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技術 給油装置

出願人 コモタ株式会社
発明者 島崎兆弘稲葉剛
出願日 2002年6月17日 (17年6ヶ月経過) 出願番号 2002-176114
公開日 2004年1月22日 (15年10ヶ月経過) 公開番号 2004-018035
状態 特許登録済
技術分野 給油機,船への積込み,荷降し
主要キーワード 給油弁 計量ユニット 灯油缶 続行指示 給油制御 給油システム D表示 給油停止
関連する未来課題
重要な関連分野

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図面 (4)

課題

セルフサービス方式ガソリンスタンドにおける給油処理を便利にする。

解決手段

ステム部100の給油終了判断部108は、給油ノズル給油機1の保持部に戻され、かつ計量ユニット36により計量した実際の給油量が予めシステム部100の給油量設定部において設定された予定給油量に達したとき、あるいは実際の給油量が予定給油量に達していない状態で「終了」ボタンが押下されたとき、あるいは実際の給油量が予定給油量に達しておらず、「終了」ボタンも押下されていない状態で、給油ノズルが戻された後、1分以上保持された状態にあるときに給油終了と判断する。課金料金精算部110は、給油終了判断部108により給油終了と判断されたときにのみ料金の課金・精算を行う。

概要

背景

近年、ガソリンなどをユーザ自身給油するセルフサービス式のサービスステーション(以下略してセルフSSという)が脚光を浴びつつある。燃料油販売する側にとっては、セルフSSを採用すれば、人件費を抑制することによってコスト削減を図り、収益守りながら燃料油をユーザに安く提供することができる。一方、セルフSSにおいては、給油作業の手間をユーザに負担させるので、割安な価格は勿論、スピード性、操作の便利性が求められる。そのため、給油、課金などの処理をいかに便利にしてユーザの手間を軽減し、利用の促進を図るかということが大きな課題となる。

概要

セルフサービス方式ガソリンスタンドにおける給油処理を便利にする。システム部100の給油終了判断部108は、給油ノズル給油機1の保持部に戻され、かつ計量ユニット36により計量した実際の給油量が予めシステム部100の給油量設定部において設定された予定給油量に達したとき、あるいは実際の給油量が予定給油量に達していない状態で「終了」ボタンが押下されたとき、あるいは実際の給油量が予定給油量に達しておらず、「終了」ボタンも押下されていない状態で、給油ノズルが戻された後、1分以上保持された状態にあるときに給油終了と判断する。課金・料金精算部110は、給油終了判断部108により給油終了と判断されたときにのみ料金の課金・精算を行う。     

目的

燃料油を販売する側にとっては、セルフSSを採用すれば、人件費を抑制することによってコスト削減を図り、収益を守りながら燃料油をユーザに安く提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

給油時に給油機ノズル保持部から外されて給油をするための給油ノズルと、前記給油ノズルによる給油量に応じて課金処理を行う課金料金精算部と、前記ノズル保持部から外された前記給油ノズルが前記ノズル保持部に戻されたときに給油終了か否かを判断する給油終了判断部とを備え、前記給油終了判断部により給油終了と判断されたときにのみ、前記課金・料金精算部に課金処理を行わせることを特徴とする給油装置

請求項2

前記給油終了判断部が、ユーザに給油終了の指示をさせるための給油終了指示部を備え、該給油終了指示部による給油終了指示がされるまで、給油未終了と判断するものであることを特徴とする請求項1記載の給油装置。

請求項3

予め給油量または給油金額を設定する給油量設定部を備え、前記給油終了判断部が、前記給油ノズルによる給油量が前記給油量設定部により設定された前記給油量または前記給油金額に相当する給油量に達していないとき、給油未終了と判断するものであることを特徴とする請求項1記載の給油装置。

請求項4

前記給油判断部により給油未終了と判断されたとき、給油続行を促す給油続行指示手段をさらに備えたことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項記載の給油装置。

