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技術 直交減速機の据え付け構造

出願人 住友重機械工業株式会社
発明者 日高亮江川正則
出願日 2002年3月29日 (19年5ヶ月経過) 出願番号 2002-096060
公開日 2003年10月15日 (17年10ヶ月経過) 公開番号 2003-294116
状態 拒絶査定
技術分野 伝動装置の一般的な細部 電動機、発電機の外枠 電動機,発電機と機械的装置等との結合
主要キーワード 頂点相 据え付け構造 外形幅 組付調整 各脚部材 在庫負担 据付精度 出力軸周り
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2003年10月15日)のものです。
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図面 (7)

課題

直交減速機を、そのトルクアーム取付孔を利用して、別部材である脚部材を用いて床等の被据付体に固定する。

解決手段

減速機GBの出力軸23Rの外周に第1、第2突出部42B、43Bが機械加工されている。脚部材60は、ベース体62と、2つの立脚部64、66を備える。立脚部64、66は、ベース体62から間隔WBを置いて直角に立設され、第1突出部42B、43Bの機械加工面に立脚部64、66の当接部分64t、66tを当接させて、脚部材60を歯車箱(減速機本体)21Bに固定する。

概要

背景

従来、入力される動力の回転を直交方向に変換することのできる直交減速機が広く知られている。この種の直交減速機は、一般に、モータと組み合わされると共にその出力軸中空ホローシャフトとされ、コンベア等の相手機械被駆動軸をこの出力軸の中空部直接挿入するという態様で使用される。

入力される動力の回転を直交方向に変換することから、軸方向に長いモータをコンベア等の長手方向に沿わせることができる。又、出力軸の中空部に相手機械の被駆動軸が直接挿入されることから、カップリング等の部品を省略できる。

このような態様で直交減速機を使用する場合、単に相手機械の被駆動軸を出力軸に挿入・連結しただけでは、モータの回転によって(相手機械の被駆動軸ではなく)ギヤドモータ全体が相手機械の被駆動軸の回りで回転してしまう。そのため、一般に直交減速機には、減速機本体の出力軸が配置されている正面及びその背面に、トルクアーム取付けるための取付孔が形成されている。この取付孔を利用して、トルクアームの一端を直交減速機に取付け、他端を相手機械の固定支柱等に固定すると、モータを回転させることによって相手機械の被駆動軸を確実に回転させることができる。

ところで、直交減速機は、必ずしも常にこのようなトルクアームを用いる連結態様で使用される訳ではなく、ときに、床等の被据付体(以下単に「床」で代表させる)に直接据付けて使用することもある。

この場合、従来は次のような方法でこのような使用に対応してきた。

1)減速機本体の正面及びその背面に形成されているトルクアームを取付けるための取付孔を利用して、それぞれの面に一対のL字形状脚部材を取付け、直交減速機を床に固定する。

2)減速機本体の下面に取付孔を別途加工し、この加工した取付孔を利用して減速機本体の下面に板状の脚部材を取付け、この板状の脚部材を介して直交減速機を床に固定する。

3)床に取付けて使用することを想定して、減速機本体自体に予め取付脚を形成しておき、この取付脚を利用して床に固定する。

概要

直交減速機を、そのトルクアームの取付孔を利用して、別部材である脚部材を用いて床等の被据付体に固定する。

減速機GBの出力軸23Rの外周に第1、第2突出部42B、43Bが機械加工されている。脚部材60は、ベース体62と、2つの立脚部64、66を備える。立脚部64、66は、ベース体62から間隔WBを置いて直角に立設され、第1突出部42B、43Bの機械加工面に立脚部64、66の当接部分64t、66tを当接させて、脚部材60を歯車箱(減速機本体)21Bに固定する。

目的

本発明は、このような従来の問題を解消するためになされたものであって、減速機本体の加工を特に必要とせず、据付けが容易で且つ据付精度を高く維持することのできる直交減速機の据え付け構造を提供することをその課題としている。

効果

実績

技術文献被引用数
1件
牽制数
1件

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請求項1

減速機本体の出力軸が配置されている正面及びその背面に、トルクアーム取付孔を有する直交減速機を、床等の被据付体取付けるための構造であって、前記直交減速機の前記正面及び背面に、前記出力軸と平行な機械加工面を有する第1、第2突出部を形成すると共に、前記床等の被据付体と減速機本体とを連結可能な脚部材を、少なくとも該脚部材の一部を前記第1、第2突出部の前記機械加工面にそれぞれ当接させた状態で、前記直交減速機に固定したことを特徴とする直交減速機の据え付け構造

