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技術 食品切断器

出願人 株式会社平野製作所
発明者 平野次敏
出願日 2002年3月22日 (18年8ヶ月経過) 出願番号 2002-123209
公開日 2003年9月30日 (17年1ヶ月経過) 公開番号 2003-275991
状態 特許登録済
技術分野 非金属切断装置II
主要キーワード 基台平面 刃物ユニット 塊状食品 切断器 締付けナット 各切断刃 あり溝 切断角度
関連する未来課題
重要な関連分野

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図面 (6)

課題

被切断物を確実かつ容易に切断可能な食品切断器を提供すること。

解決手段

被切断物Fを載置する基台1と、この基台1に一端が回動軸3を中心として回動可能に取り付けられるとともに、他端に操作用把手5が設けられた少なくとも一枚の切断刃4とを備え、回動軸3を移動可能に構成した。

概要

背景

従来、この種の食品切断器は、被切断物を載置する基台の端部に一端が回動軸を中心として切断刃回動可能に取り付けられるとともに、この切断刃の他端に操作用把手が設けられたものがある。そして、上記回動軸は、切断刃を回動可能に軸支しているものの、基台に対して固着されている。

このような食品切断器を用いて被切断物を切断するには、基台上における切断刃の回動軌跡内に被切断物を載置した後、把手を握って切断刃を回動軸を中心として回動させることにより上記被切断物を切断している。

概要

被切断物を確実かつ容易に切断可能な食品切断器を提供すること。

被切断物Fを載置する基台1と、この基台1に一端が回動軸3を中心として回動可能に取り付けられるとともに、他端に操作用の把手5が設けられた少なくとも一枚の切断刃4とを備え、回動軸3を移動可能に構成した。

目的

本発明は上述した事情を考慮してなされたもので、被切断物を確実かつ容易に切断可能な食品切断器を提供することを目的とする。

効果

実績

技術文献被引用数
1件
牽制数
0件

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請求項1

被切断物を載置する基台と、この基台に一端が回動軸を中心として回動可能に取り付けられるとともに、他端に操作用把手が設けられた少なくとも一枚の切断刃とを備え、前記回動軸を移動可能に構成したことを特徴とする食品切断器

請求項2

被切断物を載置する基台と、この基台に一端が回動軸を中心として回動可能に取り付けられるとともに、他端に操作用の把手が設けられ、複数の切断刃が並設された刃物ユニットとを備え、前記回動軸を移動可能に構成したことを特徴とする食品切断器。

請求項3

請求項1または2記載の食品切断器において、前記基台にガイド溝が設けられ、このガイド溝に沿って前記回動軸を移動可能としたことを特徴とする食品切断器。

請求項4

請求項1または2記載の食品切断器において、前記基台上における前記切断刃の回動軌跡内に前記被切断物を位置決めする位置決め部材を配置し、この位置決め部材に前記被切断物の切断時に前記切断刃が挿通する挿通溝を形成したことを特徴とする食品切断器。

請求項5

請求項4記載の食品切断器において、前記位置決め部材は、前記切断刃による前記被切断物の切断方向に対して斜めに交差する方向に配置し、前記挿通溝を前記切断刃の回動軌跡の方向に形成したことを特徴とする食品切断器。

請求項6

請求項4記載の食品切断器において、前記位置決め部材は、前記基台の上面に傾斜して配置し、前記挿通溝を前記切断刃の回動軌跡の方向に形成したことを特徴とする食品切断器。

請求項7

請求項2または6記載の食品切断器において、前記刃物ユニットは、前記位置決め部材の傾斜角度に応じて傾斜して取り付けられ、前記刃物ユニットの各切断刃を回動軌跡方向に配列したことを特徴とする食品切断器。

技術分野

0001

本発明は、棒状野菜などの棒状食品または塊状野菜,塊状果物塊状食肉並びに塊状魚肉などの塊状食品(以下、被切断物という。)を切断する食品切断器係り、特に被切断物を確実かつ容易に切断可能な食品切断器に関する。

