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図面 (7)

課題

高い信頼性で伝動ベルト3を搬送および計数する。

解決手段

固定端部1bから開放端部1aに向けて複数の伝動ベルト3を搬送ベルト18と押付けベルト21とで挟持しながら等速で搬送し、開放端部1aの手前側から搬送ベルト18よりも高速の搬送速度で移動する早送りベルト22と搬送ベルト18とで伝動ベルト3を挟持しながら搬送した後、開放端部1aから送り出された伝動ベルト3を検出して計数する。

概要

背景

環状物である伝動ベルトは、通常、加硫成形された筒状のベルト材を一定の間隔で輪切りされた後、所定本数となるように計数されて結束される。従来、この計数作業を自動で行う環状物計数機としては、搬送ベルトの上方に設けられた環状物保持板に伝動ベルトを懸架しておき、押出し装置で伝動ベルトを徐々に押し出すことによって、間隔を空けながら伝動ベルトを搬送ベルトに落下させ、搬送ベルトにより伝動ベルトを開放端部に向けて搬送する。この後、搬送ベルトとの間に所定の隙間を介して設けられたローラを搬送方向とは逆回転させておき、伝動ベルトに重なりが存在すれば、上側の伝動ベルトをローラとの接触で後退させて重なりを除去する。そして、伝動ベルトを検出センサで計数し、所定本数を計数したときに、ロッドの先端を未計数の伝動ベルト方向に進出および当接させることによって、未計数の伝動ベルトが計数後の伝動ベルトに混じるのを防止するように構成されている(例えば特許文献1参照。)

概要

高い信頼性で伝動ベルト3を搬送および計数する。固定端部1bから開放端部1aに向けて複数の伝動ベルト3を搬送ベルト18と押付けベルト21とで挟持しながら等速で搬送し、開放端部1aの手前側から搬送ベルト18よりも高速の搬送速度で移動する早送りベルト22と搬送ベルト18とで伝動ベルト3を挟持しながら搬送した後、開放端部1aから送り出された伝動ベルト3を検出して計数する。    

目的

本発明は、伝動ベルトである環状物を高い信頼性で搬送および計数することができる環状物計数機および環状物計数方法を提供する

効果

実績

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請求項1

開放端部から固定端部にかけた全領域に設けられ、複数の環状物懸架しながら前記開放端部に向けて搬送する搬送ベルトを備えた搬送アームと、前記固定端部から前記開放端部の手前側にかけた搬送領域に設けられ、前記搬送ベルトに同調した搬送速度で移動しながら、前記環状物を前記搬送ベルトに押し付け押付けベルトを備えた押付け機構と、前記開放端部の手前側から該開放端部にかけた分離領域に設けられ、前記搬送ベルトよりも高速の搬送速度で移動しながら、前記環状物を前記搬送ベルトに押し付ける早送りベルトを備えた分離機構と、前記開放端部から送り出された環状物を検出する検出器を備え、該検出器からの検出信号に基づいて環状物の送出数を計数する計数機構とを有することを特徴とする環状物計数機

請求項2

前記搬送領域における押付けベルトの終端部と、前記分離領域における早送りベルトの始端部とが重複されていることを特徴とする請求項1に記載の環状物計数機。

請求項3

前記開放端部から送り出された環状物を受止めて保持する一対の保管アームと、これら一対の保管アームを左右対称に支持した保管アーム支持部材と、該保管アーム支持部材を回動させることにより前記保管アームを任意の旋回位置位置決め可能な旋回駆動装置とを備えた保管装置を有することを特徴とする請求項1または2に記載の環状物計数機。

請求項4

前記押付けベルトおよび早送りベルトを支持するベルト支持体と、前記押付けベルトおよび早送りベルトと、前記搬送ベルトとの隙間を拡縮するように、前記ベルト支持体および前記搬送アームの少なくとも一方を相対移動させる開閉装置とを有することを特徴とする請求項1ないし3の何れか1項に記載の環状物計数機。

請求項5

固定端部から開放端部に向けて複数の環状物を搬送ベルトと押付けベルトとで挟持しながら等速で搬送し、開放端部の手前側から前記搬送ベルトよりも高速の搬送速度で移動する早送りベルトと搬送ベルトとで環状物を挟持しながら搬送した後、前記開放端部から送り出された環状物を検出して計数することを特徴とする環状物計数方法