請求項2

請求項1において、前記第1、第2突出部が、当該直交減速機を相手機械に取付けるときに該取付けの際の心出し用として前記出力軸の外周に機械加工されたインロウであることを特徴とする直交減速機の据え付け構造。

請求項3

請求項1又は2において、前記脚部材の前記第1、第2突出部と当接する部分が、それぞれ該第1、第2突出部の前記機械加工面の一部に沿った形状に形成されていることを特徴とする直交減速機の据え付け構造。

技術分野

0001

本発明は、直交減速機据え付け構造に関する。

背景技術

0002

従来、入力される動力の回転を直交方向に変換することのできる直交減速機が広く知られている。この種の直交減速機は、一般に、モータと組み合わされると共にその出力軸中空ホローシャフトとされ、コンベア等の相手機械被駆動軸をこの出力軸の中空部直接挿入するという態様で使用される。

0003

入力される動力の回転を直交方向に変換することから、軸方向に長いモータをコンベア等の長手方向に沿わせることができる。又、出力軸の中空部に相手機械の被駆動軸が直接挿入されることから、カップリング等の部品を省略できる。

0004

このような態様で直交減速機を使用する場合、単に相手機械の被駆動軸を出力軸に挿入・連結しただけでは、モータの回転によって(相手機械の被駆動軸ではなく)ギヤドモータ全体が相手機械の被駆動軸の回りで回転してしまう。そのため、一般に直交減速機には、減速機本体の出力軸が配置されている正面及びその背面に、トルクアーム取付けるための取付孔が形成されている。この取付孔を利用して、トルクアームの一端を直交減速機に取付け、他端を相手機械の固定支柱等に固定すると、モータを回転させることによって相手機械の被駆動軸を確実に回転させることができる。

0005

ところで、直交減速機は、必ずしも常にこのようなトルクアームを用いる連結態様で使用される訳ではなく、ときに、床等の被据付体(以下単に「床」で代表させる)に直接据付けて使用することもある。

0006

この場合、従来は次のような方法でこのような使用に対応してきた。

0007

1)減速機本体の正面及びその背面に形成されているトルクアームを取付けるための取付孔を利用して、それぞれの面に一対のL字形状脚部材を取付け、直交減速機を床に固定する。

0008

2)減速機本体の下面に取付孔を別途加工し、この加工した取付孔を利用して減速機本体の下面に板状の脚部材を取付け、この板状の脚部材を介して直交減速機を床に固定する。

0009

3)床に取付けて使用することを想定して、減速機本体自体に予め取付脚を形成しておき、この取付脚を利用して床に固定する。

発明が解決しようとする課題

0010

しかしながら、前記1)に示した一対のL字状の脚部材を減速機本体の正面及び背面にそれぞれ取付けるというだけの方法は、組付調整、特に減速機本体と脚部材との心高の調整が難しく、作業性が悪いという問題があった。

0011

又、前記2)に示した減速機本体の下面に板状の脚部材を取付ける方法は、減速機本体に(通常は形成されていない)脚部材を取付けるための取付孔を別途加工する必要があり、やはり作業性が悪いという問題があった。

0012

更に、前記3)に示した方法は、脚付きと脚無しの2種類の減速機本体(歯車箱)を予め用意しておく必要があり、メーカー側において製造コストの増大や在庫負担の増大等の問題が発生するだけでなく、ユーザ側においても使用の融通性が無い等の問題が発生していた。

0013

本発明は、このような従来の問題を解消するためになされたものであって、減速機本体の加工を特に必要とせず、据付けが容易で且つ据付精度を高く維持することのできる直交減速機の据え付け構造を提供することをその課題としている。

課題を解決するための手段

0014

本発明は、減速機本体の出力軸が配置されている正面及びその背面に、トルクアームの取付孔を有する直交減速機を、床等の被据付体に取付けるための構造であって、前記減速機の出力軸の外周に沿って前記正面及び背面から突出する第1、第2突出部が形成されると共に、前記床等の被据付体と減速機本体とを連結可能な脚部材を介して、少なくとも該脚部材の一部を前記第1、第2突出部の突出した輪郭にそれぞれ当接させた状態で、前記直交減速機が床等の被据え付け体に据え付けられている構造を採用することにより、上記課題を解決したものである。

