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技術 コンテンツ配信システム、そのサーバ、電子機器、コンテンツ配信方法、そのプログラム、及びそのプログラムを記録した記録媒体

出願人 株式会社リコー
発明者 椎名敏雄
出願日 2002年5月13日 (18年1ヶ月経過) 出願番号 2002-137592
公開日 2003年11月21日 (16年7ヶ月経過) 公開番号 2003-333570
状態 拒絶査定
技術分野 記録のためのテレビジョン信号処理 テレビジョン方式 CATV、双方向TV等 双方向TV,動画像配信等
主要キーワード 受信電圧レベル トレース画像 選択行程 特定行程 事象表示 シリアル伝送用 収集側 ディスプレイコネクタ
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2003年11月21日)のものです。
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図面 (20)

課題

ユーザが所望する映像を的確且つ容易に選択して視聴できるコンテンツ配信システム、そのサーバ電子機器コンテンツ配信方法、そのプログラム、及びそのプログラムを記録した記録媒体を提供する。

解決手段

マルチチャネル表示装置440において1つのイベントに関して制作された複数のマルチメディアコンテンツ再生する。ユーザは、携帯電話機510を用いて所望するチャネル又は対象物を選択する。トレーシングサーバ430は、選択されたチャネル又は対象物のマルチメディアコンテンツを携帯電話機510へ配信する。また、対象物のトレース情報はトレーシングサーバ430において管理される。トレーシングサーバ430は、マルチチャネル表示装置440及び携帯電話機510へトレース情報より作成したトレース画面を送信する。

概要

背景

従来、例えばサッカー試合野球の試合等は、複数のカメラ撮影したものを部分的につなぎ合わせることで1つの番組編集されて放送されていた。

しかしながら、このように1つに編集された番組は、あらゆるユーザを対象として作成されているため、ユーザ毎に所望される映像を的確に提供することができず、真に満足できる番組を放送することが困難であった。

このような問題を解決するものとしては、1つの事象に関して多角的に捉えた複数のマルチメディアコンテンツ制作し、これを1つの記録媒体に記録して提供する方法が存在する。

概要

ユーザが所望する映像を的確且つ容易に選択して視聴できるコンテンツ配信システム、そのサーバ電子機器コンテンツ配信方法、そのプログラム、及びそのプログラムを記録した記録媒体を提供する。

マルチチャネル表示装置440において1つのイベントに関して制作された複数のマルチメディアコンテンツを再生する。ユーザは、携帯電話機510を用いて所望するチャネル又は対象物を選択する。トレーシングサーバ430は、選択されたチャネル又は対象物のマルチメディアコンテンツを携帯電話機510へ配信する。また、対象物のトレース情報はトレーシングサーバ430において管理される。トレーシングサーバ430は、マルチチャネル表示装置440及び携帯電話機510へトレース情報より作成したトレース画面を送信する。

目的

しかしながら、このような方法を用いたとしても、提供する番組の内容は一方的に提供側が決定しているため、ユーザ個々の要求を十分に満足させることが困難であるという問題が存在する。

また、上記従来の方法では記録媒体の記録容量に制限があるため、多種多様なユーザ個々の要求を満足させるのに十分な種類のマルチメディアコンテンツを提供することができないという問題が存在する。

更に、複数のマルチメディアコンテンツを提供したとしても、何れのマルチメディアコンテンツがどのような内容で制作されたかを認識させることが難しいため、ユーザに的確に所望の映像を提供することが困難であるという問題も存在する。

本発明は、上記諸問題に鑑みてなされたものであり、ユーザが所望する映像を的確且つ容易に選択して視聴できるコンテンツ配信システム、そのサーバ、電子機器、コンテンツ配信方法、そのプログラム、及びそのプログラムを記録した記録媒体を提供することを目的とする。

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
7件

この技術が所属する分野

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請求項1

1つ以上の対象物を含む1つのイベントに関して作成された複数のマルチメディアコンテンツを配信するコンテンツ配信システムであって、前記複数のマルチメディアコンテンツの何れか1つを選択的に配信することを特徴とするコンテンツ配信システム。

請求項2

請求項1に記載の前記コンテンツ配信システムであって、前記マルチメディアコンテンツを部分的に抽出して作成した1つ以上のダイジェスト映像を選択的に配信することを特徴とするコンテンツ配信システム。

請求項3

請求項1又は2に記載の前記コンテンツ配信システムであって、前記1つ以上の対象物の軌跡を描画したトレース画像を配信することを特徴とするコンテンツ配信システム。

請求項4

前記マルチメディアコンテンツ及び/又は前記ダイジェスト映像を所定のネットワークを介して送信するサーバと、前記マルチメディアコンテンツ及び/又は前記ダイジェスト映像を再生する再生手段を有する電子機器と、を有する請求項1から3の何れか1項に記載の前記コンテンツ配信システムであって、前記電子機器は、前記1つ以上の対象物の何れかを前記サーバに指定する対象物指定手段を有し、前記サーバは、指定された対象物が含まれるマルチメディアコンテンツ又はダイジェスト映像を特定するコンテンツ特定手段と、特定された前記マルチメディアコンテンツ又は前記ダイジェスト映像又はトレース画像を所定の圧縮率圧縮する圧縮手段と、圧縮された前記マルチメディアコンテンツ又は前記ダイジェスト映像又は前記トレース画像を前記所定のネットワークを介して前記電子機器へ送信する送信手段と、を有することを特徴とするコンテンツ配信システム。

請求項5

請求項4に記載の前記コンテンツ配信システムであって、前記対象物選択手段は、前記トレース画像に表示された前記対象物の位置を示すマークを該対象物に対応するマルチメディアコンテンツ又はダイジェスト映像を指定させるための選択肢として機能させることで成ることを特徴とするコンテンツ配信システム。

請求項6

請求項1から5の何れか1項に記載の前記コンテンツ配信システムであって、前記複数のマルチメディアコンテンツ及び/又は前記ダイジェスト映像及び/又は前記トレース画像を所定の放送回線網へ送信する放送手段を有する放送局と、前記放送局から送信された前記複数のマルチメディアコンテンツ及び前記ダイジェスト映像及び前記トレース画像の内、少なくとも2つ以上を同時に表示する表示装置と、有し、前記対象物選択手段が、前記表示装置で表示されたマルチメディアコンテンツの何れかを指定させることを特徴とするコンテンツ配信システム。

請求項7

請求項6記載の前記コンテンツ配信システムであって、前記表示装置は、前記電子機器と同一であることを特徴とするコンテンツ配信システム。

請求項8

請求項4から7の何れか1項に記載の前記コンテンツ配信システムであって、前記電子機器は、携帯電話機パーソナルコンピュータ、PDAの何れかであることを特徴とするコンテンツ配信システム。

請求項9

請求項8に記載の前記コンテンツ配信システムであって、前記電子機器は、逆転再生機能とスロー再生機能と拡大再生機能との内、少なくとも1つ以上を有することを特徴とするコンテンツ配信システム。

請求項10

請求項8又は9に記載の前記コンテンツ配信システムであって、前記イベントは、サッカー試合であり、前記電子機器は、前記サッカーの試合で起きた事象を時系列に沿って表示する事象表示手段と、該サッカーの試合におけるボールの支配率を表示する支配率表示手段と、の何れか1つ以上を有することを特徴とするコンテンツ配信システム。

請求項11

電子機器と所定のネットワークを介して接続され、1つ以上の対象物を含む1つのイベントに関して作成された複数のマルチメディアコンテンツを前記所定のネットワークを介して前記電子機器へ配信するサーバであって、前記複数のマルチメディアコンテンツの何れか1つを選択的に配信することを特徴とするサーバ。

請求項12

請求項11に記載の前記サーバであって、前記マルチメディアコンテンツを部分的に抽出して作成した1つ以上のダイジェスト映像を選択的に配信することを特徴とするサーバ。

請求項13

請求項11又は12に記載の前記サーバであって、前記1つ以上の対象物の軌跡を描画したトレース画像を配信することを特徴とするサーバ。

請求項14

請求項11から13の何れか1項に記載の前記サーバであって、前記電子機器から指定された対象物が含まれるマルチメディアコンテンツ又はダイジェスト映像を特定するコンテンツ特定手段と、特定された前記マルチメディアコンテンツ又は前記ダイジェスト映像又はトレース画像を所定の圧縮率で圧縮する圧縮手段と、圧縮された前記マルチメディアコンテンツ又は前記ダイジェスト映像又は前記トレース画像を前記所定のネットワークを介して前記電子機器へ送信する送信手段と、を有することを特徴とするサーバ。

請求項15

1つ以上の対象物を含む1つのイベントに関して作成された複数のマルチメディアコンテンツを配信するサーバと所定のネットワークを介して接続された電子機器であって、1つ以上の対象物を含む1つのイベントに関して作成された複数のマルチメディアコンテンツを1つ以上同時に再生するマルチメディアコンテンツ再生手段を有することを特徴とする電子機器。

請求項16

請求項15に記載の前記電子機器であって、前記マルチメディアコンテンツを部分的に抽出して作成した1つ以上のダイジェスト映像を再生するダイジェスト映像再生手段を有することを特徴とする電子機器。

請求項17

請求項15又は16に記載の前記電子機器であって、前記1つ以上の対象物の軌跡を描画したトレース画像を再生するトレース画像表示手段を有することを特徴とする電子機器。

請求項18

請求項15から17の何れか1項に記載の前記電子機器であって、前記1つ以上の対象物の何れかを前記サーバに指定する対象物指定手段を有し、前記マルチメディアコンテンツ再生手段及び/又は前記ダイジェスト映像再生手段は、前記対象物指定手段で指定した対象物に関して制作されたマルチメディアコンテンツ又はダイジェスト映像を再生することを特徴とする電子機器。

請求項19

請求項18記載の前記電子機器であって、前記対象物選択手段は、前記トレース画像に表示された前記対象物の位置を示すマークを該対象物に対応するマルチメディアコンテンツ又はダイジェスト映像を指定させるための選択肢として機能させることで成ることを特徴とする電子機器。

請求項20

請求項15から19の何れか1項に記載の前記電子機器であって、携帯電話機、パーソナルコンピュータ、PDAの何れかより成ることを特徴とする電子機器。

請求項21

請求項20に記載の前記電子機器であって、逆転再生機能とスロー再生機能と拡大再生機能との内、少なくとも1つ以上を有することを特徴とする電子機器。

請求項22

請求項20又は21記載の前記電子機器であって、前記イベントは、サッカーの試合であり、前記電子機器は、前記サッカーの試合で起きた事象を時系列に沿って表示する事象表示手段と、該サッカーの試合におけるボールの支配率を表示する支配率表示手段と、の何れか1つ以上を有することを特徴とする電子機器。

請求項23

1つ以上の対象物を含む1つのイベントに関して作成された複数のマルチメディアコンテンツを配信するコンテンツ配信方法であって、前記複数のマルチメディアコンテンツの何れか1つを選択的に配信することを特徴とするコンテンツ配信方法。

請求項24

請求項23に記載の前記コンテンツ配信方法であって、前記マルチメディアコンテンツを部分的に抽出して作成した1つ以上のダイジェスト映像を選択的に配信することを特徴とするコンテンツ配信方法。

