコーシミュレータと、所定の第2の測定条件下におけるノイズデータおよび前記音響エコーに基づいて前記車両空間におけるノイズを生成する車両ノイズシミュレータと、を備えたことを特徴とするハンズフリー評価装置

請求項4

請求項3記載のハンズフリー装置評価装置において、前記第1の測定条件に対応づけて前記音響エコーのインパルス応答データを格納する車両エコーデータベースと、前記第2の測定条件に対応づけて前記ノイズデータを格納する車両ノイズデータを格納する車両ノイズデータベースと、を備えたことを特徴とするハンズフリー装置評価装置。

請求項5

請求項1ないし請求項4のいずれかに記載のハンズフリー装置評価装置において、前記電話回線網側シミュレート部は、遠端側に前記電話回線網を介して接続される電話端末装置の出力音声信号を生成する遠端側音源部と、前記電話端末装置の出力音声信号が入力され、電話回線網側の前記出力音声信号の信号伝達状態をシミュレートし、前記携帯電話端末接続端子に出力する電話回線網シミュレート部と、を備えたことを特徴とするハンズフリー装置評価装置。

請求項6

請求項5記載のハンズフリー装置評価装置において、前記電話回線網シミュレート部は、電話回線網側の測定条件に対応づけて当該電話回線網側の伝達関数に相当するインパルス応答データを格納する電話回線網データベースと、前記インパルス応答データに基づいて電話回線網側の前記出力音声信号の信号伝達状態をシミュレートする電話回線網シミュレータと、を備えたことを特徴とするハンズフリー装置評価装置。

請求項7

マイクロフォンが接続されるマイクロフォン入力端子、スピーカが接続されるスピーカ出力端子およびエコー/ノイズキャンセラを有し、携帯電話端末接続端子を介して携帯電話端末に接続されてハンズフリーで通話が可能なハンズフリー装置の調整を行うハンズフリー装置の調整方法であって、前記マイクロフォン入力端子および前記スピーカ出力端子に接続され、前記マイクロフォンの入力音声および前記スピーカの出力音声をシミュレートする音声信号シミュレート過程と、前記携帯電話端末接続端子に接続され、前記携帯電話端末を含む電話回線網側の信号伝達状態をシミュレートする電話回線網側シミュレート過程と、前記音声信号シミュレート部のシミュレーション結果および前記電話回線網側シミュレート部のシミュレーション結果を収集し、解析するデータ収集過程と、前記解析の結果に基づいて前記エコー/ノイズキャンセラのパラメータを調整するパラメータ調整過程と、を備えたことを特徴とするハンズフリー装置の調整方法。

技術分野

0001

本発明は、ハンズフリー装置評価装置およびハンズフリー装置調整方法係り、特に音響エコーキャンセラおよびノイズキャンセラを備えたハンズフリー装置を評価するためのハンズフリー装置評価装置およびハンズフリー装置の調整方法に関する。

0002

運転者走行中の自動車内で携帯電話を利用する場合、ハンズフリーな通話を行うために、ハンズフリー装置が用いられている。このハンズフリー装置においては、遠端側の話者音声が近端側のスピーカおよびマイクロフォンを介して遠端側にフィードバックされることにより、音響エコーが発生することとなるが、この音響エコーを除去するために音響エコーキャンセラが用いられている。

0003

また車両の走行に伴い、走行騒音などのノイズが発生することになるが、これを除去するためにノイズキャンセラが用いられている(例えば、特許文献1参照)。

0004

【特許文献1】
特開2001−119470号公報

0005

【発明が解決しようとする課題】
一般に音響エコーキャンセラのエコー除去量は、マイクロフォンの感度やスピーカの音量設置場所、さらに車両の形状(車種)等に大きく依存していた。またノイズキャンセラのノイズ除去量は、エンジン音ロードノイズエアコン送風音などのノイズの種類に大きく依存する。このため、ハンズフリー装置の設置者が様々な車両環境条件においてエコーキャンセラやノイズキャンセラが最適に動作するようにチューニングする場合、車両に搭載して実際に走行しながら多くの測定を繰り返して行う必要があり、多大な時間と労力を要していた。また、特にエコーやノイズの除去量を被験者による感応評価で行うと様々な条件において、被験者間で一定した結果を得ることは困難であり、また被験者の体調にも結果が大きく依存するため、再現性のある評価結果を得ることは困難であった。

