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技術 エアジェットルーム用の変形筬

出願人 株式会社豊田中央研究所株式会社豊田自動織機
発明者 鈴木藤雄吉田一徳片山直貴牧野洋一
出願日 2002年3月14日 (18年3ヶ月経過) 出願番号 2002-069946
公開日 2003年9月25日 (16年9ヶ月経過) 公開番号 2003-268656
状態 特許登録済
技術分野 織機
主要キーワード 組み合わせ図 偏向流 噴射空気流 最高流速 延出寸法 空気漏洩 凸曲線 傾斜壁面
関連する未来課題
重要な関連分野

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図面 (20)

課題

変形筬緯糸通路内を緯糸が安定して高速飛走し得るようにする。

解決手段

変形筬10を構成する筬羽11に形成されたガイド孔12は、上壁面12aと、奥壁面12bと、下壁面12cと、上壁面12aと奥壁面12bとを繋ぐ円弧形状の上部角部12dと、奥壁面12bと下壁面12cとを繋ぐ円弧形状の下部角部12eとによって形成されている。上部角部12dの曲率半径rは、1mm以下、下部角部12eの曲率半径Rは曲率半径rよりも大きい。上壁面12aは、水平壁面12a1と傾斜壁面12a2とからなる。水平壁面12a1の位置は、傾斜壁面12a2よりも低くしてある。

概要

背景

図27は従来の変形筬を用いた緯入れ装置を示す。スレイ1上には変形筬2が立設固定されている。変形筬2は、多数枚の筬羽3を緯入れ方向に列設して構成されている。各筬羽3にはガイド孔4が凹設されており、このガイド孔4の列が緯糸通路Tを形成する。緯入れ用メインノズル5から射出された緯糸Yは緯糸通路T内を飛走する。ガイド孔4は、水平な上壁面4aと、垂直な奥壁面4bと、ガイド孔4の開口部4f側に向かうにつれて徐々に下り傾斜となる下壁面4cと、上壁面4aと奥壁面4bとを繋ぐ曲面状の上部角部4dと、奥壁面4bと下壁面4cとを繋ぐ曲面状の下部角部4eとによって形成されている。

スレイ1の前面には複数本緯入れ用補助ノズル6が緯糸通路Tに沿って所定間隔をおいて装着されている。緯入れ用補助ノズル6の先端には噴射孔6aがあけられている。噴射孔6aからの噴射主流は、図27に矢印Sで示すように緯糸通路Tに沿って斜め方向に向かうようにしてある。緯糸通路Tと変形筬2とは一体になっており、緯入れ用補助ノズル6の先端に形成された噴射孔6aは、緯糸通路Tに極接近している。緯入れ時には緯入れ用補助ノズル6だけが経糸をかき分けて経糸開口内に進入し、筬打ち時には緯入れ用補助ノズル6だけが経糸開口内から経糸の下方に抜け出す。緯入れ用補助ノズル6は細身であり、経糸をかき分けて緯入れ用補助ノズル6を高速出入りさせても経糸を損傷することはない。又、緯入れ用補助ノズル6の先端の経糸開口内に対する出入りの距離は、エアガイドの出入りの距離に比して少なくて済む。そのため、経糸開口内と経糸の下方との間で緯入れ用補助ノズル6を往復動させる構成は、エアガイドの場合に比してスレイ1の揺動量が小さくて済む。従って、変形筬を用いた緯入れ装置は、特開昭55−93844号公報、特開昭57−95344号公報、特公昭59−26688号公報に開示されるようなエアガイドを用いた緯入れ装置に比してエアジェットルームの高速化に有利である。

しかし、従来の変形筬2を用いた緯入れ装置には以下に示すような幾つかの問題点がある。曲面状の上部角部4d及び下部角部4eの曲率半径は、プレスによる型抜製作容易性等を考慮していずれも2mm程度にしてある。このような変形筬2を用いた緯入れ装置では、緯糸通路T内を飛走する緯糸Yの飛走位置は、緯入れ用補助ノズル6から噴射する空気流の主流Sがガイド孔4の壁面に衝突する位置によって変わってしまう。

図28は、空気主流S1が上壁面4aに衝突した場合の最高流速位置の推移と緯糸Yの飛走位置Y1との関係について緯入れ上流側から見た様子を示し、図31は、上方から見た空気主流S1の推移を示す。空気主流S1が上壁面4aに衝突した場合には、衝突後に空気主流S1は奥壁面4b側へと進み、上部角部4dに沿って下方へ偏向し、次いで奥壁面4b側から開口部4f側に推移する。最高流速位置のこのような変化のために緯糸Yは、上部角部4dでの下向き偏向流の影響を受けてY1で示すように下部角部4e付近を飛走する。

図29は、空気主流S2が奥壁面4bに衝突した場合の最高流速位置の推移と緯糸Yの飛走位置Y2との関係について緯入れ上流側から見た様子を示し、図32は、上方から見た空気主流S2の推移を示す。空気主流S2が奥壁面4bに衝突した場合には、衝突後に空気主流S2は上部角部4dに沿って進み、開口部4f側に偏向する。最高流速位置のこのような変化のために緯糸Yは、上部角部4dでの上向き偏向流の影響を受けてY2で示すように上壁面4a付近を飛走する。

図30は、空気主流S3が上部角部4dに衝突した場合の最高流速位置の推移と緯糸Yの飛走位置Y3との関係について緯入れ上流側から見た様子を示し、図33は、上方から見た空気主流S3の推移を示す。空気主流S3が上部角部4dに衝突した場合には、衝突後に空気主流S3は下方へ進みながらわずかに開口部4f側に推移する。最高流速位置のこのような変化のために緯糸Yは、Y3で示すように上部角部4d付近を飛走する。

緯糸の飛走速度及び緯糸の飛走安定性は、緯糸の飛走位置と深い関係にある。言い換えれば緯糸の飛走速度及び緯糸の飛走安定性は、緯糸通路内の空気流速分布と深い関係にある。

図34は、緯入れ用補助ノズル6の隣接間隔Xを80mmとした場合のノズル下流80mm位置の緯糸通路T内の空気流速分布を示す。1点鎖線等速度分布線を表し、分布線は10m/s単位で表してある。Vm で示す位置は最高流速位置である。

図28で示したように、飛走位置Y1付近では開口部4f側への偏向流成分が弱いため、飛走位置Y1付近を飛走する緯糸Yが緯糸通路Tから飛び出すことはなく、緯糸Yの飛走は安定する。しかし、緯糸Yの飛走位置Y1付近の空気流速は、最高流速よりも低いため、飛走位置Y1を飛走する緯糸Yの飛走速度は低くなる。

緯糸Yの飛走位置Y2付近の空気流速は最高流速に近く、飛走位置Y2を飛走する緯糸Yの飛走速度は高くなる。しかし、図29で示したように、飛走位置Y2付近では開口部4f側への偏向流成分が強いため、飛走位置Y2付近を飛走する緯糸Yが緯糸通路Tから飛び出し易く、緯糸Yの飛走が不安定になる。

