図面 (/)

技術 フィルムへ応用するための中密度ポリエチレン組成物

出願人 トータルペトロケミカルズリサーチフエリユイ
発明者 タベルニエ,マルク
出願日 2000年12月12日 (19年11ヶ月経過) 出願番号 2001-544847
公開日 2003年5月20日 (17年6ヶ月経過) 公開番号 2003-516879
状態 特許登録済
技術分野 積層体(2) プラスチック等の押出成形
主要キーワード 剪断応答 工業用製品 酸化材料 光沢反射 均一ブレンド 連続反応槽 粘性挙動 フィルム調
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2003年5月20日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (1)

課題・解決手段

吹込フィルムを製造するための低密度ポリエチレン(LDPE)を含むメタロセン触媒中密度ポリエチレン(mMDPE)の均一なブレンドの使用、この組成物は本質的に、ブレンドの総重量に基づき0.5〜99.5重量%のmMDPEおよび99.5〜0.5重量%のLDPEから本質的に成る。ブレンドは場合によりLDPEの層間で押し出される。本発明の組成物は良好な加工特性を有し、そしてLDPEの良好な光学的特性およびMDPEの良好な機械的および加工特性を有する吹込みフィルムを作成するために使用する。

概要

背景

概要

吹込フィルムを製造するための低密度ポリエチレン(LDPE)を含むメタロセン触媒中密度ポリエチレン(mMDPE)の均一なブレンドの使用、この組成物は本質的に、ブレンドの総重量に基づき0.5〜99.5重量%のmMDPEおよび99.5〜0.5重量%のLDPEから本質的に成る。ブレンドは場合によりLDPEの層間で押し出される。本発明の組成物は良好な加工特性を有し、そしてLDPEの良好な光学的特性およびMDPEの良好な機械的および加工特性を有する吹込みフィルムを作成するために使用する。

目的

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
1件

この技術が所属する分野

ライセンス契約や譲渡などの可能性がある特許掲載中! 開放特許随時追加・更新中 詳しくはこちら

請求項1

(i)非-メタロセン触媒を用いて調製した低密度ポリエチレン(LDPE)および/または非-メタロセンまたはメタロセン触媒のいずれかを用いて調製した線状低密度ポリエチレンLLDPE)を含んで成る組成物の第1層;(ii)メタロセン触媒化中密度ポリエチレン(mMDPE)を含む低密度ポリエチレン(LDPE)の均一ブレンドの第2層、このブレンドはブレンドの総重量に基づき本質的に0.5〜99.5重量%のmMDPEおよび99.5〜0.5重量%のLDPEから成り、そして0.925〜0.955g/cm3の密度を有し、そしてメタロセン触媒系は本質的に架橋メタロセン化合物単独、または該メタロセンの80重量%未満となる別のメタロセン触媒と組み合わせて成り;(iii)非-メタロセン触媒を用いて調製された低密度ポリエチレン(LDPE)および/または非-メタロセンまたはメタロセン触媒のいずれかを用いて調製した線状低密度ポリエチレン(LLDPE)を含んで成る組成物の第3層、該第3層は第1層と同じか、または異なる、からなる同時押出しフィルム

