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技術 超音波診断装置

出願人 株式会社島津製作所
発明者 清水豊
出願日 2002年9月20日 (18年5ヶ月経過) 出願番号 2002-275608
公開日 2004年4月8日 (16年10ヶ月経過) 公開番号 2004-105638
状態 拒絶査定
技術分野 超音波診断装置 超音波診断装置
主要キーワード ガイド文 比較診断 システム設定値 被診断者 判定処理結果 ハードディスク記録装置 指向角度 撮像位置情報
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2004年4月8日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (9)

課題

診断しようとする画像と、それとの比較のために参照しようとする画像とを同時に表示して、これらの画像比較を容易かつ正確に行えるようにし、的確な診断に役立てるようにする。

解決手段

超音波プローブ10、超音波送受信制御部21、信号処理部22、DSC処理部23によって得た超音波診断画像データと、参照画像データサーバー50に構築された参照画像データベース51から読み出しネットワークインターフェイス処理部27を介して取り込み、グラフィックス処理部25で展開した臨床画像データとを画像合成部24において合成し、モニター装置40によって画面上に診断画像41、参照画像42として並べて表示する。

概要

背景

【特許文献1】
特開平07−065146号公報。

概要

診断しようとする画像と、それとの比較のために参照しようとする画像とを同時に表示して、これらの画像比較を容易かつ正確に行えるようにし、的確な診断に役立てるようにする。超音波プローブ10、超音波送受信制御部21、信号処理部22、DSC処理部23によって得た超音波診断画像データと、参照画像データサーバー50に構築された参照画像データベース51から読み出しネットワークインターフェイス処理部27を介して取り込み、グラフィックス処理部25で展開した臨床画像データとを画像合成部24において合成し、モニター装置40によって画面上に診断画像41、参照画像42として並べて表示する。    

目的

この発明は、上記に鑑み、まず第1に、診断しようとする画像と、それとの比較のために参照しようとする画像とを同時に表示して、これらの画像比較を容易かつ正確に行えるようにし、的確な診断に役立てるようにした、超音波診断装置を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
7件
牽制数
4件

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請求項1

超音波プローブと、該超音波プローブを介して超音波の送信および受信を行う超音波送受信制御部と、該受信超音波信号を処理して超音波画像を構成する信号処理部と、参照画像データベースから読み込んだ参照画像のデータを上記信号処理部からの診断画像のデータと合成する画像合成部と、該画像合成部からの信号が送られて合成された診断画像と参照画像とを表示するモニター装置とを備えることを特徴とする超音波診断装置

請求項2

表示された参照画像に対応する撮像条件に関する情報をも参照画像データベースから読み込んで、撮像条件を設定する撮像条件設定処理部をさらに備えることを特徴とする請求項1記載の超音波診断装置。

請求項3

診断画像の撮像位置に関する情報に基づいて参照画像データベースを検索して関連する多数の臨床画像を読み込んでこれらの画像を一覧形式で、診断画像とともに表示させてそのなかから選択可能とする手段をさらに備えることを特徴とする請求項1記載の超音波診断装置。

請求項4

表示された参照画像に対応する位置情報をも参照画像データベースから読み込んで、診断画像の位置情報として用いる手段をさらに備えることを特徴とする請求項1記載の超音波診断装置。

請求項5

モニター装置の同一画面において同時に表示される診断画像と参照画像の表示位置および表示サイズを自動的に調整して両画像が重ならないようにする画像表示判定処理部をさらに備えることを特徴とする請求項1、請求項2、請求項3または請求項4記載の超音波診断装置。

技術分野

0001

この発明は、医学的な診断に用いられる超音波診断装置に関する。

0002

【特許文献1】
特開平07−065146号公報。

0003

超音波診断装置は、超音波ビームを被検体被診察者の身体)内に入射し、その反射波受波することによって身体内断層像を得たり、ドプラ現象を利用して血流などの速度を検出したりするものであり、医学的診断用途に広く普及している。ところが、超音波画像による診断は、その画像が撮像者手技や被診察者の状態などに依存してさまざまなものとなることもあって、困難なことが多い。そこで、従来より、超音波画像診断に関するきわめて多くの情報が出回っている。さまざまな病変撮影した臨床画像掲載した書籍が市販され、CD−ROMなどの電子媒体インターネットWebサイトなどで臨床画像や臨床画像に対応する診断ガイドが提供され、PCで閲覧できるようになってきている。

