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技術 ロールへの感光剤等の被膜の塗布形成装置

出願人 株式会社シンク・ラボラトリー
発明者 重田核高倉幸一吉原浩之
出願日 2003年1月16日 (19年1ヶ月経過) 出願番号 2003-008107
公開日 2004年8月5日 (17年6ヶ月経過) 公開番号 2004-216306
状態 特許登録済
技術分野 ホトレジストの材料 感光性樹脂・フォトレジストの処理 フォトリソグラフィー用材料 塗布装置2(吐出、流下) 塗布装置3(一般、その他)
主要キーワード 高圧空気供給管 底面部中央 ドレン抜き弁 ギャップ検出信号 所望区間 細目ねじ エア抜き管 密閉タンク内
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2004年8月5日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (3)

課題

塗布ヘッドから塗布液が涌き出る非接触のスパイラル走査塗布方式であり、塗布液の涌き出る量を微調整でき及び塗布液の供給・遮断に際して防爆を確保でき、ピンホールを排除でき塗膜に高い均一性が得られる、ロールへの感光剤等の被膜塗布形成装置。

解決手段

ロールを水平に両端チャックして回転し得るロールチャック回転手段と、塗布ヘッドをロールの下面に近接させ任意の長さを移動し得る塗布ヘッド移動手段と、塗布ヘッドがロールの母線方向の所望の長さを移動する間だけ塗布ヘッドの上端より感光剤等の塗布液が必要量だけ湧き出すように塗布ヘッドに塗布液を供給する塗布液供給手段とを備え、塗布ヘッドの上端より盛り上がって溢れ出る塗布液をロールにロールの回転と塗布ヘッドの移動との共同走査であるスパイラル走査方式で隙間を空けないで塗布し塗布後液垂れが生じなくなるまでロールの回転を続行して被膜をセットする。

概要

背景

従来のロールへの感光剤等の被膜塗布形成装置としては、例えば、特開平6−230580と特開平6−165963がある。特開平6−230580は、3つの塗布ロールのうちの1つを回転駆動される被製版ロールの一端下面に近接移動方向前側アップ回転となるように面長方向に移動して、被製版ロールにアルコール洗浄レジスト塗布またはレジスト上塗りする酸化防止膜塗布を工程順に自動的に行える。

概要

塗布ヘッドから塗布液が涌き出る非接触のスパイラル走査塗布方式であり、塗布液の涌き出る量を微調整でき及び塗布液の供給・遮断に際して防爆を確保でき、ピンホールを排除でき塗膜に高い均一性が得られる、ロールへの感光剤等の被膜の塗布形成装置。ロールを水平に両端チャックして回転し得るロールチャック回転手段と、塗布ヘッドをロールの下面に近接させ任意の長さを移動し得る塗布ヘッド移動手段と、塗布ヘッドがロールの母線方向の所望の長さを移動する間だけ塗布ヘッドの上端より感光剤等の塗布液が必要量だけ湧き出すように塗布ヘッドに塗布液を供給する塗布液供給手段とを備え、塗布ヘッドの上端より盛り上がって溢れ出る塗布液をロールにロールの回転と塗布ヘッドの移動との共同走査であるスパイラル走査方式で隙間を空けないで塗布し塗布後液垂れが生じなくなるまでロールの回転を続行して被膜をセットする。

目的

本願発明は、塗布液が管の上端から涌き出るようにしてロールに対して管を非接触のスパイラル走査方式として塗布することができ、塗布液が管の上端から脈動なく均一に涌き出るようにすることができ、涌き出る量を微調整できること、塗布液の供給・遮断に際して防爆を確保できること、塗布液がロールの表面性状との関係で濡れ性が小さいときにはピンホールの発生を回避するために塗布液中に僅かな気泡でも含まれる状態を取り除くことができることにより、ネガ型感光剤やポジ型感光剤アブレーション可能な黒色遮光剤、レジストに上塗りする酸化防止剤等の塗布剤グラビア印刷用フレキソ印刷用ロータリースクリーン印刷用、又はエンドレスオフセット印刷用の被製版ロールへ均一に塗布して良好な被膜を安全に形成することができ、特に、ロール同士の接触を廃してピンホール(微小な非塗布個所)の発生を排除でき、又、気泡を含まない塗布剤の供給を確保して大きな非塗布個所の発生を排除できる、ロールへの感光剤等の被膜の塗布形成装置を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