技術分野

0001

本発明は、伝動ベルト輪ゴム、Oリングなどの環状物計数する環状物計数機および環状物計数方法に関するものである。

0002

環状物である伝動ベルトは、通常、加硫成形された筒状のベルト材を一定の間隔で輪切りされた後、所定本数となるように計数されて結束される。従来、この計数作業を自動で行う環状物計数機としては、搬送ベルトの上方に設けられた環状物保持板に伝動ベルトを懸架しておき、押出し装置で伝動ベルトを徐々に押し出すことによって、間隔を空けながら伝動ベルトを搬送ベルトに落下させ、搬送ベルトにより伝動ベルトを開放端部に向けて搬送する。この後、搬送ベルトとの間に所定の隙間を介して設けられたローラを搬送方向とは逆回転させておき、伝動ベルトに重なりが存在すれば、上側の伝動ベルトをローラとの接触で後退させて重なりを除去する。そして、伝動ベルトを検出センサで計数し、所定本数を計数したときに、ロッドの先端を未計数の伝動ベルト方向に進出および当接させることによって、未計数の伝動ベルトが計数後の伝動ベルトに混じるのを防止するように構成されている(例えば特許文献1参照。)

背景技術

0003

【特許文献1】
特開平7−141482号公報

0004

しかしながら、上記従来のように、環状物保持板の伝動ベルトを押出し装置で押し出して搬送ベルトに落下させることにより伝動ベルトの間隔を空ける構成では、伝動ベルトの剛性や形状、摩擦抵抗等の特性によっては伝動ベルトをうまく押し出すことができない場合がある。また、伝動ベルトを落下させて搬送ベルトに供給するものでは、伝動ベルトが重なり易いという問題もある。さらに、伝動ベルトが密着していた場合には、伝動ベルト同士が密着した状態で搬送ベルトに供給および搬送され、逆回転するローラではこの密着状態解除できないため、計数に誤りが生じるという問題がある。また、ロッドの進出により未計数の伝動ベルトを停止させる構成では、ロッドの進出タイミングが僅かにでも遅れると、ロッドが伝動ベルトに当接せずに停止させることができなくなるという問題がある。

発明が解決しようとする課題

0005

従って、本発明は、伝動ベルトである環状物を高い信頼性で搬送および計数することができる環状物計数機および環状物計数方法を提供するものである。

0006

上記課題を解決するために、請求項1の発明は、開放端部から固定端部にかけた全領域に設けられ、複数の環状物を懸架しながら前記開放端部に向けて搬送する搬送ベルトを備えた搬送アームと、前記固定端部から前記開放端部の手前側にかけた搬送領域に設けられ、前記搬送ベルトに同調した搬送速度で移動しながら、前記環状物を前記搬送ベルトに押し付け押付けベルトを備えた押付け機構と、前記開放端部の手前側から該開放端部にかけた分離領域に設けられ、前記搬送ベルトよりも高速の搬送速度で移動しながら、前記環状物を前記搬送ベルトに押し付ける早送りベルトを備えた分離機構と、前記開放端部から送り出された環状物を検出する検出器を備え、該検出器からの検出信号に基づいて環状物の送出数を計数する計数機構とを有することを特徴としている。

0007

上記の構成によれば、固定端部から開放端部にかけた全領域において、搬送ベルトに対して押付けベルトと早送りベルトとが環状物を押し付けて挟持した状態で搬送するため、環状物の剛性や形状、摩擦抵抗等の特性が異なる場合でも、これら各種の環状物を確実に搬送して開放端部から送り出すことができる。また、早送りベルトが搬送ベルトおよび押付けベルトよりも高速の搬送速度で移動するため、環状物が密着していた場合であっても、搬送領域の搬送ベルトと分離領域の早送りベルトとの速度差により両環状物を確実に分離することができる。さらに、環状物が重なっていた場合でも、環状物を挟持する早送りベルトと搬送ベルトとの速度差により確実に分離することができる。これにより、上記の構成によれば、高い信頼性で環状物を搬送および計数することができる。

0008

請求項2の発明は、請求項1に記載の環状物計数機であって、前記搬送領域における押付けベルトの終端部と、前記分離領域における早送りベルトの始端部とが重複されていることを特徴としている。