背景技術

0002

従来、この種の食品切断器は、被切断物を載置する基台の端部に一端が回動軸を中心として切断刃回動可能に取り付けられるとともに、この切断刃の他端に操作用把手が設けられたものがある。そして、上記回動軸は、切断刃を回動可能に軸支しているものの、基台に対して固着されている。

0003

このような食品切断器を用いて被切断物を切断するには、基台上における切断刃の回動軌跡内に被切断物を載置した後、把手を握って切断刃を回動軸を中心として回動させることにより上記被切断物を切断している。

発明が解決しようとする課題

0004

しかしながら、上述した従来の食品切断器では、回動軸が基台に固着されているので、上記被切断物を基台上において回動軸に対して移動させなければ、被切断物に対して切断刃の切断位置が常に一定である。すなわち、上記被切断物を基台上において回動軸に対して移動させなければ、被切断物に対して切断刃の切断角度が常に一定である。そのため、被切断物が軟質の食品の場合には、切断部分圧潰されるだけで、切断されない場合が生じるという課題がある。

0005

一方、上記被切断物に対して切断刃の切断位置および切断角度を変えて切断しようとする場合には、その都度被切断物を回動軸に対して移動させて位置決めしなければならないため、面倒で手間がかかり操作性が悪いという課題もある。

0006

本発明は上述した事情を考慮してなされたもので、被切断物を確実かつ容易に切断可能な食品切断器を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

0007

上記目的を達成するために、本発明の請求項1記載の発明は、被切断物を載置する基台と、この基台に一端が回動軸を中心として回動可能に取り付けられるとともに、他端に操作用の把手が設けられた少なくとも一枚の切断刃とを備え、前記回動軸を移動可能に構成したことを特徴とする。ここで、本発明のいう被切断物とは、棒状に調理された卵焼き,棒状野菜などの棒状食品または塊状野菜,塊状果物,塊状食肉並びに塊状魚肉などの塊状食品である。

0008

請求項1記載の発明によれば、切断刃の回動軸を移動可能に構成したことにより、被切断物を基台上において回動軸に対して移動させることなく、被切断物に対する切断刃の切断位置および切断角度を変えることができるため、被切断物を確実かつ容易に切断することができる。また、被切断物に対する切断刃の切断位置および切断角度は、切断中でも変えることができるため、包丁で被切断物を切断するのと同様な切断動作で切断可能となる結果、被切断物が如何なる性状であっても一段と確実かつ容易に切断することができる。

0009

請求項2記載の発明は、被切断物を載置する基台と、この基台に一端が回動軸を中心として回動可能に取り付けられるとともに、他端に操作用の把手が設けられ、複数の切断刃が並設された刃物ユニットとを備え、前記回動軸を移動可能に構成したことを特徴とする。

0010

請求項2記載の発明によれば、刃物ユニットの回動軸を移動可能に構成したことにより、被切断物を基台上において回動軸に対して移動させることなく、被切断物に対する刃物ユニットの切断刃の切断位置および切断角度を変えることができるため、被切断物を確実かつ容易に切断することができる。また、被切断物に対する刃物ユニットの切断刃の切断位置および切断角度は、切断中でも変えることができるため、包丁で被切断物を切断するのと同様な切断動作で切断可能となる結果、被切断物が如何なる性状であっても一段と確実かつ容易に切断することができる。さらに、刃物ユニットは、複数の切断刃が並設されているので、一回の切断作業で多数切断することが可能となる。

0011

請求項3記載の発明は、請求項1または2記載の食品切断器において、前記基台にガイド溝が設けられ、このガイド溝に沿って前記回動軸を移動可能としたことを特徴とする。

0012

請求項3記載の発明によれば、基台に設けられたガイド溝に沿って回動軸を移動可能としたことにより、回動軸をガイド溝に沿って正確に移動させることができる。

0013

請求項4記載の発明は、請求項1または2記載の食品切断器において、前記基台上における前記切断刃の回動軌跡内に前記被切断物を位置決めする位置決め部材を配置し、この位置決め部材に前記被切断物の切断時に前記切断刃が挿通する挿通溝を形成したことを特徴とする。

