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技術 座薬等のアプリケータ器具

出願人 マクニール-ピーピーシー・インコーポレイテッド
発明者 ポール・ビー・スウィック
出願日 2003年6月13日 (17年5ヶ月経過) 出願番号 2003-169652
公開日 2004年6月10日 (16年5ヶ月経過) 公開番号 2004-160174
状態 特許登録済
技術分野 注入、注射、留置装置
主要キーワード 組立形態 中間キャビティ 取付けタブ 周囲リム 掴み面 フィンガ状 外周リム 揺りかご
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2004年6月10日)のものです。
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図面 (14)

課題

座薬を放出しやすく且つ保管又は使用中に座薬がくっつきにくい座薬アプリケータを提供する。

解決手段

医薬品等(46)を体腔投与するアプリケータ(10)が、開口部(36)の設けられた遠位端部(34)を備えるバレル部材(14)を有する。アプリケータは、全体として軸方向に遠位端部から外方に延びる複数の花弁状部(38)を更に有する。花弁状部は開口部と協働して医薬品をバレル部材の遠位端部内に放出自在に受け入れる受け口を形成する。花弁状部は各々、医薬品の実質的に中央の部分に係合して医薬品の大部分が花弁状部を越えて外方に延び、それにより受け口からの医薬品の放出を容易にするような寸法形状になった可撓性の切頭先端部(44)を有している。アプリケータは、医薬品を受け口から放出するプランジャ部材(16)を更に有している。本発明によれば、医薬品を受け口に入れたままの状態でアプリケータをパッケージ包装できる。

概要

背景

本発明は、座薬等のアプリケータ器具に関し、特に、座薬等を体腔又は体内通路内に配置するようになったアプリケータ器具に関する。

概要

座薬を放出しやすく且つ保管又は使用中に座薬がくっつきにくい座薬アプリケータを提供する。医薬品等(46)を体腔に投与するアプリケータ(10)が、開口部(36)の設けられた遠位端部(34)を備えるバレル部材(14)を有する。アプリケータは、全体として軸方向に遠位端部から外方に延びる複数の花弁状部(38)を更に有する。花弁状部は開口部と協働して医薬品をバレル部材の遠位端部内に放出自在に受け入れる受け口を形成する。花弁状部は各々、医薬品の実質的に中央の部分に係合して医薬品の大部分が花弁状部を越えて外方に延び、それにより受け口からの医薬品の放出を容易にするような寸法形状になった可撓性の切頭先端部(44)を有している。アプリケータは、医薬品を受け口から放出するプランジャ部材(16)を更に有している。本発明によれば、医薬品を受け口に入れたままの状態でアプリケータをパッケージ包装できる。

目的

本発明は、上述の欠点及び不都合を解決した医薬品等のアプリケータ、具体的には、座薬を放出しやすく且つ保管又は使用中に座薬がくっつきにくい座薬アプリケータ器具を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
1件
牽制数
5件

この技術が所属する分野

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請求項1

医薬品等体腔投与する器具であって、バレル部材を有し、前記バレル部材は、開口部の設けられた遠位端部と、全体として軸方向に遠位端部から外方へ延びる複数の花弁状部と、前記軸方向に対して実質的に平行な方向に前記バレル部材を貫通していて、前記開口部と連通した通路とを有し、前記花弁状部は、前記開口部と協働して医薬品を前記バレル部材の前記遠位端部内に放出自在に受け入れる受け口を形成し、前記花弁状部は各々、医薬品の実質的に中央の部分に係合して医薬品の大部分が前記花弁状部を越えて外方に延び、それにより受け口からの医薬品の放出を容易にするような寸法形状になった可撓性の切頭先端部を有し、前記器具は、前記バレル部材の前記通路を通って可動的に延びていて、前記受け口に受け入れられている医薬品を受け口から放出するプランジャ部材を更に有し、前記バレル部材は、前記通路内に設けられていて、前記バレル部材に係合する係合部材を有していることを特徴とする器具。