0009

上記の構成によれば、環状物の幅が狭い場合でも、環状物を確実に分離することができる。

0010

請求項3の発明は、請求項1または2に記載の環状物計数機であって、前記開放端部から送り出された環状物を受止めて保持する一対の保管アームと、これら一対の保管アームを左右対称に支持した保管アーム支持部材と、該保管アーム支持部材を回動させることにより前記保管アームを任意の旋回位置位置決め可能な旋回駆動装置とを備えた保管装置を有することを特徴としている。

0011

上記の構成によれば、一方の保管アームで環状物を受止める作業と、他方の保管アームで環状物を回収する作業とを交互に実施することができるため、生産性を向上させることができる。

0012

請求項4の発明は、請求項1ないし3の何れか1項に記載の環状物計数機であって、前記押付けベルトおよび早送りベルトを支持するベルト支持体と、前記押付けベルトおよび早送りベルトと、前記搬送ベルトとの隙間を拡縮するように、前記ベルト支持体および前記搬送アームの少なくとも一方を相対移動させる開閉装置とを有することを特徴としている。

0013

上記の構成によれば、ベルト間の隙間を拡大することによって、環状物を搬送アームの搬送ベルトに懸架する作業を容易に行うことができる。

0014

請求項5の発明は、環状物計数方法であって、固定端部から開放端部に向けて複数の環状物を搬送ベルトと押付けベルトとで挟持しながら等速で搬送し、開放端部の手前側から前記搬送ベルトよりも高速の搬送速度で移動する早送りベルトと搬送ベルトとで環状物を挟持しながら搬送した後、前記開放端部から送り出された環状物を検出して計数することを特徴としている。

課題を解決するための手段

0015

上記の構成によれば、固定端部から開放端部にかけた全領域において、搬送ベルトに対して押付けベルトと早送りベルトとが環状物を挟持した状態で搬送するため、環状物の剛性や形状、摩擦抵抗等の特性が異なる場合でも、これら各種の環状物を確実に搬送して開放端部から送り出すことができる。また、早送りベルトが搬送ベルトおよび押付けベルトよりも高速の搬送速度で移動するため、環状物が密着していた場合であっても、搬送領域の搬送ベルトと分離領域の早送りベルトとの速度差により両環状物を確実に分離することができる。さらに、環状物が重なっていた場合でも、環状物を挟持する早送りベルトと搬送ベルトとの速度差により確実に分離することができる。これにより、上記の構成によれば、高い信頼性で環状物を搬送および計数することができる。

0016

本発明の実施の形態を図1ないし図6に基づいて以下に説明する。
本実施の形態に係る環状物計数機は、図1に示すように、未計数の伝動ベルト3(環状物)を開放端部1aから送り出す計数機本体1と、計数後の伝動ベルト3を保管する保管装置2とを有している。計数機本体1は、敷地面に縦設された垂直フレーム4を備えている。垂直フレーム4の上部側面には、ベルト支持体5と搬送アーム支持機構6とが上側からこの順に設けられている。

0017

上記の搬送アーム支持機構6は、鉛直方向に並設された2本のガイドレール7と、これらの各ガイドレール7に2台づつ移動自在に係合された計4台の移動部材8と、これらの移動部材8の上面に設けられ、後述の搬送アーム20を片持ち支持するアーム支持板9とを有している。搬送アーム支持機構6は、アーム支持板9をガイドレール7および移動部材8により移動方向を鉛直方向に規制しながら移動させることによって、昇降時および停止時における搬送アーム20の傾動を防止するようになっている。

0018

上記のアーム支持板9の下面は、搬送アーム昇降装置10により支持されている。搬送アーム昇降装置10は、昇降シリンダ11と、昇降シリンダ11に対して空気や水、油等の作動流体を給排出する図示しない作動流体供給装置とを備えている。昇降シリンダ11は、下端部がシリンダ支持部材12を介して垂直フレーム4に連結されている。また、昇降シリンダ11は、シリンダロッド11aの軸芯が鉛直方向に一致するように設定されている。シリンダロッド11aの上端部は、上述のアーム支持板9の下面に連結されている。そして、このように構成された搬送アーム昇降装置10は、昇降シリンダ11によりアーム支持板9を介して搬送アーム20を鉛直方向に昇降させることによって、ベルト支持体5に対して搬送アーム20を開閉させるようになっている。尚、アーム支持板9の昇降は、図示しないリミットセンサにより上限および下限が監視されている。

0019

また、アーム支持板9の裏面(紙面裏側)には、垂直フレーム4から外れた部位に搬送ベルト駆動装置14が設けられている。搬送ベルト駆動装置14は、減速機付き駆動モータ等からなっており、駆動軸がアーム支持板9を貫設して表面側に突出されている。搬送ベルト駆動装置14の駆動軸には、駆動ローラ13が設けられている。