0004

一方、超音波診断装置自体も複雑な操作・設定を要するものとなっている。感度深度などの基本的なパラメータ以外に数多くの撮像パラメータを適切に設定する必要があり、心臓腹部産婦人科など種々の診断領域に応じて設定の組み合わせを変更しなければならない。この複雑な設定を簡易化するため、診断領域選択(プリセットなど)の機能を持たせることも行われている。

0005

さらに、撮像者は、撮像している位置(断層位置)の情報を記録する必要がある。これが記録されていないと、後でどの部位のどの角度・位置での断面の画像であるかが不明となって診断の役に立たないこととなってしまう。この撮像位置情報は、具体的には、超音波画像を表示している画面上に撮像部位に対応したボディマークと呼ばれるアイコンを表示し、そのボディマーク上に断面を表すマークを重ねて表示することによって表す。断面位置プローブの位置と一致することが多いため、通常、断面を表すマークとしてプローブマークを用いる。

0006

被診察者の特定の部位に対してプローブをあてて超音波断層像を撮像し、モニター装置の画面に表示するとき、撮像者はその部位に対応したボディマークを選択して画面上に表示させる。さらに、プローブマークの位置と方向を実際のプローブの位置・方向に一致するよう定めながら、ボディマーク上に重ねて表示させる。このようなボディマークおよびプローブマークのグラフィックなどによるGUIにより、撮像位置情報が入力されることになり、これが超音波断層像とともに記録される。

背景技術

0007

上に掲げた従来の特許文献1は、超音波ビームで被検体を3次元的に走査して3次元画像のデータを得、これを過去において得ていた同一被検体同一部位についての3次元画像データと比較して、両者の形態上の差異を自動的に抽出するようにし、これによって、病変部の微妙な大きさ変化などを見逃さないようにして早期発見経過観察などの便に供することができるという超音波診断装置を示している。

0008

しかしながら、従来のように超音波画像診断についての情報が紙媒体や電子媒体に載せられているだけでは、それらに載せられた臨床画像を参照画像として用いて、現に撮像した超音波画像と比較しようとしても、困難なことが多い。紙媒体の場合は画像の印刷階調と現に撮像しモニター装置上に表示している画像の階調とが異なり、また電子媒体の場合は一般のPCのモニター装置で見ることになるが、このモニター装置と超音波診断装置のモニター装置とでは特性が異なることになるので、比較が困難になる。

0009

さらに、かりに、同じモニター装置に2つの画像を表示できたとしても、撮像条件、撮像パラメータやシステム設定が同じ状態で撮像したわけではないので、厳密な比較はこの場合もできないことになる。

0010

また、従来の書籍や電子媒体では参照画像として適切な臨床画像を検索することが容易でなく、時間がかかり、診断の能率阻害する。

0011

撮像位置情報についても、従来ではボディマークの選択、プローブマークの設定などを撮像画像ごとに行う必要があり、手間を要するものとなっている。

0012

従来の特許文献1に示された超音波診断装置は、同じ被診察者の同じ部位についての画像を比較して経過等を観察するのに適しているが、一般的な参照画像と比較して診断を下そうとする場合には役立たない。

0013

この発明は、上記に鑑み、まず第1に、診断しようとする画像と、それとの比較のために参照しようとする画像とを同時に表示して、これらの画像比較を容易かつ正確に行えるようにし、的確な診断に役立てるようにした、超音波診断装置を提供することを目的とする。

0014

第2に、診断画像と参照画像とを同じ条件で撮像したものとして厳密な比較を可能とする、超音波診断装置を提供することを目的とする。

0015

第3に、参照画像として適切な臨床画像を検索することが容易にできるようにし、検索の手間を改善し、ひいては診断の能率を向上させることができるようにした、超音波診断装置を提供することを目的とする。

0016

第4に、撮像位置情報の入力の手間を省くことができるようにした、超音波診断装置を提供することを目的とする。

発明が解決しようとする課題

0017

第5に、診断画像と参照画像とが重なって表示されないよう、同一モニター装置により自動的に適切に表示されるようにした、超音波診断装置を提供することを目的とする。

0018

上記の目的を達成するため、請求項1記載の超音波診断装置においては、超音波プローブと、該超音波プローブを介して超音波の送信および受信を行う超音波送受信制御部と、該受信超音波信号を処理して超音波画像を構成する信号処理部と、参照画像データベースから読み込んだ参照画像のデータを上記信号処理部からの診断画像のデータと合成する画像合成部と、該画像合成部からの信号が送られて合成された診断画像と参照画像とを表示するモニター装置とが備えられることが特徴となっている。参照画像データベースから読み込まれた参照画像のデータと診断画像のデータとが合成された上でモニター装置に送られて表示されるので、診断画像と参照画像とが並べられて同時に表示されることとなり、両画像の比較が容易になって、診断の能率が向上する。