0006

さらに携帯電話を用いて多くの測定評価を繰り返して行うと多大な通信コストを要するという問題点もあった。

背景技術

0007

そこで、本発明の目的は、ハンズフリー装置のチューニングを行う際の労力と時間を低減するとともに、チューニング精度の向上と通信コストの低減を実現することにある。

0008

上記課題を解決するため、マイクロフォンが接続されるマイクロフォン入力端子及びスピーカが接続されるスピーカ出力端子を有し、携帯電話端末接続端子を介して携帯電話端末に接続されてハンズフリーで通話が可能なハンズフリー装置を評価するためのハンズフリー装置評価装置は、前記マイクロフォン入力端子および前記スピーカ出力端子に接続され、前記マイクロフォンの入力音声および前記スピーカの出力音声シミュレートする音声信号シミュレート部と、前記携帯電話端末接続端子に接続され、前記携帯電話端末を含む電話回線網側の信号伝達状態をシミュレートする電話回線網側シミュレート部と、前記音声信号シミュレート部のシミュレーション結果および前記電話回線網側シミュレート部のシミュレーション結果を収集し、解析するデータ収集部と、を備えたことを特徴としている。

0009

上記構成によれば、音声信号シミュレート部は、マイクロフォンの入力音声およびスピーカの出力音声をシミュレートする。

0010

電話回線網側シミュレート部は、携帯電話端末接続端子に接続され、携帯電話端末を含む電話回線網側の信号伝達状態をシミュレートする。

0011

これらの結果、データ収集部は、音声信号シミュレート部のシミュレーション結果および電話回線網側シミュレート部のシミュレーション結果を収集し、解析する。

0012

この場合において、前記音声信号シミュレート部は、前記マイクロフォン入力端子に入力されるであろう音声信号を生成する近端音源部と、前記ハンズフリー装置が設置されるであろう車両空間における音響エコーおよびノイズをシミュレートする音響エコー/ノイズシミュレート部と、前記近端音源部が生成した音声信号および前記音響エコー/ノイズシミュレート部がシミュレートした音響エコーおよびノイズを加算した音声に相当する信号を前記マイクロフォン入力端子に出力する音声加算部と、を備えるようにしてもよい。

0013

また、音響エコー/ノイズシミュレート部は、所定の第1の測定条件下における音響エコーのインパルス応答データおよび前記スピーカ出力端子の出力音声信号に基づいて前記車両空間における音響エコーを生成する車両エコーシミュレータと、所定の第2の測定条件下におけるノイズデータおよび前記音響エコーに基づいて前記車両空間におけるノイズを生成する車両ノイズシミュレータと、を備えるようにしてもよい。

0014

さらに、前記第1の測定条件に対応づけて前記音響エコーのインパルス応答データを格納する車両エコーデータベースと、前記第2の測定条件に対応づけて前記ノイズデータを格納する車両ノイズデータを格納する車両ノイズデータベースと、を備えるようにしてもよい。

0015

さらにまた、前記電話回線網側シミュレート部は、遠端側に前記電話回線網を介して接続される電話端末装置の出力音声信号を生成する遠端側音源部と、
前記電話端末装置の出力音声信号が入力され、電話回線網側の前記出力音声信号の信号伝達状態をシミュレートし、前記携帯電話端末接続端子に出力する電話回線網シミュレート部と、を備えるようにしてもよい。

