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課題
解決手段
テレビ電話機能付き携帯電話装置を通常の携帯電話として使用するときには、撮像・表示ユニット1と通話ユニット2は一体に結合されており撮像・表示ユニット1の表示部1−1は通常の携帯電話としての情報(電話帳,時刻等)の表示を行う。一方、テレビ電話として使用するときには、撮像・表示ユニット1と通話ユニット2に分離し、使用者は、撮像・表示ユニット1のカメラ1−2により自分を撮影し、表示部1−1により相手側から送信され画像を見るとともに、スピーカ,マイク,ボタンスイッチ群等を備えた通話ユニット2を耳に当てて通話を行う。撮像・表示ユニット1と通話ユニット2間はブルーツース等の微弱無線インターフェースでデータ通信を行う。
概要
背景
概要
携帯電話機本体に付属の画像表示部を撮像・表示ユニットとして有効に利用してテレビ電話機能付き携帯電話装置を実現する。テレビ電話機能付き携帯電話装置を通常の携帯電話として使用するときには、撮像・表示ユニット1と通話ユニット2は一体に結合されており撮像・表示ユニット1の表示部1−1は通常の携帯電話としての情報(電話帳,時刻等)の表示を行う。一方、テレビ電話として使用するときには、撮像・表示ユニット1と通話ユニット2に分離し、使用者は、撮像・表示ユニット1のカメラ1−2により自分を撮影し、表示部1−1により相手側から送信され画像を見るとともに、スピーカ,マイク,ボタンスイッチ群等を備えた通話ユニット2を耳に当てて通話を行う。撮像・表示ユニット1と通話ユニット2間はブルーツース等の微弱無線インターフェースでデータ通信を行う。
目的
効果
実績
- 技術文献被引用数
- 2件
- 牽制数
- 5件
この技術が所属する分野
(分野番号表示ON)※整理標準化データをもとに当社作成
請求項1
画像撮像用カメラと、表示部と、キー入力部と、無線装置および送受話部とを内蔵するテレビ電話機能付き携帯電話装置において、前記画像撮像用カメラ及び前記表示部を、テレビ電話としての映像機能を担う撮像・表示ユニットとして当該テレビ電話機能付き携帯電話装置の通信制御部を有する本体から分離可能に構成したことを特徴とするテレビ電話機能付き携帯電話装置。
請求項2
送話用マイクと、キー入力部および無線装置を含む通信制御部を有する本体を内蔵する下側筐体と、画像撮像用カメラと、表示部と、受話用スピーカを内蔵する上側筐体とがヒンジ機構により折り畳み可能に構成されたテレビ電話機能付き携帯電話装置において、前記画像撮像用カメラ及び前記表示部を、テレビ電話としての映像機能を担う撮像・表示ユニットとして前記上側筐体から分離可能に構成したことを特徴とするテレビ電話機能付き携帯電話装置。
請求項3
送話用マイクと、キー入力部および無線装置を含む通信制御部を有する本体を内蔵する下側筐体と、画像撮像用カメラと、表示部と、受話用スピーカを内蔵する上側筐体と、ヒンジ機構により前記下側筐体と回動可能に結合されるとともに前記上側筐体を取り付ける上側筐体取付部とにより折り畳み可能に構成されたテレビ電話機能付き携帯電話装置において、前記上側筐体を、テレビ電話としての映像機能を担う撮像・表示ユニットとして前記上側筐体取付部から分離可能に構成するとともに、前記上側筐体取付部にテレビ電話通話時用の専用スピーカを内蔵させたことを特徴とするテレビ電話機能付き携帯電話装置。
請求項4
前記撮像・表示ユニットと前記通信制御部を有する本体とを分離して使用する際に両者間の通信を行うための対ユニット間通信用微弱電波無線インターフェース部を、前記撮像・表示ユニットと前記通信制御部を有する本体側にそれぞれ備えていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のテレビ電話機能付き携帯電話装置。
請求項5
前記撮像・表示ユニットと前記通信制御部を有する本体とが結合された状態の時に両者間の通信を行うための直結時用インターフェース部を、前記撮像・表示ユニットと前記通信制御部を有する本体側にそれぞれ備え、前記両者が結合されているときには前記対ユニット間通信用微弱電波無線インターフェース部を不動作状態とすることを特徴とする請求項4に記載のテレビ電話機能付き携帯電話装置。