0015

本発明に係る据え付け構造は、直交減速機の前記正面及び背面に、前記出力軸と平行な機械加工面を有する第1、第2突出部を形成すると共に、前記脚部材の一部が該第1、第2突出部の前記機械加工面にそれぞれ当接されるようになっている。そのため、該機械加工面を指標とすることにより、据付面精度調整(特に減速機本体と脚部材との心高の調整)が容易であり、据付の作業性がよい。

0016

又、この種の直交減速機においてほぼ全機種に形成されているトルクアームの取付孔を利用することができるため、取付孔に関して減速機本体の別途の加工が不要である。

0017

さらに、前記出力軸と平行の機械加工面を有する前記第1、第2突出部についても、例えば、この種の直交減速機においては、相手機械との心合わせを行うための円形インローが出力軸の周囲に既に突出形成されていることが多い。従って、多くの場合、減速機本体の別途の加工は事実上不要である。

0018

即ち、直交減速機を据え付ける際に、当該直交減速機自体に新たな加工を施す必要は現実には全くないことが殆どであり、既存の直交減速機をそのまま床等の被据付体に据え付けることができる。

0019

しかも、前記インロウを含め、一般に機械加工面はその形成の精度が高いため、この機械加工面を脚部材の心高調整の指標として用いることにより、脚部材の固定の精度の確保及び作業性の向上が図れる。

0020

なお、本発明に係る脚部材は、必ずしも単品で存在する必要はなく、例えば、減速機の正面側、背面側に分離した(2品の)状態で存在しても良い。たとえ分離していたとしても、各脚部材の一部を第1、第2突出部の突出した輪郭にそれぞれ当接させるようにして据付けることができることから、従来の分離タイプの脚部材をただ単に用いる構造と比べると組み付けの作業性は格段に優れる。

0021

なお、前記脚部材の前記第1、第2突出部と当接する部分は、それぞれ前記第1、第2突出部の機械加工面の一部に沿った形状に形成するのが好ましい。これにより、脚部材と第1、第2突出部の機械加工面とが極めて良好に係合・当接できるようになり、据付面の精度調整を一層簡易に且つ確実に行うことができる。

発明を実施するための最良の形態

0022

以下、本発明の実施の形態の例を図面に基づいて詳細に説明する。

0023

まず、便宜上、本発明に係る脚部材を利用して、床等の据付面(以下単に床と称す)に据付けようとする直交減速機の構成から説明する。

0024

この直交減速機は、本発明に係る直交減速機の据え付け構造を合理的に適用・実現するために、また、結果としてひとつひとつの直交減速機の製造コストを低減するために、以下のような構成でシリーズ化されている。

0025

即ち、図5図6は、当該直交減速機とモータとを組み合わせたハイポイド減速装置のシリーズの一部内容を示す構成図であり、図5は各要素を平断面で示し、図6は各要素を正面断面で示している。

0026

このハイポイド減速装置(直交減速機を含む減速装置)のシリーズは、減速段数を異ならせた(A)1段型、(B)2段型、(C)3段型の3種類の減速機GA、GB、GCと、各減速機GA、GB、GCに組み合わされるモータMA、MB、MCとを構成要素として備える。

0027

(A)の1段型の減速機GAは、ハイポイドギヤセット1段だけで減速段を構成する。(B)の2段型の減速機GBは、ハイポイドギヤセットで1段目の減速段を構成し、平行軸ギヤセットで2段目の減速段を構成する。(C)の3段型の減速機GCは、ハイポイドギヤセットで1段目の減速段を構成し、第1、第2の平行軸ギヤセットで2段目、3段目の減速段を構成する。

0028

ユーザの要求に応じて選択した減速機GA、GB、GCと各モータMA、MB、MCとを組み合わせて一体化することにより、ユーザに提供すべき1台のハイポイド減速装置GMA、GMB、GMCが選択・構成される。

0029

各モータMA、MB、MCは、ハイポイドピニオン11A、11B、11Cを先端に直切りしたモータ軸ピニオン軸)12A、12B、12Cを有する。各減速機GA、GB、GCは、それぞれ減速段数に応じて最適設計された歯車箱21A、21B、21Cを有する。いずれの減速機GA、GB、GCも、前記ハイポイドピニオン11A、11B、11Cとそれぞれ噛合するハイポイドギヤ22A、22B、22Cを有している。

