図面 (/)

技術 成型品をオーバー成型する台となる被オーバー成型基材、発泡材の成形品、型及び成型品を製造する方法

出願人 アプリックス
発明者 ファブリスビララン
出願日 2003年10月22日 (16年4ヶ月経過) 出願番号 2003-362112
公開日 2004年5月27日 (15年8ヶ月経過) 公開番号 2004-148818
状態 特許登録済
技術分野 面ファスナ、スナップ、フック型止め具 プラスチック等の成形用の型 プラスチック等の注型成形、圧縮成形 プラスチック等の特殊発泡成形、タイヤ成形
主要キーワード 長手方向距離 長手方向端部領域 発泡材層 一般図 金属帯片 上方傾斜 長手方向溝 垂直側壁
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2004年5月27日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (6)

課題

非常に簡単に製造し、使用できる被オーバー成型基材であって、特に空洞の2つの壁間にそれを挟む必要もなく、保護突き出し部を設ける必要もなく、また基材成型品に固定する間、空洞の壁の外側上端との界面やフックを保護するその他の手段を設ける必要もない基材を提供することを目的としている。

解決手段

そのために、上面6と下面4を有する基板2と、その下面4から延びる複数のフック3と、その上面に固定される金属材料とからなり、フック3は長手方向の細帯状領域に配置されており、基板の形状は平らであり、フックの細帯状領域の幅は、10mm未満、好ましくは3〜10mmであり、基板の材料と厚さは、基材の下面をのせようとする垂直壁の上端の形状又は起伏に合わせて変形できるようにした、成型品をオーバー成型する台となる基材を提案する。

概要

背景

この分野では、多くの被オーバー成型基材が知られている。一般に、被オーバー成型基材を成型品に固定するには、金型の底面から突出させた壁によって囲まれた溝又は空洞を金型の底面に形成し、該金型に発泡材注入して成型品を形成するが、その際、被オーバー成型基材は、発泡材を注入する前に該壁の外側上端の上にのせる。突出壁によって囲まれた空洞の底面には磁石を置き、被オーバー成型基材の上面に金属樹脂リブを備え、該リブは磁石との磁気協働により、空洞又は溝の壁の上端にのせた被オーバー成型基材を保持し、発泡材を注型する際、被オーバー成型基材を所定の位置に保つ。

しかしながら、注入される発泡材の圧力はかなりのものである。したがって、基板の下面と壁の上端との間の界面をシールすることにより、発泡材が空洞の内部に浸透し、被オーバー成型基材の底面から延びている複数のフックを汚さないようにする必要がある。

別の方法としては、フックに保護膜を被せて、成型品を被オーバー成型基材と一緒回収した後、保護膜を剥がして回収する。成型品を、被オーバー成型基材を固定したまま回収した後、これらのフックが、例えば、布を、布のループを利用して固定させることにより、成型品を布でカバーすることができ、これは、例えば自動車座席クッションとして使用できる。

一般に、該被オーバー成型基材の基板には2つの上方傾斜を設けて、被オーバー成型基材を空洞の2つの側壁間に挟むことが出来るようにする。この系は明らかに複雑で時間がかかり、自動車の座席などの成型品を作製するために、該基材を取り付ける際、問題を生じる。

前もって固化した発泡材層のような追加手段を設けて、この前もって固化した発泡材が圧迫することにより、液体が空洞に侵入するのを防ぐことも勿論可能である。また、下面から複数の下方突き出し部を延ばしてフックを囲み、発泡材を保護することも可能である。これらの保護突き出し部の製造は複雑である。

概要

非常に簡単に製造し、使用できる被オーバー成型基材であって、特に空洞の2つの壁間にそれを挟む必要もなく、保護突き出し部を設ける必要もなく、また基材を成型品に固定する間、空洞の壁の外側上端との界面やフックを保護するその他の手段を設ける必要もない基材を提供することを目的としている。 そのために、上面6と下面4を有する基板2と、その下面4から延びる複数のフック3と、その上面に固定される金属材料とからなり、フック3は長手方向の細帯状領域に配置されており、基板の形状は平らであり、フックの細帯状領域の幅は、10mm未満、好ましくは3〜10mmであり、基板の材料と厚さは、基材の下面をのせようとする垂直壁の上端の形状又は起伏に合わせて変形できるようにした、成型品をオーバー成型する台となる基材を提案する。

