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技術 文字入力装置、文字入力方法、及び文字入力プログラム

出願人 株式会社東芝
発明者 劉輝
出願日 2003年2月28日 (17年11ヶ月経過) 出願番号 2003-054682
公開日 2004年9月24日 (16年4ヶ月経過) 公開番号 2004-265136
状態 拒絶査定
技術分野 文書処理装置 文字認識 文書処理装置
主要キーワード 表記方式 ライティングシステム 複合キー 指示されるもの 言語翻訳プログラム 文字コードテーブル 日本語漢字 変換単位
関連する未来課題
重要な関連分野

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図面 (20)

課題

読みが不明な多国語文字を、各言語に応じた文字入力プログラム単語辞書を用意することなく入力できるようにする。

解決手段

手書き入力する文字の言語(第1の言語)と、手書き入力された文字に対する変換先の言語(第2の言語)の指定をタブレット16から入力し、タブレット16から入力される手書き入力された文字のデータに対応する第1の言語の文字コード漢字変換プログラム22により検索し、この検索された文字コードを、複数の言語に共通する文字について各言語の文字コードが記録された漢字コードテーブル24をもとに第2の言語の文字コードに変換する。

概要

背景

一般に、現代の言語には、漢字(Chinese character:中国語文字を含む)として知られるシンボル記号)を利用する書体で書かれたものがある。表記方式ライティングシステム)において、漢字を使用する主要な言語は、日本語鮮語、及び(標準中国語や広東語としてより広く知られている)多くの中国語系の方言である。

概要

読みが不明な多国語の文字を、各言語に応じた文字入力プログラム単語辞書を用意することなく入力できるようにする。手書き入力する文字の言語(第1の言語)と、手書き入力された文字に対する変換先の言語(第2の言語)の指定をタブレット16から入力し、タブレット16から入力される手書き入力された文字のデータに対応する第1の言語の文字コード漢字変換プログラム22により検索し、この検索された文字コードを、複数の言語に共通する文字について各言語の文字コードが記録された漢字コードテーブル24をもとに第2の言語の文字コードに変換する。

目的

本発明は前記のような事情を考慮してなされたもので、読みが不明な多国語の文字を、各言語に応じた文字入力プログラムと単語辞書を用意することなく入力することが可能な文字入力装置文字入力方法、及び文字入力プログラムを提供する

効果

実績

技術文献被引用数
2件
牽制数
3件

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請求項1

第1の言語の指定を入力する第1入力手段と、第2の言語の指定を入力する第2入力手段と、手書き文字のデータを入力する手書き文字入力手段と、前記手書き文字入力手段によって入力された手書き文字のデータに対応する、前記第1入力手段により入力した前記第1の言語の文字コード検索するコード検索手段と、前記コード検索手段によって検索された文字コードを、前記第2入力手段により入力した前記第2の言語の文字コードに変換する文字コード変換手段とを具備したことを特徴とする文字入力装置

請求項2

複数の言語に共通する文字について、各言語の文字コードを前記複数の言語間で対応づけて記録する文字コードテーブルを具備し、前記文コード変換手段は、前記文字コードテーブルをもとに文字コードの変換をすることを特徴とする請求項1記載の文字入力装置。

請求項3

第1の言語の指定を入力する第1入力手段と、第2の言語の指定を入力する第2入力手段と、文字列入力の指定を入力する第3入力手段と、、手書き文字のデータを複数入力可能な手書き文字入力手段と、前記手書き文字入力手段によって入力された手書き文字のデータに対応する、前記第1入力手段により入力した前記第1の言語の文字コードを検索するコード検索手段と、前記コード検索手段によって検索された文字コードを、前記第2入力手段により入力した前記第2の言語の文字コードに変換する文字コード変換手段と、前記第3入力手段により文字列入力の指定が入力された場合に、前記文字コード変換手段による変換により得られた複数の文字コードを前記第2の言語による文字列の文字コード列に変換する文字列変換手段と、を具備したことを特徴とする文字入力装置。

請求項4

複数の言語に共通する文字列について、各言語の文字コード列を前記複数の言語間で対応づけて記録する文字列コードテーブルを具備し、前記文字列変換手段は、前記文字列コードテーブルをもとに文字コードの変換をすることを特徴とする請求項3記載の文字入力装置。

請求項5

第1の言語の指定を入力する第1入力手段と、第2の言語の指定を入力する第2入力手段と、文字列入力の指定を入力する第3入力手段と、手書き文字のデータを複数入力可能な手書き文字入力手段と、前記手書き文字入力手段によって入力された手書き文字のデータに対応する、前記第1入力手段により入力した前記第1の言語の文字コードを検索するコード検索手段と、前記コード検索手段によって検索された文字コードを、前記第2入力手段により入力した前記第2の言語の文字コードに変換する文字コード変換手段と、複数の言語に共通する文字について、各言語の文字コードと文字毎に共通する共通コードとを前記複数の言語間で対応づけて記録する文字コードテーブルと、複数の言語に共通する文字列について、各言語の文字コード列と文字コード列毎に共通する共通コード列とを前記複数の言語間で対応づけて記録する文字列コードテーブルと、前記第3入力手段により文字列入力の指定が入力された場合に、前記文字コード変換手段による変換により得られた複数の文字コードを、前記文字コードテーブルに記録された前記複数の文字コードに対応する共通コード列に変換する共通コード変換手段と、前記共通コード変換手段により変換された共通コード列に対応する共通コード列を前記文字列コードテーブルから検索する共通コード列検索手段と、前記共通コード列検索手段によって検索された共通コード列に対応する、前記第2入力手段により入力した前記第2の言語の文字コード列を前記文字列コードテーブルから検索する文字コード列検索手段とを具備することを特徴とする文字入力装置。

