図面 (/)

技術 リボン電線の配索変換方法、ワイヤハーネスの製造方法、リボン電線の配索変換装置、コネクタおよびワイヤハーネス

出願人 矢崎総業株式会社
発明者 佐々木久典
出願日 2002年5月20日 (17年3ヶ月経過) 出願番号 2002-144859
公開日 2003年11月28日 (15年9ヶ月経過) 公開番号 2003-338228
状態 未査定
技術分野 電気接続器の製造又は接続方法(1) 多導体接続(プリント板等) 絶縁導体(1) 電線ケーブルの製造(1) 端末部処理 嵌合装置及び印刷回路との接合
主要キーワード スライド治具 押込み手 長円孔 端切り 切断量 プレート穴 複数本並列 外部被覆
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2003年11月28日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (11)

課題

部品点数を減少させてコストダウンを図ることのできるリボン電線配索変換方法ワイヤハーネスの製造方法、リボン電線の配索変換装置コネクタおよびワイヤハーネスを提供する。

解決手段

分離している電線11の端部を配列変換治具14の所定位置に設けられているプレート穴13に押込んで、先端が配列変換治具14に対して略直角に立つようにする。そして、この略直角に立っている電線11を所望の変換後配索方向へ押し曲げることにより、部品を用いずに電線11の配列および配索方向を変換することができるとともに、先端切りにより先端を揃えて圧接コネクタ22に取り付けることができる。あるいは、予め電線11の先端を所定長さに切断しておき、配列および配索方向変換後に圧接コネクタ22を取り付ける。

概要

背景

従来より知られているリボン電線配索変換方法および変換装置としては、特開平7−312241号公報に記載されているようなものがある。このリボン電線の配索変換方法および変換装置100では、図10に示すように、複数本電線101a、101b、…、101fを並列して一体化したリボン電線101の長手方向の途中位置において、例えば、配列を入れ替えるべき2本の電線101b、101eを切断して切断箇所102を設ける。

次いで、切断された電線101b、101eの切断箇所102を挟んだ両側位置に、交差する2本の圧接バスバー103の圧接部104を取り付ける。すなわち、圧接バスバー103の一方の圧接部104aを電線101b、101eのうちの一方の電線101bに位置決めし、他方の圧接部104bを切断位置を超えた他方の電線101eに位置決めした後、両圧接部104a、104bをリボン電線101に押付ける。

これにより、圧接部104の先端がリボン電線101の絶縁体105に切り込んで、内部の電線101b、101eが導入部106に導入されて接触する。圧接部104の二股に分かれている先端はリボン電線101を貫通して、絶縁板107に設けられている挿入穴108に挿入されて固定される。このようにして、複数本並列している電線101a、101b、…、101fの中の電線101b、101eの配列を容易に入れ替えることができる。

概要

部品点数を減少させてコストダウンを図ることのできるリボン電線の配索変換方法、ワイヤハーネスの製造方法、リボン電線の配索変換装置、コネクタおよびワイヤハーネスを提供する。

分離している電線11の端部を配列変換治具14の所定位置に設けられているプレート穴13に押込んで、先端が配列変換治具14に対して略直角に立つようにする。そして、この略直角に立っている電線11を所望の変換後配索方向へ押し曲げることにより、部品を用いずに電線11の配列および配索方向を変換することができるとともに、先端切りにより先端を揃えて圧接コネクタ22に取り付けることができる。あるいは、予め電線11の先端を所定長さに切断しておき、配列および配索方向変換後に圧接コネクタ22を取り付ける。

目的

本発明は、前述した問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、部品点数を減少させてコストダウンを図ることのできるリボン電線の配索変換方法、ワイヤハーネスの製造方法、リボン電線の配索変換装置、コネクタおよびワイヤハーネスを提供することにある。