請求項25

請求項23又は24に記載の前記コンテンツ配信方法であって、前記1つ以上の対象物の軌跡を描画したトレース画像を配信することを特徴とするコンテンツ配信方法。

請求項26

請求項23から25の何れか1項に記載の前記コンテンツ配信方法であって、前記1つ以上の対象物の何れかを指定させる対象物指定行程と、指定された対象物が含まれるマルチメディアコンテンツ又はダイジェスト映像を特定するコンテンツ特定行程と、特定した前記マルチメディアコンテンツ又は前記ダイジェスト映像を所定の圧縮率で圧縮する圧縮行程と、圧縮された前記マルチメディアコンテンツ又は前記ダイジェスト映像を前記所定のネットワークを介して送信する送信行程と、を有することを特徴とするコンテンツ配信方法。

請求項27

請求項26記載の前記コンテンツ配信方法であって、前記対象物選択工程は、前記トレース画像に表示された前記対象物の位置を示すマークに基づいて対象物を選択させることを特徴とするコンテンツ配信方法。

請求項28

請求項23から27の何れか1項に記載の前記コンテンツ配信方法であって、前記複数のマルチメディアコンテンツ及び前記ダイジェスト映像及び前記トレース画像の内、少なくとも2つ以上を同時に表示するマルチ表示行程を有し、前記対象物選択行程は、前記マルチ表示行程で表示された前記複数のマルチメディアコンテンツ及び/又は前記ダイジェスト映像及び/又は前記トレース画像の何れかを指定させることを特徴とするコンテンツ配信方法。

請求項29

電子機器と所定のネットワークを介して接続され、1つ以上の対象物を含む1つのイベントに関して作成された複数のマルチメディアコンテンツを前記所定のネットワークを介して前記電子機器へ配信するサーバを機能させるためのプログラムであって、前記電子機器に前記1つ以上の対象物の何れかを指定させる対象物選択処理と、指定された対象物が含まれるマルチメディアコンテンツ又はダイジェスト映像を特定するコンテンツ特定処理と、特定された前記マルチメディアコンテンツ又は前記ダイジェスト映像又はトレース画像を所定の圧縮率で圧縮する圧縮処理と、圧縮された前記マルチメディアコンテンツ又は前記ダイジェスト映像又は前記トレース画像を前記所定のネットワークを介して前記電子機器へ送信する送信処理と、を前記サーバに実行させるためのプログラム。

請求項30

1つ以上の対象物を含む1つのイベントに関して作成された複数のマルチメディアコンテンツを配信するサーバと所定のネットワークを介して接続された電子機器を機能させるためのプログラムであって、1つ以上の対象物を含む1つのイベントに関して作成された複数のマルチメディアコンテンツを1つ以上同時に再生するマルチメディアコンテンツ再生処理を前記電子機器に実行させるためのプログラム。

請求項31

請求項30に記載の前記プログラムであって、前記マルチメディアコンテンツを部分的に抽出して作成した1つ以上のダイジェスト映像を再生するダイジェスト映像再生処理を前記電子機器に実行させるためのプログラム。

請求項32

請求項30又は31に記載の前記プログラムであって、前記1つ以上の対象物の軌跡を描画したトレース画像を再生するトレース画像表示処理を前記電子機器に実行させるためのプログラム。

請求項33

請求項30から32の何れか1項に記載の前記プログラムであって、前記1つ以上の対象物の何れかを前記サーバに指定する対象物指定処理を前記電子機器に実行させ、前記マルチメディアコンテンツ再生処理及び/又は前記ダイジェスト映像再生処理は、前記対象物指定処理で指定した対象物に関して制作されたマルチメディアコンテンツ又はダイジェスト映像を前記電子機器に再生させることを特徴とするプログラム。

請求項34

請求項33記載の前記プログラムであって、前記対象物選択処理は、前記トレース画像に表示された前記対象物の位置を示すマークを該対象物に対応するマルチメディアコンテンツ又はダイジェスト映像を指定させるための選択肢として前記電子機器に機能させることを特徴とするプログラム。

請求項35

請求項30から34の何れか1項に記載の前記プログラムであって、逆転再生機能とスロー再生機能と拡大再生機能との内、少なくとも1つ以上を前記電子機器に実現させることを特徴とするプログラム。

請求項36

前記イベントがサッカーの試合である請求項30から35の何れか1項に記載の前記プログラムであって、前記サッカーの試合で起きた事象を時系列に沿って表示する事象表示処理と、前記サッカーの試合におけるボールの支配率を表示する支配率表示処理と、の何れか1つ以上を前記電子機器に実行させるためのプログラム。

請求項37

請求項29から36の何れか1項に記載の前記プログラムを記録した記録媒体

技術分野

0001

本発明は、コンテンツ配信システム、そのサーバ電子機器コンテンツ配信方法、そのプログラム、及びそのプログラムを記録した記録媒体に関し、特に1つのイベントに関して複数制作されたマルチメディアコンテンツを配信するためのコンテンツ配信システム、そのサーバ、電子機器、コンテンツ配信方法、そのプログラム、及びそのプログラムを記録した記録媒体に関する。

背景技術

0002

従来、例えばサッカー試合野球の試合等は、複数のカメラ撮影したものを部分的につなぎ合わせることで1つの番組編集されて放送されていた。

0003

しかしながら、このように1つに編集された番組は、あらゆるユーザを対象として作成されているため、ユーザ毎に所望される映像を的確に提供することができず、真に満足できる番組を放送することが困難であった。

0004

このような問題を解決するものとしては、1つの事象に関して多角的に捉えた複数のマルチメディアコンテンツを制作し、これを1つの記録媒体に記録して提供する方法が存在する。

発明が解決しようとする課題

0005

しかしながら、このような方法を用いたとしても、提供する番組の内容は一方的に提供側が決定しているため、ユーザ個々の要求を十分に満足させることが困難であるという問題が存在する。

0006

また、上記従来の方法では記録媒体の記録容量に制限があるため、多種多様なユーザ個々の要求を満足させるのに十分な種類のマルチメディアコンテンツを提供することができないという問題が存在する。

0007

更に、複数のマルチメディアコンテンツを提供したとしても、何れのマルチメディアコンテンツがどのような内容で制作されたかを認識させることが難しいため、ユーザに的確に所望の映像を提供することが困難であるという問題も存在する。

0008

本発明は、上記諸問題に鑑みてなされたものであり、ユーザが所望する映像を的確且つ容易に選択して視聴できるコンテンツ配信システム、そのサーバ、電子機器、コンテンツ配信方法、そのプログラム、及びそのプログラムを記録した記録媒体を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

0009

係る目的を達成するために、請求項1記載の発明は、1つ以上の対象物を含む1つのイベントに関して作成された複数のマルチメディアコンテンツを配信するコンテンツ配信システムであって、前記複数のマルチメディアコンテンツの何れか1つを選択的に配信することを特徴としている。

0010

これにより、本発明では、ユーザが所望する映像を的確且つ容易に選択して視聴させることが可能となる。

0011

更に、請求項2記載の発明は、上記のコンテンツ配信システムであって、前記マルチメディアコンテンツを部分的に抽出して作成した1つ以上のダイジェスト映像を選択的に配信することを特徴としている。

0012

これにより、本発明では、選択的に提供する映像を目的に応じて凝縮して提供することが可能となる。

0013

更に、請求項3記載の発明は、上記のコンテンツ配信システムであって、前記1つ以上の対象物の軌跡を描画したトレース画像を配信することを特徴としている。

0014

これにより、本発明では、映像の他に対象物の動きの情報も提供することが可能となり、提供できるマルチメディアコンテンツのバリエーションを広げることができる。

0015

更に、請求項4記載の発明は、前記マルチメディアコンテンツ及び/又は前記ダイジェスト映像を所定のネットワークを介して送信するサーバと、前記マルチメディアコンテンツ及び/又は前記ダイジェスト映像を再生する再生手段を有する電子機器と、を有する上記のコンテンツ配信システムであって、前記電子機器が、前記1つ以上の対象物の何れかを前記サーバに指定する対象物指定手段を有し、前記サーバが、指定された対象物が含まれるマルチメディアコンテンツ又はダイジェスト映像を特定するコンテンツ特定手段と、特定された前記マルチメディアコンテンツ又は前記ダイジェスト映像又はトレース画像を所定の圧縮率圧縮する圧縮手段と、圧縮された前記マルチメディアコンテンツ又は前記ダイジェスト映像又は前記トレース画像を前記所定のネットワークを介して前記電子機器へ送信する送信手段と、を有することを特徴としている。

0016

これにより、本発明では、ユーザが所望する映像を的確且つ容易に選択して視聴させることが可能となる。更に、本発明では、マルチメディアコンテンツを圧縮して提供することが可能となる。

0017

更に、請求項5記載の発明は、上記のコンテンツ配信システムであって、前記対象物選択手段が、前記トレース画像に表示された前記対象物の位置を示すマークを該対象物に対応するマルチメディアコンテンツ又はダイジェスト映像を指定させるための選択肢として機能させることで成ることを特徴としている。

0018

これにより、本発明では、映像を選択的に提供する際に、所望する対象物を簡易な構成で容易に指定させること可能となる。

0019

更に、請求項6記載の発明は、上記のコンテンツ配信システムであって、前記複数のマルチメディアコンテンツ及び/又は前記ダイジェスト映像及び/又は前記トレース画像を所定の放送回線網へ送信する放送手段を有する放送局と、前記放送局から送信された前記複数のマルチメディアコンテンツ及び前記ダイジェスト映像及び前記トレース画像の内、少なくとも2つ以上を同時に表示する表示装置と、を有し、前記対象物選択手段が、前記表示装置で表示されたマルチメディアコンテンツの何れかを指定させることを特徴としている。

0020

これにより、本発明では、複数の映像より容易にユーザに所望する映像を選択させることが可能となる。

0021

更に、請求項7記載の発明は、上記のコンテンツ配信システムであって、前記表示装置が、前記電子機器と同一であることを特徴としている。

0022

これにより、本発明では、1つのユーザの電子機器を用いて同時に複数のマルチメディアコンテンツを再生したり、所望する1つのマルチメディアコンテンツを再生したりできる。

0023

更に、請求項8記載の発明は、上記のコンテンツ配信システムであって、前記電子機器が、携帯電話機パーソナルコンピュータ、PDAの何れかであることを特徴としている。

0024

これにより、本発明では、携帯電話機や各種パーソナルコンピュータやPDAを用いて同時に複数のマルチメディアコンテンツを再生したり、所望する1つのマルチメディアコンテンツを再生したりできる。

0025

更に、請求項9記載の発明は、上記のコンテンツ配信システムであって、前記電子機器が、逆転再生機能とスロー再生機能と拡大再生機能との内、少なくとも1つ以上を有することを特徴としている。

0026

これにより、本発明では、提供されるマルチメディアコンテンツをより利便に視聴することができる。

0027

更に、請求項10記載の発明は、上記のコンテンツ配信システムであって、前記イベントが、サッカーの試合であり、前記電子機器が、前記サッカーの試合で起きた事象を時系列に沿って表示する事象表示手段と、該サッカーの試合におけるボールの支配率を表示する支配率表示手段と、の何れか1つ以上を有することを特徴としている。

0028

これにより、本発明では、提供されるマルチメディアコンテンツをより利便に視聴することができる。

0029

また、請求項11記載の発明は、電子機器と所定のネットワークを介して接続され、1つ以上の対象物を含む1つのイベントに関して作成された複数のマルチメディアコンテンツを前記所定のネットワークを介して前記電子機器へ配信するサーバであって、前記複数のマルチメディアコンテンツの何れか1つを選択的に配信することを特徴としている。