緯糸Yの飛走位置Y3付近の空気流速は、最高流速に近く、飛走位置Y3を飛走する緯糸Yの飛走速度は高くなる。又、図30で示したように、飛走位置Y3付近では開口部4f側への偏向流成分が弱いため、飛走位置Y3付近を飛走する緯糸Yが緯糸通路Tから飛び出すことはなく、緯糸Yの飛走は安定する。

従って、高速かつ安定した飛走を実現するためには、緯入れ用補助ノズル6からの空気主流Sを上部角部4dに向け、緯糸Yが上部角部4d付近を飛走するようにすることが重要である。しかし、緯糸通路Tに対する緯入れ用補助ノズル6の相対的な取り付け位置、緯入れ用補助ノズル6の取り付け角度、噴射孔6aの噴射指向方向噴射圧力等によってガイド孔の壁面に対する空気主流の衝突位置が変わる。前述したように緯糸Yの飛走位置は、緯入れ用補助ノズル6から噴射する空気主流Sのガイド孔4の壁面に対する衝突位置によって変わってしまう。そのため、従来の変形筬を用いた緯入れ装置では緯糸Yを緯糸通路T内の同じ位置、しかも高速飛走可能な位置で安定して飛走させることは難しい。

特開平2−53935号公報、実開平3−38378号公報では、変形筬に形成した緯糸通路内における緯糸飛走速度の高速化、緯糸通路からの緯糸飛び出し防止を図った装置が開示されている。これら従来装置では筬羽のガイド孔の上壁面と奥壁面とのなす角を直角又は鋭角に設定し、緯糸通路の上部の懐を深くしている。緯糸通路の上部の懐を深くした通路形状は、緯入れ用補助ノズルから噴射される空気流を通路開口部側へ向かい難くする。しかし、このような通路形状であっても、上壁面と奥壁面とを繋ぐ上部角部で緯糸を安定して飛走させることができない場合があった。即ち、緯糸の飛走速度の高速化と緯糸通路からの緯糸の飛び出しによる飛走トラブルの低減とを共に両立させ得なかった。

特開平8−74143号公報では、図35に示すように、変形筬7の上部角部8dの曲率半径rを下部角部8eの曲率半径Rよりも小さくした緯入れ装置が開示されている。上部角部8dの曲率半径rを下部角部8eの曲率半径Rよりも小さくしたガイド孔8の形状は、緯入れ用補助ノズル6から噴射される空気主流がガイド孔8の壁面に衝突した後に上部角部8dで偏向し難くする。従って、緯糸が常に空気流速の高い上部角部8dを安定飛走する。

又、特開平8−74143号公報では、上部角部8dの曲率半径rを小さくすることに加え、奥壁面8bからの上壁面8aの延出寸法に対する奥壁面8bからの下壁面8cの延出寸法の比率を小さくした実施の形態が開示されている。前記比率を小さくすることによって緯糸飛走位置に対して緯入れ用補助ノズル6の噴射孔6aを接近配置することができ、噴射孔6aからガイド孔8の壁面に到達する空気流速の減衰が小さくなる。従って、緯糸の飛走する上部角部8dでの空気流速が高くなり、緯糸の高速飛走が可能となる。

本願出願人は、緯糸が一層安定して高速飛走し得るエアジェットルーム用の変形筬を特開平11−140748号公報で開示している。

概要

変形筬の緯糸通路内を緯糸が安定して高速飛走し得るようにする。

変形筬10を構成する筬羽11に形成されたガイド孔12は、上壁面12aと、奥壁面12bと、下壁面12cと、上壁面12aと奥壁面12bとを繋ぐ円弧形状の上部角部12dと、奥壁面12bと下壁面12cとを繋ぐ円弧形状の下部角部12eとによって形成されている。上部角部12dの曲率半径rは、1mm以下、下部角部12eの曲率半径Rは曲率半径rよりも大きい。上壁面12aは、水平壁面12a1と傾斜壁面12a2とからなる。水平壁面12a1の位置は、傾斜壁面12a2よりも低くしてある。

目的

本発明は、変形筬と織布との干渉を回避しつつ、緯糸が緯糸通路内を安定して一層高速で飛走し得るエアジェットルーム用の変形筬を提供することを目的とする。

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
1件

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請求項1

上壁面下壁面及び奥壁面からなるガイド孔を有する筬羽緯入れ方向に多数列設して緯糸通路を形成するエアジェットルーム用の変形筬において、前記上壁面と前記奥壁面との間の上部角部の曲率半径を前記下壁面と前記奥壁面との間の下部角部の曲率半径よりも小さくし、前記上壁面における前記上部角部側の位置を前記上壁面における先端側の位置よりも下げたエアジェットルーム用の変形筬。

請求項2

前記上壁面は、平面を備えた水平壁面と、平面を備えた傾斜壁面とからなる請求項1に記載のエアジェットルーム用の変形筬。

請求項3

前記上部角部の曲率半径を1mm以下とした請求項1及び請求項2のいずれか1項に記載のエアジェットルーム用の変形筬。

請求項4

前記奥壁面の長さを前記上壁面の長さの40〜60%とした請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載のエアジェットルーム用の変形筬。

請求項5

少なくとも一部の前記ガイド孔の前記下壁面における前記奥壁面からの延出寸法を前記上壁面における前記奥壁面からの延出寸法の25%〜55%とした請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載のエアジェットルーム用の変形筬。

請求項6

緯入れ方向へ向かうにつれて緯糸通路側へ入り込む傾斜面を前記上壁面、前記上部角部の壁面、前記奥壁面、前記下部角部及び前記下壁面に設け、前記上壁面及び前記上部角部の壁面の各傾斜面の傾斜角を他の壁面の傾斜面の傾斜角よりも大きくした請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載のエアジェットルーム用の変形筬。

請求項7

前記上壁面及び前記上部角部の壁面の各傾斜面の傾斜角を10°〜20°とし、前記奥壁面、前記下部角部の壁面及び前記下壁面の各傾斜面の傾斜角を5°〜15°とし、前記奥壁面、前記下部角部の壁面及び前記下壁面の各傾斜面の傾斜角は、前記上壁面及び前記上部角部の壁面の各傾斜面の傾斜角よりも小さくした請求項6のいずれか1項に記載のエアジェットルーム用の変形筬。

請求項8

前記上壁面、前記上部角部の壁面、前記奥壁面、前記下部角部及び前記下壁面の各傾斜面の両端部を面取形状にした請求項6及び請求項7のいずれか1項に記載のエアジェットルーム用の変形筬。

請求項9

前記傾斜面における前記面取り形状の端部以外を平面形状のストレート部とし、前記筬羽の板の厚み方向における前記ストレート部の幅を前記筬羽の板厚の0.4〜0.8とした請求項8に記載のエアジェットルーム用の変形筬。

