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技術 電話端末、通話システム、インターネット端末および端末制御プログラム

出願人 ブラザー工業株式会社
発明者 加藤篤典壁谷章三桑原和浩榎本勝則大内哲也千田進高橋英彰
出願日 2002年8月7日 (18年4ヶ月経過) 出願番号 2002-229956
公開日 2004年3月4日 (16年9ヶ月経過) 公開番号 2004-072474
状態 特許登録済
技術分野 電話機の回路等 電話交換機一般 電話機の機能 電話通信サービス
主要キーワード 制御信号インターフェース シリアル伝送用 開始通知信号 GPIB 切替手順 制御伝送 入出力経路 通話開始処理
関連する未来課題
重要な関連分野

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図面 (5)

課題

周知の電話端末を利用してインターネット通話機能による音声通話を行うことのできる通話システムを提供すること。

解決手段

電話端末として機能する複合機は、送受話器類から入出力する音声信号出力先入力元音声I/Fに切り替え可能である。こうして音声I/Fに切り替えられた状態では、外部から音声I/Fを介して入出力される音声信号に基づく音声が送受話器類から入出力されるため、インターネット通話機能を有するPCにオーディオケーブル経由で音声信号を入出力可能に接続すれば、送受話器類で間接的にインターネット通話機能による音声通話が行える。また、音声I/Fに切り替えられている状態で電話回線網から着信を受けたら(s320:YES)、着信を受けた旨を報知(s330)するため、利用者はインターネット通話機能による音声通話中に電話回線網からの着信を受けたことを確認できる。

概要

背景

近年、インターネット網を介してデータ通信を行うことのできるインターネット端末が広く普及している。このようなインターネット端末の中には、インターネット網から音声信号入出力すると共に、これらの音声信号に基づく音声をインターネット端末に接続された送受話装置(例えば、ヘッドセットヘッドホンまたはイヤホンマイクとが一体化された装置)から入出力することにより音声通話を実現する機能(以降、インターネット通話機能とする)を有するものがある。

概要

周知の電話端末を利用してインターネット通話機能による音声通話を行うことのできる通話システムを提供すること。電話端末として機能する複合機は、送受話器類から入出力する音声信号の出力先入力元を音声I/Fに切り替え可能である。こうして音声I/Fに切り替えられた状態では、外部から音声I/Fを介して入出力される音声信号に基づく音声が送受話器類から入出力されるため、インターネット通話機能を有するPCにオーディオケーブル経由で音声信号を入出力可能に接続すれば、送受話器類で間接的にインターネット通話機能による音声通話が行える。また、音声I/Fに切り替えられている状態で電話回線網から着信を受けたら(s320:YES)、着信を受けた旨を報知(s330)するため、利用者はインターネット通話機能による音声通話中に電話回線網からの着信を受けたことを確認できる。

目的

本発明は、周知の電話端末を利用してインターネット通話機能による音声通話を行うことのできる電話端末および通話システムを提供する

効果

実績

技術文献被引用数
1件
牽制数
0件

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請求項1

電話回線網経由で伝送される音声信号に基づく音声送受話器から入出力することにより音声通話を実現する電話端末であって、外部と音声信号を入出力可能な音声入出力経路と、利用者の操作を受けて、送受話器から入力される音声に基づく音声信号の出力先、および、送受話器から音声として出力する音声信号の入力元を、前記音声入出力経路に切り替え切替手段と、該切替手段により音声信号の出力先および入力元が前記音声入出力経路に切り替えられている状態で電話回線網からの着信を受けた場合に、電話回線網からの着信を受けた旨を報知する第1報知手段とを備えていることを特徴とする電話端末。

請求項2

前記第1報知手段は、電話回線網からの着信を受けた旨を示す音声を送受話器から出力させることを特徴とする請求項1に記載の電話端末。

請求項3

インターネット網経由で伝送される音声信号を入出力可能なインターネット通話機能を有するインターネット端末が、音声信号を伝送可能な音声伝送経路を介して接続された端末装置から音声信号に基づく音声を出力させることにより音声通話を実現するように構成された通話システムであって、前記端末装置として、請求項1または請求項2に記載の電話端末が利用されていることを特徴とする通話システム。

請求項4

インターネット網経由で伝送される音声信号を入出力可能なインターネット通話機能を有するインターネット端末と、電話回線網経由で伝送される音声信号に基づく音声を送受話器から入出力することにより音声通話を実現する電話端末とが、音声信号を伝送可能な音声伝送経路および制御信号を伝送可能な制御伝送経路を介して接続されてなる通話システムであって、前記インターネット端末は、前記音声伝送経路を介して前記電話端末と音声信号を入出力可能なインターネット端末側音声入出力経路と、前記制御伝送経路を介して前記電話端末へ制御信号を出力可能なインターネット端末側制御出力経路と、前記インターネット通話機能による音声通話が開始された際に、該音声通話が開始されたことを通知するための制御信号である通知信号を、前記インターネット端末側制御出力経路および前記制御伝送経路を介して前記電話端末へ出力する通知信号出力手段を備えており、前記電話端末は、前記音声伝送経路を介して前記インターネット端末と音声信号を入出力可能な電話端末側音声入出力経路と、前記制御伝送経路を介して前記インターネット端末から制御信号を入力可能な電話端末側制御入力経路と、利用者の操作を受けて、送受話器から入力される音声に基づく音声信号の出力先、および、送受話器から音声として出力する音声信号の入力元を、電話回線網または前記電話端末側音声入出力経路に切り替える切替手段と、該切替手段により音声信号の出力先および入力元が電話回線網に切り替えられている状態で、前記制御伝送経路および前記電話端末側制御入力経路を介して前記インターネット端末から前記通知信号を入力した場合に、前記インターネット通話機能による音声通話が開始された旨を報知する第2報知手段とを備えていることを特徴とする通話システム。

請求項5

前記電話端末の備える前記第2報知手段は、前記インターネット通話機能による音声通話が開始された旨を示す音声を送受話器から出力させることを特徴とする請求項4に記載の通話システム。

請求項6

インターネット網経由で伝送される音声信号を入出力可能なインターネット通話機能を有するインターネット端末であって、音声信号を伝送可能な音声伝送経路を介して外部と音声信号を入出力可能な音声入出力経路と、制御信号を伝送可能な制御伝送経路を介して外部へ制御信号を出力可能な制御出力経路と、前記インターネット通話機能による音声通話が開始された際に、該音声通話が開始されたことを通知するための制御信号である通知信号を、前記制御出力経路を介して前記制御伝送経路に出力する通知信号出力手段を備えていることを特徴とするインターネット端末。

請求項7

電話回線網経由で伝送される音声信号に基づく音声を送受話器から入出力することにより音声通話を実現する電話端末を制御するための各種手順を、コンピュータシステムにより実行させるための端末制御プログラムであって、送受話器から入力される音声に基づく音声信号の出力先、および、送受話器から音声として出力する音声信号の入力元を、外部と音声信号を入出力可能な音声入出力経路に切り替える切替手順と、該切替手順において音声信号の出力先および入力元が前記音声入出力経路に切り替えられている状態で電話回線網からの着信を受けた場合に、電話回線網からの着信を受けた旨を報知する第1報知手順とが、含まれていることを特徴とする端末制御プログラム。

請求項8

電話回線網経由で伝送される音声信号に基づく音声を送受話器から入出力することにより音声通話を実現する電話端末を制御するための各種手順を、コンピュータシステムにより実行させるための端末制御プログラムであって、送受話器から入力される音声に基づく音声信号の出力先、および、送受話器から音声として出力する音声信号の入力元を、電話回線網または外部と音声信号を入出力可能な音声入出力経路に切り替える切替手順と、該切替手順において音声信号の出力先および入力元が電話回線網に切り替えられている状態で、外部から制御信号を入力可能な制御入力経路経由で所定の制御信号を入力した場合に、該制御信号で示される内容を報知する第2報知手順とが、含まれていることを特徴とする端末制御プログラム。

請求項9

インターネット網経由で伝送される音声信号を入出力可能なインターネット通話機能を有するインターネット端末を制御するための各種手順を、コンピュータシステムに実行させるための端末制御プログラムであって、前記インターネット通話機能による音声通話が開始された際に、該音声通話が開始されたことを通知するための制御信号である通知信号を、制御信号を伝送可能な制御伝送経路から出力させる通知信号出力手順が、含まれていることを特徴とする端末制御プログラム。