請求項6
技術分野
0002
テレビ電話機能付き携帯電話装置は、一般に図8に示すような形態となっている。図8において、8−1は装置内に内蔵されたカメラ、8−2はLCD等の表示装置、8−3は音声通話用の内蔵スピーカ、8−4は音声通話用のマイクである。この携帯電話機8にテレビ電話機能を設定して通話を行う場合、カメラ8−1で使用者自身を撮影しながら通話すると、この撮影画像が相手側のテレビ電話機能付き携帯電話機に送信される。一方、LCD表示装置8−2には相手側のテレビ電話機能付き携帯電話機から送られてきた画像が映し出される。
0003
このように、図8に示す携帯電話装置8をテレビ電話として使用する時には、使用中LCD表示装置8−2で通話相手から送られてきた画像を見ながら、かつカメラ8−1で使用者自身を撮影しながら通話が行われるので、携帯電話機本体8を使用者の正面に位置させ、かつある程度距離を離した状態で通話を行う必要があるが、内蔵のスピーカ8−3の音量レベルおよびマイク8−4の感度には限界があるので、この内蔵スピーカ8−3およびマイク8−4では、距離を離した状態での通話を行うことは困難である。
0004
そこで、従来、付属のマイク付のヘッドフォンあるいはワイヤレスのハンドセットを有線あるいは無線で携帯電話機本体と接続し、携帯電話機本体8は使用者の正面に位置させて使用する手段が採用されている(例えば、非特許文献1等参照)。
0005
図9は、携帯電話機本体8と有線あるいは無線により接続して使用されるマイク付きのヘッドフォン9の一例を示しており、マイク9−1とイヤフォン9−2を備えている。このマイク付きのヘッドフォン9は図10に示すように使用者の頭部に装着され、相手の声をイヤフォン9−2で聞き取り、マイク9−1で自分の声を拾わせることにより通話を行う。有線で接続された携帯電話機本体10は使用者の頭部から離して正面に位置させた状態で使用される。なお、マイク付きのヘッドフォン9と携帯電話機本体8はブルーツース等の近距離無線システムで接続することもできる。
0006
この場合、携帯電話機本体8とは別に図9に示す付属のマイク付きヘッドフォン9あるいはハンドセットを常時携帯する必要があるが、携帯電話機本体とは別構成の機器を一緒に携帯するのは煩雑であり、また紛失する恐れもあって携帯電話機の携帯性が損なわれることになる。
0007
図9のマイク付きヘッドセットの携帯を不要にする試みとして、図8の8−4に示すマイクを高感度なものに置き換え数十センチ離れた場所から発声した場合でも声を拾える様にし、図8の8−3に示すスピーカを高出力まで対応したものとし耳から数十センチ離しても通話相手の声が聞こえる様にすることによりハンズフリー機能を持たせる方法がある。
0008
この場合、図9に示す様な付属のマイク付きヘッドフォンを使用する事なく、図11の様に携帯電話機本体8を使用者の頭から離した状態でテレビ電話として使用することが可能となり、マイク付きヘッドセット等の携帯は必要無くなるが、周囲が騒がしい状態での通話が困難なことと、会話の内容が周囲に筒抜けになってしまい、プライバシー保持の面で問題がある。
0009
また、このような問題を解消する手段として、従来、携帯電話機本体に対して画像撮影用カメラ及び画像表示部を有する画像・表示ユニットを、例えば腕時計型の構成あるいは腕時計と兼用させること等により分離し、携帯電話機本体と撮像・表示ユニットとの間で画像データを送受信するための近距離双方向無線通信手段を設けることによって、携帯電話機を耳に当てて通話する通常の通話姿勢のまま、腕時計のように腕に装着された画像撮像用カメラで使用者自身の撮影を行い、かつ相手から送信された画像をこの画像・表示ユニットの画像表示部で見ながら通話を行うことを可能にする技術が提案されている(例えば、特許文献1〜3等参照)。
背景技術
0010
【特許文献1】
特開平9−327007号公報
【特許文献2】
特開2001−203997号公報
【特許文献3】
特開2002−27050号公報
【非特許文献1】
