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解決手段

本発明は、各マニホルド(16)により2つの流体チャンバ(28)(46)の間に整列して取り付けられ、流体が流れる管(10)を備える熱交換器に関する。各管(10)は、少なくとも1つの長手方向の仕切り部(68)により分割され、かつ、熱交換器の2つの大きな面(F1)(F2)に平行して整列させられた複数の流路(12)を備え、流体は、熱交換器の大きな面(F1)(F2)に平行で、管(10)の流路のグループ(G1)(G2)によりそれぞれ形成された少なくとも2つの層(SN1)(SN2)(SN3)(SN4)を循環するようになっている。少なくとも1つの流体チャンバ(28)(46)は、流体チャンバを、2つの層とそれぞれ連通する少なくとも2つの長手方向のコンパートメントに分割するのに好適な、内側に形成された長手方向の仕切り部(48)(68)を備えている。本発明は、特に、空調装置蒸発器に適用できるものである。

概要

背景

概要

本発明は、各マニホルド(16)により2つの流体チャンバ(28)(46)の間に整列して取り付けられ、流体が流れる管(10)を備える熱交換器に関する。各管(10)は、少なくとも1つの長手方向の仕切り部(68)により分割され、かつ、熱交換器の2つの大きな面(F1)(F2)に平行して整列させられた複数の流路(12)を備え、流体は、熱交換器の大きな面(F1)(F2)に平行で、管(10)の流路のグループ(G1)(G2)によりそれぞれ形成された少なくとも2つの層(SN1)(SN2)(SN3)(SN4)を循環するようになっている。少なくとも1つの流体チャンバ(28)(46)は、流体チャンバを、2つの層とそれぞれ連通する少なくとも2つの長手方向のコンパートメントに分割するのに好適な、内側に形成された長手方向の仕切り部(48)(68)を備えている。本発明は、特に、空調装置蒸発器に適用できるものである。

目的

効果

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4件
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6件

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請求項1

マニホルドにより2つの流体チャンバの間に取り付けられた管のバンクを備え、流体が流れるのに好適な熱交換器であって、各管(10)は、少なくとも1つの長手方向の仕切り部(68)により分割され、かつ、熱交換器の2つの大きな面(F1)(F2)に平行して整列させられた複数の流路(12)を備え、流体は、熱交換器の大きな面(F1)(F2)に平行で、管(10)の流路(12)のグループ(G1)(G2)によりそれぞれ形成された少なくとも2つの層(SN1)(SN2)(SN3)(SN4)を循環し、少なくとも1つの流体チャンバ(28)(46)は、流体チャンバを、2つの層とそれぞれ連通する少なくとも2つの長手方向のコンパートメントに分割するのに好適な、内側に形成された長手方向の仕切り部(48)(68)を備えている熱交換器。

請求項2

少なくとも1つの流体チャンバ(28)は、流体チャンバを少なくとも2つの横方向のコンパートメント(58)(60)(64)に分割し、そのうちの少なくとも1つを2つの層と連通させる、少なくとも1つの横方向の仕切り部(52)を備えている請求項1に記載の熱交換器。

請求項3

各層は、直列接続された少なくとも2つのサブ層(SN1)(SN2)(SN3)(SN4)に分割され、流体は、1つのサブ層から次のサブ層へ反対方向で循環するようになっている、請求項1または2に記載の熱交換器。

請求項4

各マニホルド(16)は、管(10)のバンクの端部(14)を挿入するためのカラー(20)により囲まれた孔(18)と、流体チャンバ(28)(46)をろう付けするための平面部(24)を有するマニホルド板(22)とを備えている請求項1〜3のいずれかに記載の熱交換器。

請求項5

各流体チャンバ(28)(46)は、平坦周縁部(30)(66)と、マニホルド板(22)の平面部(24)にろう付けされるのに好適な少なくとも1つの同一平面上の仕切り部(48)(52)(68)とを備えている請求項4に記載の熱交換器。

請求項6

マニホルド板(22)は、マニホルド(16)上にろう付けされる平面部(24)と、マニホルド(16)の孔(18)と整列する孔(26)とを備えている請求項4若しくは5に記載の熱交換器。

請求項7

マニホルド(16)の一端、マニホルド板(22)、または流体チャンバ(28)(46)から延びる少なくとも1つのラグ(45)を備え、前記ラグ(45)は、流体チャンバ(28)(46)の一端、またはマニホルド(16)またはマニホルド板(22)の一端にわたって折り曲がっている請求項6に記載の熱交換器。

