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技術 水中油型乳化ネイルトリートメント

出願人 株式会社コーセー
発明者 染谷有紀
出願日 2003年8月7日 (17年10ヶ月経過) 出願番号 2003-289281
公開日 2004年7月22日 (16年10ヶ月経過) 公開番号 2004-203860
状態 未査定
技術分野 化粧料
主要キーワード 油性タイプ ネイルトリートメント モノイソステアリン酸ポリエチレングリコール シリコーンゲル組成物 段階判定 伸び広がり 指先部分 全組成分
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2004年7月22日)のものです。
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課題

経時安定性に優れ、伸び広がりが良く、みずみずしさがあり、爪への親和性が高く、べたつきがなく、エモリエント感に加えうるおい感に優れた水中油型乳化ネイルトリートメントの提供。

解決手段

次の成分(a)〜(d);(a)オレイルアルコール0.05〜2質量%(b)HLB14以上の非イオン性界面活性剤0.1〜5質量%(c)オレイルアルコール以外の油性成分(d)水性成分を含有することを特徴とする水中油型乳化ネイルトリートメント。更に、油性成分(c)中に成分(e)シリコーン油、更にまた、成分(f)グリセリンのジ及び/又はトリ直鎖脂肪酸エステルを含有する水中油型乳化ネイルトリートメント。

概要

背景

美爪料を爪から除去するためには、有機溶剤を含有する除去剤を使用することが多い。近年、美爪料にラメを配合する、美爪料の持ちを良くするなど、美爪料の多様化に伴い、除去剤の使用頻度は増えてきている。除去剤は、爪や爪の周り指先の水分や油分まで取り去り、爪の白化の原因や指先の肌荒れなどの原因ともなり、またくり返し使用していると、爪が硬くなったり、折れたり、また二枚爪になったりすることがある。これらを防ぐため、従来からネイルトリートメントが使用されている。例えば、爪に水分、油分両方を与える水中油型乳化タイプ非特許文献1参照)や、特定のシリコーンゲル組成物を含有し、べとつかずさっぱりとした使用感で爪にツヤを与える油性タイプ(特許文献1参照)や、その他、特定の薬効成分、例えば、ラノリン尿素複合体(特許文献2参照)、ヒドロキシカルボン酸(特許文献3、同4参照)を含有し爪をトリートメントするもの等があった。
しかしながら、ネイルトリートメントにおいて、油分のみ、もしくは油分を主に含有するトリートメントは、爪に油分を補給すること、すなわち、エモリエント感を付与することはできるが、水分の補給、すなわち、うるおい感の付与は充分ではなく、更に、油分の感触が出るため、使用時の伸び広がりは良いが、みずみずしさに欠け、べたつきや油感が残る等の欠点があった。一方、従来からある水中油型乳化タイプのものは、みずみずしさ、うるおい感は有してはいたが、エモリエント感やその持続性には欠けていた。また使用感の面からは、特に爪への親和性に欠けているものであった。

特許2700816号公報(実施例8)
特開平06−092822号公報(請求項、産業上の利用分野
特開平09−104608号公報(請求項、産業上の利用分野)
特開平11−193217号公報(請求項、産業上の利用分野、実施例6)
池田鉄作著「化粧品学山堂 1987年01月05日6刷発行(P273〜274 処方例)

概要

経時安定性に優れ、伸び広がりが良く、みずみずしさがあり、爪への親和性が高く、べたつきがなく、エモリエント感に加えうるおい感に優れた水中油型乳化ネイルトリートメントの提供。次の成分(a)〜(d);(a)オレイルアルコール0.05〜2質量%(b)HLB14以上の非イオン性界面活性剤0.1〜5質量%(c)オレイルアルコール以外の油性成分(d)水性成分を含有することを特徴とする水中油型乳化ネイルトリートメント。更に、油性成分(c)中に成分(e)シリコーン油、更にまた、成分(f)グリセリンのジ及び/又はトリ直鎖脂肪酸エステルを含有する水中油型乳化ネイルトリートメント。 なし。

目的

従って、水分、油分の両方を爪に補給することができ、みずみずしさ、伸び広がりの良さを持ちながら、従来の水中油型乳化ネイルトリートメントにはない、爪や指先への親和性に優れ、エモリエント感及びその持続性にも優れる水中油型乳化ネイルトリートメントの開発が望まれていた。