http://foma.nttdocomo.co.jp/catalog/term/sh2101v_01.html
0011
上記従来技術によれば、画像表示部とカメラ部を撮像・表示ユニットとして一体化し、テレビ電話機能付き携帯電話機本体とは別体に構成することにより、撮像・表示ユニットは例えば腕時計のように常時装着した状態とすることができるとともに、通話中自然なスタイルで音声通話と画像モニターおよび画像撮影を同時に行うことができるが、撮像・表示ユニットに設けられた画像表示部は、テレビ電話機能付き携帯電話機本体に設けられている表示部とは別に設ける必要があるため、表示機能が重複し、その分コストアップの要因となる。
0012
また、最近の携帯電話機は折り畳み式構造を採用することにより、比較的大画面の画像表示部を確保することができるが、例えば腕時計スタイルの撮像・表示ユニットの場合、常時腕に装着した状態で携帯することを考慮すると、その表示画面を腕時計が通常有している表示面以上の大きさとすることは困難であり、その結果、携帯電話機本体に内蔵されている画像表示部と比較して画面が小さく見にくいという問題がある。
発明が解決しようとする課題
0013
本発明の目的は、上記問題点に鑑み、携帯電話機本体に付属の画像表示部を有効に利用して、画像表示部とカメラ部が一体化された撮像・表示ユニットを携帯電話機本体と分離可能にする手段を提供することにある。
0014
本発明は、画像撮像用カメラと、表示部と、キー入力部と、無線装置および送受話部とを内蔵するテレビ電話機能付き携帯電話装置において、前記画像撮像用カメラ及び前記表示部を、テレビ電話としての映像機能を担う撮像・表示ユニットとして当該テレビ電話機能付き携帯電話装置の通信制御部を有する本体から分離可能に構成したことを特徴とする。
0015
また、本発明は、送話用マイクと、キー入力部および無線装置を含む通信制御部を内蔵する下側筐体部と、画像撮像用カメラと、表示部と、受話用スピーカを内蔵する上側筐体部とがヒンジ機構により折り畳み可能に構成されたテレビ電話機能付き携帯電話装置において、前記画像撮像用カメラ及び前記表示部を、テレビ電話としての映像機能を担う撮像・表示ユニットとして前記上側筐体部から分離可能に構成したことを特徴とする。
0016
また、本発明は、送話用マイクと、キー入力部および無線装置を含む通信制御部を内蔵する下側筐体部と、画像撮像用カメラと、表示部と、受話用スピーカを内蔵する上側筐体部と、前記下側筐体部にヒンジ機構により回動可能にヒンジ結合するとともに前記上側筐体が取り付けられた上側筐体取付部とを有する折り畳み可能に構成されたテレビ電話機能付き携帯電話装置において、前記上側筐体を、テレビ電話としての映像機能を担う撮像・表示ユニットとして前記上側筐体取付部から分離可能に構成するとともに、前記上側筐体取付部にテレビ電話通話時用の専用スピーカを内蔵させたことを特徴とする。
課題を解決するための手段
0017
本発明のテレビ電話機能付き携帯電話装置を、通常の電話機能あるいはメール機能として使用する場合には、前記撮像・表示ユニットを装置本体と一体化した状態で、前記撮像・表示ユニットの表示部を見ながらメール操作あるいはダイヤル番号入力を行う。一方、テレビ電話機能として使用する場合には、前記撮像・表示ユニットを装置本体から分離し、この撮像・表示ユニットを顔の表面に位置させることにより、画像撮像用カメラにより撮影された自分の画像を相手側に送信し、相手側から送信された画像が表示されている表示部を見ながら、装置本体は耳に当てて通常の通話姿勢で通話を行うことができる。
0018
図1〜図2は、本発明のテレビ電話機能付き携帯電話装置の実施形態を示す外観図であり、図1は、撮像・表示ユニットを装置本体と一体化した状態を示しており、図2は、装置本体から撮像・表示ユニットを分離したときの形態を示している。
0019
図1において、本発明のテレビ電話機能付き携帯電話装置10は、LCDディスプレイ等からなる表示部1−1とカメラ1−2とが一体化された撮像・表示ユニット1と、携帯電話の操作を行うボタンスイッチ群(キー入力部)2−1と、通話の為の内蔵マイク2−2および内蔵スピーカ2−3と、基地局との無線通信を行うためのアンテナ2−4とを含む通話ユニット2によって構成され、撮像・表示ユニット1と通話ユニット2は分離可能に構成されている。
