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技術 設計ナビゲーションシステム

出願人 パナソニック株式会社
発明者 田中良明村上房江香川登志雄
出願日 2003年2月12日 (16年7ヶ月経過) 出願番号 2003-034282
公開日 2004年9月2日 (15年0ヶ月経過) 公開番号 2004-246504
状態 特許登録済
技術分野 CAD 特定用途計算機 検索装置
主要キーワード 設計標準 設計品 洗練度 作業ルール 評価区分 設計技術者 設計単位 設計サーバ
関連する未来課題
重要な関連分野

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図面 (6)

課題

設計ノウハウ包括的な共有化を図り、また、設計技術者の設計ノウハウに対するニーズが反映された形での設計ノウハウの提供を行うことで、効率的な設計業務遂行支援を実現する設計ナビゲーションシステムを提供する。

解決手段

設計業務に関わる各種の情報をデータベース(3)により管理するデータベース管理部と、設計業務に関わる各種の情報をナビゲーション端末装置(1)と通信する情報通信部とからなるサーバ(2)と、設計業務に関わる各種の情報をサーバ(2)と通信する情報通信部と、サーバ(2)と通信する設計業務に関わる各種の情報を入力あるいは出力する情報インタフェース部とからなるナビゲーション端末装置(1)とをデータ通信ネットワークに接続し、設計ノウハウ情報(6)を、評価情報(27)、困り事情報(31)、不足項目情報(34)、および、解決策情報(30)を関連付けてデータベース(3)に蓄積することにより、単位業務からなる設計業務の実行を支援する。

概要

背景

従来の設計業務に関わる情報をナビゲーションするシステムは、図5に示すように、サーバに、設計基準定型的な特定の設計マニュアルなどの情報を蓄積する際に、予め各業務に固定的に割り当てておき、ナビゲーション端末装置からの要求に応答して、これらの情報をナビゲーション端末装置に送信していた。

概要

設計ノウハウ包括的な共有化をり、また、設計技術者の設計ノウハウに対するニーズが反映された形での設計ノウハウの提供を行うことで、効率的な設計業務遂行支援を実現する設計ナビゲーションシステムを提供する。設計業務に関わる各種の情報をデータベース(3)により管理するデータベース管理部と、設計業務に関わる各種の情報をナビゲーション端末装置(1)と通信する情報通信部とからなるサーバ(2)と、設計業務に関わる各種の情報をサーバ(2)と通信する情報通信部と、サーバ(2)と通信する設計業務に関わる各種の情報を入力あるいは出力する情報インタフェース部とからなるナビゲーション端末装置(1)とをデータ通信ネットワークに接続し、設計ノウハウ情報(6)を、評価情報(27)、困り事情報(31)、不足項目情報(34)、および、解決策情報(30)を関連付けてデータベース(3)に蓄積することにより、単位業務からなる設計業務の実行を支援する。

目的

本発明は、設計ノウハウの包括的な共有化を図り、また、設計技術者の設計ノウハウに対するニーズが反映された形での設計ノウハウの提供を行うことで、効率的な設計業務遂行の支援を実現する設計ナビゲーションシステムを提供する

効果

実績

技術文献被引用数
4件
牽制数
1件

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請求項1

データ通信ネットワークに接続されたサーバおよびナビゲーション端末装置により設計業務に関する各種の情報を処理することにより、単位業務からなる設計業務の実行を支援する設計ナビゲーションシステムにおいて、設計業務に関わる各種の情報をデータベースにより管理するデータベース管理部と、設計業務に関わる各種の情報をナビゲーション端末装置と通信する情報通信部とからなるサーバが、ナビゲーション端末装置から受信した利用者識別情報から利用者を認証する手段と、利用者により指定された単位業務の種別を示す単位業務選択指示を、ナビゲーション端末装置から受信し、単位業務選択指示により指定された単位業務に関連する設計上の目標を示す設計目標情報および各単位業務における設計ノウハウである設計ノウハウ情報を、ナビゲーション端末装置に送信する手段と、設計ノウハウ情報に対する評価に関わる情報である評価情報、単位業務を遂行する上での困り事に関わる情報である困り事情報、および、設計ノウハウ情報の不足項目に関わる情報である不足項目情報を、ナビゲーション端末装置より受信し、それぞれの情報に関連する単位業務、および、それぞれの情報の入力者の利用者識別情報に関連付け、データベースに蓄積する手段と、単位業務選択指示により選択された単位業務に関連づけられた設計ノウハウ情報と共に、評価情報、困り事情報、および、不足項目情報を、ナビゲーション端末装置に送信する手段と、困り事情報とその困り事情報に対する解決策、コメント、または、アドバイスである解決策情報とを関連付け、解決策情報の入力者の利用者識別情報と共に、データベースに蓄積する手段と、不足項目情報に基づき追加された設計ノウハウ情報である追加設計ノウハウ情報を受信し、その追加設計ノウハウ情報に対応する単位業務に関連付け、情報入力者の利用者識別情報と共にデータベースに蓄積する手段と、ナビゲーション端末装置より受信した困り事情報に類似する困り事情報、および、設計ノウハウ情報を、単位業務選択指示により指定された単位業務に関連付けられた困り事情報および設計ノウハウ情報の中から、あるいは、データベース内の類似の困り事情報および設計ノウハウ情報の中から検索し、検索された類似の困り事情報および設計ノウハウ情報に関連付けられてデータベースに蓄積されている解決策情報および設計ノウハウ情報を、ナビゲーション端末装置に送信する手段とを備え、設計業務に関わる各種の情報をサーバと通信する情報通信部と、サーバと通信する設計業務に関わる各種の情報を入力あるいは出力する情報インタフェース部とからなるナビゲーション端末装置が、利用者識別情報および単位業務選択指示をサーバに送信する手段と、利用者が入力した評価情報、困り事情報、および、不足項目情報を、ナビゲーション端末装置からサーバに送信する手段と、利用者が入力した解決策情報を、ナビゲーション端末装置からサーバに送信する手段と、利用者が入力した追加設計ノウハウ情報を、ナビゲーション端末装置からサーバに送信する手段とを備えることを特徴とする設計ナビゲーションシステム。

請求項2

サーバは、ナビゲーション端末装置より困り事情報を受信し、この困り事情報に関連する単位業務に関連付けられてデータベースに蓄積された困り事情報の一覧をナビゲーション端末に送信する手段を、ナビゲーション端末装置は、利用者により入力された検索条件を、困り事情報としてサーバに送信する手段と、サーバより受信した困り事情報の一覧を、検索条件一覧としてインタフェース部に出力する手段と、検索条件一覧から選択された検索条件を、困り事情報としてサーバに送信する手段を備え、検索条件一覧から選択された検索条件を適用してそのまま、困り事情報としてサーバに送信するか、あるいは、この検索条件を編集して新たな検索条件として設定した後に困り事情報として送信するかを選択できるようにしたことを特徴とする請求項1記載の設計ナビゲーションシステム。

請求項3

サーバが、ナビゲーション端末装置より受信された評価情報、不足項目情報、または、解決策情報を、データベースに蓄積した際に、これらの情報がデータベースに蓄積されたことをナビゲーション端末装置の利用者に通知する手段を備えることを特徴とする請求項1または2記載の設計ナビゲーションシステム。

請求項4

サーバが、設計ノウハウ情報の各単位業務毎のメンテナンス担当者識別情報を、データベースで管理する手段と、ナビゲーション端末装置より受信された評価情報、不足項目情報、または、解決策情報を、データベースに蓄積した際に、これらの情報がデータベースに蓄積されたことを各単位業務毎のメンテナンス担当者に通知する手段とを備えることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の設計ナビゲーションシステム。

請求項5

サーバが、ナビゲーション端末装置より受信した困り事情報に類似する困り事情報である類似困り事情報をデータベースより検索する手段と、検索された類似困り事情報を入力した情報入力者の利用者識別情報に基づき、類似困り事情報および類似困り事情報を入力した類似困り事情報入力者の一覧情報を設計ナビゲーション端末に送信する手段と、類似困り事情報および類似困り事情報入力者の一覧情報の中から選択された類似困り事情報である類似困り事情報選択指示をナビゲーション端末装置より受信し、自動投稿により電子掲示板に困り事情報の話題に関するスレッドを開設する手段と、困り事情報の入力者および類似困り事情報入力者に、電子掲示板にスレッドが開設された旨を通知する手段とを備え、ナビゲーション端末装置が、類似困り事情報選択指示をサーバに送信する手段を備えることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の設計ナビゲーションシステム。

