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技術 電子掲示板システム

出願人 株式会社リコー
発明者 伊藤篤
出願日 2002年4月5日 (17年5ヶ月経過) 出願番号 2002-104071
公開日 2003年10月17日 (15年11ヶ月経過) 公開番号 2003-296237
状態 特許登録済
技術分野 検索装置 計算機間の情報転送 オンライン・システム オンライン・システム
主要キーワード 子孫関係 格納欄 端末装置利用者 最上階層 質問文書 優先度付き 返答文 返信文書
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2003年10月17日)のものです。
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図面 (13)

課題

電子掲示板上で行われる議論の「まとめ」「結論」的な文書を容易に見付け易くすることにより、議論全体の内容把握を最適に行うことができる電子掲示板システムを提供すること。

解決手段

結論的内容の文書番号7を投稿する場合に親文書投稿機能を使用する。このとき文書番号4を当該文書の子文書として指定する。これにより、図5(f)まで形成されていた文書番号2と文書番号4の親子関係は取り除かれて、新たに文書番号2と文書番号7、文書番号7と文書番号4の関係が形成されることになる。そして、図5(f)まで形成されていた文書番号2と文書番号4との階層間に文書番号7が割り込むような形になり、文書番号7は文書番号2の下の階層に配置される。

概要

背景

近年、IT(情報技術)の発達に伴い、ネットワーク上で複数の人が協力し合って作業することを目的としたグループウェアと呼ばれるソフトウェアが普及してきている。中でも、コンピュータを利用したメッセージ交換システムである電子掲示板システムは、社内LAN(ローカルエリア・ネットワーク)等を使用して構築できるため幅広く利用されている。この電子掲示板システムを利用することにより、ネットワークに接続されている端末装置を介して利用者文書電子掲示板投稿できるため、複数の端末装置利用者間で議論ができるようになる。

具体的に説明すると、端末装置利用者は、電子掲示板システムの持つ返信機能を使用して、ある投稿文書(以下、文書と呼ぶ)に対して返信文書を電子掲示板に続けて投稿することができる。これにより、スレッドと呼ばれる議論のツリーが形成される。通常、このツリーは階層的に表示されるため、議論が進むにつれて階層は深くなっていく。ところが、誰かがそこまでの議論の「まとめ」「結論」的な文書を投稿した場合、これらの文書が議論上のキーとなる重要な文書であるにもかかわらず、議論が進んでしまった後に投稿された文書であると、電子掲示板の階層の深いところに配置されてしまう。つまり、議論において最も重要な文書が、電子掲示板上の極めて見付けにくい位置に表示されてしまうことになる。議論の後に一連投稿内容を参照する場合において、非常に議論の内容が理解しづらいものになってしまう。

このことについて図12に示した文書一覧表示を例として説明する。この例における1つの文書は、文書番号タイトル、日付および投稿者で構成されている。始めに、AさんがXX機能の利用法について質問をしている。この文書が議論の始めである元文書であることを示すためにイタリックフォントで表示されている。ここでAさんの質問の相手は、この電子掲示板を閲覧および書込可能な人である。次に、この質問に対しBさんとCさんが応答の文書(文書番号2、3)を投稿している。しかし、これらの文書はAさんの質問(文書番号1)に対する答えとしては不十分であるため、Aさんは再質問文書(文書番号4)を投稿している。そして、この文書に対してBさんが応答の文書(文書番号5)を投稿することによって、始めのAさんの質問文書(文書番号1)に対する回答が得られる。この例は、電子掲示板における議論でよく行われるパターンである。しかし、このように最終的な回答の文書(文書番号5)が階層の最も深い位置に表示されてしまうため、後からこの議論を参照したときに最終的な回答を見付け出すことが困難となってしまう。

従来より、このような問題を改善するための議論の内容把握を容易にする技術が種々提案されている。例えば、特開平7−56826号公報には、ネットワークを利用した電子会議システムにおいて、会議の内容を要約した会議ダイジェストを作成することにより、会議の内容把握を容易にする方法が開示されている。また、特開平9−231040号公報には、電子掲示板上での議論の経緯をその筋道に従って分類するための議論の観点を表す優先度付きキーワードを投稿文書に付与することにより、議論の経緯を正確に把握する技術が示されている。さらに、特開平11−25099号公報には、ネットワークを利用した電子会議システムにおいて、議論内容が重複している部分の削除や議論内容の対応付けを行うことにより、会議の全発言中の重要部だけを抽出する技術が提案されている。