0020

一方、アーム支持板9の表面上端部には、搬送アーム20が設けられている。搬送アーム20は、長尺支持フレーム16を備えている。支持フレーム16は、固定端部1b側の一端部が片持ち支持された状態で横設されている。支持フレーム16には、上述の駆動ロール13の上方位置から開放端部1aにかけて複数の搬送ガイドローラ17が等間隔で回転自在に設けられている。搬送ガイドローラ17は、図3に示すように、ローラ軸50とローラ軸50に回転自在に軸支された4本掛け用のプーリ52とからなっている。これらの駆動ローラ13および搬送ガイドローラ17には、4本の搬送ベルト18が掛けられている。このように構成された搬送アーム20は、駆動ローラ13により駆動されることによって、複数の伝動ベルト3を懸架しながら開放端部1aに向けて搬送するようになっている。

0021

上記の搬送アーム20の上方には、上述の垂直フレーム4に支持されたベルト支持体5が設けられている。ベルト支持体5は、下端面が搬送アーム20の上面に対して平行となるように設定されている。ベルト支持体5の下端部には、押付け機構23と分離機構24とが設けられている。押付け機構23は、固定端部1bから開放端部1aの手前側にかけた搬送領域に設けられている。押付け機構23は、所定間隔をあけて回転自在に設けられた複数の押付けガイドローラ25と、押付けガイドローラ25に掛けられた2本の押付けベルト21とを有している。

0022

上記の押付けガイドローラ25は、図3に示すように、ローラ軸50と、ローラ軸50の中央部に回転自在に軸支された2本掛け用のプーリ51とからなっている。そして、図1に示すように、押付け機構23は、押付けベルト21が回転自在にされることによって、搬送ベルト18に同調した搬送速度で移動しながら、伝動ベルト3を搬送ベルト18に押し付けるようになっている。これにより、押付け機構23が設けられた搬送領域においては、押付けベルト21と搬送ベルト18とで伝動ベルト3を挟持した状態で搬送するため、伝動ベルト3の剛性や形状、摩擦抵抗等の特性が異なる場合でも、これら各種の伝動ベルト3を確実に搬送することが可能になっている。

0023

また、分離機構24は、開放端部1aの手前側から開放端部1aにかけた分離領域に設けられている。分離機構24は、ベルト支持体5の裏面に設けられた早送りベルト駆動装置26と、早送りベルト駆動装置26の駆動軸に設けられた駆動ローラ27と、搬送ベルト18に沿って回転自在に設けられた複数の早送りガイドローラ28と、駆動ローラ27および早送りガイドローラ28に掛けられた早送りベルト22とを有している。早送りガイドローラ28は、図5に示すように、ローラ軸50と、ローラ軸50の両端部に回転自在に設けられた1本掛け用の一対のプーリ53とを有している。

0024

上記の早送りベルト駆動装置26は、搬送ベルト駆動装置14よりも高速、例えば3倍〜10倍の速度で駆動軸を回転させるように設定されている。そして、分離機構24は、搬送ベルト18および押付けベルト21よりも高速の搬送速度で移動しながら、伝動ベルト3を搬送ベルト18に押し付けることによって、伝動ベルト3同士が密着していた場合であっても、両伝動ベルト3を確実に分離することが可能になっていると共に、伝動ベルト3の重なりを除去することが可能になっている。

0025

上記の押付けベルト21の終端部における押付けガイドローラ25と、早送りベルトの始端部における早送りガイドローラ28とは、図4に示すように、ローラ軸50が兼用されており、押付けベルト21用のプーリ51の両側に早送りベルト22用のプーリ53が配置された構成にされている。これにより、図1に示すように、押付けベルト21の終端部と早送りベルト22の始端部とが重複されることによって、伝動ベルト3の幅が狭い場合でも、伝動ベルト3が確実に分離されるようになっている。

0026

上記のように構成された計数機本体1の開放端部1aの側方には、保管装置2が設けられている。保管装置2は、計数機本体1から送り出された伝動ベルト3を受け止めて保持する一対の保管アーム31と、これら一対の保管アーム31を左右対称に支持した保管アーム支持部材32と、保管アーム支持部材32を回動させることにより保管アーム31を任意の旋回位置で位置決め可能な旋回駆動装置33とを備えている。保管アーム支持部材32の内部には、図示しない固定支持軸が鉛直方向に挿通されている。固定支持軸は、保管アーム支持部材32に追従して回動しないように、保管アーム支持部材32から機械的に分離されている。