請求項6

ナビゲーション端末装置において入力される評価情報における評価項目が、設計ノウハウ情報の洗練度に対する評価区分として、固有の事例に対するノウハウであるのか、あるいは、設計基準であるのかといった設計ノウハウ情報の強制力普遍性による第1の評価区分、複数の設計ノウハウ情報が他の設計ノウハウ情報と重複しているか否かといった類似情報の有無による第2の評価区分、ノウハウが個別事例なのかより一般化して整理が必要であるか否かといった設計ノウハウ情報の一般化の必要性による第3の評価区分、および、設計ノウハウが古くなっており新しいものに更新が必要であるか否かといったノウハウの有効性や更新の必要性の区分などの設計ノウハウ情報の洗練度の度合いによる第4の評価区分の内の少なくともひとつに属しており、サーバが、これらの評価区分ごとに評価された設計ノウハウ情報の洗練度を含む評価情報を、ナビゲーション端末装置より受信し、その評価情報に対応する単位業務に関連付け、洗練度を入力した情報入力者の利用者識別情報と共に、データベースに蓄積する手段と、洗練度に基づき設定された優先度順に従い、設計ノウハウ情報をナビゲーション端末装置に送信する手段とを備えることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の設計ナビゲーションシステム。

請求項7

サーバが、データベースに蓄積されている評価情報を、設計・製造品質上の重要度または設計情報の強制力や普遍性により重み付けする手段と、重み付けられた評価情報に基づき設定された優先度順に従い、評価情報の関連する設計ノウハウ情報をナビゲーション端末装置に送信する手段とを備えることを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の設計ナビゲーションシステム。

請求項8

サーバが、設計ノウハウ情報をナビゲーション端末装置に対して送信した回数を、利用者毎のアクセス頻度としてデータベースにより管理し、利用者毎のアクセス頻度に基づき設定された優先度順に従い、設計ノウハウ情報をナビゲーション端末装置に送信するステップを備えることを特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載の設計ナビゲーションシステム。

請求項9

サーバが、単位業務においてなされた設計の出来映えに関するチェックリストを、チェックリストの有するチェック項目のそれぞれが単位業務に関わる設計ノウハウ情報の一つ以上に関連付けられるように、データベースにより管理する手段と、単位業務選択指示により選択された単位業務に関連づけられた設計ノウハウ情報と共に、設計の出来映えに関するチェックリストのチェック項目及び関連付けられた設計ノウハウ情報を各チェック項目の実績(結果)に基づく優先度順に従い、ナビゲーション端末装置に送信する手段とを備え、ナビゲーション端末装置が、利用者により実績(結果)が入力された設計の出来映えに関するチェックリストを、サーバに送信する手段を備えることを特徴とする請求項1乃至9のいずれかに記載の設計ナビゲーションシステム。

請求項10

サーバが、設計ノウハウ情報を、設計ノウハウ情報が、関連する単位業務における前工程で作成され、単位業務において必要とされる入力情報であることを示す第1の設計ノウハウ情報区分、設計ノウハウ情報が、単位業務において作成される出力情報項目および出力情報であることを示す第2の設計ノウハウ情報区分、設計ノウハウ情報が、単位業務における設計基準またはノウハウなどの参照情報であることを示す第3の設計ノウハウ情報区分、設計ノウハウ情報が、単位業務の設計品質上の確認項目であるチェックリストであることを示す第4の設計ノウハウ情報区分、および、設計ノウハウ情報が、当該単位業務で必要とするツールであることを示す第5の設計ノウハウ情報区分のうちの少なくともひとつの設計ノウハウ情報区分に分類し、データベースに蓄積する手段と、ナビゲーション端末装置から受信した単位業務選択指示および設計ノウハウ情報区分により指定された設計ノウハウ情報を、ナビゲーション端末装置に送信する手段とを備え、ナビゲーション端末装置が、利用者により指定された設計ノウハウ情報区分をサーバに送信する手段を備えることを特徴とする請求項1乃至10のいずれかに記載の設計ナビゲーションシステム。

請求項11

サーバが、製品を構成する要素単位または設計工程の一連の関連業務により組み立てられた単位業務の階層構造を、単位業務テンプレート情報として、データベースに蓄積する手段と、単位業務テンプレート情報をナビゲーション端末装置に送信する手段とを備え、ナビゲーション端末装置が、単位業務テンプレート情報を、情報インタフェース部に階層的に出力する手段と、階層的に出力された単位業務テンプレート情報から、任意の上位または下位の単位業務を指定して、単位業務選択指示としてサーバに送信する手段とを備えることを特徴とする請求項1乃至10のいずれかに記載の設計ナビゲーションシステム。

請求項12

サーバが、設計ノウハウ情報の内容変更に関する情報である設計ノウハウ更新情報、および、単位業務テンプレート情報の内容変更に関する単位業務テンプレート更新情報を受信し、設計ノウハウ更新情報に基づき設計ノウハウ情報を、また、単位業務テンプレート更新情報に基づき単位業務テンプレート情報を、それぞれ更新する手段と、設計ノウハウ情報の更新または単位業務テンプレート情報の更新に伴い、それぞれの情報が更新されたことをそれぞれの情報の利用者に通知する手段とを備え、ナビゲーション端末装置が、設計ノウハウ情報内容変更情報および単位業務テンプレート情報内容変更情報をサーバに送信する手段を備えることを特徴とする請求項11記載の設計ナビゲーションシステム。

請求項13

サーバが、設計ノウハウ情報を分類してデータベースに蓄積する情報分類手段と、同じ分類に属する設計ノウハウ情報どうしを相互に呼び出すリンク情報または、検索条件を管理する手段を備えることを特徴とする請求項1乃至12のいずれかに記載の設計ナビゲーションシステム。

請求項14

設計業務に関わる各種の情報をデータベースにより管理するデータベース管理部と、データ通信ネットワークにより設計業務に関わる各種の情報をナビゲーション端末装置と通信する情報通信部とからなり、サーバと、データ通信ネットワークにより設計業務に関わる各種の情報をサーバと通信する情報通信部と、サーバと通信する設計業務に関わる各種の情報を入力あるいは出力する情報インタフェース部とからなるナビゲーション端末装置とを用い、単位業務からなる設計業務の実行を支援する設計ナビゲーション方法において、ナビゲーション端末装置が、利用者識別情報および利用者により指定された単位業務である単位業務選択指示をサーバに送信するステップと、サーバがナビゲーション端末装置から受信した利用者識別情報から利用者を認証するステップと、サーバが、単位業務選択指示を、ナビゲーション端末装置から受信し、単位業務選択指示により指定された単位業務に関連する設計上の目標を示す設計目標情報および各単位業務における設計ノウハウである設計ノウハウ情報を、ナビゲーション端末装置に送信するステップと、ナビゲーション端末装置が、設計ノウハウ情報に対する評価に関わる情報である評価情報、単位業務を遂行する上での困り事に関わる情報である困り事情報、および、設計ノウハウ情報の不足項目に関わる情報である不足項目情報を、ナビゲーション端末装置からサーバに送信するステップと、サーバが、ナビゲーション端末装置より、評価情報、困り事情報、および、不足項目情報を受信し、それぞれの情報に関連する単位業務、および、それぞれの情報の入力者の利用者識別情報に関連付け、データベースに蓄積するステップと、サーバが、単位業務選択指示により選択された単位業務に関連づけられた設計ノウハウ情報と共に、評価情報、困り事情報、および、不足項目情報を、ナビゲーション端末装置に送信するステップと、ナビゲーション端末装置が、困り事情報に対する解決策、コメント、または、アドバイスである解決策情報を、ナビゲーション端末装置からサーバに送信するステップと、サーバが、ナビゲーション端末装置より受信した困り事情報と解決策情報とを関連付け、解決策情報の入力者の利用者識別情報と共に、データベースに蓄積するステップと、不足項目情報に基づき追加された設計ノウハウ情報である追加設計ノウハウ情報を、ナビゲーション端末装置からサーバに送信するステップと、サーバが、ナビゲーション端末装置より受信した追加設計ノウハウ情報を、対応する単位業務に関連付け、情報入力者の利用者識別情報と共にデータベースに蓄積するステップと、サーバが、ナビゲーション端末装置より受信した困り事情報に類似する困り事情報、および、設計ノウハウ情報を、単位業務選択指示により指定された単位業務に関連付けられた困り事情報および設計ノウハウ情報の中から、あるいは、データベースの類似の困り事情報および設計ノウハウ情報の中から検索し、検索された類似の困り事情報および設計ノウハウ情報に関連付けられてデータベースに蓄積されている解決策情報および設計ノウハウ情報を、ナビゲーション端末装置に送信するステップとからなることを特徴とする設計ナビゲーション方法。