概要

電子掲示板上で行われる議論の「まとめ」「結論」的な文書を容易に見付け易くすることにより、議論全体の内容把握を最適に行うことができる電子掲示板システムを提供すること。

結論的内容の文書番号7を投稿する場合に親文書投稿機能を使用する。このとき文書番号4を当該文書の子文書として指定する。これにより、図5(f)まで形成されていた文書番号2と文書番号4の親子関係は取り除かれて、新たに文書番号2と文書番号7、文書番号7と文書番号4の関係が形成されることになる。そして、図5(f)まで形成されていた文書番号2と文書番号4との階層間に文書番号7が割り込むような形になり、文書番号7は文書番号2の下の階層に配置される。

目的

このように、上記の従来技術では、会議の内容を要約した会議ダイジェストやキーワード等の特別な情報を、情報作成機能を使って作成して文書に付与する必要があった。しかしながら、これらの特別な情報を付与することにより会議の内容をまとめる議長の負担を軽減することができたが、この情報作成処理作業が増えることにより、発言または文書の投稿を行う利用者の負担が重くなってしまっていた。そこで、本発明の目的は、電子掲示板上で行われる議論の「まとめ」「結論」的な文書を容易に見付け易くすることにより、利用者に負担をかけずに議論全体の内容把握を最適に行うことができる電子掲示板システムを提供することである。

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
1件

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請求項1

利用者側に位置する複数の端末装置ネットワークを介して接続し、複数の利用者間意見交換可能な電子掲示板システムにおいて、任意の端末装置から議論のきっかけとなる元文書を取得する元文書取得手段と、任意の端末装置から取得した文書に対する応答を当該文書と対応付けて子文書として取得する子文書取得手段と、前記元文書取得手段で取得した元文書に対する意見交換の結論の文書を当該元文書と対応付けて親文書として取得する親文書取得手段と、前記元文書取得手段で取得した元文書、前記子文書取得手段で取得した子文書および前記親文書取得手段で取得した親文書を各端末装置から閲覧可能に電子掲示板上に表示する表示手段と、を備えたことを特徴とする電子掲示板システム。

請求項2

前記表示手段は、前記元文書取得手段で取得した元文書、前記子文書取得手段で取得した子文書および前記親文書取得手段で取得した親文書の表題一覧を表示することを特徴とする請求項1記載の電子掲示板システム。

請求項3

前記親文書取得手段は、前記元文書取得手段で取得した元文書に加え、前記子文書取得手段で取得した子文書に対する意見交換の結論の文書を、当該子文書と対応付けて親文書として取得し、前記子文書取得手段で取得した子文書に対する意見交換の結論の文書を当該子文書と対応付けて親文書として取得した場合、当該子文書に対応付けられている親子関係が取り除かれることを特徴とする請求項1記載の電子掲示板システム。

請求項4

前記表示手段は、前記元文書取得手段で取得した文書、前記子文書取得手段で取得した文書および前記親文書取得手段で取得した文書とをそれぞれ異なる表示形態で示すことを特徴とする請求項1または請求項2記載の電子掲示板システム。

請求項5

前記表示手段は、前記子文書取得手段により取得した文書に対応付けられている親子関係、および前記親文書取得手段により取得した文書に対応付けられている親子関係とを区別する識別子を表示することを特徴とする請求項1、請求項2または請求項3記載の電子掲示板システム。

請求項6

前記表示手段が前記表題一覧を表示する場合、前記親文書取得手段で取得した親文書のみを表示することを特徴とする請求項2記載の電子掲示板システム。

請求項7

前記表示手段が前記表題一覧を表示する場合、前記親文書取得手段で取得した親文書、および当該親文書と親以上の関係を対応付けられている文書のみを表示することを特徴とする請求項2記載の電子掲示板システム。

技術分野

0001

本発明は、ネットワークで接続された端末装置を介して複数の利用者文書投稿ができ、また、前記利用者が投稿した文書を閲覧することが可能な電子掲示板システムに関する。

背景技術

0002

近年、IT(情報技術)の発達に伴い、ネットワーク上で複数の人が協力し合って作業することを目的としたグループウェアと呼ばれるソフトウェアが普及してきている。中でも、コンピュータを利用したメッセージ交換システムである電子掲示板システムは、社内LAN(ローカルエリア・ネットワーク)等を使用して構築できるため幅広く利用されている。この電子掲示板システムを利用することにより、ネットワークに接続されている端末装置を介して利用者が文書を電子掲示板に投稿できるため、複数の端末装置利用者間で議論ができるようになる。

