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技術 連続画像圧縮装置、連続画像圧縮方法及びそのプログラム並びにそのプログラムを記録した情報記録媒体

出願人 株式会社リコー
発明者 白石賢二
出願日 2002年11月20日 (17年7ヶ月経過) 出願番号 2002-337075
公開日 2004年6月17日 (16年0ヶ月経過) 公開番号 2004-173005
状態 未査定
技術分野 記録のためのテレビジョン信号処理 記録に関連するカラーTV信号処理 FAX帯域、冗長度の圧縮 FAXの帯域、冗長度の圧縮
主要キーワード 動作指示装置 相関性検出 選択コマ 前後画像 プログラマブルROM 間引き圧縮 代表ブロック 取り込み間隔
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2004年6月17日)のものです。
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図面 (7)

課題

連続撮影して画面内に複数コマ分の画像を同時に形成し、圧縮と記録とを行う画像圧縮装置において、試行圧縮時間を短縮し、処理速度を向上させた連続画像圧縮装置連続画像圧縮方法及びそのプログラム並びにそのプログラムを記録した情報記録媒体を提供する。

解決手段

時間的に連続した複数コマ分の画像を1コマ分の画面内に形成して記録する連続撮影機能を備えたデジタルスチルカメラ100において、連続撮影した複数コマの画像から少なくとも一つのコマをシステム制御部101が選択し、データ圧縮部1043は、選択されたコマのみを圧縮してそのデータ量を算出し、その算出結果及び圧縮した際のパラメータに基づいて、画面全体を圧縮する際のパラメータをシステム制御部101が決定し、データ圧縮部1043は決定したパラメータを用いて画面全体を圧縮することにより、画面全体を圧縮した場合のデータ量を所定範囲に制御する。

概要

背景

画像データを圧縮することにより、記録媒体蓄積可能な画像数を増加させたり、容量の小さい記録媒体に画像データを蓄積したり、画像を伝送するために要する時間を短縮したりできるため、デジタル圧縮技術を利用して画像データを圧縮する画像圧縮装置が普及している。従来の画像圧縮装置の一例としては、特許文献1に開示される「画像圧縮装置」がある。

概要

連続撮影して画面内に複数コマ分の画像を同時に形成し、圧縮と記録とを行う画像圧縮装置において、試行圧縮時間を短縮し、処理速度を向上させた連続画像圧縮装置連続画像圧縮方法及びそのプログラム並びにそのプログラムを記録した情報記録媒体を提供する。時間的に連続した複数コマ分の画像を1コマ分の画面内に形成して記録する連続撮影機能を備えたデジタルスチルカメラ100において、連続撮影した複数コマの画像から少なくとも一つのコマをシステム制御部101が選択し、データ圧縮部1043は、選択されたコマのみを圧縮してそのデータ量を算出し、その算出結果及び圧縮した際のパラメータに基づいて、画面全体を圧縮する際のパラメータをシステム制御部101が決定し、データ圧縮部1043は決定したパラメータを用いて画面全体を圧縮することにより、画面全体を圧縮した場合のデータ量を所定範囲に制御する。

目的

本発明は、上記問題に鑑みて為されたものであり、連続撮影して画面内に複数コマ分の画像を同時に形成し、圧縮と記録とを行う画像圧縮装置において、試行圧縮時間を短縮し、処理速度を向上させた連続画像圧縮装置、連続画像圧縮方法及びそのプログラム並びにそのプログラムを記録した情報記録媒体を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
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牽制数
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請求項1

時間的に連続した複数コマ分の画像を1コマ分の画面内に形成して記録する連続撮影機能を備えた連続画像圧縮装置であって、連続撮影した複数コマの画像から少なくとも一つのコマを選択するコマ選択手段と、前記コマ選択手段が選択したコマのみを圧縮し、そのデータ量を算出する計数手段と、前記計数手段の算出結果及び前記コマ選択手段が選択したコマを圧縮した際のパラメータに基づいて、画面全体を圧縮する際のパラメータを決定する圧縮パラメータ決定手段とを有することを特徴とする連続画像圧縮装置。