0016

また、前記電話回線網シミュレート部は、電話回線網側の測定条件に対応づけて当該電話回線網側の伝達関数に相当するインパルス応答データを格納する電話回線網データベースと、前記インパルス応答データに基づいて電話回線網側の前記出力音声信号の信号伝達状態をシミュレートする電話回線網シミュレータと、を備えるようにしてもよい。

課題を解決するための手段

0017

また、マイクロフォンが接続されるマイクロフォン入力端子、スピーカが接続されるスピーカ出力端子およびエコー/ノイズキャンセラを有し、携帯電話端末接続端子を介して携帯電話端末に接続されてハンズフリーで通話が可能なハンズフリー装置の調整を行うハンズフリー装置の調整方法は、前記マイクロフォン入力端子および前記スピーカ出力端子に接続され、前記マイクロフォンの入力音声および前記スピーカの出力音声をシミュレートする音声信号シミュレート過程と、前記携帯電話端末接続端子に接続され、前記携帯電話端末を含む電話回線網側の信号伝達状態をシミュレートする電話回線網側シミュレート過程と、前記音声信号シミュレート部のシミュレーション結果および前記電話回線網側シミュレート部のシミュレーション結果を収集し、解析するデータ収集過程と、前記解析の結果に基づいて前記エコー/ノイズキャンセラのパラメータを調整するパラメータ調整過程と、を備えたことを特徴としている。

0018

次に本発明の好適な実施の形態について説明する。

0019

図1は、ハンズフリー装置の使用態様の説明図である。

0020

ハンズフリー装置1は、近端側(車両C内)に配置された携帯電話端末2に接続されて用いられる。

0021

そしてハンズフリー装置1にマイクロフォン1Aを介して入力された近端側話者の音声は、音響エコー/ノイズキャンセラ1Cによりマイクロフォン1Aから音声と同時に入力された車両内におけるノイズおよび音響エコーが除去される。

0022

そしてノイズおよび音響エコーが除去された近端側話者の音声は、ライン入力を介して携帯電話端末2に入力される。

0023

携帯電話端末2に入力された近端側話者の音声は、携帯電話端末2によりアナログディジタル変換されてディジタル音声データとされる。

0024

このディジタル音声データは、携帯電話端末2および無線回線を介して電話回線網3に接続されている基地局4−1に送信される。

0025

基地局4−1は、電話回線網3および基地局4−2を介して相手局である遠端側の携帯電話端末5に音声データを送信する。

0026

この結果、携帯電話端末5は音声データを復調し、携帯電話端末5のスピーカ5Bから近端側話者の音声が出力されることとなる。

0027

上記動作と並行して、携帯電話端末5のマイクロフォン5Aを介して入力された遠端側話者の音声は、携帯電話端末5によりアナログ/ディジタル変換されてディジタル音声データとされる。

0028

このディジタル音声データは、携帯電話端末5および無線回線を介して電話回線網3に接続されている基地局4−2に送信される。

0029

基地局4−2は、電話回線網3および基地局4−1を介して相手局である近端側の携帯電話端末2に音声データを送信する。

0030

この結果、携帯電話端末2は音声データを復調し、ライン出力および音響エコー/ノイズキャンセラ1Cを介してハンズフリー装置1のスピーカ1Bから遠端側話者の音声が出力されることとなる。

0031

上述したハンズフリー装置1を製造する場合には、ハンズフリー装置1の性能評価を行う必要がある。以下、ハンズフリー装置1の性能評価を行うためのハンズフリー装置評価システムについて説明する。

0032

図2は、実施形態のハンズフリー装置評価システムの全体構成ブロック図である。

0033

ハンズフリー装置評価システム10は、大別すると、近端音源部11と、遠端音源部12と、音声加算部13と、データ収集部14と、電話回線網シミュレータ15と、電話回線網データベース16と、車両エコーシミュレータ17と、車両エコーデータベース18と、車両ノイズシミュレータ19と、車両ノイズデータベース20と、を備えている。