0019

請求項2記載の超音波診断装置においては、請求項1の構成に加えて、表示された参照画像に対応する撮像条件に関する情報をも参照画像データベースから読み込んで、撮像条件を設定する撮像条件設定処理部を備えることが特徴となっている。このように参照画像についての撮像条件が設定されるので、その設定後に診断画像を得れば、診断画像と参照画像とは同一条件で得たもの同士となり、これらの厳密な比較が可能となる。なお、「撮像条件」とは撮像パラメータやシステム設定値などを含むものである。「参照画像に対応する撮像条件に関する情報」とは、第2の実施の形態では撮像パラメータそのものであり、第6の実施の形態では撮像位置情報から撮像パラメータ等が設定されるため、撮像位置情報が「撮像条件に関する情報」となっている。

0020

請求項3記載の超音波診断装置においては、請求項1の構成に加えて、診断画像の撮像位置に関する情報に基づいて参照画像データベースを検索して関連する多数の臨床画像を読み込んでこれらの画像を一覧形式で、診断画像とともに表示させてそのなかから選択可能とする手段を備えることが特徴となっている。「撮像位置に関する情報」とは、第4の実施の形態ではボディマークとプローブマークによって表現されるものであり、第5の実施の形態では指定された診断領域によって表されるている。「複数の画像の一覧形式の表示」とは第4および第5の実施の形態で示す、いわゆるサムネール表示を含んだものを意味する。

0021

請求項4記載の超音波診断装置においては、請求項1の構成に加えて、表示された参照画像に対応する位置情報をも参照画像データベースから読み込んで、診断画像の位置情報として用いる手段が備えられていることが特徴となっている。表示された参照画像は診断画像と通常の場合同じ撮像位置で撮像したものであるから、この参照画像の位置情報を読み出してくれば、診断画像の位置情報として表示したり、記録したりすることに用いることが可能となる。これによって、診断画像の位置情報を設定する手間が省ける。

課題を解決するための手段

0022

請求項5記載の超音波診断装置においては、請求項1、請求項2、請求項3または請求項4の構成に加えて、モニター装置の同一画面において同時に表示される診断画像と参照画像の表示位置および表示サイズを自動的に調整して両画像が重ならないようにする画像表示判定処理部が備えられていることが特徴となっている。画像表示判定処理部によって、診断画像と参照画像が同一画面上で重なって表示されないようそれらの表示位置および表示サイズを自動的に調整するので、手動で調整する手間が省け、診断の能率が向上する。

0023

つぎに、この発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。図1は第1の実施の形態を示すものであり、この図において、超音波診断装置の本体装置20に接続された超音波プローブ10が被検体(被検者の腹部などの身体)11にあてられる。超音波プローブ10は、超音波振動子を有し、超音波ビームの身体内への送信と身体内部からの反射波の受信を行う。本体装置20内の超音波送受信制御部21は、超音波プローブ10からの超音波の送信と、超音波プローブ10での超音波の受信を制御し、たとえば電子的な制御で送信および受信超音波の指向角度を制御して超音波ビームのセクタスキャン扇形スキャン)などを行う。

0024

受信信号は信号処理部22で処理され、画像信号が得られる。この画像信号はDSCデジタルスキャンコンバータ)処理部23で表示用の形式に変換され、画像合成部24を経てモニター装置40に送られて、たとえばセクタスキャンで得られた扇形の超音波断層像が診断画像41として表示される。

0025

このモニター装置40の画面には、上記の診断画像41と並んで参照画像42が表示されている。この参照画像42はインターネットなどのネットワークを経て本体装置20に接続された参照画像データサーバー50上に構築された参照画像データベース51より読み出した臨床画像である。

0026

参照画像データベース51には、あらかじめ、種々の診断領域・診断部位について実際の臨床において撮像した多数の超音波断層像が臨床画像として集積されている。撮像者は、本体装置20に接続されたキーボード30などを操作することにより、ユーザインターフェイス処理部26などの助けを借りて、参照する臨床画像として適切な画像を参照画像データベース51から検索して指定する。すると、その指定された臨床画像データが参照画像データサーバー50よりネットワークインターフェイス処理部27を経てロードされ、グラフィックス処理部25において画像として展開された後画像合成部24に送られて、先の診断画像41と合成されて図に示すように診断画像41とともに参照画像42として表示される。

