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技術 有害生物の熱的駆除の方法

出願人 フロレンシオラツォバラ
発明者 フロレンシオラツォバラ
出願日 2003年4月18日 (17年7ヶ月経過) 出願番号 2003-113839
公開日 2003年11月5日 (17年0ヶ月経過) 公開番号 2003-310131
状態 特許登録済
技術分野 植物の保護 捕獲、駆除
主要キーワード 物理的変数 隔離空間 都市構造 加熱空気流 加工プラント 果樹栽培 湿度低下 低温殺菌法
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この項目の情報は公開日時点(2003年11月5日)のものです。
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課題

果実生産及び農業における有害生物の熱的駆除の方法を提供する。

解決手段

好ましくはブドウ園の果実生産及び農業において、有害生物の熱的駆除、好ましくはカビに対する熱的駆除の方法。本方法は、基本的に、1つ又はそれ以上の高温空気の流れを、作物の列と実質的に平行な方向に移動する移動可能車両から作物に噴射することにある。

概要

背景

農業及び果樹栽培における化学的有害生物駆除は、過去70年間、病害虫の抑制に関して極めて効果的に使用されてきた。コスト、使用の容易性、及び、適用される病害虫の範囲に関して、その以前のものよりも新しい利点を有することが明らかなより多くの化学薬品が毎年開発されている。残念なことに、この化学薬品の多くは、最近に至るまで長期に亘り、環境、又は、人間を含む他の植物及び動物汚染する有害な二次的影響を有することが見出されてきた。この有害な影響のうちのあるものは、化学薬品の身体への蓄積効果のため、又は、次世代に影響する遺伝子伝達により、化学薬品の多年の連続使用の後でのみ現れ、他の有害な影響は非常に早く現れる。これらの理由により、環境への影響が非常に僅かであるか又は全く影響しない解決法が探求される傾向にある。

初期の非化学的解決法の1つは「生物学的」有害生物駆除であり、これらの病害虫の天敵成長を促す方法で構成されるものであった。この天敵は病害虫を排除するが、場合によっては自然による抑制の一部も排除し、深刻な環境問題になることが問題である。生物学的及び化学的方法代わる有害生物駆除のための他のグループの解決法は、病害虫の生息環境のいくつかの物理的変数を変更することであり、このようにして、病害虫は、成長及び繁殖のための不利な環境に置かれる。これらの種類の解決法には、とりわけ、冷却、湿度低下、加熱、及び、酸素量低下がある。この種の解決法の問題は、有害生物に対して目標とする効果を達成すると共に保護すべき生物種に害を与えないために、変更すべき生息環境変数、及び、その変更の大きさ及び時間を判断することである。

これらの種類の解決法においては、加熱が非常に有用であることが示されている。微生物を除去するための最初の解決法の1つは、公知の低温殺菌法であった。この方法は、動物又は植物起源無生物物質にのみ適用可能であるが、この動物又は植物が生存している時には使用できない。加熱を用いる有害生物駆除に対する他の方法は、例えばフォーブズに付与された米国特許第4,817,329号で提案されており、又は、ビンカー他に付与された米国特許第6,279,261号で提案されたものがある。

フォーブズは、都市構造物、例えばある隔離空間において、相変化を伴わない加熱ガスが吹き込まれる、例としてシロアリを用いた昆虫殺虫方法を教示している。このガスの温度は、周辺温度とその昆虫の致死温度との間にあり、この温度が殺虫に十分な時間だけ維持される。フォーブズの方法は、加熱ガスのための入口ダクト及び出口ダクトの設置を考慮する。フォーブズはまた、加熱ガスの蓄積を容易にするために、処理される空間は、窓及びドアマットを用いて遮断されるべきであると教示している。これに従えば、フォーブズの方法は開放空間では使用できず、従って、農業又は果実生産に使用することができない。

ビンカーはまた、製粉場又は食品加工プラントのような閉鎖空間における病害虫の殺虫方法を教示している。ビンカーの処理手順は、空間の遮断について触れていないが、これは、フォーブズの都市構造物のように対象空間が通常閉鎖されており、窓を有しないためである。その結果、ビンカーは、この方法を農業又は果実生産における開放された田畑に適用することができない。ビンカーの最も重要な関心は、燃焼ガスの導入を避け、加熱空気湿度を制御して、加工プラント内で食品を汚染又は変化させないことである。

概要

果実生産及び農業における有害生物の熱的駆除の方法を提供する。

好ましくはブドウ園の果実生産及び農業において、有害生物の熱的駆除、好ましくはカビに対する熱的駆除の方法。本方法は、基本的に、1つ又はそれ以上の高温空気の流れを、作物の列と実質的に平行な方向に移動する移動可能車両から作物に噴射することにある。

目的

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
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請求項1

農業及び好ましくはブドウ園の果実生産において、有害生物の熱的駆除、好ましくはカビに対する熱的駆除の方法であって、1つ又はそれ以上の高温空気の流れを、作物の列と実質的に平行な方向に移動する車両から噴射する段階、を含むことを特徴とする方法。