目的

本発明の目的は、上記先行技術の欠点を解決するものであり、非常に簡単に製造でき、非常に簡単に使用できる新しい被オーバー成型基材であって、特に空洞の2つの壁間にそれを挟む必要もなく、保護突き出し部を設ける必要もなく、また更には、基材を成型品に固定する間、基材をのせる空洞の壁の外側上端との界面やフックを保護するその他の手段を設ける必要もない基材を提供することである。

効果

実績

技術文献被引用数
1件
牽制数
0件

この技術が所属する分野

(分野番号表示ON)※整理標準化データをもとに当社作成

ライセンス契約や譲渡などの可能性がある特許掲載中! 開放特許随時追加・更新中 詳しくはこちら

請求項1

上面(6)と下面(4)を有する基板(2)と、基板の下面(4)から延びる複数のフック(3)と、基板の上面に固定される金属材料とからなり、該フック(3)は長手方向の細帯状領域(15)に配置されている、成型品オーバー成型する台となる基材において、該基板(2)の形状が平らであり、該平らな基板の材料と厚さは、該被オーバー成型基材の下面をのせようとする垂直壁上端の形状又は起伏に合わせて変形できるようにしたことを特徴とする成型品をオーバー成型する台となる被オーバー成型基材。

請求項2

該フックの細帯状領域の幅は、10mm未満、好ましくは3〜10mmであることを特徴とする請求項1に記載の被オーバー成型基材。

請求項3

該フック(3)が、長手方向に列をなしており、列の本数が好ましくは、3以下であり、該フック(3)がクリスマスツリー形状をしていることを特徴とする請求項1又は2に記載の被オーバー成型基材。

請求項4

フックを配置する長手方向の細長い領域(15)は、該基板の長手方向端部から離れた地点までとし、この結果フックなしで形成される長手方向端部領域(7,8)は、ミリメートルオーダー、好ましくは15mm未満とし、基板を、空洞を形成する壁(13,14)の上端に直接のせて長手方向端部の高さに維持できるようにしていることを特徴とする請求項1〜3までのいずれか1項に記載の被オーバー成型基材。

請求項5

該基板が、ポリアミド6製とし、厚さ0.2〜0.4mmとすることを特徴とする請求項1〜4までのいずれか1項に記載の被オーバー成型基材。

請求項6

該基板が、ポリアミド6−6製とし、厚さ0.15〜0.35mmとすることを特徴とする請求項1〜4までのいずれか1項に記載の被オーバー成型基材。

請求項7

該金属材料が、基板の上面に糊付けされた金属樹脂リブ形状であり、特に樹脂−基板界面の両側に2つの長手方向補強材を形成して、発泡材を良好に固着させることを特徴とする請求項1〜6までのいずれか1項に記載の被オーバー成型基材。

請求項8

該金属樹脂リブ外表面に固着パターンを備えたことを特徴とする請求項7に記載の被オーバー成型基材。

請求項9

該金属樹脂リブが、直線1メートルあたり少なくとも合計10gの金属樹脂に対して、直線1メートル6gの金属粉末を含むことを特徴とする請求項7又は8に記載の被オーバー成型基材。

請求項10

発泡材を金型注入した後、基板の上面に発泡材を硬化することにより、請求項1〜9のいずれか1項に記載の1つ以上の被オーバー成型基材を固定する発泡材の成形品

請求項11

金型であって、その底面から突き出た壁を有する空洞が該底面に形成され、該壁の上端に、特許請求の範囲1〜9のいずれかに1項に記載の被オーバー成型基材をのせ、該基材を、該基材の上に注入した発泡材の固化により成型品に固定するように構成した金型において、該空洞は、2つの側壁を有し、好ましくは、これら側壁は平行であり、4.5〜12mm離間していることを特徴とする金型。

請求項12

成型品の外部に向かって複数のフックを突き出した被オーバー成型基材を備えた請求項10に記載の成型品を製造する方法であって、a)金型の底面に、好ましくは、相互に4.5〜12mm離間した2つの側壁を有する空洞を形成し、b)該フックを金型の底面において2つの側壁が形成する空洞の内部に向けた状態で、該2つの側壁の外側上端に請求項1〜9までのいずれか1項に記載の被オーバー成型基材をのせ、c)金型の中に液体発泡材を、該発泡材が空洞の内部に侵入してフックに損傷を与えることなしに固化して、被オーバー成型基材の上面に該発泡材が固定されるように、注入することを特徴とする成型品の製造方法。