0027

上記の固定支持軸の上端には、第1ベルト検出器35の受光器と第2ベルト検出器36の出光器とが設けられている。各検出器35・36は、出光器および受光器からなる透過型光学センサであり、第1ベルト検出器35の受光面および第2ベルト検出器36の出光面は、搬送アーム20の先端部に対向するように設定されている。搬送アーム20の先端部には、図示しない第1ベルト検出器35の出光器と第2ベルト検出器36の受光器とが設けられている。そして、各検出器35・36は、出光器から受光器に向けて検出光出射し、伝動ベルト3により検出光が遮断されたときに、伝動ベルト3の送り出しを示す検出信号を出力するようになっている。

0028

上記の各検出器35・36は、図6に示すように、計数機本体1および保管装置2を制御する制御装置40に接続されている。制御装置40は、パーソナルコンピュータシーケンサ等からなっている。また、制御装置40には、操作盤41が接続されている。操作盤41は、伝動ベルト3の計数値を表示する計数表示器42と、オペレータが所望の計数値51を設定する計数値入力器43と、搬送アーム20の昇降指令に使用される搬送アーム昇降スイッチ44と、保管アーム31の旋回指令に使用される保管アーム作動スイッチ45と、搬送ベルト18の移動速度の変更指令に使用される早送り速度調整器46と、伝動ベルト3の保管装置2へのセット開始の指令に使用されるベルトセットスイッチ47と、伝動ベルト3の搬送開始の指令に使用されるスタートスイッチ48とを有している。そして、制御装置40は、操作盤41の計数値入力器43や各スイッチ44〜48で入力された計数値データや各指令信号に基づいて計数機本体1および保管装置2を制御するようになっている。

0029

上記の構成において、環状物計数機の動作を通じて環状物計数方法について説明する。

0030

先ず、設定作業として操作盤41の計数値入力器43が操作され、伝動ベルト3を保管アーム31に送り出す所望の計数値が入力される。次いで、準備作業としてベルトセットスイッチ47が操作される。これにより、図2に示すように、保管装置2においては、旋回駆動装置33が作動し、保管アーム支持部材32が回動されることによって、保管アーム31が90度旋回される。これにより、搬送アーム20の開放端部1a側と保管アーム31との間に大きな作業空間が形成される。

0031

一方、計数機本体1においては、昇降シリンダ11のシリンダロッド11aが引き込まれ、アーム支持板9を介して搬送アーム20が下降される。搬送アーム20が図示しない下限位置検出用のリミットセンサに検出されたときに、搬送アーム20の下降が停止される。この動作によって、ベルト支持体5に設けられた押付け機構23および分離機構24と搬送アーム20との間には、予め設定された大きな隙間が形成されることになる。この後、所定の寸法幅に切断された多数の伝動ベルト3が搬送アーム20の開放端部1a側から挿入され、固定端部1b側から伝動ベルト3が順次懸架される。

0032

伝動ベルト3の懸架が完了すると、ベルトセットスイッチ47が再度操作されされる。これにより、保管装置2においては、旋回駆動装置33が作動し、保管アーム支持部材32が先ほどとは逆方向に回動されることによって、保管アーム31が90度旋回される。これにより、保管アーム31の先端部が搬送アーム20の開放端部1aに近接した位置に移動される。

0033

一方、計数機本体1においては、昇降シリンダ11がシリンダロッド11aを進出させることによって、アーム支持板9を介して搬送アーム20が上昇される。図1に示すように、搬送アーム20が図示しない上限位置検出用のリミットセンサに検出されたときに、搬送アーム20の上昇が停止される。この動作によって、搬送アーム20の搬送ベルト18が押付け機構23および分離機構24の各ベルト21・22に押し付けられ、搬送ベルト18と押付けベルト21とで伝動ベルト3が挟持された状態とされる。

