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技術 情報記録再生装置の制御装置及び制御方法

出願人 株式会社HGSTジャパン
発明者 花田一良別府修
出願日 2002年4月17日 (18年2ヶ月経過) 出願番号 2002-115104
公開日 2003年11月7日 (16年7ヶ月経過) 公開番号 2003-317366
状態 拒絶査定
技術分野 車両用電気・流体回路 ディスク装置の機能制御 トラック変更、選択のためのヘッド移動 ディスクの回転駆動
主要キーワード 連続衝突 回動精度 挿入態様 アルミ線材 基板固定ネジ 情報設備 車両速度センサー 微動摩耗
関連する未来課題
重要な関連分野

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図面 (6)

する。

課題

自動車に搭載された情報記録再生装置における軸受け内部の摩耗を防止し、回転精度劣化を防ぐ制御装置を提供すること。

解決手段

情報を保持するディスク状媒体ディスク媒体に情報を記録又は再生するヘッド、ヘッドをディスク面上に位置決めするための回動するキャリッジ、キャリッジを回動する軸受け部、ディスク状媒体を回転駆動するスピンドルモータ、スピンドルモータの軸受け部、を備えた車両搭載の情報記録再生装置19と、車両振動の発生以前に実施される車両取り扱い態様を検知する検知手段24と、検知手段からの信号に基づいてスピンドルモータ軸受け部及び/又はキャリッジ軸受け部を回転始動及び/又は回動始動させる制御手段と、を備えた情報記録再生装置の制御装置。

概要

背景

従来の情報記録再生装置は、特開2001−57010号公報に示すように、温度センサを用いて雰囲気温度を検知し、雰囲気温度が低い場合はCPUに給電し、CPUの温度上昇によって情報記録再生装置の温度を上げ、この情報記録再生装置の温度が動作時の温度保証範囲内になった状態で起動させたり、逆に、雰囲気温度が高い場合は従来技術では冷却ファンにて冷却する方法が一般的に使用されてきた。

また、情報記録再生装置は、従来技術では空調の完備された室内に配置されて使用されるものであった。

更に、特開2001−332049号公報には、ロード・アンロード方式磁気ディスク装置におけるスピンドル軸受フレッチング摩耗微小振動による転送面摩耗)の防止方法が開示されており、具体的に云えば、ロード・アンロード方式ではスライダディスクと接触停止することが無くなるので外部衝撃に対してスピンドルモータ拘束するものがなくその回転自由度が増大してスピンドルモータにフレッチング摩耗が発生するので、このフレッチング摩耗を防止するために、スライダに粘着防止膜をコーティングするか、ディスクにCSSゾーンを設けて必要に応じてスライダをディスクに接触停止させ、スピンドルモータの停止時にその回転自由度をディスクを介して拘束するようにしたものである。

概要

する。

自動車に搭載された情報記録再生装置における軸受け内部の摩耗を防止し、回転精度劣化を防ぐ制御装置を提供すること。

情報を保持するディスク状媒体ディスク媒体に情報を記録又は再生するヘッド、ヘッドをディスク面上に位置決めするための回動するキャリッジ、キャリッジを回動する軸受け部、ディスク状媒体を回転駆動するスピンドルモータ、スピンドルモータの軸受け部、を備えた車両搭載の情報記録再生装置19と、車両振動の発生以前に実施される車両取り扱い態様を検知する検知手段24と、検知手段からの信号に基づいてスピンドルモータ軸受け部及び/又はキャリッジ軸受け部を回転始動及び/又は回動始動させる制御手段と、を備えた情報記録再生装置の制御装置。