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

この技術が所属する分野

ライセンス契約や譲渡などの可能性がある特許掲載中! 開放特許随時追加・更新中 詳しくはこちら

請求項1

複数本電線並列したリボン電線の配列を変換するリボン電線の配索変換方法であって、前記複数本の電線の端部を分離し、配列変換治具において少なくとも各電線の変換前配列および変換後配列により各々決定される位置に設けられているプレート穴に、前記電線の途中部分をU字状に各々押込むことにより各電線の先端を当該配列変換治具に対して略直角に立て、立てられた各電線を所望の変換後配索方向へ押し曲げることを特徴とするリボン電線の配索変換方法。

請求項2

複数本の電線を並列したリボン電線の配列を変換して製造するワイヤハーネスの製造方法であって、前記複数本の電線の端部を分離し、配列変換治具において少なくとも各電線の変換前配列および変換後配列により各々決定される位置に設けられているプレート穴に、前記電線の途中部分をU字状に各々押込むことにより各電線の先端を当該配列変換治具に対して略直角に立て、立てられた各電線を所望の変換後配索方向へ押し曲げて先端切りを行い、前記電線の先端をコネクタに取り付けることを特徴とするワイヤハーネスの製造方法。

請求項3

複数本の電線を並列したリボン電線の配列を変換して製造するワイヤハーネスの製造方法であって、前記複数本の電線の端部を分離して、各電線の先端を所定長さに切断し、配列変換治具において少なくとも各電線の変換前配列および変換後配列により各々決定される位置に設けられているプレート穴に、前記電線の途中部分をU字状に各々押込むことにより各電線の先端を当該配列変換治具に対して略直角に立て、立てられた各電線を所望の変換後配索方向へ押し曲げて、前記電線の先端をコネクタに取り付けることを特徴とするワイヤハーネスの製造方法。

請求項4

複数本の電線を並列したリボン電線の配列を変換するリボン電線の配索変換装置であって、少なくとも前記各電線の変換前配列および変換後配列により各々決定される位置にプレート穴が設けられている配列変換治具と、分離された前記電線の途中部分を前記プレート穴にU字状に押し込ことにより各電線の先端を前記配列変換治具に対して略直角に立てるための電線押込み手段と、前記配列変換治具に対して略直角に立てられた各電線を所望の変換後配索方向へ押し曲げるスライド治具とを有することを特徴とするリボン電線の配索変換装置。

請求項5

前記プレート穴が、前記変換前配索方向に長い長円孔であることを特徴とする請求項4に記載したリボン電線の配索変換装置。

請求項6

請求項1から3のいずれかに記載したリボン電線の配索変換方法によりあるいは請求項4に記載したリボン電線の配索変換装置により、配列および配索方向が変換されたリボン電線の先端に取り付けられるコネクタが、前記配列変換治具と一体であることを特徴とするコネクタ。

請求項7

請求項1から3のいずれかに記載したリボン電線の配索変換方法によりあるいは請求項4に記載したリボン電線の配索変換装置により配列および配索方向が変換されたリボン電線の先端に、請求項6記載のコネクタを取り付けたことを特徴とするワイヤハーネス。

技術分野

0001

この発明は、リボン電線配索変換方法ワイヤハーネスの製造方法、リボン電線の配索変換装置コネクタおよびワイヤハーネスに関するものである。

背景技術

0002

従来より知られているリボン電線の配索変換方法および変換装置としては、特開平7−312241号公報に記載されているようなものがある。このリボン電線の配索変換方法および変換装置100では、図10に示すように、複数本電線101a、101b、…、101fを並列して一体化したリボン電線101の長手方向の途中位置において、例えば、配列を入れ替えるべき2本の電線101b、101eを切断して切断箇所102を設ける。

0003

次いで、切断された電線101b、101eの切断箇所102を挟んだ両側位置に、交差する2本の圧接バスバー103の圧接部104を取り付ける。すなわち、圧接バスバー103の一方の圧接部104aを電線101b、101eのうちの一方の電線101bに位置決めし、他方の圧接部104bを切断位置を超えた他方の電線101eに位置決めした後、両圧接部104a、104bをリボン電線101に押付ける。