0034

この後、計数作業としてスタートスイッチ48が押圧される。この結果、搬送ベルト駆動装置14により駆動ローラ13が回転駆動され、搬送ベルト18による搬送動作が開始される。即ち、搬送ベルト18が駆動ローラ13により回転されることによって、押付けベルト21に対向する搬送ベルト18の上側部分が開放端部1a方向に移動される。この際、搬送ベルト18の上側部分には、押付けベルト21が伝動ベルト3を介して接合された状態になっている。また、搬送ベルト18は、回転自在に軸支された押付けガイドローラ25に掛けられている。従って、押付けベルト21が搬送ベルト18に従動しながら回転するため、伝動ベルト3が搬送ベルト18と押付けベルト21とで挟持されながら開放端部1aに向けて移動する。この結果、伝動ベルト3の剛性や形状、摩擦抵抗等の特性が異なる場合でも、伝動ベルト3が確実に搬送される。

0035

伝動ベルト3が押付けベルト21の終端部に搬送されると、続いて、この伝動ベルト3が早送りベルト22と押付けベルト21とで挟持される。この際、早送りベルト22は、搬送アーム20および押付けベルト21よりも高速の搬送速度で回転駆動されている。従って、早送りベルト22と搬送アーム20とで挟持された伝動ベルト3は、押付けベルト21と搬送ベルト18とで挟持された後続の伝動ベルト3よりも高速で開放端部1a方向に搬送される。これにより、伝動ベルト3同士が密着している場合であっても、早送りベルト22と押付けベルト21との速度差により両伝動ベルト3が確実に分離される。また、伝動ベルト3が上下に重なっている場合には、上側の伝動ベルト3が早送りベルト22に接触し、下側の伝動ベルト3が搬送ベルト18に接触する。従って、上側の伝動ベルト3が下側の伝動ベルト3よりも先行して搬送されるため、伝動ベルト3同士の上下の重なりも確実に解消される。尚、重なりの解消は、早送りベルト22と搬送ベルト18との速度差によっても実現される。

0036

また、押付けベルト21の終端部と早送りベルト22の始端部とは、押付けガイドローラ25および早送りガイドローラ28が同軸とされることにより重複されている。これにより、伝動ベルト3の幅が狭い場合でも、伝動ベルト3が確実に分離されると共に重なりが解消される。尚、オペレータは、早送り速度調整器46を操作することによって、伝動ベルト3の搬送状態を最適なものとすることができる。そして、このようにして分離された伝動ベルト3は、早送りベルト22と搬送ベルト18とで挟持されながら開放端部1aに向けて移動するため、伝動ベルト3の剛性や形状、摩擦抵抗等の特性が異なる場合でも確実に開放端部1aまで搬送される。

0037

上記の伝動ベルト3は、開放端部1aから保管装置2の保管アーム31に送り出され、傾斜された保管アーム31を滑り落ちながら根元部分において保持される。このとき、保管装置2の上端部および搬送アーム20の先端部に設けられた2個のベルト検出器35・36は、図示一点鎖線で示すように出光器から受光器に向けて検出光をそれぞれ出射している。そして、検出光が伝動ベルト3により遮断されたときに、この遮断を伝動ベルト3の送り出しを示す検出信号として出力する。

0038

各ベルト検出器35・36から出力された検出信号は、図6に示すように、制御装置40に入力される。制御装置40は、2つの検出信号がほぼ同時刻に入力されたか否かを判定し、何れか一方の検出信号が入力されただけの場合には、各ベルト検出器35・36が誤作動したり、ノイズであると判定する。一方、両検出信号が入力された場合には、伝動ベルト3が検出されたと判定し、計数表示器42の計数値をカウントアップする。また、制御装置40は、カウントアップされた計数値を記憶し、計数値入力器43で設定された計数値と比較し、一致しなければ、計数機本体1における伝動ベルト3の搬送を継続する。そして、上述の伝動ベルト3の送り出しとカウントアップを繰り返す。この後、計数値同士が一致したときに、搬送ベルト駆動装置14および早送りベルト駆動装置26を停止し、伝動ベルト3の搬送を停止する。尚、伝動ベルト3の搬送は、開放端部1aの位置まで早送りベルト22と搬送ベルト18とで挟持されて行われるため、後続の未計数の伝動ベルト3を保管アーム31に誤って送り出されることはない。

0039

この後、保管アーム支持部材32が回動され、所望数量(計数値)の伝動ベルト3を懸架した一方の保管アーム31が180度旋回される。これにより、空状態の他方の保管アーム31は、180度の旋回により搬送アーム20側に移動される。この後、所定数の伝動ベルト3が保管アーム31に送り出されたことをオペレータに報知し、待機状態となる。