請求項2

架橋化メタロセン触媒がビステトラヒドロ-インデニル化合物である、請求項1に記載の同時押出しフィルム。

請求項3

架橋化メタロセンがエチレンビステトラヒドロ-インデニルジルコニウム化合物である、請求項1または2に記載の同時押出しフィルム。

請求項4

2つの外層が同じ組成である、前記請求項のいずれか1項に記載の同時押出しフィルム。

請求項5

2つの外層の各々がフィルムの総重量の5〜33重量%を表す、前記請求項のいずれか1項に記載の同時押出しフィルム。

請求項6

2つの外層が同じ厚さを有する、前記請求項のいずれか1項に記載の同時押出しフィルム。

請求項7

a)ブレンドの総重量に基づき、非−メタロセン触媒を用いて調製された99.5〜0.5重量%の低密度ポリエチレン(LDPE)を含む0.5〜99.5重量%のメタロセン−触媒化中密度ポリエチレン(mMDPE)のブレンドを調製し、該ブレンドは0.93〜0.955g/cm3の密度および0.2〜10g/10分のメルトインデックスMI2を有し、そしてメタロセン触媒系は本質的に架橋化メタロセン化合物単独、または該メタロセンの80重量%未満となる別のメタロセン触媒とを組み合わせて成り;b)非−メタロセン触媒を用いて調製されたLDPEおよび/または非-メタロセンまたはメタロセン触媒のいずれかを用いて調製されたLLDPEの第2組成物を調製し;c)非−メタロセン触媒を用いて調製されたLDPEおよび/または非-メタロセンまたはメタロセン触媒のいずれかを用いて調製されたLLDPEの第3組成物を調製し、該組成物は工程b)の組成物と同じか、または異なり;d)工程a)のブレンドを、工程b)の組成物から調製した層と工程c)の組成物から調製した層との間で同時押出しし、該工程a)のブレンドはフィルムの総重量の33〜100重量%を表し;e)工程d)の同時押出し物吹込んで、向上した光学特性を有する吹込フィルムを調製する、工程を含む、前記請求項のいずれかに記載のフィルムの調製法

請求項8

メタロセン触媒がビステトラヒドロ-インデニル化合物である、請求項7に記載の方法。

請求項9

同時押出し物の2つの外層が同じ組成を有する、請求項7または8に記載の方法。

請求項10

2つの外層が同じ厚さを有する、請求項9に記載の方法。

請求項11

収縮可能なフィルムを調製するための請求項1に記載のブレンド(ii)の使用。

請求項12

向上した光学特性を有する吹込フィルムを製造するための、前記請求項1ないし6のいずれか1項に記載の同時押出し組成物の使用。

0001

(技術分野)
本発明は、優れた光学的および機械的特性を良好な加工性およびダウンゲイジング(down-gauging)の可能性と組み合わせながら、優れた剛性および収縮を確実とするポリエチレン組成物およびそれらのフィルムに関する。したがってこのポリエチレン組成物は、排他的ではないが食品または非食品用包装個人的なケア製品農業用または工業用製品のようなこの独自な特性の組み合わせを必要とするフィルムへの応用に使用することができる。

0002

低密度ポリエチレン(LDPE)は優れた光学特性を提供し、そして低温および圧で加工することができる一方、良好な溶融強度を維持する。しかしLDPEは低い延伸比および低い剛性によりダウンゲイジングの可能性が限定されている。

0003

線状低密度ポリエチレンLLDPE)は大きく向上したダウン-ゲイジングの可能性および優れた引裂強さおよび耐衝撃性を保持する:しかしその剛性は低いままであり、そしてその加工性はLDPEよりもかなり低い。また従来のLLDPEの光学特性はLDPEには合わない。LLDPEの光学特性は、メタロセン触媒化LLDPE(mLLDPE)樹脂を使用することにより改良された;しかし剛性はこれらの生成物では改良されず、そしてこれら等級の加工性は一般に通例のLLDPEより悪い。

0004

高い剛性が必要な場合はいつでも、LDPEおよびLLDPE組成物にはオーバーレイ厚構造(overly thick structure)が必要である。特にLLDPEに関しては、優れた耐衝撃性および引裂き特性がそのダウン-ゲイジング能を有用にする場合、高い剛性が生成物の取り扱いに必要であるため剛性の欠如は主要な欠点である。

0005

通例の中密度ポリエチレン(MDPE)は向上した剛性、優れた加工性およびダウン−ゲイジングの可能性を提供する。しかしMDPEにはLDPEまたはLLDPEの良好な光学特性が欠如している。

0006

LDPEおよび/またはLLDPEを含む従来のMDPEのブレンドは、LDPEおよび/またはLLDPEの剛性および/またはダウン-ゲイジングおよび/または加工性を改善するために使用することができるが、それらに良好な光学特性を提供しない。国際公開第95/27005号明細書は、LDPEとLLDPEまたはmLLDPEとの混合物を開示する。それらの樹脂の剛性は、不十分である。

0007

したがって、LDPEにより提供される透明度および光沢、ならびにMDPEの剛性に合う一方、MDPEと同じ耐衝撃性、引裂き強度、ダウン-ゲイジングおよび加工特性を維持するポリエチレン組成物の必要性が存在する。

0008

したがって本発明の目的は、LDPEの良好な光学的質とMDPEの剛性、ダウン-ゲイジング、加工性、耐耐衝撃性および引裂き強度との間で良好なバランスがとれた1以上の層により調製されたフィルム用のポリエチレン組成物を提供することである。