請求項13

被オーバー成型基材を空洞の上にのせる際、該基板の長手方向両端部を、空洞の壁、特に2つの長手方向両端部壁にのせることも含むことを特徴とする、請求項12に記載の成型品を製造する方法。

請求項14

該基板の長手方向両端部領域にフックがなく、特に数ミリメートルから数センチメートル、特に15mm未満の長手方向距離にわたってフックがないことを特徴とする請求項12又は13に記載の成型品を製造する方法。

技術分野

0001

本発明は、発泡プラスチックオーバー成型された対象品に固定することを目的とする基材に関するもので、該被オーバー成型基材は、基板から成り、該基板の上面は、発泡材と接触させて、該被オーバー成型基材の該上面に発泡材を固化させることにより、該上面を発泡材に固定させ、下面は、長方形の帯の形状をした領域に配置した複数のフックを有している。

背景技術

0002

この分野では、多くの被オーバー成型基材が知られている。一般に、被オーバー成型基材を成型品に固定するには、金型の底面から突出させた壁によって囲まれた溝又は空洞を金型の底面に形成し、該金型に発泡材を注入して成型品を形成するが、その際、被オーバー成型基材は、発泡材を注入する前に該壁の外側上端の上にのせる。突出壁によって囲まれた空洞の底面には磁石を置き、被オーバー成型基材の上面に金属樹脂リブを備え、該リブは磁石との磁気協働により、空洞又は溝の壁の上端にのせた被オーバー成型基材を保持し、発泡材を注型する際、被オーバー成型基材を所定の位置に保つ。

0003

しかしながら、注入される発泡材の圧力はかなりのものである。したがって、基板の下面と壁の上端との間の界面をシールすることにより、発泡材が空洞の内部に浸透し、被オーバー成型基材の底面から延びている複数のフックを汚さないようにする必要がある。

0004

別の方法としては、フックに保護膜を被せて、成型品を被オーバー成型基材と一緒回収した後、保護膜を剥がして回収する。成型品を、被オーバー成型基材を固定したまま回収した後、これらのフックが、例えば、布を、布のループを利用して固定させることにより、成型品を布でカバーすることができ、これは、例えば自動車座席クッションとして使用できる。

0005

一般に、該被オーバー成型基材の基板には2つの上方傾斜を設けて、被オーバー成型基材を空洞の2つの側壁間に挟むことが出来るようにする。この系は明らかに複雑で時間がかかり、自動車の座席などの成型品を作製するために、該基材を取り付ける際、問題を生じる。

0006

前もって固化した発泡材層のような追加手段を設けて、この前もって固化した発泡材が圧迫することにより、液体が空洞に侵入するのを防ぐことも勿論可能である。また、下面から複数の下方突き出し部を延ばしてフックを囲み、発泡材を保護することも可能である。これらの保護突き出し部の製造は複雑である。

発明が解決しようとする課題

0007

本発明の目的は、上記先行技術の欠点を解決するものであり、非常に簡単に製造でき、非常に簡単に使用できる新しい被オーバー成型基材であって、特に空洞の2つの壁間にそれを挟む必要もなく、保護突き出し部を設ける必要もなく、また更には、基材を成型品に固定する間、基材をのせる空洞の壁の外側上端との界面やフックを保護するその他の手段を設ける必要もない基材を提供することである。

課題を解決するための手段

0008

本発明によれば、被オーバー成型基材は、上面と下面を有する基板と、基板の下面から延びる複数のフックと、基板の上面に固定される金属材料から成り、該フックは長手方向の細帯状領域に配置されており、該基板の形状は平らであり、該フックの細帯状領域の幅は、10mm未満、好ましくは3〜10mmであり、該平らな基板の材料と厚さは、該被オーバー成型基材の下面をのせようとする垂直壁の上端の形状又は起伏に合わせて変形できるようにしたことを特徴としている。

0009

本件出願において、フックの細帯状領域の幅とは、特に図1の断面図において、一番右のフックの右端点から一番左のフックの左端点までの距離に相当する寸法を意味する。これは、全体の幅であって、特にフックが侵入できる空洞が持たなくてはならない最低幅である。

