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技術 建設機械の構成部材の補強装置及びその補強方法

出願人 日立建機株式会社
発明者 高橋毅
出願日 2002年3月15日 (18年8ヶ月経過) 出願番号 2002-071328
公開日 2003年9月25日 (17年1ヶ月経過) 公開番号 2003-268804
状態 拒絶査定
技術分野 ショベル系(制御を除く) 建設機械の構成部品 突合せ溶接及び特定物品の溶接
主要キーワード 支持部材近傍 角鋼材 内側ボス エネルギ熱源 接続用ブラケット 右側側板 左側側板 外側ボス
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2003年9月25日)のものです。
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図面 (20)

課題

補強機能を充分に維持することができる建設機械構成部材補強装置及び補強方法を提供する。

解決手段

油圧ショベル1のアーム17の左・右側側板25a,25bの外表面25a1,25b1に補強板34を設ける際に、この補強板34の外周端面34aと左・右側側板25a,25bの外表面25a1,25b1とのすみ肉溶接36と、補強板34の表面から左・右側側板25a,25b内まで溶け込むように設けたレーザ溶接による複数条深溶け込み溶接37とで、補強板34を左・右側側板25a,25bの外表面25a1,25b1に接合する。

概要

背景

建設機械作業装置は、建設機械の本体を構成する走行体及び旋回体のうち旋回体に俯仰動可能に設けた作業腕と、この作業腕の先端に回動可能に設けた掘削バケットとで構成されている。この掘削バケット及び作業腕は、苛酷作業条件下で使用されるため、その補強対策が種々提案されている。

その補強対策としては、例えば特開2001−115481号公報に開示されているように、箱型構成の作業腕の全体的な剛性を高めるために箱型構成の作業腕内に補強部材を設ける方策がある。

一方、作業装置を構成する上記構成部材(作業腕、掘削バケット等)のうち特に局部的な補強対策としては、例えば特開平6−220884号公報に開示されているように、作業腕の先端部及び基部等の部分的な箇所の強度を向上させるために作業腕(この例ではブーム)の側面に補強部材を設ける方策や、特開2001−271371号公報に開示されているように、箱型構造の作業腕(この例ではアーム)のクラウド側の面にその補強及び保護のための補強部材及び保護部材を設ける方策がある。

概要

補強機能を充分に維持することができる建設機械の構成部材の補強装置及び補強方法を提供する。

油圧ショベル1のアーム17の左・右側側板25a,25bの外表面25a1,25b1に補強板34を設ける際に、この補強板34の外周端面34aと左・右側側板25a,25bの外表面25a1,25b1とのすみ肉溶接36と、補強板34の表面から左・右側側板25a,25b内まで溶け込むように設けたレーザ溶接による複数条深溶け込み溶接37とで、補強板34を左・右側側板25a,25bの外表面25a1,25b1に接合する。

目的

本願発明は、上述の事柄に基づいてなされたもので、補強機能を充分に維持することができる建設機械の構成部材の補強装置及び補強方法を提供することを目的とする。

効果

実績

技術文献被引用数
1件
牽制数
3件

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請求項1

構成部材外表面に補強部材を設けてなる建設機械の構成部材の補強装置において、前記補強部材を、その外周端面と前記構成部材の外表面とのすみ肉溶接と、その表面から前記構成部材内まで溶け込ませた少なくとも1つの深溶け込み溶接とで、前記構成部材の外表面に固定したことを特徴とする建設機械の構成部材の補強装置。

請求項2

建設機械の少なくとも一部を構成する構成部材を補強する建設機械の構成部材の補強装置において、前記構成部材に接合される少なくとも1つの補強部材と、前記構成部材の外表面と前記補強部材の外周端面とをすみ肉溶接することにより形成されるすみ肉溶接部と、前記補強部材の外周端面より内側の領域をその表面から前記構成部材内まで溶け込ませた深溶け込み溶接により形成される深溶け込み溶接部とを備えたことを特徴とする建設機械の構成部材の補強装置。

請求項3

請求項1又は2記載の建設機械の構成部材の補強装置において、前記構成部材は、前記建設機械に俯仰動可能に設けた作業腕であることを特徴とする建設機械の構成部材の補強装置。

請求項4

請求項1又は2記載の建設機械の構成部材の補強装置において、前記構成部材は、前記建設機械に設ける掘削バケットであることを特徴とする建設機械の構成部材の補強装置。

請求項5

請求項1又は2記載の建設機械の構成部材の補強装置において、前記構成部材は、前記建設機械における接続部材であることを特徴とする建設機械の構成部材の補強装置。

請求項6

請求項1乃至5のいずれか1項記載の建設機械の構成部材の補強装置において、前記深溶け込み溶接は、少なくとも1つの略線状溶接であることを特徴とする建設機械の構成部材の補強装置。

請求項7

請求項6記載の建設機械の構成部材の補強装置において、前記深溶け込み溶接は、高密度エネルギ熱源による溶接であることを特徴とする建設機械の構成部材の補強装置。

請求項8

構成部材の外表面に補強部材を設けてなる建設機械の構成部材の補強装置において、前記補強部材の外周面と前記構成部材の外表面とのすみ部に設けたすみ肉溶接と、前記補強部材の外表面から前記構成部材内まで溶け込むように設けた少なくとも1つの深溶け込み溶接とによって、前記補強部材の前記構成部材の外表面への接合面積を増加させたことを特徴とする建設機械の構成部材の補強装置。

請求項9

構成部材の外表面に補強部材を設けてなる建設機械の構成部材の補強装置において、前記補強部材の外周を前記構成部材の外表面に接合するすみ肉溶接と、前記補強部材の前記構成部材の外表面に対接する対接面の浮上を抑制するように前記補強部材と前記構成部材との対接面を接合する深溶け込み溶接とによって、前記補強部材を前記構成部材の外表面に固定したことを特徴とする建設機械の構成部材の補強装置。

請求項10

建設機械の作業装置の構成部材の外表面に補強部材を設けてなる建設機械の作業装置において、前記補強部材を、その外周端面と前記構成部材の外表面とのすみ肉溶接と、その表面から前記構成部材内まで溶け込ませた少なくとも1つの深溶け込み溶接とで、前記構成部材の外表面に固定したことを特徴とする建設機械の作業装置。

請求項11

建設機械の作業装置を構成する作業腕の外表面に補強部材を設けてなる建設機械の作業腕において、前記補強部材を、その外周端面と前記作業腕の外表面とのすみ肉溶接と、その表面から前記作業腕の外表面内まで溶け込ませた少なくとも1つの深溶け込み溶接とで、前記作業腕の外表面に固定したことを特徴とする建設機械の作業腕。

請求項12

建設機械の作業装置を構成する掘削バケットの外表面に補強部材を設けてなる建設機械の掘削バケットにおいて、前記補強部材を、その外周端面と前記掘削バケットの外表面とのすみ肉溶接と、その表面から前記掘削バケットの外表面内まで溶け込ませた少なくとも1つの深溶け込み溶接とで、前記掘削バケットの外表面に固定したことを特徴とする建設機械の掘削バケット。

請求項13

建設機械の作業装置を構成する接続部材の外表面に補強部材を設けてなる建設機械の接続部材において、前記補強部材を、その外周端面と前記接続部材の外表面とのすみ肉溶接と、その表面から前記接続部材の外表面内まで溶け込ませた少なくとも1つの深溶け込み溶接とで、前記接続部材の外表面に固定したことを特徴とする建設機械の接続部材。

請求項14

構成部材の外表面に補強部材を設ける建設機械の構成部材の補強方法において、前記補強部材の外周端面と前記構成部材の外表面とのすみ部をすみ肉溶接し、次に前記補強部材の表面から前記構成部材内まで溶け込むように前記補強部材の少なくとも1箇所を深溶け込み溶接することによって、前記補強部材を前記構成部材の外表面に固定することを特徴とする建設機械の構成部材の補強方法。

技術分野

0001

本発明は、建設機械構成部材補強装置係り、更に詳しくは補強機能を充分に維持することができる建設機械の構成部材の補強装置に関するものである。

背景技術

0002

建設機械の作業装置は、建設機械の本体を構成する走行体及び旋回体のうち旋回体に俯仰動可能に設けた作業腕と、この作業腕の先端に回動可能に設けた掘削バケットとで構成されている。この掘削バケット及び作業腕は、苛酷作業条件下で使用されるため、その補強対策が種々提案されている。

0003

その補強対策としては、例えば特開2001−115481号公報に開示されているように、箱型構成の作業腕の全体的な剛性を高めるために箱型構成の作業腕内に補強部材を設ける方策がある。

0004

一方、作業装置を構成する上記構成部材(作業腕、掘削バケット等)のうち特に局部的な補強対策としては、例えば特開平6−220884号公報に開示されているように、作業腕の先端部及び基部等の部分的な箇所の強度を向上させるために作業腕(この例ではブーム)の側面に補強部材を設ける方策や、特開2001−271371号公報に開示されているように、箱型構造の作業腕(この例ではアーム)のクラウド側の面にその補強及び保護のための補強部材及び保護部材を設ける方策がある。

発明が解決しようとする課題

0005

建設機械に装設される作業腕等の作業装置は、その動作態様使用環境によっては様々な荷重作用条件に晒されており、作業装置を構成する構成部材の局部的な部位に特に高い応力が生じる場合がある。

0006

また、近年、作業装置はその作動速度の向上(作業性の向上)又は燃費の向上等の観点から軽量化が試みられており、これによって益々、作業装置を構成する上記構成部材の局部的な部位に作用する高応力の対策が急務となっている。

