図面 (/)

技術 ミシンの縫製枠支持構造

出願人 株式会社バルダン
発明者 澤田芳文尾関正彦
出願日 2002年10月24日 (18年0ヶ月経過) 出願番号 2002-309249
公開日 2004年5月20日 (16年6ヶ月経過) 公開番号 2004-141376
状態 特許登録済
技術分野 自動刺繍;刺繍製品;タフト製品 ミシン・縫製
主要キーワード 製品台 ベルト取付部材 マグネットホルダー スライダブロック 水平回転方向 枠ホルダ ガイドブラケット 方向駆動装置
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2004年5月20日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (13)

課題

スライダを長くしなくても縫製枠水平回転方向振動を低減することができ、レールを長くしなくても縫製枠のストロークをかせぎやすくすることができるミシン縫製枠支持構造を提供する。

解決手段

後方向に変位可能に支持された左右方向に延びる駆動枠13に対し、所定幅の縫製枠30を左右方向に変位可能に支持するミシンの縫製枠支持構造において、縫製枠30の幅方向中央部に取り付けた縫製枠30の幅より長さが短いスライダ34a、34bを、駆動枠13に取り付けた左右方向に延びるレール17に摺動可能に係合させ、縫製枠30が左右方向に変位しても常に駆動枠13と縫製枠30との間に縫製枠30の幅方向右部及び幅方向左部の一方又は両方を支える少なくとも1つのローラ22が存在するように、駆動枠13及び縫製枠30の一方又は両方にローラ22を設ける。

概要

背景

従来のミシン縫製枠支持構造は、テーブル上の左右方向に駆動する駆動機構被駆動部材に、マグネットホルダーを介して縫製枠刺繍枠)が保持されている。このマグネットホルダーが左右方向に変位するにつれて、縫製枠が左右方向に変位される(例えば、特許文献1参照。)。

概要

スライダを長くしなくても縫製枠の水平回転方向振動を低減することができ、レールを長くしなくても縫製枠のストロークをかせぎやすくすることができるミシンの縫製枠支持構造を提供する。前後方向に変位可能に支持された左右方向に延びる駆動枠13に対し、所定幅の縫製枠30を左右方向に変位可能に支持するミシンの縫製枠支持構造において、縫製枠30の幅方向中央部に取り付けた縫製枠30の幅より長さが短いスライダ34a、34bを、駆動枠13に取り付けた左右方向に延びるレール17に摺動可能に係合させ、縫製枠30が左右方向に変位しても常に駆動枠13と縫製枠30との間に縫製枠30の幅方向右部及び幅方向左部の一方又は両方を支える少なくとも1つのローラ22が存在するように、駆動枠13及び縫製枠30の一方又は両方にローラ22を設ける。   

目的

本発明の目的は、上記課題を解決し、スライダを長くしなくても縫製枠の水平回転方向の振動を低減することができ、レールを長くしなくても縫製枠のストロークをかせぎやすくすることができるようにすることである

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

この技術が所属する分野

ライセンス契約や譲渡などの可能性がある特許掲載中! 開放特許随時追加・更新中 詳しくはこちら

請求項1

後方向に変位可能に支持された左右方向に延びる駆動枠に対し、所定幅縫製枠を左右方向に変位可能に支持するミシン縫製枠支持構造において、前記縫製枠の幅方向中央部に取り付けた縫製枠の幅より長さが短いスライダを、前記駆動枠に取り付けた左右方向に延びるレール摺動可能に係合させ、前記縫製枠が左端と右端との間の全ストローク範囲を変位しても常に駆動枠と縫製枠との間に縫製枠の幅方向右部及び幅方向左部の一方又は両方を支える少なくとも1つのローラが存在するように、前記駆動枠及び縫製枠の一方又は両方に前記ローラを回動可能に設けたことを特徴とするミシンの縫製枠支持構造。

請求項2

前記駆動枠に前記ローラを設け、該ローラを前記縫製枠の幅方向右部及び幅方向左部の一方又は両方における被接触部に接触させることにより該幅方向右部及び幅方向左部を支えるようにした請求項1記載のミシンの縫製枠支持構造。

請求項3

前記駆動枠と前記縫製枠との間に、一部の前記ローラが存在しなくても、他の前記ローラが存在することができるように、複数の前記ローラを設けた請求項2記載のミシンの縫製枠支持構造。