ロールを水平に両端チャックして所望の周速度で回転し得るロールチャック回転手段と、塗布ヘッドを有し塗布ヘッドの上端を前記ロールの下面に近接させロールの母線方向の任意の長さを移動し得る塗布ヘッド移動手段と、塗布ヘッドの上端が回転するロールの下面に近接してロールの母線方向の所望の長さを移動する間だけ塗布ヘッドの上端より感光剤等の塗布液必要量だけ湧き出すように塗布ヘッドに塗布液を供給する塗布液供給手段とを備え、塗布ヘッドの上端より盛り上がって溢れ出る塗布液をロールにロールの回転と塗布ヘッドの移動との共同走査であるスパイラル走査方式で隙間を空けないで塗布し塗布後液垂れが生じなくなるまでロールの回転を続行して被膜をセットする構成であるロールへの感光剤等の被膜の塗布形成装置であって、前記塗布液供給手段は、密閉タンク内圧縮空気給送して密閉タンク内に貯留される塗布液の液面に圧力を加えて該塗布液を塗布液供給管送り込んで塗布ヘッドに供給する構成であって、塗布液供給管の中途に、弁体高圧空気により開閉動作して流体通流遮断を行う高圧空気動作式構造でありかつ弁体が開いたときの開度を流体が所望の微小流量となるように開度微調整機能を有する微小通流・流量微調整空気圧開閉動作機能を有する仕切弁を備えているか又は弁体を微小移動できて流体の微小な通流を調整し得る流量調整弁と弁体が高圧空気により開閉動作して流体の通流・遮断を行う高圧空気動作式仕切弁とを備えているとともに、塗布液供給管内を流れる塗布液中に含まれる気泡捕捉して消泡しエアをチーズより分岐するエア放出管より大気中へ排気して気泡が塗布液流出管内に供給されることを回避する気泡除去手段を備えている構成であり、さらに、高圧空気を前記仕切弁に供給する高圧空気供給管基端側であって塗布液流出管から防爆上必要距離に離れた位置に高圧空気の供給・遮断を制御するための電磁弁を有し、該電磁弁に対してロールの塗り始め位置に対応して開弁信号を送りかつロールの塗り終わり位置に対応して閉弁信号を送る構成であることを特徴とするロールへの感光剤等の被膜の塗布形成装置。

請求項2

前記塗布液供給手段は、第一の密閉タンクと第二の密閉タンクを有し、感光剤等の塗布剤を第一の密閉タンクに貯留し、第一の密閉タンク内に圧縮空気を給送して塗布液の液面に圧力を加えて該塗布液を、第一の密閉タンクと第二の密閉タンクを連通接続している管であって、中途にフィルターと電磁弁を備えた管を介してフィルターで濾過した塗布液を第二の密閉タンクに送り込み、かつ、該電磁弁を閉弁してから、該第二の密閉タンクタンク内に圧縮空気を給送して密閉タンク内に貯留される塗布液の液面に圧力を加えて塗布液を前記塗布液供給管を介して前記塗布液流出管に供給する構成であることを特徴とする[請求項1]に記載のロールへの感光剤等の被膜の塗布形成装置。

技術分野

0001

本願発明は、ネガ型感光剤ポジ型感光剤アブレーション可能な黒色遮光剤レジスト上塗りする酸化防止剤等の塗布剤グラビア印刷用フレキソ印刷用ロータリースクリーン印刷用、又はエンドレスオフセット印刷用被製版ロールへ均一に塗布して良好な被膜を形成することができ、特に、ロール同士の接触を廃してピンホール微小な非塗布個所)の発生を排除でき、又、気泡を含まない塗布剤の供給を確保して大きな非塗布個所の発生を排除できる、ロールへの感光剤等の被膜の塗布形成装置に関する。

背景技術

0002

従来のロールへの感光剤等の被膜の塗布形成装置としては、例えば、特開平6−230580と特開平6−165963がある。特開平6−230580は、3つの塗布ロールのうちの1つを回転駆動される被製版ロールの一端下面に近接移動方向前側アップ回転となるように面長方向に移動して、被製版ロールにアルコール洗浄レジスト塗布またはレジストに上塗りする酸化防止膜塗布を工程順に自動的に行える。