0004

これにより、圧接部104の先端がリボン電線101の絶縁体105に切り込んで、内部の電線101b、101eが導入部106に導入されて接触する。圧接部104の二股に分かれている先端はリボン電線101を貫通して、絶縁板107に設けられている挿入穴108に挿入されて固定される。このようにして、複数本並列している電線101a、101b、…、101fの中の電線101b、101eの配列を容易に入れ替えることができる。

発明が解決しようとする課題

0005

しかしながら、前述したようなリボン電線の配索変換方法および配索変換装置100では、配列を入れ替えるための部品である圧接バスバー103を用いなければならず、部品点数が増加することによりコストアップや製造工程の増加を招くという問題がある。

0006

本発明は、前述した問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、部品点数を減少させてコストダウンを図ることのできるリボン電線の配索変換方法、ワイヤハーネスの製造方法、リボン電線の配索変換装置、コネクタおよびワイヤハーネスを提供することにある。

課題を解決するための手段

0007

前述した目的を達成するために、本発明にかかるリボン電線の配索変換方法は、請求項1に記載したように、複数本の電線を並列したリボン電線の配列を変換するリボン電線の配索変換方法であって、前記複数本の電線の端部を分離し、配列変換治具において少なくとも各電線の変換前配列および変換後配列により各々決定される位置に設けられているプレート穴に、前記電線の途中部分をU字状に各々押込むことにより各電線の先端を当該配列変換治具に対して略直角に立て、立てられた各電線を所望の変換後配索方向へ押し曲げることを特徴としている。

0008

ここで、リボン電線とは、複数本の電線を並列して外部被覆により一体化したものおよび単に複数本の電線を並列した電線群を意味する。従って、リボン電線の端部を分離するとは、リボン電線が絶縁体の外部被覆により一体的になっている場合には、電線間の外部被覆を切除して分離するが、リボン電線が外部被覆により一体化されていない場合には、各電線が分離した状態にあれば良い。

0009

また、配列変換治具に設けるプレート穴の位置は、少なくとも変換前電線の配列と変換後電線の配列から決定される位置にあればよい。従って、多数のプレート穴を所定間隔で設けておき、その内から変換前電線の配列と変換後電線の配列から決定される位置のプレート穴を選択的に使用することも可能である。

0010

このように構成されたリボン電線の配索変換方法においては、分離している電線の端部を配列変換治具の所定位置に設けられているプレート穴に押込んで、先端が配列変換治具に対して略直角に立つようにする。そして、この略直角に立っている電線を所望の変換後配索方向へ押し曲げることにより、部品を用いずに電線の配列を変えるとともに所望の配索方向へ変換することができる。これにより、リボン電線の配索変換のコストダウンを図ることができる。

0011

また、本発明にかかるワイヤハーネスの製造方法は、請求項2に記載したように、複数本の電線を並列したリボン電線の配列を変換して製造するワイヤハーネスの製造方法であって、前記複数本の電線の端部を分離し、配列変換治具において少なくとも各電線の変換前配列および変換後配列により各々決定される位置に設けられているプレート穴に、前記電線の途中部分をU字状に各々押込むことにより各電線の先端を当該配列変換治具に対して略直角に立て、立てられた各電線を所望の変換後配索方向へ押し曲げて先端切りを行い、前記電線の先端をコネクタに取り付けることを特徴としている。

0012

ここで、リボン電線とは、複数本の電線を並列して外部被覆により一体化したものおよび単に複数本の電線を並列した電線群を意味する。従って、リボン電線の端部を分離するとは、リボン電線が絶縁体の外部被覆により一体的になっている場合には、電線間の外部被覆を切除して分離するが、リボン電線が外部被覆により一体化されていない場合には、各電線が分離した状態にあれば良い。

0013

また、プレート穴の位置は、少なくとも変換前電線の配列と変換後電線の配列から決定される位置にあればよい。従って、多数のプレート穴を所定間隔で設けておき、その内から変換前電線の配列と変換後電線の配列から決定される位置のプレート穴を選択的に使用することも可能である。