請求項2

前記コマ選択手段は、画面内に形成された複数コマの中から所定の時間間隔に応じたコマを選択することを特徴とする請求項1記載の連続画像圧縮装置。

請求項3

画面内に形成された各コマの画像の相関性を検出する相関性検出手段をさらに有し、前記コマ選択手段は、前記相関性検出手段の検出結果に基づいてコマを選択することを特徴とする請求項1記載の連続画像圧縮装置。

請求項4

時間的に連続した複数コマ分の画像を1コマ分の画面内に形成し、その画像を圧縮する連続画像圧縮方法であって、前記複数コマ分の画像から少なくとも一つのコマを選択するコマ選択ステップと、前記コマ選択ステップにおいて選択されたコマの画像のみを圧縮し、そのデータ量を算出する計数ステップと、前記計数ステップでの算出結果及び前記選択されたコマを圧縮した際のパラメータに基づいて、画面全体を圧縮する際のパラメータを決定する圧縮パラメータ決定ステップとを有することを特徴とする連続画像圧縮方法。

請求項5

前記コマ選択ステップにおいては、画面内に形成された複数コマの中から所定の時間間隔に応じたコマを選択することを特徴とする請求項4記載の連続画像圧縮方法。

請求項6

前記コマ選択ステップの前段に、画面内に形成された各コマの画像の相関性を検出する相関性検出ステップをさらに有し、前記コマ選択ステップにおいては、前記相関性検出ステップでの検出結果に基づいてコマを選択することを特徴とする請求項4記載の連続画像圧縮方法。

請求項7

実質的なコンピュータに、時間的に連続した複数コマ分の画像を1コマ分の画面内に形成させ、その画像を圧縮させる連続画像圧縮方法のプログラムであって、前記実質的なコンピュータに、前記複数コマ分の画像から少なくとも一つのコマを選択するコマ選択ステップと、前記コマ選択ステップにおいて選択されたコマの画像のみを圧縮し、そのデータ量を算出する計数ステップと、前記計数ステップでの算出結果及び前記選択されたコマを圧縮した際のパラメータに基づいて、画面全体を圧縮する際のパラメータを決定する圧縮パラメータ決定ステップとを実行させることを特徴とする連続画像圧縮方法のプログラム。

請求項8

前記コマ選択ステップにおいては、前記実質的なコンピュータに、画面内に形成された各コマの中から所定の時間間隔に応じたコマを選択させることを特徴とする請求項7記載の連続画像処理方法のプログラム。

請求項9

前記コマ選択ステップの前段で、前記実質的なコンピュータに、画面内に形成された各コマの画像の相関性を検出させる相関性検出ステップを実行させ、前記コマ選択ステップにおいては、前記相関性検出ステップでの検出結果に基づいて、前記実質的なコンピュータにコマを選択させることを特徴とする請求項7記載の連続画像圧縮方法のプログラム。

請求項10

請求項7から9のいずれか1項記載の連続画像圧縮方法のプログラムを記録した情報記録媒体

技術分野

0001

本発明は、静止画像データを圧する画像圧縮方法及び画像圧縮装置に関し、特に、複数の静止画像データを圧縮する連続画像圧縮装置連続画像圧縮方法、連続画像圧縮方法のプログラム及びこれを記録した情報記録媒体に関する。

0002

画像データを圧縮することにより、記録媒体蓄積可能な画像数を増加させたり、容量の小さい記録媒体に画像データを蓄積したり、画像を伝送するために要する時間を短縮したりできるため、デジタル圧縮技術を利用して画像データを圧縮する画像圧縮装置が普及している。従来の画像圧縮装置の一例としては、特許文献1に開示される「画像圧縮装置」がある。

0003

CCDなどの撮像素子を用いて撮影した画像のデータを圧縮して画像ファイルを生成する装置、いわゆるデジタルスチルカメラデジタルカメラ)は、画像圧縮装置の中でも広く用いられているものの一つである。

0004

デジタルスチルカメラでは、予め設定された数の画像を撮影し記録できるように、1画像についてのデータ量が一定となるようにデータの圧縮率を制御する必要がある。よって、各画像のデータ量を一定にするために数回の試行圧縮を行い、圧縮パラメータを決定する方法が用いられる。