0030

これにより、本発明では、ユーザが所望する映像を的確且つ容易に選択して視聴させることが可能なサーバを提供することができる。

0031

更に、請求項12記載の発明は、上記のサーバであって、前記マルチメディアコンテンツを部分的に抽出して作成した1つ以上のダイジェスト映像を選択的に配信することを特徴としている。

0032

これにより、本発明では、選択的に提供する映像を目的に応じて凝縮して提供することが可能なサーバを提供することができる。

0033

更に、請求項13記載の発明は、上記のサーバであって、前記1つ以上の対象物の軌跡を描画したトレース画像を配信することを特徴としている。

0034

これにより、本発明では、映像の他に対象物の動きの情報も提供することが可能となり、提供できるマルチメディアコンテンツのバリエーションを広げることが可能なサーバを提供することができる。

0035

更に、請求項14記載の発明は、上記のサーバであって、記電子機器から指定された対象物が含まれるマルチメディアコンテンツ又はダイジェスト映像を特定するコンテンツ特定手段と、特定された前記マルチメディアコンテンツ又は前記ダイジェスト映像又はトレース画像を所定の圧縮率で圧縮する圧縮手段と、圧縮された前記マルチメディアコンテンツ又は前記ダイジェスト映像又は前記トレース画像を前記所定のネットワークを介して前記電子機器へ送信する送信手段と、を有することを特徴としている。

0036

これにより、本発明では、ユーザが所望する映像を的確且つ容易に選択して視聴させることが可能なサーバを提供することができる。更に、本発明では、マルチメディアコンテンツを圧縮して提供することが可能なサーバを提供することができる。

0037

また、請求項15記載の発明は、1つ以上の対象物を含む1つのイベントに関して作成された複数のマルチメディアコンテンツを配信するサーバと所定のネットワークを介して接続された電子機器であって、1つ以上の対象物を含む1つのイベントに関して作成された複数のマルチメディアコンテンツを1つ以上同時に再生するマルチメディアコンテンツ再生手段を有することを特徴としている。

0038

これにより、本発明では、1つのイベントに関して複数作成された映像を1つ以上同時に視聴することが可能な電子機器を提供することができる。

0039

更に、請求項16記載の発明は、上記の電子機器であって、前記マルチメディアコンテンツを部分的に抽出して作成した1つ以上のダイジェスト映像を再生するダイジェスト映像再生手段を有することを特徴としている。

0040

これにより、本発明では、目的に応じて凝縮された映像を視聴することが可能な電子機器を提供することができる。

0041

更に、請求項17記載の発明は、上記の電子機器であって、前記1つ以上の対象物の軌跡を描画したトレース画像を再生するトレース画像表示手段を有することを特徴としている。

0042

これにより、本発明では、映像の他に対象物の動きの情報も視聴することが可能となり、利用できるマルチメディアコンテンツのバリエーションが広い電子機器を提供することができる。

0043

更に、請求項18記載の発明は、上記の電子機器であって、前記1つ以上の対象物の何れかを前記サーバに指定する対象物指定手段を有し、前記マルチメディアコンテンツ再生手段及び/又は前記ダイジェスト映像再生手段が、前記対象物指定手段で指定した対象物に関して制作されたマルチメディアコンテンツ又はダイジェスト映像を再生することを特徴としている。

0044

これにより、本発明では、ユーザが所望する映像を的確に選択して視聴することが可能な電子機器を提供できる。

0045

更に、請求項19記載の発明は、上記の電子機器であって、前記対象物選択手段が、前記トレース画像に表示された前記対象物の位置を示すマークを該対象物に対応するマルチメディアコンテンツ又はダイジェスト映像を指定させるための選択肢として機能させることで成ることを特徴としている。

0046

これにより、本発明では、映像を選択的に視聴する際に、所望する対象物を簡易な構成で容易に指定させること可能な電子機器を提供することができる。

0047

更に、請求項20記載の発明は、上記の電子機器であって、携帯電話機、パーソナルコンピュータ、PDAの何れかより成ることを特徴としている。

0048

これにより、本発明では、携帯電話機や各種パーソナルコンピュータやPDAを用いて同時に複数のマルチメディアコンテンツを再生したり、所望する1つのマルチメディアコンテンツを再生したりできる電子機器を提供することができる。

0049

更に、請求項21記載の発明は、上記の電子機器であって、逆転再生機能とスロー再生機能と拡大再生機能との内、少なくとも1つ以上を有することを特徴としている。

0050

これにより、本発明では、提供されるマルチメディアコンテンツをより利便に視聴することが可能な電子機器を提供することができる。

0051

更に、請求項22記載の発明は、上記の電子機器であって、前記イベントが、サッカーの試合であり、前記電子機器が、前記サッカーの試合で起きた事象を時系列に沿って表示する事象表示手段と、該サッカーの試合におけるボールの支配率を表示する支配率表示手段と、の何れか1つ以上を有することを特徴としている。

0052

これにより、本発明では、提供されるマルチメディアコンテンツをより利便に視聴することが可能な電子機器を提供することができる。

0053

また、請求項23記載の発明は、1つ以上の対象物を含む1つのイベントに関して作成された複数のマルチメディアコンテンツを配信するコンテンツ配信方法であって、前記複数のマルチメディアコンテンツの何れか1つを選択的に配信することを特徴としている。

0054

これにより、本発明では、ユーザが所望する映像を的確且つ容易に選択して視聴させることが可能となる。

0055

更に、請求項24記載の発明は、上記のコンテンツ配信方法であって、前記マルチメディアコンテンツを部分的に抽出して作成した1つ以上のダイジェスト映像を選択的に配信することを特徴としている。

0056

これにより、本発明では、選択的に提供する映像を目的に応じて凝縮して提供することが可能となる。

0057

更に、請求項25記載の発明は、上記のコンテンツ配信方法であって、前記1つ以上の対象物の軌跡を描画したトレース画像を配信することを特徴としている。

0058

これにより、本発明では、映像の他に対象物の動きの情報も提供することが可能となり、提供できるマルチメディアコンテンツのバリエーションを広げることができる。

0059

更に、請求項26記載の発明は、上記のコンテンツ配信方法であって、前記1つ以上の対象物の何れかを指定させる対象物指定行程と、指定された対象物が含まれるマルチメディアコンテンツ又はダイジェスト映像を特定するコンテンツ特定行程と、特定した前記マルチメディアコンテンツ又は前記ダイジェスト映像を所定の圧縮率で圧縮する圧縮行程と、圧縮された前記マルチメディアコンテンツ又は前記ダイジェスト映像を前記所定のネットワークを介して送信する送信行程と、を有することを特徴としている。

0060

これにより、本発明では、ユーザが所望する映像を的確且つ容易に選択して視聴させることが可能となる。更に、本発明では、マルチメディアコンテンツを圧縮して提供することが可能となる。

0061

更に、請求項27記載の発明は、上記のコンテンツ配信方法であって、前記対象物選択工程が、前記トレース画像に表示された前記対象物の位置を示すマークに基づいて対象物を選択させることを特徴としている。

0062

これにより、本発明では、映像を選択的に提供する際に、所望する対象物を簡易な構成で容易に指定させること可能となる。

0063

更に、請求項28記載の発明は、上記のコンテンツ配信方法であって、前記複数のマルチメディアコンテンツ及び前記ダイジェスト映像及び前記トレース画像の内、少なくとも2つ以上を同時に表示するマルチ表示行程を有し、前記対象物選択行程が、前記マルチ表示行程で表示された前記複数のマルチメディアコンテンツ及び/又は前記ダイジェスト映像及び/又は前記トレース画像の何れかを指定させることを特徴としている。

0064

これにより、本発明では、複数の映像より容易にユーザに所望する映像を選択させることが可能となる。

0065

更に、請求項29記載の発明は、電子機器と所定のネットワークを介して接続され、1つ以上の対象物を含む1つのイベントに関して作成された複数のマルチメディアコンテンツを前記所定のネットワークを介して前記電子機器へ配信するサーバを機能させるためのプログラムであって、前記電子機器に前記1つ以上の対象物の何れかを指定させる対象物選択処理と、指定された対象物が含まれるマルチメディアコンテンツ又はダイジェスト映像を特定するコンテンツ特定処理と、特定された前記マルチメディアコンテンツ又は前記ダイジェスト映像又はトレース画像を所定の圧縮率で圧縮する圧縮処理と、圧縮された前記マルチメディアコンテンツ又は前記ダイジェスト映像又は前記トレース画像を前記所定のネットワークを介して前記電子機器へ送信する送信処理と、を前記サーバに実行させる。

0066

これにより、本発明では、ユーザが所望する映像を的確且つ容易に選択して視聴させることが可能なサーバを実現することができる。更に、本発明では、マルチメディアコンテンツを圧縮して提供することが可能なサーバを実現するプログラムを提供することができる。

0067

また、請求項30記載の発明は、1つ以上の対象物を含む1つのイベントに関して作成された複数のマルチメディアコンテンツを配信するサーバと所定のネットワークを介して接続された電子機器を機能させるためのプログラムであって、1つ以上の対象物を含む1つのイベントに関して作成された複数のマルチメディアコンテンツを1つ以上同時に再生するマルチメディアコンテンツ再生処理を前記電子機器に実行させる。

0068

これにより、本発明では、1つのイベントに関して複数作成された映像を1つ以上同時に視聴することが可能な電子機器を実現するプログラムを提供することができる。

0069

更に、請求項31記載の発明は、上記のプログラムであって、前記マルチメディアコンテンツを部分的に抽出して作成した1つ以上のダイジェスト映像を再生するダイジェスト映像再生処理を前記電子機器に実行させる。

0070

これにより、本発明では、目的に応じて凝縮された映像を視聴することが可能な電子機器を実現するプログラムを提供することができる。

0071

更に、請求項32記載の発明は、上記のプログラムであって、前記1つ以上の対象物の軌跡を描画したトレース画像を再生するトレース画像表示処理を前記電子機器に実行させる。

0072

これにより、本発明では、映像の他に対象物の動きの情報も視聴することが可能となり、利用できるマルチメディアコンテンツのバリエーションが広い電子機器を実現するプログラムを提供することができる。

0073

更に、請求項33記載の発明は、上記のプログラムであって、前記1つ以上の対象物の何れかを前記サーバに指定する対象物指定処理を前記電子機器に実行させ、前記マルチメディアコンテンツ再生処理及び/又は前記ダイジェスト映像再生処理が、前記対象物指定処理で指定した対象物に関して制作されたマルチメディアコンテンツ又はダイジェスト映像を前記電子機器に再生させることを特徴としている。

0074

これにより、本発明では、ユーザが所望する映像を的確に選択して視聴することが可能な電子機器を実現するプログラムを提供することができる。

0075

更に、請求項34記載の発明は、上記のプログラムであって、前記対象物選択処理が、前記トレース画像に表示された前記対象物の位置を示すマークを該対象物に対応するマルチメディアコンテンツ又はダイジェスト映像を指定させるための選択肢として前記電子機器に機能させることを特徴としている。

0076

これにより、本発明では、映像を選択的に視聴する際に、所望する対象物を簡易な構成で容易に指定させること可能な電子機器を実現するプログラムを提供することができる。

0077

更に、請求項35記載の発明は、上記のプログラムであって、逆転再生機能とスロー再生機能と拡大再生機能との内、少なくとも1つ以上を前記電子機器に実現させることを特徴としている。

0078

これにより、本発明では、提供されるマルチメディアコンテンツをより利便に視聴することが可能な電子機器を実現するプログラムを提供することができる。

0079

更に、請求項36記載の発明は、前記イベントがサッカーの試合である上記のプログラムであって、前記サッカーの試合で起きた事象を時系列に沿って表示する事象表示処理と、前記サッカーの試合におけるボールの支配率を表示する支配率表示処理と、の何れか1つ以上を前記電子機器に実行させる。