0014

このように構成されたワイヤハーネスの製造方法においては、分離している電線の端部を配列変換治具の所定位置に設けられているプレート穴に押込んで、先端が配列変換治具に対して略直角に立つようにする。そして、この略直角に立っている電線を所望の変換後配索方向へ押し曲げることにより、部品を用いずに電線の配列および配索方向を変換することができるとともに、先端切りにより先端を揃えてコネクタに取り付ける。これにより、ワイヤハーネスのコストダウンを図ることができる。

0015

また、本発明にかかるワイヤハーネスの製造方法は、請求項3に記載したように、複数本の電線を並列したリボン電線の配列を変換して製造するワイヤハーネスの製造方法であって、前記複数本の電線の端部を分離して、各電線の先端を所定長さに切断し、配列変換治具において少なくとも各電線の変換前配列および変換後配列により各々決定される位置に設けられているプレート穴に、前記電線の途中部分をU字状に各々押込むことにより各電線の先端を当該配列変換治具に対して略直角に立て、立てられた各電線を所望の変換後配索方向へ押し曲げて、前記電線の先端をコネクタに取り付けることを特徴としている。

0016

ここで、リボン電線とは、複数本の電線を並列して外部被覆により一体化したものおよび単に複数本の電線を並列した電線群を意味する。従って、リボン電線の端部を分離するとは、リボン電線が絶縁体の外部被覆により一体的になっている場合には、電線間の外部被覆を切除して分離するが、リボン電線が外部被覆により一体化されていない場合には、各電線が分離した状態にあれば良い。

0017

また、プレート穴の位置は、少なくとも変換前電線の配列と変換後電線の配列から決定される位置にあればよい。従って、多数のプレート穴を所定間隔で設けておき、その内から変換前電線の配列と変換後電線の配列から決定される位置のプレート穴を選択的に使用することも可能である。また、各電線の先端を所定長さに切断するとは、配列および配索方向を変換した後に各電線の先端が揃うように予め切断することを言う。

0018

このように構成されたワイヤハーネスの製造方法においては、分離している各電線の端部を所定長さに切断した後、配列変換治具の所定位置に設けられているプレート穴に押込んで、先端が配列変換治具に対して略直角に立つようにする。そして、この略直角に立っている電線を所望の変換後配索方向へ押し曲げることにより、部品を用いずにリボン電線の配列および配索方向を変換することができるとともに、先端が一列に揃うので、容易にコネクタに接続することができる。これにより、ワイヤハーネスのコストダウンを図ることができる。

0019

また、本発明にかかるリボン電線の配索変換装置は、請求項4に記載したように、複数本の電線を並列したリボン電線の配列を変換するリボン電線の配索変換装置であって、少なくとも前記各電線の変換前配列および変換後配列により各々決定される位置にプレート穴が設けられている配列変換治具と、分離された前記電線の途中部分を前記プレート穴にU字状に押し込ことにより各電線の先端を前記配列変換治具に対して略直角に立てるための電線押込み手段と、前記配列変換治具に対して略直角に立てられた各電線を所望の変換後配索方向へ押し曲げるスライド治具とを有することを特徴としている。

0020

ここで、配列変換治具に設けられているプレート穴の位置は、少なくとも変換前電線の配列と変換後電線の配列から決定される位置にあればよい。従って、多数のプレート穴を所定間隔で設けておき、その内から変換前電線の配列と変換後電線の配列から決定される位置のプレート穴を選択的に使用することも可能である。

0021

また、電線押込み手段としては、配列変換治具におけるプレート穴の位置に対応した突起を有するものを例示することができる。さらに、スライド治具としては、配列変換治具の上面に沿って変換後の配索方向へスライド可能な板状の部材を例示することができる。

0022

このように構成されたリボン電線の配索変換装置においては、分離している電線の途中部分を、電線押込み手段により配列変換治具の所定位置に設けられているプレート穴にU字状に押込んで、先端が配列変換治具に対して略直角に立つようにする。そして、この略直角に立っている電線をスライド治具を用いて所望の変換後配索方向へ押し曲げることにより、リボン電線の配列および配索方向を変換するので、部品を用いずに変換することができる。これにより、リボン電線の配索変換のコストダウンを図ることができる。