0003

具体的に説明すると、端末装置利用者は、電子掲示板システムの持つ返信機能を使用して、ある投稿文書(以下、文書と呼ぶ)に対して返信文書を電子掲示板に続けて投稿することができる。これにより、スレッドと呼ばれる議論のツリーが形成される。通常、このツリーは階層的に表示されるため、議論が進むにつれて階層は深くなっていく。ところが、誰かがそこまでの議論の「まとめ」「結論」的な文書を投稿した場合、これらの文書が議論上のキーとなる重要な文書であるにもかかわらず、議論が進んでしまった後に投稿された文書であると、電子掲示板の階層の深いところに配置されてしまう。つまり、議論において最も重要な文書が、電子掲示板上の極めて見付けにくい位置に表示されてしまうことになる。議論の後に一連投稿内容を参照する場合において、非常に議論の内容が理解しづらいものになってしまう。

0004

このことについて図12に示した文書一覧表示を例として説明する。この例における1つの文書は、文書番号タイトル、日付および投稿者で構成されている。始めに、AさんがXX機能の利用法について質問をしている。この文書が議論の始めである元文書であることを示すためにイタリックフォントで表示されている。ここでAさんの質問の相手は、この電子掲示板を閲覧および書込可能な人である。次に、この質問に対しBさんとCさんが応答の文書(文書番号2、3)を投稿している。しかし、これらの文書はAさんの質問(文書番号1)に対する答えとしては不十分であるため、Aさんは再質問文書(文書番号4)を投稿している。そして、この文書に対してBさんが応答の文書(文書番号5)を投稿することによって、始めのAさんの質問文書(文書番号1)に対する回答が得られる。この例は、電子掲示板における議論でよく行われるパターンである。しかし、このように最終的な回答の文書(文書番号5)が階層の最も深い位置に表示されてしまうため、後からこの議論を参照したときに最終的な回答を見付け出すことが困難となってしまう。

0005

従来より、このような問題を改善するための議論の内容把握を容易にする技術が種々提案されている。例えば、特開平7−56826号公報には、ネットワークを利用した電子会議システムにおいて、会議の内容を要約した会議ダイジェストを作成することにより、会議の内容把握を容易にする方法が開示されている。また、特開平9−231040号公報には、電子掲示板上での議論の経緯をその筋道に従って分類するための議論の観点を表す優先度付きキーワードを投稿文書に付与することにより、議論の経緯を正確に把握する技術が示されている。さらに、特開平11−25099号公報には、ネットワークを利用した電子会議システムにおいて、議論内容が重複している部分の削除や議論内容の対応付けを行うことにより、会議の全発言中の重要部だけを抽出する技術が提案されている。

発明が解決しようとする課題

0006

このように、上記の従来技術では、会議の内容を要約した会議ダイジェストやキーワード等の特別な情報を、情報作成機能を使って作成して文書に付与する必要があった。しかしながら、これらの特別な情報を付与することにより会議の内容をまとめる議長の負担を軽減することができたが、この情報作成処理作業が増えることにより、発言または文書の投稿を行う利用者の負担が重くなってしまっていた。そこで、本発明の目的は、電子掲示板上で行われる議論の「まとめ」「結論」的な文書を容易に見付け易くすることにより、利用者に負担をかけずに議論全体の内容把握を最適に行うことができる電子掲示板システムを提供することである。

課題を解決するための手段

0007

請求項1に記載した発明では、利用者側に位置する複数の端末装置とネットワークを介して接続し、複数の利用者間意見交換可能な電子掲示板システムにおいて、任意の端末装置から議論のきっかけとなる元文書を取得する元文書取得手段と、任意の端末装置から取得した文書に対する応答を当該文書と対応付けて子文書として取得する子文書取得手段と、前記元文書取得手段で取得した元文書に対する意見交換の結論の文書を当該元文書と対応付けて親文書として取得する親文書取得手段と、前記元文書取得手段で取得した元文書、前記子文書取得手段で取得した子文書および前記親文書取得手段で取得した親文書を各端末装置から閲覧可能に電子掲示板上に表示する表示手段と、を備えることにより前記目的を達成する。

