図面 (/)

技術 記録方法、プログラム及び記録媒体、並びに情報記録装置

出願人 株式会社リコー
発明者 佐々木啓之
出願日 2003年1月23日 (16年5ヶ月経過) 出願番号 2003-014202
公開日 2004年8月12日 (14年11ヶ月経過) 公開番号 2004-227668
状態 特許登録済
技術分野 デジタル記録再生の信号処理 エラー検出又は訂正、試験
主要キーワード 交替手段 記録パフォーマンス メインテーブル 記録処理プログラム フォーマットコマンド 記録要求コマンド 排出要求 再生要求コマンド
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2004年8月12日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (13)

課題

記録パフォーマンスの低下を抑制し、記録品質に優れた記録を行うことができる記録方法を提供する。

解決手段

情報記録媒体の記録領域にデータを記録した後、データの記録属性情報に関連する所定の判断基準に基づいて、データが記録された記録領域の少なくとも一部について欠陥検出処理を行うか否かを決定する(ステップ417)。そこで、記録パフォーマンスを大幅に低下させることなく欠陥検出処理を行うことが可能な判断基準を予め設定し、データの記録属性情報に基づいてその判断基準が満足されるか否かをチェックし、判断基準が満足される場合にのみ欠陥検出処理を行うことを決定することにより、結果的に記録パフォーマンスの低下を抑制し、記録品質に優れた記録を行うことが可能となる。

概要

背景

パーソナルコンピュータ(以下「パソコン」と略述する)は、その機能が向上するに伴い、音楽映像といったAV(Audio−Visual)情報を取り扱うことが可能となってきた。これらAV情報の情報量は非常に大きいために、記録媒体としてCD(compact disc)やDVD(digital versatile disc)などの大容量の光ディスクが注目されるようになり、その低価格化とともに、光ディスクに情報を記録するための情報記録装置として光ディスク装置が普及するようになった。

概要

記録パフォーマンスの低下を抑制し、記録品質に優れた記録を行うことができる記録方法を提供する。情報記録媒体の記録領域にデータを記録した後、データの記録属性情報に関連する所定の判断基準に基づいて、データが記録された記録領域の少なくとも一部について欠陥検出処理を行うか否かを決定する(ステップ417)。そこで、記録パフォーマンスを大幅に低下させることなく欠陥検出処理を行うことが可能な判断基準を予め設定し、データの記録属性情報に基づいてその判断基準が満足されるか否かをチェックし、判断基準が満足される場合にのみ欠陥検出処理を行うことを決定することにより、結果的に記録パフォーマンスの低下を抑制し、記録品質に優れた記録を行うことが可能となる。

目的

本発明は、かかる事情の下になされたもので、その第1の目的は、記録パフォーマンスの低下を抑制し、記録品質に優れた記録を行うことができる記録方法及び情報記録装置を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

この技術が所属する分野

ライセンス契約や譲渡などの可能性がある特許掲載中! 開放特許随時追加・更新中 詳しくはこちら

請求項1

情報記録媒体の記録領域にデータを記録する記録方法であって、前記データの記録属性情報に関連する所定の判断基準に基づいて、前記データが記録された前記記録領域の少なくとも一部について欠陥検出処理を行うか否かを決定する第1工程を含む記録方法。

請求項2

前記記録領域は、すでに少なくとも一度は前記欠陥検出処理が行われた領域を含むことを特徴とする請求項1に記載の記録方法。

請求項3

前記記録属性情報は前記データのデータサイズを含み、前記判断基準は、前記データサイズが予め設定されている第1の閾値以下のときに前記欠陥検出処理を行うことを決定する基準であることを特徴とする請求項1又は2に記載の記録方法。

請求項4

前記記録属性情報は前記データを複数の部分データに分割する分割情報を含み、前記判断基準は、前記複数の部分データのなかに、そのデータサイズが予め設定されている第2の閾値以下の部分データが存在するときに、該部分データが記録された記録領域の少なくとも一部を含む領域について前記欠陥検出処理を行うことを決定する基準であることを特徴とする請求項1又は2に記載の記録方法。

請求項5

前記記録属性情報は前記データが記録される記録領域に関する情報を含み、前記判断基準は、前記記録領域が既知欠陥領域近接しているときに前記欠陥検出処理を行うことを決定する基準であることを特徴とする請求項1又は2に記載の記録方法。

請求項6

前記第1工程で前記欠陥検出処理を行うことが決定されたときに、前記欠陥検出処理を行い、前記記録領域の少なくとも一部に欠陥領域が含まれるか否かを判断する第2工程と;前記判断の結果、欠陥領域が含まれる場合に、その欠陥領域に記録されたデータを所定の交替領域に記録する第3工程と;を更に含むことを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の記録方法。

請求項7

前記欠陥検出処理はベリファイ処理であることを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載の記録方法。

請求項8

前記情報記録媒体は、マウントレニア規格準拠した情報記録媒体であることを特徴とする請求項1〜7のいずれか一項に記載の記録方法。

請求項9

情報記録媒体に情報を記録する情報記録装置に用いられるプログラムであって、外部からの要求に応じて、情報記録媒体の記録領域にデータを記録する第1手順と;前記データの記録後に、その記録属性情報に関連する所定の判断基準に基づいて前記データが記録された前記記録領域の少なくとも一部について欠陥検出処理を行うか否かを決定する第2手順と;を前記情報記録装置の制御用コンピュータに実行させるプログラム。

請求項10

前記第2手順で前記欠陥検出処理を行うことが決定されたときに、前記欠陥検出処理を行い、前記記録領域の少なくとも一部に欠陥領域が含まれる場合に、その欠陥領域に記録されたデータを所定の交替領域に記録する第3手順を前記制御用コンピュータに更に実行させることを特徴とする請求項9に記載のプログラム。

請求項11

請求項9又は10に記載のプログラムが記録されたコンピュータ読み取り可能な情報記録媒体。

請求項12

情報記録媒体に情報を記録する情報記録装置であって、外部装置からの記録要求に応じて、前記情報記録媒体にデータを記録する記録手段と;前記データの記録後に、その記録属性情報に基づいて前記データが記録された前記記録領域の少なくとも一部について欠陥検出処理を行うか否かを決定する決定手段と;を備える情報記録装置。

請求項13

前記決定手段で前記欠陥検出処理を行うことが決定されたときに、前記欠陥検出処理を行い、前記記録領域の少なくとも一部に欠陥領域が含まれる場合に、その欠陥領域に記録されたデータを所定の交替領域に記録する交替手段を更に備えることを特徴とする請求項12に記載の情報記録装置。

請求項14

前記記録属性情報は前記データのデータサイズを含み、前記決定手段は、前記データのデータサイズが予め設定されている第1の閾値以下のときに前記欠陥検出処理を行うことを決定することを特徴とする請求項12又は13に記載の情報記録装置。

請求項15

前記データを一時的に格納するメモリを更に備え、前記第1の閾値は、前記メモリに格納可能なデータサイズであることを特徴とする請求項14に記載の情報記録装置。

請求項16

前記記録属性情報は前記データを複数の部分データに分割する分割情報を含み、前記決定手段は、前記複数の部分データのなかに、そのデータサイズが予め設定されている第2の閾値以下の部分データが存在するときに、該部分データが記録された記録領域の少なくとも一部を含む領域について前記欠陥検出処理を行うことを決定することを特徴とする請求項12又は13に記載の情報記録装置。

請求項17

前記データを一時的に格納するメモリを更に備え、前記第2の閾値は、前記メモリに格納可能なデータサイズであることを特徴とする請求項16に記載の情報記録装置。

請求項18

前記記録属性情報は前記データが記録される記録領域に関する情報を含み、前記決定手段は、前記記録領域が既知の欠陥領域に近接しているときに前記欠陥検出処理を行うことを決定することを特徴とする請求項12又は13に記載の情報記録装置。