0023

また、本発明にかかるリボン電線の配索変換装置は、請求項5に記載したように、請求項4に記載したリボン電線の配索変換装置において、前記プレート穴が、前記変換前配索方向に長い長円孔であることを特徴としている。

0024

ここで、プレート穴は、変換前の電線の配索方向に長い長円孔であるが、その長さは、電線の途中部分をU字状にプレート穴に押込んだときに、各電線の先端側が配列変換治具に対して略直角に立つような長さである。また、プレート穴の幅は、各電線の幅と略等しい大きさでよい。

0025

このように構成されたリボン電線の配索変換装置においては、プレート穴が変換前のリボン電線の配索方向に長い長円孔なので、各電線をプレート穴に押込み易いとともに、各電線の先端が配列変換治具から上方に略直角に突出することになる。

0026

また、本発明にかかるコネクタは、請求項6に記載したように、請求項1から3のいずれかに記載したリボン電線の配索変換方法により、あるいは請求項4に記載したリボン電線の配索変換装置により、配列および配索方向が変換されたリボン電線の先端に取り付けられるコネクタが、前記配列変換治具と一体であることを特徴としている。

0027

このように構成されたコネクタにおいては、配列変換治具に各電線を押込んで電線の配列および配索方向を変換したままの状態で、各電線の先端を配列変換治具と一体的なコネクタに接続するので、各電線を変換後の配列で確実に保持することができる。従って、電線の配索変換の工程と、コネクタに接続する工程の間に時間がある場合や、場所を移動する場合でも配列を確実に保持することができる。

0028

また、本発明にかかるワイヤハーネスは、請求項7に記載したように、請求項1から3のいずれかに記載したリボン電線の配索変換方法によりあるいは請求項4に記載したリボン電線の配索変換装置により配列および配索方向が変換されたリボン電線の先端に、請求項6記載のコネクタを取り付けたことを特徴としている。

0029

このように構成されたワイヤハーネスにおいては、配列変換治具に各電線を押込んで電線の配列および配索方向を変換したままの状態で、各電線の先端を配列変換治具と一体的なコネクタに接続してあるので、各電線の変換後の配列を確実に保持して、自由な配索を行うことができる。

発明を実施するための最良の形態

0030

以下、本発明に係るリボン電線の配索変換方法およびその装置の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。

0031

図1から図5に示すように、本発明に係る第1実施形態であるリボン電線の配索変換装置10は、複数本の電線11を並列したリボン電線12の配列を変換するものであって、少なくとも各電線11の変換前配列(図4参照)および変換後配列により各々決定される位置にプレート穴13が設けられている配列変換治具14と、分離された電線11の途中部分11aをプレート穴13にU字状に押し込ことにより各電線11の先端を配列変換治具14に対して略直角に立てるための電線押込み手段15と、配列変換治具14に対して略直角に立てられた各電線11を所望の変換後配索方向へ押し曲げるスライド治具16とを有している。

0032

なお、リボン電線12が絶縁体の外部被覆17により一体的になっている場合には、図1に示すように、端末切りさき刃18により電線11間の外部被覆17を切除して分離するが、リボン電線12が外部被覆17により一体化されていない場合には、各電線11が分離した状態にあれば良い。

0033

図6に示すように、配列変換治具14には、少なくとも変換前配列と変換後配列との交点にプレート穴13が設けられている。従って、多数のプレート穴を所定間隔で設けておき、その内から変換前電線の配列と変換後電線の配列から決定される位置のプレート穴を選択的に使用することも可能である。

0034

また、図7(A),(B)に示すように、配列変換治具14に設けられているプレート穴13では、長さLは、電線押込み手段15に設けられている突起19により電線11の途中部分のU字状部分20をプレート穴13に押込んだときに、電線11の先端が配列変換治具14から上方へ略垂直に曲げ上げられる大きさとなっている。また、図7(B)に示すように、プレート穴13の幅dが略各電線11の幅と同等である。