技術分野

0001

本発明は、エアジェットルームに使用される変形筬に関するものであり、詳しくは緯入れ定性を確保しつつ緯入れの高速化を図った変形筬に関するものである。

背景技術

0002

図27は従来の変形筬を用いた緯入れ装置を示す。スレイ1上には変形筬2が立設固定されている。変形筬2は、多数枚の筬羽3を緯入れ方向に列設して構成されている。各筬羽3にはガイド孔4が凹設されており、このガイド孔4の列が緯糸通路Tを形成する。緯入れ用メインノズル5から射出された緯糸Yは緯糸通路T内を飛走する。ガイド孔4は、水平な上壁面4aと、垂直な奥壁面4bと、ガイド孔4の開口部4f側に向かうにつれて徐々に下り傾斜となる下壁面4cと、上壁面4aと奥壁面4bとを繋ぐ曲面状の上部角部4dと、奥壁面4bと下壁面4cとを繋ぐ曲面状の下部角部4eとによって形成されている。

0003

スレイ1の前面には複数本緯入れ用補助ノズル6が緯糸通路Tに沿って所定間隔をおいて装着されている。緯入れ用補助ノズル6の先端には噴射孔6aがあけられている。噴射孔6aからの噴射主流は、図27に矢印Sで示すように緯糸通路Tに沿って斜め方向に向かうようにしてある。緯糸通路Tと変形筬2とは一体になっており、緯入れ用補助ノズル6の先端に形成された噴射孔6aは、緯糸通路Tに極接近している。緯入れ時には緯入れ用補助ノズル6だけが経糸をかき分けて経糸開口内に進入し、筬打ち時には緯入れ用補助ノズル6だけが経糸開口内から経糸の下方に抜け出す。緯入れ用補助ノズル6は細身であり、経糸をかき分けて緯入れ用補助ノズル6を高速で出入りさせても経糸を損傷することはない。又、緯入れ用補助ノズル6の先端の経糸開口内に対する出入りの距離は、エアガイドの出入りの距離に比して少なくて済む。そのため、経糸開口内と経糸の下方との間で緯入れ用補助ノズル6を往復動させる構成は、エアガイドの場合に比してスレイ1の揺動量が小さくて済む。従って、変形筬を用いた緯入れ装置は、特開昭55−93844号公報、特開昭57−95344号公報、特公昭59−26688号公報に開示されるようなエアガイドを用いた緯入れ装置に比してエアジェットルームの高速化に有利である。

0004

しかし、従来の変形筬2を用いた緯入れ装置には以下に示すような幾つかの問題点がある。曲面状の上部角部4d及び下部角部4eの曲率半径は、プレスによる型抜製作容易性等を考慮していずれも2mm程度にしてある。このような変形筬2を用いた緯入れ装置では、緯糸通路T内を飛走する緯糸Yの飛走位置は、緯入れ用補助ノズル6から噴射する空気流の主流Sがガイド孔4の壁面に衝突する位置によって変わってしまう。

0005

図28は、空気主流S1が上壁面4aに衝突した場合の最高流速位置の推移と緯糸Yの飛走位置Y1との関係について緯入れ上流側から見た様子を示し、図31は、上方から見た空気主流S1の推移を示す。空気主流S1が上壁面4aに衝突した場合には、衝突後に空気主流S1は奥壁面4b側へと進み、上部角部4dに沿って下方へ偏向し、次いで奥壁面4b側から開口部4f側に推移する。最高流速位置のこのような変化のために緯糸Yは、上部角部4dでの下向き偏向流の影響を受けてY1で示すように下部角部4e付近を飛走する。

0006

図29は、空気主流S2が奥壁面4bに衝突した場合の最高流速位置の推移と緯糸Yの飛走位置Y2との関係について緯入れ上流側から見た様子を示し、図32は、上方から見た空気主流S2の推移を示す。空気主流S2が奥壁面4bに衝突した場合には、衝突後に空気主流S2は上部角部4dに沿って進み、開口部4f側に偏向する。最高流速位置のこのような変化のために緯糸Yは、上部角部4dでの上向き偏向流の影響を受けてY2で示すように上壁面4a付近を飛走する。

0007

図30は、空気主流S3が上部角部4dに衝突した場合の最高流速位置の推移と緯糸Yの飛走位置Y3との関係について緯入れ上流側から見た様子を示し、図33は、上方から見た空気主流S3の推移を示す。空気主流S3が上部角部4dに衝突した場合には、衝突後に空気主流S3は下方へ進みながらわずかに開口部4f側に推移する。最高流速位置のこのような変化のために緯糸Yは、Y3で示すように上部角部4d付近を飛走する。

0008

緯糸の飛走速度及び緯糸の飛走安定性は、緯糸の飛走位置と深い関係にある。言い換えれば緯糸の飛走速度及び緯糸の飛走安定性は、緯糸通路内の空気流速分布と深い関係にある。

0009

図34は、緯入れ用補助ノズル6の隣接間隔Xを80mmとした場合のノズル下流80mm位置の緯糸通路T内の空気流速分布を示す。1点鎖線等速度分布線を表し、分布線は10m/s単位で表してある。Vm で示す位置は最高流速位置である。

0010

図28で示したように、飛走位置Y1付近では開口部4f側への偏向流成分が弱いため、飛走位置Y1付近を飛走する緯糸Yが緯糸通路Tから飛び出すことはなく、緯糸Yの飛走は安定する。しかし、緯糸Yの飛走位置Y1付近の空気流速は、最高流速よりも低いため、飛走位置Y1を飛走する緯糸Yの飛走速度は低くなる。

0011

緯糸Yの飛走位置Y2付近の空気流速は最高流速に近く、飛走位置Y2を飛走する緯糸Yの飛走速度は高くなる。しかし、図29で示したように、飛走位置Y2付近では開口部4f側への偏向流成分が強いため、飛走位置Y2付近を飛走する緯糸Yが緯糸通路Tから飛び出し易く、緯糸Yの飛走が不安定になる。

0012

緯糸Yの飛走位置Y3付近の空気流速は、最高流速に近く、飛走位置Y3を飛走する緯糸Yの飛走速度は高くなる。又、図30で示したように、飛走位置Y3付近では開口部4f側への偏向流成分が弱いため、飛走位置Y3付近を飛走する緯糸Yが緯糸通路Tから飛び出すことはなく、緯糸Yの飛走は安定する。

0013

従って、高速かつ安定した飛走を実現するためには、緯入れ用補助ノズル6からの空気主流Sを上部角部4dに向け、緯糸Yが上部角部4d付近を飛走するようにすることが重要である。しかし、緯糸通路Tに対する緯入れ用補助ノズル6の相対的な取り付け位置、緯入れ用補助ノズル6の取り付け角度、噴射孔6aの噴射指向方向噴射圧力等によってガイド孔の壁面に対する空気主流の衝突位置が変わる。前述したように緯糸Yの飛走位置は、緯入れ用補助ノズル6から噴射する空気主流Sのガイド孔4の壁面に対する衝突位置によって変わってしまう。そのため、従来の変形筬を用いた緯入れ装置では緯糸Yを緯糸通路T内の同じ位置、しかも高速飛走可能な位置で安定して飛走させることは難しい。