0009

本発明の別の目的は、改善された収縮特性をもつフィルムを調製するために使用することができるポリエチレン組成物を提供することである。

0010

本発明では、フィルムとは大変薄い連続シートと定義し:厚さの上限は約250ミクロンである(ハーレーコンデンスト化学辞典(Hawley's Chemical Dictionary)、第20版、R.J.Lewisによる総説ファンストランドレンホールド社(Van Nostrand Reinhold Co.、ニューヨーク)。
発明の説明

0011

本発明は、メタロセン−触媒化中密度ポリエチレン(mMDPE)を含む低密度ポリエチレン(LDPE)の均一なブレンドから調製されたフィルム(該ブレンドは本質的にブレンドの総重量に基づき0.5〜99.5重量%のmMDPEおよび99.5〜0.5重量%のLDPEから成り、そして該ブレンドは同じか、または異なってもよいLDPEおよび/またはLLDPEから成るブレンドの2層間で場合により同時押出しされる)、および架橋化(bridged)メタロセン化合物単独、または触媒の組み合わせの80重量%未満となる別のメタロセン触媒とを組み合わせて含んで成るメタロセン触媒系に関する。

0012

それらは良好な加工特性およびダウン−ゲイジング能を有し、そしてクロム−触媒化MDPEに少なくとも匹敵する機械的特性を持つLDPEに匹敵する光学特性を有する。

0013

メタロセン触媒の使用は通常、密度が上昇するほど通常の触媒の使用よりも有利ではなくなると受け入れられているので、この結果は予想されなかった:すなわち向上した耐衝撃性および光学的特性のような低い、または大変低い密度の樹脂で観察されるこの改善は、より高密度な樹脂では期待されない。

0014

本発明で使用する低密度および線状低密度ポリエチレンの製造は当該技術分野においては知られており、そして例えば「ポリマーサイエンスおよびエンジニアリングの辞典(Encyclopedia of Polymer Science and Engineering)」、第2版、第6巻、第404〜410頁(LDPE)および第436〜444(LLDPE)に記載されている。メタロセン触媒は本発明のブレンド中で使用するLDPEを調製するためには使用されなかった。

0015

中密度ポリエチレンを製造するために本発明で使用する触媒系は、欧州特許出願公開第0790259号明細書に記載されているような架橋化メタロセン化合物、好ましくは一般式(IndH4)2R"MQ2(式中、各Indは同一または異なり、そしてインデニルまたは置換されたインデニルであり、R"はC1−C4アルキレン基ジアルキルゲルマニウムまたはシリコンまたはシロキサン、あるいはアルキルホスフィンまたはアミン基を含んで成る架橋であり、この架橋は置換されても置換されてなくてもよく、Mは第IV族金属またはバナジウムであり、そして各Qは1〜20個の炭素原子またはハロゲンを有するヒドロカルビルである)のビステトラヒドロ-インデニル化合物を必ず含んで成る。

0016

各ビステトラヒドロ-インデニル化合物は、シクロペンタジエニル環シクロヘキセニル環およびエチレン結合における1以上の位置で互いに同じ様式で、または異なって置換されてもよい。

0017

置換基は、式XRv(式中、Xは第IVA族酸素および窒素から選択され、そして各Rは同じかまたは異なり、そして水素または1〜20個の炭素原子のヒドロカルビルから選択され、そしてv+1はXの原子価である)の置換基から独立して選択することができる。Xは好ましくはCである。シクロペンタジエニル環が置換される場合、その置換基は金属Mに対するオレフィンモノマー配位に影響を及ぼすほど嵩高になってはならない。シクロペンタジエニル環上の置換基は、好ましくは水素原子またはCH3としてRを有する。より好ましくは少なくとも1つ、そして最も好ましくは両方のシクロペンタジエニル環が非置換である。

0018

特に好適な態様では、両方のインデニルが非置換である。

0019

R”は好ましくは、置換された、または置換されていないC1−C4アルキレン基(本明細書では二官能基を説明するために使用し、またアルキリデンとも呼ぶ)、最も好ましくはエチレン架橋(本明細書では二官能基を説明するために使用し、またエチリデンとも呼ぶ)である。

0020

金属Mは好ましくはジルコニウムハフニウムまたはチタン、最も好ましくはジルコニウムである。各Qは同じかまたは異なり、そして1〜20個の炭素原子またはハロゲンを有するヒドロカルビルまたはヒドロカルボキシ基であることができる。適当なヒドロカルビルには、アリールアルキルアルケニルアルキルアリールまたはアリールアルキルを含む。各Qは好ましくはハロゲンである。

