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技術 スクロール型流体機械

出願人 新明和工業株式会社
発明者 畑崎良幸橋本正敏榎本純也
出願日 2002年4月9日 (17年7ヶ月経過) 出願番号 2002-105921
公開日 2003年10月24日 (16年0ヶ月経過) 公開番号 2003-301786
状態 未査定
技術分野 回転型圧縮機の応用細部 回転型ポンプ(1) 回転型圧縮機の応用細部
主要キーワード 通気性材 半割形状 円環プレート エア排出口 汚染箇所 渦巻き方向 外付けタイプ 公転駆動
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この項目の情報は公開日時点(2003年10月24日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

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課題

スクロール型流体機械を小型にするとともに、メンテナンスを容易に行い得、さらには浄化性能を優れたものにする。

解決手段

流体圧縮室29に吸い込む吸込口16をケーシング1の周方向に間隔をあけて複数形成する。環状の吸込フィルタユニット17をケーシング1の外周に各吸込口16を囲むように装着する。

概要

背景

スクロール型流体機械として、実開平1−93389号公報(以下、従来例1という)、特公平7−111185号公報(以下、従来例2という)、特開平5−10281号公報(以下、従来例3という)及び特開平6−323268号公報(以下、従来例4という)に開示されているように、流体浄化するためのフィルタを設けたスクロール型圧縮機がある。

従来例1では、フィルタが内装されたケースケーシングに開口する吸込口に配管により外付けしている。

従来例2では、吸込管をケーシングに開口する吸込口に外付けし、上記吸込管のケーシングとの接続端部にフィルタを装着して該フィルタの先端側部分をケーシング内に臨ませている。

従来例3では、スクロール回転駆動するモータの下方に平板形状のフィルタを配置してケーシング内をモータ室側と吸込口側とに区画している。

従来例4では、スクロールの鏡板吸込ポートを形成して該吸込ポートにフィルタを装着している。

概要

スクロール型流体機械を小型にするとともに、メンテナンスを容易に行い得、さらには浄化性能を優れたものにする。

流体を圧縮室29に吸い込む吸込口16をケーシング1の周方向に間隔をあけて複数形成する。環状の吸込フィルタユニット17をケーシング1の外周に各吸込口16を囲むように装着する。

目的

この発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、小型でかつメンテナンスを容易に行い得るとともに浄化性能が優れたスクロール型流体機械を提供することである。

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

ケーシング内に互いに対向して配置されたスクロールを備え、上記両スクロールは各々の渦巻き状ラップを噛合させて圧縮室を形成し、両スクロールの相対的な回転動作により上記圧縮室の内部容積縮小して流体圧縮するスクロール型流体機械であって、流体を上記圧縮室に吸い込む吸込口が上記ケーシングの周方向に間隔をあけて複数形成され、環状の吸込フィルタユニットが上記ケーシングの外周に上記各吸込口を囲むように装着されていることを特徴とするスクロール型流体機械。

請求項2

請求項1記載のスクロール型流体機械において、吸込フィルタユニットは、ケーシングの中心線方向着脱可能になっていることを特徴とするスクロール型流体機械。

技術分野

0001

この発明は、スクロール型流体機械においてケーシング内に吸い込まれる流体浄化対策に関するものである。

背景技術

0002

スクロール型流体機械として、実開平1−93389号公報(以下、従来例1という)、特公平7−111185号公報(以下、従来例2という)、特開平5−10281号公報(以下、従来例3という)及び特開平6−323268号公報(以下、従来例4という)に開示されているように、流体を浄化するためのフィルタを設けたスクロール型圧縮機がある。

0003

従来例1では、フィルタが内装されたケースをケーシングに開口する吸込口に配管により外付けしている。

0004

従来例2では、吸込管をケーシングに開口する吸込口に外付けし、上記吸込管のケーシングとの接続端部にフィルタを装着して該フィルタの先端側部分をケーシング内に臨ませている。