請求項4

前記縫製枠の幅方向右部及び幅方向左部の一方又は両方に前記ローラを設け、該ローラを前記駆動枠における被接触部に接触させることにより該幅方向右部及び幅方向左部を支えるようにした請求項1記載のミシンの縫製枠支持構造。

請求項5

前記縫製枠の幅方向右部及び幅方向左部の両方に、該縫製枠が全ストローク範囲を変位しても前記被接触部との接触をそれぞれ保つように前記ローラを設けた請求項4記載のミシンの縫製枠支持構造。

請求項6

前記ローラは単体ローラであり、前記接触は前記被接触部の一面に該単体ローラが接触することである請求項2〜5のいずれか1項に記載のミシンの縫製枠支持構造。

請求項7

前記ローラは一対の挟みローラであり、前記接触は前記被接触部の前後面にこれを挟むように該挟みローラが接触することである請求項2〜5のいずれか1項に記載のミシンの縫製枠支持構造。

技術分野

0001

本発明は、加工布展張保持する縫製枠を支持するミシン縫製枠支持構造に関するものである。

0002

従来のミシンの縫製枠支持構造は、テーブル上の左右方向に駆動する駆動機構被駆動部材に、マグネットホルダーを介して縫製枠(刺繍枠)が保持されている。このマグネットホルダーが左右方向に変位するにつれて、縫製枠が左右方向に変位される(例えば、特許文献1参照。)。

背景技術

0003

【特許文献1】
登録実用新案第2533958号公報

0004

ミシンの縫製枠支持構造は、図12(a)に示すように、レール50に摺動可能に係合し、縫製枠51に取り付けられ左右方向に駆動されるスライダ52が設けられている。このスライダ52の左右方向の駆動により発生する縫製枠51の水平回転方向振動が小さく保たれるように、スライダ52の長さが左右方向に長く設けられている。しかし、長いスライダ52を用いると、縫製枠51の全ストローク範囲が狭いままで使用するか、縫製枠51の全ストローク範囲を広げるためには、レール50を長くするしかなかった。
そこで、短いスライダ53を用いて縫製枠51のストロークをかせぐようにすると、図12(b)のように、レール50の長さを従来と同じに保ったままで、縫製枠51の全ストローク範囲を広げることが可能となる。また、図12(c)のように、縫製枠51の全ストローク範囲を従来と同じにすると、レール50の長さを短くすることが可能となる。
これらのスライダ52、53を左右方向に駆動すると、図12に矢印で示すように、長いスライダ52であっても短いスライダ53であっても、スライダ52、53の左右方向の両端で発生する水平回転方向の振動は略同じである。しかし、長いスライダ52を用いた場合と比較して短いスライダ53を用いた場合は、スライダ53から縫製枠51の各部分までの距離が長いという違いがある。そのため、縫製枠51の安定感が悪くなり、縫製枠51の先端部分や隅部分での水平回転方向の大きな振動が発生しやすい状況になるという問題があった。

発明が解決しようとする課題

0005

本発明の目的は、上記課題を解決し、スライダを長くしなくても縫製枠の水平回転方向の振動を低減することができ、レールを長くしなくても縫製枠のストロークをかせぎやすくすることができるようにすることである。したがって、レールを短くしなくてもよければ、縫製枠の全ストローク範囲を広げることができる。一方、縫製枠の全ストローク範囲を広げなくてもよければ、レールを短くすることができ、コンパクトなミシンの縫製枠支持構造を提供することにある。

0006

上記目的を達成するために、本発明のミシンの縫製枠支持構造は、前後方向に変位可能に支持された左右方向に延びる駆動枠に対し、所定幅の縫製枠を左右方向に変位可能に支持するミシンの縫製枠支持構造において、縫製枠の幅方向中央部に取り付けた縫製枠の幅より長さが短いスライダを、駆動枠に取り付けた左右方向に延びるレールに摺動可能に係合させ、縫製枠が左右方向に変位しても常に駆動枠と縫製枠との間に縫製枠の幅方向右部及び幅方向左部の一方又は両方を支える少なくとも1つのローラが存在するように、駆動枠及び縫製枠の一方又は両方に前記ローラを回動可能に設けたことを特徴とする。