0003

塗布ロールによる被製版ロールへのレジスト塗布やレジストに上塗りする酸化防止膜塗布は、回転される塗布ロールを回転される被製版ロールに線接触させて行なっているので、塗布ロールが磨り減ることが確認され、塗布ロールから分離した微細粒が被製版ロールへレジストとともに付着してピンホールの原因になっていることが分かった。
又、回転される塗布ロールを回転される被製版ロールに線接触させてスパイラルに塗布しているので、塗布が均一ではなく粘性が高いレジストにあっては乾燥する前の段階では肉眼スパイラル筋見える塗布が行なわれており、耐レーザー感光性が膜厚依存性が大きいレジストにあっては焼付けトラブルを起こす惧れがある。

0004

本願発明者らは、塗布液が管の上端から涌き出るようにしてロールに対して管を非接触のスパイラル走査方式として塗布することを考えた。そして、塗布液が管の上端から脈動なく均一に涌き出るようにすること、涌き出る量を微調整できること、塗布液の供給・遮断に際して防爆を確保できること、塗布液がロールの表面性状との関係で濡れ性が小さいときにはピンホールの発生を回避するために塗布液中に僅かな気泡でも含まれる状態を取り除くことの必要に気付いた。さらに、タンクに塗布液を補給する際に混入する挟雑物や、塗布液に含まれることがある不純物によるピンホールの発生を回避するために不純物や挟雑物が含まれる状態を取り除くことの必要に気付いた。

発明が解決しようとする課題

0005

本願発明は、塗布液が管の上端から涌き出るようにしてロールに対して管を非接触のスパイラル走査方式として塗布することができ、塗布液が管の上端から脈動なく均一に涌き出るようにすることができ、涌き出る量を微調整できること、塗布液の供給・遮断に際して防爆を確保できること、塗布液がロールの表面性状との関係で濡れ性が小さいときにはピンホールの発生を回避するために塗布液中に僅かな気泡でも含まれる状態を取り除くことができることにより、ネガ型感光剤やポジ型感光剤やアブレーション可能な黒色遮光剤、レジストに上塗りする酸化防止剤等の塗布剤をグラビア印刷用、フレキソ印刷用、ロータリースクリーン印刷用、又はエンドレスオフセット印刷用の被製版ロールへ均一に塗布して良好な被膜を安全に形成することができ、特に、ロール同士の接触を廃してピンホール(微小な非塗布個所)の発生を排除でき、又、気泡を含まない塗布剤の供給を確保して大きな非塗布個所の発生を排除できる、ロールへの感光剤等の被膜の塗布形成装置を提供することを目的としている。
好ましくは、本願発明は、タンクに塗布液を補給する際に混入する挟雑物や、塗布液に含まれることがある不純物によるピンホールの発生を回避するために不純物や挟雑物が含まれる状態を取り除くことができる、ロールへの感光剤等の被膜の塗布形成装置を提供することを目的としている。

