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技術 新規なアルキル化触媒及びアルキル化におけるその使用

出願人 アルベマーレネザーランズビー.ブイ.
発明者 ファンブロエクホーフェン,エマニュエル,ヘルマヌスマスカブレ,フランシスコ,レネ
出願日 2001年5月21日 (20年6ヶ月経過) 出願番号 2001-587906
公開日 2003年11月25日 (18年0ヶ月経過) 公開番号 2003-534898
状態 特許登録済
技術分野 触媒 触媒 有機低分子化合物及びその製造 触媒を使用する低分子有機合成反応
主要キーワード 活性サイクル 総孔容積 固体酸成分 リサイクル反応 アンチノック 反応器供給物中 測定過程 液体酸
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課題・解決手段

本発明は、水素化機能及び固体酸を有する触媒粒子を含む触媒に関し、ここで、(i)40から8000nmの範囲の直径を有する触媒孔容積と(ii)触媒粒子の比長との比が0.01〜0.90ml/(g*mm)の範囲であり及びここで、触媒は少なくとも0.20ml/gの総孔容積を有する。本発明は、更に炭化水素アルキル化におけるこの触媒の使用に関する。実施例において、Pt/USYが、触媒として使用される。

概要

背景

概要

本発明は、水素化機能及び固体酸を有する触媒粒子を含む触媒に関し、ここで、(i)40から8000nmの範囲の直径を有する触媒孔容積と(ii)触媒粒子の比長との比が0.01〜0.90ml/(g*mm)の範囲であり及びここで、触媒は少なくとも0.20ml/gの総孔容積を有する。本発明は、更に炭化水素アルキル化におけるこの触媒の使用に関する。実施例において、Pt/USYが、触媒として使用される。

目的

効果

実績

技術文献被引用数
2件
牽制数
4件

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請求項1

水素化機能及び固体酸を含む触媒粒子を含む、炭化水素アルキル化においての使用に好適な触媒において、(i)40〜8000nmの範囲の直径を有する触媒孔の容積と(ii)触媒粒子の比長との比率が0.01〜0.90ml/(g*mm)の範囲であり、かつ該触媒は少なくとも0.20ml/gの総孔容積を有し,且つ40〜8000nmの範囲の直径を有する触媒孔の容積が0.30ml/gより下である触媒。

請求項2

(i)40から8000nmの範囲の直径を有する触媒孔の容積と(ii)触媒粒子の比長との比率が少なくとも0.20ml/(g*mm)である特許請求の範囲第1項に記載の触媒。