0040

次に、一方の保管アーム31においては、伝動ベルト3の結束作業が行われ、これらの伝動ベルト3が後工程に搬出される。また、他方の保管アーム31においては、伝動ベルト3の結束作業が行われている間、スタートスイッチ48の押圧により上述の伝動ベルト3の搬送作業や計数作業が再開され、伝動ベルト3が他方の保管アーム31に送り出される。そして、このような搬送作業や計数作業、結束作業が繰り返され、全ての伝動ベルト3が搬送アーム20から無くなると、上述の伝動ベルト3を搬送アーム20にセットする準備作業を再開するようにオペレータに報知する。

0041

以上のように、本実施形態の環状物計数機は、図1に示すように、固定端部1bから開放端部1aに向けて複数の伝動ベルト3を搬送ベルト18と押付けベルト21とで挟持しながら等速で搬送し、開放端部1aの手前側から搬送ベルト18よりも高速の搬送速度で移動する早送りベルト22と搬送ベルト18とで伝動ベルト3を挟持しながら搬送した後、開放端部1aから送り出された伝動ベルト3を検出して計数する環状物計数方法を実施するように構成されている。

0042

即ち、本実施形態の環状物計数機は、開放端部1aから固定端部1bにかけた全領域に設けられ、複数の伝動ベルト3を懸架しながら開放端部1aに向けて搬送する搬送ベルト18を備えた搬送アーム20と、固定端部1bから開放端部1aの手前側にかけた搬送領域に設けられ、搬送ベルト18に同調した搬送速度で移動しながら、伝動ベルト3を搬送ベルト18に押し付ける押付けベルト21を備えた押付け機構23と、開放端部1aの手前側から開放端部1aにかけた分離領域に設けられ、搬送ベルト18よりも高速の搬送速度で移動しながら、伝動ベルト3を搬送ベルト18に押し付ける早送りベルト22を備えた分離機構24と、開放端部1aから送り出された伝動ベルト3を検出するベルト検出器35・36を備え、ベルト検出器35・36からの検出信号に基づいて伝動ベルト3の送出数を計数する計数機構とを有した構成にされている。

0043

尚、本実施形態においては、伝動ベルト3の計数に適用する場合について説明しているが、これに限定されるものではなく、輪ゴムやOリング、その他の金属製や樹脂製の全ての環状物を計数する場合に適用することができる。

0044

上記の構成によれば、固定端部1bから開放端部1aにかけた全領域において、搬送ベルト18に対して押付けベルト21と早送りベルト22とが伝動ベルト3(環状物)を押し付けて挟持した状態で搬送するため、伝動ベルト3の剛性や形状、摩擦抵抗等の特性が異なる場合でも、これら各種の伝動ベルト3を確実に搬送して開放端部1aから送り出すことができる。また、早送りベルト22が搬送ベルト18および押付けベルト21よりも高速の搬送速度で移動するため、伝動ベルト3が密着していた場合であっても、搬送領域の搬送ベルト18と分離領域の早送りベルト22との速度差により両伝動ベルト3を確実に分離することができる。さらに、伝動ベルト3が重なっていた場合でも、伝動ベルト3を挟持する早送りベルト22と搬送ベルト18との速度差により確実に分離することができる。これにより、上記の構成によれば、高い信頼性で伝動ベルト3を搬送および計数することができる。

0045

また、本実施形態における環状物計数機は、搬送領域における押付けベルト21の終端部と、分離領域における早送りベルト22の始端部とが重複された構成にされている。これにより、伝動ベルト3の幅が狭い場合でも、伝動ベルト3を確実に分離することができるようになっている。

0046

さらに、本実施形態の環状物計数機は、開放端部1aから送り出された伝動ベルト3を受け止めて保持する一対の保管アーム31と、これら一対の保管アーム31を左右対称に支持した保管アーム支持部材32と、保管アーム支持部材32を回動させることにより保管アーム31を任意の旋回位置で位置決め可能な旋回駆動装置33とを備えた保管装置2を有した構成にされている。これにより、一方の保管アーム31で伝動ベルト3を受止める作業と、他方の保管アーム31で伝動ベルト3を回収する作業とを交互に実施することができるため、生産性を向上させることが可能になっている。

0047

さらに、本実施形態の環状物計数機は、押付けベルト21および早送りベルト22を支持するベルト支持体5と、押付けベルト21および早送りベルト22と、搬送ベルト18との隙間を拡縮する搬送アーム昇降装置10(開閉装置)とを有した構成にされている。この構成によれば、ベルト間の隙間を拡大することによって、伝動ベルト3を搬送アーム20の搬送ベルト18に懸架する作業を容易に行うことができる。