技術分野

0001

本発明は、電話回線網経由で伝送される音声信号に基づく音声送受話器から入出力することにより音声通話を実現する電話端末に関する。

0002

近年、インターネット網を介してデータ通信を行うことのできるインターネット端末が広く普及している。このようなインターネット端末の中には、インターネット網から音声信号を入出力すると共に、これらの音声信号に基づく音声をインターネット端末に接続された送受話装置(例えば、ヘッドセットヘッドホンまたはイヤホンマイクとが一体化された装置)から入出力することにより音声通話を実現する機能(以降、インターネット通話機能とする)を有するものがある。

背景技術

0003

このようなインターネット端末において、インターネット網から入出力する音声信号に基づく音声は、インターネット端末の備えるスピーカおよびマイクから入出力させることもできるが、スピーカおよびマイクの設置位置によっては、スピーカから出力される音声が聞き取り難くなったり、マイクから入力される音声の音量が小さくなったりして、良好に音声通話が行えないことがある。そのため、インターネット通話機能により音声通話を行う際には、インターネット端末に接続された送受話装置を使用することが一般的になっている。

0004

しかし、このような送受話装置は、インターネット通話機能により音声通話を行うために使用される専用の装置であるため、インターネット通話機能により音声通話を行う以外の用途で使用することができなかった。

0005

そこで、インターネット通話機能を利用するための装置として、他の用途で利用される装置を流用することができれば、インターネット通話機能により音声通話を行うために専用の装置を用意する必要が無くなるため好適である。
ここで、インターネット通話機能のために利用する装置としては、例えば、電話回線網経由で伝送される音声信号に基づく音声を送受話器から入出力することにより音声通話を実現することができる周知の電話端末などが考えられる。このような電話端末であれば、インターネット通話機能を利用しないときには、通常の電話端末として使用することができる。

0006

しかし、従来、周知の電話端末を利用してインターネット通話機能による音声通話を行うといったことは行われておらず、このようなことを行うための技術が要望されていた。
本発明は、周知の電話端末を利用してインターネット通話機能による音声通話を行うことのできる電話端末および通話システムを提供すること、また、これらにおいて利用可能な端末制御プログラムを提供することを目的とする。

0007

【課題を解決するための手段および発明の効果】
上記問題を解決するため請求項1に記載の電話端末は、
電話回線網経由で伝送される音声信号に基づく音声を送受話器から入出力することにより音声通話を実現する電話端末であって、
外部と音声信号を入出力可能な音声入出力経路と、
利用者の操作を受けて、送受話器から入力される音声に基づく音声信号の出力先、および、送受話器から音声として出力する音声信号の入力元を、前記音声入出力経路に切り替え切替手段と、
該切替手段により音声信号の出力先および入力元が前記音声入出力経路に切り替えられている状態で電話回線網からの着信を受けた場合に、電話回線網からの着信を受けた旨を報知する第1報知手段とを備えている、ことを特徴とする。

0008

このように構成された電話端末によれば、切替手段によって、送受話器から入力される音声に基づく音声信号の出力先、および、送受話器から音声として出力する音声信号の入力元を、外部からの音声信号の入力および外部への音声信号の出力が可能な音声入出力経路に切り替えることができる。

0009

このように、音声信号の入力元および出力先が音声入出力経路に切り替えられた状態においては、外部から音声入出力経路を介して入力される音声信号に基づく音声が送受話器から出力され、また、送受話器から入力される音声に基づく音声信号が音声入出力経路を介して外部に出力される。

0010

そのため、インターネット網から入出力する音声信号に基づく音声通話を実現する機能(以降、インターネット通話機能とする)を有するインターネット端末に、本電話端末を音声入出力経路経由で音声信号を入出力可能に接続することによって、本電話端末の送受話器で間接的にインターネット通話機能による音声通話を行うことができる。

0011

さらに、音声信号の入力元および出力先が音声入出力経路に切り替えられている状態で電話回線網からの着信を受けた場合、第1報知手段によって、電話回線網からの着信を受けた旨を報知することができる。ここで、「音声信号の入力元および出力先が音声入出力経路に切り替えられている状態」とは、送受話器で間接的にインターネット通話機能による音声通話を行うことができる状態であるため、利用者は、インターネット通話機能による音声通話を行っている最中に電話回線網からの着信を受けたとき、第1報知手段による報知で電話回線網から着信を受けた旨を確認できる。

0012

こうして、着信を受けた旨を確認した利用者は、切替手段により音声信号の入力元および出力先を電話回線網に切り替え直させることによって、電話回線網からの着信に応答することができる。また、再度、切替手段により音声信号の入力元および出力先を音声入出力経路に切り替えさせることによって、インターネット通話機能による音声通話を再開することができる。このように、本電話端末では、電話回線網を介した通常の音声通話において電話局側から提供されるサービスの一つである割込通話サービス(いわゆるキャッチホン登録商標)サービス)と同様の機能を、電話端末自身の機能で実現することができる。

0013

ここで、割込通話サービスとは、音声通話中の電話端末に対して別の着信が発生した際に、着信が発生した旨を通知するための音声信号を電話局側から着信の発生した電話端末に出力すると共に、この電話端末の通話相手を、始めに音声通話中だった第1電話端末から別の着信の着信元である第2電話端末へ切り替えたり、第2電話端末から第1電話端末に切り替えることができるようにするサービスである。

0014

なお、上述の第1報知手段が着信を受けた旨を報知するための構成としては、例えば、表示装置などに着信を受けた旨のメッセージを表示させたり、特定の動作を行う機械的な仕組み(例えば、モータからなるバイブレータなど)を作動させるように構成すればよい。

0015

また、第1報知手段が着信を受けた旨を報知するための別の構成としては、請求項2に記載のように、
前記第1報知手段は、電話回線網からの着信を受けた旨を示す音声を送受話器から出力させる、ように構成してもよい。

0016

このように構成された電話端末によれば、第1報知手段が着信を受けた旨を示す音声を送受話器から出力させるため、送受話器による間接的なインターネット通話機能による音声通話を行っている利用者が第1報知手段による報知に気付きやすく、電話回線網からの着信に対応し忘れるといったことを防止できる。

0017

なお、上述の切替手段が音声信号の出力先および入力元を音声入出力経路に切り替える際の契機となる「利用者の操作」について、その具体的な操作内容は特に限定されないが、例えば、音声入出力経路への切り替えを行うための専用の操作部(例えば、スイッチなど)を設け、この操作部が操作される、といった操作内容を考えることができる。また、「利用者の操作」の具体的な操作内容としては、音声入出力経路への切り替えを行うための特定の操作手順を設定しておき、この操作手順に従った操作が行われる、といった操作内容を考えることもできる。ここで、操作手順としては、例えば、特定の操作ボタン長押し(一定時間押し続ける)したり、複数の操作ボタンを特定の順番で操作したり、といったことである。

0018

また、請求項3に記載の通話システムは、
インターネット網経由で伝送される音声信号を入出力可能なインターネット通話機能を有するインターネット端末が、音声信号を伝送可能な音声伝送経路を介して接続された端末装置から音声信号に基づく音声を出力させることにより音声通話を実現するように構成された通話システムであって、
前記端末装置として、請求項1または請求項2に記載の電話端末が利用されている、ことを特徴とする。

0019

このように構成された通話システムによれば、インターネット端末と請求項1または請求項2に記載の電話端末とが音声信号を入出力可能に接続されているため、電話端末の送受話器で間接的にインターネット通話機能による音声通話を行うことができる。さらに、電話端末において、電話回線網を介した通常の音声通話において電話局側から提供されるサービスの一つである割込通話サービスと同様の機能を、電話端末自身の機能で実現することができる。特に、インターネット端末に接続される端末装置として、請求項2に記載の電話端末を利用すれば、送受話器による間接的なインターネット通話機能による音声通話を行っている利用者が第1報知手段による報知に気付きやすく、電話回線網からの着信に対応し忘れるといったことを防止できる。