請求項8

管(10)の少なくとも1つの長手方向の仕切り部(78)の端部(14)は、平面部(24)とほぼ同じ高さに位置し、管(10)の長手方向の仕切り部(78)を、流体チャンバの内側に形成された長手方向の仕切り部(48)(68)にろう付けできるようになっている請求項4〜7のいずれかに記載の熱交換器。

請求項9

各流体チャンバ(28)(46)は、周縁部(30)(66)及び同一平面上の仕切り部を形成するように、薄板スタンピング成形されて形成されている請求項5〜8のいずれかに記載の熱交換器。

請求項10

少なくとも1つの流体チャンバ(28)(46)は、流体のための少なくとも1つの入口管(54)または出口管(56)を備えている請求項1〜10のいずれかに記載の熱交換器。

請求項11

各管(10)は、スタンピング成形された管である請求項1〜10のいずれかに記載の熱交換器。

請求項12

各管(10)は、折り曲げられ、長手方向のろう付け結合部(88)により閉塞された薄板(80)により形成されている請求項1〜10のいずれかに記載の熱交換器。

請求項13

各管(10)は、漏れが生じないように、互いにろう付けされてスタンピング成形された2枚の薄板(90)により形成されている請求項1〜10のいずれかに記載の熱交換器。

請求項14

管(10)の流路(12)は、中央領域から両端へ向かって薄くなる厚さ(A)(B)(C)(D)を有する各仕切り部(78)により分割されている請求項1〜13のいずれかに記載の熱交換器。

請求項15

空調装置用蒸発器として形成された請求項1〜14のいずれかに記載の熱交換器。

0001

本発明は、熱交換器に関し、特に、エンジンを冷却したり、客室を加熱したりするラジエータ空調装置蒸発器またはコンデンサを構成するのに好適な自動車用の熱交換器に関する。

0002

このような種類の熱交換器は、各マニホルドにより、2つの流体チャンバの間に取り付けられ、流体が流れるのに好適な管のバンクを備えている。エンジンを冷却したり、乗客室を加熱するラジエータの場合、流体は、エンジン冷却用液体である。蒸発器や空調装置用のコンデンサの場合には、流体は、冷媒流体である。

0003

流体は、管の異なるグループ内を、連続して所定の方向で循環するようになっている。

0004

バンクは、波状スペーサを有する平坦な管や、一連フィンを通過し、円形または卵形の断面を有する管により構成されている。この場合、管のバンクの両端に設けた流体チャンバ内にある横方向及び長手方向の仕切り部により、流路が変更されるようになっている。

0005

管のバンクの各グループと連通するコンパートメントを形成するように、仕切り部は、流体チャンバと、対応するマニホルドとの間に設けられ、ろう付けされたり、流体チャンバがスタンピング成形されることにより形成される。

0006

従来の装置では、マニホルドには、管の端部が挿入され、ろう付けされている、上向きのカラーが取り付けられた孔またはスロットが形成される。

0007

マニホルドに孔を適切に形成するために、流体チャンバの長手方向の仕切り部に、切欠を形成する必要がある。

0008

このため、従来の装置では、マニホルド、流体チャンバの長手方向の仕切り部及び管の間での流体の漏れを完全に防止できないという問題がある。

0009

本発明の目的は、上述した欠点を解消することにある。

0010

そのため、本発明は、前述したような熱交換器を提供しており、各管は、少なくとも1つの長手方向の仕切り部により分割され、かつ、熱交換器の2つの大きな面に平行して整列させられた複数の流路を備えている。この熱交換器において、流体は、熱交換器の大きな面に平行で、管の流路のグループによりそれぞれ形成された少なくとも2つの層を循環し、少なくとも1つの流体チャンバは、流体チャンバを、2つの層とそれぞれ連通する少なくとも2つの長手方向のコンパートメントに分割するのに好適な、内側に形成された長手方向の仕切り部を備えている。

0011

このように、本発明の熱交換器は、複数の流路を有する管を備え、各管の各流路は、循環層に対応する少なくとも2つのグループに分割されている。

0012

2つの循環層を有する熱交換器の場合には、各層は、熱交換器の大きな面の一方に近接して位置し、各管は、第1層に対応する第1グループと、第2層に対応する第2グループとの2つのグループに分割されている。

