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技術 記録媒体用カートリッジ

出願人 來徳科技股分有限公司
発明者 北村武彦許文彬
出願日 2003年1月30日 (17年10ヶ月経過) 出願番号 2003-021696
公開日 2004年8月19日 (16年4ヶ月経過) 公開番号 2004-234750
状態 未査定
技術分野 記録担体、その容器及び付属品
主要キーワード 円環壁 移動用ピン 側壁突起 じんあい 分解立体図 中心突起 ピボット結合 円形皿
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2004年8月19日)のものです。
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図面 (14)

課題

シャッタを取り付けることなく記録再生装置装填することができ、開閉が容易で、記録媒体の取り出しや収納を容易に短時間で行うことができるようにする。

解決手段

円盤状の記録媒体が載置される一半部と、一半部に回転可能に取り付けられ、一半部の記録媒体載置側を開閉する他半部とを有し、一半部に対して他半部が閉じた状態において記録媒体を回転可能に収納して記録再生装置に装填される記録媒体用カートリッジであって、一半部及び他半部の一方は記録再生ヘッドが記録媒体にアクセスするための開口を備え、一半部又は他半部は、記録再生装置におけるシャッタ駆動用の可動部材ガイドするガイド面、可動部材がシャッタ開放位置に到達したときに当接する独立突出部及びシャッタ開放位置に到達した可動部材が嵌入して収納される部材収納凹部を前端面に備える。

概要

背景

従来、記録再生装置における記録媒体として使用される光ディスク磁気ディスク光磁気ディスク(MO:Magneto Optical disk)等のディスク状の記録媒体は、破損や塵埃じんあい)の付着を防止するために、カートリッジ内に収納されるようになっている(例えば、特許文献1参照。)。この場合、前記記録媒体はカートリッジ内に収納された状態で販売され、かつ、該カートリッジはねじ止めされたり溶着されたりして、簡単に開けることができないようになっている。これにより、前記記録媒体の破損や塵埃の付着を確実に防止することができる。

概要

シャッタを取り付けることなく記録再生装置に装填することができ、開閉が容易で、記録媒体の取り出しや収納を容易に短時間で行うことができるようにする。円盤状の記録媒体が載置される一半部と、一半部に回転可能に取り付けられ、一半部の記録媒体載置側を開閉する他半部とを有し、一半部に対して他半部が閉じた状態において記録媒体を回転可能に収納して記録再生装置に装填される記録媒体用カートリッジであって、一半部及び他半部の一方は記録再生ヘッドが記録媒体にアクセスするための開口を備え、一半部又は他半部は、記録再生装置におけるシャッタ駆動用の可動部材ガイドするガイド面、可動部材がシャッタ開放位置に到達したときに当接する独立突出部及びシャッタ開放位置に到達した可動部材が嵌入して収納される部材収納凹部を前端面に備える。

目的

本発明は、前記従来のカートリッジの問題点を解決して、記録再生ヘッド等がアクセスするための開口を覆う開閉可能なスライド式のシャッタを開放位置にまでスライドさせる可動部材を、シャッタの閉止位置に対応する位置からシャッタの開放位置に対応する位置に到達させ、シャッタを閉止位置の方向に付勢するためのばねの力を反力として受けた状態で停止させるようにして、シャッタを取り付けることなく記録再生装置に装填することができ、開閉が容易で、記録媒体の取り出しや収納を容易に短時間で行うことができる記録媒体用カートリッジを提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

(a)円盤状の記録媒体が載置される一半部と、(b)該一半部に回転可能に取り付けられ、該一半部の記録媒体載置側を開閉する他半部とを有し、(c)前記一半部に対して前記他半部が閉じた状態において前記記録媒体を回転可能に収納して記録再生装置装填される記録媒体用カートリッジであって、(d)前記一半部及び他半部の少なくとも一方は記録再生ヘッドが前記記録媒体にアクセスするための開口を備え、(e)前記一半部又は他半部は、前記記録再生装置におけるシャッタ駆動用の可動部材ガイドするガイド面、前記可動部材がシャッタ開放位置に到達したときに当接する独立突出部、及び、前記シャッタ開放位置に到達した可動部材が嵌入して収納される部材収納凹部を前端面に備え、(f)前記開口を開閉するシャッタを有していないことを特徴とする記録媒体用カートリッジ。

請求項2

前記独立突出部は、根本部分において前記一半部又は他半部に接続され、先端部に頭部が接続された弾性を有する脚部を備え、シャッタ開放位置に到達した前記可動部材が頭部の側面に当接し、前記脚部の側面が部材収納凹部の一部を形成する請求項1に記載の記録媒体用カートリッジ。

請求項3

前記独立突出部は、シャッタ閉止位置方向への力を前記可動部材に付与する請求項1又は2に記載の記録媒体用カートリッジ。

請求項4

前記一半部又は他半部は、前記記録媒体の一方の面の中心部に形成された凹部に嵌入する中心突起を備える請求項1〜3のいずれか1項に記載の記録媒体用カートリッジ。

技術分野

0001

本発明は、記録媒体用カートリッジに関するものである。

0002

従来、記録再生装置における記録媒体として使用される光ディスク磁気ディスク光磁気ディスク(MO:Magneto Optical disk)等のディスク状の記録媒体は、破損や塵埃じんあい)の付着を防止するために、カートリッジ内に収納されるようになっている(例えば、特許文献1参照。)。この場合、前記記録媒体はカートリッジ内に収納された状態で販売され、かつ、該カートリッジはねじ止めされたり溶着されたりして、簡単に開けることができないようになっている。これにより、前記記録媒体の破損や塵埃の付着を確実に防止することができる。