技術分野

0001

本発明は、設計ナビゲーションシステムに関するものである。さらに詳しくは、本発明は、データ通信ネットワークに接続されたサーバおよびナビゲーション端末装置により設計業務に関する各種の情報を処理することにより、単位業務からなる設計業務の実行を支援する設計ナビゲーションシステムに関するものである。

0002

従来の設計業務に関わる情報をナビゲーションするシステムは、図5に示すように、サーバに、設計基準定型的な特定の設計マニュアルなどの情報を蓄積する際に、予め各業務に固定的に割り当てておき、ナビゲーション端末装置からの要求に応答して、これらの情報をナビゲーション端末装置に送信していた。

0003

より具体的な設計ナビゲーションシステムの例としては、予め対象モデル編集手段および作業手順編集手段にて、各製品システム毎階層化された設計対象モデル構成表および単位業務の詳細な作業内容を規定しておき、この状態において設計手順生成手段は、対象モデル編集手段によって作成された設計対象モデルの構成表と作業手順編集手段によって作成された作業手順とを比較し一致したとき、一連業務フローに従った階層化された設計対象モデルの所要構成を含む詳細な作業内容を規定する設計手順を生成した後、設計手順指示手段にて生成された業務フローの流れに沿った設計対象モデルの所要構成の単位業務の設計手順を表示する構成を有しているものが知られている(特許文献1参照)。この設計ナビゲーションシステムにおいては、設計手順指示手順は、設計手順ファイルに保持される選択設計パートを含む作業手順情報の他、必要とする任意の作業ルール設計標準規定、設計対象モデルの情報を詳細な設計作業内容として表示部に指示する機能を有しており、また、設計品履歴ファイル設計履歴情報の中から、設計対象モデルに最も近い作業手順、作業実績を取り出し、設計対象モデルファイルの設計対象モデルを更新する対象モデル選定手段が設けられていることを特徴としている。

背景技術

0004

【特許文献1】
特開2001−67380号公報(第2−5頁、第1図)

0005

上記の従来技術である設計ナビゲーションシステムにおいては、情報を蓄積し各業務に割り当てておいた固定的な設計基準や定型的な特定の設計マニュアルなどをナビゲーションすることには対応できても、設計を行っていく上での設計条件を決めた過程や何故そのように設計パラメータを決定したのかといった設計上のノウハウなどの設計時に実際に必要とされる多くのノウハウを常に最新のものに継続的に更新していくことは困難である。

0006

多くの設計ノウハウは、設計者個人に保有されており、最新の設計ノウハウを効率よく引き出して、設計ナビゲーションシステムに情報をセットアップし、継続的に更新していくことが、効率的な設計を行う上で重要である。従来の設計ナビゲーションシステムにおいても、一部の設計ノウハウをセットアップしておくことが可能であったが、セットアップされる内容は、設計ナビゲーションシステムに情報をセットアップする担当者が設計で必要になるであろうと予測された情報である。このような従来型の情報のセットアップ方法では、設計ナビゲーションシステムの有用性が、セットアップ担当者の力量に依存することとなるが、技術が高度化・専門化され、かつ、商品を取り巻く環境の変化が激しい今日においては、設計の細部にわたり詳細な設計ノウハウを十分に把握することは極めて困難になってきている。

0007

また、設計ノウハウは、実際に設計を行っている際に、最新の時点での必要な設計ノウハウを明らかにし、共有化を図っていくことが不可欠である。すなわち、設計ノウハウを予め全てを予測して設定しておくということは不可能であるから、設計業務を遂行している技術者本人が自発的に本当に必要な設計ノウハウに対するニーズを明らかにし、そのニーズを反映した設計ノウハウを提供してくれる設計ナビゲーションシステムが求められていた。

0008

また、これまで、設計ノウハウの多くは、上級設計者が経験的に習得したものであり、文書化されておらず、また、継承される場合には、指導を受けた後輩の技術者に直接に伝えられることが多く、非常に個人的な活動となっていたのが実情であった。また、各単位業務において、設計ノウハウに関する情報を探索した対象の選定などの上級技術者の着眼点そのものが、設計業務を遂行する上での重要なノウハウとして、経験の浅い技術者にも共有されるべきである。

発明が解決しようとする課題

0009

そこで、本発明は、設計ノウハウの包括的な共有化を図り、また、設計技術者の設計ノウハウに対するニーズが反映された形での設計ノウハウの提供を行うことで、効率的な設計業務遂行の支援を実現する設計ナビゲーションシステムを提供することを目的としたものである。

0010

上記の課題を解決するものとして、本発明の設計ナビゲーションシステムは、データ通信ネットワークに接続されたサーバおよびナビゲーション端末装置により設計業務に関する各種の情報を処理することにより、単位業務からなる設計業務の実行を支援する設計ナビゲーションシステムにおいて、設計業務に関わる各種の情報をデータベースにより管理するデータベース管理部と、設計業務に関わる各種の情報をナビゲーション端末装置と通信する情報通信部とからなるサーバが、ナビゲーション端末装置から受信した利用者識別情報から利用者を認証する手段と、利用者により指定された単位業務の種別を示す単位業務選択指示を、ナビゲーション端末装置から受信し、単位業務選択指示により指定された単位業務に関連する設計上の目標を示す設計目標情報および各単位業務における設計ノウハウである設計ノウハウ情報を、ナビゲーション端末装置に送信する手段と、設計ノウハウ情報に対する評価に関わる情報である評価情報、単位業務を遂行する上での困り事に関わる情報である困り事情報、および、設計ノウハウ情報の不足項目に関わる情報である不足項目情報を、ナビゲーション端末装置より受信し、それぞれの情報に関連する単位業務、および、それぞれの情報の入力者の利用者識別情報に関連付け、データベースに蓄積する手段と、単位業務選択指示により選択された単位業務に関連づけられた設計ノウハウ情報と共に、評価情報、困り事情報、および、不足項目情報を、ナビゲーション端末装置に送信する手段と、困り事情報とその困り事情報に対する解決策、コメント、または、アドバイスである解決策情報とを関連付け、解決策情報の入力者の利用者識別情報と共に、データベースに蓄積する手段と、不足項目情報に基づき追加された設計ノウハウ情報である追加設計ノウハウ情報を受信し、その追加設計ノウハウ情報に対応する単位業務に関連付け、情報入力者の利用者識別情報と共にデータベースに蓄積する手段と、ナビゲーション端末装置より受信した困り事情報に類似する困り事情報、および、設計ノウハウ情報を、単位業務選択指示により指定された単位業務に関連付けられた困り事情報および設計ノウハウ情報の中から、あるいは、データベース内の類似の困り事情報および設計ノウハウ情報の中から検索し、検索された類似の困り事情報および設計ノウハウ情報に関連付けられてデータベースに蓄積されている解決策情報および設計ノウハウ情報を、ナビゲーション端末装置に送信する手段とを備え、設計業務に関わる各種の情報をサーバと通信する情報通信部と、サーバと通信する設計業務に関わる各種の情報を入力あるいは出力する情報インタフェース部とからなるナビゲーション端末装置が、利用者識別情報および単位業務選択指示をサーバに送信する手段と、利用者が入力した評価情報、困り事情報、および、不足項目情報を、ナビゲーション端末装置からサーバに送信する手段と、利用者が入力した解決策情報を、ナビゲーション端末装置からサーバに送信する手段と、利用者が入力した追加設計ノウハウ情報を、ナビゲーション端末装置からサーバに送信する手段とを備えるようにしたものである。