0035

電線押込み手段15には、配列変換治具14に設けられているプレート穴13に対応して複数本の突起19が下方に突出して設けられている。また、電線押込み手段15としては、変換前電線の配列と変換後電線の配列から決定される位置にあるプレート穴13の位置に対応した突起19を有するものを例示することができる。

0036

そして、スライド治具16としては、配列変換治具14の上面に沿って変換後の配索方向へスライド可能な板状の部材を例示することができる。なお、スライド治具16の下面には、各電線11が一部スライド自在に嵌合する溝16aを設けて、電線11を変換後配索方向へ曲げ易くするのが良い。

0037

次に、図1から図5を参照して、本発明に係るリボン電線の配索変換方法およびワイヤハーネス製造方法について説明する。まず、図1に示すように、リボン電線12が絶縁体の外部被覆17により一体的になっている場合には、端末切りさき刃18により電線11間の外部被覆17を切除して分離する。なお、リボン電線12が外部被覆17により一体化されていない場合には、各電線11は分離しているので、このまま分離した状態を保持する。

0038

続いて、図2に示すように、分離している電線11の先端部を配列変換治具14の上に載置する。このとき、各電線11をプレート穴13の真上に載せる。そして、電線押込み手段15を下降させて、突起19により各電線11をプレート穴13に押込む。図7(A)に示すように、押込まれた電線11は曲げられて、U字状部分20がプレート穴13の内部に押込まれ、各電線11の先端部は配列変換治具14から上方に垂直に曲げ上げられる。

0039

図3に示すように、スライド治具16を配列変換治具14の上面に沿って変換後配索方向へスライドさせ、図4に示すように、各電線11を変換後配索方向へ折り曲げる。これにより、図6に示すように、変換前配列では電線11a、11b、11cの順に配列されていたのが、変換後配列では電線11b、11c、11aの順に配列される。同時に、変換前配索方向に対して、変換後配索方向は例えば90度右方向に配索方向を変換する。図4に示すように、配列および配索方向が変換された各電線11の先端を先端切りそろえ刃21により切り揃える。

0040

図5に示すように、切り揃えられた電線11の先端をコネクタである圧接コネクタ22に接続してワイヤハーネス23を製造する。このとき、図8に示すように、配列変換治具14と圧接コネクタ22とが一体になった圧接コネクタ24を用いることもできる。

0041

以上、前述したリボン電線の配索変換装置、変換方法、ワイヤハーネス製造方法コネクタ並びにワイヤハーネスにおいては、分離している電線11の途中部分を、電線押込み手段15により配列変換治具14の所定位置に設けられているプレート穴13にU字状に押込んで、先端が配列変換治具14に対して略直角に立つようにし、この略直角に立っている電線11をスライド治具16を用いて所望の変換後配索方向へ押し曲げることにより、リボン電線12の配列および配索方向を変換するので、部品を用いずに変換することができる。これにより、リボン電線12の配索変換、あるいはワイヤハーネスの製造のコストダウンを図ることができる。

0042

次に、本発明のリボン電線の配索変換方法の第2実施形態について説明する。この第2実施形態においては、まず、図1に示すように、複数本の電線11の端部を分離し、ここで、図9に示すように、各電線11の先端を所定長さに切断する。このときの切断長さは、前述した第1実施形態と同様の工程で配列および配索方向を変換した後に、各電線11の先端面が略一直線となるような長さである。従って、前述した第1実施形態における図4において切断される長さLa、Lb、Lcと同じ長さだけ切断すると考えることができる。続いて、前述した第1実施形態と同様にして、配列および配索方向の変換を行う。従って、配列および配索方向の変換を行った電線の先端面は一直線となるので、この先端を圧接コネクタ22に接続する。

0043

以上のように構成しても、前述した第1実施形態と同様の作用効果を得ることができ、部品を用いずに配列および配索方向の変換することができるので、リボン電線12の配索変換、あるいはワイヤハーネス23の製造のコストダウンを図ることができる。