0003

しかし、記録媒体の試験等のために前記記録媒体をカートリッジから取り出したり、試験後の記録媒体をカートリッジ内に再度収納したりする場合、極めて不便である。そのため、記録媒体を収納するトレーと、該トレーに対して開閉可能に取り付けられたカバーとから成るカートリッジが提案されている(例えば、特許文献2及び3参照。)。この場合、カートリッジの開閉が容易なので、記録媒体を試験装置に適用するときに、記録媒体の取り出しや収納が容易となり、また、必要に応じてカートリッジを交換することもできる。

0004

【特許文献1】
特開平7−254249号公報

0005

【特許文献2】
特開平6−302141号公報

背景技術

0006

【特許文献3】
特開平9−142559号公報

0007

しかしながら、前記従来のカートリッジにおいては、記録再生装置に装填てん)して記録媒体を使用するために、記録再生ヘッド等がアクセスするための開口を覆う開閉可能なスライド式シャッタを取り付ける必要がある。そのため、記録媒体をカートリッジから取り出す場合には、該カートリッジを開く前に前記シャッタを取り外す必要があり、また、記録媒体をカートリッジ内に収納して、該カートリッジを閉じた後に前記シャッタを取り付ける必要がある。したがって、記録媒体をカートリッジから取り出したり、該カートリッジ内に収納したりするために手間と時間がかかってしまう。

0008

もっとも、特許文献2及び3に記載されたようなカートリッジを、記録再生ヘッド等がアクセスするための開口を覆う開閉可能なスライド式のシャッタを取り付けることなく、記録再生装置に装填して使用することも考えられる。しかし、この場合、前記記録再生装置は記録媒体への記録又は記録内容再生を実行しない。

0009

通常の記録再生装置は、カートリッジが装填されると該カートリッジのシャッタを自動的に開放するためのシャッタ駆動用の可動部材を備えている。そして、前記記録再生装置にカートリッジが装填されると、前記可動部材はシャッタ又は該シャッタに付属するスライド部材に当接してシャッタを開放位置にまでスライドさせる。この場合、前記可動部材は、シャッタの閉止位置に対応する位置から、シャッタの開放位置に対応する位置にまで移動する。なお、前記シャッタはばねによって常時閉止位置の方向に付勢されているので、前記可動部材は、シャッタの開放位置に対応する位置で停止し、前記シャッタを保持して記録再生ヘッド等がアクセスするための開口を開放状態に保ち、記録媒体への記録又は記録内容の再生を可能とする。

0010

ここで、前記記録再生装置は、前記可動部材がシャッタの閉止位置に対応する位置からシャッタの開放位置に対応する位置に到達して停止していることを検出して、記録再生ヘッド等がアクセスするための開口が開放状態であると判断し、記録媒体への記録又は記録内容の再生を実行するようになっている。そのため、特許文献2及び3に記載されたカートリッジのように、前記可動部材をシャッタの閉止位置に対応する位置からシャッタの開放位置に対応する位置に到達させて停止させるための構成を有していないカートリッジを、シャッタを取り付けることなく記録再生装置に装填した場合、該記録再生装置は記録媒体への記録又は記録内容の再生を実行しない。

0011

また、前記可動部材は、前記シャッタを閉止位置の方向に付勢するためのばねの力を反力として受けることを前提とした構成を有しているので、前記ばねの力を受けずにシャッタの開放位置に対応する位置に移動すると、移動経路の途中で引っ掛かり、シャッタの閉止位置に対応する位置に戻ることができなくなってしまう。そのため、特許文献2及び3に記載されたカートリッジのように、前記ばねの力を前記可動部材に与えるための構成を有していないカートリッジを、シャッタを取り付けることなく記録再生装置に装填した場合、前記可動部材が何らかの要因でシャッタの開放位置に対応する位置に到達したとしても、前記カートリッジを記録再生装置から取り出したときに、前記可動部材がシャッタの閉止位置に対応する位置に戻らなくなってしまう。この場合、シャッタを備えた正常なカートリッジをその後記録再生装置に装填しても、前記可動部材が移動しないので、前記シャッタが開放位置にまでスライドしなくなる。そのため、記録媒体への記録又は記録内容の再生が実行されないだけでなく、記録再生ヘッド等の記録再生装置の部材が破損してしまうこともある。

0012

このように、特許文献2及び3に記載されたようなカートリッジを、記録再生ヘッド等がアクセスするための開口を覆う開閉可能なスライド式のシャッタを取り付けることなく、記録再生装置に装填して使用することは、不可能である。

発明が解決しようとする課題

0013

本発明は、前記従来のカートリッジの問題点を解決して、記録再生ヘッド等がアクセスするための開口を覆う開閉可能なスライド式のシャッタを開放位置にまでスライドさせる可動部材を、シャッタの閉止位置に対応する位置からシャッタの開放位置に対応する位置に到達させ、シャッタを閉止位置の方向に付勢するためのばねの力を反力として受けた状態で停止させるようにして、シャッタを取り付けることなく記録再生装置に装填することができ、開閉が容易で、記録媒体の取り出しや収納を容易に短時間で行うことができる記録媒体用カートリッジを提供することを目的とする。