0020
このテレビ電話機能付き携帯電話装置10をテレビ電話として使用しない時には、撮像・表示ユニット1と通話ユニット2は一体に結合されており(図1)、撮像・表示ユニット1の表示部1−1には通常の携帯電話としての情報(電話帳,時刻等)の表示あるいはメール表示を行うことができる。
0021
一方、このテレビ電話機能付き携帯電話装置10をテレビ電話として使用するときには、図2に示すように、撮像・表示ユニット1と通話ユニット2に分離し、使用者は、撮像・表示ユニット1のカメラ1−2により自分を撮影し、表示部1−1により相手側から送信され画像を見るとともに、スピーカ,マイク,ボタンスイッチ群等を備えた通話ユニット2を耳に当てて通話を行う。撮像・表示ユニット1と通話ユニット2間はブルーツースに代表される微弱無線インターフェースでデータ通信を行う構成としている。
0023
撮像・表示ユニット1内の制御回路3−1は、撮像・表示ユニット1が装置本体から分離して使用されているときには、カメラ1−2で撮影された画像を処理して対ユニット間通信用微弱無線インターフェース部3−2及び近距離無線通信用のアンテナ3−6を使って通話ユニット2に送信する処理と、通話ユニット2から近距離無線通信用のアンテナ3−6及び微弱無線インターフェース3−2を通して送られてくる通話相手の画像データを処理し、LCDディスプレイ1−1に表示する処理を行う。
0024
撮像・表示ユニット1は、充電池3−3を備えており、外部からの電源供給なしに動作出来る構成となっている。また、直結時用インターフェース部3−4は電気接点を持ったコネクタとなっており、図1に示すように携帯電話装置のユニット1とユニット2を組み合わせて普通の携帯電話の形態で使用する時にユニット2側の直結時用インターフェース部4−5と直接接続される。
0025
直結時用インターフェース部3−4は、ユニット1とユニット2間が直接接続された状態のとき、微弱無線インターフェース3−2を使用せずにユニット間のデータのやりとりをするもので、直結時には無線によるデータ通信は行わないようにして消費電流を低減する目的で設けられている。
0026
図4は、ボタンスイッチ操作部、スピーカ,マイクおよびアンテナ等を備えた本発明における装置本体側である通話ユニット2の内部構成を示すブロック図である。
0027
通話ユニット2内の対基地局通信用無線回路4−2および対基地局通信用アンテナ1−6は、制御回路4−1により制御されて携帯電話基地局との間で携帯電話としての無線通信を行う為に設けられている。ボタンスイッチ操作部4−3は、図1ではボタンスイッチ群(キー入力部)2−1にあたる部分で、使用者はボタンスイッチ操作部によってこの携帯電話装置の動作を操作する。ボタンスイッチ操作部4−3から入力される使用者からの操作が制御回路4−1によって処理される。
0028
対ユニット間通信用微弱無線インターフェース部4−4は、制御回路4−1によって制御され、携帯電話装置をユニット1とユニット2とに分離した時にユニット間でのデータ通信を、近距離無線通信用のアンテナ4−9を通して行う為のものである。直結時用インターフェース部4−5は、図1に示すように携帯電話装置のユニット1とユニット2を組み合わせて普通の携帯電話の形態で使用する時にユニット1側の直結時用インターフェース部3−4と直接接続される。
0029
ユニット1側のインターフェース部3−4とユニット2側のインターフェース部4−5を直接接続する事により、微弱無線インターフェース4−4を使用せずにユニット間のデータのやりとりを可能とし、ユニット1とユニット2を直結時には無線によるデータ通信を行わない事で消費電流を低減する事ができる。
0030
充電池4−6により、ユニット2は外部からの電源供給なしに動作出来る構成となっている。また、充電回路4−7は、ユニット1、ユニット2直結時にユニット1側の充電池3−3と接続されて、ユニット2の充電池4−6の電力を使用して、ユニット1側の充電池3−3を充電できる様に設けられている。マイク2−2とスピーカ2−3は携帯電話としての音声通話に使われる。