請求項6

前記共通コードは、Pin−Yinコードであることを特徴とする請求項5記載の文字入力装置。

請求項7

変換実行の指示を入力する変換指示入力手段を具備し、前記文字コード変換手段は、前記変換指示入力手段によって変換実行の指示が入力される前に前記手書き文字入力手段によって入力された手書き文字のデータに対して前記コード検索手段によって検索された文字コードの変換を実行することを特徴とする請求項1、請求項3、または請求項5の何れかに記載の文字入力装置。

請求項8

前記手書き文字入力手段は、タブレットから手書き文字のデータを入力することを特徴とする請求項1、請求項3、または請求項5の何れかに記載の文字入力装置。

請求項9

前記コード検索手段により検索される前記文字コードには、言語を示す属性データが付加されていることを特徴とする請求項1、請求項3、または請求項5の何れかに記載の文字入力装置。

請求項10

前記文字コード変換手段は、前記文字コードに付加された属性データを、変換先の言語の属性データに変換することを特徴とする請求項1、請求項3、または請求項5の何れかに記載の文字入力装置。

請求項11

第1の言語の指定と第2の言語の指定とを入力し、この指定の入力に応じて、前記手書き文字のデータに対応する、前記第1の言語の文字コードを検索し、この検索された文字コードを前記第2の言語の文字コードに変換することを特徴とする文字入力方法

請求項12

第1の言語の指定と第2の言語の指定と文字列入力の指定とを入力し、この指定の入力に応じて、前記手書き文字のデータに対応する前記第1の言語の文字コードを検索し、この検索された文字コードを前記第2の言語の文字コードに変換し、前記文字列入力の指定が入力された場合に、前記第2の言語に変換された複数の文字コードを前記第2の言語による文字列の文字コード列に変換することを特徴とする文字入力方法。

請求項13

コンピュータを、第1の言語の指定を入力する第1入力手段と、第2の言語の指定を入力する第2入力手段と、手書き文字のデータを入力する手書き文字入力手段と、前記手書き文字入力手段によって入力された手書き文字のデータに対応する、前記第1入力手段により入力した前記第1の言語の文字コードを検索するコード検索手段と、前記コード検索手段によって検索された文字コードを、前記第2入力手段により入力した前記第2の言語の文字コードに変換する文字コード変換手段とに機能させる文字入力プログラム

請求項14

コンピュータを、第1の言語の指定を入力する第1入力手段と、第2の言語の指定を入力する第2入力手段と、文字列入力の指定を入力する第3入力手段と、手書き文字のデータを入力する手書き文字入力手段と、前記手書き文字入力手段によって入力された手書き文字のデータに対応する、前記第1入力手段により入力した前記第1の言語の文字コードを検索するコード検索手段と、前記コード検索手段によって検索された文字コードを、前記第2入力手段により入力した前記第2の言語の文字コードに変換する文字コード変換手段と、前記第3入力手段により文字列入力の指定が入力された場合に、前記文字コード変換手段による変換により得られた複数の文字コードを前記第2の言語による文字列の文字コード列に変換する文字列変換手段とに機能させる文字入力プログラム。

技術分野

0001

本発明は、多国語漢字(中国語<簡体繁体>漢字、日本語漢字鮮語漢字など)を入力する文字入力装置文字入力方法、及び文字入力プログラムに関する。

0002

一般に、現代の言語には、漢字(Chinese character:中国語文字を含む)として知られるシンボル記号)を利用する書体で書かれたものがある。表記方式ライティングシステム)において、漢字を使用する主要な言語は、日本語、朝鮮語、及び(標準中国語や広東語としてより広く知られている)多くの中国語系の方言である。

0003

漢字を中心として使われる文字入力方式には、キーボードなどで漢字の読み方を入力し、漢字に変換する「音読入力方式」と、キーボードの代わりにグラフィックスタブレットなどの手書き入力デバイスや、マウスを使用して文字を書くことでテキストに文字を入力する「手書き入力方式」がある。

0004

従来、「音読み入力方式」により、日本語と朝鮮語、及び中国語を含む多国語の文字列を、音読み記号の配列を各言語の辞書を参照しながら入力する方式が検討されている(例えば、特許文献1)。

0005

特許文献1の多国語文書処理装置では、入力された言語フラッグにより現在処理しようとする言語の文字入力プログラムを読み込み、言語フラッグと共に入力される読み記号について、言語フラッグをもとに読み込まれた言語の文字入力プログラムにより、読み記号を該当する言語の対応する文字コードに変換する。

背景技術

0006

【特許文献1】
特開平8−137885号公報

0007

このように従来では、漢字の音読み記号(例えば、ローマ字)をキーボードから入力したあと、漢字の変換を行う「音読み入力方式」を採用しているため、音読みの記号を入力することで漢字に変換することにしか対応できない。この方式では、操作者外国語中日朝)の文書を入力するとき、音読みの記号を正確に入力できない、或いは音読みがまったく分からない場合では、漢字の入力と変換はできなくなってしまう。例えば、日本人の操作者が中国語の漢字(簡体・繁体)文章を入力する際、日本語には存在しない漢字もあるため、音読み入力による漢字の入力が困難となる場合がある。

0008

また、各言語に応じた文字入力プログラムを用意する必要があり、また言語ごと入力文字列表示文字列との対応関係が記憶された膨大な量をもつ単語辞書を用意しなければならない問題点がある。日本語の単語を入力するとき、場合により漢字の読み方がさまざまであるため、入力文字列(単語の音読み記号)と表示文字列(漢字、仮名など)との対応関係を記憶する膨大な単語辞書が不可欠である。従って、小型携帯機器では記憶装置の記憶容量に限りがあるため多国語の文字列を入力することが困難となってしまう。

発明が解決しようとする課題

0009

本発明は前記のような事情を考慮してなされたもので、読みが不明な多国語の文字を、各言語に応じた文字入力プログラムと単語辞書を用意することなく入力することが可能な文字入力装置、文字入力方法、及び文字入力プログラムを提供することを目的とする。