0007

その対策としては、一般的には補強部材の取付性から、上述した方策のうち後者の方策、即ち作業装置を構成する構成部材の当該外表面に補強部材を設ける方策が多用されている。この補強方策は、作業装置における構成部材の当該外表面に板状の補強部材を溶接で固定するが、具体的には、作業装置における構成部材の当該外表面に板状の補強部材を位置決めし、構成部材の当該外表面と板状の補強部材の外周端面とのすみ部の全周をすみ肉溶接することにより、板状の補強部材を構成部材の当該外表面に固定し、その部分の強度を向上させている。

0008

しかしながら、上述した補強部材の固定方策では、上述したように構成部材の当該外表面と板状の補強部材の外周端面とがすみ肉溶接による溶接ビード接合されているものの、構成部材の当該外表面と板状の補強部材とが対接する対接面には、何等固定が施されないこととなる。

0009

このため、作業装置が苛酷な荷重条件で使用されると、その荷重応力が作業装置の構成部材の当該側面内及び溶接ビードを介して板状の補強部材内に作用し、板状の補強部材は構成部材の当該表面に対して相対変位しようとする。その結果、補強部材と溶接ビードとの近接部(以下、補強部材の未溶着端部と記述)に応力が集中することで溶接ビードに亀裂が生じ、これにより補強部材が補強機能を充分に維持することができなくなる可能性がある。

0010

また、建設機械の作業装置は、上述したように苛酷な荷重条件で使用されるため、作業装置には曲げ荷重も作用する。この場合、作業装置の構成部材は面外変形を生じるが、前述のように構成部材の当該外表面と板状の補強部材とが対接する対接面には何等固定が施されないことから、補強部材はその作業装置の構成部材の面外変形について行けず、補強部材に構成部材から剥離されるような向きの力が作用する。この結果、補強部材の未溶着端部に応力が集中することで溶接ビードに亀裂が生じ、補強部材が構成部材から剥離して補強機能を充分に維持することができなくなる可能性がある。

0011

本願発明は、上述の事柄に基づいてなされたもので、補強機能を充分に維持することができる建設機械の構成部材の補強装置及び補強方法を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

0012

(1)上記目的を達成するために、本発明は、構成部材の外表面に補強部材を設けてなる建設機械の構成部材の補強装置において、前記補強部材を、その外周端面と前記構成部材の外表面とのすみ肉溶接と、その表面から前記構成部材内まで溶け込ませた少なくとも1つの深溶け込み溶接とで、前記構成部材の外表面に固定する。

0013

建設機械に負荷される荷重によりこの建設機械を構成する構成部材に応力が発生すると、補強部材の外周端面と構成部材の外表面とをすみ肉溶接する従来構造においては、補強部材の構成部材との対接面は浮いた状態となり補強部材と構成部材との接合部は実質すみ肉溶接による溶接ビードのみとなるため、補強部材の未溶着端部に応力が集中する。このようにして、補強部材の未溶着端部の高応力状態が繰り返し発生すると、この未溶着端部から溶接ビード内に疲労破壊による亀裂が生じる等の可能性がある。

0014

また、建設機械に負荷される荷重によりこの建設機械を構成する構成部材に例えば曲げ応力が発生し構成部材が面外変形を生じると、補強部材の外周端面と構成部材の外表面とをすみ肉溶接する従来構造においては、補強部材に構成部材から剥離されるような向きの力が作用するため、補強部材の未溶着端部に応力が集中する。このようにして、補強部材の未溶着端部の高応力状態が繰り返し発生すると、これによってもこの未溶着端部から溶接ビード内に疲労破壊による亀裂が生じる等の可能性がある。

0015

本発明においては、補強部材の外周端面と構成部材の外表面とをすみ肉溶接するのに加え、補強部材の表面から構成部材内まで溶け込むように少なくとも1箇所深溶け込み溶接するので、上記従来技術に比べ補強部材と構成部材との実際の接合面積を拡大できる。これにより、補強部材の未溶着端部の応力集中を緩和することで溶接ビードの亀裂の発生を防ぎ、また補強部材の構成部材からの剥離を防止することができる。したがって、補強部材の補強機能を充分に維持することができる。

0016

(2)上記目的を達成するために、また本発明は、建設機械の少なくとも一部を構成する構成部材を補強する建設機械の構成部材の補強装置において、前記構成部材に接合される少なくとも1つの補強部材と、前記構成部材の外表面と前記補強部材の外周端面とをすみ肉溶接することにより形成されるすみ肉溶接部と、前記補強部材の外周端面より内側の領域をその表面から前記構成部材内まで溶け込ませた深溶け込み溶接により形成される深溶け込み溶接部とを備える。

0017

(3)上記(1)又は(2)において、好ましくは、前記構成部材は、前記建設機械に俯仰動可能に設けた作業腕である。

0018

(4)上記(1)又は(2)において、また好ましくは、前記構成部材は、前記建設機械に設ける掘削バケットである。

0019

(5)上記(1)又は(2)において、また好ましくは、前記構成部材は、前記建設機械における接続部材である。

0020

(6)上記(1)乃至(5)のいずれかにおいて、また好ましくは、前記深溶け込み溶接は、少なくとも1つの略線状溶接である。

0021

(7)上記(6)において、さらに好ましくは、前記深溶け込み溶接は、高密度エネルギ熱源による溶接である。

0022

これにより、狭い範囲で精密に深溶け込み溶接を行うことができる。また、溶接による熱影響部を少なくすることができるので、補強部材及び構成部材の溶接ひずみを少なくすることができる。したがって、補強部材の補強機能を確実に維持することができる。

0023

(8)上記目的を達成するために、また本発明は、構成部材の外表面に補強部材を設けてなる建設機械の構成部材の補強装置において、前記補強部材の外周面と前記構成部材の外表面とのすみ部に設けたすみ肉溶接と、前記補強部材の外表面から前記構成部材内まで溶け込むように設けた少なくとも1つの深溶け込み溶接とによって、前記補強部材の前記構成部材の外表面への接合面積を増加させる。

0024

(9)上記目的を達成するために、また本発明は、構成部材の外表面に補強部材を設けてなる建設機械の構成部材の補強装置において、前記補強部材の外周を前記構成部材の外表面に接合するすみ肉溶接と、前記補強部材の前記構成部材の外表面に対接する対接面の浮上を抑制するように前記補強部材と前記構成部材との対接面を接合する深溶け込み溶接とによって、前記補強部材を前記構成部材の外表面に固定する。

0025

(10)上記目的を達成するために、本発明は、建設機械の作業装置の構成部材の外表面に補強部材を設けてなる建設機械の作業装置において、前記補強部材を、その外周端面と前記構成部材の外表面とのすみ肉溶接と、その表面から前記構成部材内まで溶け込ませた少なくとも1つの深溶け込み溶接とで、前記構成部材の外表面に固定する。

0026

(11)上記目的を達成するために、本発明は、建設機械の作業装置を構成する作業腕の外表面に補強部材を設けてなる建設機械の作業腕において、前記補強部材を、その外周端面と前記作業腕の外表面とのすみ肉溶接と、その表面から前記作業腕の外表面内まで溶け込ませた少なくとも1つの深溶け込み溶接とで、前記作業腕の外表面に固定する。

0027

(12)上記目的を達成するために、本発明は、建設機械の作業装置を構成する掘削バケットの外表面に補強部材を設けてなる建設機械の掘削バケットにおいて、前記補強部材を、その外周端面と前記掘削バケットの外表面とのすみ肉溶接と、その表面から前記掘削バケットの外表面内まで溶け込ませた少なくとも1つの深溶け込み溶接とで、前記掘削バケットの外表面に固定する。

0028

(13)上記目的を達成するために、本発明は、建設機械の作業装置を構成する接続部材の外表面に補強部材を設けてなる建設機械の接続部材において、前記補強部材を、その外周端面と前記接続部材の外表面とのすみ肉溶接と、その表面から前記接続部材の外表面内まで溶け込ませた少なくとも1つの深溶け込み溶接とで、前記接続部材の外表面に固定する。

0029

(14)上記目的を達成するために、本発明は、構成部材の外表面に補強部材を設ける建設機械の構成部材の補強方法において、前記補強部材の外周端面と前記構成部材の外表面とのすみ部をすみ肉溶接し、次に前記補強部材の表面から前記構成部材内まで溶け込むように前記補強部材の少なくとも1箇所を深溶け込み溶接することによって、前記補強部材を前記構成部材の外表面に固定する。

発明を実施するための最良の形態

0030

本発明の建設機械の構成部材の補強装置及びその補強方法の一実施の形態を図1乃至図8を参照しつつ説明する。図1(a)及び図1(b)は、本発明の建設機械の構成部材の補強装置の一実施の形態を備えた油圧ショベルミニショベル)の全体構造を表す斜視図であり、図1(a)はこの油圧ショベルを後方から見た斜視図、図1(b)はこの油圧ショベルを前方から見た斜視図である。

0031

これらの図1(a)及び図1(b)において、1は比較的小型のいわゆるスイングタイプの油圧ショベルであり、2L,2Rは走行手段である左・右の無限軌道履帯クローラ)、3はこれら無限軌道履帯2L,2Rを備えた走行体、4はこの走行体3の上部に旋回可能に搭載された旋回体、5はこの旋回体4の基礎下部構造をなす旋回フレーム、6はこの旋回フレーム5の前方側に設けられたスイングポスト、7はこのスイングポスト6に上下方向に回動可能に(俯仰動作可能に)取り付けられた多関節型の作業装置、8は前記旋回フレーム5上に設けられたいわゆるキャノピータイプの運転室、9は前記旋回フレーム5上の前記運転室8以外の大部分を覆う上部カバーである。