目的

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

情報を保持するディスク状媒体、前記ディスク媒体に情報を記録又は再生するヘッド、前記ヘッドをディスク面上に位置決めするための回動するキャリッジ、前記キャリッジを回動する軸受け部、前記ディスク状媒体を回転駆動するスピンドルモータ、前記スピンドルモータの軸受け部、を備えた車両搭載情報記録再生装置と、車両振動の発生以前に実施される車両取り扱い態様を検知する検知手段と、前記検知手段からの信号に基づいて前記スピンドルモータ軸受け部及び/又はキャリッジ軸受け部を回転始動及び/又は回動始動させる制御手段と、を備えた情報記録再生装置の制御装置

請求項2

情報を保持するディスク状媒体、前記ディスク媒体に情報を記録又は再生するヘッド、前記ヘッドをディスク面上に位置決めするための回動するキャリッジ、前記キャリッジを回動する軸受け部、前記ディスク状媒体を回転駆動するスピンドルモータ、前記スピンドルモータの軸受け部、を備えた車両搭載の情報記録再生装置と、前記車両又は前記情報記録再生装置に設けられた加速度センサと、前記加速度センサからの加速度所定値を超えたことを検知する検知手段と、前記検知手段からの信号に基づいて前記スピンドルモータ軸受け部及び/又はキャリッジ軸受け部を回転始動及び/又は回動始動させる制御手段と、を備えた情報記録再生装置の制御装置。

請求項3

情報を保持するディスク状媒体、前記ディスク媒体に情報を記録又は再生するヘッド、前記ヘッドをディスク面上に位置決めするための回動するキャリッジ、前記キャリッジを回動する軸受け部、前記ディスク状媒体を回転駆動するスピンドルモータ、前記スピンドルモータの軸受け部、を備えた車両搭載の情報記録再生装置と、前記車両に既設されている速度センサと、前記速度センサからの出力を検知する検知手段と、前記検知手段からの信号に基づいて前記スピンドルモータ軸受け部及び/又はキャリッジ軸受け部を回転始動及び/又は回動始動させる制御手段と、を備えた情報記録再生装置の制御装置。

請求項4

請求項1において、前記車両取り扱い態様は、ドアキー挿入態様スタートキー挿入態様、シート着座態様、シートベルト結合態様のいずれか1つの態様である情報記録再生装置の制御装置。

請求項5

請求項1において、前記車両に設置された太陽電池が前記軸受け部を回転始動させる電源となる情報記録再生装置の制御装置。

請求項6

請求項2において、前記加速度センサを運転席ドアに設置する情報記録再生装置の制御装置。

請求項7

情報を保持するディスク状媒体、前記ディスク媒体に情報を記録又は再生するヘッド、前記ヘッドをディスク面上に位置決めするための回動するキャリッジ、前記キャリッジを回動する軸受け部、前記ディスク状媒体を回転駆動するスピンドルモータ、前記スピンドルモータの軸受け部、を備えた車両搭載の情報記録再生装置の制御方法であって、前記車両による継続的な振動発生事前検知のステップと、前記振動発生の事前検知に基づいて前記スピンドルモータ軸受け部及び/又はキャリッジ軸受け部を回転始動及び/又は回動始動させるステップと、を有する制御方法。

請求項8

情報を保持するディスク状媒体、前記ディスク媒体に情報を記録又は再生するヘッド、前記ヘッドをディスク面上に位置決めするための回動するキャリッジ、前記キャリッジを回動する軸受け部、前記ディスク状媒体を回転駆動するスピンドルモータ、前記スピンドルモータの軸受け部、を備えた車両搭載の情報記録再生装置の制御方法であって、前記車両又は前記情報記録再生装置に設けられた加速度センサからの加速度が所定値を超えたことを検知するステップと、前記検知信号に基づいて前記スピンドルモータ軸受け部及び/又はキャリッジ軸受け部を回転始動及び/又は回動始動させるステップと、を有する情報記録再生装置の制御装置。