0010

本発明は、第1の言語の指定を入力する第1入力手段と、第2の言語の指定を入力する第2入力手段と、手書き文字のデータを入力する手書き文字入力手段と、前記手書き文字入力手段によって入力された手書き文字のデータに対応する、前記第1入力手段により入力した前記第1の言語の文字コードを検索するコード検索手段と、前記コード検索手段によって検索された文字コードを、前記第2入力手段により入力した前記第2の言語の文字コードに変換する文字コード変換手段とを具備したことを特徴とする。

課題を解決するための手段

0011

また本発明は、第1の言語の指定を入力する第1入力手段と、第2の言語の指定を入力する第2入力手段と、文字列入力の指定を入力する第3入力手段と、手書き文字のデータを入力する手書き文字入力手段と、前記手書き文字入力手段によって入力された手書き文字のデータに対応する、前記第1入力手段により入力した前記第1の言語の文字コードを検索するコード検索手段と、前記コード検索手段によって検索された文字コードを、前記第2入力手段により入力した前記第2の言語の文字コードに変換する文字コード変換手段と、前記第3入力手段により文字列入力の指定が入力された場合に、前記文コード変換手段による変換により得られた複数の文字コードを前記第2の言語による文字列の文字コード列に変換する文字列変換手段とを具備したことを特徴とする。

0012

以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。図1は本実施形態に係わる文字入力装置を実現するコンピュータ1のシステム構成を示すブロック図である(主要な構成部のみを示す)。コンピュータ1は、例えば半導体メモリCD−ROM、DVD、磁気ディスク等の記録媒体に記録されたプログラムを読み込み、このプログラムによって動作が制御される。コンピュータ1は、例えば小型携帯機器として構成される例えばPDA(personal digital assistant)などによって実現される。コンピュータ1には、手書きによる多国語の漢字の入力と認識、及び多国語漢字への変換などの機能を有する。

0013

図1に示すように、本実施形態におけるコンピュータ1(文字入力装置)は、CPU10、メモリ12、表示パネル14、タブレット16(ペン19)、入力装置18が設けられている。

0014

CPU10は、メモリ12に記録された各種プログラムに従い各部の制御を行なう。文字入力が行われる場合には、メモリ12に記憶された手書き文字認識プログラム20(及びGlobalIME21)と文字入力プログラム(漢字変換プログラム22、複合語変換プログラム23を含む)により、文字入力を制御する。本実施形態におけるコンピュータ1では、タブレット16から入力される手書き文字のデータをもとにして文字を入力する「手書き入力方式」を用いる。文字入力プログラムにより、手書き文字のデータを入力することで、任意に選択した言語の文字(漢字)を入力できる他、手書き入力した文字を任意に選択した言語における同じ文字(漢字)、すなわち同じ起源をもつが字画が微妙に違う漢字に変換して入力することができる。また、文字単位だけでなく複数の文字(漢字)からなる単語(以下、複合語とする)を単位として変換させることができる。この場合、同じ意味を持つが言語によって使用する文字が異なる複合語については、手書き入力された文字列を正しい意味を持つ異なる漢字を用いた複合語に変換する。

0015

メモリ12は、CPU10により実行される各種プログラムやデータが記録されるもので、基本制御プログラム(OS)の他、文字の入力に係わる手書き文字認識プログラム20、GlobalIME、文字入力プログラム(漢字変換プログラム22、複合語変換プログラム23)の他、漢字変換プログラム22と複合語変換プログラム23の実行に伴って利用される漢字コードテーブル24(図4参照(後述する))、複合語コードテーブル25(図6参照(後述する))が記録される。

0016

表示パネル14は、CPU10が各種プログラムを実行するのに伴って各種の画面を表示するもので、手書き文字を入力する際には手書き文字用の入力インタフェースを提供する(図3参照(後述する))。

0017

タブレット16は、ポインティングデバイスとして用いられるもので、入力面と表示パネル14の表示面とは重ね合わされて構成されており、表示パネル14によって表示されたオブジェクトキーやボタンなど)に対してタブレット16の入力面上で直接的に指示したり、表示によって指定された領域において、ペン19による文字を手書きすることで文字を表すデータ(座標データ列)を入力したりすることができる。

0018

入力装置18は、機械的なスイッチやボタンを含むもので、電源ボタン、カーソルボタン、その他の機能ボタンやキーである。

0019

図2は、図1に示すシステム構成において、CPU10により文字入力プログラムを含む各プログラムを実行することにより実現される機能構成を示すブロック図である。図2に示すように、コンピュータ1(文字入力装置)は、手書き入力部30、モード選択部31、手書き文字認識部32、漢字変換部33、複合語変換部35、漢字変換表示部37の機能が実現される。

0020

手書き入力部30は、タブレット16を通じて手書き文字のデータ、すなわち文字を構成する各ストロークを表す座標データ列を入力する。

0021

モード選択部31は、タブレット16を通じて、表示パネル14により表示される入力インタフェースに設けられたキーに対する位置指示により、モード選択等の指定を入力する。本実施形態では、手書き入力する文字の言語(第1の言語)を指定する入力モード選択(第1入力手段)、入力モード選択により指定された言語の文字に対する変換先の言語(第2の言語)を指定する変換モード選択(第2入力手段)、複数の文字(漢字)からなる複合語を入力することを指定する複合語変換指定(第3入力手段)、変換実行の指示(変換指示入力手段)を入力する。

0022

手書き文字認識部32は、手書き入力部30により入力される手書き文字のデータに対して手書き文字認識を行なう。

0023

漢字変換部33は、手書き文字認識部32により認識された文字に対応する、入力モード選択により指定された言語の漢字コードを漢字コードテーブル24から検索する。漢字コードテーブル24に記録されている漢字コードには、一般の文字コードを表す番号部に、言語を示す言語属性部のデータが付加されている(図5参照)。また、漢字変換部33は、漢字コードテーブル24から検索された漢字コードを、変換モード選択により指定された言語の漢字コードに変換する。