0032

また、10は略H字形状トラックフレーム、11L,11Rはこのトラックフレーム10の左・右両側の後端近傍に回転自在に支持された駆動輪、12L,12Rはこれら駆動輪11L,11Rをそれぞれ駆動する左・右走行用油圧モータである。13L,13Rは従動輪アイドラ)であり、これら従動輪13L,13Rは前記トラックフレーム10の左・右両側の前端近傍に回転自在に支持され前記無限軌道履帯2L,2Rを介し前記駆動輪11L,11Rの駆動力でそれぞれ回転される。14は排土用のブレードであり、このブレード14は前記トラックフレーム10の前方側にブレード用油圧シリンダ15により上下動可能に設けられている。前記走行体3は、これらトラックフレーム10、駆動輪11L,11R、左・右走行用油圧モータ12L,12R、従動輪13L,13R、ブレード14、及びブレード用油圧シリンダ15を備えており、その略中央部には旋回用油圧モータ(図示せず)を内蔵した旋回台軸受(図示せず)が配置されている。これにより、前記旋回フレーム5は前記走行体3に対し旋回可能になっている。

0033

前記スイングポスト6は、略鉛直方向を軸方向とする図示しないスイングピンを介しその軸方向周りに水平方向に回動可能に前記作業装置7を前記旋回フレーム5に接続するようになっている。

0034

また、16は基端部が前記スイングポスト6に回動可能に接続されたブーム、17はこのブーム16の先端部に回動可能に接続されたアーム、18はこのアーム17の先端部に回動可能に接続された掘削バケットであり、前記作業装置7はこれらブーム16、アーム17、及び掘削バケット18を備えている。これらブーム16、アーム17、及び掘削バケット18は、それぞれブーム用油圧シリンダ19、アーム用油圧シリンダ20、及びバケット用油圧シリンダ21により駆動するようになっている。

0035

前記運転室8は、前記旋回フレーム5上の略中央部に設けられており、操作者着座する座席運転席)22と、この座席22の上方に設けられたルーフ23と、このルーフ23を支持するルーフ支持部材24とを備えている。

0036

このような構成の油圧ショベル1において、本発明の最も大きな特徴は、油圧ショベル1に備えられる前記の走行体3、旋回体4、作業装置7等を構成する各種構成部材に設けられた補強装置にある。すなわち、それら構成部材のうち作業中の負荷荷重により比較的大きな応力が発生する箇所に補強板溶接接合して補強するにあたり、補強板の外周端面と構成部材の外表面とにより構成されるすみ部をすみ肉溶接するのに加え、この補強板の外周端面より内側の領域をその表面から構成部材内まで溶け込むように少なくとも1箇所レーザ溶接により深溶け込み溶接したことである。以下、前記の油圧ショベル1を構成する構造物のうち、前記アーム17及び前記掘削バケット18を例にとって、それら建設機械の構成部材における補強装置の詳細構造について説明する。

0037

(1)アーム17
図2(a)は図1(a)に示した作業装置7のうちアーム17近傍の部分を抽出して示す部分斜視図であり、図2(b)は図2(a)に示したアーム17の詳細構造を表す斜視図である。これら図2(a)及び図2(b)において、25はアーム本体、26,26はこのアーム本体25に固定された一対のブラケットであり、アーム17はこれらアーム本体25とブラケット26,26とにより構成されている。

0038

前記アーム本体25は、例えば高張力鋼板等を用いた左・右側側板25a,25b(但し図2(b)には左側側板25aのみ図示)と、ダンプ側の外周面を構成する外周側側板25cと、クラウド側の内周面を構成する内周側側板25dと、前記ブーム16側の側面を構成するブーム側側板25eとが溶接により接合され、略三角柱形状の箱型構造となっている。

0039

このアーム本体25のブーム16側のクラウド側端部には、ブーム16とアーム17との接続用ピン(図示せず)が挿通される略円筒形状のブーム用ボス27が設けられている。前記ピンが、ブーム16及び前記ブーム用ボス27にこのブーム用ボス27の両端に配設されたブッシュ28及びシール29を介して挿通されることにより、ブーム16とアーム17とが回動可能に接続されるようになっている。また、前記アーム本体25の前記掘削バケット18側端部には同様にバケットボス30が設けられ、アーム17と掘削バケット18との接続用のピン31(図1参照)が掘削バケット18及び前記バケット用ボス30にこのバケット用ボス30の両端に配設されたブッシュ32及びシール33を介して挿通されることにより、アーム17と掘削バケット18とが回動可能に接続されるようになっている。

0040

ここで、前記左・右側側板25a,25bの前記ブーム用ボス27近傍には、アーム17の強度向上を目的としてこのブーム用ボス27を囲むような形状の補強板34がそれぞれ溶接により接合されている。図3は、このときの補強板34と前記左・右側側板25a,25bとの接合部分の詳細構造を表す断面図である。この図3において、前記補強板34は、その外周端面34aと前記アーム左・右側側板25a,25bの外表面25a1,25b1とにより構成されるすみ部35が補強板34の全周に渡って例えばアーク溶接によりすみ肉溶接されることで、前記外表面25a1,25b1にそれぞれ接合されている。36はこのときのすみ肉溶接による溶接ビードである。さらに、補強板34は、その外周端面34aより内側の領域において補強板34の表面からアーム左・右側側板25a,25b内まで溶け込むようにレーザ溶接により略線状に複数条深溶け込み溶接されることで、前記外表面25a1,25b1にそれぞれ接合されている。37はこのときの深溶け込み溶接による溶接金属部である(図2(b)も参照)。

0041

以上において、油圧ショベル1は、特許請求の範囲各項記載の建設機械を構成し、アーム17は、建設機械に俯仰動可能に設けた作業腕を構成し、アーム左・右側側板25a,25bは、建設機械の少なくとも一部を構成する構成部材を構成する。また、補強板34は、構成部材に接合される少なくとも1つの補強部材を構成し、溶接ビード36は、構成部材の外表面と補強部材の外周端面とをすみ肉溶接することにより形成されるすみ肉溶接部を構成し、溶接金属部37は、補強部材の外周端面より内側の領域をその表面から構成部材内まで溶け込ませた深溶け込み溶接により形成される深溶け込み溶接部を構成し、これら補強板34と溶接ビード36と溶接金属部37とが建設機械の構成部材の補強装置を構成する。

0042

このように構成されるアーム17の前記ブーム用ボス27近傍には、油圧ショベル1の作業時にアーム17の自重と掘削バケット18及び掘削物の重量に略相当する荷重(又は、例えば掘削時には被掘削物反力によりそれ以上の荷重)が負荷されることとなり、これにより前記アーム左・右側側板25a,25b内には比較的大きな応力が発生する。このとき、前述した従来構造のように補強板34の前記すみ部35のみを全周に渡ってすみ肉溶接する場合においては実際の接合部はすみ肉溶接の溶接ビード36のみとなるため、補強板34と溶接ビード36との近接部(以下、補強板34の未溶着端部と記述)38に応力が集中する。このようにして、補強板34の前記未溶着端部38の高応力状態が繰り返し発生すると、この未溶着端部38から溶接ビード36内に疲労破壊による亀裂が生じる可能性がある。

0043

また、例えば掘削バケット18が掘削物を積載した状態で旋回体4が急速に旋回する際等にアーム左・右側側板25a,25b内に曲げ応力が発生しこれら左・右側側板25a,25bが面外変形を生じると、補強板34にアーム左・右側側板25a,25bから剥離されるような向きの力が作用する。このとき、上記構造においては補強板34の前記未溶着端部38に応力が集中し、これによってもこの未溶着端部38から溶接ビード36内に疲労破壊による亀裂が生じる可能性がある。

0044

これに対し本実施の形態においては、前記すみ部35のすみ肉溶接に加え、補強板34の外周端面34aより内側の領域をその表面からアーム左・右側側板25a,25b内まで溶け込むようにレーザ溶接により例えば略直線状に複数条深溶け込み溶接することにより補強板34を左・右側側板25a,25bに接合するので、この深溶け込み溶接による複数の前記溶接金属部37により、上記従来技術と比較して補強板34と左・右側側板25a,25bとの実際の接合面積を拡大できる。これにより、補強板34の未溶着端部38の応力集中を緩和することができる。また、この深溶け込み溶接による複数の溶接金属部37により、補強板34にかかる剥離されるような向きの力に抗して補強板34の未溶着端部38の応力集中を緩和することができる。これらにより、未溶着端部38から溶接ビード36内へ亀裂が発生するのを防ぎ、また補強板34の左・右側側板25a,25bからの剥離を防止することができる。したがって、補強板34の補強機能を充分に維持することができる。またこの結果、アーム17の強度信頼性を向上することができる。

0045

また、上記補強方法によれば、補強板34のすみ肉溶接及び深溶け込み溶接による固定作業をアーム17の外方から行うことができるので、補強板34の固定作業における良好な作業性を維持することができる効果もある。

0046

(2)掘削バケット18
図4(a)は図1(a)に示した作業装置7のうち掘削バケット18近傍の部分を抽出して示す部分斜視図であり、図4(b)は図4(a)に示した掘削バケット18の詳細構造を表す斜視図である。これら図4(a)及び図4(b)において、39はバケット本体、40,40はこのバケット本体39の上部に固定された一対のブラケットであり、掘削バケット18はこれらバケット本体39とブラケット40,40とにより構成されている。

0047

また、41は天板、42は略U字型彎曲した底板、43,43はこれら天板41と底板42の両端に設けられる側板であり、前記バケット本体39は、これら天板41、底板42、及び側板43,43を備えクラウド側に開口44を有した略箱型の構造となっている。

0048

また、45は前記底板42の前記開口44側先端部に複数(本実施の形態では4本)設けられた爪部、46,46は前記側板43,43の前記開口44側の下端部にそれぞれ設けられたサイドカッタである。これら爪部45及びサイドカッタ46により、掘削バケット18はクラウド動作時に土砂等の掘削物を効率よく掘り返し前記バケット本体39内に導くことができるようになっている。

0049

前記ブラケット40,40には、クラウド側に前述のアーム17と掘削バケット18との接続用のピン31(図1参照)挿通用の貫通孔47がそれぞれ設けられ、ダンプ側には前記バケット用油圧シリンダ21の先端に接続されるバケットリンク48(図1又は図4(a)参照)と掘削バケット18との接続用のピン49(図1参照)挿通用の貫通孔50がそれぞれ設けられている。

