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技術 土壌酸度判定スティックとそれを用いた土壌酸度判定方法

出願人 谷本直敏
発明者 谷本直敏
出願日 2002年3月25日 (17年4ヶ月経過) 出願番号 2002-083946
公開日 2003年10月2日 (15年9ヶ月経過) 公開番号 2003-279560
状態 特許登録済
技術分野 植物の栽培 特有な方法による材料の調査、分析
主要キーワード 酸度測定 リトマス紙 土壌状態 判定表 STEP 酸性土壌 デジタル表示 ジョー
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重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2003年10月2日)のものです。
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図面 (8)

課題

リトマス紙を用いた土壌酸度の判定において、リトマス紙の変色の確認を正確に行うため、リトマス紙に土を付着させることのない、土壌酸度判定スティックとそれを用いた土壌酸度判定方法を提供する。

解決手段

土壌酸度を判定するリトマス紙2を筒状のスティック1に挿入したことを特徴とする、土壌酸度判定スティック10とそれを用いた土壌酸度判定方法を提供する。これにより、リトマス紙2に土12を付着させることなく、リトマス紙2の変色の確認を正確に行い、正確な土壌の酸度を判定することができる。

概要

背景

野菜草花の生育には、PH値が5.8〜7.0の土壌、すなわち、弱酸性中性の土壌が最も適している。ところが、日本の土壌のほとんどは酸性である。これは、雨が降った土壌をそのまま放っておくと、土壌がどんどん酸性に傾いてしまうからであり、このような酸性土壌での野菜や草花の栽培は生育に悪影響を及ぼす。そこで、このような土壌での野菜や草花の栽培には石灰を撒くのが良いとされている。これはアルカリ性の石灰を撒き、酸性の土壌を中和させて弱酸性〜中性に近づけるためであるが、酸度強弱の判定は、見た目では判断できないため、人間の感覚で土壌の酸度を調節することはできない。正確な土壌状態も知らずに石灰を撒くと、土壌が硬くなってしまったり、野菜や草花への肥料の吸収が悪くなってしまい、石灰を撒くことで逆効果になってしまうこともある。土壌の酸度を判定するものとしては、PH測定器酸度測定液、またはリトマス紙等がある。PH測定器は、土壌のPH値をデジタル表示するものであり、土壌に装置の測定部を接触させてPH値の判定、すなわち酸度の強弱の判定を行う。また、酸度測定液は、酸度を測定する液体であり、コップなどの容器に土壌と水をおおよそ1対2の割合で入れてかき混ぜ、かき混ぜた後に測定液を入れて再度かき混ぜ、液体の変化した色と酸度判定表とを比較して、酸度の強弱を判定する。上記したように、土壌の酸度を判定するものとしては、PH測定器や酸度測定液等もあるが、最も低価格で簡易なものはリトマス紙である。リトマス紙はPH値の判定、すなわち酸度の強弱を判定する試験紙であり、青色のものや赤色のものがある。酸度が強い場合には青色のリトマス紙は赤色に変色し、アルカリ度が強い場合には赤色のリトマス紙は青色に変色する。図7に示すようにプランター150内の土壌110にリトマス紙20を付け、リトマス紙20の色の変化を見ることにより、土壌110の酸度の強弱は判定される。例えば、青色のリトマス紙20が赤色に変化した場合、土壌110の酸度は強いと判定され、この時には、石灰またはアルカリ肥料を撒く。また、赤色のリトマス紙20が青色に変した場合、土壌110の酸度は弱いと判定され、この時には、石灰を取り除いたり、酸性肥料を撒く。

概要

リトマス紙を用いた土壌酸度の判定において、リトマス紙の変色の確認を正確に行うため、リトマス紙に土を付着させることのない、土壌酸度判定スティックとそれを用いた土壌酸度判定方法を提供する。

土壌の酸度を判定するリトマス紙2を筒状のスティック1に挿入したことを特徴とする、土壌酸度判定スティック10とそれを用いた土壌酸度判定方法を提供する。これにより、リトマス紙2に土12を付着させることなく、リトマス紙2の変色の確認を正確に行い、正確な土壌の酸度を判定することができる。

目的

本発明は、上記課題に鑑みなされたものであり、リトマス紙を用いた土壌酸度の判定において、リトマス紙の変色の確認を正確に行うため、リトマス紙に土を付着させることのない、土壌酸度判定スティックとそれを用いた土壌酸度判定方法を提供することを目的とする。

効果

実績

技術文献被引用数
1件
牽制数
0件

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請求項1

筒状のスティックと、土壌酸度を判定する土壌酸度判定紙とを備え、前記土壌酸度判定紙が前記スティック内部に挿入されていることを特徴とする土壌酸度判定スティック。

請求項2

土壌酸度判定紙を用いた土壌酸度の判定において、土壌に水を通過させるステップと、前記土壌を通過した水に、請求項1に記載の土壌酸度判定スティックを接触させて前記土壌酸度判定紙の変化を見るステップと、からなることを特徴とし、前記土壌酸度判定紙の変化から土壌の酸度を判定する土壌酸度判定方法