0007

ローラを設ける部位及び位置は、以下の(1)(2)(3)を例示できる。
(1)ローラを駆動枠に設け、ローラを縫製枠の幅方向右部及び幅方向左部の一方又は両方における被接触部に接触させることにより幅方向右部及び幅方向左部を支えるようにすること。好ましくは、駆動枠と縫製枠との間に、一部のローラが存在しなくても、他のローラが存在することができるように、複数のローラを設けることである。

0008

(2)ローラを縫製枠の幅方向右部及び幅方向左部の一方又は両方にローラを設け、ローラを駆動枠における被接触部に接触させることにより、縫製枠の幅方向右部及び幅方向左部を支えるようにすること。好ましくは、縫製枠の幅方向右部及び幅方向左部の両方に、縫製枠が全ストローク範囲を変位しても被接触部との接触をそれぞれ保つようにローラを設けることである。

0009

(3)ローラを駆動枠と縫製枠の両方に設け、ローラを縫製枠の幅方向右部及び幅方向左部の一方又は両方における被接触部と、駆動枠における被接触部とに接触させることにより、縫製枠の幅方向右部及び幅方向左部を支えるようにすること。

0010

ローラの構成と被接触部への接触の仕方は、特に限定されないが、以下の▲1▼、▲2▼を例示できる。
▲1▼ ローラは単体ローラであり、被接触部の一面に単体ローラが接触すること。
▲2▼ ローラは一対の挟みローラであり、被接触部の前後面にこれを挟むように挟みローラが接触すること。

0011

上記ミシンの縫製枠支持構造において、スライダとは、レールに沿って変位するものであり、1つのスライダブロックで構成されている場合と、間隔をおいた複数のスライダブロックで構成されている場合とがある。どちらの場合においても、スライダの長さとは、スライダの最右端から最左端までの長さを指す。スライダとレールは、特に限定されないが、市販のLMガイドを使用してもよい。

課題を解決するための手段

0012

縫製枠の幅方向右部とは、縫製枠に取り付けられているスライダの右端より右側の部分を指し、同様に幅方向左部とは、スライダの左端より左側の部分を指す。

0013

以下、本発明を具体化した三つの実施形態について、図面に基づいて説明する。なお、各実施形態において以下に挙げる各部の寸法、数値は例示であり、適宜変更できる。また、ミシンにおいては慣行的に左右方向をX方向といい、前後方向をY方向というので、以下の実施形態でもそれに従う。

0014

図1図5は本発明を単頭式ミシンの縫製枠支持構造に具体化した第一実施形態を示している。製品台(図示略)上にフレーム(図示略)を介してテーブル1が略水平に支持され、テーブル1の後部より前方に向けてミシンヘッド2が設けられている。フレームにはベッド3がミシンヘッド2の直下位置にテーブル1と略同一高さで設けられている。周知の通り、ミシンヘッド2で上下往復駆動される針と、ベッド3で回転駆動されるとの協働により、加工布に縫製が行なわれる。

0015

縫製枠30は、Y方向駆動装置5によりY方向に変位可能に支持されたX方向に延びる駆動枠に対し、縫製枠支持構造10によりX方向に変位可能に支持されている。
Y方向駆動装置5は、フレームとテーブル1との間でテーブル1の左右に設けられ、Y方向に延びる駆動ベルト(図示略)を備えている。この駆動ベルトには、上部にストッパ11が設けられている連結部材6a、6bが、テーブル1から上方に突出するように取り付けられている。

0016

縫製枠支持構造10は、Y方向に変位可能に支持された連結部材6a、6b間に横架され、X方向に延びる駆動枠13と、駆動枠13に対しX方向に変位可能に支持され、X方向に延びる縫製枠30(幅約550mm)とからなり、駆動枠13と縫製枠30とが対峙する構造になっている。
駆動枠13は、X方向に延びる駆動ベルト16、レール17とガイドブラケット18とからなる。

0017

レール17は、縫製枠30の全ストローク範囲よりやや長めに形成され、ガイドブラケット18の上面にネジ螺着されている。なお、スライダブロック34とレール17とは、市販のLMガイドとV溝レールとをそれぞれ使用してよい。

