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技術 記録媒体の供給装置及び記録装置

出願人 セイコーエプソン株式会社
発明者 野中利行宮本祐二
出願日 2002年4月15日 (18年8ヶ月経過) 出願番号 2002-111662
公開日 2003年10月28日 (17年1ヶ月経過) 公開番号 2003-306237
状態 未査定
技術分野 シート、マガジン及び分離
主要キーワード 位置決め用部材 バランス部材 装置側面側 トグルレバー 各遊星ギア 供給精度 ワイパー用 自動連続給紙
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2003年10月28日)のものです。
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図面 (12)

課題

給紙精度の高い記録媒体供給装置及びこの供給装置を備えた記録装置を提供すること。

解決手段

両サイドフレーム141aに支持された軸142dを中心に揺動して交互に記録媒体と接触可能なように一体化され、トレイ内の記録媒体を記録部への供給方向とは逆方向へ送る第1供給ローラ142a及びこのローラにより送られた記録媒体を供給方向へ送って記録部へ供給する第2供給ローラ142bと、一方のサイドフレームに配設され、第1及び第2供給ローラを保持して駆動する遊星歯車機構142e、f、gとを備える。これにより、第1及び第2供給ローラは、両サイドフレームに両端支持された軸に保持されているとともに、一方のサイドフレームに支持された遊星歯車機構から延びる軸にも保持されるこになるので、記録媒体の供給の際のねじれにより供給ローラや軸の変形を防止して供給精度を高精度に維持することができる。

概要

背景

一般に、記録装置の1つであるインクジェット式プリンタは、本体内記録ヘッド等を有する記録部、ヘッド駆動機構自動連続給紙機構用紙搬送機構等が配設され、本体上部後方印刷前の印刷用紙を収納したトレイが傾斜して突き出るように配設され、本体前面に印刷後の印刷用紙を受けるスタッカが水平に突き出るように配設されている。

このような構成において、トレイ内の印刷用紙は、自動連続給紙機構により給紙され、用紙搬送機構を構成する紙送りローラ従動ローラとの間に挟み込まれる。この印刷用紙は、紙送りローラの回転により送り出されながら、ヘッド駆動機構により記録ヘッドから吐出されるインク滴で画像等が印刷される。この印刷用紙は、紙送りローラの回転により更に送り出され、用紙搬送機構を構成する排紙ローラと排紙ギザとの間に挟み込まれる。

印刷が完了した印刷用紙は、排紙ローラの回転によりスタッカ上に排紙されるようになっている。そして、インクカートリッジ内インクが無くなったときは、本体カバーを上方に開いてインクカートリッジを取り外し、新たなインクカートリッジを装填し、本体カバーを閉めて印刷を続行する。

上記自動連続給紙機構は、本体上部後方に配設されたトレイから印刷用紙を引き出して本体内部に配設された記録部へ供給するようになっているため、インクジェット式プリンタ全体の奥行きが大きくなる傾向にある。これに対し、米国特許第5527026に記載のように、トレイをプリンタの下部に配置してプリンタ全体の奥行きを小さくした装置が提案されている。このプリンタの自動連続給紙機構は、給紙ローラギア部と分割されてギア部から突き出た軸により片持ち支持されているとともに、給紙ローラとギア部が上下に揺動するように構成されており、給紙ローラが下方に移動してトレイ内に収納されている印刷用紙に接触し回転することにより、印刷用紙を記録部へ供給するようになっている。

概要

給紙精度の高い記録媒体供給装置及びこの供給装置を備えた記録装置を提供すること。

両サイドフレーム141aに支持された軸142dを中心に揺動して交互に記録媒体と接触可能なように一体化され、トレイ内の記録媒体を記録部への供給方向とは逆方向へ送る第1供給ローラ142a及びこのローラにより送られた記録媒体を供給方向へ送って記録部へ供給する第2供給ローラ142bと、一方のサイドフレームに配設され、第1及び第2供給ローラを保持して駆動する遊星歯車機構142e、f、gとを備える。これにより、第1及び第2供給ローラは、両サイドフレームに両端支持された軸に保持されているとともに、一方のサイドフレームに支持された遊星歯車機構から延びる軸にも保持されるこになるので、記録媒体の供給の際のねじれにより供給ローラや軸の変形を防止して供給精度を高精度に維持することができる。