0010

従って、本発明によって得られる被オーバー成型基材は、金型の底面において該基材上に注入される発泡材が硬化する前に、該基材をのせる垂直壁の上端の形状に充分柔軟に適合するので、金型の底部で金型の底面にある空洞を形成する壁の外側上端上に単に置くだけで、壁上端と基材上面との間の接触部において充分なシールが得られ、発泡材が空洞の中に侵入せずフックと接触しない構成になっている。この界面においては、シール手段を更に追加する必要はない。したがって、この被オーバー成型基材を使用し、特にこれを金型の底面に置いて、該基材上に発泡材を注入して、該被オーバー基材を含む最終成型品を製造するのが、非常に簡単である。

0011

特に好ましい実施態様によれば、該フックが、長手方向に列をなしており、列の本数が好ましくは、3以下であり、該フックがクリスマスツリー形状をしている。

0012

クリスマスツリーという表現は、フックが以下の形状を持つことを言う。基部と頭部との間に延びる棒であって、棒の形状は好ましくは円筒状、特には平行六面体であり、頭部と基部の中間において、棒の外表面から少なくとも一つのヒレを延ばし、該ヒレの形状は好ましくは底部方向に曲がり、フックを形成している。

0013

好ましくは、頭部は尾根状で、尾根の基部は棒の断面積より大きくなっていることにより、ループが係合することのできる補強部を一つ以上形成する。

0014

好ましくは、フックには、直径反対方向にヒレを2つ備える。

0015

好ましい実施態様として、フックを配置する長手方向の細長い領域は、該基板の長手方向端部から離れた地点までとし、この結果フックなしで形成される長手方向端部領域は、ミリメートルオーダー、特に15mm未満、例えば5〜12mmとし、基板を、その長手方向の端部が、空洞を形成する壁の上端にちょうど載せた高さに維持できるようにしている。

0016

先行技術において、被オーバー成型基材幅の両端を、空洞の2つの側壁間に挟まなくてはならず、空洞のための長手方向両端部の壁を充分離間させて、被オーバー成型基材が通過して挟まれるようにしなくてはならなかった。したがって、基板の長手方向両端と、空洞の長手方向両端の壁との間に、小さな隙間を設ける必要があり、この隙間が、発泡材の侵入を許し、いくつかのフックに損傷を与えたので、被オーバー成型基材の成型品への固定の品質を悪くしていた。本発明により、挟み込みの必要がなくなり、したがって、被オーバー成型基材は、空洞の壁の上に乗り、上記隙間を作る必要もなく、反対に本発明によれば、シール手段を追加しなくても、金型の底面に形成される空洞の全壁の全上端においてすぐれたシールが得られる。

0017

好ましい実施態様によれば、該基板はポリアミド6(ナイロン6)であり、厚さは、0.2mm〜0.4mmである。

0018

好ましい実施態様によれば、基板は厚さ0.15〜0.35mmであり、ポリアミド6−6(ナイロン6−6)である。

0019

ナイロンは、特に空洞のシール、及び被オーバー成型基材の成型品への固定に好適であることが分かった。

0020

本発明はまた、発泡材を金型に注入した後、基板の上面に発泡材を硬化することにより、本発明の一つ以上の被オーバー成型基材を固定する発泡材の成形品にも関している。

0021

本発明はまた、金型であって、その底面から突き出た壁を有する空洞が該底面に形成され、該壁の上端に、被オーバー成型基材をのせ、該基材を、上から注入した発泡材の固化により成型品に固定するように構成した金型において、該空洞は、2つの側壁を有し、これら側壁は平行であり、4.5〜12mm離間していることを特徴とする金型にも関している。

0022

2つの壁間の距離は、壁に対する垂線にそって測定する。これは、両壁に垂直な平面において、壁間に形成される空洞の幅である。

0023

本発明はまた、成型品に対して固定される被オーバー成型基材を有し、該成型品の外部に突き出た複数のフックを有する成型品の製造方法であって、
a)金型の底面に、好ましくは、相互に4.5〜12mm離間した2つの側壁を有する空洞を形成すること、
b) 該フックを金型の底面において2つの側壁が形成する空洞の内部に向けた状態で、該2つの側壁の外側上端に本発明の被オーバー成型基材をのせること、
c) 金型の中に液体発泡材を、該発泡材が空洞の内部に侵入してフックに損傷を与えることなしに固化して、被オーバー成型基材の上面に該発泡材が固定されるように、注入することから成ること特徴とする成型品の製造方法にも関する。