0005

従来例3では、スクロール回転駆動するモータの下方に平板形状のフィルタを配置してケーシング内をモータ室側と吸込口側とに区画している。

0006

従来例4では、スクロールの鏡板吸込ポートを形成して該吸込ポートにフィルタを装着している。

発明が解決しようとする課題

0007

ところが、従来例1では、フィルタがケーシングの外方に突出した状態の外付けタイプであるため、フィルタの突出部分だけスクロール型圧縮機の外形寸法が大きくなる。

0008

従来例2は、フィルタの先端側部分がケーシング内に臨んでいるとはいえ、フィルタの基端側部分がケーシングの外方に突出しているため、従来例1と同様にスクロール型圧縮機の外形寸法が大きくなる。

0009

従来例3,4では、いずれもフィルタがケーシング内に配置されているため、フィルタを交換する等のメンテナンスが困難になる。

0010

さらには、従来例1,2,4では、いずれもフィルタが1箇所に部分的にしか設けられておらず、これではフィルタが早期に汚染して流体の浄化性能が低下するため、フィルタを頻繁に交換しなければならない。

0011

この発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、小型でかつメンテナンスを容易に行い得るとともに浄化性能が優れたスクロール型流体機械を提供することである。

課題を解決するための手段

0012

上記の目的を達成するため、この発明は、ケーシングに対するフィルタの取付構造を工夫したことを特徴とする。

0013

具体的には、この発明は、ケーシング内に互いに対向して配置されたスクロールを備え、上記両スクロールは各々の渦巻き状ラップを噛合させて圧縮室を形成し、両スクロールの相対的な回転動作により上記圧縮室の内部容積縮小して流体を圧縮するスクロール型流体機械を対象とし、次のような解決手段を講じた。

0014

すなわち、請求項1に記載の発明は、流体を上記圧縮室に吸い込む吸込口が上記ケーシングの周方向に間隔をあけて複数形成され、環状の吸込フィルタユニットが上記ケーシングの外周に上記各吸込口を囲むように装着されていることを特徴とする。

0015

上記の構成により、請求項1に記載の発明では、ケーシングの小径部分を利用して吸込フィルタユニットを環状に配置すれば、吸込フィルタユニットがケーシングの外方に大きく突出せず、スクロール型流体機械は外径寸法が大きくならずに小型になるとともに、フィルタをケーシング内に設ける場合に比べてメンテナンスが容易になる。また、吸込フィルタユニットがケーシングの外周全体に設けられているため、1箇所に部分的に設けられている場合に比べて汚染し難くなって流体の浄化性能が向上し、かつフィルタ寿命が長くなる。

0016

請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、吸込フィルタユニットは、ケーシングの中心線方向着脱可能になっていることを特徴とする。

0017

上記の構成により、請求項2に記載の発明では、吸込フィルタユニットをケーシングの中心線に沿って移動させるだけで吸込フィルタユニットの着脱操作が簡単に行われる。

発明を実施するための最良の形態

0018

以下、この発明の実施の形態について図面に基づいて説明する。

0019

図1及び図2はこの発明の実施の形態に係るスクロール型流体機械としての立型のスクロール型圧縮機を示す。

0020

図1及び図2において、1は円筒状の密閉ケーシングであり、該ケーシング1は、上部ケーシング部2、中部ケーシング部3及び下部ケーシング部4で構成され、上記中部ケーシング部3及び下部ケーシング部4の内部がスクロール室5に、上部ケーシング部2の内部がモータ室6にそれぞれ区画されている。

0021

上記モータ室6には、一端側に偏心部7aを有する上下方向に延びるクランク軸7が上記偏心部7aをスクロール室5に突出させて深溝玉軸受8,9により回転自在に支持されて配置され、上記偏心部7aは、その軸心がクランク軸7の軸心に対して僅かに偏心している。上記深溝玉軸受8,9は、リング状の外レース10と、この外レース10より小径内レース11との間に複数個の玉12が介装されて構成されている。また、上記モータ室6には、電動モータ13が上記クランク軸7を取り囲むように配置されている。この電動モータ13は、ケーシング1の上部ケーシング部2内壁に固定された円筒状のステータ14と、このステータ14内に回転可能に配置された円筒状のロータ15とからなり、このロータ15の中心孔に上記クランク軸7が挿入されて固定され、電動モータ13の起動によりクランク軸7を軸心回りに回転駆動するようになっている。