目的

本発明は、上記のような課題に鑑みなされたものであり、その目的は、給紙精度の高い記録媒体の供給装置及びこの供給装置を備えた記録装置を提供することにある。

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

トレイ収納された記録媒体を記録部へ供給する装置であって、両サイドフレームに支持されたローラ軸を中心に揺動して交互に前記記録媒体と接触可能なように一体化されており、前記トレイ内の前記記録媒体を前記記録部への供給方向とは逆方向へ送る第1の供給ローラ及び前記第1の供給ローラにより送られた前記記録媒体を前記供給方向へ送って前記記録部へ供給する第2の供給ローラと、一方の前記サイドフレームに配設され、前記第1の供給ローラ及び前記第2の供給ローラを保持して駆動する遊星歯車機構とを備えたことを特徴とする記録媒体の供給装置

請求項2

記録媒体に記録する記録装置であって、請求項1に記載の供給装置を備えたことを特徴とする記録装置。

請求項3

前記記録部、前記第1及び第2の供給ローラ並びに前記遊星歯車機構は、前記トレイの上方に並設されていることを特徴とする請求項3に記載の記録装置。

技術分野

0001

本発明は、トレイ収納された記録媒体を記録部へ供給する装置及びこの供給装置を備えた記録装置に関する。

背景技術

0002

一般に、記録装置の1つであるインクジェット式プリンタは、本体内記録ヘッド等を有する記録部、ヘッド駆動機構自動連続給紙機構用紙搬送機構等が配設され、本体上部後方印刷前の印刷用紙を収納したトレイが傾斜して突き出るように配設され、本体前面に印刷後の印刷用紙を受けるスタッカが水平に突き出るように配設されている。

0003

このような構成において、トレイ内の印刷用紙は、自動連続給紙機構により給紙され、用紙搬送機構を構成する紙送りローラ従動ローラとの間に挟み込まれる。この印刷用紙は、紙送りローラの回転により送り出されながら、ヘッド駆動機構により記録ヘッドから吐出されるインク滴で画像等が印刷される。この印刷用紙は、紙送りローラの回転により更に送り出され、用紙搬送機構を構成する排紙ローラと排紙ギザとの間に挟み込まれる。

0004

印刷が完了した印刷用紙は、排紙ローラの回転によりスタッカ上に排紙されるようになっている。そして、インクカートリッジ内インクが無くなったときは、本体カバーを上方に開いてインクカートリッジを取り外し、新たなインクカートリッジを装填し、本体カバーを閉めて印刷を続行する。

0005

上記自動連続給紙機構は、本体上部後方に配設されたトレイから印刷用紙を引き出して本体内部に配設された記録部へ供給するようになっているため、インクジェット式プリンタ全体の奥行きが大きくなる傾向にある。これに対し、米国特許第5527026に記載のように、トレイをプリンタの下部に配置してプリンタ全体の奥行きを小さくした装置が提案されている。このプリンタの自動連続給紙機構は、給紙ローラギア部と分割されてギア部から突き出た軸により片持ち支持されているとともに、給紙ローラとギア部が上下に揺動するように構成されており、給紙ローラが下方に移動してトレイ内に収納されている印刷用紙に接触し回転することにより、印刷用紙を記録部へ供給するようになっている。

発明が解決しようとする課題

0006

上述した従来の自動連続給紙機構は、給紙ローラがギア部から突き出た軸により片持ち支持された構成のため、給紙の際のねじれにより給紙ローラや軸が変形し給紙精度が悪化するおそれがある。