0021

エチレンビス(4,5,6,7-テトラヒドロ-1-インデニル)ジルコニウムジクロライドが本発明の特に好適なビステトラヒドロ-インデニル化合物である。

0022

本発明に使用するメタロセン触媒成分は、任意の既知の方法により調製することができる。好適な調製法は、J.Org.Chem.288,63-67(1985)に記載されている。

0023

オレフィン重合に適すると当該技術分野で知られている任意のメタロセン触媒は、ビステトラヒドロ-インデニル化合物と組み合わせて、該組み合わせの80重量%を越えない量で使用することができる。

0024

これらは例えば、欧州特許出願公開第96200422.9号明細書に記載されている。

0025

それらは一般式:
I.(Cp)mMRnXq

0026

式中、Cpはシクロペンタジエニル環であり、Mは第4b、5bまたは6b族の遷移金属であり、Rは1〜20個の炭素原子を有するヒドロカルビル基またはヒドロカルボキシであり、Xはハロゲンであり、そしてm=1〜3、n=0〜3、q=0〜3であり、そしてm+n+qの和が金属の酸化状態に等しく、
II.(C5R'k)gR"s(C5R'k)MQ3-g および
III.R"s(C5R'k)2MQ'

0027

式中、(C5R'k)はシクロペンタジエニルまたは置換されたシクロペンタジエニルであり、各R'は同じかまたは異なり、そして水素または1〜20個の炭素原子を含むアルキル、アルケニル、アリール、アルキルアリールまたはアリールアルキル基のようなヒドロカルビル基であるか、あるいは2つの炭素原子が一緒に結合してC4−C6環を形成し、R"はC1−C4アルキレン基、ジアルキルゲルマニウムもしくシリコンもしくはシロキサン、または2つの(C5R'k)環を架橋するアルキルホスフィンもしくはアミン基であり、Qは1〜20個の炭素原子を有するアリール、アルキル、アルケニル、アルキルアリールまたはアリールアルキル基のようなヒドロカルビル基、1〜20個の炭素原子またはハロゲンを有するヒドロカルボキシ基であり、そして互いに同じかまたは異なることができ、Q'は1〜約20個の炭素原子を有するアルキリデン基であり、sは0または1であり、gは0、1または2であり、gが0である時sは0であり、sが1である時kは4であり、そしてsが0である時kが5であり、そしてMは上記定義の通りである、
により表すことができる。

0028

ヒドロカルビル基の例は、メチルエチルプロピルブチルアミルイソアミルヘキシルイソブチルヘプチルオクチル、ノニルデシルセチル、2-エチルヘキシルフェニル等である。ハロゲン原子の例には、塩素臭素フッ素およびヨウ素を含み、これらのハロゲン原子の中でも塩素が好適である。

0029

ヒドロカルボキシ基の例は、メトキシエトキシプロポキシブトキシ、アミルオキシ等である。

0030

アルキリデン基の例は、メチリデン、エチリデンおよびプロピリデンおよびi-ブチリデンである。

0031

メタロセンは支持されていてもよい。支持されている場合、本発明に使用する支持体は任意の有機または無機固体、特にタルク無機酸化物のような多孔性支持体、およびポリオレフィンのような樹脂性の支持体材料であることができる。好ましくは支持体材料は微細に分割された状態の無機酸化物である。

0032

本発明に従い望ましく使用される適当な無機酸化材料には、シリカアルミナおよびそれらの混合物のような第2a、3a、4aまたは4b族の金属酸化物を含む。単独、またはシリカまたはアルミナと組み合わせて使用できる他の無機酸化物は、マグネシアチタニアジルコニア等である。しかし他の適当な支持体材料、例えば微細に分割されたポリエチレンのような微細に分割された官能化ポリオレフィンを使用することができる。好ましくは支持体は200から600m2/gの間から成る表面積および0.5から3ml/gの間から成る孔容量を有するシリカである。

0033

活性部位イオン化作用を有する共触媒を加えることにより作成しなければならない。アルモキサン(alumoxane)を共触媒として使用することができるが、本発明の方法に従い中密度ポリエチレンを調製するための重合化法中に、共触媒としてアルモキサンを必ずしも使用することはない。