0014

請求項4記載の発明によれば、基台上における切断刃の回動軌跡内に被切断物を位置決めする位置決め部材を配置し、この位置決め部材に被切断物の切断時に切断刃が挿通する挿通溝を形成したことにより、被切断物の切断時、位置決め部材により被切断物を位置決めしつつ、挿通溝に切断刃を挿通して切断することで、切断時、被切断物が切断刃から退避することなく、被切断物を一段と確実に切断することが可能となる。

0015

請求項5記載の発明は、請求項4記載の食品切断器において、前記位置決め部材は、前記切断刃による前記被切断物の切断方向に対して斜めに交差する方向に配置し、前記挿通溝を前記切断刃の回動軌跡の方向に形成したことを特徴とする。

0016

請求項5記載の発明によれば、切断刃による被切断物の切断方向に対して斜めに交差する方向に位置決め部材を配置し、挿通溝を切断刃の回動軌跡の方向に形成したことにより、位置決め部材にて位置決めされた被切断物は、被切断物の切断方向に対して斜めに交差する方向に配置されることになるため、被切断物の平面に対して常に一定角度で斜めに切断することが可能となり、切断された商品の価値を高めることができる。

0017

請求項6記載の発明は、請求項4記載の食品切断器において、前記位置決め部材は、前記基台の上面に傾斜して配置し、前記挿通溝を前記切断刃の回動軌跡の方向に形成したことを特徴とする。

0018

請求項6記載の発明によれば、位置決め部材を基台の上面に傾斜して配置し、挿通溝を切断刃の回動軌跡の方向に形成したことにより、位置決め部材にて位置決めされた被切断物は、基台の上面に対して傾斜して配置されることになるため、被切断物を常に一定の角度で容易に削ぎ切りすることができる。

0019

請求項7記載の発明は、請求項2または6記載の食品切断器において、前記刃物ユニットは、前記位置決め部材の傾斜角度に応じて傾斜して取り付けられ、前記刃物ユニットの各切断刃を回動軌跡方向に配列したことを特徴とする。

0020

請求項7記載の発明によれば、位置決め部材の傾斜角度に応じて刃物ユニットを傾斜して取り付け、刃物ユニットの各切断刃を回動軌跡方向に配列したことにより、被切断物を一回の切断作業により一定角度で多数削ぎ切りすることが可能となる。

発明を実施するための最良の形態

0021

以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。

0022

(第1実施形態)図1は本発明に係る食品切断器の第1実施形態を示す斜視図である。図1に示すように、本実施形態の食品切断器は、合成樹脂平板状に形成された基台1を有し、この基台1の上面の長手方向中央には、一条あり溝状のガイド溝1aが穿設され、このガイド溝1aに移動部材2が移動可能に装着されている。

0023

この移動部材2には回動軸3が取り付けられ、この回動軸3には切断刃4の一端が回動軸3を中心として回動可能に取り付けられ、切断刃4の他端には作業者が握持して切断刃4を回動操作するための把手5が設けられている。ここで、切断刃4の刃先は、直線状に形成されている。

0024

また、基台1の端部近傍におけるガイド溝1a上には、全体がコ字状に形成され、かつ被切断物としての塊状魚肉Fを位置決めする位置決め部材6が固定配置され、この位置決め部材6は、塊状魚肉Fが載置され基台1上に固定される固定板6aと、この固定板6aの両側にそれぞれ一体に屈曲され塊状魚肉Fの幅方向の移動を規制する規制壁6bと、これらの規制壁6bにスリット状に形成され塊状魚肉Fの切断時に切断刃4が挿通する挿通溝6cと、を備えて構成されている。