請求項3

該触媒が少なくとも0.23ml/gの総孔容積を有する特許請求の範囲第1又は第2項に記載の触媒。

請求項4

該水素化機能が第VIII族貴金属から本質的になる特許請求範囲第1〜3項のいずれか一つに記載の触媒。

請求項5

該固体酸が24.34〜24.72オングストロ−ムの範囲の単位格子寸法を有するYゼオライトである特許請求範囲第1〜4項のいずれか一つに記載の触媒。

請求項6

該固体酸が24.40〜24.61オングストロ−ムの範囲の単位格子寸法を有するYゼオライトである特許請求範囲第5項に記載の触媒。

請求項7

該固体酸が24.45〜24.58オングストロ−ムの範囲の単位格子寸法を有するYゼオライトである特許請求範囲第6項に記載の触媒。

請求項8

該触媒が追加的にマトリックス物質を含む特許請求範囲第1〜7項のいずれか一つに記載の触媒。

請求項9

該マトリックス物質がアルミナを含む特許請求範囲第8項に記載の触媒。

請求項10

該触媒が希土類金属及び第VIII族非貴金属を含まない特許請求範囲第1〜9項のいずれか一つに記載の触媒。

請求項11

炭化水素のアルキル化のために特許請求範囲第1〜10項のいずれか一つに記載の触媒を使用する方法。

請求項12

飽和炭化水素のアルキル化のために特許請求範囲第1〜10項のいずれか一つに記載の触媒を使用する方法。

0001

本発明は、新規アルキル化触媒、及び炭化水素アルキル化のためのその使用に関する。

0002

本発明の構成の範囲内で、用語アルキル化は、芳香族又は飽和炭化水素のような炭化水素とオレフィンとの反応を意味する。本発明の範囲を限定することなく、飽和炭化水素、一般的には分岐した飽和炭化水素のオレフィンでのアルキル化により、より高い分子量を有する高度に分岐した飽和炭化水素を得ることを考察することにより、更に本発明を説明する。この反応は、2〜6個の炭素原子を含有するオレフィンでのイソブタンのアルキル化を通して高オクタン価を有しかつガソリン範囲内で沸騰するアルキレートを得ることを可能にするので、関心の対象である。減圧軽油及び大気圧残留物のようなより重質の石油留分をクラッキングすることにより得られるガソリンと異なり、アルキル化で得られたガソリンは、硫黄及び窒素のような汚染物質を本質的に含まず、従って清浄燃焼特性を有する。高オクタン価により表される、その高いアンチノック特性は、鉛のような環境的に有害なアンチノック化合物を添加する必要性を減じる。また、ナフサ改質することにより又はより重質の石油留分をクラッキングすることにより得られるガソリンとは異なり、アルキレートは、芳香族類又はオレフィン類をあるとしても少ししか含まず、それは環境的に言えば、更なる利点である。

0003

アルキル化反応は、酸触媒される。現在では、商業的アルキル化装置において、硫酸及びフッ化水素のような液体酸触媒の使用がなされている。斯かる触媒の使用は、広範囲の問題を伴う。例えば、硫酸及びフッ化水素は高度に腐食性であり、その結果、使用される装置は高い品質要求を満たさねばならない。得られた燃料における腐食性の高い物質の存在は好ましくないので、残存する酸はアルキレートから除去されねばならない。また、遂行されねばならない相分離の故に、プロセスは複雑であり、従って高価である。その上、フッ化水素のような毒性物質が放出される危険が常に存在する。

0004

この分野でのより新しい展開は、ゼオライト含有触媒のような固体酸触媒の使用である。即ち、WO9823560号は、飽和炭化水素のアルキル化において、Yゼオライトのようなゼオライト、及び第VIII族貴金属、例えば、白金又はパラジウムのような水素化機能及び任意的アルミナのようなマトリックス物質を含有する触媒の使用を記載する。この触媒の性能は満足すべきものであるが、これら触媒の触媒活性選択性及び安定性の更なる増加についての必要性が未だ存在する。

0005

驚くべきことに、(a)(i)40から8000nmの範囲の直径を有する触媒孔の容積と(ii)触媒粒子の比長(specific length)との間の比率が0.01〜0.90ml/(g*mm)の範囲であり、(b)触媒の総孔容積が少なくとも0.20ml/gであり、かつ(c)40〜8000nmの範囲の直径を有する触媒孔の容積が0.30ml/gより下であるような触媒特性を選択することにより、性能が更に改善され得ることが見出された。

0006

本発明を以下にさらに詳しく説明する。
本発明は、水素化機能及び固体酸を含む触媒粒子を含む、炭化水素のアルキル化においての使用に好適な触媒において、(i)40〜8000nmの範囲の直径を有する触媒孔の容積と(ii)触媒粒子の比長との比率が0.01〜0.90ml/(g*mm)の範囲であり、かつ該触媒は少なくとも0.20ml/gの総孔容積を有し,且つ40〜8000nmの範囲の直径を有する触媒孔の容積が0.30ml/gより下である触媒に関する。下記において、40〜8000の範囲の直径を有する孔は、「マクロポア」と称され、これらの孔の孔容積は「マクロポア容積」と表現される。

0007

触媒粒子の比長は、この触媒粒子の固体部分幾何学容積と幾何学表面との間の比として定義される。幾何学容積及び幾何学表面の測定は、当業者にとって知られており、例えば、DE2354558に記載されるように遂行されうる。比長は、触媒粒子の直径とは異なることに注意を要する。例えば、円筒状触媒粒子については、粒径は、比長より(粒子の直径及び長さに依存して)4から6倍大きい。更に、例えば、球の直径は比長より6倍大きい。

0008

上記したように、本発明の触媒にとって、それが0.01〜0.90ml/(g*mm)の範囲のマクロポア容積と比長との比を有することが必須である。更に上記したように、本発明の触媒にとって、少なくとも0.20ml/gの総孔容積を有し、及びマクロポア容積が0.30ml/gより下であることが必須である。下記の(比較)実施例に示されているように、もしマクロポア容積と比長との比及び/又は総孔容積がこれらの範囲外であるならば、炭化水素供給原料のアルキル化においてその触媒は、有意に貧弱な性能を示す。

