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技術 袋体および該袋体への内容物の充填装置

出願人 トーシン産業株式会社不双産業株式会社
発明者 見崎洋二神村隆秀高田文好
出願日 2002年9月27日 (18年1ヶ月経過) 出願番号 2002-283771
公開日 2004年4月15日 (16年7ヶ月経過) 公開番号 2004-115098
状態 拒絶査定
技術分野 環境に敏感な生物、食品又は薬品の包装 包装体 包装位置への供給IV(容器の供給)
主要キーワード ロータリーシャフト 圧着結合 正面シート 押出部分 吸引移送 スティッチボンド 吸引パッド 背面シート
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2004年4月15日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (8)

課題

通気性を有し、しかも、従来の吸引式の移送手段を備えた充填装置を使用して内容物を充填することのできる袋体と、このような袋体へ内容物をより効率的に充填できる充填装置とを提供する。

解決手段

正面シート11とこれに対向する背面シート12とを有し、正面シート11または背面シート12の少なくとも一方は、通気性を備えたシート状物からなる通気部11b、12bと、前記シート状物の一部分に樹脂層が積層された非通気部11a、12aとからなる。この袋体10には、袋体10の非通気部11a、12aを吸引、保持して、充填手段の下方に移送する吸引移送手段と、移送された袋体10の開口部14を広げる開口手段と、広げられた開口部14から該袋体10の内部に挿入され、正面シート11と背面シート12とを外方に押し広げる拡袋手段とを有する充填装置で内容物を充填できる。

概要

背景

食品などの包装には、樹脂フィルムアルミニウムなどの金属フィルムやこれらの積層フィルムからなる袋体が使用されることが多い。袋体の形態としては、2枚のシート正面シートおよび背面シート)が重ねられ、3辺が閉じられた平袋や、正面シートおよび背面シートに加えマチを有するガゼット袋などが代表的なものとして挙げられる。
このような樹脂フィルムや金属フィルムからなり、通気性を有さない袋体内に内容物を充填する場合には、充填装置として、例えば、上下に重ねられた複数枚の袋体のうち、最も上に重ねられた袋体を吸引、保持しながら充填ノズルの下方に移送する吸引式の移送手段と、移送された袋体の正面シートと背面シートとをそれぞれ外方に広げる開口手段と、広げられた袋体内に内容物を充填する充填手段とを備えたものが従来より使用されている。

概要

通気性を有し、しかも、従来の吸引式の移送手段を備えた充填装置を使用して内容物を充填することのできる袋体と、このような袋体へ内容物をより効率的に充填できる充填装置とを提供する。正面シート11とこれに対向する背面シート12とを有し、正面シート11または背面シート12の少なくとも一方は、通気性を備えたシート状物からなる通気部11b、12bと、前記シート状物の一部分に樹脂層が積層された非通気部11a、12aとからなる。この袋体10には、袋体10の非通気部11a、12aを吸引、保持して、充填手段の下方に移送する吸引移送手段と、移送された袋体10の開口部14を広げる開口手段と、広げられた開口部14から該袋体10の内部に挿入され、正面シート11と背面シート12とを外方に押し広げる拡袋手段とを有する充填装置で内容物を充填できる。 

目的

本発明は上記課題に鑑みてなされたもので、通気性を有し、しかも、従来の吸引式の移送手段を備えた充填装置を使用して内容物を充填することのできる袋体と、このような袋体へ内容物をより効率的に充填できる充填装置とを提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
5件

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請求項1

正面シートと、これに対向する背面シートとを有して形成された袋体であって、正面シートまたは背面シートの少なくとも一方は、通気性を備えたシート状物からなる通気部と、前記シート状物の一部分に樹脂層が積層された非通気部とから構成されていることを特徴とする袋体。

請求項2

前記正面シートおよび前記背面シートの両方が、前記通気部と前記非通気部とから構成されていることを特徴とする請求項1に記載の袋体。

請求項3

前記シート状物は、不織布であることを特徴とする請求項1または2に記載の袋体。

請求項4

請求項1ないし3のいずれかに記載の袋体に、内容物を充填する充填手段を備えた充填装置であって、袋体の非通気部を吸引、保持して、充填手段の下方に移送する吸引移送手段と、移送された袋体に形成された開口部を広げる開口手段と、広げられた開口部から該袋体の内部に挿入され、正面シートと背面シートとを外方に押し広げる拡袋手段とを有することを特徴とする充填装置。