課題を解決するための手段

0011

この本発明によれば、設計ノウハウの包括的な共有化を図り、また、設計技術者の設計ノウハウに対するニーズが反映された形での設計ノウハウの提供を行うことで、効率的な設計業務遂行の支援を実現する設計ナビゲーションシステムが得られる。

0012

本発明の請求項1に記載の発明は、データ通信ネットワークに接続されたサーバおよびナビゲーション端末装置により設計業務に関する各種の情報を処理することにより、単位業務からなる設計業務の実行を支援する設計ナビゲーションシステムにおいて、設計業務に関わる各種の情報をデータベースにより管理するデータベース管理部と、設計業務に関わる各種の情報をナビゲーション端末装置と通信する情報通信部とからなるサーバが、ナビゲーション端末装置から受信した利用者識別情報から利用者を認証する手段と、利用者により指定された単位業務の種別を示す単位業務選択指示を、ナビゲーション端末装置から受信し、単位業務選択指示により指定された単位業務に関連する設計上の目標を示す設計目標情報および各単位業務における設計ノウハウである設計ノウハウ情報を、ナビゲーション端末装置に送信する手段と、設計ノウハウ情報に対する評価に関わる情報である評価情報、単位業務を遂行する上での困り事に関わる情報である困り事情報、および、設計ノウハウ情報の不足項目に関わる情報である不足項目情報を、ナビゲーション端末装置より受信し、それぞれの情報に関連する単位業務、および、それぞれの情報の入力者の利用者識別情報に関連付け、データベースに蓄積する手段と、単位業務選択指示により選択された単位業務に関連づけられた設計ノウハウ情報と共に、評価情報、困り事情報、および、不足項目情報を、ナビゲーション端末装置に送信する手段と、困り事情報とその困り事情報に対する解決策、コメント、または、アドバイスである解決策情報とを関連付け、解決策情報の入力者の利用者識別情報と共に、データベースに蓄積する手段と、不足項目情報に基づき追加された設計ノウハウ情報である追加設計ノウハウ情報を受信し、その追加設計ノウハウ情報に対応する単位業務に関連付け、情報入力者の利用者識別情報と共にデータベースに蓄積する手段と、ナビゲーション端末装置より受信した困り事情報に類似する困り事情報、および、設計ノウハウ情報を、単位業務選択指示により指定された単位業務に関連付けられた困り事情報および設計ノウハウ情報の中から、あるいは、データベース内の類似の困り事情報および設計ノウハウ情報の中から検索し、検索された類似の困り事情報および設計ノウハウ情報に関連付けられてデータベースに蓄積されている解決策情報および設計ノウハウ情報を、ナビゲーション端末装置に送信する手段とを備え、設計業務に関わる各種の情報をサーバと通信する情報通信部と、サーバと通信する設計業務に関わる各種の情報を入力あるいは出力する情報インタフェース部とからなるナビゲーション端末装置が、利用者識別情報および単位業務選択指示をサーバに送信する手段と、利用者が入力した評価情報、困り事情報、および、不足項目情報を、ナビゲーション端末装置からサーバに送信する手段と、利用者が入力した解決策情報を、ナビゲーション端末装置からサーバに送信する手段と、利用者が入力した追加設計ノウハウ情報を、ナビゲーション端末装置からサーバに送信する手段とを備えることを特徴としたもので、設計ノウハウの包括的な共有化を図り、また、設計技術者の設計ノウハウに対するニーズが反映された形での設計ノウハウの提供を行うことで、効率的な設計業務遂行の支援の実現が可能となる作用を有する。

0013

さらに、本発明の請求項2に記載の発明は、サーバは、ナビゲーション端末装置より困り事情報を受信し、この困り事情報に関連する単位業務に関連付けられてデータベースに蓄積された困り事情報の一覧をナビゲーション端末に送信する手段を、ナビゲーション端末装置は、利用者により入力された検索条件を、困り事情報としてサーバに送信する手段と、サーバより受信した困り事情報の一覧を、検索条件一覧としてインタフェース部に出力する手段と、検索条件一覧から選択された検索条件を、困り事情報としてサーバに送信する手段を備え、検索条件一覧から選択された検索条件を適用してそのまま、困り事情報としてサーバに送信するか、あるいは、この検索条件を編集して新たな検索条件として設定した後に困り事情報として送信するかを選択できるようにしたことを特徴としたもので、各単位業務において、どのような設計ノウハウ情報を探したかという上級技術者の着眼点を、設計ナビゲーションシステムの利用者が、設計ノウハウとして共有することが可能となる作用を有する。

0014

さらに、本発明の請求項3に記載の発明は、サーバが、ナビゲーション端末装置より受信された評価情報、不足項目情報、または、解決策情報を、データベースに蓄積した際に、これらの情報がデータベースに蓄積されたことをナビゲーション端末装置の利用者に通知する手段を備えることを特徴としたもので、困り事情報の情報入力者に対し、解決策情報の通知が、即時性を持って滞りなく行われ、設計業務の効率化と設計品質の上位平準化を実現することが可能となる作用を有する。

0015

さらに、本発明の請求項4に記載の発明は、サーバが、設計ノウハウ情報の各単位業務毎のメンテナンス担当者の利用者識別情報を、データベースで管理する手段と、ナビゲーション端末装置より受信された評価情報、不足項目情報、または、解決策情報を、データベースに蓄積した際に、これらの情報がデータベースに蓄積されたことを各単位業務毎のメンテナンス担当者に通知する手段とを備えることを特徴としたもので、設計ノウハウ情報のメンテナンスの迅速な実施が促進され、また、組織全体の設計ノウハウに対するニーズの集約により設計ノウハウ情報が充実し、さらには、設計ノウハウ情報の専門性の向上が実現する作用を有する。

0016

さらに、本発明の請求項5に記載の発明は、サーバが、ナビゲーション端末装置より受信した困り事情報に類似する困り事情報である類似困り事情報をデータベースより検索する手段と、検索された類似困り事情報を入力した情報入力者の利用者識別情報に基づき、類似困り事情報および類似困り事情報を入力した類似困り事情報入力者の一覧情報を設計ナビゲーション端末に送信する手段と、類似困り事情報および類似困り事情報入力者の一覧情報の中から選択された類似困り事情報である類似困り事情報選択指示をナビゲーション端末装置より受信し、自動投稿により電子掲示板に困り事情報の話題に関するスレッドを開設する手段と、困り事情報の入力者および類似困り事情報入力者に、電子掲示板にスレッドが開設された旨を通知する手段とを備え、ナビゲーション端末装置が、類似困り事情報選択指示をサーバに送信する手段を備えることを特徴としたもので、各単位業務において、どのような設計ノウハウ情報を探したかという上級技術者の着眼点を、設計ナビゲーションシステムの利用者が、設計ノウハウとして共有することが可能となる作用を有する。

0017

さらに、本発明の請求項6に記載の発明は、ナビゲーション端末装置において入力される評価情報における評価項目が、設計ノウハウ情報の洗練度に対する評価区分として、固有の事例に対するノウハウであるのか、あるいは、設計基準であるのかといった設計ノウハウ情報の強制力普遍性による第1の評価区分、複数の設計ノウハウ情報が他の設計ノウハウ情報と重複しているか否かといった類似情報の有無による第2の評価区分、ノウハウが個別事例なのかより一般化して整理が必要であるか否かといった設計ノウハウ情報の一般化の必要性による第3の評価区分、および、設計ノウハウが古くなっており新しいものに更新が必要であるか否かといったノウハウの有効性や更新の必要性の区分などの設計ノウハウ情報の洗練度の度合いによる第4の評価区分の内の少なくともひとつに属しており、サーバが、これらの評価区分ごとに評価された設計ノウハウ情報の洗練度を含む評価情報を、ナビゲーション端末装置より受信し、その評価情報に対応する単位業務に関連付け、洗練度を入力した情報入力者の利用者識別情報と共に、データベースに蓄積する手段と、洗練度に基づき設定された優先度順に従い、設計ノウハウ情報をナビゲーション端末装置に送信する手段とを備えることを特徴としたもので、設計ノウハウ情報の洗練化が円滑に行われることが可能となる作用を有する。