0020

また、請求項4に記載の通話システムは、
インターネット網経由で伝送される音声信号を入出力可能なインターネット通話機能を有するインターネット端末と、電話回線網経由で伝送される音声信号に基づく音声を送受話器から入出力することにより音声通話を実現する電話端末とが、音声信号を伝送可能な音声伝送経路および制御信号を伝送可能な制御伝送経路を介して接続されてなる通話システムであって、
前記インターネット端末は、
前記音声伝送経路を介して前記電話端末と音声信号を入出力可能なインターネット端末側音声入出力経路と、
前記制御伝送経路を介して前記電話端末へ制御信号を出力可能なインターネット端末側制御出力経路と、
前記インターネット通話機能による音声通話が開始された際に、該音声通話が開始されたことを通知するための制御信号である通知信号を、前記インターネット端末側制御出力経路および前記制御伝送経路を介して前記電話端末へ出力する通知信号出力手段を備えており、
前記電話端末は、
前記音声伝送経路を介して前記インターネット端末と音声信号を入出力可能な電話端末側音声入出力経路と、
前記制御伝送経路を介して前記インターネット端末から制御信号を入力可能な電話端末側制御入力経路と、
利用者の操作を受けて、送受話器から入力される音声に基づく音声信号の出力先、および、送受話器から音声として出力する音声信号の入力元を、電話回線網または前記電話端末側音声入出力経路に切り替える切替手段と、
該切替手段により音声信号の出力先および入力元が電話回線網に切り替えられている状態で、前記制御伝送経路および前記電話端末側制御入力経路を介して前記インターネット端末から前記通知信号を入力した場合に、前記インターネット通話機能による音声通話が開始された旨を報知する第2報知手段とを備えている、ことを特徴とする。

0021

このように構成された通話システムによれば、電話端末の切替手段が、送受話器から入力される音声に基づく音声信号の出力先、および、送受話器から音声として出力される音声信号の入力元を、電話端末側音声入出力経路に切り替えることができる。

0022

こうして、音声信号の入力元および出力先が電話端末側音声入出力経路に切り替えられた状態において電話端末は、音声伝送経路および電話端末側音声入出力経路経由でインターネット端末から入出力される音声信号に基づく音声を送受話器から出力し、また、送受話器から入力される音声に基づく音声信号を電話端末側音声入出力経路および音声伝送経路経由でインターネット端末に出力する。これによって、電話端末の送受話器で間接的にインターネット通話機能による音声通話を行うことができる。

0023

また、インターネット端末は、インターネット通話機能による音声通話が開始された際、この音声通話が開始されたことを通知するための制御信号である通知信号を、通知信号出力手段によりインターネット端末側制御出力経路および制御伝送経路経由で電話端末へ出力する。この通知信号を制御伝送経路および電話端末側制御入力経路経由で入力した電話端末は、音声信号の出力先および入力元が電話回線網に切り替えられている状態であれば、第2報知手段によりインターネット通話機能による音声通話が開始された旨を報知する。ここで、「音声信号の出力先および入力元が電話回線網に切り替えられている状態」とは、電話回線網を介した通常の音声通話が行われている状態であるため、利用者は、通常の音声通話を行っている最中に、インターネット通話機能による音声通話が開始されたときに、第2報知手段による報知でインターネット通話機能による音声通話が開始された旨を確認できる。

0024

こうして、インターネット通話機能による音声通話が開始された旨を確認した利用者は、切替手段により音声信号の入力元および出力先を電話端末が音声入出力経路に切り替えさせることによって、インターネット通話機能による音声通話に対応することができる。また、再度、切替手段により音声信号の入力元および出力先を電話回線網に切り替え直させることによって、電話回線網を介した通常の音声通話を再開することができる。このように、本電話端末では、請求項1と同様に、電話回線網を介した通常の音声通話において電話局側から提供されるサービスの一つである割込通話サービスと同様の機能を、インターネット端末および電話端末の機能で実現することができる。

0025

なお、上述の第2報知手段が音声通話の開始を報知するための構成としては、例えば、表示装置などに音声通話が開始された旨のメッセージを表示させたり、特定の動作を行う機械的な仕組み(例えば、モータからなるバイブレータなど)を作動させるように構成すればよい。

0026

また、第2報知手段が音声通話の開始を報知するための別の構成としては、請求項5に記載のように、
前記電話端末の備える前記第2報知手段は、前記インターネット通話機能による音声通話が開始された旨を示す音声を送受話器から出力させる、ように構成してもよい。

0027

このように構成された通話システムによれば、電話端末の第2報知手段が音声通話の開始を示す音声を送受話器から出力させるため、電話回線網を介した通常の音声通話を行っている利用者が第2報知手段による報知に気付きやすく、インターネット通話機能における音声通話に対応し忘れるといったことを防止できる。

0028

なお、電話端末の備える切替手段が音声信号の出力先および入力元を音声入出力経路に切り替える際の契機となる「利用者の操作」については、請求項1と同様に、例えば、音声入出力経路への切り替えを行うための専用の操作部(例えば、スイッチなど)を設け、この操作部が操作される、といった操作内容や、音声入出力経路への切り替えを行うための特定の操作手順を設定しておき、この操作手順に従った操作が行われる、といった操作内容を考えることができる。

0029

また、請求項3から請求項5のいずれかに記載の通話システムは、電話端末が、切替手段により音声信号の出力先および入力元が電話端末側音声入出力経路に切り替えられている状態で電話回線網からの着信を受けた場合に電話回線網からの着信を受けた旨を報知する第1報知手段を備えていてもよい。

0030

このように構成すれば、請求項1と同様に、利用者は、インターネット通話機能による音声通話を行っている最中に電話回線網からの着信を受けたとき、第1報知手段による報知で電話回線網からの着信を受けた旨を確認できる。
また、請求項6に記載のインターネット端末は、
インターネット網経由で伝送される音声信号を入出力可能なインターネット通話機能を有するインターネット端末であって、
音声信号を伝送可能な音声伝送経路を介して外部と音声信号を入出力可能な音声入出力経路と、
制御信号を伝送可能な制御伝送経路を介して外部へ制御信号を出力可能な制御出力経路と、
前記インターネット通話機能による音声通話が開始された際に、該音声通話が開始されたことを通知するための制御信号である通知信号を、前記制御出力経路を介して前記制御伝送経路に出力する通知信号出力手段を備えている、ことを特徴とする。

0031

このように構成されたインターネット端末によれば、請求項3から請求項5のいずれかに記載の通話システムの一部を構成することができるため、このインターネット端末を一部構成とした通話システムは、請求項3または請求項4に記載の通話システムと同様の作用・効果を得ることができる。

0032

また、請求項7に記載の端末制御プログラムは、
電話回線網経由で伝送される音声信号に基づく音声を送受話器から入出力することにより音声通話を実現する電話端末を制御するための各種手順を、コンピュータシステムにより実行させるための端末制御プログラムであって、
送受話器から入力される音声に基づく音声信号の出力先、および、送受話器から音声として出力する音声信号の入力元を、外部と音声信号を入出力可能な音声入出力経路に切り替える切替手順と、
該切替手順において音声信号の出力先および入力元が前記音声入出力経路に切り替えられている状態で電話回線網からの着信を受けた場合に、電話回線網からの着信を受けた旨を報知する第1報知手順とが含まれている、ことを特徴とする。

0033

このようなプログラムにより電話端末を制御するコンピュータシステムは、請求項1に記載の電話端末の一部を構成することができるため、このコンピュータシステムを一部構成とした電話端末は、請求項1に記載の電話端末と同様の作用・効果を得ることができる。

0034

また、この端末制御プログラムを、第1報知手順において、電話回線網からの着信を受けた旨を示す音声を送受話器から出力させる、プログラムとしてもよい。
このようなプログラムにより電話端末を制御するコンピュータシステムは、請求項2に記載の電話端末の一部を構成することができるため、このコンピュータシステムを一部構成とした電話端末は、請求項2に記載の電話端末と同様の作用・効果を得ることができる。

0035

また、請求項8に記載の端末制御プログラムは、
電話回線網経由で伝送される音声信号に基づく音声を送受話器から入出力することにより音声通話を実現する電話端末を制御するための各種手順を、コンピュータシステムにより実行させるための端末制御プログラムであって、
送受話器から入力される音声に基づく音声信号の出力先、および、送受話器から音声として出力する音声信号の入力元を、電話回線網または外部と音声信号を入出力可能な音声入出力経路に切り替える切替手順と、
該切替手順において音声信号の出力先および入力元が電話回線網に切り替えられている状態で、外部から制御信号を入力可能な制御入力経路経由で所定の制御信号を入力した場合に、該制御信号で示される内容を報知する第2報知手順とが、含まれている、ことを特徴とする。

0036

このようなプログラムにより電話端末を制御するコンピュータシステムは、請求項4に記載の通話システムの一部(電話端末)を構成することができるため、このコンピュータシステムを一部構成とした通話システムは、請求項4に記載の通話システムと同様の作用・効果を得ることができる。