0027

このように診断画像41が参照画像42とともに並べてモニター装置40によって表示されるため、両者を対比・考察することが可能となり、診断画像41の観察に基づいた、より的確な診断を下すことができる。なお、モニター装置40としては2画面型のものを用いたり、2つのモニター装置を用いたりして、その各々で診断画像41と参照画像42とを同時に表示するようにしてもよい。

0028

図2は第2の実施の形態を示す。この図2では、図1のように参照画像42を参照画像データベース51から読み出してモニター装置40上に表示させているときに、キーボード30などの操作により、表示されている参照画像42の撮像パラメータを参照画像データベース51より読み出してきて、ネットワークインターフェイス処理部27を介してロードすることができるようになっている。ロードされた撮像パラメータは撮像パラメータ設定処理部31に送られ、超音波送受信制御部21、信号処理部22、DSC処理部23などの各種処理部がそのパラメータに基づいて制御される。この新たに設定された撮像パラメータの下で再度、超音波断層像が撮像され、これが診断画像41としてモニター装置40により表示される。この例では、参照画像データサーバー50に置かれた参照画像データベース51には臨床画像に加えてその各々の撮像パラメータまでもデータベース化されている。他の構成は図1と同様である。

0029

したがって、図2の実施形態では、実際に診断を下そうとする被検体11についての診断画像41が、参照画像42と同じ撮像パラメータで再度撮像されて、参照画像42と並べて表示されるため、同じ条件での画像を比較することができるようになり、より厳密な比較ができて、より精度の高い診断を行うことができる。

0030

図3は第3の実施の形態を示す。この例では、参照画像データベース51には、参照可能な多数の臨床画像に加えて、その各々の撮像位置情報もデータベース化されて格納されている。上記の図1と同様に適切な参照画像42を参照画像データベース51から読み出してモニター装置40により表示しているとき、キーボード30などの操作により、表示されている参照画像42の撮像位置情報を参照画像データベース51より読み出してきて、ネットワークインターフェイス処理部27を介してロードすることができるようになっている。

0031

ロードされた撮像位置情報はボディマーク処理部33に送られ、その撮像位置に該当するボディマークの選択判定処理とプローブマークの位置・方向の判定処理が行われる。さらに、その判定処理結果に基づきボディマークおよびプローブマークを表すグラフィックデータが生成される。このグラフィックデータがグラフィックス処理部25に送られ、さらに画像合成部24を経てモニター装置40に送られ、これにより、図に示すように画面の片隅にボディマーク43とプローブマーク44とが表示されることになる。

0032

この表示されたボディマーク43、プローブマーク44は参照画像42についてのものであるが、参照画像42は診断画像41と比較するのに適切な臨床画像として読み出したものであるから、診断画像41とほとんど同じ断層面の画像となっている。そのため、この表示されたボディマーク43、プローブマーク44を診断画像41の撮像位置を表すものとしてそのまま記録することが可能である。仮に診断画像41の実際の断層面位置とずれていたとしても、そのずれは僅少であるはずであるから、キーボード30などの操作によりそのずれを修正して、診断画像41の実際の断層面位置を正確に表すものとすることは容易である。

0033

したがって、この図3の実施形態では、診断画像41の実際の断層面位置を正確に表すボディマーク43、プローブマーク44の設定をほとんど自動的に行なうことができ、ボディマーク43、プローブマーク44の設定の手間を大幅に省いて被診断者の診断のスループットを向上させることができる。

0034

第4の実施の形態では図4に示すように、モニター装置40においていわゆるサムネール表示45として、縮小表示された多数の参照画像が一覧的に表示されている。ここでは、図3の場合と異なり、ボディマーク43、プローブマーク44の設定・表示は、撮像者がキーボード30などを操作することにより行う。キーボード30などを操作すると、その操作によって入力された情報がユーザインターフェイス処理部26を介してボディマーク処理部33に送られる。撮像者が操作して指定したボディマークがボディマーク処理部33において選択・生成されるとともに、プローブマークの位置・方向も撮像者の操作通りに設定・回転させられる。こうしてボディマーク処理部33で生成されたボディマークおよびプローブマークを表すグラフィックデータはグラフィックス処理部25に送られ、さらに画像合成部24を経てモニター装置40に送られて、ボディマーク43とプローブマーク44とが表示される。この表示を見てボディマーク43が適切でなければキーボード30を操作することなどによって他のものと交換し、プローブマーク44の位置や方向が適切でなければキーボード30の操作などによってその位置や方向を修正する。これによって実際の診断画像41の断層面を正確に表すボディマーク43、プローブマーク44の設定・表示ができる。