請求項5

前記給油終了判断部が判断修正部を備え、前記判断修正部が、前記給油ノズルが前記ノズル保持部に戻され、給油未終了と判断された後、所定の時間以上保持されたままであるとき、判断結果を給油未終了から給油終了に修正するものであることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項記載の給油装置。

技術分野

0001

本発明は、給油装置、詳しくはセルフサービスガソリンスタンドなどに用いられる給油装置に関するものである。

0002

近年、ガソリンなどをユーザ自身給油するセルフサービス式のサービスステーション(以下略してセルフSSという)が脚光を浴びつつある。燃料油販売する側にとっては、セルフSSを採用すれば、人件費を抑制することによってコスト削減を図り、収益守りながら燃料油をユーザに安く提供することができる。一方、セルフSSにおいては、給油作業の手間をユーザに負担させるので、割安な価格は勿論、スピード性、操作の便利性が求められる。そのため、給油、課金などの処理をいかに便利にしてユーザの手間を軽減し、利用の促進を図るかということが大きな課題となる。

背景技術

0003

例えば、課金に関して、ユーザが利用しやすいように、現金課金方式以外に、クレジットカードプリペイドカードなどの課金方式を導入したり、給油および課金の処理形態に関しても、給油終了してから給油した量に応じて課金する形態以外に、給油開始前にユーザに給油予定量また給油予定金額を入力させ、設定された給油予定量または給油予定金額相応給油量を給油する形態にも対応できるようにしたりするなど様々な試みがセルフSSにおいて行われている。

0004

しかし、上述した従来のセルフSSの給油システムは、その課金形式および処理形態に拘わらず、給油の開始と給油の終了を給油機給油ノズルの外しと戻しだけに基づいて処理している。すなわち、給油ノズルが外されたことを給油の開始とし、この外された給油ノズルが戻されたことを給油の終了としている。また、給油ノズルが戻されれば、直ちに課金処理入り、給油量に応じた精算処理を行っている。例えば、複数の灯油缶灯油を給油するユーザは、給油ノズルを外して1目の給油を行った後、灯油缶の蓋を閉めたり、次の缶の給油準備のために移動したり、給油の途中で何らかの理由で給油を一時中止することがあり、その場合には、給油ノズルを一旦給油機に戻す必要がある。しかし、給油ノズルが一旦給油機に戻ると、セルフSSの給油システムは、給油が終了したとして課金処理をするようになっている。例えば、クレジットカード課金方式の場合、給油ノズルが戻されれば、クレジットカードの排出が行われ、プリペイドカードの場合は、プリペイドカードの排出が行われる。そのため、ユーザはその都度クレジットカードや、プリペイドカードの再挿入などのすべての操作を始めから繰り返さなければならず、大変不便である。現金の場合においても同様であり、給油ノズルが一旦戻されれば、先払いの場合は釣銭返却され、後払いの場合は、ノズルが戻されたときまでの給油量に応じた金額の料金の支払いが要求され、ユーザはノズルを一旦戻すと、次の給油のための料金の投入、設定などを再度行う必要がある。さらに、セルフSSによっては、給油操作を行う場所で料金の投入を行い、釣銭の代わりに釣銭引換券が排出され、ユーザがこの引換券を持って離れた場所にある精算所で釣銭をもらうシステムもあり、この場合、ユーザはノズルを戻した回数分すべての操作を繰り返す不便さに加えて、余計な現金を用意していなければ、ノズルを戻す度に給油する場所と精算所との間を往復しなければならない不便がある。また、セルフSSを運営する側にとっても、その都度ユーザに釣銭を渡すなどの応対をしなければならず、余計な手間がかかり、ユーザのみならず、運営する側にとっても不便である。