0009

好ましくは、マクロポア容積と比長との比は0.02ml/(g*mm)より上であり、より好ましくは0.30ml/(g*mm)より上であり、いっそうより好ましくは0.40ml/(gmm)より上であり、並びに好ましくは0.80ml/(g*mm)より下である。更に、触媒は、少なくとも0.23ml/gの孔容積を有することが好ましく、最も好ましくは少なくとも0.25ml/gである。

0010

好ましくは、触媒粒子は、少なくとも0.10mm、より好ましくは少なくとも0.16mm、最も好ましくは少なくとも0.20mmの比長を有する。比長の上限は、好ましくは2.0mm、より好ましくは1.0mm及び最も好ましくは0.6mmにある。

0011

本発明の触媒の粒子は、球、円筒、環及び対称又は非対称多葉形ポリローブ、polylobes)、例えば、トリ‐及びクアドロローブを含む種々の形状を有することができる。好ましくは、本触媒粒子は、少なくとも0.5mm、より好ましくは少なくとも0.8mm及び最も好ましくは少なくとも1.0mmの平均粒径を有する。平均粒径の上限は、好ましくは10.0mm、より好ましくは5.0mm、いっそうより好ましくは3.0mmにある。

0012

好ましくは、マクロポア容積は、0.05〜0.30ml/g、より好ましくは0.08〜0.30ml/g、いっそうより好ましくは0.08〜0.25ml/gである。

0013

本触媒は、ゼオライトのような固体酸を含む。本発明の触媒に含まれるゼオライトの例は、YゼオライトたとえばH-Yゼオライト及びUSYゼオライトゼオライトベータMCM-22及びMCM-36である。好ましくは、ゼオライトは、24.34〜24.72オングストロームの範囲の単位格子寸法を有するYゼオライトである。より好ましくは、ゼオライトは24.40〜24.61オングストロームの単位格子寸法を有し且つ7〜18の範囲のシリカアルミナモル比を有するYゼオライトであり、最も好ましくは、ゼオライトは24.24〜24.58オングストロームの単位格子寸法を有し且つ7.85〜13.75の範囲のシリカ:アルミナモル比を有するYゼオライトである。

0014

上述したように、本触媒は、水素化機能を含む。好適な水素化機能は、例えば、第VIII族貴金属を包含する。第VIII貴金属は、好ましくは、金属として計算して且つ固体酸の重量を基準にして0.01〜2wt%、より好ましくは0.1〜1wt%の量で触媒中に含まれる。好ましくは、第VIII族貴金属は、パラジウム及び/又は白金を包含する。

0015

好ましくは、本触媒は、追加的にマトリックス物質を含む。好適なマトリックス物質の例は、アルミナ、シリカ、チタニアジルコニアクレー及びこれらの混合物である。アルミナを含むマトリックス物質が、一般には好ましい。

0016

好ましくは本発明の触媒は、本触媒中に存在する固体酸及びマトリックス物質の総重量を基準にして、2〜98wt%の固体酸及び98〜2wt%のマトリックス物質を含む。より好ましくは、本触媒は、本触媒に含まれる固体酸及びマトリックス物質の総重量を基準にして、10〜90wt%の固体酸及び90〜10wt%のマトリックス物質を含む。いっそう更に好ましくは、本触媒は、本触媒に含まれる固体酸及びマトリックス物質の総重量を基準にして、20〜80wt%の固体酸及び80〜20wt%のマトリックス物質、最も好ましくは50〜80wt%の固体酸及び20〜50wt%のマトリックス物質を含む。