0007

本発明は、上記のような課題に鑑みなされたものであり、その目的は、給紙精度の高い記録媒体の供給装置及びこの供給装置を備えた記録装置を提供することにある。

課題を解決するための手段

0008

上記目的達成のため、本発明の請求項1に係る記録媒体の供給装置では、トレイに収納された記録媒体を記録部へ供給する装置であって、両サイドフレームに支持されたローラ軸を中心に揺動して交互に前記記録媒体と接触可能なように一体化されており、前記トレイ内の前記記録媒体を前記記録部への供給方向とは逆方向へ送る第1の供給ローラ及び前記第1の供給ローラにより送られた前記記録媒体を前記供給方向へ送って前記記録部へ供給する第2の供給ローラと、一方の前記サイドフレームに配設され、前記第1の供給ローラ及び前記第2の供給ローラを保持して駆動する遊星歯車機構とを備えたことを特徴としている。これにより、第1及び第2の供給ローラは、両サイドフレームに両端支持されたローラ軸に保持されているとともに、一方のサイドフレームに支持された遊星歯車機構から延びる軸にも保持されるこになるので、記録媒体の供給の際のねじれにより供給ローラや軸の変形を防止して供給精度を高精度に維持することができる。

0009

請求項2に係る発明では、記録媒体に記録する記録装置であって、請求項1に記載の供給装置を備えたことを特徴としている。請求項3に係る発明では、請求項2に記載の記録装置において、前記記録部、前記第1及び第2の供給ローラ並びに前記遊星歯車機構は、前記トレイの上方に並設されていることを特徴としている。これにより、上記各作用効果を奏する記録装置を提供することができる。

発明を実施するための最良の形態

0010

以下、図面に基づいて本発明の実施の形態について詳細に説明する。

0011

図1は、本発明の実施の形態に係るインクジェット式記録装置の1つであるインクジェット式プリンタの構成例を斜め前方から見た斜視図である。このインクジェット式プリンタ100は、扁平の直方体の形状をしており、装置前面側から全ての操作を行うことが可能なように構成されている。したがって、装置上面には可動部や操作部等が無く、装置上面は平坦に形成されているので、装置上面に周辺機器等を載置することが可能となっている。

0012

このインクジェット式プリンタ100の後述する図3等に示す用紙搬送部140や印刷部150等は、前面側が開放された筐体101及びこの筐体101の前面側にはめ込まれた前枠102により覆われている。筐体101は、図1に示すように、例えば金属板板金加工により、あるいはプラスチック射出成形により形成されている。

0013

前枠102は、図1に示すように、プラスチックの射出成形により形成されており、開口部の下部には図示矢印aで示す副走査方向(印刷用紙の搬送方向)に出し入れ可能なトレイ110が配設され、それらの脇には操作パネル130が配設され、開口部の上部には図示矢印bで示す前後方向に回動開閉可能な開閉カバー103が取り付けられている。

0014

トレイ110は、図2に示すように、印刷前の印刷用紙を積層収納するトレイ本体111と、積層収納した印刷用紙を1枚ずつ供給するために印刷用紙の先端を斜め上方に持ち上げる凸部112を有している。トレイ本体111は、図2に示すように、例えばA4サイズの大きさの印刷用紙より若干大きく作製されており、印刷用紙を内部に配設されている印刷用紙の幅方向位置決め用部材113及び長さ方向の位置決め用部材114により所定位置位置決めして積層収納するようになっている。凸部112は、図2に示すように、棒状に形成されて長手方向が印刷用紙の幅方向を向くようにしてトレイ本体111の底面の略中央部に配設されており、トレイ本体111内に収納される印刷用紙を山形に持ち上げるようになっている。

0015

このトレイ110は、図1に示すように、前枠102に対して後方の筐体101内に収納された状態にて印刷用紙の供給が可能であり、また、図2に示すように、前枠102に対して前方へ引き出された状態にて印刷用紙の補充や交換が可能なように構成されている。この印刷用紙としては、普通紙、専用紙、推奨OHPシート光沢紙光沢フィルムラベルシート官製葉書等が利用できる。

0016

操作パネル130には、図1に示すように、電源タン131、リセットボタン132、排紙ボタン133等が配設されており、図5に示す筐体101に内蔵されている制御部160の専用コントローラボード等に電気配線接続されている。この操作パネル130の各ボタン131〜133等を操作することにより、インクジェット式プリンタ100の起動・印刷・停止等を行うことができるようになっている。

0017

開閉カバー103は、図1に示すように、プラスチックの射出成形により前枠102の略上半分を覆うことが可能な大きさに形成されており、上部を前方側に引くことにより下部を中心に回動開閉可能なように構成されている。すなわち、図3に示すように、開閉カバー103の下部の2箇所には軸支リブ103aが突出形成されており、これらの軸支リブ103aが開閉カバー103の回動中心として前枠102に軸支持されている。