0032
本実施形態の携帯電話装置をテレビ電話として使用する時には図5に示すように、LCDとカメラを装備したユニット1とスピーカ,マイク,対基地局無線回路を装備したユニット2を分離し、ユニット1を手に持って顔の前に位置させてその表示部を見ながら、スピーカ,マイク,対基地局無線回路を装備したユニット2を通常の携帯電話としての使用時と同じポジションに持って使用する。
0033
ユニット1に付いているカメラ1−2によって使用者自身が撮影され、撮影された画像はユニット1に内蔵されている制御回路3−1により微弱無線I/F回路3−2を使ってユニット2に転送され、ユニット2の制御回路4−1により、ユニット2に内蔵されている対基地局無線回路4−2を用いて携帯電話基地局に送信される。
0034
通話相手の画像データは携帯電話基地局より送信され、ユニット2に内蔵されている対基地局無線回路4−2で受信される。受信された画像データは制御回路4−1により微弱無線I/F回路4−4を使ってユニット1に転送され、ユニット1に内蔵されている制御回路3−1により処理されてユニット1に備えられているLCD表示装置に表示される。画像データのやりとりを繰り返す事により、ユニット1のLCD表示装置には通話相手の様子が逐一表示され、また通話相手側のモニターには使用者自身の様子が逐一表示される。
0035
ユニット2と携帯電話基地局間の間では画像データの他に音声通話のデータもやりとりされていて、使用者はユニット2のマイク2−2とスピーカ2−3を使って、通常の携帯電話と同様に音声通話も同時に行われる。
0036
本実施例の携帯電話装置を通常の音声通話のみで使用する場合は、図1に示す様に、ユニット1とユニット2を一体化して両者を直接接続した状態で使用する。この場合、ユニット1とユニット2間は、ユニット1の直結時用インターフェース部3−4とユニット2の直結時用インターフェース部4−5が互いに接続されてユニット間のデータのやりとりを行う。そのため、各ユニットの微弱無線インターフェース部3−2,4−4は動作を停止する。
0037
また、ユニット1の直結時用インターフェース部3−4とユニット2の直結時用インターフェース部4−5が接続された状態の時には、ユニット2に内蔵されている充電回路4−7が、ユニット1側の充電池3−3に接続されて充電池の充電が行われ、ユニット1の動作に必要な電流もユニット2側から充電回路と充電池4−6を通して供給される。
0038
図1に示す状態では本実施例の携帯電話装置は、通常の一般的な携帯電話装置と同様の形態となっており、使用者は通常の携帯電話装置を使用するのと同様に通話あるいはメール等をしたい相手に対して通常に発呼あるいはメール送信を行い、また、かかってきた電話あるいはメールに応答することにより普通に通話をする事が出来る。
0039
図6〜図7は、本発明の他の実施形態を示す外観図であり、折り畳み型携帯電話機に適用した場合のテレビ電話機能付き携帯電話装置の構成を示している。図6は、撮像・表示ユニットを装置本体と一体化した状態を示しており、図7は、装置本体から撮像・表示ユニットを分離したときの形態を示している。
0040
ヒンジ機構6−8により折り畳み可能に構成された携帯電話機の上側筐体6−6にはLCDディスプレイ6−1、カメラ6−2、通話の為のスピーカ6−3が配置され、下側筐体6−7にはボタンスイッチ群(キー入力部)6−5と、通話の為のマイク6−4が配置されている。LCDディスプレイ6−1は、テレビ電話使用時には通話相手を表示する為に用いられ、テレビ電話として使用しない時には通常の携帯電話としての各種情報の表示を行う。カメラ6−2は、テレビ電話として使用する時には使用者が自分を撮影する為に用いられる。携帯電話の操作はボタンスイッチ群6−5で行われる。
0041
本実施形態の場合、図7に示すように、折り畳み携帯電話機の下側筐体6−7をユニット2、上側筐体6−6をユニット1として分離する構造となっている。そのため、分離された状態では、スピーカ6−3がユニット1側に存在することになり、このままではテレビ電話としての使用が出来なくなってしまう。
0042