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
3件

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請求項1

次の成分(a)〜(d);(a)オレイルアルコール0.05〜2質量%(b)HLB14以上の非イオン性界面活性剤0.1〜5質量%(c)成分(a)以外の油性成分(d)水性成分を含有することを特徴とする水中油型乳化ネイルトリートメント

請求項2

成分(c)中に、成分(e)シリコーン油を含有することを特徴とする請求項1記載の水中油型乳化ネイルトリートメント。

請求項3

更に成分(c)中に、成分(f)グリセリンのジ及び/又はトリ脂肪酸エステルを含有することを特徴とする請求項1または2記載の水中油型乳化ネイルトリートメント。

請求項4

成分(b)が、ポリエチレングリコール脂肪酸エステルであることを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の水中油型乳化ネイルトリートメント。

請求項5

成分(f)を構成する脂肪酸が、炭素数8〜10の直鎖脂肪酸であることを特徴とする請求項3または4の何れか1項に記載の水中油型ネイルトリートメント

技術分野

0001

本発明は、爪又は爪の周り指先トリートメントすることを目的とする水中油型乳化トリートメントに関するものである。詳細には、経時での安定性に優れ、伸び広がりが良く、みずみずしく、爪への親和性が高く、エモリエント感に加えうるおい感に優れた水中油型乳化ネイルトリートメントに関する。

背景技術

0002

美爪料を爪から除去するためには、有機溶剤を含有する除去剤を使用することが多い。近年、美爪料にラメを配合する、美爪料の持ちを良くするなど、美爪料の多様化に伴い、除去剤の使用頻度は増えてきている。除去剤は、爪や爪の周りの指先の水分や油分まで取り去り、爪の白化の原因や指先の肌荒れなどの原因ともなり、またくり返し使用していると、爪が硬くなったり、折れたり、また二枚爪になったりすることがある。これらを防ぐため、従来からネイルトリートメントが使用されている。例えば、爪に水分、油分両方を与える水中油型乳化タイプ非特許文献1参照)や、特定のシリコーンゲル組成物を含有し、べとつかずさっぱりとした使用感で爪にツヤを与える油性タイプ(特許文献1参照)や、その他、特定の薬効成分、例えば、ラノリン尿素複合体(特許文献2参照)、ヒドロキシカルボン酸(特許文献3、同4参照)を含有し爪をトリートメントするもの等があった。
しかしながら、ネイルトリートメントにおいて、油分のみ、もしくは油分を主に含有するトリートメントは、爪に油分を補給すること、すなわち、エモリエント感を付与することはできるが、水分の補給、すなわち、うるおい感の付与は充分ではなく、更に、油分の感触が出るため、使用時の伸び広がりは良いが、みずみずしさに欠け、べたつきや油感が残る等の欠点があった。一方、従来からある水中油型乳化タイプのものは、みずみずしさ、うるおい感は有してはいたが、エモリエント感やその持続性には欠けていた。また使用感の面からは、特に爪への親和性に欠けているものであった。

0003

特許2700816号公報(実施例8)
特開平06−092822号公報(請求項、産業上の利用分野
特開平09−104608号公報(請求項、産業上の利用分野)
特開平11−193217号公報(請求項、産業上の利用分野、実施例6)
池田鉄作著「化粧品学山堂 1987年01月05日6刷発行(P273〜274 処方例)

発明が解決しようとする課題

0004

従って、水分、油分の両方を爪に補給することができ、みずみずしさ、伸び広がりの良さを持ちながら、従来の水中油型乳化ネイルトリートメントにはない、爪や指先への親和性に優れ、エモリエント感及びその持続性にも優れる水中油型乳化ネイルトリートメントの開発が望まれていた。

課題を解決するための手段

0005

このような事情に鑑み、本発明者は上記欠点を克服すべく鋭意研究を行った結果、オレイルアルコールHLB14以上の非イオン性界面活性剤、オレイルアルコール以外の油性成分及び水性成分を組み合わせて含有することにより、水分、油分を爪に補給でき、使用時には、伸び広がりが良く、みずみずしさがあり、爪や指先への親和性が高く、使用後には、べとつかずエモリエント感に加えうるおい感があるといった優れた使用感、効果をあわせ持ち、また、経時的に安定である水中油型乳化ネイルトリートメントが得られることを見出した。また、上記の油性成分中シリコーン油を含有させるとべたつき感が更に改善されること、更にまた、グリセリンのジ及び/又はトリ脂肪酸エステルを含有させると伸び広がり、親和性、うるおい感が著しく向上し、使用感、効果が相乗的に向上することを見出し、本発明を完成した。