請求項2

医薬品と、前記医薬品を体腔に投与する器具と、前記器具を前記医薬品と一緒包装する包装手段との組合せであって、前記器具は、バレル部材及びプランジャ部材を有し、前記バレル部材は、開口部を有する遠位端部と、前記遠位端部から外方に全体として軸方向に延びる複数の花弁状部と、前記バレル部材を前記軸方向に実質的に平行な方向に貫通して延び、前記開口部と連通状態にある通路とを有し、前記花弁状部は、前記開口部と協働して受け口を形成し、前記医薬品は、前記バレル部材の前記遠位端部内に放出自在に受け入れられ、前記花弁状部は各々、前記医薬品の実質的に中央の部分に係合して前記医薬品の大部分が前記花弁状部を越えて外方に延びて前記受け口からの前記医薬品の放出を容易にするような寸法形状の切頭可撓性先端部を有し、前記プランジャ部材は、前記医薬品を放出するよう前記バレル部材の前記通路を通って可動的に延び、前記バレル部材は、前記通路内に設けられていて、前記バレル部材に係合する係合部材を有していることを特徴とする組合せ。

技術分野

0001

本願は、2002年6月14日に出願された米国特許出願第10/172,729号の一部継続出願である。

0002

本発明は、座薬等のアプリケータ器具に関し、特に、座薬等を体腔又は体内通路内に配置するようになったアプリケータ器具に関する。

背景技術

0003

座薬アプリケータが、座薬を体腔、例えば及び直腸投与するためのものとして使用されている。従来型アプリケータは、座薬を受け入れバレル部材及び座薬をバレル部材から押し出すプランジャ部材を備えている。バレル部材は、装填端部を有し、これら装填端部は典型的には、これら装填端部から突き出ていて、座薬を装填端部に放出自在に取り付けるフィンガ状部材又はセグメントを備えている(これについては、例えば、特許文献1、特許文献2、特許文献3、特許文献4、特許文献5、特許文献6、特許文献7を参照されたい)。フィンガ状部材は、座薬を装填端部に装填すると、座薬はフィンガ状部材によって実質的に完全に包囲されるように寸法決めされている。

発明が解決しようとする課題

0004

上述のアプリケータには種々の欠点がある。例えば、座薬は、湿気にさらされると、接触状態にある表面にくっつく傾向がある。かかる状況下においては、アプリケータが比較的高い湿度にさらされると、アプリケータ内に装填されている座薬は、アプリケータの装填端部にくっつく傾向がある。座薬はフィンガ状部材によって実質的に完全に包囲されているので、座薬は、アプリケータの装填端部との接触面積が比較的大きい。その結果、座薬が保管又は使用中にアプリケータにくっつくと、座薬をアプリケータから押し出すことが困難になる。
【文献1】
米国特許第2,754,822号明細書
【文献2】
米国特許第3,667,465号明細書
【文献3】
米国特許第3,934,584号明細書
【文献4】
米国特許第4,361,150号明細書
【文献5】
米国特許第5,201,779号明細書
【文献6】
米国特許第5,404,870号明細書
【文献7】
米国特許第5,860,946号明細書
考案の開示】

0005

本発明は、上述の欠点及び不都合を解決した医薬品等のアプリケータ、具体的には、座薬を放出しやすく且つ保管又は使用中に座薬がくっつきにくい座薬アプリケータ器具を提供する。

課題を解決するための手段

0006

本発明は、医薬品等を体腔に投与する改良型アプリケータ器具を提供する。より詳細には、かかる器具は、開口部の設けられた遠位端部を備えるバレル部材を有する。アプリケータは、全体として軸方向に遠位端部から外方に延びる複数の花弁状部を更に有する。花弁状部は開口部と協働して医薬品をバレル部材の遠位端部内に放出自在に受け入れる受け口を形成する。花弁状部は各々、医薬品の実質的に中央の部分に係合して医薬品の大部分が花弁状部を越えて外方に延び、それにより受け口からの医薬品の放出を容易にするような寸法形状になった可撓性の切頭先端部を有している。上記器具は、医薬品を受け口から放出するプランジャ部材を更に有している。本発明によれば、医薬品を受け口に入れたままの状態でアプリケータをパッケージ包装できる。

発明の効果

0007

本発明のより完全な理解を得るためには、添付の図面を参照して本発明の好ましい実施形態についての以下の詳細な説明を参照されたい。

0008

本発明の構成によれば、アプリケータ器具の各花弁状部の可撓性の切頭先端部は、医薬品の大部分が花弁状部を越えて外方に延びるよう医薬品の実質的に中央の部分に係合しているので、アプリケータ器具の受け口からの医薬品の放出が容易である。また、かかる構成により、医薬品は、保管又は使用中、湿気にさらされてもアプリケータにくっつきにくくなっている。