0008

請求項2に記載した発明では、請求項1記載の発明において、前記表示手段は、前記元文書取得手段で取得した元文書、前記子文書取得手段で取得した子文書および前記親文書取得手段で取得した親文書の表題一覧を表示することにより前記目的を達成する。請求項3に記載した発明では、請求項1記載の発明において、前記親文書取得手段は、前記元文書取得手段で取得した元文書に加え、前記子文書取得手段で取得した子文書に対する意見交換の結論の文書を、当該子文書と対応付けて親文書として取得し、前記子文書取得手段で取得した子文書に対する意見交換の結論の文書を当該子文書と対応付けて親文書として取得した場合、当該子文書に対応付けられている親子関係が取り除かれることにより前記目的を達成する。請求項4に記載した発明では、請求項1または請求項2記載の発明において、前記表示手段は、前記元文書取得手段で取得した文書、前記子文書取得手段で取得した文書および前記親文書取得手段で取得した文書とをそれぞれ異なる表示形態で示すことにより前記目的を達成する。

0009

請求項5に記載した発明では、請求項1、請求項2または請求項3記載の発明において、前記表示手段は、前記子文書取得手段により取得した文書に対応付けられている親子関係、および前記親文書取得手段により取得した文書に対応付けられている親子関係とを区別する識別子を表示することにより前記目的を達成する。請求項6に記載した発明では、請求項2記載の発明において、前記表示手段が前記表題一覧を表示する場合、前記親文書取得手段で取得した親文書のみを表示することにより前記目的を達成する。請求項7に記載した発明では、請求項2記載の発明において、前記表示手段が前記表題一覧を表示する場合、前記親文書取得手段で取得した親文書、および当該親文書と親以上の関係を対応付けられている文書のみを表示することにより前記目的を達成する。

発明を実施するための最良の形態

0010

以下、本発明の電子掲示板システムにおける好適な実施の形態について、図1から図11を参照しながら詳細に説明する。図1は、本実施の形態に係る電子掲示板システムの構成を示した図である。電子掲示板システムは、制御部11、表示装置12、端末装置13〜15および文書データベース16がLAN(ローカル・エリア・ネットワーク)17を介してそれぞれ接続されている。制御部11は、電子掲示板システム全体の制御をするためのCPU(中央演算処理装置)111、ROM(リードオンリー・メモリ)112、RAM(ランダムアクセス・メモリ)113およびプログラム格納部114を備えている。表示装置12は、電子掲示板システム上で行われた議論の内容を表示する。なお、この表示装置12で表示される内容は、各端末装置13〜15のディスプレイ上でも閲覧可能である。端末装置13〜15は、利用者が電子掲示板システムを使用するための端末装置である。利用者は、端末装置13〜15に備えられているキーボード(図示せず)を用いて文書の入力を行い、そして、電子掲示板システムに投稿する。また、利用者は、端末装置13〜15に備えられているディスプレイを用いて電子掲示板の情報を閲覧する。文書データベース16は、端末装置13〜15から電子掲示板に投稿された文書を格納する。

0011

次に、このように構成された電子掲示板システムにおける動作について説明する。始めに、端末装置13〜15の利用者(以下、システム利用者と呼ぶ)は、使用する端末装置13〜15において電子掲示板システムプログラムを起動させる。これによりシステム利用者は、電子掲示板への文書投稿および電子掲示板の閲覧が可能になる。続いてシステム利用者からの電子掲示板への文書投稿の方法について説明する。システム利用者は、投稿する文書の種類を判断してそれに該当する文書投稿機能を選択し、この機能を用いて文書を投稿する。この文書投稿機能の選択は、システム利用者が電子掲示板システムプログラムを起動した際に表示される文書投稿機能選択画面から行う。例えば、投稿する文書が議論の発端(きっかけ)となる文書である場合には、文書投稿機能として元文書投稿機能を選択して文書を投稿する。また、投稿する文書がある文書に対する返答である場合には、文書投稿機能として子文書投稿機能を選択して文書を投稿する。この子文書投稿機能では、返答の対象となる文書を親文書として指定して電子掲示板への投稿を行う。そして、子文書投稿機能を選択して投稿された文書は指定された親文書の子文書として電子掲示板に投稿する。ここで、この親文書・子文書の関係は電子掲示板の階層的な関係を示すものであり、階層の上位の文書を親文書、下位の文書を子文書とする。