0005

デジタルスチルカメラの中には、被写体を連続して撮影することにより複数の静止画像データからなる画像ファイルを生成する「連続撮影」機能を備えたものがある。連続撮影によって生成した一連の静止画像を連続して、又は同時に画像表示することにより、被写体の動きを表すことが可能となる。

0006

通常、1枚撮影の連写の場合、一枚ごとに圧縮とファイルの書き込みとを行う方法か、連写した全ての画像をフレームメモリ一時保存する方法かが適用される。
前者の場合には、一枚ごとに処理を行うため処理時間が長くなってしまい、処理能力の高いハードウエアでなければ連写の間隔を短くすることができない。また、後者の場合は、画像を一時保存するためのフレームメモリの容量によって、処理能力が制限されることになり、連写間隔を短くするためには大容量のフレームメモリを設けなければならなくなってしまう。

0007

このように、連続した画像を圧縮する従来技術としては、特許文献2に開示される「デジタルスチルカメラ」、特許文献3に開示される「画像データ圧縮処理方法および装置」、及び特許文献4に開示される「画像処理方法」がある。

背景技術

0008

【特許文献1】
特開2002−262098号公報
【特許文献2】
特開平8−125957号公報
【特許文献3】
特公平7−052951号公報
【特許文献4】
特許第3223866号公報

0009

特許文献1に記載の発明は、過去に符号化した画像ワードを格納しておく必要があるため、そのための記憶装置を設けなければならない。また、画像を1ラインごとに所定のビット数の画像ワードに分割して、現に符号化しようとする画像ワードを過去に処理した画像ワードと比較するもの、すなわち、現に処理しようとする画像ワードと類似する画像ワードを、既に符号化したことがあるか否かを判断するものであり、時間的に連続する複数の画像の相関性を判断するものではない。

0010

特許文献2には、「連続撮影時通常撮影時の1コマ(齣)分の画面複数コマ分の画面を同時に形成してからデータを圧縮し、記録するデジタルスチルカメラ」が提案されている。この発明における連続撮影モードは、各画像の詳細部分を必要とせず、高速で変化している被写体の変化状況を撮影する場合には、高価なハードウエアを必要とせずに実現できるという点では有効である。
しかし、この発明は、画像を撮影する際にデータ量を削減することで、画像圧縮の高速化を実現するものであり、画像を圧縮する処理の速度を高速化するものではない。換言すると、この発明は、連続撮影モードにおいて、画像を圧縮する前に画像データを間引くことで、圧縮処理の対象となるデータ量を減少させるものであり、圧縮処理自体の高速化に関しては何ら開示されていない。

0011

特許文献3に記載の発明は、画面内を複数のブロックに分割し、ブロックごとに代表ブロックを選択し、選択したブロックを圧縮することによって画面全体のデータ量を推測して画像圧縮の高速化を実現している。
しかし、この方法では、選択したブロックとその他のブロックとのデータ量が大きく異なる場合には、実際に画面全体を圧縮した時のデータ量が推定結果とずれてしまう。換言すると、この方法では、画面をブロック分割して、間引き圧縮を行うため、間引きの結果圧縮対象とならなかった部分だけデータ量が大きく変化している場合に、推定結果と実際の圧縮結果とがずれてしまう。

0012

特許文献4に記載の発明は、動画のように連続したデータを圧縮する場合には、連続画像の画像間の相関性を考慮し、先行する画像を圧縮した圧縮パラメータを基にして、現画像を圧縮するためのパラメータを決定している。換言すると、この発明は、動画などの連続した画像を圧縮するために、連続画像の画像間相関性を考慮し、先行する画像を圧縮した際の圧縮パラメータと圧縮データ量とに基づいて、以降の画像を圧縮するためのパラメータを決定するものである。
しかし、この方法では、先行画像と現画像とで被写体の状態が大きく異なっていた場合には、現画像を圧縮した際のデータ量が目標とするデータ量と大きく異なってしまう。このため、この方法は動画のように単位時間当たりのデータ量制御には適しているが、一枚単位のデータ制御には適していない。換言すると、この方法は、所定の枚数を単位とした動画のような連続した画像のデータ量を制御する場合には有効であるが、1枚の画像のデータ量を制御する場合に適した方法ではない。