0009

図1図2及び図5を参照すると、本発明の第1の実施形態に従って構成された座薬アプリケータ10が示されている。より詳細には、アプリケータ10は、卵形座薬製品12を体腔、例えば、膣、直腸等内に配置する際に用いられるようになっている。アプリケータ10は、バレル部材14及びバレル部材14を貫通して延びるプランジャ部材16を有している。バレル部材14及びプランジャ部材16は、好ましくは従来型射出成形法により適当な材料(例えば、熱可塑性樹脂ポリオレフィンポリオレフィンコポリマー改質ポリ塩化ビニル熱可塑性ゴムコンパウンドポリウレタン等)から作られる。変形例として、バレル部材14及びプランジャ部材16のうち一方又は両方を他の従来方法を用いて作ってもよい。

0010

次に、図1図2及び図5図7を参照すると、バレル部材14は、これを貫通して延びる内部通路18を備えている。バレル部材14(これは、一体構造のものであり、通路18を構成する環状壁20を備えている)は、近位部分22、遠位部分24及び中間部分26を備えている。中間部分26は、近位部分22と遠位部分24との間に位置している。近位部分22は、開口端部28を有すると共にアプリケータ10の使用中、掴み面を構成するようリブ付き表面30を有している。遠位部分24は、中間部分26に連結された近位端部32及び近位端部32と反対側の遠位端部34を有している。遠位部分24は、フレア状構造のものであり(即ち、近位端部32の直径が遠位端部34の直径よりも小さい)、この遠位部分には、通路18と連通した開口部36が形成されている。

0011

環状リング又は突出部35(図1図6及び図7参照)が、以下に説明する目的で、遠位部分24の近位端部32に隣接して中間部分26に形成されている。より詳細に説明すると、環状リング35は、壁20の内面37(図1参照)からバレル部材14の通路18内へ半径方向内方に突き出ている。環状リング35を壁20と一体に形成してもよく、或いは、壁20とは別個独立の部材として形成してもよい。

0012

アプリケータ10の遠位部分24は、3つの可撓性の切頭花弁状部38(図1図2及び図5図7参照)を備え、これら花弁状部は、開口部36を包囲すると共に開口部から全体としてバレル部材14の長手方向軸線に平行な方向(以下、「軸方向」という)に外方に延びている。花弁状部38は、開口部36及び遠位部分24と協働して、座薬製品12を放出自在に受け入れる受け口40を形成している。花弁状部38は各々、全体として半円形の形をしており、かかる花弁状部は、遠位部分24の遠位端部34に一体に連結された基部42及び基部42と反対側に位置した先端部44を有している。花弁状部38は各々、切頭構造になっているので、座薬製品12を受け口40内にしっかりと保持するのに十分であるが、受け口40からの座薬製品12の小出し中、座薬製品12に対する摩擦抵抗が最小となるほど短い軸方向長さを有している。図6を参照すると、花弁状部38は、座薬製品12が受け口40内に受け入れられると、花弁状部38の先端部44が座薬製品12の実質的に中央の部分46に係合する(例えば、先端部44が座薬製品12の中央部分46から軸方向に僅かに外方に位置した座薬製品12の部分に係合するようになる)ような寸法形状になっている。一例を挙げると、花弁状部38は各々、座薬製品12のその長軸に沿って測定した幅の1/2に実質的に等しい軸方向長さを有するのがよい。その結果、座薬製品12の相当な部分(例えば、座薬製品12の約半分)が、受け口40を越えて軸方向に延び、かくして座薬製品12が放出されやすいようになっている。

0013

次に、図1図6及び図7を参照すると、花弁状部38は各々、座薬製品12の中央部分46の輪郭にほぼ一致した凹状内面48を備えている。より詳細に説明すると、花弁状部38は各々、その基部42からその先端部44に至るにつれて全体として半径方向に僅かに内方湾曲して受け口40内の座薬製品12に係合してこれを保持するようになっている(図6参照)。このように、たとえ座薬製品12の大部分が花弁状部38の先端部44を越えて延びても、花弁状部38は互いに協働して座薬製品12を受け口40内に保持するようになっている。

0014

図6を参照すると、バレル部材14は又、遠位部分24のところ、より詳細には、花弁状部38の先端部44のところの壁20の厚さが、近位部分22のところの壁20の厚さよりも相当小さいように構成されている。このように、花弁状部38は、花弁状部先端部44が半径方向外方に延びたり半径方向内方に縮んだりして座薬製品12の装填及び放出を容易にすることができるほど十分な可撓性及び弾性を備えている。