請求項19

前記データを一時的に格納するメモリを更に備え、前記決定手段は、前記記録属性情報に基づいて前記メモリに残っているデータが記録された記録領域を求め、その記録領域について前記欠陥検出処理を行うことを決定することを特徴とする請求項12又は13に記載の情報記録装置。

請求項20

前記欠陥検出処理はベリファイ処理であることを特徴とする請求項12〜19のいずれか一項に記載の情報記録装置。

請求項21

前記情報記録媒体は、マウントレニア規格に準拠した情報記録媒体であることを特徴とする請求項12〜20のいずれか一項に記載の情報記録装置。

技術分野

0001

本発明は、記録方法プログラム及び記録媒体、並びに情報記録装置係り、更に詳しくは、情報記録媒体に情報を記録する記録方法、情報記録装置で用いられるプログラム及び該プログラムが記録された記録媒体、並びに情報記録媒体に情報を記録する情報記録装置に関する。

0002

パーソナルコンピュータ(以下「パソコン」と略述する)は、その機能が向上するに伴い、音楽映像といったAV(Audio−Visual)情報を取り扱うことが可能となってきた。これらAV情報の情報量は非常に大きいために、記録媒体としてCD(compact disc)やDVD(digital versatile disc)などの大容量の光ディスクが注目されるようになり、その低価格化とともに、光ディスクに情報を記録するための情報記録装置として光ディスク装置が普及するようになった。

0003

光ディスクに関する規格の一つとしてマウントニア(Mt. Rainier)規格があり、例えばCD−RW(CD−rewritable)ではCD−MRW、DVD+RW(DVD+rewritable)ではDVD+MRWなどと呼ばれている。このマウントレニア規格の特徴の一つとして、欠陥領域及びその交替領域を含む欠陥情報を管理する欠陥管理機能がある。これにより、マウントレニア規格に対応した光ディスクにデータを記録する際に、そのデータの記録領域に欠陥領域が含まれるときには、そのデータは自動的に対応する交替領域に記録されることとなる。

0004

通常、欠陥領域は、光ディスクに対するフォーマット処理(以下「フォーマット」と略述する)において、記録領域に所定のデータパターンダミーデータ)を記録した後、その記録領域を再生してエラーレートを求める、いわゆるベリファイ処理によって検出される。

0005

また、マウントレニア規格では、バックグランドフォーマットが採用されている。このバックグランドフォーマットとは、フォーマット中に上位装置から記録又は再生要求があると、フォーマットを中断して記録又は再生を優先的に行ない、記録及び再生が終了するとフォーマットを再開する方式をいう。これにより、ユーザはフォーマットが未完了の光ディスクであってもデータの記録及び再生を行うことが可能となる。

0006

この場合には、ベリファイ処理を行う前にデータが記録される可能性があるため、マウントレニア規格では、ベリファイ処理を行っていない領域にデータが記録されるときには、記録後にその記録領域に対してベリファイ処理を行い、正常に再生できるか否かの判定を行うこととしている。なお、ベリファイ処理は記録品質を向上させることができる反面、ユーザからの記録要求に対する処理時間が長くなり、いわゆる記録パフォーマンスを低下させることとなるため、マウントレニア規格では、ベリファイ処理済みの記録領域にデータが記録されたときには、データ記録後のベリファイ処理は要求されていない。

0007

しかしながら、ベリファイ処理において欠陥領域ではないと判定されても、判定基準に対する余裕が極めて小さいときには、データを記録する際の記録条件によっては、正常に再生できないことがあった。そこで、ベリファイ処理における欠陥領域の判定基準を通常よりも厳しくした光ディスク装置(例えば、特許文献1参照)が提案された。

背景技術

0008

【特許文献1】
特開平07−176142号公報

0009

記録品質に悪影響を及ぼす欠陥の種類としては、光ディスク上に最初から存在する傷などの先天的欠陥と、データの上書きの繰り返しによる記録層に含まれる物質(例えば特殊合金)の物性変化などの後天的欠陥とがある。上記特許文献1に記載の光ディスク装置では、先天的欠陥は精度良く検出することができるが、後天的欠陥は検出することができないため、データの上書きが頻繁に行われる記録領域に記録されたデータが正常に再生できないおそれがあった。すなわち、記録品質が低下するおそれがあった。

0010

また、マウントレニア規格では、ベリファイ処理における欠陥領域の判定基準については何も定められていないため、情報記録装置のメーカが独自に判定基準を設けているのが現状である。そこで、ある情報記録装置によりベリファイ処理が行われ、欠陥領域と判定されなかった領域であっても、判定基準の異なる他の情報記録装置では、データを正常に再生できるとは限らないというおそれがあった。

0011

本発明は、かかる事情の下になされたもので、その第1の目的は、記録パフォーマンスの低下を抑制し、記録品質に優れた記録を行うことができる記録方法及び情報記録装置を提供することにある。

発明が解決しようとする課題

0012

また、本発明の第2の目的は、情報記録装置の制御用コンピュータにて実行され、記録パフォーマンスの低下を抑制し、記録品質に優れた記録を行うことができるプログラム及びそのプログラムが記録された記録媒体を提供することにある。

0013

請求項1に記載の発明は、情報記録媒体の記録領域にデータを記録する記録方法であって、前記データの記録属性情報に関連する所定の判断基準に基づいて、前記データが記録された前記記録領域の少なくとも一部について欠陥検出処理を行うか否かを決定する第1工程を含む記録方法である。

0014

これによれば、情報記録媒体の記録領域にデータを記録した後、そのデータの記録属性情報に関連する所定の判断基準に基づいて、データが記録された記録領域の少なくとも一部について欠陥検出処理を行うか否かが決定される。ここで、「記録属性情報」とは、情報記録媒体に記録するデータに関する情報、及びデータが記録される記録領域に関する情報などを含む情報である。そこで、例えば記録パフォーマンスを大幅に低下させることなく欠陥検出処理を行うことが可能な判断基準を予め設定する。そして、データを記録した後に、そのデータの記録属性情報に基づいてその判断基準が満足されるか否かをチェックし、判断基準が満足される場合にのみ欠陥検出処理を行うことを決定することにより、結果的に記録パフォーマンスの低下を抑制し、記録品質に優れた記録を行うことが可能となる。

0015

この場合において、前記記録領域は一度も前記欠陥検出処理が行われたことがない領域であっても良いが、請求項2に記載の記録方法の如く、前記記録領域は、すでに少なくとも一度は前記欠陥検出処理が行われた領域を含むこととしても良い。

0016

上記請求項1及び2に記載の各記録方法において、請求項3に記載の記録方法の如く、前記記録属性情報が前記データのデータサイズを含む場合には、前記判断基準は、前記データサイズが予め設定されている第1の閾値以下のときに前記欠陥検出処理を行うことを決定する基準であることとすることができる。

0017

上記請求項1及び2に記載の各記録方法において、請求項4に記載の記録方法の如く、前記記録属性情報が前記データを複数の部分データに分割する分割情報を含む場合には、前記判断基準は、前記複数の部分データのなかに、そのデータサイズが予め設定されている第2の閾値以下の部分データが存在するときに、該部分データが記録された記録領域の少なくとも一部を含む領域について前記欠陥検出処理を行うことを決定する基準であることとすることができる。

0018

上記請求項1及び2に記載の各記録方法において、請求項5に記載の記録方法の如く、前記記録属性情報が前記データが記録される記録領域に関する情報を含む場合には、前記判断基準は、前記記録領域が既知の欠陥領域に近接しているときに前記欠陥検出処理を行うことを決定する基準であることとすることができる。

0019

上記請求項1〜5に記載の各記録方法において、請求項6に記載の記録方法の如く、前記第1工程で前記欠陥検出処理を行うことが決定されたときに、前記欠陥検出処理を行い、前記記録領域の少なくとも一部に欠陥領域が含まれるか否かを判断する第2工程と;前記判断の結果、欠陥領域が含まれる場合に、その欠陥領域に記録されたデータを所定の交替領域に記録する第3工程と;を更に含むこととすることができる。