0014

特開平2−53935号公報、実開平3−38378号公報では、変形筬に形成した緯糸通路内における緯糸飛走速度の高速化、緯糸通路からの緯糸飛び出し防止を図った装置が開示されている。これら従来装置では筬羽のガイド孔の上壁面と奥壁面とのなす角を直角又は鋭角に設定し、緯糸通路の上部の懐を深くしている。緯糸通路の上部の懐を深くした通路形状は、緯入れ用補助ノズルから噴射される空気流を通路開口部側へ向かい難くする。しかし、このような通路形状であっても、上壁面と奥壁面とを繋ぐ上部角部で緯糸を安定して飛走させることができない場合があった。即ち、緯糸の飛走速度の高速化と緯糸通路からの緯糸の飛び出しによる飛走トラブルの低減とを共に両立させ得なかった。

0015

特開平8−74143号公報では、図35に示すように、変形筬7の上部角部8dの曲率半径rを下部角部8eの曲率半径Rよりも小さくした緯入れ装置が開示されている。上部角部8dの曲率半径rを下部角部8eの曲率半径Rよりも小さくしたガイド孔8の形状は、緯入れ用補助ノズル6から噴射される空気主流がガイド孔8の壁面に衝突した後に上部角部8dで偏向し難くする。従って、緯糸が常に空気流速の高い上部角部8dを安定飛走する。

0016

又、特開平8−74143号公報では、上部角部8dの曲率半径rを小さくすることに加え、奥壁面8bからの上壁面8aの延出寸法に対する奥壁面8bからの下壁面8cの延出寸法の比率を小さくした実施の形態が開示されている。前記比率を小さくすることによって緯糸飛走位置に対して緯入れ用補助ノズル6の噴射孔6aを接近配置することができ、噴射孔6aからガイド孔8の壁面に到達する空気流速の減衰が小さくなる。従って、緯糸の飛走する上部角部8dでの空気流速が高くなり、緯糸の高速飛走が可能となる。

0017

本願出願人は、緯糸が一層安定して高速飛走し得るエアジェットルーム用の変形筬を特開平11−140748号公報で開示している。

発明が解決しようとする課題

0018

しかし、筬打ち時に変形筬の上壁面8aの先端部が織布の上面に干渉するというおそれがある。上壁面8aが織布の上面に干渉すると、織布が傷付けられる。織布に対する上壁面8aの干渉の問題は、特開平2−53935号公報、実開平3−38378号公報、特開平8−74143号公報等における変形筬についても言える。

0019

本発明は、変形筬と織布との干渉を回避しつつ、緯糸が緯糸通路内を安定して一層高速で飛走し得るエアジェットルーム用の変形筬を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

0020

そのために請求項1の発明では、ガイド孔の上壁面と奥壁面との間の上部角部の曲率半径を前記ガイド孔の下壁面と奥壁面との間の下部角部の曲率半径よりも小さくし、前記上壁面における前記上部角部側の位置を前記上壁面における先端側の位置よりも下げた。

0021

緯入れ用補助ノズルからの空気主流は、緯糸通路の開口部側の下方から上部角部に向けられる。しかし、実際の噴射方向は、緯入れ用補助ノズルの製造上及び取り付け上のばらつきもあって上壁面あるいは奥壁面に衝突する場合も少なくない。

0022

上壁面に衝突した空気主流は、上壁面に沿って奥壁面側へ向かう。下部角部の曲率半径よりも小さい曲率半径とした上部角部の存在が衝突後の空気主流の偏向を規制し、開口部側に向かう偏向流が非常に弱くなる。従って、上壁面に衝突した空気主流は、その後、上部角部を推移し、緯糸は上部角部付近を安定的に飛走する。

0023

奥壁面に衝突した空気主流は、奥壁面に沿って上壁面側へ向かう。下部角部の曲率半径よりも小さい曲率半径とした上部角部は、衝突後の空気主流の偏向を規制し、開口部側に向かう偏向流が非常に弱くなる。従って、奥壁面に衝突した後の空気主流は、上部角部を推移し、緯糸は上部角部付近を安定的に飛走する。

0024

空気主流が上部角部に衝突した場合、下部角部の曲率半径よりも小さい曲率半径とした上部角部は、衝突後の空気主流の偏向を規制し、上部角部に衝突した空気主流は、上部角部を推移する。従って、緯糸は上部角部付近を安定的に飛走する。

0025

上壁面における上部角部側の位置を上壁面における先端側の位置よりも下げた構成は、上部角部と緯入れ用補助ノズルの噴射孔との間の距離を短くする。この距離の短縮は、上部角部における空気流速を高め、緯糸の飛走速度が高まる。

0026

請求項2の発明では、請求項1において、平面を備えた水平壁面と平面を備えた傾斜壁面とから前記上壁面を構成した。平面の組み合わせによる上壁面の形成は、上壁面における上部角部側の位置を上壁面における先端側の位置よりも下げる上で簡便である。

0027

請求項3の発明では、請求項1及び請求項2のいずれか1項において、前記上部角部の曲率半径を1mm以下とした。上部角部の曲率半径を1mm以下とする構成では空気主流の偏向を上部角部で規制する効果が大きく、緯糸の飛走の安定性の上で最も好ましい。

0028

請求項4の発明では、請求項1乃至請求項3のいずれか1項において、前記奥壁面の長さを前記上壁面の長さの40〜60%とした。上壁面の位置を下げ過ぎると、筬打ち時に変形筬の上壁面の先端部が織布の上面に干渉するというおそれがある。上壁面が織布の上面に干渉すると、織布が傷付けられる。奥壁面の長さを上壁面の長さの40〜60%とした構成は、筬打ち時の上壁面と織布との干渉を回避しつつ緯糸の安定かつ高速の飛走を達成する上で最も好ましい。

0029

請求項5の発明では、請求項1乃至請求項4のいずれか1項において、少なくとも一部の前記ガイド孔の前記下壁面における前記奥壁面からの延出寸法を前記上壁面における前記奥壁面からの延出寸法の25%〜55%とした。

0030

ガイド孔の下壁面における前記奥壁面からの延出寸法を前記上壁面における前記奥壁面からの延出寸法よりも小さくすれば、緯入れ用補助ノズルの噴射孔を上部角部に近づけることができる。このようにすれば上部角部における空気流速が上昇し、緯糸の飛走速度が高まる。この場合、下壁面における奥壁面からの延出寸法を上壁面における前記奥壁面からの延出寸法の25%〜55%とする構成は、緯糸の緯入れ安定性及び高速飛走の達成の上で望ましい。空気流速の上昇は、要求される緯糸の飛走速度の達成のための空気消費量の低減をもたらす。

0031

請求項6の発明では、請求項1乃至請求項5のいずれか1項において、緯入れ方向へ向かうにつれて緯糸通路側へ入り込む傾斜面を前記上壁面、前記上部角部の壁面、前記奥壁面、前記下部角部及び前記下壁面に設け、前記上壁面及び前記上部角部の壁面の各傾斜面の傾斜角を他の壁面の傾斜面の傾斜角よりも大きくした。