0030

減速機GA、GB、GCの歯車箱21A、21B、21Cには、ホローシャフトよりなる出力軸23が、モータ軸12A、12B、12Cとそれぞれ直交する向きで取付けられており、いわゆる直交減速機を構成している。

0031

図5に示されるように、いずれの減速機GA、GB、GCも、歯車箱(減速機本体)21A、21B、21Cの出力軸23は、正面40A、40B、40Cのみならず背面41A、41B、41Cにも貫通して配置されている。

0032

また、減速機GA、GB、GCの歯車箱21A、21B、21Cには、出力軸23の外周に沿って円形の第1突出部(第1インロウ部)42A、42B、42C、及び第2突出部(第2インロウ部)43A、43B、43Cが、それぞれ正面40A、40B、40C及び背面41A、41B、41Cから突出形成されている。そして、この第1、第2突出部42A〜42C、43A〜43Cの外周には、出力軸23と平行の機械加工が施されている。

0033

又、トルクアーム(図示略)の取付孔51A〜54A、51B〜54B、51C〜54Cが、両面40A〜40C、41A〜41Cを貫通する態様でそれぞれ形成されている。各取付孔51A〜54A、51B〜54B、51C〜54Cは、それぞれ正方形頂点相当位置に配置されている。即ち、各減速機GA、GB、GCの取付孔51A〜54A、51B〜54B、51C〜54Cのそれぞれの軸方向長さLA、LB、LCと、これと直交する方向の長さHA、HB、HCは、それぞれ同一(LA=HA、LB=HB、LC=HC)である。

0034

図5から明らかなように、減速機GA、GB、GCの外形幅(正面40A、40B、40Cと背面41A、41B、41Cとの間の幅)Wは全機種とも共通とされている。これにより、歯車箱自体は異なっているにも拘らず、出力軸23の共用化のみならず、本実施形態に係る脚部材の共用化が実現されている。

0035

なお、出力軸23にホローシャフトを用いているのは、コンベア等の相手機械(被駆動軸)に対する結合を、左右のどちらからでも容易にできるようにするためである。勿論、ホローシャフトではなく、中実シャフトを使用してもよく、後述の取付例で示すように、ユーザの選択によりいずれをも採用できるようになっている。

0036

次に、本発明の実施形態に係る脚部材の具体例について説明する。

0037

図1は、本実施形態に係る脚部材を示し、図2図3は、この脚部材を、特に、前述した2段型のハイポイド減速装置GMBに適用した状態を示している。

0038

なお、前述したように、床据付で使用するため、出力軸は、中実タイプの出力軸23Rに交換されている(図2図3参照)。

0039

図1を参照して、この脚部材60は、ほぼ平板状のベース体62と、2つの立脚部64、66とを備える。該立脚部64、66は、ベース体62から間隔WBを置いて直角に立設され、歯車箱(減速機本体)21Bの正面40B及びその背面41Bの双方をそれぞれ挟持可能である。立脚部64、66の間隔WBは、歯車箱21Bの外形幅Wと比べて(製造がばらついても)同一か又は若干大きめとなるように形成されている。

0040

各立脚部64、66の上部(ベース体62の反対側)は、第1、第2突出部42B、43Bと当接する部分64t,66tを、それぞれ該第1、第2突出部42B、43Bの機械加工面(の一部)に沿った円弧形状に形成してある。

0041

又、この2つの立脚部64、66には、この円弧形状の当接する部分64t,66tを第1、第2突出部42B、43Bの輪郭に係合・当接させた状態で、歯車箱21Bのトルクアームの取付孔51B〜54Bの中から選ばれた2つの取付孔51B及び52B、52B及び53B、あるいは53B及び54Bと、ちょうど一致する貫通孔64a、64b、66a、66bがそれぞれ形成されている。

0042

2つの立脚部64、66の間には、出力軸23Rと平行に2本の補強リブ70、72が立設されている。

0043

又、ベース体62と2つの立脚部64、66との間には、それぞれ補強用クランプ74、76が斜めに形成されている。更に、ベース体62には、当該脚部材60を床に固定するための貫通孔79が計4個形成されている。