0037

また、この端末制御プログラムを、第2報知手順において、インターネット通話機能による音声通話が開始された旨を示す音声を送受話器から出力させる、プログラムとしてもよい。
このようなプログラムにより電話端末を制御するコンピュータシステムは、請求項5に記載の通話システムの一部(電話端末)を構成することができるため、このコンピュータシステムを一部構成とした通話システムは、請求項5に記載の通話システムと同様の作用・効果を得ることができる。

0038

なお、請求項7または請求項8に記載の端末制御プログラムは、例えば、FDCD−ROMなどの記録媒体インターネットなどの通信回線網を介して、電話端末自身、コンピュータシステム、または、これらを利用する利用者に提供されるものである。また、これらの端末制御プログラムを実行するコンピュータシステムとしては、例えば、電話端末に内蔵されたコンピュータシステム、電話端末に無線または有線通信路を介してデータ通信可能に接続されたコンピュータシステムなどを利用することができる。

0039

また、請求項9に記載の端末制御プログラムは、
インターネット網経由で伝送される音声信号を入出力可能なインターネット通話機能を有するインターネット端末を制御するための各種手順を、コンピュータシステムに実行させるための端末制御プログラムであって、
前記インターネット通話機能による音声通話が開始された際に、該音声通話が開始されたことを通知するための制御信号である通知信号を、制御信号を伝送可能な制御伝送経路から出力させる通知信号出力手順が、含まれている、ことを特徴とする。

0040

このようなプログラムによりインターネット端末を制御するコンピュータシステムは、請求項4に記載の通話システムの一部(インターネット端末)を構成することができるため、このコンピュータシステムを一部構成とした通話システムは、請求項4に記載の通話システムと同様の作用・効果を得ることができる。

発明が解決しようとする課題

0041

なお、請求項9に記載の端末制御プログラムは、例えば、FD、CD−ROMなどの記録媒体、インターネットなどの通信回線網を介して、インターネット端末自身、コンピュータシステム、これらを利用する利用者に提供されるものである。また、この端末制御プログラムを実行するコンピュータシステムとしては、例えば、インターネット端末に内蔵されたコンピュータシステム、インターネット端末に無線または有線の通信路を介してデータ通信可能に接続されたコンピュータシステムなどを利用することができる。

0042

次に本発明の実施の形態について例を挙げて説明する。
通話システム1は、図1に示すように、電話回線網100経由で伝送される音声信号に基づく音声通話を行う機能を有する複合機10と、インターネット網200経由でデータ通信可能なパーソナルコンピュータ(以降、PCとする)20とが、音声信号を伝送可能なオーディオケーブル300、制御信号を伝送可能なUSB(Universal Serial Bus)ケーブル400それぞれを介して接続されてなるものである。

0043

複合機10は、複合機10全体の動作を制御する制御部11、音声信号に基づく音声の再生および音声信号の記録を行う録再部12、ユーザインターフェース部(以降、ユーザI/Fとする)13、複合機10本体から取り外した状態で使用する送受話器であるハンドセット14、音声を入出力する音声入出力部15、無線通信用無線通信部16、電話回線網100経由で伝送される音声信号を入出力するNCU(network control unit)17、オーディオケーブル300経由で伝送される音声信号を入出力する音声信号インターフェース部(以降、音声I/Fとする)18aおよびUSBケーブル400経由で伝送される制御信号を入出力する制御信号インターフェース部(以降、制御I/Fとする)18bからなる外部インターフェース部18、複合機10内部における音声信号の伝送経路を切り替える経路切替部19、複合機10本体(無線通信部16)との間で無線通信を行う無線通話用の子機端末30などを備えている。

0044

これらのうち、録再部12は、あらかじめ記録された各種音声信号に基づく音声を再生するメッセージ録再部12aと、留守録によるメッセージを音声信号として記録するメッセージ録音部12bとからなり、メッセージ録再部12aには、着信を受けた際に利用される呼出音、音声通話を保留する際に利用される保留音留守録機能によりメッセージの録音を開始する旨を示す留守録メッセージ、後述するインターネット通話処理図3参照)および通常通話処理(図4参照)において利用される「割込音」などの音声信号が記録されている。

0045

また、ユーザI/F13は、複数のキーで構成される操作キー13aおよび各種情報を表示する表示パネル13bからなり、操作キー13aは、複数の数字キー、音声通話の保留を開始・終了するための保留キー、外部との音声信号の入出力に利用する伝送経路をNCU17から音声I/F18aに切り替えるための切替キー、音声通話を開始するための外線キー、音声通話を終了するための切キーなどで構成される。

0046

また、音声入出力部15は、スピーカ15a、マイク15bおよびこれらを駆動する駆動回路15cで構成され、スピーカ15aから各種音声信号に基づく音声を出力する以外に、スピーカ15aおよびマイク15bを送受話器として音声通話(ハンズフリー通話)を行うために使用することもできる。

0047

また、無線通信部16は、子機端末30との間で音声信号を含めた各種信号を無線通信で送受信することにより無線通話を実現する。
また、経路切替部19は、制御部11の指令を受けて、複合機10外部との音声信号の入出力に使用する伝送経路を、NCU17または音声I/F18aのいずれかに切り替える。なお、この伝送経路は、初期状態においてNCU17に切り替えられている。

0048

また、この経路切替部19は、送受話器として機能する各構成(ハンドセット14、音声入出力部15、子機端末30(無線通信部16)のいずれか;以降、送受話器類とする)により通話を開始するための操作(以降、オフフック操作とする)が行われた場合に、外部から入力される音声信号の伝送先および外部へ出力する音声信号の伝送元を、いずれかの送受話器類に設定する。具体的には、ハンドセット14が複合機10本体から取り外された場合はハンドセット14に設定され、ユーザI/F13の操作キー13aにより外線キーが押下された場合は音声入出力部15に設定され、子機端末30により通話を開始するための操作(後述の操作キー33を構成する外線キーによる)が行われた場合には無線通信部16に設定される。一方、送受話器類により通話を終了するための操作(以降、オンフック操作とする)が行われた場合には、いずれかの送受話器類に設定された音声信号の伝送先および伝送元を解除する。具体的には、ハンドセット14が複合機10本体に戻された場合、ユーザI/F13の操作キー13aにより切キーが押下された場合、または、子機端末30により通話を終了するための操作(後述の操作キー33を構成する切キーによる)が行われた場合に、音声信号の伝送先および伝送元が解除される。

0049

また、この経路切替部19は、電話回線網100からの着信を受けた以降、所定時間内にオフフック操作が行われない場合、制御部11の指令を受けて、音声信号の伝送先および伝送元を録再部12に設定する。なお、こうして伝送先および伝送元が録再部12に設定された後、録再部12は、制御部11からの指令を受けてメッセージ録再部12aに記録されている留守録メッセージを再生し、これによって、留守録メッセージの音声信号が電話回線網100経由で着信元へ向けて出力される。そして、この音声信号が出力された後、着信元から電話回線網100を介して入力される音声信号をメッセージ録音部12bにより記録するように構成されている。

0050

また、子機端末30は、子機端末30全体の動作を制御する制御部31、スピーカとマイクおよびこれらを駆動する駆動回路からなる送受話部32、複数のキーで構成される操作キー33、各種情報を表示する表示パネル34、あらかじめ記録された各種音声信号に基づく音声を再生する再生部35、スピーカおよびスピーカを駆動する駆動回路からなり再生部35で再生された音声を出力するスピーカ部36、複合機10本体(の無線通信部16)との間で音声信号を含めた各種信号を無線通信により送受信する無線通信部37などを備えている。この子機端末30の備える操作キー33は、複数の数字キー、音声通話を開始するための外線キー、音声通話を終了するための切キー、音声通話の保留を開始・終了するための保留キーなどで構成される。また、再生部35には、着信を受けた際に利用される呼出音、音声通話を保留する際に利用される保留音、後述するインターネット通話処理(図3参照)および通常通話処理(図4参照)において利用される「割込音」などの音声信号が記録されている。

0051

PC20は、PC20全体の動作を制御する制御部21、各種情報を記憶する記憶部22、PC20をインターネット網200に接続するための通信部23、オーディオケーブル300を介して音声信号を入出力する音声信号インターフェース部(以降、音声I/Fとする)24aおよびUSBケーブル400を介して制御信号を入出力する制御信号インターフェース部(以降、制御I/Fとする)24bからなる外部インターフェース部24、キーボードおよびマウスなどからなる操作部25、ディスプレイ26などを備えている。