0032

傾斜面の傾斜角を大きくするほど、隣接する筬羽間へ洩れるエアの流量が少なくなる。隣接する筬羽間へ洩れるエアの流量が上壁面及び上部角部の壁面で少なくなるようにすれば、上部角部における空気流速が上昇する。奥壁面、下部角部の壁面及び下壁面で徐々にエアを洩らすようにすれば、緯糸通路の開口部の下部からのエア流出が減少する。上部角部における空気流速の上昇、及び緯糸通路の開口部の下部からのエア流出の減少は、上壁面及び前上部角部の壁面の各傾斜面の傾斜角を他の壁面の傾斜面の傾斜角よりも大きくすることによって達成される。そのため、緯糸は、上部角部を一層安定して高速で飛走する。

0033

請求項7の発明では、請求項6において、前記上壁面及び前記上部角部の壁面の各傾斜面の傾斜角を10°〜20°とし、前記奥壁面、前記下部角部の壁面及び前記下壁面の各傾斜面の傾斜角を5°〜15°とし、前記奥壁面、前記下部角部の壁面及び前記下壁面の各傾斜面の傾斜角は、前記上壁面及び前記上部角部の壁面の各傾斜面の傾斜角よりも小さくした。

0034

このような構成は、緯糸の高速飛走と安定飛走とを両立する上で好ましい。請求項8の発明では、請求項6及び請求項7のいずれか1項において、前記上壁面、前記上部角部の壁面、前記奥壁面、前記下部角部及び前記下壁面の各傾斜面の両端部を面取り形状にした。

0035

このような構成は、経糸の開口運動に伴う経糸と傾斜面の端部との接触抵抗を低減し、織布品質が向上する。請求項9の発明では、請求項8において、前記傾斜面における前記面取り形状の端部以外を平面形状のストレート部とし、前記筬羽の板の厚み方向における前記ストレート部の幅を前記筬羽の板厚の0.4〜0.8とした。

0036

このような寸法比構成は、織機を高速化した場合の織布の品質向上と、緯糸の高速飛走とを両立する上で好ましい。

発明を実施するための最良の形態

0037

以下、本発明を具体化した第1の実施の形態を図1図20に基づいて説明する。装置の取り付け構成図23と同じであり、この実施の形態では隣接する緯入れ用補助ノズル6の隣接間隔Xが80mmにしてある。

0038

図1及び図2に示すように変形筬10を構成する多数枚の筬羽11にはコ字形状のガイド孔12が凹設されており、このガイド孔12の列が緯糸通路Tを形成する。ガイド孔12は、水平な上壁面12aと、垂直な奥壁面12bと、ガイド孔12の開口部12f側に向かうにつれて徐々に下り傾斜となる下壁面12cと、上壁面12aと奥壁面12bとの間の上部角部12dと、奥壁面12bと下壁面12cとの間の下部角部12eとによって形成されている。上部角部12d及び下部角部12eは、円弧面形状である。上壁面12aにおける奥壁面12bからの延出寸法Waは9mmである。奥壁面12bの上下の寸法Wbは、上壁面12aの延出寸法Waの50%程度となる4.5mmであり、下壁面12cにおける奥壁面12bからの延出寸法Wcは、上壁面12aにおける延出寸法Waの45%程度となる4mmである。

0039

緯入れ用補助ノズル6を単に緯糸通路Tに近接すれば、経糸Z(図19に図示)の開口内へ出入りする緯入れ用補助ノズル6と筬羽11との間の経糸Zの屈曲が大きくなり、経糸Zが損傷する。経糸Zの損傷は織物品質を低下させる。上壁面12aから緯入れ用補助ノズル6の噴射孔6aまでの上下方向の距離L1、及び下壁面12cの開口部12f側の先端から噴射孔6aまでの前後方向の距離L2は、緯入れ用補助ノズル6が織物品質に悪影響を及ぼさないように設定されている。

0040

図2に示すように、上壁面12aは、水平壁面12a1と傾斜壁面12a2とからなる。水平壁面12a1は、奥壁面12bから緯糸通路Tの開口部12f側に延出している。傾斜壁面12a2は、平面を備えている(図3参照)。傾斜壁面12a2の平面は、水平壁面12a1に対して約15°の昇り傾斜となっている。水平壁面12a1における奥壁面12bからの延出寸法Wa1は、5mmである。傾斜壁面12a2における水平壁面12a1からの延出寸法は、4mmである。水平壁面12a1の位置は、傾斜壁面12a2の位置よりも下げてある。水平壁面12a1の位置は、傾斜壁面12a2の平面の延長にある開口部12fの先端12gの位置よりも1mm低くしてある。図2に示す距離Mhが1mmである。

0041

円弧面形状の上部角部12dの曲率半径rは0.4mmにしてあり、円弧面形状の下部角部12eの曲率半径Rは2mmにしてある。図3図7に示すように、上壁面12a(即ち、水平壁面12a1及び傾斜壁面12a2)、奥壁面12b、下壁面12c、上部角部12d及び下部角部12eは、矢印Pで示す緯入れ方向に向かうにつれて緯糸通路T側へ入り込む傾斜面にしてある。上壁面12aの傾斜面の傾斜角θa、及び下部角部12eの傾斜面の傾斜角θdは、いずれも約12°にしてある。奥壁面12bの傾斜面の傾斜角θb、及び下部角部12eの傾斜面の傾斜角θeは、いずれも約6°にしてある。下壁面12cの傾斜面の傾斜角θcは、約7°にしてある。

0042

上壁面12a、奥壁面12b、下壁面12c、上部角部12d及び下部角部12eの各傾斜面の両端部は、円弧形状の面取部12r(図3参照)にしてある。各傾斜面の両端部の面取部12rの曲率半径kは、いずれも約0.04mmにしてある。曲率半径k=0.04mmは、筬羽11の厚みt=0.2mmの約20%である。各傾斜面の両端部の面取部12rを除いた平面形状のストレート部12s(図3参照)の長さをuとすると、寸法比u/tは、約0.6である。

0043

緯入れ用補助ノズル6からの空気主流Sは、緯糸通路Tの開口部12f側の下方から上部角部12dに向けられる。しかし、実際の噴射方向は、緯入れ用補助ノズル6の製造上及び取り付け上のばらつきもあって上壁面12aあるいは奥壁面12bに衝突する場合も少なくなく、時によっては下壁面12cに衝突することもあり得る。

0044

図8に示すように、上壁面12aに衝突した空気主流Saは、上壁面12aに沿って奥壁面12b側へ向かう。曲率半径rを0.4mmとした上部角部12dは、衝突後の空気主流Saの偏向を規制し、開口部12f側に向かう偏向流が非常に弱くなる。従って、上壁面12aに衝突した空気主流Saは、図11に示すように上部角部12dの近傍を推移し、緯糸Yは、上部角部12dの近傍を安定的に飛走する。

0045

図9に示すように、奥壁面12bに衝突した空気主流Sbは、奥壁面12bに沿って上壁面12a側へ向かう。曲率半径rを0.4mmとした上部角部12dは、衝突後の空気主流Sbの偏向を規制し、開口部12f側に向かう偏向流が非常に弱くなる。従って、奥壁面12bに衝突した空気主流Sbは、図12に示すように上部角部12dの近傍を推移し、緯糸Yは、上部角部12dの近傍を安定的に飛走する。