0015

図1図2及び図5図7に戻ってこれらを参照すると、プランジャ部材16は、近位端部52及び遠位端部54を備えていて、バレル部材14の通路18内に可動的に受け入れられたリブ付きシャフト50を有している。シャフト50の近位端部52は、ビード56(図1参照)を有している。サム(つまみ)プラットホーム58も又、シャフト50の近位端部52上に形成されていて、このサムプラットホームは、中央に配置された取付けタブ60を備えている。取付けタブ60は、ビード64を備えた雌型受け穴62(図1参照)を有し、これらビードは、シャフト50のビード56に係合してシャフト50の近位端部52をサムプラットホーム58の受け穴62にスナップ嵌めできるようになっている。このように、サムプラットホーム58は、締り嵌めによりシャフト50に固定的に取り付けられている。接触プラットホーム66が、シャフト50の遠位端部54と一体に形成されている。接触プラットホーム66は、座薬製品12をアプリケータ10から送り出す際に用いられるバレル部材14の遠位部分24の受け口40内に可動的に受け入れられるような寸法形状になっている。この点に関し、接触プラットホーム66は、以下に説明する目的で大き目の形のものである(即ち、座薬製品12のその短軸に沿って測った幅と同程度又は実質的に同一の直径を有する)。

0016

図2及び図5図7を参照すると、プランジャ部材16は、バレル部材14に対し軸方向に、接触プラットホーム66がバレル部材14の遠位部分24の近位端部32に隣接して位置する引っ込み位置図2及び図6参照)と、接触プラットホーム66が花弁状部38の先端部44及びかくして受け口40から軸方向外方に位置した伸長位置図5及び図7参照)との間で動くことができる。この点に関し、サムプラットホーム58の外径は、プランジャ部材16がその伸長位置(図7参照)を越えて動くのを阻止するようバレル部材14の近位部分22の外径よりも大きい。これと同様に、接触プラットホーム66の外径は、接触プラットホーム66が近位端部32に隣接して位置した遠位部分24の内側部分68(図6参照)に係合し、それにより、プランジャ部材16がその引っ込み位置を越えて動くのを阻止するよう遠位部分24の近位端部32の内径よりも大きい。プランジャ部材16がその引っ込み位置に位置しているとき、接触プラットホーム66は、座薬製品12の端部に当接して(図6参照)座薬製品が受け口40内へ深すぎるところまで位置するのを阻止するようにする。具体的に説明すると、接触プラットホーム66は、座薬製品12が好ましい保持位置で受け口40内に揺りかごに入れられたように納められ、この好ましい保持位置では、座薬製品は、花弁状部38の先端部44のところでのみバレル部材14の遠位部分24と係合し、それにより、座薬製品12とバレル部材14の相互接触面積が最小限に抑えられる。この点に関し、受け口40は好ましくは、座薬製品12のサイズよりも大きなサイズを有し、受け口40の内面全体が花弁状部38の先端部44を除き、座薬製品12と接触しないようになり、それにより、座薬製品12を受け口40から容易に放出できるようになる。

0017

図1図6及び図7を参照すると、環状リング35は、バレル部材14の通路18内に形成されていて、シャフト50が環状リング35を可動的に貫通するような寸法形状になっている。環状リング35は、シャフト50を摺動自在に掴んでバレル部材14とプランジャ部材16との摩擦嵌め状態を生じさせるようになっている。すなわち、シャフト50は、伸長位置と引っ込み位置との間におけるその動きの全体を通じて環状リング35と常時係合し、それにより、シャフト50は環状リング35によって定位置に保持される。このように、シャフト50及びかくしてプランジャ部材16は、自由に動いてアプリケータ10の使用中に干渉を生じさせるのが阻止される。変形実施形態では、環状リング35を省いてもよく、それにより、プランジャ部材16の自由な運動が可能になる。

0018

図1に戻ってこれを参照すると、アプリケータ10は、シャフト50を遠位部分24の開口部36を通って通路18内に差し込んでその近位端部52がバレル部材14の開口端部28から外方に突き出るようにして組み立てる。次に、サムプラットホーム58をシャフト50の近位端部52に取り付ける。次に、座薬製品12をアプリケータ10の受け口40に挿入して体腔内へ送り出すことができるようにする。