0018

さらに、本発明の請求項7に記載の発明は、サーバが、データベースに蓄積されている評価情報を、設計・製造品質上の重要度または設計情報の強制力や普遍性により重み付けする手段と、重み付けられた評価情報に基づき設定された優先度順に従い、評価情報の関連する設計ノウハウ情報をナビゲーション端末装置に送信する手段とを備えることを特徴としたもので、単位業務の遂行時における評価情報を共有化することで、設計ノウハウ情報を次回の設計に活用することが可能となる作用を有する。

0019

さらに、本発明の請求項8に記載の発明は、サーバが、設計ノウハウ情報をナビゲーション端末装置に対して送信した回数を、利用者毎のアクセス頻度としてデータベースにより管理し、利用者毎のアクセス頻度に基づき設定された優先度順に従い、設計ノウハウ情報をナビゲーション端末装置に送信するステップを備えることを特徴としたもので、参照頻度の高い設計ノウハウ情報の見落としを防止することが可能となる作用を有する。

0020

さらに、本発明の請求項9に記載の発明は、サーバが、単位業務においてなされた設計の出来映えに関するチェックリストを、チェックリストの有するチェック項目のそれぞれが単位業務に関わる設計ノウハウ情報の一つ以上に関連付けられるように、データベースにより管理する手段と、単位業務選択指示により選択された単位業務に関連づけられた設計ノウハウ情報と共に、設計の出来映えに関するチェックリストのチェック項目及び関連付けられた設計ノウハウ情報を各チェック項目の実績(結果)に基づき設定された優先度順に従い、ナビゲーション端末装置に送信する手段とを備え、ナビゲーション端末装置が、利用者により実績(結果)が入力された設計の出来映えに関するチェックリストを、サーバに送信する手段を備えることを特徴としたもので、単位業務の遂行に有用な設計ノウハウ情報を特定することが可能となる作用を有する。

0021

さらに、本発明の請求項10に記載の発明は、サーバが、設計ノウハウ情報を、設計ノウハウ情報が、関連する単位業務における前工程で作成され、単位業務において必要とされる入力情報であることを示す第1の設計ノウハウ情報区分、設計ノウハウ情報が、単位業務において作成される出力情報項目および出力情報であることを示す第2の設計ノウハウ情報区分、設計ノウハウ情報が、単位業務における設計基準またはノウハウなどの参照情報であることを示す第3の設計ノウハウ情報区分、設計ノウハウ情報が、単位業務の設計品質上の確認項目であるチェックリストであることを示す第4の設計ノウハウ情報区分、および、設計ノウハウ情報が、当該単位業務で必要とするツールであることを示す第5の設計ノウハウ情報区分のうちの少なくともひとつの設計ノウハウ情報区分に分類し、データベースに蓄積する手段と、ナビゲーション端末装置から受信した単位業務選択指示および設計ノウハウ情報区分により指定された設計ノウハウ情報を、ナビゲーション端末装置に送信する手段とを備え、ナビゲーション端末装置が、利用者により指定された設計ノウハウ情報区分をサーバに送信する手段を備えることを特徴としたもので、設計ノウハウ情報の効率的な利用を促進することが可能となる作用を有する。

0022

さらに、本発明の請求項11に記載の発明は、サーバが、製品を構成する要素単位または設計工程の一連の関連業務により組み立てられた単位業務の階層構造を、単位業務テンプレート情報として、データベースに蓄積する手段と、単位業務テンプレート情報をナビゲーション端末装置に送信する手段とを備え、ナビゲーション端末装置が、単位業務テンプレート情報を、情報インタフェース部に階層的に出力する手段と、階層的に出力された単位業務テンプレート情報から、任意の上位または下位の単位業務を指定して、単位業務選択指示としてサーバに送信する手段とを備えることを特徴としたもので、単位業務間で関連する共通的な設計ノウハウの共有化し、また、単位業務の実施手順そのものの設計ノウハウ情報として共有化することが可能となる作用を有する。

0023

さらに、本発明の請求項12に記載の発明は、サーバが、設計ノウハウ情報の内容変更に関する情報である設計ノウハウ更新情報、および、単位業務テンプレート情報の内容変更に関する単位業務テンプレート更新情報を受信し、設計ノウハウ更新情報に基づき設計ノウハウ情報を、また、単位業務テンプレート更新情報に基づき単位業務テンプレート情報を、それぞれ更新する手段と、設計ノウハウ情報の更新または単位業務テンプレート情報の更新に伴い、それぞれの情報が更新されたことをそれぞれの情報の利用者に通知する手段とを備え、ナビゲーション端末装置が、設計ノウハウ情報内容変更情報および単位業務テンプレート情報内容変更情報をサーバに送信する手段を備えることを特徴としたもので、設計ノウハウ情報あるいは単位業務テンプレート情報の利用者が、これらの情報の更新を即時性を持って把握することが可能となる作用を有する。

0024

さらに、本発明の請求項13に記載の発明は、サーバが、設計ノウハウ情報を分類してデータベースに蓄積する情報分類手段と、同じ分類に属する設計ノウハウ情報どうしを相互に呼び出すリンク情報または検索条件を管理する手段を備えることを特徴としたもので、設計ノウハウ情報の関連情報を常に最新の状態で参照することが可能となる作用を有する。

0025

さらに、本発明の請求項14に記載の発明は、設計業務に関わる各種の情報をデータベースにより管理するデータベース管理部と、データ通信ネットワークにより設計業務に関わる各種の情報をナビゲーション端末装置と通信する情報通信部とからなり、サーバと、データ通信ネットワークにより設計業務に関わる各種の情報をサーバと通信する情報通信部と、サーバと通信する設計業務に関わる各種の情報を入力あるいは出力する情報インタフェース部とからなるナビゲーション端末装置とを用い、単位業務からなる設計業務の実行を支援する設計ナビゲーション方法において、ナビゲーション端末装置が、利用者識別情報および利用者により指定された単位業務である単位業務選択指示をサーバに送信するステップと、サーバがナビゲーション端末装置から受信した利用者識別情報から利用者を認証するステップと、サーバが、単位業務選択指示を、ナビゲーション端末装置から受信し、単位業務選択指示により指定された単位業務に関連する設計上の目標を示す設計目標情報および各単位業務における設計ノウハウである設計ノウハウ情報を、ナビゲーション端末装置に送信するステップと、ナビゲーション端末装置が、設計ノウハウ情報に対する評価に関わる情報である評価情報、単位業務を遂行する上での困り事に関わる情報である困り事情報、および、設計ノウハウ情報の不足項目に関わる情報である不足項目情報を、ナビゲーション端末装置からサーバに送信するステップと、サーバが、ナビゲーション端末装置より、評価情報、困り事情報、および、不足項目情報を受信し、それぞれの情報に関連する単位業務、および、それぞれの情報の入力者の利用者識別情報に関連付け、データベースに蓄積するステップと、サーバが、単位業務選択指示により選択された単位業務に関連づけられた設計ノウハウ情報と共に、評価情報、困り事情報、および、不足項目情報を、ナビゲーション端末装置に送信するステップと、ナビゲーション端末装置が、困り事情報に対する解決策、コメント、または、アドバイスである解決策情報を、ナビゲーション端末装置からサーバに送信するステップと、サーバが、ナビゲーション端末装置より受信した困り事情報と解決策情報とを関連付け、解決策情報の入力者の利用者識別情報と共に、データベースに蓄積するステップと、不足項目情報に基づき追加された設計ノウハウ情報である追加設計ノウハウ情報を、ナビゲーション端末装置からサーバに送信するステップと、サーバが、ナビゲーション端末装置より受信した追加設計ノウハウ情報を、対応する単位業務に関連付け、情報入力者の利用者識別情報と共にデータベースに蓄積するステップと、サーバが、ナビゲーション端末装置より受信した困り事情報に類似する困り事情報、および、設計ノウハウ情報を、単位業務選択指示により指定された単位業務に関連付けられた困り事情報および設計ノウハウ情報の中から、あるいは、データベースの類似の困り事情報および設計ノウハウ情報の中から検索し、検索された類似の困り事情報および設計ノウハウ情報に関連付けられてデータベースに蓄積されている解決策情報および設計ノウハウ情報を、ナビゲーション端末装置に送信するステップとからなることを特徴としたもので、設計ノウハウの包括的な共有化を図り、また、設計技術者の設計ノウハウに対するニーズが反映された形での設計ノウハウの提供を行うことで、効率的な設計業務遂行の支援の実現が可能となることが可能となる作用を有する。