0020

上記請求項1〜6に記載の各記録方法において、前記欠陥検出処理としては種々の処理が考えられるが、請求項7に記載の記録方法の如く、前記欠陥検出処理はベリファイ処理であることとしても良い。

0021

上記請求項1〜7に記載の各記録方法において、請求項8に記載の記録方法の如く、前記情報記録媒体は、マウントレニア規格に準拠した情報記録媒体であることとすることができる。

0022

請求項9に記載の発明は、情報記録媒体に情報を記録する情報記録装置に用いられるプログラムであって、外部からの要求に応じて、情報記録媒体の記録領域にデータを記録する第1手順と;前記データの記録後に、その記録属性情報に関連する所定の判断基準に基づいて、前記データが記録された前記記録領域の少なくとも一部について欠陥検出処理を行うか否かを決定する第2手順と;を前記情報記録装置の制御用コンピュータに実行させるプログラムである。

0023

これによれば、本発明のプログラムがメインメモリにロードされ、その先頭アドレスプログラムカウンタにセットされると、情報記録装置の制御用コンピュータは、外部からの要求に応じて、情報記録媒体の記録領域にデータを記録し、データの記録後に、その記録属性情報に関連する所定の判断基準に基づいて、データが記録された記録領域の少なくとも一部について欠陥検出処理を行うか否かを決定する。すなわち、本発明のプログラムによれば、情報記録装置の制御用コンピュータに請求項1に記載の発明に係る記録方法を実行させることができ、これにより、記録パフォーマンスの低下を抑制し、記録品質に優れた記録を行うことが可能となる。

0024

この場合において、請求項10に記載のプログラムの如く、前記第2手順で前記欠陥検出処理を行うことが決定されたときに、前記欠陥検出処理を行い、前記記録領域の少なくとも一部に欠陥領域が含まれる場合に、その欠陥領域に記録されたデータを所定の交替領域に記録する第3手順を前記制御用コンピュータに更に実行させることとすることができる。

0025

請求項11に記載の発明は、請求項9又は10に記載のプログラムが記録されたコンピュータ読み取り可能な情報記録媒体である。

0026

これによれば、請求項9又は10に記載のプログラムが記録されているために、コンピュータに実行させることにより、記録パフォーマンスの低下を抑制し、記録品質に優れた記録を行うことが可能となる。

0027

請求項12に記載の発明は、情報記録媒体に情報を記録する情報記録装置であって、外部装置からの記録要求に応じて、前記情報記録媒体にデータを記録する記録手段と;前記データの記録後に、その記録属性情報に基づいて前記データが記録された前記記録領域の少なくとも一部について欠陥検出処理を行うか否かを決定する決定手段と;を備える情報記録装置である。

0028

これによれば、外部装置からデータの記録要求があると、記録手段により情報記録媒体にそのデータが記録される。そして、データの記録後に、決定手段によりそのデータの記録属性情報に基づいて、データが記録された記録領域の少なくとも一部について欠陥検出処理を行うか否かが決定される。そこで、例えば決定手段では、データの記録属性情報に基づいて記録パフォーマンスを大幅に低下させることなく欠陥検出処理を行うことが可能と判断した場合にのみ欠陥検出処理を行うことを決定することにより、結果的に記録パフォーマンスの低下を抑制し、記録品質に優れた記録を行うことが可能となる。

0029

この場合において、請求項13に記載の情報記録装置の如く、前記決定手段で前記欠陥検出処理を行うことが決定されたときに、前記欠陥検出処理を行い、前記記録領域の少なくとも一部に欠陥領域が含まれる場合に、その欠陥領域に記録されたデータを所定の交替領域に記録する交替手段を更に備えることとしても良い。

0030

上記請求項12及び13に記載の各情報記録装置において、請求項14に記載の情報記録装置の如く、前記記録属性情報が前記データのデータサイズを含む場合には、前記決定手段は、前記データのデータサイズが予め設定されている第1の閾値以下のときに前記欠陥検出処理を行うことを決定することとすることができる。

0031

この場合において、請求項15に記載の情報記録装置の如く、前記データを一時的に格納するメモリを更に備える場合には、前記第1の閾値は、前記メモリに格納可能なデータサイズであることとすることができる。

0032

上記請求項12及び13に記載の各情報記録装置において、請求項16に記載の情報記録装置の如く、前記記録属性情報が前記データを複数の部分データに分割する分割情報を含む場合には、前記決定手段は、前記複数の部分データのなかに、そのデータサイズが予め設定されている第2の閾値以下の部分データが存在するときに、該部分データが記録された記録領域の少なくとも一部を含む領域について前記欠陥検出処理を行うことを決定することとすることができる。

0033

この場合において、請求項17に記載の情報記録装置の如く、前記データを一時的に格納するメモリを更に備える場合には、前記第2の閾値は、前記メモリに格納可能なデータサイズであることとすることができる。

0034

上記請求項12及び13に記載の各情報記録装置において、請求項18に記載の情報記録装置の如く、前記記録属性情報は前記データが記録される記録領域に関する情報を含む場合には、前記決定手段は、前記記録領域が既知の欠陥領域に近接しているときに前記欠陥検出処理を行うことを決定することとすることができる。

0035

上記請求項12及び13に記載の各情報記録装置において、請求項19に記載の情報記録装置の如く、前記データを一時的に格納するメモリを更に備える場合には、前記決定手段は、前記記録属性情報に基づいて前記メモリに残っているデータが記録された記録領域を求め、その記録領域について前記欠陥検出処理を行うことを決定することとすることができる。

0036

上記請求項12〜19に記載の各情報記録装置において、前記欠陥検出処理としては種々の処理が考えられるが、請求項20に記載の情報記録装置の如く、前記欠陥検出処理はベリファイ処理であることとすることができる。

課題を解決するための手段

0037

上記請求項12〜20に記載の各情報記録装置において、請求項21に記載の情報記録装置の如く、前記情報記録媒体は、マウントレニア規格に準拠した情報記録媒体であることとすることができる。

0038

以下、本発明の一実施形態を図1図5に基づいて説明する。図1には、本発明の一実施形態に係る情報記録装置としての光ディスク装置20の概略構成が示されている。

0039

この図1に示される光ディスク装置20は、情報記録媒体としての光ディスク15を回転駆動するためのスピンドルモータ22、光ピックアップ装置23、レーザコントロール回路24、エンコーダ25、モータドライバ27、再生信号処理回路28、サーボコントローラ33、メモリとしてのバッファRAM34、バッファマネージャ37、インターフェース38、ROM39、CPU40及びRAM41などを備えている。なお、図1における矢印は、代表的な信号や情報の流れを示すものであり、各ブロックの接続関係の全てを表すものではない。また、本実施形態では、光ディスク15には、一例としてDVD+MRWの規格に準拠した情報記録媒体が用いられるものとする。

0040

前記光ピックアップ装置23は、光ディスク15のスパイラル状又は同心円状のトラック(記録領域)が形成された記録面にレーザ光照射するとともに、記録面からの反射光受光するための装置である。この光ピックアップ装置23は、光源としての半導体レーザ、該半導体レーザから出射される光束を光ディスク15の記録面に導くとともに、前記記録面で反射された戻り光束を所定の受光位置まで導く光学系、前記受光位置に配置され戻り光束を受光する受光器、及び駆動系(フォーカシングアクチュエータトラッキングアクチュエータ及びシークモータ)(いずれも図示省略)などを含んで構成されている。そして、受光器からは、その受光量に応じた信号が再生信号処理回路28に出力される。

0041

前記再生信号処理回路28は、上記受光器の出力信号に基づいてウォブル信号RF信号及びサーボ信号フォーカスエラー信号トラックエラー信号)などを検出する。さらに、再生信号処理回路28は、検出したウォブル信号からADIP(Address In Pregroove)情報及び同期信号等を抽出し、ADIP情報をCPU40に、同期信号をエンコーダ25にそれぞれ出力する。さらに、再生信号処理回路28は、検出したRF信号に対して復号処理及び誤り訂正処理等を行なった後、再生データとしてバッファマネージャ37を介してバッファRAM34に格納する。なお、復号処理に際して発生したエラー(エラーレート)はCPU40に通知される。また、ここで検出されたサーボ信号はサーボコントローラ33に出力される。