0080

これにより、本発明では、提供されるマルチメディアコンテンツをより利便に視聴することが可能な電子機器を実現するプログラムを提供することができる。

0081

また、請求項37記載の発明は、上記何れかのプログラムを記録媒体に記録したものである。

0082

これにより、本発明では、上記のプログラムを記録媒体に記録して提供することができる。

発明を実施するための最良の形態

0083

原理〕本発明を説明するにあたり、本発明の原理について触れる。

0084

本発明は、映像や音声等のマルチメディアコンテンツをユーザに提供する際に付加的な情報を利用することで、より詳細且つ明確にマルチメディアコンテンツが楽しめる環境を提供するものである。

0085

例えばサッカー等では、フィールド全体を1つのカメラで撮影し、且つ視聴者にどの選手が何をしているかを明確に伝えることが困難である。そこで本発明では、これ(サッカーの試合等、以下イベントという)を複数のカメラで多角的に撮影し、得られた複数の映像/音声をマルチチャネル方式又はマルチビジョン方式で提供する。

0086

更に本発明では、視聴者兼本発明によるサービス利用者(以下、ユーザという)が所望するチャネルや所望する選手等を容易に映像や音声として視聴できるように構成する。これを実現するために本発明では、例えば人物動物乗り物等の移動するものから木や建築物等のその場に静止しているもの(以下、対象物という)に発振器を付け、これらの位置や速度等の情報をトレースする構成を設ける。更に、どのカメラが何又はどの領域を映しているかを管理する構成も設ける。これにより、本発明では、どの対象物がどの位置に存在するかや、これがどのカメラに映されているか等を管理することができ、特定の選手が映し出されている映像/音声等、ユーザの嗜好に応じたマルチメディアコンテンツを選択的に提供することが可能となる。

0087

このように、1つの事象に関して多角的に取得されたマルチメディアコンテンツの一部又は全部をマルチチャネル方式やマルチビジョン方式で提供し、また、これらの中からユーザの嗜好に応じたマルチメディアコンテンツを選択的に提供することが、本発明の主たる目的である。

0088

以下、本発明を好適に実施した形態について図面を用いて詳細に説明する。

0089

〔第1の実施例〕まず、本発明の第1の実施例について図面を用いて詳細に説明する。尚、以下の説明では、取得されたマルチメディアコンテンツをリアルタイムで放送する、所謂、生放送の場合について説明する。

0090

図1及び図2は、本発明のシステム構成を示すブロック図である。尚、図1にはマルチメディアコンテンツの制作側の構成とトレース情報(以下において詳細に説明する)を収集する構成とが示され、図2にはマルチメディアコンテンツの配信やトレース情報を提供する側の構成が示されている。

0091

・マルチメディアコンテンツ制作側図1を参照すると本実施例では、マルチメディアコンテンツを制作する構成として、カメラ110a,110b,110c,…(以下、任意のカメラの符号を110とする)と、マイクロフォン(以下、マイクと略す)120a,120b,…(以下、任意のマイクの符号を120とする)と、カメラ110及び/又はマイク120から入力された映像/音声データに所定の処理を施し、マルチメディアコンテンツを制作するマルチメディアデータ処理システム130と、マルチメディアデータ処理システム130で制作されたマルチメディアコンテンツを所定の放送回線を介して送信する送信局140と、マルチメディアデータ処理システム130から入力されたマルチメディアコンテンツを蓄積するマルチメディアコンテンツデータベース(以下、データベースをDBと略す)150と、が設けられている。尚、マルチメディアコンテンツDB150は、例えばリレーショナルデータベースで構成できるが、これに限定されず、通常のファイル形式やその他の形態で構成されても良い。

0092

この構成において、カメラ110は複数設けられ、各々が所定の領域又は所定の対象物を撮影する。図1に示す例では、カメラ110aは領域Aを撮影し、カメラ110bは領域Bを撮影する。また、カメラ110cは発振器210bを中心とする領域Cを撮影する。この詳細を図3に示す。但し、図3に示す例において、固定されているカメラ110aと110bとが各々撮影する領域(A,B)に重複する部分が設けられているが、これに限らず、重複しなくとも良い。また、発振器210a,210b、…(以下、任意の発振器の符号を210とする)の位置は各々移動するため、これらを撮影するカメラ110(図3に示す例ではカメラ110c)の撮影領域(領域C)もこれに応じて移動する。このため例えば撮影機器110cにはこれを駆動するための駆動制御部111cが設けられている。この詳細については後述において触れる。

0093

カメラ110で取得された映像データは、各々独立してマルチメディアデータ処理システム130に入力される。但し、個々の映像データには、時間情報を示すタイムコードが含まれており、相互及び後述における音声データとの同期が図れるように構成されている。尚、カメラ110とマルチメディアデータ処理システム130とを接続する通信回線には、例えばシリアル伝送用同軸ケーブル無線回線等が適用されるが、これに限るものではない。

0094

また同様に、マイク130も複数設けられ、各々において集音された音声データが独立してマルチメディアデータ処理システム130へ入力される。但し、個々の音声データにも、映像データと同様に、時間情報を示すタイムコードが含まれており、相互及び映像データとの同期が図れるように構成されている。尚、マイク130とマルチメディアデータ処理システム130とを接続する通信回線には、例えば光ケーブルや同軸ケーブルや無線回線等が用いられたシリアル回線パラレル回線等が適用されるが、これに限るものではない。

0095

マルチメディアデータ処理システム130では、入力された映像データ及び/又は音声データに基づいて、放送するマルチメディアコンテンツが1つ以上制作される。これはアルゴリズム化された処理に基づく自動化されたものであっても、人為的な操作や作業等が含まれるものであってもよい。また、マルチメディアデータ処理システム130には、図示しないスタジオやその他の場所に設置されたカメラ110やマイク120から入力された映像/音声データが入力されてもよい。尚、マルチメディアデータ処理システム130は、マルチメディアデータを加工・処理するためのアプリケーション等が組み込まれた端末や、これ専用に構成された電子機器等を1つ以上有して構成されるものである。

0096

制作されたマルチメディアコンテンツは個々に送信局140へ出力される。また、マルチメディアデータ処理システム130は、入力された映像/音声データ(以下、マルチメディアデータという)や制作したマルチメディアコンテンツをマルチメディアコンテンツDB150に入力する。尚、マルチメディアコンテンツDB150は、1つのイベントに関する複数のマルチメディアコンテンツをひとまとまりとして関連付けて格納しておく。この際、このまとまりを一意識別するための識別情報(以下、イベント識別情報という)を対応付け登録すると良い。また、マルチメディアデータ処理システム130と送信局140とを結ぶ回線、及び、マルチメディアデータ処理システム130とコンテンツDB150とを結ぶ回線は、例えば光ケーブルや同軸ケーブルや無線回線等が用いられたシリアル回線やパラレル回線等が適用されるが、これに限るものではない。また、マルチメディアコンテンツDB150に関しては、第2の実施例で詳細に説明する。

0097

放送局140は、入力されたマルチメディアコンテンツに所定の処理を施したのち、これを放送回線10へ送出する。この際、放送回線10は、衛星又は地上波を利用したアナログディジタル放送網であっても、また、光ケーブルや同軸ケーブル等を利用した通信網であってもCATV(Community Antenna Television/Common Antenna Television/Cable Television System/Cableand Tele−communication Television System)ネットワークであっても、ISDN(Integrated Services Digital Network)やADSL(Asymmetric Digital Subscriber Line)等を利用した通信網であっても良い。図4に本実施例による送信局140のブロック構成を示す。

0098

図4を参照すると、送信局140は、入力されたマルチメディアコンテンツを圧縮・符号化するエンコーダ141と、圧縮・符号化されたマルチメディアコンテンツを多重化する多重化部142と、多重化されたマルチメディアコンテンツから誤り訂正符号を算出して、これをマルチメディアコンテンツに付加する誤り訂正符号付加部143と、誤り訂正符号が付加されたマルチメディアコンテンツをQPSK(Quadrature Phase Shift Keying)等の変調方式を用いて変調し、映像/音声信号として送出する変調部144と、を有して構成される。また、映像/音声信号は、送信アンテナ145より放送回線10を介して人工衛星300へ送信されて放送されるか、図示しないケーブル等へ送出される。

0099

また、エンコーダ141による圧縮・符号化は、マルチメディアデータ処理システム130から個々に入力されたマルチメディアコンテンツに対して行われる。ここで、符号化方式としては、例えばMPEG(Moving Picture Experts Group)−2やMPEG—4やMotion JPEG−2000等や、或いはPCM(Pulse Code Modulation)やADPCM(Adaptive Differential PulseCode Modulation)等が適用できる。

0100

尚、カメラ110やマイク120やマルチメディアデータ処理システム130や送信局140には、既存のアナログ/ディジタル放送会社や衛星(ディジタル放送会社ケーブルテレビ会社等の放送局を適用することもできる。この場合、放送局は、カメラ110やマイク120で取得された映像/音声データを無線や光ケーブル等を用いて放送局へ送信し、放送局において画像/音声処理エンコードや多重化や誤り訂正符号の付加や変調等を行った後、空きチャネル又は番組として割り当てておいたチャネルへこれを送出する。

0101

・トレース情報収集側
次に、図1における撮影対象物の位置や移動速度等の情報(以下、トレース情報という)を収集する構成について説明する。

0102

本実施例において、撮影の対象物、例えばスポーツ選手には、小型の発振器210a,210b,…(以下、任意の発振器の符号を210とする)が取り付けられている。また、審判員やボールやその他の物品等を対象物として発振器210を取り付けても良い。発振器210は、自己に割り当てられた識別番号を電気信号(以下、識別信号という)として無線回線を介して送出するものである。発振器210のブロック構成を図5に示す。また、識別信号は、例えば数秒間隔で定期的に、且つ、受信アンテナ220まで届く程度以上の送信電力レベルで送信されるものとする。尚、本実施例における発振器210は、上記構成に限定されるものでなく、自己の位置を常時若しくは定期的に認識させ得るものであれば種々変形して実施することができる。

0103

図5を参照すると、本実施例による発振器210は、コイル等で構成された発電部212と、発電された電力を蓄える蓄電部213と、変調された識別信号を送信する送信部214と、が筐体211で包含されるように構成される。また、送信アンテナ215は、対象物にとって邪魔とならないよう、筐体211内部に設けられる。但し、この構成において、発電部212と蓄電部213とを電池等に置き換えても良い。

0104

発振器210より送出された識別信号は、複数の受信アンテナ220a,220b,220c(以下、任意の受信アンテナを220という)で受信され、各々に設けられた受信処理部230a,230b,230c(以下、任意の受信処理部を230という)へ入力される。

0105

受信処理部230では、入力された識別信号から識別情報が抽出されると共に、受信した識別信号の強度(受信電力レベル)が検出される。この構成を図6に示す。図6を参照すると、受信処理部230は、受信アンテナ220からの信号を入力する入力部231と、入力された信号を復調し、これから識別番号を抽出する識別番号抽出部232と、同じく入力された信号から受信電力レベルを検出する電力レベル検出部233と、抽出された識別番号及び検出された受信電力レベルとの情報がペイロード部(データ領域)に格納されたパケットを生成するパケット生成部234と、生成されたパケットを位置検出処理部240へ出力する出力部235と、を有して構成されている。また、パケット生成部233は、識別番号及び受信電力レベルが入力された時点の時間情報又は入力部231に受信アンテナ220から識別信号が入力された時点の時間情報と、自己の受信処理部230を一意に識別するための識別情報(以下、受信アンテナ識別情報という)と、も含ませて上記のパケットを生成する。尚、受信処理部230と位置検出処理部240とは、例えばLAN(Local Area Network)で接続されており、相互がパケット交換の方式で通信を行うが、これに限るものではない。但し、他の通信方式を採用した場合、その構成に適合するようにパケット生成部234と出力部235との構成が変更される。

