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技術 油状組成物

出願人 株式会社資生堂
発明者 松尾玲鍋島久哉安達謙太郎柳田威小口希
出願日 2003年12月4日 (16年6ヶ月経過) 出願番号 2003-405355
公開日 2004年7月15日 (15年11ヶ月経過) 公開番号 2004-196790
状態 特許登録済
技術分野 化粧料
主要キーワード 油溶性原料 油状組成物 水洗性 脂肪酸ポリオキシエチレングリセリル ハイオレイックサフラワー油 モノカプリル酸 ミネラル水 洗い落とす
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重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2004年7月15日)のものです。
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課題

温度や経時により変臭や変色を生じ難く、温度安定性、経時安定性の高い油状組成物、特にクレンジング化粧料を提供する。

解決手段

紅花油中オレイン酸トリグリセライド含有率が70質量%以上であるようなヨウ素価が80〜100である紅花油40〜95質量%と、トリ脂肪酸ポリオキシエチレングリセリルのような脂肪酸ポリオキシエチレングリセリル1〜20質量%と、水0.1〜5質量%とを配合する。

概要

背景

メイクアップ化粧料洗い落とすために、クレンジングオイルと呼ばれる油状組成物が多く使いられ、使用性クレンジング効果改善、また経時安定性の観点から、さまざまな改良が検討されている。
例えば、分子内に炭素数が11〜28の疎水性基と1個の水酸基またはカルボキシ基極性基として有する化合物を配合することで、洗い流しやすさおよび安定性の両方を改善した液状油性皮膚洗浄料や(特許文献1参照)、ジ分岐脂肪酸ポリエチレングリコールを配合することで、水の多配合を可能とし、さっぱりさを改善したオイル状クレンジング化粧料が開発されている(特許文献2参照)。

特開平11−35421号公報
特開2002−241224号公報

概要

温度や経時により変臭や変色を生じ難く、温度安定性、経時安定性の高い油状組成物、特にクレンジング化粧料を提供する。紅花油中オレイン酸トリグリセライド含有率が70質量%以上であるようなヨウ素価が80〜100である紅花油40〜95質量%と、トリ脂肪酸ポリオキシエチレングリセリルのような脂肪酸ポリオキシエチレングリセリル1〜20質量%と、水0.1〜5質量%とを配合する。 なし

目的

一方、油状組成物、特にオイル状クレンジング化粧料においては、安全・自然派といったイメージ想起させることから、組成中に不飽和脂肪酸が多く含まれる植物性の油分を配合する場合が増加している。しかしながら、不飽和脂肪酸を含む油分を用いる場合、温度や経時により変臭や変色を生じ易く、温度安定性、経時安定性を高める技術が望まれていた。
本発明は上記したような従来の事情対処してなされたもので、温度安定性、経時安定性の高い油状組成物を提供することを目的とする。

効果

実績

技術文献被引用数
1件
牽制数
1件

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請求項1

ヨウ素価が80〜100である紅花油40〜95質量%と、脂肪酸ポリオキシエチレングリセリル1〜20質量%と、水0.1〜5質量%とを含有することを特徴とする油状組成物

請求項2

紅花油中オレイン酸トリグリセライド含有率が70質量%以上であることを特徴とする請求項1記載の油状組成物。

請求項3

脂肪酸ポリオキシエチレングリセリルが、トリ脂肪酸ポリオキシエチレングリセリルであることを特徴とする請求項1記載の油状組成物。

請求項4

油状組成物がクレンジング化粧料であることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の油状組成物。

技術分野

0001

本発明は不飽和脂肪酸を含む紅花油を用いた油状組成物に関する。さらに詳しくは、保存安定性に優れ、使用感の良好な油状組成物に関するものである。

背景技術

0002

メイクアップ化粧料洗い落とすために、クレンジングオイルと呼ばれる油状組成物が多く使いられ、使用性クレンジング効果改善、また経時安定性の観点から、さまざまな改良が検討されている。
例えば、分子内に炭素数が11〜28の疎水性基と1個の水酸基またはカルボキシ基極性基として有する化合物を配合することで、洗い流しやすさおよび安定性の両方を改善した液状油性皮膚洗浄料や(特許文献1参照)、ジ分岐脂肪酸ポリエチレングリコールを配合することで、水の多配合を可能とし、さっぱりさを改善したオイル状クレンジング化粧料が開発されている(特許文献2参照)。