0042

前記サーボコントローラ33は、再生信号処理回路28からのフォーカスエラー信号に基づいてフォーカスずれ補正するための制御信号を生成し、トラックエラー信号に基づいてトラックずれを補正するための制御信号を生成する。ここで生成された各制御信号はそれぞれモータドライバ27に出力される。

0043

前記モータドライバ27は、サーボコントローラ33からの各制御信号に応じて光ピックアップ装置のトラッキングアクチュエータ及びフォーカシングアクチュエータを駆動する。すなわち、再生信号処理回路28、サーボコントローラ33及びモータドライバ27によってトラッキング制御及びフォーカス制御が行われる。また、モータドライバ27は、CPU40の指示に基づいてスピンドルモータ22及び光ピックアップ装置のシークモータを駆動する。

0044

前記バッファマネージャ37は、バッファRAM34へのデータの入出力を管理し、蓄積されたデータ量が所定の値になると、CPU40に通知する。

0045

前記エンコーダ25は、CPU40の指示に基づいて、バッファRAM34に蓄積されているデータをバッファマネージャ37を介して取り出し、データ変調及びエラー訂正コードの付加などを行ない、光ディスク15への書き込み信号を生成するとともに、再生信号処理回路28からの同期信号に同期してレーザコントロール回路24に出力する。

0046

前記レーザコントロール回路24は、エンコーダ25からの書き込み信号及びCPU40の指示に基づいて、光ピックアップ装置23から出射されるレーザ光の出力を制御する。

0047

前記インターフェース38は、ホスト(例えばパソコン)との双方向の通信インターフェースであり、ATAPI(AT Attachment Packet Interface)、SCSI(Small Computer System Interface)及びUSB(Universal Serial Bus)等の標準インターフェースに準拠している。

0048

前記ROM39には、CPU40にて解読可能なコードで記述された後述するホストからの記録要求に応じてデータを光ディスク15に記録する本発明に係るプログラム(以下、「記録処理プログラム」という)を含むプログラムが格納されている。

0049

CPU40は、ROM39に格納されている上記プログラムに従って上記各部の動作を制御するとともに、制御に必要なデータ等を一時的にRAM41に保存する。RAM41には、フォーマットに関する情報(以下「フォーマット情報」ともいう)を一時的に保存するフォーマット情報エリア及び欠陥情報を一時的に保存する欠陥情報エリアが設けられている。なお、光ディスク装置20に電源投入されると、ROM39に格納されている上記プログラムは、CPU40のメインメモリ(図示省略)にロードされる。

0050

DVD+MRW規格に準拠した光ディスク15の記録領域は、一例として図2(A)に示されるように、内周側から外周側に向かって3つの領域(リードイン領域LIA、データ領域DZA、及びリードアウト領域OA)に分けられる。なお、実際の光ディスク15のトラックはスパイラル状又は同心円状であるが、図2(A)〜図2(C)では便宜上、トラックを直線状で示し、紙面左側を光ディスク15の内周側、紙面右側を光ディスク15の外周側としている。

0051

前記リードイン領域LIAには、フォーマット情報や欠陥情報などが記録されるメインテーブルエリア(Main Table Area、以下「MTA」という)と呼ばれる領域が存在している。

0052

前記データ領域DZAには、ユーザデータが記録されるユーザデータ領域DAだけでなく、ジェネラルアプリケーション・エリア(General Application Area、以下「GAA」という)、スペア領域1(Spare Area 1、以下「SA1」という)、スペア領域2(Spare Area 2、以下「SA2」という)及びセカンダリテーブルエリア(Secondary Table Area、以下「STA」という)と呼ばれる領域が存在している。GAAは、マウントレニア規格に対応していることを示す情報などが記録される領域である。このGAAは、光ディスク15が従来ドライブ装置にセットされたときに、専用のドライバによって読み出され、マウントレニア規格に対応していることを識別するために用いられる。GAAへの情報の記録はホストからの指示に応じて行われる。SA1及びSA2はそれぞれユーザデータ領域DAにおける欠陥領域の交替領域である。そして、STAはMTAと同じ内容が記録される領域である。

0053

次に、前述のようにして構成された光ディスク装置20が、ホストからDVD+MRW規格でのフォーマット要求のコマンド(以下「フォーマットコマンド」と略述する)を受信したときの処理について図2(B)〜図4を用いて説明する。図3及び図4フローチャートは、CPU40によって実行される一連処理アルゴリズムに対応している。ブランクディスクに対してホストからフォーマットコマンドを受信すると、図3のフローチャートに対応するプログラムの先頭アドレスがCPU40のプログラムカウンタにセットされ、処理がスタートする。
なお、光ディスク15はブランクディスクであるものとする。また、処理の途中でディスク排出要求及びフォーマット中断要求はないものとする。さらに、ユーザデータのすべてがバッファRAM34に保持可能であるものとする。

0054

図3の最初のステップ401では、リードイン領域LIAに所定の情報を記録する。

0055

次のステップ403では、ホストに対してフォーマットの終了を通知し、記録及び再生要求の受け付け許可する。そして、記録要求あるいは再生要求の有無がセットされる受信フラグに「0」をセットして初期化を行う。なお、本実施形態では、ホストとの通信は送信及び受信ともに割り込み処理によって行われる。
そこで、ホストから再生を要求するコマンド(Read Command、以下「再生要求コマンド」ともいう)及び記録を要求するコマンド(Write Command、以下「記録要求コマンド」ともいう)を受信したときに、割り込み処理にて上記受信フラグに「1」がセットされるようになっている。

0056

次のステップ405では、光ディスク15の記録領域内すべてにデータ(ダミーデータを含む)が記録されているか否かを判断する。ここでは、光ディスク15がブランクディスクであるため、ステップ405での判断は否定され、ステップ407に移行する。

0057

このステップ407では、受信フラグを参照し、ホストからの記録要求又は再生要求の有無を判断する。受信フラグに「1」がセットされていなければ、ステップ407での判断は否定され、ステップ409に移行する。

0058

このステップ409では、記録領域内の未記録部分に例えば16セクタ(=1ECCブロック)分のダミーデータを記録する。なお、ダミーデータの記録は、先ずデータ領域DZAに対して行われ、その後、リードアウト領域LOA及びリードイン領域LIAの残りの部分に対して行われる。マウントレニア規格では、このことをデ・アイス(De−ice)と呼んでいる。ダミーデータが記録された領域に関する情報はRAM41のフォーマット情報エリアに保存される。そして、上記ステップ405に戻る。

0059

以下、ステップ405及びステップ407のいずれかでの判断が肯定されるまで、ステップ405→407→409の処理、判断を繰り返す。これにより、フォーマットが進行する。

0060

一方、上記ステップ407において、受信フラグに「1」がセットされていれば、ステップ407での判断は肯定され、受信フラグを「0」にリセットした後、ステップ411に移行する。

0061

このステップ411では、フォーマットを中断する。そして、ダミーデータの記録及びベリファイ処理の進捗状況をRAM41のフォーマット情報エリアに保存する。なお、進捗状況をMTA及びSTA内の所定の領域に記録しても良い。

0062

次のステップ413では、受信したコマンドを解析し、ホストからの要求が記録要求であるか再生要求であるかを判断する。ホストからの要求が記録要求であればここでの判断は肯定され、ステップ415に移行する。

0063

このステップ415では、バッファRAM34に格納されているユーザデータをユーザデータ領域DA内の指定された領域(以下、「指定領域」と略述する)に記録する。なお、ここでの処理の詳細については後述する。ユーザデータの記録が終了すると、ステップ417に移行する。