0014

そのために、本発明の記録媒体用カートリッジにおいては、円盤状の記録媒体が載置される一半部と、該一半部に回転可能に取り付けられ、該一半部の記録媒体載置側を開閉する他半部とを有し、前記一半部に対して前記他半部が閉じた状態において前記記録媒体を回転可能に収納して記録再生装置に装填される記録媒体用カートリッジであって、前記一半部及び他半部の少なくとも一方は記録再生ヘッドが前記記録媒体にアクセスするための開口を備え、前記一半部又は他半部は、前記記録再生装置におけるシャッタ駆動用の可動部材をガイドするガイド面、前記可動部材がシャッタ開放位置に到達したときに当接する独立突出部、及び、前記シャッタ開放位置に到達した可動部材が嵌(かん)入して収納される部材収納凹部を前端面に備え、前記開口を開閉するシャッタを有していない。

0015

本発明の他の記録媒体用カートリッジにおいては、さらに、前記独立突出部は、根本部分において前記一半部又は他半部に接続され、先端部に頭部が接続された弾性を有する脚部を備え、シャッタ開放位置に到達した前記可動部材が頭部の側面に当接し、前記脚部の側面が部材収納凹部の一部を形成する。

0016

本発明の更に他の記録媒体用カートリッジにおいては、さらに、前記独立突出部は、シャッタ閉止位置方向への力を前記可動部材に付与する。

課題を解決するための手段

0017

本発明の更に他の記録媒体用カートリッジにおいては、さらに、前記一半部又は他半部は、前記記録媒体の一方の面の中心部に形成された凹部に嵌入する中心突起を備える。

0018

以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。

0019

図1は本発明の実施の形態における記録媒体用カートリッジの分解立体図であり上半部から見た斜視図、図2は本発明の実施の形態における記録媒体用カートリッジの分解立体図であり下半部から見た斜視図、図3は本発明の実施の形態における第1の記録媒体用カートリッジの斜視図、図4は本発明の実施の形態における第2の記録媒体用カートリッジの斜視図である。

0020

図において、10は記録媒体用カートリッジであり、11は該記録媒体用カートリッジ10内に収納される円盤状の記録媒体としてのディスクである。該ディスク11は、パーソナルコンピュータサーバワークステーション等の情報処理可能な装置において情報を記録又は再生するために使用される記録再生装置において使用されるものであり、例えば、光ディスク、磁気ディスク、光磁気ディスク等であるが、情報を記録又は再生することができるディスク状の記録媒体であれば、いかなる種類のものであってもよい。なお、本実施の形態においては、説明の都合上、前記ディスク11が光磁気ディスク、すなわち、MOである場合について説明する。

0021

そして、前記記録媒体用カートリッジ10は、一半部としての下半部30及び他半部としての上半部20を有する。なお、前記下半部30及び上半部20のいずれか一方が一半部であり、他方が他半部であれば、いずれが一半部であっても他半部であってもよい。そして、前記下半部30はトレー状の形状を備え、前記上半部20は平板状の形状を備え、一側端縁が前記下半部30にピボット結合されている。前記上半部20は、前記下半部30に一側端縁がピボット結合されているので、該一側端縁を中心として前記下半部30に対して回転可能であり、トレーとしての下半部30に回転可能に取り付けられた開閉可能な蓋(ふた)として機能する。図1及び2には、蓋を開けた状態の記録媒体用カートリッジ10が示されており、蓋としての上半部20がトレーとしての下半部30に対し、一側端縁を中心として所定の角度をなした状態となり、前記下半部30の上面を開放している。この状態において、前記下半部30内にディスク11を載置したり、前記下半部30内からディスク11を取り出したりすることができる。

0022

また、図3及び4には、蓋を閉じた状態の記録媒体用カートリッジ10が示されており、蓋としての上半部20がトレーとしての下半部30に密着して、該下半部30の上面を閉じている。図1及び2に示されるような蓋を開けた状態の記録媒体用カートリッジ10の下半部30における記録媒体載置側、すなわち、内側にディスク11を載置して、続いて、蓋としての上半部20を一側端縁を中心として回転させて閉じることによって、図3及び4に示されるようなディスク11が収納された蓋を閉じた状態の記録媒体用カートリッジ10を得ることができる。なお、前記ディスク11は、蓋を閉じた状態の記録媒体用カートリッジ10内において回転可能となっている。

0023

そして、図3及び4に示されるようなディスク11が収納された記録媒体用カートリッジ10は、図示されない記録再生装置におけるスロット状の挿入口に挿入されることによって、前記記録再生装置に装填され、前記ディスク11への情報の記録又は再生が行われる。図3においては、下半部30が下側となり上半部20が上側となっている記録媒体用カートリッジ10の状態が示されているが、該記録媒体用カートリッジ10は、図4に示されるように、下半部30が上側となり上半部20が下側となった状態においても使用することができ、また、下半部30が右又は左側となり上半部20が左又は右側となった状態においても使用することができる。すなわち、上半部20及び下半部30の「上」及び「下」の語は、前記上半部20及び下半部30をそれぞれ識別するために便宜的に付与された語であり、前記上半部20及び下半部30の相互の位置関係を規定するものではない。記録媒体用カートリッジ10が記録再生装置に装填される場合における前記上半部20及び下半部30の相互の位置関係は、前記記録再生装置におけるスロット状の挿入口の配設の方向に依存する。

0024

次に、前記上半部20の構成について詳細に説明する。

0025

図5は本発明の実施の形態における記録媒体用カートリッジの上半部の外側面を示す斜視図、図6は本発明の実施の形態における記録媒体用カートリッジの上半部の内側面を示す斜視図、図7は本発明の実施の形態における記録媒体用カートリッジの上半部の外側面を示す平面図である。