0034

共触媒としてアルモキサンを使用する時、当該技術分野で既知の任意のアルモキサンを本明細書で使用することができる。

0035

好適なアルモキサンは、式:
、そして

0036

式中、

0037

nは、1〜40、好ましくは10〜20であり、そしてmは3〜40、好ましくは3〜20であり、そしてRはC1−C8アルキル基、そして好ましくはメチルである、
により表されるオリゴマーの線状および/または環状アルキルアルモキサンを含んで成る。

0038

一般に例えばトリメチルアルミニウムおよび水からのアルモキサンの調製では、線状および環状化合物の混合物が得られる。

0039

メチルアルモキサンが好ましく使用される。

0040

アルモキサンは通常、トルエン中に濃縮されたアルモキサンの溶液として送達される。

0041

本発明の好適な態様に従いアルモキサンを共触媒として使用しない時、例えば式AlRx(ここで各Rは同じかまたは異なり、そしてハライドから、または1〜12個の炭素原子を有するアルコキシまたはアルキル基から選択され、そしてxは1〜3である)により表される1以上のアルミニウムアルキルを使用する。特に適するアルミニウムアルキルは、トリメチルアルミニウム、トリリルアルミニウムトリイソブチルアルミニウム、トリ-n-オクチルアルミニウムまたはトリ-n-ヘキシルアルミニウから選択されるトリアルキルアルミニウムであり、最も好適であるのはトリイソブチルアルミニウム(TIBAL)である。

0042

固体支持体触媒の調製に使用する有用なアルモキサンまたはアルミニウムアルキルおよびメタロセンの量は、広い範囲で変動することができる。好ましくはアルミニウム対遷移金属のモル比は、1:1から100:1の間、好ましくは5:1から50:1の間となる。

0043

本発明に必要とされる中密度ポリエチレンを製造するために使用するメタロセン触媒は、ガス、溶液またはスラリー重合で使用することができる。

0044

好ましくは本発明では、重合法はスラリー相重合化条件下で行う。スラリー相重合化条件は、10分から4時間、好ましくは1から2.5時間の間、20〜125℃、好ましくは60〜95℃の温度、そして0.1〜5.6MPa、好ましくは2〜4MPaの圧力から成ることが好ましい。

0045

重合反応ポリマー樹脂希釈剤中で懸濁した固体として留まる温度で、希釈剤中で行うことが好ましい。希釈剤には例えばイソブタンn-ヘキサン、n-ヘプタンメチルシクロヘキサンn-ペンタン、n-ブタン、n-デカンシクロヘキサン等を含む。好適な希釈剤はイソブタンである。

0046

本発明の好適な態様に従い、重合を行うには連続反応槽を使用する。この連続反応槽は、好ましくはループ反応槽である。重合化法の間、少なくとも1つのモノマー、触媒系および希釈剤を反応槽に混合物で流す。

0047

本発明において、平均モル重量は幾らかの量の水素を導入することにより、または重合中の温度を変えることによりさらに制御することができる。水素を使用する時、重合反応槽に導入する水素およびオレフィンの相対的量は、存在する全水素およびオレフィンに基づき、約0.001〜15モルパーセントの水素および99.999〜85モルパーセントのオレフィンの範囲にあることが好ましく、好ましくは約0.2〜3モルパーセントの水素および99.8〜97モルパーセントのオレフィンの範囲内である。

0048

本発明で使用するメタロセン触媒化ポリエチレン(mMDPE)の密度は、反応槽中に注入されるコモノマーの量により調節され;それらは0.925g/cm3〜0.955g/cm3、そして好ましくは0.930g/cm3〜0.945g/cm3の範囲である。使用できるコモノマーの例には、1-オレフィン類であるブテンヘキセンオンテン、4-メチル-ペンテン等を含み、そして最も好ましくはヘキセンである。

0049

本発明で使用するメタロセン触媒化ポリエチレン(mMDPE)のメルトインデックスは、反応槽中に注入される水素の量により調節することができ;それらは0.05g/10'〜5g/10'、好ましくは0.1g/10'〜4g/10'の範囲である。