0064

このステップ417では、ユーザデータのデータサイズが所定の閾値(第1の閾値)S1以下であるか否かを判断する。この閾値S1はデフォルト値がROM39に格納されているが、例えばホストから任意の値に変更することが可能である。一例として図2(B)における領域YD1に記録する場合のように、データサイズが閾値S1以下であれば、ここでの判断は肯定され、ステップ419に移行する。すなわち、ベリファイ処理を行なうことを決定する。なお、バッファRAM34に設けられているユーザデータを格納する領域の大きさ(メモリ容量)を閾値S1としても良い。

0065

このステップ419では、ベリファイ処理を行う。すなわち、指定領域を再生し、エラーレートを求める。

0066

次のステップ421では、ベリファイ処理の結果に基づいて、指定領域に記録されたユーザデータを正常に再生できるか否かを判断する。例えばエラーレートが所定の値以下であり、ユーザデータを正常に再生できればここでの判断は肯定され、前記ステップ405に戻る。一方、ユーザデータを正常に再生できなければここでの判断は否定され、ステップ423に移行する。

0067

このステップ423では、所定の交替領域にユーザデータを記録する。そして、欠陥情報をRAM41の欠陥情報エリアに保存した後、前記ステップ405に戻る。

0068

なお、上記ステップ417において、一例として図2(C)における領域YD2に記録する場合のように、データサイズが閾値S1を超えていればステップ417での判断は否定され、前記ステップ405に戻る。すなわち、ベリファイ処理を行なわないことを決定する。

0069

また、上記ステップ413において、ホストからの要求が再生要求であればステップ413での判断は否定され、ステップ425に移行する。

0070

このステップ425では、ホストから指定された領域に記録されているデータを再生し、ホストに転送する。なお、ここでの再生処理の詳細については後述する。データの再生が終了すると、前記ステップ405に戻る。

0071

そして、記録領域内すべてにデータ(ダミーデータを含む)が記録されると、ステップ405での判断は肯定され、図4のステップ431に移行する。

0072

このステップ431では、RAM41のフォーマット情報エリアを参照し、ベリファイ処理がなされていない領域(以下「未ベリファイ領域」という)が記録領域内に存在するか否かを判断する。未ベリファイ領域が存在すればここでの判断は肯定され、ステップ433に移行する。

0073

このステップ433では、前記ステップ407と同様にして、ホストからの記録要求又は再生要求の有無を判断する。受信フラグに「1」がセットされていなければ、ステップ433での判断は否定され、ステップ435に移行する。

0074

このステップ435では、例えば16セクタ分の未ベリファイ領域に対してベリファイ処理を行う。ベリファイ処理が行われた領域に関する情報はRAM41のフォーマット情報エリアに保存される。なお、ベリファイ処理の結果、欠陥領域と判断される場合には、その欠陥情報がRAM41の欠陥情報エリアに保存される。そして、前記ステップ431に戻る。

0075

一方、上記ステップ433において、受信フラグに「1」がセットされていれば、ステップ433での判断は肯定され、受信フラグを「0」にリセットした後、ステップ437に移行する。

0076

このステップ437では、前記ステップ411と同様にしてフォーマットを中断し、ステップ439に移行する。

0077

このステップ439では、ホストからの要求が記録要求であるか再生要求であるかを判断する。ホストからの要求が記録要求であればここでの判断は肯定され、ステップ441に移行する。

0078

このステップ441では、バッファRAM34に格納されているユーザデータを指定領域に記録する。ユーザデータの記録が終了すると、ステップ443に移行する。

0079

このステップ443では、RAM41のフォーマット情報エリアを参照し、指定領域がベリファイ処理済みであるか否かを判断する。ベリファイ処理済みでなければここでの判断は否定され、ステップ447に移行する。一方ベリファイ処理済みであればここでの判断は肯定され、ステップ445に移行する。

0080

このステップ445では、ユーザデータのデータサイズが閾値S1以下であるか否かを判断する。データサイズが閾値S1以下であれば、ここでの判断は肯定され、ステップ447に移行する。すなわち、ベリファイ処理を行なうことを決定する。

0081

このステップ447では、ベリファイ処理を行う。

0082

次のステップ449では、ベリファイ処理の結果に基づいて、指定領域に記録されたユーザデータを正常に再生できるか否かを判断する。ユーザデータを正常に再生できればここでの判断は肯定され、前記ステップ431に戻る。一方、ユーザデータを正常に再生できなければここでの判断は否定され、ステップ451に移行する。

0083

このステップ451では、所定の交替領域にユーザデータを記録する。そして、欠陥情報をRAM41の欠陥情報エリアに保存した後、前記ステップ431に戻る。

0084

なお、上記ステップ445において、データサイズが閾値S1を超えていればステップ445での判断は否定され、前記ステップ431に戻る。すなわち、ベリファイ処理を行なわないことを決定する。

0085

また、上記ステップ439において、ホストからの要求が再生要求であればステップ439での判断は否定され、ステップ453に移行する。

0086

このステップ453では、ホストから指定された領域に記録されているデータを再生し、ホストに転送する。データの再生が終了すると、前記ステップ431に戻る。

0087

前記ステップ431において、未ベリファイ領域が存在しなければ、ステップ431での判断は否定され、ステップ455に移行する。

0088

このステップ455では、RAM41に保存されている欠陥情報及びフォーマット情報をMTAに記録する。

0089

次のステップ457では、MTAの内容をSTAにコピーする。そして、フォーマットコマンドを受信したときの処理を終了する。すなわち、光ディスク15のフォーマットが完了する。

0090

ここで、上記ステップ415及びステップ441におけるユーザデータ記録処理について説明する。

0091

先ず、記録速度に基づいてスピンドルモータ22の回転を制御するための制御信号をモータドライバ27に出力するとともに、ホストから受信したユーザデータをバッファRAM34に蓄積するようにバッファマネージャ37に指示する。
さらに、ホストから記録要求コマンドを受信した旨を再生信号処理回路28に通知する。これにより、光ディスク15の回転が所定の線速度に達すると、上記トラッキング制御及びフォーカス制御が行われる。なお、トラッキング制御及びフォーカス制御は記録処理が終了するまで随時行われる。

0092

そして、欠陥情報を参照し、指定領域が欠陥領域を含む場合には、対応する交替領域を書き込み領域とし、再生信号処理回路28から所定のタイミング毎に出力されるADIP情報に基づいて、指定された書き込み開始地点に光ピックアップ装置23が位置するようにシークモータを制御する信号をモータドライバ27に出力する。なお、最小の記録単位は1ECCブロックであるが、指定領域のアドレスが連続している場合には、1回の書き込み動作で複数のECCブロックにデータが書き込まれる。しかしながら、指定領域に欠陥領域が含まれると、指定領域のアドレスが連続していても、その欠陥領域の前後でアドレスの連続性が失われるため、アドレスが連続している領域毎に分割して書き込み動作が行われることとなる。

0093

そして、バッファマネージャ37からバッファRAM34に蓄積されたユーザデータのデータ量が所定の量を超えたとの通知を受けると、エンコーダ25に書き込み信号の生成を指示し、光ピックアップ装置23が書き込み開始地点に到達すると、エンコーダ25に通知する。これにより、ユーザデータは、エンコーダ25、レーザコントロール回路24及び光ピックアップ装置23を介して光ディスク15に書き込まれる。ホストからのユーザデータがすべて書き込まれると記録処理を終了する。

0094

次に、上記ステップ425及びステップ453におけるデータ再生処理について説明する。

0095

先ず、再生速度に基づいてスピンドルモータ22の回転を制御するための制御信号をモータドライバ27に出力するとともに、再生要求コマンドを受信した旨を再生信号処理回路28に通知する。これにより、光ディスク15の回転が所定の線速度に達すると、上記トラッキング制御及びフォーカス制御が行われる。なお、トラッキング制御及びフォーカス制御は再生処理が終了するまで随時行われる。

0096

そして、欠陥情報を参照し、指定された読み出し領域が欠陥領域を含む場合には、対応する交替領域を読み出し領域とする。そして、再生信号処理回路28から所定のタイミング毎に出力されるADIP情報に基づいて、読み出し開始地点に光ピックアップ装置23が位置するようにシークモータを制御する信号をモータドライバ27に出力する。

