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図面 (6)

課題

起動に要する時間を短縮することが可能な情報処理装置を提供すること。

解決手段

情報処理装置の起動時に不揮発性記憶装置203の第2起動プログラムが1回だけ読出されてRAM204に転送されるとともに、読出された第2起動プログラムの内容に応じて不揮発性記憶装置203の診断が行なわれ(S2)、第2起動プログラムが実行される(S3)。したがって、アクセス速度が遅い不揮発性記憶装置203からの読出し回数を減らすことができ、起動に要する時間を短縮することが可能となる。

概要

背景

近年、パーソナルコンピュータなどの情報処理装置が広く普及している。図3は、一般的な情報処理装置の概略構成を示すブロック図である。この情報処理装置201は、CPU(Central Processing Unit)202と、ROM(Read OnlyMemory)、フラッシュメモリなどの不揮発性記憶装置203と、RAM(Random Access Memory)204と、キーボード表示装置などによって構成される入出力装置205とを含む。情報処理装置201によっては、、揮発性PLD(プログラム可能論理素子)207を含む場合もある。なお、不揮発性記憶装置203は、ROMなどの半導体メモリ以外に、磁気式記憶装置または光学式記憶装置であってもよい。

CPU202は、バス206を介して不揮発性記憶装置203、RAM204、入出力装置205または揮発性PLD207との間でデータを入出力しながら処理を行なう。揮発性PLD207は、内部にコンフィグレーション・データが格納されるRAM208を有している。CPU202は、揮発性PLD207内部のRAM208の内容を書換えることによって、情報処理装置のハードウェア構成の一部を変更することができる。

図4は、図3に示す情報処理装置201の起動時におけるメモリマップの一例を示す図である。不揮発性記憶装置203、RAM204および揮発性PLD207内部のRAM208は、情報処理装置201のメモリマップ上の異なる領域にマッピングされている。不揮発性記憶装置203は、第1起動プログラム301と、第2起動プログラム302と、ターゲットプログラム303と、揮発性PLD207内部のRAM208に書込まれるPLDデータ304と、機器の設定や動作記録などの不揮発性データ305とを含んでいる。領域301〜305のそれぞれには、その領域を検査する際に使用される誤り検査データが含まれている。なお、領域303〜305の内容は圧縮されていてもよい。その場合には、これらの内容がRAM204に転送される際に伸長される。

また、RAM204は、第2起動プログラム302が転送される領域306と、ターゲット・プログラムが転送される領域307と、第2起動プログラムの作業領域等に使用される領域308とを含んでいる。

図5は、従来の情報処理装置201の起動時における処理手順を説明するためのフローチャートである。なお、このフローチャートにおいては、簡単のために異常が発生した場合の処理を省略している。

まず、情報処理装置201の電源投入またはリセットによって、CPU202は不揮発性記憶装置203に格納されている第1起動プログラム301の処理を開始する。第1起動プログラム301は、それ自体が格納される領域および第2起動プログラム302が格納される領域をチェックサムなどの検査方法によって診断する(S101)。

次に、第1起動プログラム301および第2起動プログラム302が格納される領域の検査結果が正常であれば、第2起動プログラム302が転送されるRAM204内の領域306がマーチング法などの検査方法によって診断される(102)。第2起動プログラム302が転送される領域306の検査結果が正常であれば、第2起動プログラム302がRAM204の領域306に転送される(S103)。

次に、領域306に転送された第2起動プログラム302のエントリポイントジャンプが行なわれる(S104)。このようにして、第1起動プログラム301の処理が終了し、CPU202は第2起動プログラム302の処理を開始する。第2起動プログラム302は、第1起動プログラム301が診断を行なわなかったRAM204の残りの領域307および308を診断し(S105)、第1起動プログラム301が診断を行なわなかった不揮発性記憶装置203の残りの領域303〜305を診断する(S106)。

これらの診断結果が正常であれば、ターゲット・プログラム303がRAM204の領域307に転送され(S107)、PLDデータ304が揮発性PLD内部のRAM208に転送される(S108)。

最後に、RAM204の領域307に転送されたターゲット・プログラムのエントリポイントにジャンプが行なわれる(S109)。このようにして、第2起動プログラム302の処理が終了し、CPU202はターゲット・プログラム303の処理を開始する。