0017

所望ならば、固体酸はまた、非ゼオライト固体酸、たとえばシリカアルミナ硫酸化酸化物、たとえばジルコニウムチタン又はスズの硫酸化酸化物、ジルコニウム、モリブデンタングステンリン等の混合酸化物塩化アルミニウム酸化物又はクレーを含むことができる。
好ましくは、本触媒は、水素化機能、固体酸、及び任意的にマトリックス物質から本質的になる。より好ましくは、本触媒は、ゼオライト、第VIII族貴金属及びマトリックス物質から本質的になる。本触媒が希土類金属及び/又は第VIII族非貴金属を含まないことが更に好ましい。従って、最も好ましくは、本発明の触媒は、第VIII族貴金属化合物、ゼオライト及びマトリックスから本質的になり、ここで、
(i)ゼオライトは、アルミニウムのような第III族元素及び/又は珪素のような第IV族元素酸化的化合物(酸化物及び水酸化物)、及び任意的にナトリウムのような第I族元素、及び/又はカルシウムのような第II族元素及び/又はリンのような第V族元素の酸化的化合物、及び任意的に追加のアンモニウム及び/又は水から本質的になり、かつ
(ii)マトリックスは、珪素、アルミニウム、チタン、ジルコニウム、第II族金属又はこれらの混合物の酸化的化合物の群から選択される。
本触媒は、当工業界に一般的なプロセスにより製造され得る。典型的なプロセスは、
(i)固体酸成分を、任意的にマトリックス物質と混合した後に、たとえば押し出して成形して粒子を形成し、
(ii)生じた粒子をか焼し、そして
(iii)例えば、粒子を水素化金属成分溶液含浸することにより及び/又は(競合的)イオン交換により、か焼された粒子に水素化機能を組み入れ
連続工程を含む。
あるいは、本触媒はたとえば、
(i)固体酸成分又は固体酸成分とマトリックス物質との混合物に水素化機能を組み入れ、
(ii)得た物質をたとえば押出して成形して、粒子を形成し、そして
(iii)生じた粒子をか焼する、
連続工程を含むプロセスにより調製され得る。

0018

本触媒は、飽和炭化水素のアルキル化用に特に適している。それ故、本発明は、これらの供給原料のアルキル化における本発明の触媒の使用に関する。上記したように、これは、本発明の触媒の存在下で飽和炭化水素をオレフィン又はオレフィン前駆体と反応させて、より高い分子量を有する高度に分岐した飽和炭化水素を与えることを含む。

0019

好ましくは、炭化水素は、4〜10個の炭素原子を有するイソアルカンのような分岐した飽和炭化水素である。例としては、イソブタン、イソペンタンイソキサン又はこれらの混合物が挙げられ、イソブタンが最も好ましい。アルキル化プロセスに使用されるオレフィンは、一般に、2〜10個の炭素原子、好ましくは2〜6個の炭素原子、更により好ましくは3〜5個の炭素原子及び最も好ましくは4個の炭素原子を有する。最も好ましくは、本アルキル化プロセスは、イソブタンのブテンでのアルキル化からなる。

0020

当業者には明らかなように、本アルキル化プロセスは、流動床プロセススラリープロセス及び固定床プロセスを含む任意の好適な形式で適用される。本プロセスは多数の床及び/又は反応器において遂行されることができ、それぞれが別々のオレフィン添加を伴う。そのような場合においては、本発明のプロセスは、それぞれの別個の床又は反応器において遂行され得る。

0021

好適なプロセス条件は、当業者に知られている。好ましくは、WO9823560号において開示されたようなアルキル化プロセスが適用される。本プロセスにおいて適用されるプロセス条件は、次の表において要約される。

0022

好ましくは、WO9823560号に記載されるような再生技術が、本アルキル化プロセスの間に適用される。より詳細には、本触媒は、好ましくは、本アルキル化プロセスの間において、脂肪族化合物及び水素を含有する供給物と接触されることによる再生工程に間欠的に付され、ここで、該再生は、本触媒の活性サイクルの好ましくは90%以下、より好ましくは60%以下、いっそうより好ましくは20%以下及び最も好ましくは10%以下のときに遂行される。本触媒の活性サイクルは、アルキル化剤の供給の開始時から、触媒含有反応器区域の入口と比較してアルキル化剤の20%が転化されないで触媒含有反応器区域を去る(分子内の異性化を計算に入れず)時点までの時間と定義される。任意的に、本プロセスにおいては、本触媒は、周期的に気相における水素での高温再生に付されることが出来る。高温再生は、好ましくは、少なくとも150℃、より好ましくは175℃〜600℃及び最も好ましくは200℃〜400℃の温度において遂行される。 この再生手順の詳細については、WO9823560号、特に4頁5〜9行及び19頁13行から13頁2行が参照される。

0023

上記アルキル化プロセスにおける本発明の触媒の使用は、高いオレフィン転化率(反応において転化された原料中のオレフィンの量)、高いC5+アルキレート収率生産されたC5+アルキレートの重量を消費されたオレフィンの全重量で割ったもの)及び高オクタン価を結果し、同時に、望まれないC9+副生成物の量は制限されることが出来、そして従って触媒の安定性がその結果改良され得る。これらのパラメーターに関する詳細については、WO9823560号が参照される。