0005

また、自動車などの給油においても同様な問題がある。一旦給油ノズルを外した後、何らかの要因(自動車の給油口を開けるのを忘れていたり、自動車の位置を調整する必要があったり、親子などで複数台の自動車の給油をしたりするなど)で給油ノズルを戻す必要が生じ、給油ノズルを戻せば、課金処理が行われ、ユーザは始めからのすべての操作を再度強いられることとなる。ノズルを取り外した後に手が滑ったなどで給油せずに給油ノズルが戻った場合においても同様である。

発明が解決しようとする課題

0006

本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、上記のような意図せぬ再操作の必要をなくし、セルフSSにおける操作をより便利にする給油装置を提供することを目的とするものである。

0007

本発明による給油装置は、給油時に給油機のノズル保持部から外されて給油をするための給油ノズルと、
前記給油ノズルによる給油量に応じて課金処理を行う課金・料金精算部と、
前記ノズル保持部から外された前記給油ノズルが前記ノズル保持部に戻されたときに給油終了か否かを判断する給油終了判断部とを備え、
前記給油終了判断部により給油終了と判断されたときにのみ、前記課金・料金精算部に課金処理を行わせることを特徴とするものである。

0008

すなわち、本発明の給油装置は、給油終了判断部を備え、一旦外された給油ノズルがノズル保持部に戻されても課金処理を行わず、給油ノズルが戻されたとき、給油終了判断部により給油終了か否かの判断を行い、給油終了と判断したときにのみ課金・料金精算部に課金処理を行わせるものである。

0009

ここで、給油ノズルを保持する「ノズル保持部」は、給油しないときに給油ノズルを保持するものであって、給油ノズルを外すとは、ノズル保持部により保持された状態の給油ノズルを保持されない状態にすることを意味し、給油ノズルを「戻す」とは、ノズル保持部により保持されていない状態の給油ノズルをノズル保持部により保持される状態にすることを意味する。ノズル保持部の保持方式によって、給油ノズルを外す操作も、戻す操作も異なる。例えば、差し込み方式の保持方式を用いるノズル保持部の場合には、給油ノズルを保持部に差し込むことが給油ノズルを戻すことであり、差し込まれている給油ノズルを抜くことが給油ノズルを外すこととなる。また、吊下げ方式、すなわち給油ノズルを吊り下げて保持する方式を用いる場合には明確な「ノズル保持部」は存在せず、給油ノズルを所定の高さ以下の位置に引き下げることがノズル保持部から給油ノズルを外すことであり、所定の高さ以下の位置に下げられた給油ノズルを、所定の高さ以上の待機位置に戻すことが給油ノズルをノズル保持部に戻すこととなる。

0010

本発明の給油終了判断部は、ユーザによる給油終了の意志を判断するものであって、例えば、「終了」、「精算」、「確認」ボタンなど、ユーザに給油終了の指示をさせるための給油終了指示部を備え、該給油終了指示部による給油終了指示(例えば、「給油を終了しますか?」などの表示または音声の問いに応えて前述したボタンが押下されたこと)に応じて、給油終了と判断し、給油終了指示されるまで給油未終了と判断するものとすることができる。

0011

また、本発明の給油装置は、予め給油量または給油金額を設定する給油量設定部を備えたものである場合、前記給油終了判断部が、前記給油ノズルによる給油量が前記給油量設定部により設定された前記給油量または前記給油金額に相当する予定給油量に達していないとき、給油未終了と判断するものであることが、またさらには、予定給油量に達しているときは給油終了と判断するものであることが好ましい。

0012

ここで、「給油量設定部」とは、予定した給油量を直接設定するためのものであってもよいが、予定した給油金額を設定するものであってもよい。

0013

本発明の給油装置は、前記給油判断部により給油未終了と判断されたとき、給油続行を促す給油続行指示手段をさらに備えたことが好ましい。この給油続行指示手段は、続けて給油することを促すことができるものであればよく、音声ガイダンスでも、文字メッセージであってもよい。また、この給油続行指示手段に、給油続行をしなければ、例えば前記給油終了指示部により給油終了指示をすることを促す給油終了確認手段を備えることはより好ましい。