請求項5

前記開口手段は、袋体の非通気部を外方に吸引する吸引開口手段を備えていることを特徴とする請求項4に記載の充填装置。

技術分野

0001

本発明は、ティーバッグ、だしパックなどに使用される袋体およびこの袋体に内容物を充填する充填装置に関する。

0002

食品などの包装には、樹脂フィルムアルミニウムなどの金属フィルムやこれらの積層フィルムからなる袋体が使用されることが多い。袋体の形態としては、2枚のシート正面シートおよび背面シート)が重ねられ、3辺が閉じられた平袋や、正面シートおよび背面シートに加えマチを有するガゼット袋などが代表的なものとして挙げられる。
このような樹脂フィルムや金属フィルムからなり、通気性を有さない袋体内に内容物を充填する場合には、充填装置として、例えば、上下に重ねられた複数枚の袋体のうち、最も上に重ねられた袋体を吸引、保持しながら充填ノズルの下方に移送する吸引式の移送手段と、移送された袋体の正面シートと背面シートとをそれぞれ外方に広げる開口手段と、広げられた袋体内に内容物を充填する充填手段とを備えたものが従来より使用されている。

0003

一方、最近では、茶葉の入ったティーバッグ、鰹節が入っただしパックなどのように、袋体内に収められた内容物と湯などの液体とが、袋体内で接触する必要のある用途に、通気性、通水性を有し、強度にも優れている不織布袋が使用されることが多くなっている(例えば、特許文献1)。

背景技術

0004

【特許文献1】
特開平8−98770号公報

0005

しかしながら、不織布袋などの通気性の有る袋体内に、内容物を充填する場合には、通気性を有さない、樹脂フィルムや金属フィルムからなる袋体に使用してきた従来の充填装置を使用することは困難であった。すなわち、不織布袋は通気性を有しているために、これを吸引して保持することができず、上述したような吸引式の移送手段を備えた充填装置を使用できなかった。
したがって、不織布袋のような通気性のある袋体へ内容物を充填する際には、袋体を1枚ずつ作業者が充填手段の下方に配置するなど、手作業によらざるを得ず、生産性が低いという問題があった。

発明が解決しようとする課題

0006

本発明は上記課題に鑑みてなされたもので、通気性を有し、しかも、従来の吸引式の移送手段を備えた充填装置を使用して内容物を充填することのできる袋体と、このような袋体へ内容物をより効率的に充填できる充填装置とを提供することを課題とする。

課題を解決するための手段

0007

本発明の袋体は、正面シートと、これに対向する背面シートとを有して形成された袋体であって、正面シートまたは背面シートの少なくとも一方は、通気性を備えたシート状物からなる通気部と、前記シート状物の一部分に樹脂層が積層された非通気部とから構成されていることを特徴とする。
前記袋体は、前記正面シートおよび背面シートの両方が、前記通気部と前記非通気部とから構成されていることが好ましい。
前記シート状物は、不織布であることが好ましい。
本発明の充填装置は、前記いずれかに記載の袋体に、内容物を充填する充填手段を備えた充填装置であって、袋体の非通気部を吸引、保持して、充填手段の下方に移送する吸引移送手段と、移送された袋体に形成された開口部を広げる開口手段と、広げられた開口部から該袋体の内部に挿入され、正面シートと背面シートとを外方に押し広げる拡袋手段とを有することを特徴とする。
前記開口手段は、袋体の非通気部を外方に吸引する吸引開口手段を具備して構成されていることが好ましい。

0008

以下、本発明を詳細に説明する。
図1および2は本発明の一実施形態である袋体10を示す。この袋体10は、例えば、緑茶紅茶などの茶葉や鰹節などのだしが収められ、ティーバッグ、だしパックとして使用される。この例の袋体10は、通気性、通水性を有するシート状物である不織布が2枚重ねられ、周縁のうちの三辺が閉じられたものであって、閉じられた部分がシール部13、開口した部分が開口部14となっている。すなわち、この袋体10は、マチや底板シートを有さない、正面シート11と背面シート12とからなる平袋である。

0009

ここで使用されている不織布は、ポリエステル繊維からなる厚さ100〜120μmの不織布基材の片面全体に、ヒートシール用のポリエステル繊維が圧着結合されたものであって、この例の袋体10は、内側が圧着結合された面(以下、圧着結合面という。)となるように2枚の不織布が重ねられ、三辺がヒートシールにより閉じられて形成されている。なお、ここで不織布基材にはポリエステル繊維が圧着結合されているが、不織布は通気性および通水性を維持しており、圧着結合は通気性、通気性を妨げるものではない。