0019

アプリケータ10を、座薬製品12があらかじめ受け口40内に挿入されない状態でユーザに提供できる。変形例として、アプリケータ10を、座薬製品12があらかじめ受け口40に詰め込まれた状態でユーザに提供してもよい。アプリケータ10がその予備装填形態で提供される場合、アプリケータ10をブリスタ包装組立体70(図3及び図4参照)で包装するのがよい。より詳細に説明すると、ブリスタ包装組立体70は、予備装填アプリケータ10を受け入れる熱成形ブリスタタイプPVC(ポリ塩化ビニル)プラスチックトレー72を有している。変形例として、トレー72を任意他の適当な材料で作ってもよい。トレー72は、外周リム74及びリム74から突き出たコンパートメント76を有している。コンパートメント76は、受け口40内にあらかじめ取り付けられている座薬製品12を含むバレル部材14の遠位部分24を受け入れる外側キャビティ部分78を有している。コンパートメント76は、バレル部材14の中間部分26を受け入れる中間キャビティ部分80を更に備えている。中間キャビティ部分80は、トレー72からのアプリケータ10の取出し中、ユーザの指を受け入れる1対の側方延長部82を有している。バレル部材14の近位部分22を受け入れる中間キャビティ部分84も又、中間キャビティ部分80に連結され、プランジャ部材16のサムプラットホーム58を受け入れる外側キャビティ部分86が中間キャビティ部分84に連結されている。アルミニウム箔と積層された引き剥がし可能又は剥離可能な蓋88が、アプリケータ10をコンパートメント76内に密封するために従来方法で包装トレー72に取り付けられている。包装組立体70で包装された予備装填アプリケータ10を使用するため、アプリケータ10を包装組立体70から取り出す。次に、座薬製品12が取り付けられたアプリケータ10の遠位部分24を従来のやり方で膣(図示せず)に挿入する。そうする際、ユーザの指でバレル部材14を近位部分22のリブ付き表面30のところで掴む。遠位部分24及び座薬製品12を膣内に正しく配置した後、プランジャ部材16のサムプラットホーム58をバレル部材14の遠位部分24に向かって押してバレル部材14をその引っ込み位置(図2及び図6参照)からその伸長位置(図5及び図7参照)に動かす。この点に関し、アプリケータ10をユーザが任意の従来の仕方で保持して操作するのがよい。例えば、バレル部材14の近位部分22をユーザの人差し指及び中指で保持した状態で、プランジャ部材16のサムプラットホーム58をユーザの親指で押すのがよい。プランジャ部材16がその引っ込み位置からその伸長位置に動くと(これは、図6においては矢印で示されている)、プランジャ部材16の接触プラットホーム66が座薬製品12を受け口40から押し出す。受け口40からの座薬製品12の放出中、花弁状部38の先端部44は、半径方向外方に拡張して座薬製品12の放出を容易にする。座薬製品12をアプリケータ10から放出するようにするために、サムプラットホーム58を、プランジャ部材16がその伸長位置(この位置では、接触プラットホーム66は、受け口40から軸方向外方に位置する(図5及び図7参照))に位置決めされるまで押す。

0020

アプリケータ10から膣内への座薬製品12の放出後、プランジャ部材16をその引っ込み位置に引き戻して接触プラットホーム66を受け口40内に配置する。このようにすると、膣からのアプリケータ10の取出し中、接触プラットホーム66は、膣の組織壁に接触してこれを傷つけるのが阻止される。次に、アプリケータ10を後で使用できるようクリーニングして消毒し、又は破棄する。

0021

本発明のアプリケータ10は従来型アプリケータと比べて多くの利点をもたらすことは理解されるべきである。例えば、アプリケータ10の花弁状部38は切頭構造のものなので、かかる花弁状部は、受け口40からの座薬製品12の容易な放出を可能にした状態で、座薬製品12を受け口40内に保持するようになっている。その結果、座薬製品12を従来型アプリケータに必要な軸方向力よりも著しく小さい軸方向力を受けてアプリケータ10から放出することができる。このように、座薬製品12がその他又は体腔内への挿入中、受け口40の内面にくっついても、座薬製品はそれほど困難無く受け口40から放出することができる。アプリケータ10は、受け口40にくっついた座薬製品12を放出することができるので、あらかじめ装填されて包装された形態でユーザに提供できる。

0022

プランジャ部材16の接触プラットホーム66が大き目なので、受け口40からの座薬製品12の正しい小出しが一段と確保される。例えば、接触プラットホーム66は、サイズが大きいので、軸方向力を座薬製品12に均等に及ぼす傾向があり、それにより、受け口40からの座薬製品12の放出中、座薬製品12のゆがみが最小限に抑えられる。さらに、接触プラットホーム66は座薬製品12とバレル部材14との間の摩擦又はくっつきが過剰であっても、座薬製品12を受け口40の内面から剥ぎ取るよう働く。加うるに、座薬製品12がフレア状遠位部分24に取り付けられているので、バレル部材14の残りの部分(即ち、中間部分26及び近位部分22)を比較的細身に作ることができる。