なお、起動プログラムを第1起動プログラム301および第2起動プログラム302に分割し、第2起動プログラムをRAM204の領域306に転送して実行している理由は、一般に不揮発性記憶装置203のアクセス速度がRAM204のアクセス速度に比べてかなり遅く、不揮発性記憶装置203に記憶されている起動プログラムが全てそのまま実行されると処理速度が低下するからである。そのため、起動プログラムを2つに分け、第1起動プログラム301が担当する診断およびデータ転送の範囲を最小限にし、残りの処理を全部RAM204に転送される第2起動プログラムに担当させることによって、情報処理装置201の起動に要する時間を短縮している。

概要

起動に要する時間を短縮することが可能な情報処理装置を提供すること。

情報処理装置の起動時に不揮発性記憶装置203の第2起動プログラムが1回だけ読出されてRAM204に転送されるとともに、読出された第2起動プログラムの内容に応じて不揮発性記憶装置203の診断が行なわれ(S2)、第2起動プログラムが実行される(S3)。したがって、アクセス速度が遅い不揮発性記憶装置203からの読出し回数を減らすことができ、起動に要する時間を短縮することが可能となる。

目的

本発明は、上記問題点を解決するためになされたものであり、第1の目的は、起動に要する時間を短縮することが可能な情報処理装置を提供することである。

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
2件

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請求項1

起動時に必要となるプログラムまたはデータが不揮発性記憶装置に格納された情報処理装置であって、揮発性記憶装置と、起動時に前記不揮発性記憶装置の内容を読出して前記揮発性記憶装置に転送し、該揮発性記憶装置の内容に応じて動作する制御手段とを含み、前記制御手段は、前記不揮発性記憶装置の内容を1回だけ読出して前記揮発性記憶装置に書込むとともに、前記読出した不揮発性記憶装置の内容に応じて前記不揮発性記憶装置の診断を行なう、情報処理装置。

請求項2

前記不揮発性記憶装置は、前記不揮発性記憶装置の内容の一部を前記揮発性記憶装置に転送し、前記不揮発性記憶装置の内容の一部を診断するプログラムを格納する領域を含み、前記制御手段は、前記不揮発性記憶装置から前記揮発性記憶装置へ前記プログラムを転送して実行する、請求項1記載の情報処理装置。

請求項3

前記不揮発性記憶装置は複数の記憶領域に分割され、前記制御手段は、前記プログラムを実行して前記不揮発性記憶装置の複数の記憶領域の中から任意の領域の内容を前記揮発性記憶装置に転送するとともに、前記不揮発性記憶装置の前記任意の領域の内容の診断を行なう、請求項2記載の情報処理装置。

請求項4

前記不揮発性記憶装置はさらに、前記不揮発性記憶装置から転送された前記揮発性記憶装置の内容を読出し、該揮発性記憶装置に正しく書込まれたか否かを診断するプログラムを記憶する領域を含み、前記制御手段は、前記プログラムを前記揮発性記憶装置に転送して実行し、揮発性記憶装置の内容を診断する、請求項2または3記載の情報処理装置。

請求項5

前記不揮発性記憶装置は、前記不揮発性記憶装置の第1の領域の内容を診断した後、前記不揮発性記憶装置の第2の領域の内容を前記揮発性記憶装置に転送しながら当該第2の領域を診断する第1のプログラムを格納する領域と、前記不揮発性記憶装置の第3の領域の内容を前記揮発性記憶装置に転送しながら当該第3の領域を診断する第2のプログラムを格納する領域とを含み、前記制御手段は、前記不揮発性記憶装置に格納される前記第1のプログラムを実行して、前記不揮発性記憶装置の前記第1のプログラムが格納される領域を診断した後、前記不揮発性記憶装置から前記揮発性記憶装置へ前記第2のプログラムを転送し、前記揮発性記憶装置に転送された第2のプログラムを実行して、前記不揮発性記憶装置の前記第1のプログラムおよび第2のプログラムが格納される領域以外の領域の内容を前記揮発性記憶装置に転送しながら当該領域の内容を診断する、請求項1記載の情報処理装置。

請求項6

前記情報処理装置はさらに、該情報処理装置の回路の一部を構成するプログラマブルロジックデバイスを含み、前記揮発性記憶装置は、前記プログラマブルロジックデバイス内のメモリ素子を含む、請求項1〜5のいずれかに記載の情報処理装置。