0034

近端音源部11は、近端側である車両内でハンズフリー装置1のマイクロフォン1Aに入力されるであろう音声を音声信号SA1として生成する。

0035

遠端側音源部12は、遠端側である携帯電話5のマイクロフォン5Aに入力されるであろう音声を音声信号SA2として近端音源部11と連携をとった状態で生成する。

0036

例えば、遠端側音源部12が「今日は天気が良いですね」という音声を発生すると、この音声に対応するタイミングで近端側音源部11が「そうですね」という応答音声を発生するように構成されている。

0037

音声加算部13は、近端側音源部12の出力音声、車両ノイズシミュレータ19の出力した音響エコーおよびノイズを加算してハンズフリー装置1のマイクロフォン1Aに出力する。

0038

データ収集部14は、ハンズフリー装置1のマイクロフォン入力端子TMに接続され、電話回線網シミュレータ15が出力した図1の携帯電話2のライン出力信号に相当する信号SG1、ハンズフリー装置1のスピーカ1Bの出力信号に相当する信号SG2、ハンズフリー装置1のマイクロフォン1Aの入力信号に相当する信号SG3、近端側の音響エコーに相当する信号SG4、近端側の音響エコーおよびノイズに相当する信号SG5、ハンズフリー装置1が出力した携帯電話2のライン入力信号に相当する信号SG6および電話回線網シミュレータ15が出力したシミュレート結果の信号SG7を記録する。またデータ収集部14は、入力された各信号SG1〜SG7に基づいて音響エコーの除去量およびノイズの除去量の演算を行う。さらにデータ収集部14は、記録した各信号SG1〜SG7の再生を行う。

0039

電話回線網シミュレータ15は、ハンズフリー装置1の携帯電話端末接続端子TTに接続され、遠端側の携帯電話5から近端側の携帯電話2までの伝達関数をデータベース化した電話回線網データベース16をもとに、電話回線網3をシミュレートし、シミュレート結果を信号SG7として出力する。

0040

ここで伝達関数は、M系列符号やTSP(Time Stretched Pulse )信号を用いて、遠端側の携帯電話5と近端側の携帯電話2間のインパルス応答を測定することにより求めたものである。また、電話回線網2のシミュレートとは、測定したインパルス応答データを用いて、遠端音源部12からの遠端側の音声信号SA1もしくはハンズフリー装置1から出力される信号SG6について畳み込み積分を行うことにより、電話回線網3、携帯電話端末2および携帯電話端末5をベンチマークとして再現することをいう。

0041

ここで、電話回線網データベースの構成例を説明する。

0042

図3は、電話回線網データベースの構成例の説明図である。

0043

電話回線網データベース16は、大別すると、インデックスデータ21、測定条件データ22およびインパルス応答データ23を備えている。

0044

インデックスデータ21は、所定の電話事業者、携帯電話5および携帯電話2の組み合わせに対応するインパルス応答データを特定するためのデータである。

0045

測定条件データ22は、近端側の携帯電話2に対応する電話事業者を特定するための近端側事業者データ24、近端側の携帯電話2の製造者を特定するため近端側製品メーカデータ25、近端側の携帯電話2の製品型番を特定するための近端側製品型番データ26、遠端側の携帯電話5に対応する電話事業者を特定するための遠端側事業者データ27、遠端側の携帯電話5の製造者を特定するため遠端側製品メーカデータ28、遠端側の携帯電話5の製品型番を特定するための遠端側製品型番データ29を備えている。

0046

インパルス応答データ23は、所定の電話事業者、携帯電話5および携帯電話2の組み合わせに対応しており、電話回線網3をシミュレートするために実測したデータである。

0047

車両エコーシミュレータ17は、ハンズフリー装置1のスピーカ出力端子TSに接続され、車両Cの空間における音響エコーの伝達関数をデータベース化した車両エコーデータベース18に基づいて車両空間における音響エコーのシミュレートを行う。