課題を解決するための手段

0006

請求項1に記載の発明は、ロールを水平に両端チャックして所望の周速度で回転し得るロールチャック回転手段と、塗布ヘッドを有し塗布ヘッドの上端を前記ロールの下面に近接させロールの母線方向の任意の長さを移動し得る塗布ヘッド移動手段と、塗布ヘッドの上端が回転するロールの下面に近接してロールの母線方向の所望の長さを移動する間だけ塗布ヘッドの上端より感光剤等の塗布液が必要量だけ湧き出すように塗布ヘッドに塗布液を供給する塗布液供給手段とを備え、塗布ヘッドの上端より盛り上がって溢れ出る塗布液をロールにロールの回転と塗布ヘッドの移動との共同走査であるスパイラル走査方式で隙間を空けないで塗布し塗布後液垂れが生じなくなるまでロールの回転を続行して被膜をセットする構成であるロールへの感光剤等の被膜の塗布形成装置であって、
前記塗布液供給手段は、密閉タンク内圧縮空気給送して密閉タンク内に貯留される塗布液の液面に圧力を加えて該塗布液を塗布液供給管送り込んで塗布ヘッドに供給する構成であって、塗布液供給管の中途に、弁体高圧空気により開閉動作して流体通流・遮断を行う高圧空気動作式構造でありかつ弁体が開いたときの開度を流体が所望の微小流量となるように開度微調整機能を有する微小通流・流量微調整・空気圧開閉動作機能を有する仕切弁を備えているか又は弁体を微小移動できて流体の微小な通流を調整し得る流量調整弁と弁体が高圧空気により開閉動作して流体の通流・遮断を行う高圧空気動作式仕切弁とを備えているとともに、塗布液供給管内を流れる塗布液中に含まれる気泡を捕捉して消泡しエアをチーズより分岐するエア放出管より大気中へ排気して気泡が塗布液流出管内に供給されることを回避する気泡除去手段を備えている構成であり、
さらに、高圧空気を前記仕切弁に供給する高圧空気供給管基端側であって塗布液流出管から防爆上必要距離に離れた位置に高圧空気の供給・遮断を制御するための電磁弁を有し、該電磁弁に対してロールの塗り始め位置に対応して開弁信号を送りかつロールの塗り終わり位置に対応して閉弁信号を送る構成であることを特徴とするロールへの感光剤等の被膜の塗布形成装置を提供するものである。
請求項2に記載の発明は、前記塗布液供給手段は、第一の密閉タンクと第二の密閉タンクを有し、感光剤等の塗布剤を第一の密閉タンクに貯留し、第一の密閉タンク内に圧縮空気を給送して塗布液の液面に圧力を加えて該塗布液を、第一の密閉タンクと第二の密閉タンクを連通接続している管であって、中途にフィルターと電磁弁を備えた管を介してフィルターで濾過した塗布液を第二の密閉タンクに送り込み、かつ、該電磁弁を閉弁してから、該第二の密閉タンクタンク内に圧縮空気を給送して密閉タンク内に貯留される塗布液の液面に圧力を加えて塗布液を前記塗布液供給管を介して前記塗布液流出管に供給する構成であることを特徴とする[請求項1]に記載のロールへの感光剤等の被膜の塗布形成装置を提供するものである。

0007

本願発明のロールへの感光剤等の被膜の塗布形成装置を図面を参照して説明する。