0024

複合語変換部35は、複合語変換指定が入力された場合に、漢字変換部33による変換により得られた複数の漢字コードを、変換モード選択により指定された言語による複合語コードテーブル25に記録されている複合語(文字列)の漢字コード列に変換する。また、複合語変換部35は、複合語コードテーブル25に該当する複合語が記録されていない場合に、漢字変換部33による変換により得られた複数の漢字コードをPin−Yinコード列共同コード列)に変換し、このPin−Yinコード列に該当する複合語の漢字コード列を複合語コードテーブル25から検索して変換結果として出力する。なお、Pin−Yinコードは、中国語漢字の音読み記号を表すもので、漢字に対して特定のコードが決められる。

0025

漢字変換表示部37は、漢字変換部33により得られた漢字コード、あるいは複合語変換部35により得られた漢字コード列に応じて、変換モード選択により指定された言語の漢字を表示パネル14において表示させる。

0026

図3は、コンピュータ1の外観構成と、多国語文字を入力する際の表示画面(入力インタフェース)の一例を示す図である。

0027

図3に示すように、コンピュータ1は、小型携帯機器として構成されており、コンピュータ1の上面部には表示パネル14の表示面とタブレット16の入力面とが重ね合わされた入力表示部の他、入力装置18に含まれるボタン類18aが設けられている。

0028

図3に示す入力表示部は、手書きにより多国語の文字を入力する場合の表示画面(入力インタフェース)の一例を示している。図3に示すように、手書き文字を入力するための手書き文字領域40、入力モード選択に用いられる言語の種類を示す複数の言語選択キー41〜44、言語の変換実行の指示に用いられる言語変換キー45、複合語変換指定に用いられる複合キー46、手書き入力された文字が変換モード選択で指定された言語の文字に変換されて表示される文字表示領域50、文字表示領域50中で文字列(文章)の編集に用いられるBack spaceキー(BS)47、Delete(Del)キー48が設けられている。

0029

手書き文字領域40は、固定的に設けられていても良いし、手書き文字を入力する場合に必要に応じてポップアップされても良い。図3では、3つの文字を入力する領域が設けられているが、手書き文字領域40の形式は任意に設定することができる。言語選択キー41〜44は、本実施形態において4種類の言語を指定するための言語選択キー、すなわち日本語(JP)キー41、朝鮮語(KR)キー、中国語簡体(CJ)キー43、中国語繁体(CF)キー44が設けられている。

0030

タブレット16上で指示することができる言語選択キー41〜44(「CJ」「CF」「JP」「KR」)と、言語変換キー45と複合キー46などを用意することで、入力モード選択と変換モード選択における言語種類と変換モードの切り替えが簡単にできるようにしている。また、二つ以上の漢字からなる複合語(単語)の変換を指示するための複合キー46を用意することで、複合語の入力を迅速かつ正確にできるようにしている。

0031

例えば、手書き入力する言語の漢字と同じ概念・起源の他言語の漢字へ変換して入力しようとする場合(他言語の漢字を書けない場合など)には、手書き入力できる言語の入力モードに言語選択キー41〜44(「CJ」「CF」「JP」「KR」の何れか)を押下することで切り替え、さらに変換先とする他言語を同様にして言語選択キー41〜44の何れかを押下することで指示し、そして言語変換キー45を押下して変換実行を指示する。この状態でタブレット16上で文字を手書きすることで、自動的に変換先として指定した他言語用の漢字に変換されて表示(入力)される。

0032

また、他言語との間で、複合語同士を変換させようとする場合、さらに複合キー46を押下すればよい。これにより、複合語の入力と複合語同士の正しい変換(例えば意味が同一の異なる文字を用いた複合語への変換)を実行させることができる。

0033

次に、多国語用漢字コードテーブル24の例について、図4を参照しながら説明する。
漢字コードテーブル24は、複数の言語に共通する漢字(文字)について、各言語の漢字(文字)コードと漢字毎に共通する共通コード(ここではPin−Yinコード)とを複数の言語間で対応づけて記録している。なお、図4では、言語として中国語簡体漢字、中国語繁体漢字、日本語漢字のみを対象として示している。

0034

漢字には、中国、日本、朝鮮と韓国(CJK)の漢字を統合した約21000字が含まれている。基となった主な文字集合は、中国のGB2312(簡体字)、Big−5(繁体字)、日本のJIS X 0208とJIS X 0212、韓国のKSC5601である。これら各国において、同じ概念・起源の漢字(すなわち複数の言語に共通する漢字(文字))でも、歴史的・文化的理由により微妙に形が違っている(点画の向きや長さなど)ものが多数ある。

0035

これらの同じ起源であるが字画が微妙に違う漢字を、図5に示すように、言語種類を示す言語属性部(CJ、CF、JP、KR)と、4桁の数字(「0000−9999」の範囲)からなる番号部という形式で組み合わせた漢字コードで表している。

0036

また、言語によって、同じ起源の漢字であっても音読みは異なり、また同じ漢字の読み方も様々であるため、同じ起源の多国語漢字に共通して、すべて中国語標準語での音読み記号であるPin−Yinコードを漢字コードと対応づけて記録している。中国語では、簡体と繁体に関わらず、漢字の読み方は同じであり、かつ使用する場所によらず、読み方は常に一定である。「Pin−Yin」は、その発音を記す音読み記号のことをいう(中国語漢字の「Pin−Yin」入力は、日本語の場合、音読みをローマ字で入力して漢字に変換することに相当する)。漢字コードテーブル24において、個々の漢字とそれに対応する漢字コードとは、一対一の関係をもつが、1つのPin−Yinコードに対応する漢字は複数ある。

0037

次に、多国語用複合語コードテーブル25の例について、図6を参照しながら説明する。
複合語コードテーブル25は、複数の言語に共通する文字列(複合語)について、各言語の漢字(文字)コード列と文字コード列毎に共通する共通コード列(同一のPin−Yinコード列)とを複数の言語間で対応づけて記録している。なお、図5では、言語として中国語簡体漢字、中国語繁体漢字、日本語漢字のみを対象として示している。