0048

ここで、車両エコーデータベース18の構成例を説明する。

0049

図4は、車両エコーデータベースの構成例の説明図である。

0050

車両エコーデータベース18は、大別すると、インデックスデータ31、測定条件データ32およびインパルス応答データ33を備えている。

0051

インデックスデータ31は、ハンズフリー装置1が配置される車両、ハンズフリー装置1のマイクロフォン1Aおよびスピーカ1Bの組み合わせに対応するインパルス応答データ33を特定するためのデータである。

0052

測定条件データ32は、車両メーカを特定するための車両メーカデータ34、車種を特定するための車種データ35、スピーカメーカを特定するためのスピーカメーカデータ36、スピーカの製品型番を特定するためのスピーカ製品型番データ37、スピーカの取付位置を特定するためのスピーカ取付位置データ38、マイクロフォンメーカを特定するためのマイクロフォンメーカデータ39、マイクロフォンの製品型番を特定するためのマイクロフォン40、マイクロフォンの取付位置を特定するためのマイクロフォン取付位置データ41を備えている。

0053

インパルス応答データ33は、測定条件データ32で特定されているスピーカおよびマイクロフォンの組み合わせに対応するスピーカとマイクロフォンとの間のインパルス応答を実測したデータである。

0054

車両ノイズシミュレータ19は、車両ノイズデータベース20に基づいて車両内のノイズをシミュレートする。

0055

ここで、車両ノイズデータベース20の構成例を説明する。

0056

図5は、車両ノイズデータベースの構成例の説明図である。

0057

車両ノイズデータベース20は、大別すると、インデックスデータ51、測定条件データ52およびノイズデータ53を備えている。

0058

インデックスデータ51は、車両のメーカ、車種、走行場所、走行速度、窓の開閉状態、エアコン送風レベル、マイクロフォンの製品メーカ、製品型番、取付位置からなる測定条件、さらに実走行環境もしくは車両停止環境の組み合わせに対応するノイズデータ53を特定するためのデータである。

0059

測定条件データ52は、車両のメーカを特定するための車両メーカデータ54、車種を特定するための車種データ55、走行路面を特定するための走行場所データ56、走行速度を特定するための走行速度データ57、窓の開閉状態に依存する走行騒音を特定すべく窓の開閉状態を特定するための窓開閉状態データ58、エアコンの送風音を特定するためのエアコン送風レベルデータ59、マイクロフォンメーカを特定するためのマイクロフォンメーカデータ60、マイクロフォンの製品型番を特定するためのマイクロフォン61、マイクロフォンの取付位置を特定するためのマイクロフォン取付位置データ62を備えている。

0060

ノイズデータ53は、測定条件データ52で特定されている車両のメーカ、車種、走行場所、走行速度、窓の開閉状態、エアコン送風レベル、マイクロフォンの製品メーカ、製品型番および取付位置の組み合わせに対応するノイズを実際に収録したデータである。

0061

図6はハンズフリー評価システムにおけるハンズフリー装置の入力処理フローチャートである。図7は、ハンズフリー評価システムにおけるハンズフリー装置のスピーカ出力からマイクロフォン入力までの処理フローチャートである。図8は、ハンズフリー評価システムにおけるハンズフリー装置の出力処理フローチャートである。

0062

まず、図6を参照して遠端側の携帯電話端末から近端側の携帯電話端末を介してハンズフリー装置1へ入力を行う場合の動作について説明する。

0063

遠端側音源部12は、遠端側である携帯電話5のマイクロフォン5Aに入力されるであろう音声として、例えば、「今日は天気が良いですね」という音声に相当する音声信号SA2を生成し電話回線網シミュレータ15に出力する(ステップS1)。

0064

これにより、電話回線網シミュレータ15は、電話回線網データベース16から、検査者により指定されたインデックスデータ21に対応するインパルス応答データ23を読み出す(ステップS2)。