0106

位置検出処理部240では、入力されたパケットに含まれた識別情報と受信電力レベルと時間情報と受信アンテナ識別情報とに基づいて発振器210の位置が検出される。この構成を図7に示す。図7を参照すると、位置検出処理部240は、受信処理部230から出力されたパケットを入力する入力部241と、入力されたパケットにおけるペイロード部を参照して、これから識別番号と受信電力レベルと時間情報と受信アンテナ識別情報とを特定するパケット解析部242と、特定された識別番号と受信電力レベルと受信アンテナ識別情報とに基づいて、各発振器210の位置を検出する位置検出部243と、位置検出部243で検出された位置の情報(以下、位置情報という)と識別番号と時間情報とがペイロード部に格納されたパケットを生成するパケット生成部244と、生成されたパケットをLAN20を介してトレーシングサーバ430(図2参照)へ出力する出力部245と、を有して構成されている。尚、位置検出処理部240とトレーシングサーバ430とは、例えばLAN20で接続されており、相互がパケット交換の方式で通信を行う。又は、この回線はLAN20に限定されず、所定の専用回線公衆回線網インターネット等であってもよい。但し、他の通信方式を採用した場合、その構成に適合するようにパケット生成部244と出力部245との構成が変更される。

0107

また、位置検出部243が発振器210の位置を検出する際の動作について説明する。位置検出部243は複数の受信処理部230(図3に示す例では、3つの受信処理部230a,230b,230c)から入力されたパケットに基づいて各発振器210の位置を特定する。即ち、位置検出部240は、パケット解析部242から入力された情報における識別番号と時間情報と受信アンテナ識別情報とに基づいて、発振器210から出力された1回の識別信号に関する受信電圧レベルを特定し、このレベル比若しくはレベル差に基づいて発振器210の位置を特定する。これは例えば、図3に示すように、受信処理部230aで得られた受信電力レベル(これをレベルaとする)と、受信処理部230bで得られた受信電力レベル(これをレベルbとする)と、受信処理部230cで得られた受信電力レベル(これをレベルcとする)と、に基づいて、中心を各受信アンテナの位置とし、半径がこれらの比に依存する円をフィールド上に描くことができる。この際、3つの円全てが交わる点(図3中、交点210X)が存在するとすると、各円の半径が決定される。これにより、発振器210の位置が特定される。尚、位置は、フィールド上の1点を原点とした2次元座標で与えられるものとする。

0108

更に、位置検出処理部240は、駆動制御部111cへ位置情報を入力する。即ち、パケット生成部244は、入力された位置情報がペイロード部に格納されたパケットを生成し、これを出力部245を介して駆動制御部111cへ出力する。また、複数のカメラ110が1つの発振器210を撮影する、又は、複数の発振器210を複数のカメラ110で撮影する場合、位置情報検出部240におけるパケット生成部244は、各々のカメラ110に具設された駆動制御部111cに位置情報を入力するためのパケットを生成する。また、このパケットは、出力部245を介して識別番号毎に予め割り当てられた駆動制御部111cのIPアドレスへ出力される。尚、位置検出処理部240と駆動制御部111cとは、例えばLANで接続されており、相互がパケット交換の方式で通信を行うが、これに限るものではない。但し、他の通信方式を採用した場合、その構成に適合するようにパケット生成部234と出力部235との構成が変更される。

0109

ここで、駆動制御部11cの構成について触れる。図8は、本実施例による駆動制御部111cの構成を示すブロック図である。図8を参照すると、駆動制御部111cは、位置検出処理部240から出力されたパケットを入力する入力部1111と、入力されたパケットにおけるペイロード部を参照して、これから位置情報を特定するパケット解析部1112と、特定された位置情報に基づいてカメラ110の撮影領域を移動させるための信号(以下、駆動信号という)を生成する駆動信号生成部1113と、カメラ110が具設され、駆動信号に従ってカメラ110の撮影領域を移動させる駆動部1114と、を有して構成されている。

0110

また、駆動信号を生成する具体例を図9を用いて説明する。まず、図9(a)に示すように、フィールド112上の対象物が位置(X1,Y1)(これを元位置という)から位置(X2,Y2)(これを先位置という)に移動したとする。本実施例において駆動信号を生成する際には、これをカメラ110cの位置(カメラ位置111X)とフィールド112との間に仮想的に位置する投影面113に投影して考える。即ち、フィールド112を基準面として算出される移動ベクトルは、この移動ベクトルがどこに位置するかによってカメラ110cの制御量が変わってくる。これを解消するために、本実施例では元位置と先位置とを図9(b)及び(c)に示すような投影面113に投影し、この投影面113を基準として対象物の移動ベクトル(これを制御ベクトルという)を求める。また、駆動信号は、求められた制御ベクトルと駆動信号とを対応させたテーブルから求められ、これを図示しない波形発生回路等で電気信号として発生させることで得られる。但し、より正確には、この投影面113をカメラ位置111Xを中心とした球面とする必要があるが、カメラ110cと投影面113との距離が十分離れている場合には、投影面113をカメラ位置111Xからフィールド112に下ろした線が垂線となる面に近似しても構わない。

0111

・マルチメディアコンテンツ配信側
次に、マルチメディアコンテンツをユーザへ配信する側の構成について図面を用いて詳細に説明する。

0112

図2を参照すると、マルチメディアコンテンツを配信する側として、人工衛星300(又は所定のケーブル)より送信された映像/音声信号を受信する受信アンテナ410と、受信アンテナ410から入力された映像/音声信号を復調し、その後、誤り訂正や分離や復号化等の処理を施す受信処理部420a,420b,420c,…(以下、任意の受信処理部の符号を420とする)と、受信処理部420から入力されたマルチメディアコンテンツを所定のネットワークを介してユーザ側の再生機器へ送信するトレーシングサーバ430と、同じく入力されたマルチメディアコンテンツをマルチチャネル方式又はマルチビジョン方式(以下、マルチビジョン方式をマルチチャネル方式に含めて説明する)で表示/再生するマルチチャネル表示装置440と、を有して構成されている。

0113

この構成において、ユーザ側の再生機器としては、タワー型ディスクトップ型やノートブック型ラップトップ型やパームトップ型等のパーソナルコンピュータや携帯電話機(次世代携帯電話機を含む)やPDA(Personal Digital Assistants)等、マルチメディアコンテンツを再生するハードウェア又はソフトウェアが組み込まれた電子機器を適用することが可能である。この場合、ユーザ側の再生機器とトレーシングサーバ430とを結ぶネットワークには、この再生機器に応じて、インターネットや公衆回線網やISDNやADSLや移動体通信網等が適用される。本実施例では、再生機器に携帯電話機510を適用し、また、これとトレーシングサーバ430とを結ぶ回線に移動体通信網30を適用した場合について説明する。尚、ユーザ側の再生機器には、デジタルテレビ等を適用しても良い。

0114

受信処理部420の構成を図10を用いて詳細に説明する。図10を参照すると、受信処理部420は、受信アンテナ410で受信された映像/音声信号を復調する復調部421と、復調された映像/音声信号に含まれている誤り訂正符号に基づいて受信データの誤り訂正を行う誤り訂正処理部422と、誤り訂正された受信データから所定のマルチメディアコンテンツを分離する多重信号分離部423と、分離されたマルチメディアコンテンツを復号化し、伸張するデコーダ424と、を有して構成される。また、デコーダ424で伸張されたマルチメディアコンテンツは、トレーシングサーバ430及びマルチチャネル表示装置440へそれぞれ出力される。尚、受信処理部420とトレーシングサーバ430とを結ぶ回線、及び、受信処理部420とマルチチャネル表示装置440とを結ぶ回線は、同軸ケーブル等を利用したアナログ/デジタル回線とするが、これに限定されず、種々変形してもよい。

0115

マルチチャネル表示装置440は、上述にもあるように、入力されたマルチメディアコンテンツを1つの画面上に表示する。即ち、1画面を複数に分割することで(マルチチャネル方式)、若しくは、2次元配列された表示画面を用いて(マルチビジョン方式)、複数(全てであってもよい)のチャネルにおけるマルチメディアコンテンツを一度に表示する。この表示例を図11に示す。また、図11に示すように、分割された画面の1つ(複数であっても良い)には、トレーシングサーバ430より入力された画像(トレース情報画面)が表示される。このトレース情報画面は、発振器210を付けた選手若しくは物品(対象物)の現在位置を表示するものである。また、トレース情報画面には、各対象物動き情報を表示するために、所定期間(例えば10秒や1分)の軌跡(440b)も表示するよう構成しても良い。更に、このトレース情報画面では、どのマーク(プロットされた点)がどの選手又は物品(対象物)であるかを明確に伝えるための符号(440c)が表示されるよう構成されると良い。この符号としては、選手や物品のイニシャル背番号等を適用することができる。トレース情報画面の一例を図12に示す。但し、画面中における符号の“X”は対象が例えば物品(例えばボール)であることを示している。

0116

次に、トレーシングサーバ430について図面を用いて詳細に説明する。図13は、トレーシングサーバ430の構成を示すブロック図である。但し、各ブロックは、ハードウェアで実現しても、ソフトウェアで実現しても良い。また、このトレーシングサーバ430は、単一のコンピュータで構成しても、複数のコンピュータを用いて構成しても良い。図13を参照すると、トレーシングサーバ430は、トレース情報を生成し、トレース情報画面を出力する構成として、LAN20を介して位置検出処理部240から出力された位置情報と識別番号と時間情報とが含まれたパケットを入力する入力部4301と、入力されたパケットを解析して位置情報と識別情報と時間情報とを特定するパケット解析部4302と、特定された位置情報と識別情報と時間情報とに基づいてトレース情報を生成するトレース情報生成部4303、サーバ外部又は内部に設けられ、生成されたトレース情報を蓄積するトレース情報蓄積部431と、蓄積されたトレース情報から上述したトレース情報画面の画像(以下、トレース画像という)を作成するトレース画像作成部4304と、作成したトレース画像を所定のネットワークを介してマルチチャネル表示装置440へ出力する出力部4305と、を有する。ここで出力部4305は、例えばビデオカード等で構成されるものであり、設けれているディスプレイコネクタ等を介してマルチチャネル表示装置440へトレース画像を送信する。

0117

また、トレーシングサーバ430は、携帯電話機510へ選択されたマルチメディアコンテンツを提供する構成として、受信処理部420から入力された複数のマルチメディアコンテンツを所定の圧縮率で圧縮・符号化するエンコーダ4306と、移動体通信回線30を介してユーザからの選択・指示を入力する入力部4307と、選択・指示内容に基づいて当該ユーザへ提供するマルチメディアコンテンツを選択するポート選択部4308と、マルチメディアコンテンツを選択的に出力する選択出力部4309と、選択出力部4309から入力されたマルチメディアコンテンツをペイロード部に含むパケットを生成するパケット生成部4310と、生成されたパケットを移動体通信回線30を介して携帯電話機4311へ出力する出力部4311と、を有する。この構成において、選択出力部4309は、マルチメディアコンテンツの種類以上のポート数を用意しており、各ポートに異なるマルチメディアコンテンツが入力される。但し、各ポートには番号(以下、ポート番号という)が附されており、いすれのポートにどのマルチメディアコンテンツが入力されるかは予め決められている。また、いずれのポート番号がいずれの識別番号(発振器210)に対応しているかも、予め管理者によりポート選択部4308に登録されている。更に、いずれの対象者と何れの識別番号とが対応しているかも、予め管理者によりポート選択部4308に登録されている。