0046

下壁面12cに衝突した空気主流は、下壁面12cに沿って奥壁面12b側へ向かう。上部角部12dの曲率半径rよりも大きい曲率半径Rの下部角部12eは、衝突後の空気主流を積極的に奥壁面12bに沿って上部角部12dに向かわせる。従って、下壁面12cに衝突した後の空気主流は、最終的には上部角部12dの近傍を推移し、緯糸Yは、上部角部12dの近傍を安定的に飛走する。

0047

図10に示すように、空気主流Sdが上部角部12dに衝突した場合、曲率半径rを0.4mmとした上部角部12dは、衝突後の空気主流Sdの偏向を規制し、上部角部12dに衝突した空気主流Sdは、上部角部12dの近傍を推移する。従って、上部角部12dに衝突した空気主流Sdは、図13に示すように上部角部12dの近傍を推移し、緯糸Yは、上部角部12dの近傍を安定的に飛走する。

0048

第1の実施の形態では以下の効果が得られる。
(1−1)緯糸Yの飛走速度及び緯糸Yの飛走安定性は、緯糸Yの飛走位置と深い関係にある。言い換えれば緯糸Yの飛走速度及び緯糸の飛走安定性は、緯糸通路T内の空気流速分布と深い関係にあり、緯糸Yが最高流速位置である上部角部12d付近を飛走することが最も望ましい。曲率半径r=0.4mmの上部角部12dを備えた図2の変形筬10は、緯入れ用補助ノズル6からの空気主流Sがガイド孔12のいずれの壁面に衝突しても緯糸Yの飛走を上部角部12dに規制する。その結果、緯糸Yは、最高流速位置である上部角部12d近傍を特開平8−74143号公報の従来装置よりもさらに安定して飛走する。

0049

(1−2)上壁面12aを構成する水平壁面12a1の位置は、開口部12fの先端12gの位置よりもMh=1mm下げてある。即ち、上壁面12aにおける上部角部12d側の位置は、上壁面12aにおける先端側の位置よりも下げてあり、上部角部12dの近傍の上壁面12aの部分の位置が先端12g近傍の上壁面12aの部分の位置よりも低くなっている。上部角部12dの位置は、水平壁面12a1の位置よりも更に低くなっている。そのため、上部角部12dと緯入れ用補助ノズル6の噴射孔6aとの間の距離が短くなり、上部角部12d付近における空気流速が上昇する。その結果、緯糸Yは、最高流速位置である上部角部12d近傍を特開平11−140748号公報の従来装置よりもさらに高速で飛走する。

0050

図14曲線Goは、図2の変形筬10を用いた場合の緯糸通路T内の上部角部12dにおける空気流速を示す。横軸は、緯入れ用補助ノズル6から緯入れ方向への距離を表す。曲線G1は、特開平11−140748号公報に開示の変形筬を用いた場合の緯糸通路T内の上部角部における空気流速を示す。曲線G2は、図35の変形筬7を用いた場合の緯糸通路T内の上部角部8dにおける空気流速を示す。曲線G3は、図27の変形筬2を用いた場合の緯糸通路T内の上部角部4dにおける空気流速を示す。水平壁面12a1を傾斜壁面12a2よりも下げた変形筬10は、上部角部12dにおける空気流速が特開平11−140748号公報に開示の変形筬に比べても全般的に高くなる。

0051

(1−3)緯入れ方向P側へ流れる空気流の一部は、隣接する筬羽11間から漏洩する。この漏洩割合が多ければ緯入れ方向P側へ流れる空気流の流速が低下し、緯糸Yの飛走速度が低下する。ガイド孔12の壁面に形成された傾斜面は、筬羽11間からの空気漏洩を抑制するものであり、この傾斜面は、緯糸Yの高速飛走の向上に寄与する。上壁面12aにおける傾斜面の傾斜角θa及び上部角部12dにおける傾斜面の傾斜角θdは、他の傾斜面の傾斜角θb,θc,θeに比べて2倍程度大きくしてある。そのため、開口部12f側の下方の緯入れ用補助ノズル6から上部角部12dに向けられる空気主流Sは、上壁面12a及び上部角部12dでの洩れ割合を抑制される。その結果、緯糸Yの高速飛走を損なうことなく、要求される緯糸飛走速度の達成のための空気消費量を低減することができる。

0052

なお、傾斜角θa,θdの範囲を10°〜20°とし、傾斜角θb,θc,θeの範囲を5°〜15°とし、かつ傾斜角θa,θdを傾斜角θb,θc,θeよりも大きくすることが緯糸の高速飛走と安定飛走とを両立する上で好ましい。

0053

(1−4)上壁面12a及び上部角部12dを除いた壁面、即ち奥壁面12b、下壁面12c及び下部角部12eにおける各傾斜面の傾斜角θb,θc,θeは、従来の変形筬の場合と同程度である。傾斜角θb,θc,θeは、傾斜角θa,θdに比べて小さいため、奥壁面12b、下壁面12c及び下部角部12eでの筬羽11間からの空気漏洩は、徐々に行われる。本願発明者は、傾斜角θa,θdを傾斜角θb,θc,θeよりも大きくした場合と、特開平8−74143号公報の従来装置の場合とで緯糸の飛走安定性の比較実験を行った。その結果、本願発明者は、傾斜角θa,θdを傾斜角θb,θc,θeよりも大きくした変形筬が特開平8−74143号公報の従来装置よりも更に安定した緯糸飛走をもたらすことを確認した。

0054

(1−5)図15の曲線H1,H2,H3は、下壁面12cにおける延出寸法Wcと緯糸Yの飛走速度との関係を実験で求めたデータである。曲線H1は、図2の変形筬10を用いた場合の実験データである。曲線H2は、図35の変形筬7を用いた場合の実験データであり、曲線H3は、図27の変形筬2を用いた場合の実験データである。図15の曲線I1,I2,I3は、下壁面12cにおける延出寸法Wcと緯糸Yの飛走トラブル発生頻度との関係を実験で求めたデータである。曲線I1は、図2の変形筬10を用いた場合の実験データである。曲線I2は、図35の変形筬7を用いた場合の実験データであり、曲線I3は、図27の変形筬2を用いた場合の実験データである。

0055

緯糸Yの飛走トラブルは、許容時間内に所定の緯入れ末端側に到達しない状態として把握される。これらの実験では、上壁面における奥壁面からの延出寸法は一定にしてある。又、下壁面の先端から噴射孔6aまでの距離L2は一定にしてあり、かつ緯入れ用補助ノズル6からの空気主流Sが常に上部角部を向くようにしてある。さらに、緯入れ用補助ノズル6からの噴射空気流量も一定にしてある。