0025

そして、位置決め部材6は、切断刃4による塊状魚肉Fの切断方向に対して直交する方向に配置されるとともに、その挿通溝6cが切断刃4の回動軌跡の方向に形成されている。

0026

次に、本実施形態の作用について説明する。

0027

先ず、位置決め部材6の固定板6aに塊状魚肉Fを載置して、規制壁6bにて塊状魚肉Fを位置決めする。次いで、作業者が把手5を握持し回動軸3を中心として切断刃4を回動させ、切断刃4を挿通溝6c内に挿通しつつ塊状魚肉Fを切断する。

0028

この切断時、把手5を操作して移動部材2をガイド溝1aに沿って移動させると、塊状魚肉Fに対する回動軸3の位置が変化する。これにより、塊状魚肉Fに対する切断刃4の切断位置および切断角度が変化することとなり、塊状魚肉Fが切断しにくい軟質なものであっても、塊状魚肉Fを確実かつ容易に切断することができる。

0029

また、塊状魚肉Fの切断時、位置決め部材6の規制壁6bにより塊状魚肉Fの幅方向の移動を規制して塊状魚肉Fを位置決めしつつ、挿通溝6cに切断刃4を挿通して切断することで、切断時、塊状魚肉Fが切断刃4から退避することなく、塊状魚肉Fを一段と確実に切断することが可能となる。

0030

このように本実施形態によれば、切断刃4の回動軸3を移動可能に構成したことにより、作業者が塊状魚肉Fを基台1上において回動軸3に対して移動させることなく、塊状魚肉Fに対する切断刃4の切断位置および切断角度を変えることができるため、塊状魚肉Fを確実かつ容易に切断することができる。そして、塊状魚肉Fに対する切断刃4の切断位置および切断角度は、切断中でも変えることができるため、包丁で被切断物を切断するのと同様な切断動作で切断可能となる結果、塊状魚肉Fが如何なる性状であっても一段と確実かつ容易に切断することができる。

0031

また、本実施形態によれば、基台1に設けられたガイド溝1aに沿って回動軸3を移動可能としたことにより、回動軸3をガイド溝1aに沿って正確に移動させることができる。

0032

さらに、本実施形態によれば、基台1上における切断刃4の回動軌跡内に塊状魚肉Fを位置決めする位置決め部材6を配置し、この位置決め部材6に塊状魚肉Fの切断時に切断刃4が挿通する挿通溝6cを形成したことにより、切断時、塊状魚肉Fが切断刃4から退避することなく、塊状魚肉Fを一段と確実に切断することが可能となる。

0033

なお、本実施形態では、回動軸3を移動させるに際し、移動部材2を介してガイド溝1aに沿って移動させるようにしたが、回動軸3をガイド溝1aに直接装着して移動させるようにしてもよく、また切断刃4も1枚に限らず、複数枚平行に配置するようにしもよい。

0034

そして、本実施形態では、位置決め部材6の固定板6aに塊状魚肉Fを載置したが、これに限らず基台1上に塊状魚肉Fを直接載置するようにしてもよい。

0035

さらに、本実施形態では、位置決め部材6を、切断刃4による塊状魚肉Fの切断方向に対して直交する方向に配置したが、これに限らず切断刃4による塊状魚肉Fの切断方向に対して斜めに交差する方向に配置するとともに、その挿通溝6cを切断刃4の回動軌跡の方向に形成してもよい。

0036

このように構成することにより、位置決め部材6にて位置決めされた塊状魚肉Fは、塊状魚肉Fの切断方向に対して斜めに交差する方向に配置されることになるため、塊状魚肉Fの平面に対して常に一定角度で斜めに切断することが可能となり、切断された商品の価値を高めることができる。

0037

さらにまた、本実施形態では、位置決め部材6を単に基台1上に配置したが、これに限らずに位置決め部材6を基台1上面に対して傾斜して配置し、挿通溝6cを切断刃4の回動軌跡の方向に形成するようにしてもよい。

0038

このように構成することにより、位置決め部材6にて位置決めされた塊状魚肉Fは、基台1の上面に対して傾斜して配置されることになるため、塊状魚肉Fを常に一定角度で容易に削ぎ切りすることができる。