0048

このように本発明を好適な実施の形態に基づいて説明したが、本発明はその趣旨を超えない範囲において変更が可能である。即ち、本実施形態においては、伝動ベルト3の検出の信頼性を高めるように、2台のベルト検出器35・36により検出しているが、これに限定されるものではなく、1台であってもよいし、3台以上であってもよい。また、本実施形態においては、押付けベルト21を搬送ベルト18に従動させる方式について説明しているが、これに限定されるものでもなく、搬送ベルト18の移動速度に追従して押付けベルト21が駆動される方式であってもよい。

0049

また、本実施形態における保管装置2は、保管アーム支持部材32を回動させて保管アーム31を旋回させることにより伝動ベルト3の準備作業と結束作業とを同時に行うように構成されているが、これに限定されるものでもない。即ち、保管装置2は、並列配置された複数の保管アーム31と、これらの任意の保管アーム31を搬送アーム20の開放端部1aに近接させるように水平方向や斜め方向に移動させる水平移動機構とを有した構成にされていても良い。この場合には、保管アーム31を多数備えた場合でも、伝動ベルト3を搬送アーム20にセットする準備作業のスペースを容易に確保することができる。

0050

また、本実施形態においては、搬送アーム昇降装置10により搬送アーム20を昇降させる構成にされているが、これに限定されるものでもなく、ベルト支持体5および搬送アーム20の少なくとも一方を相対移動させるように構成されていれば良い。

発明を実施するための最良の形態

0051

また、本実施形態においては、保管装置2側の移動により伝動ベルト3の準備作業と結束作業とを同時に行うように構成されているが、これに限定されるものでもなく、垂直フレーム4を回動可能や水平方向等に移動可能にすることによって、搬送アーム20を保管装置2から接離可能にしてもよい。さらには、計数機本体1側と保管装置2側との両方を回動可能や移動可能にしてもよい。

図面の簡単な説明

0052

本発明によれば、固定端部から開放端部にかけた全領域において、搬送ベルトに対して押付けベルトと早送りベルトとが環状物を押し付けて挟持した状態で搬送するため、環状物の剛性や形状、摩擦抵抗等の特性が異なる場合でも、これら各種の環状物を確実に搬送して開放端部から送り出すことができる。また、早送りベルトが搬送ベルトおよび押付けベルトよりも高速の搬送速度で移動するため、環状物が密着していた場合であっても、搬送領域の搬送ベルトと分離領域の早送りベルトとの速度差により両環状物を確実に分離することができる。さらに、環状物が重なっていた場合でも、環状物を挟持する早送りベルトと搬送ベルトとの速度差により確実に分離することができる。これにより、高い信頼性で環状物を搬送および計数することができる。

図1
伝動ベルトを搬送するときの環状物計数機の説明図である。
図2
伝動ベルトを搬送アームにセットするときの環状物計数機の説明図である。
図3
図1におけるA—A線矢視断面図である。
図4
図1におけるB—B線矢視断面図である。
図5
図1におけるC—C線矢視断面図である。
図6
環状物計数機の制御ブロック図である。
【符号の説明】
1 計数機本体
1a 開放端部
1b 固定端部
2 保管装置
3 伝動ベルト
4 垂直フレーム
5 ベルト支持体
6 搬送アーム
6 搬送アーム支持機構
7 ガイドレール
8 移動部材
9 アーム支持板
10 搬送アーム昇降装置
11 昇降シリンダ
12 シリンダ支持部材
13 駆動ローラ
14 搬送ベルト駆動装置
16 支持フレーム
17 搬送ガイドローラ
18 搬送ベルト
20 搬送アーム
21 押付けベルト
22 早送りベルト
23 押付け機構
24 分離機構
25 押付けガイドローラ
26 早送りベルト駆動装置
27 駆動ローラ
28 早送りガイドローラ
31 保管アーム
32 保管アーム支持部材
33 旋回駆動装置
35 第1ベルト検出器
36 第2ベルト検出器
40 制御装置
41 操作盤
42 計数表示器
43 計数値入力器
44 搬送アーム昇降スイッチ
45 保管アーム作動スイッチ
46 早送り速度調整器
47 ベルトセットスイッチ
48 スタートスイッチ

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