0052

また、このPC20には、インターネット網200経由で伝送される音声信号に基づく音声通話を実現する機能(以降、インターネット通話機能とする)を有している。このインターネット通話機能は、記憶部22に組み込まれたアプリケーションソフト(以降、通話用ソフトとする)で示される手順に従って以下に示す通話開始処理、送受話処理および通話終了処理を実行することにより実現される機能である。

0053

まず、通話開始処理は、インターネット網200を介してデータ通信可能な他のPCのうち、同じ通話用ソフトが組み込まれたPCとのコネクション確立論理的な通信路の接続)することによって、このPCとのデータ通信を開始するための処理である。この通話開始処理は、通話用ソフトが起動した状態で操作部25により相手側のPCを指定する操作が行われた際に実行される。なお、通話用ソフトは、この通話開始処理が行われて、インターネット通話機能による音声通話が開始された以降、通話終了処理が行われてインターネット通話機能による音声通話が終了されるまでの間、音声通話が開始されたことを通知するための制御信号である通知信号を、音声I/F24aおよびUSBケーブル400を介して複合機10へ出力し続けるように構成されている。

0054

また、送受話処理は、音声信号に基づいてパケット単位のデータを生成し、このデータを通信部23およびインターネット網200経由で、コネクション確立中のPCへ送信すると共に、インターネット網200および通信部23経由でコネクション確立中のPCから送信されてきたパケット単位のデータに基づいて音声信号を生成する処理である。本実施形態においては、オーディオケーブル300および音声I/F24a経由で複合機10から入力される音声信号に基づきパケット単位のデータが生成され、このデータがインターネット網200に出力される。また、パケット単位のデータに基づいて生成された音声信号は音声I/F24aおよびオーディオケーブル300経由で複合機10に出力される。この送受話処理は、通話開始処理が実行された後、通話終了処理が実行されるまで繰り返し実行される処理であり、これによって、PC20(に接続された複合機10)とインターネット網200を介して接続されたPCとの間で音声通話が実現される。

0055

そして、通話終了処理は、コネクション確立中のPCとのコネクションを解放(論理的な通信路の切断)することによって、インターネット通話機能の利用を終了する処理である。この通話終了処理は、操作部25により通話相手として別のPCを指定する操作や、通話用ソフトを終了させるための操作が行われた際に実行される。なお、通話用ソフトは、通話用ソフト自身を終了させる操作が行われた際に、この通話用ソフトの組み込まれたPCからコネクション確立中のPCへ、コネクションの解放を通知するための解放信号を送信させるように構成されており、PC20は、この解放信号を受信した場合にも通話終了処理を実行する。

0056

なお、詳細な説明は省略するが、このPC20の通信部23からインターネット網200までに至る通信経路のうち一部の区間(利用者側から電話局側までの区間)には、複合機10のNCU17から電話回線網100に至る区間を接続する電話回線が併用されている。この区間においては、ADSL(asymmetric digitalsubscriber line)技術によって、電話回線網100を介して伝送される音声信号と、インターネット網200を介して伝送されるデータとが重畳された状態で伝送される。

0057

[複合機10の制御部11による処理手順
以下に、複合機10が起動(電源ON)してから、停止(電源OFF)するまでの間に、この複合機10の備える制御部11が実行する処理手順を図2に基づいて説明する。

0058

まず、制御部11は、音声通話中かどうかをチェックする(s110)。この処理においては、NCU17および音声I/F18aからの音声信号の入力状態がチェックされ、NCU17および音声I/F18aのいずれか一方から音声信号が入力されているかがチェックされることによって、電話回線網100を介した通常の音声通話またはインターネット通話機能による音声通話のいずれかが行われているかどうかがチェックされる。

0059

このs110の処理で音声通話が行われていない場合(s110:NO)、制御部11は、ユーザI/F13の操作キー13aまたは子機端末30の操作キー33が操作されたかどうかをチェックする(s120)。なお、子機端末30は、操作キー33が操作された際、操作内容を示す各種コマンドを無線通信部37によって複合機10に送信するように構成されており、このコマンドを受信した制御部11は、コマンドに基づいて、子機端末30の操作キー33が操作されたことの検出および操作内容の特定が可能である。

0060

このs120の処理で、操作キー13a、33による操作が行われていない場合(s120:NO)、s110の処理へ戻る。
一方、s120の処理で、操作キー13a、33による操作が行われた場合(s120:YES)、ここでの操作内容が、発呼操作であれば(s130:YES)、発呼処理を行う(s140)。ここで、「発呼操作」とは、オフフック操作の後、操作キー13a、33を構成する数字キーで電話番号を指定する操作である。また、発呼処理とは、発呼操作により指定された電話番号の通話相手を呼び出す処理である。

0061

次に、制御部11は、通話相手側が応答したかどうかをチェックする(s150)。
このs150の処理で通話相手側が応答しない場合(s150:NO)、制御部11は、オンフック操作が行われなければ(s160:NO)、s150の処理へ戻る。

0062

こうして、s150の処理で通話相手が応答した場合(s150:YES)、および、s160の処理でオンフック操作が行われたら(s160:YES)、s110の処理へ戻る。なお、s150の処理で通話相手側が応答した場合には、電話回線網100を介した通常の音声通話が行われている状態となる。

0063

また、s120の処理における操作内容が、切替操作であれば(s130:NO)、制御部11は、外部との音声信号の入出力に利用する伝送経路をNCU17から音声I/F18aに切り替えさせる(s170)。ここで、「切替操作」とは、伝送経路を音声I/F18aに切り替えることによって、オーディオケーブル300および音声I/F18aを介してPC20から入出力される音声信号に基づく音声を送受話器類から入出力可能な状態とするための操作である。なお、この状態は、PC20側でインターネット通話機能の利用が開始されている場合に、複合機10の備える送受話器類により間接的にインターネット通話機能による音声通話を行うことができる状態である。この「切替操作」の具体的な操作内容としては、ユーザI/F13の操作キー13aを構成する切替キーを押下する、または、子機端末30の操作キー33を構成する数字の「5」キーを長押しする、といった操作が、「切替操作」として設定されている。そして、この「切替操作」が行われた後、伝送経路を音声I/F18aに切り替えるための制御信号が経路切替部19に出力され、この制御信号を入力した経路切替部19が伝送経路をNCU17から音声I/F18aに切り替える。

0064

こうして、s170の処理を終えた後、s110の処理へ戻る。なお、s170の処理で伝送経路が音声I/F18aに切り替えられた場合、送受話器類による間接的なインターネット通話機能による音声通話を行うことができる状態となる。

0065

また、s110の処理で、音声通話が行われている場合(s110:YES)、この音声通話が送受話器類での間接的なインターネット通話機能による音声通話であれば(s180:YES)、制御部11は、インターネット通話処理を行う(s190)。このインターネット通話処理は、送受話器類での間接的なインターネット通話機能による音声通話が行われている状態から、電話回線網100を介した通常の音声通話が行われる状態に切り替えたり、再度、インターネット通話機能による音声通話が行われる状態に切り替え直すための処理である。なお、このインターネット通話処理の詳細な処理手順は、後述する[複合機10の制御部11によるインターネット通話処理](図3)において説明する。

0066

一方、s110の処理で行われている音声通が電話回線網100を介した通常の音声通話であれば(s180:NO)、制御部11は、通常通話処理を行う(s200)。この通常通話処理は、電話回線網100を介した通常の音声通話が行われている状態から、インターネット通話機能による音声通話が行われる状態に切り替えたり、再度、通常の音声通話が行われる状態に切り替え直すための処理である。なお、この通常通話処理の詳細な処理手順は、後述する[複合機10の制御部11による通常通話処理](図4)において説明する。

0067

こうして、s190、s200の処理を終えた後、s110の処理へ戻る。
[複合機10の制御部11によるインターネット通話処理]
以下に、複合機10の備える制御部11が実行するインターネット通話処理の処理手順を図3に基づいて説明する。このインターネット通話処理は、図2の処理手順におけるs190の処理を詳細に示した手順であって、外部との音声信号の入出力に利用される伝送経路が音声I/F18aに切り替えられて以降、つまり、送受話器類での間接的なインターネット通話機能による音声通話を行うことが可能な状態となってから行われる処理である。