0003

特開平11−35421号公報
特開2002−241224号公報

発明が解決しようとする課題

0004

一方、油状組成物、特にオイル状クレンジング化粧料においては、安全・自然派といったイメージ想起させることから、組成中に不飽和脂肪酸が多く含まれる植物性の油分を配合する場合が増加している。しかしながら、不飽和脂肪酸を含む油分を用いる場合、温度や経時により変臭や変色を生じ易く、温度安定性、経時安定性を高める技術が望まれていた。
本発明は上記したような従来の事情対処してなされたもので、温度安定性、経時安定性の高い油状組成物を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

0005

本発明は、ヨウ素価が80〜100である紅花油40〜95質量%と、脂肪酸ポリオキシエチレングリセリル1〜20質量%と、水0.1〜5質量%とを含有することを特徴とする油状組成物である。

発明の効果

0006

本発明によれば、良好な洗浄力を有し、洗い流しやすさに優れていると同時に安定性にも優れた油状組成物を提供できる。

発明を実施するための最良の形態

0007

以下、本発明について詳述する。
本発明者は、特にヨウ素価が80〜100である紅花油を40〜95質量%配合した油状組成物の経時安定性を、脂肪酸ポリオキシエチレングリセリルおよび水を含有することにより高めた技術である。

0008

本発明の油状組成物の利用分野は特に限定されず、食品医薬品、医薬部外品、各種工業の用途に応用できる。中でも、特に高い温度安定性、経時安定性を要求される化粧料の分野において好ましく利用され、最も好ましくは、クレンジング化粧料として用いられる。

0009

本発明の油状組成物に配合される紅花油は、ヨウ素化が80〜100であるものが用いられる。さらには、該紅花油中オレイン酸トリグリセライド含有量が70質量%以上であるものである。このものは、品種改良された紅花から得られる油脂で、その脂肪酸残基オレイルリッチのものである、ハイオレイックサフラワー油として市販されている原料を用いることもできる。

0010

ヨウ素価が80〜100である紅花油の配合量は組成物全量に対して40〜95質量%であり、全油分に対して50質量%以上であることが好ましい。

0011

本発明の油状組成物には、本発明の効果を損なわない範囲でその他の油分を配合してもよい。かかる油分としては、例えば、流動パラフィン、合成パラフィンスクワランエステル油イソプロピルミリステート2−エチルヘキサン酸セチルトリ−2−エチルヘキサン酸グリセリン等)、植物油マカデミアナッツ油ホホバ油オリーブ油米胚芽油等)、脂肪酸ラウリン酸イソステアリン酸等)、高級アルコールラウリルアルコールイソステアリルアルコールオレイルアルコール等)、シリコーン油ジメチコーン等)が挙げられる。

0012

全油分は、油状組成物全量に対して40〜95質量%、好ましくは、60〜90質量%配合される。

0013

本発明に用いる脂肪酸ポリオキシエチレングリセリルとしては、特に限定されず、ポリオキシエチレン基重合度が3〜60であるトリイソステアリン酸ポリエチレングリセリルステアリン酸ポリエチレングリセリル、ポリオキシエチレン基の重合度が3〜20であるトリステアリンポリオキシエチレングリセリル、ジイソステアリン酸グリセリル、ポリオキシエチレン基の重合度が3〜60であるトリオレイン酸ポリエチレングリセリル等が挙げられる。中でも、トリ脂肪酸ポリオキシエチレングリセリルが好ましく、特にポリオキシエチレン基の重合度が10〜30であるトリイソステアリン酸ポリエチレングリセリルが好ましい。

0014

その他の非イオン界面活性剤、例えばモノ脂肪酸ポリエチレングリコール、ジ脂肪酸ポリエチレングリコールポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステルポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、脂肪酸ポリオキシエチレンアルキルエーテル等のみを用いた場合、調製した油状組成物に濁りが生じる、経時の安定性悪いなどの理由により、好ましくない。

0015

本発明において、脂肪酸ポリオキシエチレングリセリルは一種または二種以上が用いられる。また本発明の効果を損なわない範囲内で、脂肪酸ポリオキシエチレングリセリルと、他の界面活性剤を組み合わせて配合することもできる。

0016

脂肪酸ポリオキシエチレングリセリルの含有量は、油状組成物全量に対して1〜20質量%であり、油分の配合量によって適宜決定される。1質量%未満では、水洗性が悪く洗い流しにくく、20質量%を超えて配合すると、水洗時のぬめりや皮膚刺激の懸念等の理由により好ましくない。