0050

また、前記ブラケット40の掘削バケット18の幅方向外方に位置する外表面40aの前記貫通孔47,50に対応する位置には、略ドーナツ形状外側ボス板51がそれぞれ溶接により固定されている。このとき、複数(本実施の形態では3本)の固定ボルト52が前記ブラケット40の外方より内方に向かって固定プレート53、複数(本実施の形態では3枚)のシム54、前記外側ボス板51及びブラケット40、複数(本実施の形態では2枚)のシム54を貫通して内側ボス板55のネジ穴56に締結することにより、前記内側ボス板55はブラケット40に対して固定されるようになっている(但し、外側ボス板51のブラケット40への固定には前記固定ボルト52は関与していない)。

0051

このように前記内側ボス板55が前記ブラケット40に固定された状態で、前述のアーム17と掘削バケット18との接続用のピン31が、アーム17(正確には前述のバケット用ボス30)の両端に配設された前記固定プレート53、3枚のシム54、外側ボス板51及びブラケット40、2枚のシム54、内側ボス板55と、アーム17(正確には前述のバケット用ボス30)とに挿通されることにより、アーム17と掘削バケット18とが回動可能に接続されるようになっている。また同様に、前記バケットリンク48と掘削バケット18との接続用のピン49がバケットリンク48の両端に配設された前記固定プレート53、3枚のシム54、外側ボス板51及びブラケット40、2枚のシム54、内側ボス板55と、バケットリンク48とに挿通されることにより、バケットリンク48と掘削バケット18とが回動可能に接続されるようになっている。

0052

前記外側ボス板51は、その円周方向の外周端面51aとブラケット40の前記外表面40aとが外側ボス板51の全周に渡って例えばアーク溶接によりすみ肉溶接されるのに加え、さらにこの外側ボス板51の前記外周端面51aより内側の領域がその表面からブラケット40内まで溶け込むようにレーザ溶接により例えば略同心円状に複数条深溶け込み溶接されることにより、前記ブラケット外表面40aにそれぞれ接合されている。このとき、57はこの深溶け込み溶接による溶接金属部である。

0053

一方、前記天板41と前記底板42の前記バケット本体39の外方に位置する外表面41a,42aには、掘削バケット18の強度及び耐磨耗性の向上を目的として複数の二重底板58が貼設されている。図5は、図4(b)中V−V断面による側断面図である。また図6は、図5中A方向から見た掘削バケット18の上面図であり、図7は、図5中B方向から見た掘削バケット18の下面図である。

0054

これら図5乃至図7において、58aは底板42の前記爪部45近傍から天板41まで届くように前記底板外表面42a上に貼設される比較的長い長板、58bは前記底板外表面42a上に貼設される比較的短い短板であり、前記二重底板58はこれら長板58aと短板58bとにより構成されている。これらの長板58a及び短板58bは、底板42に沿って彎曲した細長略長方形形状プレートであり、爪部45近傍より前記底板外表面42aに沿って天板41の方向へ掘削バケット18の幅方向複数位置にそれぞれが略平行に貼設されている。これら長板58a及び短板58bのうち、掘削バケット18の幅方向両端位置には短板58bが、その両端以外の内側には長板58aが配設されている。なお、上述したように長板58aは底板42と天板41とに跨るように貼設されている。

0055

前記長板58aは、その外周端面58a1と天板41又は底板42の前記外表面41a,42aとが長板58aの全周に渡って例えばアーク溶接ですみ肉溶接されるのに加え、さらに長板58aの前記外周端面58a1より内側の領域がその表面から天板41又は底板42内まで溶け込むようにレーザ溶接により例えば長手方向(又は短手方向でもよい)に略直線状に複数条深溶け込み溶接されることにより、前記外表面41a,42aに接合されている。また、前記短板58bについても、上記の長板58aと同様にその外周端面58b1が全周に渡りすみ肉溶接され、さらに内側領域が深溶け込み溶接されて底板42の外表面42aに接合されている。このとき、59はこれらの深溶け込み溶接による溶接金属部である。

0056

なお、上述した外側ボス板51及び二重底板58におけるレーザ溶接による深溶け込み溶接の溶接構造は、前述の(1)で説明した図3に示す補強板34の溶接構造と同様である。

0057

以上において、ブラケット40、天板41、及び底板42は、特許請求の範囲各項記載の建設機械の少なくとも一部を構成する構成部材を構成し、そのうちブラケット40は、建設機械における接続部材をも構成する。また、外側ボス板51及び二重底板58は、構成部材に接合される少なくとも1つの補強部材を構成し、溶接金属部57,59は、補強部材の外周端面より内側の領域をその表面から構成部材内まで溶け込ませた深溶け込み溶接により形成される深溶け込み溶接部を構成し、これら外側ボス板51と二重底板58と溶接金属部57,59とが建設機械の構成部材の補強装置を構成する。

0058

このように掘削バケット18を構成することにより、前述の(1)におけるアーム17と同様に、前記外側ボス板51及び前記二重底板58におけるすみ肉溶接の溶接ビードの応力集中を緩和することができる。したがって、外側ボス板51及び二重底板58の補強機能を充分に維持することができる。またこの結果、掘削バケット18の強度信頼性及び耐磨耗性を向上することができる。

0059

また、上記補強方法によれば、前述の(1)におけるアーム17と同様に、外側ボス板51及び二重底板58のすみ肉溶接及び深溶け込み溶接による固定作業を掘削バケット18の外方から行うことができるので、外側ボス板51及び二重底板58の固定作業における良好な作業性を維持することができる効果もある。

0060

なお、上述においては比較的小型の油圧ショベルに用いられる掘削バケットについて説明したが、比較的大型の油圧ショベルに用いられる掘削バケットにおいては二重底板に加えて二重側板が設けられることがある。このような場合、それら二重側板を上述のような溶接構造とすることもできる。図8は、比較的大型の油圧ショベルに用いられる掘削バケットの詳細構造を表す斜視図である。

0061

この図8において、18′は上記したように比較的大型の油圧ショベルに用いられる掘削バケットであり、41′は天板、42′は底板、43′,43′は側板、58′は長板58′a及び短板58′bからなる複数の二重底板である。前記側板43′,43′の下部には、二重側板60,60が貼設されている。これらの二重側板60は、その外周端面60aが二重側板60の全周に渡りすみ肉溶接されるのに加え、その内側領域がレーザ溶接により複数条深溶け込み溶接されて側板43′の外表面43′aにそれぞれ接合されている。なお61は、上記深溶け込み溶接による溶接金属部である。

0062

以上において、側板43′は、特許請求の範囲各項記載の建設機械の少なくとも一部を構成する構成部材を構成する。また、二重側板60は、構成部材に接合される少なくとも1つの補強部材を構成し、溶接金属部61は、補強部材の外周端面より内側の領域をその表面から構成部材内まで溶け込ませた深溶け込み溶接により形成される深溶け込み溶接部を構成し、これら二重側板60と溶接金属部61とが建設機械の構成部材の補強装置を構成する。

0063

このような構成により、前述の掘削バケット18と同様に二重側板60の補強機能を充分に維持することができる。またこの結果、掘削バケット18′の強度信頼性及び耐磨耗性を向上することができる。

0064

次に、本発明の建設機械の構成部材の補強装置及びその補強方法の他の実施の形態を図9乃至図13を参照しつつ以下に説明する。本実施の形態は、本発明をオフセットタイプの油圧ショベルの作業装置及び旋回フレーム(正確には後述する旋回体支持部材)に適用したものである。図9(a)は、本発明の建設機械の構成部材の補強装置の他の実施の形態を備えた油圧ショベルの全体構造を表す側面図であり、図9(b)はこの油圧ショベルの上面図である。

0065

これら図9(a)及び図9(b)において、62は比較的小型のいわゆるオフセットタイプの油圧ショベルであり、63L,63Rは走行手段である左・右の無限軌道履帯(クローラ)、64はこれら無限軌道履帯63L,63Rを備えた走行体、65はこの走行体64の上部に旋回可能に搭載された旋回体、66はこの旋回体65の基礎下部構造をなす旋回フレーム、67は前記上部旋回体65の略中央部に接続された多関節型の作業装置、68は前記旋回フレーム66上に設けられた運転室である。なお、前記旋回フレーム66は、その略中央部に前記旋回体65を支持する旋回体支持部材69(後述の図13参照)を備えている。

0066

また、70は基端部が前記旋回体支持部材69の略中央部に上下方向に回動可能に(俯仰動作可能に)接続されたロアブーム、71はこのロアブーム70の先端部に左右方向に回動可能に接続されたアッパーブーム、72はこのアッパーブーム71の先端部に左右方向に回動可能に接続されたアームシリンダブラケット、73はこのアームシリンダブラケット72の先端部に上下方向に回動可能に接続されたアーム、74はこのアーム73の先端部に上下方向に回動可能に接続された掘削バケット、75は前記ロアブーム70と前記アームシリンダブラケット72とを連結するステー、76は前記ロアブーム70を駆動するブーム用油圧シリンダ、77は前記アッパーブーム71と共に前記ロアブーム70に左右方向に回動可能に接続されこのアッパーブーム71を駆動するオフセット用油圧シリンダ、78は前記アーム73を駆動するアーム用油圧シリンダ、79は前記掘削バケット74を駆動するバケット用油圧シリンダである。前記作業装置67はこれらロアブーム70、アッパーブーム71、アームシリンダブラケット72、アーム73、掘削バケット74、ステー75、ブーム用油圧シリンダ76、オフセット用油圧シリンダ77、アーム用油圧シリンダ78、及びバケット用油圧シリンダ79を備えている。