請求項9

情報を保持するディスク状媒体、前記ディスク媒体に情報を記録又は再生するヘッド、前記ヘッドをディスク面上に位置決めするための回動するキャリッジ、前記キャリッジを回動する軸受け部、前記ディスク状媒体を回転駆動するスピンドルモータ、前記スピンドルモータの軸受け部、を備えた車両搭載の情報記録再生装置の制御方法であって、前記車両に設置されている速度計による車両速度を検知するステップと、前記車両速度の検知によって車両が走行している期間中前記スピンドルモータ軸受け部及び/又はキャリッジ軸受け部を回転及び/又は回動させるステップと、を有する制御方法。

技術分野

0001

磁気ディスク装置を含む情報記録再生装置乗物に搭載する場合における情報記録再生装置の制御装置及び制御方法に関し、情報記録再生装置の軸受け部における微動摩耗の防止技術に関する。

背景技術

0002

従来の情報記録再生装置は、特開2001−57010号公報に示すように、温度センサを用いて雰囲気温度を検知し、雰囲気温度が低い場合はCPUに給電し、CPUの温度上昇によって情報記録再生装置の温度を上げ、この情報記録再生装置の温度が動作時の温度保証範囲内になった状態で起動させたり、逆に、雰囲気温度が高い場合は従来技術では冷却ファンにて冷却する方法が一般的に使用されてきた。

0003

また、情報記録再生装置は、従来技術では空調の完備された室内に配置されて使用されるものであった。

0004

更に、特開2001−332049号公報には、ロード・アンロード方式の磁気ディスク装置におけるスピンドル軸受フレッチング摩耗微小振動による転送面摩耗)の防止方法が開示されており、具体的に云えば、ロード・アンロード方式ではスライダディスクと接触停止することが無くなるので外部衝撃に対してスピンドルモータ拘束するものがなくその回転自由度が増大してスピンドルモータにフレッチング摩耗が発生するので、このフレッチング摩耗を防止するために、スライダに粘着防止膜をコーティングするか、ディスクにCSSゾーンを設けて必要に応じてスライダをディスクに接触停止させ、スピンドルモータの停止時にその回転自由度をディスクを介して拘束するようにしたものである。

発明が解決しようとする課題

0005

最近では、車載用ナビゲーションシステム等で採用されているように、情報の授受が衛星その他の情報設備を介して自動車内でも行われるようになり、また、移動電話にてメールの送受信が不特定な場所からも可能になった。今後、このような車載用ナビゲーションシステムや移動電話等における情報量はますます多くなり、この情報を記録、再生するための情報記録再生装置の必要性が益々高まってきている。

0006

そこで、情報記録再生装置を自動車内に搭載することによって、ナビゲーションシステムにおいて、高速レスポンスや情報の更新を随時衛星等を介して行ったり、多量な情報をダウンロードしたりすることが可能となる。また、自動車内に搭載の情報記録再生装置によって、インターネット等の多量な情報量を扱うことが可能となる。

0007

従来から、一般的に、情報記録再生装置の動作環境は、空調を設けた室内で且つ冷却ファンを設けた筐体内に設置されるようなものであって、外部からの振動は無く、0℃から50℃程度の動作環境温度であった。

0008

これに対して、車載用の情報記録再生装置においては、夏季の炎天下に放置された車内は100℃まで上昇し、寒冷地では−40℃まで下降することを考慮する必要があり、振動する自動車内の環境下においても正常に動作させることが求められる。

0009

特に、情報記録再生装置に対して振動が継続して与えられる環境下で情報記録再生装置の回転部、例えばスピンドルモータやキャリッジが停止している状態で、その回転駆動に使用されている軸受け内部が微動摩耗し、回転精度を急速に劣化させる現象に関して、これまで配慮が払われていなかった。具体的に云えば、外部から与えられる振動に対して、玉軸受けの場合はボール内外輪との連続衝突が発生し、流体軸受けの場合はシャフトとハブ間で連続衝突が発生する。

0010

本発明では、自動車を一例とする車両に搭載された情報記録再生装置における軸受け内部の摩耗を防止し、回転精度の劣化を防ぐ制御機構並びに制御方法その他の関連技術が開示されている。