0018

また、図3に示すように、開閉カバー103の両側面の上部には係止リブ103bが突出形成されており、これらの係止リブ103bが開閉カバー103を閉じたときに前枠102に引っ掛かって開閉カバー103を前枠102に係止するようになっている。そして、図3に示すように、開閉カバー103を開けたときのトレイ110の上部には用紙搬送部140が配設され、この用紙搬送部140の上方には図示矢印cで示す主走査方向(後述するキャリッジ151の走査方向)に移動可能な印刷部150が配設されている。

0019

図4は、筐体101、前枠102及び開閉カバー103を取り外した状態を示す斜視図、図5は、その平面図、図6は、その正面図、図7は、その側面図であり、図4図7を参照して用紙搬送部140、印刷部150、搬送駆動部170及び印刷駆動部180の詳細構成について説明する。

0020

用紙搬送部140は、印刷用紙を筐体101内に収納されているトレイ110から筐体101の後面側に一旦搬送し、その後に筐体101の前面側に搬送する、いわゆるスイッチバック搬送機能を有しており、後面側から前面側にかけて以下の部材が順に配設されている。すなわち、カバー141a(図4図7参照)及び用紙案内141b(図7参照)を有する用紙退避部141、一対の遊星ローラ142a、142b(図4、5、7参照)及びそれらの支持アーム142c(図4、5、7参照)を有する給紙ローラ142、用紙すくい板143(図4、7参照)、従動ローラ144(図4、5、7参照)と紙送りローラ145(図4、5、7参照)、紙案内146(図4、5、7参照)、排紙ギザローラ147(図4図7参照)と排紙ローラ148(図6、7参照)が配設されている。

0021

用紙退避部141は、カバー141aがトレイ110の後部を覆う箱状に形成され、用紙案内141bがカバー141aの内側後面下方から内側上面前方に向かって湾曲して形成されている。この用紙退避部141は、トレイ110内の最上部の1枚の印刷用紙の後端を用紙案内141bの内面に沿って退避させるようになっている。

0022

ここで、図8は、給紙ローラ142の詳細を示す斜視図、図9は、その平面図であり、これらの図も参照して説明する。給紙ローラ142は、一対の遊星ローラ142a、142bが支持アーム142cの両端に回転自在に軸支持され、支持アーム142cが略中央を貫通する旋回軸142dに旋回自在に軸支持され、旋回軸142dが印刷用紙の幅方向を向くようにしてカバー141aの内側面に回転自在に両端支持されている。

0023

そして、遊星ローラ142a、142b及び旋回軸142dを回転させるギア機構が、カバー141aの一方の外側面に配設されている。すなわち、旋回軸142dの一端には、後述する搬送駆動部170の駆動モータ171の駆動力を受けるプーリ142lと太陽ギア142gが嵌合され、この太陽ギア142gの両側にローラ遊星ギア142e、142fが噛み合わされている。そして、各ローラ遊星ギア142e、142fから延びる軸142h、142iが、各遊星ローラ142a、142bに挿入されている。

0024

このような構成によれば、駆動部170の駆動モータ171の駆動力がプーリ142lに伝達されると、旋回軸142dが回転して支持アーム142cがその回転方向に旋回し、遊星ローラ142a、142bの一方が印刷用紙に接触する。同時に、太陽ギア142gが回転し各遊星ギア142e、142fから軸142h、142iを介して各遊星ローラ142a、142bが太陽ギア142gの回転方向とは逆方向に回転して印刷用紙を供給する。

0025

このように、各遊星ローラ142a、142bは、カバー141aの両側に両端支持された旋回軸142dに保持されているとともに、カバー141aの一方側に支持された各遊星ギア142e、142fから延びる軸142h、142iにも保持されるこになるので、印刷用紙の供給の際のねじれにより各遊星ローラ142a、142bや軸142d、142h、142iの変形を防止して給紙精度を高精度に維持することができる。