0067

このように構成された作業装置67は、前記オフセット用油圧シリンダ77が伸長すると図10中C方向に前記アッパーブーム71が旋回し、オフセット用油圧シリンダ77が縮短すると図10中D方向にアッパーブーム71が旋回する。このとき、前記ステー75により前記アームシリンダブラケット72が常に油圧ショベル62の前方を向いたままの状態でアッパーブーム71が旋回する。すなわち、図10に示すように、アームシリンダブラケット72、アーム73、及び掘削バケット74を前方に向けた状態でアッパーブーム71を左右方向に旋回できるようになっている。

0068

このような構成の油圧ショベル62において、前記アームシリンダブラケット72及び前記旋回体支持部材69を例にとって、それら建設機械の構成部材における補強装置の詳細構造について以下に説明する。

0069

(3)アームシリンダブラケット72
図11(a)は図9(a)に示した作業装置67のうち前記アームシリンダブラケット72近傍の部分を抽出して示す部分斜視図であり、図11(b)は図11(a)に示したアームシリンダブラケット72の詳細構造を表す側面図である。これら図11(a)及び図11(b)において、80はシリンダカバー部、81は前記アッパーブーム71と前記アーム73とを接続する接続部であり、アームシリンダブラケット72は、これらシリンダカバー部80と接続部81とにより構成されている。

0070

また、80aはブーム側(図11(b)中右側)端部が上方に折れ曲がった形状をしている底板、80b,80bはこの底板80a上の両端にそれぞれ立設された側板である。前記シリンダカバー部80はこれら底板80aと側板80b,80bとを備えており、上方側及びアーム側(図11(b)中左側)が開放された箱型形状をしている。

0071

前記側板80b,80bのブーム側端部には、アームシリンダブラケット72と前記アーム用油圧シリンダ78との接続用のピン82(図9(a)参照)挿通用の貫通孔83がそれぞれ穿設されている。前記ピン82が側板80b,80bに設けられたこれらの貫通孔83,83及びアーム用油圧シリンダ78の基端部に挿通されることにより、アームシリンダブラケット72とアーム用油圧シリンダ78は回動可能に接続されるようになっている。

0072

このとき、前記シリンダカバー部側板80b,80bの内表面(側板80b,80bのうちアームシリンダブラケット72の幅方向内側に位置する面)80b1,80b1の前記貫通孔83近傍には、シリンダカバー部80の強度向上を目的として、貫通孔83を囲むような形状の補強板84が溶接によりそれぞれ接合されている。この補強板84は、前述の一実施の形態における補強板34と同様に、その外周端面84aとシリンダカバー部側板80bの前記内表面80b1とが補強板84の全周に渡ってすみ肉溶接されるのに加え、補強板84の外周端面84aより内部の領域がその表面から側板80b内まで溶け込むようにレーザ溶接により例えば略直線状に複数条深溶け込み溶接されることで、前記内表面80b1,80b1にそれぞれ接合されている。なお、85はこの深溶け込み溶接による溶接金属部である。

0073

一方、前記接続部81は、側板81a,81aと、これら側板81a,81a間に配設される彎曲した内板81b(後述の図12参照)と、前記側板81a,81a間のブーム側の上・下部にそれぞれ配設される図示しないアッパーブーム接続板とを備えている。

0074

前記側板81a,81aのアーム側端部には、アームシリンダブラケット72とアーム73との接続用のピン86(図9(a)参照)挿通用の貫通孔87がそれぞれ穿設されている。前記ピン86が側板81a,81aに設けられたこれらの貫通孔87,87及びアーム73の基端部に挿通されることにより、アームシリンダブラケット72とアーム73は上下方向に回動可能に接続されるようになっている。また、前記のアッパーブーム接続板にはアッパーブーム71とアームシリンダブラケット72との接続用のピン(図示せず)挿通用の貫通孔(図示せず)がそれぞれ穿設されており、上記ピンがこれらアッパーブーム接続板の貫通孔とアッパーブーム71の先端部に挿通されることにより、アッパーブーム71とアームシリンダブラケット72は左右方向に回動可能に接続されるようになっている。このような構造により、アッパーブーム71とアーム73とはアームシリンダブラケット72の接続部81を介して上下・左右方向に回動可能に接続されるようになっている。

0075

このとき、前記接続部側板81a,81aの外表面81a1,81a1の前記貫通孔87近傍には、接続部81の強度向上を目的として、貫通孔87を囲むように補強板88が溶接によりそれぞれ接合されている。この補強板88は、前記補強板84と同様に、その外周端面88aと接続部側板81aの前記外表面81a1とが補強板88の全周に渡ってすみ肉溶接されるのに加え、前記補強板88の外周端面88aより内部の領域がその表面から接続部側板81a内まで溶け込むようにレーザ溶接により例えば略直線状に複数条深溶け込み溶接されることで前記外表面81a1,81a1にそれぞれ接合されている。なお、89はこの深溶け込み溶接による溶接金属部である。

0076

他方、前記接続部側板81a,81aのうち左側に位置する側板81aには、前記ステー75接続用のブラケット90が略水平方向に突出するように設けられている。このブラケット90は、上ブラケット90aと下ブラケット90bとから構成されており、これら上・下ブラケット90a,90bにはステー75との接続用のピン(図示せず)挿通用の貫通孔90a1,90b1が穿設されている。

0077

図12は、図11(b)中XII−XII断面による水平断面図である。この図12において、前記下ブラケット90bの内表面(上側の表面)90b2上には、前記貫通孔90b1に対応する位置に略ドーナツ形状のボス板91が溶接により接合されている。このボス板91は、前述の一実施の形態における外側ボス板51と同様に、その円周方向の外周端面91aと下ブラケット90bの前記内表面90b2とがボス板91の全周に渡ってすみ肉溶接されるのに加え、このボス板91の前記外周端面91aより内側の領域がその表面から下ブラケット90b内まで溶け込むようにレーザ溶接により例えば略同心円状に複数条(本実施の形態では一条)深溶け込み溶接されることにより、前記内表面90b2に接合されている。このとき、92はこの深溶け込み溶接による溶接金属部である。

0078

また、前記上ブラケット90aについても、上述の下ブラケット90bと同様にすみ肉溶接とレーザ溶接による深溶け込み溶接とにより内表面90a2にボス板93が接合されている。

0079

なお、上述した補強板84,88及びボス板91,93におけるレーザ溶接による深溶け込み溶接の溶接構造は、前述の一実施の形態で説明した図3に示す補強板34の溶接構造と同様である。

0080

以上において、油圧ショベル62は、特許請求の範囲各項記載の建設機械を構成し、アームシリンダブラケット72は、建設機械に俯仰動可能に設けた作業腕を構成し、シリンダカバー部側板80b,80b、接続部側板81a、81a、及び上・下ブラケット90a,90bは、建設機械の少なくとも一部を構成する構成部材を構成し、そのうち上・下ブラケット90a,90bは、建設機械における接続部材をも構成する。また、補強板84,88及びボス板91,93は、構成部材に接合される少なくとも1つの補強部材を構成し、溶接金属部85,89,92は、補強部材の外周端面より内側の領域をその表面から構成部材内まで溶け込ませた深溶け込み溶接により形成される深溶け込み溶接部を構成し、これら補強板84,88とボス板91,93と溶接金属部85,89,92とが建設機械の構成部材の補強装置を構成する。また、シリンダカバー部側板内表面80b1,80b1及びブラケット内表面90a2,90b2は、構成部材の外表面を構成する。

0081

このようにアームシリンダブラケット72を構成することにより、前述の一実施の形態と同様に、シリンダカバー部80に設けた補強板84、接続部81に設けた補強板88、及びブラケット90に設けたボス板91,93におけるすみ肉溶接の溶接ビードの応力集中を緩和することができる。したがって、補強板84,88及びボス板91,93の補強機能を充分に維持することができる。またこの結果、アームシリンダブラケット72全体の強度信頼性を向上することができる。

0082

また、上記補強方法によれば、前述の一実施の形態と同様に、補強板84,88及びボス板91,93のすみ肉溶接及び深溶け込み溶接による固定作業をアームシリンダブラケット72の外方から行うことができるので、補強板84,88及びボス板91,93の固定作業における良好な作業性を維持することができる効果もある。

0083

なお、上述においてはアームシリンダブラケット72に設けられたステー75接続用のブラケット90のボス板91,93を例にあげて説明したが、これに限らず、例えば前記ロアブーム70に設けられたステー75接続用ブラケット94(図9(a)参照)、前記オフセット用油圧シリンダ77接続用ブラケット95(図9(a)参照)、又は前記アッパーブーム71に設けられるオフセット用油圧シリンダ77接続用ブラケット96(図9(a)参照)等についても同様の溶接構造とすることができるのは言うまでもない。

0084

(4)旋回体支持部材69
図13(a)は図9(a)に示した前記旋回体65のうち前記旋回体支持部材69近傍の部分を抽出して示す部分斜視図であり、図13(b)は図13(a)に示した旋回体支持部材69の詳細構造を表す斜視図である。これら図13(a)及び図13(b)において、97は基礎部、98,98はこの基礎部97上に立設された一対の作業装置用ブラケットであり、旋回体支持部材69はこれら基礎部97と作業装置用ブラケット98,98とを備えている。

0085

前記基礎部97の下方には内歯車99が固定され、前記走行体64の略中央部に配設される旋回用油圧モータ(図示せず)を内蔵した旋回台軸受(図示せず)がこれと噛合することにより、旋回体65は走行体64に対し旋回するようになっている。