0006

すなわち、本発明は、次の成分(a)〜(d);
(a)オレイルアルコール0.05〜2質量%
(b)HLB14以上の非イオン性界面活性剤0.1〜5質量%
(c)成分(a)以外の油性成分
(d)水性成分
を含有することを特徴とする水中油型乳化ネイルトリートメントに関するものである。更に、成分(c)中にシリコーン油を、また更には、成分(f)グリセリンのジ及び/又はトリ脂肪酸エステルを含有する水中油型乳化ネイルトリートメントに関するものである。また、成分(b)がポリエチレングリコール脂肪酸エステルである水中油型乳化ネイルトリートメントに関するものである。また、成分(f)のエステルを構成する脂肪酸が、炭素数8〜10の直鎖脂肪酸である水中油型乳化ネイルトリートメントに関するものである。

0007

なお、本発明品の水中油型乳化ネイルトリートメントの使用部位は、爪はもちろんのこと、爪の周りの指先部分をも含むものである。従って、以後単に「爪」と記載しても、爪とその周りの指先部分をも含む場合もある。

発明の効果

0008

以上の如く、オレイルアルコール0.05〜2質量%、HLB値14以上の非イオン性界面活性剤0.1〜5質量%、オレイルアルコール以外の油性成分、水性成分を含有する水中油型乳化ネイルトリートメントは、みずみずしく、伸び広がりが良く、爪への親和性が高いなどの使用感に優れ、また、べたつきがなくうるおい感やその持続性も高いなどの肌効果にも優れ、経時的にも安定なものであった。
更に、油性成分中にシリコーン油を含有されることで、べたつきが更に軽減され、また更に、グリセリンのジ及び/又はトリ直鎖脂肪酸エステルを配合することで、伸び広がり、親和性、うるおい感が一段と向上するなど、使用感、効果が著しく向上した水中油型乳化ネイルトリートメントであった。

発明を実施するための最良の形態

0009

以下、本発明の構成について説明する。
本発明における成分(a)のオレイルアルコールは、高級アルコール一種であり常温で液状を呈するものであり、爪に対して親和性を有しており、爪に柔軟性、うるおい感を付与させるために含有されるものである。ことに、成分(a)と成分(b)とを組み合わせて用いることで、爪への親和性、うるおい感が相乗的に向上する。

0010

本発明における成分(a)のオレイルアルコールの含有量は、全組成分中0.05〜2質量%(以下、単に「%」と記す)であり、好ましくは0.1〜2%である。この範囲にあると、爪への親和性があり、うるおい感が向上したものとなる。成分(a)の含有量が、0.05%未満では爪への親和性が弱くなり、また、2%を超えて含有すると油感が強くなり、べたついたり、また、原料臭が強くなり、製品としての良好な品質、安定性に欠ける場合がある。

0011

本発明に用いられる成分(b)のHLB14以上の非イオン性界面活性剤は、水中油型乳化ネイルトリートメントの乳化剤として含有される他、使用中のみずみずしさの付与、爪への親和性の向上、湿潤剤として爪にうるおい感を付与することを目的として配合されるものであり、通常化粧料に使用されるものであれば、特に制限されない。