0026

用紙すくい板143は、給紙ローラ142側の一端が印刷用紙の幅方向に斜めにカットされた形状に形成され、紙送りローラ145側の一端が印刷用紙の幅方向に延びる旋回軸143a(図7参照)により旋回自在に軸支持され、給紙ローラ142側の一端から紙送りローラ145側の一端に向かって上昇するように傾斜して配置されている。

0027

この用紙すくい板143は、給紙ローラ142側の一端の突出している角部がトレイ110内の最上部の印刷用紙と常に接触した状態にあり、この突出している角部で給紙ローラ142から給送されてくる印刷用紙の先端の一角部をすくい上げることにより、印刷用紙の先端全体を給紙ローラ142側の一端全体にわたって徐徐にすくい上げて、紙送りローラ145側の一端に向かって持ち上げるようになっている。

0028

従動ローラ144と紙送りローラ145は、上下に対向配置されており、用紙すくい板143を通って搬送されてくる印刷用紙を挟持して紙案内146へ搬送するようになっている。紙案内146は、印刷部150の下部に配置されており、印刷用紙を平坦に保持するようになっている。排紙ギザローラ147と排紙ローラ148は、上下に対向配置されており、紙案内146を通って搬送されてくる印刷用紙を挟持して排紙するようになっている。

0029

印刷部150は、キャリッジ151(図4図7参照)、インクカートリッジ152(図4図7参照)、記録ヘッド153(図7参照)、ガイド棒154(図4図7参照)、フレキシブル配線板155(図4、5、7参照)等を備えている。キャリッジ151は、インクカートリッジ152が装填されるとともに記録ヘッド153が搭載されたキャリッジ本体151a(図4図7参照)と、このキャリッジ本体151aの後部から印刷駆動部180等が配設されたフレーム104(図4図6参照)を跨いで配設されたバランス部材151b(図4、5、7参照)と、キャリッジ本体151aに取り付けられ、インクカートリッジ152を係止する係止手段120(図4図7参照)を備えている。

0030

キャリッジ本体151aは、後部に主走査方向に配設されたガイド棒154が貫通されており、ガイド棒154に沿って移動するようになっている。バランス部材151bは、フレキシブル配線板155を支持するとともに、キャリッジ151全体の重量バランスをガイド棒154に近づけてキャリッジ本体151aの移動時の首振り減少を低減させるようになっている。

0031

係止手段120は、キャリッジ本体151aの側端部に配設されたトグル機構121(図4図6参照)と、インクカートリッジ152を収納し、トグル機構121により上下動してインクカートリッジ152を押圧解放する収納フレーム122(図4図6参照)を備えており、インクカートリッジ152を係止するようになっている。

0032

インクカートリッジ152は、キャリッジ151に対して前後方向に挿抜可能であって係止手段120により着脱可能に係止されている。この例でのインクカートリッジ152は、例えばイエローマゼンタシアンの各インクタンクが一体化されたカートリッジと、ブラックのインクタンクのカートリッジの計4色を備えており、フルカラー印刷が可能なように構成されている。

0033

記録ヘッド153は、キャリッジ151の下部に搭載されており、インク滴を吐出する複数のノズル列を備えている。フレキシブル配線板155は、一端が記録ヘッド153に電気的に接続され、キャリッジ151のバランス部材151bを通ってフレーム104の背面側を引き回され、他端が制御部160の専用コントローラボード等と電気的に接続されている。

0034

搬送駆動部170は、駆動モータ171(図4、5参照)、エンコーダ172(図4、5参照)、紙送りローラ145用と排紙ローラ148用のギア機構173(図4図6参照)、記録ヘッド153のワイパー用キャップ用、ポンプ用と給紙ローラ142用の図示しないギア機構等を備えている。駆動モータ171、エンコーダ172、紙送りローラ145用と排紙ローラ148用のギア機構173は、前面側から見て用紙搬送部140の左側面側に配設され、記録ヘッド153のワイパー用、キャップ用、ポンプ用と給紙ローラ142用のギア機構は、前面側から見て用紙搬送部140の右側面側に配設されている。

0035

印刷駆動部180は、駆動モータ181(図5参照)、リニアエンコーダ182(図4図6参照)、キャリッジ151用のベルト機構183(図4図6参照)等を備えている。駆動モータ181は、フレーム104の背面側に配設され、リニアエンコーダ182、ベルト機構183は、フレーム104の前面側に配設されている。