0026

【実施例】
実施例1
図1に、本発明である設計ナビゲーションシステムの構成を示す。

0027

本発明である設計ナビゲーションシステムは、設計ナビゲーションシステムの設計者が利用するナビゲーション端末装置(1)と、サーバ(2)とから構成されている。サーバ(2)に接続されているデータベース(3)には、設計業務を構成する単位業務(4)毎に関連づけられた設計ノウハウ情報(6)が蓄積されている。また、単位業務(4)毎に、設計目標情報(5)が設定されている。

0028

設計ナビゲーションシステムの利用の開始にあたっては、まず、サーバ(2)に対して設計者(利用者)の利用者識別情報の送出(33)が行われ、データベース(3)に対するログインアクセス制御が行われる。サーバ(2)においては、受信した利用者識別情報(28、29)をもとに、単位業務や設計ノウハウ情報などの設計サーバのデータベースの各情報へのアクセスの記録や、設計ノウハウ情報などの登録情報(26)の記録がデータベースに蓄積されている。

0029

ナビゲーション端末装置(1)から単位業務選択指示(7)が送出されると、それに応じて、データベース(3)に利用情報として利用者識別情報(28)が記録されると共に、データベース(3)から設計業務を構成する各単位業務(4)の、設計上の品質日程コストなとの設計目標情報(5)、および、それら各単位業務に所要の設計ノウハウ情報(6)が、ナビゲーション端末装置に送出される(18)。ナビゲーション端末装置(1)においては、これらの設計ノウハウ情報と設計目標情報をナビゲーション端末装置の画面に表示することにより、設計ノウハウ情報および設計目標情報のナビゲーション(8)を行う。

0030

利用者である設計者は、ナビゲーション端末装置(1)により、ナビゲーションされた設計ノウハウ情報および設計目標情報から、サーバ(2)に対して以下の3種類の情報を送出(12)することができる。
A)評価情報(9)… 設計ノウハウ情報に対する評価に関する情報
B)困り事情報(11)… 業務の設計上の目標を達成する上での困り事に関する情報(すなわち、その設計目標を達成する上での課題やそれに必要な情報、問題を早期に(たとえば、試作をする前に、組立性の検討を製造部門に検討を依頼するために必要な情報)発見するために必要な情報など)
C)不足項目情報(10)…ナビゲートされる設計ノウハウ情報における不足項目に関する情報
サーバ(2)で受信された評価情報(9)、困り事情報(11)、および、不足項目情報(10)は、データベース(3)に蓄積される(19)。データベース(3)に蓄積された評価情報(27)、困り事情報(31)、および、不足項目情報(34)は、これらの情報が属する単位業務(4)と関連付けられ、情報を入力した設計者の利用者識別情報(29)と共にサーバのデータペース(3)に蓄積される。

0031

本発明の設計ナビゲーションシステムにおいては、ナビゲーションを提供される設計者が設計ノウハウ情報を活用できると同時に、現場からの生の設計ノウハウ情報に対するニーズを、設計業務の中から刻々と蓄積することが可能となる。

0032

設計者にとっては、ナビゲーションされている設計ノウハウ情報が実際にどのように使われ、それが実際の設計の品質・日程・コストなどの設計上の目標に効いているのかという評価や、自分自身と同じ課題が他でも発生しているのかといった設計ノウハウ情報に対するニーズの情報を知ることにより、設計を高い効率で実行することが可能となる。

0033

本発明の設計ナビゲーションシステムでは、ナビゲーション端末装置(1)からの受信した単位業務選択指示に応じて、サーバ(2)が、データベース(3)に蓄積されている各単位業務(4)に関連づけられた設計ノウハウ情報(6)と共に、それらの設計ノウハウ情報に対する評価に関する情報である評価情報(27)、各単位業務における困り事に関する情報である困り事情報(31)、および、ノウハウおよびナビゲートされるノウハウ情報における不足項目に関する情報である不足項目情報(34)をナビゲーション端末装置(1)に送出する(19)。ナビゲーション端末装置(1)においては、受信したそれらの情報を表示される(13)。

0034

以上により、設計者は、設計のノウハウの二一ズに関する情報を容易に知る事ができる。さらに、設計者は、ナビゲーション端末装置(1)に送出された各単位業務(4)における設計ノウハウ情報について、困り事に対する解決策、コメント、および、アドバイスを、解決策情報(30)として、ナビゲーション端末装置から送出することが可能であり(14)、サーバ(2)においては、これに応答して、困り事情報に対して受信した解決策情報を関連づけ、解決策情報を送出した情報入力者の利用者識別情報(29)と共にサーバのデータベースに蓄積する(21)。これにより設計のノウハウのニーズに対する解決策情報および反応を収集することが可能となる。

0035

さらに、サーバ(2)においては、設計ナビゲーション端末から送出される、不足項目情報(10)に対応して追加する設計ノウハウ情報(15)を受信し、追加する設計ノウハウ情報(10)を各単位業務に関連付け、情報入力者の利用者識別情報(29)と共に、サーバ(2)のデータベース(3)に蓄積する(23)。これにより、設計ノウハウに対するニーズに応える設計ノウハウ情報を収集し、蓄積することが実現される。

0036

また、サーバ(2)においては、ナビゲーション端末装置(1)からサーバ(2)に送出される困り事情報(11)に応答して、サーバの類似情報検索機能で類似の困り事情報や設計ノウハウ情報の検索が行われる(24)。このとき、検索範囲は、該当する単位業務に関連付けられた困り事情報や設計ノウハウ情報、あるいは、それ以外の困り事情報や設計ノウハウ情報を含める全ての困り事情報や設計ノウハウ情報の内のいずれかに設定される。そして、検索された困り事情報あるいは設計ノウハウ情報に関連付けられ、データベースに蓄積されている解決策情報および設計ノウハウを呼び出し(32)、これらをナビゲーション端末装置(1)に送出する(25)。設計ナビゲーション端末装置(1)においては、サーバ(2)より受信したこれらの解決策情報および設計ノウハウ情報を表示する(17)。以上により、設計のノウハウに対するニーズに応える既存の設計ノウハウ情報の検索が可能となる。

0037

以上で説明した本発明の設計ナビゲーションシステムにおける一連の処理により、実際に設計を行っている最新の設計ノウハウ情報の共有化が図られる。
実施例2
図2は、本発明の設計ナビゲーションシステムにおいて、ナビゲーション端末装置に出力されるナビゲーション画面の一例である。

0038

設計業務を構成する各単位業務においては、検索した情報あるいは設計ノウハウ情報の種類が、上級技術者の着眼点を示すノウハウである。すなわち、単位業務を行う際に、何を探していたかということ自体がノウハウとなっている場合が多くこれらを単位業務毎にうまく蓄積し、共有、活用いくことが重要である。

0039

そこで、本発明の設計ナビゲーションシステムでは、ナビゲーション端末装置の各単位業務のナビゲーション画面(41)に検索条件の入力欄(42)を設け、入力欄(42)に入力された検索条件(42)を、各単単位業務における困り事情報の一部としてサーバに送出する。また、ナビゲーション画面(41)には、検索条件の呼び出しボタン(43)が備えられており、これをクリックすることにより、過去の検索条件の呼び出し(43)の要求がサーバに送出される。サーバにおいては、ナビゲーション端末装置からの過去の検索条件の呼び出しの要求に応答し、単位業務の過去の検索条件の一覧を呼び出し、ナビゲーション端末に送出する。ナビゲーション画面(41)には、単位業務の過去の検索条件の一覧が、検索条件一覧表示欄(44)に表示される。

0040

また、ナビゲーション画面(41)には、検索条件選択手段(45)が備えられている。検索条件選択手段(45)においては、表示された過去の検索条件一覧から検索条件を選択することが可能である。また、現在の検索条件として適用し検索条件を変更せずに検索を実行するか、あるいは、この検索条件を編集して新たな検索条件を設定し検索を実行することが可能である。さらには、検索条件を各単単位業務における困り事の一部としてサーバに送出することも可能である。