課題を解決するための手段

0011

前記課題を解決するために、本発明は主として次のような構成及び作用を奏するものである。

0012

情報を保持するディスク状媒体、前記ディスク媒体に情報を記録又は再生するヘッド、前記ヘッドをディスク面上に位置決めするための回動するキャリッジ、前記キャリッジを回動する軸受け部、前記ディスク状媒体を回転駆動するスピンドルモータ、前記スピンドルモータの軸受け部、を備えた車両搭載の情報記録再生装置と、車両振動の発生以前に実施される車両取り扱い態様を検知する検知手段と、前記検知手段からの信号に基づいて前記スピンドルモータ軸受け部及び/又はキャリッジ軸受け部を回転始動及び/又は回動始動させる制御手段と、を備えた構成である。

0013

また、情報を保持するディスク状媒体、前記ディスク媒体に情報を記録又は再生するヘッド、前記ヘッドをディスク面上に位置決めするための回動するキャリッジ、前記キャリッジを回動する軸受け部、前記ディスク状媒体を回転駆動するスピンドルモータ、前記スピンドルモータの軸受け部、を備えた車両搭載の情報記録再生装置と、前記車両又は前記情報記録再生装置に設けられた加速度センサと、前記加速度センサからの加速度所定値を超えたことを検知する検知手段と、前記検知手段からの信号に基づいて前記スピンドルモータ軸受け部及び/又はキャリッジ軸受け部を回転始動及び/又は回動始動させる制御手段と、を備えた構成である。

0014

また、情報を保持するディスク状媒体、前記ディスク媒体に情報を記録又は再生するヘッド、前記ヘッドをディスク面上に位置決めするための回動するキャリッジ、前記キャリッジを回動する軸受け部、前記ディスク状媒体を回転駆動するスピンドルモータ、前記スピンドルモータの軸受け部、を備えた車両搭載の情報記録再生装置と、前記車両に既設されている速度センサと、前記速度センサからの出力を検知する検知手段と、前記検知手段からの信号に基づいて前記スピンドルモータ軸受け部及び/又はキャリッジ軸受け部を回転始動及び/又は回動始動させる制御手段と、を備えた構成である。

0015

そして、上述した構成を備えることによって、スピンドルモータ及び/又はキャリッジの回転及び/又は回動駆動に使用されているそれぞれの軸受け内部が微動摩耗することを防止でき、回転及び/又は回動精度が急速に劣化することを防止できる。

発明を実施するための最良の形態

0016

本発明の実施形態に係る情報記録再生装置について、図1図5を参照しながら以下詳細に説明する。図1は本発明の実施形態に係る情報記録再生装置の全体構成を示す断面図である。図2は本発明の実施形態に係る情報記録再生装置の全体構成を示す平面図である。図3は本実施形態に係る情報記録再生装置を自動車のナビゲーションシステムに搭載した実装図である。図4は自動車に搭載した情報記録再生装置の始動態様を例示する模式図である。図5は自動車に搭載した情報記録再生装置の始動態様を説明する図である。

0017

図1図2を用いて、本実施形態に係る情報記録再生装置の一例である磁気ディスク装置の基本構造を以下説明する。アルミニウム又はガラス基板材料としその表面に磁性膜を形成したディスク3は、スピンドルモータ1により回転駆動されて磁気的に情報を記録又は再生される。スピンドルモータ1はディスク3を積層するハブ(図示せず)とディスク3をハブに固定するためのディスククランプ6を有し、ベース2に設けられたモータシャフト(図示せず)に軸受け(図示せず)を介して、ハブを回転させる。