0013

これら2つの層は、2つの流体チャンバのうちの少なくとも1つに形成された長手方向の2つのコンパートメントとそれぞれ連通している。

0014

本発明による管は、上述した長手方向のコンパートメントとそれぞれ対応する少なくとも2つの流路を備えている。各管が2本以上の流路を有している場合には、第1グループと第2グループとの流路の数は、等しいか、または異なっていてもよい。

0015

本発明の他の特徴によれば、少なくとも1つの流体チャンバは、流体チャンバを少なくとも2つの横方向のコンパートメントに分割し、そのうちの少なくとも1つを2つの層と連通させる、少なくとも1つの横方向の仕切り部を備えている。

0016

本発明のさらに他の特徴によれば、各層は、直列接続された少なくとも2つのサブ層に分割され、流体は、1つのサブ層から次のサブ層へ反対方向で循環するようになっている。

0017

本発明の実施例では、熱交換器は、2つのサブ層に分割された2つの層を備えており、4本の循環路、すなわち、第1層の2つのサブ層にある連続する2本の流路と、第2層の2つのサブ層にある連続する2本の流路とを形成することができる。

0018

本発明の好ましい一実施例では、各マニホルドは、管のバンクの端部を挿入するためのカラーにより囲まれた孔またはスロットと、流体チャンバをろう付けするための平面部を有するマニホルド板とを備えている。

0019

この特徴は、流体チャンバの長手方向及び横方向の仕切り部を、平面部と完全に向き合わせて位置させることができるので、特に利点がある。

0020

そのため、各流体チャンバは、平坦な周縁部と、マニホルドの面にろう付けされるのに好適な少なくとも1つの同一平面上の仕切り部(長手方向や横方向の仕切り部)を備えている。

0021

一片を用いて、マニホルドに平面部を形成することができる。

0022

しかし、本発明の好ましい一実施例では、マニホルド上にろう付けされ、マニホルドの孔と整列する孔を備えたマニホルド板に平面部が形成されている。

0023

すなわち、好ましくは打ち抜きにより孔が形成されたマニホルド板に、平坦な基準面を形成することができる。

0024

本発明の熱交換器は、マニホルドの一端、マニホルド板、または流体チャンバから延びる少なくとも1つのラグを備え、前記ラグは、流体チャンバの一端、またはマニホルドまたはマニホルド板の一端にわたって折り曲げられている。

0025

本発明の他の特徴によれば、管の少なくとも1つの長手方向の仕切り部の端部は、平面部とほぼ同じ高さに位置し、管の長手方向の仕切り部を、流体チャンバの内側に形成された長手方向の仕切り部にろう付けできるようになっている。

0026

各流体チャンバは、周縁部及び同一平面上の仕切り部を形成するように、薄板がスタンピング成形されて形成されているのが好ましい。

0027

流体チャンバが平面部にろう付けされると、流体チャンバの周縁部及び仕切り部は、平面部にろう付けされ、それにより、複数の循環路を形成するために、管と連通するコンパートメントを、適切な方法で形成することができる。

0028

本発明の他の特徴によれば、少なくとも1つの流体チャンバは、流体のための少なくとも1つの入口管または出口管を備えている。

0029

本発明の熱交換器の管を、種々に変形することができる。各管をスタンピング成形したり、薄板を折り曲げて、長手方向のろう付け結合部で閉塞したり、漏れが生じないように互いにろう付けされてスタンピング成形された2枚の薄板で形成することができる。

0030

本発明のさらに他の特徴によれば、管の流路は、中央領域から両端へ向かって薄くなる厚さを有する各仕切り部により分割されている。

0031

本発明の好ましい適用例において、熱交換器は、空調装置用の蒸発器として形成されている。

0032

次に、本発明を、図面を用いて単に例示的に説明する。

0033

図1は、複数の管(10)(1本のみを示している)によるバンクを備えた熱交換器の一部を示している。管(10)は、金属材料、好ましくはアルミニウムを主に含む材料がスタンピング成形され、一列に並んでいる。管(10)の内部には、垂直方向の仕切り部(78)により分割された複数(この実施例では7つ)の平行な流路(12)が形成されている。整列された管(10)は、熱交換器の対向する2つの大きな面(F1)(F2)と平行となっている。

0034

管(10)は、互いに離隔され、2本の隣接管同士の間に隙間が形成されている。隙間には、何も取り付けないようにしたり、熱交換を行う面となる波形スペーサ(図示せず)を取り付けるようにしてもよい。