0023

本発明のアプリケータ10には多くの改造例及び変形例があることは注目されるべきである。例えば、アプリケータ10は、異なる数の花弁状部38を備えることができる。さらに、本発明は座薬製品を膣又は体腔に投与する際に用いるのが特に適しているが、本発明を用いて座薬製品又は他の医薬品を他の体腔、例えば、直腸内に小出しすることができる。さらに、アプリケータ10は、種々の幾何学的形状の座薬製品を収容するよう改造できる。加うるに、花弁状部38は、互いに異なる形状及び長さを備えることができる。アプリケータ10は又、種々のタイプのパッケージ内に包装することができる。

0024

本発明の第2の例示の実施形態が、図8図13に示されている。図1図7を参照して上述した要素と対応関係にある図8図13に示す要素には、対応の符号に100を加えた符号で示されている。別段の規定が無ければ、図8図13の第2の例示の実施形態は、図1図7に示す例示の実施形態と基本的に同一の構成及び作用になっている。

0025

図8図9図12及び図13を参照すると、本発明の第2の実施形態に従って構成された座薬アプリケータ110が示されている。アプリケータ110は、卵形の座薬製品112を体腔(例えば、膣口)に投与する際に用いるようになっており、このアプリケータ110は、開口近位端部128及び開口遠位端部134を備えたバレル部材114を有している。図1図7の実施形態のバレル部材14とは異なり、バレル部材114全体は、形状が実質的に円筒形であり、これが近位端部128から遠位端部134に至るにつれて僅かにテーパしている(即ち、近位端部128の直径は、遠位端部134の直径よりも僅かに大きい)。その結果、バレル部材114の遠位端部134は、フレア状になっていない。バレル部材114は、近位端部128と遠位端部134との間に延びる内部通路118を有している。周囲リム壁190が、近位端部128のところに形成され、環状保持リブ192が、近位端部128に隣接して通路118内に形成されている。可撓性の切頭花弁状部138も又、バレル部材114の遠位端部134のところに形成されている。花弁状部138は互いに協働して座薬製品112を受け入れる受け口140を構成している。

0026

依然として、図8図9図12及び図13を参照すると、アプリケータ110は、一体構造のプランジャ部材116を更に有している。より詳細に説明すると、プランジャ部材116は、リブ付きシャフト150、近位端部152及び遠位端部154を有している。サムプラットホーム158が、バレル部材114のリム壁190と係合可能に近位端部152のところに形成され、接触プラットホーム166が遠位端部154のところに形成されている。接触プラットホーム166は、これを通路118に挿入できるようバレル部材114の保持リブ192の内径よりも小さな直径を有している。接触プラットホーム166の直径は、花弁状部138により構成された受け口140の内径D(図8参照)よりも大きく、したがって、接触プラットホーム166を受け口140内に配置すると、接触プラットホームは、花弁状部138と接触してこれらを半径方向外方に撓ませ(図13参照)、それにより、受け口140からの座薬製品112の放出を容易にするようになっている。停止プラットホーム194が、シャフト150の近位端部152に隣接してシャフト150上に形成されている。停止プラットホーム194は、以下に説明する目的でバレル部材114の保持リブ192の内径よりも僅かに大きな直径を有している。この点に関し、停止プラットホーム194は、これをバレル部材114の近位端部128から通路118に挿入して保持リブ192と遠位端部134との間に配置することができるよう僅かに撓むことができる。プランジャ部材116は、バレル部材114の通路118内に可動的に設けられている。その結果、プランジャ部材116は、バレル部材114に対し、接触プラットホーム166が花弁状部138から見て遠くに位置した引っ込み位置(図12参照)と、接触プラットホーム166が花弁状部138と接触状態にある伸長位置(図13参照)との間で動くことができる。この点に関し、バレル部材114の保持リブ192は、プランジャ部材116がその引っ込み位置を越えて動くのを阻止するようプランジャ部材116の停止プラットホーム194と係合可能である。これと同様に、バレル部材114のリム壁190は、プランジャ部材116がその伸長位置を越えて動くのを阻止する目的で、プランジャ部材116のサムプラットホーム158に係合するようになっている。