0010

そして、この袋体10においては、正面シート11および背面シート12の内側における開口部14近傍に、樹脂層として幅Wの帯状に、厚さ15〜20μmの低密度ポリエチレン(LDPE)層15がそれぞれ積層され、通気性を有しない非通気部11a、12aが形成されている。一方、正面シート11および背面シート12において、このLDPE層15が積層されていない部分は、通気性、通水性を維持した通気部11b、12bとなっている。

0011

このような袋体10によれば、正面シート11と背面シート12がそれぞれ通気部11b、12bを有しているので、この袋体10内に茶葉や鰹節などを収納して湯などの液体中に投入した際には、液体が通気部11b、12bを通過して袋体10内の茶葉、鰹節と接触し、茶成分、だし成分などの必要な成分を液体中に抽出することができる。一方、この袋体10の正面シート11と背面シート12は一部分に、それぞれ、非通気性の非通気部11a、12aをも有しているので、この非通気部11a、12aを吸引することにより、従来の技術で説明したような吸引式の移送手段を備えた充填装置を使用して、袋体10を移送し、内容物を充填することもできる。

0012

このような袋体10の製造方法としては特に制限はないが、例えば、次のような方法で製造できる。
まず、湿式法乾式法乾式パルプ法、スパンボンド法メルトブロー法ニードルパンチ法スティッチボンド法、フラッシュ紡糸法トウ開繊法などの方法で不織布基材を製造する。この例では不織布基材として、ポリエステル繊維から湿式法またはスパンボンド法で製造されたものを使用しているが、通気性、通水性を備えた不織布基材であれば繊維の種類に制限はなく、綿、などの天然繊維、ポリエステル繊維、アクリル繊維などの合成繊維ガラス繊維金属繊維などを、袋体10の用途、袋体10に充填される内容物の種類などに応じて適宜選択することができる。

0013

ついで、この不織布基材の片面全体に、ヒートシール性ポリエステルからなる微細な繊維の塊を載置し、熱圧着するなどの方法により、ポリエステル繊維を圧着結合する。なお、この例では不織布基材の片面全体にヒートシール性のポリエステル繊維が圧着結合されているが、ヒートシールに必要な周縁部にのみ圧着結合されたものであってもよいし、使用される樹脂もヒートシール可能なものであればポリエステルに限定されず、ポリエチレンポリプロピレンであってもよい。
こうして得られた不織布の坪量、厚み、引張強度シール強度通気度濾水度などにも特に制限はなく、袋体10の用途などに応じて適宜選択することができるが、用途がティーバッグ、だしパックなどの食品用途の場合には、坪量が18〜62g/m2、厚みが80〜180μm、引張強度が縦1.44〜8.52kgf/15mm、横0.38〜3.47kgf/15mm、シール強度が縦0.28〜0.68kgf/15mm、横0.14〜0.32kgf/15mm、通気度が360.8〜49.6cc/cm2・sec、濾水度が1.87〜2.71sec/500ccの範囲であることが好ましい。なお、ここで「縦」とは、袋体10とした時には図1中左右方向となり、「横」とは図1中上下方向となる。

0014

ついで、圧着結合面上の所定の位置に、Tダイ法などによりLDPE層15を積層して非通気部11a、12aを形成する。具体的な方法としては、例えば図3に示すように、Tダイを備えた押出機21の下方に、圧着結合面が上向きとなるようにして不織布を原反ロール22から連続的に供給し、圧着結合面にTダイからLDPEを押出してLDPE層15を連続的に積層する押出部分ラミネート法が例示できる。図3中、符号23は冷却ロール、符号24は巻き取りロールである。
また、Tダイは1台に限定されず、必要に応じて例えば3台並列に使用して、図4のように不織布上に3列にLDPEを押出し、LDPE層15を部分的に積層して、非通気部11a、12aを形成することも可能である。
また、ここでは押出部分ラミネート法での樹脂層の形成が容易なことから、樹脂層をLDPEにより形成しているが、使用される樹脂には制限はなく、ポリプロピレン、直鎖状LDPE、高密度ポリエチレンアイオノマーエチレンメタクリル酸共重合体EMMA)などヒートシール性の樹脂全般が使用できる。

0015

ついで、このようにLDPE層15が形成されて部分的に非通気部11a、12aが形成された不織布を所定の大きさに切断し、LDPE層15側が内側になるように2枚重ね、三辺をヒートシールすることにより、図1の袋体10が製造できる。なお、不織布を袋体10に形成する方法としては、三辺をヒートシールする方法に限らず、接着剤などを使用して閉じる方法でもよい。その場合には、ヒートシール用の圧着結合は不要である。また、2枚の不織布を使用して袋体10とする代わりに、あらかじめ筒状に形成された不織布を使用し、一端を閉じることにより袋体10としても良い。また、1枚の不織布を2つ折りし、2辺をウェルダーシールする方法で袋体10としてもよい。