0044

なお、図2図3の符号80は減速機GBを貫通する長さを有する通しボルト、82はナットである。

0045

次にこの据え付け構造の作用を説明する。

0046

脚部材60の減速機GBへの取付けは、該減速機GBの正面40B及び背面41Bを2つの立脚部64、66の間に介在させると共に、立脚部64、66の円弧形状の当接部分64t、66tの上に減速機GBの第1、第2突出部42B、43Bを載せ、この状態で通しボルト80及びナット82によって2つの立脚部64、66と減速機GBの出力面40B及び背面41Bとを強く挟持するだけで完了する。

0047

当接部分64t、66tの上に減速機GBの第1、第2突出部42B、43Bが載せられており、且つこの状態で取付孔51B及び52Bと一致するように予め貫通孔64a、64b、66a、66bがそれぞれ形成されているため、心高調整のために試行錯誤を繰り返す必要はなく、載置後そのままボルト80を貫通させることが可能である。

0048

ベース体62及び2つの立脚体64、66は互いに一体化されており、しかも、補強リブ70、72及びクランプ74、76によって補強されているため、床等の据付体への取付けの作業性は極めて良く、しかも据付け後にガタ等が生じたりする恐れもない。

0049

更に、この減速機GBは、前述したようにトルクアームの取付孔51B〜54Bが正方形の頂点位置に形成されており、又、第1、第2突出部42B、43Bと当接する部分64t,66tを、それぞれ該第1、第2突出部42B、43Bの機械加工面(の一部)に沿った円弧形状に形成してあることから、貫通孔64a、64b、66a、66bをそれぞれ取付孔52B及び53B、あるいは53B及び54Bに対応させることにより、脚部材60を3通りに減速機GBに取付けることができ、結果として床等の据付体に当該減速機GBを3つの態様で据付けることが可能である。

0050

前述したように、立脚部64、66の間隔WBは、歯車箱21Bの外形幅Wと比べて(製造がばらついても)同一か又は若干大きめとなるように形成されている。従って、ばらつきの関係で立脚部64、66の間隔が歯車箱21Bの外形幅Wとちょうど同一になったときにはそのまま組付け、立脚体64、66の間隔WBの方が若干大きかった場合には、歯車箱21Bと立脚部64、66のいずれか側との間(例えば図3の符号Sで示した部分)に間隔調整用のシムを挿入して組付けを行なう。

0051

次に、本発明に係る脚部材の実施形態のバリエーションについて説明する。

0052

以上の説明では、脚部材60を用いて2段の減速機GBを床等の被据付体に据付ける例を示してきたが、減速機GA、GB、GCはいずれもその外形幅Wが共通であるため、全く同一の金型を用いて同一形状に形成された脚部材本体を用いて、減速機の取付孔に対応する貫通孔の形成のみを異ならせるだけで、前述した1段の減速機GA、あるいは3段の減速機GCを取付けるための脚部材としても利用することができる。

0053

なお、減速機GA、GCの取付孔51A〜54A、51C〜54Cの配置も、やはり正方形の頂点位置とされているため、この(貫通孔の形成のみが異なる)脚部材を用いて、減速機GA或いはGCを(前記例と同様に)3通りの態様で床等の被据付体に据付けることができる。

0054

なお、立脚部の貫通孔を3個以上形成することにより、複数種類の減速機のトルクアームの取付孔に適用することができるようにすることも可能である。例えば、図4の(A)に模式的に示されるように、脚部材91に3つの貫通孔91A〜91Cを形成することにより、貫通孔91A及び91Bの組と、貫通孔91A及び91Cの組を利用することで、同一の脚部材91を2種類の減速機の据付けに利用することができるようになる。

0055

それぞれの組の貫通孔の適正直径が異なる場合には、図4(B)に示されるように、脚部材92において共通に使用される貫通孔92Aを径の大きい方の貫通孔92Cに一致させるようにしておけばよい。

0056

あるいは、図4の(C)に示されるように、それぞれの組の貫通孔93A及び93Fの組、93B及び93Eの組、93C及び93Dの組を別々に形成しておいてもよい。上述したハイポイド減速装置GMA、GMB、GMCのように、取付対象の減速機の取付孔の間隔が接近している場合には、このように、間隔が接近している貫通孔93B、93Eを立脚部93の高さ方向にずらすことにより予め形成しておくことができる。