0024

次の特性決定方法が、本発明において適用された:
マクロポア容積並びに総孔容積は、下記のウォシュバーン式(Washburn equation)に基づいて水銀侵入により決定された。

0025

ここで、Dは孔径、pは測定過程で適用された圧力、γは表面張力(480ダイン/cmと見なされる)、θは接触角(140°と見なされる)である。本測定において、圧力は、測定が3.6〜8,000nmの範囲の直径を有する孔をカバーするような範囲に亘り変動された。

0026

本発明は、次の実施例により更に説明されるであろう。
一般試験手順

0027

2cmの直径を有するWO9823560号において記載された固定床リサイクル反応器は、38.6gの触媒押出物及びカーボランダム粒子(60メッシュ)の1:1容積/容積混合物を充填された。反応管の中心に、直径6mmの熱電対が配置された。反応器は、30分間、窒素で(100Nl/時間)フラッシュされた。次に系は、高められた圧力において漏出について試験され、その後に圧力が21バールに上昇され、窒素が水素で置換された(100Nl/時間)。反応器の温度は、その後、1℃/分の速度で200℃まで上昇させられた。200℃において1時間後、温度は、1℃/分の速度で400℃まで上昇させられた。400℃において1時間後、反応器温度は、下記の実施例において示される反応温度まで下げられた。

0028

水素流は、反応温度への到達と共に停止された。イソブタンが約4,000グラム/時間の速度で反応器に供給された。イソブタンの約95〜98%が反応器にフィードバックされた。約2〜5%が分析用に排出された。系内の一定の液体量を確保するような量のイソブタンが、反応器に供給された。系が安定化したとき、下記の実施例において示されるようなシス‐2‐ブテン‐WHSV(本触媒試料中のゼオライト重量に基づいて計算された)を与えるような量のシス‐2‐ブテンが、系に添加された。系中の液体の全流速は、約4,000g/時間に維持された。反応器供給物中におけるイソブタン:シス‐2‐ブテンの重量比(反応器にフィードバックされた未反応の物質は考慮されない)は、下記の実施例で示される。反応器中の圧力は21バールに達した。反応の各1時間後に、5分間のイソブタンでの洗浄、引き続きイソブタン中の1モル%のH2溶液との接触を通して50分間の再生が行われ、それから更に5分間イソブテンで洗浄されることにより、本触媒は再生された(全体の洗浄及び再生時間は1時間)。この洗浄工程の後、アルキル化は、再び開始された。洗浄工程及び再生工程の間におけるプロセス条件は、反応工程の間のプロセス条件と同一である。

0029

特に断りのない限り、その触媒性能は、定常状態に到達の後に測定された。その性能は、オレフィン転化率、リサーチオクタン価(RON)、C5+アルキレート収率及び望ましくないC9+副生成物(2,2,5‐トリメチルへキサンを除く)の、C5+アルキレートに基づいて計算される重量パーセンテージにより特徴付けられた。RONは、総C9+(2,2,5‐トリメチルへキサンを除く)のRON寄与が90の代わりに84であると推定されたことを除き、WO9823560号の13及び14頁に記載されたように決定された。C5+アルキレート収率は、消費されたオレフィンの総重量で生成されたC5+アルキレートの重量を割ったものとして定義される。
実施例1:

0030

本発明の触媒は、上記試験手順に従い試験された。反応器供給物におけるイソブタン対シス‐2‐ブテンの重量比(反応器にフィードバックされる未反応物を考慮しない)は20であった。反応温度は、70℃であった。シス‐2‐ブテン‐WHSVは、0.21h-1であった。本触媒は、次の特性を有していた:
触媒組成
固体酸:USYゼオライト
固体酸量:70wt%(固体酸及びマトリックスの総重量基準
水素化金属:白金
水素化金属量:0.34%
マトリックス:アルミナ
マトリックス量:30wt%(固体酸及びマトリックスの総重量基準)
触媒形状:円筒状押出物
孔/粒子特性
マクロポア容積:0.17ml/g
比長:0.22mm(平均直径:1.0mm、平均長さ:4mm)
マクロポア容積/比長:0.77ml/(g*mm)
総孔容積:0.36ml/g
本触媒性能は、下記表において示される。
実施例2:

0031

実施例1の触媒と同一の組成及び形状を有する触媒が、試験された。触媒は、0.64ml/(g*mm)のマクロポア容積と比長との比を有していた(マクロポア容積:0.14ml/g、比長:0.22mm(平均直径:1.0mm、平均長さ:4mm))。その総孔容積は0.35ml/gであった。反応供給物におけるイソブタン:シス-2-ブテンの重量比(反応器にフィードバックされた未反応物は考慮しない)は、19であった。反応温度は、70℃であった。シス-2-ブテン-WHSVは、0.21h-1であった。更なる試験条件は、実施例1において記載されたとおりである。触媒性能は、下記の表で示される。
実施例3:

0032

実施例1の触媒と同一の組成及び形状を有する触媒が、試験された。それは、0.41ml/(g*mm)のマクロポア容積と比長との比を有していた(マクロポア容積:0.09ml/g、比長:0.22mm(平均直径:1.0mm、平均長さ:4mm))。その総孔容積は0.27ml/gであった。反応供給物におけるイソブタン:シス-2-ブテンの重量比(反応器にフィードバックされた未反応物は考慮しない)は、19であった。反応温度は、70℃であった。シス-2-ブテン-WHSVは、0.21h-1であった。更なる試験条件は、実施例1において記載されたとおりである。触媒性能は、下記の表で示される。
実施例4:

0033

実施例1の触媒と同一の組成及び形状を有する触媒が、試験された。それは、0.49ml/(g*mm)のマクロポア容積と比レングスとの比を有していた(マクロポア容積:0.17ml/g、比長:0.35mm(平均直径:1.7mm、平均長さ:4mm))。その総孔容積は0.38ml/gであった。反応供給物におけるイソブタン:シス-2-ブテンの重量比(反応器にフィードバックされた未反応物は考慮しない)は、26であった。反応温度は、80℃であった。シス-2-ブテン-WHSVは、0.19h−1であった。更なる試験条件は、実施例1において記載されたとおりである。触媒性能は、下記の表で示される。
比較実施例A:

0034

実施例1の触媒と同一の組成及び形状を有する触媒が、試験された。それは、0.95ml/(g*mm)のマクロポア容積と比長との比を有し(マクロポア容積:0.21ml/g、比長:0.22mm(平均直径:1.0mm、平均長さ:4mm))、これは本特許請求の範囲外にある。その総孔容積は0.50ml/gであった。反応供給物におけるイソブタン:シス-2-ブテンの重量比(反応器にフィードバックされた未反応物は考慮しない)は、30であった。反応温度は、70℃であった。シス-2-ブテン-WHSVは、0.21h-1であった。更なる試験条件は、実施例1において記載されたとおりである。触媒性能は、下記の表で示される。
比較実施例B:

0035

実施例1の触媒と同一の組成及び形状を有する触媒が、試験された。それは、0.18ml/(g*mm)のマクロポア容積と比長との比を有する(マクロポア容積:0.04ml/g、比長:0.22mm(平均直径:1.0mm、平均長さ:4mm))。その総孔容積は0.19ml/gであった。反応供給物におけるイソブタン:シス-2-ブテンの重量比(反応器にフィードバックされた未反応物は考慮しない)は、27であった。反応温度は、80℃であった。シス-2-ブテン-WHSVは、0.19h-1であった。更なる試験条件は、実施例1において記載されたとおりである。定常状態に到達できなかったので、触媒性能は60時間後に測定された。結果は、下記の表で示される。
考察:

0036

上記実施例の触媒の触媒性能は、下記の表に要約される:

0037

比較実施例A及びBの触媒の性能は、実施例1〜4におけるそれより有意に劣る。より詳細には、C5+アルキレート収率は、本発明に従う触媒の対応する収率よりも有意に低く、一方、望ましくないC9+の重量パーセンテージは、実施例1〜4の触媒の対応する値より有意に上である。

0038

比較実施例A及びBの触媒のこの劣る性能は、それらは実施例1〜4の触媒が試験された下での条件よりもより良い触媒性能をもたらすべき条件において試験されたという事実にも拘らず、観察されたことが注目されるべきである。より詳細には、比較実施例A及びBにおけるイソブタンとシス‐2‐ブテンとの重量比は、実施例1〜4におけるよりも高い。より高い重量比は反応器中におけるより少ないオレフィン量を示し、従って、望ましくないC9+生成物を結果する、
形成されたアルキレートと反応できる過剰なオレフィンの危険性の少なさを意味する。

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