0016

また、この例の袋体10は、正面シート11と背面シート12の両方に樹脂層が積層され、非通気部11a、12aが形成されているが、正面シート11または背面シート12のどちらか一方のみに樹脂層が積層され、非通気部11a、12aが形成されていてもよい。また、この例において樹脂層は開口部14の近傍に幅Wの帯状に設けられているが、正面シート11または背面シート12の少なくとも一方に部分的に形成され、吸引式の移送手段で十分に吸引できる形状、大きさであれば、形成される位置は開口部14の近傍に限らないし、帯状でなくてもよい。
さらにこの例では、正面シート11および背面シート12に使用するシート状物として、織物編物に比べて低コストで製造でき、通気性、通水性の程度、厚さ、柔軟性などを任意に調整しやすい不織布を使用しているが、通気性を備えたシート状物であれば不織布に限定されず、通常の織物、編物などであってもよい。
袋体10の形態としても、図1のような正面シート11および背面シート12のみからなる平袋の他、マチを有するガゼット袋や、さらに底板を有する有底のガゼット袋などでもよい。
また、袋体10に充填される内容物としてこの例では茶葉、鰹節などを例示し、使用されるシート状物としても通気性とともに通水性も備えている不織布を使用しているが、例えば乾燥剤消臭剤芳香剤などを収める袋体の場合には、通水性を備えていなくてもよい。また、内容物としては、入浴剤も例示できる。

0017

次に、正面シート11と背面シート12の両方に非通気部11a、12aが形成されている、図1の袋体10に内容物を充填する充填装置の一例について説明する。
図5は本発明の充填装置30を概略的に示すものであって、袋体10の非通気部を吸引、保持して、袋体10を充填手段である充填ノズル35の下方に移送する吸引移送手段36を備えている。この例の吸引移送手段36は、カセット31内に上下に重ねられた複数枚の袋体10のうち、最も上に重ねられた袋体10を吸引、保持して、1枚の袋体10のみをカセット31から袋体載置台32に移送する第1の吸引移送手段33と、第1の吸引移送手段33により袋体載置台32上に移送された1枚の袋体10を、吸引、保持して、充填ノズル35の下方まで移送する第2の吸引移送手段34とから構成されている。

0018

第1の吸引移送手段33は、図示略の吸引ポンプが接続されたシャフト33aと、このシャフト33aの先端に設けられた下方向き吸引パッド33bとを備えていて、吸引ポンプを作動させることによって吸引パッド33bがカセット31内の最も上の袋体10における上側のシート(この例では正面シート11)の非通気部11aを吸引、保持するようになっている。ついで、保持した状態でシャフト33aが図中左方向に水平に延び、袋体10を袋体載置台32上にまで移送し、その時点で吸引パッド33bが袋体10を放すことにより、これを袋体載置台32に移送するものである。

0019

第2の吸引移送手段34は、先端側に2つの吸引パッド34aを備え、基端側が軸34bに固定されたロータリーシャフト34cからなり、袋体載置台32に載置された袋体10における上側の正面シート11の非通気部11aをその2つの吸引パッド34aで図6に示すように吸引、保持しつつ、図6中矢印で示すように約90°回動することによって、袋体10を、その開口部14が上側となるようにしつつ、充填ノズル35の下方まで移送するものである。

0020

図示例の充填装置30は、さらに、移送された袋体10の開口部14を広げる、図5においては図示略の開口手段を有している。
この例の開口手段は吸引開口手段であって、図示略の吸引ポンプを備えた図6において符号37で示される固定吸引パッドを備えていて、吸引移送手段36により充填ノズル35の下方まで移送された袋体10における背面シート12の非通気部12aを、この固定吸引パッド37で外方に吸引することにより、開口部14を広げるものである。

0021

さらに、この充填装置30は、開口手段により広げられた開口部14から袋体10内に内容物を充填する前に、この袋体10内に挿入されることにより、正面シート11と背面シート12とを内側から外方に押し広げ、袋体10内に内容物を充填しやすくする、図7に示すような拡袋手段38を有している。なお、図5および図6においては拡袋手段38は略している。
この拡袋手段38は、スポンジなどからなる球形のヘッド38aを先端に備え、上下に昇降可能な棒状体からなり、ヘッド38aが下降して袋体10に挿入されることにより袋体10が十分に広げられ、袋体10を内容物が充填されやすい状態にするものである。拡袋手段38は、このように下降して袋体10を押し広げた後、上昇して元の位置に戻る。