0012

上記のシステム利用者による文書投稿の方法を図2に示す具体例を参照しながら説明する。図2は、システム利用者から投稿された文書を格納する文書データベース16の内容と、表示装置12に表示さる文書表示例を示した図である。文書データベース16には、文書番号、タイトル、日付、作成者、親文書番号、子文書番号、文書投稿機能および文書本文の情報が格納される。なお、文書番号は投稿された順に付与される。図2(a)は、文書番号:1、タイトル:XX機能の利用法について、日付:2001/4/21、作成者:A、親文書番号:無し、子文書番号:無し、文書投稿手段:元文書投稿機能、文書本文:省略の情報を有する文書が投稿されたことを示す。この文書は元文書であるため、親文書は存在しない。この文書データベース16に格納された情報を基に文書表示例に示すようなものを表示装置12に表示する。なお、このようにツリー状(階層的)に表示する文書表示処理については、後で詳しく説明する。また、親文書番号と子文書番号のいずれかは、もう一方の文書番号から構築できるため両者のうち一方のみを保持するようにしてもよい。以下、各投稿文書は文書番号を用いて説明する。例えば、上記の文書は文書番号1と表現する。

0013

図2(b)は、上記の文書番号1に対する返答文書である文書番号2が文書データベース16に格納されたことを示す。文書番号2の文書は、文書番号1を親文書として指定し、子文書投稿機能を選択して投稿された文書である。この文書番号2が文書データべース16に格納された時点で、文書番号1と文書番号2の文書は親子関係を持つ。そのため、文書番号1の子文書情報格納欄に文書番号2が格納される。このように、文書データベース16の情報更新は新しい投稿文書が格納される毎に行われる。この文書データベース16の更新処理は、制御部11内のCPU111がプログラム格納部114から文書データベース更新プログラムを起動させて行う。そして、図2(a)と同様に文書データベース16に格納された情報を基に文書表示を行う。文書番号2は親文書である文書番号1の1つ下の階層に配置される。

0014

図2(c)〜(e)は、それぞれ文書番号3〜5が文書データベース16に格納され、その情報に基づいて電子掲示板に表示されたことを示す。子文書投稿時の説明は図2(b)と同様であるため説明は省略する。さて、図2(e)で投稿された文書番号5は、始めに投稿された元文書である文書番号1に対する最終的な結論を示す文書である。この文書は、議論の中で最も重要な文書であるにもかかわらず、階層の一番深い位置に配置されている。

0015

次に、上記の文書投稿機能(元文書投稿機能・子文書投稿機能)に、親文書投稿機能を選択肢として加えた電子掲示板システムについて説明する。この親文書投稿機能を選択して文書の投稿を行うことにより、投稿する文書の子文書を指定して投稿することができる。ここで子文書として指定された文書と当該文書の親子関係は最優先される。つまり、指定された文書に親文書が存在している場合であっても、強制的にこの親子関係は取り除かれて、指定された文書と当該文書の親子関係が新たに形成される。

0016

上記の親文書投稿機能を選択肢として加えた文書投稿の方法を図3に示す具体例を参照しながら説明する。図3(a)〜(d)は、図2(a)〜(d)と同じであるため説明は省略する。なお、この範囲では親文書投稿機能は使用されていない。図3(e)は、文書番号5を親文書投稿機能を使用して投稿したことを示す図である。文書番号5の文書は、作成者のBが、文書番号1を当該文書(文書番号5)の子文書として指定して投稿されている。そのため文書番号5は文書番号1の親文書となり、文書番号1より1つ上位の階層に配置される。この子文書として指定された文書番号1は元文書であるためこれ自身の親文書は存在しない。従って、元文書の親文書になる文書番号5が最上階層に配置されることになる。図2(e)と図3(e)の文書表示例を比較みると、文書番号5の表示される階層が大きく違っていることがわかる。図2(e)では最下位階層に配置されている文書番号5が、図3(e)では最上位階層に配置されるようになる。このように親文書投稿機能を使用することにより、議論の中で最も重要な文書(文書番号5)を目立つ位置に配置することができる。そのため、議論の後で電子掲示板を閲覧する際に議論の要点が見付け易くなる。