0035

管(10)は、熱交換器の各面(F1)(F2)に対応する長手方向の2つの側部を有し、スタンピング成形されたほぼ長方形の薄板からなるマニホルド(16)に保持された端部(14)を有している。各管(10)の端部(14)は、管(10)の長手方向と直交して延び、また、垂直方向の各仕切り部(78)の端部をなす平面となっている。

0036

マニホルド(16)には、管(10)の外側断面に対応する内側断面を有する複数の孔(18)またはスロットが形成されている。各孔(18)には、カラー(20)が隣接して設けられているので、各孔(18)は、バンクの管(10)の各端部(14)を保持できるようになっている。管(10)の端部(14)は、漏れを防止するように、各カラー(20)にろう付けされている。

0037

マニホルド(16)には、好適にはアルミニウムを主に含む材料で形成された長方形のマニホルド板(22)が設けられている。マニホルド板(22)は、マニホルド(16)上にろう付けされ、基準面となる平面部(24)を形成し、また、マニホルド(16)の各孔(18)と向き合う複数の孔(26)またはスロットを有している。

0038

孔(26)の形状は、管(10)の端部(14)の形状と対応しており、そこで端部(14)は、平面部(24)から突出することなく、少なくとも部分的に孔(26)に嵌合している。各管(10)の端部(14)は、平面部(24)とほぼ同じ高さとなるように位置している。

0039

平面部(24)には、好ましくはアルミニウムを主に含む薄板がスタンピング成形された、図2に示すような流体チャンバ(28)が保持されるようになっている。

0040

図2の流体チャンバ(28)は、平坦であり、平面部(24)の周縁に支持されうる、ほぼ長方形の周縁部(30)を備えており、周縁部(30)は、長方形の平面部(24)と対応する形状となっている。図2の実施例において、周縁部(30)は、長手方向の2つの縁(32)を備えている。

0041

また、流体チャンバ(28)は、縁(32)と平行に延びる長手方向の仕切り部(34)と、仕切り部(34)及び縁(32)と直交して延びる横方向の仕切り部(36)とを備えている。周縁部(30)は、仕切り部(34)(36)と同一平面上にある。

0042

流体チャンバ(28)は、平坦な周縁部(30)と仕切り部(34)(36)との間に、4つのコンパートメントを形成するようにスタンピング成形されている。コンパートメント(38)(40)は、縁(32)の一方に隣接しており、コンパートメント(42)(44)は、縁(32)の他方に隣接している。

0043

流体チャンバ(28)を平面部(24)にろう付けすると、長手方向の仕切り部(34)は、図1に示す位置に、また、横方向の仕切り部(36)は、マニホルド板(22)の孔(26)の間に設けられることに注意されたい。

0044

図3は、マニホルド(16)にろう付けされたマニホルド板(22)の平面部(24)の縁に設けられた流体チャンバ(28)の周縁部(30)を示している。図3に示すように、マニホルド(16)の縁から延び、流体チャンバ(28)の周縁部(30)を覆うように折り曲げられ、ろう付けの際にアッセンブリを一時的に保持する少なくとも1つのラグ(45)が設けられている。

0045

変形例として、ラグを、マニホルド板(22)または流体チャンバ(28)の縁から延ばし、マニホルド(16)またはマニホルド板(22)の縁で折り曲げるようにしてもよい。

0046

本実施例では、流体チャンバ(28)の長手方向の仕切り部(34)(図1)は、管(10)の垂直方向の仕切り部(78)の端部(14)に位置している。それにより、流体チャンバ(28)の仕切り部(34)を、各管(10)の仕切り部(78)にろう付けでき、各管(10)を、2つのグループ、すなわち、3本の流路により構成された第1グループ(G1)と、4本の流路により構成された第2グループ(G2)とに分割できる。

0047

それにより、2つの異なる循環路、すなわち、第1グループ(G1)の流路により構成された第1層と、第2グループ(G2)の流路により構成された第2層とを、熱交換器に設けることができる。

0048

上述したように形成された熱交換器の詳細について、図4を参照して説明する。

0049

図4からわかるように、熱交換器は、上述した複数の管(10)により構成されたバンクを備えている。管(10)の上端は、マニホルド板(22)にろう付けされたマニホルド(16)に、上述のようにして保持されている。