0022

このように開口手段および拡袋手段38により内容物が充填されやすいように十分に広げられた袋体10内に、内容物タンク35bが配管35aで接続された充填ノズル35から、図示略の計測手段により計測された一定量の内容物が充填される。内容物が充填された袋体10は、充填装置30から排出され、その後、シール装置などにより適宜開口部14が閉じられ、ティーバッグ、だしパックなどの製品となる。

0023

以上説明したように、図示例の充填装置30は、袋体10の非通気部11a、12aを吸引、保持して充填手段の下方に移送する吸引移送手段36と、移送された袋体10の非通気部11a、12aに吸引して開口部14を広げる吸引開口手段とを有している。よって、袋体10に形成された非通気部11a、12aを効果的に利用して、袋体10を充填ノズル35の下方へ移送したり、開口部14を広げたりすることができる。
そして、この充填装置30は、開口部14から袋体10の内部に挿入されて、正面シート11と背面シート12とを内側から外方に押し広げる拡袋手段38をさらに有している。したがって、正面シート11と背面シート12とが密着しやすく、内容物を充填しにくい不織布などからなる袋体10にも、効率的に内容物を充填することができる。

0024

なお、以上の例においては、第1の吸引移送手段33として、図示略の吸引ポンプが接続されたシャフト33aと、このシャフト33aの先端に設けられた下方向きの吸引パッド33bとを備えたものが例示されているが、袋体10を吸引、保持することにより、袋体10を1枚だけ袋体載置台32に移送可能なものであれば、その形態に制限はない。また、第2の吸引移送手段34としても、先端側に2つの吸引パッド34aを備え、基端側が軸34bに固定されたロータリーシャフト34を具備して構成されたものが例示されているが、袋体載置台32に載置された袋体10を吸引、保持して、充填ノズル35の下方まで移送可能なものであれば、その形態に制限はない。
さらに、充填装置30は、袋体10を載置する袋体載置台32を有さなくてもよく、その場合には、吸引移送手段36は、カセット31から直接1枚の袋体10を取り上げ、そのまま充填ノズル35の下方に移送する形態のものでよく、第1の吸引移送手段33と第2の吸引移送手段34とからなるものでなくてもよい。

0025

また、この例においては開口手段として、袋体10の非通気部11a、12aを外方に吸引する固定吸引パッド37からなる吸引開口手段が使用されているが、吸引式のものに限定されず、例えば、充填ノズル35の下方まで移送された袋体10にの背面シート12を把持して外方に引張り、開口するようなものであってもよい。このような形態の開口手段は、例えば、正面シート11または背面シート12のいずれか一方のみに非通気部11a、12aが形成されている袋体10の場合に有用である。しかしながら、正面シート11と背面シート12の両方に非通気部11a、12aが形成されている図1のような袋体10の場合には、吸引式のものを使用すると、開口手段の構成がシンプルになり好ましい。

発明を実施するための最良の形態

0026

さらに、拡袋手段38としても図示例のように、スポンジなどからなる球形のヘッド38aを先端に備えた上下に昇降可能な棒状体に限定されず、袋体10に挿入され、これを外方へ押し広げるものであれば、板状体など他の形態でもよく、制限はない。また、充填手段としても、内容物を下方に吐出する形態のものであれば制限はない。

図面の簡単な説明

0027

以上説明したように本発明の袋体は通気性のない非通気部を部分的に有しているので、吸引式の移送手段や吸引式の開口手段を備えた充填装置を使用して内容物を充填することができ、従来手作業でしかできなかった充填作業の効率化が可能となる。また、本発明の充填装置によれば、吸引開口手段により広げられた開口部から袋体の内部に挿入され、正面シートと背面シートとを内側から外方に押し広げる拡袋手段を有しているので、正面シートと背面シートとが密着しやすく、内容物を充填しにくい不織布からなる袋体にも、効率的に内容物を充填することができる。

図1
本発明の袋体の一形態を示す斜視図である。
図2
図1中A−A’線に沿う断面図である。
図3
図1の袋体を製造する工程のうち、樹脂層を形成する方法を示す工程図である。
図4
樹脂層を形成する方法の他の例を示す概略図である。
図5
図1の袋体に内容物を充填する充填装置の一形態を示す正面図である。
図6
図5の充填装置の具備する第2の吸引移送手段および吸引開口手段を示す側面図である。
図7
図5の充填装置の具備する拡袋手段が作動する様子を示す斜視図である。
【符号の説明】
10 袋体
11 正面シート
12 背面シート
11b,12b 通気部
11a,12a 非通気部
14 開口部
15 LDPE層
30 充填装置
36 吸引移送手段
38 拡袋手段

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