0118

従って、ポート選択部4308は、入力された対象者(名称等)に対応付けられた識別番号を特定し、この識別番号に対応するポート番号を特定することで、選択された又は所望されたマルチメディアコンテンツを選択出力部4309に出力させる。ポート番号と識別番号との対応、及び、識別番号と対象者との対応の詳細に関しては、後述において触れる。また、選択出力部4309には、トレース画像用のポートが設けられており、ユーザからの要求に応じて選択出力部4309からパケット生成部4310へトレース画像が出力される構成となっている。

0119

ここで、上記のトレース情報を生成し、トレース情報画面を出力する構成を更に詳細に説明する。入力部4301を介してパケットが入力されると、パケット解析部4302は、パケットにおけるペイロード部から位置情報と識別番号と時間情報とを特定し、これをトレース情報生成部4303へ入力する。トレース情報生成部4303は、入力された位置情報と識別番号と時間情報とをそれぞれトレース情報蓄積部431の所定の領域に格納する。また、トレース情報生成部4303は、例えば入力された位置情報と識別番号と時間情報と、及びトレース情報蓄積部431に格納されている位置情報と識別情報と時間情報と、に基づいて、対象物の移動速度(正確には発振器210の移動速度)を算出し、これもトレース情報蓄積部431の所定の領域に格納するよう構成しても良い。ここで、トレース情報蓄積部431のデータ構成図14に示す。

0120

図14を参照すると、トレース情報蓄積部431は、1つの識別番号に関して、対応するマルチメディアコンテンツの識別情報(イベント識別情報)と時間情報と位置情報と速度情報とを対応付けて格納している。尚、位置情報は、実際のフィールド(競技場)での座標であっても、予め用意しているフィールドの画像(以下、フィールド画像という)における座標であってもよい。但し、どちらの場合でも、原点を例えばフィールドにおける左下や中心とするとよい。また、トレーシングサーバ430は、イベント識別情報をトレース情報蓄積部431に入力することで、特定のトレース情報を読み出す。

0121

更に、トレース画像作成部4304は、トレース画像を作成する際、最新の位置情報を各対象物(識別番号)毎に参照し、これを予め用意しているフィールドの画像上にプロットする。また軌跡は、対象物毎所定期間分の位置情報を参照し、これを線で結ぶことで描画される。更に、各点には合わせて読み出された符号や速度情報等も表示されるよう構成すると良い。

0122

また、上記の携帯電話機510へ選択されたマルチメディアコンテンツを提供する構成を更に詳細に説明する。受信処理部420からトレーシングサーバ430へ入力されるマルチメディアコンテンツは、例えばテレビジョンハイビジョン放送用に伸張されたものである。そこで、本実施例では、入力されたマルチメディアコンテンツを、エンコーダ4306において高圧縮率で圧縮するよう構成することで、通信回線にかける負荷や、ユーザ側の再生機器(本実施例では携帯電話機510)にかける負荷を軽減するように構成する。

0123

また、入力部4307には、携帯電話機510から移動体通信網30を介してユーザの嗜好情報(チャネルの選択や所望する対象物の選択等)が入力される。この際のユーザ側の手順について図面を用いて詳細に説明する。本実施例では、2通りの方法でユーザに嗜好のマルチメディアコンテンツを選択させる。1つは、マルチチャネル表示装置440に表示されているマルチメディアコンテンツからチャネルを選択させる方法である。他の1つは、選手やボール等の対象物を選択させて、これから対象物が撮影されているマルチメディアコンテンツを特定する方法である。これらの選択は、図15に示す操作画面等において選択入力される。

0124

・操作画面
ここで、本実施例において携帯電話機510に表示される操作画面の例を図15を用いて詳細に説明する。

0125

ユーザが携帯電話機510を用い、移動体通信網30を介してインターネット上の所定のホームページアクセスすると、携帯電話機510には、まず図15(a)に示す『選択画面(1)』が表示され、特定の対象物に注目して制作されたマルチメディアコンテンツを視聴するか、マルチチャネル表示装置440に表示されている何れかのマルチメディアコンテンツを視聴するか、トレース画像を視聴するかが選択される。この画面において例えば『対象物選択』が選択された場合、携帯電話機510には図15(b)に示す『選択画面(2),選択画面(3)』が表示される。この選択画面(2),(3)は、対象物を選択させるための画面であり、例えば選手やボールや審判員等の選択が行われる。この画面により何れかの対象物が選択されると、次に携帯電話機510には、例えばカメラ110を選択するための画面が表示される。これは、複数のカメラ110で同一の対象物を撮影した場合に、何れのカメラ110で撮影されたものに基づいて制作されたマルチメディアコンテンツを視聴するかを選択するためのものである。この画面において何れかのカメラが選択されると、携帯電話機510には、図15の(e)注目カメラ映像が表示され、マルチメディアコンテンツが携帯電話機510において再生・表示される。

0126

これに対し図15(a)の画面において、例えば『チャネル選択』が選択入力された場合、携帯電話機510には図15の(f)チャネル選択画面が表示される。これに対しユーザは、マルチチャネル表示装置440に再生されているマルチメディアコンテンツの中から所望のチャネル番号を選択入力する。これにより、携帯電話機510には図15の(g)選択チャネル映像が表示され、マルチメディアコンテンツが再生・表示される。

0127

更に、図15(a)の画面において、例えば『トレース画像』が選択入力された場合、ポート番号選択部4308は、トレース画像が割り当てられた所定のポート番号を選択出力部4309に指示する。これに対し、選択出力部4309がトレース画像生成部4304から入力されたトレース画像をパケット生成部4310に入力し、これが出力部4311より移動体通信網30を介して携帯電話機510へ送信される。これいより、携帯電話機510ではトレース画像が表示される。

0128

また、本実施例において携帯電話機510に表示される各画面(操作画面及び表示画面)は、予めトレーシングサーバ430に格納されているか、若しくは、図16に示すテーブル(以下、これを識別番号対応表という)に基づいてトレーシングサーバ430が作成し、要求に応じて携帯電話機510へ送信される。図16を参照すると、本実施例による識別番号対応表では、識別番号と、この識別番号が附されている発振器210が設けられている対象物と、この対象物のプロフィールと、この対象物(発振器210)を映しているマルチメディアコンテンツが入力されているポート番号と、が対応付けられている。

0129

従ってトレーシングサーバ430は、図15(c)を作成する際、識別番号対応表における対象物情報項目を参照し、選択可能な選手の一覧を作成する。この際、各選手名は携帯電話機510における選択肢として機能させる。また、図15(d)を作成する際、トレーシングサーバ430は、識別番号対応表におけるポート番号の数を特定し、この数分、選択肢((d)では〔カメラ1〕)を用意する。但し、各選択肢には、ポート番号が割り当てられており、これがトレーシングサーバ430において保持・管理されている。また、上述にある携帯電話機510より入力された選択内容に対応する識別番号とポート番号とは、この識別番号対応表に基づいて特定される。

0130

以上のような構成を有し、以上のような動作を実行することで、本実施例では、撮影された複数種類のマルチメディアコンテンツの全て又は一部を一括でユーザに提供し、更に、ユーザが所望するマルチメディアコンテンツを選択的に提供することが可能となる。

0131

〔第2の実施例〕次に、本発明を好適に実施した第2の実施例について図面を用いて詳細に説明する。尚、第1の実施例では、マルチメディアコンテンツをリアルタイムで放送する際のサービスについて説明した。これに対し、以下で説明する第2の実施例では、マルチメディアコンテンツを一時保管し、録画映像として提供する。

0132

本実施例によるシステム構成は、第1の実施例で説明したものと同様のものを適用できる(図1及び図2参照)。また、図中、各ブロックの構成も第1の実施例と同様のものを適用できる。

0133

この構成において、カメラ110及び/又はマイク120からマルチメディアデータ処理システム130に入力されたマルチメディアデータは、加工前又は加工後にマルチメディアコンテンツDB150に一時蓄積される。但し、加工後の場合は、マルチメディアコンテンツに相当する。また、加工前に蓄積されたマルチメディアデータは、後の処理においてマルチメディアコンテンツDB150から読み出され、マルチメディアデータ処理システム130において加工がなされる。これらの動作は、マルチメディアコンテンツ制作者の操作に基づいて行われるものとする。また、送信時にマルチメディアデータ処理システム130により読み出されたマルチメディアコンテンツは、第1の実施例と同様に送信局140を介して所定の放送回線10へ送出される。

0134

本実施例においてマルチチャネル表示装置440には、第1の実施例と同様に、送信局140から送信され、受信処理部420において所定の処理が施されたマルチメディアコンテンツがマルチチャネル方式又はマルチディスプレイ方式により表示される。更に、本実施例においてトレーシングサーバ430には、現在どのマルチメディアコンテンツが放送されているかが設定される。従って、携帯電話機510に表示させる操作画面やトレース画面もこのマルチメディアコンテンツに対応したものがトレーシングサーバ430において作成され、提供される。尚、この設定にはイベント識別情報を用いることができる。また、トレーシングサーバ430はこれに応じて対応するトレース情報をトレース情報蓄積部431から読み出し、操作画面やトレース画像を作成してユーザへ提供する。この際、トレーシングサーバ430は、放送しているマルチメディアコンテンツのタイムコードに基づいて現在何れのシーンかを特定して、対応するトレース画像を作成する。

0135

このように構成することで、本実施例では、録画されたマルチメディアコンテンツをマルチチャネル又はマルチディスプレイでユーザに提供し、且つ、ユーザの嗜好に応じたマルチメディアコンテンツを選択的に提供することが可能となる。尚、他の構成は第1の実施例と同様であるため、ここでは説明を省略する。

0136

〔第3の実施例〕また、本発明では、マルチメディアコンテンツDB150に蓄積されたマルチメディアデータやマルチメディアコンテンツからクリップ画像クリップ映像)を生成し、これをつなぎ合わせることで映像のダイジェスト(以下、ダイジェスト映像という)を作成して、これを選択的にユーザへ提供するようにも構成することが可能である。以下、これを第3の実施例として図面を用いて詳細に説明する。

0137

本実施例において、ダイジェスト映像はマルチメディアデータ処理システム130で作成される。また、以下の説明では、例えばMEPG—7(マルチメディアコンテント記述インタフェース)等のマルチメディアとのインタフェースを利用して、所望のクリップ画像を抽出する構成を適用するが、これに限定されず、人為的に抽出して作成しても良い。

0138

図17にMEPG−7を用いてダイジェスト映像を作成するための構成(ダイジェスト映像作成システム)を示す。但し、これは、マルチメディアデータ処理システム130の一部とする。図17を参照すると、ダイジェスト映像作成システムは、入力されたマルチメディアデータ(若しくはマルチメディアコンテンツ:本説明ではマルチメディアデータに含むものとする)に対して、制作側のスタッフ(以下、オペレータという)がMPEG−7を用いてインデックス(マルチメディアデータの一部又は全部を検索するための情報)を付加するインデックス付加端末131と、インデックスとなるキーワードの候補を格納するキーワードDB132と、作成したインデックスを保管するインデックスDB133と、マルチメディアデータからクリップ画像を抽出するためのキーワードをオペレータが入力するためのキーワード入力端末135と、入力されたキーワード及び作成されたインデックスからクリップ画像を抽出し、このクリップ画像に基づいてダイジェスト映像を作成するダイジェスト映像作成サーバ134と、を有して構成される。また、これらはLAN137を介して接続される。