0022

上記ケーシング1の中部ケーシング部3の上半部分は下半部分に比べて小径になっており、中部ケーシング部3中程の小径部分には、図3に示すように、流体を吸い込むための矩形の吸込口16が周方向に間隔をあけて複数形成され、上記中部ケーシング部3中程の小径部分外周には、この発明の特徴する円環状の吸込フィルタユニット17が上記各吸込口16を囲むように装着されている。該吸込フィルタユニット17は、図4〜6に拡大詳示するように、多数の吸込孔18aが穿設されたパンチングメタルからなる内外2つの円環プレート18と、この2つの円環プレート18の間に介装されたポリウレタン等の通気性材からなるフィルタ19と、これら円環プレート18及びフィルタ19を分離しないように上方から押さえる円環状の押さえ板20とで構成され、これらは3本のネジ21で中部ケーシング部3に取り付けられている。

0023

上記ケーシング1のスクロール室5側には、圧縮された流体を外部に吐出するための吐出通路22が形成され、該吐出通路22の吐出側には、圧縮流体の逆流を防止するためのゴム製の逆止弁25が取り付けられている。上記スクロール室5内には固定スクロール23が下部ケーシング部4に一体に形成されている。この固定スクロール23は、円板状の鏡板24の片面に渦巻き状(インボリュート状)に形成されたラップ24aを備え、中心には上記吐出通路22に連通する吐出口24bが形成されている。

0024

一方、上記クランク軸7のスクロール室5側の端部には、旋回スクロール26が上記固定スクロール23と互いに対向するように複列アンギュラ玉軸受27により回転自在に支持されて配置されている。この旋回スクロール26は、上記固定スクロール23と同様に、円板状の鏡板28の片面に渦巻き状(インボリュート状)に形成されたラップ28aを備え、旋回スクロール26のラップ28aを固定スクロール23のラップ24aと噛合させ、両ラップ24a,28aは互いに渦巻き方向複数箇所で接触して接触部間に流体を圧縮するための圧縮室29を形成している。

0025

上記複列アンギュラ玉軸受27は、リング状の外レース30とこの外レース30より小径の内レース31との間に複数個の玉32が2列に介装されて構成されている。上記複列アンギュラ玉軸受27は、玉32と外レース30と内レース31とを結ぶ直線がラジアル方向に対して所定の角度で傾斜していて、これによりラジアル荷重アキシアル荷重とを負荷することができるようになっている。

0026

上記クランク軸7及びその偏心部7aには、バランスウェイト33,34が設けられている。これらバランスウェイト33,34により、クランク軸7の偏心部7aと旋回スクロール26とによって生ずる遠心力を相殺してバランスを取るようになっている。

0027

上記旋回スクロール26は、クランクピン35により上記中部ケーシング部3に複数箇所で深溝玉軸受36,37を介して連結されている。これら深溝玉軸受36,37も上記深溝玉軸受8,9と同様に、リング状の外レース10とこの外レース10より小径の内レース11との間に複数個の玉12が介装されて構成されている。このため、電動モータ13の起動によりクランク軸7が回転すると、旋回スクロール26はクランクピン35により自転を阻止された状態でクランク軸7の軸心回りに公転駆動して圧縮室29の内部容積を縮小し、吸込口16から吸い込んだ流体を上記圧縮室29で圧縮して圧縮後の流体を圧縮室29から吐出口24bを経て吐出通路22から外部に吐出するようになっている。