技術分野

0001

本発明は、マイクロプロセッサが組込まれた情報処理装置に関し、特に、プログラムやデータが格納された不揮発性記憶装置を有する情報処理装置に関する。

背景技術

0002

近年、パーソナルコンピュータなどの情報処理装置が広く普及している。図3は、一般的な情報処理装置の概略構成を示すブロック図である。この情報処理装置201は、CPU(Central Processing Unit)202と、ROM(Read OnlyMemory)、フラッシュメモリなどの不揮発性記憶装置203と、RAM(Random Access Memory)204と、キーボード表示装置などによって構成される入出力装置205とを含む。情報処理装置201によっては、、揮発性PLD(プログラム可能論理素子)207を含む場合もある。なお、不揮発性記憶装置203は、ROMなどの半導体メモリ以外に、磁気式記憶装置または光学式記憶装置であってもよい。

0003

CPU202は、バス206を介して不揮発性記憶装置203、RAM204、入出力装置205または揮発性PLD207との間でデータを入出力しながら処理を行なう。揮発性PLD207は、内部にコンフィグレーション・データが格納されるRAM208を有している。CPU202は、揮発性PLD207内部のRAM208の内容を書換えることによって、情報処理装置のハードウェア構成の一部を変更することができる。

0004

図4は、図3に示す情報処理装置201の起動時におけるメモリマップの一例を示す図である。不揮発性記憶装置203、RAM204および揮発性PLD207内部のRAM208は、情報処理装置201のメモリマップ上の異なる領域にマッピングされている。不揮発性記憶装置203は、第1起動プログラム301と、第2起動プログラム302と、ターゲット・プログラム303と、揮発性PLD207内部のRAM208に書込まれるPLDデータ304と、機器の設定や動作記録などの不揮発性データ305とを含んでいる。領域301〜305のそれぞれには、その領域を検査する際に使用される誤り検査データが含まれている。なお、領域303〜305の内容は圧縮されていてもよい。その場合には、これらの内容がRAM204に転送される際に伸長される。

0005

また、RAM204は、第2起動プログラム302が転送される領域306と、ターゲット・プログラムが転送される領域307と、第2起動プログラムの作業領域等に使用される領域308とを含んでいる。

0006

図5は、従来の情報処理装置201の起動時における処理手順を説明するためのフローチャートである。なお、このフローチャートにおいては、簡単のために異常が発生した場合の処理を省略している。

0007

まず、情報処理装置201の電源投入またはリセットによって、CPU202は不揮発性記憶装置203に格納されている第1起動プログラム301の処理を開始する。第1起動プログラム301は、それ自体が格納される領域および第2起動プログラム302が格納される領域をチェックサムなどの検査方法によって診断する(S101)。

0008

次に、第1起動プログラム301および第2起動プログラム302が格納される領域の検査結果が正常であれば、第2起動プログラム302が転送されるRAM204内の領域306がマーチング法などの検査方法によって診断される(102)。第2起動プログラム302が転送される領域306の検査結果が正常であれば、第2起動プログラム302がRAM204の領域306に転送される(S103)。

0009

次に、領域306に転送された第2起動プログラム302のエントリポイントジャンプが行なわれる(S104)。このようにして、第1起動プログラム301の処理が終了し、CPU202は第2起動プログラム302の処理を開始する。第2起動プログラム302は、第1起動プログラム301が診断を行なわなかったRAM204の残りの領域307および308を診断し(S105)、第1起動プログラム301が診断を行なわなかった不揮発性記憶装置203の残りの領域303〜305を診断する(S106)。

0010

これらの診断結果が正常であれば、ターゲット・プログラム303がRAM204の領域307に転送され(S107)、PLDデータ304が揮発性PLD内部のRAM208に転送される(S108)。

0011

最後に、RAM204の領域307に転送されたターゲット・プログラムのエントリポイントにジャンプが行なわれる(S109)。このようにして、第2起動プログラム302の処理が終了し、CPU202はターゲット・プログラム303の処理を開始する。

0012

なお、起動プログラムを第1起動プログラム301および第2起動プログラム302に分割し、第2起動プログラムをRAM204の領域306に転送して実行している理由は、一般に不揮発性記憶装置203のアクセス速度がRAM204のアクセス速度に比べてかなり遅く、不揮発性記憶装置203に記憶されている起動プログラムが全てそのまま実行されると処理速度が低下するからである。そのため、起動プログラムを2つに分け、第1起動プログラム301が担当する診断およびデータ転送の範囲を最小限にし、残りの処理を全部RAM204に転送される第2起動プログラムに担当させることによって、情報処理装置201の起動に要する時間を短縮している。