0057

図4(C)のような態様としておけば、貫通孔93A及び93Fを用いて3段の減速機GCを、貫通孔93B及び93Eを用いて2段の減速機GBを、貫通孔93C及び93Dを用いて1段の減速機GAをそれぞれ取付けることができ、この場合には、貫通孔93A〜93Fをも含めて1種類の脚部材93で3種類全ての減速機GA、GB、GCを据付けることが可能となる。

0058

なお、このように貫通孔を3個以上形成することによって、減速機側のトルクアームの取付孔が正方形の頂点位置に形成されていない場合であっても、各方向の取付孔に対応して予め脚部材の貫通孔を形成しておくことにより、床等の据付体に対し、(トルクアームの取付孔の位置が正方形の頂点位置に形成されていない減速機であっても)当該減速機を3つの態様で据付けることが可能となる場合がある。

0059

又、前述したように、本発明では、必ずしも脚部材は単品である必要はなく、例えば断面がL型の一対の脚部材によって歯車箱を正面及び背面から挟むようにして据付けるものであっても良い。この場合、歯車箱の幅に関する制約がなくなるため、据え付けの融通性、或いは種々の大きさの歯車箱に対する適応性飛躍的に向上する。しかも、分かれているとは言え、各脚部材の一部を第1、第2突出部の突出した輪郭にそれぞれ当接させるようにして据付けることができることから、従来の単なる分離タイプの立脚材に比べると組み付け作業性は格段に優れる。

0060

更に、上記例においては、脚部材の当接部分を円弧形状として、第1、第2突出部の輪郭の一部と形状を一致させていたが、本発明では必ずしもその必要はなく、例えば、図4に模式的に示されていたように、単に直線上となっていて、点接触で当接する構造とされていても良い。

0061

なお、この実施形態では1段型〜3段型までのシリーズ全ての減速機GA、GB、GCの出力軸23及び幅Wを共通化するようにしていたが、本発明の場合は、そもそもこのように出力軸23や幅Wの共通化された複数種類の減速機をシリーズとして備える必要は必ずしもなく、(シリーズ化されていない)単体の直交減速機でも、相応に本発明の効果を享受できる。直交減速機側の内部の減速機構の構成も特に限定されるものではない。直交減速機が既に存在する場合には、該直交減速機に合わせて脚部材を製作すれば足りる。

0062

直交減速機のトルクアームの取付孔に関しても、必ずしも歯車箱を貫通している必要はなく、正方形の頂点位置に配置されている必要もない。

0063

又、上記例では、第1、第2突出部として出力軸周りに機械加工されているインロウを利用していたが、本発明における第1、第2突出部は必ずしもインロウである必要はなく、他の目的のために出力軸と平行な何らかの機械加工面を有している突出部があるならば、それを利用しても構わない。本発明実施のために、専用の第1、第2突出部を機械加工しても良いのは勿論である。

発明の効果

0064

以上説明した通り、本発明によれば、減速機側に特に取付用の孔の加工をすることなく、既存のトルクアーム用の取付孔を利用して、直交減速機を床等の被据付体に容易に且つ確実に据付け・固定することができるようになるという優れた効果が得られる。

図面の簡単な説明

0065

図1本発明の実施形態に係る脚部材の正面図、平面図及び側面図
図2上記脚部材を用いて減速機を床等の被据付体に取付けた状態を示す正面図
図3同側面図
図4脚部材の立脚部に形成する貫通孔の形成バリエーションを模式的に示した立脚部の正面図
図5本発明に係る脚部材を用いて床等の被据付体に据付けようとする直交減速機を含んだハイポイド減速装置のシリーズの一部内容を示す平断面構成
図6同減速装置のシリーズの正断面構成図

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0066

GA…1段型のハイポイド減速機
GB…2段型のハイポイド減速機
GC…3段型のハイポイド減速機
21A、21B、21C…歯車箱
23、23R…出力軸
40A、40B、40C…正面
41A、41B、41C…背面
42A、42B、43C…第1突出部
43A、43B、43C…第2突出部
51A〜54A、51B〜54B、51C〜54C…(トルクアームの)取付孔
60…脚部材
62…ベース体
64、66…立脚部
64a、64b、66a、66b…貫通孔
64t、66t…当接部分
WB…立脚部の間隔

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