0068

まず、制御部11は、オンフック操作が行われたかどうかをチェックする(s310)。
このs310の処理で、オンフック操作が行われていなければ(s310:NO)、制御部11は、電話回線網100からの着信を受けたかどうかをチェックする(s320)。

0069

このs320の処理で電話回線網100から着信を受けていない場合(s320:NO)、s310の処理へ戻る。
一方、s320の処理で電話回線網100から着信を受けた場合(s320:YES)、制御部11は、電話回線網100から着信を受けた旨の報知を開始する(s330)。この処理において、インターネット通話機能による音声通話に利用されている送受話器類が、ハンドセット14または音声入出力部15のときは、まず、割込音の再生を開始させるための制御信号が録再部12に出力され、この制御信号を入力した録再部12がメッセージ録再部12aにより割込音の再生を開始する。そして、録再部12からいずれかの送受話器類(インターネット通話機能による音声通話に利用されている送受話器類)に至る音声信号の伝送経路を設定するための制御信号が経路切替部19に出力され、この制御信号を入力した経路切替部19が録再部12から送受話器類に至る音声信号の伝送経路を設定する。また、インターネット通話機能による音声通話に利用されている送受話器類が、子機端末30のときは、割込音の再生を開始させるための制御信号が無線通信部16を介して子機端末30に送信され、この制御信号を受信した子機端末30が再生部35により割込音の再生を開始させると共に、この割込音をスピーカ部36から出力させる。これによって、インターネット通話機能による音声通話を行っている送受話器類から、通話相手側からの音声だけでなく、割込音が出力されるようになる。このように、割込音を送受話器類から出力することによって、電話回線網100から着信を受けた旨が報知される。

0070

次に、制御部11は、電話回線網100からの着信を受け続けているかどうかをチェックする(s340)。
このs340の処理で電話回線網100からの着信を受け続けていない場合(s340:NO)、制御部11は、電話回線網100から着信を受けた旨の報知を終了した後(s350)、s310の処理へ戻る。このs350の処理において、インターネット通話機能による音声通話に利用されている送受話器類が、ハンドセット14または音声入出力部15のときは、まず、割込音の再生を終了させるための制御信号が録再部12に出力され、この制御信号を入力した録再部12がメッセージ録再部12aによる割込音の再生を終了する。そして、録再部12から送受話器類に至る音声信号の伝送経路として設定された伝送経路を解除するための制御信号が経路切替部19に出力され、この制御信号を入力した経路切替部19が該当する伝送経路を解除する。また、インターネット通話機能による音声通話に利用されている送受話器類が、子機端末30のときは、割込音の再生を終了させるための制御信号が無線通信部16を介して子機端末30に送信され、この制御信号を受信した子機端末30が再生部35により割込音の再生を終了させる。これによって、インターネット通話機能による音声通話を行っている送受話器類から割込音が出力されなくなる。

0071

一方、s340の処理で電話回線網100からの着信を受け続けている場合(s340:YES)、制御部11は、ユーザI/F13の操作キー13aまたは子機端末30の操作キー33が操作されたかどうかをチェックする(s360)。

0072

このs360の処理で、操作キー13a、33が操作されていなければ(s360:NO)、s340の処理へ戻る。
一方、s360の処理で、操作キー13a、33が操作されていれば(s360:YES)、この操作内容が操作キー13a、33を構成する外線キーを押下する操作の場合(s370:YES)、制御部11は、電話回線網100から着信を受けた旨の報知を終了した後(s380)、外部との音声信号の入出力に利用される伝送経路を音声I/F18aからNCU17に切り替え直させる(s390)。このs380の処理は、s350の処理と同様の処理である。また、s390の処理においては、伝送経路をNCU17に切り替えるための制御信号が経路切替部19に出力され、この制御信号を入力した経路切替部19が伝送経路を音声I/F18aからNCU17に切り替え直す。こうして、電話回線網100を介した通常の音声通話が行われる状態に切り替えられる。

0073

また、s360の処理における操作内容が操作キー13a、33の切キーを押下する操作の場合(s370:NO)、制御部11は、電話回線網100から着信を受けた旨の報知を終了する(s400)。この処理は、s350、s380の処理と同様の処理である。

0074

次に、制御部11は、呼出音の出力を開始させる(s410)。この処理においては、まず、呼出音の再生を開始させるための制御信号が録再部12に出力され、この制御信号を入力した録再部12がメッセージ録再部12aにより呼出音の再生を開始する。そして、録再部12から音声入出力部15に至る音声信号の伝送経路を設定するための制御信号が経路切替部19に出力され、この制御信号を入力した経路切替部19が録再部12から音声入出力部15に至る音声信号の伝送経路を設定する。これによって、音声入出力部15のスピーカ15aからの呼出音の出力が開始される。また、このs410の処理においては、呼出音の再生を開始させるための制御信号が無線通信部16を介して子機端末30にも送信され、この制御信号を受信した子機端末30が再生部35により呼出音の再生を開始すると共に、この呼出音をスピーカ部36により出力する。

0075

次に、制御部11は、操作キー13a、33の外線キーが押下されるまで待機し(s420:NO)、外線キーが押下されたら(s420:YES)、呼出音の出力を終了させる(s430)。この処理においては、まず、呼出音の再生を終了させるための制御信号が録再部12に出力され、この制御信号を入力した録再部12がメッセージ録再部12aによる呼出音の再生を終了する。そして、録再部12から音声入出力部15に至る音声信号の伝送経路として設定された伝送経路の設定を解除するための制御信号が経路切替部19に出力され、この制御信号を入力した経路切替部19が録再部12から音声入出力部15に至る音声信号の伝送経路を解除する。これによって、音声入出力部15のスピーカ15aからの呼出音の出力が終了される。また、このs420の処理においては、呼出音の再生を終了させるための制御信号が無線通信部16を介して子機端末30にも送信され、この制御信号を受信した子機端末30が再生部35による呼出音の再生を終了する。

0076

次に、制御部11は、外部との音声信号の入出力に利用される伝送経路を音声I/F18aからNCU17に切り替え直させる(s440)。この処理は、s390の処理と同様に、電話回線網100を介した通常の音声通話が行われる状態に切り替えられる。

0077

こうして、s390、または、s440の処理を終えた後、操作キー13a、33を構成する切キーが押下されるまで待機する(s450:NO)。この処理で切キーが押下されるまでの間は、電話回線網100を介した通常の音声通話が行われている状態となる。

0078

このs450の処理で、操作キー13a、33を構成する切キーが押下されたら(s450:YES)、制御部11は、外部との音声信号の入出力に利用される伝送経路をNCU17から音声I/F18aに切り替えさせる(s460)。この処理においては、伝送経路を音声I/F18aに切り替えるための制御信号が経路切替部19に出力され、この制御信号を入力した経路切替部19が伝送経路をNCU17から音声I/F18aに切り替える。こうして、再度、インターネット通話機能による音声通話が行われる状態に切り替え直される。

0079

そして、s310からs460の処理が繰り返し行われた後、s310の処理で、オンフック操作が行われたら(s310:YES)、制御部11は、外部との音声信号の入出力に利用される伝送経路を音声I/F18aからNCU17に切り替え直させた後(s470)、本インターネット通話処理を終了する。このs470の処理は、s350、s380、s440の処理と同様の処理である。

0080

[複合機10の制御部11による通常通話処理]
以下に、複合機10の備える制御部11が実行する通常通話処理の処理手順を図4に基づいて説明する。この通常通話処理は、図2の処理手順におけるs200の処理を詳細に示した手順であって、外部との音声信号の入出力に利用される伝送経路がNCU17に切り替えられ、電話回線網100を介した通常の音声通話が行われる状態となってから行われる処理である。

0081

まず、制御部11は、オンフック操作が行われたかどうかをチェックする(s510)。
このs510の処理で、オンフック操作が行われていなければ(s510:NO)、制御部11は、PC20側でインターネット通話機能による音声通話が開始されたかどうかをチェックする(s520)。この処理においては、通知信号(PC20側でインターネット通話機能による音声通話が開始された旨を通知するための制御信号)がUSBケーブル400および制御I/F18b経由で入力されているかどうかをチェックすることによって、PC20側でインターネット通話機能による音声通話が開始されたかどうかがチェックされる。