発明が解決しようとする課題

0013

しかし、上述した従来の情報処理装置201の起動方法においては、CPU202が不揮発性記憶装置203に記憶されている内容の大部分を占める領域302〜304の内容を、その領域の診断とRAM204への転送とのために2回読み出している。上述したように、一般に不揮発性記憶装置203のアクセス速度がRAM204のアクセス速度に比べてかなり遅いため、情報処理装置201の起動にかなりの時間を要するといった問題点があった。この問題点は、不揮発性記憶装置203の容量が大きくなるほど深刻になる。

0014

また、不揮発性記憶装置203の診断を行なわなければ、情報処理装置201の起動に要する時間は短縮されるが、機器の不具合を早期に発見することが不可能になるといった問題点がある。

0015

本発明は、上記問題点を解決するためになされたものであり、第1の目的は、起動に要する時間を短縮することが可能な情報処理装置を提供することである。

課題を解決するための手段

0016

請求項1に記載の情報処理装置は、起動時に必要となるプログラムまたはデータが不揮発性記憶装置に格納された情報処理装置であって、揮発性記憶装置と、起動時に不揮発性記憶装置の内容を読出して揮発性記憶装置に転送し、揮発性記憶装置の内容に応じて動作する制御手段とを含み、制御手段は、不揮発性記憶装置の内容を1回だけ読出して揮発性記憶装置に書込むとともに、読出した不揮発性記憶装置の内容に応じて不揮発性記憶装置の診断を行なう。

0017

制御手段は、不揮発性記憶装置の内容を1回だけ読出して、転送と不揮発性記憶装置の診断とを行なうので、アクセス速度が遅い不揮発性記憶装置からの読出しの回数を減らすことができ、起動に要する時間を短縮することが可能となる。

0018

請求項2に記載の情報処理装置は、請求項1記載の情報処理装置であって、不揮発性記憶装置は、不揮発性記憶装置の内容の一部を揮発性記憶装置に転送し、不揮発性記憶装置の内容の一部を診断するプログラムを格納する領域を含み、制御手段は、不揮発性記憶装置から揮発性記憶装置へプログラムを転送して実行する。

0019

したがって、アクセス速度が速い揮発性記憶装置に格納されたプログラムを実行できるようになり、起動に要する時間をさらに短縮することが可能となる。

0020

請求項3に記載の情報処理装置は、請求項2記載の情報処理装置であって、不揮発性記憶装置は複数の記憶領域に分割され、制御手段は、プログラムを実行して不揮発性記憶装置の複数の記憶領域の中から任意の領域の内容を揮発性記憶装置に転送するとともに、不揮発性記憶装置の任意の領域の内容の診断を行なう。

0021

したがって、不揮発性記憶装置の複数の領域毎にプログラム等の転送および診断を行なえるようになる。

0022

請求項4に記載の情報処理装置は、請求項2または3記載の情報処理装置であって、不揮発性記憶装置はさらに、不揮発性記憶装置から転送された揮発性記憶装置の内容を読出し、揮発性記憶装置に正しく書込まれたか否かを診断するプログラムを記憶する領域を含み、制御手段は、プログラムを揮発性記憶装置に転送して実行し、揮発性記憶装置の内容を診断する。

0023

したがって、不揮発性記憶装置から転送された揮発性記憶装置の内容を読出して書込んだ内容と比較するだけで揮発性記憶装置を診断できるようになり、起動に要する時間をさらに短縮することが可能となる。

0024

請求項5に記載の情報処理装置は、請求項1記載の情報処理装置であって、不揮発性記憶装置は、不揮発性記憶装置の第1の領域の内容を診断した後、不揮発性記憶装置の第2の領域の内容を揮発性記憶装置に転送しながら当該第2の領域を診断する第1のプログラムを格納する領域と、不揮発性記憶装置の第3の領域の内容を揮発性記憶装置に転送しながら当該第3の領域を診断する第2のプログラムを格納する領域とを含み、制御手段は、不揮発性記憶装置に格納される第1のプログラムを実行して、不揮発性記憶装置の第1のプログラムが格納される領域を診断した後、不揮発性記憶装置から揮発性記憶装置へ第2のプログラムを転送し、揮発性記憶装置に転送された第2のプログラムを実行して、不揮発性記憶装置の第1のプログラムおよび第2のプログラムが格納される領域以外の領域の内容を揮発性記憶装置に転送しながら当該領域の内容を診断する。