図1は、グラビア印刷用の被製版ロールへの感光剤等を塗布して被膜を形成するためのの塗布形成装置の正面図を示す。図2は、発明の要部の概念図を示す。
図1において、符号1のケーシングは、前面上部にロール出し入れ用開口1aを有するとともに上昇してロール出し入れ用開口1aを閉じるロール出し入れ用扉2を有している。
ケーシング1内には被製版ロールRを水平に両端チャックして所望の周速度で回転し得るロールチャック回転手段3が備えられている。詳述すると、ロールチャック回転手段3は、サーボモータ3aにより回転駆動される駆動側チャック3bと、トルクモータ3cによりロール長さに対応して移動される可動テーブル3dに設けられているテイルチャック3eとで例えば100φmm×800mm〜300φmm×2000mmの大きさの被製版ロールRをチャックすることができ所要低速度例えば周速が0.5m/sとなるように回転するようになっている。

0008

ロールチャック回転手段3にチャックされた被製版ロールRの下側には、塗布ヘッドを有し塗布ヘッドの上端を前記ロールRの下面に近接させロールの母線方向(面長方向)の任意の長さを移動し得る塗布ヘッド移動手段を備えている。
塗布ヘッド移動手段について詳述すると、被製版ロールRに沿ってレール4上をサーボモータ(図示しない)により回転されるボールねじ(図示しない)により移動を制御される走行台車5が所望区間往復走行し、走行台車5上に装備された昇降テーブル6に塗布ヘッドが装備されている。走行台車5の移動速度はロールが1回転すると塗り幅よりも例えば1〜2mm小さい寸法となるピッチで移動するようにロール径に応じて替えられる。
塗布ヘッドは、溢流受皿7と塗布液流出管8とからなり、溢流液受皿7が昇降テーブル6に設けられたブラケット9に支持されている。ケーシング1の後面壁の外方にはエアコンプレッサー10と第一の密閉タンク11と第二の密閉タンク12と溢流液回収密閉タンク13が備えられている。
溢流液受皿7は、例えば内径が50mmの大きさであり上端が開放しており下部に液流出口を有する浅い有底容器であり、塗布液流出管8は例えば内径が10mmの大きさであり溢流液受皿7の底面部中央を貫通してチューブ接続可能に縮径しており、塗布液流出管8の上端が溢流液受皿7の上端よりも例えば10mm高くなっている。なお、塗布液流出管8の下部は溢流液受皿7の側面下部を貫通していても良い。
塗布ヘッド移動手段は、昇降テーブル6を上昇させて塗布液流出管8の上端を被製版ロールRの下面に対して例えば100〜500μmのギャップを有する状態に近接させることができ、さらに走行台車5を移動して塗布液流出管8の上端を被製版ロールRの下面に近接したままで被製版ロールRに沿って移動できる。所定のギャップになったときに昇降テーブル6の上昇を停止する手段としては、ブラケット9に近接センサ(図示しない)を設けて該近接センサのギャップ検出信号を利用する。ロールの両端は、塗布ヘッドの両側に付設する近接センサ(図示しない)により検出し、ロールの一端を検出したら走行台車5を移動するサーボモータの回転数ロータリーエンコーダ(図示しない)でカウントして走行距離を検出する。