0038

複合語コードテーブル25では、各言語にある中国語での漢字読み方が同様の複合語を、同一のPin−Yinコード列と対応づけて記録する。例えば、図7に示す中国語(日本語)の複合語は、左側に示すPin−Yinコード列と対応づけて、異なる複数の複合語をそれぞれ記録することが可能である。例えば、Pin−Yinコード列「Shi Jian」に対して、異なる複合語(日本語表記)である「時間」「実践」「事件」「世間」を対応づけることができる。

0039

各言語において、漢字複合語に使われる漢字は起源が同じであるが、字画が微妙に違う場合、また漢字の起源がまったく違う場合、あるいは漢字が逆転して使用される場合などが存在する。

0040

例えば、図8に示すように、日本語の複合語(単語)「課長」「計画」「仕様」「工場」「予測」「慣習」「施設」「売買」「工事」「扶養者」に対する同一の意味を持つ中国語(簡体字)の複合語は、それぞれに対応する下段に示す複合語となる。図8に示すように、意味が同一の複合語であっても異なる漢字を含んでいる。例えば、日本語「課長」の「課」に対応する中国語(簡体字)は「科」となるが、「課」と「科」に対するPin−Yinコードは共に「Ke」である。従って、図7に示すように、「課長」に対応するPin−Yinコード列は、日本語と中国語(簡体字)の何れも「Ke Zhang」となり、Pin−Yinコードを介して関連付けられる。

0041

こうして、多国語の複合語を漢字コード列とPin−Yinコード列の両方を複合語コードテーブル25に記録することで、各言語間における複合語の変換を、言語の同一意味に基づく膨大な言語翻訳プログラムなどを介さずに単純かつ正確に変換することができるようにする。

0042

なお、図6では、2つの漢字からなる複合語(単語)のみを示しているが、3文字以上の文字列からなる複合語についての漢字コード列とPin−Yinコード列が記録されていても良い。

0043

次に、本実施形態における文字入力の動作について、図9図10、及び図11に示すフローチャートを参照しながら説明する。

0044

(1)図12は、手書き入力による日本語漢字の入力(変換)例を示している。
まず、手書き入力によって文字(漢字)の入力を行なう場合には、入力モード選択が行われる(ステップA1)。ここでは、入力モード選択として、タブレット16上で日本語(JP)キー41がペン19によって指示される(201)。CPU10は、手書き文字認識プログラム20とGlobalIMEを起動して手書き文字の入力待ちの状態となる(ステップA21)。

0045

ここで、タブレット16上の手書き文字領域40において、文字が手書きされると手書き文字のデータが入力される。図12に示す例では、日本語の漢字「実」が手書き入力されたことを表している(202)。

0046

手書き文字領域40の1つの領域への文字の入力後、所定の時間(例えば2秒)が経過した、あるいは次の領域への手書き文字の入力が開始されると、手書き文字認識プログラム20により、1文字分の手書き文字のデータが入力完了したと判別し、この入力されたデータに対して手書き漢字の認識処理を行う(ステップA22)(203)。

0047

ここで、手書き文字認識により文字が認識できなかった場合には、手書き文字の再入力などを促すメッセージを表示する。そして、再度、手書き文字のデータが入力された場合には、同様にして文字認識処理を実行する。

0048

一方、文字が認識できたら、CPU10は、漢字変換プログラム22を起動し(ステップA23)、漢字変換プログラム22により、漢字コードテーブル24から認識された文字に対応する、入力モード選択によって指定された言語(ここでは日本語)の漢字コード(JP2040)を検索して取得する(205)。

0049

最後に、漢字コードテーブル24から取得された漢字コード(JP2040)に該当する文字を、手書き入力された手書き文字領域40と文字表示領域50に表示させる(ステップA24)(204)。

0050

こうして、入力モード選択により言語を指定し、手書き文字を入力することで、指定した言語の文字(漢字)を入力することができる。

0051

(2)図13は、手書き入力による日本語漢字を中国語簡体漢字に変換して入力する例である。

0052

まず、手書き入力によって文字(漢字)の入力を行なう場合には、入力モード選択が行われ、さらに手書きする文字の言語と異なる他の言語の文字に変換して入力しようとする場合には、変換モード選択と変換実行が指示される(ステップA1)。ここでは、入力モード選択として、タブレット16上で日本語(JP)キー41がペン19によって指示され、さらに変換先とする言語の中国語簡体(CJ)キー43が指示された後、言語変換キー45による変換実行が指示される(301)。CPU10は、手書き文字認識プログラム20とGlobalIMEを起動して手書き文字の入力待ちの状態となる(ステップA31)。

0053

ここで、タブレット16上の手書き文字領域40において、文字が手書きされると手書き文字のデータが入力される。図13に示す例では、日本語の漢字「実」が手書き入力されたことを表している(302)。

0054

手書き文字領域40の1つの領域への文字の入力後、所定の時間(例えば2秒)が経過した、あるいは次の領域への手書き文字の入力が開始されると、手書き文字認識プログラム20により、1文字分の手書き文字のデータが入力完了したと判別し、この入力されたデータに対して手書き漢字の認識処理を行う(ステップA32)(303)。

0055

ここで、手書き文字認識により文字が認識できなかった場合には、手書き文字の再入力などを促すメッセージを表示する。そして、再度、手書き文字のデータが入力された場合には、同様にして文字認識処理を実行する。

0056

一方、文字が認識できたら、CPU10は、漢字変換プログラム22を起動し(ステップA33)、漢字変換プログラム22により、漢字コードテーブル24から認識された文字に対応する、入力モード選択によって指定された言語(ここでは日本語)の漢字コード(JP2040)を検索して取得する(304)。さらに、漢字変換プログラム22により、漢字コードテーブル24から検索された漢字コードに対応する、変換モード選択により指定された言語の漢字コードを漢字コードテーブル24から検索する(ステップA34)。