0018

磁気ディスク装置は、スピンドルモータによって回転駆動しているディスク3の表面に僅か数nmから数十nmの間隙を保ちながら浮上させて磁気的に情報を書き込み又は読み出すための磁気抵抗効果素子又は電磁コイルを有する磁気ヘッド7と、この磁気ヘッド7をディスク3の面上に正確に位置決めするためのアルミニウム又はマグネシウム素材としたキャリッジ8とを備え、そして、磁気ヘッド7を搭載したキャリッジ8は、絶縁皮膜のあるアルミ線材又は銅線材にて巻線状態としたコイル10と、永久磁石マグネット(図示せず)と、このマグネットを支持して磁気回路を形成するためのヨーク(図示せず)と、から構成されるボイスコイルモータ9により駆動されて位置決めされる。

0019

キャリッジ8についても、スピンドルモータ1と同様に、ベース2に設けられたキャリッジシャフト(図示せず)に軸受けを介して回動する。磁気ヘッド7による読み書きの際の信号は、読み取り動作では、磁気ヘッド7に設けられた磁気抵抗効果素子(図示せず)からキャリッジ8を通ってFPC(フレキシブルプリント基板)26(図2)に伝達され、更に、磁気ヘッド7の読み書きの際の信号を制御するリードライト制御IC14(図2)を介して、その下面に位置するアルミニウム、ステンレス又は鉄を素材としてベース2に接着して設けられた密閉型コネクタ13によって、HDA(ヘッドディスクアセンブリ)の外部に伝達されている。書き込み動作では、この逆の順に上位装置からの信号が伝達され、磁気ヘッド7の電磁コイルによりディスク3に書き込まれる。ここで、密閉型コネクタ13は、HDA内外間の電気信号中継するもので、信号を伝達するための複数のピンとこのピンを保持するモールド成形部分の密閉が完全に為されているものである。

0020

また、ボイスコイルモータ9におけるコイル10の駆動電流についても、FPC26を通って密閉型コネクタ13に伝達されている。スピンドルモータ1の駆動電流についても、スピンドルモータ1から導かれたモータFPC(図示せず)により密閉型コネクタ13に伝達されている。この密閉型コネクタ13はHDA外に設けられたメイン基板11(図1)に連結していて、このメイン基板11に設けられた電子部品によって磁気ディスク装置の各種制御が行われる。なお、メイン基板11はHDA内部に設けても良い。

0021

スピンドルモータ1とキャリッジ8の軸、及びボイスコイルモータ9は、それぞれベース2にネジによって固定され、アルミニウム、ステンレス又は鉄を素材としたカバー15が密閉を保つためにパッキン(図示せず)を介してベース2に取り付けられる。

0022

上述したように構成されるHDAは、ヘッド7とディスク3の間の情報の書き込み又は読み出す動作状態において、その信号を正確に処理するために、ヘッドとディスクの空間に介在物進入して磁路を妨げてはならないことから、常に清浄に保たなければならないので、内部フィルタ(図示せず)を設け、ディスク3の回転により発生するHDA内部の空気循環系によって内部塵埃捕獲を行うようにしている。

0023

また、大容量形の磁気ディスク装置は記憶容量を得るために複数のディスク3を搭載しており、このディスク3の面に対してそれぞれヘッド7が存在するため、ディスク3とディスク3の間にディスクスペーサ5(図1)を設けている。また、ヘッド7間の間隔は、キャリッジ8のヘッド7取付け面を精度良く仕上げることにより間隔を一定に保つようにしている。

0024

次に、本発明の実施形態に係る車載用情報記録再生装置の動作態様について説明する。図3は、磁気ディスク装置を一例とする情報記録再生装置19が車載用ナビゲーションシステム18内に搭載されている構成例を示し、図4は、情報記録再生装置19が車両座席シート)17の下に搭載されている構成例を示す。

0025

本発明の実施形態では、車両がエンジンを始動させて振動を発生させる前に、情報記録再生装置19の軸受け部、例えば、スピンドルモータ及び/又はキャリッジの軸受け部を回転始動させる。この回転始動により、軸受け内部の連続衝突に因る微動摩耗を防止することができる。換言すると、例え、エンジンによる振動があっても、ディスク3等が回転していれば軸受け部における微動摩耗は発生しなくなるのである。