0013

このように、従来は、連続撮影した場合の前後画像の相関性を考慮し、連続画像の一部のコマを選択して、画像全体の圧縮データ量を推定することはできなかったため、試行圧縮に時間がかかり処理時間が長くなってしまうという問題があった。

発明が解決しようとする課題

0014

本発明は、上記問題に鑑みて為されたものであり、連続撮影して画面内に複数コマ分の画像を同時に形成し、圧縮と記録とを行う画像圧縮装置において、試行圧縮時間を短縮し、処理速度を向上させた連続画像圧縮装置、連続画像圧縮方法及びそのプログラム並びにそのプログラムを記録した情報記録媒体を提供することを目的とする。

0015

上記目的を達成するため、本発明は、第1の態様として、時間的に連続した複数コマ分の画像を1コマ分の画面内に形成して記録する連続撮影機能を備えた画像圧縮装置において、連続撮影した複数コマの画像から少なくとも一つのコマを選択するコマ選択手段と、コマ選択手段が選択したコマのみを圧縮し、そのデータ量を算出する計数手段と、計数手段の算出結果及びコマ選択手段が選択したコマを圧縮した際のパラメータに基づいて、画面全体を圧縮する際のパラメータを決定する圧縮パラメータ決定手段とを有することを特徴とする連続画像圧縮装置を提供するものである。

0016

上記本発明の第1の態様において、コマ選択手段は、画面内に形成された複数コマの中から所定の時間間隔に応じたコマを選択することが好ましい。又は、画面内に形成された各コマの画像の相関性を検出する相関性検出手段をさらに有し、コマ選択手段は、相関性検出手段の検出結果に基づいてコマを選択することが好ましい。

0017

また、上記目的を達成するため、本発明は、第2の態様として、時間的に連続した複数コマ分の画像を1コマ分の画面内に形成し、その画像を圧縮する連続画像圧縮方法であって、複数コマ分の画像から少なくとも一つのコマを選択するコマ選択ステップと、コマ選択ステップにおいて選択されたコマの画像のみを圧縮し、そのデータ量を算出する計数ステップと、計数ステップでの算出結果及び選択されたコマを圧縮した際のパラメータに基づいて、画面全体を圧縮する際のパラメータを決定する圧縮パラメータ決定ステップとを有することを特徴とする連続画像圧縮方法を提供するものである。

0018

上記本発明の第2の態様では、コマ選択ステップにおいては、画面内に形成された複数コマの中から所定の時間間隔に応じたコマを選択することが好ましい。又は、コマ選択ステップの前段に、画面内に形成された各コマの画像の相関性を検出する相関性検出ステップをさらに有し、コマ選択ステップにおいては、相関性検出ステップでの検出結果に基づいてコマを選択することが好ましい。

0019

また、上記目的を達成するため、本発明は、第3の態様として、実質的なコンピュータに、時間的に連続した複数コマ分の画像を1コマ分の画面内に形成させ、その画像を圧縮させる連続画像圧縮方法のプログラムであって、実質的なコンピュータに、複数コマ分の画像から少なくとも一つのコマを選択するコマ選択ステップと、コマ選択ステップにおいて選択されたコマの画像のみを圧縮し、そのデータ量を算出する計数ステップと、計数ステップでの算出結果及び選択されたコマを圧縮した際のパラメータに基づいて、画面全体を圧縮する際のパラメータを決定する圧縮パラメータ決定ステップとを実行させることを特徴とする連続画像圧縮方法のプログラムを提供するものである。

0020

上記本発明の第3の態様では、コマ選択ステップにおいては、実質的なコンピュータに、画面内に形成された各コマの中から所定の時間間隔に応じたコマを選択させることが好ましい。又は、コマ選択ステップの前段で、実質的なコンピュータに、画面内に形成された各コマの画像の相関性を検出させる相関性検出ステップを実行させ、コマ選択ステップにおいては、相関性検出ステップでの検出結果に基づいて、実質的なコンピュータにコマを選択させることが好ましい。