0028

なお、図1及び図2中、38は中部ケーシング部3周壁上端寄りに周方向に形成された複数のエア取入口、39,40は上部ケーシング部2周壁の下端及び上端に周方向に形成された複数のエア排出口、41は上部ケーシング部1上壁の中央に形成された複数のエア取入口であり、上記ロータ15が回転することにより上記エア取入口38,41から取り入れたエアで電動モータ13を冷却して上記エア排出口39,40から排出するようになっている。42は上記ケーシング1を接地させて支持する脚部であり、43は吐出通路22内の吐出圧計測する圧力計である。

0029

このように、この実施の形態では、円環状の吸込フィルタユニット17をケーシング1の小径部分である中部ケーシング部3中程の外周に吸込口16に対応させて装着していることから、吸込フィルタユニット17をケーシング1の外方に大きく突出しないようにでき、スクロール型圧縮機をその外径寸法を大きくすることなく小型にすることができるとともに、フィルタをケーシング1内に設ける場合に比べてメンテナンスを容易に行うことができる。

0030

また、吸込フィルタユニット17をケーシング1の外周全体に設けているので、1箇所に部分的に設けている場合に比べて汚染箇所が集中するのを回避して流体を効率良く浄化することができ、かつフィルタ寿命を長くすることができる。

0031

さらに、上記吸込フィルタユニット17をケーシング1の中部ケーシング部3に装着するには、吸込フィルタユニット17を上方から中部ケーシング部3に挿入してネジ21を締め付けるだけで簡単に行うことができる。一方、吸込フィルタユニット17を中部ケーシング部3から取り外すには、ネジ21を外して吸込フィルタユニット17を上方に持ち上げるだけで簡単に行うことができる。

0032

なお、フィルタ19を2つの円環プレート18で挟んで吸込フィルタユニット17を構成したが、これらを半割形状にしてケーシング1に対して側方から着脱するようにしてもよい。

0033

また、上記の例では、立型のスクロール型圧縮機を示したが、横型のスクロール型圧縮機であってもよく、また、両スクロールが共に回転する同期回転スクロール圧縮機であってもよい。

0034

さらに、上記の例では、スクロール型流体機械がスクロール型圧縮機である場合を例示したが、真空ポンプ(図示せず)である場合にも適用することができるものである。

発明の効果

0035

以上説明したように、請求項1に係る発明によれば、吸込フィルタユニットをケーシングの外周に装着したので、装着箇所としてケーシングの小径部分を利用することでスクロール型流体機械をその外径寸法が大きくなるのを回避して小型化することができるとともに、メンテナンスを容易に行うことができる。また、吸込フィルタユニットをケーシングの外周全体に設けたので、1箇所に部分的に設けた場合に比べて汚染し難くして流体の浄化性能を向上させることができ、かつフィルタの延命化を図ることができる。

0036

請求項2に係る発明によれば、吸込フィルタユニットをケーシングの中心線方向に着脱可能にしたので、吸込フィルタユニットをケーシングの中心線に沿って移動させるだけでケーシングに対して容易に着脱することができる。

図面の簡単な説明

0037

図1この発明の実施の形態に係るスクロール型流体機械としてのスクロール型圧縮機の内部構成を示す斜視図である。
図2この発明の実施の形態に係るスクロール型流体機械としてのスクロール型圧縮機の外部構成を示す斜視図である。
図3この発明の実施の形態に係るスクロール型流体機械としてのスクロール型圧縮機における吸込口部分を拡大して示す斜視図である。
図4この発明の実施の形態に係るスクロール型流体機械としてのスクロール型圧縮機における吸込フィルタユニットの斜視図である。
図5この発明の実施の形態に係るスクロール型流体機械としてのスクロール型圧縮機における吸込フィルタユニットの側面図である。
図6この発明の実施の形態に係るスクロール型流体機械としてのスクロール型圧縮機における吸込フィルタユニットの断面図である。

--

0038

1ケーシング
16吸込口
17吸込フィルタユニット
23固定スクロール
24aラップ
26旋回スクロール
28a ラップ
29 圧縮室

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