0035

このボディマーク43、プローブマーク44によって表される撮像位置情報はネットワークインターフェイス処理部27を介して参照画像データサーバー50に送られ、参照画像データベース51においてその撮像位置情報をキイとする検索を行い、その撮像位置およびその周辺位置に該当する多数の臨床画像を読み出して、ネットワークインターフェイス処理部27を介して本体装置20にロードする。ロードされた多数の臨床画像データはグラフィックス処理部25において一覧表示形式のサムネール表示画像とされ、画像合成部24を経てモニター装置40に送られて表示される。

0036

撮像者がキーボード30などを操作してサムネール表示45のなかで参照する画像として適切と思われるものを選択すると、その選択された臨床画像が図1などに示したように参照画像42としてモニター装置40により表示される。

0037

そのため、この第4の実施形態では、自らの撮像位置情報を入力するだけで、その撮像位置に対応する画像をサムネール表示により一覧表示させることができ、そのなかから適当と思われる臨床画像を参照画像として選択・表示させることができるので、画像検索の手間が省け、比較診断のための時間を短縮することが可能となる。

0038

図5に示す第5の実施の形態では、腹部、心臓、産婦人科などの診断領域を指定すると、対応する多数の臨床画像がサムネール表示として一覧表示されるようになっている。キーボード30を操作してユーザインターフェイス処理部26を介して腹部、心臓、産婦人科などの診断領域の一つを選択する。すると、診断領域設定処理部32が、撮像パラメータやシステム設定値を組み合わせてROMなどに記憶しておいたプリセット値のうち、その領域に対応するものを読み出してきて、超音波送受信制御部21、信号処理部22、DSC処理部23などに設定する。このようにして設定された状態で診断画像41が得られて表示される。同時に、その選択された診断領域の情報が本体装置20を経て参照画像データサーバー50に送られ、参照画像データベース51においてその診断領域に含まれる撮像位置の臨床画像が検索される。検索により得られた多数の臨床画像データが本体装置20にロードされ、グラフィックス処理部25で展開されてモニター装置40によってサムネール表示45として表される。

0039

こうして表示された多数の画像のなかから撮像者が参照画像として適切と思うものを、キーボード30などの操作により選択すると、その選択された臨床画像が図1などに示したように参照画像42としてモニター装置40により表示される。

0040

この第5の実施形態では、診断領域を指定するだけでパラメータなどのプリセットができて診断画像41が得られるばかりでなく、その診断領域に包含される臨床画像の検索と、その結果得られた画像のサムネール表示45がなされるので、診断画像41と比較する参照画像42として適切なものの検索・選択がきわめて容易になる。

0041

第6の実施の形態は図6に示されており、ここでは、第5の実施形態とは逆に、現在表示中の参照画像42に対応する撮像位置情報を参照画像データサーバー50からロードして各部のパラメータなどを設定するようになっている。モニター装置40によって参照画像42が表示されているが、これは他の実施の形態で示したようにして参照画像データベース51から読み込んだものである。このようにして参照画像42がすでに表示されており、それが最適なものであると判断できたとき、キーボード30などの操作によってその表示中の参照画像42に対応する撮像位置情報を参照画像データベース51から読み出す指令を参照画像データサーバー50に送って、その読み出された情報を参照画像データサーバー50から本体装置20へとロードする。ネットワークインターフェイス処理部27を介してロードされた撮像位置情報は診断領域設定処理部32へと送られ、その撮像位置を包含する診断領域が判定される。

0042

そのため、この例では、第5の実施形態において撮像者が診断領域を指定したときと同様に、診断領域が定まるため、診断領域設定処理部32が、撮像パラメータやシステム設定値を組み合わせてROMなどに記憶しておいたプリセット値のうち、その領域に対応するものを読み出してきて、超音波送受信制御部21、信号処理部22、DSC処理部23などに設定する。このようにしてパラメータなどの設定が終了すれば、表示中の参照画像42と同じ条件下で診断画像41を得て表示することができる。