0024

本発明の方法は特に使用が簡単である。

0025

本発明の方法の改良として、被オーバー成型基材を空洞の上にのせる際、該基板の長手方向両端部を、空洞の壁、特に2つの端部壁にのせることも含む。

0026

本発明の方法の別改良として、基板の長手方向端部領域が、特に数ミリメートルから数センチメートルの距離にわたって、フックを有しない。

0027

本発明の一実施態様を、もっぱら実施例を示す添付図面により説明する。
図1は、本発明により、成型品をオーバー成型する台となる基材の垂直断面図である。
図2は、金型の底面に形成した空洞に上にのせた本発明の被オーバー成型基材の垂直断面図である。
図3は、金型の底部に形成した空洞にのせた本発明の被オーバー成型基材の断面図である。
図4は、基板の上面の発泡材を固化した後に得られる成型品の一般図である。
図5は、基板から延びるフックの断面図である。

0028

図1において、その上にオーバー成型が成される基材1は、実質的に平らな基板2から成る。複数のフック3が基板の一表面から延びており、フックの細帯状領域15に沿って配置されている。状の2つの領域16と17が、細帯状領域15の両側に延びている。該2つの棚状領域16と17は、金型の垂直側壁の上端上にのせられる(以下参照)。この2つの棚状領域にはフックがない。リブの形状で配置された金属樹脂5は、基板の前述の表面の反対の表面6上に、特に接着又は簡単に樹脂の固化により、固定する。フックは、列状に、図面では3列状に配置されている。一般に、基板1は、その幅に比べて、非常に大きな長さ(図面に垂直な方向)を有している。同様に数列のフックは、幅よりも長さが大きい細帯状領域に配置される。しかしながら、フックの細帯状領域15は、基板の長手方向全体に延びているのではない。事実、フックのない2つの領域7と8が、フックの細帯状領域の長手方向最終両端にある。これら2つの領域7と8により、フックを下にして、金型の底面に形成された空洞上に、基板の長手方向両端の高さで、基板をのせることができる。それらの領域の長さは12mmである。

0029

フックの形状は以下のとおりである。クリスマスツリー状のフック3は、断面が長方形、特に正方形の棒20であり、基部から延び、頭部21で終端しており、頭部は、2つの傾斜面が頂点会合する尾根によって形成されており、その基部は、棒の断面よりも大きく、棒の両側に2つの補強部22を形成している。実質的に真中の高さのところに、下方に曲がった2つのフック形状のヒレ23が棒から延びている。これらのフックは、押出し成形で作られる。

0030

フックの全体の高さは2.3mmである。特に図5の平面において、右側ヒレの右端と左側ヒレの左端との間の幅は、1.25mmである。基部における棒の幅は、0.54mmである。フックの頂点と右側又は左側ヒレの先端との間の高さ距離は、1.3mmである。棒は、円筒状で、その周囲全体にわたる一つのヒレと、円錐形状の頭部を有していてもよい。

0031

細帯状領域の幅は、3〜10mmである。図において、これは8mmになっている。各棚状領域16および17の幅は、例えば、2〜30mm、好ましくは、7〜15mmである。

0032

図3は、成型品をオーバー成型する台となる基材を、金型の底面に形成する空洞9内に複数のフックを向けた状態で示している。この空洞9は、断面において、金型の底面から突き出ている2つの平行な側壁10と11により構成される。この空洞は閉じており、この断面では見えないが、図2では見える、やはり2つの平行な側壁13と14がある。フックの細帯状領域の2つの長手方向の反対側端部において、フックのない2つの領域7と8が、これら2つの壁の上に置かれる。金型の2つの側壁10と11は、相互に離間し、離間距離は12mm未満、好ましくは10mm未満、例えば6mmである。

0033

基板の材料と厚さは、その上に発泡材が注入されてその圧力の下で、垂直壁10と11の上端の形状に充分柔軟に適合するように選択する。厚さと材料の例を以下に示す。

0034

ポリアミド6の場合の厚さ、0.3mm ±0.1mm
ポリアミド6−6の場合の厚さ、0.25mm ±0.1mm

0035

しかしながら、基板は、ポリエチレンポリプロピレン、その他の熱可塑性又は熱硬化性材料、特にポリエステルでもよい。

0036

注入する発泡材の材料は、被オーバー成型基材の材料と相溶性のあるものである。つまり、発泡材は、被オーバー成型基材と接触して固化した場合、そこによく固定するものである。特に、ポリウレタンポリエーテルの発泡材を使うことができるが、勿論ほかの材料でもよい。