0009

塗布液供給手段は、塗布ヘッドの上端が回転する被製版ロールRの下面に近接してロールの母線方向の所望の長さを移動する間だけ塗布ヘッドの上端より感光剤等の塗布液が必要量だけ湧き出すように塗布ヘッドに塗布液を供給するように設けられる。
具体的には、例えば以下のように構成される。
図1のエアコンプレッサー10により生成される圧縮空気は、図2に示すように、二つの減圧弁14,15を通りここで二段階減圧されて例えば0.01メガパスカルとされ脈動がほぼ解消され、次いでオイルフィルター16に通されここで圧縮空気に含まれる油分が捕捉除去され、次いで第一の電磁三方弁17、第二の電磁三方弁18、第三の電磁三方弁19のいずれかに分れて通る。
第一の電磁三方弁17、第二の電磁三方弁18、第三の電磁三方弁19は、オンのときに入口ポートとこれに対向する出口ポートが連通しかつオフのときに入口ポートとこれに直角方向の大気流出ポートが連通するようになっている。
第一の電磁三方弁17を通る圧縮空気は第一の密閉タンク11に導入され、第二の電磁三方弁18を通る圧縮空気は第二の密閉タンク12に導入され、第3の電磁三方弁19を通る圧縮空気はフレキシブルチューブ20を介して微小通流・流量微調整・空気圧開閉動作機能を有する仕切弁21の弁体を開くためのポート21dに導入される。
第一の密閉タンク11は、容器本体11aに蓋11bを被せてクランプ11cで締付け密閉状態を確保できる。蓋11bには、塗布液注入口に仕切弁22を介して蓋付きのラッパ注入容器23が取付けられている。又、蓋11bには、圧縮空気取り入れ口があり管24を介して電磁三方弁17の出口ポートと連通接続されている。又、蓋11bには、圧縮空気排気口があり仕切弁25が取付けられている。容器本体11a の底部にはドレン抜き弁33が取付けられている。
第二の密閉タンク12は、容器本体12aに蓋12bを被せてクランプ12cで締付けて密閉状態を確保できる。蓋12bに設けられた塗布液注入口に仕切弁36とフィルター26の出口ポートが連通接続されている。フィルター26の入口ポートに一端が接続された管27は第一の密閉タンク11の蓋11bに設けられた孔に挿通され第一の密閉タンク11の底部に臨んでいる。管27の蓋の貫通部は密閉が確保されている。蓋12bに設けられた塗布液出口内端に被嵌された管28は密閉タンク12の底部に臨んでいる。
蓋12bに設けられた塗布液出口の外端に電磁弁29が取付けられ、この電磁弁29と微小通流・流量微調整・空気圧開閉動作機能を有する仕切弁21の塗布液流入ポート21aがフレキシブルチューブ30で連通接続されている。該仕切弁21の塗布液流出ポート21cと気泡捕捉消泡ボックス37の塗布液流入ポートがジョイント38により連通接続され、さらに、気泡捕捉消泡ボックス37の塗布液流出ポートと塗布ヘッドの塗布液流出管8の下端とがフレキシブルチューブ(高圧空気供給管)30で連通接続されている。溢流液受皿7の液流出口にはフレキシブルチューブ32が接続され、フレキシブルチューブ32の下端が溢流液回収密閉タンク13に入っている。気泡捕捉消泡ボックス37の上面部に設けられたエア出口に大径のエア抜き管39が接続されている。なお、電磁弁29に換えて単なる仕切弁を設けても良い。
微小通流・流量微調整・空気圧開閉動作機能を有する仕切弁21は、塗布液流入ポート21aから塗布液を流入させて弁体21bが便座とのギャップを僅かに開いて微小流量を通流させて塗布液流出ポート21cから気泡捕捉消泡ボックス37に流入させる。
弁体21bは、気体流入ポート21dより圧縮気体が流入しないときは該弁体21bと一体のプランジャがばねで付勢されることにより閉弁するように構成されていて、気体流入ポート21dより圧縮気体が流入すると該圧縮気体がプランジャを付勢して開弁するように構成されている。圧縮気体で押圧され弁体21bを便座から離れる方向に移動して開弁できる。
そして、弁体21bは、便座とのギャップを微小に変化できるニードル形状であり微小ストロークを与えると流量を微小に調整できる。弁体21bの開度を微小に変化させる、細目ねじが採用された手回しできる摘み21eは、ねじ込む方向に回してねじ内端を、便座に密着して閉弁状態の弁体21bに押し付けた状態では、気体流入ポート21dより圧縮気体が流入して該圧縮気体がプランジャを付勢しても弁体21bが開弁する方向に移動できない。そこで、摘み21eを逆に回すことにより該摘み21eのねじ内端が弁体21bから離れる方向にストロークし、気体流入ポート21dより圧縮気体の圧力で開弁する方向に付勢された弁体21bが該摘み21eのねじ内端から離れることなく追随し、もって、該摘み21eのねじ内端のストローク量だけ開弁する。
上記の微小通流・流量微調整・空気圧開閉動作機能を有する仕切弁21は、圧縮気体を気体流入ポート21dより導入して弁体21bを開弁できる構成であるので、溶剤を含む塗布液に対して防爆機能を有している。
第三の電磁弁19は、塗布ヘッドから防爆上必要距離に離れた位置にあり、装置のコントローラ(図示しない)からロールの塗り始め位置に対応して開弁信号を送られるとともにロールの塗り終わり位置に対応して閉弁信号を送られ、もって、高圧空気の供給・遮断を制御し得る。
気泡捕捉消泡ボックス37は、塗布ヘッドの近傍に設けられるのが好ましく、ボックス内容積が大きくここで塗布液の流通速度極端に遅くなることで塗布液中に含まれる気泡が浮力で上昇して集まってより大きい気泡に成長しエア抜き管39より大気中へ放出する。気泡捕捉消泡ボックス37は、気泡の捕捉を確実に行うために気泡捕捉エレメント37aが設けられることが好ましい。エア抜き管39の上端は、塗布液流出管8の上端よりも所要寸法例えば5cm位高くなっていて、この場合、塗布液流出管8の上端における塗布液の圧力水頭は、塗布液流出管8の上端より5cm未満になるように前記の摘み21eにより流量の絞り調整が行われ、もって塗布液が塗布液流出管8の上端から溢流してもエア抜き管39の上端からは塗布液が溢流しないように確保されている。
蓋12bには圧縮空気排気口があり仕切弁35が取付けられている。容器本体12a の底部にはドレン抜き弁34が取付けられている。