課題を解決するための手段

0021

また、上記目的を達成するため、本発明は、第4の態様として、上記本発明の第3の態様の連続画像圧縮プログラムを記録した情報記録媒体を提供するものである。

0022

〔第1の実施形態〕
本発明を好適に実施した第1の実施形態について説明する。
図1に、本実施形態にかかるデジタルスチルカメラの構成を示す。デジタルスチルカメラ100は、システム制御部101、キー操作部102、入力装置103、画像処理LSI104、フレームメモリ105及びメモリカード106を有する。

0023

システム制御部101は、いずれも不図示のCPU、ROM、RAMなどを備えたマイクロコンピュータマイコン)からなり、このCPUは、ROMに格納されたプログラムに従ってRAMを作業領域として使用して、キー操作部102からの指示、又は、不図示のリモコンなどの外部動作指示装置、あるいは、コンピュータ端末などの外部装置からの通信による動作制御に応じて、入力装置103、画像処理LSI104及びフレームメモリ105のなどを始めとしてデジタルスチルカメラ100の全動作を制御する。
具体的には、システム制御部101は、入力装置103の撮像動作制御、画像処理LSI104における画像処理パラメータの設定、メモリコントロール表示制御などを行う。

0024

キー操作部102は、デジタルスチルカメラ100に対してユーザが入力操作を行うためのインタフェースであり、撮影を指示するレリーズキーを始め、その他の各種設定を指示するためのボタンを備えている。

0025

入力装置103は、いずれも不図示のレンズユニット、CCD、CCDを駆動するタイミングSG(制御信号発生器)、CCDの出力電気信号アナログ画像データ)をデジタル信号に変換するA/D変換器を備えている。

0026

画像処理LSI104は、画像処理部1041、メモリ制御部1042、データ圧縮部1043の他、不図示の表示制御部やデータ伸張部を有する。
データ圧縮部1043は、撮影時においては、フレームメモリ105に書き込まれた画像データを所定の圧縮方式(例えば、JPEG)で圧縮し、処理結果をフレームメモリ105を介してメモリカード106に出力する。

0027

フレームメモリ105は、画像処理LSI104において所定の画像処理が施されたデータを一時保存する。

0028

メモリカード106は、圧縮された画像データを保存するための記憶装置である。メモリカード106に対するデータの書き込み及び読み出しは、システム制御部101によって制御されており、システム制御部101がフレームメモリ105に一時保存されている圧縮データを読み出し、メモリカード106へ書き込む。なお、図1において、メモリカード106はデジタルカメラ100に内蔵された状態で図示しているが、デジタルカメラ100に対して外付けする構成であってもよい。

0029

図2に、連続撮影した画像を圧縮して保存する際の処理の流れを示す。
連続撮影の際、入力装置103が生成した画像データに対して、画像処理LSI104は間引きや縮小の処理を行って、処理したデータをフレームメモリ105に書き込む(ステップS101)。メモリ制御部1041は、複数の画像について書き込みアドレスをずらしながら順次連続してフレームメモリ105への書き込みを実行し、図3に示すように、通常撮影時の1コマ分のエリア中に連続撮影した画像を配置する(ステップS102)。

0030

システム制御部101が、1コマ分のエリア内に配置した画像の中から一部のコマを選択すると(ステップS103)、データ圧縮部1043は、選択されたコマに対して試行圧縮を行う(ステップS104)。システム制御部101は、その結果に基づいて、画面全体を圧縮する際に用いる最終圧縮パラメータを決定する(ステップS105)。

0031

最終圧縮パラメータが決定すると、データ圧縮部1043は、試行圧縮によって決定した最終圧縮パラメータを用いて画面全体を圧縮し(ステップS106)、一旦フレームメモリ105に書き戻す。システム制御部101は、フレームメモリ105に書き戻された圧縮画像データにファイルヘッダ情報などを付加し、メモリカード106へ保存する(ステップS107)。