0026

ここで、自動車を一例とする車両のエンジンを始動させて、車両振動を発生させる前に情報記録再生装置19の軸受け部を回転始動させる方法の一例は、図4に示すドアキー穴24に鍵が挿入されることでその挿入状態を検知し、この検知に基づいて情報記録再生装置19に給電開始するものである。他の構成例は、車両動力スタートキー穴23に鍵が挿入されることでその挿入状態を検知し、この検知に基づいて情報記録再生装置19に給電開始するものである。

0027

また、図4に示すように、シート17の着席部に接点25を設けて、人が着席することを検知して、座席下の情報記録再生装置19に給電開始することもできる。更に、図3に示すシートベルト22を結合することでその結合を検知して、この検知に基づいて情報記録再生装置19に給電開始する構成例も本発明の1つの実施形態である。

0028

このように、車両がエンジンを始動させて振動を発生させる前に軸受け部を回転始動させることは、情報記録再生装置19にとって、振動を受ける前に軸受け部を回転始動させることである。

0029

更に、他の構成例として、図5に例示するように、情報記録再生装置19内に設置されているか装置外に設置されているかを問わず加速度センサー(図示せず)を搭載し、この加速度センサーの出力が所定レベル以上であることを検知することにより、装置内の信号処理回路の有効、無効を問わずスピンドルモータ1を回転させる。この場合、加速度センサによる所定レベル以上の検知の時点は、エンジン始動による振動が発生した後であるケースが多いが、エンジン始動後の発車に因る加速度センサの検知後にスピンドルモータを回転させることも、スピンドルモータ軸受け部の微動摩耗防止に有効である。即ち、エンジン始動から発車までの時間間隔はそれ程長くなく、その時間間隔は微動摩耗の観点で許容され得る期間であると云える。このように、乗物が動き出す前に、スピンドルモータを回転させれば所定の効果が得られる。ここで、加速度センサを車両ドアに設置すれば、ドア開閉によって加速度センサの所定レベル検知が得られてエンジン始動前にスピンドルモータを回転させることができる。

0030

また、情報記録再生装置19に加わる加速度を和らげるために、車両と情報記録再生装置19との間に材質ゴムプラスチック成形品などで製造した減衰部材(図示せず)を設け、車両振動を減衰させる機能を備えた車載用情報記録再生装置19の取付部材(図示せず)が更なる他の構成例である。

0031

また、図5に示すように、車両に既に設置されている車両速度センサーを利用して、この速度センサーによる車両速度の存在を検知することにより、スピンドルモータ1を回転させ、速度検知の間は情報記録再生装置の不使用時でも常にスピンドルモータを回転し続けるようにしても良い。

0032

上述したような図5に示す種々の検知態様は、車両エンジンスタート時点との関係で、エンジンスタート以前の検知態様であったり、エンジンスタート直後の検知態様であったりするが、これらの検知態様はエンジンスタート時点と固定関係にある訳ではない。即ち、例えば、シートベルト結合の検知態様はエンジンスタートの以前であったり直後であったりする場合があり、ドアキー挿入の検知態様でも、遠隔エンジンスタートの際には直後となる。

0033

図3に示すように、ダッシュボード21上に設けた太陽電池20により日中は蓄電を行い、この蓄電電力によって情報記録再生装置19を動作させても良い。この際、太陽電池20の設置場所日光が十分に当たる場所であれば何処でも良い。この場合、エンジンの始動前でも情報記録再生装置19に給電可能であって情報記録再生装置における情報処理が可能となる。即ち、ドアを開いて着席した後少し時間をおいてエンジンスタートするというような場合において、ドアキー穴への鍵挿入検知によってスピンドルモータを回転させる構成例においては、車両のバッテリを使用する代わりに太陽電池を用いれば、車両バッテリ容量確保の観点で有効である。本実施形態では、基本的には、ドアキー挿入検知によって車両バッテリを用いてスピンドルモータを回転させるのであるが、ドアキー挿入とエンジンスタートとの時間間隔を計測することで太陽電池に切り替える制御を用いても良い。