0039

(第2実施形態)図2図4は本発明に係る食品切断器の第2実施形態を示す斜視図である。

0040

図2図4に示すように、本実施形態の食品切断器は、基台10と、この基台10の長手方向両側に立設されたガイド部11,11と、これらのガイド部11,11に対して移動可能に取り付けられた移動部20,20と、これらの移動部20,20間に軸支された回動軸21と、この回動軸21を中心として一端が回動可能に取り付けられるとともに、他端に操作用の把手31が設けられ、複数の切断刃32が並設された刃物ユニット30と、基台10上において複数の切断刃32の切断方向に対して直交する方向に配置された位置決め部材40と、を備えて大略構成されている。これらの構成要素は、後述するガイドブロックを除きステンレス鋼から成形されている。

0041

なお、ガイド部11および移動部20は、図2図4に示すように基台10幅方向の中心線に対して左右対称の構成であるため、以下の説明では主として一方のガイド部11および移動部20について述べる。

0042

ガイド部11は、長手方向に沿って長尺のガイド溝12が穿設されたガイド板13と、このガイド板13に連設され基台10上に固定された合成樹脂製のガイドブロック14とを備えている。

0043

移動部20は、特に図4に示すように、L字状に一体形成され水平板22および垂直板23から成る移動板24と、この移動板24の水平板22の外側下部に所定間隔をおいて転動可能に取り付けられ、ボールベアリングを内蔵した2つの回転輪25,25と、これら2つの回転輪25,25の内、垂直板23近傍に配置された対向する回転輪25の双方に架け渡されたねロッド26とを備えている。そして、2つの回転輪25,25は、それぞれガイド板13のガイド溝12に転動可能に装着されている。

0044

また、移動部20の垂直板23の中間には、上述したロッド状の回動軸21が対向する双方に架け渡され、この回動軸21の両端が締付けナット21aにより垂直板23に固定されており、この締付けナット21aが垂直板23の外側に突出して設けられている。これにより、移動部20は締付けナット21aがガイドブロック14に当接するまで2つの回転輪25,25がガイド板13のガイド溝12に転動可能となる。さらに、垂直板23の上部には、係止溝27が形成されている。

0045

刃物ユニット30は、矩形枠状に形成されたフレーム33と、このフレーム33の一端の両側に固着され回動軸21を中心として回動可能に軸支された軸受板34,34と、フレーム33の他端に一体に形成された上記把手31と、フレーム33の長手方向に多数架け渡されて並設された上記切断刃32と、を備えて構成されている。ここで、切断刃4の刃先は、前記第1実施形態と同様に直線状に形成されている。

0046

そして、軸受板34,34の外側面には係止突部35,35が固着され、これらの係止突部35,35は、本実施形態の切断器の不使用時に刃物ユニット30の回動とともに回動して図2に示すように垂直板23の係止溝27に挿通して係止される。すなわち、本実施形態の切断器は、係止突部35,35が垂直板23の係止溝27に係止されることで、刃物ユニット30が一定角度以上に回動するのを阻止するとともに、刃物ユニット30の切断前の係止位置となる。

0047

位置決め部材40は、全体がコ字状に形成され、かつ被切断物としての塊状魚肉Fを位置決めするものであって、塊状魚肉Fが配置され基台10上に固定される固定板41,41と、これら固定板41,41にそれぞれ一体に形成されて垂直方向に立設され収納した塊状魚肉Fの幅方向の移動を規制する規制壁42,42と、これらの規制壁42,42にそれぞれスリット状に形成され、塊状魚肉Fの切断時に多数の切断刃32が挿通するための多数の挿通溝43と、を備えて構成されている。

0048

また、位置決め部材40は、ガイドブロック14,14間において切断刃32による塊状魚肉Fの切断方向に対して直交する方向に配置されるとともに、その挿通溝43が切断刃32の回動軌跡の方向に形成されている。