0050

狭い、および広い両方の分子量分布(MWD)を有する大変広範なポリエチレン生成物を導くメタロセン触媒について調査を行った。

0051

MWDを変化させると、大きく異なる粘性挙動を持つ樹脂が得られる。剪断応答感度は通常、21.6kg(HLMI)および2.16kg(MI2)の荷重溶融流れの比(SR2)により表される(190℃でASTMD-1238-89A)。狭いMWDを持つ樹脂は約15の典型的なSR2値を有する。本発明の樹脂は狭いMWD樹脂に関する約15の典型的な低い値から、重合に使用する架橋化メタロセン触媒、生産条件および生じる樹脂のMI2-値に依存して15から70の範囲になる値を有する。

0052

長期および加工安定性の両方に標準的な添加剤を使用してもよく、そして所望により1以上の顔料および/または染料を加えることもできる。

0053

出願人は触媒組成物の選択および生産条件がMI2、密度およびSR2値の独立した決定を可能とすることが分かった。従来の触媒系については、SR2の値はやや狭い限度内で、MI2の選択により定められる。

0054

上記の手法により触媒化されたmMDPEは、種々の比率でLDPEとのブレンドに使用される。

0055

本発明の態様に従いmMDPEを含むLDPEの組成物は、予備乾燥ブレンドまたは押出しにより、またはホッパー中での直接ブレンドにより、または押出し機を介して得られる。

0056

材料は加工性、ダウンゲイジングおよび良好な光学特性が重要な問題ならば、既存の市販されている応用に関する生産条件下で操作される。優れく結果が達成される。

0057

一般に本発明のブレンドはブレンドの総重量に基づき、約0.5〜99.5重量%のmMDPEおよび99.5〜0.5重量%のLDPEを含んで成る。好ましくは本発明の組成物は、ブレンドの総重量に基づき、約2.5〜70重量%のmMDPEおよび30〜97.5重量%のLDPEを含んで成る。生成するポリエチレンは、0.930〜0.955g/cm3の密度および0.2〜10g/10分のメルトインデックスMI2を有する。

0058

本明細書では、ポリエチレンの密度はASTMD1505の手順を使用して23℃で測定される。

0059

フィルムは、上記のmMDPE/LDPEブレンドを2つの層間(各層がLDPEおよび/またはLLDPEを含んで成るブレンドである)で同時押出しすることにより生成される。LDPEは非メタロセン触媒を用いて調製され、そしてLLDPEはチーグラナッタ触媒またはメタロセン触媒のいずれかを用いて調製される。2つの外層は同じかまたは異なってもよく、そしてそれぞれの層がフィルムの総重量の0〜33重量%、そして好ましくは5〜30重量%である。

0060

優れた透明度および光沢は、上記の範囲で試験したすべての組成物で得られる。

0061

本発明の組成物および方法を用いて調製したフィルムの機械的特性は優れ、そして特に剛性および収縮特性に優れることも観察される。

0062

この吹込みフィルムは:
a)ブレンドの総重量に基づき、非−メタロセン触媒(LDPE)を用いて調製された99.5〜0.5重量%の低密度ポリエチレンを含む0.5〜99.5重量%のメタロセン−触媒化中密度ポリエチレン(mMDPE)のブレンドを調製し、該ブレンドは0.93〜0.955g/cm3の密度および0.2〜10g/10分のメルトインデックスMI2を有し、そしてメタロセン触媒系は単独、または寄与する別のメタロセン触媒とを組み合わせた架橋化メタロセン化合物から本質的に成り;
b)非−メタロセン触媒を用いて調製されたLDPEおよび/または非-メタロセンまたはメタロセン触媒のいずれかを用いて調製されたLLDPEの第2組成物を調製し;
c)非−メタロセン触媒を用いて調製されたLDPEおよび/または非-メタロセンまたはメタロセン触媒のいずれかを用いて調製されたLLDPEの第3組成物を調製し、該組成物は工程b)の組成物と同じか、または異なり;
d)工程a)のブレンドを、工程b)の組成物から調製した層と工程c)の組成物から調製した層との間で同時押出しし、該工程a)のブレンドはフィルムの総重量の33〜100重量%を表し;
e)工程d)の同時押出し物を吹込んで、向上した光学特性を有する吹込フィルムを調製する、
工程により生成される。

0063

本発明に従い調製されるフィルムは、このように向上した透明度および光沢、優れたおよびバランスの取れた引裂き特性、高い耐衝撃性を有すると同時に、標準的なダウン-ゲイジングの可能性、剛性、収縮性および良好な加工性を維持している。
実施例:
1.重合手順および生成物の組成