0026

本実施の形態において、上半部20は、合成樹脂から成り、略正方形の平板状の形状を有する。また、前記上半部20は、記録媒体用カートリッジ10を記録再生装置におけるスロット状の挿入口へ挿入する方向、すなわち、挿入方向に関する前端縁図7における上側端縁)の左右に結合部21を有する。該結合部21は、下半部30にピボット結合するために、前記挿入方向に関して前方に突出するように、上半部20に一体的に形成されている。また、左右の結合部21の内側の側縁には、内側方向に突出する結合突起21aが一体的に形成されている。左右の結合部21に形成された結合突起21aは、互いに向き合うようになっている。なお、該結合突起21aは、左右の結合部21の外側の側縁に、外側方向に突出するように形成されていてもよい。

0027

また、前記上半部20には、記録再生装置の記録再生ヘッド等が記録媒体用カートリッジ10内に収納されたディスク11にアクセスするための開口としての上側開口部23が形成されている。該上側開口部23は、前記上半部20の前端縁において開放された略長方形の形状を有し、図7における左右の中心部分に上下方向に延在するように形成されている。なお、前記上側開口部23は、記録再生ヘッド等がディスク11にアクセスすることができるものであれば、いかなる形状を有していてもよく、また、いかなる位置に形成されたものであってもよい。

0028

そして、前記上半部20の外側面には、前記挿入方向を示す模様としての矢印26aと、記録媒体用カートリッジ10の所有者やディスク11に記録された情報の名前を記載したラベルシール等を貼(てん)付する場所を示す模様としての平滑面部26bとが形成されている。

0029

また、前記上半部20の内側面の中心部には、ディスク11の中心部に形成される図示されない円形皿状の凹部に嵌入する中心突起24が一体的に形成されている。該中心突起24は、図6に示されるように、前記上半部20の内側方向に突出する円環状の壁のような形状を有しているが、外周側面が円柱の側面と同様の曲面を備えるものであれば、いかなる形状であってもよく、例えば、円盤状の形状を有していてもよい。図3に示されるような記録媒体用カートリッジ10において、前記中心突起24がディスク11の一方の面における中心部に形成された図示されない円形皿状の凹部に緩く嵌入するので、前記ディスク11は、記録媒体用カートリッジ10内において位置ずれを起こすことなく回転することができる。

0030

さらに、図1に示されるような蓋を開けた状態の記録媒体用カートリッジ10の下半部30内にディスク11を上下反対にして(逆さまにして)載置した場合、蓋としての上半部20を閉じようとすると、前記中心突起24がディスク11の円形皿状の凹部に嵌入することがなく、該円形皿状の凹部の反対側の面に当接するので、前記上半部20を閉じることができない。そのため、記録媒体用カートリッジ10の使用者は、前記上半部20を閉じることができないことによって、ディスク11が上下反対にして下半部30内に載置されていることを容易に認識することができる。すなわち、前記中心突起24は、ディスク11が上下反対の状態で記録媒体用カートリッジ10内に収納されることを防止することができるという効果も有する。

0031

また、前記上半部20の内側面には、下半部30の後述される嵌合部に嵌合する嵌合部としての円環壁突起25a、側壁突起25b及び弾性突起25cが一体的に形成されている。

0032

次に、前記下半部30の構成について詳細に説明する。

0033

図8は本発明の実施の形態における記録媒体用カートリッジの下半部の外側面を示す斜視図、図9は本発明の実施の形態における記録媒体用カートリッジの下半部の内側面を示す斜視図、図10は本発明の実施の形態における記録媒体用カートリッジの下半部の内側面を示す平面図である。

0034

本実施の形態において、下半部30は、合成樹脂から成り、略正方形の扁(へん)平なトレー状(盆状又は皿状)の形状を有する。そして、前記下半部30の前記挿入方向に関する前端縁(図10における上側端縁)には厚板部36が一体的に形成され、該厚板部36の前記挿入方向に関する左右には、前記上半部20の結合部21が緩く嵌入する結合受容部35が一体的に形成されている。ここで、前記厚板部36の厚さ方向(図10における紙面に垂直な方向)の寸法は、図3に示されるような蓋を閉じた状態の記録媒体用カートリッジ10の厚さ方向の寸法に等しい。なお、前記厚板部36は、前記前端縁の左右に分離され、中央部にはブリッジ部33が一体的に形成されている。該ブリッジ部33の厚さ方向の寸法は、厚板部36の厚さ方向の寸法よりも短い。すなわち、ブリッジ部33は左右の厚板部36よりも薄く形成されている。

0035

そして、前記結合受容部35は、厚板部36の一部に略矩(く)形の凹部を形成することによって形成される。また、各結合受容部35の側壁には、前記上半部20の結合突起21aが緩く嵌入される結合凹部35aが形成されている。そして、各結合部21が対応する結合受容部35に嵌入され、各結合突起21aが対応する結合凹部35aに嵌入されると、上半部20の前端縁が下半部30の前端縁にピボット結合された状態となる。すなわち、前記上半部20は、結合突起21aを枢軸として回転可能に下半部30に取り付けられた状態となる。これにより、前記上半部20は、トレーとしての下半部30に回転可能に取り付けられた開閉可能な蓋として機能する。