0017

次に、親文書投稿機能の別の使用例を図4および図5に示す具体例を参照しながら説明する。図4は、親文書投稿機能を使用しない場合の電子掲示板への投稿例を示したものである。この例では、週末の予定話題を振ったAの投稿文書(文書番号1)に対してBとCがそれぞれ回答文書(文書番号2、3)を投稿し、そこで出てきたZZZという映画の話題で盛り上がっている。このZZZという映画についての総評をする文書(文書番号7)をCが投稿しているが、この文書は個別の感想文書(文書番号4〜6)に埋もれてしまい深い階層に表示されている。文書番号7は、ここで話題になった映画についての議論の結論の文書であるため、重要視されるべき文書である。そのため、階層表示において上位の層に配置される方が望ましい。

0018

図5は、親文書投稿機能を使用した場合の電子掲示板への投稿例を示したものである。図5(a)〜(f)は、図4(a)〜(f)と同じであり、親文書投稿機能を使用していないが、図5(g)では、文書番号7を親文書投稿機能を使用して投稿している。文書番号7は、議論で話題になった映画についての議論の結論の文書となるため、映画についての話題を提供する内容の文書である文書番号2の下の階層に配置される方が都合が良い。従って、文書番号7は親文書投稿機能を使用して、文書番号4を当該文書の子文書として指定している。これにより、図5(f)まで形成されていた文書番号2と文書番号4の親子関係は取り除かれて、新たに文書番号2と文書番号7、文書番号7と文書番号4の関係が形成されることになる。そして、図5(f)まで形成されていた文書番号2と文書番号4との階層間に文書番号7が割り込むような形になり、文書番号7は文書番号2の下の階層に配置される。

0019

次に、文書データベース16に格納されている情報から文書の一覧表示をする動作について説明する。図10は、投稿された文書のスレッド(階層ツリー表示処理の動作の手順を示したフローチャートである。図3(e)に示す文書データベース16に格納されている情報を基に文書の一覧表示する例を参照しながら説明を行う。始めにCPU111は、文書データベース16に格納されている文書の中から親文書番号の登録が無い文書を検索して配列Tに格納する(ステップ11)。ここで示される配列はRAM113内に存在する格納エリアである。例では、文書番号5のみ親文書登録が無いのでT=(5)となる。次にCPU111は、配列T内の文書を取り出し(ステップ12)、それぞれの文書を起点とするスレッド表示を電子掲示板に形成する。配列T内の文書について下記条件を設定し、これを基にスレッド表示を行う。
インデント量I=0
起点文書D=配列T内文書
インデント量Iとは、表示開始位置を変更するために使用される条件であり、字下げのことを示す。例では、文書番号5を取り出し、これを起点とするスレッド表示を形成する。

0020

次にCPU111は、設定されているインデント量Iの分だけ空白を出力して(ステップ13)、文書表示処理を施す(ステップ14)。この文書表示処理方法については後で詳しく説明する。例では、インデント量I=0であるので、空白は出力されない。つまりスペースは空けずに行頭から文書表示を行う。続いてCPU111は、当該文書の子文書が存在するか否かの判断を文書データベース16の該当する文書の子文書登録欄を参照して行う(ステップ15)。当該文書の子文書が存在しない場合(ステップ15;N)、そのまま処理を終了させる。当該文書の子文書が存在する場合(ステップ15;Y)、CPU111は、その子文書に該当する文書を配列Cに格納する(ステップ16)。例では、文書番号5の子文書として文書番号1が登録されているので、この文書番号1を配列Cに格納し、C=(1)となる。

0021

次にCPU111は、配列C内の文書について下記条件を設定する(ステップ17)。
インデント量I=該当文書の親文書のインデント量I+1
従って、子文書のインデント量Iはその親文書のインデント量Iよりも1多いことになり、階層が深くなるほどインデント量Iは増していく。そして、再びステップ13の処理を繰り返す。