0032

試行圧縮の手順について説明する。
システム制御部101は、連続撮影時に1画面内に配置されたコマの中から、1以上のコマを選択し、選択したコマの画像のメモリ上の位置(アドレス)を画像処理部104に指示する。例えば、1画面内に配置されたコマを時系列に沿って等間隔(一つおき、二つおきなど)に選択する。画像処理LSI104は、選択された画像のアドレスを指示されると、選択された各コマの画像をデータ圧縮部1043において圧縮する。

0033

システム制御部101は、それぞれのコマの画像の圧縮データ量を取得し、データ量の合計値を算出する。システム制御部101は、圧縮データ量の合計と圧縮に用いた圧縮パラメータとを基に、画面全体を圧縮する際に用いる圧縮パラメータを決定する。データ圧縮部1043は、決定した圧縮パラメータを用いて画面全体を圧縮する。

0034

時間的に連続した画像は画像間の相関性が高いため、同じ圧縮パラメータによって圧縮した場合に、圧縮結果のデータ量が大きく変化しないことが多い。よって、あるコマの画像を圧縮した場合のデータ量と、このコマと相関性の高い他ののコマの画像を同じ圧縮パラメータで圧縮した場合のデータ量とは、殆ど同じ値となる。よって、複数コマのうちの一部のコマをデータ圧縮部1043が圧縮することで、システム制御部101は、その前後のコマについて高い精度でデータ量を推定できる。

0035

また、データ圧縮部1043は、システム制御部101が選択したコマ全体を圧縮するため、ブロック間引きのように画面内でデータ量に偏りがある場合でも、画面全体の圧縮画像のデータ量を高い精度で推定できる。

0036

例えば、図3においては、1コマ分のエリア内に9コマの画像を配置しているが、システム制御部101は圧縮画像のデータ量を制御するために、太枠で囲んで示した3コマを選択コマとしている。

0037

システム制御部101によって選択されたコマの画像は、前後の画像と相関性が高い場合が多いため、システム制御部101は、選択した3コマをそれぞれ試行圧縮した結果の3倍することで求めたデータ量と試行圧縮に用いた圧縮パラメータとから、画面全体を圧縮する最終圧縮パラメータを決定する。

0038

なお、ここでは、試行圧縮を一回行い、その結果から推定算出するものとしたが、試行圧縮結果の3倍の値が画像全体を圧縮した場合の目標データ量の範囲に入るまで試行圧縮を繰り返してもよい。

0039

また、ここではデジタルスチルカメラを例に説明を行ったが、上記の圧縮データ量制御方法は、コンピュータ端末を画像圧縮装置として用いる場合にも適用可能である。
この場合には、ビデオなどによって動画として記録された画像から、各フレーム(コマ)を取り出して複数コマを一つの画像として記録すればよい。動画像のような連続画像はフレーム間の相関性が高いため、一連の動画像から数コマを取り出して試行圧縮を行い、その結果に基づいて画面全体の総データ量を推測し、圧縮パラメータを決定することで、圧縮データ量制御を行った圧縮を高速で実行できる。

0040

〔第2の実施形態〕
本発明を好適に実施した第2の実施形態について説明する。本実施形態にかかるデジタルスチルカメラの構成は、第1の実施形態と同様である。本実施形態において、システム制御部101は、所定の時間間隔に応じて試行圧縮するコマを選択する。

0041

本実施形態におけるデジタルスチルカメラ100が画像データを試行圧縮する際の手順について説明する。
図4の下側の1コマ分のエリアでは、上側のエリアよりもコマ間の時間間隔が短く設定されている。

0042

ここで、下側のエリアは上側のエリアに比べてコマ間の時間間隔が1/2(例えば、上側のエリアのコマ間の時間間隔がt、下側のエリアではt/2)であるとすると、下側のエリアで2コマ分の時間が上側のエリアでは1コマ分の時間に相当する。よって、システム制御部101は、同じ時間間隔ではあるが上側のエリアと下側のエリアとでは、異なる数のコマを選択する。