0027

図10及び図11を参照すると、あらかじめ座薬製品112が装填されたアプリケータ110を包装するブリスタ包装組立体170が提供されている。より詳細に説明すると、包装組立体170は、図1図7に示す実施形態のブリスタ包装組立体70と基本的には同一構造のものである。例えば、包装組立体170は、あらかじめ装填されたアプリケータ110を受け入れるトレー172及びトレー172に取り付けられた引き剥がし可能な蓋188を有している。

0028

本明細書に記載した実施形態は単なる例示であり、当業者であれば、本発明の精神及び範囲から逸脱することなく多くの変形例及び改造例を想到できることは理解されよう。上述した実施形態を含むかかる全ての変形例及び改造例は、本発明の範囲に含まれる。

0029

本発明の具体的な実施態様は、次の通りである。
(1)前記係合部材は、前記バレル部材から前記通路内へ半径方向内方に延びて前記バレル部材と前記プランジャ部材との間に摩擦嵌め状態を生じさせる突出部を有していることを特徴とする請求項1記載の器具。
(2)前記開口部は、前記花弁状部によって包囲されていることを特徴とする請求項1記載の器具。
(3)前記受け口は、前記遠位端部の内面によって構成されていて、前記受け口内に受け入れられた医薬品が前記内面と前記先端部でのみ接触するような寸法形状になっていることを特徴とする実施態様(2)記載の器具。
(4)前記花弁状部は各々、前記先端部が実質的に半径方向に伸縮できるよう可撓性であることを特徴とする実施態様(3)記載の器具。
(5)前記花弁状部は、前記受け口内に受け入れられた医薬品のほぼ半分が前記先端部を越えて外方に延びるような寸法形状になっていることを特徴とする実施態様(4)記載の器具。

0030

(6)前記花弁状部は各々、前記先端部の各々の曲率が、前記受け口内に受け入れられた医薬品の実質的に中央の部分の曲率にほぼ一致するように半径方向内方に湾曲していることを特徴とする実施態様(5)記載の器具。
(7)前記花弁状部は、卵形の座薬製品を受け入れるような寸法形状になっていることを特徴とする実施態様(6)記載の器具。
(8)前記花弁状部は各々、前記軸方向に測定した長さを有し、前記長さは、前記受け口内に受け入れられた医薬品の軸方向長さの約1/2であることを特徴とする請求項1記載の器具。
(9)前記花弁状部は各々、実質的に半円形の形をしていることを特徴とする実施態様(8)記載の器具。
(10)前記バレル部材は、前記遠位端部と反対側に位置した近位端部及び実質的に環状の壁を有し、前記通路は、前記壁を通って前記遠位端部と前記近位端部との間に延びていることを特徴とする請求項1記載の器具。

0031

(11)前記壁は、前記先端部のところの第1の厚さ及び前記近位端部のところの第2の厚さを有し、前記第1の厚さは、前記第2の厚さよりも実質的に小さいことを特徴とする実施態様(10)記載の器具。
(12)前記バレル部材は、前記近位端部に隣接して位置する近位部分及び前記遠位端部に隣接して位置する遠位部分を有し、前記遠位部分の形状は、フレア状であることを特徴とする実施態様(11)記載の器具。
(13)前記遠位端部は、第1の曲率を有し、前記近位端部は、第2の曲率を有し、前記第1の曲率は、前記第2の曲率よりも大きいことを特徴とする実施態様(12)記載の器具。
(14)前記バレル部材は、前記近位端部と前記遠位端部との間に位置した中間部分を有し、前記遠位部分は、前記中間部分に一体に連結された近位端部及び前記バレル部材の前記遠位端部によって構成された遠位端部を有し、前記遠位端部及び前記近位端部は、それぞれ第3の曲率及び第4の曲率を有し、前記第3の曲率は、前記第4の曲率よりも大きいことを特徴とする実施態様(13)記載の器具。
(15)前記バレル部材は、前記近位端部から前記遠位端部に至るにつれてテーパしていることを特徴とする実施態様(11)記載の器具。