0082

このs520の処理でインターネット通話機能による音声通話が開始されていない場合(s520:NO)、s510の処理へ戻る。
一方、s520の処理でインターネット通話機能による音声通話が開始された場合(s520:YES)、制御部11は、インターネット通話機能による音声通話が開始された旨の報知を開始する(s530)。この処理においては、図3におけるs330の処理と同様に、インターネット通話機能による音声通話に利用されている送受話器類が、ハンドセット14または音声入出力部15のときは、録再部12がメッセージ録再部12aにより割込音の再生を開始し、経路切替部19が録再部12からいずれかの送受話器類(電話回線網100を介した通常の音声通話に利用されている送受話器類)に至る音声信号の伝送経路を設定する。また、インターネット通話機能による音声通話に利用されている送受話器類が、子機端末30のときは、子機端末30が再生部35により割込音の再生を開始させると共に、この割込音をスピーカ部36から出力させる。これによって、電話回線網100を介した通常の音声通話を行っている送受話器類から、通話相手側からの音声だけでなく、割込音が出力されるようになる。このように割込音を送受話器類から出力することによって、インターネット通話機能による音声通話が開始された旨が報知される。

0083

次に、制御部11は、インターネット通話機能による音声通話が継続されているかどうかをチェックする(s540)。この処理においては、USBケーブル400および制御I/F18bを介して通知信号が入力され続けていれば、インターネット通話機能による音声通話が継続されていると判定され、通知信号が入力されなくなっていれば、インターネット通話機能による音声通話が継続されていないと判定される。

0084

このs540の処理で、インターネット通話機能による音声通話が継続されていない場合(s540:NO)、制御部11は、インターネット通話機能による音声通話が開始された旨の報知を終了した後(s550)、s510の処理へ戻る。このs550の処理においては、図3におけるs350の処理と同様に、インターネット通話機能による音声通話に利用されている送受話器類が、ハンドセット14または音声入出力部15のときは、録再部12がメッセージ録再部12aによる割込音の再生を終了し、経路切替部19が録再部12から送受話器類に至る音声信号の伝送経路として設定された伝送経路を解除する。また、インターネット通話機能による音声通話に利用されている送受話器類が、子機端末30のときは、子機端末30が再生部35により割込音の再生を終了させる。これによって、電話回線網100を介した通常の音声通話を行っている送受話器類から割込音が出力されなくなる。

0085

一方、s540の処理で、インターネット通話機能による音声通話が継続されている場合(s540:YES)、制御部11は、ユーザI/F13の操作キー13aまたは子機端末30の操作キー33が操作されたかどうかをチェックする(s560)。

0086

このs560の処理で、操作キー13a、33が操作されていなければ(s560:NO)、s540の処理へ戻る。
一方、s560の処理で、操作キー13a、33が操作されていれば(s560:YES)、この操作内容が操作キー13a、33を構成する外線キーを押下する操作の場合(s570:YES)、制御部11は、インターネット通話機能による音声通話が開始された旨の報知を終了した後(s580)、外部との音声信号の入出力に利用される伝送経路をNCU17から音声I/F18aに切り替えさせる(s590)。このs580の処理は、s550の処理と同様の処理である。また、s590の処理においては、伝送経路を音声I/F18aに切り替えるための制御信号が経路切替部19に出力され、この制御信号を入力した経路切替部19が伝送経路をNCU17から音声I/F18aに切り替える。こうして、インターネット通話機能による音声通話を行うことができる状態に切り替えられる。

0087

また、s560の処理における操作内容が操作キー13a、33の切キーを押下する操作の場合(s570:NO)、制御部11は、インターネット通話機能による音声通話が開始された旨の報知を終了する(s600)。この処理は、s550、s580の処理と同様の処理である。

0088

次に、制御部11は、呼出音の出力を開始させる(s610)。この処理においては、図3におけるs400の処理と同様に、録再部12がメッセージ録再部12aにより呼出音の再生を開始して、経路切替部19が録再部12から音声入出力部15に至る音声信号の伝送経路を設定する。これによって、音声入出力部15のスピーカ15aからの呼出音の出力が開始される。また、子機端末30が再生部35により呼出音の再生を開始すると共に、この呼出音をスピーカ部36により出力する。

0089

次に、制御部11は、操作キー13a、33の外線キーが押下されるまで待機し(s620:NO)、外線キーが押下されたら(s620:YES)、呼出音の出力を終了させる(s630)。この処理においては、図3におけるs430の処理と同様に、録再部12がメッセージ録再部12aによる呼出音の再生を終了して、経路切替部19が録再部12から音声入出力部15に至る音声信号の伝送経路として設定された伝送経路の設定を解除する。これによって、音声入出力部15のスピーカ15aからの呼出音の出力が終了される。また、子機端末30が再生部35による呼出音の再生を終了する。

0090

次に、制御部11は、外部との音声信号の入出力に利用される伝送経路をNCU17から音声I/F18aに切り替えさせる(s640)。この処理は、s590の処理と同様に、インターネット通話機能による音声通話を行うことができる状態に切り替えられる。

0091

こうして、s590、または、s640の処理を終えた後、操作キー13a、33を構成する切キーが押下されるまで待機する(s650:NO)。この処理で切キーが押下されるまでの間は、インターネット通話機能による音声通話を行うことができる状態となる。

0092

このs650の処理で、操作キー13a、33を構成する切キーが押下されたら(s650:YES)、制御部11は、外部との音声信号の入出力に利用される伝送経路を音声I/F18aからNCU17に切り替え直させる(s660)。この処理においては、図3におけるs460の処理と同様に、経路切替部19が伝送経路を音声I/F18aからNCU17に切り替える。こうして、再度、電話回線網100を介した通常の音声通話が行われる状態に切り替え直される。

0093

そして、s510からs660の処理が繰り返し行われた後、s510の処理で、オンフック操作が行われたら(s510:YES)、本通常通話処理を終了する。
[本発明との対応関係
以上説明した実施形態において、複合機10は本発明における電話端末であり、PC20は本発明におけるインターネット端末であり、オーディオケーブル300は本発明における音声伝送経路であり、USBケーブル400は本発明における制御伝送経路である。

0094

また、複合機10の音声I/F18aは本発明における音声入出力経路(電話端末側音声入出力経路)であり、制御I/F18bは本発明における制御入力経路(電話端末側制御入力経路)であり、経路切替部19は本発明における切替手段である。

0095

また、PC20の音声I/F24aは本発明における音声入出力経路(インターネット端末側音声入出力経路)であり、制御I/F24bは本発明における制御出力経路(インターネット端末側制御出力経路)である。
また、通話用ソフトで示される処理手順に従って、インターネット通話機能による音声通話が開始されて終了されるまでの間、通知信号を制御I/F24bおよびUSBケーブル400を介して複合機10へ出力し続けるPC20(制御部21)は、本発明における通知信号出力手段として機能する。

0096

また、図3におけるs330の処理において、電話回線網100から着信を受けた旨の報知を開始する制御部11は、本発明における第1報知手段として機能している。
また、図4におけるs530の処理において、インターネット通話機能による音声通話が開始された旨の報知を開始する制御部11は、本発明における第2報知手段として機能している。

0097

[効果]
このように構成された通話システム1によれば、図2におけるs170の処理で、送受話器類から入力される音声に基づく音声信号の出力先、および、送受話器から音声として出力する音声信号の入力元を、外部からの音声信号の入力および外部への音声信号の出力が可能な音声I/F18aに切り替えることができる。

0098

このように、音声信号の入力元および出力先が音声I/F18aに切り替えられた状態においては、外部から音声I/F18aを介して入力される音声信号に基づく音声が送受話器類から出力され、また、送受話器類から入力される音声に基づく音声信号が音声I/F18aを介して外部に出力される。

0099

そのため、インターネット通話機能を有するPC20に、複合機10をオーディオケーブル300経由で音声信号を入出力可能に接続した本通話システム1は、複合機10の送受話器類で間接的にインターネット通話機能による音声通話を行うことができる。

0100

さらに、音声信号の入力元および出力先が音声I/F18aに切り替えられている状態で電話回線網100からの着信を受けた場合、図3におけるs330の処理で、電話回線網100から着信を受けた旨を報知することができる。ここで、「音声信号の入力元および出力先が音声I/F18aに切り替えられている状態」とは、送受話器類で間接的にインターネット通話機能による音声通話を行うことができる状態であるため、利用者は、インターネット通話機能による音声通話を行っている最中に電話回線網100からの着信を受けたとき、s330の処理による報知で電話回線網100から着信を受けた旨を確認できる。