0018

ガイドブラケット18は、縫製枠30と略同じ幅で断面略コ状に形成され、ガイドブラケット18の側面から底面に続いた切り欠きによる開口19が相互間隔(210mm)をおいて、X方向の中央部と左右略端部との3箇所に設けられている。1つの単体ローラ22が、その外周面をガイドブラケット18の1つの開口19から外方に突出して回動可能に設けられている。単体ローラ22の出寸法は、縫製枠30との隙間がないように調整されており、単体ローラ22は縫製枠30の被接触部37の一面を支えるように接触している。この単体ローラ22は、軸心20がローラブラケット21に固定され垂立している。ローラブラケット21はその後方部でガイドブラケット18に固定されている。よって、3つの単体ローラ22が左右方向に相互間隔(210mm)をおいて設けられている。

0019

縫製枠30は、ブラケット31と、縫製枠30の両端部で前方に延びるように突出した一対の製品枠ホルダ32を備えている。ブラケット31は、幅方向略中央部にブラケット31の幅よりX方向の長さが短く、レール17の上部である後方へ向けて突出している突出部位38と、ガイドブラケット18と対峙し単体ローラ22が接触する被接触面37とを備えている。突出部位38の上面は、駆動ベルト16のループ側部位の一部にベルト取付部材33で固定されている。突出部位38の下面には、レール17に摺動可能に係合しレール17の長さ方向に間隔をおいた2つのスライダブロック34a、34b(左側のスライダブロック34aの最左端から右側のスライダブロック34bの最右端までのスライダの長さは約100mm)が取り付けられている。スライダブロック34の右端から左端までの長さと突出部位38のX方向の長さは、略同じ長さとなるようになっている。

0020

製品枠ホルダ32の前端よりに設けられた枠把持部35は、角を面取りされた矩形枠状の製品枠36を左右から支持している。また、製品枠36には加工布が展張保持される。なお、製品枠ホルダ32の代えて、大型の縫製枠を取着することもできるし、縫製枠30と製品枠36とは別体でも、一体成形されたものでもよい。

0021

以上のように構成されたミシンの縫製枠支持構造の作用効果を説明する。
Y方向駆動装置5が縫製データに基づいて駆動されると、連結部材6を介して駆動枠13がY方向に駆動され、それに伴って駆動枠13に取り付けられたレール17に係合するスライダブロック34a、34bが、縫製枠30をY方向に駆動するので製品枠36もY方向に駆動される。また、縫製枠支持構造10のモータ(図示略)が縫製データに基づいて駆動されると、駆動ベルト16を介してスライダブロック34a、34bがX方向に駆動される。それに伴って縫製枠30及び製品枠36がX方向に駆動されるようになっている。

0022

縫製枠30が駆動枠13に対して略中央部に位置している時には、図6(a)に示すように、駆動枠13に設けられている3つの単体ローラ22の全てが駆動枠13と縫製枠30との間に存在している。そして、3つの単体ローラ22のうち駆動枠13の左右略端部に設けられている2つの単体ローラ22が、縫製枠30のスライダブロック34a、34bより左右方向に離れた幅方向左部及び幅方向右部の両方を支えるように存在することができるので、縫製枠30に生じる水平回転方向の振動を最も低減することができる。駆動枠13の略中央部の1つの単体ローラ22は、縫製枠30のスライダブロック34a、34bが設けられている略中央部と略同位置に存在している。また、図6(b)に示すように、縫製枠30は、この駆動枠13に対して略中央となる位置から左右方向どちらにでも変位することができるようになっている。

0023

縫製枠30が駆動枠13に対して左略端部に位置している時には、図7(a)に示すように、駆動枠13に設けられている3つの単体ローラ22のうち左よりの2つの単体ローラ22が駆動枠13と縫製枠30との間に存在している。そして、この2つの単体ローラ22のうち駆動枠13の略中央部に設けられている1つの単体ローラ22が、縫製枠30のスライダブロック34a、34bより右方向に離れた幅方向右部を支えるように存在することができるので、縫製枠30に生じる水平回転方向の振動を低減することができる。駆動枠13の左略端部の1つの単体ローラ22は、縫製枠30のスライダブロック34a、34bが設けられている略中央部と略同位置に存在している。また、図7(b)に示すように、ブラケット31の突出部位38の左端38aが、連結部材6aに設けられているストッパ11にあたることにより、縫製枠30の進行が止められるようになっている。