0043

時間的に連続した画像間の相関性は、画像間の時間間隔が短い程相関性が高くなる可能性が高い。よって、コマ間の時間間隔が短い場合には、選択コマの数を少なくしても、画面全体の圧縮画像のデータ量の推定値を精度良く求めることができる。

0044

よって、システム制御部101は、コマ間の時間間隔が短い下側のエリアの場合には、上側のエリアよりも少ない数の選択コマを決定する。例えば、時間2tごとにコマを選択する場合には、上側のエリアでは太枠で囲んだ5コマを、下側のエリアでは太枠で囲んだ3コマを選択コマとして決定する。

0045

下側のエリアにおいて2コマ分の画像は、上側のエリアであれば1コマの画像に相当する時間内に撮影された画像であるため、選択コマと高い相関性を有する。よって、システム制御部101は、選択コマ以外のコマについては、その前後の選択コマのいずれかの圧縮結果を用いて換算する。換言すると、選択コマ以外のコマの圧縮画像データについては、その前後のいずれかの選択コマの圧縮画像データと同じであるものと見なす。これにより、データ圧縮部1043が試行圧縮の際に処理するデータ量が減少するため、画像圧縮を高速化することができる。

0046

デジタルスチルカメラ100では、入力装置103が備えるCCDにおける画像データの取り込み間隔をコマ間の時間間隔とすることができる。CCDにおける画像データの取り込み間隔の制御は、システム制御部101が行うため、システム制御部101は取り込み間隔の制御信号を利用してコマ選択を行うことが可能である。

0047

なお、コンピュータ端末などにおいて、上記同様の試行圧縮を行う場合は、基となる画像とともに時間に関するデータが保存されていればこれを利用することが可能である。
例えば、動画記録されたデータの一部を時系列に沿って並べて連続コマ画像とする場合には、動画のフレームレートを利用してコマ選択を行うことが可能である。換言すると、動画から切り出した画像を時系列に沿って1コマずつ並べる場合には、システム制御部101は、動画のフレームレートと何フレームごとに画像を切り出したしたかとに基づいてコマ間の時間間隔を特定し、選択コマを決定することが可能となる。
また、通常の連写画像を縮小してインデックス画像を生成する場合、システム制御部101は、各画像のファイルヘッダに持っている画像記録時間を読み出して、コマ間の時間間隔を特定できる。

0048

〔第3の実施形態〕
本発明を好適に実施した第3の実施形態について説明する。図5に、本実施形態にかかるデジタルスチルカメラの構成を示す。デジタルスチルカメラ100は、画像処理LSI104がコマ間相関性検出部1044をさらに有する他は、第1の実施形態と同様である。

0049

コマ間相関性検出部1044は、一連の連続画像の各コマ間の相関性を検出する。コマ間の相関性を検出する方法の一例としては、フレームメモリ105に取り込まれた各コマの画像を、システム制御部101がそれぞれ読み出し、画素単位で比較することにより、コマ間で変化のある画素がどれだけ存在するかを検出できる。別の一例として、システム制御部101が、MPEGなどで実現されている動き検出を利用して相関性を検出することも可能である。

0050

コマ間の相関性が強いほど、同じ圧縮パラメータを使って画像を圧縮し際の画像データ量のばらつきが小さくなる。このため、各コマの画像の相関性に基づいてコマを選択することにより、一部のコマの圧縮結果を基に算出される圧縮パラメータを用いて予測した画面全体の圧縮データ量と、実際に画面全体を圧縮した場合の総データ量との誤差を減少させることができる。
例えば、あるコマ(コマAとする)の画像と相関性が高いコマが五つある場合には、これらのコマを圧縮した場合のデータ量はコマAを圧縮した場合のデータ量と同じであると見なしても誤差は殆ど生じない。相関性が高いコマが多数存在するコマを選択するほど、選択したコマと圧縮データ量が同じであると見なすことができるコマ数が増えるため、画面全体を圧縮した際の総データ量を短時間で精度良く推定できる。すなわち、システム制御部101は。圧縮画像データ量の制御を高速かつ正確に行うことができる。