0065

次に電話回線シミュレータ15は、当該インパルス応答データ23と遠端音源部12からの遠端側の音声信号SA1との畳み込み積分を行うことにより、携帯電話端末2、電話回線網3および携帯電話端末5の音声伝達状態を再現し(ステップS3)、ハンズフリー装置1に携帯電話2のライン出力信号に相当する信号SG1を生成して入力する(ステップS4)。このとき、信号SG1は、データ収集部14にも出力される。

0066

次に図7を参照して、ハンズフリー装置1のスピーカ出力からマイクロフォン入力までの動作について説明する。

0067

ハンズフリー装置1は、信号SG1が入力されると、スピーカ1Bの出力信号に相当する信号SG2を車両エコーシミュレータ7に出力する。

0068

ハンズフリー装置1から信号SG2が入力されると、車両エコーシミュレータ17は、車両エコーデータベース18から検査者により指定されたインデックスデータ31に対応するインパルス応答データ33を読み出す(ステップS11)。

0069

次に車両エコーシミュレータ17は、ハンズフリー装置1のスピーカ1Bの出力信号に相当する信号SG2とインパルス応答データ33との畳み込み積分を行うことにより、車両空間における音響エコーのシミュレートを行い、近端側の音響エコーに相当する信号SG4を車両ノイズシミュレータ19およびデータ収集部14に出力する(ステップS12)。

0070

車両エコーシミュレータ17から近端側の音響エコーに相当する信号SG4が入力されると、車両ノイズシミュレータ19は、車両ノイズデータベース20から検査者により指定されたインデックスデータ51に対応するノイズデータ53を読み出す(ステップS13)。

0071

次に車両ノイズシミュレータ19は、近端側の音響エコーに相当する信号SG4にノイズデータ53に対応するノイズを加算して近端側の音響エコーおよびノイズに相当する信号SG5を音声加算部13およびデータ収集部14に出力する(ステップS14)。

0072

一方、近端音源部11は、近端側である車両内でハンズフリー装置1のマイクロフォン1Aに入力されるであろう音声を音声信号SA1として、例えば、遠端側音源部12が生成した音声に対応するタイミングで「そうですね」という応答音声に相当する音声信号SA1を生成し音声加算部13に出力する(ステップS15)。

0073

これらにより、音声加算部13は、近端側音源部12からの音声信号SA1、近端側の音響エコーおよびノイズに相当する信号SG5を加算して(ステップS16)、ハンズフリー装置1のマイクロフォン1Aの入力信号に相当する信号SG3信号として出力する(ステップS17)。

0074

この結果、ハンズフリー装置1は、信号SG3を自己の音響エコー/ノイズキャンセラ1Cを介して処理した結果を信号SG6として電話回線網シミュレータ15およびデータ収集部14に出力する。

0075

次に、図8を参照して遠端側の携帯電話端末へ近端側の携帯電話端末を介してハンズフリー装置1からへ出力を行う場合の動作について説明する。

0076

電話回線網シミュレータ15は、ステップS2の処理において、検査者により指定されたインデックスデータ21に対応させて電話回線網データベース16かインパルス応答データ23を読み出す(ステップS21)。

0077

次に電話回線シミュレータ15は、当該インパルス応答データ23と信号SG6との畳み込み積分を行うことにより、携帯電話端末2、電話回線網3および携帯電話端末5の音声伝達状態を再現し(ステップS22)、データ収集部14にシミュレート結果を信号SG7として出力する。

0078

データ収集部14は、入力された各信号SG1〜SG7を収録(記録)する。そして入力された各信号SG1〜SG7に基づいて音響エコーの除去量およびノイズの除去量の演算を行い、演算結果を検査者に対して図示しない表示装置(CRT液晶ディスプレイなど)を介して提示する。さらにデータ収集部14は、検査者により指示がなされると、記録した各信号SG1〜SG7の再生を行う。

0079

これらの結果、検査者は、ハンズフリー装置1の音響エコー/ノイズキャンセラ1Cのパラメータ変更パラメータ設定)を行い、ハンズフリー装置1を最適にチューニングすることができる。