0014

本発明の給油装置における前記給油終了判断部は、前記給油ノズルが前記ノズル保持部に戻され、給油未終了と判断された後、所定の時間以上保持されたままであるとき、判断結果を給油未終了から給油終了に修正する判断修正部を備えることが好ましい。

課題を解決するための手段

0015

ここで、「所定の時間」とは、給油終了を判断してもよく、かつ長すぎない妥当な時間を意味し、例えば1分間とすることができるが、これに限られるものではない。さらに、この「所定の時間」を、本発明の給油装置の運営側において調整、設定できるようにしてもよい。

発明の効果

0016

本発明の給油装置によれば、一旦外された給油ノズルがノズル保持部に戻されても課金処理をせず、給油ノズルが戻されたとき、給油終了判断部により給油終了と判断されなければ、課金処理などの終了処理を行わないので、ユーザは複数の容器(灯油缶や、複数台の自動車のタンク)に給油する場合や、何らかの要因で一旦外した給油ノズルを戻した後で引き続き給油をする必要がある際に、全部の給油を終了した後に精算することができるので、便利である。また、課金方式の選択などが可能なセルフSSにおいては、給油ノズルを戻した後の再給油の度に課金方式の選択などの設定を行う手間も避けることができるので、効率が良い。

0017

以下、図面を参照して、本発明の実施形態について説明する。

0018

図1は、本発明の給油装置の実施形態となるセルフSSの給油システムの外部構成を示すものである。なお、本実施形態の給油システムは例として先払い方式を用いるものである。図示のように、本実施形態の給油システムは、計量機1とシステム部100とを備え、システム部100の外部には、ユーザにより給油する種類を設定するための給油種類設定部52と、予定給油量を設定する給油量設定部54と、給油種類設定部52において設定された種類の燃料油を、給油量設定部54において設定された予定給油量分を給油するための料金を示す予定料金表示部56と、入金するための入金口58と、給油前に入金された金額を表示する入金表示部57と、給油終了指示を行うための「終了」ボタン60と、給油結果に対する売上票や釣銭があるときの釣銭引換券など(以下総称してレシートという)を排出するためのレシート排出口70と、ユーザに様々な音声ガイダンスを行うためのスピーカ80と、スピーカ80のガイダンスに対してユーザが確認指示を行うための「確認」ボタン65とが設けられており、計量機1の外部には、実際に給油した給油量を示す給油量表示部10と、燃料油の単価を示す単価表示部12と、実際に給油した燃料油の料金を示す料金表示部14と、燃料油の種類毎の給油ノズル15および各々の給油ノズル15を保持するノズル保持部16とが設けられており、計量機1の給油ノズル15は、夫々給油ホース20と接続されている。

0019

図2は、図1に示す実施形態の給油システムにおける計量機1およびシステム部100の内部構成を示すものである。なお、説明上の便宜のため、図1に示すようにユーザの目に直接触れる部分を「外部」とし、ユーザの目に直接触れない他の部分を「内部」と称して説明する。図示のように、計量機1の内部には、ノズル保持部16に設置され、給油ノズル15の在否を感知するノズル感知部32と、給油ホース20と接続され、後述する給油制御部30の制御によって開閉される給油弁34と、該当する燃料油を蓄積したタンク40から燃料油を汲み出すポンプ38と、給油弁34とタンク40との間に設置され、給油した量を計量する計量ユニット36と、給油弁34の開閉、ポンプ38の起動および停止、図1に示す給油量表示部10、単価表示部12、料金表示部14の表示動作などの制御を行う給油制御部30とが設けられており、システム部100の内部には、図1に示す給油種類設定部52、給油量設定部54における給油種類、給油量の設定を受け付ける設定受付部102と、図1に示す給油種類設定部52において設定された種類の燃料油を、給油量設定部54において設定された予定給油量分を給油するための料金を計算する料金計算部120と、後述する給油終了判断部108により給油終了と判断されたとき、入金金額、給油終了までに実際に給油した給油量および料金、釣銭金額などをプリンタ130にレシートの印刷を行わせる課金・料金精算部110と、課金・料金精算部110から出力された内容を印刷してレシート排出口70を介して排出するプリンタ130と、システム制御部106の制御に従って、図1に示すシステム部100の外部の予定料金表示部56とスピーカ80に該当する表示またはガイダンスをさせる操作指示部104と、給油終了したか否かを判断する給油終了判断部108と、計量機1に「給油許可」指示を発行したり、操作指示部104の制御を行うシステム制御部106とが設けられている。