0097

そして、光ピックアップ装置23が読み出し開始地点に到達すると、再生信号処理回路28に通知する。これにより、前述の如く再生信号処理回路28を介して再生データがバッファRAM34に蓄積されるとともに、再生データがセクタデータとして揃うと、バッファマネージャ37及びインターフェース38を介してホストに転送される。ホストから指定された全てのデータを再生すると再生処理を終了する。

0098

続いて、上記フォーマットが完了した光ディスク15に対して、ホストから記録要求コマンドを受信したときの処理について図5を用いて説明する。図5のフローチャートは、CPU40によって実行される一連の処理アルゴリズムに対応している。ホストから記録要求コマンドを受信すると、図5のフローチャートに対応するプログラムの先頭アドレスがCPU40のプログラムカウンタにセットされ、処理がスタートする。

0099

最初のステップ501では、ホストから受信したユーザデータを前述の如くしてユーザデータ領域DA内の指定領域に記録する。ユーザデータの記録が終了すると、ステップ503に移行する。

0100

このステップ503では、ユーザデータのデータサイズが閾値S1以下であるか否かを判断する。データサイズが閾値S1以下であればここでの判断は肯定され、ステップ505に移行する。すなわち、ベリファイ処理を行なうことを決定する。

0101

このステップ505では、ベリファイ処理を行う。

0102

次のステップ507では、ベリファイ処理の結果に基づいて、指定領域に記録されたユーザデータを正常に再生できるか否かを判断する。ユーザデータを正常に再生できなければここでの判断は否定され、ステップ509に移行する。

0103

このステップ509では、所定の交替領域にユーザデータを記録する。そして、欠陥情報をRAM41に保存し、記録要求コマンドを受信したときの処理を終了する。RAM41に保存されている欠陥情報は、例えば光ディスク15が排出される際にMTA及びSTAに記録される。

0104

なお、上記ステップ507において、ユーザデータを正常に再生できれば、ステップ507での判断は肯定され、記録要求コマンドを受信したときの処理を終了する。

0105

また、上記ステップ503において、データサイズが閾値S1を超えていれば、ステップ503での判断は否定され、ベリファイ処理を行うことなく記録要求コマンドを受信したときの処理を終了する。すなわち、ベリファイ処理を行なわないことが決定される。

0106

以上の説明から明らかなように、本実施形態に係る光ディスク装置では、CPU40及び該CPU40によって実行されるプログラムとによって、記録手段、決定手段、及び交替手段が実現されている。すなわち、図3ではステップ415、図4ではステップ441、図5ではステップ501の処理によって記録手段が実現されている。また、図3ではステップ417、図4ではステップ445、図5ではステップ503の処理によって決定手段が実現されている。さらに、図3ではステップ419〜423、図4ではステップ447〜451、図5ではステップ505〜509の処理によって交替手段が実現されている。しかしながら、本発明がこれに限定されるものではないことは勿論である。すなわち、上記実施形態は一例に過ぎず、上記のCPU40によるプログラムに従う処理によって実現した構成各部の少なくとも一部をハードウェアによって構成することとしても良いし、あるいは全ての構成部分をハードウェアによって構成することとしても良い。

0107

また、本実施形態では、ROM39にインストールされているプログラムのうち、図3ではステップ415〜423の処理に対応するプログラム、図4ではステップ441〜451の処理に対応するプログラム、図5ではステップ501〜509の処理に対応するプログラムによって前記記録処理プログラムが構成されている。すなわち、図3ではステップ415の処理に対応するプログラムによって第1手順が、ステップ417の処理に対応するプログラムによって第2手順が、ステップ419〜423の処理によって第3手順が構成されている。また、図4ではステップ441の処理に対応するプログラムによって第1手順が、ステップ445の処理に対応するプログラムによって第2手順が、ステップ447〜451の処理によって第3手順が構成されている。さらに、図5ではステップ501の処理に対応するプログラムによって第1手順が、ステップ503の処理に対応するプログラムによって第2手順が、ステップ505〜509の処理によって第3手順が構成されている。

0108

そして、図3ではステップ417の処理によって本発明に係る記録方法の第1工程が実施され、ステップ419及び421の処理によって第2工程が実施され、ステップ423の処理によって第3工程が実施されている。図4ではステップ445の処理によって本発明に係る記録方法の第1工程が実施され、ステップ447及び449の処理によって第2工程が実施され、ステップ451の処理によって第3工程が実施されている。図5ではステップ503の処理によって本発明に係る記録方法の第1工程が実施され、ステップ505及び507の処理によって第2工程が実施され、ステップ509の処理によって第3工程が実施されている。

0109

以上説明したように、本実施形態によると、ユーザデータの記録の際に、そのデータが記録された領域が少なくとも一度はすでにベリファイ処理が行われた領域であっても、データサイズが閾値S1以下の場合には、ベリファイ処理を行っている。通常、書き換え可能な光ディスクでは、ユーザデータの実体(以下、便宜上「ファイルデータ」ともいう)を記録する領域とは別にファイルシステム領域と呼ばれる領域が設けられており、ファイルデータの記録の際に、ファイルデータの記録情報を管理するためのデータ(以下、便宜上「ファイルシステムデータ」という)を記録するようになっている。これにより、ファイルデータがユーザデータ領域内物理的に分散して(断片化されて)記録された場合であっても、このファイルシステムデータを介することによって、論理的に連続した状態で再生することが可能となる。ファイルシステムデータはファイルデータの追加、変更、削除などがあると、その都度修正する必要があるため、ファイルシステム領域はファイルデータを記録する領域に比べてデータの書き換え頻度が高くなり、前記後天的な欠陥領域となる可能性が高い。一般的に、光ディスク装置はユーザデータの記録に際し、ファイルシステムデータとファイルデータとを区別することはなく、両者ともユーザデータ領域へのユーザデータ記録として処理される。但し、ファイルシステムデータはデータサイズが比較的小さいのに対し、ファイルデータはデータサイズがある程度大きい傾向にある。そこで、本実施形態において、例えばファイルシステムデータのデータサイズよりも若干大きな値を閾値S1とすることにより、ファイルシステムデータを記録したときはベリファイ処理を行い、ファイルデータを記録したときはベリファイ処理を行わないようにすることができる。すなわち、書き換え頻度が高い領域のみベリファイ処理を行うことにより、記録パフォーマンスの低下を抑制しつつ、後天的な欠陥にも対処することが可能となり、記録品質に優れた記録を行うことができる。

0110

なお、上記実施形態では、ユーザデータのすべてがバッファRAM34に保持可能な場合について説明したが、バッファRAM34に設けられているユーザデータを格納する領域のメモリ容量が小さくて、バッファRAM34に保持可能なデータサイズがユーザデータのデータサイズよりも小さい場合には、書き込みがなされたデータは次に書き込まれるデータによって上書きされることとなる。このようなときには、データサイズに基づいてベリファイ処理を行うか否かを判断する代わりに、上書きされずにバッファRAM34に残っているデータ(ユーザデータの一部)が記録された記録領域を求め、その領域についてベリファイ処理を行っても良い。