0080

以上の説明のように、本実施形態のハンズフリー評価システムは、電話回線網シミュレータ、車両エコーシミュレータ、車両ノイズシミュレータ等を用いて実環境をベンチマークとして再現することにより、様々な車両環境条件におけるハンズフリー装置1の評価を容易にし、ハンズフリー装置1のエコーキャンセラやノイズキャンセラのチューニング(パラメータ変更)に要する時間と労力を低減できる。また、あらかじめ録音された所定の音声を用いてエコー除去ノイズ除去定量評価を行うことにより被験者の感性や体調にも依存せず、再現性のある評価結果を得ることができ、チューニング精度の向上を図ることが可能である。さらに、電話回線網データベースを構築するとき以外は携帯電話端末を使用する必要がないため、通信コストの低減を図ることが可能である。

0081

以上の説明においては、遠端側も携帯電話端末の場合について説明したが、固定電話端末であっても同様に取り扱いが可能である。

0082

以上の説明においては、ハンズフリー装置評価システム10の具体的な構成例については説明しなかったが、ハンズフリー装置評価システム10を構成する近端音源部11、遠端音源部12、音声加算部13、データ収集部14、電話回線網シミュレータ15、電話回線網データベース16、車両エコーシミュレータ17、車両エコーデータベース18、車両ノイズシミュレータ19および車両ノイズデータベース20は、それぞれ単体の装置として構成することも可能であるが、コンピュータ装置として実現することも可能である。

0083

特に近端音源部11、遠端音源部12、音声加算部13、データ収集部14、電話回線網シミュレータ15、車両エコーシミュレータ17、車両ノイズシミュレータ19については、コンピュータ制御プログラムにより実現が可能である。

発明を実施するための最良の形態

0084

また、電話回線網データベース16、車両エコーデータベース18および車両ノイズデータベース20は、ハードディスク装置などの記憶装置上に実現することが可能である。

図面の簡単な説明

0085

本発明によれば、ハンズフリー装置のチューニングに要する労力と時間を低減するとともに、チューニング精度の向上と通信コストの低減が可能となる。

図1
ハンズフリー装置の使用態様の説明図である。である。
図2
実施形態のハンズフリー装置評価システムの全体構成ブロック図である。
図3
電話回線網データベースの構成例の説明図である。
図4
車両エコーデータベースの構成例の説明図である。
図5
車両ノイズデータベースの構成例の説明図である。
図6
ハンズフリー評価システムにおけるハンズフリー装置の入力処理フローチャートである。
図7
ハンズフリー評価システムにおけるハンズフリー装置のスピーカ出力からマイクロフォン入力までの処理フローチャートである。
図8
ハンズフリー評価システムにおけるハンズフリー装置の出力処理フローチャートである。
【符号の説明】
1 ハンズフリー装置
1Aマイクロフォン
1Bスピーカ
1C音響エコー/ノイズキャンセラ
2携帯電話端末(近端側)
3電話回線網
4−1、4−2基地局
5 携帯電話端末(遠端側)
10 ハンズフリー装置評価システム
11 近端音源部(音声信号シミュレート部)
12 遠端音源部(電話回線網側シミュレート部)
13音声加算部(音声信号シミュレート部)
14データ収集部
15 電話回線網シミュレータ(電話回線網側シミュレート部)
16 電話回線網データベース(電話回線網側シミュレート部)
17 車両エコーシミュレータ(音声信号シミュレート部、音響エコー/ノイズシミュレート部)
18 車両エコーデータベース(音声信号シミュレート部、音響エコー/ノイズシミュレート部)
19 車両ノイズシミュレータ(音声信号シミュレート部、音響エコー/ノイズシミュレート部)
20 車両ノイズデータベース(音声信号シミュレート部、音響エコー/ノイズシミュレート部)
TM マイクロフォン入力端子
TSスピーカ出力端子
TT 携帯電話端末接続端子

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