そこで、本実施形態では、図7に示すように、ヒンジ機構6−8により、下側筐体6−7と上側筐体取付部6−9とをヒンジ結合し、上側筐体取付部6−9に上側筐体6−6を着脱可能に取り付けるとともに、この上側筐体取付部6−9に追加のテレビ電話通話時専用のスピーカ7−1を内蔵させる。そして、上側筐体6−6を分離してテレビ電話として使用する時には、下側筐体6−7の下部に内蔵されたマイク6−4と上側筐体取付部6−9に内蔵されたスピーカ7−1を用いて通話を行う。
0043
本実施形態におけるテレビ電話機能付き携帯電話装置は、基本的な構成及び使用方法は第1の実施形態と同様であるが、本実施形態の携帯電話装置では折り畳み携帯電話の下側筐体6−7をユニット2、上側筐体6−6をユニット1としているので、テレビ電話としての使用時にはテレビ電話通話時用専用スピーカ7−1を使用して通話を行う点が第1の実施形態とは異なる。
0044
スピーカ7−1自体は小型のものでよいので上側筐体取付部6−9に簡単に内蔵させることができ、それほどのコストアップとはならない。また、折り畳み携帯電話機の場合、比較的大きな表示画面の表示部を採用することができるので、テレビ電話としての使用時に相手から送信された画像が見やすくなる。
発明を実施するための最良の形態
0045
なお、折り畳み型携帯電話機に対して、第1の実施形態のように、上側筐体6−6からスピーカ6−3を除くLCDディスプレイ6−1及びカメラ6−2のみを一体化した撮像・表示ユニットとして分離する形態として構成することもできる。その場合には、テレビ電話として使用するときにも上側筐体6−6に内蔵されたスピーカ6−3を通話用に用いることができる。
発明の効果
0046
本発明は、テレビ電話機能付き携帯電話装置を、表示部とカメラを搭載したユニットと、対基地局無線回路と操作部を搭載したユニットとに分割可能な構造としたことにより、外付けのマイク付きヘッドフォン等を使用せずにテレビ電話を実現する事を可能とし、かつ、携帯電話機に付属している表示部を有効に活用することができ、テレビ電話としての利便性と携帯性を両立させることができる。
図面の簡単な説明
0047
また本発明は、テレビ電話機能付き携帯電話装置を、表示部とカメラを搭載したユニットと、対基地局無線回路と操作部を搭載したユニットを結合可能な構造としたことにより、携帯時及び、通常の携帯電話として使用時に従来の携帯電話と同様の使い勝手を実現することが可能である。
【図1】
本発明のテレビ電話機能付き携帯電話装置の実施形態を示す図である。
【図2】
図1のテレビ電話機能付き携帯電話装置の使用形態を示す図である。
【図3】
図1のテレビ電話機能付き携帯電話装置の撮像・表示ユニット構成を示すブロック図である。
【図4】
図1のテレビ電話機能付き携帯電話装置の通話ユニット構成を示すブロック図である。
【図5】
図1のテレビ電話機能付き携帯電話装置の使用イメージを示す図である。
【図6】
本発明の他の実施形態を示す図である。
【図7】
図6のテレビ電話機能付き携帯電話装置の使用形態を示す図である。
【図8】
従来のテレビ電話機能付き携帯電話装置の一例を示す外観図である。
【図9】
従来のテレビ電話機能付き携帯電話装置で用いられるヘッドセットの例を示す図である。
【図10】
従来のテレビ電話機能付き携帯電話装置の使用イメージを示す図である。
【図11】
従来のテレビ電話機能付き携帯電話装置の他の使用イメージを示す図である。
【符号の説明】
1 撮像・表示ユニット
1−1,6−1 表示部
1−2,6−2 カメラ
2 通話ユニット
2−1,6−5 ボタンスイッチ群
2−2,6−4 マイク
2−3,6−3,7−1 スピーカ
2−4 対基地局通信用アンテナ
3−1,4−1 制御部
3−2,4−4 対ユニット間通信用微弱電波無線インターフェース部
3−3,4−6 充電池
3−4,4−5 直結時用インターフェース部
3−6,4−9 近距離通信用アンテナ
4−2 対基地局通信用無線回路
4−3 ボタンスイッチ操作部
4−7 充電回路
6−6 上側筐体
6−7 下側筐体
6−8 ヒンジ機構
6−9 上側筐体取付部
10 テレビ電話機能付き携帯電話装置