0111

また、光ディスク15がブランクディスクではなく、すでに他の光ディスク装置でベリファイ処理が行われ、一例として図6(A)に示されるように、欠陥領域DAが検出された場合に、一般的に欠陥領域DAの周囲には欠陥領域DAほどではないが、ある程度汚染された領域(以下、便宜上「準欠陥領域」ともいう)PDが存在する。図6(B)は、図6(A)の一部を模式的に示している。ここで、ECCブロック(以下「ブロック」と略述する)DA1〜DA4はそれぞれ欠陥領域DAに含まれるブロックであり、ブロックPD1〜PD8はそれぞれ準欠陥領域PDに含まれるブロックである。前述したように、マウントレニア規格では、ベリファイ処理において欠陥領域と判定するための判定基準は定められておらず、光ディスク装置のメーカ毎に独自の判定基準を設けているため、光ディスク装置20での判定基準とベリファイ処理が行われた光ディスク装置での判定基準とが異なる場合には、準欠陥領域に記録されたデータを正常に再生できないおそれがある。また、判定基準がほぼ同一であっても、準欠陥領域へのデータ記録に際して、正常にデータを再生できるか否かが微妙な状態で記録される場合がある。そこで、上記実施形態において、ユーザデータのデータサイズに基づいてベリファイ処理を行うか否かの判断を行う代わりに、例えば指定領域と既知の欠陥領域との物理的な位置関係に基づいてベリファイ処理を行うか否かの判断を行っても良い。この場合におけるCPU40の処理動作について図7のフローチャートを用いて簡単に説明する。なお、ここでは一例として図8に示される領域EBR(連続した37ECCブロック)が指定領域であるものとする。また、ユーザデータのすべてがバッファRAM34に保持可能であるものとする。

0112

最初のステップ601では、最初に記録するユーザデータをバッファRAM34から抽出する。ここでは、領域B1及びB2に記録するユーザデータを抽出する。

0113

次のステップ603では、欠陥情報を参照し、抽出したユーザデータ(以下、便宜上「記録用データ」ともいう)を記録する指定領域が欠陥領域であるか否かを判断する。ここでは、領域B1及びB2は欠陥領域ではないため、ステップ603での判断は否定され、ステップ605に移行する。

0114

このステップ605では、記録用データを指定領域に記録する。

0115

次のステップ607では、欠陥情報を参照し、記録用データを記録した指定領域が欠陥領域の近傍(例えば欠陥領域の前後10ブロックの範囲内)に位置する領域を含むか否かを判断する。ここでは、図8に示されるように、領域B2が欠陥領域の近傍に位置するため、ステップ607での判断は肯定され、ステップ609に移行する。すなわち、ベリファイ処理を行なうことを決定する。

0116

このステップ609では、欠陥領域の近傍に位置する領域(ここでは領域B2)についてベリファイ処理を行う。

0117

次のステップ611では、ベリファイ処理の結果に基づいて、記録されたデータが正常に再生できるか否かを判断する。ここで、データが正常に再生できれば、ステップ611での判断は肯定され、ステップ615に移行する。一方、データが正常に再生できなければ、ステップ611での判断は否定され、ステップ613に移行する。

0118

このステップ613では、正常に再生できなかったデータを所定の交替領域に記録する。そして、欠陥情報をRAM41に保存した後、ステップ615に移行する。

0119

このステップ615では、すべてのユーザデータの記録が完了したか否かを判断する。ここでは、13ブロック分のユーザデータが記録されただけであるため、ステップ615での判断は否定され、ステップ617に移行する。

0120

このステップ617では、次に記録する記録用データを抽出し、上記ステップ603に戻る。

0121

上記ステップ603において、図8における領域B3又はB5のように記録用データを記録する指定領域が欠陥領域であれば、ステップ603での判断は肯定され、ステップ619に移行する。

0122

このステップ619では、記録用データを所定の交替領域に記録する。そして、ステップ615に移行する。

0123

また、上記ステップ607において、記録用データを記録した指定領域が欠陥領域の近傍に位置する領域を含まなければ、ステップ607での判断は否定され、ステップ615に移行する。すなわち、ベリファイ処理を行なわないことを決定する。

0124

ユーザデータのすべてが記録されると、ステップ615での判断は肯定され、記録要求コマンドを受信したときの処理を終了する。

0125

これにより、図8における領域B1及びB7ではベリファイ処理は行われず、領域B2、B4及びB6ではベリファイ処理が行われることとなる。すなわち、準欠陥領域に記録する際にもベリファイ処理が行われるため、所定の記録品質を維持することが可能となる。なお、前記ステップ607では、欠陥領域の前後10ブロックの範囲内を欠陥領域の近傍領域としているが、これに限定されるものではなく、10ブロック以外であっても良い。また欠陥領域の前方と後方とでブロック数が異なっていても良い。さらに、欠陥領域の前方のみあるいは後方のみを近傍領域としても良い。

0126

また、この場合において、指定領域と既知の欠陥領域との位置関係に基づいてベリファイ処理を行うか否かを判断する代わりに、1回の書き込み動作で記録されるデータのデータサイズ、いわゆる記録単位の大きさに基づいてベリファイ処理を行うか否かを判断しても良い。この場合におけるCPU40の処理動作を図9のフローチャートを用いて簡単に説明する。なお、ここでは一例として図10に示されるように、前記領域EBRが指定領域であるものとする。また、欠陥領域DA1の交替領域と欠陥領域DA2の交替領域とは連続し、欠陥領域DA3の交替領域と欠陥領域DA4の交替領域とは連続しているものとする。従って、ホストから受信したユーザデータは、5回に分けて記録されることとなる。すなわち、1回目は領域C1への記録、2回目は欠陥領域DA1、DA2の交替領域への記録、3回目は領域C2への記録、4回目は欠陥領域DA3、DA4の交替領域への記録、5回目は領域C3への記録である。この際の記録単位の大きさは、1回目は13ブロック、2回目は2ブロック、3回目は6ブロック、4回目は2ブロック、5回目は14ブロックとなる。また、ユーザデータのすべてがバッファRAM34に保持可能であるものとする。

0127

最初のステップ701では、ユーザデータのうちで最初に連続して記録するデータをバッファRAM34から抽出する。ここでは、図9に示されるように、領域C1に記録するデータが記録用データ(部分データ)として抽出される。

0128

次のステップ703では、欠陥情報を参照し、記録用データを記録する指定領域が欠陥領域であるか否かを判断する。ここでは、領域C1は欠陥領域ではないため、ステップ703での判断は否定され、ステップ705に移行する。

0129

このステップ705では、記録用データを指定領域に記録する。ここでは、領域C1に記録用データが記録される。

0130

次のステップ707では、記録単位の大きさを取得する。

0131

次のステップ709では、記録単位の大きさが所定の閾値(第2の閾値)S2(例えば10ブロック)以下であるか否かを判断する。ここでは、領域C1への記録における記録単位の大きさは13ブロックであるため、ステップ709での判断は否定され、ステップ717に移行する。すなわち、ベリファイ処理を行なわないことを決定する。

0132

このステップ717では、ユーザデータのすべてが記録されたか否かを判断する。ここでは、領域C1に記録されただけであるため、ステップ717での判断は否定され、ステップ719に移行する。

0133

このステップ719では、次に連続して記録するデータをバッファRAM34から抽出し、記録用データとする。そして、上記ステップ703に戻る。

0134

上記ステップ709において、記録単位の大きさが閾値S2以下であれば、ステップ709での判断は肯定され、ステップ711に移行する。すなわち、ベリファイ処理を行なうことを決定する。

0135

このステップ711では、記録用データが記録された指定領域についてベリファイ処理を行う。

0136

次のステップ713では、ベリファイ処理の結果に基づいて、記録されたデータが正常に再生できるか否かを判断する。ここで、データが正常に再生できれば、ステップ713での判断は肯定され、ステップ717に移行する。一方、データが正常に再生できなければ、ステップ713での判断は否定され、ステップ715に移行する。

0137

このステップ715では、正常に再生できなかった記録用データを所定の交替領域に記録する。そして、欠陥情報をRAM41に保存した後、ステップ717に移行する。

0138

また、上記ステップ703において、記録用データを記録する指定領域が欠陥領域であれば、ステップ703での判断は肯定され、ステップ721に移行する。

0139

このステップ721では、記録用データを所定の交替領域に記録する。そして、ステップ707に移行する。

0140

これにより、図10における領域C1及びC3ではベリファイ処理は行われず、領域C2及び交替領域ではベリファイ処理が行われることとなる。特に既知の欠陥領域が多い場合に、記録パフォーマンスの低下を抑制しつつ、所定の記録品質を維持することが可能となる。