0041

以上により、本発明の設計ナビゲーションシステムにおいては、どのような設計ノウハウ情報の検索を実行したかという上級技術者の着眼点というノウハウの共有化を図っている。
実施例3
図3に、本発明の設計ナビゲーションシステムにおける困り事情報の登録者に対する解決策情報の通知の仕組みについて示す。

0042

ある困り事情報(31)に対する解決策情報が、ナビゲーション端末装置(1)からサーバに送出されると(14)、サーバ(2)においては、受信した解決策情報をデータベースに蓄積する(21)。サーバ(2)においては、各単位業務における困り事情報(31)の情報入力者は、利用者識別情報(29)により管理されており、その情報入力者に対して、困り事に対する解決策情報(30)が登録された旨を、通知手段(ここでは、電子メール(52))により通知する(51)。
実施例4
図4に、本発明の設計ナビゲーションシステムにおける単位業務に関するメンテナンス担当者に対する設計ノウハウ情報の不足や困り事などの設計ノウハウ情報に対するニーズが登録された旨の通知するしくみについて示す。各単位業務(4)には、設計ノウハウ情報のメンテナンスを行うメンテナンス担当者が設定されており、サーバ(2)においては、データベース(3)により、メンテナンス担当者の利用者識別情報(54)が管理されている。サーバ(2)においては、ナビゲーション端末装置(1)から困り事情報(11)、不足項目情報(9)、または、評価情報(9)が送出されると(12)、これらの情報に該当する各単位業務におけるメンテナンス担当者に対して、設計ノウハウ情報のメンテナンスの要求があった旨を通知する(55)。
実施例5
困り事情報がナビゲーション端末装置から送出された場合に、サーバにおいては、類似の困り事情報を検索し、データペースにおいて検索された類似の困り事情報に付けられている困り事情報を登録した設計者の利用者識別情報を抽出し、類似の困り事情報およびそれを登録した設計者の一覧を設計ナビゲーション端末に送出する。設計ナビゲーション端末においては、これらの一覧を表示する。設計ナビゲーション端末においては類似の困り事情報の中から該当する困り事情報が選択され、選択情報としてサーバに送出される。サーバにおいては、電子掲示板(BBS)などの対話手段により、選択情報に関する話題を開設(自動投稿)すると同時に、通知手段により、困り事情報の登録者および類似の困り事の登録者の利用者識別情報を基づき、当該の電子掲示板(BBS)などの対話手段に困り事情報あるいは類似の困り事情報に関する話題が開設(自動投稿)された旨を通知する。
実施例6
本発明の設計ナビゲーションシステムにおける、設計ノウハウ情報の評価方法(洗練化の区分)について説明する。

0043

設計ノウハウ情報のデータベース化を進めると、様々な重要度の混在や内容の重複などが発生する。また、設計ノウハウ情報に含まれる設計パラメータの見直しなどの設計ノウハウ情報の整理あるいは見直しの実施、重要度の高いもの適用範囲の広い設計ノウハウ情報に関するチェックリスト化、マニュアル化、および、設計基準化の実施、また、利便性の向上を目的とした個別の事例の一般化の実施など、設計ノウハウ情報の洗練化を図っていくことが必要となる。

0044

これらの設計ノウハウ情報の洗練化においては、設計を理論化あるいは一般化するような上級の設計技術者が行わないとできない作業もあれば、類似の設計ノウハウ情報の整理や設計パラメータの更新などのような比較的容易な作業もある。このため、設計ノウハウ情報の洗練化を、高い効率で継続的に実施していくためには、設計ノウハウ情報の利用時に、設計ノウハウ情報の内容を最も良く把握している設計現場の担当者から、洗練化の区分を引き出し、共有化しておくことが不可欠である。

0045

そこで、本発明の設計ナビゲーションシステムにおいては、各単位業務の設計ノウハウ情報に対する評価の項目のひとつとして、設計ノウハウ情報の洗練度の区分を設けている。具体的な設計ノウハウ情報の洗練度の区分としては、
1)設計ノウハウ情報が、固有の事例に対する設計ノウハウであるのか、あるいは、設計基準であるのか、といった設計ノウハウ情報の強制力や普遍性による区分
2)複数の設計ノウハウ情報が他の設計ノウハウ情報と重複しているがどうかといった類似情報の有無の区分
3)設計ノウハウ情報が、個別事例なのか、あるいは、より一般化して整理が必要であるのかといった設計ノウハウ情報の一般化の必要性の区分
4)設計ノウハウ情報が、古くなっており新しいものに更新が必要であるかどうかといったノウハウの有効性や更新の必要性の区分
が挙げられる。以上の情報の洗練度の区分に応じて、ナビゲーション端末装置においてナビゲーションされた各単位業務の設計ノウハウ情報に対する評価の情報として、設計ノウハウ情報の洗練度をサーバに送出する。サーバにおいては、受信した評価情報を、各単位業務に関連付け、評価情報の入力者の利用者識別情報と共に、データベースに蓄積する。サーバにおいては、設計ノウハウ情報の洗練度に基づき、設計ノウハウ情報の優先度を決定し、設計ノウハウ情報をナビゲーション端末装置に送出する。
実施例7
設計ノウハウ情報がナビゲートされる際には、設計・製造上の重要度に応じて優先度付けされて表示されることが設計完成度および設計効率を向上するのに有用である。各設計ノウハウ情報の重要度は、各設計単位業務を遂行時の評価結果を共有化することにより、次の設計に活用できるようにすることが有用である。

0046

そこで、本発明の設計ナビゲーションシステムでは、データベースに蓄積された設計ノウハウ情報に対する評価情報を、設計・製造品質上の重要度または設計情報の強制力や普遍性によって重み付けを行う。そして、評価情報の重み付けに基づき、設計ノウハウ情報の優先度付けを行い、ナビゲーション端末装置に送出する。これにより、各設計単位業務の遂行時において、評価情報に基づき、設計ノウハウ情報の活用が高い効率でなされる。
実施例8
多数の設計ノウハウ情報が蓄積されている場合において、多くの設計者が、その単位業務において上級設計者により過去に参照された情報について確認しておくことは、組織内に蓄積されたノウハウを活かし合い、また、同じ失敗を繰り返さないような設計を行う上で重要である。

0047

そこで、本発明の設計ナビゲーションシステムにおいては、サーバが、設計ノウハウ情報をナビゲーション端末装置で表示した回数などのアクセス頻度を、設計ノウハウ情報毎にデータベースに蓄積する。そして、アクセス頻度や設計ノウハウ情報の利用者情報に基づき、設計ノウハウ情報の優先度をナビゲーション端末装置に送出し、これをナビゲーション端末で優先的に表示することにより、実際に多くの設計者が参照した設計ノウハウ情報や上級設計者が単位業務の遂行において実際に参照した設計ノウハウ情報を見落とすことを減じている。
実施例9
その設計目標情報を達成するために不可欠な設計ノウハウ情報に関しては、絶えず最新の設計や製造上のノウハウが反映される必要があることから、各単位業務の設計目標情報の各項目に対して各単位業務を実際に行った結果をフィードバックすることが好ましい。

0048

そこで、本発明の設計ナビゲーションシステムにおいては、データベースに、各単位業務での設計の出来映えに関するチェックリストを有している。出来映えに対するチェックリストにおいては、チェックリストの各項目が、各単位業務においてナビゲートされる設計ノウハウ情報の内の一つ以上にデータベース上で関連付けられている。ナビゲーション端末装置からの単位業務選択指示に応答して、関連づけられた設計ノウハウ情報と共に、各単位業務における設計の出来映えに対するチェックリストが、ナビゲーション端末装置に対して送出される。ナビゲーション端末装置においては、設計の出来映えに対するチェックリストに実績が入力され、出来映え結果情報としてサーバに送出される。サーバにおいては、ナビゲーション端末装置からの単位業務選択指示に応答して、出来映え結果情報に基づき優先度付けされた設計ノウハウ情報を、ナビゲーション端末装置に送出する。以上により、各単位業務を実際に行った結果を設計ノウハウ情報にフィードバックし、設計ノウハウ情報を常に最新の設計実績踏まえたものに保つことが可能となる。
実施例9
設計ノウハウ情報には、ある単位業務において参考となるノウハウだけでなく、現在開発中の商品の設計の上流工程で作成されている設計資料、その単位業務で使用するツールに関する情報、また、設計工程において作成される資料フォーマット、設計工程で確認すべき仕様項目なども含まれる。このように多岐にわたる設計ノウハウを、各設計の単位業務において、設計前に準備しておくべきものなのか、既にある参考情報なのか、あるいは、その設計工程での何らかの設計の仕様上の確認事項なのか、といった区分を設けておくことが、効率よく設計ノウハウを参照していく上で重要である。