0049

次に、本実施形態の作用について説明する。

0050

先ず、位置決め部材40の固定板41,41間に塊状魚肉Fを配置して、規制壁42にて塊状魚肉Fを位置決めする。次いで、作業者が把手31を握持し回動軸21を中心として刃物ユニット30を回動させ、この刃物ユニット30をガイドブロック14,14で回動方向をガイドしつつ、刃物ユニット30の切断刃32を位置決め部材40の挿通溝43内に挿通して塊状魚肉Fを切断する。

0051

この切断時、把手31を操作して刃物ユニット30をガイド溝12に沿って移動させると、塊状魚肉Fに対する刃物ユニット30の切断刃32の位置が変化する。これにより、塊状魚肉Fに対する切断刃32の切断位置および切断角度が変化することとなり、塊状魚肉Fを切断しにくい場合でも、塊状魚肉Fを確実かつ容易に切断することができる。

0052

また、塊状魚肉Fの切断時、位置決め部材40の規制壁42,42により塊状魚肉Fの幅方向の移動を規制して塊状魚肉Fを位置決めしつつ、挿通溝43に切断刃32を挿通して切断することで、切断時、塊状魚肉Fが切断刃32から退避することなく、塊状魚肉Fを一段と確実に切断することが可能となる。

0053

このように本実施形態によれば、刃物ユニット30の回動軸21を移動可能に構成したことにより、作業者が塊状魚肉Fを基台10上において回動軸21に対して移動させることなく、塊状魚肉F被切断物に対する刃物ユニット30の切断刃32の切断位置および切断角度を変えることができるため、塊状魚肉Fを確実かつ容易に切断することができる。

0054

また、塊状魚肉Fに対する刃物ユニット30の切断刃32の切断位置および切断角度は、切断中でも変えることができるため、包丁で塊状魚肉Fを切断するのと同様な切断動作で切断可能となる結果、塊状魚肉Fが如何なる性状であっても一段と確実かつ容易に切断することができる。さらに、刃物ユニット30は、複数の切断刃32が並設されているので、一回の切断作業で多数切断することが可能となる。

0055

さらに、本実施形態によれば、刃物ユニット30の回動軸21とは別に、ガイド板13のガイド溝12に転動する回転輪25,25間にねじロッド26を架け渡して構成したことにより、移動機構堅牢となり、回動軸3を一段と正確に移動させることができる。

0056

なお、本実施形態では、ガイドブロック14,14の内壁面を垂直に形成したが、これに限らず外壁面方向に拡がるようなテーパ状に形成すれば、刃物ユニット30の回動時に左右に揺動したとしても刃物ユニット30を位置決め部材40に確実にガイドすることができる。

0057

また、本実施形態では、刃物ユニット30の回動軸21とは別に、ガイド板13のガイド溝12に転動する回転輪25,25間にねじロッド26を架け渡して構成したが、ガイド板13のガイド溝12に刃物ユニット30の回動軸21を直接移動させるようにしてもよい。しかし、移動機構の強度を高め、回動軸3を正確にガイドする観点から上記実施形態のように構成することが望ましい。

0058

さらに、本実施形態では、上記のように構成したことにより、前記第1実施形態の作用、効果が当然得られるとともに、変形例も当然適用可能であることから、それらの説明を省略する。

0059

(第3実施形態)図5は本発明に係る食品切断器の第3実施形態を示す説明図である。

0060

なお、本実施形態は、前記第2実施形態における刃物ユニット30を傾斜させて取り付けるとともに、位置決め部材40を基台10に対して傾斜して配置したものであるため、対応する部分には同一の符号を付して説明する。

0061

本実施形態では、図5に示すように刃物ユニット30が傾斜して取り付けられる一方、位置決め部材40が基台10に対してほぼ30度傾斜して配置されている。そして、この場合には、刃物ユニット30の各切断刃32が刃物ユニット30の回動軌跡方向に配列される一方、位置決め部材40の挿通溝43が切断刃32の回動軌跡の方向に形成されている。そして、刃物ユニット30の把手31は、水平方向に設けられている。なお、位置決め部材40の基台10に対する角度は、30度に限らず適宜変更可能である。その他の構成および作用は、前記第2実施形態と同様であるので、その説明を省略する。