0025

したがって、第1のプログラムの容量を小さくすることによって、不揮発性記憶装置に格納さたプログラムの実行を少なくすることができ、起動に要する時間をさらに短縮することが可能となる。

0026

請求項6に記載の情報処理装置は、請求項1〜5のいずれかに記載の情報処理装置であって、さらに情報処理装置の回路の一部を構成するプログラマブルロジックデバイスを含み、揮発性記憶装置は、プログラマブルロジックデバイス内のメモリ素子を含む。

0027

したがって、プログラマブルロジックデバイス内のメモリ素子の診断も同様に行なえるようになる。

発明を実施するための最良の形態

0028

本発明の実施の形態における情報処理装置の概略構成は、図3に示す一般的な情報処理装置201の概略構成と同様であるので、詳細な説明は繰返さない。また、本発明の実施の形態における情報処理装置のメモリマップは、図4に示す従来の情報処理装置201のメモリマップと同様であるので、詳細な説明は繰返さない。なお、本実施の形態における第1起動プログラムおよび第2起動プログラムの参照符号を、それぞれ11および12として説明する。

0029

図1は、本発明の実施の形態における情報処理装置の起動時における処理手順を説明するためのフローチャートである。なお、このフローチャートにおいては、簡単のために異常が発生した場合の処理を省略している。

0030

まず、情報処理装置201の電源投入またはリセットによって、CPU202は不揮発性記憶装置203に格納されている第1起動プログラム11の処理を開始する。第1起動プログラム11は、それ自体が格納される領域をチェックサムなどの検査方法によって診断する(S1)。

0031

次に、第1起動プログラム11が格納される領域の検査結果が正常であれば、第1起動プログラム11は第2起動プログラム12をRAM204内の領域306に転送しながら、第2起動プログラム12が格納される不揮発性記憶装置203の領域をチェックサムなどの検査方法によって診断し、第2起動プログラム12が転送されるRAM204内の領域306の診断を行なう(S2)。このステップS2の処理(以下、ロード処理と呼ぶ。)の詳細については後述する。

0032

次に、第2起動プログラム12が格納される不揮発性記憶装置203の領域および第2起動プログラム12が転送される領域306の検査結果が正常であれば、領域306に転送された第2起動プログラム12のエントリポイントにジャンプが行なわれる(S3)。このようにして、第1起動プログラム11の処理が終了し、CPU202は第2起動プログラム12の処理を開始する。

0033

第2起動プログラム12は、第2起動プログラムの作業領域などに使用されるRAM204の領域308を診断する(S4)。この診断結果が正常であれば、第2起動プログラム12はターゲット・プログラム303をRAM204内の領域307に転送しながら、ターゲット・プログラム303が格納される不揮発性記憶装置203の領域をチェックサムなどの検査方法によって診断し、ターゲット・プログラム303が転送されるRAM204内の領域306の診断を行なう(S5)。このステップS5の処理は、ステップS2の処理と同様であるが、その詳細については後述する。

0034

ステップS5における診断結果が正常であれば、第2起動プログラム12はPLDデータ304を揮発性PLD207内のRAM208に転送しながら、PLDデータ304が格納される不揮発性記憶装置203の領域をチェックサムなどの検査方法によって診断し、PLDデータ304が転送される揮発性PLD207内のRAM208の診断を行なう(S6)。このステップS6の処理は、ステップS2の処理と同様であるが、その詳細については後述する。

0035

ステップS6における診断結果が正常であれば、第2起動プログラム12は不揮発性記憶装置203の残りの領域305を診断する(S7)。この診断結果が正常であれば、RAM204の領域307に転送されたターゲット・プログラム303のエントリポイントにジャンプが行なわれる(S8)。このようにして、第2起動プログラム12の処理が終了し、CPU202はターゲット・プログラム303の処理を開始する。