0012

本発明における成分(b)のHLB14以上の非イオン性界面活性剤としては、例えば、ポリオキシエチレン(20EO)モノステアリン酸グリセリル、ポリオキシエチレン(30EO)モノステアリン酸グリセリル等のポリオキシエチレングリセリン脂肪酸エステルモノラウリン酸デカグリセリル等のポリグリセリン脂肪酸エステル;ポリオキシエチレン(20EO)モノオレイン酸ソルビタン、ポリオキシエチレン(20EO)モノステアリン酸ソルビタン、ポリオキシエチレン(20EO)モノパルミチン酸ソルビタン等のポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル;ポリオキシエチレン(60EO)硬化ひまし油、ポリオキシエチレン(80EO)硬化ひまし油等のポリオキシエチレン硬化ひまし油;ポリオキシエチレン(24EO)コレステリルエーテル、ポリオキシエチレン(30EO)コレステリルエーテル等のポリオキシエチレンコレステリルエーテル;ポリオキシエチレン(20EO)フィトステロール;ポリオキシエチレン(30EO)コレスタノールモノステアリン酸ポリエチレングリコール(25EO)、モノステアリン酸ポリエチレングリコール(55EO)等のポリエチレングリコール脂肪酸エステル;ポリオキシエチレン(21EO)ラウリルエーテル、ポリオキシエチレン(15EO)セチルエーテル、ポリオキシエチレン(20EO)ステアリルエーテル等のポリオキシエチレンアルキルエーテル;ポリオキシエチレン(20EO)ポリオキシプロピレン(4PO)セチルエーテル等のポリオキシエチレンポリオキシプロピレンアルキルエーテル;ポリオキシエチレン(15EO)ノニルフェニルエーテル、ポリオキシエチレン(30EO)オクチルフェニルエーテル等のポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテルなどが挙げられ、これらの非イオン性界面活性剤は必要に応じて一種又は二種以上用いることができる。

0013

これらの中でも、使用中のみずみずしさ、爪への親和性、うるおい感や安定性の観点から好ましいものとしては、ポリエチレングリコール脂肪酸エステルが挙げられる。HLB値14以上のものであれば、特に限定はされないが、例えば、モノラウリン酸ポリエチレングリコール(30EO)、モノイソステアリン酸ポリエチレングリコール(20EO)、モノステアリン酸ポリエチレングリコール(25EO)、モノステアリン酸ポリエチレングリコール(40EO)、モノステアリン酸ポリエチレングリコール(45EO)、モノステアリン酸ポリエチレングリコール(55EO)等が特に好ましいものとして挙げられる。

0014

本発明における成分(b)のHLB14以上の非イオン性界面活性剤の含有量は、全組成分中0.1〜5%であり、好ましくは0.5〜3%である。この範囲であると、経時安定性も良く、使用中にみずみずしさがあり、爪への親和性やうるおい感の高い水中油型乳化ネイルトリートメントが得られる。成分(b)の含有量が、0.1%未満では、爪への親和性や経時安定性に欠け、また、5%を超えて含有すると伸び広がりが悪くなる場合がある。

0015

本発明に用いられる成分(c)のオレイルアルコール以外の油性成分は、水中油型乳化ネイルトリートメントの油相を構成する成分としての他、爪にエモリエント効果を与える成分として含有されるもので、通常化粧料に使用される油剤であれば、特に制限されない。例えば、炭化水素油として、オゾケライトスクワラン流動パラフィンワセリンパラフィンワックスマイクロクリスタリンワックスポリブテンポリイソブチレンポリイソブテン等;高級脂肪酸としては、ラウリン酸ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸ベヘン酸オレイン酸リノール酸リノレン酸アラキドン酸エイコサペンタエン酸(EPA)、ドコサヘキサエン酸(DHA)、イソステアリン酸、12−ヒドロキシステアリン酸等;高級アルコールとしては、ミリスチルアルコールパルミチルアルコールセトステアリルアルコールステアリルアルコールベヘニルアルコール等;エステル油としては、オレイン酸オレイル、オレイン酸オクチルドデシル、オレイン酸デシル、イソステアリン酸イソセチル、ステアリン酸イソセチル、パルミチン酸イソプロピル、パルミチン酸−2−エチルヘキシル、パルミチン酸−2−ヘキシルデシル、ミリスチン酸イソプロピルミリスチン酸オクチルドデシルミリスチン酸ミリスチルオクタン酸セチル、2−エチルヘキサン酸セチル、コハク酸−2−エチルヘキシル、リンゴ酸ジイソステアリル、モノイソステアリン酸アルキレングリコール、ジ−2−エチルヘキサン酸エチレングリコールジカプリン酸ネオペンチルグリコール、トリ−2−エチルヘキサン酸トリメチロールプロパンテトラ−2−エチルヘキサン酸ペンタエリスリトールジペンタエリスリトール脂肪酸エステル、12−ヒドロキシステアリン酸コレステリル、N−ラウロイル−L−グルタミン酸−2−オクチルドデシルエステル等;天然由来ロウ類として、ミツロウゲイロウキャンデリラロウカルナウバロウホホバ油フッ素系油剤としては、パーフルオロポリエーテルパーフルオロデカリンパーフルオロオクタン等が挙げられ、これらの油剤は必要に応じて一種又は二種以上用いることができる。