0036

また、前記下半部30には、記録再生装置の記録再生ヘッド、ディスク11をチャッキングして回転させる回転装置等が記録媒体用カートリッジ10内に収納されたディスク11にアクセスするための開口としての下側開口部32が形成されている。該下側開口部32は、両端部が曲面によって形成された略長円形又は略長楕(だ)円形の形状を有し、前記挿入方向に関する左右(図10における左右)の中心部分に上下方向に延在するように形成されている。ここで、前記下側開口部32は、回転装置がディスク11をチャッキングして回転させることができるように、ディスク11の中心部に対応する大きさ及び位置に形成されていることが望ましい。なお、前記下側開口部32は、記録再生ヘッド、回転装置等がディスク11にアクセスすることができるものであれば、いかなる形状を有していてもよく、また、いかなる位置に形成されたものであってもよい。

0037

そして、前記下半部30の内側面には、嵌合部としての円環壁部材34a、側壁部材34b及び孔(あな)部34cが一体的に形成されている。蓋としての上半部20を閉じた場合、該上半部20の円環壁突起25a、側壁突起25b及び弾性突起25cは、下半部30の円環壁部材34a、側壁部材34b及び孔部34cに、それぞれ、嵌合する。そして、前記弾性突起25cが孔部34cの側壁に弾性的に押し付けられた状態となるので、蓋としての上半部20は、トレーとしての下半部30に緩やかではあるがロックされた状態となる。そのため、記録媒体用カートリッジ10の使用者が意図的に開けようとしない限り、蓋としての上半部20が開かないようになっている。

0038

なお、前記円環壁部材34a及び側壁部材34bの厚さ方向の寸法は、厚板部36の厚さ方向の寸法よりも、上半部20の厚さに相当する寸法だけ短くなっている。これにより、図3に示されるように、蓋を閉じた状態の記録媒体用カートリッジ10は厚さが均一となる。すなわち、蓋を閉じた状態の記録媒体用カートリッジ10における上半部20側の外側面が平坦(たん)となる。

0039

さらに、前記下半部30には、一対の位置決め用凹部31a及びカートリッジ移動用凹部31bが一体的に形成されている。記録媒体用カートリッジ10が記録再生装置におけるスロット状の挿入口に挿入されると、前記記録再生装置の図示されないカートリッジ移動装置移動用ピンが前記カートリッジ移動用凹部31bに係合し、前記記録媒体用カートリッジ10は記録再生装置内において前後方向に移動させられるようになっている。また、前記記録媒体用カートリッジ10が記録再生装置の内部の所定の位置に到達すると、前記記録再生装置の図示されない位置決めピンが前記位置決め用凹部31aに係合し、前記記録媒体用カートリッジ10の位置決めが行われるようになっている。

0040

そして、前記挿入方向に関する一方の側(図10における右側)の厚板部36には、ブリッジ部33との境界部分に部材係止部40が一体的に形成され、記録再生装置における後述されるシャッタ駆動用の可動ピン53を係止するようになっている。また、前記挿入方向に関する一方の側の厚板部36の前端面は、前記挿入方向に関する他方の側(図10における左側)の厚板部36の前端面よりも前記挿入方向に関して後退した位置に形成され、前記可動ピン53をガイドするガイド面36aを構成する。なお、該ガイド面36aにおける外側端部は、前記挿入方向に関して突出する外側傾斜ガイド面36bを構成し、前記ガイド面36aにおける内側端部は、前記挿入方向に関して後退する曲面状の内側傾斜ガイド面36cを構成する。

0041

なお、本実施の形態における記録媒体用カートリッジ10は、ディスク11にアクセスするための開口としての上側開口部23及び下側開口部32を覆う開閉可能なスライド式のシャッタを有しておらず、また、該シャッタを取り付けるための構成も有していない。そのため、蓋としての上半部20の開閉が容易で、ディスク11の取り出しや収納を容易に短時間で行うことができる。

0042

次に、前記部材係止部40の構成について詳細に説明する。

0043

図11は本発明の実施の形態における記録媒体用カートリッジの部材係止部の構成を示す拡大図であり図10の部材係止部の部分を拡大した図である。

0044

本実施の形態において、部材係止部40は、下半部30と一体的に形成された独立突出部41を有する。該独立突出部41は、頭部41aと該頭部41aを支持する弾性を有する脚部41bとから成る。そして、前記独立突出部41の前記挿入方向に関する一方の側(図10における右側)には、可動ピン53が収納される部材収納凹部42が形成され、前記独立突出部41の前記挿入方向に関する他方の側(図10における左側)には、前記独立突出部41の弾性を調整するための弾性調整凹部44が形成されている。すなわち、前記部材収納凹部42は、前記ガイド面36aを備える厚板部36と独立突出部41との間に形成され、弾性調整凹部44は、厚板部36におけるブリッジ部33との接続部43と独立突出部41との間に形成されている。

0045

ここで、前記部材収納凹部42及び弾性調整凹部44は、厚板部36の前端面から前記挿入方向に関する後方に延在し、円環壁部材34aの近傍に到達するように形成されている。これにより、前記独立突出部41は、前記挿入方向に関する両側の面が前記部材収納凹部42及び弾性調整凹部44によって画定され、円環壁部材34aの近傍を根本として、前記挿入方向に関する前方に延在する細長い形状を有する。そして、前記頭部41aの前記挿入方向に関する一方の側面である部材当接面41cは、脚部41bの前記挿入方向に関する一方の側面である収納凹部形成面41dよりも、前記挿入方向に関する一方の側に突出している。この場合、前記脚部41bの前記挿入方向に関する横方向(図10における左右方向)の寸法が頭部41aの前記挿入方向に関する横方向の寸法よりも大幅に小さいので、前記独立突出部41の前記挿入方向に関する横方向の弾性は、ほぼ前記脚部41bによって規定される。したがって、前記独立突出部41の前記挿入方向に関する横方向の弾性は、弾性調整凹部44における脚部41bの側面を画定する部分の形状を調整することによって調整することができる。なお、前記脚部41bの根本の部分は、応力が集中するので、図11に示されるように、アールを備えた曲面とすることが望ましい。