請求項2

前記高温空気の流れは、65℃から200℃の間の温度で放出されることを特徴とする請求項1に記載の有害生物の熱的駆除の方法。

請求項3

前記高温空気の流れは、植物から約0.30メートルの距離で噴射されることを特徴とする請求項1に記載の有害生物の熱的駆除の方法。

請求項4

前記高温空気の流れは、毎時約80から200キロメートルの間の速度で噴射されることを特徴とする請求項1に記載の有害生物の熱的駆除の方法。

請求項5

前記高温空気の流れは、作物の列と実質的に平行な方向に噴射されることを特徴とする請求項1に記載の有害生物の熱的駆除の方法。

請求項6

前記高温空気の流れは、作物の列を実質的に横切る方向に噴射されることを特徴とする請求項1に記載の有害生物の熱的駆除の方法。

請求項7

前記高温空気の流れは、作物の列と実質的に斜めの方向に噴射されることを特徴とする請求項1に記載の有害生物の熱的駆除の方法。

請求項8

駆除される病害虫は、「Uncinula necator」、「Botritis cinerea」、及び、「Venturia inaequalis」のような1つ又はそれ以上の種類のカビ、及び、「Drosophila meranogaster」、「Micrapate scabrata」、「Capitarsisa turbata」、及び、「Proeulia auraria」のような1つ又はそれ以上の種類の昆虫から成ることを特徴とする請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の有害生物の熱的駆除の方法。

技術分野

0001

本発明は、果実生産及び農業における有害生物の熱的駆除に関する。より具体的には、本発明は、ブドウ園、果樹園、及び、作物田畑のような農業及び果実生産専用の開放空間において、好ましくは有害カビを排除するのに適用可能である。本方法はまた、昆虫脱水させることにより、及び、羽を有する昆虫の場合は羽を損傷させることにより、昆虫を排除するのにも好適である。

背景技術

0002

農業及び果樹栽培における化学的有害生物駆除は、過去70年間、病害虫の抑制に関して極めて効果的に使用されてきた。コスト、使用の容易性、及び、適用される病害虫の範囲に関して、その以前のものよりも新しい利点を有することが明らかなより多くの化学薬品が毎年開発されている。残念なことに、この化学薬品の多くは、最近に至るまで長期に亘り、環境、又は、人間を含む他の植物及び動物汚染する有害な二次的影響を有することが見出されてきた。この有害な影響のうちのあるものは、化学薬品の身体への蓄積効果のため、又は、次世代に影響する遺伝子伝達により、化学薬品の多年の連続使用の後でのみ現れ、他の有害な影響は非常に早く現れる。これらの理由により、環境への影響が非常に僅かであるか又は全く影響しない解決法が探求される傾向にある。

0003

初期の非化学的解決法の1つは「生物学的」有害生物駆除であり、これらの病害虫の天敵成長を促す方法で構成されるものであった。この天敵は病害虫を排除するが、場合によっては自然による抑制の一部も排除し、深刻な環境問題になることが問題である。生物学的及び化学的方法代わる有害生物駆除のための他のグループの解決法は、病害虫の生息環境のいくつかの物理的変数を変更することであり、このようにして、病害虫は、成長及び繁殖のための不利な環境に置かれる。これらの種類の解決法には、とりわけ、冷却、湿度低下、加熱、及び、酸素量低下がある。この種の解決法の問題は、有害生物に対して目標とする効果を達成すると共に保護すべき生物種に害を与えないために、変更すべき生息環境変数、及び、その変更の大きさ及び時間を判断することである。

0004

これらの種類の解決法においては、加熱が非常に有用であることが示されている。微生物を除去するための最初の解決法の1つは、公知の低温殺菌法であった。この方法は、動物又は植物起源無生物物質にのみ適用可能であるが、この動物又は植物が生存している時には使用できない。加熱を用いる有害生物駆除に対する他の方法は、例えばフォーブズに付与された米国特許第4,817,329号で提案されており、又は、ビンカー他に付与された米国特許第6,279,261号で提案されたものがある。

0005

フォーブズは、都市構造物、例えばある隔離空間において、相変化を伴わない加熱ガスが吹き込まれる、例としてシロアリを用いた昆虫の殺虫方法を教示している。このガスの温度は、周辺温度とその昆虫の致死温度との間にあり、この温度が殺虫に十分な時間だけ維持される。フォーブズの方法は、加熱ガスのための入口ダクト及び出口ダクトの設置を考慮する。フォーブズはまた、加熱ガスの蓄積を容易にするために、処理される空間は、窓及びドアマットを用いて遮断されるべきであると教示している。これに従えば、フォーブズの方法は開放空間では使用できず、従って、農業又は果実生産に使用することができない。

0006

ビンカーはまた、製粉場又は食品加工プラントのような閉鎖空間における病害虫の殺虫方法を教示している。ビンカーの処理手順は、空間の遮断について触れていないが、これは、フォーブズの都市構造物のように対象空間が通常閉鎖されており、窓を有しないためである。その結果、ビンカーは、この方法を農業又は果実生産における開放された田畑に適用することができない。ビンカーの最も重要な関心は、燃焼ガスの導入を避け、加熱空気湿度を制御して、加工プラント内で食品を汚染又は変化させないことである。