0086

前記作業装置用ブラケット98,98の上端部には、旋回体支持部材69と前記ロアブーム70との接続用のピン100挿通用の貫通孔101がそれぞれ穿設されている。

0087

また、前記作業装置用ブラケット98,98間には、旋回体支持部材69の強度向上を目的としてボス部材102がこれら作業装置用ブラケット98,98に挟まれるように設けられている。このボス部材102は、底板部102aと、この底板部102a上の左・右側両端に立設された補強板部102b,102bとから構成され、これら補強板部102b,102bには前記ピン100挿通用の貫通孔103,103がそれぞれ穿設されている。これらの貫通孔103,103が作業装置用ブラケット98,98に設けられた前記貫通孔101,101と一致するように、前記ボス部材102は作業装置用ブラケット98,98間に配設されている。

0088

このとき、前記ボス部材102は、作業装置用ブラケット98,98の内表面(作業装置用ブラケット98,98のうち油圧ショベル62の幅方向内側に位置する面)98a,98aと前記補強板部102b,102bの外周端面102b1,102b1とが補強板部102bの全周に渡ってすみ肉溶接されるのに加え、補強板部102b,102bの前記外周端面102b1,102b1より内部の領域がその表面から作業装置用ブラケット98,98内まで溶け込むようにレーザ溶接により例えば略直線状に複数条深溶け込み溶接されることで、前記内表面98a,98aにそれぞれ接合されている。なお、104はこの深溶け込み溶接による溶接金属部である。

0089

このようにボス部材102が取り付けられた作業装置用ブラケット98,98に、前記ピン100が油圧ショベル62の左側方向から複数(本実施の形態では3枚)のワッシャ105、幅方向左側に配設された作業装置用ブラケット98の前記貫通孔101及び補強板部102bの前記貫通孔103、ロアブーム70の基端部、及び幅方向右側に配設された補強板部102bの貫通孔103及び作業装置用ブラケット98の貫通孔101に順に挿通されることにより、旋回体支持部材69とロアブーム70は回動可能に接続されるようになっている。

0090

一方、作業装置用ブラケット98,98のうち幅方向左側のブラケット98の外表面98b(ブラケット98のうち油圧ショベル62の幅方向外方に位置する面)には、前記ピン100の回転防止用ストッパ106が設けられている。このストッパ106はコの字型形状をしており、その凹部106aにピン100のヘッド凸部100aが嵌合することにより、ロアブーム70の回動の際にピン100が回転するのを防止するようになっている。

0091

このストッパ106は、左側の作業装置用ブラケット98の前記外表面98bとこのストッパ106の外周端面106bとがストッパ106の全周に渡ってすみ肉溶接されるのに加え、ストッパ106の外周端面106bより内部の領域がその表面から作業装置用ブラケット98内まで溶け込むようにレーザ溶接により例えば略直線状に複数条深溶け込み溶接されることで、前記外表面98bに接合されている。このとき、107はこの深溶け込み溶接による溶接金属部である。

0092

なお、上記のボス部材102の補強板部102b,102b及びストッパ106におけるレーザ溶接による深溶け込み溶接の溶接構造は、前述の一実施の形態で説明した図3に示す補強板34の溶接構造と同様である。

0093

以上において、作業装置用ブラケット98,98は、特許請求の範囲各項記載の建設機械の少なくとも一部を構成する構成部材を構成すると共に、建設機械における接続部材をも構成する。また、補強板部102b,102b及びストッパ106は、構成部材に接合される少なくとも1つの補強部材を構成し、溶接金属部104,107は、補強部材の外周端面より内側の領域をその表面から構成部材内まで溶け込ませた深溶け込み溶接により形成される深溶け込み溶接部を構成し、これら補強板部102b,102bとストッパ106と溶接金属部104,107とが建設機械の構成部材の補強装置を構成する。また、作業装置用ブラケット内表面98a,98aは、構成部材の外表面を構成する。

0094

このように旋回体支持部材69を構成することにより、前述の一実施の形態と同様に、上記作業装置用ブラケット98,98に設けたボス部材102の補強板部102b,102b及び左側の作業装置用ブラケット98の外表面98bに設けたストッパ106におけるすみ肉溶接の溶接ビードの応力集中を緩和することができる。したがって、ボス部材102及びストッパ106の補強機能を充分に維持することができる。またこの結果、旋回体支持部材69の強度信頼性を向上することができる。

0095

また、上記補強方法によれば、前述の一実施の形態と同様に、ボス部材102及びストッパ106のすみ肉溶接及び深溶け込み溶接による固定作業を旋回体支持部材69の外方から行うことができるので、ボス部材102及びストッパ106の固定作業における良好な作業性を維持することができる効果もある。

0096

次に、本発明の建設機械の構成部材の補強装置及びその補強方法のさらに他の実施の形態を図14乃至図16を参照しつつ以下に説明する。本実施の形態は、前述の一実施の形態及び他の実施の形態で説明した比較的小型の油圧ショベルに対し、比較的大型のローダタイプの油圧ショベルの掘削バケットに本発明を適用したものである。図14は、本発明の建設機械の構成部材の補強装置のさらに他の実施の形態を備えた油圧ショベルの全体構造を表す側面図である。

0097

この図14において、108は上記したように比較的大型のいわゆるローダタイプの油圧ショベルであり、109L,109Rは走行手段である左・右の無限軌道履帯(但し図14には左側の無限軌道履帯109Lのみ図示)、110はこれらの無限軌道履帯109L,109Rを備えた走行体、111はこの走行体110の上部に旋回可能に搭載された旋回体、112はこの旋回体111の基礎下部構造をなす旋回フレーム、113は前記旋回体111の前方側に取り付けられた多関節型の作業装置、114は前記旋回フレーム112上に設けられた運転室である。

0098

また、115は基端部が前記旋回体111の前方側に回動可能に接続されたブーム、116はこのブーム115の先端部に回動可能に接続されたアーム、117はこのアーム116の先端部に回動可能に接続された掘削バケット、118は前記ブーム115を駆動するブーム用油圧シリンダ、119,120は前記アーム116を駆動する第1・第2アーム用油圧シリンダ、121は前記掘削バケット117を駆動するバケット用油圧シリンダである。前記作業装置113は、これらブーム115、アーム116、掘削バケット117、ブーム用油圧シリンダ118、第1・第2アーム用油圧シリンダ119,120、及びバケット用油圧シリンダ121を備えている。

0099

このような構成の油圧ショベル108において、前記掘削バケット117を例にとって、建設機械の構成部材における補強装置の詳細構造について以下に説明する。図15は、掘削バケット117の詳細構造を一部分解して示す斜視図である。この図15において、122はフロントバケット、123はリアバケットであり、掘削バケット117はこれらフロントバケット122とリアバケット123とにより構成されている。前記フロントバケット122は、底板124と、この底板124の前方側に複数設けられた爪部125と、前記底板124の両端に立設された側板126,126と、これら側板126,126の上端にそれぞれ設けられたボス127,127と、これらボス127,127の上部にそれぞれ設けられたフロントブラケット128,128とにより構成されている。

0100

前記リアバケット123は、前面板129と、この前面板129の両端に配設された側板130,130と、底板(図示せず)とを備えている。前記前面板129の外表面129aには、前記フロントバケット122接続用の一対のリアブラケット131,131がフロントブラケット122の前記ボス127,127に対応した位置に設けられている。これらのリアブラケット131,131には、フロントバケット122とリアバケット123との接続用のピン132(後述の図16(b)参照)挿通用の貫通孔131aがそれぞれ穿設されており、前記ピン132がこのリアブラケット貫通孔131a及び前記ボス127に挿通されることによりフロントバケット122とリアバケット123とは回動可能に接続されている。

0101

このように回動可能に接続されたフロントバケット122とリアバケット123は、一対のダンプシリンダ133,133(後述の図16参照)により駆動されるようになっている。すなわち、前記フロントブラケット128,128には、このフロントブラケット128と前記ダンプシリンダ133との接続用のピン134(後述の図16(b)参照)挿通用の貫通孔128a,128aがそれぞれ穿設されており、前記ピン134がこのフロントブラケット貫通孔128a及び前記ダンプシリンダ133の先端部に挿通されることにより、前記フロントブラケット128とダンプシリンダ133の先端部とは回動可能に接続されるようになっている。また、前記リアブラケット側板130,130の下端には、ダンプシリンダ133固定用のピン135(後述の図16参照)挿通用の貫通孔136,136がそれぞれ穿設され、前記ピン135がこの貫通孔136及びダンプシリンダ133の下端部に挿通されることにより、ダンプシリンダ133はリアブラケット側板130に対して固定されるようになっている。

0102

図16は掘削バケット117のクラウド及びダンプ動作時の構造を表す側面図であり、図16(a)はクラウド時、図16(b)はダンプ時を示している。上述したようなバケット117の構造により、図16(a)に示すように、前記ダンプシリンダ133が伸長するとフロントバケット122とリアバケット123とが接した状態(すなわちクラウド時の状態)となり、ダンプシリンダ133が縮短すると、図16(b)に示すようにフロントバケット122とリアバケット123とが前記ピン132を軸として回動し掘削バケット117の底が開いた状態(すなわちダンプ時の状態)となるようになっている。

0103

図15戻り、フロントバケット122の前記側板126,126の外表面126a,126aの前方側には、前述の一実施の形態の変形例において説明した掘削バケット18′と同様に、フロントバケット122の強度及び耐磨耗性の向上を目的として二重側板137,137が貼設されている。これらの二重側板137は、その外周端面137aが二重側板137の全周に渡って例えばアーク溶接によりすみ肉溶接されるのに加え、その内側領域の表面からフロントバケット側板126内まで溶け込むようにレーザ溶接により例えば略直線状に複数条深溶け込み溶接されることで前記外表面126aにそれぞれ接合されている。なお138は、上記深溶け込み溶接による溶接金属部である。

0104

一方、リアバケット123の前面板129の前記外表面129aには、同様にリアバケット123の強度及び耐磨耗性向上を目的として複数の二重前面板139が貼設されている。これらの二重前面板139は、それぞれが長方形形状をしたプレートであり、比較的長い長板139aと比較的短い短板139bとにより構成されている。これら二重前面板139は、掘削バケット117の幅方向複数位置にそれぞれが略平行に貼設されており、そのうち幅方向両端位置には前記短板139bが、その両端以外の内側には前記長板139aが配設されている。