0051

各コマの画像の相関性を検出することにより、システム制御部101は、コマ間の時間間隔に関わらず、試行圧縮するコマを選択することが可能となる。例えば、画面に全く変化が無ければ、システム制御部101は連続するコマのうち1コマのみを選択コマとし、選択コマでの試行圧縮の結果に基づいて、画面全体の圧縮を行うことが可能である。

0052

また、上記第2の実施形態のように、システム制御部101がコマ間の時間間隔のみに基づいて選択コマを決定する場合、連続するコマの中に1コマだけストロボ光のような光が入ってしまうと、画面全体の圧縮データ量の推定値に誤差が生じてしまうことがある。
一方、本実施形態のように、コマ間相関性検出部1044においてコマ間の相関性を検出した上でシステム制御部101が選択コマを決定するようにすれば、相関性の高いコマ群の中から選択コマを決定できる。よって、この選択コマでの試行圧縮の結果に基づいてデータ圧縮部1043が画面全体を圧縮すれば、画面全体の圧縮画像のデータ量の推定値の制度を高めることができる。

0053

また、コマ間の画像の相関性を検出することにより、通常の連写画像を縮小してインデックス画像を生成する際に、各画像の撮影時間がファイルヘッドに記録されていない場合や、撮像間隔が短すぎて各画像のファイルヘッドに記録されている撮像時間だけではコマ間の時間間隔を特定できない場合などでも、システム制御部101が試行圧縮すべきコマを選択できる。よって、システム制御部101が必要最低限のコマを選択コマとして指定することで、データ圧縮部1043が試行圧縮するデータ量を削減できる。このため、データ圧縮部1043が試行圧縮に要する処理時間を短縮でき、画像データを圧縮する際の処理速度を高速化することができる。

0054

なお、上記各実施形態は、本発明の好適な実施の一例であり、本発明はこれに限定されるものではない。
例えば、上記各実施形態では、画像処理専用のLSI(画像処理LSI104)を備えたデジタルスチルカメラを例に説明を行ったが、一般的なコンピュータ端末におけるソフトウエア制御でも、上記同様の動作を実行できる。換言すると、図6に示す一般的なコンピュータ端末のように画像処理専用のLSIを備えていない場合には、システム制御部の備える不図示のCPUが、記憶装置(例えば、HDD)から制御ソフトウエアを読み出して、上記各実施形態における画像処理LSI104と同等の機能部を具備するようにすればよい。また、DSPやプログラマブルROMに制御ソフトウエアを書き込んでおくようにしてもよい。

発明を実施するための最良の形態

0055

また、上記各実施形態におけるコマの選択の基準は一例であり、他の基準でコマを選択するようにしてもよい。
このように、本発明は様々な変形が可能である。

図面の簡単な説明

0056

以上の説明によって明らかなように、本発明によれば、連続撮影して画面内に複数コマ分の画像を同時に形成し、圧縮と記録とを行う画像圧縮装置において、試行圧縮時間を短縮し、処理速度を向上させた連続画像圧縮装置、連続画像圧縮方法及びそのプログラム並びにそのプログラムを記録した情報記録媒体を提供できる。

図1
本発明を好適に実施した第1の実施形態にかかるデジタルスチルカメラの構成を示す図である。
図2
連続撮影した画像を圧縮して保存する際の処理の流れを示すフローチャートである。
図3
フレームメモリの1コマ分のエリアに書き込んだ複数コマ分の画像の中から試行圧縮に用いるコマを選択する例を示す図である。
図4
本発明を好適に実施した第2の実施形態にかかる画像圧縮装置において、所定の時間間隔でコマを選択しても、コマ間の時間間隔に応じて選択されるコマの数が異なることを示す図である。
図5
本発明を好適に実施した第3の実施形態にかかるデジタルスチルカメラの構成を示す図である。
図6
コンピュータ端末を用いて本発明を実施した状態を示す図である。
【符号の説明】
100 デジタルスチルカメラ
101システム制御部
102キー操作部
103入力装置
104画像処理LSI
105 フレームメモリ
106メモリカード
1041メモリ制御部
1042画像処理部
1043データ圧縮部
1044 コマ間相関性検出部

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