0016

これらの中でも、エモリエント効果や経時安定性向上の観点から、好ましいものとして、スクワラン、流動パラフィン等の炭化水素、ステアリン酸、パルミチン酸等の高級脂肪酸、セトステアリルアルコール、ステアリルアルコール、ベヘニルアルコール等の高級アルコール、ジ−2−エチルヘキサン酸エチレングリコール、2−エチルヘキサン酸セチル、テトラ−2−エチルヘキサン酸ペンタエリスリトール、オクタン酸セチル、ジカプリン酸ネオペンチルグリコール、パルミチン酸イソプロピル等のエステル油が挙げられる。

0017

本発明における成分(c)オレイルアルコール以外の油性成分の含有量は、特に限定されないが、好ましくは全組成分中2〜30%である。この範囲であると経時的に安定となり、エモリエント効果に優れるものが得られる。

0018

本発明における成分(d)の水性成分は、水中油型乳化ネイルトリートメントの水相の構成成分であると共に、爪にうるおい感を与える成分として、また、伸び広がりの軽さ、みずみずしさの向上、べたつきを軽減、さっぱり感の付与等の使用感を向上させるための成分として配合されるものであり、通常化粧料に使用されるものであれば、特に制限されない。例えば、精製水エタノール;グリセリン、プロピレングリコールブチレングリコール等の多価アルコール類ブドウ糖白糖トレハロースソルビトールマルチトールマンニトールエリスリトール等の糖又は糖アルコール;等が挙げられ、これらの一種又は二種以上を組み合わせて用いることができる。一般的には、精製水又は、精製水とエタノール、多価アルコール類、糖類とを組み合わせたものが用いられる。

0019

本発明の成分(a)〜(d)を組み合わせて含有することで、経時安定性が確保されると共に、使用時には、伸び広がりが良く、みずみずしさがあり、爪への親和性が高く、使用後には、べとつかず、エモリエント感に加えうるおい感に優れた水中油型乳化ネイルトリートメントを得ることができる。

0020

また本発明においては、成分(c)中に成分(e)としてシリコーン油を含有させると、伸び広がりが更に向上し、使用後のべたつき感が一段と減少し、さっぱり感を著しく向上させることができる。成分(e)としては、通常化粧料に使用されるものであれば、特に制限されない。具体的には、ジメチルポリシロキサンメチルフェニルポリシロキサンオクタメチルシクロテトラシロキサンデカメチルシクロペンタシロキサンドデカメチルシクロヘキサシロキサンステアロキシシリコーン等の高級アルコキシ変性シリコーン、高級脂肪酸変性シリコーンシリコーン樹脂シリコンゴムシリコーンレジンフッ素変性シリコーンアミノ変性シリコーン等が挙げられ、これらのシリコーン油は必要に応じて一種又は二種以上用いることができる。これらの中では、べたつきを軽減し、さっぱり感を著しく向上させるものとして、ジメチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、オクタメチルシクロテトラシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサン等が挙げられる。

0021

本発明に用いられる成分(e)シリコーン油の含有量は、特に限定されるものではないが、好ましくは全組成分中0.1〜10%である。この範囲であると、経時安定性に悪影響を与えることなく、使用後のべたつきやさっぱり感の著しい向上につながる。

0022

従って、本発明の成分(a)〜(d)と更に成分(e)を組み合わせて含有させることで、使用時の伸び広がりの向上、使用後のべたつきの軽減、さっぱり感の著しい向上など、相乗的に使用感が向上した水中油型乳化ネイルトリートメントを得ることができる。

0023

また更に、本発明においては、成分(c)中に成分(f)としてグリセリンのジ及び/又はトリ脂肪酸エステルを含有させると、伸び広がり、爪への親和性が更に向上し、うるおい感を一段と高めることができる。成分(f)は、通常化粧料に使用されるものであれば、特に制限されない。例えば、アボガド油アマニ油アーモンド油、オリーブ油カカオ脂キョウニン油、小麦胚芽油ゴマ油コメ胚芽油、コメヌカ油サフラワー油シアバター大豆油実油、月見草油、パーシック油、ヒマシ油硬化ヒマシ油パーム油硬化パーム油、ヒマワリ油ブドウ油、マカデミアナッツ油綿実油、トリ−2−エチルヘキサン酸グリセリルトリカプリル酸グリセリルトリカプリン酸グリセリル、トリ(カプリルカプリン酸)グリセリル、トリイソパルミチン酸グリセリル、トリイソステアリン酸グリセリル、トリ−2−ヘプチルウンデカン酸グリセリル、ジカプリン酸グリセリル等が挙げられ、必要に応じて、一種又は二種以上用いることができる。