0046

本実施の形態においては、ガイド面36a及び部材係止部40を備える厚板部36が下半部30に形成された場合についてのみ説明するが、前記厚板部36が上半部20に形成されていてもよい。すなわち、下半部30又は上半部20のいずれが前記ガイド面36a、独立突出部41及び部材収納凹部42を備えていてもよい。

0047

次に、前記部材係止部40の動作について説明する。

0048

図12は本発明の実施の形態における記録媒体用カートリッジを記録再生装置に挿入したときのシャッタ駆動用の可動ピンの状態を示す図、図13は本発明の実施の形態における記録媒体用カートリッジとシャッタ駆動用の可動ピンの位置関係を示す図である。

0049

図12には、通常の記録再生装置においてカートリッジの開閉可能なスライド式のシャッタを開閉させるためのシャッタ駆動用の可動部材の一例が示されている。なお、シャッタ駆動用の可動部材は、図12に示されるもの以外の構成を有するものであってもよく、いかなる構成のものであってもよい。

0050

図12において、51は、記録再生装置におけるカセットホルダであり、カートリッジの開閉可能なスライド式のシャッタを開閉させるためのシャッタ駆動用の可動部材としての可動ピン53を有する。ここで、前記カセットホルダ51には、可動ピン53の移動経路を規定するガイドとしてのカム溝52が形成されている。そして、前記可動ピン53は、前記カム溝52に緩く嵌入され、該カム溝52に沿って移動する。また、前記可動ピン53は、前記カセットホルダ51に取り付けられたばね部材54によって、前記挿入方向に関する一方の側(図12における右側)の方向に付勢されている。そのため、記録再生装置に記録媒体用カートリッジ10が挿入される前には、前記可動ピン53はカム溝52の図12における右側端部に位置している。なお、55は、前記ばね部材54をカセットホルダ51に取り付けるための取付部材である。

0051

ここで、使用者は、記録媒体用カートリッジ10を記録再生装置に装填する場合、前記記録媒体用カートリッジ10を記録再生装置における図示されないスロット状の挿入口に挿入する。すると、前記記録媒体用カートリッジ10は、図12に示されるように、カセットホルダ51内に進入し、ガイド面36aにおける外側傾斜ガイド面36bが可動ピン53に当接する。すなわち、図13に示される位置53−1に到達する。そして、使用者が記録媒体用カートリッジ10を更に押し込むと、該記録媒体用カートリッジ10がカセットホルダ51内を前記挿入方向(図12における上方向)に進むので、可動ピン53は前記挿入方向に移動させられる。この場合、前記可動ピン53はカム溝52に沿って移動するので、ガイド面36aに沿って前記挿入方向に関する他方の側(図12における左側)の方向に移動する。

0052

そして、前記記録媒体用カートリッジ10がカセットホルダ51内を更に前記挿入方向に移動して所定の位置に到達すると、図示されない位置決めピンが前記位置決め用凹部31aに係合し、前記記録媒体用カートリッジ10の位置決めが行われる。このとき、前記可動ピン53は、ガイド面36aに沿って前記挿入方向に関する他方の側の方向に移動して、独立突出部41の頭部41aにおける部材当接面41cに当接する。ここで、前記独立突出部41は、脚部41bによって前記挿入方向に関する横方向に弾性を有するので、前記可動ピン53が部材当接面41cに当接した際に発生する衝撃が吸収される。そのため、前記可動ピン53、カム溝52、取付部材55等は、衝撃を受けないので、破損したり、変形したり、他の部材に引っ掛かったりすることがない。

0053

なお、前記可動ピン53が部材当接面41cに当接する位置は、開閉可能なスライド式のシャッタを備えるカートリッジを記録再生装置に挿入した場合に前記可動ピン53がシャッタを開放位置にまでスライドさせたときの位置に相当する。そして、前記可動ピン53は、部材収納凹部42内に嵌入して収納され、図13に示される位置53−2に到達する。

0054

ここで、前記可動ピン53が部材収納凹部42内に嵌入して収納された位置53−2は、開閉可能なスライド式のシャッタを備えるカートリッジを記録再生装置に挿入した場合に前記可動ピン53がシャッタの開放状態を保持するための位置に相当する。前記開閉可能なスライド式のシャッタを備えるカートリッジにおいても、部材収納凹部42と同様の凹部が形成され、可動ピン53は該凹部に収納されることによって、前記挿入方向に関する横方向に移動不能となり、シャッタが閉止状態の方向に移動することを防止するようになっている。そして、前記可動ピン53が位置53−2にあることが、記録再生装置の図示されない検出装置によって検出されると、図示されない記録再生ヘッド、回転装置等が、記録媒体用カートリッジ10の上側開口部23及び下側開口部32を通して、ディスク11にアクセスし、回転装置がディスク11を回転させ、記録再生ヘッドがディスク11への情報の記録又は記録内容の再生を実行する。