0105

これらの長板139aは、前記二重側板137と同様に、その外周端面139a1がこの長板139aの全周に渡ってすみ肉溶接されるのに加え、その内側の領域が表面からリアバケット前面板129内まで溶け込むようにレーザ溶接により例えば長手方向(又は短手方向でもよい)に略直線状に複数条深溶け込み溶接されることにより、前記外表面129aにそれぞれ接合されている。また、前記短板139bについても、上記の長板139aと同様にその外周端面139b1のすみ肉溶接に加えて内側領域が深溶け込み溶接されることにより前記外表面129aに接合されている。このとき、140は上記長板139a及び短板139bの深溶け込み溶接による溶接金属部である。

0106

また、リアバケット側板130,130の外表面130a,130aの前記貫通孔136,136近傍には、同様にリアバケット123の強度及び耐磨耗性向上を目的として二重側板141,141が貫通孔136を覆うようにそれぞれ貼設されている。これら二重側板141は、上記と同様にその外周端面141aが全周に渡りすみ肉溶接されるのに加え、その内側の領域が表面からリアバケット側板130内まで溶け込むようにレーザ溶接により例えば略直線状に複数条深溶け込み溶接されることにより前記外表面130aにそれぞれ接合されている。このとき、142はこの深溶け込み溶接による溶接金属部である。

0107

なお、図示はしないが、前記フロントバケット底板124及びリアバケットの底板の外表面にもそれぞれ二重底板が貼設されており、これらの二重底板も同様に外周をすみ肉溶接されるのに加えてその内側領域をレーザ溶接により深溶け込み溶接されることにより、フロントバケット底板124及びリアバケットの底板にそれぞれ接合されている。

0108

また、上記の二重側板137,141、二重前面板139、及び二重底板におけるレーザ溶接による深溶け込み溶接の溶接構造は、前述の一実施の形態で説明した図3に示す補強板34の溶接構造と同様である。

0109

以上において、油圧ショベル108は、特許請求の範囲各項記載の建設機械を構成し、フロントバケット側板126,126及び底板124、リアバケット前面板129及び側板130,130は、建設機械の少なくとも一部を構成する構成部材を構成する。また、二重側板137,141及び二重前面板139は、構成部材に接合される少なくとも1つの補強部材を構成し、溶接金属部138,140,142は、補強部材の外周端面より内側の領域をその表面から構成部材内まで溶け込ませた深溶け込み溶接により形成される深溶け込み溶接部を構成し、これら二重側板137,141と二重前面板139と溶接金属部138,140,142とが建設機械の構成部材の補強装置を構成する。

0110

このように掘削バケット117を構成することにより、前述の一実施の形態と同様に、二重側板137,141、二重前面板139、及び二重底板におけるすみ肉溶接の溶接ビードの応力集中を緩和することができる。したがって、二重側板137,141、二重前面板139、及び二重底板の補強機能を充分に維持することができる。またこの結果、掘削バケット117全体の強度信頼性及び耐磨耗性を向上することができる。

0111

また、上記補強方法によれば、前述の一実施の形態と同様に、二重側板137,141、二重前面板139、及び二重底板のすみ肉溶接及び深溶け込み溶接による固定作業を掘削バケット117の外方から行うことができるので、二重側板137,141、二重前面板139、及び二重底板の固定作業における良好な作業性を維持することができる効果もある。

0112

次に、本発明の建設機械の構成部材の補強装置及びその補強方法のさらに他の実施の形態を図17乃至図20を参照しつつ以下に説明する。本実施の形態は、前述のさらに他の実施の形態で説明した比較的大型のローダタイプ油圧ショベルに対し、比較的大型のバックホータイプの油圧ショベルに本発明を適用したものである。図17は、本発明の建設機械の構成部材の補強装置のさらに他の形態を備えた油圧ショベルの全体構造を表す側面図である。この図17において、143は上記したように比較的大型のいわゆるバックホータイプの油圧ショベルであり、144L,144Rは走行手段である左・右の無限軌道履帯(但し図17には左側の無限軌道履帯144Lのみ図示)、145はこれら無限軌道履帯144L,144Rを備えた走行体、146はこの走行体145の上部に旋回可能に搭載された旋回体、147はこの旋回体146の基礎下部構造をなす旋回フレーム、148は前記旋回体146の前方側に取り付けられた多関節型の作業装置、149は前記旋回フレーム147上に設けられた運転室である。

0113

また、150は基端部が前記旋回体146に対し俯仰動作可能に接続されたブーム、151はこのブーム150の先端部に回動可能に接続されたアーム、152はこのアーム151の先端部に回動可能に接続された掘削バケット、153は前記ブーム150を駆動するブーム用油圧シリンダ、154は前記アーム151を駆動するアーム用油圧シリンダ、155は前記掘削バケット152を駆動するバケット用油圧シリンダである。前記作業装置148は、これらブーム150、アーム151、掘削バケット152、ブーム用油圧シリンダ153、アーム用油圧シリンダ154、及びバケット用油圧シリンダ155を備えている。

0114

このような構成の油圧ショベル143において、前記アーム151を例にとって、建設機械の構成部材における補強装置の詳細構造について以下に説明する。上記構成の油圧ショベル143のようなバックホータイプの油圧ショベルにおいては、掘削作業時に前記掘削バケット152に岩石砕石等の掘削物が山積みにされ、この状態で急激に掘削バケット152の回動操作、前記旋回体146の旋回操作等を行うと、このときの振動・衝撃によって掘削物が掘削バケット152から前記アーム151に向けてこぼれ落ちることがある。このこぼれ落ちた掘削物によりアーム151が磨耗・破損するのを防ぐため、アーム151のクラウド側の面には保護部材が設けられている。

0115

図18は、図17に示した作業装置148のうちアーム151及び掘削バケット152の接続部近傍を抽出して示す部分側面図であり、図19は、図18中E方向から見たアーム151の矢視図である(但し掘削バケット152は図示せず)。これら図18及び図19において、156はアーム保護部材、157は補強板、158は保護板であり、前記アーム保護部材156は前記補強板157と複数の保護板158とにより構成されている。

0116

前記補強板157は、例えば鋼材等によりアーム151のクラウド側の内周側側板151aより薄肉に形成された平板であり、前記内周側側板151aと略同等の幅を有している。

0117

前記保護板158は、例えば略四角柱形状角鋼材であり、アーム151の長手方向に沿うようにその幅方向複数箇所(本実施の形態では5箇所)に均等間隔に配置され前記補強板157上に溶接により接合されている。

0118

このように構成された前記アーム保護部材156は、前記アーム内周側側板151aの外表面151a1と補強板157の外周端面157a(図19参照)とが補強板157の全周に渡ってすみ肉溶接されるのに加え、補強板157の外周端面157aより内側の領域がその表面からアーム内周側側板151a内まで溶け込むようにレーザ溶接により例えば略直線状に複数条深溶け込み溶接されることにより、前記外表面151a1に接合されている。図20は、このときのアーム保護部材156とアーム内周側側板151aとの接合部分の詳細構造を表す図19中XX−XX断面によるアーム151の横断面図である。このとき、159は上記すみ肉溶接による溶接ビードであり、160(図19も参照)は上記深溶け込み溶接による溶接金属部である。

0119

以上において、油圧ショベル143は、特許請求の範囲各項記載の建設機械を構成し、アーム151は、建設機械の作業装置を構成する作業腕を構成し、アーム内周側側板151aは、建設機械の少なくとも一部を構成する構成部材を構成する。また、補強板157は、構成部材に接合される少なくとも1つの補強部材を構成し、溶接ビード159は、構成部材の外表面と補強部材の外周端面とをすみ肉溶接することにより形成されるすみ肉溶接部を構成し、溶接金属部160は、補強部材の外周端面より内側の領域をその表面から構成部材内まで溶け込ませた深溶け込み溶接により形成される深溶け込み溶接部を構成し、これら補強板157と溶接ビード159と溶接金属部160とが建設機械の構成部材の補強装置を構成する。

0120

このようにアーム151を構成することにより、前述の一実施の形態と同様に、補強板157におけるすみ肉溶接の溶接ビード159の応力集中を緩和することができる。したがって、補強板157の補強機能を充分に維持することができる。またこの結果、保護部材156の保護機能を充分に維持することができ、これによりアーム151の強度信頼性及び耐磨耗性を向上することができる。

0121

また、上記補強方法によれば、前述の一実施の形態と同様に、補強板157のすみ肉溶接及び深溶け込み溶接による固定作業をアーム151の外方から行うことができるので、補強板157の固定作業における良好な作業性を維持することができる効果もある。

0122

次に、本発明の建設機械の構成部材の補強装置及びその補強方法のさらに他の実施の形態を図21を参照しつつ以下に説明する。前述してきた4つの実施の形態が油圧ショベルの製造時に補強板を取り付ける根本的な構造強化であるのに対し、本実施の形態は、油圧ショベルの使用開始後にその構成部材に亀裂が生じたとき等の補強板による補修に本発明を適用したものである。図21は、前述の一実施の形態で説明したアーム17において、従来構造のように前記補強板34をすみ肉溶接のみにより前記アーム左側側板25aに接合した状態で荷重が負荷され、例えば前記溶接ビード36の止端部36aからアーム左側側板25a内に亀裂が入った状態及びこれを補修したときの状態を示す、補強板34と左側側板25aとの接合部分の詳細構造を表す断面図である。