0049

そこで、本発明の設計ナビゲーションシステムにおいては、設計ノウハウ情報の区分として、以下に示す区分を設定する。
1)単位業務における前工程において作成され、単位業務で必要とする入力情報
2)その当該の単位業務で作成する出力情報の項目および出力情報
3)当該の単位業務での設計基準やノウハウなどの参照情報
4)当該の単位業務の設計品質上の確認項目であるチェックリストに関する情報
5)当該単位業務で必要とするツールに関する情報
それぞれの設計ノウハウ情報は、上記の区分の内の一つまたは複数に関連づけられて分類され、分類された結果はデータベースに蓄積される。

0050

ナビゲーション端末装置においては、サーバに対して、単位業務選択指示と併せて設計ノウハウ情報の区分の選択指示を送出することが可能であり、サーバにおいては、受信した区分の選択指示に従い、設計ノウハウ情報をナビゲーション端末に送出する。ナビゲーション端末装置の画面には、関連業務で階層化して表示する単位業務選択部と、単位業務選択部の選択に応じて設計ノウハウ情報を表示する設計ノウハウ情報表示部と、設計ノウハウ情報の区分を選択するための情報種別選択部と、選択部での情報種別選択部の選択に応じて設計ノウハウ情報を絞り込んで表示する設計ノウハウ表示部とが設けられており、設計ノウハウの効率的な参照を支援する。
実施例10
多くの設計業務は、複数の単位業務の集合からなっており、これらの単位業務をいくつかをまとめ、それぞれを階層化することで、関連する単位業務間において共通な設計ノウハウを共有化することが促進され、また、単位業務の実施手順そのものも設計上のノウハウとして共有することが可能となる。

0051

そこで、本発明の設計ナビゲーションシステムにおいては、単位業務が、設計対象である製品を構成する要素単位または設計工程の一連の関連業務を、上位階層の括りとして組み立てられた階層構造テンプレートと共にデータペースに保管される。ナビゲーション端末装置においては、単位業務が階層構造テンプレートと併せて受信される。ナビゲーション端末装置の画面には、階層的に表示し階層構造テンプレートから上位または下位に存在する単位業務を選択できる単位業務選択部と、単位業務選択部においてなされた選択に応じて設計ノウハウ情報を表示する設計ノウハウ情報表示部が設けられている。また、ナビゲーション端末装置においては、階層構造テンプレートの編集が可能である。ナビゲーション端末装置からサーバに送出された編集された階層構造テンプレートは、設計時の実績に基づき、データペースに保管される。以上の階層構造テンプレートにより、設計ノウハウ情報の共有化を実現するとともに、単位業務の実施手順そのものが、設計ノウハウ情報として共有化される。
実施例11
実施例10においてサーバに蓄積された階層構造テンプレートを、別の設計者が利用している場合、階層構造テンプレートまたは階層構造テンプレートに関連付けられた設計ノウハウ情報が更新された際に、それらのテンプレートを利用している設計者にも通知することが好ましい。

発明を実施するための最良の形態

0052

すなわち、サーバにおいては、ナビゲータ端末装置から設計ノウハウ情報の内容変更に関する設計ノウハウ情報更新情報、または、一連の設計単位業務の階層構造テンプレートの内容変更に関する階層構造テンプレート更新情報の送出に応答して、サーバに蓄積されている設計ノウハウ情報更新情報または階層構造テンプレート更新情報に基づき、データベースに蓄積された設計ノウハウ情報または階層構造テンプレートを更新する。さらに、設計ノウハウ情報または階層構造テンプレートの更新に伴い、更新が行われた設計ノウハウ情報または階層構造テンプレートの利用情報に基づき、これらの設計ノウハウ情報または階層構造テンプレートの利用者に対し、これらが変更された旨を通知する。以上により、設計ノウハウ情報または階層構造テンプレートの共有化が図られ、利用者が関わる情報の更新を即時に知ることが可能となる。
実施例12
設計ノウハウ情報が、以下に示すような構成を有する場合には、データベース内に複製して取り出すよりも、元のデータの管理下に置き、常に最新に更新したものを呼び出した方が有効な場合が多い。
1)設計ノウハウ情報が、一式の情報として、フォルダディレクトリ)内においてファイル管理されている場合
2)設計ノウハウ情報において、データそのものが特定できないが、何らかのパラメータを検索条件としてすることにより検索が可能となる場合
3)インターネット上などの設計ナビゲーションシステムのデータベース外部に存在し、リンク情報として管理された方が好ましい場合
そこで、本システムの設計ナビゲーションシステムおいては、設計ノウハウ情報を、情報分類手段により分類してデータベース上に蓄積し、同じ分類の文書を呼び出すためのリンクおよび検索条件などの設計ノウハウ情報を呼び出すための情報を生成することにより、以上の設計ノウハウ情報を常に最新の状態で参照できるようにする。

0053

以上詳しく説明したとおり、本発明によれば、設計ノウハウの包括的な共有化を図り、また、設計技術者の設計ノウハウに対するニーズが反映された形での設計ノウハウの提供を行うことで、効率的な設計業務遂行の支援を実現する設計ナビゲーションシステムが提供される。

0054

本発明の設計ナビゲーションシステムにおいては、従来技術において困難であった、設計を行っていく上での設計条件を決めた過程や何故そのように設計パラメータを決定したのかといった設計上のノウハウなどの設計時に実際に必要とされる多くの最新のノウハウの提供が行われ、設計者個人に保有されている多くの設計ノウハウが、最新の設計ノウハウを効率よく引き出され、また、継続的に更新されることにより、効率的な設計の実施が支援される。

発明の効果

0055

従来の設計ナビゲーションシステムにおいては、設計ナビゲーションシステムの有用性が、情報セットアップを行う担当者の力量に依存することとなり、設計ナビゲーションシステムの支援効率が保証されるものではなかったが、本発明の設計ナビゲーションシステムにおいては、実際に設計を行っている際に、最新の時点での必要な設計ノウハウを明らかにし、共有化を図っていくことから、設計業務を遂行している技術者本人が本当に必要とする設計ノウハウに対するニーズが明らかとなり、そのニーズを反映した設計ノウハウが提供されることとなる。

図面の簡単な説明

0056

また、これまで、設計ノウハウの多くは、上級設計者が経験的に習得したものであり、文書化されておらず、また、継承される場合には、指導を受けた後輩の技術者に直接に伝えられることが多く、非常に個人的な活動となっていたのだが、本発明の設計ナビゲーションシステムにより、各単位業務において、設計ノウハウに関する情報を探索した対象の選定などの上級技術者の着眼点そのものを、設計業務を遂行する上での重要なノウハウとして活用することが可能となり、経験の浅い技術者にも共有されることから、効率的な設計業務の遂行が実現される。

図1
本発明の設計ナビゲーションシステムの構成について示した概要図である。
図2
本発明の設計ナビゲーションシステムにおけるナビゲーション端末装置のインタフェース部が備える表示画面の構成について示した概要図である。
図3
本発明の設計ナビゲーションシステムの構成について示した概要図である。
図4
本発明の設計ナビゲーションシステムの構成について示した概要図である。
図5
従来の設計ナビゲーションシステムの構成について示した概要図である。
【符号の説明】
1 ナビゲーション端末装置
2サーバ
3データベース
4 単位業務
5設計目標情報
6設計ノウハウ情報
7単位業務選択指示
9評価情報
10不足項目情報
11 困り事情報
27 評価情報
28利用者識別情報
29 利用者識別情報
30解決策情報
31 困り事情報
34 不足項目情報
41ナビゲーション画面
42検索条件の入力欄
43 検索条件の呼び出しボタン
44検索条件一覧表示欄
45 検索条件選択手段
52電子メール
54 利用者識別情報

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