0055

前記記録媒体用カートリッジ10は、部材収納凹部42を有しているので、開閉可能なスライド式のシャッタを備えていなくても、記録再生装置の可動ピン53がシャッタの開放状態を保持するための位置である位置53−2に到達することができる。そのため、可動ピン53がシャッタの開放状態を保持するための位置にあることが検出され、記録再生ヘッド、回転装置等が、記録媒体用カートリッジ10の上側開口部23及び下側開口部32を通してディスク11にアクセスし、ディスク11への情報の記録又は記録内容の再生が実行される。

0056

また、前記可動ピン53は、カム溝52によって前記挿入方向に関する他方の側の方向へ移動させられるようになっているので、独立突出部41の頭部41aにおける部材当接面41cに当接したときは該部材当接面41cに押し付けられ、部材収納凹部42内に嵌入して収納されたときは独立突出部41の脚部41bにおける収納凹部形成面41dに押し付けられる。ここで、前記独立突出部41は、前記挿入方向に関する横方向の弾性を有しているので、前記可動ピン53が部材当接面41c及び収納凹部形成面41dに押し付けられると、弾性変形してばねと同様の反発力を発生する。そのため、前記可動ピン53は、前記部材当接面41c及び収納凹部形成面41dから、開閉可能なスライド式のシャッタを閉止位置の方向に付勢するためのばねの力と同様の力を反力として受けることになる。

0057

ところで、記録再生装置に装填された記録媒体用カートリッジ10を取り出す場合、使用者が図示されない取出スイッチ(エジェクトスイッチ)を操作すると、前記記録再生装置の図示されないカートリッジ移動装置の移動用ピンがカートリッジ移動用凹部31bに係合し、前記記録媒体用カートリッジ10を前記挿入方向と反対の方向(図12における下方向)に移動させる。すると、前記可動ピン53は、部材収納凹部42の外に出て、ガイド面36aに沿って前記挿入方向に関する一方の側の方向に移動し、位置53−1に到達する。この場合、前記可動ピン53は、前記部材当接面41c及び収納凹部形成面41dから、開閉可能なスライド式のシャッタを閉止位置の方向に付勢するためのばねの力と同様の力を反力として受けている。そのため、前記可動ピン53は、カム溝52等の他の部材に引っ掛かることとなく、図13に示される位置53−2から位置53−1に戻ることができる。

0058

このように、本実施の形態において、記録媒体用カートリッジ10は、ディスク11を載置するトレーとしての下半部30、及び、該下半部30にピボット結合された開閉可能な蓋としての上半部20を有し、さらに、挿入方向に関する前端縁に、記録再生装置におけるシャッタ駆動用の可動ピン53をガイドするガイド面36aと前記可動ピン53を係止する部材係止部40とを有する。そして、該部材係止部40は、弾性を有する独立突出部41及び前記可動ピン53を収納する部材収納凹部42を備える。

0059

そのため、前記記録媒体用カートリッジ10がディスク11にアクセスするための開口としての上側開口部23及び下側開口部32を覆う開閉可能なスライド式のシャッタを有していなくても、前記記録媒体用カートリッジ10を記録再生装置に装填した場合、前記可動ピン53がシャッタの開放状態を保持するための位置である位置53−2に到達することができる。これにより、前記記録媒体用カートリッジ10が記録再生装置に装填されると、前記可動ピン53がシャッタの開放状態を保持するための位置にあることが検出され、記録再生ヘッド、回転装置等が、前記上側開口部23及び下側開口部32を通してディスク11にアクセスし、ディスク11への情報の記録又は記録内容の再生が実行される。

0060

また、前記可動ピン53は、前記独立突出部41における部材当接面41c及び収納凹部形成面41dから、開閉可能なスライド式のシャッタを閉止位置の方向に付勢するためのばねの力と同様の力を反力として受ける。そのため、前記記録媒体用カートリッジ10を記録再生装置から取り出す場合、前記可動ピン53は、カム溝52等の他の部材に引っ掛かることとなく、前記位置53−2からシャッタの閉止位置に対応する位置53−1に戻ることができる。これにより、次回に記録媒体用カートリッジ10や他のカートリッジを記録再生装置に正常に装填することができ、記録再生ヘッド等の記録再生装置の部材が破損してしまうこともなく、記録媒体への記録又は記録内容の再生が実行される。

0061

したがって、前記記録媒体用カートリッジ10は、上側開口部23及び下側開口部32を覆う開閉可能なスライド式のシャッタを取り付けることなく記録再生装置に装填することができ、開閉が容易で、ディスク11の取り出しや収納を容易に短時間で行うことができる。

0062

また、前記独立突出部41の前記挿入方向に関する横方向の弾性は、部材係止部40に形成された弾性調整凹部44における脚部41bの側面を画定する部分の形状を調整することによって調整することができる。そのため、前記可動ピン53が受ける反力を適切な値に容易に調整することができる。

0063

さらに、前記上半部20の内側面の中心部には、ディスク11の中心部に形成された図示されない円形皿状の凹部に嵌入する中心突起24が一体的に形成されている。そのため、下半部30内にディスク11を上下反対にして載置した場合、蓋としての上半部20を閉じようとすると、前記中心突起24がディスク11の円形皿状の凹部に嵌入することがなく、該円形皿状の凹部の反対側の面に当接するので、前記上半部20を閉じることができない。そして、使用者は、前記上半部20を閉じることができないことによって、ディスク11が上下反対にして下半部30内に載置されていることを容易に認識することができる。したがって、前記中心突起24によって、ディスク11が上下反対の状態で記録媒体用カートリッジ10内に収納されることを防止することができる。