0064

本発明のメタロセン−触媒化中密度ポリエチレンの重合は、液体充填したスラリーループ反応槽中で行った。エチレンを触媒を一緒に含む1-ヘキセンと注入した。イソブタンは希釈剤として使用した。重合条件は表1に示す。
表1
樹脂R1
C2供給 (kg/h) 1600
C6供給 (g/kg C2) 43
H2供給 (mg/h) 10000
イソC4供給 (kg/h) 1950
Tibal conc. (ppm) 500
Tpol (℃) 86
C2=エチレン
C6=1-ヘキセン
イソC4=イソブタン
TIBAL=トリイソブチルアルミニウム

0065

架橋化メタロセン触媒は、エチレンビス(テトラヒドロ-インデニル)ジルコニウムジクロライドであった。

0066

比較のために、樹脂R1と同じ密度のMDPE樹脂R2はクロム触媒を用いて調製した。

0067

樹脂R1およびR2に関するデータを表IIにまとめる。
表II.
R1 R2
密度g/cm3 0.934 0.934
MI2 g/10分 0.9 0.15
HLMI g/10分 25 14.5
SR2=HLMI/MI2 28 100

0068

次いでブレンドB1およびB2のそれぞれ生成するために、70重量%の樹脂R1または樹脂R2および30重量%のLDPEの比率で樹脂R1およびR2をLDPEとブレンドした。
2.フィルム調

0069

幾つかのフィルムを調製した。

0070

比較に使用するフィルム1を通例のLDPEを用いて調製した。

0071

フィルム2は、ブレンドB2単独で調製した。

0072

フィルム3は、ブレンドB1単独で調製した。

0073

フィルムF1、F2およびF3は、180mmのダイ、2.7のBUR、ネック無しおよび1.2mmのダイギャップを特徴とする低密度構成(low density configuration)を使用して吹き込んだ。フィルムを40ミクロンの厚さにダウンゲイジングした。

0074

フィルムF4およびF5は、吹き込む前にブレンドB1またはブレンドB2を2層の同一のLDPEの間で、フィルムの総重量に基づき10重量%の各外LDPE層および80重量%のブレンドB1またはB2の中間層の量で、同時押出しするさらなる工程を含んだ。

0075

フィルムF4は、LDPEと同時押し出ししたブレンドB2から調製した。

0076

フィルムF5は、LDPEと同時押し出ししたブレンドB1から調製した。

0077

フィルムF4およびF5は、350mmのダイ、2.2のBUR、ネック無しおよび1.4mmのダイギャップを特徴とする低密度構成を使用して吹き込んだ。フィルムを40ミクロンの厚さにダウンゲイジングした。
3.フィルム特性

0078

5種類のフィルムF1〜F5の光学的特性(曇りおよび光沢)、剛性および収縮を表IIIに与える。従来のLDPEを用いて調製したフィルムの押し出しのケード(cade)中で、本発明のフィルムが少なくとも同等そして上回ることさえできる向上した光学特性を有することが分かる。さらにそれらの剛性は優れ、そしてMDPEを用いて調製したフィルムに優るとも劣らない。

0079

光沢はバイクカードナー(Byk-Gardner)のミクロ-光沢反射計を使用して45゜の角度で測定し、曇りは バイク−カードナーのHazegard(商標)システムを使用して測定した。降伏応力はASTMD882法により測定した。

ページトップへ

この技術を出願した法人

この技術を発明した人物

ページトップへ

関連する挑戦したい社会課題

関連する公募課題

該当するデータがありません

ページトップへ

おススメ サービス

おススメ astavisionコンテンツ

新着 最近 公開された関連が強い技術

この 技術と関連性が強い人物

関連性が強い人物一覧

この 技術と関連する社会課題

関連する挑戦したい社会課題一覧

この 技術と関連する公募課題

該当するデータがありません

astavision 新着記事

サイト情報について

本サービスは、国が公開している情報(公開特許公報、特許整理標準化データ等)を元に構成されています。出典元のデータには一部間違いやノイズがあり、情報の正確さについては保証致しかねます。また一時的に、各データの収録範囲や更新周期によって、一部の情報が正しく表示されないことがございます。当サイトの情報を元にした諸問題、不利益等について当方は何ら責任を負いかねることを予めご承知おきのほど宜しくお願い申し上げます。

主たる情報の出典

特許情報…特許整理標準化データ(XML編)、公開特許公報、特許公報、審決公報、Patent Map Guidance System データ