0024

これらの中でも、爪への伸び広がり、親和性、うるおい感の更なる向上の観点から、グリセリンと炭素数が8〜10の直鎖脂肪酸のジ及び/又はトリエステルが好ましいものとして挙げられ、例えば、ジカプリン酸グリセリル、トリカプリル酸グリセリル、トリカプリン酸グリセリル、トリ(カプリル・カプリン酸)グリセリル等が特に好ましいものとして挙げられる。

0025

本発明に用いられる成分(f)グリセリンのジ及び/又はトリ脂肪酸エステルの含有量は、特に限定されるものではないが、好ましくは全組成分中1〜15%である。この範囲にあると、伸び広がりの良さ、爪への親和性、うるおい感の更なる向上が得られる。

0026

従って、本発明の成分(a)〜(e)更には成分(f)を組み合わせて含有させることで、使用時の伸び広がり良く、みずみずしさがあり、爪への親和性が向上し、使用後にはべたつきがなくさっぱり感がありながら、うるおい感が著しく向上する等、相乗的に使用感、効果が向上した水中油型乳化ネイルトリートメントを得ることができる。

0027

本発明の水中油型乳化ネイルトリートメントには、上記した必須成分の他に通常の化粧料に使用される成分、例えば、成分(b)以外の界面活性剤紫外線吸収剤高分子類粉体保湿剤酸化防止剤美容成分防腐剤香料等を本発明の効果を損なわない範囲で含有することができる。

0028

次に実施例を挙げて本発明を更に説明するが、本発明はこれによって何ら限定されるものではない。

0029

実施例1〜8および比較例1〜4:水中油型ネイルクリーム
表1に示す組成および下記に示す製造方法にて水中油型ネイルクリームを調製した。得られたネイルクリームの使用感(伸び広がり、みずみずしさ、親和性、使用後のべたつきのなさ)、効果(うるおい感)、経時安定性について下記の方法により評価し結果をあわせて、表1に示した。

0030

0031

(製造方法)
A:成分(1)〜(11)を70℃で加熱溶解する。
B:成分(12)〜(16)を70℃で加熱溶解後、Aを添加し、乳化する。
C:Bを室温まで冷却し、水中油型ネイルクリームを得た。

0032

評価方法:使用感、効果)
専門評価パネル15名により、実施例1〜8および比較例1〜4の各試料について、(1)使用感(伸び広がり、みずみずしさ、親和性、使用後のべたつきのなさ)、(2)効果(うるおい感、)について、下記(a)評価基準にて5段階評価し、各評価の評点平均値を下記(b)4段階判定基準を用いて判定した。

0033

(a)5段階評価基準
(評点): (評価)
4 : 非常に良い(ある)
3 : 良い(ある)
2 : 変わらない
1 : やや悪い(ない)
0 : 悪い(ない)
(b)4段階判定基準
(評点の平均値) :(判定)
3.5以上 : ◎
2.5以上、3.5未満 : ○
1.5以上、2.5未満 : △
1.5未満 : ×
得られた結果を表1に併せて示す。

0034

(評価方法:経時安定性)
各試料を5℃、40℃の恒温槽に一ヶ月間保管し、調製直後の状態を基準として、外観変化の有無(分離、変色)、匂いの変化の有無を以下の(c)4段階判定基準を用いて判定した。

0035

(c)4段階判定基準
(評価) : (判定)
変化なし : ◎
軽微な変化がある : ○
やや変化がある : △
かなり変化がある : ×

0036

表1の結果から明らかなように、本発明の水中油型乳化ネイルクリームは、比較例に比べ、経時安定性が良好で、使用時の伸び広がりが良く、みずみずしさがあり、爪への親和性も高く、使用後にはべたつきもなく、うるおい感に優れるものであった。