技術分野

0001

本発明は、野菜草花栽培に使われる土壌酸度を判定する土壌酸度判定スティックとそれを用いた土壌酸度判定方法に関する。

背景技術

0002

野菜や草花の生育には、PH値が5.8〜7.0の土壌、すなわち、弱酸性中性の土壌が最も適している。ところが、日本の土壌のほとんどは酸性である。これは、雨が降った土壌をそのまま放っておくと、土壌がどんどん酸性に傾いてしまうからであり、このような酸性土壌での野菜や草花の栽培は生育に悪影響を及ぼす。そこで、このような土壌での野菜や草花の栽培には石灰を撒くのが良いとされている。これはアルカリ性の石灰を撒き、酸性の土壌を中和させて弱酸性〜中性に近づけるためであるが、酸度の強弱の判定は、見た目では判断できないため、人間の感覚で土壌の酸度を調節することはできない。正確な土壌状態も知らずに石灰を撒くと、土壌が硬くなってしまったり、野菜や草花への肥料の吸収が悪くなってしまい、石灰を撒くことで逆効果になってしまうこともある。土壌の酸度を判定するものとしては、PH測定器酸度測定液、またはリトマス紙等がある。PH測定器は、土壌のPH値をデジタル表示するものであり、土壌に装置の測定部を接触させてPH値の判定、すなわち酸度の強弱の判定を行う。また、酸度測定液は、酸度を測定する液体であり、コップなどの容器に土壌と水をおおよそ1対2の割合で入れてかき混ぜ、かき混ぜた後に測定液を入れて再度かき混ぜ、液体の変化した色と酸度判定表とを比較して、酸度の強弱を判定する。上記したように、土壌の酸度を判定するものとしては、PH測定器や酸度測定液等もあるが、最も低価格で簡易なものはリトマス紙である。リトマス紙はPH値の判定、すなわち酸度の強弱を判定する試験紙であり、青色のものや赤色のものがある。酸度が強い場合には青色のリトマス紙は赤色に変色し、アルカリ度が強い場合には赤色のリトマス紙は青色に変色する。図7に示すようにプランター150内の土壌110にリトマス紙20を付け、リトマス紙20の色の変化を見ることにより、土壌110の酸度の強弱は判定される。例えば、青色のリトマス紙20が赤色に変化した場合、土壌110の酸度は強いと判定され、この時には、石灰またはアルカリ肥料を撒く。また、赤色のリトマス紙20が青色に変した場合、土壌110の酸度は弱いと判定され、この時には、石灰を取り除いたり、酸性肥料を撒く。

発明が解決しようとする課題

0003

しかしながら、リトマス紙20を用いた土壌酸度の判定は、図7(a)にも示したようにリトマス紙20には土120が付いてしまい、誤った色の確認をしてしまう恐れがある。また、土壌110が乾いている場合、その土壌110の上からリトマス紙20を付けても土壌110の成分はリトマス紙20に付かないため変色が確認できず、土壌酸度の判定をすることができなかった。そこで、乾いた土壌の酸度判定には、一旦、水(図示しない)を土壌110に通過させ、プランターの皿170に溜まった水にリトマス紙20を付けることで行っている。こうすることで、土壌110の成分をリトマス紙20に浸けて色の変化を見ることはできるが、この場合にも、プランターの皿170に水と一緒に溜まった土120がリトマス紙20に付き、誤った色の確認をしてしまい、正確な土壌酸度の判定を行うことができない場合があった。

0004

本発明は、上記課題に鑑みなされたものであり、リトマス紙を用いた土壌酸度の判定において、リトマス紙の変色の確認を正確に行うため、リトマス紙に土を付着させることのない、土壌酸度判定スティックとそれを用いた土壌酸度判定方法を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

0005

本発明は、上記目的を達成するため、土壌の酸度を判定するリトマス紙を筒状のスティックに挿入したことを特徴とする、土壌酸度判定スティックとそれを用いた土壌酸度判定方法を提供するものである。これにより、リトマス紙に土を付着させることなく、リトマス紙の変色の確認を正確に行い、正確な土壌の酸度を判定することができる。

発明を実施するための最良の形態

0006

本発明の請求項1に記載の土壌酸度判定スティックは、スティックと、土壌の酸度を判定する土壌酸度判定紙とを備え、土壌酸度判定紙がスティック内部に挿入されていることを特徴とするものである。これにより、リトマス紙に土を付着させることなく、リトマス紙の変色の確認を正確に行い、正確な土壌の酸度を判定することができる。

0007

また、本発明の請求項2に記載の土壌酸度判定方法は、土壌酸度判定紙を用いた土壌酸度の判定において、土壌に水を通過させるステップと、土壌を通過した水に、請求項1記載の土壌酸度判定スティックを接触させて土壌酸度判定紙の変化を見るステップとからなることを特徴とするものである。これにより、リトマス紙に土を付着させることなく、リトマス紙の変色の確認を正確に行い、正確な土壌の酸度を判定することができる。