0056

曲線G1,G2及び曲線I1,I2からわかるように、変形筬10及び変形筬7では、下壁面12c,8cの延出寸法Wcを短くしてゆくと、緯糸Yの飛走トラブル発生頻度の増加を抑制したまま緯糸Yの飛走速度を上げてゆくことができる。下壁面12cにおける延出寸法Wcを4mmとした本実施の形態では、下壁面8cにおける延出寸法Wcを7mmとした特開平8−74143号公報に開示の変形筬7の場合よりも緯糸飛走速度がさらに上昇している。しかし、延出寸法Wcが2mm以下になると、上壁面12a、奥壁面12b及び下壁面12cによって形成される緯糸通路Tの持つ空気流拡散抑制機能が弱まり、緯糸通路T内における均整のとれた空気流速分布が得られなくなる。このような状態になると、緯糸飛走速度が低下し始め、しかも緯糸Yが緯糸通路Tから飛び出すといったことによる緯糸飛走トラブルの発生頻度も増加する。図15の実験データから判断して、下壁面12cにおける延出寸法Wcが上壁面12aにおける延出寸法Waの25%〜55%の範囲にある構成が望ましい。

0057

(1−6)図16グラフの曲線Eは、上部角部12dの曲率半径rと緯糸の飛走トラブルの頻度との関係を示す実験データである。この実験は、緯糸を標準的な綿40番、織機回転数を900rpm、空気流量を一定とした条件で行なったものである。上部角部12dの曲率半径rを1mm以下とすれば、上部角部4dの曲率半径を2mm程度とした図27の変形筬2を用いた場合の飛走トラブル頻度の1/5程度に少なくすることができる。

0058

(1−7)上壁面12aは、上部角部12dに繋がる水平壁面12a1を開口部12fの先端12g側の傾斜壁面12a2よりも低くなるような形状にしてあり、奥壁面12bの高さ寸法を小さくする構成が採用されている。図17のグラフにおける曲線M1は、上壁面12aの延出寸法Waに対する奥壁面12bの高さ寸法Wbの寸法比Wb/Waと、緯糸飛走速度との関係を示す実験データである。図17のグラフにおける曲線N1は、寸法比Wb/Waと緯糸飛走トラブルの発生頻度との関係を示す実験データである。

0059

緯糸飛走速度は、寸法比Wb/Waが0.4程度のときに最も速い。寸法比Wb/Waが0.25以下になると、緯糸飛走速度が急激に低下する。これは、奥壁面12bの高さ寸法Wbが小さくなって緯入れ用補助ノズル6からの空気噴流が上壁面12a及び下壁面12cに衝突し、筬羽11間からの空気漏洩が上壁面12a及び下壁面12cで多くなるからである。上壁面12a及び下壁面12cでの空気漏洩が多くなると、上部角部12dの近傍での空気流速が低下し、緯糸飛走速度が急激に低下する。又、寸法比Wb/Waが0.4以下になると、ガイド孔12の面積が小さくなり過ぎ、緯糸飛走トラブルが増大する。従って、寸法比Wb/Waは、0.4以上が望ましい。しかし、寸法比Wb/Waが0.4以上の領域で大きくなるにつれて緯糸飛走速度が低下してゆくため、寸法比Wb/Waは、0.4〜0.6が望ましい。

0060

一方、寸法比Wb/Waを0.4よりも小さくすると、図19に示すように筬打ち時に変形筬10の上壁面12aと織布Wの上面とが干渉し、織布の品質が低下する。織布品質の低下の回避を考慮した場合にも、寸法比Wb/Waは、0.4〜0.6が望ましい。

0061

(1−7)図18のグラフにおける曲線M2は、水平壁面12a1と開口部12fの先端12gとの間における上下方向の距離Mhと、緯糸飛走速度との関係を示す実験データである。図18のグラフにおける曲線N2は、距離Mhと緯糸飛走トラブルの発生頻度との関係を示す実験データである。

0062

距離Mhが0mmから大きくなるに従い、上部角部12dと緯入れ用補助ノズル6の噴射孔6aとの距離が短くなる。そのため、上部角部12dにおける空気流速が上昇し、緯糸Yの飛走速度が高まる。緯糸飛走速度は、距離Mh=1.2mm程度の場合に最も速く、距離Mhが2.5mm以上になると、緯糸飛走速度が急激に低下する。これは、奥壁面12bの高さ寸法Wbが小さくなって緯入れ用補助ノズル6からの空気噴流が上壁面12a及び下壁面12cに衝突し、筬羽11間からの空気漏洩が上壁面12a及び下壁面12cで多くなるからである。上壁面12a及び下壁面12cでの空気漏洩が多くなると、上部角部12dの近傍での空気流速が低下し、緯糸飛走速度が急激に低下する。又、距離Mhが1.5mm以上になると、ガイド孔12の面積が小さくなり過ぎ、緯糸飛走トラブルが増大する。従って、距離Mhは、0mm〜1.5mmが望ましい。

0063

一方、距離Mhを1.5mmよりも大きくすると、図19に示すように筬打ち時に変形筬10の上壁面12aと織布Wの上面とが干渉し、織布の品質が低下する。織布品質の低下の回避を考慮した場合にも、距離Mhは、0mm〜1.5mmが望ましい。

0064

(1−8)上壁面12a、奥壁面12b、下壁面12c、上部角部12d及び下部角部12eの各傾斜面の両端部は、円弧形状の面取部12rにしてある。図20のグラフにおける曲線Jは、筬羽11の板厚tと筬羽11の板の厚みの方向におけるストレート部12sの幅uとの寸法比u/tと、緯糸飛走速度との関係を示す実験データである。寸法比u/tを0.4以上とすれば、緯糸飛走速度が」高い状態に保たれる。しかし、織機上の織布Wの両端や緯入れ用補助ノズル6の近傍の経糸Zは、筬羽11とは平行にならず、僅かに傾く。そのため、寸法比u/tを0.8よりも大きくすると、経糸開口運動に伴う経糸Zと面取部12rとの接触抵抗が大きくなり、経糸Zが傷ついて織布品質が低下する。糸強力の弱い経糸Zの場合には、経糸切れが発生する場合もある。従って、寸法比u/tは、0.4〜0.8の範囲が望ましい。

0065

次に、図21及び図22の第2の実施の形態を説明する。第1の実施の形態と同じ構成部には同じ符号が付してある。この実施の形態では、下壁面の延出寸法Wc,Wc1が異なる2種類の筬羽11,11Aを用いて変形筬10Aを構成している。緯入れ用補助ノズル6の取り付け部付近には延出寸法Wcが4mmの筬羽11を用い、前記取り付け部を除く部分には延出寸法Wc1が7mmの筬羽11Aを用いている。

0066

図22に示すように、ガイド孔12の上壁面12aにおける奥壁面12bからの延出寸法Waは10mm、奥壁面12bにおける上下の寸法Wbは4mmとなっている。緯入れ用補助ノズル6の管軸から緯糸通路Tの上流側へ3mmの位置と、下流側へ15mmの位置との間では延出寸法Wcが4mmの筬羽11が用いられ、それ以外の部分では延出寸法Wc1が7mmの筬羽11Aが用いられている。筬羽11から緯入れ用補助ノズル6の噴射孔6aまでの距離L1,L2及びその他の構成は第1実施の形態と同じにしてある。そして、緯入れ用補助ノズル6からの空気主流Sは、第1の実施の形態と同様に上部角部12dに向けられている。