0010

作用を説明する。
第一の電磁弁17をオフにして圧縮空気が第一の電磁弁17より大気に放出され第一の密閉タンク11には流入しないようにしてから、ラッパ状注入容器23の蓋を開けてネガ型感光剤又はポジ型感光剤又はアブレーション可能な黒色遮光剤又はレジストに上塗りする酸化防止剤等の塗布剤をラッパ状注入容器23を通して第一の密閉タンク11に貯留する。
次いで、仕切弁22を閉じるとともにラッパ状注入容器23の蓋を閉じ、仕切弁35、仕切弁36を開いてからエアコンプレッサー10を作動し第一の電磁弁17をオンにすると、第一の密閉タンク11内に圧力気体が流入する。第一の密閉タンク11内の塗布剤の液面が圧力気体で押圧されるから、塗布剤は管27を通りフィルター26で濾過され第二の密閉タンク12内に流入する。全量が第二の密閉タンク12内に流入したら、第一の電磁弁17をオフにするとともに仕切弁25、仕切弁36を閉じる。
次いで、仕切弁35を閉じ、電磁弁29を開いてから、第二の電磁弁18をオンにして圧力気体を第二の密閉タンク12内に流入するとともに、第三の電磁弁19をオンにして微小通流・流量微調整・空気圧開閉動作機能を有する仕切弁21を開弁する。すると、第二の密閉タンク12内の塗布剤の液面が圧力気体で押圧されるから、塗布剤は電磁弁29、フレキシブルチューブ30を通り微小通流・流量微調整・空気圧開閉動作機能を有する仕切弁21に流入し気泡捕捉消泡ボックス37で気泡が取り除かれフレキシブルチューブ31を通り塗布液流出管8の下端に流入する。
次いで、塗布液流出管8の上端より塗布剤が溢れ出るようにしてから、微小通流・流量微調整・空気圧開閉動作機能を有する仕切弁21の摘み21eを回して開弁の度合いを調整して塗布液の量を塗布に必要な量よりも僅かに多い量となるように調整する。この場合、塗布膜の厚さは、ロールの回転数と塗布剤の粘度と塗布液流出管8の上端より塗布剤が溢れ出る量の関数であるので、実際に試し塗りして乾燥した膜の厚さを測定して、所望の膜厚が得られるように、微小通流・流量微調整・空気圧開閉動作機能を有する仕切弁21の調整ねじの摘み21eを調整する。設定目標は、前記塗布液流出管の下端にロールの周面速度と塗布液流出管の塗り幅と塗布液の粘度によって決まる単位時間当たりの塗布面積に塗布する塗布量よりも若干多い流量として流量変化の脈動が生じない状態に供給できるようにする。
コンプレッサー10で生成される圧力気体の脈動変化は、僅かながら第二の密閉タンク12内に及ぼすが、流量調整弁13で通過流量が大幅に絞られることでカットされ、さらに内径が大きい塗布液流出管8内を上昇する流れは脈動が完全に解消する。
塗布液流出管8の上端より溢れ出る塗布剤は、フレキシブルチューブ32を介して溢流液回収密閉タンク13に回収される。
以上で、塗布の準備が終了し、第二の電磁弁18と第三の電磁弁19をオフにする。すると、微小通流・流量微調整・空気圧開閉動作機能を有する仕切弁21を閉弁して塗布液は塗布液流出管8とフレキシブルチューブ30に充満した状態に保たれる。
以後、塗布を行なうことが出来る。
ロールチャック回転手段3により被製版ロールRを水平に両端チャックして所要低速度で回転する。走行台車5を移動して塗布液流出管8を被製版ロールRの一端下方に位置させる。昇降テーブル6を上昇して塗布液流出管8の上端が被製版ロールRの下面に対して例えば500μmのギャップを有する状態に近接して停止する。
第二の電磁弁18と第三の電磁弁19をオンにして、第二の密閉タンク12内の圧縮気体を流入して密閉タンク内を所定の低圧に保つと共に、微小通流・流量微調整・空気圧開閉動作機能を有する仕切弁21を開弁する。
すると、塗布液流出管8の上端より塗布液が溢れ出てロールRに塗布される。走行台車5が被製版ロールRの一端から他端へ走行して行くと、被製版ロールRにスパイラルに隙間を空けないで塗布液を塗布することができる。走行台車5が被製版ロールRの他端へ到達すると、第二の電磁弁18と第三の電磁弁19をオフになり、微小通流・流量微調整・空気圧開閉動作機能を有する仕切弁21を閉弁してする。塗布液流出管8の上端より塗布液が溢れ出るのが止まる。昇降テーブル6が下降し走行台車5が初期位置へ復動する。被製版ロールRは、塗布膜が乾燥するまで回転を続行する。

0011

上記の実施の形態では、塗布液の原液を第一の密閉タンク11に入れてフィルター26を通して第二の密閉タンク12に入れるようにしているので、塗布液の原液にピンホールの原因になる不純物が入っていてもピンホールが生じない良好な塗布ができる。

発明を実施するための最良の形態

0012

本願発明は、上記の実施の形態に限定されるものではない。
気泡捕捉消泡ボックス37を微小通流・流量微調整・空気圧開閉動作機能を有する仕切弁21の下側に設けても良い。この場合は、第三の電磁弁19に連動して電磁弁29のオンオフを行う。
微小通流・流量微調整・空気圧開閉動作機能を有する仕切弁21は、弁体が高圧空気により開閉動作して流体の通流・遮断を行う高圧空気動作式構造でありかつ弁体が開いたときの開度を流体が所望の微小流量となるように開度微調整機能を有する複合機能付の構成であるが、これに換えて、弁体を微小移動できて流体の微小な通流を調整し得る流量調整弁と弁体が高圧空気により開閉動作して流体の通流・遮断を行う高圧空気動作式仕切弁とで構成しても良い。
ケーシング1の内又は外に、除湿装置加湿装置を備えてケーシング1内の湿度を例えば50〜55%となるように調整できて塗布が良好に行われることが好ましい。
本願明細書において、ロールとは、感光剤等の被膜の塗布形成が必要な円筒体を総称するものであり、グラビア印刷用、フレキソ印刷用、ロータリースクリーン印刷用、又はエンドレスオフセット印刷用の被製版ロールを含む他に、レーザープリンター複写機感光ドラムも含まれる。又、塗布液とは、ネガ型感光剤やポジ型感光剤やアブレーション可能な黒色遮光剤、レジストに上塗りする酸化防止剤等である。