0057

ここで、該当する言語の漢字コードが検索できなかった場合には、例えば「該当無」のメッセージを表示して、次の漢字の入力待ち状態となる(ステップA35,A37)。

0058

一方、漢字コードテーブル24から該当する言語の漢字コードが検索できた場合、この漢字コードに変換する(305)。ここでは、日本語漢字である「実」の漢字コード(JP2040)を中国語簡体漢字の漢字コード(CJ2040)に変換する。

0059

最後に、中国語簡体漢字に変換された漢字コード(CJ2040)に該当する文字を、文字が手書きされた手書き文字領域40と文字表示領域50に表示させる(ステップA36)(306)。

0060

こうして、入力モード選択により言語を指定し、手書き文字を入力することで、指定した言語の文字(漢字)を入力することができる。

0061

なお、漢字コードテーブル24に記録される各言語の漢字コードが、全ての漢字についてそれぞれ対応づけて記録されている場合には、漢字コードテーブル24に対する検索を行なうことなく、漢字コードの言語属性部のみを、変換モード選択で指定された言語に変換しても良い。すなわち、言語が異なっていても漢字コードの番号部(4桁の数字)が共通なので、例えば言語属性部の「JP」を「CJ」に変換するだけで良い。

0062

なお、手書き入力による日本語漢字を中国語繁体漢字に変換して入力する場合には、前述した図13(及び図9ステップA1〜A37)と同様の処理が実行されるものとして詳細な説明を省略する。この場合、入力モード選択として日本語(JP)キー41により日本語が指示され、変換モード選択として中国語繁体(CF)キー44により中国語繁体が指示される。前述と同様にして、タブレット16上の手書き文字領域40において日本語漢字を手書きすることで、中国語繁体漢字が入力される。

0063

(3)図14は、手書き入力による中国語簡体漢字を日本語漢字に変換して入力する例である。

0064

この場合には、前述した図13(及び図9ステップA1〜A37)と同様の処理が実行されるものとして詳細な説明を省略する。ここでは、入力モード選択として中国語簡体(CJ)キー43により中国語簡体が指示され、変換モード選択として日本語(JP)キー41により日本語が指示される。前述と同様にして、タブレット16上の手書き文字領域40において中国語簡体漢字を手書きすることで(402)、日本語漢字が入力される(406)。

0065

なお、手書き入力による中国語繁体漢字を日本語漢字に変換して入力する場合には、前述した図14(及び図9ステップA1〜A37)と同様の処理が実行されるものとして詳細な説明を省略する。ここでは、入力モード選択として中国語繁体(CF)キー44により中国語繁体が指示され、変換モード選択として日本語(JP)キー41により日本語が指示される。前述と同様にして、タブレット16上の手書き文字領域40において中国語繁体漢字を手書きすることで、日本語漢字が入力される。

0066

(4)図15は、手書き入力による中国語複合語(簡体)を日本語複合語に変換して入力する例である。

0067

まず、手書き入力によって複合語(単語)の入力を行なう場合には、入力モード選択が行われ、さらに手書きする複合語の言語と異なる他の言語の複合語に変換して入力しようとする場合には、変換モード選択の他に、複合語変換の実行が指示される。ここでは、入力モード選択として、タブレット16上で中国語簡体(CJ)キー43がペン19によって指示され、さらに変換先とする言語の日本語(JP)キー41が指示された後、複合キー46により複合語変換の実行が指示される(501)。CPU10は、手書き文字認識プログラム20とGlobalIMEを起動して手書き文字の入力待ちの状態となる(ステップA42)。

0068

ここで、タブレット16上の手書き文字領域40において、複合語(文字列)が手書きされると手書き文字のデータが入力される。図15に示す例では、中国語簡体の2文字からなる複合語が手書き入力されたことを表している(502)。

0069

ここで、言語変換キー45によって変換実行が指示されると、手書き文字認識プログラム20により手書き文字領域40の各領域に手書きされた各文字のデータ対して手書き漢字の認識処理を行う(ステップA43)(503)。

0070

ここで、手書き文字認識により文字が認識できなかった場合には、手書き文字の再入力などを促すメッセージを表示する。そして、再度、手書き文字のデータが入力された場合には、同様にして文字認識処理を実行する。

0071

一方、文字が認識できたら、CPU10は、漢字変換プログラム22を起動し、漢字変換プログラム22により、漢字コードテーブル24から認識された各文字に対応する、入力モード選択によって指定された言語(ここでは中国語簡体)の漢字コード(CJ2040、CJ1255)を検索して取得する(504)。さらに、漢字変換プログラム22により、漢字コードテーブル24から検索された漢字コードに対応する、変換モード選択により指定された言語(ここでは日本語)の漢字コードを漢字コードテーブル24から検索する(ステップA44)。ここでは、中国語簡体漢字である漢字コード(CJ2040、CJ1255)は、それぞれ日本語漢字の漢字コード(JP2040、JP1255)に変換される(505)。

0072

さらに、CPU10は、複合語変換プログラム23を起動させ、複合語変換プログラム23により、この二つの漢字コード(JP2040、JP1255)により構成された日本語の複合語が実際にあるかどうかを、複合語コードテーブル25の日本語の漢字コードを対象として検索する(ステップA46)(506)。この例では、日本語複合語の漢字コード(JP2040、JP1255)の組み合わせが日本語複合語コードテーブル25から検索される。

0073

最後に、日本語複合語に変換された漢字コード(JP2040、JP1255)に該当する文字列を、文字が手書きされた手書き文字領域40の各領域と文字表示領域50に表示させる(ステップA52)(507)。