0034

また、寒冷地において、情報記録再生装置の使用可温度範囲環境温度を上昇させるために、通常は車両内外電力を用いて昇温保温を行うが、車両バッテリを使用せずに、太陽電池を使用してスピンドルモータを回転させることで環境温度を使用可能温度範囲内にまで上げることができる。ここで、情報記録再生装置19が使用可能な温度範囲の外にある場合、スピンドルモータ1起動前にその近傍に設けられたヒータ及び冷却機(図示せず)を、車両外の電力、車両のバッテリ、太陽電池を用いて動作させることで、情報記録再生装置19が使用可能な温度範囲内の環境下に至ってから情報記録再生装置を起動するようにしても良い。その際、ヒータ及び冷却機の設置場所は情報記録再生装置19の内外は問わない。

0035

このように、本実施形態は、図5に示すような各種の検知手法によって情報記録再生装置のスピンドルモータへの給電を行うものであるが、この給電は基本的には車両に搭載したバッテリ電源を用いる。また、このバッテリ電源以外にも、上述したように、太陽電池を用いても良い。更に、情報記録再生装置に内蔵した加速度センサを用いる場合には、太陽電池からの電源を情報記録再生装置に常時供給しておいて加速度センサによるショックを検知した際に、スピンドルモータを回転始動させても良い。また、車両が走行している間は情報録再生装置が不使用時であっても常にスピンドルモータを回転させるようにしても良い。

0036

以上の説明で、車両に因る振動発生以前に、又は振動発生直後にスピンドルモータを回転させることでその軸受け部の微動摩耗を防止することを記載したが、スピンドルモータに限らず、キャリッジの回動における軸受け部でも同様なことが云えるので、キャリッジの強制的な回動動作、例えば、アンロード状態からロード状態にして揺動動作を実施することも微動摩耗防止の観点で有効である。

0037

また、本発明の実施形態は、図示していないが、図5に示すような各種の検知手段からの検知信号に基づいて車両振動の発生以前に又は直後に、図1に示す情報記録再生装置の軸受け部を回転始動させるように制御する制御手段(CPU)が別に設けられているものである。このような別設の制御手段に限らず、前述した制御手段を図1に示すメイン基板11に組み込んでも良い。

発明の効果

0038

本発明によれば、スピンドルモータ及び/又はキャリッジの回転及び/又は回動駆動に使用されている軸受け内部が微動摩耗し、回転及び/又は回動精度を急速に劣化させることを防止できる。

0039

また、低温0℃以下の環境下でのスピンドルモータ1のグリース、流体軸受けの場合についてもオイルの粘度が大きくなり、起動し難くなるという課題を解決することができる。

図面の簡単な説明

0040

図1本発明の実施形態に係る情報記録再生装置の全体構成を示す断面図である。
図2本発明の実施形態に係る情報記録再生装置の全体構成を示す平面図である。
図3本発明の実施形態に関する情報記録再生装置を車載用ナビゲーションシステム内に搭載した構成例を示す図である。
図4本実施形態に関する車両座席下に搭載した情報記録再生装置の始動態様を例示する模式図である。
図5本実施形態に関する自動車搭載の情報記録再生装置についての始動態様を説明する図である。

--

0041

1スピンドルモータ
2ベース
3ディスク
インターフェースコネクタ
ディクスペーサ
6ディスククランプ
7ヘッド
8キャリッジ
9ボイスコイルモータ
10コイル
11メイン基板
13密閉型コネクタ
14リードライト制御基板
15カバー
16基板固定ネジ
17シート
18車載用ナビゲーションシステム
19情報記録再生装置
20太陽電池
21ダッシュボード
22シートベルト
23動力スタートキー穴
24ドアキー穴
25 シート着座検知接点
26FPC(フレキシブルプリント基板)

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