図面の簡単な説明

0013

[請求項1]及び[請求項2]に記載の、ロールへの感光剤等の被膜の塗布形成装置によれば、塗布液が管の上端から脈動なく均一に涌き出るようにすること、涌き出る量を微調整できること、塗布液の供給・遮断に際して防爆を確保できることができるので、
ネガ型感光剤やポジ型感光剤やアブレーション可能な黒色遮光剤、レジストに上塗りする酸化防止剤等の塗布剤をグラビア印刷用、フレキソ印刷用、ロータリースクリーン印刷用、又はエンドレスオフセット印刷用の被製版ロール、或いはレーザープリンターや複写機の感光ドラムへ均一に塗布して良好な被膜を形成することができる。特に、ロール同士の接触を廃したので、ピンホールの原因を排除でき塗膜に高い均一性が得られ、
さらに、塗布液中に僅かな含まれる気泡でも捕捉して消泡し管外へ排気でき、気泡がない塗布液を塗布液流出管に供給できるから、特に、ロールの表面性状との関係で濡れ性が小さい塗布液を塗布して被膜を形成するときにピンホールの発生を回避できる。
[請求項2]に記載の、ロールへの感光剤等の被膜の塗布形成装置によれば、
第一の密閉タンク中に貯留される塗布液に不純物・挟雑物が含まれる場合、第一の密閉タンクから第二の密閉タンクへ給送されるときにフィルターにより不純物や挟雑物が捕捉され、第二の密閉タンクには不純物・挟雑物が含まれない塗布液が貯留されるから、タンクに塗布液を補給する際に混入する挟雑物や、塗布液に含まれている不純物によるピンホールの発生を回避することができる。

図1
本願発明のロールへの感光剤等の被膜の塗布形成装置を実施するための、グラビア印刷用の被製版ロールへの感光剤の塗布装置の正面図を示す。
図2
装置要部の概念図を示す。
【符号の簡単な説明】
R・・・被製版ロール、1・・・ケーシング、1a・・・ロール出し入れ用開口、2・・・ロール出し入れ用扉、3・・・ロールチャック回転手段、3a・・・駆動側チャック、3b・・・可動テーブル、3c・・・テイルチャック、4・・・レール、5・・・走行台車、6・・・昇降テーブル、7・・・溢流液受皿、8・・・塗布液流出管、9・・・ブラケット、10・・・エアコンプレッサー、11・・・第一の密閉タンク、11a・・・容器本体、11b・・・蓋、11c・・・クランプ、12・・・第二の密閉タンク、12a・・・容器本体、12b・・・蓋、12c・・・クランプ、13・・・溢流液回収密閉タンク、14,15・・・減圧弁、16・・・オイルフィルター、17・・・第一の電磁三方弁、18・・・第二の電磁三方弁、19・・・第三の電磁三方弁、20・・・フレキシブルチューブ、21・・・微小通流・流量微調整・空気圧開閉動作機能を有する仕切弁、21a・・・塗布液流入ポート、21b・・・弁体、21c・・・塗布液流出ポート、21d・・・気体流入口、21e・・・調整ねじの摘み、22・・・仕切弁、23・・・蓋付きのラッパ状注入容器、24・・・管、25・・・仕切弁、26・・・フィルター、27・・・管、28・・・管、29・・・電磁弁、30・・・フレキシブルチューブ、31・・・フレキシブルチューブ、32・・・フレキシブルチューブ、33・・・ドレン抜き弁、34・・・ドレン抜き弁、35・・・仕切弁、36・・・仕切弁、37・・・気泡捕捉消泡ボックス、37a・・・気泡捕捉エレメント、38・・・フレキシブルチューブ、39・・・エア抜き管、

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