0036

このような構成において、その動作の概略を説明する。なお、インクジェット式プリンタ100とコンピュータ等との接続配線電源プラグの接続は既に完了しているものとする。先ず、使用者は、指をトレイ110の底面に設けられている凹部に掛けて引っ張ることにより、トレイ110を前方へ引き出す。続いて、トレイ110のトレイ本体111内の所定位置に複数枚の印刷用紙を積層した状態で収納した後、トレイ110を後方へ押し込んでセットする。このとき、印刷用紙は、略中央部が凸部112により上方に突き出された状態となっている。

0037

次に、使用者は、操作パネル130を操作してインクジェット式プリンタ100をスタンバイ状態にし、コンピュータ等から印刷指令を入力する。すると、搬送駆動部170の駆動モータ171が回転し、その回転力がギア機構173等を介して給紙ローラ142の旋回軸142dに伝達され、さらにギアを介して遊星ローラ142a、142bに伝達される。このときの旋回軸142dは図7において右回りに回転し、遊星ローラ142a、142bは図7において左回りに回転する。

0038

したがって、装置後面側の給紙ローラ142aが下方に旋回されてトレイ110内の最上部の印刷用紙と接触し、印刷用紙が装置後面側に搬送される。このとき、印刷用紙が重なって搬送されたときは、先ず、トレイ110内の最後部に配設されている粗分離パッド115(図7参照)により2、3枚に粗分離され、さらに用紙退避部141の用紙案内141bの内面に配設されている分離パッド141c(図7参照)により1枚に分離され、その後に搬送駆動部170の駆動モータ171が停止する。

0039

そして、搬送駆動部170の駆動モータ171が先程とは逆回転し、その回転力がギア機構173等を介して給紙ローラ142の旋回軸142dに伝達され、さらにギアを介して遊星ローラ142a、142bに伝達される。このときの旋回軸142dは図7において左回りに回転し、遊星ローラ142a、142bは図7において右回りに回転する。

0040

したがって、装置前面側の給紙ローラ142bが下方に旋回されて1枚に分離された印刷用紙と接触し、その印刷用紙が装置前面側に搬送される。そして、その印刷用紙の先端の一角部が、用紙すくい板143の一端の突出している角部ですくい上げられることにより、印刷用紙の先端全体が、用紙すくい板143の一端全体にわたって徐徐にすくい上げられる。

0041

この印刷用紙は、従動ローラ144と紙送りローラ145との間に挟持されて更に装置前面側へ送り出される。印刷用紙が紙案内146に達すると、キャリッジ151の主走査方向への移動が開始される。そして、副走査方向に搬送されつつある印刷用紙に対し、記録ヘッド153は主走査方向に移動しながらインク滴を吐出して、印刷用紙上に所定の印刷情報を印刷する。このときの記録ヘッド153の走査タイミングインク吐出タイミングは、制御部160の専用コントローラボード等により制御され、高精度なインクドット制御、ハーフトーン処理等が実行されるようになっている。

0042

そして、その印刷用紙は、排紙ギザローラ147と排紙ローラ148との間に挟持されて更に装置前面側へ送り出され、最終的に印刷が完了した印刷用紙は外部に排紙される。ここで、インクカートリッジ152内のインクが無くなったときは、図10(A)、(B)〜図11(A)、(B)に示す手順でインクカートリッジ152の取り外し作業を行う。なお、これらの図では、例えばイエロー、マゼンタ、シアンの各インクタンクが一体化されたインクカートリッジ152の取り外し作業を示すが、ブラックのインクタンクのインクカートリッジ152の取り外し作業も同様である。

0043

図10(A)に示すように、開閉カバー103を開け、図10(B)に示すように、係止手段120のトグル機構121を構成するトグルレバー123を装置前面側から摘んで装置側面側に開き、インクカートリッジ152の係止を解放させる。これにより、インクカートリッジ152は係止手段120の収納フレーム122により持ち上げられるので、図11(A)に示すように、インクカートリッジ152を装置前面側に引き出し、図11(B)に示すように、インクカートリッジ152を収納フレーム122から取り外す。