0020

計量機1の給油制御部30は、ノズル感知部32により給油ノズル15が外されたことを感知し、かつシステム部100のシステム制御部106から「給油許可」指示を受けたときに、給油弁34を開けると共にポンプ38を起動させて給油可能にし、給油ノズル15が保持部16に戻されると給油弁34を閉じると共にポンプ38を停止させる。また、システム部100に対して、ノズル感知部32からの情報および給油ノズル15がノズル保持部16から外されてから再びノズル保持部16に戻される間の給油量を送出する。システム部100のシステム制御部106は、ユーザによる給油種類と給油量の設定、入金が行われた後、給油ノズル15が外されたときに「給油許可」指示を出すと共に、一旦外された給油ノズル15が戻されたが、給油終了判断部108により給油未終了と判断された場合、給油ノズル15が再び外されたときにも「給油許可」指示を出すものである。

0021

次いで、図3を参照して、図1および図2に示す本実施形態の給油システム動作を具体的に説明する。

0022

図3に示すように、本実施形態の給油システムのシステム部100は、ユーザが給油するために、給油種類設定部52および給油量設定部54において夫々給油の種類と給油量の設定が行われる(S1)時から動作する。システム部100の設定受付部102は、これらの設定を受け付けてシステム制御部106に送信する(S3)。システム制御部106は、ユーザの給油種類および給油量の設定に応じて、料金計算部120に必要な料金を計算させて金額を予定料金表示部56に表示させると共に、スピーカ80に「この設定で良ければ入金してください」の音声ガイダンスを行わせる(S5、S7)。ユーザが入金せず、給油種類または給油量を設定し直せば(S9:No)、新しい設定を受け付けて、必要な料金を計算させるなど、ステップS1からの処理を繰り返すが、ユーザが入金口58から入金すれば(S9:Yes)、システム制御部106は、入金された金額を入金表示部57に表示させると共に、スピーカ80に「この金額で良ければ確認ボタンを押してください」の音声ガイダンスを行わせる(S11)。ユーザが「確認」ボタン65を押下せずに、追加入金を行えば(S13:No)、ステップS11の処理を繰り返すが、ユーザが「確認」ボタン65を押下すれば、システム制御部106は操作指示部104を介してスピーカ80に「ノズルを外して給油してください」の音声ガイダンスを行わせ、ユーザに給油操作を促す(S15)。ユーザが計量機1のノズル保持部16から給油ノズル15を外したときから計量機1が動作する。ここで、計量機1とシステム部100の動作を並行して説明する。

0023

ステップS15において、給油を促すガイダンスに従って、ユーザが設定された種類の燃料油の給油ノズル15を外すと、計量機1のノズル感知部32は、該給油ノズル15が外されたことを感知して給油制御部30に知らせ、給油制御部30はシステム部100のシステム制御部106に給油ノズル15が外されたことを知らせる。システム制御部106はこれを受けて「給油許可」指示を計量機1の給油制御部30に送信する(S17)。計量機1の給油制御部30は、「給油許可」指示を受信すれば、給油量表示部10、単価表示部12、料金表示部14の表示内容を一旦リセットした後、給油しようとする燃料油の単価を単価表示部12に表示させ、ポンプ38を起動し、給油弁34を開けて給油を可能にすると共に(S102)、計量ユニット36に給油量の計量を行わせる(S104)。なお、計量機1の給油制御部30は、給油中に計量ユニット36に計量された給油量を随時給油量表示部10に表示させると共に、この給油量に対する料金も料金表示部14に表示させる。