0062

このように本実施形態によれば、位置決め部材40の傾斜角度に応じて刃物ユニット30を傾斜して取り付け、刃物ユニット30の各切断刃32を刃物ユニット30の回動軌跡方向に配列したことにより、塊状魚肉Fを一回の切断作業により一定角度で多数削ぎ切りすることが可能となる。

0063

なお、本発明は上記実施形態に限定されることなく種々の変更が可能である。例えば、上記各実施形態では、被切断物に塊状魚肉Fを適用した場合について説明したが、これ以外に被切断物が棒状に調理された卵焼きなどの調理済みの食品,棒状野菜などの棒状食品または塊状野菜,塊状果物,塊状食肉などの塊状食品でも同様の作用および効果が得られる。

0064

また、上記各実施形態では、切断刃4,32の刃先を直線状に形成したが、これに限らず、被切断物がトマトなどのように果皮に対して果肉が軟質なものを切断する場合には、刃先が波状に形成した切断刃を用いれば、被切断物を圧潰させることなく、確実に切断することができる。加えて、刃先を被切断物に対応して円弧状に形成してもよい。要するに、切断刃4,32の刃先の形状は、被切断物に対応して適宜変更してもよい。

0065

さらに、上記各実施形態では、回動軸3,21をそれぞれ基台1,10の長手方向に設けられたガイド溝1a,12に沿って移動可能としたが、これに加えて基台1,10の短手方向にもガイド溝を設け、このガイド溝に沿って移動可能としてもよい。すなわち、本発明における回動軸は、基台平面に対してXY方向に移動させるようにしてもよい。

0066

さらにまた、上記各実施形態では、ガイド溝1a,12をそれぞれ基台1,10の高さ方向に変化しないように直線状に形成したが、これに限定されることなく、被切断物に応じて波状などの曲線を含む線に形成して高さ方向に対して変化させてもよいことは勿論である。

発明の効果

0067

以上説明したように、本発明に係る食品切断器によれば、切断刃の回動軸を移動可能に構成したことにより、被切断物を基台上において回動軸に対して移動させることなく、被切断物に対する切断刃の切断位置および切断角度を変えることができるため、被切断物を確実かつ容易に切断することができる。

0068

また、被切断物に対する刃物ユニットの切断刃の切断位置および切断角度は、切断中でも変えることができるため、包丁で被切断物を切断するのと同様な切断動作で切断可能となる結果、被切断物が如何なる性状であっても一段と確実かつ容易に切断することができる。

0069

さらに、複数の切断刃が並設された刃物ユニットの回動軸を移動可能に構成したことにより、被切断物を確実かつ容易に切断することができるとともに、一回の切断作業で多数切断することが可能となる。

図面の簡単な説明

0070

図1本発明に係る食品切断器の第1実施形態を示す斜視図。
図2本発明に係る食品切断器の第2実施形態を示す斜視図。
図3本発明に係る食品切断器の第2実施形態を示す斜視図。
図4本発明に係る食品切断器の第2実施形態を示す斜視図。
図5本発明に係る食品切断器の第3実施形態を示す説明図。

--

0071

1基台
1aガイド溝
2移動部材
3回動軸
4切断刃
5把手
6位置決め部材
6a固定板
6b規制壁
6c挿通溝
10 基台
11ガイド部
12 ガイド溝
13ガイド板
14ガイドブロック
20 移動部
21 回動軸
22水平板
23垂直板
24移動板
25回転輪
26 ねじロッド
27係止溝
30刃物ユニット
31 把手
32 切断刃
33フレーム
34軸受板
35係止突部
40 位置決め部材
41 固定板
42 規制壁
43 挿通溝
F 塊状魚肉(被切断物)

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