0017

水は、水道水イオン交換水蒸留水ミネラル水海水温泉水海洋深層水が利用できる。
水の含有量は油状組成物全量に対して、0.1〜5.0質量%である。0.1質量%未満では低温安定性が悪くなり、5.0質量%を超えて配合すると、系の均一性が損なわれ、低温沈殿を生じる場合があり好ましくない。

0018

本発明の油状組成物は、上記成分のほかに、多価アルコール増粘剤ワックス香料着色料酸化防止剤紫外線吸収剤皮膚栄養剤等の通常化粧料に用いられる原料を本発明の効果を損なわない範囲で適宜配合することができる。またその他の添加成分としてβ−カロチンが挙げられる。
本発明の油状組成物は、液状又は増粘したペースト状として用いることができる。

0019

次に本発明を実施例によってさらに具体的に説明する。本発明は以下の実施例のみに限定されない。配合量は全量に対する質量%である。

0020

調製方法
組成中の油溶性原料を均一に混合溶解し、その中に水溶液攪拌混合し油状クレンジング化粧料を得た。

0021

(温度・経時安定性試験
試料(実施例、比較例の液状クレンジング化粧料)を、ガラス瓶充填し、調製直後の状態、及び0℃、室温(25℃)、50℃の恒温槽で1ヶ月保存した後の外観を5℃保存品と比較し下記の基準で判定した。
外観が試作直後と比較して全く変化のないものを○、やや変化するものを△、変化が大きいものを×として判定した。

0022

実施例1〜14,比較例1〜6
上記の調製方法で次の表1〜表3に示す油状クレンジング化粧料を製造し、安定性を評価した。その結果を併せて表1〜表3に示す。

0023

0024

表1に示すように、水を配合しない比較例は室温での安定性は良好であるが、低温(0℃)での安定性が問題となる。これに対し水を特定量配合した実施例1〜4の処方では室温、低温、50℃ともに良好な安定性を維持することが明らかとなった。また水の配合量が多すぎても比較例2のように安定性が悪くなる。

0025

0026

表2に示す、処方中に水を配合する場合には界面活性剤を選択する必要がある。検討の結果、脂肪酸ポリオキシエチレングリセリルが適当であることが明らかとなった。

0027

0028

表3に示したように、脂肪酸ポリオキシエチレングリセリルは複数種を組み合わせても使用できる。また、脂肪酸ポリオキシエチレングリセリル以外の界面活性剤でも、脂肪酸ポリオキシエチレングリセリルと組み合わせることにより、処方中に安定に配合することができる。

0029

実施例15
ハイオレイックサフラワー油66.85 質量%
α−オレフィンオリゴマー3.0
メチルフェニルポリシロキサン1.0
2−エチルヘキサン酸セチル15.0
ローズマリー油0.1
POE(30)グリセリルトリイソステアレート12.0
酢酸トコフェロール0.05
水 1.0
エタノール1.0

0030

実施例16
ハイオレイックサフラワー油62.7 質量%
オリーブ油10.0
α−オレフィンオリゴマー10.0
デカメチルシクロペンタシロキサン2.0
イソステアリン酸1.0
マカデミアナッツ油0.1
POE(8)グリセリルジイソステアレート4.0
POE(20)グリセリルトリイソステアレート8.0
ジブチルヒドロキシトルエン0.1
酢酸トコフェロール0.05
β−カロチン0.05
水 1.0
エタノール1.0

0031

実施例17
ハイオレイックサフラワー油61.8 質量%
米胚芽油1.0
デカメチルシクロペンタシロキサン4.0
トリオクタノイン 10.0
イソステアリン酸1.0
POE(30)グリセリルトリイソステアレート18.0
ジブチルヒドロキシトルエン0.1
酢酸トコフェロール0.05
β−カロチン0.05
水 3.0
エタノール1.0

0032

実施例18(エアゾールメーキャップ洗浄料
ハイオレイックサフラワー油86.6 質量%
大豆レシチンサンレシチンL−61) 5.0
モノラウリンジグリセリド4.0
モノカプリル酸ジグリセリド 3.0
POE(20)グリセリルトリイソステアレート1.0
ローズマリー油0.3
水 0.1
製法
各成分を加熱混合して原液とし、常法により原液93.0部と噴射剤LPG7.0部をエアゾール缶に充填してエアゾールメーキャップ洗浄料を得た。

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