0024

ユーザによる給油操作が一旦終了し、給油ノズル15がノズル保持部16に戻された(S106)とき、計量機1の給油制御部30は、給油ノズル15が戻されたことを示す信号と、この間の給油量のデータ等をシステム部100のシステム制御部106に送信すると共に、該給油ノズル15に接続された給油ホース20の給油弁34を閉じ、ポンプ38を停止させる(S108)。

0025

一方、システム部100のシステム制御部106は、給油ノズル15が保持部16に戻されたことを示す信号と、この間の給油量のデータ等を受信すると、給油終了判断部108に給油終了か否かの判断を行わせる(S21)。給油終了判断部108は、給油終了か否かの判断を行うために、まず、給油量が予定給油量に達したか否かを確認する(S21)。給油量が予定給油量に達したならば(S21:Yes)、給油終了判断部108は、給油終了と判断すると共に、この判断結果を課金・料金精算部110に出力する(S33)。課金・料金精算部110は、給油終了判断部108からの給油終了の判断結果を受信すると、実際の給油量に応じた金額(この場合は、予定料金表示部56に表示させた必要な金額と同額である)や、釣銭(この場合はなし)などを計算し(S35)、入金金額、実際に給油した給油量および料金などからなるレシートをプリンタ130に出力して印刷を行わせ、レシート排出口70から排出する(S37)ことをもって、システム部100の処理を終了する。

0026

一方、ステップS21において、給油量が予定給油量に達していないとき(S21:No)、すなわち、給油量が予定給油量に達する前に、給油するために外されていた給油ノズル15がノズル保持部16に戻されたとき、システム部100の給油終了判断部108は、給油未終了と判断すると共に、この判断結果をシステム制御部106に送信する(S23)。システム制御部106は、給油終了判断部108からの給油未終了の判断結果に基づいて、操作指示部104を介してスピーカ80に「続けて給油可能です。このまま終了する場合は、終了ボタンを押してください」の音声ガイダンスを行わせて待機する(S25)。「終了」ボタン60が押下されると(S27:Yes)、給油終了判断部108は、給油終了と判断すると共に、この判断結果を課金・料金精算部110に出力する(S33)。課金・料金精算部110は、給油終了判断部108からの給油終了の判断結果を受信すると、実際の給油量に応じた金額(この場合は、予定料金表示部56に表示させた必要な金額より少ない)や、釣銭などを計算し(S35)、入金金額、実際に給油した給油量および料金、釣銭金額などをプリンタ130に出力してレシートの印刷を行わせ、レシート排出口70から排出する(S37)ことをもって、システム部100の処理を終了する。

0027

また、「終了」ボタン60が押下されなくても(S27:No)、給油していた給油ノズル15が戻され、ノズル保持部16に保持された状態が給油を終了したと認識できる所定の時間、例えば1分を経過すると(S29:Yes)、給油終了判断部108は、給油終了と判断すると共に、この判断結果を課金・料金精算部110に出力する(S33)。課金・料金精算部110は、給油終了判断部108からの給油終了の判断結果を受信すると、実際の給油量に応じた金額(この場合も、予定料金表示部56に表示させた必要な金額より少ない)や、釣銭などを計算し(S35)、入金金額、実際に給油した給油量および料金、釣銭金額などをプリンタ130に出力してレシートの印刷を行わせ、レシート排出口から排出する(S37)ことをもって、システム部100の処理を終了する。