0074

(5)図16は、手書き入力による日本語複合語を中国語複合語(簡体)に変換して入力する例(その1)である。

0075

この場合には、前述した図15(及び図10ステップA42〜A47、A52)と同様の処理が実行されるものとして詳細な説明を省略する。ここでは、入力モード選択として日本語(JP)キー41により日本語が指示され、変換モード選択として中国語簡体(CJ)キー43により中国語簡体が指示され、さらに複合キー46により複合語の変換実行が指示される。前述と同様にして、タブレット16上の手書き文字領域40において日本語の複合語を手書きすることで(602)、中国語複合語(簡体)が入力される(607)。

0076

(6)図17及び図18は、手書き入力による日本語複合語を中国語複合語(簡体)に変換して入力する例(その2)である。

0077

図16を用いて説明した例では、漢字変換プログラム22により変換された漢字コード列が複合語コードテーブル25から検索される場合について示しているが、図17及び図18では複合語コードテーブル25から該当する漢字コード列が検索できない場合について示している。

0078

ここでは、手書きで日本語複合語である「課長」の文字列が手書き入力されたものとする(702)。この手書き文字列(複合語)に対する処理によって得られる漢字コード列(JP1010、JP2580)は(704)、漢字変換プログラム22により中国語複合語(簡体)の漢字コード列(CJ1010、CJ2580)に変換される(705)。なお、以上の処理は、前述したステップA42〜46と同様にして実行される。

0079

ここで、複合語変換プログラム23により、2つの漢字コード(CJ1010、CJ2580)により構成された中国語簡体の複合語が実際にあるかどうか、複合語コードテーブル25の中国語簡体を対象として検索する(ステップA47)(706)。この結果、複合語コードテーブル25からは、中国語複合語の漢字コード列(CJ1010、CJ2580)を検索することができない。(なお、ステップA48については後述する)。

0080

この場合、複合語変換プログラム23により、さらに中国語複合語の漢字コード列(CJ1010、CJ2580)をもとに、それぞれの漢字の中国語での音読みを表すPin−Yinコードに変換する。すなわち、各漢字コードに対応するPin−Yinコードを漢字コードテーブル24から取得してPin−Yinコード列を生成する。ここでは、漢字コード(CJ1010、CJ2580)に当たるPin−Yinコード列は「Ke Zhang」である。そして、この生成したPin−Yinコード列について、複合語コードテーブル25のPin−Yinコードリストから検索する(ステップA50)(707)。すなわち、漢字コードから生成したPin−Yinコードの組み合わせが、実際に中国語複合語にあるかどうかを、複合語コードテーブル25に記録されたPin−Yinコード列から検索することで判別する。

0081

ここで、複合語コードテーブル25に該当するPin−Yinコード列が記録されていなかった場合には「該当なし」と表示する(ステップA57)。

0082

また、該当するPin−Yinコード列が唯一である場合は、該当する漢字コード列に当たる中国語の複合語を文字として表示させる(ステップA57)(707)。

0083

また、該当するPin−Yinコード列が複数がある場合は、漢字コードによる各組み合わせの中で、二つの漢字コードをそれぞれ検索する。例えば、図17に示す例では、漢字コード列(CJ1355、CJ2600)と(CJ1360、CJ2580)の2つの漢字コード列に対応するPin−Yinコード列(「Ke Zhang」)が該当し、このPin−Yinコード列に対応する漢字コード列を候補リストとして記録する。

0084

次に、複合語変換プログラム23により、Pin−Yinコード列をもとに検索した漢字コード列について候補リストにあげた漢字コード列と照合し、例えば後ろの漢字コードを検索した結果(ステップA53、A54)、該当する複合語が唯一ある場合には、この漢字コード列を変換結果として確定する(ステップA53、A54、A55)(708)。ここでは、該当する漢字コード列(CJ1360、CJ2580)が確定される。

0085

なお、例えば後ろの漢字コードを検索した結果(ステップA53、A54)、該当する複合語候補が複数存在する場合には、例えば先頭の複合語候補の漢字コード列を変換結果として確定する(ステップA53、A54、A56)。

0086

また、該当する漢字コード列が候補リストに記録されていない場合には、「該当無し」を表示する(ステップA57)。

0087

最後に、中国語簡体の複合語に変換された漢字コード(CJ1360、CJ2580)に該当する文字列を、文字が手書きされた手書き文字領域40の各領域と文字表示領域50に表示させる(ステップA55)。

0088

なお、ステップA48では、ステップA47の検索によって該当する漢字コード列が複合語コードテーブル25から検索できなかった場合、漢字コードを逆転させて(2文字からなる複合語の場合)、再度、複合語コードテーブル25に対する検索を行なうことができる。これにより、言語間で同じ意味を持つが文字の並びが異なる複合語、例えば図8に示す日本語「慣習」「施設」などに対応する中国語簡体の複合語(文字の並びが逆になっている)についても、複合語コードテーブル25に対する検索によって、対応する漢字コード列を候補として取得することができる。

0089

こうして、漢字変換プログラム22により変換された漢字コード列に該当する複合語が複合語コードテーブル25に記録されていない場合、Pin−Yinコード列に変換して複合語コードテーブル25を検索して該当する漢字コード列を求め、漢字変換プログラム22により変換された漢字コード列と比較することで、最終的な変換結果とする漢字コード列(複合語)を求めることができる。

0090

(7)図19及び図20は、手書き入力による中国語複合語(簡体)を日本語複合語に変換して入力する例である。

0091

この場合には、前述した図17及び図18(及び図10及び図11ステップA42〜A55)と同様の処理が実行されるものとして詳細な説明を省略する。ここでは、入力モード選択として中国語簡体(CJ)キー43により中国語簡体が指示され、変換モード選択として日本語(JP)キー41により日本語が指示され、さらに複合キー46により複合語の変換実行が指示される。前述と同様にして、タブレット16上の手書き文字領域40において中国語(簡体)の複合語を手書きすることで(802)、日本語が入力される(809)。

0092

この場合では、漢字コード列を(JP1360、JP2580)から変換したPin−Yinコード列をもとに、複合語コードテーブル25を検索することで(807)、日本語「課長」を示す漢字コード列(JP1010、JP2580)が検索されて表示される。