0044

なお、本発明のリボン電線の配索変換方法およびその装置は、前述した各実施形態に限定されるものでなく、適宜な変形、改良等が可能である。

発明の効果

0045

以上、説明したように、本発明にかかるリボン電線の配索変換方法、ワイヤハーネスの製造方法、リボン電線の配索変換装置、コネクタおよびワイヤハーネスによれば、分離している電線の端部を配列変換治具の所定位置に設けられているプレート穴に押込んで、先端が配列変換治具に対して略直角に立つようにして、この略直角に立っている電線を所望の変換後配索方向へ押し曲げることにより、部品を用いずに電線の配列を変えるとともに所望の配索方向へ変換することができるので、リボン電線の配索変換、ワイヤハーネスの製造、コネクタおよびワイヤハーネスのコストダウンを図ることができる。

図面の簡単な説明

0046

図1本発明に係る第1実施形態を示す斜視図であり、配索変換の一工程を示す斜視図である。
図2配索変換の一工程を示す斜視図である。
図3配索変換の一工程を示す斜視図である。
図4配索変換の一工程を示す斜視図である。
図5配索変換の一工程を示す斜視図である。
図6配索変換治具におけるプレート穴の位置決定原理を示す説明図である。
図7(A)は電線を配列変換治具のプレート穴に押込んでいる状態を示す断面図であり、(B)はプレート穴の幅dの説明図である。
図8電線の先端をコネクタに接続した状態を示す斜視図である。
図9予め電線の先端を切断しておく場合における各電線の切断量を示す説明図である。
図10従来のリボン電線の配索変換方法および配索変換装置を示す分解斜視図である。

--

0047

10配索変換装置
11a、11b、…11f電線
12リボン電線
13プレート穴
14配列変換治具
15 電線押込み手段
16スライド治具
23ワイヤハーネス
24圧接コネクタ(コネクタ)

ページトップへ

この技術を出願した法人

この技術を発明した人物

ページトップへ

関連する挑戦したい社会課題

関連する公募課題

ページトップへ

技術視点だけで見ていませんか?

この技術の活用可能性がある分野

分野別動向を把握したい方- 事業化視点で見る -

ページトップへ

おススメ サービス

おススメ astavisionコンテンツ

新着 最近 公開された関連が強い技術

  • 恒和工業株式会社の「 接地極の板状部材」が 公開されました。( 2019/07/25)

    【課題】 板状の接地部材と長尺の棒状の接地部材とを連結するときに容易に位置合わせが可能な接地極の板状部材を提供する。【解決手段】 地中に埋設して接地電流を大地に逃がすための接地極に用いられ、地中に... 詳細

  • 千住金属工業株式会社の「 銅銀合金の合成方法、導通部の形成方法、銅銀合金、および導通部」が 公開されました。( 2019/07/25)

    【課題・解決手段】低温かつ短時間で簡易に銅銀合金を合成することができる銅銀合金の合成方法、および導通部の形成方法、並びに銅銀合金、および導通部を提供する。本発明は、銅塩粒子、アミン系溶剤、および銀塩粒... 詳細

  • 京セラ株式会社の「 コネクタ及び電子機器」が 公開されました。( 2019/07/25)

    【課題】信号伝送における伝送特性が良好なコネクタを提供する。【解決手段】本発明に係るコネクタ10は、第1インシュレータ20と、接続対象物60と嵌合する第2インシュレータ30と、第1インシュレータ20に... 詳細

この 技術と関連性が強い人物

関連性が強い人物一覧

この 技術と関連する社会課題

関連する挑戦したい社会課題一覧

この 技術と関連する公募課題

関連する公募課題一覧

astavision 新着記事

サイト情報について

本サービスは、国が公開している情報(公開特許公報、特許整理標準化データ等)を元に構成されています。出典元のデータには一部間違いやノイズがあり、情報の正確さについては保証致しかねます。また一時的に、各データの収録範囲や更新周期によって、一部の情報が正しく表示されないことがございます。当サイトの情報を元にした諸問題、不利益等について当方は何ら責任を負いかねることを予めご承知おきのほど宜しくお願い申し上げます。

主たる情報の出典

特許情報…特許整理標準化データ(XML編)、公開特許公報、特許公報、審決公報、Patent Map Guidance System データ