0036

図2は、図1のステップS2,S5およびS6のロード処理をさらに詳細に説明するためのフローチャートである。ロード処理が開始されると、CPU202はチェックサムに使用するレジスタ転送ワード数カウントするレジスタの初期化等を行なうことによって、チェックサム初期化を行なう(S11)。

0037

次に、CPU202は転送元の不揮発性記憶装置203の最初の1ワード(2回目以降においては、次のワード)のデータを読出してレジスタRに書込み(S12)、レジスタRの内容をチェックサムを格納するレジスタの内容に加算する(S13)。そして、CPU202はレジスタRの内容を転送先のRAM204または208の最初のワード(2回目以降においては、次のワード)に格納する(S14)。

0038

次に、ステップS14においてRAM204または208に格納した1ワードを読出して書込んだデータと比較することにより、RAM204または208に正しく格納されたか否かを確認する(S15)。データが不一致であれば(S15,NG)、転送先のRAM204または208の異常が検出されたとして、処理を終了する。また、データが一致すれば(S15,OK)、転送先のRAM204または208が正常であるとして、ステップS12〜S15の処理を転送ワード数分だけ繰返す。

0039

ステップS12〜S15の処理が転送ワード数分だけ繰り返された後、転送ワード数分のチェックサム結果と、予め格納されていた正常時におけるチェックサムの値とを比較して、不揮発性記憶装置203の該当領域が正常であるか否かを判定する(S16)。チェックサムの値が不一致であれば(S16,NG)、転送元の不揮発性記憶装置203の異常が検出されたとして、処理を終了する。また、チェックサムの値が一致すれば(S16,OK)、転送元の不揮発性記憶装置203が正常であるとして、処理を終了する。

0040

なお、以上の説明においては、PLDデータ304の転送にも図2のロード処理を用いたが、揮発性PLD207の仕様接続方法に応じてRAM208へのPLDデータ304の転送方法を変更したり、RAM208の書込み検査を省略したりしてもよい。

0041

以上説明したように、本実施の形態における情報処理装置においては、転送元領域の内容を転送先領域に1ワードずつ転送しながら、転送元の不揮発性記憶装置203の診断と、転送先のRAM204および208の診断とを行なうようにしたので、従来2回必要であった不揮発性記憶装置203からのプログラムおよびデータの読出しが1回となって、情報処理装置の起動に要する時間を短縮することが可能となった。

0042

今回開示された実施の形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。

発明の効果

0043

請求項1に記載の情報処理装置によれば、制御手段が不揮発性記憶装置の内容を1回だけ読出して、転送と不揮発性記憶装置の診断とを行なうので、アクセス速度が遅い不揮発性記憶装置からの読出しの回数を減らすことができ、起動に要する時間を短縮することが可能となった。

0044

請求項2に記載の情報処理装置によれば、アクセス速度が速い揮発性記憶装置に格納されたプログラムを実行できるようになり、起動に要する時間をさらに短縮することが可能となった。

0045

請求項3に記載の情報処理装置によれば、不揮発性記憶装置の複数の領域毎にプログラム等の転送および診断を行なえるようになった。

0046

請求項4に記載の情報処理装置によれば、不揮発性記憶装置から転送された揮発性記憶装置の内容を読出して書込んだ内容と比較するだけで揮発性記憶装置を診断できるようになり、起動に要する時間をさらに短縮することが可能となった。

0047

請求項5に記載の情報処理装置によれば、第1のプログラムの容量を小さくすることによって、不揮発性記憶装置に格納さたプログラムの実行を少なくすることができ、起動に要する時間をさらに短縮することが可能となった。

0048

請求項6に記載の情報処理装置によれば、プログラマブルロジックデバイス内のメモリ素子の診断も同様に行なえるようになった。

図面の簡単な説明

0049

図1本発明の実施の形態における情報処理装置の起動時における処理手順を説明するためのフローチャートである。
図2図1のステップS2,S5およびS6のロード処理をさらに詳細に説明するためのフローチャートである。
図3一般的な情報処理装置の概略構成を示すブロック図である。
図4図3に示す情報処理装置201の起動時におけるメモリマップの一例を示す図である。
図5従来の情報処理装置201の起動時における処理手順を説明するためのフローチャートである。

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0050

201情報処理装置、202 CPU、203不揮発性記憶装置、204RAM、205入出力装置、301 第1起動プログラム、302 第2起動プログラム、303ターゲット・プログラム、304PLDデータ、305不揮発性データ。

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