0141

なお、図9のフローチャートにおいて、バッファRAM34に設けられているユーザデータを格納する領域のメモリ容量が小さくて、バッファRAM34に保持可能なデータサイズがユーザデータのデータサイズよりも小さい場合には、バッファRAM34に設けられているユーザデータを格納する領域のメモリ容量を閾値S2としても良い。

0142

また、バッファRAM34に保持可能なデータサイズがユーザデータのデータサイズよりも小さい場合には、ベリファイ処理が可能な領域のみについてベリファイ処理を行っても良い。この場合におけるCPU40の処理動作を図11のフローチャートを用いて簡単に説明する。なお、ここでは一例として前記領域EBRが指定領域であり、ホストから受信したユーザデータは、上記と同様に5回に分けて記録されることととする。また、バッファRAM34に格納可能なデータ量は一例として9ブロック分であるものとする。

0143

最初のステップ801では、ユーザデータのうちで最初に連続して記録するデータをバッファRAM34から順次抽出する。ここでは、図12に示されるように、領域C1に記録するデータが記録用データとして抽出される。なお、バッファRAM34に格納可能なデータ量が9ブロック分であるため、バッファRAM34では領域D1に記録するデータはすでに領域D2に記録するデータで上書きされている。

0144

次のステップ803では、欠陥情報を参照し、記録用データを記録する指定領域が欠陥領域であるか否かを判断する。ここでは、領域C1は欠陥領域ではないため、ステップ803での判断は否定され、ステップ805に移行する。

0145

このステップ805では、記録用データを指定領域に記録する。ここでは、領域C1に記録用データが記録される。

0146

次のステップ807では、バッファRAM34に残っている記録用データに基づいて、ベリファイ可能な領域を取得する。ここでは、領域D2がベリファイ可能な領域となる。

0147

次のステップ809では、ベリファイ可能な領域についてベリファイ処理を行う。

0148

次のステップ811では、ベリファイ処理の結果に基づいて、ベリファイ可能な領域に記録されたデータが正常に再生できるか否かを判断する。データが正常に再生できればここでの判断は肯定され、ステップ815に移行する。一方、データが正常に再生できなければここでの判断は否定され、ステップ813に移行する。

0149

このステップ813では、正常に再生できなかったデータを所定の交替領域に記録する。そして、欠陥情報をRAM41に保存した後、ステップ815に移行する。

0150

このステップ815では、ユーザデータのすべてが記録されたか否かを判断する。ここでは、領域C1に記録されただけであるため、ステップ815での判断は否定され、ステップ817に移行する。

0151

このステップ817では、次に連続して記録するデータをバッファRAM34から抽出し、記録用データとする。そして、上記ステップ803に戻る。

0152

このステップ803において、記録用データを記録する指定領域が欠陥領域であれば、ステップ803での判断は肯定され、ステップ819に移行する。

0153

このステップ819では、記録用データを所定の交替領域に記録する。そして、ステップ807に移行する。

0154

これにより、図12における領域D1及びD3ではベリファイ処理は行われず、領域D2、C2、D4及び交替領域ではベリファイ処理が行われることとなる。すなわち、記録パフォーマンスの低下を抑制しつつ、所定の記録品質を維持することが可能となる。

0155

また、上記実施形態では、再生の際に検出したエラーレートに基づいて、欠陥領域であるか否かを判断する場合について説明したが、本発明がこれに限定されるものではなく、例えば再生信号における信号レベルなどを判断材料の一つとしても良い。

0156

また、上記実施形態では、光ディスクがDVD+MRWの規格に準拠する場合について説明したが、本発明がこれに限定されるものではなく、例えばCD−MRWの規格に準拠する場合にも適用することができる。欠陥管理機能を有する規格に準拠した情報記録媒体であれば良い。

0157

また、上記実施形態では、光ピックアップ装置が1つの半導体レーザを備える場合について説明したが、これに限らず、例えば互いに異なる波長の光束を発光する複数の半導体レーザを備えていても良い。この場合に、例えば波長が405nmの光束を発光する半導体レーザ、波長が660nmの光束を発光する半導体レーザ及び波長が780nmの光束を発光する半導体レーザの少なくとも1つを含んでいても良い。

発明を実施するための最良の形態

0158

また、上記実施形態では、記録処理プログラムは、ROM39に記録されているが、他の記録媒体(CD−ROM光磁気ディスクフラッシュメモリフレキシブルディスク等)に記録されていても良い。この場合には、各記録媒体に対応するドライブ装置を付加し、各ドライブ装置から記録処理プログラムをインストールすることとなる。要するに、記録処理プログラムがCPU40のメインメモリにロードされれば良い。

発明の効果

0159

以上説明したように、本発明に係る記録方法及び情報記録装置によれば、記録パフォーマンスの低下を抑制し、記録品質に優れた記録を行うことができるという効果がある。

図面の簡単な説明

0160

また、本発明に係るプログラム及び記録媒体によれば、情報記録装置の制御用コンピュータにて実行され、記録パフォーマンスの低下を抑制し、記録品質に優れた記録を行うことができるという効果がある。

図1
本発明の一実施形態に係る光ディスク装置の概略構成を示すブロック図である。
図2
図2(A)〜図2(C)は、それぞれDVD+MRWの記録領域の構成を説明するための図である。
図3
フォーマット中にホストから記録要求コマンドを受信したときの本発明に係る記録処理を説明するためのフローチャート(その1)である。
図4
フォーマット中にホストから記録要求コマンドを受信したときの本発明に係る記録処理を説明するためのフローチャート(その2)である。
図5
フォーマット済みの光ディスクに対する記録要求コマンドを受信したときの本発明に係る記録処理を説明するためのフローチャートである。
図6
図6(A)及び図6(B)は、それぞれ欠陥領域及び、その欠陥領域の近傍に存在する準欠陥領域を説明するための図である。
図7
フォーマット済みの光ディスクに対する記録要求コマンドを受信したときの本発明に係る記録処理の第1の変形例を説明するためのフローチャートである。
図8
図7の記録処理を説明するための図である。
図9
フォーマット済みの光ディスクに対する記録要求コマンドを受信したときの本発明に係る記録処理の第2の変形例を説明するためのフローチャートである。
図10
図9の記録処理を説明するための図である。
図11
フォーマット済みの光ディスクに対する記録要求コマンドを受信したときの本発明に係る記録処理の第3の変形例を説明するためのフローチャートである。
図12
図11の記録処理を説明するための図である。
【符号の説明】
15…光ディスク(情報記録媒体)、20…光ディスク装置(情報記録装置)、37…バッファRAM(メモリ)、39…ROM(記録媒体)、40…CPU(記録手段、決定手段、交替手段)。

ページトップへ

この技術を出願した法人

この技術を発明した人物

ページトップへ

関連する挑戦したい社会課題

関連する公募課題

該当するデータがありません

ページトップへ

技術視点だけで見ていませんか?

この技術の活用可能性がある分野

分野別動向を把握したい方- 事業化視点で見る -

(分野番号表示ON)※整理標準化データをもとに当社作成

ページトップへ

おススメ サービス

おススメ astavisionコンテンツ

新着 最近 公開された関連が強い技術

この 技術と関連性が強い人物

関連性が強い人物一覧

この 技術と関連する社会課題

関連する挑戦したい社会課題一覧

この 技術と関連する公募課題

該当するデータがありません

astavision 新着記事

サイト情報について

本サービスは、国が公開している情報(公開特許公報、特許整理標準化データ等)を元に構成されています。出典元のデータには一部間違いやノイズがあり、情報の正確さについては保証致しかねます。また一時的に、各データの収録範囲や更新周期によって、一部の情報が正しく表示されないことがございます。当サイトの情報を元にした諸問題、不利益等について当方は何ら責任を負いかねることを予めご承知おきのほど宜しくお願い申し上げます。

主たる情報の出典

特許情報…特許整理標準化データ(XML編)、公開特許公報、特許公報、審決公報、Patent Map Guidance System データ