0050

管(10)の下端は、同一形状のもう1つのマニホルド板(22)がろう付けされた同様のマニホルド(図示しない)に保持されている。

0051

上方及び下方にそれぞれ設けられた2つのマニホルド板(22)は、第1の流体チャンバ(28)(上方)と第2の流体チャンバ(46)(下方)とをそれぞれ保持するための基準板となっている。

0052

流体チャンバ(28)は、図2に示したように形成されている。図4の流体チャンバ(28)は、ほぼ長方形で平坦な周縁部(30)と、一部にわたって延び、周縁部(30)の横方向の縁(50)を横方向の仕切り部(52)と接続する長手方向の仕切り部(48)とを備えている。周縁部(30)及び仕切り部(48)(52)は、同一平面上にある。

0053

流体チャンバ(28)は、スタンピング成形されており、長手方向の仕切り部(48)により分割された2つのコンパートメント(58)(60)とそれぞれ連通する入口管(54)及び出口管(56)がさらに設けられている。また、流体チャンバ(28)は、単一コンパートメント(64)を形成する半球部(62)を有している。

0054

流体チャンバ(46)は、ほぼ長方形の平坦な周縁部(66)と、全長にわたって延び、周縁部(66)と同一平面上にある長手方向の仕切り部(68)とを有しており、かつ、バンクと連通し、長手方向に膨出している2つの長いコンパートメント(70)(72)を備えている。

0055

このように、熱交換器は、複数の管(10)、適切な場合にはスペーサ(図示せず)、2つのマニホルド(16)(1つのみを示している)、2つのマニホルド板(22)、上方の流体チャンバ(28)、及び下方の流体チャンバ(46)を備えている。

0056

流体チャンバ(46)の仕切り部(68)は、コンパートメント(70)と第1グループ(G1)の流路とを連通させ、かつ、コンパートメント(72)と第2グループ(G2)の流路とを連通させるように、各管(10)を分割するようになっている。

0057

図5に示すように、熱交換器内において、流体は、複数の流路を循環する。流体は、入口管(54)からコンパートメント(58)へ流れ、その後、管(10)の第1グループ(G1)の流路により形成された第1サブ層(SN1)の頂部から底部へ垂直に流れ、コンパートメント(70)へ到達する。

0058

次に、流体は、第2サブ層(SN2)の底部から頂部へ流れて、コンパートメント(70)から単一コンパートメント(64)へ到達する。第2サブ層(SN2)では、流体は、バンクの他の管(10)の第1グループ(G1)の流路へ流れる。

0059

次に、流体は、管(10)のグループ(G2)の流路を、第3サブ層(SN3)の頂部から底部へ垂直に流れ、コンパートメント(72)へ到達する。

0060

最後に、流体は、他の管(10)のグループ(G2)の流路を、第4サブ層(SN4)の底部から頂部へ垂直に流れ、コンパートメント(60)へ到達し、出口管(56)を介して熱交換器から流出する。

0061

このように、流体は、4つの流路を交互の方向で循環する。初めの2つの流路は、第1サブ層(SN1)及び第2サブ層(SN2)である。2つのサブ層(SN1)(SN2)は、熱交換器の面(F1)に近接して延びる同じ層である。

0062

次に、流体は、第3サブ層(SN3)及び第4サブ層(SN4)を流れる。サブ層(SN3)(SN4)は、第1層と直列接続され、熱交換器の面(F2)と平行に延びる第2層を構成している。

0063

第1層は、(3つの)流路を有する第1グループ(G1)により構成されており、第2層は、(4つの)流路を有するグループ(G2)により構成されていることに注意されたい。

0064

図6には、複数(11本)の流路(12)を備える、スタンピング成形された本発明による管(10)を示してある。

0065

各流路の断面は、ほぼ長方形である。管(10)は、2つの半円部(76)により連結された2つの平担部(74)を備えている。管(10)は、厚さが異なる仕切り部(78)により分割されている。中央領域に位置する2つの仕切り部(78)の厚さは「A」であり、隣接する仕切り部(78)の厚さは、順に「B」「C」「D」「E」となっている。ここで、A>B>C>D>Eである。このように、仕切り部(78)の厚さは、中央から両端へ向かって薄くなっている。

0066

図7の実施例では、管(10)は、2つの対向する平担部(82)が2つの半円部(84)により連結されるように折り曲げられた、薄板(80)により形成されている。薄板(80)は、仕切り部を形成する階段状のろう付け結合部(88)にそれぞれ取り付けられた2つの端(86)を有している。2つの端(86)は、管(10)を閉じて、2本の流路(12)を形成するように、ろう付け結合部(88)により取り付けられている。