0043

第7の実施の形態では図7に示すように、参照画像データサーバー50上に構築された参照画像データベース51は臨床画像データとともに診断ガイドなどの文書ファイルをも含んでおり、第1、第3、第4および第5の実施の形態のようにして臨床画像データをロードしたとき、その画像データにリンクする診断ガイド文ファイルもまた同時に参照画像データサーバー50から本体装置20へとロードされるようになっている。ネットワークインターフェイス処理部27を介してロードされた画像データと文書ファイルはグラフィックス処理部25において展開され、画像合成部24でDSC処理部23からの診断画像データと合成され、モニター装置40へと送られる。その結果、モニター装置40では図7に示すように、診断画像41と同一画面に参照画像42だけでなく、診断ガイド46も文字情報として表示される。

0044

そのため、この第7の実施形態では、病変の診断ポイントなどが述べられた診断ガイド46を読みながら、診断画像41と参照画像42とを比較して診断を下すことができるので、より的確な診断への手助けとなる。また、診断ガイド46に超音波画像の撮像時の条件や注意点なども含ませておけば、これを読んでパラメータ等の条件を修正して再度撮像し、その撮像し直した診断画像41を表示することもできる。

0045

第8の実施の形態は図8に示されているように、本体装置20に画像表示判定処理部34が備えられていることが特徴となっている。この画像表示判定処理部34では、DSC処理部23で得られる診断画像41のデータと、グラフィックス処理部25で得られる参照画像42や診断ガイド46のグラフィックス展開後のグラフィックデータとを比較し、それらの表示が相互に重畳しないように、画像の平行移動や縮小表示などの制御をDSC処理部23やグラフィックス処理部25に対して行って、各々の表示位置や表示サイズを調整する。

0046

したがって、この第8の実施の形態では、モニター装置40によって表示される診断画像41、参照画像42、診断ガイド46等は相互に重なることがないように位置やサイズが自動調整されるので、調整の手間なしに、最適な画像比較、文書閲覧を行うことができる。とくに、診断ガイド46を表示する場合に表示情報量が多くなるため、相互に重ならないよう手動で調整するなら、かなりの手間がかかるため、有効である。

発明を実施するための最良の形態

0047

なお、上の各実施形態についての記述において、重複した説明を避けるため、同一符号が付されている構成については、先に説明した実施形態の構成と同一で動作も同じであるから、後で出てくる実施形態ではその説明を省略している。また、上記では、参照画像データベース51は参照画像データサーバー50上に構築されていると説明したが、本体装置20内のハードディスク記録装置などの記憶デバイスに構築することもできる。さらに、図2の構成と図3の構成とを組み合わせたものや、図3の構成と図6の構成とを組み合わせたものや、これらの組み合わせをさらに図4または図5の構成と組み合わせたものや、これらのすべての組み合わせに図7の構成をさらに組み合わせたものや、以上述べたすべての組み合わせまたは図1の構成に図8の構成を組み合わせたものなど、組み合わせることによって相互に矛盾しない範囲で、第1から第8の各実施形態を任意に組み合わせることができる。

図面の簡単な説明

0048

以上説明したように、この発明の超音波診断装置によれば、適切な臨床画像を参照画像として診断画像とともにモニター装置の画面に表示することができるため、両画像の比較が容易になっており、正確な診断に役立つ。さらに、これに加えて、同じ条件で撮像した診断画像と参照画像とを表示させて画像の間の厳密な比較を可能にしたり、適切な参照画像の検索を容易にしたり、撮像位置情報の入力の手間を省いたり、画像が重ならないような自動調整ができる、などの効果を得る。

図1
この発明の第1の実施の形態を示すブロック図。
図2
この発明の第2の実施の形態を示すブロック図。
図3
この発明の第3の実施の形態を示すブロック図。
図4
この発明の第4の実施の形態を示すブロック図。
図5
この発明の第5の実施の形態を示すブロック図。
図6
この発明の第6の実施の形態を示すブロック図。
図7
この発明の第7の実施の形態を示すブロック図。
図8
この発明の第8の実施の形態を示すブロック図。
【符号の説明】
10  超音波プローブ
11  被検体
20  超音波診断装置の本体装置
21  超音波送受信制御部
22  信号処理部
23  DSC処理部
24  画像合成部
25  グラフィックス処理部
26  ユーザインターフェイス処理部
27  ネットワークインターフェイス処理部
30  キーボード
31  撮像パラメータ設定処理部
32  診断領域設定処理部
33  ボディマーク処理部
34  画像表示判定処理部
40  モニター装置
41  診断画像
42  参照画像
43  ボディマーク
44  プローブマーク
45  サムネール表示
46  診断ガイド
50  参照画像データサーバー
51  参照画像データベース

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