0032

(16)前記遠位端部及び前記近位端部は、それぞれ第1の曲率及び第2の曲率を有し、前記第1の曲率は、前記第2の曲率よりも小さいことを特徴とする実施態様(15)記載の器具。
(17)前記プランジャ部材は、遠位端部及び前記プランジャ部材の前記遠位端部に取り付けられていて、軸方向力を前記受け口内に受け入れられた医薬品に及ぼす接触プラットホームを有していることを特徴とする請求項1記載の器具。
(18)前記接触プラットホームは、軸方向力を医薬品に均等に配分するよう前記受け口内に受け入れられた医薬品の寸法とほぼ同じ寸法を有していることを特徴とする実施態様(17)記載の器具。
(19)前記プランジャ部材は、前記バレル部材に対して、前記接触プラットホームが前記受け口内に引っ込められて前記受け口内への医薬品の装填を可能にする第1の位置と、前記接触プラットホームが医薬品を前記受け口から押し出すよう前記先端部に隣接して位置する第2の位置との間で軸方向に動くことができることを特徴とする請求項1記載の器具。
(20)前記バレル部材は、その前記第1の位置にあるとき、前記接触プラットホームは、前記受け口内に位置した状態で、前記受け口内に受け入れられた医薬品に接触して前記バレル部材の前記遠位端部が医薬品と前記先端部でのみ接触するよう医薬品を正しく差し向けるようになっていることを特徴とする実施態様(19)記載の器具。

発明を実施するための最良の形態

0033

(21)前記接触プラットホームは、前記プランジャ部材がその前記第2の位置にあるとき、前記花弁状部を半径方向に越えて位置することを特徴とする実施態様(20)記載の器具。
(22)前記接触プラットホームは、前記プランジャ部材がその前記第2の位置にあるとき、前記花弁状部を半径方向外方に撓ませるよう前記花弁状部と係合状態にあることを特徴とする実施態様(20)記載の器具。
(23)前記プランジャ部材がその前記第1の位置を越えて動くのを制限する第1の制限手段を更に有していることを特徴とする実施態様(20)記載の器具。
(24)前記プランジャ部材がその前記第2の位置を越えて動くのを制限する第2の制限手段を更に有していることを特徴とする実施態様(23)記載の器具。
(25)前記バレル部材は、前記バレル部材の前記遠位端部に隣接して位置していて、形状がフレア状の遠位部分を有し、前記第1の制限手段は、前記遠位部分の一部として形成されていて、前記接触プラットホームに係合するような寸法形状の部分を有していることを特徴とする実施態様(24)記載の器具。

0034

(26)前記第1の制限手段は、前記バレル部材の環状壁から前記通路内へ半径方向内方に延びていて、前記バレル部材の近位端部に隣接して位置した環状リブを有し、前記第1の制限手段は、前記プランジャ部材に形成されていて、前記環状リブに係合するような寸法形状の停止部材を有していることを特徴とする実施態様(24)記載の器具。
(27)前記第2の制限手段は、前記プランジャ部材の近位端部に形成されていて、前記バレル部材の近位端部に係合するような寸法形状のフランジを有していることを特徴とする実施態様(24)記載の器具。
(28)前記包装手段は、前記器具及び前記医薬品を受け入れるトレー及び前記トレーに着脱自在に取り付けられた蓋を有していることを特徴とする請求項2記載の組合せ。
(29)前記トレーは、ブリスタタイプのトレーであることを特徴とする実施態様(28)記載の組合せ。

0035

図1
本発明の第1の例示の実施形態に従って構成された座薬アプリケータの分解斜視図である。
図2
いつでも使用できる状態にある組立形態図1のアプリケータの斜視図である。
図3
ブリスタ包装組立体で包装された図2のアプリケータの斜視図である。
図4
図3のブリスタ包装組立体の分解斜視図である。
図5
図2のアプリケータの斜視図であり、座薬製品の小出しの仕方を示す図である。
図6
図1図2及び図5に示すアプリケータの側面図であり、その使用法を示す図である。
図7
図1図2及び図5に示すアプリケータの側面図であり、その使用法を示す図である。
図8
本発明の第2の例示の実施形態に従って構成された座薬アプリケータの分解斜視図である。
図9
いつでも使用できる状態にある組立形態の図8のアプリケータの斜視図である。
図10
ブリスタ包装組立体で包装された図9のアプリケータの斜視図である。
図11
図10のブリスタ包装組立体の分解斜視図である。
図12
図8及び図9に示すアプリケータの側面図であり、その使用法を示す図である。
図13
図8及び図9に示すアプリケータの側面図であり、その使用法を示す図である。
【符号の説明】

図面の簡単な説明

0036

10座薬アプリケータ
12座薬製品
14バレル部材
16プランジャ部材
18通路
20環状壁
22近位部分
24遠位部分
26 中間部分
32 近位端部
34 遠位端部
36 開口部
38花弁状部
40 受け口
44 先端部
70ブリスタ包装組立体

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