0123

この図21において、アーム左側側板25aの亀裂部分は掘り起こされた(ガウジング)後にこれによって形成された溝部161が溶接ビードで埋められ、その上に溶接ビード36の前記止端部36aに先端を合わせるように補強板162が配置されている。この補強板162は、その外周端面162aと左側側板25aの外表面25a1(又は溶接ビード36)とが補強板162の全周に渡って例えばアーク溶接によりすみ肉溶接されるのに加え、その内側の領域が表面から左側側板25a内まで溶け込むようにレーザ溶接により例えば略直線状に複数条深溶け込み溶接されることで前記外表面25a1に接合されている。なお、163はこのときのすみ肉溶接による溶接ビードであり、164は深溶け込み溶接による溶接金属部である。

0124

以上において、補強板162は、特許請求の範囲各項記載の構成部材に接合される少なくとも1つの補強部材を構成し、溶接ビード163は、構成部材の外表面と補強部材の外周端面とをすみ肉溶接することにより形成されるすみ肉溶接部を構成し、溶接金属部164は、補強部材の外周端面より内側の領域をその表面から構成部材内まで溶け込ませた深溶け込み溶接により形成される深溶け込み溶接部を構成し、これら補強板162と溶接ビード163と溶接金属部164とが建設機械の構成部材の補強装置を構成する。

0125

このように、アーム左側側板25aの亀裂部の補強板162による補修を上記溶接構造とすることにより、補強板162におけるすみ肉溶接の溶接ビード163の応力集中を緩和することができる。したがって、この補強板162の補強機能を充分に維持することができる。またこの結果、補修後のアーム17の強度信頼性を向上することができる。

0126

なお、上述してきた本発明の建設機械の構成部材の補強装置及びその補強方法の5つの実施の形態においては深溶け込み溶接をレーザ溶接により行ったが、これに限らずアーク溶接又はプラズマ溶接等の他の溶接方式により行ってもよい。また同様に、上述の5つの実施形態においてはすみ肉溶接をアーク溶接により行ったが、レーザ溶接等の他の溶接方式により行ってもよい。

0127

また、上述の本発明の5つの実施の形態においては、補強部材の表面から構成部材内に溶け込むように深溶け込み溶接を行ったが、これに限らず構成部材を貫通するように溶接(いわゆる貫通溶接)してもよい。

発明の効果

0128

本発明の建設機械の構成部材の補強装置によれば、補強部材の外周端面と構成部材の外表面とをすみ肉溶接するのに加えてその内側の領域を表面から構成部材内まで溶け込むように深溶け込み溶接するので、補強装置におけるすみ肉溶接による溶接ビードの応力集中を緩和することができる。したがって、補強装置の補強機能を充分に維持することができる。

0129

また、その結果、構成部材の当該箇所に補強部材を堅固に固定することができるので、その構成部材における当該箇所の強度が向上し、したがって建設機械の構成部材の強度信頼性を向上することができる。

0130

また、本発明の補強方法によれば、構成部材の当該箇所への補強部材のすみ肉溶接及び深溶け込み溶接による固定作業をその構成部材の外方から行うことができるので、補強部材の固定作業における良好な作業性を維持することができる効果もある。

図面の簡単な説明

0131

図1本発明の建設機械の構成部材の補強装置の一実施の形態を備えた油圧ショベルの全体構造を表す後方から見た斜視図、及び前方から見た斜視図である。
図2本発明の建設機械の構成部材の補強装置の一実施の形態を備えた油圧ショベルの作業装置のうち、アーム近傍の部分を抽出して示す部分斜視図、及びこのアームの詳細構造を表す斜視図である。
図3本発明の建設機械の構成部材の補強装置の一実施の形態を示す、アームにおける補強板と左・右側側板との接合部分の詳細構造を表す断面図である。
図4本発明の建設機械の構成部材の補強装置の一実施の形態を備えた油圧ショベルの作業装置のうち、掘削バケット近傍の部分を抽出して示す部分斜視図、及びこの掘削バケットの詳細構造を表す斜視図である。
図5図4(b)に示す本発明の建設機械の構成部材の補強装置の一実施の形態のV−V断面による側断面図である。
図6図5中に示す本発明の建設機械の構成部材の補強装置の一実施の形態をA方向から見た上面図である。
図7図5中に示す本発明の建設機械の構成部材の補強装置の一実施の形態をB方向から見た下面図である。
図8本発明の建設機械の構成部材の補強装置の一実施の形態を示す、掘削バケットの変形例の詳細構造を表す斜視図である。
図9本発明の建設機械の構成部材の補強装置の他の実施の形態を備えた油圧ショベルの全体構造を表す側面図及び上面図である。
図10本発明の建設機械の構成部材の補強装置の他の実施の形態を備えた油圧ショベルの作業装置の旋回動作を示す、油圧ショベルの上面図である。
図11本発明の建設機械の構成部材の補強装置の他の実施の形態を備えた油圧ショベルの作業装置のうちアームシリンダブラケット近傍の部分を抽出して示す部分斜視図、及びこのアームシリンダブラケットの詳細構造を表す側面図である。
図12図11(b)に示す本発明の建設機械の構成部材の補強装置の他の実施の形態のXII−XII断面による水平断面図である。
図13本発明の建設機械の構成部材の補強装置の他の実施の形態を備えた油圧ショベルの旋回体のうち旋回体支持部材近傍の部分を抽出して示す部分斜視図、及びこの旋回体支持部材の詳細構造を表す斜視図である。
図14本発明の建設機械の構成部材の補強装置のさらに他の実施の形態を備えた油圧ショベルの全体構造を表す側面図である。
図15本発明の建設機械の構成部材の補強装置のさらに他の実施の形態を示す、掘削バケットの詳細構造を一部分解して示す斜視図である。
図16本発明の建設機械の構成部材の補強装置のさらに他の実施の形態を備えた油圧ショベルの掘削バケットのクラウド及びダンプ動作時の構造を表す側面図である。
図17本発明の建設機械の構成部材の補強装置のさらに他の実施の形態を備えた油圧ショベルの全体構造を表す側面図である。
図18本発明の建設機械の構成部材の補強装置のさらに他の実施の形態を備えた油圧ショベルの作業装置のうち、アーム及び掘削バケットの接続部近傍を抽出して示す部分側面図である。
図19図18に示す本発明の建設機械の構成部材の補強装置のさらに他の実施の形態をE方向から見た矢視図である
図20図19に示す本発明の建設機械の構成部材の補強装置のさらに他の実施の形態のXX−XX断面による横断面図である。
図21従来構造のようにすみ肉溶接のみにより補強板をアーム左側側板に接合した状態において、補強板の溶接ビードの止端部からアーム左側側板内に亀裂が入った状態及びこれを補修したときの状態を示す、補強板とアーム左側側板との接合部分の詳細構造を表す断面図である。

--

0132

1油圧ショベル(建設機械)
17アーム(作業腕)
18掘削バケット
18′ 掘削バケット
25a左側側板(構成部材)
25a1外表面
25b右側側板(構成部材)
25b1 外表面
34補強板(補強部材;補強装置)
34a外周端面
36溶接ビード(すみ肉溶接部;補強装置)
37溶接金属部(深溶け込み溶接部;補強装置)
40ブラケット(構成部材;接続部材)
40a 外表面
41天板(構成部材)
41a 外表面
41′ 天板(構成部材)
42底板(構成部材)
42a 外表面
42′ 底板(構成部材)
43′側板(構成部材)
43′a 外表面
51外側ボス板(補強部材;補強装置)
51a 外周端面
57 溶接金属部(深溶け込み溶接部;補強装置)
58二重底板(補強部材;補強装置)
58′ 二重底板(補強部材;補強装置)
59 溶接金属部(深溶け込み溶接部;補強装置)
60二重側板(補強部材;補強装置)
61 溶接金属部(深溶け込み溶接部;補強装置)
62 油圧ショベル(建設機械)
72アームシリンダブラケット(作業腕)
80b 側板(構成部材)
80b1 内表面(外表面)
81a 側板(構成部材)
81a1 外表面
84 補強板(補強部材;補強装置)
84a 外周端面
85 溶接金属部(深溶け込み溶接部;補強装置)
88 補強板(補強部材;補強装置)
88a 外周端面
89 溶接金属部(深溶け込み溶接部;補強装置)
90a 上ブラケット(構成部材;接続部材)
90a2 内表面(外表面)
90b 下ブラケット(構成部材;接続部材)
90b2 内表面(外表面)
91ボス板(補強部材;補強装置)
91a 外周端面
92 溶接金属部(深溶け込み溶接部;補強装置)
93 ボス板(補強部材;補強装置)
98作業装置用ブラケット(構成部材;接続部材)
98a 内表面(外表面)
98b 外表面
102b 補強板部(補強部材;補強装置)
102b1 外周端面
104 溶接金属部(深溶け込み溶接部;補強装置)
106ストッパ(補強部材;補強装置)
107 溶接金属部(深溶け込み溶接部;補強装置)
108 油圧ショベル(建設機械)
117 掘削バケット
124 底板(構成部材)
126 側板(構成部材)
126a 外表面
129前面板(構成部材)
129a 外表面
130 側板(構成部材)
130a 外表面
137 二重側板(補強部材;補強装置)
137a 外周端面
138 溶接金属部(深溶け込み溶接部;補強装置)
139 二重前面板(補強部材;補強装置)
139a1 外周端面
139b1 外周端面
140 溶接金属部(深溶け込み溶接部;補強装置)
141 二重側板(補強部材;補強装置)
141a 外周端面
142 溶接金属部(深溶け込み溶接部;補強装置)
143 油圧ショベル(建設機械)
151 アーム(作業腕)
151a内周側側板(構成部材)
151a1 外表面
157 補強板(補強部材;補強装置)
157a 外周端面
159 溶接ビード(すみ肉溶接部;補強装置)
160 溶接金属部(深溶け込み溶接部;補強装置)
162 補強板(補強部材;補強装置)
162a 外周端面
163 溶接ビード(すみ肉溶接部;補強装置)
164 溶接金属部(深溶け込み溶接部;補強装置)

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