0028

一方、「終了」ボタン60が押下されず(S27:No)、給油していた給油ノズル15が戻され、ノズル保持部16に保持された状態が上記所定の時間である1分を経過する前に給油ノズル15が再び外されると(S29:No、S31:Yes)、システム部100におけるステップS17からの処理および計量機1におけるステップ102からの処理が繰り返され、継続給油が行われる。

0029

このように、本実施形態の給油システムによれば、システム部100の給油終了判断部108は、給油ノズルが戻されたとき、実際の給油量がユーザが設定した予定給油量に達したこと、予定給油量に達していないが「終了」ボタンが押下されたこと、および予定給油量に達しておらず、「終了」ボタンも押下されていないが、ノズルが戻された状態が給油を終了したと認識できる時間以上経過したことのいずれかに該当する場合に給油終了と判断する。課金・料金精算部110は、給油終了判断部108により給油終了と判断されたときにのみ、料金を精算し、レシートを印刷させるなどの課金・精算処理を行わせるようにしている。したがって、給油していたノズルが何らかの要因で戻されてしまっても、給油終了判断部108による給油終了の判断がなければ、課金・精算処理がされないので、始めからの設定のし直しや、釣銭の引き換えなどをせずに給油を再開することができ、ユーザにとっては大変便利であり、効率の良いセルフサービス式のガソリンスタンドを実現することができる。

0030

また、給油終了判断部108により給油未終了と判断されたとき、音声ガイダンスによって給油続行または給油終了の指示をするようにしているので、慣れないユーザは、ガイダンスに基づいて容易に操作を行うことができる。

0031

また、給油終了判断部108は、給油未終了の判断をしても、給油ノズルがノズル保持部に戻された後、所定の時間以上保持されたままであるとき、判断結果を給油未終了から給油終了に修正するようにしているので、慣れないなどの何らかの原因でユーザが給油続行操作または終了指示の操作をし損なっても、給油機の長時間の待機や、ユーザを長時間待たせることなどの不具合を防ぐことができる。

0032

以上、本発明の給油装置の望ましい実施形態の1つについて説明したが、本発明の給油装置は、上述した実施形態に限られるものではなく、本発明の主旨を変えない限り、種々の変更、追加、省略をすることができる。

0033

例えば、以上の説明では、本発明の主旨を理解しやすくするため、店員監視動作、給油システムの動作と店員の監視動作との関わりなどの説明を省略したが、日本の消防法の規定により、セルフSSにおいては、店員によりユーザの給油操作を監視して(喫煙しながら給油操作をしていないかなど)、安全性の確保が要求されている。そのため、例えば、ユーザが給油ノズルを外したときから、店内の監視システムが作動し、店員は監視の結果により、給油を許可または不許可の判断を下し、不許可の場合、給油ノズルを外しても給油弁が開かず給油ができないようにしたシステムがある。本発明の給油装置は、このような監視システムと連動するように動作するものであってもよい。

0034

また、図1および図2に示す給油システムは、本発明の給油装置の実施形態の1例として、給油する前に予定給油量を設定して、料金を先払いする方式となっているが、予定給油量でなく予定給油金額を設定する料金先払い方式や、予定の給油量や給油金額を設定せずに、実際に給油した給油量に応じて課金する現金後払い方式や、クレジットカード、プリペイドカード方式などにも、本発明の給油装置を適用することができる。

0035

また、本発明の給油装置は、1つの課金方式に限られるものではなく、複数の課金方式に対応し、ユーザにより課金方式の選択やプリペイドカードと現金との併用選択ができるように構成されたものであってもよい。