0022

図11は、図10のステップ14で施される文書表示処理の動作手順を示したフローチャートである。始めに、CPU111は、当該文書(表示処理を行っている文書)が元文書投稿機能を使用して投稿された文書であるか否かをデータベース16を参照して判断する(ステップ21)。当該文書が元文書投稿機能を使用して投稿された文書でない場合(ステップ21;N)、この文書が親文書投稿機能を使用して投稿された文書であるか否かをデータベース16を参照して判断する(ステップ22)。当該文書が親文書投稿機能を使用して投稿された文書である場合(ステップ22;Y)、その文書を太字フォントを使用して電子掲示板に表示する(ステップ24)。一方、当該文書が元文書投稿機能を使用して投稿された文書でない場合(ステップ21;Y)、その文書をイタリックフォントを使用して電子掲示板に表示する(ステップ23)。また、当該文書が親文書投稿機能を使用して投稿された文書でない場合(ステップ22;N)、その文書を通常フォントを使用して電子掲示板に表示する(ステップ25)。

0023

続いてCPU111は、当該文書の親文書が親文書投稿機能を使用して投稿された文書であるか否かをデータベース16を参照して判断する(ステップ26)。当該文書の親文書が親文書投稿機能を使用して投稿された文書である場合(ステップ26;Y)、文書表示の行頭に“←(左矢印)”を出力する(ステップ27)。また、当該文書の親文書が親文書投稿機能を使用して投稿された文書でない場合(ステップ26;N)、文書表示の行頭に“→(右矢印)”を出力する(ステップ28)。そしてCPU111は、文書番号、タイトル、日付、作成者の順に電子掲示板に表示をして(ステップ29)、最後に改行を行い(ステップ30)処理を終了する。なお、本実施の形態では文書投稿機能毎に異なるフォントを使用して文書を表示する様にしているが、区別を付ける方法であれば他の方法を用いてよく、例えば、文書投稿機能毎に表示する色を変えたり、下線波線を用いるようにしてもよい。

0024

本実施の形態に係る電子掲示板システムには、文書の表示形式を工夫するプログラムを種々備えている。図3(e)に示した文書表示例を図6のように、また、図5(g)に示した文書表示例を図7のように示すこともできる。このように、親文書投稿機能を選択して投稿された文書と子孫関係にある文書を表示しない様にすることにより、後から電子掲示板を閲覧する際に、システム利用者は議論の中で重要とされる文書を容易に見付け出すことができる。また、文書表示例を示した図8および図9のように、親文書投稿機能を選択して投稿された文書のみを表示することにより、後から電子掲示板を閲覧する際に、システム利用者は議論の結論を示した文書だけを読むことができる。以上に説明した電子掲示板システムを構成することにより、システム利用者が後から閲覧する際に、電子掲示板上で行われた議論の「まとめ」「結論」的な文書を容易に見付け易くし議論全体の内容把握を的確に行えるようになり、分散しがちな電子掲示板上の議論の改善が図れる。そして、議論終了後に電子掲示板上の議論を知識として再利用する際の利便性が向上する。

発明の効果

0025

請求項1および請求項3記載の発明によれば、親文書を後から投稿できることによりにより、重要な文書が適切な位置に配置されるようになる。請求項2記載の発明によれば、投稿文書の一覧表示をすることにより、議論の流れが把握し易くなり、かつ、重要な文書が見付け易くなる。請求項4記載の発明によれば、文書投稿手段毎に表示方法を変えることにより、電子掲示板上での区別がつき易くなる。

0026

請求項5記載の発明によれば、親子関係の表示方法を変えることにより、文書の内容把握がし易くなる。請求項6記載の発明によれば、親文書のみを表示することにより、重要な結論を示す文書だけを閲覧することができる。請求項7記載の発明によれば、子孫関係の文書を表示しないことにより、議論の重要な文書が見付け易くなる。

図面の簡単な説明

0027

図1本実施の形態に係る電子掲示板システムの構成を示した図である。
図2システム利用者から投稿された文書の例を示した図である。
図3システム利用者から投稿された文書の例を示した図である。
図4システム利用者から投稿された文書の例を示した図である。
図5システム利用者から投稿された文書の例を示した図である。
図6文書一覧表示の例を示した図である。
図7文書一覧表示の例を示した図である。
図8文書一覧表示の例を示した図である。
図9文書一覧表示の例を示した図である。
図10文書のスレッド表示処理の動作手順を示したフローチャートである。
図11文書表示処理の動作手順を示したフローチャートである。
図12投稿文書の表示例を示した図である。

--

0028

11 制御部
12表示装置
13〜15端末装置
16文書データベース
17 LAN

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