0024

縫製枠30が駆動枠13に対して右略端部に位置している時には、駆動枠13に対して左略端部に位置している時と左右対称になっているだけであり、図8(a)に示すように、駆動枠13に設けられている3つの単体ローラ22のうち右よりの2つの単体ローラ22が駆動枠13と縫製枠30との間に存在している。そして、この2つの単体ローラ22のうち駆動枠13の略中央部に設けられている1つの単体ローラ22が、縫製枠30のスライダブロック34a、34bより左方向に離れた幅方向左部を支えるように存在することができるので、縫製枠30に生じる水平回転方向の振動を低減することができる。駆動枠13の右略端部の1つの単体ローラ22は、縫製枠30のスライダブロック34a、34bが設けられている略中央部と略同位置に存在している。また、図8(b)に示すように、ブラケット31の突出部位38の右端38bが、連結部材6bに設けられているストッパ11にあたることにより、縫製枠30の進行が止められるようになっている。

0025

上記のように、スライダを長くしなくても駆動枠13と縫製枠30との間に縫製枠30を支える単体ローラ22が存在するので、縫製枠30に水平回転方向の振動を低減することができるため、安定した精度の高い縫製ができ、生産性を向上できるようになる。また、レールを長くしなくても、縫製枠30のストロークをかせぎやすい。したがって、レール17を短くしなくてもよければ、縫製枠30の全ストローク範囲を広げることができる。一方、縫製枠30の全ストローク範囲を広げなくてもよければ、レール17を短くすることができ、コンパクトなミシンの縫製枠支持構造とすることができる。

0026

図10は本発明による第二実施形態を示す。本実施形態のミシンの縫製枠支持構造は、縫製枠30の幅方向左部及び幅方向右部の両方に、縫製枠30が全ストローク範囲を変位しても駆動枠13側の被接触部23との接触をそれぞれ保つように、それぞれ1つの単体ローラ40が設けられることと、駆動枠13側の被接触部23が左右方向にレール17と略同じ長さまで延長されていることだけが第一実施形態とは異なっている。
本実施形態では、縫製枠30が左右方向に変位すると、縫製枠30の幅方向左部及び幅方向右部に水平並設されている単体ローラ40の2つが、常に駆動枠13と縫製枠30との間に存在するようになっている。

0027

従って、この実施形態のミシンの縫製枠支持構造によっても、第一実施形態と同様な効果が得られ、さらに単体ローラ40は縫製枠のストロークに連れて動くのでその数を2つとすることができる。

0028

図11及び図12は本発明による第三実施形態を示す。本実施形態のミシンの縫製枠支持構造は、前後方向に並設されている一対の挟みローラ42が、駆動枠13の左右略端部に2組設けられ、その一対の挟みローラ42による接触は、縫製枠30の被接触面37の前後面にこれを挟むように挟みローラ42が接触することだけが第一実施形態とは異なっている。
本実施形態では、縫製枠30が左右方向に変位すると、一対の挟みローラ42のうち少なくとも1組が、常に駆動枠13と縫製枠30との間に存在するようになっており、縫製枠30の幅方向右部又は幅方向左部の被接触面37の前後面にこれを挟むように接触している。

0029

従って、この実施形態のミシンの縫製枠支持構造によっても、第一実施形態と同様な効果が得られ、さらに、常に1組の一対の挟みローラ42で縫製枠30の被接触面37の前後面を挟むように接触することで、縫製枠30が安定した左右方向の変位をすることができる。

発明を実施するための最良の形態

0030

なお、本発明は前記実施形態の構成に限定されず、例えば以下のように、発明の趣旨から逸脱しない範囲で適宜変更して具体化することもできる。
(1)第一実施形態において、4つの単体ローラを駆動枠側に設けるように変更すること。
(2)単体ローラの相互間隔が均等ではないようにすること。例えば、第一実施形態のように、駆動枠に4つの単体ローラを左右対称に設ける場合に、4つの単体ローラの相互間隔が左端からそれぞれ順に200mm、80mm、200mmとすること。
(3)第三実施形態において、一対の挟みローラを縫製枠側に設けるように変更すること。
(4)単体ローラを駆動枠と縫製枠と両方に設け、駆動枠に設けられた単体ローラは縫製枠の被接触部と接触し、縫製枠に設けられた単体ローラは駆動枠の被接触部と接触することにより、縫製枠の幅方向右部及び幅方向左部を支える単体ローラが存在するようにすること。
(5)レールとスライダとは、市販のV溝レールとLMガイドでなくてもよい。
(6)本発明を多頭式ミシンに実施すること。