0067

この実施の形態においても、第1の実施の形態の場合と同様に緯糸は高速で飛走する。本発明では以下のような実施の形態も可能である。

0068

(1)図23に示す第3の実施の形態のように、上壁面12aの形状を上部角部12dから直線的に開口部12f側に向かうにつれて上り傾斜とすること。
(2)図24に示す第4の実施の形態のように、上部角部12dから直線的に開口部12f側に向かうにつれて上り傾斜となる傾斜壁面12a3と、傾斜壁面12a3の先端に繋がる水平壁面12a4とから12aを構成すること。

0069

(3)図25に示す第5の実施の形態のように、上壁面12aの形状を上部角部12dから凸曲線的に開口部12f側に向かうにつれて上り傾斜とすること。
(4)図26に示す第6の実施の形態のように、上壁面12aの形状を上部角部12dから凹曲線的に開口部12f側に向かうにつれて上り傾斜とすること。

0070

(5)面取部12rを円弧状の曲面以外の曲面形状とすること。
(6)各傾斜面の両端部を平面で面取り形状にすること。
前記した実施の形態から把握できる請求項記載以外の発明について以下に記載する。

0071

〔1〕上壁面、下壁面及び奥壁面からなるガイド孔を有する筬羽を緯入れ方向に多数列設して緯糸通路を形成するエアジェットルーム用の変形筬において、前記上壁面と前記奥壁面との間の上部角部の曲率半径を前記下壁面と前記奥壁面との間の下部角部の曲率半径よりも小さくし、前記上壁面における前記上部角部の近傍の位置を前記上壁面における先端側の位置よりも下げたエアジェットルーム用の変形筬。

0072

〔2〕請求項1乃至請求項9、及び前記〔1〕項のいずれか1項において、前記上部角部を前記上壁面よりも下げたエアジェットルーム用の変形筬。

発明の効果

0073

本発明では、上壁面と奥壁面とを繋ぐ上部角部を曲面とすると共に、前記ガイド孔の下壁面と奥壁面とを繋ぐ下部角部の曲率半径よりも前記上部角部の曲率半径を小さくしたので、緯糸が上部角部付近を安定して飛走する。これに加え、上壁面における前記上部角部側の位置を上壁面における先端側の位置よりも下げたので、緯糸飛走の高速性が高まる。

0074

前記上部角部の曲率半径を1mm以下とした発明は、緯糸の飛走安定の確実性を高める。前記ガイド孔の下壁面における前記奥壁面からの延出寸法を前記上壁面における前記奥壁面からの延出寸法の25%〜55%とした発明では、緯入れ用補助ノズルの噴射孔を緯糸の飛走する上部角部に近づけて緯糸通路内の空気流速を高く保つことができる。そのため、緯糸飛走速度の高速化ひいては空気消費量を削減し得るという効果が得られる。

0075

上壁面及び上部角部の壁面の各傾斜面の傾斜角を他の壁面の傾斜面の傾斜角よりも大きくした発明では、緯糸が上部角部付近を高速で安定飛走する効果が得られる。

0076

上壁面、上部角部の壁面、奥壁面、下部角部及び下壁面の各傾斜面の両端部を面取形状にした発明は、経糸開口運動に伴う経糸と傾斜面の端部との接触抵抗を小さくして織布品質を向上する。

図面の簡単な説明

0077

図1本発明を具体化した第1の実施の形態の要部拡大斜視図。
図2変形筬の要部拡大側面図。
図3図2のE−E線拡大断面図。
図4図2のA−A線拡大断面図。
図5図2のB−B線拡大断面図。
図6図2のC−C線拡大断面図。
図7図2のD−D線拡大断面図。
図8緯入れ用補助ノズルからの空気主流が上壁面に衝突した場合のその後の推移を示す要部拡大側面図。
図9緯入れ用補助ノズルからの空気主流が奥壁面に衝突した場合のその後の推移を説明する要部拡大側面図。
図10緯入れ用補助ノズルからの空気主流が上部角部に衝突した場合のその後の推移を説明する要部拡大側面図。
図11図8のF−F線から見た緯入れ用補助ノズルからの空気主流の推移を示すF−F線断面図。
図12図9のG−G線から見た緯入れ用補助ノズルからの空気主流の推移を示すG−G線断面図。
図13図10のH−H線から見た緯入れ用補助ノズルからの空気主流の推移を示すH−H線断面図。
図14第1の実施の形態における変形筬の緯糸通路内における上部角部付近の緯入れ方向の空気流速分布図
図15下壁面の寸法と緯糸飛走速度及び緯糸飛走トラブル発生頻度との関係を説明するグラフ。
図16上部角部の曲率半径と緯糸の飛走トラブル発生頻度との関係を説明するグラフ。
図17奥壁面の高さ寸法と緯糸飛走速度との関係、及び奥壁面の高さ寸法と緯糸の飛走トラブル発生頻度との関係を説明するグラフ。
図18距離Mhと緯糸飛走速度との関係、及び距離Mhと緯糸の飛走トラブル発生頻度との関係を説明するグラフ。
図19筬打ち時の上壁面と織布との干渉を説明する側面図。
図20傾斜面のストレート部と筬羽の板厚との寸法比と、緯糸飛走速度との関係を説明するグラフ。
図21第2の実施の形態を示す要部拡大側面図。
図22変形筬の要部拡大側面図。
図23第3の実施の形態を示す要部拡大側面図。
図24第4の実施の形態を示す要部拡大側面図。
図25第5の実施の形態を示す要部拡大側面図。
図26第6の実施の形態を示す要部拡大側面図。
図27従来の緯入れ装置の斜視図及び部分拡大斜視図の組み合わせ図
図28緯入れ用補助ノズルからの空気主流が従来の変形筬の上壁面に衝突した場合のその後の推移を示す要部拡大側面図。
図29緯入れ用補助ノズルからの空気主流が従来の変形筬の奥壁面に衝突した場合のその後の推移を説明する要部拡大側面図。
図30緯入れ用補助ノズルからの空気主流が従来の変形筬の上部角部に衝突した場合のその後の推移を説明する要部拡大側面図。
図31図28のI−I線から見た緯入れ用補助ノズルからの空気主流の推移を示すI−I線断面図。
図32図29のJ−J線から見た緯入れ用補助ノズルからの空気主流の推移を示すJ−J線断面図。
図33図30のK−K線から見た緯入れ用補助ノズルからの空気主流の推移を示すK−K線断面図。
図34従来の変形筬の緯糸通路内における空気流速分布状態を説明する要部拡大側面図。
図35従来の変形筬の要部拡大側面図。

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0078

10…変形筬。11,11A…筬羽。12…ガイド孔。12a…上壁面。12b…奥壁面。12c…下壁面。12d…上部角部。12e…下部角部。12a1…水平壁面。12a2…傾斜壁面。12s…ストレート部。12r…面取形状の面取部。

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