発明が解決しようとする課題

0007

フォーブズ及びビンカーのいずれも、ブドウ及び果実の木や草木のような生きている植物種を維持するか、又は、あらゆる危害から保護することが必要な開放空間において、加熱ガス又は加熱空気を用いる有害生物駆除方法を教示していない。

課題を解決するための手段

0008

本発明は、ブドウ園又は果樹園などのような開放空間での果実生産及び農業における有害生物の熱的駆除の方法を提供する。本発明の方法は、好ましくは、植物に影響を与えるカビを駆除することを可能にし、同様に、有害な昆虫を脱水させることにより、また、羽を有する昆虫の場合は羽を損傷させることによりそれらを駆除する。昆虫の場合は、本発明の方法は、「Drosophila Melanogaster」の幼虫のようにそれらが脆弱ステージにある時、有害生物を駆除するのに特に有効である。また、カビの「BotritisCirenea」からブドウの木を防御するために、ブドウ園において本発明の熱的方法を用いて処理された並びと、化学薬品を用いて処理された並びとの間には明確な差が認められている。後者の並びにおいては、「Brevipalpus Chilensis」と呼ばれるダニ散発的攻撃を見ることができたが、本発明の方法に従って処理された並びには、この病虫害は全く見られなかった。

0009

本発明の方法は非常に簡単であり、その経済的及び環境的利点は、先行技術の利点よりも大きい。本発明の基本的な概念は、規範を打破するものであり、病害虫を排除するために、初めて加熱空気を直接的又は間接的に植物に適用する。基本的に、この処理手順は、65℃から200℃の温度で加熱空気の流れを移動する車両から噴射することから成っており、この加熱空気の流れを加熱空気の出口から約0.30メートルの距離にある植物の上に噴射する。本発明は、食用ブドウのブドウ園において、カビの「Oidium」(Uncinula Necator)及び「Botritis」(BotritisCinerea)の駆除に効果的に使用されている。現在までのところ、これらの2つのカビ病は、化学的防カビ剤の使用のみで防除されており、環境及び消費者に対する弊害がもたらされる。副次的に、本発明は、果実又は植物上の結露を除去することを可能にして有害なカビの成長を防止し、生産者が結露に関連する問題なく果実を梱包することを可能にする。

0010

従って、本発明の主要目的は、移動車両から植物に加熱空気流を噴射することにより、果実生産及び農業における有害生物防除の方法を提供することである。本発明の他の目的は、以下に限定されないが、移動可能車両から植物に高温空気の流れを当てることにより、果実生産及び農業において、特にブドウ園及び果樹園におけるカビ防除の方法を提供することである。本発明の第3の目的は、農業及び果実生産における病有害生物駆除以外に、果実又は植物上の結露を低減又は排除することができる方法を提供することから成る。

発明を実施するための最良の形態

0011

本発明は、開放空間での果実生産及び農業における病害虫の熱的防除の方法から構成される。本発明の方法は、好ましくは、ブドウの房を侵す「Oidio」(Uncinula necator)及び「Botritis」(Botritis cinerea)のようなカビ病をブドウ園において防除し、又は、リンゴ園の場合には、「Venturia」(Venturia inaequalis)を防除するために適用される。これらのカビは、40℃から60℃の温度で死滅し、昆虫は、その種及びステージによるが、より高い温度で影響を受ける。本方法は、毎時約5から15キロメートルの速度で植物の列と実質的に平行な方向に移動する移動可能車両から、65℃から200℃の温度の1つ又はそれ以上の高温空気の流れを植物から約0.30メートルの距離から噴射することにある。高温空気の流れは、毎時約80から200キロメートルの間の速度で噴射される。好ましくは、毎時約100キロメートルの速度で噴射される。高温空気の流れがそのような高温、例えば200℃であり、上述のような速度を有するとすれば、処理される植物への熱の伝達は、病害虫を損傷させるが植物には損傷を与えない程度に、十分に大きく、かつ、十分に短いものである。実際には、上述のように加えられた高温空気は、植物内で45℃を超える温度で16秒間留まるだけである。

0012

カビ病を有するブドウ園での予備試験においては、110℃の高温空気を当てることにより、カビが防除されただけでなく、ハエの「Drosophilamelanogaster」のようないくつかの昆虫もまた駆除された。また、「Micrapate scabrata」、「Capitarsia turbata」、及び、「Proeulia auraria」も大きく損傷した。本方法での使用に適切な温度は、各々の場合、作物の種類、病害虫、及び、周囲温度に依存することになる。

0013

移動可能な車両から処理される田畑上への高温空気の流れの噴射に関しては、熱に対する植物の感受性、植物の列の厚み、又は、木の群葉の状態により、流れの向きを植物の列に平行、植物の列に垂直、又は、植物の列に斜めで考えることができる。高温空気の流れの非常に大きな速度及び高い温度にも関わらず、それは出口で非常に急速に広がり、高温空気の供給源が移動するために、植物が高温空気の影響下にある時間は全く短いということを明確にしておく必要がある。

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