0139

キーワードDB132に登録されるキーワードには、例えば音声データを言語認識処理して得られた語句を適用してもよい。このために、図17に示す例では、マルチメディアコンテンツDB150から入力された音声データを認識処理するための音声認識処理部136が設けられている。また、音声認識処理部136で得られた語句は、対応するマルチメディアデータの指定と共にキーワードDB132に登録される。従って、インデックスを作成する際に、キーワードDB132にマルチメディアデータの指定を入力すると、入力元であるインデックス付加端末131のディスプレイには、マルチメディアデータと共に、対応するキーワードの候補一覧が表示される。作成されたインデックスは、マルチメディアデータの指定と共にインデックスDB133に登録される。

0140

このように登録されたインデックスに基づいてダイジェスト映像を作成する際、オペレータはキーワード入力端末135からマルチメディアデータの指定をキーワードDB132に入力する。これによりキーワード入力端末135には対応するキーワードの一覧が表示される。オペレータはこの一覧の中から、作成するダイジェスト映像に応じたキーワードを選択し、これをダイジェスト映像作成サーバ134に与える。この際、マルチメディアデータの指定も与えられる。ダイジェスト映像作成サーバ134は、キーワードとマルチメディアデータの指定とが与えられると、この指定に基づいてマルチメディアデータをマルチメディアコンテンツDB150から読み出し、キーワードに基づいて対応する部分の映像データ(本説明ではこれがクリップ画像である)を抽出する。この際、タイムコードに基づいて対応する部分の音声データ(以下、クリップ音声という)も抽出するよう構成すると良い。その後、ダイジェスト映像作成サーバ134は、抽出したクリップ画像をつなぎ合わせてダイジェスト映像を作成する。尚、作成されたダイジェスト映像は、使用したキーワードと共に、マルチメディアコンテンツDB134に格納される。

0141

また、本実施例によるサービスを提供する際、携帯電話機510には、図18に示すような操作画面が表示される。図18を参照すると、携帯電話機510には、まず、ジャンルを選択するための画面(ジャンル選択画面(a))が表示される。この画面においてユーザより何れかのジャンルが選択されると、携帯電話機510には選択されたジャンルに属する種目を選択するための画面(種目選択画面(b))が表示される。この画面においてユーザより何れかの種目が選択されると、携帯電話機510には選択された種目における試合を選択するための画面(試合選択画面(c))が表示される。この画面においてユーザより何れかの試合が選択されると、携帯電話機510には第1の実施例と同様に、選択画面(1)(d)(図15における(a)に対応)が表示される。以降、第1の実施例と同様に、所望する対象物又はチャネル又はトレース画像が選択される。この操作を経てユーザにより対象物又はチャネルが指定されると、携帯電話機510には、指定された対象物又はマルチメディアコンテンツ自体を再生するか、若しくは、これに関するダイジェスト映像を再生するかの指示を入力させるための画面(映像選択画面(g))が表示される。この画面において『フル映像』が選択された場合、携帯電話機510には第1の実施例と同様な手順でマルチメディアコンテンツが再生される。また、(g)映像選択画面において『ダイジェスト映像』が選択された場合、携帯電話機510には選択された対象物又はチャネルに関して作成されたダイジェスト映像の一覧画面(ダイジェスト映像選択画面(h))が表示される。この際、各ダイジェスト映像には、内容を説明するためのコメント(図中、例えば『ゴール集』など)が表示されると良い。また、この画面において何れかのダイジェスト映像が選択された場合、携帯電話機510にはダイジェスト映像が再生される(ダイジェスト映像(k))。

0142

このような手順を踏まえることで、例えば複数種類の番組(但し、番組は複数のマルチメディアコンテンツより成る)が同時に放送された場合でも、その中から所望されたマルチメディアコンテンツ又やダイジェスト映像を提供することが可能となる。

0143

また、本操作例によれば、マルチチャネル方式によるマルチメディアコンテンツの放送時でなくとも、ユーザは携帯電話機510等を用いてマルチメディアコンテンツ又はダイジェスト映像を再生することが可能なことは明らかである。尚、他の構成は第1,2の実施例と同様であるため、ここでは説明を省略する。

0144

〔第4の実施例〕また、本発明によれば、上記したトレース画像を利用してユーザに容易に目的の対象物のマルチメディアコンテンツ又はダイジェスト映像を提供できるよう構成することも可能である。これを以下、第4の実施例として図面を用いて詳細に説明する。

0145

図19は、本実施例によるサービスを提供する際に、携帯電話機510に表示される操作画面を示す図である。図19を参照すると、携帯電話機510には、まず、視点を選択するための画面(視点選択画面(a))が表示される。但し、この前段階として、例えば図18に示す(a)〜(c)の操作を行うよう構成してもよい。また、図19(a)における『トレース画像』が選択されると、携帯電話機510には、(b)に示すトレース情報画面が表示される。

0146

本実施例によるトレース情報画面では、プロットされた各点が選択肢となっており、また、選択候補とされている点が明確となるように選択マーク440dが対象物(点)に合わせて表示される。ユーザは携帯電話機510における所定のボタンを入力することで、選択マーク440dを切り替える。その後、何れかが選択された状態で『進む』が選択されると、携帯電話機510には(c)に示す映像選択画面が表示される。尚、以降の動作は上記した第3の実施例と同様であるため、ここでは説明を省略する。

0147

以上のように構成することで、本実施例では、ユーザがトレース画像から容易に所望する対象物を選択することが可能となる。尚、他の構成は第1〜3の実施例と同様であるため、ここでは説明を省略する。

0148

〔第5の実施例〕また、上記した各実施例では、複数のマルチメディアコンテンツを同時に表示するために、マルチチャネル表示装置440を用いていたが、これをユーザ個別の再生機器(上記各実施例では携帯電話機510)に置き換えるよう構成することも可能である。以下、このように構成した場合について第5の実施例として図面を用いて詳細に説明する。尚、本実施例によるシステム構成は、図1及び図2に示すものと同様のものを用いることが可能である。但し、本実施例は、ユーザが欲しいときにマルチメディアコンテンツやダイジェスト映像を配信するものである。

0149

図1において本実施例では、第2又は第3の実施例と同様に、制作されたマルチメディアコンテンツやダイジェスト映像がイベント識別情報と共にマルチメディアコンテンツDB150に登録される。

0150

この構成においてトレーシングサーバ430は、携帯電話機510からマルチメディアコンテンツやダイジェスト映像が要求されると、マルチメディアコンテンツDB150から対応するもの(マルチメディアコンテンツ/ダイジェスト映像)を読み出して、これを移動体通信端末30を介して携帯電話機510へ送信する。この際の携帯電話機510の画面例を図20に示す。

0151

本実施例において携帯電話機510には、図18で説明した手順でジャンル選択画面と種目選択画面と試合選択画面(図20(a))とが表示される。この画面においてユーザより何れかの試合が選択されると、携帯電話機510には、図20(b)に示すマルチ表示画面が表示される。このマルチ表示画面では、例えば選択対象とされているマルチメディアコンテンツが他のマルチメディアコンテンツと比較して拡大表示される。これにより、ユーザはいずれのチャネルが選択対象となっているか判別できる。更に、マルチ表示画面では、例えば各マルチメディアコンテンツを所定分巻き戻す」機能や、これらを「スロー再生」する機能や、現再生箇所から「逆転再生」する機能等も提供される。この画面において何れかのマルチメディアコンテンツが選択されると、携帯電話機510には、図20(c)に示す『選択チャネル映像』が表示され、選択されたマルチメディアコンテンツが拡大表示される。尚、図20に示す例では、複数のマルチメディアコンテンツを同時に再生する場合について示したが、これを第3の実施例で示すようなダイジェスト映像としてもよい。

0152

以上のように構成することで、本実施例によれば、同時に表示される複数のマルチメディアコンテンツやダイジェスト映像の中からユーザが所望のものを選択できる。尚、他の構成は第1〜4の実施例と同様であるため、ここでは説明を省略する。

0153

〔第6の実施例〕また、上記した各実施例において提供されるマルチメディアコンテンツやダイジェスト映像の一部を拡大表示する機能を携帯電話機510に設けても良い。これを第6の実施例として以下に説明する。

0154

図21は本実施例において携帯電話機510に表示されるマルチメディア再生画面を示す図である。図21を参照すると、本実施例において携帯電話機510に表示される『注目カメラ映像』又は『選択チャネル映像』又は『ダイジェスト映像』(上記各実施例を参照:図21(a))には、再生されているマルチメディアコンテンツ又はダイジェスト映像の一部を拡大するための機能が設けられている。この表示において画面中『拡大表示』を指定すると、図21(b)に移行し、選択されている領域を拡大した映像が再生される。

0155

また、この機能は『トレース情報画面』に対しても応用することができる。即ち、図21(c)に示すようにトレース画像中の一部を選択できるように構成し、そこで『拡大表示』が指定されると、図21(d)に示す『トレース画像拡大画面』が携帯電話機510に表示される。

0156

また、拡大表示((b),(d))において、更に方向を指定すると、指定された方向に位置する領域へ映像がシフトするよう構成すると良い。

0157

これにより、例えば携帯電話機510のような表示画面が比較的小さい再生機器を用いてマルチメディアコンテンツやダイジェスト映像やトレース画像を視聴した場合でも、ユーザは必要な部分を拡大して詳細に観ることが可能となる。尚、他の構成は第1〜5の実施例と同様であるため、ここでは説明を省略する。

0158

〔第7の実施例〕また、上記第3の実施例において作成したインデックスを利用してイベントで発生した事象を時系列に沿って列挙し、これに基づいて目的のマルチメディアコンテンツやダイジェスト映像やトレーシング画像を選択できるように構成してもよい。これを以下に第7の実施例として図面を用いて詳細に説明する。

0159

図22は、本実施例において携帯電話機510に表示される操作画面を示す図である。図22(a)は、上記の事象を時系列的に表示し、且つ、これら事象のハイライトシーンを選択させるためのハイライト選択画面であり、図22(b)は、選択されたハイライト再生画面ハイライト再生画面)である。

0160

本実施例においてハイライトの映像(マルチメディアコンテンツ:以下、ハイライト映像という)は上述のダイジェスト映像と同様なものであり、同様な構成で作成することができる。また、作成されたハイライト映像は、図22(a)のハイライト選択画面における選択肢と関連されてマルチメディアコンテンツDB150に格納され、必要に応じて読み出される。

0161

以上のように構成することで、本実施例では、イベントの流れをトレース情報に基づいて呈示することが可能となり、また、この流れの中で重要となる事象をハイライト映像として提供することが可能となる。尚、他の構成は第1〜6の実施例と同様であるため、ここでは説明を省略する。

0162

〔第8の実施例〕また、イベントを例えばサッカーとした場合、トレース情報を利用してボールの支配率を算出し、これを携帯電話機510に表示するよう構成しても良い。以下、このように構成した場合を第8の実施例として図面を用いて説明する。