0044

続いて、インクカートリッジ152の装填作業を行う。新規のインクカートリッジ152を収納フレーム122の前部に合わせ、収納フレーム122内に水平に挿入する。インクカートリッジ152が収納フレーム122内に完全に収納されたら、トグルレバー123を装置前面側から摘んで閉じ、インクカートリッジ152を係止させる。これにより、インクカートリッジ152は収納フレーム122により押し下げられる。

0045

ここで、記録ヘッド153には、インクカートリッジ152に差し込んでインクカートリッジ152からインクの供給を受けるためのインク注入針が設けられている。このインク注入針は、記録ヘッド153におけるインク吐出方向、すなわちインク注入針の先端が上方を向くように各色毎に並設されている。したがって、収納フレーム122によるインクカートリッジ152の押し下げ動作により、インク注入針はインクカートリッジ152のインク供給口内に完全に挿入される。以上でインクカートリッジ152の装填が完了したので、開閉カバー103を閉めて印刷処理を開始する。

0046

以上のように、このインクジェット式プリンタ100によれば、印刷前の印刷用紙のセッティングから印刷後の印刷用紙の取り出し、さらにはインクカートリッジ152の交換等にいたるまで装置前面側で全て処理することができるので、操作が迅速かつ容易となり、印刷効率を向上させることができると共に、プリンタ上部への周辺機器の設置が可能となり、作業空間を有効利用することができる。

0047

以上、本発明を種々の実施形態に関して述べたが、本発明は以上の実施形態に限られるものではなく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲内で、他の実施形態についても適用されるのは勿論である。例えば、上記実施形態ではプリンタを例に説明したが、これに限られるものではなく、例えばファクシミリ装置コピー装置等にも適用可能である。

発明の効果

0048

以上説明したように、本発明によれば、第1及び第2の供給ローラは、両サイドフレームに両端支持されたローラ軸に保持されているとともに、一方のサイドフレームに支持された遊星歯車機構から延びる軸にも保持されるこになるので、記録媒体の供給の際のねじれにより供給ローラや軸の変形を防止して供給精度を高精度に維持することができる。

図面の簡単な説明

0049

図1本発明の実施の形態に係るインクジェット式記録装置の1つであるインクジェット式プリンタの構成例を斜め前方から見た斜視図である。
図2図1のインクジェット式プリンタのトレイを引き出した状態を示す斜視図である。
図3図1のインクジェット式プリンタの開閉カバーを開いた状態を示す斜視図である。
図4図1のインクジェット式プリンタの筐体、前枠及び開閉カバーを取り外した状態を示す斜視図である。
図5図4のインクジェット式プリンタの平面図である。
図6図4のインクジェット式プリンタの正面図である。
図7図4のインクジェット式プリンタの側面図である。
図8図1のインクジェット式プリンタの給紙ローラの詳細を示す斜視図である。
図9図8の給紙ローラを示す平面図である。
図10図1のインクジェット式プリンタのインクカートリッジを交換する手順を示す第1の斜視図である。
図11図1のインクジェット式プリンタのインクカートリッジを交換する手順を示す第2の斜視図である。

--

0050

100インクジェット式プリンタ
101筐体
102前枠
103開閉カバー
104フレーム
105サイドフレーム
110トレイ
111 トレイ本体
112 凸部
115 粗分離パッド
120係止手段
121トグル機構
122収納フレーム
123トグルレバー
124トグルバネ
130操作パネル
140 用紙搬送部
141 用紙退避部
141aカバー
141b 用紙案内
141c 分離パッド
142給紙ローラ
142a、142b遊星ローラ
142c支持アーム
142d旋回軸
142e、142fローラ遊星ギア
142g太陽ギア
142h、142i 軸
143 用紙すくい板
144従動ローラ
145紙送りローラ
146 紙案内
147 排紙ギザローラ
148排紙ローラ
149 中支え
150印刷部
151キャリッジ
151a キャリッジ本体
151bバランス部材
152インクカートリッジ
153記録ヘッド
154ガイド棒
155フレキシブル配線板
160 制御部
170搬送駆動部
171駆動モータ
172エンコーダ
180印刷駆動部
181 駆動モータ
182リニアエンコーダ
183 ベルト機構

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