0037

壁10,11,13,14の上端の上に、基板2の表面4をのせて(フックのない2つの棚状領域16と17及び細帯状領域5のフックのない領域7と8の高さで)、空洞9を形成する。次に、発泡材を金型の中に注入し、放置固化する。成型品18を金型から回収する。その結果、成型品18には、発泡材のついてないフックがある被オーバー成型基材が伴っている。フックは、例えば、布のループと協働して、成型品を布でカバーし、自動車の座席クッションとすることが出来る。

0038

空洞の底面には磁石30が配置され、これは金属樹脂リブと協働して、被オーバー成型基材を空洞の上に位置付け役割をする。磁石は特に希土類磁石サマリウムコバルト磁石)である。

0039

金属樹脂は、リブ形状で基板の上面の上に置く。2つの長手方向溝又は補強材31と32が、基板−樹脂界面に形成される。これらは、発泡材がそれらの中に入って固化し、被オーバー成型基材が発泡材によりよく固着することを可能にする。更に固着をよくするには、特にフックの細帯状領域の幅が最小の場合、金属樹脂リブの外表面33の上に、例えば彫り込みにより、固着パターンを形成することが可能である。

0040

金属樹脂リブは、基板に金属帯片を接着することに比べ、特に有利である。事実、金属樹脂は、被オーバー成型基材のすべての起伏によく適合し、成型品をオーバー成型する台となる基材の長手方向端部より突き出るようなことはないが、これが例えば金属帯片の場合、作業者が基材を持って金型の底面に置こうとするとき、突き出て作業者を傷つけることがある。

0041

しかしながら、樹脂が充分な性能を有するには、少なくとも6g、例えば直線1メートルあたり8.4gの金属粉を、直線1メートルあたり少なくとも4gの通常の樹脂と混合し、合計直線1メートルあたり少なくとも10gの金属樹脂とする必要がある。

0042

本発明は以上のとおり、非常に簡単に製造でき、非常に簡単に使用できる新しい被オーバー成型基材であって、特に空洞の2つの壁間にそれを挟む必要もなく、保護突き出し部を設ける必要もなく、また更には、基材を成型品に固定する間、基材をのせる空洞の壁の外側上端との界面やフックを保護するその他の手段を設ける必要もない基材を提供することができる。

図面の簡単な説明

0043

本発明により、成型品をオーバー成型する台となる基材の垂直断面図である。
金型の底面に形成した空洞に上にのせた本発明の被オーバー成型基材の垂直断面図である。
金型の底部に形成した空洞にのせた本発明の被オーバー成型基材の断面図である。
基板の上面の発泡材を固化した後に得られる成型品の一般図である。
基板から延びるフックの断面図である。

符号の説明

0044

1被オーバー成型基材
2基板
3フック
4,6 表面
5金属樹脂
7,8 領域
9 空洞
10,11,13,14側壁
15細帯状領域
16,17棚状領域
18成形品
20 棒
21 頭部
22補強部
23ひれ
30磁石
31,32補強材
33 金属樹脂の外表面

ページトップへ

この技術を出願した法人

この技術を発明した人物

ページトップへ

関連する挑戦したい社会課題

関連する公募課題

該当するデータがありません

ページトップへ

技術視点だけで見ていませんか?

この技術の活用可能性がある分野

分野別動向を把握したい方- 事業化視点で見る -

(分野番号表示ON)※整理標準化データをもとに当社作成

ページトップへ

おススメ サービス

おススメ astavisionコンテンツ

新着 最近 公開された関連が強い技術

この 技術と関連性が強い人物

関連性が強い人物一覧

この 技術と関連する社会課題

関連する挑戦したい社会課題一覧

この 技術と関連する公募課題

該当するデータがありません

astavision 新着記事

サイト情報について

本サービスは、国が公開している情報(公開特許公報、特許整理標準化データ等)を元に構成されています。出典元のデータには一部間違いやノイズがあり、情報の正確さについては保証致しかねます。また一時的に、各データの収録範囲や更新周期によって、一部の情報が正しく表示されないことがございます。当サイトの情報を元にした諸問題、不利益等について当方は何ら責任を負いかねることを予めご承知おきのほど宜しくお願い申し上げます。

主たる情報の出典

特許情報…特許整理標準化データ(XML編)、公開特許公報、特許公報、審決公報、Patent Map Guidance System データ