0064

なお、本実施の形態においては、ディスク11が光磁気ディスク、すなわち、MOである場合についてのみ説明したが、前記ディスク11は、フロッピー登録商標)ディスク等の磁気ディスク、CD、MD、DVD(登録商標)等の光ディスク等、いかなる種類の円盤状(ディスク状)の記録媒体であってもよい。

発明を実施するための最良の形態

0065

また、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づいて種々変形させることが可能であり、それらを本発明の範囲から排除するものではない。

0066

以上詳細に説明したように、本発明によれば、記録媒体用カートリッジにおいては、円盤状の記録媒体が載置される一半部と、該一半部に回転可能に取り付けられ、該一半部の記録媒体載置側を開閉する他半部とを有し、前記一半部に対して前記他半部が閉じた状態において前記記録媒体を回転可能に収納して記録再生装置に装填される記録媒体用カートリッジであって、前記一半部及び他半部の少なくとも一方は記録再生ヘッドが前記記録媒体にアクセスするための開口を備え、前記一半部又は他半部は、前記記録再生装置におけるシャッタ駆動用の可動部材をガイドするガイド面、前記可動部材がシャッタ開放位置に到達したときに当接する独立突出部、及び、前記シャッタ開放位置に到達した可動部材が嵌入して収納される部材収納凹部を前端面に備え、前記開口を開閉するシャッタを有していない。

0067

この場合、記録媒体用カートリッジが記録媒体にアクセスするための開口を開閉するシャッタを有していなくても、前記記録媒体用カートリッジを記録再生装置に装填した場合、該記録再生装置の可動部材がシャッタの開放状態を保持するための位置である部材収納凹部の内部に到達することができる。これにより、前記記録媒体用カートリッジが記録再生装置に装填されると、前記可動部材がシャッタの開放状態を保持するための位置にあることが検出され、記録再生ヘッド、回転装置等が、前記開口を通して記録媒体にアクセスし、該記録媒体への情報の記録又は記録内容の再生が実行される。

0068

また、前記可動部材は、独立突出部から、シャッタを閉止位置の方向への力を受ける。そのため、前記記録媒体用カートリッジを記録再生装置から取り出す場合、前記可動部材は、他の部材に引っ掛かることとなく、シャッタ閉止位置に対応する位置に戻ることができる。これにより、次回に記録媒体用カートリッジや他のカートリッジを記録再生装置に正常に装填することができ、記録再生ヘッド等の記録再生装置の部材が破損してしまうこともなく、記録媒体への記録又は記録内容の再生が実行される。

0069

したがって、前記記録媒体用カートリッジは、開口を開閉するシャッタを取り付けることなく記録再生装置に装填することができ、開閉が容易で、記録媒体の取り出しや収納を容易に短時間で行うことができる。

発明の効果

0070

他の記録媒体用カートリッジにおいては、さらに、前記一半部又は他半部は、前記記録媒体の一方の面の中心部に形成された凹部に嵌入する中心突起を備える。

図面の簡単な説明

0071

この場合、一半部に記録媒体を上下反対にして載置した場合、他半部を閉じようとすると、前記中心突起が記録媒体の凹部に嵌入することがなく、該凹部の反対側の面に当接するので、前記他半部を閉じることができない。そして、使用者は、前記他半部を閉じることができないことによって、記録媒体が上下反対にして一半部に載置されていることを容易に認識することができる。したがって、記録媒体が上下反対の状態で記録媒体用カートリッジ内に収納されることを防止することができる。

図1
本発明の実施の形態における記録媒体用カートリッジの分解立体図であり上半部から見た斜視図である。
図2
本発明の実施の形態における記録媒体用カートリッジの分解立体図であり下半部から見た斜視図である。
図3
本発明の実施の形態における第1の記録媒体用カートリッジの斜視図である。
図4
本発明の実施の形態における第2の記録媒体用カートリッジの斜視図である。
図5
本発明の実施の形態における記録媒体用カートリッジの上半部の外側面を示す斜視図である。
図6
本発明の実施の形態における記録媒体用カートリッジの上半部の内側面を示す斜視図である。
図7
本発明の実施の形態における記録媒体用カートリッジの上半部の外側面を示す平面図である。
図8
本発明の実施の形態における記録媒体用カートリッジの下半部の外側面を示す斜視図である。
図9
本発明の実施の形態における記録媒体用カートリッジの下半部の内側面を示す斜視図である。
図10
本発明の実施の形態における記録媒体用カートリッジの下半部の内側面を示す平面図である。
図11
本発明の実施の形態における記録媒体用カートリッジの部材係止部の構成を示す拡大図であり図10の部材係止部の部分を拡大した図である。
図12
本発明の実施の形態における記録媒体用カートリッジを記録再生装置に挿入したときのシャッタ駆動用の可動ピンの状態を示す図である。
図13
本発明の実施の形態における記録媒体用カートリッジとシャッタ駆動用の可動ピンの位置関係を示す図である。
【符号の説明】
10 記録媒体用カートリッジ
11ディスク
20 上半部
23 上側開口部
24 中心突起
30 下半部
32 下側開口部
36aガイド面
41 独立突出部
41a 頭部
41b 脚部
41c 部材当接面
41d 収納凹部形成面
42 部材収納凹部
53 可動ピン

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