0093

なお、前述した説明では、手書き文字入力する前に入力モードと変換モードの言語が指定されると共に、変換キー45に対する操作によって変換の実行が指示されるものとしているが、他の言語の複合語(文字列)への変換対象する文字列が手書き入力された後に変換の実行が指示されるようにしても良い。例えば、2文字からなる日本語の文字列(複合語)を手書きして中国語の簡体の文字列(複合語)を入力する場合、入力モードとして日本語、変換モードとして中国語の簡体、そして複合語変換をそれぞれのキー操作により指定した後、2文字からなる日本語の漢字を手書きした後に、変換キー45の操作をする。これにより、漢字変換プログラム22及び複合語変換プログラム23により、2文字の文字列を変換単位として処理を実行する。その後、複数の文字列を連続して入力する場合には、変換対象とする文字列を手書きする毎に変換キー45を操作することで、先に指定された入力モードと変換モードに従って、手書きされた文字列を処理対象として、指定された言語の文字列に変換する。例えば、続けて3文字の文字列を入力するのであれば、続けて3文字を手書きした後に変換キー45を操作すれば良い。これにより、複数の文字列を連続して入力する場合に、文字を手書きする他に変換キー45に対する操作をするだけで良いので効率的に文字列を入力することができる。

0094

このようにして、読み方や書き方、あるいは意味が分からない外国語の文字や複合語であっても、操作者がその漢字や複合語の文字列を手書きするだけで、自分が知っている言語の漢字や複合語に変換され、表示させることができる。また、各言語において、複合語として使われる漢字は起源が同じであるが、字画が微妙に違うケースや、漢字の起源がまったく違うケースや、漢字が逆転して使われる場合にも対応しており、自分が知っている言語により複合語を手書き入力することで、変換先の言語による複合語に正しく変換されて入力することができる。本実施形態では、漢字コードテーブル24と複合語コードテーブル25を設けることで、漢字コードとPin−Yinコード(中国語漢字の音読み記号)両方の組合わせで各国用の漢字と複合語の相互変換を行うので、多国言語間において膨大な多国語翻訳プログラムを用いる必要がない。また、複合語コードテーブル25に変換対象とする複合語を記録しておくだけで、多国語間の複合語をより正確に効率的に変換することができる。

0095

なお、上述した実施形態において記載した手法は、コンピュータに実行させることのできるプログラムとして、例えば磁気ディスク(フレキシブルディスクハードディスク等)、光ディスク(CD−ROM、DVD等)、半導体メモリなどの記録媒体に書き込んで各種装置に提供することができる。また、通信媒体により伝送して各種装置に提供することも可能である。本装置を実現するコンピュータは、記録媒体に記録されたプログラムを読み込み、または通信媒体を介してプログラムを受信し、このプログラムによって動作が制御されることにより、上述した処理を実行する。

発明を実施するための最良の形態

0096

また、本願発明は、前述した実施形態に限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で種々に変形することが可能である。更に、前記実施形態には種々の段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件における適宜な組み合わせにより種々の発明が抽出され得る。例えば、実施形態に示される全構成要件から幾つかの構成要件が削除されても効果が得られる場合には、この構成要件が削除された構成が発明として抽出され得る。

図面の簡単な説明

0097

以上詳述したように本発明によれば、手書き入力する文字の言語と手書き入力された文字の変換先とする文字の言語を指定することで、手書き入力された文字の文字コードが変換先の言語の文字コードに変換されるので、読みが不明な多国語の文字であっても、各言語に応じた文字入力プログラムと単語辞書を用意することなく入力することが可能となる。

図1
本発明の実施形態に係わる文字入力装置を実現するコンピュータ1のシステム構成を示すブロック図。
図2
図1に示すシステム構成において文字入力プログラムを含む各プログラムを実行することにより実現される機能構成を示すブロック図。
図3
コンピュータ1の外観構成と多国語文字を入力する際の表示画面(入力インタフェース)の一例を示す図。
図4
多国語用漢字コードテーブル24の例について説明するための図。
図5
言語属性部と番号部を組み合わせた漢字コードを示す図。
図6
多国語用複合語コードテーブル25の例について説明するための図。
図7
Pin−Yinコードと複合語との対応関係を示す図。
図8
日本語の複合語(単語)と同一の意味を持つ中国語(簡体字)の複合語との対応を示す図。
図9
本実施形態における文字入力の動作について説明するためのフローチャート。
図10
本実施形態における文字入力の動作について説明するためのフローチャート。
図11
本実施形態における文字入力の動作について説明するためのフローチャート。
図12
手書き入力による日本語漢字の入力(変換)例を示す図。
図13
手書き入力による日本語漢字を中国語簡体漢字に変換して入力する例を示す図。
図14
手書き入力による中国語簡体漢字を日本語漢字に変換して入力する例を示す図。
図15
手書き入力による中国語複合語(簡体)を日本語複合語に変換して入力する例を示す図。
図16
手書き入力による日本語複合語を中国語複合語(簡体)に変換して入力する例(その1)を示す図。
図17
手書き入力による日本語複合語を中国語複合語(簡体)に変換して入力する例(その2)を示す図。
図18
手書き入力による日本語複合語を中国語複合語(簡体)に変換して入力する例(その2)を示す図。
図19
手書き入力による中国語複合語(簡体)を日本語複合語に変換して入力する例を示す図。
図20
手書き入力による中国語複合語(簡体)を日本語複合語に変換して入力する例を示す図。
【符号の説明】
1…コンピュータ、10…CPU、12…メモリ、14…表示パネル、16…タブレット、18…入力装置、19…ペン、20…手書き文字認識プログラム、21…GlobalIME、22…漢字変換プログラム、23…複合語変換プログラム、24…漢字コードテーブル、26…複合語コードテーブル、30…手書き入力部、31…モード選択部、32…手書き文字認識部、33…漢字変換部、35…複合語変換部、37…漢字変換表示部。

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