0163

図23は、本実施例において携帯電話機510に表示される操作画面の例を示す図である。図23を参照すると、本実施例では、例としてボールの支配率が5分毎に明確となるように視覚的に表示されている。また、この画面を図23(a),(b)に示すようにハイライト画像リンクさせるよう構成するとよい。

0164

以上のように構成することで、本実施例では、トレース情報を利用して試合の流れを呈示することが可能となり、また、イベントの流れをトレース情報に基づいて呈示することが可能となり、また、この流れの中で重要となる事象をハイライト映像として提供することが可能となる。尚、他の構成は第1〜6の実施例と同様であるため、ここでは説明を省略する。

0165

〔第9の実施例〕また、上述した各実施例では、ユーザ端末(再生機器)として携帯電話機510を用いた場合について説明したが、本発明では上述にもあるように、携帯電話機に限らず、各型式のパーソナルコンピュータや双方向通信可能なデジタルテレビ等を適用することが可能である。但し、パーソナルコンピュータやデジタルテレビ等を適用した場合では、上記各実施例におけるエンコーダ4306は、ユーザ端末の再生能力を考慮して、テレビジョン放送と同程度若しくはそれに近い低圧縮率としてもよい。

0166

〔まとめ〕以上、説明したように、本発明によれば、リアルタイムによるマルチメディアコンテンツの配信や録画を経たマルチメディアコンテンツの配信の際に、多角的に得られたマルチメディアコンテンツを複数同時に提供できると共に、これを選択的に提供できるだけでなく、マルチメディアコンテンツを凝縮したダイジェスト映像も選択的に提供することが可能となる。更に、本発明によれば、対象物の時間に沿った動き(移動)もユーザに視覚的に与えることが可能となる。

0167

また、上記した各実施例は、本発明を好適に実施した形態の一例に過ぎず、本発明は、その主旨を逸脱しない限り、種々変形して実施することが可能なものである。

発明の効果

0168

係る目的を達成するために、請求項1記載の発明によれば、ユーザが所望する映像を的確且つ容易に選択して視聴させることが可能となる。

0169

更に、請求項2記載の発明によれば、選択的に提供する映像を目的に応じて凝縮して提供することが可能となる。

0170

更に、請求項3記載の発明によれば、映像の他に対象物の動きの情報も提供することが可能となり、提供できるマルチメディアコンテンツのバリエーションを広げることができる。

0171

更に、請求項4記載の発明によれば、ユーザが所望する映像を的確且つ容易に選択して視聴させることが可能となる。更に、本発明では、マルチメディアコンテンツを圧縮して提供することが可能となる。

0172

更に、請求項5記載の発明によれば、映像を選択的に提供する際に、所望する対象物を簡易な構成で容易に指定させること可能となる。

0173

更に、請求項6記載の発明によれば、複数の映像より容易にユーザに所望する映像を選択させることが可能となる。

0174

更に、請求項7記載の発明によれば、1つのユーザの電子機器を用いて同時に複数のマルチメディアコンテンツを再生したり、所望する1つのマルチメディアコンテンツを再生したりできる。

0175

更に、請求項8記載の発明によれば、携帯電話機や各種パーソナルコンピュータやPDAを用いて同時に複数のマルチメディアコンテンツを再生したり、所望する1つのマルチメディアコンテンツを再生したりできる。

0176

更に、請求項9記載の発明によれば、提供されるマルチメディアコンテンツをより利便に視聴することができる。

0177

更に、請求項10記載の発明によれば、提供されるマルチメディアコンテンツをより利便に視聴することができる。

0178

また、請求項11記載の発明によれば、ユーザが所望する映像を的確且つ容易に選択して視聴させることが可能なサーバを提供することができる。

0179

更に、請求項12記載の発明によれば、選択的に提供する映像を目的に応じて凝縮して提供することが可能なサーバを提供することができる。

0180

更に、請求項13記載の発明によれば、映像の他に対象物の動きの情報も提供することが可能となり、提供できるマルチメディアコンテンツのバリエーションを広げることが可能なサーバを提供することができる。

0181

更に、請求項14記載の発明によれば、ユーザが所望する映像を的確且つ容易に選択して視聴させることが可能なサーバを提供することができる。更に、本発明では、マルチメディアコンテンツを圧縮して提供することが可能なサーバを提供することができる。

0182

また、請求項15記載の発明によれば、1つのイベントに関して複数作成された映像を1つ以上同時に視聴することが可能な電子機器を提供することができる。

0183

更に、請求項16記載の発明によれば、目的に応じて凝縮された映像を視聴することが可能な電子機器を提供することができる。

0184

更に、請求項17記載の発明によれば、映像の他に対象物の動きの情報も視聴することが可能となり、利用できるマルチメディアコンテンツのバリエーションが広い電子機器を提供することができる。

0185

更に、請求項18記載の発明によれば、ユーザが所望する映像を的確に選択して視聴することが可能な電子機器を提供できる。

0186

更に、請求項19記載の発明によれば、映像を選択的に視聴する際に、所望する対象物を簡易な構成で容易に指定させること可能な電子機器を提供することができる。

0187

更に、請求項20記載の発明によれば、携帯電話機や各種パーソナルコンピュータやPDAを用いて同時に複数のマルチメディアコンテンツを再生したり、所望する1つのマルチメディアコンテンツを再生したりできる電子機器を提供することができる。

0188

更に、請求項21記載の発明によれば、提供されるマルチメディアコンテンツをより利便に視聴することが可能な電子機器を提供することができる。

0189

更に、請求項22記載の発明によれば、提供されるマルチメディアコンテンツをより利便に視聴することが可能な電子機器を提供することができる。

0190

また、請求項23記載の発明によれば、ユーザが所望する映像を的確且つ容易に選択して視聴させることが可能となる。

0191

更に、請求項24記載の発明によれば、選択的に提供する映像を目的に応じて凝縮して提供することが可能となる。

0192

更に、請求項25記載の発明によれば、映像の他に対象物の動きの情報も提供することが可能となり、提供できるマルチメディアコンテンツのバリエーションを広げることができる。

0193

更に、請求項26記載の発明によれば、ユーザが所望する映像を的確且つ容易に選択して視聴させることが可能となる。更に、本発明では、マルチメディアコンテンツを圧縮して提供することが可能となる。

0194

更に、請求項27記載の発明によれば、映像を選択的に提供する際に、所望する対象物を簡易な構成で容易に指定させること可能となる。

0195

更に、請求項28記載の発明によれば、複数の映像より容易にユーザに所望する映像を選択させることが可能となる。

0196

更に、請求項29記載の発明によれば、ユーザが所望する映像を的確且つ容易に選択して視聴させることが可能なサーバを実現することができる。更に、本発明では、マルチメディアコンテンツを圧縮して提供することが可能なサーバを実現するプログラムを提供することができる。

0197

また、請求項30記載の発明によれば、1つのイベントに関して複数作成された映像を1つ以上同時に視聴することが可能な電子機器を実現するプログラムを提供することができる。

0198

更に、請求項31記載の発明によれば、目的に応じて凝縮された映像を視聴することが可能な電子機器を実現するプログラムを提供することができる。

0199

更に、請求項32記載の発明によれば、映像の他に対象物の動きの情報も視聴することが可能となり、利用できるマルチメディアコンテンツのバリエーションが広い電子機器を実現するプログラムを提供することができる。

0200

更に、請求項33記載の発明によれば、ユーザが所望する映像を的確に選択して視聴することが可能な電子機器を実現するプログラムを提供することができる。

0201

更に、請求項34記載の発明によれば、映像を選択的に視聴する際に、所望する対象物を簡易な構成で容易に指定させること可能な電子機器を実現するプログラムを提供することができる。

0202

更に、請求項35記載の発明によれば、提供されるマルチメディアコンテンツをより利便に視聴することが可能な電子機器を実現するプログラムを提供することができる。

0203

更に、請求項36記載の発明によれば、提供されるマルチメディアコンテンツをより利便に視聴することが可能な電子機器を実現するプログラムを提供することができる。

0204

また、請求項37記載の発明によれば、上記のプログラムを記録媒体に記録して提供することができる。

図面の簡単な説明

0205

図1本発明の第1の実施例によるシステム構成を示す図である(1)。
図2本発明の第1の実施例によるシステム構成を示す図である(2)。
図3本発明の第1の実施例における発振器210の位置と撮影領域との関係を示す図である。
図4図1における送信局140の構成を示すブロック図である。
図5図1における発振器210の構成を示すブロック図である。
図6図1における受信処理部230の構成を示すブロック図である。
図7図1における位置検出処理部240の構成を示すブロック図である。
図8図1における駆動制御部111cの構成を示すブロック図である。
図9本発明の第1の実施例において駆動信号を生成する際の動作を説明するための図である。
図10図2における受信処理部420の構成を示すブロック図である。
図11図2におけるマルチチャネル表示装置440の画面配列を示す図である。
図12図10におけるトレース情報画面440aの例を示す図である。
図13図2におけるトレーシングサーバ430の構成を示すブロック図である。
図14図12におけるトレース情報蓄積部431のデータ構成を示すテーブルである。
図15本発明の第1の実施例で携帯電話機510に表示される操作画面の流れを示す図である。
図16本発明の第1の実施例においてトレーシングサーバ430で保持される識別番号対応表のデータ構成例を示すテーブルである。
図17本発明の第3の実施例におけるダイジェスト映像作成システムの構成を示すブロック図である。
図18本発明の第3の実施例で携帯電話機510に表示される操作画面の流れを示す図である。
図19本発明の第4の実施例で携帯電話機510に表示される操作画面の流れを示す図である。
図20本発明の第5の実施例で携帯電話機510に表示される操作画面の流れを示す図である。
図21本発明の第6の実施例で携帯電話機510に表示される操作画面の流れを示す図である。
図22本発明の第7の実施例で携帯電話機510に表示される操作画面の流れを示す図である。
図23本発明の第8の実施例で携帯電話機510に表示される操作画面の流れを示す図である。

--

0206

10放送回線
20 LAN
30移動体通信網
110、110a、110b、110c、…カメラ
111c駆動制御部
111Xカメラ位置
112フィールド
113投影面
120、120a、120b、120c、…マイク
130マルチメディアデータ処理システム
131インデックス付加端末
132キーワードDB
133 インデックスDB
134ダイジェスト映像作成サーバ
135キーワード入力端末
136音声認識処理部
137 LAN
140送信局
141エンコーダ
142多重化部
143誤り訂正符号付加部
144変調部
145送信アンテナ
150マルチメディアコンテンツDB
210、210a、210b、210c、…発振器
210X交点
211筐体
212発電部
213蓄電部
214 送信部
215 送信アンテナ
220、220a、220b、220c、…受信アンテナ
230、230a、230b、230c、…受信処理部
231 入力部
232識別番号抽出部
233電力レベル検出部
234パケット生成部
235 出力部
241 入力部
242パケット解析部
243位置検出部
244 パケット生成部
245 出力部
240位置検出処理部
410 受信アンテナ
420、420a、420b、420c、… 受信処理部
421復調部
422誤り訂正処理部
423多重信号分離部
424デコーダ
430トレーシングサーバ
431トレース情報蓄積部
440マルチチャネル表示装置
440a トレース情報画面
440b軌跡
440c 符号
440d選択マーク
510携帯電話機
1111 入力部
1112 パケット解析部
1113駆動信号生成部
1114 駆動部
4301 入力部
4302 パケット解析部
4303 トレース情報生成部
4304トレース画像作成部
4305 出力部
4306 エンコーダ
4307 入力部
4308ポート選択部
4309選択出力部
4310 パケット生成部
4311 出力部

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