0101

こうして、着信を受けた旨を確認した利用者は、図3の処理(s390、s440の処理)に従って、音声信号の入力元および出力先を電話回線網100に切り替え直させることによって、電話回線網100からの着信に応答することができる。また、再度、図3の処理(s460の処理)に従って、音声信号の入力元および出力先を音声I/F18aに切り替えさせることによって、インターネット通話機能による音声通話を再開することができる。このように、本通話システム1では、電話回線網100を介した通常の音声通話において電話局側から提供されるサービスの一つである割込通話サービス(いわゆるキャッチホン(登録商標)サービス)と同様の機能を、複合機10自身の機能で実現することができる。

0102

また、図3のs330の処理で、着信を受けた旨を通知するための割込音を送受話器類から出力させるため、送受話器類による間接的なインターネット通話機能による音声通話を行っている利用者がs330の処理によるによる報知に気付きやすく、電話回線網100からの着信に対応し忘れるといったことを防止できる。

0103

また、PC20は、インターネット通話機能による音声通話が開始された際、通話用ソフトで示される処理手順に従って、音声通話が開始されたことを通知するための制御信号である通知信号を、制御I/F24bおよびUSBケーブル400経由で複合機10へ出力する。この通知信号をUSBケーブル400および制御I/F18b経由で入力した複合機10は、送受話器類から入力される音声に基づく音声信号の出力先、および、送受話器から音声として出力する音声信号の入力元が電話回線網100に切り替えられている状態であれば、図4におけるs530の処理で、インターネット通話機能による音声通話が開始された旨を報知する。ここで、「音声信号の出力先および入力元が電話回線網100に切り替えられている状態」とは、電話回線網100を介した通常の音声通話を行っている状態であるため、利用者は、通常の音声通話を行っている最中に、インターネット通話機能による音声通話が開始されたとき、s530の処理による報知でインターネット通話機能による音声通話が開始された旨を確認できる。

0104

こうして、インターネット通話機能による音声通話が開始された旨を確認した利用者は、図4の処理(s590、s640の処理)に従って、音声信号の出力先および入力元を音声I/F18aに切り替えさせることによって、インターネット通話機能による音声通話に対応することができる。また、図4の処理(s660の処理)に従って、再度、音声信号の出力先および入力元をNCU17に切り替え直させることによって、電話回線網100を介した通常の音声通話を再開することができる。このように、本通話システム1では、電話回線網100を介した通常の音声通話において電話局側から提供されるサービスの一つである割込通話サービスと同様の機能を、PC20および複合機10の機能で実現することができる。

0105

また、図4のs530の処理で、インターネット通話機能による音声通話が開始された旨を通知するための割込音を送受話器類から出力させるため、送受話器類による間接的なインターネット通話機能による音声通話を行っている利用者がs530の処理によるによる報知に気付きやすく、インターネット通話機能による音声通話に対応し忘れるといったことを防止できる。

0106

[変形例]
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上記の具体的な実施形態に限定されず、このほかにも様々な形態で実施することができる。
例えば、上記実施形態においては、複合機10に本発明の電話端末としての構成を適用したものを例示した。しかし、本発明の電話端末としての構成を適用する装置は、電話端末としての機能を有していれば複合機10以外の装置であってもよい。

0107

また、上記実施形態においては、複合機10とPC20とがUSBケーブル400により接続されているものを例示した。しかし、複合機10とPC20とは、制御信号を伝送可能なケーブルであればよく、例えば、RS−232C(Recommended Standard 232 C)、IEEE1394(Institute of Electrical and Electronic Engineers 1394)などシリアル伝送用のケーブルや、SCSI(Small Computer System Interface)、GPIB(General Purpose Interface Bus)などのパラレル伝送用のケーブルなどにより接続されるように構成してもよい。

0108

また、上記実施形態においては、図2図3図4の各処理が、複合機10の制御部11からなるコンピュータシステムにより実行されるように構成されたものを例示した。しかし、これら処理のうちいずれか一の処理または二以上の処理が、複合機10に有線・無線の信号伝送路で接続された別のコンピュータシステムにより実行されるように構成してもよい。

0109

また、上述の実施形態においては、図2におけるs120の処理で、操作キー13a、33による操作が行われていない場合に、s110の処理に戻る構成を例示した。しかし、このs120の処理で操作が行われていない場合には、例えば、電話回線網100からの着信を受けたかどうかをチェックすると共に、この着信に対応するための処理を行うことも考えられ、このような処理を行うように構成してもよい。

0110

また、上述の実施形態においては、図2におけるs120の処理で行われる操作キー13a、33による操作内容として、発呼操作および切替操作それぞれに対応する処理がs130以降の処理で行われるように構成されたものを例示した。しかし、この操作キー13a、33による操作内容として、発呼操作および切替操作以外の操作に対応する処理がs130以降の処理で行われるように構成してもよい。

0111

また、上述の実施形態においては、図3におけるs360の処理および図4におけるs560の処理で行われる操作内容として、外線キーまたは切キーの押下される操作それぞれに対応する処理がs370、s570以降の処理で行われるように構成されたものを例示した。しかし、この操作キー13a、33による操作内容として、外線キーまたは切キーの押下される操作以外の操作に対応する処理がs370以降およびs570以降の処理で行われるように構成してもよい。

0112

また、上記実施形態においては、通話用ソフトが、インターネット通話機能による音声通話が開始されて終了されるまでの間、通知信号を制御I/F24bおよびUSBケーブル400を介して複合機10へ出力し続けるように構成されているものを例示した。しかし、この通話用ソフトが、通話開始処理が行われた際に、音声通話の開始を通知するための開始通知信号を複合機10に出力すると共に、通話終了処理が行われた際には、音声通話を終了するための終了通知信号を複合機10に出力するように構成してもよい。この場合、複合機10の制御部11が、図4におけるs540の処理において、終了通知信号を入力したかどうかをチェックすることによって、インターネット通話機能による音声通話が継続されているかどうかをチェックするように構成すればよい。このように構成すれば、PC20側から継続的に通知信号を出力し続けなくて済むようになる。

発明を実施するための最良の形態

0113

また、上記実施形態においては、図3におけるs330の処理および図4におけるs530の処理で、送受話器類から割込音を出力させることによって、着信を受けた旨の報知を行うように構成されたものを例示した。しかし、着信を受けた旨の報知を行うための構成としては、例えば、ユーザI/F13の表示パネル13b、子機端末30の表示パネル34に、着信を受けた旨のメッセージを表示するように構成したり、モータからなるバイブレータなどのような特定の動作を行う機械的な仕組みを動作させることによって、着信を受けた旨の報知を行うように構成してもよい。

図面の簡単な説明

0114

また、上記実施形態においては、図2におけるs170の処理で、音声信号の出力先および入力元を音声I/F18aに切り替える際の契機となる「利用者の操作」が、ユーザI/F13の操作キー13aを構成する切替キーを押下する、または、子機端末30の操作キー33を構成する数字の「5」キーを長押しする、といった操作(切替操作)に設定されているものを例示した。しかし、「利用者の操作」としては、例えば、いくつかの操作キー13aを特定の順番で操作することとしてもよい。

図1
実施形態における通話システムの制御系統を示すブロック図
図2
複合機が実行する処理手順を示すフローチャート
図3
インターネット通話処理の処理手順を示すフローチャート
図4
通常通話処理の処理手順を示すフローチャート
【符号の説明】
1・・・通話システム、10・・・複合機、11・・・制御部、12・・・録再部、12a・・・メッセージ再生部、12b・・・メッセージ録音部、13・・・ユーザインターフェース部、13b・・・表示パネル、13a・・・操作キー、14・・・ハンドセット、15・・・音声入出力部、15a・・・スピーカ、15b・・・マイク、15c・・・駆動回路、16・・・無線通信部、17・・・NCU、18・・・外部インターフェース部、18a・・・音声信号インターフェース部、18b・・・制御信号インターフェース部、19・・・経路切替部、20・・・パーソナルコンピュータ、21・・・制御部、22・・・記憶部、23・・・通信部、24・・・外部インターフェース部、25・・・操作部、26・・・ディスプレイ、30・・・子機端末、31・・・制御部、32・・・送受話部、33・・・操作キー、34・・・表示パネル、35・・・再生部、36・・・スピーカ部、37・・・無線通信部、100・・・電話回線網、200・・・インターネット網、300・・・オーディオケーブル、400・・・USBケーブル。

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