0067

図8の実施例では、管(10)は、漏れが生じないように、互いにろう付けされて、スタンピング成形された2枚の薄板(90)により形成されている。2枚の薄板(90)は、同一形状であり、長手方向の2つの端縁(92)と、互いに平行で、かつ、膨出部(96)を分割するように、中央に形成されて長手方向に延びる分割縁(94)とを備えている。薄板(90)の端縁(92)及び分割縁(94)は、漏れが生じないように、かつ、2つの流路(12)を形成するように、互いにろう付けされている。

0068

図9の熱交換器は、図4のものと類似しているが、上方及び下方の流体チャンバ(28)(46)(図10)に関して、構造が異なっている。

0069

図4の流体チャンバ(28)は、長手方向の仕切り部(48)により分割されたコンパートメント(58)(60)とそれぞれ連通した入口管(54)及び出口管(56)を備えている。これに対し、仕切り部(48)は、横方向の仕切り部(52)を越えて延び、コンパートメント(98)(100)を形成している。

0070

流体チャンバ(46)は、一部にわたって延び、横方向の仕切り部(102)と連結された長手方向の仕切り部(68)を有している。横方向に延びるもう一方の仕切り部(104)が、仕切り部(102)とは離れて形成されている。それにより、流体チャンバ(46)の仕切り部(68)の両側には、隣接する長手方向のコンパートメント(70)(72)が、また、仕切り部(104)の両側には、横方向のコンパートメント(106)(108)が形成されている。

0071

図9及び図10の熱交換器において、流体は、2つの層に設けられた6本の流路を循環する。第1層において、流体は、入口管(54)、コンパートメント(70)(98)(106)(98)(108)の順で流れることにより、第1グループ(G1)の流路を流れる。次に、第2層において、流体は、コンパートメント(108)(100)(106)(100)(72)、出口管(56)の順に流れることにより、第2グループ(G2)の流路を流れる。

0072

本発明により、好適にはアルミニウムを主に含む金属片をろう付けすることにより、熱交換器を製造することができる。複数の流路を有する管を用いることにより、少なくとも2つの循環層に対応する少なくとも2つの流路グループを、各管に形成することができる。各マニホルドには、平面部を有するマニホルド板が取り付けられているので、この平面部と流体チャンバとの間の漏れを完全に防止することができるとともに、複数の流路に、流体が循環するコンパートメントを設けることができる。

0073

特に、本発明により、流体が2つの層を循環する熱交換器を製造することができ、熱交換器の温度が平均化される。これは、熱交換器が蒸発器として製造された時に、特に利点となる。

0074

各層には、少なくとも2つ、または3つや4つの流路を設けることができる。

0075

また、本発明により、漏れを防止するとともに、熱交換器を簡単に組み立てることができるようになる。

0076

さらに、このようにして製造された熱交換器は、破裂に対する抵抗力強化されており、また、各流体チャンバの位置を低くすることができるので、流体チャンバ及びマニホルドにかかる圧力を低減することができる。

0077

本発明は、特に、自動車加熱装置や空調装置に用いると好適である。

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  • 株式会社日阪製作所の「 プレート式熱交換器」が 公開されました。( 2021/09/30)

    【課題】繊維状の固形物を含む流体を流通させても詰まりの生じ難いプレート式熱交換器を提供することを課題とする。【解決手段】本発明は、複数の伝熱プレートを有するプレート積層部を備え、該プレート積層部の連通... 詳細

  • 住友精密工業株式会社の「 拡散接合型熱交換器」が 公開されました。( 2021/09/30)

    【課題・解決手段】この発明の1つの目的は、伝熱板の積層数を多くした場合にも、大きな温度差を有する流体間の熱交換に伴い発生する熱応力を低減することが可能な拡散接合型熱交換器を提供することである。この拡散... 詳細

  • 三菱電機株式会社の「 熱交換器、熱交換器ユニット、及び冷凍サイクル装置」が 公開されました。( 2021/09/30)

    【課題・解決手段】扁平管同士の隙間に水が滞留しにくく、排水性を向上させた熱交換器、熱交換器ユニット、及び冷凍サイクル装置を得ることを目的とする。この発明は、管軸を並列に配置された第1の扁平管及び第2の... 詳細

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