0008

(実施の形態)以下、図面に基づいて本発明の実施の形態を説明する。はじめに、本実施の形態で用いる土壌酸度判定スティックの構成について、図1及び図2に基づいて説明する。図1は土壌酸度判定紙の巻く前の状態を示し、図2は土壌酸度判定紙とスティックとを別々に示す図(a)と、土壌酸度判定紙をスティックに挿入した様子を示す図(b)である。

0009

図において、1はスティック、2はリトマス紙、10は土壌酸度判定スティックである。スティック1は、細長い筒状のスティックであり、リトマス紙2は土壌の酸度を判定、すなわち土壌のPH値を判定する紙であり、ロール状に巻いたことを特徴とする。そして、これらスティック1とリトマス紙2とから土壌酸度判定スティック10はなり、リトマス紙2をスティック1に挿入することにより、リトマス紙2に土を付着させることなく、リトマス紙2の色の変化を見ることができ、正確な土壌の酸度を判定することができる。

0010

土壌酸度判定スティック10を用いて土壌の酸度を判定する手順を以下、図3図5に基づいて説明する。図3は土壌酸度判定スティックを用いて土壌酸度の判定をする様子を示す図であり、図4は土壌酸度判定スティックを用いて土壌の酸度を判定する手順を示すフロー図であり、図5は土壌酸度判定表を示す図である。

0011

図3において、10は土壌酸度判定スティック、11は土壌、12は土、13は水、14は植物、15はプランター、16は穴、17は皿、18はジョーロである。はじめに、ジョーロ18に入った水13を、植物14及び土壌11に与えて通過させる(STEP1→STEP2)。これにより、プランターの皿16には土壌の成分を採取した水が溜まる(STEP3)。そして次に、皿16に溜まった水13に、土壌酸度判定スティック10を浸ける(STEP4)。水13に浸けると、土壌酸度判定スティック10内の土壌酸度判定紙2は変色するので、土壌酸度判定紙2と土壌酸度判定表(図5)とを比較する(STEP5)。土壌酸度判定紙2の色が肌色〜黄緑色の場合、土壌11のPH値は5.8〜7.0で弱酸性〜中性であり、野菜や草花の栽培に最適な土壌である(STEP6→終了)。また、土壌酸度判定紙2の色が緑色〜深緑色の場合、土壌11のPH値は7.4〜7.8で弱アルカリ性〜アルカリ性であり、野菜や草花の栽培に不適切な土壌であるので、土壌11に含まれている石灰を取り除いたり、酸性肥料を撒くなどして土壌11を中和させて再度土壌に水を与えて、土壌の酸度判定を行う(STEP7→STEP8→STEP1)。また、土壌酸度判定紙2の色が赤色〜橙色の場合、土壌11のPH値は5.0〜5.4で酸性であり、野菜や草花の栽培に不適切な土壌であるので、土壌11には石灰や他のアルカリ肥料を撒くなどして土壌11を中和させて再度土壌に水を与えて、土壌の酸度判定を行う(STEP9→STEP10→STEP1)。

0012

以上、本実施の形態によれば、リトマス紙をスティック内部に挿入したので、これを用いた土壌酸度の判定は、リトマス紙に土を付着させることなく、リトマス紙の色の変化を見ることができ、土壌の酸度の判定を正確に行うことができる。なお、図6にも示したが、スティック1'内部に土が入らない程度の穴19をスティック1'に空けてもよく、これにより、プランターの皿17に溜まった水13がスティック1'内部に入り易くなり、リトマス紙2の変色の確認がし易くなる。また、実施の形態で用いたリトマス紙2の色については特に説明しなかったが、酸性に反応する青色のリトマス紙を用いても、アルカリ性に反応する赤色のリトマス紙を用いても、または、その両方を用いても良いことは言うまでもない。さらに、リトマス紙2の性質についても特に説明しなかったが、狭い範囲のPH値(例えば5〜8PH)を判定するものを用いても、広い範囲のPH値(例えば1〜11PH)を判定するものを用いても、またはその両方を用いても良いことも言うまでもない。

発明の効果

0013

以上の説明から明らかなように、本発明は、土壌の酸度を判定するリトマス紙を筒状のスティックに挿入したので、リトマス紙に土を付着させることなく、リトマス紙の変色の確認を正確に行い、正確な土壌の酸度を判定することができる。

図面の簡単な説明

0014

図1土壌酸度判定紙の巻く前の状態を示す図
図2(a)土壌酸度判定紙とスティックとを別々に示す図 (b)土壌酸度判定紙をスティックに挿入した様子を示す図
図3土壌酸度判定スティックを用いて土壌酸度の判定をする様子を示す図
図4本発明の土壌酸度判定スティックを用いて土壌の酸度を判定する手順を示すフロー図
図5本発明の実施の形態で用いる土壌酸度判定表を示す図
図6スティックに穴を空けた様子を示す図
図7リトマス紙を用いて土壌酸度の判定をする様子を示す図

--

0015

1スティック
2リトマス紙(土壌酸度判定紙)
10 土壌酸度判定スティック
11土壌
13 水

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