0037

実施例9水中油型ネイルクリーム
(成分) (%)
(1)ベヘニルアルコール1.5
(2)ジメチルポリシロキサン(注1) 10.0
(3)トリカプリン酸グリセリル3.0
(4)ジカプリル酸グリセリル2.0
(5)ワセリン2.0
(6)ジカプリン酸ネオペンチルグリコール1.0
(7)モノオレイン酸ポリオキシエチレン(20EO)
ソルビタン1.0
(8)パラメトキシケイ皮酸−2−エチルヘキシル1.0
(9)オレイルアルコール1.5
(10)ポリオキシエチレン(20EO)ポリオキシ
プロピレン(4PO)セチルエーテル0.5
(11)ポリオキシエチレン(60EO)硬化ひまし油0.5
(12)1,3−ブチレングリコール10.0
(13)防腐剤適量
(14)トリエタノールアミン0.2
(15)カルボキシビニルポリマー0.2
(16)精製水残量
(17)ラズベリー抽出液0.1
(18)香料適量
(注1):KF−96(6CS)(信越化学工業社製)

0038

(製造方法)
A:成分(1)〜(11)を70℃で加熱溶解する。
B:成分(12)〜(16)を70℃で加熱溶解し、Aを加え、乳化する。
C:Bを冷却し、60℃にて、成分(17)及び(18)を添加混合し、更に室温まで冷却し、水中油型ネイルクリームを得た。

0039

実施例9の本発明品は、経時安定性が良好で、使用時には、伸び広がりが良く、みずみずしさがあり、爪への親和性も良く、使用後には、べたつきもなく、うるおい感の高い優れた水中油型ネイルクリームであった。

0040

実施例10水中油型ネイルクリーム
(成分) (%)
(1)ステアリン酸2.0
(2)ステアリルアルコール1.0
(3)ジメチルポリシロキサン(注1) 2.0
(4)硬化パーム油4.0
(5)トリカプリル酸グリセリル1.0
(6)パルミチン酸セチル2.0
(7)モノステアリン酸ソルビタン0.3
(8)トリオレイン酸ポリオキシエチレン(20EO)
ソルビタン5.0
(9)オレイルアルコール0.5
(10)モノラウリン酸デカグリセリル0.5
(11)モノステアリン酸
ポリエチレングリコール(20EO) 0.5
(12)プロピレングリコール5.0
(13)防腐剤適量
(14)エデト酸ナトリウム適量
(15)水酸化ナトリウム0.2
(16)精製水残量
(17)香料適量
(注1):KF−96(50CS)(信越化学工業社製)

0041

(製造方法)
A:成分(1)〜(11)を70℃で加熱溶解する。
B:成分(12)〜(16)を70℃で加熱溶解し、Aを加え乳化する。
C:Bを冷却し、50℃にて成分(17)を添加混合し、更に、室温まで冷却し、水中油型ネイルクリームを得た。

0042

実施例10の本発明品は、経時安定性が良好で、使用時には、伸び広がりが良く、みずみずしさがあり、爪への親和性も良く、使用後には、べたつきもなく、うるおい感の高い優れた水中油型ネイルクリームであった。

0043

実施例11水中油型ネイル乳液
(成分) (%)
(1)モノステアリン酸
ポリエチレングリコール(55EO) 1.5
(2)モノラウリン
ポリエチレングリコール(30EO) 0.5
(3)セトステアリルアルコール0.6
(4)オレイルアルコール0.4
(5)スクワラン1.0
(6)ジ−2−エチルヘキサン酸セチル0.5
(7)ジカプリン酸ネオペンチルグリコール0.5
(8)トリ(カプリル・カプリン酸)グリセリル1.0
(9)デカメチルシクロペンタシロキサン(注1) 1.0
(10)1,3−ブチレングリコール5.0
(11)エリスリトール1.0
(12)エタノール5.0
(13)防腐剤適量
(14)トリエタノールアミン0.1
(15)カルボキシビニルポリマー0.1
(16)精製水残量
(17)香料適量
(注1):DC-345(東レ・ダウコーニング
シリコーン社製)

0044

(製造方法)
A:成分(1)〜(9)を50℃で加熱溶解する。
B:成分(10)〜(16)を50℃で加熱溶解し、Aを加え乳化する。
C:Bに成分(17)を添加混合し、室温まで冷却し、水中油型ネイル乳液を得た。

0045

実施例11の本発明品は、経時安定性が良好で、使用時には、伸び広がりが良く、みずみずしさがあり、爪への親和性も良く、使用後には、べたつきもなく、うるおい感の高い優れた水中油型ネイル乳液であった。

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