図面の簡単な説明

0031

スライダを長くしなくても駆動枠と縫製枠との間に縫製枠を支えるローラが存在するので、縫製枠の水平回転方向の振動を低減することができる。また、レールを長くしなくても、縫製枠のストロークをかせぎやすい。したがって、レールを短くしなくてもよければ、縫製枠の全ストローク範囲を広げることができる。一方、縫製枠の全ストローク範囲を広げなくてもよければ、レールを短くすることができ、コンパクトなミシンの縫製枠支持構造とすることができる。

図1
本発明の第一実施形態に係るミシンの縫製枠支持構造の平面図である。
図2
同縫製枠支持構造の図1のII−II線断面図である。
図3
同縫製枠支持構造の斜視図である。
図4
同縫製枠支持構造の拡大斜視図である。
図5
同縫製枠支持構造の分解斜視図である。
図6
同縫製枠支持構造の縫製枠が駆動枠に対して略中央部の位置の(a)は断面図、(b)は平面図である。
図7
同縫製枠支持構造の縫製枠が駆動枠に対して左略端部の位置の(a)は断面図、(b)は平面図である。
図8
同縫製枠支持構造の縫製枠が駆動枠に対して右略端部の位置の(a)は断面図、(b)は平面図である。
図9
本発明の第二実施形態に係るミシンの縫製枠支持構造の断面図である。
図10
本発明の第三実施形態に係るミシンの縫製枠支持構造の斜視図である。
図11
本発明の第三実施形態に係るミシンの縫製枠支持構造の断面図である。
図12
従来のミシンの縫製枠支持構造のスライダの長さが(a)は長い場合の平面図、(b)は短くレールの長さが(a)と同じ場合の平面図、(c)は短く全ストローク範囲が(a)と同じ場合の平面図である。
【符号の説明】
1  テーブル
5  Y方向駆動装置
6  連結部材
10  縫製枠支持構造
13  駆動枠
17  レール
18  ガイドブラケット
22  単体ローラ
30  縫製枠
31  ブラケット
32  製品枠ホルダ
34  スライダブロック
36  製品枠
40  単体ローラ
42  挟みローラ

ページトップへ

この技術を出願した法人

この技術を発明した人物

ページトップへ

関連する挑戦したい社会課題

該当するデータがありません

関連する公募課題

該当するデータがありません

ページトップへ

おススメ サービス

おススメ astavisionコンテンツ

新着 最近 公開された関連が強い技術

  • ブラザー工業株式会社の「 刺繍枠及びミシン」が 公開されました。( 2020/09/24)

    【課題】磁石の磁力の強弱を切り替え可能とすることで、被縫製物の保持力と操作性の両立を図ることができる刺繍枠及びミシンを提供する。【解決手段】刺繍枠38は下枠40と上枠50を備え、それらの間に布を挟持す... 詳細

  • 蛇の目ミシン工業株式会社の「 電動ミシン」が 公開されました。( 2020/09/24)

    【課題】フットコントローラを備える電動ミシンにおいて、フットコントローラの操作が使用者によるか、それ以外によるかを判定することができる電動ミシンを提供する。【解決手段】ミシン本体にフットコントローラが... 詳細

  • ブラザー工業株式会社の「 ミシン及びミシンの制御方法」が 公開されました。( 2020/09/17)

    【課題】挿通孔にコードが供給される方向と、被縫製物の送り方向とに応じたコードの太さのばらつきを軽減し、コードを被縫製物に縫い止める可能性を向上できるミシンを提供すること。【解決手段】ミシンの制御部はメ... 詳細

この 技術と関連性が強い人物

関連性が強い人物一覧

この 技術と関連する社会課題

該当するデータがありません

この 技術と関連する公募課題

該当するデータがありません

astavision 新着記事

サイト情報について

本サービスは、国が公開している情報(公開特許公報、特許整理標準化データ等)を元に構成されています。出典元のデータには一部間違いやノイズがあり、情報の正確さについては保証致しかねます。また一時的に、各データの収録範囲や更新周期によって、一部の情報が正しく表示されないことがございます。当サイトの情報を元にした諸問題、不利益等について当方は何ら責任を負いかねることを予めご承知おきのほど宜しくお願い申し上げます。

主たる情報の出典

特許情報…特許整理標準化データ(XML編)、公開特許公報、特許公報、審決公報、Patent Map Guidance System データ