0036

勿論、釣銭の返却方式も、釣銭引換券を用いて精算所で精算を行う以外の方式を採用してもよい。

0037

また、図1および図2に示す給油システムは、給油前に予定給油量を設定し、料金先払い方式の給油装置の例であるので、給油終了判断部108は、給油ノズル15が戻されたとき、終了指示(「終了」ボタン60が押下されること)がなされない場合、タイムアウト(給油ノズル15が戻された後、1分以上保持されたまま)にならない限り、実際に給油した給油量が設定された予定給油量に達していなければ、給油未終了と判断するようにしているが、例えば、十分大きな予定給油量に設定していて終了指示がなされない場合には、タイムアウトにならない限り、給油未終了と判断するように動作する給油装置を構成してもよい。なお、給油中に予定給油量に達した場合は給油弁34が閉じるように構成されている。

0038

また、本実施形態の給油システムは、ユーザに分かりやすくするために、音声ガイダンスを行っているが、本発明の給油装置は、必ずしも音声ガイダンスを前提とするものではなく、LED表示部や液晶表示部などによりガイダンスを画面表示してもよいし、セルフSSに慣れたユーザを対象とする場合は、ガイダンスなしとしてもよい。

0039

また、既存のセルフSSにおける給油装置は、計量機とシステム部とが別個に設けられているものが殆どであるので、上述の実施形態において、計量機1とシステム100とを別個にした給油システムを構成したが、本発明の給油装置は、計量機1とシステム部10とを1つの筐体にしたものであってもよい。

0040

また、図1図2に示す実施形態の給油システムにおいては、システム部100と3油種の計量機1とを1対1、すなわち1つのシステム部により1つのマルチ計量機の給油許可、精算などの処理を行うようにしているが、1つのシステム部により複数のマルチ計算機の処理を行うようにしてもよい。また、1つのシステム部により、1つのシングル計量機の処理を行うようにした給油システムにも適用することができる。

発明を実施するための最良の形態

0041

また、図1図2に示す給油システムにおいて、ユーザが給油操作をする際、システム部100により、外された給油ノズルが正しいか否かを確認し、問題がなければ計量機に給油許可信号を送信するようにしてより安全性を高めるようにしてもよい。

図面の簡単な説明

0042

図1図2に示す実施形態の給油システムにおいて、計量機は、ノズルが外され、システム部から給油許可信号を受信したときに給油可能な状態とされ、ノズルが戻されたときに給油停止処理するように動作するものであり、システム部が、ノズルが戻されても給油終了判断部により給油終了と判断されない限り課金・精算処理を行わず、次にノズルが外された度に給油終了と判断されなければ計量機に給油許可信号を送信して再給油可能にするように動作するものである。再給油可能とする内容は、予定給油量から既に給油した量を差し引いた給油を可能とするものに変更される。例えば、計量機を変更して、計量機自身が給油終了判断部の判断結果を受信し、ノズルが戻されたとき、給油終了判断部により給油未終了と判断されていれば、ノズルが再び外されたとき給油量のリセットを行わず、再給油量を前の給油量に加算して表示するように給油システムを構成してもよい。なお、この場合でも、安全のため、ノズルを戻すことにより給油弁を閉じ、給油ポンプを停止するように構成することが好ましい。この場合も、システム部は、給油終了判断部により給油終了と判断されない限り、課金・精算処理を行わないように構成されることは言うまでもない。

図1
本発明の実施形態による給油システムの外部構成を示す概略図
図2
本発明の実施形態による給油機システムの内部構成を示すブロック図
図3
図1および図2に示す給油システムの動作を示すフローチャート
【符号の説明】
1  計量機
10  給油量表示部
12  単価表示部
14  料金表示部
15  給油ノズル
16  ノズル保持部
20  ホース
30  給油制御部
32  ノズル感知部
34  給油弁
36  計量ユニット
38  ポンプ
40  タンク
52  給油種類設定部
54  給油量設定部
56  予定料金表示部
57  入金表示部
58  入金口
60  「終了」ボタン
65  「確認」ボタン
70  レシート排出口
80  スピーカー
100  システム部
102  設定受付部
104  操作指示部
106  システム制御部
108  給油終了判断部
110  課金・料金精算部
120  料金計算部
130  プリンタ

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